院長の「JoJoブログ」

読書熱

2020-08-25 10:15:51投稿

先月、藤井聡太棋士の初タイトルのことを、ここに書いたのだけれど、それから1か月しかたたないうちに、彼は、2冠目をとってしまった。最年少記録を次々と更新する彼は、まぎれもない天才なのだということは、素人的にもわかるけれど、将棋通の人から見れば、なおのこと、すごいことだと思えるのだろうと思う。
今年2月ごろ、「天才 藤井聡太」(文春文庫)を読んだことは、このブログにも書いたけれど、2冠達成後に、改めて、藤井聡太関連の本を見てみると、相当な数が出版されていることがわかった。

ここ数年、読書のほとんどを、Kindle(Amazonの電子書籍)でしている私には、1冊読むと、あなたの読書歴からお勧めする本ということで、Amazonからメールが定期的に送られてくる。ま、Amazonに限らず、通販で何か買うと、そういった、次のものを売りつけようとするのは、商売としては当たり前。お勧めの品を買い続けているとキリがないので、そこまで、次から次へと無駄な買い物はしていないつもりの自分だけど、こと、読書に関しては、気軽にクリックしていて、Kindleのマイライブラリーには、未読本が結構たまってきている。紙の本なら、部屋のどこかに置かれていて、読まなきゃという気になるけれど、電子書籍は、物理的なものがないので、スマホかPCで、マイライブラリーのページにアクセスしない限り、本がどれだけたまっているのかがわからかくなってしまう。新しい本を買ったのに、読まないままその存在を忘れていたものが、数日前に2冊判明したので、しばらく、新しい本を買うのをやめなきゃなと反省する今日この頃。
そんな中、藤井聡太関連本として以前買っていたものがあったので、読んでみた。
「弟子・藤井聡太の学び方」 杉本昌隆著 PHP研究所
「藤井聡太 天才はいかに生まれたか」松本博文著 NHK出版新書
2冊とも、結構、あっという間に読んでしまったけれど、杉本昌隆氏は、言わずと知れた、藤井聡太の師匠。将棋界の師匠と弟子の関係について、よくわかっていなかった私は、杉本氏の人を育てる考え方について、とても共感できる部分があった。自分の子育てが終わる前に読みたかったなと思うけれど、自分の息子よりも聡太君は若いので、どう考えてもそれは無理だったな…
意外だったことに、杉本氏の実の息子さんは、さらに聡太君より年下ということで、弟子の育て方と、わが子の育て方は違うということも、書かれてはいたけれど。
そんなこんなで、今度は、杉本昌隆は、今や、”藤井聡太の師匠”として有名になっちゃったけど、実は、棋士として、これまでに将棋関連の本をかなり出版していることも判明。Amazonは、杉本昌隆氏の著書もおすすめ本としてお知らせしてくれる。とりあえず、将棋については、全くわからないし、読む気はないのだけれど、そのほかにも、藤井聡太関連の本としては、
藤井聡太 名人をこす少年 津江章二著 日本文芸社
藤井聡太 強さの本質 書籍編集部 マイナビ出版
中学生棋士 谷川浩司 角川新書
悔しがる力 弟子・藤井聡太の思考法 杉本昌隆著 
天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃 書籍編集部 マイナビ出版
などなど・・・・

とても全部読む気にはなれないが、関連本の数だけで、すごさが伝わってくるし、世間の注目度がわかる。今後、羽生さんの記録を塗り替えるのを楽しみにしている人も多いと思うし、誰でも、負けるより勝つのを見るほうが気分良いしということで、まだまだ人気がでて、本の数も増えるんだろうなと思う。
興味のある本を読み始めると、大事なことが後回しにされてしまうのは、避けなきゃねと思いつつ、かなり波がある私の読書熱は、藤井聡太2冠の話題の波とともに、これからも続いていく感じだ。