院長の「JoJoブログ」

スマホ老眼

2016-01-11 00:13:36投稿

最近、子どもや若い人たちの間で急増しているとされる「スマホ老眼」。
毎日何時間も、スマホでゲームやSNSなどをし続けて、眼を酷使することにより、ピント調整機能がおち、若いのに老眼のようになってしまうという、ひと昔前には考えられなかった現代病である。スマホだけでなく、普通の仕事においても、パソコンを使うことが多く、1日中PC画面を見続けているという人も相当数にのぼるだろうから、眼の調節能力の低下というのは、国民的問題だ。
私自身も、電子カルテ、画像診断などで、診療時間中の8割は、モニター画面を見ていると思う。ただ、事務職と違って、患者さんと話したり、診察をすることで、画面から目を離すインターバルが細切れに何度もあり、じっと見ている連続した時間は長くないと思うので、それほど、眼の疲れというものを感じる日はない。
ただ、明らかに小さい字が見えにくくなったり、焦点を合わせるのに時間がかかったりするのは、年々ひどくなっており、これは「スマホ老眼」ではなく、単に「老眼」 
当たり前か・・・
けれど、現時点では、裸眼で仕事はできているし、夜の車の運転と、学会参加時をのぞいては、眼鏡をかけなくても、困るようなことはなく、小さい字が読みにくくても、時間をかけてじっと眺めているうちに、文字が判別されることが多いので、やせ我慢して眼を細くしてみたりしていた。
ところが・・・
2か月前に、ついにガラケーを機種変更して、スマホにしたところ、困ったことが判明した。「スマホ老眼」ならぬ「スマホで思い知らされる老眼」である。
今まで、スマホというものは、指でタッチして(タップというらしい)使うものであり、2本の指を広げる(ピンチアウトというらしい)と何でも大きくして見ることができるものと思っていた。それで、スマホをゲットしてから、色々とやってみるうち、結構、小さい文字が出てくるので、大きくしようとして、指を必死に広げてみても、全く反応しないことがしばしば。
何で、大きくなんないの?
早速取り扱い説明書のアプリを開いて、画面操作のところと読んでみると、(ちなみに、取説アプリには、文字の縮小、拡大ボタンがついていたので、文字を「大」にして読んだ)
”一部の画面では、ピンチアウトすると表示を拡大、ピンチインすると表示を縮小します”とある。
一部の画面・・・
結局、ほとんどの画面は表示の大きさは変えられないということなのだ。

ガラケーの時から、毎朝、目が覚めてから、携帯で3行ニュースをチェックするのを日課としている私としては、少なくともニュースの文字がパッと判別できる視力は確保したいというのが、今の望み。実際、画数の多い漢字はよく見えないこともあるが、そこは、文脈で判断。ただ、固有名詞とか、数字とか、予想することが難しいものは、読めなくていらいらすることもある。
先日、「スマホ老眼」の改善に良いとされるアイトレーニングは、普通の老眼にも効果あると、テレビで放送していた。以前もこのブログに書いたけれど、アイトレーニングの方法は知っていても、なかなか毎日できない私。こうして、またブログに書くことで、「スマホで思い知らされる老眼」の自分としては、今年は、とにかく、ランニングよりも、サイクリングよりも、アイトレーニングを優先するぞと意識を高めようとしている成人の日である。