院長の「JoJoブログ」
東大
2015-01-29 13:52:37投稿
センター試験も終わり、受験シーズン真っ最中である。
受験シーズンであることと関係あるなしを含めて、最近、「東大」に関する話題に触れることが続いた。
久々に入った本屋でみかけた、岡田真波著「東大生だけが知っている やる気スイッチの魔法」。帯には、「東大式、折れない心のつくり方」とある。著者は、現役東大生。パラパラとめくると、ちょっと興味があったので、購入。
そして、里見清一著「医師の一分」。これは、がん化学療法専門医が書いた本。内容は、主に患者の死と向き合う時の医者の気持ちのようなものが中心で、職業柄興味があったので、購入。著者のことは知らなかったけれど、読み進めていくうちに、彼は、東大医学部卒で、なんと、センター試験の前身、30数年前の共通一次試験で、全国1位をとったつわものドクターだった。そのことを本人は、公にしたくなかったけど、出版社が、そのほうが本が売れるということで、公にせざるを得なかったと中には記してあった。
さらに、私の興味のある分野、ランニング関係の本でもみつけた。松本翔著「<東大式>マラソン最速メソッド」副題が、「考える力を磨いてサブ4・サブ3達成」とある。これも、著者が東大卒でなければ、本としては、売りに出さないのかもしれない。
本とは離れるが、知人の息子が、今年受験生で、センター試験後、目標点をクリアできなかったけど、どうしても行きたいので、浪人覚悟で初心貫徹、東大に願書を出すという話をきいたのもつい最近。
世の中、やっぱり、東大が一番。腐っても東大。何でも東大。高校のレベルは、何人東大に入るかで序列化されるし、受験業界では、偏差値トップをキープ。東大に進む東進という名の塾は大盛況。芸能人などの有名人が、東大卒の場合、常に、名前の前に、東大卒の○○さんと呼ばれる。
ちなみに、私が卒業した山大は、山口大学だけど、同じ、地方の国立大学である山形大学も山大、山梨大学も山大、「山大卒です」といっても、間違われる可能性があるが、「東大卒です」といって、誰も東海大学卒とは思わない。東北大学なんて、旧帝大なのに、東大と略してもらえないし・・・
何だかひがみのようになってきた。
実際、東大医学部卒で、東大病院勤務のドクターと、家族ぐるみでお付き合いさせていただいたこともあるが、全く普通の方々。東大だからといって、特別な人じゃないことは、わかっているけど、やっぱ違うのかなあ・・・
3月に東大の本郷キャンパスで開かれる小さな学会に参加する予定にしている私は、生まれて初めて赤門を見るのを楽しみにしている凡人である。