院長の「JoJoブログ」

餃子の街

2017-05-29 23:32:46投稿

日本超音波医学会と日本乳腺甲状腺超音波医学会が共同開催されるということで、この週末、栃木県宇都宮市に行ってきた。
栃木県というところは、私が、日本中の都道府県で、人生で一度も足を踏み入れたことのない4つの県の一つだった。ちなみに、残る3つは、富山、新潟、青森。
実際、栃木県ときいて、思い浮かぶのは、自治医科大学と日光東照宮くらい。でも、いずれも宇都宮市にあるわけではなく、宇都宮って何があるのか知らないし・・・

金曜の夜、最終便の飛行機で東京につき、東京駅近くのホテルに宿泊。当初は、金曜中に宇都宮まで行くつもりだったが、電車の時刻を調べてみると、その日のうちにたどり着けそうになかったので、夜より朝が強い私としては、早朝の東北新幹線で行く方を選択。大体、関東といえば、東京からすぐに行けるところという印象なんだけど、実際、新幹線以外で行くとなると、2時間くらいかかることが判明。結構遠いんだな・・・
東京のホテルに到着した後、関東地方の天気予報をテレビでみていると、「明日は関東でも、南と北ではかなり変わってきます。北関東は風の影響で、気温があがらず、午前中は雨でしょう。」とのこと。「え~。傘なんて持ってきてないよぉ。暑いと思って夏物のスーツにしたし。」
関東って広い・・・
案の定、翌朝東北新幹線で宇都宮駅におりたつと、雨。夏の装いには、寒さがこたえる。東京じゃないから、地下街で雨風をしのぐこともできず・・・
駅の売店で、折り畳み傘を探すも、長い傘しかなく、仕方なく購入。午後からは要らないし、山口まで持って帰る気もなかったけど、傘なしでぬれずに学会場にたどり着けそうにはなかった。

駅前の宿泊先にずぶぬれのキャリーバッグを預けてから、歩いて学会場のホテルに到着。
午前中のセッションを聞いてから、ランチョンセミナーに参加。
ランチョンセミナーのお弁当のど真ん中には、餃子。わざわざ、ニンニクなしと断り書きまでついている。
あ、そうか。宇都宮って餃子が有名だったんだ。

午後からは、別の会場のセッションを聞くため、シャトルバスもでていたけれど、雨も止んだし、市の中心部を歩いて移動。気を付けてあたりを見回しながら街を歩いていると、まぁ、餃子の店の多いこと。

宇都宮市のホームページをのぞいてみると・・・
宇都宮が餃子の街となったのは、市内に駐屯していた第14師団が中国に出兵したことで餃子を知り、帰郷後広まったことがきっかけです。また、宇都宮は夏暑く冬寒い内陸型気候のため、スタミナをつけるために餃子人気が高まったとも言われています。
その後、1993年には、市内餃子専門店など38店舗により宇都宮餃子会が発足。現在は約80店舗が加盟しています。
年に一度の宇都宮の餃子ファンへの感謝を込めて、毎年11 月の第一土日には「宇都宮餃子祭り」を開催し、2015 年には、2日間で約18 万人の来場者を迎え、宇都宮が餃子で盛り上がりました。また、2016 年5 月には、全国のご当地餃子が出展する「2016 全国餃子サミット&全国餃子祭りinうつのみや」が開催されました。

まさしく、餃子の街なのだ。
翌日、ホテルの朝食は、バイキングだったが、餃子メニューがいろいろ。揚げ餃子、水餃子、焼き餃子と、朝っぱらからこんなもん、瀬戸内人の私にはちょっとね、という感じ。決して、嫌いな食べ物ではないけれど・・・
1泊2日の滞在で、市内を流れる田川という川の河川敷をジョギングしたくらいで、特別な店にもよらず、観光名所らしいものも何も見ないで、帰ってきた。予想以上に田舎だったけれど、宇都宮って餃子の街なんだということだけは、よくわかったかな。