院長の「JoJoブログ」

路線バス

2023-07-09 23:33:54投稿

先日、防府と山口を結ぶ路線バスに乗った。防府に住んで22年になるけれど、路線バスにのったのは、おそらく2回目。1回目は多分10年くらい前。
出張などで、都会に行ったときは、基本的には公共交通機関を利用するので、バスも電車も乗るけれど、山口県内での移動は、車しかない。ま、大方の山口県民はそうだと思うけど・・・
都会に行けば、移動手段はモバイルSuicaで事足りるため、最近は、切符を買うということもないし、小銭を用意することもない。今回、乗る前に、まずは、料金はいくらなのか、整理券をとるのか、小銭が必要なのかと少し不安もあり、とりあえず、500円玉と100円玉が財布にあるのを確認しておいた。バス停では、若い女性が同じバスを待っている様子だったのと、なんとなく彼女(仮にAとしよう)にバスに乗りなれている感が漂っていたので、乗るときは、Aの行動をみてからにするぞと、わざとAよりもバス停から離れたところで待つことにした。
そして、いよいよバスに乗るとき、Aを先に行かせることに成功し、Aがスマホを入り口の読み取り機にかざしたのを見て、「お、モバイルSuicaでいけるのか、これは」と瞬時に理解した私は、自分のスマホをAと同じようにかざした。しかし、その横にもう一つ、整理券の出る機械もあり、一抹の不安を覚えたので、一応、Aはとらなかったが、自分は整理券を1枚とって、乗り込んだ。他に、同じバス停から乗った客はおらず、私にとって、A以外、参考にする者はないため、次は、Aが自分よりも先に降りてくれるのを待つのみ。
バスには、全部で7~8人の乗客。しばらくして、運転手さんが女性であることに気づく。昭和の時代(中学のころ、路線バスで通学をしていた私)には、女性のバス運転手なんか見たことなかったよなぁ、最近は、トラックもバスもタクシーも女性がめずらしくなくなったなと、時代の流れを痛感。
そして、車内放送を聞いてまた、ちょっとびっくりというかがっくりというか・・・
なんせ、「次は、★★です。」という停留所を告げる日本語の放送のあとに、「The next stop is ★★」という英語が流れるんだけれど、その「The next stop is」まではネイティブスピーカーの音声で、★★のところだけ、日本語ネイティブの音声という、いかにも変な放送。地名を読むのが英語のネイティブスピーカーだと不自然になるのを考慮したのかもしれないけど、もし、乗客が英語しかわからない人だったら、かえって★★だけ日本人の発音になるほうが、よっぽどわかりにくいと私は思う。そして、極めつけは、「山口駅」というバス停の放送。「The next stop is やまぐち station」と山口のところだけ、日本人の発音で、別人の声。こんな放送ある?都会の電車の放送は英語なら初めから最後までネイティブスピーカーの英語で、部分部分を日本人の音声を切り取って入れ込むなんて聞いたことがない。ものすご~く不自然てわかりにくいと思うのは私だけかしらん?
そんなこんなで、路線バスの旅は続き、ついにAが降りることになったのを私は見逃さなかった。
思っていた通り、Aは運転席の機械にスマホをかざしただけで、さっさと降りて行ったので、一安心。やっぱり、整理券もいらないし、料金も確認しておく必要はなかったのだ。ま、都会ではそれが普通だけどね・・・山口もモバイルSuicaでバスに乗り降りできるようになったなんて、ちょっと前進じゃん。ついでに、車内放送も、山手線並みにしてほしいな・・・