院長の「JoJoブログ」
佐波川
2022-09-22 23:22:26投稿
コロナ禍になってから、もっぱら私のランニングコースは、わが街佐波川の河川敷が主流。特に、今年の春以降、ここ数か月は、佐波川以外のコースをあまり走っていない。
そんな、あまりにも見慣れた河川敷の風景でも、季節の変化は日々感じる。5月から8月は、日の入り時刻が7時より遅いので、平日でも、診療終了後は、まだ明るく、結構、仕事のあと走ることが多かった。暗い屋外を走るという行為は、私の辞書にはないので、大体、その日の日の入り時刻の1時間前にスタートすれば、完全に真っ暗になる前には帰ってこれるという計算だ。ランニングの時間は50分前後、ゆっくりなので、距離にして7-8㎞といったところが平均で、6月ごろは、仕事が終わってから余裕でランニングタイムを確保できた。8月の後半になってくると、1週間で10分ずつ、日の入り時刻が早くなってくるという感じで、とにかく、仕事終わってすぐに走り、走ったあとに、残務をこなすというハードスケジュール(笑)
数日おきに、日の入りに佐波川の風景を眺めて走っていると、ほぼ毎回、暗くなるのに合わせてシラサギがねぐらに戻ってくるのを目撃するようになった。そっかー、あの中州の大きい木がシラサギのねぐらなのか・・・おそらく、30羽は同じ木にとまっている。
とはいえ、9月になると、仕事終わりはすでに暗くなり、診療のある日に夕方のシラサギをみることはなくなった。仕事のない日は、大体、朝7~8時ごろ走ることにしているので、朝は朝でまた、景色が違う。最近では、ところどころに赤い彼岸花が土手に咲き、流石、お彼岸のころに咲くから彼岸花というんだなと、妙に感心したりしていた。
そこに襲った、台風14号。幸い、氾濫注意水位までで、氾濫危険水位まではいかず、避難指示などは出ずに済んだけれど、いつも走っている河川敷は完全に濁流の飲まれてしまった。
そして、台風が去った3日後の今日、1週間ぶりにランニングしに行ってみると、ここまで水が来てたんだなということがわかる土手には、泥のあとがしっかりついていた。当然、中州や普段水のないところに茂っている草木が下流方向に、見事に倒れ、水の勢いを実感。なのに、遊歩道には、それほど、草や倒木などはおちていない。本橋の河川敷公園まで来てみると、なんと芝生はいつも通りで、流れ着いていたと思われる、草や木々、ごみを集めたと思われる山が何か所かにあり、道はとてもきれいにしてあった。さすが、一級河川、台風のあとすぐにここまできれいにしてくれる人がいるんだ。防府市の職員なのかな、ボランティアなのかな、ありがたいなぁ。
防府市民にとって、色んな意味で、大切な存在である佐波川。
異常気象で、いつ”経験したことのない”大雨、に襲われてもおかしくないけれど、いつまでも、憩いの場であってほしいし、氾濫することのないことを願うばかりだ。