院長の「JoJoブログ」
さが桜マラソン
2013-04-07 23:34:51投稿
今日、佐賀県で初めて開催されたフルマラソン、「さが桜マラソン」に参加した。
昨年までは、ハーフマラソンとして開催されていた大会だけど、現在の佐賀県知事が、文化とスポーツを振興する一環として、是非フルマラソンを開きたいという意向で、ついに実現したとのことだ。
「桜マラソン」という名の通り、例年なら桜が見ごろで、桜並木がコースのあちこちにある設定となっているが、今回は、すべて散ってしまっていた。ただ、走ってみた感想としては、とても周囲の景色をみる余裕などなく、桜がさいていようと散っていようと自分にはあまり関係なかったような・・・
なんせ、爆弾低気圧の影響で、開催自体が怪しかったくらいだけれど、幸い、九州はすでに低気圧は去ったあとで、大雨にはならなかった。風が時折強くふいて、恵まれた天候でのレースではなかったが、4月としては冬に逆戻りした寒さで、暑いよりは走りやすかったように思う。
私にとって2回目のフルマラソン。1年前の初レースは、まともな練習もしていなかったし、足の痛みもあって、初めからリタイアのつもりで、単なる参加だった。今回は、自分の予定していた練習が8割がたはこなせていたし、あちこち不安はあるものの、すごく痛いところもなかったので、とにかく、歩かず完走して5時間をきるというのを目標に出走した。
15㎞くらいまでは、時計ばかりみて、オーバーペースにならないよう、注意しながら走っていたが、中間地点前後から、足がだるくなってきて、半分でこの状態で、同じペースで走りきれるんだろうか・・・と不安になってきた。25~30㎞はとにかく、つらくて、もう5時間なんていいや、とにかく歩くことだけはしないぞと、かなりペースダウンして耐えていた感じ。あと10㎞をきったころから、脚は、すでに自分の意志とは関係なく前に出ている感覚になり、痛いと言ってもどこがどう痛いのかもわからない感じで、逆に、つらくなくなってきた。「あと5㎞」の表示をみてからは、時計を見ることもほとんどなく、ペースが速かろうか遅かろうが、できることをするしかないんだと開き直って、かえってペースは上がっていたように思う。ゴールとなる競技場にもどってくると、応援がたくさんあり、知り合いにも出会え、有森裕子さんとのハイタッチもできて、ラスト1㎞はさらにペースアップ。感動のゴールとなった。
ゴール後、家路につくまでは、股関節を動かすのがやっとという状態にはなったけれど、目標を達成して満足のレースだった。
ランニングを初めて、約2年。普通の人なら半年で達成できるレベルとはいえ、私なりには、よくここまでがんばってきたと、今日だけは自分を褒めてやりたいと思う。
両手をあげているのが私