院長の「JoJoブログ」

最後のアイテム

2012-05-21 08:30:21投稿

とうとう買ってしまった、最後のアイテム。
アイテムというような大げさなものではないけれど、私としては、1年も悩んだ末なので、もうこれでおわりという気分だ。

去年の春からジョギングを始め、ド素人のくせに、道具だけはそろえたいと、次から次へとランニンググッズを買いこんだ。ウエアとシューズはもちろん、着圧タイツに帽子、ウエストポーチ、時計にいたるアクセサリーグッズなど、およそランニングに必要なもの、あった方がいいものはすべて複数そろえている。
ただひとつ、必ず用意したほうがいいといわれるものの中で、買っていないものがあった。
それが、サングラスである。

10年以上前に、アメリカに住んでいたころ、天気の良い日に道行く人は、子供から老人まで、ほとんどの人がサングラスをかけていたので、私もよくかけていた。日本では、ビーチにでもいかない限り、それほどサングラスをかけている人はいないし、何となく、いつもかけている人は”ガラの悪い”イメージが定着しているので、ちょっと抵抗があったというのが、ひとつの理由。
普段は、裸眼ですごしている私だが、視力がすごく良いわけではないので、サングラスをかけるなら、度入りのほうがいいなあと思っていたのも、すぐに買わなかった理由。
さらに、自分は、顔が大きいので、買うなら一度かけてみないと、合うか合わないかわからないし、試着しやすいメガネ屋には、ランニング用のものは数多くないし、スポーツ店にはあまりよいサングラスは売ってないし・・・
と、いろいろ買うのにふみきれないまま1年以上が経過・・・

けれど、マラソンのマニュアル本でも、大抵の本に、必須アイテムにサングラスは入っているので、いいのがあれば買おうと思っていた。
いろいろ悩んでいたくせに、数日前に突然、ネットショッピングで、(当然試着なし)買ってしまった。
というのが、そのサングラスの売り上げの一部が、乳がんと子宮がんの撲滅運動に寄付されると表示してあったからだ。
こういう寄付には、職業柄、普段から、できるだけ協力したいと思っている。それに、メーカーは、スポーツサングラス老舗のオークリーだったので、これは、私のためのサングラスに違いないと即決してしまった。

寄付のついた製品には、色、柄など、選択肢がなかったので、女性用だからピンクはしかたないが、あまり派手でないほうがいいとは思っていた。届いたモノをあけてみると、まず、ケースの大きさにびっくり。そして、案の定、左右にピンクリボンのマーク入り。さらによくよく見てみると、レンズの端にもリボンマークがこっそり入っていた。

ネットでの製品紹介には、リボンのことは一言もかかれていなかったのに、リボンが計3つもついているし、どうみても、写真でみた色と形とは、違う気がする。それに、頭のでかい私には、少々きつい。
たぶん実物を手に取ってみていたら、買わなかったであろうデザイン。

でも、まあ買ってしまったし、所詮、昼間に走るとき限定使用なんだから、色やデザインなんか、気にしないことにしよう。ピンクリボン運動には率先して協力、協力・・・

1年もかかって買ったわりには、いまいち満足できず、自分に言い訳をしている。