院長の「JoJoブログ」

コインランドリー

2024-01-11 21:15:50投稿

最近のコインランドリーは色々といい面があり、もはや自宅に洗濯機を持たない人もいるというような情報は、10年くらい前からよく聞くようになった。テレビで、全国展開しているコインランドリー会社が儲かっているという特集を見たこともあるし、なんといっても、私が防府に住むようになって22年、市内に次から次へと新たにコインランドリーができたという事実がある。しかも、基本的に無人だから、人件費がかからないせいと思われるけど、なくなってしまった店はあまりないような気がする。
しか~し、個人的には、わざわざ洗濯物を持って行って誰がつかったかわかんないような機械で洗おうとは思わなかったし、家で洗えないようなものは、クリーニングに持っていけばいいしと、利用してみようと思ったことはなかった。
先日、家族が、使っている羽毛布団を汚してしまったため、クリーニングに持っていくのもちょっと汚いし、古い布団だから、少々羽毛がダメになってもいいから、試しに、コインランドリーで洗えるもんなのか、行ってみようと思い立ち、初めて近くの”布団丸洗い”と表示してある店に行ってみた。とりあえず、洗剤もないし、ホントに布団が洗えるのか、まずは、店の中に入って下見。何も持たずに入って、防犯カメラに怪しい人物としてチェックされるかもと一抹の不安を覚えつつ、店の壁の表示を見てみる。大型、中型、小型とあって、羽毛布団1枚なら、小型でよさそう。説明を読むと、ドアをあけて、洗い方を設定して、表示された金額を投入するだけのようで、洗剤をいつ入れるのかは書いていない。えっ、洗剤は・・・普通、洗剤の自販機とかもあるはずよね~ それっぽい機械はないなぁ・・・とよく見ると、小さな字で、「洗剤、柔軟剤は自動投入されます」とある。そっか、600円もとるんだから、洗剤代も含まれているってことか。コインは100円玉のみになっているけれど、よしよし、1000円専用の両替機あり。じゃ、すぐに洗えそうだぞ。
下見がすんだところで、店の外に停めた車に戻り、いざ、布団をもって、再入店。幸い、店内には誰もおらず、洗濯機も1台も回っていない。小型の洗濯機に布団を押し込み、こんなに押し込むレベルの大きさでよいのかどうか、心配しつつ、100円×6を入れるとさっそく動き出した。何分かかるのかなぁ。壁のどこにも書いていない。よく見ると、料金が表示された洗濯機の上の方に25分という小さなデジタル表示あり。
25分か、結構早いな、ま、ちょっとあるから、あとで来てみよう。
店を出て、ちょうど25分後に戻ってきてみたところ、当然、洗濯は終わっていた。ドアを開けて布団を出してみると、思った以上にべっちゃりした感じ。羽毛を濡らしてしまってよかったのか・・・これは、乾かさないとどうしようもない。もう夜だし、家で干すわけにもいかないし、乾燥機にかけるしかない。
そして、洗濯機の横に並ぶ乾燥機たちをみると、「量はこのあたりまで」と機械のガラスドアの円の下1/3あたりに線がひいてある。ま、布団だから大きい方がいいよねと、大型の乾燥機を選び、べちゃべちゃ布団を入れてドアを閉める。7分100円、一般的には25~40分と書いてあったので、財布に残っていた、5枚の100円玉を投入。たった35分で布団が乾くもんなのかと信じがたく、本でも読んでおけば、すぐだろうと思って、店の目の前に停めた車にもどり、わが布団がグルグル回っているのを、外から眺めることにした。
本を読みつつ、ちらちらの乾燥機に目をやっていると、だんだん中で布団が膨らんでくるのがわかる。考えたら当たり前なんだけど、わっ、ホントに羽毛がよみがえってきてるぞ!と嬉しくなった。25分を超えたあたりからは、外から見ると機械の1/3くらいだった布団が、機械の中いっぱいに広がっていることがわかった。35分でちょうどよかったかも・・・
そして、機械が止まった瞬間を見てから、店内に戻り、布団を出してみると、完全に乾いて、ふっくら普通の羽毛布団に戻っていた。
恐るべし、コインランドリー!今度から、布団洗いはこれだな。