院長の「JoJoブログ」
ケータイ
2014-06-23 22:59:41投稿
週末、日本産科婦人科学会主催で行われたセミナーを受講するため、東京に出かけた。
年に数回は、東京に行くけれど、行って帰る間、ほぼ、現金を使ったことはない。まず、飛行機に乗るときは、ケータイのモバイルアプリで、搭乗。羽田について、電車に乗るときもケータイのモバイルSuicaで、「ピッ」。何か買い物をすれば、売店、コンビニだったら、Edy、nanaco、Suicaが必ず使えるし、チャージしている金額で足らなければ、クレジットカードのケータイアプリiDかQUICPayでOK。デパートなどで、少し高いものを買ったとしても、クレジットカードは必ず使えるし、とにかく、都会では現金は不要。ケータイ一台あれば、ほとんど事足りる。
私のケータイはいわゆるガラケーで、スマホではない。いまどきスマホでない方が珍しいといわれるが、別にタブレット端末を持っているので、普段はコンパクトなケータイで十分。
その利用頻度は、電話とメール以外、なんといってもおサイフケータイ。財布がなくても、おサイフケータイさえあれば生活可能。チャージしているだけで、全部合わせると財布の中より多額のお金が入っている。
東京に行く前には、このチャージが大事。電車に乗ると、結構つかってしまうし、空港でお土産を買うときもいるし・・・
というわけで、出発前に、コンビニに寄って、ケータイに現金をチャージ。
診療がおわって、急いで、羽田行きの最終便に乗らなければならなかったので、コンビニをダッシュで出た後、山口宇部空港に直接向かった。
空港についてから、駐車場に車をとめ、何とか間に合ったなあとほっとしたところで、飛行機に乗るべく、ケータイをポケットから出そうとすると・・・
ない
車の中、カバンの中、思い当るところをすべて探すも見あたらず。1時間前にコンビニではあったのに。もう、搭乗しないと間に合わない。どうしよう。今回の出張をキャンセルする?すべて当日キャンセルだからお金はもどらないよな。セミナー受講は??ケータイを誰かに悪用されたら?クレジットでいくらでも買い物できるし・・・
パニックになった私は、ケータイがなくても、現金はあるから、東京には行けるはずと考え、空港のカウンターへ急ぐ。
「あのー、携帯で搭乗するはずだったのですが、その携帯を忘れてしまって・・・」
空港のスタッフはよくあることですと言わんばかりの顔で、静かに「チケットを購入したときのクレジットカードはお持ちですか?」という。カードは財布にあるはずと思い、何枚かあるうちの1枚を出すと、あっさりと、搭乗券を出してくれた。
「明日帰るのもいるんですけど・・・」
「これ1枚でご搭乗いただけます」
ということで、とにかく東京には行けることになった。だが、打ち出の小づちのようなおサイフケータイの無事がわからなければ、セミナーどころではない。東京に向かう中で、冷静に考えてみたが、最後にケータイをコンビニのレジで、使ったのは間違いないので、コンビニに尋ねるしかないと判断。どうも、チャージしたとき、「チャリーン」という例の器械の上にケータイをおいてそのままにしたような気がしてきた。とにかく、東京についたら、コンビニに電話してみよう。
待てよ。電話するって、携帯ないじゃん。空港に公衆電話があるか・・・ でも、コンビニの電話番号は・・・
そして、羽田空港。到着ロビーのすぐ出口に3台の公衆電話があることを確認。それから、持ってきていたタブレット端末で、インターネットにつなぎ、コンビニを検索。電話番号はすぐにわかった。
東京から山口にかける公衆電話代がいくらかかるか想像もつかなかったが、持っていた100円玉を4枚入れて、何とか電話をかける。そして、レジの人に、すぐに話が通じて、帰りにとりに行くことになった。
「あ~よかった」
家族にはケータイがないことを連絡し、さんざん叱られてしまったが、後の後悔先に立たず。コンビニの人に悪用されないことを信じて、東京で過ごす。電車に乗り換えるたび、切符を現金で買うなんてことは、何年もしたことないし、ホテルでは、いつも目覚まし時計は携帯だが、それもできず、室内の電話でモーニングコールをセット。普段いかにケータイに頼っていることか・・・
無事、セミナーを受講して、東京滞在を終え、羽田から山口宇部空港に帰還!
まっすぐコンビニによって家路についた。
まあ、平和な日本でよかった。