院長の「JoJoブログ」

ファミレス

2023-01-17 12:04:24投稿

日頃、食事目的にファミレスに行くことは、ほとんどないけれども、待ち合わせだったり、食事がてら長居をする目的があるときに、時々利用させてもらっている。
おそらく、昨年1年間で、ファミレスに行ったのは、3回くらい。昔から、ドリンクバーはあるし、メニューのコスパがとてもいいのはかわらない。ところが、今年初めて行ったファミレスで、ちょっとびっくりすることがあった。
今では珍しくないのかもしれないけれど、配膳ロボットが導入されていたのだ。
回転寿司店をはじめ、メニューのオーダーをタブレットでする店は、かなり増えていると思うけれど、配膳ロボについては、自分としては、初体験。客が自分で操作するわけではないので、体験とは言えないかもしれないけれど、実際に実物を見るのは初めてだったので、ちょっと、キョロキョロして、ロボットを見てしまった。
見学してみたところによると、出来上がった料理を厨房の前で、店員がロボットにのせ、席番号を入力すると、席にロボットがやってきて、「お待たせしました」と停止。料理は客が自らとって、テーブルの上に置くという単純なもの。料理がなくなると、自動的にロボットは去っていく。ロボットには、何か所にも、「あいた食器を置かないでください」と手書き文字が書いて貼ってある。食べ終わった客が、下膳をロボットにしてもらおうと、置きたくなる気持ちはわかるけど、それはできないらしい。
ただ、客が帰ったあと、テーブルにロボットとともに店員が来て、すべての食器をロボットにのせ、帰る場所を入力していた。確かに、一人で持つ皿の量よりはかなりたくさん運べるし、ロボットが厨房に帰っていく間に、テーブルを拭くなど、スタンバイの時間もとれる。
結構、席数はあるのだけれど、その数に比べると、店員は少なく、人件費削減にはなるよなぁと納得。ロボットをよくみていると、通路を人が通るときには、きちんと停まってぶつからないように動いているし、深夜勤務があっても、当然、文句も言わないだろうから、これから色んな店で導入されるのは、間違いないだろうと思わされた。
わがクリニックでも、数年前に、お掃除ロボについて知りたいと、業務用ロボのパンフレットを取り寄せて、検討したことがあるのだけれど、ロボットは購入するのではなく、レンタルの形で、メインテナンス料金を払うのが、一般的らしい。小さな自営業者にとっては、コスパ的に導入するメリットはないなというのが、その時の感想だったけど、ファミレスくらいの大きさになると、掃除にしても、配膳にしても、人を雇うよりは、いいのかもしれない。
文句をいわないロボットとはいえ、一番の問題は故障。田舎のファミレスで頑張っているかわいいロボットが故障しないで働き続けてくれることを、お祈りいたします。