院長の「JoJoブログ」
体重を測る
2012-09-15 23:43:59投稿
10代半ばに、背が伸びなくなってから約30年、妊娠時期をのぞいて、私の体重はプラスマイナス2㎏位しか変わっていないのが、自慢といえば、自慢だ。
痩せようとしたことがなかったこともないが、それほど世の中の怪しいダイエット法に手をだそうと思ったこともなく、特別に太りすぎずこの年まできた。
体重は変わらずとも、体型の変化はいかんともしがたく、体脂肪率を下げようと走り出したのが1年半前。
我が家には、10年前から風呂場の脱衣所に、体脂肪率も測れる体重計をおいているので、体重を測るという行動は、日常の中にくみこまれていて、ほぼ毎日体重を測っては、自分の中で、言い訳したり、反省したりしてすごしている。
しかし、日ごろの診療で出会う患者さんの中には、「怖いから体重計には乗らない」とか、「3年前から体重なんてはかったことない」などと言われる方が結構いる。そういう人々は例外なく肥満だ。
逆に、体重減少性無月経の患者さんも多く、彼女たちは、体重を測っては、どんどん減っていくのを喜びにし、無月経となってからも、体重増加に嫌悪感を持つ。
いずれの場合も、何等かの問題をかかえて受診する方々なので、あまり健康的でないのはしかたない。
だけど、一般的にいって、普通の人々は、どの程度の頻度で体重を測っているのか、ふと考えてみた。
そこで、家族をはじめ、身近な人に尋ねてみると、完全に二つに分かれていた。
「毎日測る」または、「めったに測らない」
大抵、いずれかなのだ。
もちろん、自宅に体重計を置いていない家庭もあるだろうとは思うが、結局、気にする人は気にするし、気にしない人は気にしないということなんだ・・・
結構、測らない派の共通意見は、「服が着られればいいじゃん」または、「服が合わなくなったら考える」というもの。
まあ、それで日常生活には問題ないといえば問題ない・・・
ただ、以前から言われている「測るだけダイエット」というのもあるように、測って気にすることで、自己管理をしていくということは、肥満予防の第1歩だと思う。
毎日、体重計にのってますか?
我が家のボロ体重計