院長の「JoJoブログ」

倉敷

2019-10-28 23:17:14投稿

週末、友人たちと倉敷に出かけてきた。

最近みたテレビ番組によると、倉敷は、ここ数年で外国人観光客数の伸び率が全国トップクラスらしい。倉敷と言えば、美観地区が有名だけど、特に外国人に人気なのは、ジーンズ発祥の地、児島。
小石と一緒に洗濯して、デニムを加工するストーンウォッシュという方法を編みだしたのも児島の町工場。そして、現在も、普通に出来上がったジーンズに穴をあけたり、しわを見せたりする、古着風の加工では、世界中の人が注目するレベルらしい。

このたび、倉敷に行くことになって、自分がいつ倉敷に行ったのかを思い出そうとしたんだけれど、これがまた記憶が定かでなく、何とも情けない。間違いなくいえることは、高校生のとき、美術部だった私は、部活動の恒例行事のスケッチ旅行で、倉敷市の下津井港を訪れ、港の漁船を見ながらスケッチをしたこと。岡山と四国を結ぶ瀬戸大橋の建設が決まって、「ここに橋がかかるんで」とタコ漁師さんからいわれたことだけは鮮明に覚えている。「四国に行くのに、船に乗らなくてもよくなるなんて、すごいな」と思春期の少女は感動したのだった・・・
その次に行ったのは何となく大学生の時ではないかと思うが、思い出せず。そして、子どもをつれて、今はなき、倉敷駅前のチボリ公園に行ったのはおそらく19年前。
とにかく、他にも行っているかもしれないけれど、ジーンズの街、児島に行ったことがないのだけは確かなので、今回は、その児島にいくことと、瀬戸大橋を眺める鷲羽山に行くのが、主な目的だった。

ジーンズの街では、博物館や工場、アウトレットの店を見た後、ジーンズストリートへ。ジーンズの飾りがならぶ街並みは、デニムショップ以外は、シャッターがおりていて、田舎のシャッターストリートの街おこしで、ここまで観光客を呼ぶようになったんだろうなぁと想像がつく。自販機は、全てジーンズ柄だし、デニムアイスに、デニム饅頭に、なんでも水色に染めてある食べ物には、ちょっと抵抗もあったけれど、食べてみると普通の味。昨今の観光客を呼ぶには、なんせ、「映える」ことが大事なので、見た目で興味を引くことにあの手この手を使っていることがよくわかる。山口も、もうちょっと見習って、観光客を呼ばないと、すたれていくばっかりなのにと、いらん心配をしながら、ジーンズ型のキーホルダーなどをゲットして児島の街を離れた。

その後、想い出の下津井界隈を経由して、鷲羽山に上った。ちょうど、山頂についたころには、西に陽が傾いてきたときで、薄紅色の空をバックにした瀬戸大橋がひときわ美しかった。こんな大きな橋をつくるなんて、人間の力ってすごいなとしばし息をのむ。平成生まれの人たちに、四国と本州がつながっていない時代は想像できないかもしれないなあと思いつつ。

行楽日和に美しい景色を眺めることができ、1週間後にせまったフルマラソン完走にむけて、充電完了。DSC_1219.JPG (5.42 MB)