院長の「JoJoブログ」

映画

2017-02-05 23:23:00投稿

 以前、このブログに、私が高校生だったころ、遠藤周作のファンだったことは書いた。
先月下旬、彼の代表作、「沈黙」を原作とした映画、「Silence」が公開されたことを知り、居ても立っても居られず、映画館に出かけてきた。

「沈黙」については、宗教とは、神とは・・・という重たいテーマであり、読んでも、暗~くなるだけなのだけれど、何故かひきつけられ何度も読み返した思春期のころの私。
遠藤ファンならご存知と思うが、彼は、クリスチャンであり、常に、人間の弱さを題材にして、そこに生と死と神を描くことで、小説を作り上げていた。
その重いテーマについて、軽い私がとやかく言うつもりはないのだけれど、今回は、とにかく原作に忠実な映画ということで、どうしても観に行きたかった。

映画というものを映画館でみたのは、おそらく10年ぶりくらい。テレビやDVDでも映画やドラマをみるということにあまり興味のない私は、めったなことで映画館に行こうなどとは思わなかった。
今回、かなり特別な映画を見て思ったことは、「たまには映画館もいいな」

ただ、予想通り、見終わって、暗~くなってしまったので、次は、スカッとするタイプの映画でも観ようかなって感じ。
なんせ、「Silence」には、始まりから終わりまで、1秒たりとも音楽が流れない。当然ラブシーンというか男女が会話するシーンさえ全くない。
拷問のシーンは、予想していたほど恐ろしくはなかったけれど、とりあえず、覚悟をしてからでないと観に行くことはお勧めしない。