院長の「JoJoブログ」
湯本温泉
2020-03-22 23:47:17投稿
COVID-19関連で、自粛自粛の世の中、何をしてもよくて、何をしてはならないのか、結局は個人の判断にゆだねられているという今日ここの頃。3月から4月にかけての週末に開催されるはずだった、学会、研修会など参加予定がすべてキャンセルになった私は、ちょっと、時間ができてしまったので、天気の良くない日曜日に、長門まで出かけていってみた。
山口県北西部の長門市は、家族の仕事の関係で1995~97年ごろによく行き来していた場所。その観光の中心である湯本温泉を星野リゾートが開発に乗り出すということが数年前に決まった時は、あんな田舎にリゾートなんて無理でしょと思う反面、ちょっと期待もしていた。そして、先週、いよいよ温泉旅館、「界」がオープンして、日本全国の観光業界で、客足が遠のいて困っている中、「界」の予約は2か月先までうまっているときき、街の賑わいがテレビのニュースでも報じられていたので、行ってみたくなって出かけたというわけ。
天気が良ければ人は多いだろうけど、山口県北部の天気予報は、午前は雨の可能性が高く、午後からは次第に回復ということで、いかにも雨が降りそうな暗い空を眺めつつ昼前に出発。案の定、湯本についたころには土砂降り。雨の中、外を歩くのはどうかと思い、仙崎まで行って、食事をしてから湯本に戻ることにした。
全国道の駅ランキングのトップファイブにも入るセンザキッチンは、このコロナ騒ぎの中、思ったより人が多く、レジや、食堂には行列ができていた。駐車場もほぼいっぱいで、う~ん、この自粛要請の日に、この人混みだったら、天気も良くって普通の連休だったら、きっとすごいことになっているんだろうなと、人混みの一部である自分のことを棚にあげて勝手なことを思う。
店の中をぶらぶらしたあと、食事を終えるころには、雨もあがっていたので、湯本方面に戻る。
温泉街のための有料駐車場に車を停めると、そこから、階段が音信川に降りるようにつくられていて、両サイドには木が植えられ、夜になるとライトアップされるように、雰囲気がよくなっている。ぱっと見て、古きよき田舎の風情が、今どきの、おしゃれな感じに変わっていることが分かった。
川岸まで降りると、遊歩道沿いに足湯や、ちょっとした店ができ、しばらく散策して、「界」の入り口に到着。外から見た感じは普通に旅館ぽいけれど、中には入れないので、いつの日か泊まりに来たいなと思うだけで終了。
川沿いの桜並木の舗道は、まだ工事が完了していなくて、舗装できていない部分もあり、まだほとんどの桜はつぼみだったけれど、それが満開になって、天気が良ければ、それはそれはきれいだろうと思わせてくれた。
今年の春は、何もかもが暗~いムードになってしまっているけれど、こうしてド田舎の温泉街が、少しでも盛り上がっくれて、COVID-19がおちついたら、観光客でにぎわい、山口県が活性化されることを、県民の一人として切に願う。