院長の「JoJoブログ」

人生初の…

2014-11-09 22:56:30投稿

ほぼ毎年参加している「日本乳癌検診学会」が、今年はこの週末に群馬県前橋市で開催されたので、勉強に行ってきた。
以前にもこのブログに書いたことがあるが、私は、広島と山口で生活してきたので、東日本にはあまり行ったことがない。関東も、東京や横浜には、行く機会が多いけれど、広い範囲の関東甲信越となると、人生で、一度も足を踏み入れたことがない県が、茨城、栃木、群馬、富山、新潟と、まだ多く残っている。
今回、そのうちの一つ、群馬県に行けることとなったので、とても楽しみで、最近話題の下仁田ネギは食べてこなきゃね、などと期待しつつ、山口宇部空港をたった。
羽田まで飛行機に乗り、その後、モノレール、山手線で東京駅まで行ったら、上越新幹線に乗って、高崎へ。それからまた在来線に乗り換えて、前橋までという、乗り換えだらけの約5時間の旅程。東京駅までは、しょっちゅう行っているけど、上越新幹線は、人生初。
総2階建てのMAXとき号新潟ゆきに乗って、いざ、前橋へ。
埼玉、群馬、新潟と北へのぼっていくルートなのねと、上越新幹線が初めてどこを通るのか今回知った、地理に疎い自分。けど、東京から1時間足らずで着くんだから、結構近いよね~と、同行したスタッフと話しながら、新幹線に揺られていた。
その時、「1時間足らず・・・今、東京をでてちょうど1時間・・・えっと、21:50着だったはず・・・今、9:53・・・????さっき、停まった駅が高崎!!!!」
時すでに遅し。
「とにかく、次で降りるしかないよ・・・」
あたふたしていると、それをしっていたかのように、車掌さんが通りかかり、座席ナンバーを確認したあと、ちょっと眉をひそめ、低い声で
「切符を見せてください」と言われた。
間髪入れず、
「あのー、高崎で降りるはずだったんですけど、降りるの忘れちゃったんです。どうしらたいいですか?」
しばらく、切符と時計を眺め、手持ちの時刻表とおぼしきものをあちこち見ながら、切符に何やら書き込む車掌さん。あ~あ、追加料金をとられるんだろうなあ。もう夜10時過ぎだし、どうなるのかなあ。
「越後湯沢で降りて、反対側のホームに急いで、東京行きの新幹線に乗ってください。それが、最終ですから。」
「次で降りるんですね?」
「次の上毛高原で降りても、電車はないです。必ず、次の次で降りてください。越後湯沢まで行ってください。22:20に越後湯沢につきます。22:24に最終の東京行きが来ます。急いでください。」

ひっそりと静まり返った夜の越後湯沢駅に降り立った私たち。
反対側のホームに急いでいくと、最終の東京行きは、7分遅れですとのこと。まあ、なんとか今日中には着くかなあ、高崎で降りて、在来線はまだあるのかなあ・・・

ところで・・・越後って、新潟県?!
なんと、人生で初めて新潟県に足を踏み入れた私。