院長の「JoJoブログ」
都会にて
2022-07-04 23:01:43投稿
この週末、日本乳癌学会に参加するため、横浜に行ってきた。
コロナ禍以前、私が、ほぼ毎回参加していた学会は、1年に4つくらいあるが、そのほとんどが、Web開催になり、今年度からは、Webと現地のハイブリッド開催が中心になっている。
Web開催の場合、現地の発表のLive配信のものと、現地開催終了後、1週間くらいあとから1か月くらいまでの間にいつでもアクセスできるオンデマンド配信があり、オンデマンドだといつでも見れると思っているうちに、配信期間が終わってしまうのが多い。本気で勉強したい内容の発表はオンデマンドで何度も再生してみることが可能だが、結局、そんな時間がとれるかどうか・・・
現地参加については、旅費がかかるけれども、行ったことのない場所に行くのは、それはそれで楽しみの一つ。そして、まず、学会が開催される場所は、最低でも、防府よりは都会なので、田舎者にとっては、都会の空気を味わう楽しみもある。
今回の学会の会場は、パシフィコ横浜。過去、何度来ているかよくわからないけれど、おそらく10回くらいはあるような気はする。宿泊したのは、横浜駅近くのホテル。
何といっても、コロナ禍以前、最後に飛行機に乗ったのが、2020年1月なので、2年半ぶりに乗る飛行機も久しぶり。羽田空港も、都会の電車に乗るのも、何もかもちょっとワクワク。羽田空港から、横浜駅まで京急で33分。横浜って、こんなに近かったっけ?
これまで横浜に来たときは、いつも桜木町のホテルに泊まっていたので、横浜駅で降りるのは初めて。降りてみると、駅が相当でっかいことに気づいた。東京駅ほどではないにしろ、京急以外にもJR,東横など何本もの線が乗り入れているターミナルなので、出口を間違えると大変。あらかじめ、ホテルのホームページで確認はしていたものの、西口にも、普通の西口と、きた西口というのがあって、ひたすら構内の上の標識をみて歩く。何とか、遠回りせず(多分)目的の出口を出ると、そこは、飲み屋街。何年振りに見たんだろうという夜の街の人出。感染対策のためなのか、居酒屋やパブの座席は、歩道上にたくさんテーブルが出ていて、そこら辺中に酔っぱらった若い人々。
「山口とは別世界だ・・・」
コロナ禍前に行動制限がないころは、いつもこんなだったのかわかんないけれど、人をよけて一人でキャリーバッグを引きながら歩く数十メートルの間、なんだか、田舎者として、中高年として、半分、羨ましく、半分、悲しいような気分になった。
都会には都会のよさ、田舎には田舎の良さがあると思うけれど、遊びに行くのは都会がいいけれど、住むのはやっぱり田舎の方がいいかなと、2年半ぶりの大都会の普通の風景をみて、しみじみ思う旅となった。