院長の「JoJoブログ」
冬の緑
2024-02-19 20:10:34投稿
寒暖差が激しいこの冬、春めいた快晴の日に、久しぶりにクリニックの西側の田園地帯をジョギングした。
暗い道は走らないと決めているので、仕事終わりが真っ暗な冬は、なかなか外を走ることができず、室内で、踏み台昇降をして、何とか有酸素運動をしている私。
夏の間は、しょっちゅう走っていた農道も、秋以降に走ることはほぼなかった。春から夏の田園地帯は、田植えから稲刈りまで、週単位で、稲が育っていくのを実感できるので、その風景が楽しみで毎年のように走っている。冬にこの一帯を走ることはめったにないので、今回、久しぶりだけど、緑の景色は期待できないし、カエルも鳴いていないし、茶色い風景なんだろうなと思いつつ出発。
しばらく、その茶色を眺めながら走っていると、鮮やかな緑の一画が出現。
あ、そうか、冬は麦の季節なんだ・・・
目の前に広がる、初夏のような緑に思わず目を奪われた。
調べてみると、大麦は、秋に種をまき、冬に麦踏をしたあと、2月後半くらいから幼穂がぐんぐん育つ時期ということだ。
快晴の空の青と、鮮やかな緑のコントラストが美しく、走るのをやめて深呼吸。
これが、田舎のランニングの醍醐味だな・・・
地球温暖化で、季節が狂ってしまっている昨今、気温の差が大きくなっても、地球が1年かけて太陽の周りを1周する時間は狂うことはないはず。日没の時刻がだんだん遅くなって、仕事終わりが明るい時間になってきたら、また、緑の中を走りたいなと思う。