院長の「JoJoブログ」
AGE
2015-05-25 19:37:30投稿
ある芸能人(私と同い年)が、「40歳を過ぎたら、体の手入れをする人としない人の差がどんどん広がっていくと思います」と言っていたことが、最近、グサッと胸に響いた。その人は、AGEをためない生活を心がけているとのことで、普通にみて、10歳は若く見える。
久留米大学の山岸教授が紹介して、話題になっている老化物質、その名も「AGE」
終末糖化産物のことだ。
今や、いかにAGEをためないようにするかが、老化を遅らせることに重要というのだが、どんなものを食べたり、生活に注意したらAGEをためないですむかということになると、結局メタボ予防でいわれていることと同じ。
食生活については、野菜を多くとること、食べる順番は食物繊維から、紫外線をあびないように、運動をこころがけて、ストレスをためないように・・・
そんなこと、わかっとるわい。
理想的な食生活、口でいうのは簡単だけど、なかなか実行できないから、サプリだとか、グッズだとかに頼りたくなる中高年。でも、実際に若さを保っている人というのは、それなりの努力をしているわけで、好きなものを好きなだけ食べて、サプリだけ飲んでぐうたらしているはずがない。
ちなみに、タンパク質を高温で処理すると、どんどんAGEは作られるらしい。簡単にいうと、肉や魚を調理することがそれに相当する。ゆでたり、蒸したりする場合は、水の沸点である100℃以上にはならないから、AGEは多くならないが、焼いた場合、さらに油を使って、炒めたり、揚げたりした場合は、もっと多くなる。ありふれた食べ物の中でダントツにAGEが多いベーコンは私の大好物。卵だって、ゆで卵よりは、目玉焼きの方が好き。これらを食べるのを我慢して、仙人のような生活をすることが、アンチエイジングにつながるとしたら、そんなもん、早く死んでもいいし・・・という声が聞こえてきそうなんだけど。
芸能人とかテレビで長いこと活躍しているような人は、総じて見た目が若い。見た目が売り物の商売だから、相当お金をかけて手入れをしているのだと思うのだが、AGEの概念からいうと、見た目が若い人が、内臓も若いということらしい。結局、見た目を若く保つ努力すること、すなわち身体の手入れをすることが大事なんだろうなあ。