院長の「JoJoブログ」
阿弥陀寺
2015-06-07 19:08:54投稿
毎年、この時期になると、今年こそは行こうと思っているところがある。
紫陽花寺として有名な阿弥陀寺である。
防府市に住んで、15年になろうかというのに、一度しかいったことがなく、それも、冬の寒いときにちらっと上っただけで、ほとんど記憶にない。寺の本堂に向かうまでの参道が、紫陽花でいっぱいなので、とにかく、6月に行かなきゃと思って、すでに10年以上が経過している。
日曜日の今日、山口県産科婦人科学会に参加したあと、日没までまだあるので、今しかないと思い立ち、一人で行ってみることに。
大体我が家から7㎞くらいの距離なので、ランニングで往復するのがいいかなと思ったものの、往復して、お参りもしてたら、2時間ではすまないと判断して、自転車に変更。
ロードバイクで適当に走り出したものの、ホント、防府市民とは思えないくらい、道を知らないことを実感。
車で出かけるときは、ほとんど国道しか通らないし、職場とは反対方向なので、方角はまちがっていないと思いつつ、一度も通ったことのない道を行く。国分寺、毛利邸と観光名所を通りすぎ、知らない道を走っていると、ちと不安になる。そのうち、道路標識でもあるだろうと思っていると、”阿弥陀寺←2km”の看板が目に入る。
「なんだ、もう2kmしかないのか・・・結構近かったなぁ」
と、ほっとしたところ、そこからの2㎞は、ひたすら上り坂ということに気づく。
「山の上だから上るのは、当然か・・・」と納得し、シフトを軽いほうにして、ひたすら、上へ、上へ。参道に続く舗装道路に、”アジサイ祭り”ののぼり旗が並んでいて、「もうすぐだ、がんばれ!」と言い聞かせながらハァハァ漕いでようやく到着。駐車場の柵にバイクを括り付けたものの、汗が滝のように流れ落ち、しばし、休憩。スポーツドリンクを飲んで脈が落ち着いたとことろで、参道に入っていった。
石段を上りながら、10年以上前に来た時は、結構それだけで、きつかった気がしていたけれど、トレランレースにも出るようになった今は、歳とったはずなのに、楽に上れるじゃんと、ちょっと気分よい感じ。まだつぼみが多く、少し期待はずれかと思っていたら、本堂までたどり着いて、その周りはかなりの数の紫陽花が咲いていた。
花をよく見ると、四角い花びらや、見たことのない色のもの、とても種類が多いのに気付く。汗もひいて、花に囲まれ、癒しの世界…
帰りは、行きと違う知らない道をまた通って、不安になったけど、下り道ばかりで、汗をかく暇もなく、気づいたら知った道に出ていた。
梅雨の季節の1時間半の一人旅。来年は、ランニングで挑戦だな・・・