院長の「JoJoブログ」
片づけの魔法
2017-11-28 14:17:10投稿
数年前にベストセラーになった、「人生がときめく片付けの魔法」という本があった。2010年流行語の断捨離とか、最近は、片付けを指導するプロも存在するくらいで、自分の身の周りをきれいにすることの重要性がいわれるようになって、久しい。
専業主婦、良妻賢母が当たり前だった時代には、掃除、片づけは主婦の仕事だったし、いつも片付き、掃除してきれいにしてある家の主婦は、「立派なお嫁さん」だったのだと思う。そして、一般女性は、それを目指して、日々の家事をしていたであろうから、それほど、散らかった家はなかったのかもしれない。
今は、家事も仕事もするのが当たり前の時代で、家事にかけられる時間は、昭和の主婦に比べると少ないのは事実。せざるを得ない、食事の支度、洗濯などと違って、ついつい掃除、片付けは後回しになってしまう人が多いのではないかと思う。
と、いうのは、自分が、片付け、掃除ができていないことに対する言い訳で、年末も近いし、身の周りを片づけなきゃなと思う毎日。
身の周りと言えば、私の場合、寝る時間を除くと、自宅よりもクリニックで過ごしている時間の方が圧倒的に長く、クリニック内の患者さんやスタッフが出入りする範囲は、優秀な人材によって、おおむね片づけられているので、とても助かっている。ただ、クリニック内の私個人の部屋は、誰も入らないので、自分で片づけるしかない。
先週、5年に1回程度行われる保健所の立ち入り検査があったさいには、提出しなければならない書類が沢山あったので、開院以来、いろいろたまっていた書類を整理する絶好の機会となり、古い保険証書や、今は置いていない医療器械の契約書などを処分することになった。今まで参加した、マラソン大会の記録証も、クリニックの書類と一緒にあり、処分の対象に・・・
部屋中が片付いたというレベルではないけれど、少し棚がすっきりして、気分もちょっとすっきり。
この調子で、どこもかしこもすっきりしたいなと思っていたところ、県外に住む大学生の息子が、友達を連れて帰ってくるとのこと。若い男性が3人も泊まることになり、まずは、風呂とトイレからだと気合をいれた。
風呂の中は、普段から掃除はしていても、ドアや棚はなかなか掃除できない。最初に使いかけのまま放置されているシャンプーや石鹸などの断捨離決行。我が家のユニットバスの出入り口は引き戸なので、溝に、水垢がたまってしまう。あまりにも真っ黒なので、掃除は桟の溝からスタート。これまた、細いところにたまったものを掻き出すには、手では無理で、使い捨ての綿棒を使って、掻き出し始めるときりがない。
晩御飯のあと、風呂に入る前にちょっと掃除するつもりで始めたのだが、ためにためた汚れのおかげで、綿棒を何十本も使って、掃除が終了したのは、夜中の12時。すっきりというよりぐったり。
やはり、掃除と片付けは日々こつこつやるものです。