院長の「JoJoブログ」
新宿
2013-11-11 19:27:55投稿
「見上げてばかりいると、田舎モン丸出しになるよ」
以前、何の用だったか忘れたが、新宿に行くことになった私に友人がアドバイスをくれた。そして、そのとき、新宿駅周辺を訪れて、結局、見上げてばかりになって感じたことは、「新宿というのは、今、自分が何階にいるのかわからなくなる街」ということだった。
あれから、はや20数年。年に数回は東京に行っているが、新宿を訪れる機会はなかった。
今回、毎年参加している日本乳がん検診学会が、都庁前の京王プラザホテルで開催されることになり、この週末、当院の放射線技師と新宿に行ってきた。
宿泊先のホテルと、学会場の京王プラザは、直線距離で300mくらい。ランナーの私(!?)としては、歩いて数分で着くはず、ラクショー!と思っていた。
しか~し
学会初日の朝、宿泊先から数10m歩き、JR新宿駅の南口(のはず)に出た。そこで、念のため前日にも確認していた地図を出し、都庁はあっちだから、この道をいって、右に曲がれば着くことを確認。まあ、そのうち、都庁は目立つ建物だから見えるだろうし、すぐわかるさ・・・
ところが、100m位歩いても、都庁らしきビルが見えない。高層ビルだらけで、しまいには、どのビルも都庁に見えてくる。ホテルをでて、15分くらい歩いたところで、方向音痴ではないつもりでいた自信がなくなる。そして、歩道上にみつけた地図をみてみると、都庁は自分の考えていた方向ではないことが判明。
しかたなく、来た道をもどる。少し細い道にはいると、こんどこそ、都庁らしきビルがちらっとみえたので、あっちだ!と思って歩きだす・・・
そして、さらに10分くらい経過したところで、やっぱり都庁がない・・・
結局、「どのビルが京王プラザですか?」と通りがかりの人に尋ね、出発から40分近くを要して、目的地に到着。
京王プラザの目の前には、テレビでよく見るあの都庁がちゃんとあった。
あ~あ、新宿は嫌いだ。
学会1日目が終了し、今度は、宿泊先のホテルに戻ることになった。朝迷ったことを、新宿に詳しい家人に電話で伝えると、「ばっかじゃない。地下を歩けば迷わんやろ・・・」といわれ、帰りは地下街を通る方針に変更。そして、地下入口が、都庁にむかって左側にあると聞いていたので、そちらに向かって歩きだす。でも・・・地下がない。
おまけに地上1階を歩いているつもりが、眼下に車の通る道もある。「ここは、2階?そういえば京王プラザのフロントは3階になっていたっけ・・・」
階段があったので、とりあえずそこをおり、地上1階(と思われる)の道にでて、地下入口をさがす。このまま、今朝来た道を帰ればいいものの、何とかして地下を通って帰ってやる!
5分くらい歩いて、ようやく地下入口らしき階段をみつけ、やっと地下街を歩く。何と言っても、地下街には、頭上の標識があちらこちらにあるので、迷うことはない。へへへ、地下で迷うバカはいないぞ。
としばらく歩くと、今度は、目の前に道路があって、車が走っている。「ここは地下じゃなかったの?地上?」
まあ、とにかく都営地下鉄の出口に出れば、宿泊先のホテルが見えるはず。
そして、それらしき出口をみつけて、階段をのぼると、地下1階の表示。「今まで歩いていたのは地下2階?」
あ~あ、新宿は嫌いだ。