院長の「JoJoブログ」
花燃ゆ
2015-12-14 22:07:51投稿
ついに「花燃ゆ」が終わった。
生まれて初めて見た、NHK大河ドラマ。しかも、途中からは毎週予約録画をしていたので、一度も見逃すことはなく、全放送を視聴。
私にとって、テレビドラマを観る、しかも、連続ものを観るというのは、おそらく、20年以上はなかったことで、最終回を観終えて、感じたことは、妙な解放感。「あぁ、もう次からは観なくていいんだ・・・」
今年の初めに、地元、山口、防府が舞台だからということで、義務感に駆られて見始めた大河ドラマ。
次から次へと登場人物が死んでいき、なんと、悲しい暗い物語なんだというのが、初めのころの印象。歴史ものなので、次に誰が死ぬっていうのもわかってはいるものの、はっきり言って、楽しいドラマではなかった。
何度か、もう観るのやめようかなと思いつつ、続き物のせいで、やっぱり次が気になってしまう。大河ドラマ史上最低の視聴率といわれ、人気もなかったようだけど、地元の人間としては、これで、さらに視聴率を下げてしまっては気の毒だという思いもあり、「みてあげる」必要もあった。
ドラマなので、すべてが現実にあったことではないと思うけれど、江戸から明治を生き抜いた人々の強さというものは、平成の時代では考えられないレベルだということはよく表現されていた。今も、萩では、小学校で普通に教えられている松陰先生の言葉など、至誠を重んじる生き方というのは、私も見習わなきゃなぁと思う。だけど、よく考えると、吉田松陰が処刑されたのは、なんと29歳の時なので、自分の歳を考えると、彼はとても信じられない人間だ。松下村塾から日本を変えるすごい人たちが輩出されたのも、松陰の教えがどれほど大きな力になっていたかということを物語っている。
日本史が大の苦手ときている私としては、幕末の日本が、こんな風に動いていったんだなぁとか、明治維新っちゃあ、こんな感じだったのか・・・とか、少し勉強したり、地元防府のことについても、新鮮な知識を得ることが出きたりと、トレンディドラマ(死語!?)よりは役に立つ面も多かった1年。
もうすぐ今年も終わり、新しい年が始まるけれど、やっぱり連続テレビドラマをみるのは、ちょっと面倒なので、もう大河ドラマは観ないと思う自分である。