院長の「JoJoブログ」
おなまえ
2017-11-16 11:32:23投稿
毎週木曜の夜に、NHKで、人名探究バラエティー番組「日本人のおなまえっ!」が放送されている。毎回見ているわけではないけれども、世界で一番種類が多いとされる日本人の名字だけでなく、ファーストネームや犬の名前まで取り上げていて、結構面白い。
私の旧姓は秋廣といい、かなり珍しい名前に属する。秋月という姓から分家したとのことで、その理由は定かではないけれど、番組中に、同じような分家の話題があって、なるほどと思わされた。
何回か前の放送では、渡辺様の特集があり、渡辺という名字はとても多いけれど、漢字の違いも、相当な種類があるというのは、興味深かった。こうして、ワープロを打っていても、”わたなべ”と入力すると、渡辺、渡邉、渡部、渡邊、渡鍋といろいろ出てくる。
そのときに出演していた芸能人の渡辺氏の一人は、いつも出席番号が最後で、何でも最後に順番が回ってくる子供時代をすごしたので、急に意見を求められたりすると、考える暇がなくて困るというようなことを言っていた。
実際、学校の出席番号に限らず、何かの順番を決めるとき、「じゃあ、あいうえお順で」ということは、よくある。渡辺氏とは逆に、幼稚園から大学まで出席番号が1番だった私は、基本的に、何でも1番にまわってくるのに慣れていて、どんな場面においても、先に終わってしまう方が気が楽だ。意見を求められたとしても、最初にいうのは、考える時間がないというハンデはあるけれど、他の人と違うことをわざわざ考えなくてもよいというメリットもある。順番待ちでドキドキする時間も長くなるのは嫌だし、私の性格が、ささっと適当にやってしまうタイプなのは、おなまえによる部分は少なからずあるかもしれない。
卓球部だった学生時代、団体戦のオーダーを組むのに、4シングル1ダブルの5試合マッチでは、いつも私は、1番だった。普通、エースがトップという鉄板のオーダーというのがよくあることではあるけれど、エースであろうとなかろうと、大体、私が後半に下がるとまず負けていた。とにかくこの試合で勝ち負けが決まるようなラスト勝負などには、まったくもって、自分の力が発揮できない。ほかの人の試合の勝ち負けを知らずにやる1番が私の性格にあっていた。
たかがあいうえお、されどあいうえお。
「あ」で始まる名字で生まれた自分にとっては、「あ」からなんでも始まる日本の風習が、人生に影響を与えたのは間違いないと思う。