院長の「JoJoブログ」
暑い
2023-08-23 23:33:24投稿
地球温暖化による異常気象が叫ばれる中、日本だけでなく、この夏は猛暑が続いている。
ハワイの山火事など、地球規模での極端な気象は、今後はこれがあたりまえのニューノーマルになるといわれ、すべての地球人がCO2削減などの意識がないといけない時代になったのだなぁと実感する日々。
そうはいっても、暑いものは暑い。
ただ、ふと、しょーもないことを考えてしまった。冷房の効いた屋内から、ドアを開けて外にでた瞬間、「暑い」と言わない人がどれだけいるかしらん?
暑さの感じ方は個人差もあると思うけど、今年の夏の天気のいい日に、日本国内で、暑いと感じない人はいないと思われる。そして、思わず口に出る「暑い」
その言葉を、だれに向けて発信するでもなく、「暑い」と言ったところで、暑さが和らぐわけでもなく、だれかに助けてもらえるでもなく、何故、「暑い」と言ってしまうのだろう。
休みの日に家族と一緒にいて、朝から晩まで「暑い」と言って、汗だらだら流しているのをみると、見ているほうが余計暑くなって、何もいいことはない。一日何度「暑い」といえば、気がすむのかしらん?
こういった感覚を表現する言葉、「暑い」だけでなく「寒い」ももちろん、「痛い」とか「痒い」とかの身体表現も、誰かに対して訴えることはあるにせよ、言うことによって、暑くなくなるわけでも、痛くなくなるわけでもないのに、何故、我々は口にするのだ?
などと、疑問がわいてくると、そもそも言語というものを取得した人間という生き物についての考察が必要となり、かなり難しい話になってくる。少なくとも、多くの動物は、コミュニケーションとしての鳴き声のようなものは持っており、発情期の鳴き方やダンスなどがその代表だ。だけど、あくまでも仲間や生殖相手などに対する訴えとしてでしかなく、ライオンがサバンナで暑いと感じても、「暑い」という鳴き方をすることはないだろうと思う。そう思うと、無意識に「暑い」と口に出していってしまう人間という生き物は不思議だなぁ。
この私が、頭が変になって、つまらぬことを考えてしまうのは、きっとこの暑さのせいに違いない。
暑いときには、「暑い」と言おう。100回言えば、涼しくなるかも・・・