院長の「JoJoブログ」

扇風機

2020-10-22 11:46:22投稿

二四節気でいうところの、寒露から霜降、日々秋が深まっていく今日この頃。
朝晩はブルブルっとすることもあるくらいだけど、昼間はまだ暖かく、ちょっと運動すると汗はかなりかく。
そんなこんなで、ふろ上がりや運動後など、今月にはいっても扇風機を使うことがあった私だが、今週になってからはさすがにもう扇風機なくてもいいかなと思い、ようやく、片付ける気になった。
整理整頓は決して得意とは言えないけれど、何故か数年前に買った自室の扇風機だけは、毎年、きちんと分解して、買ったときと同じように箱詰めをして片付けないと気が済まない私。
今の扇風機の前に使っていたものはおそらく昭和の時代から持っていたもので、風が弱い割には、音だけは立派なものだった。数年前に今のものに買い替えたとき、風力が強くても音が静かということにやたら感動してしまい、なんだかとっても大事にしたいという気持ちになってしまったので、きちんと片付けてあげちゃうのだ。

納戸から緩衝材の発泡スチロールもそのまま入っている箱を出してきて、いざ分解開始!まず、前面のカバーを外してから、次に羽を外す。外したカバーについている埃もきちんとふき取る。う~ん、この扇風機だけは特別扱いだなぁ。
羽は中央のねじで止まっているので、それを緩めてはずすだけ。
の、はず・・・
ねじが回らない・・・
ねじって締めるときは右回しだから、緩めるときは左回しだよねぇ
最近、力入らなくなったのかも。と、親指にゴムの指サックをつけて、もう一度回してみる。息をとめて、力いっぱい回すけど、びくともしない。あぁ、握力の低下が筋力の低下、老化現象が一番わかるのは、握力って、ためしてガッテンで言ってたよな・・・悲しい・・・
今回は、分解せず、このままビニール袋だけかけてしまっとけばいいか・・・でも、この扇風機だけは、きちんと箱に片付けてあげたい。もう1回やってみよう。
渾身の力を込めて回すも動かない。顔が赤くなっているのが自分でもわかる。だんだん、体中が熱くなってきて、羽織っていたカーディガンを脱いで、もう一度。
どうしよう・・・いつも、こんなに大変だったっけ?
箱の中に入っているトリセツを出して読んでみる。組み立て方のところをみて、組み立てるときと反対をすればいいのだから・・・えっとぉ・・・
羽をとりつけるときは、ねじを左に回すと書いてある。
えっ、取り付けるときに左に回すってことは、緩めるときは右・・・
全身の力がぬけていく・・・この数十分の戦いは何だったのだ・・・
きつくきつく締めあげたねじを右に回すとすぐに緩んだ。

翌日、仕事中に、ボールペンで字を書こうとすると、親指に痛みが走る・・・
扇風機のせいだ。
お気に入りの扇風機、来年の夏に出すときには嫌いになっているかも。