院長の「JoJoブログ」
富士山
2018-02-19 23:36:18投稿
この週末、日本乳癌画像研究会に参加するため、静岡県沼津市に行ってきた。
今まで、何度か参加しようと思いつつ、できなかった研究会で、今回が初めての参加。静岡がんセンターの先生方が世話人ということで、富士山のみえる会場で行われるときき、楽しみにしていた。
研修医のころ、5合目まではバスで行ったことはあるけれど、それ以上は上ったことのない富士山。
いつかは、頂上を目指そうと思ってはいるけれど、なかなか仕事をしている間は難題山積で、実行に移す日は来そうにない。せめて、富士山のみえるきれいな景色を堪能できればいいなと思い、診療の終わった金曜の夜、一路東京へ。
夜遅くなるため、品川で一泊してから、朝の各駅止まりの新幹線で、三島に向かった。三島から、沼津までは、普通列車で一駅という距離。品川からたった1時間で到着。
まず、新幹線で三島駅に降り立った瞬間、ホームから富士山が。雪のない山の後ろに雪をかぶった真っ白な頂。「あれ、富士山よねぇ。こんなに近いんだ・・・」
今回の旅で初めて見た富士山にちょっと感激。天気も良く、青い空に映える白い山。でも・・・もっと、全体が見えるかと思ったのに、なぜか、手前に山があって、上の方しか見えない。「あの山、邪魔だよね・・・」
沼津に到着して、とりあえずホテルに荷物を預ける。ホテルの部屋が北側で、上層階ならきっとよく見えるだろうなと期待しつつ、学会場へ。
学会場からも、富士山はみえはするものの、やっぱり手前の山が邪魔。そうか、静岡側からはあまりいい角度で見えないって、昔、聞いたことがあったなぁ。
静岡がんセンターの先生の講演の冒頭に、がんセンターの紹介があり、富士山を臨む病院の写真が写され、「みなさん、富士山の手前の山が邪魔だと思われたんじゃないかと思います。この山は”愛鷹山(あしたかやま)”と言います。」と教えてくださった。
愛の鷹と書いて、あしたか山とのこと。これが富士山の邪魔になっているのね。
ホテルにチェックインしてみると、部屋は一番下の3階だし、南側だし・・・
部屋からの景色はあきらめ、翌日の出張恒例早朝ジョギングに期待。出発する前から、富士山を眺めながらのランをとても楽しみにしていた。
翌朝、夜明けと同時に、ホテルを飛出し、北に向かって走ってみたけれど、富士山が近くにありすぎて建物が邪魔し、まったく見えない。あの建物の向こうまで行ったらみえるかも、と走っていくものの、その前にも建物が。近づくにつれて、愛鷹山の占拠スペースが大きくなり、富士山はいよいよてっぺんだけしか見えなくなってきた。
とりあえず、天気が良かったことはラッキーだったけど、富士山全体を見ることはできなかった沼津滞在の2日間。またいつか、山梨県側から見たいと思う。