院長の「JoJoブログ」

電飾

2011-12-05 17:26:26投稿

今年もクリスマスシーズンに突入した。
この時期になると私を悩ませることがある。

1997年から1999年にかけて、アメリカ、メリーランド州のボルチモアという街に暮らしていた。大リーグ”オリオールズ”のある東海岸の都市だ。
そのころ、すんでいた場所から車で30分くらいのホワイトマーシュという地区に、ちまたでは、かなり有名な、12月になるとラスベガスのメインロードと見まがうほど明るくなるストリートがあった。同じ住宅街の通りをはさんで、2軒の家が、クリスマスの飾りつけを競っており、毎年テレビ中継されるほどのすごさだった。
どちらもそのあたりでは普通の大きさの家と庭だったが、建物がどこまであるのか飾り物でわからなくなるような状態で、屋根の上には、メリークリスマスヘリコプターが羽を回していたのを記憶している。
氷点下に冷え込む中、私も、見物におとづれ、ビデオや写真をたくさんとって帰ったが、その当時思ったのは、日本に帰って、一軒家に住むよにうなったら、自分も飾り付けをやってみようということだった。

帰国後、3年たって、現在すんでいる家を建てることになった。私の希望で、設計の段階から、庭に屋外用のコンセントを3つもつけてもらった。そして、2002年の12月から念願のクリスマス飾りをするようになり、年々、飾り物の数は増えていった。当初は、12月がくるのがうれしくて、どんどんバージョンアップしていき、数年たったころからは、見知らぬ人からも、「クリスマスに飾りがしてあるお家ですね。」などといわれるようになった。職場や近所の人からは、いつからはじめるのか、何時まで電気がついているのかなどと聞かれる始末。
  
しかし、一昨年くらいから、家族は無関心だし、毎年使っているうち、電球ぎれがかなり多くなってきたし、朝からはじめて日が暮れるまでに飾りつけを終えるのは、一人ではかなりつらくなってきた。まず、屋外での作業は寒い。それに飾りを出したり、片付けたり、配線をしたりするのは大変な力仕事。
ただ、9年連続でやってきているので、やめてしまうと無事に新年が迎えられないような気もするし、1度やめたら、2度としなくなるのは目にみえている。節電の冬だし、今年こそはやめておこうかと思ったが、楽しみにしていると言ってくれる人もいるので、やっぱりしなくちゃと心に決め、何とか昨日、無事飾り終えた。

ただ、電球切れ(LEDはさすがに切れない)で、だいぶ手持ちのグッズが少なくなり、さすがに、新たに買い足すまでの気力はなかったので、例年よりだいぶ控えめに仕上がった。

まあ、アメリカでみた、あのおたくの100分の1くらいかなというところ。