院長の「JoJoブログ」
新宿
2019-07-12 12:20:37投稿
現在、7月11日から13日までの日程で、日本乳癌学会が、東京の京王プラザホテルで開催されている。毎年、梅雨時の平日に開催されるこの学会、なかなか参加できないけれど、今回は、強行日程で、水曜日の診療終了後に宇部空港発の最終便で東京に飛び、木曜日の最終便で帰ってくるというちょっと無理やりだったけど、1日のみ参加してきた。
京王プラザは、誰もが知る老舗ホテルで、東京都庁の対面にそびえたっている。医学系の学会がここでしょっちゅう開催されていて、私も、開業してから、このホテルで開催される学会に参加するのは3回目。
6年前にこのブログで、書いたことがあるんだけど、とにかく新宿という場所では、道路が立体交差していて、地上何階なんだか、地下何階なんだかすぐにわからなくなるのが、田舎モンの性。しかも、田舎ではお目にかかれないレベルの高さのビルが乱立しており、上を見上げて歩くことは厳禁!というより、都庁を探して見上げても、新宿駅前の路上から確認できないことは学習している。
とはいえ、いくら田舎モンでも、さすがに、普通の方向感覚を持ち合わせていれば、何度か来るとわかるはず。前回来た時は、2泊したので、お決まりの早朝ランを決行して、都庁周辺の道を体で覚えた(つもり)ので、今回こそは、地図も何も見ないで、目的地に行けるはずと、自信をもって、新宿に挑んだ!?
なんせ、(迷いたくないので)泊まったホテルは3回とも同じなんだから・・・
最終便で、羽田空港につくと、22時近く。平日のこの時間も、東京は人だらけ。さて、どうやって、新宿にいくべかと思って、スマホの乗換案内アプリで検索。まずは、モノレールか京急か・・・検索していると、なんと、現在の電車の混雑状況も表示されていることが判明。山手線はいずれも「混雑」で、いったん浜松町から東京駅に逆行して、中央線の快速で新宿まで4駅という2回乗り換えのルートが混雑を避けるルートとあったので、それを選択。若干、遠回りでも、中央線の快速を使うなんざあ、なかなか私も東京慣れしてるじゃんと一人ほくそえみながら、浜松町から東京駅に降り立つ。中央線快速は、東京駅が始発ということを、着いた電車の乗客がすべて降りてから思い出し、始発だから座れるぞ!と思って、乗り込むも、あっという間に座席ゼロ。発車までの数分で、田舎モンレベルで言うと満員電車状態。東京レベルだと、これが”混雑を避けるルート”なのか・・・
眠い目をこすりつつ、つり革につかまること20分。新宿駅におりたったのはいいけれど、えっと、何口だったっけ?と、3回連続で泊まるホテルのホームページをスマホで確認。
「新宿駅南口から徒歩3分」
よしよし、南口ね・・・と駅構内の表示をみても、西口と東口の文字しか見当たらず。とりあえず、西がこっちで、東がこっちなら、南はこっちのはずとキョロキョロしても南方向には通路なし。え~い、どっちでもいいけど、西にしよう。
めでたく、西口中央改札をでると、小さな文字ながら、南口という表示を発見。やっぱ、3回目ともなると、なんとなくの感があたるよなぁと、ほっとしながら南口方面にトボトボ歩く。
そして、南口を出てみると、そこは、見覚えのあるバスタ新宿が目の前に。もうすぐ、日付が変わる時刻というのに、相変わらずの人の波だったけれど、さすがにそこからは、迷わずに目的のホテルにまっすぐたどり着き、一安心。う~ん、やっと私も新宿慣れしてきたぞ。
そして、翌朝、目的の京王プラザに歩いて向かう。直線距離では300mくらいで、普通に歩けば10分以内にはつけるはず。6年前はぐるぐる回って40分かかったけれど、2年前にランニングで体に覚えさせたその道を行けばいいのだと、言い聞かせて、意地でも地図では確認しない。とにかく新宿では、地下におりたとたん、何階にいるのかがわからなくなるので、坂や階段を避けることが大事。平日の朝なので、何千という人々が、無言で交差点をタッタタッタと歩いていくその流れに私ものる。初めに曲がろうとした道の先が自分の記憶の景色と違い、ドキッとしたけれど、もう一つ先の曲がり角だったよねと言い聞かせて歩く。そして、その道を曲がってすぐ、「←東京都庁」の標識が。そして、テレビでよく見る都庁が目の前に現れたのと同時に、京王プラザの玄関も見える。
やった!今回は、最短距離、最短時間で、京王プラザにたどり着いたぞー
これで、田舎モンの新宿嫌いが少しはマシになったかなぁ。