院長の「JoJoブログ」

オリンピック代表選考会

2023-07-24 23:19:48投稿

この週末、パリオリンピックの卓球シングルス種目の出場者を決める第5回オリンピック選考会、全農カップを観戦しに、東京に行ってきた。
メインは、野田学園出身の、戸上隼輔選手、有延大夢選手、吉村真晴選手の応援。いずれの選手も、中学生の時からよく知っているので、がんばってほしいと思っている。とはいえ、実際に、オリンピック出場の可能性が高いのは、全日本チャンピオンの戸上選手。
大会自体は、選ばれたトップ選手、男女それぞれ16人のトーナメント戦。初戦敗退の選手は、出場ポイントのみで、1回勝つと、1位から8位まで順位決定戦となり、それぞれ、パリオリンピック選考ポイントが加算される、かなり厳しい試合。
このポイントによる選手選考については、世界ランキングを考慮していないため、色々ともめたこともあったけれど、日本卓球協会が決めたことであり、とりあえず、このまま来年1月までのポイント上位2名のみがオリンピック出場権を得られるという方針が訂正されることはないようだ。いち卓球ファンとしては、今回の観戦のメインは、ポイントはさておき、いい試合が見られればいいということではありますが・・・

まず、びっくりしたのは、会場となった、東洋大学の赤羽キャンパスの新しい体育館。今年できたばかりのきれいな施設だけど、これが、大学の体育館?と思わず、ぐるっと眺めてしまう、立派すぎる設備。観客席は可動式で、最高1700人も収容でき、東京都北区の区民も利用できるよう活用していくとのことだけど、ま、田舎の国立大学出身の自分としては、東京のお金持ち私立大学に対し、ちょっとひがみの気持ちがでてしまう。そもそも、大学の体育館に、屋外のエスカレーターがついてるなんてある?オリンピック選手を何人も排出している大学の体育施設なんだから、仕方ないのかな・・・
観戦チケットは、アリーナ席を購入したのだけれど、可動式の椅子だから、お尻が痛くなっちゃいやだなと思って、折り畳み座布団を持参したけど、椅子はしっかりクッションのあるもので、ドリンクホルダーもついている、立派な座席。ただ、自由席で、よく見えるあたりは、既に席はうまっており、あまりよく見える位置とはいえない、卓球台のサイド側の席で観戦することになった。

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2日間の観戦で感じだことは、やっぱ、日本卓球界はまだまだ女子中心の世界だなということ。もちろん、女子のほうが、国際レベルの成績がよいので、仕方ないけれど、スポーツとしては、男子のほうが、迫力あるんだけどなぁと男子応援の私としては、言いたいのだ。準決勝、決勝も、女子の試合を中心にタイムテーブルが組まれていて、テレビ放送も女子中心。男子は、張本智和選手は、卓球を知らない人にも知られた存在だけど、彼以外を知っている人は、あんまりいないだろうな思われる。そして、彼の妹、張本美和選手も最近強くなった中学生選手として、注目され、テレビカメラが追っかけていた。
肝心の試合そのものは、個々に書くときりがないので、割愛するけれど、一番、見ごたえがあったのは、やはり戸上選手と篠塚選手の準決勝。フルゲームで一進一退の息詰まる熱戦だったし、思わず、オーっと声のもれる、極上のラリーが何度も繰り広げられた。
何はともあれ、パリオリンピックまであと1年。男女とも、宿敵中国に勝てるよう、誰が出場することになったとしても、日本代表の卓球選手が輝けることを楽しみにしている。