院長の「JoJoブログ」

宮島

2017-05-08 18:43:02投稿

ゴールデンウイーク最終日の昨日、紫外線と風が強い中、日本三景宮島に数時間滞在した。
中学、高校時代、宮島の対岸に住んでおり、年に3~4回は、宮島にわたっていた自分にとって、宮島という場所は、世界遺産の観光地というよりも、ふるさとのようなもの。
小学校時代も、遠足で弥山に上ったり、鳥居とは反対側の海岸でキャンプをしたり、懐かしい思い出も多い。
とはいえ、宮島中を知り尽くしているわけでもなく、今回、初めて、町屋通りという商店街の1本外れた通りを訪れた。通りを歩いてみて、その静けさにびっくり。1本外れただけなのに、まったく、趣の違う通りで、古い家並みが続いていた。
その通りの中ほどにある、「常乙女」という古民家風にリニューアルされた建物が目的場所。
中学・高校時代の同級生である白井朝香さんというバイオリンとシタ―の奏者が、「常乙女」でシタ―のミニコンサートを開くというので出かけていった。息子さんがファゴットを吹き、シタ―とのデュオもあった。
シタ―という楽器は、120本の弦が並んでいる、珍しい楽器。プロの奏者は、日本で5人しかおらず、彼女はその一人。
初夏にちなんだ曲を堪能させていただいたあと、シタ―という楽器に触れさせてもらったけれど、思った以上に単純な作りで、音を出すのは誰でも簡単。フランスが発祥で、教会のパイプオルガンのかわりにシスターたちが演奏するのが目的の楽器なので、音を出すだけならそれほど難しくないんだそう。実際、世界でもプロの奏者は数えるほどしかいないのだとか・・・

そんな珍しい音楽をきかせてもらい、宮島の風を感じた連休最終日。
また、今日から頑張れるぞ。朝香さん、ありがとう。