院長の「JoJoブログ」
ホタル
2016-05-29 22:38:18投稿
この時期になると、山口市の繁華街を流れる川、一の坂川が賑わいを見せる。
春の初めは、花見客で昼間に活気があるが、夏の初めは、ホタルを見に、人々は夜集まる。
特に、ホタルが目当てだったわけではないけれど、この週末、県外からやってきた学生を山口市内に連れていく用があり、「そういえば、ホタルの時期だけど、ホタル見たい?」と聞くと、「見たい、見たい」とのこと。
「ちょっとまだ明るいけど、通り道だから、一の坂川に行ってみようか」
ということになり、夜7時過ぎに、行ってみた。
行ってみると、夜店が立ち並び、どうやらホタル祭り本番のよう。
ただ、川沿いを歩いてみても、ホタルは見あたらず。まだ明るいから見えないのか、季節的にまだホタルがいないのか、そのあたりは定かでない。
8時すぎないと真っ暗にはならないこの時期なので、もう少しあとになれば、見えるのかもしれないと思いつつ、しばらく歩いていると、やっと1匹、2匹、飛び交うのが見える。
私自身、今シーズン見るのは、初めてなんだけど、ほぼ毎年、一度は見ており、あまり、ホタルに感動することはない。けれど、思い返してみれば30数年前、山口大学に入学し、その年の6月に一の坂川にやってきた時には、生まれて初めて見るホタルに言葉も出なかった。川沿いの桜並木はクリスマスツリーのように、ホタルの光でいっぱいだった。あんまりきれいなので、毎日のように見に行っていたように記憶しているが、日によって見え方も違うし、天気によっても違うようだどは思っていたが、いつが一番ホタルの光り時なか、深く考えたこともなかった。
今回、知人を案内して、あまりきれいな光を見せられなかったので、少し調べてみることにした。
素朴な疑問として、明るい間は、光っているのにみえないのか、そもそも光っていないのかということだ。
ちょっとググってみると・・・
すべてのホタルが光るわけではないこと。一の坂川にいるホタル、ゲンジボタルは、最も強く光る種類であること。メスも少しは光るが、よく見えるのは、ほとんどオスだということ。オスがメスにアピールするために、飛びながら光るのが普通だが、昼間は光っても見えないので、じっとしていることが多いこと。
などなど・・・
すなわち、暗くならなければ、光らないらしい。そして、晴れた日の日没後2時間あたりが最もよく飛び回る、要は、その時が一番光るのだということ。ということは、夜9~10時くらいがいいんだなぁ。
1年のうちでも、かなり限られた時期にしか見られないホタル。おそらく、30年前に比べるとかなり数は少ないとは思うけど、せっかく見に行くんなら、条件の良い日と時間帯をわかって行くことをお勧めする。