院長の「JoJoブログ」

優勝ふたつ

2020-01-26 23:00:05投稿

暖冬の続く1月、新型肺炎、政治とカネ問題が、ニュースの多くを占めている中で、ホッとするのは、スポーツの話題。
日曜日はあらゆる競技の色んな大会があるのが普通だけど、今日の注目は、一応市民ランナーの一人としては、やっぱり大阪国際女子マラソン。東京オリンピック出場の最後の一枠をかけた女の闘いに、ついついテレビをみてしまっていた。スタート前にまずびっくりしたのは、実況中継に登場するメンバーの顔触れ。増田明美、高橋尚子、野口みずき、有森裕子という、女子マラソンのレジェンド4人の解説。それに、バイク中継は千葉真子、副音声は土佐礼子、渋井陽子と、なんとまあこれだけ有名な元選手を呼び集めて、果たして出演料はいくらくらい払っているんだろうと、いらん心配してしまう。要するに、この大会の注目度がどれほど高いかということなんだろうな・・・
そして、12㎞までのペースメーカーはハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美。これまた、有名選手じゃんと、ハイペースのレース中継を観戦。
今回の大会前の注目選手3人のうち、2人が脱落する中、独走態勢になったのは、松田瑞生選手。1か月1200km走り、1日に腹筋を2000回するという、産婦人科医としては女性のからだとして看過できない筋肉ウーマンが、本命といわれてそのまま優勝。オリンピック参加条件のタイムをクリアして、ゴールした瞬間は、右手で大きくガッツポーズ。そして、監督、お母さんと抱き合って涙する姿は、ああ、ここまでの練習は、本当に辛かったんだろうなというのが感じられ、もらい泣き。42.195km一度も首位を譲らず駆け抜けるなんて、すごい優勝と誰もが認めるレースだった。
ついでに、日本人2位の選手が市民ランナーというのもびっくり仰天だったけれど、とにかく、今後の松田選手は期待できそうだなぁとテレビ観戦終了。

そして、夕方。そういえば、今日の相撲は20年ぶりの幕尻優勝かもって、昨日ニュースでいってたから、相撲も見なきゃねと、普段、あまり見ない大相撲のテレビ観戦。
番付の一番最後の力士が、千秋楽の結びの一番で登場することも、初めてとのことで、話題満載の取り組み。テレビをつけるとちょうど、結びの一つ前の取り組みで、そのもう一つ前で、正代が勝って、決定戦の可能性もあるということだった。普通に考えると、いくら調子がいいって言っても、大関と前頭17枚目じゃ、大関が勝つんだろうねぇと思いながら見ていたのは、私だけではないと思う。けれど、結びの一番は真っ向勝負で、徳勝龍の勝ち。そして、勝った瞬間に、顔をぐしゃぐしゃにして男泣きする姿に、これまたもらい泣き。テレビは号泣するお父さんを映すし、涙をこらえる本人とともに、これまた、これまでの苦労が走馬灯のようにめぐっているんだと思うと、やっぱりまたこちらも( ;∀;)。

今日は、涙、涙の優勝の日だったんだなあ