院長の「JoJoブログ」

広島カープ

2013-10-13 21:08:06投稿

今日、広島カープがCSのファーストステージを勝ち、ファイナルステージ進出を決めた。広島生まれの広島育ちの私としては、やっぱりうれしい。

私が小学生だったころは、テレビで放送されるスポーツは野球しかなく、男の子は野球をするのが当たり前で、野球のうまい子がモテる子というのが相場だった。広島市民でカープファンでないのは、人間でないと思われて当たり前の時代。そして、私が4年生のとき、その当時にはあまりにも派手で、賛否両論だったが、カープの帽子が赤にかわり、燃える赤ヘル軍団とよばれるようになった。そして、その年、ついに球団史上、初優勝。そのころ、街を歩けば、どこでも赤ヘル音頭が流れ、今でも私は歌詞をそらで歌える。広島市内の小学生と言えば、制服もなかったので、誰でも赤いCのマークのついている野球帽をかぶって通学していた。
その後も、カープの黄金時代は続き、ホントに強いチームだったが、思春期に入った私は、あまりにもカープカープの世の風潮に反抗心を覚え、高校生のころからは、自称「アンチカープファン」になってしまった。

大学に入って、山口で暮らすようになると、田舎で地元チームがないせいで、巨人ファンが多かったのも嫌だったし、なんだか野球がつまらないものに思えるようになった。そして、その後10年くらいは、ほとんどプロ野球の勝敗なんて、気にしたことはなかった。
そんなこんなで、世は昭和から平成になり、スポーツも野球だけという感じではなくなってきたし、野球でも、以前は放送されることのなかったパリーグもテレビで見られたり、時代は変わってきたと思う。
そして、サッカーに人気をとられないようにとはじめられたクライマックスシリーズや、セパ交流戦。
私自身、すっかり野球からは遠ざかっていたのに、また、特にどこのチームを応援するでもないが、たまには気晴らしをと、数年に1回、一番行きやすい福岡ドームにプロ野球を見に行くようになった。

ここ数年は、何となく、プロ野球の結果をニュースでみるようになると、気づけば、カープはどうだったのかなあと気にしている自分。まあ、どうせ、弱いから所詮だめだろうけど・・・と、何となく、広島人としての気持ちを感じるようになっていた。

そして、今年9月以降の快進撃。
今日の中継をみて驚いたことは、あの阪神甲子園球場の左半分近くを埋め尽くしたカープファンの数。アウェイとは思えない声援にびっくり。やっぱ、今まで負けるのが当たり前の弱いカープしか知らない人たち、昔の強いカープを知る人たちが、今回を見逃したらまた何年も見られないと、西宮まで押しかけたんだろうなあ・・・

ともあれ、東京行きの切符を手にしたカープ。3日後の東京ドームに甲子園ほどのファンが集まるのは、距離的にも日程的にも厳しいと思うけれど、少しでも長く、カープファンに夢をみさせてあげてちょうだい。