院長の「JoJoブログ」
肩こり
2020-10-16 18:39:18投稿
「最近、肩こりがひどくて、更年期のせいでしょうか?」
患者さんから聞かれることは多いのだけれど、個人的には、肩こりは更年期であろうとなかろうと、腕、肩、首のあたりの筋肉の使い方によっておこるものだと思っている。
毎日、PCに向かってキーボードをたたく1日を過ごしているから、これは職業病で仕方ないと思っている人もいると思う。ただ、生活改善、ストレッチなどで、克服することはできるのではないかと考えていた。
というのも、たまに何かをしたとき、肩周りが痛くなることはあるけれど、肩こりで悩むという経験を自分はしていなかったからだ。いわゆる筋肉痛であれば、数日で改善するので、肩こりにはなったことはないと自認していた。
コロナ禍にあって、なかなか、以前のようにランニングや自転車仲間と外に出る機会がなくなり、ロードバイクでポタリングをすることから遠ざかっていたところ、1週間前に、久々にロードバイクに乗ることにした。天気もいいし、季節もよくなったし、ちょっと用事があることを理由にして、25㎞くらいを走ることに。
自転車仲間と走るときは、いつも自分が一番遅いので、ついていくだけだけど、久々のライドは、一人で乗るだけなので、特にスピード出す必要もないから、気楽。去年までの自分の自転車走力としては、まあ1日60㎞くらいまでなら許容範囲。それを超えてくると、大腿四頭筋が泣き出すけれど、100kmくらいは何度か走ったことあるし・・・
ということで、簡単なブレーキのチェックと空気入れを行って、自宅を発車。西へ向かって走りだしたものの、天気はいいけれど、結構向かい風。サイクルコンピューターは、ずっと使っていなかったせいか、5分ももたずに電池切れで表示されず、時速何キロで走っているかもわからないけれど、かなり遅いと自覚。10㎞時点に訪れた最大の難所の上り坂は、早くからギアを最軽にして、ヨタヨタ状態で何とか足をつかずに越せた。下りで休もうと思っても、ちっとも体は軽くならず、汗冷えで気分が悪くなった。15㎞時点で一度休憩をとり、何とか目的地にたどりついたものの、気分爽快とは真逆の状態。天気がよかったので、軽い熱中症になったかもと思ったが、何とか無事に帰ることはできた。
当日は、脚のだるさがメインで早めに床についたものの、たった25㎞の自転車こぐだけで、こんなにへとへとになるなんて、どんだけコロナで体力落ちたんだろうとかなり滅入ってしまった。
しか~し。問題は翌日からだった。
朝からとにかく、肩が痛い。ロードバイクに乗り始めた数年前、自転車大好き知人から、「自転車は、腹筋と背筋で乗って下さい。肩が痛くなるのは乗り方が悪い証拠。」と言われていたのを思い出し、あぁ、昨日の私、肩や腕に力入りまくってたんだな・・・
コロナ禍になってからも、ジョギングとステップ台の踏み台昇降で、毎日1時間は運動をしているので、さすがに脚の筋肉痛はなかったけれど、肩から首筋にかけての痛みは、日に日に悪化。3日目をピークに少し良くなったものの、1週間たっても元通りとはいかない状況で、診察の合間についつい首周りを押さえる日々。あぁ、これをホントの肩こりっていうんだろうなというのを身をもって体験している。肩こりなんてなったことないから、つらさがわからないといっていた自分からちょっと成長できたのだということで、よしとしたい。
でも、痛いもんは痛い。