院長の「JoJoブログ」

筑波大学

2015-11-01 21:24:32投稿

日本乳癌検診学会に参加するため、茨城県つくば市に行ってきた。

秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、たどり着いたつくば市。
瀬戸内で生まれ育った私の印象は、まず関東平野って広いんだなぁというもの。東京は、高いビルばかりだけど、茨城県に入っても、見渡す景色の大半には、山がない。はっきり言って、田舎だけど、でも、山陽地方の田舎とちがって、だだっ広い田舎って感じ。とはいえ、都心まで、1時間もかからないんだから、比べるほうが無理ってもんかな。
うまれて初めて茨城県に足を踏み入れた私としては、今度またいつ来るかわからないので、よく見とかなきゃと、例によって、早朝ランを決行。

走るコースは決めず、夜明けを待ってホテルを出発。初日は、40分くらいの予定だったので、20分で走れるところまで走って引き返すことに。つくば駅の周囲は、とても整備されていて、道はまっすぐだし、公園も多い。つくばって、何もない、あっても田んぼか畑の大地に、新しくできた町なんだろうなぁというのを感じる。いわゆる下町のような、狭い路地や、古い老舗と呼ばれそうな建物は見あたらないし、とにかく、道路が広い。どの道も、私が生まれる前からあったとはまず考えられない。
そういう意味では、初めてでも、迷うようなところはなく、ただ、ひたすら、アップダウンのない直線を走るのみ。時計をみて、次の信号で引き返そうと決め、反対側の舗道にでると、何やら、そのわきには、建物が見えず、高い木が延々と道路沿いに生い茂っている。「ここは、いったい何?」
と思ってきょろきょろしてみると、曲がり角に看板らしきものが・・・
”筑波大学”
あ、これが筑波大学なのか・・・建った当時、国立大学でダントツに敷地の広いといわれていたあの筑波大学。
よぉーし、明日は大学内を走るぞ!

1日目は、時間がなかったので、2日目の朝も走ることにして、夜が明け始めてジョギングスタート。
目的地をきめていたので、前日と同じ道は通らず、おそらくこの辺が大学の端っこのはずというあたりに向かっていく。土曜日の早朝で、走る車もなく、信号はあってないようなもの。きっとこれが大学だなと思って、走っていると、ようやく、入り口らしきところにたどり着く。「筑波大学 春日エリア」とある。
そして、「春日エリア案内図」で現在地を確認。その案内図の横に、さらに、大学全体図というのもみつけ、それをみて、びっくり。
「はぁ、どんだけ、広いん・・・」
なんと春日エリアというのは、大学全体のほんの一部で、全体は、その10倍はゆうにある。春日エリアだけで、すでに結構走った気がしてたし、大学全体をくまなく走ってまわったら、こりゃ、フルマラソンだわ。
せめて、体育学群のある、本部はみて帰りたいなあ・・・

そこからは、大学構内の並木道を走る。その並木道もどこまで続いているのか、先は見えず、ただひたすらまっすぐ。医学専門学群(医学部と呼ばない)のエリアは、病院、看護師宿舎、ショッピングセンター、健診センターと、ひとつの町を形成している。さらに行くと、学生宿舎の区域で、これまた、宿舎ってどれだけあるの?て感じ。
結局、敷地が広いので、建物どうしが離れて立っているし、とにかく、木がたくさん植えられていて、森の中を走っているような感覚なのだ。所々にある、案内図で、現在地を確認するものの、とても、大学の半分も見られないことがわかり、ちょっとがっかり。でも、まぁ、時間もないし、このあたりで引き返すかと、並木道をUターン。

つくば市も、筑波大学も、とにかく、平坦で広い。何十年か前、ど田舎にこんな巨大な街を作った人々は、すごい地下鉄で、秋葉原から45分で来れるようになる、平成の時代を予想していたんだとしたら、すごいと思う。