院長の「JoJoブログ」
世界卓球
2019-04-25 14:58:15投稿
平成最後の週、2年に一度の卓球世界選手権、個人戦が開かれている。
2020の前哨戦ともいえる、この大会、今回こそは、中国の牙城を打ち破って、シングルスで日本人のメダルをと期待されて開幕したけれど、4回戦までの状況は、その牙城の高さはまだまだ高い感じ。勝ち進んでいる選手も、まだ中国選手とはあたっていないし、今日からが、メダル争い、中国の壁突破の本番になる。
日本の総人口と同じ数の卓球人口をかかえる中国に勝つには、どうしたらいいのかという問題は、平成時代、日本卓球界に長く続いてきた難題だけど、令和になっても、まだまだ続きそうだ。
10年前に世界卓球が横浜で開かれたとき、連休中に観戦に行ったけれど、最後の2日間は、中国人の同士討ちばかりで、表彰式で掲げられる国旗も赤い中国の旗しかなかった。あの大会で、日本選手が、中国選手に勝つことは、男女ともに可能性はほぼゼロだと、私を含め、誰もが思っていたのではないだろうか。中国選手以外には、負けないというのが、日本選手の目標で、中国選手とあたった時点で終了という空気が会場にはあった。
ここ10年で、その距離が縮まって来ているのは確かだし、ツアー大会などでは、中国選手を破る試合が以前に比べ遥かに多くなっているので、なんとか、あと1年で壁の一部を壊してほしいと切に願う。
個人的には、野田学園の中学時代からよく知っている吉村兄弟が、二人揃って世界選手権に出場してくれたので、このことは、本当に嬉しかった。もちろん、二人で参加できたのは、兄弟自身が一番うれしかっただろうし、兄の真晴くんは、混合ダブルスで3大会連続のメダルが確定、弟、和弘くんは、初の世界卓球で1勝したので、最低限の活躍はできたと思う。ただ、オリンピックへの道は、かなり険しいので、今回の経験をかてに帰国後の奮起に期待したいなと思う。
そして、野田学園の永遠のライバルだった青森山田のもとエース、森薗政崇選手のかくれファンのひとりとして、彼が3種目ともエントリーしたことも、私にとっては、とってもハッピーな大会になった。ただ、第1シードで臨んだダブルスで、早々に負けてしまい、これまた、世界卓球で勝つ難しさを見せつけられた感じ。
今日を含め、まだ試合はあるので、ダブルスでもシングルスでも、日本人で誰かが中国選手に勝つ試合を1試合でも見れることに期待して、テレビ観戦としよう。