院長の「JoJoブログ」
ウエストマーク
2013-05-13 18:59:26投稿
桜が散ったあと、真冬の寒さだった「さが桜マラソン」に参加して、1か月がすぎた。
練習量も以前と同じくらいにもどっているし、それほど足腰の痛みはないけれど、もどっていないことがひとつある。
腰のまわりほぼ半周する、ウエストマークがきえていないのだ。
フルマラソンのマニュアル本に、必ず書いてあるのが、ユニフォームや下着などと、体のある一部がすれて、表皮剥離がおきることがよくあるので、すれそうな部分には、走る前にワセリンをぬっておきましょうということだ。
何時間も同じ振動で同じ動きをして、皮膚と何かが接触し続けることによるすれ。よく言われのは、男性の場合、乳頭のすれで、乳頭に絆創膏を貼ったりするようだ。女性のばあい、乳頭は、ブラジャーをしているので、あまりすれないけれど、ブラジャーの肩ひもがすれることがよくある。ほかにも、個人的にはいろいろなところが、すれて出血したという話はよく聞く。
私個人的には、ブラジャーの縫い目で表皮剥離し、出血したことがあるが、それは、長時間のランニングとは関係なく、 普段の生活でなったので、安物の下着で、縫い合わせが悪かっただけ・・・ハーフマラソンを何度か走った時も、すれたところはなかったし、1年以上前に、6時間以上かけてゴールしたフルマラソンのときも、そういうトラブルはなかった。
なので、今回、すれによるトラブルは想定外。
本番3日前には、天気予報が雨だ寒気だと悪天候をつたえていたので、今回のレースは、最後まで、着るものと雨対策、寒さ対策をどうするか悩み、途中で雨がふったら、ビニール袋をかぶろうとか、そのためには、ポケットにいれておいたほうがいいか・・・実際、マラソンをしない人にとっては、至極しょーもないことだろうけど、自分にとっては、深刻。ああでもない、こうでもないと考え、出た結論は、ウエストポーチに、雨用のビニール袋、小銭、エネルギーゼリー、脚がつった時用の薬を一ついれ、ポケットには携帯と飴をいくつか入れておくという作戦。しかも、もっているウエストポーチでは、大きすぎたり、小さすぎたりするので、2日前に、新しいものを購入。色も考えて、コーディネートも万全。
の、はずだった。
本番のレースで、案の定、雨が降り始めて、中盤5km位のあいだ、持っていたビニール袋をかぶり、作戦は、上々。しかし、30㎞すぎから、ウエスト周りがひりひりしてきたのを感じ始めた。
「これは、ウエストポーチがあたってるところが痛いんだな・・・」と思いつつ走る。時々、少し位置をずらしたりもするけど、所詮、ウエストの一番細いところにしかおさまらない。
ひりひり感をかんじながら、ゴール。
ゴール後は、すぐにポーチをはずして、その後1日くらいは、きにならなかったけど、翌日、お風呂に入ろうとしたとき、腰がひりひりしてお湯がしみるので、よくみてみると、ウエスト周りに水泡形成。なんと、情けなや・・・
そして、それから1か月たった今も、ウエストについた表皮剥離のあとは、左右に残っている。色素沈着した感じなので、もしかして、一生残るのかと思いつつ、今後のフルマラソンには、ウエストポーチは使わないことだなと、ウエストマークを見るたびに、情けなくなるレース後1か月の今日この頃である。