院長の「JoJoブログ」
Sitting is killing you
2019-03-16 22:54:30投稿
毎年のことながら、年度末の3月は、バタバタしている。
今年の3月は、先週、山口県産婦人科医会の企画で、講演を担当させていただき、その準備に追われる日々が続き、その後、学会やプライベートで、ゆっくり休める日がないまま・・・半月が終わってしまった。
2月は、28日のうち19日は1時間以上の有酸素運動をするという、理想的な健康生活をすごしていたのに、3月はデスクワークばかり。スマホの健康アプリの歩数計が告げる「よくがんばりました」の表示にお目にかかれない日々。
3月後半は、季節もよくなったし、ロードバイクも再開しなきゃねと思っていたところ、スマホのニュースアプリに、Sitting is killing you の見出しを見つけた。
世界中で年間43万人が”座りすぎ”で死んでいる!?あなたは大丈夫?
なんだって?と思い、記事を読んでみると、WHOが、2011年に、座って動かない生活は、肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発すると発表したのち、色々なデータが出され、2015年には、より具体的な数字として発表されたというもの。
1時間座ると余命は22分短くなり、1日に11時間以上座っている人は死亡リスクが40%高くなるということらしい。さらに、5分座っていると、血流速後は急速に下がり、30分座り続けると、70%も低下する実験結果もあるとのことで、今こうして、自分も、PCのキーボードをたたいている瞬間にすでに30分は座っているなあと不安になったりする。
要は、座り続けなきゃいいということで、30分に一度は3分間立って動けばいいと、記事にはあったので、普段の診療で、合計9時間くらいは座っている私だけど、幸い、立ったり座ったりしているので、まあ、大丈夫かなとは思いなおす。
固定電話しかなかったころ、リモコンなんてなかったころ、普段の生活で、何かあれば、立って動かなきゃいけなかった。部屋の中で、少し離れたところにあるものをとりに行くのも、面倒な時は、「立ってる者は親でも使え」と家族に頼んでいた時代。今や、スマホですべてが片付き、家族に頼むこともなくなっているなと感じる。
やっぱり、中高年は、身体を動かして、余命を伸ばすしかないのだと、肝に銘じて年度末を乗り切りたい。