院長の「JoJoブログ」
下関海響マラソン2019
2019-11-03 20:29:20投稿
今日、自分にとっては3回目となる下関海響マラソンに参加してきた。
今回は、自分としては、まあまあ練習をしていたので、昨年と同じくらいのタイムで走れればOKという気持ちだった。前回と同じく、今年は、GPS時計も新しくなって正確だし、念願の4時間44分44秒を目指すぞと思っていたのだが、朝、前泊していたホテルで目覚めた時から調子が悪い。なんだか首筋は寝違えたみたいだし、何となくむかむかするし、これで、フルマラソン走れるの?とかなりトーンダウン。ホテルのレストランで食べるはずだった朝食に出かける元気もなく、前日に残していたコンビニのおにぎりひとつとアミノ酸ゼリーだけ食べて、会場へ。
まあ走っているうちに調子よくなることもあるし・・・といざ出陣。
案の定、5㎞過ぎから脇腹の鈍痛があり、内臓の痛みでリタイアした知人の話を思い出したり、同様の痛みは先月の練習中にもあったし・・・とかいろいろ考えているうちに、気にならなくなってきた。
15㎞過ぎからは早くも足の裏の痛み。大体、これは毎度のことなので、ま、我慢の範囲だよなと大体目標のペースを保ちつつ、前半のフラットのコースは終了。
海響マラソンは後半のアップダウンが売り物で、まず最初の上り坂は20~21㎞の地点で登場。すでに、脚にきはじめていて不安いっぱいながら「こっからが本番だぞ」と小さな声で呟き気合を入れた。
「とにかく人工島のそうめんを食べなきゃ」と次は30㎞地点にある菊川そうめんのエイドに気持ちをむけて何とかイーブンペースで走り続ける。ほとんどが折りかえしのコースなので、ずっと反対車線のランナーとすれ違うコースが続くため、ランニング仲間の速い人たちと、すれ違うたび、声をかけるのが楽しみで、また、仲間を探しながら走っていると、脚の痛みを忘れてしまうのが、この大会のよいところ。
とはいえ、33㎞をすぎてからは、すれ違うランナーもいなくなり、足の裏の痛みが、膝、大腿、腰のあたりまでに広がってきて、ひたすら痛みとの戦い。「マラソンって、メンタルだよな。」痛いからといって休むのか、痛くても頑張るのかは、メンタル勝負でしかない。それでも、36~37㎞あたりは痛みのピークで、「去年はこんなに痛くなかったと思うけど・・・絶対去年よりタイムは落ちるな・・・でも、絶対歩かず完走するぞ!」ひたすら自分に言い聞かせるのみ。コース表示が「あと5㎞」となってからは、とにかく㎞が減っていくのをみて「あと3㎞、メンタル、メンタル。」と言い聞かせているうち、痛みはしびれたようになり、わけわからん状態。時計も見ず、とにかく自分のできる速さで走るだけと進んで、40㎞のタイム計測地点の時間表示が4時間28分になっているのを発見。あと2㎞を㌔7分で走っても、4時間44分は切れるじゃん。結構ペースがまた上がってたんじゃん。と気付き、そこからはまたペースアップ。最後の曲がり角をまがって、ゴールが目の前にみえたとき、時計は4時間39分だったので、ここで、歩いて時間かせいでもしかたないなと、ラストスパートでゴール。自分で自分に「よくがんばったな」とつぶやくと、自然と目頭が熱くなった。