院長の「JoJoブログ」

DRUM TAO

2023-06-26 23:15:13投稿

週末、山口市で行われた、DRUM TAOの公演を観に行ってきた。
テレビでちらっとみたことはあったけれど、公演は初めてだったし、あまりグループの詳細についても知らないまま観に行ったのだけれど、率直にいって、感動した。
太鼓をたたく音楽グループというくらいしか知らなかったし、イメージとしては、ふんどしにはっぴ、鉢巻の男性が大きな和太鼓をたたくという感じだったけれど、そんなものではなかった。

今年は、結成30周年ということで、全国ツアーを行っているとのこと。
ステージの始まりは、一番高い位置にある一番大きい太鼓を囲むように、篠笛、琴の旋律にあわせたほかの太鼓の合奏。とりあえず、驚いたのが、その一番大きい太鼓をたたいているのが女性だったということ。そもそも、男性だけのグループと思っていたので、女性がいることだけでびっくり。そのうえ、男性と同じように筋骨隆々で大きな和太鼓をたたくわけだから、相当、体を鍛えているんだろうなと思う。
あとで、DRUM TAOのメンバーオーディションについて、ホームページをみてみると、応募資格は、「30歳までの健康な方、性別、経験問わず。」となっていたので、なるほど、女性がいても不思議はないのだなと思った。オーディションの内容がどうなのかはわからないけれど、太鼓の経験は全くなくてもよく、おそらく、やる気と体力勝負なんだろうなということは察することができる。
それにしても、太鼓をたたくということは、本当に体力がいりそうで、技術というより、筋力、持久力、リズム感が必須だなと思った。もちろん、20人以上のメンバーが楽譜を見るでもなく、音を合わせるのだから、相当練習を積んでいるんだろうというのは、想像に難くない。
ステージは、太鼓だけでなく、和楽器によるメロディーもあり、結構、メンバーの誰もが、どの楽器もできる印象だった。さらにダンス的な要素も盛りだくさんで、バック転あり、器械体操ありという、ミュージシャンというよりもアスリートと言ってよい人たちだと思った。実際、上腕三頭筋やら二頭筋やら凄いし・・・
楽器はすべて和のもので、ブロードウェイでチケット完売するのも納得。しかも、数年前からはコシノヒロコさんとのコラボで、衣装があでやかで斬新的。ステージの構成も、かなり練られたものにみえるし、年間公演回数が半端じゃないのに、軒並み満席になるのは、それだけすごいってことだな。
アンコールの曲では、太鼓の下にもぐりこんで、半身の姿勢でばちをにぎるという、腹筋使いまくりのパフォーマンス。並みの鍛え方では無理無理・・・圧倒されて閉幕。
とりあえず、今年も来年も、また山口県内で公演があるとのことのなので、都合がつけば、また観に行きたいと思う。