院長の「JoJoブログ」

京都

2015-08-17 19:24:04投稿

お盆休みの間、私用で京都周辺をうろうろしていた。
全世界の観光地の中から、京都が人気上位にランキングされたと、最近ニュースになっていたが、かくいう私は、高校の修学旅行以来、京都を観光したことがない。

京都駅から一人で嵯峨野線に乗り込む。
始発で、出発まで少し時間があり、あいた座席にすわって周囲を何気なく観察。隣の二人ずつ向かい合った席に、ひとりだけ、20代くらいの男性が一人座っている。そこへ、5歳と2歳くらいの女の子をつれた、中国人家族が、残り3席にすわり、2歳くらいの子のほうは、お父さんの膝へ。4人席の一人だけ、日本人男性というシチュエーション。私がその男性の立場だったら耐えられんなと思いつつ、観察続行。父親の膝にすわった妹と隣にすわった姉が喧嘩をはじめ、父親がたしなめる。向かいの母親は知らん顔。喧嘩がやや収まったかと思いきや、今度は、父親がiPhoneで、娘たちの写真をとる。
「わ、あの男の人、気の毒・・・」と思った瞬間、彼は立ち上がって、その席を出て行った。
中国人親子は満面の笑み。
気づくと、電車内はかなり混雑してきて、中国人親子と私の間には、胸の大きくあいたタンクトップに短パン、リュックサックといういかにも西洋人の夏のいでたちの女性二人。英会話の内容からは、降りる駅が何番目であるかを確認している。
そして、座席の背中側からは、何語か私には理解できない(多分スペイン語だと思う)会話が聞こえてくる。

「日本語が聞こえてこない・・・」

タクシーの運転手さんによると、真夏で、観光シーズンのピークではないとのことだったが、数日間、京都駅を中心として行動している間に感じたことは、とにかく、日本語を話さない人の率が高いということ。
デパートの店内放送からして、3か国語なのだから、まぁ、京都って所は特殊なんだなぁ・・・

結局、今回もまた、金閣寺すら見たことのない私の、観光しない京都の旅は、あっという間に終わってしまった。