院長の「JoJoブログ」

下関海響マラソン

2011-11-07 23:18:57投稿

山口県内に住む市民ランナーなら一度は出てみたいマラソン大会。
それが、下関海響マラソンだ。
市民マラソンとしては、中国地区では最大級の規模だし、関門橋を見ながら走るコースも魅力的だからだ。私が参加させていただいている、山口ランニングネットワークのメンバーもまず第1にこの大会を目指して頑張っている。
昨日は、その第4回大会が雨の中、開催された。
私も、いつかは出たいと思っているけれど、今年は、実力的にも、日程的にもとても無理だった。でも、何人も知人が出走するので、朝から天気は気になるし、無事みんなが完走できたのか、友人が目標タイムを達成できたのかとても心配して1日を過ごした。
あいにくの雨で、走った選手は大変だっただろうけど、それゆえ、ゴールの瞬間は感動もひとしおだったろうと想像しながら、今朝の山口新聞の完走者氏名一覧を目でおった。

初めてフルに挑戦する人の中には、とりあえずエントリーしてそれからトレーニングを開始するという人も多いと思う。42.195kmは、大会にエントリーしないで、自分で一度走ってみようという距離ではないし、実際に、素人がその距離を正確に測れるわけはない。単に走るだけなら苦しいだけで何も面白くなさそうなのに、どうして、こんなにたくさんの人がマラソン大会に出場するようになったのだろう。

第1回東京マラソンの開催実務責任者だった都庁職員、遠藤雅彦氏の著書「東京マラソン」によると、陸連公認のコースをきちんと決めるには、大変な努力が必要らしい。高低差も必要だし、正確な距離を図るための機械というのは、とても大がかりで、東京の場合は、都会がもっともすいているゴールデンウイークの明け方に計測したのだそうだ。
距離のことだけでなく、一般車道を何時間も通行止めにすることだけでも、警察を巻き込んで、ものすごく大変なことだろうし、ありとあらゆる面で、大きな大会ほどその開催に莫大なお金と時間と人間が必要なことは容易に想像がつく。

そんな、大変な労力あって開催される大会に出て、一般車道を自分の脚で走るのは、体は大変だろうけれど、気持ちはわくわく、ドキドキ、楽しいだろうなと思う。沿道の見知らぬ人々に応援されて、ゴールできたときの感激は完走しないと味わえないから、みんな完走を夢見てエントリーするのだろう。そうでなければ、何万人も人が集まるはずはない。

それがフルマラソンなんだろうなあ。来年の下関海響マラソン、走ってみたいなあ。