院長の「JoJoブログ」

足の爪

2013-07-13 12:47:30投稿

ランニングを始める以前から、私の足の爪は、トラブルを起こしやすかった。

母趾の巻き爪。ひどいのは、右の方で、20年くらい前から、長時間歩いたりすると、爪周囲炎をたびたびおこしている。一度、ひどい炎症で数日間靴が履けず、つっかけをはいて仕事をせざるを得なかったことがあり、それ以来、外出する時などは、とても爪の長さに気をつかうようにはしていた。

2年半前にランニングをはじめてからは、ことのほか爪の長さには注意して、長すぎず、短すぎず、丸く切らないようにして、長距離走に臨むようにしている。それでも、2時間以上走ると、どうしても、数えきれないほど、指先がシューズの中で衝撃をうけるので、今まで何度も爪床に炎症を起こして内出血することを繰り返してきた。軽いときは、少し爪の色が黒くなるだけで、それほど痛くはない。足の爪というのは、爪の根元が先まで到達するのに1年くらいかかるので、一度黒くなると、その色は1年くらい消えない。そして、1年以内にまた同じことを起こすので、虹色ならお愛嬌だが、黒っぽい汚い色で、新しいのと古いのが入り混じり、死んだ爪と、生きている爪が重なり合って、でこぼこになり、厚みもでてくるというとても醜い状態が私の足。
去年の秋に、ランニングのあと、ソックスをぬいで、自分で足をマッサージしていたら、近くにいたランニング仲間が、「足の爪が、ランナーですねェ・・・」とほめてるんだかけなしてるんだか、声をかけてくれたことがある。でも、周囲の人達にきいてみると、みんな、1本や2本、黒い爪があるのは当たり前といった連中ばかり。まあ、痛くなけりゃいいやというのが、彼らの考え。みんな、普通じゃないね~

私も、そんな経験を生かし、爪の長さがレース当日に最高の状態になるように準備(?)して、今年4月にフルマラソンにのぞんだものの、翌日は痛くて靴が履けない結果となった。案の定、爪周囲炎をおこして、爪の周りが真っ赤にはれあがった。
そして、それから3か月。痛みはないけれど、黒い汚い爪は、さらに醜くなって健在。
2週間くらい前、裸足で、家の階段を駆け上がったとき、階段に足先をぶつけてしまったその瞬間、ころころ~と何か小さなものがころがったので、何だろうと思ってみたら、自分の爪。ついに、爪が抜けてしまった。

ランニング以外でも、同様の経験を過去に2度ほどしているので、爪がぬけたこと自体、さして、びっくりはしなかった。ただ、ぬけた後の拇指には、新しい爪が5㎜位すでに生えてはいたけれど、すでにその新しい爪も一部黒くなっていたのには、さずがに我ながらつわものと思った。
そして、その1週間後、やはり黒っぽかった右の第2趾の爪までぬけてしまった。
ああ、私の足の爪は、2本がないままで、情けないと思ったものの、痛くないので、平気。それどころか、爪がない状態で走るので、逆に爪がシューズに当たる心配もなく、爪の長さを気にする必要もないという、かえって走りやすいことに気付いた。巻き爪の巻いている部分がないんだ!!やったあ~

そんなこんなで、いつもは気にする爪の長さをきにしなくていい日々。そして先週、6時間走に臨んだ。
そして、結果は・・・無惨。
まったくノーケアだった、第3趾、第4趾の爪が結構のびていたことに気づかず、切るのを忘れて、6時間走ったために、ついに、今まで黒くなったことのない爪が、内出血。
おかげで今週は、痛くて普通の靴が履けない状態で過ごすことになってしまった。いままでの経験上、痛いときは赤くはれ上がっているのだが、痛みがおちつくと、だんだん黒くなる。そして、それから数か月すると、おそらく、爪がコロンとぬける。
そうなると、私の右足に爪があるのは、5本のうち1本のみ。

爪が体にはたす役割ってなんなんだろうと真剣に考える3連休である。