院長の「JoJoブログ」
撮り鉄
2022-04-09 19:38:25投稿
雲一つない、春爛漫の週末、気持ちよいドライブをしたいと、日本海の海岸線沿い、国道191号を走った。
全国の道の駅発祥の駅という「道の駅阿武町」に立ち寄ったところ、観光案内のコーナーで、海と夕焼けをバックに走る山陰本線のきれいな写真に目がいった。
調べてみると、知る人ぞ知る ”映え”スポットらしい。
惣郷川橋梁という、海の上を渡る山陰本線の鉄橋で、「ビューポイント」として、阿武町役場のホームページにも掲載されている。
近くに来ているので、一度見てみたいなと思い、もう少し車を走らせてみることにした。
左には青い海と空、右には山陰本線という国道を走り、宇田地区を超えてから、脇道に入り、しばらく走ると、そのスポットが見えてきた。
店らしきものは何もないけれど、ちょっとした空き地があり、ここがおそらくカメラマンたちの駐車スペースなんだろうなと思って車を停めた。人っ子ひとりいない道を歩き、橋梁の真下まで行くと、寄せては引く波の音が心地よい。砂浜ではなく、丸い小石の浜なので、波が引くときの音が、ジャラジャラ~という感じで独特だ。
ただ、1時間に1本もあるかどうかの山陰本線なので、電車が通る景色はそう簡単には見られない。海と橋を見ているうちに、やっぱり、夕焼けをバックに写真を撮りたい!と素人ながら、欲が出てきた。今日は、天気もいいし、少し時間をつぶして、もう一度日の入り時間に来るぞ!と決意。そして、どうせなら、電車が通る写真も撮りたいから、電車の時刻表もチェックだ!
ということで、その数時間後、同じ場所に来てみると、予想していた通り、すでに三脚が何本も立っていた。場所取りが重要なんだろうなということは、容易に想像はつく。撮り鉄と思われる結構な年配のおじさんたちが中心。車は全部で10台停まっており、みんな、電車が通るタイミングを待っていた。
西の太陽は徐々に低くなってはきたけれど、道の駅の写真で見たような、鮮やかな夕焼け空とは言えない感じ。でもでも、絵になる風景であることは間違いない。
電車の時間を待っているうちに、どんどん太陽が沈んでくる。下調べによれば日の入りの直前に上り電車が通るはずで、時計を気にしつつスマホを構えていると、ガタンゴトンという音が聞こえてきた。
「きたぁ~」電車の通る間、とにかく、シャッターを切る。
とりあえず、撮った画像を見てみると、やや、拡大しすぎた感じ。電車の位置が気に入らないし、あ~もうちょっと、ここが・・・と、色々気になる。
今度は、もっときれいな夕焼けの時に、もっと電車の角度がよいものを・・・
わかるわ~「撮り鉄」おじさんたちの気持ち