院長の「JoJoブログ」

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達筆

2024-12-24 23:06:58投稿

大学時代の終わりごろに、ワープロというものが登場し、研修医のころ、タイピング練習に励んでいた私。勤務医時代は紙カルテだったので、仕事でも字を書くことは多かったけれど、開業してからは電子カルテなので、ほとんどの文字は、ワープロでうつ日々。
実際、タイピングは得意なので、手書きよりもはるかに速いし、漢字を思い出す必要もないし、間違いはすぐに訂正できるしで、良いことは多い。
けれど、文字を書かなくなってどんどん漢字を忘れているのは当然だけど、字が下手になったという実感がある。書かなくても、うまい下手は関係ないようなものだけど、やはり毎日文章を書いている(学生時代はノートに長々と日記を書いていた)のと比べると、練習量の差がでる、スポーツと同じようなものだと思う。小学生の時に習字を習い、字がきれいと言われていたのははるか昔。自分で自分の字が読めなかったりするのは、下手というより、丁寧に書いているのかどうかという違いなんだろうけど、丁寧に書く意識がないところに問題があるのだと思ってはいる。ま、性格の問題ということですが・・・

つい最近、物置と化している自宅の書斎から、何故か、私の小学時代の名札が出てきた。おそらく文具の中に入っていた紙のネームカードのようなものなんだけど、5年5組と書いてあり、間違いなく自分の字で名前が書いてあった。そして、自分でいうのもおこがましいけれど、その字の丁寧できれいなこと!小学生にしては、達筆そのもの!
現在の私の字とは、似ても似つかぬ基本に忠実な丁寧な字。なんだが恥ずかしくなり、小学生の自分に叱られている感覚。ウン十年も前の自分が、将来こんないい加減な字を書くオバサンになるとは、想像もしていなかっただろうなと思ってしまう。
勤務医時代は、処方箋や点滴の指示など、すべて手書きだったし、薬の名前などを間違えないように、スタッフに読んでもらうことが大事だったので、まともな字で書いていたと思う。なんせ、今は、字を書くのはメモするときくらいで、他人に読んでもらう機会が全くなくなっているところに問題があるのかもしれない。人に見せようと思えば、もう少し丁寧に書く気持ちになるというものだ。
小学生時代の達筆な私から叱られないように、もう少し字は丁寧に書きましょうと思わされる最近の出来事。とはいえ、このいい加減な性格がそう簡単に変わるもんじゃないんだけど・・・


忘年会

2024-12-16 23:04:40投稿

秋があったのかどうかわからないうちに急に冬がやってきた12月。忘年会シーズン突入である。
先日、NHKで”様変わりした忘年会”という特集をやっていたけれど、忘年会だけでなく、いわゆる飲み会というのが昭和を知る世代からすると本当に変わったなと思う。
学生時代、いわゆる体育会の部活に入っていると、1年生は、つぶれるまで飲まされるというのが常識だったし、会社などの組織(医者の世界では医局)では、新入社員(研修医)が芸をするのが忘年会のお決まり事だった。その”芸”も必ずと言っていいほど下ネタがあって、誰か一人くらい、毎年脱ぐヤツが登場するのも暗黙の了解。
そもそも、その忘年会というのは、男性社会のものであり、女性の多くは専業主婦で、夜の飲み会などというものに参加することもなかったから、そんなバカ騒ぎの会が存在していたんだろうなと思う。今でいうパワハラ、セクハラは、当然のように横行していたし、それがそこまで悪いことという認識も、風潮もなかったのが昭和の時代だったなと思う。

令和の忘年会は、いわゆる宴会場を使って大体的に行うものは影を潜め、仲間内の少人数のものが増えているという。その分、宴会で利益を得ていた広い会場をもつ居酒屋や旅館などが、コロナ禍を経て、倒産するケースが増えていると報道されていた。

私自身も、学生時代や研修医時代はよく飲んでいたし、飲み会もしょっちゅう参加していたけれど、1年中お産で呼ばれる生活の中で、飲むことが少なくなり、飲まないと飲めなくなり、飲むことによるメリットを感じないので、飲もうという気がしなくなって何年もたつ。
けれど、気の合った仲間が集まる忘年会は、それなりに楽しいので、乾杯の1杯くらいは飲むし、いろんな話で盛り上がるのは、気が晴れる。
今年も、ランニング仲間の忘年会には参加した。仕事関係でない人とのつながりは、知らない業界の話が聞けるので世界が広がる。ぐでんぐでんに酔っぱらう人は”ちょっとね”だけど、忘年会というのは、その年を忘れる会なので、今年1年、良かったことだけを胸に秘め、悪かったこと、つらかったことは忘れて、新しい年を迎えたいなと思う。


萩城下町マラソン

2024-12-09 23:38:37投稿

この冬一番の冷え込みの中、”萩城下町マラソン”に参加してきた。
私のランニングの原点ともいえるこの大会、ほぼ毎年参加しているので、今年で多分12回目?
初めてハーフの距離を完走して、すごくうれしかったのは2011年の冬。その後、吹雪の中、何でこんな天気の中、参加してるんだろうと思いながら走ったり、2時間半のペースランナーを務めたり、2時間切りに挑戦して、3回目くらいでようやく達成してヘロヘロになったり、と、数々の思い出が詰まった大会だ。
気温、天気は毎年色々で、12月なので、基本は寒いけれど、ここ数年は、地球温暖化の影響もあり、特に前回は、暑いくらいだった記憶がある。

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今回は、気温も低めだけど、風が強く、普通に寒かった。けれど、かわらないのは、沿道の応援。寒い中、走っているほうは体があったまっているけれど、じっと立って応援するのは、本当に寒いだろうなと思う。それでも、近所の人々や、ランニングチームのメンバーが、あちこちに立って声をかけてくれるので、そのたびに元気をもらえるのが、とてもうれしい。特に毎年楽しみにしている、田町商店街のアーケード内の応援は、仮装したお兄さんたちが今年はどんな格好なのかなと、アーケードに入る前から期待が高まって、ついつい、ペースが上がってしまう。昨年からはコースもかわって、より城下町を満喫できるように、白壁の街並みを通る距離が増え、遠くから来るランナーにとっては幕末の街の風情を残す景色が”「城下町」マラソン”という名にふさわしいなと思わせてくれるのではないかと思う。
ランナーの一人としては、今回は、楽しく完走することだけが目的だったので、ゆっくり走って、余力があれば、最後でスピードアップする計画で、スタートラインに立った。一度、2時間切りを達成してからは、タイムを気にすることはやめたので、とにかく、最初は周りにつられてとばさないことに気を付け、GPS時計で、ラップタイムを気にしつつ走った。15km過ぎてから、余力がありそうだったので、だんだんペースアップしてゴール。最後の2kmでは、とにかく前にいるランナーを一人ずつ抜かすように、ラストスパートできたので、遅いタイムでも大満足。笑顔でゴールできた。
そして、ゴール後恒例の夏みかんジュースが、体中にしみわたる美味しさ。これも大満足だったけど、毎年楽しみのフグ鍋のテントは、大行列。あまりの行列の長さに「寒いからあったかいフグ鍋食べたいけど、並ぶのは寒すぎる」と、とりあえず、更衣室に行って着替えをし、その後に食べる方針とした。そして、着替えてもどってくると、行列の長さはさらに伸びていた。
こんな寒い中、いつまで並ばせるんかい!
毎年食べていたフグ鍋。今年は諦めることを選択した。
ざんね~ん


高崎

2024-11-30 23:45:03投稿

日本乳がん検診学会に参加するため、群馬県高崎市に行ってきた。
群馬県に足を踏み入れるのは、同じ日本乳がん検診学会で訪れた前橋市に続き、10年ぶり2回目。10年前は前橋で開催したから、今度は高崎にしようと考えたのかどうかは、学会長に確認してみないとわかんないけど・・・
群馬県の県庁所在地は、前橋市だけど、経済的中心はどちらかというと高崎市で、前橋市と高崎市は、さいたま市と大宮市のような関係らしい。関東に住んだこともなく、縁もない自分としては、二つの市がどういう関係でもいいけれど、とにかく高崎市を訪れるのは、生まれて初めて。
高崎と聞いて、何となく頭にあるのは、「高崎だるま」。調べてみると、高崎は、全国一のだるまの生産地で、全国の張り子のだるまの8割は高崎で作られているとのこと。
宇部空港から、飛行機にのり、羽田へ。羽田からモノレール、山手線の乗り継いで東京駅へ。東京駅から上越新幹線に乗って、高崎駅に到着。そして、改札をでて、目の前にあったのは・・・
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おおーっ!これが高崎だるまだ!
高崎駅近くのホテルに宿泊し、翌朝は、学会出張恒例の、早朝ジョギング。群馬県といえば、一人当たりの自動車保有台数が日本一ということは、何となく知っていたし、ドライブスルーの店も日本一らしいので、駅周辺も、やたらと駐車場が多いなと思いながらジョギング。学会場”Gメッセ群馬”までの道のりを、走って確かめ、うろうろしてからホテルに戻って朝食後、いざ、学会へ。”Gメッセ群馬”は、コンベンションセンターとして4年前にできた新しい施設で、10000人規模のコンサートもできるほどの、学会規模に不釣り合いなやたらとでかい建物。そして、ここでも、駐車場がバカ広い。
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普段、車で生活している山口県民としても、山口にも、このくらい広い駐車場と大きい施設を作っちゃえば、大きい学会も開けそうなのになぁと思ってしまう。

そして、1日目の学会が終わったあとは、駅ビルに寄ってお土産の算段。いくつかの店を回っていると、今度は、こんにゃくがやたら目につく。日本のこんにゃく芋の9割以上が群馬県で生産されているって、こないだ、テレビのクイズ番組で出題されていたよなぁ・・・・
ということで、お土産ショップは、だるまかこんにゃくのオンパレード。こんにゃくも普通に調理して食べるだけでなく、おやつ用にそのままたべられるものもたくさん売っていて、カロリーが気になるオバサンとして、これを買って帰らないわけにはいかない。結局、その日にホテルに戻ったあと、買ったおやつ用こんにゃくをあっという間に全部食べてしまった私。翌日、新幹線に乗る前にも買い足して帰ることになってしまった。
もう一生に二度と来ない可能性のほうが高い気がする高崎。こんにゃくを食べるたびに思い出すことにしよう。


読書記録

2024-11-18 23:33:13投稿

文化庁が5年に1回行っている、読書の習慣の調査で、今年の発表では、16歳以上の62.6%が1か月に1冊も本を読まないと答えているというニュースを聞き、個人的にはちょっとびっくりだった。私自身は、読書が趣味といえるほどの読書家ではないが、このブログにも書いたことがあるように、時々読書熱が高まって、電子書籍をクリックしまくるときがある。どのくらい自分が本を読んでいるのか、あまり考えたことはないけれど、最近、自分の読書量を確認してみた。
10年くらい前から、読む本の9割は、Amazonの電子書籍で、今年になってKindle Unlimited も再契約しており、1か月980円のサブスク、本読み放題というので、9月以降、クリックばかりしていたら、読み放題といっても、自分のライブラリにおいておける本の数に制限があることが判明した。unlimitedっちゅうのは、limit(制限)がないんじゃないんかい!と憤っていたら、ライブラリから削除すれば、その数だけ、次の本は選べるということを、今月、初めて知ることになった。
そもそも、Kindle Unlimitedで選べる本は限られていて、実際、読んでみて無料で読めてこれはお得だったなと思った本があまりないので、読みたい本は結局、お金を払って買っているのが実情。なので、Kindle Unlimitedの本を、どのくらい持っているのか、あまり気にしたこともなかったし、制限があることすら知らなかった。
Kindle アプリのマイライブラリ内には、現在250冊くらい入っており、ほぼ「既読」マークがついているけれど、読んでいるうちにつまらなくてやめてしまった本もちらほら。そのうち、Kindle Unlimitedで既読本が20冊あり、それが上限だったらしい。特に、ライブラリに保存しとかなきゃという本があるわけではないので、ライブラリから削除することができることを知って早速削除。これでまた、しばらくKindle Unlimitedで読める本が増えたというわけ。
そして、Kindle アプリの「読書の詳細情報」によると、2024年1月1日からこれまでに読んだ本が54冊。ここ半年の月ごとの読書日数が、6月は19日、7月は22日、8月は5日、9月は19日、10月は28日などとなっている。8月は夏休みで、お出かけが多かったので、ほとんど本を読んでいないことがバレたわけだ。そして今日現在、13週連続、19日連続で読書をしているということになっている。
もちろん、電子書籍以外の、普通の紙の本も時々読むので、年間を通してみると、たぶん70~80冊の本を読んでいるのかなと思う。週1~2冊、月4~7冊というところだ。
私は、中学、高校と電車通学をしていたので、片道25分の登下校時は、ほぼ電車で本を読む時間だったけれど、電車に乗ることもなくなった大学に入って以降、めっきり本を読まなくなった。勤務医のころは、仕事と家事で、読書時間を確保しようなんて考えもしなかった。その後、クリニックを開業して、時間を自分でコントロールできるようになり、電子書籍の登場で、スマホでいつでも本が読めるようになるなど、色々な条件が、10代のころに好きだった読書へと自分を引き戻してくれたのかなと思う。
文化庁の意見としても、文字や活字に親しむ機会の充実を図っていきたいということらしいので、私個人としては、いつまでも読書好きでいたいと思っている。


宇都宮

2024-11-11 13:24:29投稿

日本女性医学学会に参加するため、この週末、栃木県宇都宮市に行ってきた。
宇都宮に来るのは、2017年5月に超音波の学会で訪れて以来、2回目。7年前は、駅前の学会場と少し離れた会場の2か所を行ったり来たりした覚えがあるだけで、あとは、餃子の街という印象のみ。確か駅の裏は工事してたよなぁというかすかな記憶。
そして、今回、宇都宮駅に降り立ってみてびっくり。何もかもが7年前と違っている気がして、初めての感じしかしなかった。それもそのはず、この数年間で、駅の東口は再開発が進み、今回学会場となったライトキューブ宇都宮は、オープンして2年。駅には、東西を結ぶ通路ができ、東口に直結する地上14階建ての「Utsunomiya Terrace(ウツノミヤテラス)」も同時期に開業。1階から5階が商業施設、6階がオフィス、5階から14階が露天風呂「スカイスパ」や展望レストランも備えた「ホテル・カンデオホテルズ宇都宮」が入る複合施設。去年夏には、全国ニュースでも話題となった、第3セクターによる路面電車、ライトラインが開通。何もかもが新しいのだ!

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人口50万程度の中都市としては、すごくお金を費やしている印象だけど、駅を一歩離れると、人はまばら・・・お店はやっていけるのかしらんといらん心配をしたくはなる。と、関東にうとい私がとやかく言うことではないけれど・・・
ま、たまに行く立場としては、便利できれいで、いうことなし。新山口駅周辺も、このくらいになるといいのになぁとわが町を思ってしまう。そして今、西口も再開発がすすんでいるようで、工事中の区域はあったが、色々と計画が頓挫しているらしい。
このたび、宿泊したのは、東口からすぐのホテルだったので、1日目のセッションがおわってから、西口のほうをウロウロしてみた。餃子のオブジェのある西口は、東口に比べると、昭和の雰囲気も漂っており、餃子の店があちこちにあり、何軒かは行列ができていた。1世帯当たりの餃子の購入額が、ずっと全国一位だった宇都宮市が、コロナ禍に宮崎市にぬかれたこともあり、また最近は一位の座をとりものそうと、餃子に力を入れているというニュースを見たこともある。普通の餃子だけでなく、味噌味とかゆず風味とか、色々なのを売っていたので、せっかくここまで来たし、もしかして死ぬまでに2度と来ないかもしれないと思い、自分へのお土産として冷凍餃子を防府に発送することに・・・

餃子はさておき、今回、最もびっくりしたのは、駅から直結する通路の延長上にある、ライトキューブの裏手にあたるベンチのすべてに、禁止する事項として「喫煙」のほか「過度なスキンシップ」という張り紙がしてあったこと。こんなのみたことないし・・・過度?どこまで?
う~ん、つまらん想像をしてしまう。おそらく、過去に通報する人がいたり、色々いざこざがあったに違いないと勝手に考える婦人科医でした。

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S/Jリーグ

2024-11-04 13:58:55投稿

3連休初めの2日間、山口の維新公園の維新大晃アリーナで、バドミントンS/Jリーグ2024山口大会が開催された。バドミントンの実業団チームのリーグ戦で、国内トップアスリートが集うS/Jリーグ。
私自身、バドミントンをしたことはないけれど、基本的に、スポーツ観戦をするのは、格闘技以外は何でも好きなので、今回も山口に行ってきた。S/Jリーグを観戦するのは、2回目で、何となく、雰囲気は知っていたけれど、今回は、前回とは違って、コートは3コート併用で、2日間にわたって、団体戦として、男女12試合が行われるということで、結構、大規模な開催だなと思った。
朝10時から試合開始で、開場が8時半となっていたので、これは、早めに行った方がよいのかなと考え、9時ごろに到着するよう出発。駐車場探しが大変と思っていたけれど、大会専用の臨時駐車場も用意されていて、すんなり駐車。その後、アリーナに歩いていくと、会場前の広場に、キッチンカーが5~6台出店していた。美味しそうなので、買いたい気持ちもありながら、”カロリー高そうだからやめとけ”と自分に言い聞かせ、いざ、会場内へ。
自分が山大生だった時にこのアリーナが新しくでき、入学式はできなかったけど、卒業式はここで行われたという、私にとっては、一番馴染みのあるこの体育館。これまで、卓球の試合を中心に、ここにきた回数は100回はくだらないと思うけど、ロビーにこれだけの人がいるというのは、過去イチだなと思う混雑ぶりだった。
当然、指定席ではない座席も、地元女子チーム「アクト西京」が試合をする中央のコートがみえやすい位置は、完全にうまっており、空いている席で最も中央よりを確保。男子の試合があるコートがよく見えるので、ま、いっかとする。
10時に試合が始まるも、3コート同時の試合なので、審判のコールもそれぞれ。マイクで伝えられる点数が、どのコートのことなのか、聞いているだけではさっぱりわからず、複数のコールが重なったりすることもある。前回も思ったけれど、もう少し1コートずつわかりやすくできんもんかいなと思う。正面の大型スクリーンにも中央のコートの様子のみ映され、点数表示も常時ではない。
肝心の試合はというと・・・
トップ選手のラリーは見ごたえがあるものが多く、日本代表の選手もちらほら。中でも、女子ダブルスは、再春館製薬の”シダマツ”ペア、男子ダブルスは、トナミ運輸の”ホキコバ”ペアは、世界大会の優勝経験もあるダブルスなので、いずれも、前半せっていても、後半で、あっさりポイントを重ねて勝つ試合だった。バドミントンど素人の私がいうのもおこがましいけれど、強くうつというよりは、相手のスキを突くようなコース攻めや、体の中心をねらうのがうまいなというのが感想。
そして、試合とは関係ないけれど、個人的に面白いなと思ったのは、一つは、試合のインターバルに行われる、コート掃除。いわゆるコロコロ(粘着クリーナー)で、掃除しているスタッフを、初めは「なんで?」と思いながら見ていて、しばらくして気づいた。そっかー、バドミントンって、シャトルの羽が飛び散るんだ・・・きっといっぱい羽の破片がコート上に落ちているのね・・・そういえば、試合中にも、選手がシャトルを替えてくれと、何度も交換してるよねぇ・・・トップ選手のスマッシュのすごさをみれば、シャトルが痛むのは当然。一体、どのくらいのシャトルを消耗するんだろ、お金かかるなぁ・・・といらん心配。
そして、もう一つ、面白いと思ったのは、応援。普段、卓球の試合ばかり観戦している私にとって、同じネットをはさんで行う競技として、なかなか不思議な応援スタイルを見た。これは、競技特有なものかどうかはわからないけれど、地元「アクト西京」の応援団は、楽器もつかっての大応援で、ラリーごとに、ポイントをとったときだけでなく、落とした時も、バンバン太鼓をたたいていた。これにはちょっと、ん?という気がした。そして、ベンチにいる選手たちが試合中の選手にむかってする応援も、チームそれぞれでパフォーマンスが決まっているようで、ほとんどダンスのようなのもあって、卓球の応援ではみとことないなという感じ。団体戦なので、にぎやかでいいけれど、競技のスピーディーさも必要かなという気もしないでもなかった。
そんなこんなで、最後は「アクト西京」が、接戦を落としてしまうという残念な結果だったけれど、全体として、楽しく観戦することができ、また、県内で試合があるときは、観に行けたらといいなと思う。

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秋吉台サファリランド

2024-10-28 08:57:53投稿

なんちゃってカープファンの私。時々、カープ関連のYouTubeをみているけれど、その中でも、結構、楽しくみれるのが、「アベレン」
昨年、カープ球団から戦力外通告をうけ、現在は、フリーで活動をしている、内野手だった安部友裕氏と、ブルペンピッチャーだった中田廉氏のコンビが繰り広げる広島ホームテレビの公式YouTube版。
2人が色々なところを訪れるロケがその番組の中心で、時々、ゲストも参加して、観光地を巡るバージョンもある。
9月の動画では、アベレン二人が、広島から車で宇部空港にむかい、そこで芸人ぺこぱの二人と合流。山口に詳しいぺこぱの二人が、秋吉台周辺をアベレン二人に案内する動画として、3回にわけて配信された。
途中のドライブシーンでも、私のよく知る道を通っていたので、とても親しみやすい動画となっており、その第3弾は、秋吉台サファリランドだった。
私自身、秋吉台にはランニング目的で年に1~2回くらいいくけれど、サファリランドは少なくとも20年以内に行った記憶はない。大きな動物を放し飼いにしているサファリ形式の動物園は、現在国内に8か所くらいしかなく、ここの売りは、何といっても、エサやりバス。バスに乗って、サファリ内を巡り、途中何か所かに停車して、バスから直接動物にエサをやるというもの。
そのエサやりバスに、アベレン二人とぺこぱ二人が乗り込み、動物にエサをやって大盛り上がりの動画をみて、私自身も行ってみたくなった。大の大人でも十分楽しめそうだぞ。

ということで、この週末、秋吉台サファリランドに行ってきた。
実際に、バスに乗って、目の前の動物にエサをやるのは、普通の動物園ではない楽しさ。肉食動物を数十センチの距離で見るなんて、大興奮。
バスの車体には、色々な仕掛けがあって、動物たちが、何もしなくてもバスに寄ってくるようになっている。客がエサを小窓から直接あげるのは、シマウマとライオンだけだけど、バスの外側においたエサを食べにくるのは、象、熊、トラ。バスツアーのフィナーレは、担当の職員の方が、肉片をバスの窓に投げつけ、それをでっかいオスのトラがかぶりつくというもの。窓越しとはいえ、トラの顔が目の前にあるのは、大迫力。
全国の人たちに、是非、秋吉台サファリランドに来てもらって、この興奮を味わってもらいたいな。

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国際郵便

2024-10-20 09:00:27投稿

最近、発展途上国に国際郵便を送ることになった。
これまで、友人や親せきなど、書類や手紙などは、送ったことはあるけれど、小包(荷物)として送ったことはなく、とりあえず、どのように送るのがよいか、色々ググってみるところからスタート。
四半世紀以上前、自分たちがアメリカにいたころ、家族から、乾物などの食料を、結構頻回に送ってもらっていたし、宛名を英語(ローマ字)で書くくらいで、海外に郵便物を送ることについて、それほど大変だという認識はなかった。
まず調べたのは、郵便局から送るのがよいのか、ヤマト運輸などの民間会社から送るのがよいのか。
アメリカをはじめ、先進国に送る分には、結構、どこの会社でも簡単に送れそうだけど、郵便事情の悪い国に送るには、色々面倒な感じがしたので、やっぱり郵便局でしょという結論に達し、郵便局のホームページを開く。
「国際郵便の送り方ガイド」というページからみていくと、どうやらそう簡単ではない。
1)小包を送るのか、小型包装物を送るのか
2)税関告知書のCN22とCN23のいずれかが必要
まずは、この問題を解決しなければならない。小型包装物というのは、書類を送るときなどと同じレベルの申告でよいので、こちらのほうが簡便らしいことがわかるのに、数分。とりあえず、3辺の和が90㎝以内で重量が2㎏以下なので、小型包装物として送ることに決定。そして、次の大問題が、内容品の税関申告。郵便局のホームページには、以下のような記載がある。

物品などの金銭的価値のあるものを内容品とする郵便物を海外へ送る場合、税関検査の対象とされる可能性があるため、税関への申告が必要です。入力が正確でない場合、名あて国における税関検査に時間を要したり、場合によっては、郵便物が返送、没収等されることがあります。
内容品の入力方法:内容品の品名、個数、重量、価格を、英語(推奨)またはフランス語で入力すること。

どうやら、税関告知書というのが、届ける荷物の種類で決まった様式があり、それを国際郵便マイページという個人のページを登録、そこからその様式に入力することで、告知書が出来上がるという手順になるということだ。そのことを理解するのに、何度もページをめくってはもどりして、時間を費やす。
そして、いよいよ告知書の作成。内容品の英語入力は、できるだけ正確にといっても、何が正しいのかわからないので、とりあえず、内容品の英語訳というページを開いてみる。そして、ここで仰天!
「衣類・装飾品」という欄をクリックすると、あいうえお順に日本語の分類に対する中国語、英語、HSコードという番号がついている。驚くほどたくさんある用語が並んだ表をみていくと、ア行からカ行にはいって、カーディガンというところをみて、おったまげ!!思わず「なんじゃ、こりゃぁ~」
以下がそのカーディガンの日本語と英語訳

カーディガン(男性用 羊毛)     Cardigan (for men, wool)
カーディガン(男性用 カシミヤ毛)  Cardigan (for men, cashmere)
カーディガン(男性用 綿)      Cardigan (for men, cotton)
カーディガン(男性用 人造繊維)   Cardigan (for men, man-made fibers)
カーディガン(男性用 その他繊維素材)Cardigan (for men, other textile materials)
カーディガン(女性用 羊毛)     Cardigan (for women, wool)
カーディガン(女性用 カシミヤ毛)  Cardigan (for women, cashmere)
カーディガン(女性用 綿)      Cardigan (for women, cotton)
カーディガン(女性用 人造繊維)   Cardigan (for women, man-made fibers)
カーディガン(女性用 その他繊維素材)Cardigan (for women, other textile materials)

結局、これだけ分類されているのは、すべてHSコードが異なるからのようだ。HSコードというのは、貨物を輸出入する際に使用される世界共通の品目分類番号で、衣類については、繊維の種類が大事らしい。
別に、カーディガンを送る予定ではなかったのだけれど、あいうえお順にたどっていって、カ行のところで、すでに、送る気力を失ってきた。とにかく、大変ということがわかってきて、それでも、国際郵便マイページというのを作成しないといけないのでアカウントを作る。
アカウント登録後、ログインしてから、いよいよ税関告知書CN22の制作。送り主と送り先の住所を入力して、内容品の英語名、HSコード、値段(これは適当)、重さ(これは料理用秤で計測)を記入。一度登録すると、登録した内容で、税関に申告したことになるため、登録日から1週間以内に発送しなければならない。しかも、訂正したくても、手書きでの書き直し、追加記入はできず、そのためには、もう一度、登録履歴を開いて、再作成というのをしなきゃいけない。そんなこんなで、足掛け3日かけて、小型包装物の送り状(税関告知書)が完成した。
梱包して、印刷した送り状とともに、郵便局に持って行くと、荷物をつめた段ボール箱に、通販会社のロゴなどがあったので、「これを貼って文字が見えないようにしてください」といわれ、ガムテープを渡された。箱にあった文字やロゴの上にガムテープを貼りまくり、ようやく、荷造り完成。さらにまた、申告した内容が虚偽でないこと、輸出入が禁止されている(花火、香水など)ものが入っていないことを確認する書類にチェックとサインをして、ようやく終了。
あとは、郵便事情の悪い途上国に無事に届くかどうか・・・
送り先から、届いたという連絡がくるのを、神に祈って待つのみでございます。


同窓会

2024-10-14 19:17:37投稿

この3連休、全国的に天気もよく、暑さも一段落して、お出かけ日和だった。
そして私は、高校の同窓会で広島に行ってきた。
高校の同窓会と言っても、中高一貫の女子校だったので、6年間をともにした150人がその対象。毎年クラス替えがあり、一度も同じクラスになったことのない人はまずおらず、というより、いつ同じクラスだったかもわからない、150人が一つのクラスのような、仲のよい学年の同窓会だ。お世話好きのありがたい数人がいてくれるので、これまでにも、節目の年に何度も会が開かれ、今回は10年ぶり(多分)。少なくとも、私は10年前に参加して以来。そして、今回の参加者は、48人と、これまでで一番多い参加かも。遠いところからは、アメリカのフロリダ州タンパからと、フランスのパリ。関東からも10人以上。遠方からの人たちの多くは広島が実家のようだ。
大学の同窓会は、当然、医学部の同窓会で、ほぼ全員医者をやっているので、誰が何の仕事?と考えることもないけれど、高校の同窓生はありとあらゆる仕事についている人たちなので、知らない世界の話が聞けて、面白い。
会の中心は、一人1分とタイマーをかけて、全員の近況報告。もちろん、専業主婦もいるんだけれど、バイオリニスト、歌手、デザイナー、演劇など、芸術分野のプロもちらほら。医者は私をいれて4人。歯科医は2人。教師も多い。通訳も数人いたし、半導体やIT関連の仕事の人もいた。職業も様々なら、私生活も様々。小学生の孫がいる人もいるし、高齢出産した人は、まだ子供が10代だったりする。当然、独身の人もいれば、3回結婚した人も。けれど、ほぼ世代的に共通しているのは、親の介護問題。何だかねぇ…という感じ。
お世話をしてくれた人たちが、現在の母校の様子を動画に撮ってきてくれたものをみたり、なんと40年前の制服を持ってきた人もいた。懐かしさに感動しつつ、最後はみんなで校歌斉唱。これがまた、歌詞を見ないでも歌えるんだなぁ。
可能なら、全員と話がしたかったけれど、あっという間の3時間。同窓会、これから何年続いていくんだろうか。みんなが元気で、また会える日が楽しみ。


下関海響マラソン

2024-10-07 22:46:57投稿

今年も11月3日に下関海響マラソンが開催される。
2011年からランニングを始め、昨年までに10回フルマラソンを完走しているけれど、そのうち5回は下関。そして、去年、この大会で、フルマラソンは最後にすると決めた。
一番の理由は、外反母趾の悪化だけど、そもそも、ランニングを始めたのは単純に健康のため、体力増強のため。それなのに、フルマラソンを走ろうとすると、かなりの練習は必要だし、本番レースでも、体はボロボロ。明らかに健康のためになっていない。
ということで、今後、マラソンは、ハーフまでと決めており、今年も、12月の萩城下町マラソン(ハーフ)には参加する予定。
当然、海響マラソンにはエントリーしておらず、他のフルマラソンレースを走る予定もないのだけれど、フルマラソンに出ないとなると、なかなか走るモチベーションが上がらない。
これまで10回フルを完走したレースのうち、8回は、まあまあ自分の目標タイムは達成しており、8回とも、レース前2か月間で、少なくとも20㎞以上の距離を3回は走るというのを自分に課して、本番に臨んだ結果。
けど、20㎞以上の距離を、自分ひとりで練習のために走るというのは、結構、ストイックにならないと無理。
今年も、12月のレースにむけて、練習はしとかなきゃと思うけど、フルじゃないし、ま、いっかという気になりがち。
というわけで、たまには20㎞以上走らなきゃと、この日曜日、所属しているランニングチームが毎年やっている下関海響マラソン本番1か月前の試走会に参加してきた。基本的には、海響マラソンの後半のコース、約24㎞を走力別グループで一緒に走るだけ。ただ、チームのメンバーが3~5㎞おきに車で待ってくれており、エイドステーション替わりをしてくれるので、個人で走るのに比べて、とても走りやすい。
スタートは本番と同じ場所から同じ時刻で。ただ、本番は前半の長府方面を折り返して20㎞くらい走ったあとに再びスタート地点に戻ってくるコース設定で、試走会は、そこから開始。
私が走ったのは、チームの中でも当然、最も遅いグループで、6時間以内に完走する、大体1キロ7分半のペースが目安。日ごろ、一人でジョギングするときは、キロ7分前後のことが多く、これまでのフル完走のペースはキロ6分半くらいなので、7分半だったら、楽勝でしょ、と気楽にスタート。
実際、10㎞くらいまでは、全く元気で、気が付くとペースが速くなってしまう感じで、こんなだったら、やっぱフルをやめることもなかったかなぁと余裕のよっちゃん。しか~し、15㎞を過ぎてくると、流石に体全体が重くなり、彦島の海を臨むアップダウンのコースが脚に襲い掛かってきた。これまでの経験通り、マラソンって、30㎞からが本番だし、15㎞くらいでこんなにだるくなってちゃねぇ…という感じ。
ラスト3㎞は、一緒に走っていたメンバーの数人で、キロ6分前半くらいで、がんばって走ったけれど、久しぶりの24㎞のランニングは、それなりに脚にきて、やっぱり、フルマラソンを卒業してよかったなということを確認することになった。
11月3日、本番を走るみなさん、がんばってねー。


読書の秋

2024-10-02 18:40:33投稿

真のファンなら、負けても負けても応援するものだと思う。
でも、私は、なんちゃってカープファンなので、負け続ける試合を見る気になれない。

9月の初めに首位だったカープ。貯金も14あったのに、それを使い果たし、ついに、CS出場も絶望的。
セリーグの月間最多敗戦記録まで作ってしまった、この9月のカープの連日の負けは、どうしちゃったんだろというしかない。
敗因については、世間でも色々いわれているし、もちろん、球団が一番考えているんだと思うので、当然、私なんかがとやかく言う気はないけれど、何だか楽しみの減った9月だったなと思う。
暑い夏、仕事から帰ると、いつもナイター中継をみて、やーやー言いながら、夕食を作って食べるのが日課だったのに、負けているとみる気になれず。スポーツの試合というのは、どんな競技でも勝ち負けがあるし、いつも勝ってばかりじゃないのは当たり前だけど、やっぱり、応援している選手、チームが活躍すると、気分が良くなるものだ。なので、気分を害してしまうのであれば、初めから応援しない方が気楽。カープが首位を陥落し、2位、3位と落ちてきている間、中継をみる時間はどんどん減って、逆に、読書タイムが増えた私。それは、それで、よかったとしよう。
そして、10月をむかえた今、これから、日本のプロ野球はクライマックスシリーズ、日本シリーズと進んでいくわけだけど、ま、大谷選手の活躍するメジャーリーグのポストシーズンの方が面白そうだなと思っている。とはいえ、アメリカの試合は、生中継でみられる時間帯ではないので、結局、私は読書にいそしむことになるのかなぁ。
Amazonの電子書籍のサブスクリプション、Kindle Unlimittedを再契約したので、少なくとも、1か月に3冊以上は読まなくては元がとれんぞ、と次から次へとクリックしてマイライブラリーに本をためてきた8月。9月になって、読書量が増えた分、読書記録をみると、9月は19日間読書しているということになっている。
今年になって、ほとんど読まない月もあったけど、この半年で33冊読破しているということになっているので、元は十分とれているみたい。もっとも、Kindle Unlimittedで指定されている本は無料だけど、それ以外の本はしっかりお金をとられるので、正確な収支は定かでないし、計算して読書をしているわけではないんだけど・・・
いずれにしても、11月以降は、野球はオフシーズンになるし、ようやく秋本番になってきたので、10月は、読書の秋にするぞ!
食欲の秋も気になるけどね。


マウス

2024-09-27 22:20:29投稿

昭和の終わりごろ、ワープロが登場してからこれまで、仕事を中心に、キーボードをほとんど毎日うっている私。ワープロがパソコンになってから、マウスというものが登場し、今まで手にしたマウスはどのくらいあるのだろう。
現在、電子カルテは、有線のマウスだけど、個人的に使っている2台のPCでは、Bluetoothで接続するものと、USBで接続するものをそれぞれ使っていて、どれも一長一短はある。有線は文字通り線が邪魔になるけれど電池切れの心配なし。USBの場合は、PCのジャックが一つつぶれるので、色々接続するときに困ることはある。結局、Bluetoothが一番使い勝手がよく、普段一番よく使うPCのマウスは何年もBluetoothタイプにしている。
ノート型PCはおおよそ5~6年毎に買い替えているけれど、マウスはそのまま使っていて、現在のPCはWindows11だけど、Windows10の時からずっと同じマウス。なので、定かではないが、おそらく10年くらい使っていると思われる。これまで、クリックしても反応が悪くなってきたら、電池を替えることで対応してきた。
1か月くらい前、マウスを動かしても、矢印が動かなくなり、電池をかえたら、もどったので、これで当分大丈夫と思っていた。ところが、電池をかえて、1週間くらいしかたっていないのに、また、矢印が動かない事態に・・・
これはおかしい・・・
電池の問題でなければ、マウスそのものの問題としか思えない。マウスが使えないと、日々、とても困るので、さっそくヤマダ電機に買いに行った。Bluetoothタイプで、よさそうなヤツ・・・と思って色々みてみるもどれがいいのかわからず、値段の差も結構あるので、とりあえず、1番人気と書いてあるものをちょっぴりお高めだったけれど購入してみた。
持ち帰ってすぐにPCに接続。使ってみると音もなくスムーズ。そして、いつも、検診データを入力しているファイルメーカーを開いて、普段通りに入力を始めてみると、あまりにサクサク動くことに感動。これまで、クリックしても次のタブに進まないとき、ソフトとしてのファイルメーカーがよくないのだと勝手に思っていたけれど、これは、明らかにマウスのせいだったのだ。でも、考えてみると、ファイルメーカーの入力を17年続けていて、5年くらい前には、すでに、入力しにくいときがあったので、それもマウスのせいだったのだと思うと、何で早くきづかなかったのかと、悔しくもなる。
とりあえず、今後、PCの動きが悪いなと感じたら、マウスを替えたほうがよいのでは?と疑問を持つことが必要ということを学んだ由。


AAA

2024-09-16 14:38:34投稿

AAA(トリプルA)と聞いて、一般的な人は、何を思い浮かべるのだろうか。
私の中では、ランク付けの指標という概念だけど、ググってみると、検索のトップにくるのは、2005年にデビューし、2020年に活動を停止した、男女パフォーマンスグループの名前だ。申し訳ないけど、私はこのグループのことは全く知らない。かなり人気のあった曲も出しているみたいだけど、オバサンはこーゆーの疎いので、すみません・・・
で、医者としては、AAAというと、Abdominal Aortic Aneurysm(腹部大動脈瘤)かなと思うが、総合病院勤務では、救急室などで、聞くことはあったけれど、そのような現場から遠のいて久しい今の私にとっては、そういえば、AAAって言ってたよなとなる程度。
さらに調べてみると、AAA症候群という病気もあり、これは、食道アカラシア(Achalasia)、無涙症(Alacrima)、副腎皮質機能不全 (Adrenal insufficiency)の3徴候に筋萎縮と筋力低下が合併する常染色体劣性疾患ということだけど、婦人科医としては、まったく関与したことはなく、聞いたこともない。

結局、個人的には、AAAといえば、いわゆる、Aランク、Bランクなどというランク付けの一番良いやつというのが、腹落ちするかなと思っていた。

しかし、最近読んだ本、大石佳能子著、「『幸せな老後』を自分でデザインするためのデータブック」によると、(老後といわれる年代を目前にして、こんな本ばかり読んでいる私)『幸せな老後』を過ごしたいなら、AAA高齢者を目指そうということだ。ここに、その一部を抜粋すると・・・

Active(活動的な):前向きで、いくつであっても積極的に社会に参加し発信する
Academic(知的な):正しい情報を得て、自らの老いに対処する方策を知り実行する
Affluent(収入のある):自分らしい生活を過ごすための収入がある
Academicは必ずしも高学歴を意味しません。Affluentは必ずしもお金持ちを意味しません。いずれもActiveであり続けるために、正しい情報を得て、自分らしく生活できる力を持っていることを意味しています。 

大石佳能子. DESIGN MY 100 YEARS 100のチャートで見る人生100年時代、「幸せな老後」を自分でデザインするためのデータブック (p.246). 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版

皆が皆、幸せな老後を過ごせれば、世界中は平和に決まっているけれど、なかなかそうはいかないのが現実。でも、AAA高齢者を目指して、努力することは可能だと思う。著者も言うように、AAA高齢者になるためには、50歳代からの準備が重要ということなので、何かあれば、AAAを思い出し、Positiveに過ごしていかなきゃなと思う。


お疲れ様

2024-09-10 18:52:19投稿

当院には、若いベトナム人女性が、受診されることが、時々ある。
彼女たちは技能実習生として防府市内で仕事をしているようで、数年の滞在が多い。これまで、数十人は受診しており、通訳の人と一緒に来ることもあれば、職場の日本人上司と来ることもある。時に、一人でやってくる場合もある。
いずれにしても、まったく日本語に不自由しないケースはなく、当院では、ポケトークを駆使して、何とか問診をとり、診察後の説明をしているけれど、医学的なことをわかりやすく説明するのは、なかなか難しいのが現状。もちろん、ベトナム人に限った話ではなく、外国人患者さんに対して、十分な説明ができていないもどかしさは常にある。英語以外の外国語は、まったくゼロの私にとって、患者さんの日本語に頼るしかないのがつらいところだ。中国人の場合は、漢字を書いてみるという手段が奏功することもたまにあるけれど、ベトナム語は、アルファベットでもない文字なので、完全にお手上げ。正直、英語のレベルも全然なので、英語ならOKというわけではないけれど・・・

最近、立て続けに、カタコトの日本語が喋れるベトナム人患者さんがやってきて、説明が終わって、診察室を出るときに、私に対して、いずれも「オツカレサマデシタ」と言った。
一般的に、病院で、「お疲れ様でした」というのは、検査や処置の済んだ患者さんに対して、医療者側がいうセリフで、患者さんが医者にいう言葉ではない。おそらく、彼女たちは、職場で、仕事が終わって帰るときに、日本人がみな「お疲れ様」と言っているのを聞いているのだと思う。ま、仕事終わりのあいさつには、「さようなら」とは言わないよなぁ・・・職場なら、「お疲れ様」はお互いに言い合うこともあるし、仕事始めに、先に職場に入っている人に対して言うこともあるけれど、別れ際に使う言葉として自然といえば自然。
こう考えると、どういう時に「お疲れ様」を使うのがよいのかを、外国人に理解してもらうのは、結構むずかしいよなと思う。ちなみに、翻訳アプリで、「お疲れ様」を英語に訳してみると、”Thank you for your hard work”とある。これを逆に日本語に直訳すれば、「あなたが懸命に働いてくれたことに感謝します」ということになるわけだ。
実際、単に「お疲れ様」といっても、気持ちのこめかたによって、ニュアンスは色々で、仲間内で、「おつかれぇ~」と、あいさつ代わりのこともあれば、「お疲れ様でしたねぇ・・・」と本気でねぎらうこともある。さらに、「お疲れ様」には必ず”お”がついており、あくまでも自分の”疲れ”ではなく、相手の”疲れ”だということもおそらく外国人にはわかりづらいと思う。
「お疲れ様」に限らず、世界中で一番難しい言語ともいわれる日本語を、外国人にわかってもらうのは、本当に難しいと思う。そんな国にやってきて、必死に働いてくれている彼女たちにこそ、「お疲れ様」と言ってあげなきゃいけないなぁ。
今度また、ベトナム人患者さんがきて、「オツカレサマデシタ」を聞いたときには、私が、一生懸命ポケトークで何とか説明したことに対するねぎらいの言葉として受け止めるしかない。でも、そこで、私がいうセリフは、いつも通りの「お大事になさいませ」
日本語は難しい・・・


二つ折り

2024-08-31 21:06:56投稿

日本に長く住んでいて、日本のことをよく知るアメリカ人が、日本では普通だけど、アメリカではありえないことというのを、YouTubeで話しているのを見た。
その一つが、長財布。
特に、長財布をお尻のポケットに突っ込んでいる若者をよく見かけるけど、日本以外の国ではありえないと言っていた。ポケットからはみ出た財布なんて、どうぞ盗んでくださいというメッセージとしてしか考えられないとそのアメリカ人曰く。
そういえば、若者の一人である我が家の息子が、長財布をお尻のポケットに突っ込んでいるのを何度かみたことがある。

そもそも、日本では、長財布というのが、何故、好まれるのか・・・
一つには、ルイヴィトンなどの、高級ブランドの財布を何気なく見せるための、見栄だとか。確かに、二つ折り財布に比べると、長財布のほうが、目に触れやすいのは物理的に正しい。そして、お札を折らずに入れられるので、お金を払うときに、出しやすく、お札がきれいという点。まあ、これも日本人らしいし、一理あるか...

でも、やっぱり、長いと大きいので邪魔になるし、実際、お尻のポケットだろうと、上着のポケットだろうとはみ出さずに入れることは不可能。とりあえず、財布だけ持って、近くのコンビニまで行って来ようとしたとき、カバンは持ちたくない、ポケットに入れておきたい・・・そんな時には、困る。
というわけで、私は、これまでの人生、長財布を持っていたことはない。
私の財布へのこだわりとして、基本的に二つ折りで、小銭を入れるところと、お札を入れるところの向きが同じでないといけない。これは、お金を払うとき、お札と小銭を同時に見て出したいから。あとは、必ず本革の製品であること。ブランドにはこだわらないけれど、結局、これまで持っていた財布のほとんどは、COACHのもので、色さえ違えど、形は20年以上同じものばかり。
実際、女性ものの財布売り場に行ってみると、ほとんどそういう形の財布は見当たらない。何年か前、今の財布の前に持っていた財布を買い替えようとしたときに、おとずれたデパートの売り場で自分の好みを伝えると、「そういった形は、メンズ商品となります」と言われた。一般的に、レディース財布といえば、ほとんどが長財布か、二つ折りでもチャックやボタンで閉じるタイプが主流。そして、メンズの売り場に行って、自分の好みの形を見つける訳だけど、ここでも、長財布が多くを占める。
さすがに、20年以上(もしかして30年かも)ずっと同じ形の財布もつまんないし、たまには違うのを買おうかと思った最近、Epoiという日本の革製品ブランドの三つ折り財布を衝動買いしてしまった。二つ折りに比べると、お札の折れ方が弱いし、収納力はあるし、とりあえず、ポケットには入るので、まあまあ気に入っている。
ただ、最近、ポケットに財布を入れる機会はほとんどなく、ちょっとそこまでコンビニに・・・というときは、スマホをポケットに入れるのみ。おサイフケータイにQRコード決済で、何でもすんでしまう令和の今、現金を使うことが、本当に少なくなったので、ポケットに入る大きさだろうが何だろうが、財布はどうでもよくなっている時代なのだ・・・
その代わり、スマホをいかに置き忘れることなく、常に持っているかということが重要で、そのために、スマホをGalaxyの二つ折り携帯にしている。
やっぱ、何でも長いより二つ折りがいいです。


Google Gemini

2024-08-25 23:06:34投稿

昨年、ChatGPTが話題となり、ダウンロードしてみたものの、アカウントをつくるにあたっての設定が面倒で、入力したパスワードも忘れてしまい、数回使っただけで、それっきりになっていた。
特に、それを使う必要のあるような仕事をしているわけでもないし、便利っちゃあ便利だけど、昭和世代の人間は、使わんでもいいか・・・という気持ちでいた。半面、新しいものについていけないのは、年寄りくさくて嫌だしという気持ちもあり、これから先、どんどんAIが広まっていく中で、使えるものは使いたいとも思っていた自分。
最近、Androidスマホで、GoogleGeminiというアプリが良いぞというCMをみて、早速ダウンロードしてみると、ほぼChatGPTと同じような感じで、使えることが分かった。文章を入力しなくても、音声でOKなので、結構簡単。そして、何より、パスワードの設定などがないので、アプリをひらいて、質問するだけというのがお気に入り。医学的な知識も、ネット上で調べるよりも、Geminiに聞く方が早いことに気づいた私は、例えば、普段診ることの少ない感染症の潜伏期間を尋ねてみたり、ちょっとした仕事の手間を省いている。薬の名前を調べることも可能だし・・・なんと便利な・・・
強いて言えば、Geminiが読み上げる音声が、いかにもAIという感じの、句読点を無視したようなイントネーションであるため、聞き心地はよくない。ま、これは、NHKニュースの”ここからはAIによる自動音声でお伝えします”という奴と同じで、仕方ないけど。もし、これが、ナマの人間と同じように読み上げてしまったら、それはまたそれで、恐ろしくはなる。
デジタルネイティブの世代と同じように、様々な新しい機能を使いこなすのは、難しいとは思うけれど、最先端技術を利用できると、やっぱり便利だし、色々と無駄が省けるので、もっと、アナログ的なことにあいた時間を費やすことができるなと思う。むしろ、技術が進めば進むほど、操作は簡単になるので、年寄向きなのかもしれない。
ちなみに、Geminiにカープの優勝確率を尋ねてみたところ、「残念ながらAIの私には正確に予測することはできません」とのこと。しかも、「優勝確率について気になっているということは、あなたはカープのファンの方なのですね」ときたもんだ。
Gemini恐るべし。


足立美術館

2024-08-16 23:33:37投稿

お盆休みを利用して、かねてから行きたいと思っていた、島根県の足立美術館に行ってきた。
足立美術館の庭園の美しさは、世界的に知られていて、現時点で、21年連続庭園日本一を継続中。
数年前に、庭園の手入れ、庭師の仕事などを特集したドキュメント番組を見たことがあり、それ以来、日本一の庭園に、行かなきゃなと思っていたが、近いようで遠い島根で、なかなか行く機会がなかった。実際、島根県は東西に長く、益田や津和野など、西は山口県から近いけれど、東のほうはかなり遠い。
今回、ナビで検索すると、防府からは約340km。安来市の足立美術館を目的地に設定。途中、出雲、玉造などを経由して、安来に行ったのだけれど、噂に聞いていた通り、美術館がある場所は、街からは完全にはずれていた。360度田んぼに囲まれた緑の平地にドーンとかまえられた建物。行く道すがら、こんな田舎にあるの~と思いつつ、ま、山口県民には見慣れた風景、山道の運転も慣れたものだけど・・・

駐車場はだだっ広く、猛暑なので、車のすべての窓に日よけをして、いざ、館内へ。
入口の行列のためのロープが、いかに入館者が多いのかを物語っている。
入館料を払ってすぐふりむくと、緑の庭園が広がっている。
これが、日本一の庭園・・・美しい

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当然と言えば、当然だけど、庭には雑草ひとつ生えておらず、ごみひとつ落ちていない。ここまでのメインテナンス、惜しみなく手間暇かけていることが素人にもわかる。
庭園を眺められるカフェで、1杯1000円のコーヒーを飲んだあと、美術館を設立した足立氏のコレクションをみてまわる。横山大観の日本画が気に入り、これを購入するぞと決意したのが始まりという数多くのコレクション。安来市という小さな田舎街に、こんな美術館をたてた足立全康という人がすごいというしかない。名画と名園を一体化したこんな美術館。世界中から人が集まるわけだ。

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お盆休みで人が普段より多いのかもしれないけれど、庭が広いので、それほど苦にならず見て回ることができた。御多分に漏れず、ショップにも寄ったけれど、そこはあまり変わり映えせず。
横山大観の絵の中で、一番気に入った絵のモチーフがあれば買おうかなと思って探すもなし。う~ん、私の好みは、一般的ではないのかしらん?
今回、真夏の庭園で、緑ばかりだったけれど、春や秋の花がさくころ、冬の雪化粧など、四季折々に訪れると、本当に美しいんだろうなと思った。こればっかりは、写真や、ビデオでみるのとは、まったく違う。日本庭園の美しさ、ちょっと遠いけど、また違う季節にぜひ行ってみたいな。


スポーツニュース

2024-08-05 07:19:05投稿

TVのスポーツニュース=大谷翔平だったのが、すべて、オリンピックに置き換わってしまった今日この頃。ニュースといえども、視聴率が大事なのかもしれないし、話題性があるもの、人々の関心が高いものを放送するのはしかたないのかなと思う。
そんな私も、毎日オリンピックの結果は気になっているけれど、なんせ、メダルをとるかとらないかが、報道されるかどうかの分かれ目。
もともとメダルが期待されていた種目はメダルをとれなかったことを報道されることがあるけれど、期待も何もされていなかった競技は、メダルをとることで初めて世間の目に触れる感じ。そもそも日本代表の選手は400人以上いて、全員がテレビにでられるわけもなく、オリンピックに出場するなんて、ものすごく大変なことなのに、まったく世の中に知られることもなく、パリに行って帰ってくる選手が大半なんだなと思うと、メジャースポーツとマイナースポーツの違いは大きいなと思う。フェンシングにしても、以前は日本では超マイナー種目で、テレビで見るなんて全くなかったけれど、太田雄貴さんがメダルをとって、協会が強化を進めるようになってから、どんどん競技力が向上して、報道される時間も倍増したと思う。結局、競技人口がすくなければ、なかなか報道されることはないけれど、それが世の常なんだな~

大谷翔平ニュースもさることながら、日本のプロ野球についても、ニュースでは結果だけ。そんな中、ひそかにカープが6連勝して、首位を続けているなんて、カープファンしか知らない事実。そして、その中ひたすら活躍が目立つのがショート矢野選手の好プレー。報道ステーションの”熱盛”登場回数トップの彼の守備。ヒットをアウトにしてしまうプレーの続出で、こればっかりは、オリンピックに負けず劣らずみんなに見てほしいんだけど・・・
ひっそりとケーブルテレビの野球中継をみつつ、ポータブルテレビでオリンピックを観戦する日々。あと1週間、睡眠不足が続くのはつらいなぁ。


LIVE中継

2024-07-27 11:46:59投稿

いよいよパリオリンピックが開幕した。
時差のために、メイン競技は、日本時間の深夜になってしまうので、LIVE中継で観戦できるのは、限られた競技になるとは思うけど、とりあえず、可能な限り、日本選手のプレーはLIVEで見たいなと思う。
そもそも、オリンピックに限らず、スポーツ中継を録画でみることはまずしない私。
結果を知らずにみる分には、録画でもいいけれど、昨今の情報社会、知りたくない結果も、スマホやパソコンを開いただけで、新着ニュースで入っているので、なかなか結果を知らずにみる機会がない。
結果を知ってみるのなら、テレビのニュースのスポーツコーナーなどでハイライトシーンをみるだけで十分。ま、カープの試合については、負けたときは、ニュースも見ないけど・・・

今朝、オリンピックは開会式だったのだけど、セーヌ川が舞台ということで、中継みたいなとは思っていた。でも、夜中の2時半から始まるものを、起きていて見ることは、絶対できない自信があったので、早めに寝て、起きた時間にまだやっていたら、ちらっと見ましょうという方針にした。
実際、寝たのは夜11時ごろだったので、朝5時に起きてみればいいかと思いつつ、終わりの方だけみてもしかたないし・・・と起床時間を決めることなく、そのまま寝てしまった。しか~し、最近、中途覚醒が多い私は、何と目が覚めたのは、3時半。普段なら、”まだ、こんな時間(涙)”と思って、すぐまた寝るのだけど、今朝は、「おっとぉ・・・こんな時間に目が覚めてしまった。これは、開会式を見るべしという神のお告げ」と思い、すぐに、枕元の、ポータブルテレビのスイッチオン。すると、選手入場の国の名前がH始まりだったので、アルファベットでいうと、H,I,J・・・Japanもうすぐじゃん!なんとラッキーな!
ベッドに寝たまま、テレビをみつつ、よくわかんない、アニメシーンがあったり、開会式の志向が理解できないなと思いながらも、しっかりと目が覚めて、結局、1時間くらいみていた。でも、国際映像なので、Japanチームがうつったのは、ほんの一瞬。なぁ~んだ、これだけ・・・とがっくりして、また、そのまま寝てしまった。
そして、再び、朝6時に、今度はベッドから出て、普通に起きて、テレビをつけると、まだ、開会式をやっていたのでこれまたびっくり。「まだ、やってんの?」
結局、最後の聖火の点灯も見とどけて、セリーヌ・ディオンの愛の讃歌も聴けて、わたし、結構、開会式をLIVEでみちゃったなという朝。
ホントは、現地に観戦に行く可能性もあった、パリオリンピック。今日の夕方くらいから色々競技が目白押しなので、まず、卓球だけは見逃さない方針で、これからの17日間をテレビ中継で楽しみたいなと思う。


田んぼラン

2024-07-14 23:30:26投稿

梅雨の末期のこの時期、雨降らず、明るい時間帯、仕事終わりで時間があれば、可能な限り、クリニック周辺をジョギングすることにしている。といっても、大体50分前後かけて、6~7㎞のゆるランで、あくまでも、健康のためというのが目的。
防府の西地区には、田んぼが広がっていて、マイコースの一つの農道では、走るたびに、稲穂が成長しているのを見るのが楽しみだ。5月の田植え前の農地作りから、見守っているけれど、(というのは、失礼な言い方かも)水を張って、田植えがおわり、今、一番青々とした稲穂がぐんぐんのびている時期。そんな田んぼには、必ずといっていいほど、鷺がおり、走るたびに鳥たちの姿をみるのも、また、楽しみ。
田植えの前、農家さんが、耕運機で土を耕しているときも、その耕運機の後を追いかけるようにしている鷺にも出会ったし、水が張られた田んぼでは、いつも、水面で休んでいる鷺に出会う。
ゆるランをしながら、止まらずに農道を過ぎていくときには、鳥たちは私には、知らん顔をしているのに、走るのをやめて、近づいて、写真を撮ろうとすると、必ず飛んで行ってしまうのは、野生の本能がなせる業なんだろうなと思う。
こうなったら、意地でも、一度、写真を撮ってやるぞと、スマホ片手に走りつつ、チャンスを見計らってみるけれど、ある一定の距離まで近づくと、必ず飛んでいくことがだんだんわかってきた。その距離とは約10m。私としても、逃げられないぎりぎりの距離まで近づき、スマホのカメラ機能をできるだけ駆使して、拡大率を上げすぎず、何度かシャッターをきってみた。
一羽でいるときもあれば、数羽が数メートルおきにいるときもある。ただ、数羽いるときに、そのうちの一羽が飛び立つと、必ず、他も後を追っていく。そして、私との距離を保つ。

健康のためのジョギングなのに、鷺を追いかけるためのウォーキングと化してしまった。
本気で、写真をとるなら、一眼レフで、三脚たてて、じっとチャンスをうかがうべきなんだけど、特に写真が目的じゃないし・・・単なる田んぼランの楽しみなので、この辺でやめとくか。

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常識、非常識

2024-07-07 16:58:05投稿

猛暑に大雨など、今年も昨年に引き続き、これまでの”例年”の天候が当てはまらない夏になりそうなこの7月。
これは、当然、地球温暖化によるものなので、日本だけでなく、世界中で異常気象による自然災害が起こっており、問題は地球規模だ。
ネットで、何気なく読んだ記事に、”昭和の常識は令和の非常識”という文言を見つけた。
まさに、昭和の時代までは日本の四季折々の天候は、温帯地域の過ごしやすいのが常識だったのに、令和になってからは、夏は、猛暑に大雨、冬は大雪、雪不足など、災害も多発するのが常識になりつつある。異常気象というのが異常とは呼べなくなっているのだから恐ろしいことだ。
天候については、地球規模の話なので、昭和とか令和とか言ってられないけれど、日本の社会に目をむけると、今月初めに新札が発行されたことが話題になり、500円札から500円玉になったのはいつだったっけ?と、色々と昭和とは変わったよなと考えさせられた。

まずは、キャッシュレス化。昭和のころ、お金といえば現金のみで、電子マネーなど存在するわけもなく、給料だって、現金手渡しが普通だった。そのころも、銀行振り込みはあったと思うけど、現金でもらうことが”お金のありがたみ”の象徴だったように思う。
電車に乗るときは、紙の切符しかなく、駅員さんの鮮やかな切符切りの手さばきも、思い出すと懐かしい。あの改札鋏はいつごろまであったんだろうか?
故松田優作氏(太陽にほえろ!のGパンが私は好きだった… 古!!)が「徹子の部屋」に出演した時は、煙草を吸いながらの会話が放送されていたという記事をみて、そういえば、昭和の男たちは、煙草を吸って一人前というのが常識だったよなと思い出す。令和の今考えると、非常識も甚だしい。
平成の初め、研修医のころ、病院での産婦人科のカンファレンスも煙草吸いながらのドクターが何人もいた。私自身は、煙草を吸ったことはないけれど、灰皿を用意する役目だったように記憶している。ま、公共交通機関や、公共施設でも、禁煙車や、禁煙室などという概念がなかったのだから、それが常識だったのだ。
昭和から平成にかけて消えていったものをあげればきりがないし、逆に、昭和になかったけど今は普通にあるスマホ等も数えきれない。先進国の中でも、DXが遅れているといわれている日本で、昔を懐かしんで、古き良き時代に戻りたいなどというと、年寄くさくて嫌だなと思う自分もいるけれど、”医療者の常識は患者の非常識”ということだけは、肝に銘じて仕事しないといけないなと強く思う。


目覚まし時計

2024-06-23 23:04:58投稿

沖縄の梅雨明けと、本州の梅雨入りとなったこの時期。お天気業界では、九州北部に山口県が含まれ、中国地方に山口県が含まれないのはおかしいよなと毎年のように思いつつ・・・
だって、NHKのニュースでは、地域放送で、中国地方の天気予報に山口県含まれてんじゃん。
いずれにしても、今年の梅雨入りは遅く、やっと梅雨になったんだな感。

蒸し暑くなると→寝苦しくなる→朝起きるのがつらい・・・という時期にもなる。
勤務医時代は、お産で、いつ呼ばれるかわからない生活を何年も続けていたため、基本的には、電話が鳴ると、必ず一発で起きる私。真夜中の熟睡中に電話にでても、「ハイ、小笠です!」と元気よく答えるため、「先生、おきてたんですか?」といつも病棟のスタッフに言われていたのだ。しかし、現状は、勢いよく起き上がったあとに、ぼーっとしていることが多かった。まあ、お産の時は、すぐに行動にうつさなきゃいけなかったけど・・・
夜中に呼ばれることのない生活も長くなったけれど、仕事の日は、とりあえず目覚ましが鳴ったら、一発で起き上がることを絶対としているので、目覚ましを止めて、また寝るということはほぼない。それでも、もし、また寝てしまったらヤバイので、念のため、目覚ましは二つかけている。その二つとは、一つは、現在使用中のスマホ、そしてもうひとつは、以前は、安物のデジタル時計だったけれど、携帯をガラケーからスマホにかえてからは、ガラケーを目覚まし代わりに使うようになった。ちなみに、ガラケーからスマホにかえたのは2015年の11月なので、そのガラケーはなんと目覚ましアラームとしてのみ8年以上使用していることになる。しかし、正確に言うと、Wifiにはつながらないそのガラケーも、なんとワンセグはつながるので、たまに小さなテレビとして使うこともあり、目覚まし用だけとはいうのは、間違いではある。いずれにせよ、電話機能を持たないガラケーを、今だに充電を切らさずに使っている人は、そうそう日本中探してもいるものではないような気もする。なんといっても、通信しないので、一度充電すれば、10日くらい充電しなくてももつ。電波時計ではないので、年に1回くらい2分くらい狂った時刻を合わせたりもするけど、いわゆる普通の時計に比べると、曜日ごとの設定ができ、いくつかのパターンをつくっていれば、それを選ぶだけでいいのは、携帯の機能ならでは。そして、スマホに比べて、ドラッグをするなど、寝ぼけた頭にとって難しい操作をしなくてすむのも良い。
同居人に一番迷惑をかけずにすむ方法として、最近は、枕の下にガラケーを置いて寝るようにしている。枕は低めで、やわらかいタイプなので、ガラケーを敷いていても邪魔にならず、何といっても、枕から目覚まし音が鳴るので、一発で目が覚める。というより、寄る年波のせいで、設定時刻の前から一度目が覚めることが多くなっているんだけど・・・
仕事のある日の朝は、二つ目の目覚ましとして、普段使っているスマホがそのガラケーの6分後に鳴る設定にしている。しか~し、ガラケー一発で起きる私は、まだ鳴る前のそのスマホを持って、トイレに行く。トイレは用を足すよりも、スマホで、ニュースをチェックしながら、ぼーっとした頭に刺激を与えて、眠気を覚ますのが目的。スマホを見ている間にアラームが鳴るのが常なので、ま、アラームの意味はあまりないかも。
ということで、いわゆる寝坊というものには縁のない私。休日に、目覚ましが鳴らない設定にして、心行くまで寝てやろうと思っても、いつもと同じ時刻に目が覚めてしまう、中高年のはかなさ。
ガラケーが本当に使えなくなるまでは、しばらくは同じ設定でいくんだろうな。



ミクロとマクロ

2024-06-12 23:56:19投稿

今、読んでいる本、香取照幸著「教養としての社会保障」
この著者は、厚労省で、年金制度を改革し、介護保険をつくった、異能のもと官僚というお方。
本のコピーに、社会保障について素人にわかりやすく書いてあるとあったので、医療に携わる一人として、読んでおいたほうが良いかなと思い、電子書籍で購入。
そして、読んでみると、なるほどと納得のいくことばかりで、厚労省の官僚みんながこのような考えかどうかは別として、政治に携わる人の考え方、その仕事の重要さを再認識させられた。

本の中で何度も繰り返されているミクロとマクロという概念。
ミクロというのは、個人ということで、給料が安いとか、教育にお金がかかるとか、介護が必要になっても施設にすぐ入れないとか、色々な問題について、社会保障を見る目は、人によって全く違うということ。マクロというのは、制度や仕組みを作るうえで、人口動向や世界経済などを踏まえて、よりよい社会保障はどういうものかを考えるということで、一つの方向をむいていなくてはいけない。
そうはいっても、少子高齢化、地球温暖化の問題は、マクロとしては待ったなしで、ミクロの意見をいちいち考慮している暇はなく、今後の社会保障にも大いに関係しているということ。
実際、自分自身の気にしていることや、仕事上の問題などは、マクロ的にはほぼ大したことではないことに気づくと、大らかな気でいられるようにも思う。逆に、私個人ができることは、限られているけれど、個々の努力、積み重ねがマクロを動かしていくこともあると思うと、頑張んなきゃとねとも・・・

今月、診療報酬の改定があって、一町医者(ミクロ)としては、色々文句を言いたいこともあるっちゃあるんだけど、著者によると、日本の医療制度(マクロ)は、世界一であり、誇らなければならないとのこと。国民皆保険を実現し、だれでも、かかりたい病院にほぼ待つことなく受診できる国は、世界中探しても、日本だけだそう。そして、衛生的にも優れ、健康寿命も長いことから、WHOも日本の医療制度は世界1位と発表しているほど。
日々、診療報酬への不満を感じたら、世界1なんだからと言い聞かせて仕事しなさいということだなと、この本を読んで思ったのでありました。


福岡ドーム

2024-06-03 23:38:23投稿

いよいよ始まったプロ野球交流戦。
われらのカープは、先週の勢いをそのまま持っていくぞと、オリックスに2連勝したところまでは良かったけれど、そのあと3連敗。今年のソフトバンクはめっちゃ強いし、以前セリーグで優勝した時の強かったカープも日本シリーズでは全然ダメだったし、まあ、ソフトバンクには勝てないだろうなと思ってはいた。でも、何とか福岡での3連敗はしないでほしいよなぁ。勝ち越せとは言わん。1勝でいい・・・
ということで、VSソフトバンクの福岡ドームでの3戦目をみるために、球場に行ってきた。
個人的には、福岡ドーム(現在のみずほPayPayドーム福岡)で野球をみるのは、5回目?くらい。これまでみたのは、ほぼソフトバンクVSカープの交流戦だけど、パリーグの試合もみたことはある。屋根のないマツダスタジアムに比べると、会場内の掲示板とかが巨大だし、観客も4万人入るのでやっぱり大きい感じはある。
この日は日曜日ということもあって、客席は満席

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そして、今回は、先行抽選販売で当選した、プレミアムシートだったので、3塁側カープベンチの真上の座席で、選手がよく見える位置。
試合の詳細は良いとして、ソフトバンクサイドからすると、42歳の和田投手が先発で、5回まで無失点。何とか彼に勝利を届けたいという試合展開。カープサイドからすると、相変わらず、ランナーを出してからの残塁多く、1点が遠い試合。そして、むかえた9回の表。3点差で、2アウト1塁3塁となり、バッターは途中出場の田中広輔。「広輔さん、せめて1点はいれてよ~」と祈りながらも、これで3連敗か・・・ま、ソフトバンクが勝てば、花火が見れるということでいっか・・・という気持ちでいると、なんと打球はライトスタンドにのび、3ランホームラン!!!
球場内にいたカープファン全員が立ち上がった(と思う)
こんな、展開ある?9回2アウトからの同点ホームラン!福岡まで来たかいがあったぞぉー。
近くの座席の見ず知らずのカープファンの人々と応援バットでタッチをかわし、会場は大歓声。とりあえず、完封負けはなし。
もう1点とって何とかリードしたかったけれど、そうは問屋がおろしませんと、延長戦に突入。ここまできたんだからサヨナラ負けだけはしたくないよな・・・
と、思ったのもつかの間、結局、リーディングヒッター近藤選手にサヨナラホームランをあびて、はい、ご愁傷様。4連敗。
せっかく、博多まで来たんだから、ソフトバンクの勝利の時にだけ見ることのできる、ドーム内のうち下げ花火だけはみて帰ったというお話でございました。
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今年こそ

2024-05-28 13:39:00投稿

ついにプロ野球は交流戦に突入!

われらがカープ、交流戦前の現在、首位阪神に0.5ゲーム差で、貯金5という上出来の成績。何といっても、先週の、横浜スタジアムでの3連勝は大きかった。特に、土曜日の今季最長5時間を超える延長12回の試合は、8人のピッチャーが登板して、11回終わった時点で残っていたのは2年目ピッチャー河野のみ。次に打たれたら、というか、怪我でもして、投げられなくなったら、だれを出すの?という何ともハラハラドキドキのゲームだった。ネット情報では、もしピッチャーが誰もいなくなったら、内野手の菊池か矢野に投げさせることを考えていたと監督の弁。ま、勝ったからよかったね~
とはいうものの、カープファン以外には、そんなことはどーでもいい話題。

テレビのニュースを毎日見ているけれど、スポーツニュース=大谷ニュースというほど、毎日大谷翔平選手の一挙手一投足が放送される一方で、日本のプロ野球は付け足し程度。しかもカープの試合なんて、結果のみなんてこともよくある。ま、世紀の大スターと田舎のプロ野球チームを比較してもしょうがない。

私とて、大谷選手の活躍はうれしいし、大谷ニュースも見てしまうのだけれど、今日からは、とりあえず交流戦。大体、交流戦を制するチームがリーグを制するという傾向はあるので、セリーグ他チームの負けを期待しつつ、1か月後を笑って迎えられることを願う。
カープファンなら誰でも知っている通り、われらがカープは交流戦が鬼門。鯉のぼりの季節の5月まではいいけれど、6月の交流戦で、滝壺に落ちてしまった年が何回あったか。昨年のように、何とか勝率5割でいってくれれば、リーグ優勝も狙えるはず。
3連覇のあと、4年連続Bクラス、そして、新井監督になって、昨年は2位。
今年こそは、優勝だぁ・・・


秋吉台

2024-05-21 19:31:43投稿

週末、5月の秋吉台を走った。
ほぼ毎年、ランニングチームの年中行事で、秋吉台のトレランをしていて、可能な限り参加していたけれど、去年は参加できなかったので、2年ぶり。
2月に山焼きがあって、新緑が芽生え、秋吉台の緑が一番美しいのは5月。
広い広い秋吉台。毎年のように行っていても、足を踏み入れたことのない場所ばかり。標高200~400mのいくつもの山と、その間を緑と石灰岩が埋め尽くす台地。
今回は、秋吉台家族旅行村からのトレッキングコースをメインに、5つの山を制覇。秋吉台最高峰の龍護峰(425.5m)から御鉢山、西の西山、剣山、若竹山とまわって、展望台を経由する約13kmをほとんどは歩き、時々走って、3時間ちょっと。天気は雲が少しかかる程度の快晴、風が強めで心地よい。汗をかいても風が乾かしてくれる感じで、気持ちよく歩くことができた。途中、春の草花が生い茂る場所が多く、アザミくらいは名前を知っているけれど、知らない花のほうが多い。
一緒にいた人たちに聞いても誰も名前を知らない花が咲いていたので、ふと、”あれ”をつかってみたらいいかも・・・と思い付いた。
”あれ”とは、決して阪神の優勝ではなく、最近CMでもおなじみのGoogle検索機能の一つ。私の最新のGalaxyのスマホで、アップデートした機能だ。花の写真をとって、その画面の花の部分を〇で囲ってみる。
そして、検索マークをタップ!

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するとすぐに、検索結果が表示されて、キク科のニガナ(苦菜)ということが表示された。
ニガナっていうんだ・・・
技術革新の怖さも感じつつ、ちょっとこの機能をもう少し使いたくなった。
そこで、とりあえず、目の前の景色を撮って検索してみることに・・・

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なんということでしょう!! 秋吉台(龍護峰、西の西山)と表示されたのです!

秋吉台の中で写真をとると、似たような景色ばっかりだけど、登山に行く人が必ず頼りにするという、YAMAPというアプリにあがっている写真の中から、似ている画像を瞬時にGoogleが検索して出してきたのだ。
昭和の時代にはなかったこの技術
AI、AIと、世界中の会社がしのぎを削って、次から次へと新しい技術を発表している今の時代、うれしいような、恐ろしいような・・・
おそらく何億年も前から石灰岩によって作り上げられてきた、自然の台地で、この数年で作られた最新の技術を使うという、ちょっと違和感のある体験・・・
今回で、使い方はマスターしたので、また、何かの時には使ってみようとは思う。


ヘアアイロン

2024-05-14 18:48:43投稿

美容室で勧められ、生まれて初めて、ヘアアイロンというものを使うようになった。
初めは、美容室で、アイロンあててみましょうかといわれ、少し髪を伸ばすような感じであててもらい、髪の手触りがよくなったので、なかなかいいじゃんと思ったとことがきっかけ。
次に訪れた際、販売もしているということで、通販以外ではあまり買えないReFaの製品を購入。
もともと、ヘアアイロンというのは、ガラの悪いお兄さんが髪を思いっきり立てたり、よほどのチリチリ毛を伸ばしたりするものに使う道具と思っていたし、なんせ、アイロンだから、髪が焦げて痛んでしまうだろうし、使うときに火傷しそうで怖いという認識しかなかった。
ま、昭和の時代のものはそうだったのかもしれないけれど、さすがに令和の時代、技術は進歩して、どうやら、髪を守り、ツヤを出しながらストレートにしてくれるという優れものになっているらしい。
とりあえず、色々と試してみるけれど、右利きの自分は、左側の頭は自分の意志に近いレベルで、ある程度使いこなせるようになったものの、右側は鏡を見ながら四苦八苦。なかなかうまくいかない。
サラサラストレートヘアと目指すとはいえ、なんせ、老化の進んだ毛根から生えてくる髪に過度な期待はご法度というもの。
毎日アイロンをあててもよいとはいわれたけれど、ゆっくり使うと煙が出ることもあるので、ホントに髪は痛まないのか不安だし、サラサラヘア目的に頑張るのには、飽きてきたこともあって、暇なときしか使わなくなった。
しか~し、美容師さんに寝ぐせ直しにも使えると聞いて、一度やってみると、これが一発ではねを直せることが判明。
今は、もっぱら寝ぐせ直し専用道具になっている。
出かける前の時間のないときに、髪を濡らして、ドライヤーをかけてはねを直そうとしてみても、なかなかおちつかなかったのが、アイロンをあてれば、濡らす手間もなく、それなりに直せるのは、「なんで、今まで、だれも教えてくれなかったの?」の気持ち。
寝ぐせ直しにアイロンが手放せなくなった私は、外泊するときも、持って行くことになり、旅行時の荷物が増えることに・・・
ただ、飛行機に乗るときには、凶器とみなされて引っかかるんでないの?と思い、調べてみると、電池式はだめだけど、コード式のものはOKとのこと。金属探知機が心配なら、トレーにだしておけば機内持ち込み可能という情報あり、これからは荷物の量と相談しながら持っていくかなと思っている。


帰郷

2024-05-07 19:44:32投稿

ゴールデンウイークの後半、広島に行ってきた。
広島生まれ、広島育ちの自分ではあるけれど、人生で過ごした時間は、すでに広島より山口県内のほうが長く、防府が一番長く住んでいることになって6年もたつ。
でも、やっぱり、故郷は広島であり、広島に行くと、帰ってきた感があるのだ。

今回、広島駅前のホテルに2泊したので、朝は、ランニングシューズに履き替えて、ホテルから母校の小学校近辺を走ってみることにした。子供のころ、自宅から、広島駅までは、バスに乗ることが多かった記憶があるけれど、走ってみるとごく近い。直線距離では2kmもないくらいだ。
広島駅からマツダスタジアムまで1km弱。3歳から13歳まで住んでいたその場所は、マツダスタジアムから1kmもなく、かなり近いことがわかる。昭和の時代にこんなところにスタジアムがたつなんて、だれが考えただろう。
私が過ごしていた当時、山の陰だったことが幸いして原爆で焼け残ったその地域は、戦前の建物が残っており、再開発が開始されたばかりだった。この辺りは全部立ち退きになるという話を耳にして、子どもなりに、大変なんだなと思っていた記憶がある。
その後、郊外に引っ越し、私立の学校に通った私は、その地域の状況は風の便りにしか聞いたことがなかったし、高校卒業後はずっと山口なので、再開発がどのように進んでいったかは知る由もなし。
その街をでて、40年以上たち、今回、しみじみと街が変わったことを実感しながらジョギング。
数年前にも通ったことはあるけれど、道は広くてきれいだし、住宅街に立ち並ぶ家々に、昭和の趣はない。もちろん、自分が住んでいた家や近所の路地は跡形もなし。
そんな中、小学校だけは、昭和のままの姿で建っていた。校舎も、塀も、さび付いた門も、おそらく、40年前からあまりかわっていない。学校のまわり360度の景色が変わっていても、学校がそのままであることに、熱いものがこみ上げてきた。しばし、校門の前で立ち尽くす私。
これが、故郷だ・・・
実家もすでになく、里帰りという言葉も使えないかもしれないれど、あえて、今回の広島旅は、帰郷と言いたい。このゴールデンウイーク、何年かぶりに祖父母の墓にお線香をあげることもでき、ちょっとセンチメンタルな休みとなった。


みなとみらい

2024-04-22 18:24:50投稿

この週末、産婦人科医にとって最も大きい学会、日本産科婦人科学会に参加してきた。場所は、横浜のみなとみらい。パシフィコ横浜で、これまでにも、何度も学会が開催されてきた場所。とはいえ、コロナ禍もあって、たぶん9年ぶり?のみなとみらい。

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そして、学会出張恒例、早朝ランニングも挙行?することに。
みなとみらいを象徴する観覧車のまわりを適当に走ることにして、ホテルのカードキーとスマホだけをポケットに突っ込んでいざ出発。幸い、天気は快晴で、すでに日は高く、影のないところは走ると暑い。
赤レンガ倉庫を横目でみ、海岸に出る。どうやら、海岸にそって、ランニングコースがあるみたいで、距離表示もあり、結構な数の人が走っている。写真をとりつつ、案内地図があれば、それをみつつなので、走っているのか散歩しているのかわからない感じ。それでも、めったに来ることのない場所を自分の足で走ると、その場所の記憶が残りやすいのは経験済み。たしか、2015年の同じ学会のときも、ここ走ったなと思いながら、カップヌードル博物館や、JICA記念館など、あまり、こんなところにあるなんて思ってもなかった建物をみつけ、うれしくなる。朝早いので、営業している店やオフィスはないけれど、それなりに人が通っているのは、やっぱり都会だな・・・などと思いつつ、宿泊先のホテルに戻った。


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ホテルの泊まった部屋は52階だったので、窓からはみなとみらいが見渡せる。部屋に戻り、走ったコースはあの辺だったな。横浜スタジアムまで行けばよかったななどと、しばし、都会の景色をながめ、朝食会場へ。広いブッフェ形式のレストランに、思ったほど外国人がおらず、みなとみらいって、インバウンドむけの場所じゃないのかもな。などと、一人旅では、物思いにふけるのみ。
肝心の学会では、スポーツ庁長官、室伏広治さんの招請講演を聞いたり、久々に大学の同級生(産婦人科医)に会えたりして、なかなか、充実した2日間を過ごした。
田舎の町医者にとっては、時々参加する都会での学会が、また刺激になって、今週も頑張らなきゃという気にさせられる。と思いきや、来年のこの学会は岡山で開催されるとのこと。近くていいけど、しょっちゅう行っているので、あまり楽しみはないな~


2024-04-16 23:37:54投稿

日本各地で夏のような気温が報告される今日このごろだけど、一応、季節は春本番。竹の旬、筍の季節だ。
先日、知人が管理する山でとれた筍をいただいた。本当は、一緒に掘ろうと誘われていたんだけど、都合で行けず、掘ったものをおすそ分けしてもらった。
料理が得意でない私としては、これまで筍といえば、あく抜き後、調理してあるものを食べるのみで、とれたてのものをそのまま料理したことはなく、今回、筍と一緒に米ぬかもいただいたので、とりあえず、レシピサイトをみて、せっかくだから新鮮なうち(掘ってから約10時間後)に、調理にチャレンジしてみることに・・・
まず、用意するものは、筍がしっかりつかる程度の大きな鍋と落し蓋。と、レシピにはある。あとは、ぬかと水のみ。
いくらでも持ってっていいよといわれたかなりの数の筍のなかで、一番小さいのを1本もらってきたのだけど、これが結構大きい。我が家にある一番大きい鍋に入れてみるも、かぶるくらいの水を入れるといっぱいいっぱい。さらに、あふれるぎりぎりまでぬかをいれ、火にかけた。ブツブツいい始めたら落し蓋をして40分から1時間弱火でゆでるというレシピに従い、しばらくして、落し蓋をしたところ、浮いたぬかがドーッと噴きこぼれた。
「あちゃ~」
とりあえず火をとめて、IHヒーターの上で鍋を横にやろうと動かすと、鍋の底についたぬかでヒーター全面がぬかまみれ。ここでやめるわけにもいかず、鍋をふき、ヒーターをふき、なんとか体裁をととのえて、IHのスイッチ入れ直し。もし、沸騰したら噴きこぼれるのは目に見えているので、とろ火設定にして、タイマーをセット。あとは、時間がたつのを待つのみ。
翌朝、すっかり冷めた鍋と再格闘。なんせ、ぬかは水に溶けず、流しに流すとすぐに詰まる。詰まっては流しの受け皿を外して叩き落すのを繰り返すこと3回。とりあえず、鍋を洗い、今度は筍の処理。
筍ってどこまで皮をむけばいいのかしらん?むいてもむいても、なかなか白いところにならず、元の大きさの半分くらいになってしまった。こんなものだっけ?
すぐに、調理する時間がなかったので、普段、店で売っている皮のない状態の”普通のタケノコ”になってから、適当に切り、水につけて冷蔵庫へ。これもレシピには、水を変えながら一週間はもつとあったため。
そして、その2日後、何とか調理しなくてはと、しばし考察。本当は煮物が一番いいけれど、出汁の味で出来不出来が左右されるし、筍ご飯もいいけれど、家族が少ないから1食ではたべきれないだろうし・・・と「たけのこ・料理」 でググってみた。
すると、”バター醤油焼き・調理時間10分”といういかにも簡単そうな料理下手向きのレシピをみつけたので、トライすることに。
フライパンに油をひいて、適当に焼いて、醤油とバターも適当にまぜて完成!
まことに美味。
やっぱり、素材がいいと、何でもおいしいね。


駅弁祭り

2024-04-08 18:18:28投稿

今年の桜は例年より遅く開花したあと、一気に満開。この週末が、全国的に最後のお花見週末だった感じ。
もともと、花見に行けるとしたら、4月7日だけど、もう散ってしまって遅いだろうなというのが、3月中旬までの私の予定だった。それが、だんだんと開花が遅れて、7日って、結構満開かも・・・という感じの桜前線となり、よぉ~し、花見に行くぞと思っていたら、週間天気予報では雨。雨ならあきらめるしかないなと思いきや、前日の雨はあがり、ホントに最後のお花見チャンスとなって、出かけることにした。

日本人にとって、花見と言えば、桜の木の下で弁当を食べることをさす。
弁当、作るかな~、コンビニで買えばいいかな~、などと考えていたところ、偶然、テレビのローカルニュースで「全国駅弁祭り」というのが、この週末に新山口駅で開催されることを知った。何という朗報!これっきゃないじゃん。と、10:30~販売開始という情報を仕入れて、7日の朝、新山口駅に向かった。きっと人が多いだろうし、車停めるところがなかったらいけないから、10:30より前に行ったほうがいいよな・・・と思い早めに出発したところ、駅についたのが、9:53。意外と車もすぐに停められて、早すぎたなぁとてくてく階段をのぼって、販売場所である駅の南北通路に行ってみると、すでに2-30人の人が並んでおり、”最後尾はこちら”とよくある行列の時の立て札を持っている人がいた。わ~早く来てよかった・・・と列に並ぶと、係の人から弁当メニューのかかれたチラシを渡された。チラシをよく見ると、あらかじめ仕入れていた情報以外にも、弁当の種類がたくさんあり、どれもこれも美味しそうにみえて、食べたくなってきた。弁当には1番から順に番号がついていて、30種類あまり。番号は北は北海道から始まり、順に南におりてきて、最後は九州。どうしても、普段馴染みのない北の地域の弁当に目が行く。福島のウニ弁当は外せないし、仙台の牛タンも好きなんだよなぁ・・・のどぐろもいいし、イカ飯もタコ飯も好きだし・・・とにかく、食べたいものばかり。これは、花見用の昼ご飯だけでなく、今日は晩御飯も駅弁だな・・と、夜の分もまとめて買うことに決めた。10:30が近づくと、行列は、南北通路の端から端までに及び、自分がかなり前のほうであることを自覚。弁当は1番から順に並んでいるので、順番に買うものをとってレジに行ってくださいとあらかじめ説明あり。20240407_104122.jpg (915 KB)
そして、ついに10:30に。
北海道の牡蠣飯、福島のウニ飯、仙台の牛タン丼、神奈川の小田原提灯弁当、明石のタコつぼ弁当、岡山の桃太郎ちらし寿司、計6品をゲット。

その後、一度帰宅して、いざ花見へ。
どこに行こうかと考えたけれど、ちょっと穴場スポットと言われている、山口の平川河川敷公園へ。
ここは、アユの養殖などをしているところもあり、お花見ランニングで通りかかったことはあるけれど、じっくり花見をしたことがないので、行ってみることに。河川敷に並んだ桜は満開を少し過ぎた程度で散り始め。どの木も太く大きく高く、いつも見る佐波川の河川敷の桜の倍くらいの大きさ。
文字通り桜吹雪の中で食べる駅弁は最高。山大生(後輩ですね)と思われる若者がいっぱいで、楽しそう。
本当の意味での桜の木の下でのランチ、もう何年もしたことがない気がする。自分の都合と天気と桜の機嫌がすべてととのわないとかなわない花見。今年は、駅弁祭りにも恵まれて、何かいいことありそうだ。

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球春到来

2024-04-02 23:47:17投稿

今年もいよいよ日本のプロ野球が開幕し、われらがカープも、本日がマツダスタジアムでの初戦となった。
去年の3月は、なんといってもWBCが盛り上がりすぎて、NPBの開始も侍メンバーたちの話題が中心になっていたけれど、今年の春も、大谷翔平問題が大きく、メジャー開幕前から、NPBのオープン戦なんかはそっちのけで、ワイドショーやスポーツニュースは、大谷選手の一挙手一投足を放送。開幕後は、通訳の大スキャンダルで、さらにヒートアップ。
そんなこんなで、カープのことなんて、広島以外の日本国民からは忘れ去られていたかもと思っていた。私自身も、2月末に、今シーズンのマツダスタジアム観戦チケットの先行抽選販売に申し込んで、何と3試合も当選してしまったことで安心し、カープのことは頭から離れ、今年加入の新外国人やルーキーのこと、オープン戦の結果など、まったくチェックすることもなく、開幕を迎えた感じ。
しかし、いざ開幕してみると、ナイターの日は、仕事から帰ると必然的に我が家のテレビは、野球中継一色。今日も、自宅のドアを開けた途端、秋山選手のヒットの場面が目に飛び込んで、「おっ!半年ぶりのこの景色」という気持ちになった。
なんちゃってファンである自分は、負けが濃厚になると、すぐに中継を観るのをやめてしまうわけだけど、今日は、野間選手の大活躍、栗林投手の初セーブと、本拠地開幕戦としては、上々の滑り出しで、試合終了後のお立ち台インタビューまで、きちんと観戦。
主軸の西川選手がぬけ、開幕前予想では、だれもカープの優勝を予想していない状況は例年通り。
でもでも、今から秋まで、ほぼ毎日、仕事帰りの楽しみがあることで、新年度も頑張るぞという気持ち。これがホントの球春到来というやつだな。
今年度も広島東洋カープともども、おがさまきレディースクリニックをよろしくお願いいたします。


開花宣言

2024-03-26 18:57:19投稿

この冬は、正月が温かかったり、3月に雪が降ったりと、地球温暖化の異常気象を肌で感じる数か月になった。我々人間さまが感じていることは、動植物たちも感じているに違いなく、冬の寒さから解放された温かさによって開花するといわれる桜も例外ではない。
以前、日本国民が桜にやたらと親しみを持っている不思議さについて、書いたことがあるけれど、今年ほど、”桜の開花”に関して、ワイドショーやニュース番組に取り上げられる回数が多かったことはないように思う。2月ごろから、今年の桜の開花予想から始まって、桜前線北上中、そして各地の開花宣言と例年ならほぼ予定通りに経過していくところが、開花予想日がずれにずれているせいで、毎日のように”今日の標本木”がなんの変化もない映像になっている放映を幾度となく目にした。
先日、知人が計画していた花見+バーベキューの日程も、都合などで変えることができず、一輪も咲いていない日に(しかも雨)花見をしたという画像が送信されてきた。ま、花見の本来の目的は、飲み会なので、咲いていてもいなくてもいいようなもんだけど・・・
クリニックで数年前に購入した、盆栽の桜、一才桜については、このブログにもアップしたことがあるけれど、3年間は花を咲かせたけれど、管理が悪く、枯れてしまったので、今年また、一鉢購入。購入時点では、一輪も咲いておらず、すべてがつぼみで、一輪咲いたら、開花宣言をしようと思っていたところ、本日、一輪の開花を確認!東京の標本木、靖国神社より早いじゃん。たしか前回は5月に咲いた記憶があるけれど、花の気持ちは知るよしもなし。
最近は、卒業式に満開のことが多かった桜。今年は入学式にあわせて満開になる様相を呈してきた。4月から新しい生活が始まる皆さんの門出を祝って、1日でも長く咲いていますように。20240326_123411.jpg (942 KB)

 

 


読書の春

2024-03-19 13:00:32投稿

以前、自分の読書について、触れたことがあるけれど、ここ1か月くらいの私は、読書熱が高まっている。その高まりの指標は、Amazonの電子書籍、Kindleのクリック回数。
最近、紙の本を買ったり読んだりすることは、ほとんどなくなり、クリニックの自分の部屋の本棚は医学関係のもの以外増えることがなくなった。一応、本棚は3つあって、そのうちの一つは、仕事関係以外の本と決めていて、小説やエッセイなどの専用棚としている。クリニックを開業した時にはほとんどカラだった書棚は、数年でいっぱいになってしまって、買ってきた本をどこにおこうかと悩み始めたころから、世の中に電子書籍が出回るようになった。医学書は今でも電子書籍として出版されることはほとんどないので、買うときは紙の本だけど、一般の書籍は、ほとんどの本が電子化されるようになり、紙で買うことはない。10年くらい前は、ベストセラー本などは、初めは紙の本のみで売り出され、その後電子化されるというパターンが多かったし、読みたい本が電子化されていないこともよくあったけれど、最近では、初版から電子書籍と紙の本で同時発売のこともよくある。一時期、Amazonのサービスのひとつ、KindleUnlimitedを契約して、1か月980円?で、指定された本なら読み放題というのを試していたけれど、何故か、そのサービスにお金を払っていたときは、読書熱が冷め、YouTube熱が高まってしまい、なかなか、サービス分を取り戻すことができず、半年くらいでやめてしまった。それと、Kindle本を読むための専用端末、KindleRederで読むことが多かったのが、その接続が3Gだったことで、まったく通信できなくなり、WiFiの設定もできず、Readerをあきらめたこともあり、一気に読書熱バブルが崩壊してしまったというのもある。
その後も、読書熱とYouTube熱の入れ替わりが起きながら、今にいたるわけだけど、この1か月では、10冊くらいクリックしている。自分のKindleライブラリーをみると、200冊くらい入っているけど、振り返ってみると、こんな本読んだっけ?というものも多く、何度でも読み返すようなことはほとんどない私。ただ、ライブラリーに並んでいる題名をみると、自分が関心を持っていたことの変遷がわかり、ふりかえりにはいい感じ。コロナ禍真っ最中では、立て続けにコロナ関連、感染症関連の本を5冊くらい読んでいたし、ランニングやロードバイクの本もしかり。最近は、小説からは遠ざかっており、老化を感じる今日この頃、いかに老いるかというテーマに関する本が多いのもちょぴり悲しい。そして、先週読んだ本もそのたぐい、西剛志 著「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」脳科学者の書いたボケ防止マニュアル。内容は、とにかくポジティブシンキングといったもので、さにあらんという本だった。こーゆー本が気になること自体が老化の第一歩だよなと思いつつ、読書にいそしむ春・・・


マイブーム

2024-03-09 20:53:54投稿

スポーツ中継をテレビでよく見る私だが、民放のBSなどを1時間くらいみていて、何らかのサプリメントのCMが流れないことはない。ドラッグストアに行っても、サプリメントや栄養ドリンクなどが占める売り場面積は相当なもの。結局、それだけ需要があるということなんだろう。
わがクリニックでも、大豆から抽出した女性ホルモンに似た働きをするエクオールを含むサプリメントや、妊娠中に胎児の奇形を防ぐ働きもある葉酸のサプリメントを販売しているのだけれど、世の中の人はどのくらいそういうのを摂取しているのだろうと常々思っていた。
ただ、個人的には、食品から摂れる栄養素をわざわざサプリメントを買ってまで摂取しようとは思わないので、ほとんど飲んだことはない。
大豆製品については、ほぼ毎日納豆1パックは食べているし、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品も食べない日はないし、クエン酸やビタミンを含む酢も、2日に1杯は飲んでいる。実際、特に健康に気を付けているというよりも、何年も続く習慣だから、やめようとしていないだけ。納豆に関しては、子どものころから好きで食べているだけで、大豆製品を摂らねばならない意識があるわけではないつもり。
そうはいっても、体のあちこちに老化を実感する年齢になってきて、無理してアンチエイジングに励むつもりはないけれど、元気でいるには、やっぱり、運動をして、タンパク質を摂ることが一番という意識は高くなってきた。健康長寿の人たちの色々な声をきいた、テレビ番組や、本の記事などをみても、男女をとわず、皆さん、肉や魚をしっかり食べているというのは一致しているように思う。若いときは、粗食のほうがいいかもしれないけれど、年をとればとるほど、エネルギーの元となるたんぱく質、炭水化物は大事なのだ。
最近、スーパーに出かけて、食品棚を眺めていたとき、たまたま目に入ったのが、きな粉。きな粉なんて、どれも同じと思っていると、黒大豆や青大豆など、大豆の種類によっても、色々あり、砂糖が混ぜてあったり、ごまの成分も入っていたり、商品の種類も様々だった。なんとなく、そのうちの一つを買いたくなって、ほかのものを買う目的だったのに、きな粉を衝動買い。日ごろ、ヨーグルトをよく食べているので、ちょっと、今度はヨーグルトにきな粉を混ぜることにしようと決めた。
そして、翌日から、ヨーグルトにきな粉を混ぜて食べるようにしたら、結構気に入って、10日くらいで、一袋を食べきった。きな粉って、食べ過ぎるとよくないのかなと思って、ググってみると、1日大さじ2杯くらいまでなら、メリットしかなく、デメリットはないようなので、続けてもよさそう。アスリートがよく食べたり飲んだりしているプロテインにしても、結局は大豆でしょと思っていたので、運動好きおばさんとしては、プロテインではなく、きな粉でいくことに。
いつまで続くか疑問ではあるけれど、しばらく、マイブームはきな粉となりそうだ。


白衣

2024-02-29 10:54:33投稿

昭和の終わりに、医学部に入学して以来、白衣というものは、自分にとって、常に目の前にあるものであり、医療業界に身を置いている限りは、縁が切れることはない。
”白衣の天使”と呼ばれていたのは、昭和の看護婦さんたち。白いワンピースに白いストッキング、そしてナースキャップを被ったその姿が”天使”だったわけだけど、令和の時代、そんなかっこうした人、どこにおんねん?という感じ。
そもそも、白衣というのは、白が清潔という大前提から始まっていると思う。汚れが目立つから、汚れたらすぐに気づいて、交換するのは、確かに黒っぽいものよりは効率的かも。ただ、ナースに関して言えば、白のストッキングは、伝線するとすごく目立つし、キャップにいたっては、長い髪をまとめて入れておく意味はあると思うけど、短い髪の場合、ピンでとめまくって頭痛の原因になりそうだ。私はナースではないので、実体験はないけれど、一緒に働いていた看護婦さんたちはそのように見えた。
そうそう、その「看護婦さん」という呼び名。昭和の時代、看護は女性だけの仕事として定着していたので、看護婦という呼び名を疑問に思う日本人はいなかったのだ。まれに男性がいるときは、「看護士さん」と別扱いで呼ばれていた。これが、1985年男女雇用機会均等法からの流れで、2001年に「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」という名称に変わったことで、2003年3月から男女ともに「看護師」になった。おそらく、そのころから、ナースのユニフォームも、ワンピースが廃れてきたように思う。そもそも、看護の仕事なんて、半分は肉体労働で、患者さんを抱えたり、介助したりするときに、ワンピースなんて動きにくいったらありゃしない。(と、私は見ていて思っていた)ワンピースに限らず、スカートというファッションは、どう考えても労働に向いておらず、見た目重視としか考えられない。やっぱ、ズボン姿じゃ”天使”に見えないしな・・・
そんな時代の流れとともに、看護師のユニフォームは半白衣にパンツというスタイルに移行し、最近では、白という色もかなり下火になっている。スクラブと呼ばれる、半袖Vネックの上着。これは、ごしごし洗うという意味の”スクラブ”が語源となって、強く洗っても生地が傷みにくいということで、以前は手術着としてしか使われていなかったんだけど、最近では、総合病院あたりから広まって、普通のユニフォームとして定着しつつある。そして、色も単色ではなく、完全に作業着だったスクラブとジャケットの中間のようなデザインになって、ツートンカラーや花柄なども珍しくなくなった。
肝心な医者のユニフォームについて・・・私が医者になったときは、男性はネクタイをしめた上に白衣、女性は襟のある服の上に白衣、そして、靴は革靴というのが、”正装”とされていた。これまた、動きにくく、見た目重視以外の何ものでもないと思う。研修医のころ、白衣からのぞく私服について、毎日頭を悩ませていた自分。とりあえず、ブラウスはとっかえひっかえ、30枚くらいは持っていた記憶がある。
男性医師の場合、ケーシーと呼ばれるタートルネックのようになった半白衣を着ている人もいて、放射線技師さんもよく着ていたけれど、女性医師が着ることはまずなく、私もああいうのが楽でいいなと思っていた。
平成の30年の中で、そんな白衣の歴史はどんどん変わっていって、いわゆる白衣は、病院において目立たない存在になりつつある。そうはいっても、白い羽織物としての白衣は、消えることもなく、科学実験をする場合などでは有用性があると思うし、自分自身、休日や、他院で診療するときは、私服の上にその白衣を羽織ることはまだあるけれど。

2007年、クリニックを開業するとき、全体的な雰囲気を”病院”というより”美容院”のような感じにしたいなという希望が私にはあった。自分を含めたスタッフのユニフォームも、いわゆる白衣は絶対いやだったので、エステシャン用のカタログから選んだのが始まりだ。その後、スタッフの意見をとりいれつつ、着ていて暑いだの、すけるだの、色々不満が出るたびに、数年おきに変えてきた。現在のユニフォームはこれまでで一番長く使っているものだし、評判もまあまあだったけど、久しぶりに気分一新、この春からすべて変えることにした。
決して白くない白衣だけど。


冬の緑

2024-02-19 20:10:34投稿

寒暖差が激しいこの冬、春めいた快晴の日に、久しぶりにクリニックの西側の田園地帯をジョギングした。
暗い道は走らないと決めているので、仕事終わりが真っ暗な冬は、なかなか外を走ることができず、室内で、踏み台昇降をして、何とか有酸素運動をしている私。
夏の間は、しょっちゅう走っていた農道も、秋以降に走ることはほぼなかった。春から夏の田園地帯は、田植えから稲刈りまで、週単位で、稲が育っていくのを実感できるので、その風景が楽しみで毎年のように走っている。冬にこの一帯を走ることはめったにないので、今回、久しぶりだけど、緑の景色は期待できないし、カエルも鳴いていないし、茶色い風景なんだろうなと思いつつ出発。
しばらく、その茶色を眺めながら走っていると、鮮やかな緑の一画が出現。
あ、そうか、冬は麦の季節なんだ・・・
目の前に広がる、初夏のような緑に思わず目を奪われた。
調べてみると、大麦は、秋に種をまき、冬に麦踏をしたあと、2月後半くらいから幼穂がぐんぐん育つ時期ということだ。
快晴の空の青と、鮮やかな緑のコントラストが美しく、走るのをやめて深呼吸。
これが、田舎のランニングの醍醐味だな・・・
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地球温暖化で、季節が狂ってしまっている昨今、気温の差が大きくなっても、地球が1年かけて太陽の周りを1周する時間は狂うことはないはず。日没の時刻がだんだん遅くなって、仕事終わりが明るい時間になってきたら、また、緑の中を走りたいなと思う。


安否確認

2024-02-10 18:57:31投稿

クリニックの待合室を改装して7年。
改装時の一番の目玉はパーティションも兼ねている水槽で、淡水魚をいれて、業者さんに水替えなどのメインテナンスをしてもらっている。
150㎝の大きな水槽に、40匹程度の熱帯魚が混泳しているのだけれど、その中にヤマトヌマエビが3匹いる。水槽は、待合室の癒し、鑑賞目的なんだけど、エビちゃんは、はっきりいって、鑑賞に適すようなお姿ではない。色は、半透明の土色で、小さな黒い斑点があり、底に敷き詰めている小石の色と同化しており、ぱっと見で4㎝程度のその魚体に気づく人はほとんどいない。そもそも、熱帯魚に詳しい人からすれば、エビは鑑賞目的ではなく、コケをたべてもらうために水槽にいれておくものとして常識なのだ。
そんな、エビちゃんなんだけど、よくみていると、ひげを動かしたり、”やれ打つな蠅が手をすり足をする”という小林一茶の俳句がすぐにうかんでくるような仕草が、意外とかわゆいのである。
しか~し・・・このかわゆい姿、いつも見られるとは限らない。なんせ、色が地味でめだたないし、基本、暗いところが好き(多分)なので、岩や水草の陰に隠れていることがほとんど。餌やりのあと、他の魚たちが、大体食べ終わったあとに、そろそろと出てきて、落ちている餌の残骸を食べることが多いようで、タイミングよければ、3匹ともみつけることができるのだが、これがなかなか難しい。
暗ければ、活動的なんだろうけど、暗いとこちらは見えません。明るいときに、出てきてよと思いつつ、診療のない日(休診日には餌やりに行くので)や、休み時間などに、探してみるんだけど、2匹どまりのことが多い。クリニックのスタッフも、エビを3匹見つけた時には、「今日も安否確認完了」と言って、何となく、3匹みつけるのが、その日の占いのようになっている。
私はと言えば、それほど、水槽を眺める時間が長いわけではないので、3匹を一度に見たことはなく、ホンマに3匹いるんかいな・・・と疑いたくもなっていた。
ところが、先週、初めて、3匹が7~8㎝間隔くらいで、並んでいる瞬間に出くわしたのだ。
「3匹いるぅ!!」思わず誰もいないクリニックで声を上げる私。
ストレスフルな毎日に、ちょっとでもいいことがありそうな気がして、うれしくなった。
安否確認、大事です。
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機種変更

2024-02-03 15:21:05投稿

一昨年の夏にスマホの機種変更をしてから半年後、ロードバイク走行中にスマホが吹っ飛び壊れ、ドコモの保障プランを使って、同じ機種の新しいものに変更。それからさらに9か月たった、この冬、ホーム画面のアイコンが突然かわるという現象が何度もおき、嫌気がさしたため、2015年のスマホデビューから、ずっと同じSonyXperiaシリーズを使い続けてきた生活にピリオドを打つことにした。これまで、同じ電話機を2年以内に変えたことはなかったし、今回は1年もたっていないので、買い替えることに若干迷いはなきにしもあらずだったけど、一度「もう、嫌」と思うと、気持ちは変わらず。

ガラケーの時から、おサイフケータイを使っていて、iPhoneにする気はなかったけれど、Z世代の息子から、iPhoneじゃないんなら、GooglePixel かGalaxyのどっちかだねといわれ、どちらかにしようとネット検索。ドコモオンラインショップをみると、GooglePixel の最新のものは、在庫なく、入荷未定となっていたため、以前からすご~く気になっていた、Galaxyの折り畳みスマホにすることにした。
1年半の間に、2回も機種変更をして、自分でデータ移行する技を身に着けていたので、今回もドコモオンラインショップで、機種を選んで購入。個人情報の確認のため、ちょっと面倒ではあったけれど、実在店舗に出かけていく時間と手間を考えると、自宅で好きな時間に操作できるのは、デジタル社会のメリットと思い、何とか購入完了。すると、たった二日で、新しいスマホが我が家にやってきた。
Galaxyは、韓国のサムスンが作っていて、何年か前に、バッテリーが発火するなどの問題が起きていたけれど、とりあえず、二つ折りは他のメーカーにないので、あまり気にせず。
何といっても私がスマホをいつも持ち歩いているのは、歩数カウントのため。それゆえ、ポケットに入る大きさというのがとても大事なので、折りたためるのは超魅力的。折り畳み専用のカバーも同時に購入して、さっそく、データ移行。
1年半で3回目の機種変更で慣れているとはいえ、おサイフケータイや、歩数の引継ぎ、スマートウォッチとのペアリングなど、休日に約8時間を費やしておおよその移行を終了。前回は、方法がわからなかったり、IDやPWを問い合わせたりなどに時間がかかって、何日もかかってしまったけれど、今回は、そういう無駄な時間はなく、純粋に8時間かかった。ま、何度もこんなことをしようとする人はなかなかいないかもね。
それでも、知人などの前で折り畳みスマホを開いたり、閉じたりすると、皆が珍しがって、いいねと言ってくれるのは、ちょっぴり鼻高。
故障やトラブルがない限り、今度は4年くらいは使おうと思っている。


全日本卓球

2024-01-29 19:26:14投稿

1月最後の週末、東京体育館で行われた全日本卓球選手権を、昨年に引き続き観戦するため東京に行ってきた。
今回は、ジュニアの部、一般の男女ダブルス、混合ダブルス、男女シングルスとすべての種目が一つの大会で行われる従来の開催方式だったけれど、来年からはシングルスとダブルスは別日程で行われるとのこと。
そのため、タイムテーブルも昨年までと違って、土曜日はダブルス種目の準決勝、決勝が、日曜日はシングルス種目の準決勝、決勝が一度に行われるというスケジュールになっていた。
とまあ、特別卓球に詳しくない人にとってはどうでもいいことだけれど、観戦する立場としては、ダブルスだけ、シングルスだけというのは、ちょっとつまんない気もした。
とはいえ、世界レベルの戦いをナマで見られる感動はやっぱり、現地に行ってこそ。特に、男子の準決勝に残った吉村選手と戸上選手はともに野田学園出身で、個人的に知っているので、二人が戦うというのは、とてもワクワクするし、ゲームオールにもつれた大熱戦は、見ごたえがあった。
試合後、二人が抱き合って、声をかけあった姿は、本当に感動もの。ネット情報によると、吉村選手が、「パリオリンピック頼んだぞ」と言い、戸上選手が「任せて下さい」と会話したということだ。
コロナ禍でインターハイが開催されなかった年に、野田学園の後輩たちを励まそうと、OBである二人を含むメンバーが野田学園の体育館までやってきて、高校生と団体戦の試合をした時のことを思い出し、やっぱり、同じ学校出身っていいなとしみじみ・・・
そして、張本選手との決勝戦は、これまたすごい戦いで、1ゲーム11点しか必要のない試合で、二人とも計76点をとったという、まったく互角の激戦は、さすがに心拍数が上がってしまった。最後はジュースになってどちらが勝ってもおかしくなかったし、ディフェンディングチャンピオンの戸上選手と6年間優勝から遠ざかっていた張本選手の日本一を決めるにふさわしい試合だった。
今年は、オリンピックイヤーであり、卓球以外のスポーツも大いに盛り上がる年になると思うけれど、自分としては、一番身近な卓球で、日本選手が活躍してくれることが、やっぱり一番楽しみ。

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オッサンの壁

2024-01-18 23:57:52投稿

先日、JALの新社長に、CA出身の鳥取三津子さんが就任すると決まったことがニュースとして報道された。大手航空会社の社長で初の女性ということ、CA出身ということなどで、話題性が高かったし、私自身、「JALやるじゃん。」とうれしく思ったのも確か。
けれど、この”女性初”というのは、いつまでついてまわるんだとうなと、うれしさ半分、女性の活躍度が、世界最低レベルの日本という国の悲しさも半分、という気持ち。
このニュースのちょうど前の日に、佐藤千矢子著「オッサンの壁」という本を偶然読んでいたので、また”女性初”か・・・となったのである。
鳥取さんも佐藤さんも、私と完全に同世代で、1985年に施行された男女雇用機会均等法の第一世代の女性の一人だ。私自身、研修医で関連病院に派遣されたとき、色々と「産婦人科の女医さん初めて」状態でおきたトラブルを経験しているし、ロールモデルがいない中、何とか、子供二人を育てながら、当直、産直をこなす生活を続けてきた。それから30年あまりたった現在、少なくとも、医者の世界、特に産婦人科医の世界では、女性が3割くらいになっているので、かなり、女医さんだから・・・といわれるような機会は少なくなっているのではないかと思う。そもそもこの”女医”という言葉、いかにも女性が男性とは別扱いなので、いやなんだけど・・・
そしてJAL社長就任の話題に引き続き、今日は、日本共産党に初の女性党首田村智子さんが選ばれたというニュース。これまで、旧社会党の土井たか子さんや福島瑞穂さんなど、女性の党首はいなくもなかったけれど、共産党で初めてというのも意外な感じ。いずれにしても、与党の党首が女性にならない限り、日本の首相が女性にはならないのだけど、とにかく、日本という国は、男性による男性のための政治をこれまで行ってきているので、男女半々の国の法律は、男女半々で決めてほしいなと思う。
これまで、いま旬の政治資金パーティーや、証券取引所ののシーンなど、テレビで、政治経済のニュースとなると、画面に映るのは、とにかくオッサンばかりで、いつもうんざりしていた私。
「オッサンの壁」は、”女性初の”全国紙政治部長となった佐藤さんが、自らの政治記者としての半生を振り返り、いかに、政治の世界が、男性中心でまわってきたのかということを書いた本。男女雇用機会均等法の第一世代として、とにかく、セクハラにあいながらも、男たちと同じように、長時間労働に耐え、オッサンの壁を超えようとしてきたけれど、これからは、壁は超えるものではなく、壊すものだという考えにたどり着いたとのこと。そして、男は仕事、女は家庭を守るという、日本に染み付いた考えを変えていくには、壁を壊して環境を変えていくことが必要だと説いている。
佐藤さんと同様、テレビ解説でもおなじみの、元朝日新聞AERA編集長の、浜田敬子さんも、これまた、私と同世代(しかも山口県周南市出身)だが、女性がどうやって企業で働きがいをもち、中心となっていくべきかを「男性中心企業の終焉」で著わしている。
結局のところ、政治家にしても、大企業の管理職にしても、これまでの男たちの働き方、環境を壊していかないと、ガラスの天井もなくならないし、”女性初”というまくら言葉もなくならないんだと思う。
近い将来、日本の政治家、企業の管理職の3割以上が女性になることを信じ、鳥取さん、佐藤さん、田村さん、浜田さんといった、同世代の女性たちを応援していきたい。


コインランドリー

2024-01-11 21:15:50投稿

最近のコインランドリーは色々といい面があり、もはや自宅に洗濯機を持たない人もいるというような情報は、10年くらい前からよく聞くようになった。テレビで、全国展開しているコインランドリー会社が儲かっているという特集を見たこともあるし、なんといっても、私が防府に住むようになって22年、市内に次から次へと新たにコインランドリーができたという事実がある。しかも、基本的に無人だから、人件費がかからないせいと思われるけど、なくなってしまった店はあまりないような気がする。
しか~し、個人的には、わざわざ洗濯物を持って行って誰がつかったかわかんないような機械で洗おうとは思わなかったし、家で洗えないようなものは、クリーニングに持っていけばいいしと、利用してみようと思ったことはなかった。
先日、家族が、使っている羽毛布団を汚してしまったため、クリーニングに持っていくのもちょっと汚いし、古い布団だから、少々羽毛がダメになってもいいから、試しに、コインランドリーで洗えるもんなのか、行ってみようと思い立ち、初めて近くの”布団丸洗い”と表示してある店に行ってみた。とりあえず、洗剤もないし、ホントに布団が洗えるのか、まずは、店の中に入って下見。何も持たずに入って、防犯カメラに怪しい人物としてチェックされるかもと一抹の不安を覚えつつ、店の壁の表示を見てみる。大型、中型、小型とあって、羽毛布団1枚なら、小型でよさそう。説明を読むと、ドアをあけて、洗い方を設定して、表示された金額を投入するだけのようで、洗剤をいつ入れるのかは書いていない。えっ、洗剤は・・・普通、洗剤の自販機とかもあるはずよね~ それっぽい機械はないなぁ・・・とよく見ると、小さな字で、「洗剤、柔軟剤は自動投入されます」とある。そっか、600円もとるんだから、洗剤代も含まれているってことか。コインは100円玉のみになっているけれど、よしよし、1000円専用の両替機あり。じゃ、すぐに洗えそうだぞ。
下見がすんだところで、店の外に停めた車に戻り、いざ、布団をもって、再入店。幸い、店内には誰もおらず、洗濯機も1台も回っていない。小型の洗濯機に布団を押し込み、こんなに押し込むレベルの大きさでよいのかどうか、心配しつつ、100円×6を入れるとさっそく動き出した。何分かかるのかなぁ。壁のどこにも書いていない。よく見ると、料金が表示された洗濯機の上の方に25分という小さなデジタル表示あり。
25分か、結構早いな、ま、ちょっとあるから、あとで来てみよう。
店を出て、ちょうど25分後に戻ってきてみたところ、当然、洗濯は終わっていた。ドアを開けて布団を出してみると、思った以上にべっちゃりした感じ。羽毛を濡らしてしまってよかったのか・・・これは、乾かさないとどうしようもない。もう夜だし、家で干すわけにもいかないし、乾燥機にかけるしかない。
そして、洗濯機の横に並ぶ乾燥機たちをみると、「量はこのあたりまで」と機械のガラスドアの円の下1/3あたりに線がひいてある。ま、布団だから大きい方がいいよねと、大型の乾燥機を選び、べちゃべちゃ布団を入れてドアを閉める。7分100円、一般的には25~40分と書いてあったので、財布に残っていた、5枚の100円玉を投入。たった35分で布団が乾くもんなのかと信じがたく、本でも読んでおけば、すぐだろうと思って、店の目の前に停めた車にもどり、わが布団がグルグル回っているのを、外から眺めることにした。
本を読みつつ、ちらちらの乾燥機に目をやっていると、だんだん中で布団が膨らんでくるのがわかる。考えたら当たり前なんだけど、わっ、ホントに羽毛がよみがえってきてるぞ!と嬉しくなった。25分を超えたあたりからは、外から見ると機械の1/3くらいだった布団が、機械の中いっぱいに広がっていることがわかった。35分でちょうどよかったかも・・・
そして、機械が止まった瞬間を見てから、店内に戻り、布団を出してみると、完全に乾いて、ふっくら普通の羽毛布団に戻っていた。
恐るべし、コインランドリー!今度から、布団洗いはこれだな。


年末年始

2024-01-05 23:08:17投稿

新年は、おめでとうございますといえない災害、事故で始まった2024年。
地震がなければ、飛行機事故もなかったであろうことを思うと、本当に心が痛む。
現在も、行方不明者の捜索が続いている中、今日からクリニックの診療はスタートし、私の新年は始まった。

自分自身、大きな自然災害の直接の被害を受けたことはないけれど、阪神淡路大震災の時には、家族が震度7の地域に住んでいたので、新幹線が開通していない中、姫路から在来線に乗り換えて神戸まで行き、ささやかな物資を届けに行ったことを思い出す。今回の輪島市の火事の様子をテレビで見て、あの時の神戸長田区の焼け野原を見て言葉を失った気持ちがよみがえった。

その後、これまで、ほとんどの年末か年始のいずれかは、神戸で過ごしてきた私。今年はおそらく初めて年末年始を通して、防府にいた。生まれも育ちも広島だし、山口県民になって40年ちかく、防府に住んでからも、22年たってしまったにもかかわらず、防府の人間になり切れない自分。なんだか、年末年始にずっと防府にいることに違和感を持ちつつ、県外にいる息子が帰省したり、普段の人口密度の何百倍もの中、天神様にお参りにいったりと、ちょっと正月らしい日を過ごしていた。もちろん、箱根駅伝も、観なきゃいけなかったし・・・そんな中、本来なら、三が日で、20㎞以上は走るつもりでいたのに、クリスマスに転んで尻もちをついた名残が完治せず、運動はできずじまい。毎年、今年は走るぞと誓いをたて、1月くらいは、大体目標通りに走ってきたのに、とりあえず、年末の掃除で、普段使わない筋肉を使ったかなという程度で終わってしまった。
ちょっぴり先行き不安な新年の幕開けではあるけれど、今日もクリニックには患者さんがたくさん来て下さり、感謝して、第1日目が終了。
世界中の人々が、平和に、不安なく過ごせることを願って、今日からまた頑張ろうと思う。
本年もよろしくお願いいたします。


尻もち

2023-12-25 23:32:56投稿

いたぁーっ・・・こーゆーのをホントの尻もちというんだな(涙)
先週の金曜日、極寒の朝、自宅近くのうっすらと雪化粧した路上で、見事にすってんころりんと滑って転んだ私は、瞬間的に思った。次の瞬間は、周りを見回し、恥ずかしいので誰かみていなかったかな・・・という気持ち。イタタタとつぶやきながら、起き上がって歩き出した。
歩くと少し痛みはあったけれど、仕事や日常生活には支障なし。2日たって、かなり痛みが薄れたと思って、少し運動してみたら、また悪化。中殿筋、大殿筋の打撲という診断で、そのうち落ち着くでしょうという状況で今に至っている。

感染症による規制もなくなり、師走にはいって、年末の恒例行事が各地で開催されいてる今日この頃。
一般家庭でも、昭和の時代は餅つきというのが年末の風物詩だった。石臼に木槌を使った、昔ながらの餅つきは、ほとんど影をひそめてしまったけれど、何故か昔の実家には、石臼があったので、年末になると、子供会などに貸し出していた記憶がある。現在でも、もち米を買ってきて、家でもちを作るという家庭はあると思うけれど、それも基本的には餅つき機で作るのだと思う。ホンマもんの餅つきを目の前で見ることは幼稚園の行事などなんだろうけど、それでも、日本全国のどこかでは、今でも行われている餅つきは古きよき日本の文化の一つだ。餅つきに限らず、四季折々の行事を大切にする日本では、特に新年を迎えることを大事にしていると思うので、門松やしめ縄といったお正月飾りも、細々とでも受け継がれ、消えないでほしいなと思う。
そんなお正月飾りの一つが、鏡餅だ。そして・・・鏡餅をど~んと落とした状況に似ている?のが尻もち!?
尻もちという言葉を作った人が誰なのか、知る由もないけれど、言い得て妙というかなんというか・・・こんな表現、日本語以外では絶対ないよな。英語ではなんというのかな?と知りたくなり、ちょっと調べてみた。
当然、もち(rice cake)というものが身近にないわけだから、言葉があるはずもなく、表現はかなり直接的。
hit the ground with my bottom  おしりを床にうちつける う~ん・・・
fall on my behind 臀部から落ちる・・・
日本語の「おしり」にあたる英語というのは、俗語も含めて結構ある。
behind bottom 他にも、butt  rear  end など。イギリス英語とアメリカ英語でも違うが、ちょっと俗語で可愛く言うときは、bum-bumなと。
しか~し、どんなに具体的に表現しようとも、「尻もちをつく」という言い方ほど、私がやらかした、すってんころりん(この表現もまた、日本語にしかないな・・・)の状況を的確に示したものはないと感じた年末なのだった。

 

 


秋葉原

2023-12-17 23:56:50投稿

この週末、日本乳腺甲状腺超音波学会に参加するため、東京に行ってきた。
今回、この学会があったのは、なんと秋葉原。あまり、学会場としてふさわしい感じの街ではないとは思ったけど、駅前にできた多目的ビル、秋葉原UDXというところは、色々イベントや会議も行われているらしく、そのビルを目指して行くことになった。
東京には、年に数回行っているけれど、秋葉原は、2回目。コロナ禍の前に、筑波大学で学会があったときに、つくばエクスプレスに乗るため、始発駅である秋葉原のホテルに1泊したことがあり、その時は泊まっただけで、評判通り電気屋さんは多いなという印象のみ。
今回は、目的地が秋葉原だったので、学会の空き時間にちらっと街をぶらぶらしてみた。
インバウンドが増えて、秋葉原の街を訪れる観光客の様子をニュースなどで見ることが多くなっているので、きっと外国人は多いだろうなという予測のもと、とりあえず、JRの駅を降りてみて、びっくり。
まずは、山手線のホームから改札口を出るまでの、通路や壁のほとんどにアニメのキャラクターが描かれていて驚き。改札口も東口とか西口でなく、「電気街口」となっているところも、なかなか他の駅にはない表示方法。

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駅を出たら、UDXを探さなきゃと思っていると、いきなり目の前のビルがUDX。
さすがに、UDXはアニメとは無関係と思っていると、ビルの正面の電光掲示板には、アニメの宣伝映像が流れている。学会の会場は、ホールではなく、大き目の会議室といったところで、近代的なビルらしく、天井板がなく、エアコンのダクトなどが丸見えのデザイン。これも、電気街むけ?

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駅から一筋外れて、路地のあたりをうろうろしてみると、とにかく、アニメ、アニメ、アニメ。電気街なので、電気の部品などの店もあるけれど、電気街というよりも、アニメ街。
そして、街を歩いている人の男女比は8対2くらい。いわゆるオタクといわれる人々は、圧倒的に男性が多いし、オタクとまではいかなくても、アニメ好き、電気製品好きには男性が多いので、そうなってしまうんだろうけど、街の雰囲気が独特すぎて、田舎者にとっては、別世界。休日の昼間だったので、混雑ぶりが秋葉原としては、普通なのか、多いのかはわからないけれど、街ゆく男性陣、外国人は、押しなべて嬉しそうには見えた。

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行列の出来ている小さな店があったので、何の店か覗いてみると、今はやりの、アニメキャラクターのカードが売られていた。最近は、カードが投資目的に使われることもあるといわれるくらい人気があるとニュースでやっていたけれど、個人的には理解できず。
そもそも、子供の時から漫画は読まないし、アニメ映画も見たことがない自分にとっては、何が有名なのか、何が流行っているのかもわからないので、どうでもいいことではあるんだけど、世界中のアニメファンが押し寄せてくる秋葉原という街。こんな街は、どう考えても、ほかの国にはないんだろうなということを肌で感じることはできた。
また来たいかと聞かれると、ま、もういいです、とはなるけど。


萩城下町マラソン

2023-12-10 23:59:01投稿

今日、11回目となる萩城下町マラソン(ハーフの部)に参加してきた。
私のランニングの原点となっているこの大会。昨年、一昨年と、大体㌔6分で予定通りで完走したけれど、今後はタイムは考えず、ゆっくり楽しくを目的としているので、自分にとっては、無理のない範囲だと思われる、㌔6分半、ゴールタイムは2時間15分くらいを目指して走ることにした。
1か月前の下関海響マラソンも、11月としては25℃越えの異例の暑さだったけれど、今回の萩も、12月としては異例の19℃予想の天気。一般的に市民ランナーレベルでマラソンに適した気温は10~15℃くらいと言われているので、絶対暑くなるなと想定。これはもう、半そでのランニングシャツ1枚で大丈夫だな・・・日焼け止めも必要だな・・・と準備して臨んだ。
スタートを待っている間は、少し寒く感じたけれど、1㎞過ぎるとすぐに暑くなり、着ていたウインドブレーカーをポケットにしまう。この、モンベルの極薄のウインドブレーカーは、たたむと携帯電話よりも小さくなるので、ものすごく便利。その後、5㎞を過ぎるとすでに汗が流れだす。可能な限り影を選んで走り、大体㌔6分25秒で刻み、予定通り。いつもは風が吹き付け、寒さに震える菊が浜の海岸線も、波の音も静かで応援の人が多く嬉しくなる。商店街や学校の裏通りなどは、若い人たちが大きな声をかけてくれるので、また今年もここに来れてよかったなぁとほのぼのとした気持ちで走れ、ペースも遅いので、体も楽。
ランニングチームのメンバーに㌔6分半で走ると宣言していたので、1㎞毎にGPS時計でラップタイムを気にしながら、少し速くなりそうになるといかんいかんと抑えつつ、給水所では、しっかり歩いてアクエリアスを飲む。途中、私設エイドで、バナナをいただき、17㎞地点まで、ほとんどしんどさもなく走れた。
そうはいっても、左足の裏の痛みが出始めて、これはまた、まめができたな・・・と感じたけれど、それ以外は大丈夫だったので、あとは時計を気にせず、前の人を順番に抜かすことだけを考えて残り3㎞を走った。
ゴール地点の萩ウェルネスパークの最後の登坂は全力疾走。ほぼ予定通りで、2時間14分前後でゴールし、大満足だった。
毎年、ゴール後は、その場で夏ミカンジュースをもらうのだけど、冷たいのと温かいのがあって、いつもは、必ず温かい方を選んでいたけれど、今年は暑くて冷たいのをゲット。疲れた体に酸味のジュースは本当にありがたく、胃袋にしみこんでいく。普段、柑橘類はあまり好物ではなく、自ら食べることはないんだけど、この大会のこのジュースだけは特別。
また来年も出たいなと思う。


2023-12-01 23:49:59投稿

先週の日曜、晴れた朝に、佐波川を走った。
起きてすぐに寝室のカーテンをあけてみると、なんだかあまり見ないタイプの雲が夜明けを待っていて、「空がきれい・・・」冬晴れの気持ち良さに、眠気が吹っ飛んだ。
ランニングウエアに着替えて、外にでると、気温は4℃。寒いのは当然だけど、いつもはあまり気にしない空の雲が気になる。こーゆーの、何ていう名前がついてるのかな。
走っている間に、日の出時刻がやってきて、雲の色が変わってくるのもきれい。
そして、走り終わるころには、すっかり陽はのぼり、雲は消えていた。
空を見上げて、物思いにふける習性が私にはあるのだけれど、かといって、気象に詳しいわけでもなく、雲に特別興味があるわけではない。でも、今回の雲は日の出前後のおそらくほんの1時間くらいしか出現しなかった雲で、きっと、名前がついているだろうなと、なんだか気になって、ググってみた。
ところが・・・これが、結構難しいのだ。
イワシ雲とか、羊雲とか、入道雲あたりの名前は知っているけれど、実際には、雲の種類はその高さによって分類され、どんな雲でもその10種類のどれかに入るとのこと。これを10種雲形というらしい。基本的に、高さの高いほうから、大きく、上層雲、中層雲、下層雲にわけられる。そして、あとは、形(発達の仕方)と雨を降らせるかどうかの要素で、名前が決まってくるとのこと。形にしか目がいかない素人にとっては、かなりややこしい。
そして、私の見た、日の出の雲がどれに相当するのか、色々な写真を探してみるけど、あまりよくわからず。高さはといっても、真上ではないから、中層雲なのかな・・・小さな塊をつくっているから高積雲(羊雲)なのかな・・・
自分としては、目覚めとともに見た珍しい雲のようにおもったけれど、よくあるタイプなのかもしれないし、調べているうちに、見た時の感動が徐々に薄れてきた。ただ、色々勉強して空を眺めてみると、きっと面白いだろうなということもわかってきた。おそらく、気象予報士を目指す人たちは、空の様々な顔に魅力を感じているんだろうと思う。
だれか、この雲の名前を教えていただけると幸せます。

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乳癌検診学会にて

2023-11-25 22:38:02投稿

昨日から福岡で開催されている(なんと大相撲九州場所と目と鼻の先で同時開催!)第33回日本乳癌検診学会に参加してきた。
ほぼ毎年参加しているこの学会で、招待講演を聴くことはあまりしてこなかったのだけれど、今回の招待講演1は、演題に興味をそそられたので、面白半分に聴講してみた。
抄録も読まず、何の話かもあまり知らずに、フラっと学会のメイン会場に入ってみると、その圧倒的なプレゼンテーションに開いた口がふさがらなかった。
とりあえず、講演の演題は
『医用画像からの3DCG再構成を「超速く」「超綺麗に」しただけで何かが変わるのか?』
というもの。そして、この講演の演者、瀬尾拡史氏がまた凄かった。
現在38歳と、とても若いドクターなんだけど、中学生のころ、NHKスペシャル「脅威の小宇宙、人体」を視聴してそのCG映像に感動し、科学的なCGを作るために人体のことを知りたいという理由で東大医学部に入学したという、まあ、普通に考えて、天才とはこういう人のことをいうんだな・・・という人物。
医学科を卒業して臨床の基本を学ぶために研修医として2年間は働いたそうだけど、その後は、CGを作成するための会社を起業し、現在に至っているということで、医師の資格をもつ、CGソフト作成技術者というたぐい稀な科学者なのだ。特に、心臓の動き、作りを3DのCGで表現し、さまざまな賞も受賞されており、世界的な評価を受けているということで、コンピューターに疎い普通の医者が簡単に操作できるソフトを開発して、医学界に貢献しているのだ。
CTやMRIという、普段目にする医用画像から、CGを作るというのは、彼に言わせるととても単純で、技術的なことは20年前のものでもできるらしい。要するに今流行りのAIなどは、全く不要らしいのだ。
と、そんなことは、こちとら庶民の頭では、言われてもピンとこないけれど、なんといっても、開いた口が塞がらないのは、本当に、そのCG画像の分かり易さなのだ。手術前に、これだけ立体的に患者さんの病巣がはっきりわかれば、手術をする立場の医者にとっては、本当に助かるし、単なるCTではわからなかった病変も、CTを3次元のCGに変換することでみえてくるケースがあることも、ありがたいことだ。
コンピューターの世界、情報処理の世界の進歩は、色んな法律がついていけず、様々なリスクをはらんでいるのも確かだけれど、医療界にとっては、進歩して悪いことは何一つないのではないかと思うので、これからも、彼の活躍を願うのみだ。
今回の乳癌検診学会に、全く乳腺の仕事をしていない人を招待して講演をしてもらったということは、学会長が情報処理社会の今後を見据えてのことだろうと思う。コンピューターに疎い自分としては、新しいことから逃げないようにしなきゃなと思わされただけでも、参加して意味のあった学会だったかな。


焼き芋

2023-11-12 23:55:54投稿

夏から秋を飛び越えて冬になったような、この1週間。
いきなり12月並みの気温になった日曜日、我が家の食品庫をみると、ふるさと納税で送られてきたサツマイモの山。
寒いし、焼き芋でも作ってみるかな・・・
電子レンジのオートメニューにきっとあるはずだけど、と思って、2年前に買ったオーブンレンジの前面の下のほうに表示してあるメニューリストをみると、「焼き芋」というのがしっかりある。ただ、普段、温めしかしたことがなく、オーブンとかグリルとかで使ったことがないので、どうすればいいかわからない。
普通、温めと焼き料理では、皿を変えなきゃいけないはず。グリル用の皿はどこにあるんだろ・・・とキッチン内を大捜索。普段使わないものは、手の届かない上のほうに置いているはずなので、食卓から椅子をもってきて、食器棚の一番上を開けてみる。そんなに、小さいものじゃないから、置くとしたらこのへんしかないよな・・・心当たりの場所を目を”皿”のようにして探すも、”皿”の姿は見えず。
そういえば、電子レンジ買うとき、皿をかえてまで凝った料理なんかしないから、皿を変えずに済むタイプにしたんだっけ・・・
今度は、皿探しから、取説探し。取説は比較的すぐに見つかり、読んでみると、オートメニューについての説明あり。やっぱり、皿は1種類しかなく、温めか、オーブンかグリルかによって、皿を置く高さを変える必要があることが判明。
なぁんだ、皿、変えなくていいんじゃん。今まで探してて、バカみたい。
しか~し、取説には、オートメニューごとのやり方の説明はなく、それぞれのメニューについては、Webレシピを参考にしてくださいとのこと。焼き芋ごときで、レシピも探さなきゃいけないのか・・・
そして、取説についていたQRコードを読むと、家電メーカーのサイトが開いた。そこでまた、「焼き芋」と入力して、やっと、焼き芋の作り方にたどり着くことができた。
たどりついてみると、あまりにも単純で、皿を下段に設置し、給水タンクに水を入れて、芋を皿の上に置くだけ。特別、芋に対しての処理などはなく、あとは、メニューボタンで番号設定して、スタートボタンを押すだけ。
焼き芋を作ると思いたって、このスタートボタンを押すところにたどり着くのに、約40分を費やした。そして、スタートボタンを押した後に表示された時間をみると、なんと65分。
えっ、やっとできると思ったら、1時間待ち・・・
普段の温めみたいに、すぐにレンジでチンというわけにはいかないんだ・・・
1時間もあると、忘れてしまいそうだからと思い、スマホのタイマーを1時間後に設定して、別の部屋で、普段していない、部屋の片づけをすることにした。
案の定、色々片付けをしていると、焼き芋のことは、すっかり頭から離れ、タイマーが鳴ったところで、「そうだ、焼き芋だ!!」
期待と不安で、キッチンに降りてみると、換気扇を回していたけれど、それなりの焼き芋のにおいが漂い、レンジをあけると、見た目は焦げたり焼けたりした感じのないそのままの芋。でも、熱々で、取り出して、半分に割ってみると、ホクホクの焼き芋の出来上がり。カロリーが気になりながらも、バターをたっぷりのせてしまう。
サツマイモの存在に気付いてから約2時間・・・ハフハフいいながら、芋1本をぺろりと食べた私でした。


最後のフルマラソン

2023-11-05 23:23:43投稿

今日、下関海響マラソン2023に出走してきた。
昨年も走って、もうフルマラソンはやめておこうかなと思っていたものの、今年もついエントリーしてしまったので、今回こそ、自分にとっては、最後のフルマラソンと決めていた。フルマラソンそのものは、10回目。海響マラソンは5回目。一度も途中でリタイアしたことはなく、すべて完走していることだけは自慢だけれど、はっきり言って、これほど辛いものはない。外反母趾の程度が年々ひどくなり、最近では、日常生活でも痛むことがあるので、もう足が限界だし、何のために走るのかを考えたら、最後にするべきという結論に達した。とにかく、走り始めたのは、健康のため。フルマラソンは、健康を害することはあっても、これで、健康になれるような気はしない。軽いジョギングで楽しむなら、ハーフマラソンまでで十分なので、今後は、レースに出るとしても、ハーフまでにしておこうと思う。
というわけで、最後のフルマラソンにすることは決めたものの、出るからには歩かず走り切りたい。足の調子を考えると、無理は禁物なんだけど、最低でも、途中リタイアだけはしたくない。そして、できれば、5時間を切って完走したい。最後だから、後悔を残したくない。etc etc
昨年まで参加してきたこの大会では、4回とも4時間35~45分でゴールしているので、これまで通りに走れれば、5時間は無理な目標ではないけれど、どう考えても、足は去年までの状態ではないので、5時間は高いハードルかも・・・と不安をかかえてスタートラインにたった。

今回、足の痛みとの闘いであることは、重々承知していたけれど、もう一つ、暑さとの闘いでもあった。1週間前の天気予報では、この日は雨模様だったのに、予報が更新されるたびに降水確率が下がり、本番は、何とも良い天気。日本中で、11月の最高気温を記録している気候の中で、下関も例外ではなく、暑く、日差しが強かった。
走り始めは、大勢の人の中で、飛ばすこともできず、いい調子。関門橋が見えてくると、日差しが照り付け、早くも汗だらだら状態。脱水にならないようにしなきゃなと、10kmで給水とともにアミノ酸を補給。それでも、まだ、ペースは変わらず、周りの景色を見ながら余裕な感じ。大体1㎞7分でいければ、5時間でゴールできるので、6分45秒くらいで刻んで行く予定で、GPS時計に目をやりつつ走っていく。15kmくらいまでは、まあまあ予定通りで、足も普段感じる程度の痛みですみ、いよいよ後半に入り、彦島方面へ。
しか~し、20㎞地点に到達したころには、暑さもあって、ペースが落ちてきた。まだ、半分も来ていないのに、これじゃ、5時間は無理だな・・・と気持ちが沈みがちになるけれど、限界はまだ先にあるといいきかせ、ペースは気にせずとにかく足を前に出す作戦に。
そして、25㎞過ぎから、今年から変わった新しいコースにはいって、自動車専用道路で舗道の応援もなく、ただひたすら足音のみが響き、静かすぎて、少し異様な感じ。けど、このあたりから、ボチボチ歩いている人が増えてきて、彼らを抜かすのが、ちょっぴり心地よく、痛みが少し気にならなくなってくる。28.6㎞の折り返し地点を回ると、すぐあとに、5時間のペースランナー(と集団)がいることがわかり、急に、「5時間の人たちに抜かされちゃだめだ」とスイッチが切り替わり、ペースが上がって、30㎞の恒例、菊川そうめんのエイドで、そうめんをゲットして元気が出てきた。その後、35㎞までは、足の裏は痛いけれど、ふくらはぎの痛みは感じることなく、両下腿がピクピクした去年と違って、もう少し頑張れそうなきがしてきた。とはいえ、アップダウンのコース、特に下りは、一歩一歩が痛い痛いの連続。それでも、エイド以外では、絶対歩かないと決めて、何とか走ったものの、39㎞の坂で、ついに、5時間のペースランナーに抜かされた。「ギャー、5時間の人たちやん、このままついていくしかないじゃん」とペースランナーを囲む集団に飲み込まれ、何とか走っていると、少しずつ元気になり、ペースランナーの前に出て行って、あとはひたすら前だけをみて進んでいった。そして、42㎞を過ぎて、ゴールが見えた時、時計の表示が4時間55分だったので、「5時間きれたぁ・・・」と、最後、両手を挙げてゴール。ばんざ~~~い!!

10回のフルマラソンの完走で分かったこと。
マラソンは、メンタル勝負。

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ロードバイク通勤

2023-10-26 23:10:21投稿

去年のこの時期にも、ロードバイク通勤について、このブログに書いた。
マラソン完走にむけて、涼しくなった10月からロードバイク通勤を復活したのが、ちょうど1年前だった。
そして、また、今月、昨年冬以来のロードバイク通勤を再開した。
今年もまた、下関海響マラソンにエントリーしているけれど、昨年よりも、数段、外反母趾の状況が悪いので、今回で、フルマラソンは最後にしようと決めている。だけど、レースに参加するからには、せめて、歩かず完走はしたい。これまで、合計9回のフルマラソンに出場してきて、完走しなかったことは、一度もないので、途中のリタイアだけは避けたい。でもでも、自分の足の状況を鑑みると、42.195kmもつのかどうか、まったく自信なし。とりあえず、20km前後の練習走を、9月から3回してみて、何とかはなっている。でも本番は、その倍の距離。かといって、練習で30km以上走るのは、これまでに一度もしたことないし、今30km走ったら、足が壊れて、レースに出られなくなる気もするので、あとは、10km前後の練習と、ロードバイクで筋トレするしかないと思っている。
片道たった3kmをロードバイクで走ったところで、大したトレーニングにはならないけれど、ランニングとちがって、足底や指、膝には負担がかからないので、大腿四頭筋を意識しながら、できる限り全力で漕ぐようにしている。通勤の道のりは、ほとんど直線なので、朝の出勤タイムでは、車と競争するのがトレーニングの秘訣。直線に入ったころに、横に走っていた車を何台か覚えておき、信号が青の時は、もちろん、抜かされてしまうけど、赤信号で車が止まっている間に、追いつくことが多いので、よし、よし、さっきの車に追いついたぞ!と、にやける次第。今朝も、初めに出会ったトラックに、抜かされた後、信号で追いつき、そのあとまた抜かされたけど、結局、到着するころに、また抜いて、約2.5kmの区間をトラックよりも先にゴール(?)した。もちろん、信号や、車の混雑具合が勝負(?)を左右するんだけど、信号が変わったときに、車よりも先にダッシュして、頑張って漕ぐのは、それなりにモチベーションになるし、筋トレにはなっている気がする。車道の左端を走りながら、右手の車において行かれないように頑張って進んでいくのは、ロードバイクの醍醐味。ママチャリではありえない。サイクルコンピューターを装着していないので、(装着はしているけど、電池切れのまま)時速何キロでているかわかんないけど、たぶん、必死で漕ぐと30kmくらいは出ると思うので、通勤にかかる時間は、車の時とかわらない。
これから先、さらに寒くなって、自転車漕いで体を温めるには、よい季節。いつまで続くかわかんないけれど、マラソンのための筋トレという目的ではなく、今後は、SDGsのためにも、汗が噴き出る季節はのぞいて、できるだけ、ロードバイク通勤を続けていこうと思う。


CS

2023-10-17 23:48:22投稿

産婦人科医にとって、CSと言えば、帝王切開(Caesarean Section)のことだ。
ただ、今の時期、日本国内でCSと言えば、クライマックスシリーズに決まっている。
先週末にマツダスタジアムで開催されたファーストステージは、カープファンにとっては、胸躍る結果となり、明日から始まるファイナルステージにむけて、ワクワクが止まらない。
カープにはあまり関係ないとはいえ、パリーグの第3戦しかり。0-0の延長にはいって、ソフトバンクが3点リードしたあとの10回裏に4点取ってサヨナラ勝ちをおさめたロッテの勝利も、劇的だった。
カープにしても、自力で2位が決められず、最終戦で、ぎりぎりの2位。ロッテに至っては、ソフトバンクとゲーム差なしの、これまた最終戦でわずか1毛差の2位。どちらのチームも運と勢いがあるのだ。
そして、両リーグを制した、阪神とオリックスはペナントレースはぶっちぎりの1位という、なんとも同じようなシチュエーション。阪神も、オリックスも、圧倒的優位なのは違いないけれど、短期決戦はわからないというのが、だれもが認めるところ。初めから結果がわかっててする試合はないので、できるだけ長く、楽しみが続くように、最終戦までもつれてほしいし、下剋上を期待せざるを得ない。

カープファンとしてではなく、野球ファンとして冷静に考えると、ま、日本シリーズは阪神VSオリックスの関西ダービーになるのが妥当な線ではある。
捕らぬ狸の皮算用ではあるものの・・・万が一にも(そんなこと言ってるから勝てないんじゃん)カープが阪神に勝ったときには、オリックスよりは、ロッテとやりたいな。オリックスには勝てそうな気がしないから。


靴ひも

2023-10-11 23:11:35投稿

ここ数年で、両側の外反母趾が悪くなってきている私。日常生活に支障はないけれど、時々痛みがあり、うまくつきあっていかねばと思っている。
足が悪いと、靴選びには苦労をする。ついつい、大き目の靴を選ぶようになり、30年前に比べてサイズが1㎝大きくなっている。幅もいつも3Eとか4Eばかりなので、到底、おしゃれな靴とは縁がない。それはそれで、あきらめているので、気にしてないけれど、サンダルやかかとのない楽な靴に流れるようになり、足の裏のアーチが崩れてきたみたいだ。
外反母趾といえば、指の形ばかりに目が行ってしまうけど、実は、足底のアーチが崩れることで、どんどん悪化していくらしい。なので、靴はインソールが重要だし、きっちり支えがあるほうが、崩れにくい。
そんなこんなで、外反母趾と付き合うために、靴は、しっかり足全体を支えてくれるものをはかなくてはと、気を付けるようになった。
クリニックでの仕事中は、以前から皮のスニーカーを履いている。ただ、脱いだり履いたりは面倒なので、ついつい、靴紐は緩めになり、紐を解かないことが多かった。最近になって、これじゃしっかり足が支えられないと、履くたびに、しっかり紐をしめて結びなおすことを心がけるように。しっかり紐を結ぶと、やっぱり、足が支えられている感もあるし、紐そのものについても、結びやすいとか、解けにくいとか、チェックすべき点にきづく。
仕事以外の普段履きでも、スニーカーを履くことが多いし、ランニングの時、卓球をする時など、スポーツシーンでは、必ず紐のついたシューズなので、この度、持っているスニーカー、シューズを見渡して、色や機能性を考えて、紐の総入れ替えをしようと思い立った。
まず、紐の長さは重要。一般的なスニーカーで6穴だと、120㎝がベスト。そして、ランニングシューズでは、走っている最中に、緩まないことが大事。もちろん、見た目も大事で、マラソン大会に参加するときは、ランニングチームのユニフォームの色と合わせたいし・・・どうでもいいことを考えながら、Amazonをみてみる。
たかが靴紐、されど靴紐・・・
結ばない靴紐というのが、かなりある。両端を金属のバックルで固定するものとか、左右の穴を渡すだけで、穴の本数短いのを通すとか、ノッチがあって、穴にひっかかるものとか・・・結ばない紐に共通するのは、ゴム製ということ。靴の脱ぎ履きの時に紐が伸縮するので、結ぶ必要がないというものだ。ゴムだから耐久性がどのくらいあるのかとか、色々疑問もあるけれど、ノッチのタイプのものは、ランニングシューズで経験済みなので、とりあえず、適切な長さに切ってバックルで固定するタイプをクリック。あとは、普通の平紐で、滑り止めがついたヤツ。なんやかんやで、口コミを参考にしながら、4足分の靴紐をポチッとしてしまった。買いすぎかな? 1足分500~600円くらいが主流で、それほど高い買い物ではないし、所詮、消耗品だからな・・・ま、いっか。
そして、その3日後、紐は我が家に届いた。
スニーカーの色に合わせて選んだと思った色が微妙に違っていたり、バックルで止めるタイプは、いったん結んで切ったところがほどけないように、ライターで焼くとか・・・買う前に気づかなかった点がちらほら。ライター持ってないしなぁ。火をつけるなんて大丈夫?
紐を並べてみて、色々考えるだけで、今履いている靴の紐を解く気にならず。ランニングシューズだけは、紐をかえて走ってみないことには・・・紐を替える意味がないぞ。
紐の総入れ替え。いつの日になることやら。


巨人の応援

2023-10-05 23:50:01投稿

原爆の焼け野原から、市民を元気づけるために創設された広島東洋カープ。
たる募金で市民から助けてもらった貧乏球団としての歴史を覚えている、昭和の広島人にとっては、金持ち球団、常勝チームである読売ジャイアンツは、基本的に、敵だったと思う。
私自身は、たる募金の時代までは、知らないけれど、紺、黒、白くらいしかユニフォームの色になかったご時世に、アメリカ人監督がきて、ド派手な赤い帽子が採用されて、びっくり仰天。その年に初優勝して、広島全体が狂喜乱舞した当時を覚えている。小学生だった自分でさえ、野球といえば巨人、巨人戦しかテレビ放送のなかった時代に、カープが巨人を上回るということのすごさを、ひしひしと感じていたし、おそらく、カープファン=アンチ巨人というのは、確実にあったはずだ。
それから、およそ半世紀たった令和の時代、巨人なんて、特に強いチームでも何でもないんだけれど、昭和のカープファンは、いつ、なんどきでも、巨人を応援することはない。個人的に、原監督も好きになれないし、巨人の選手というだけで、偏見を持ってしまう私。ま、プライベートにお付き合いしたわけではないんで、おばさんの勝手ですけれど・・・
そんなカープファンが、おそらく、私も含めて、日本中のカープファンが、昨日は巨人を応援した(に違いない)。なんせ、セリーグ今シーズン最後の試合、巨人VS横浜の結果で、カープの順位が決まるという、大事な大事な1戦。巨人が勝ってさえくれれば、マツダスタジアムで、CSが戦えるという状況になったのだ。
今日こそは、巨人に頑張ってもらわねば。今年大躍進の、ピッチャー山﨑君の調子はよさそうだし、テレビの前で、「頑張れー、伊織く~ん」

8回までほぼ完ぺきなピッチングだったのに、9回表に、バントを取り損ねてノーアウト1.2塁の大ピンチを自ら招いた山﨑伊織君、プロ初完封に、初二けた勝利というのがかかっていて、みるからに緊張している様子。やばいやばいと思っていたら、そこから、なんかふっきれた顔になり(さすがプロ)その後をきっちりおさえて、1-0、巨人の勝利。カープに大貢献してくれました!!
こんなに巨人を応援するのは、最初で最後だな。


ラグビー通

2023-09-28 08:55:13投稿

前回、ラグビーワールドカップのことを書いたけれど、まだまだ大会は継続中で、日本戦は楽しみ。

せっかく観戦するなら、少しでも面白いほうがいい。寝る前に動画をみるのが、最近のルーティンになっている私は、忘れていたルールなどを思い出すため、YouTubeで「ラグビー ルール」と検索してみた。すると、次から次へと出てくる。
基本的なルールは大体わかるので、中級編とかをみたりして、(・_・D フムフムとうなずきながら、いつの間にか寝てしまう日々。
AmazonでもYouTubeでもなんでもそうだけど、一度検索すると、それに関連したものや動画が、次にひらいたときに、あなたへのおすすめとしてどんどん上がってくる。
なので、この1週間くらいは、YouTubeを開くと、ほぼほぼ、ラグビー関連のものが初めにでてきて、ついついまた見てしまう自分。ディフェンス編だとか、アタック編だとか、実際の試合のルール解説つき動画とか、だんだんと内容がディープになっている。トップリーグのチームの動画では、戦術の解説も詳しくあり、ディフェンスのときには、ワンラインが重要で、ギャップができると、攻撃されやすいパターンになるとか、ノミネートが大事とか・・・
スクラムには、1番から8番までの役割があることがわかった。1番は4番と6番におされ、3番は5番と7番に押されるけど、2番は押されない。同じプロップでも1番と3番では違うこと、相手の3番に押し勝つことが、攻撃のスペースを作って有利。マイボールスクラムでボールを足で転がすときに気を付ける点とか、見れば見るほど、ラグビーの奥深さがわかってきて、完璧ラグビー通になってきた私。
ルールが複雑で、まったくわかんないし、何が面白いん? と、観戦を遠ざけていた4年前までの自分が嘘みたい。
でもでも、冷静になってみると、走る人をわざとこかして、怪我するためのスポーツじゃん・・と感じる自分もまだ消えてはいない。
ガタイのすごい男たちのぶつかり合いに迫力を感じつつも、自分の家族や、親しい人に、ラグビーやりたいといわれたら、「ケガするからやめたほうがいいよ」というだろうなと思ってしまう。
やっぱ、ほんまもんのラグビー通には、なれないのかな・・・
なんせ、一度もナマの試合を見たことがないんだから・・・
だけど、明日の朝は、早起きして、サモア戦、絶対見るぞ!


ラグビーW杯

2023-09-19 23:10:34投稿

バスケW杯でもりあがったあとは、ラグビーW杯。
4年前の日本開催の大会で、にわかラグビーファンが増えてから4年。
私自身、にわかの一人として、W杯後も、一度、ナマで試合をみたいと、トップリーグのチケットを購入しようとしたけれど、コロナ禍に突入。その後はほとんど試合もなく、ラグビーのことは、忘れ去っていた。
今回、フランス大会が始まり、日本チームの試合だけは、観戦するぞと思ってはいたが、なんせ、にわかから4年たって、かなり、ルールや用語を忘れている。4年前は用語集とYouTubeで猛勉強し、ラグビー通になった気でいたけれど、基本中の基本、背番号1から15までのポジションの名前も言えなくなっていた私。初戦のチリ戦は、日本時間の20時からだったので、がっつり最初から最後までみて、しかも日本が大勝したので、いい気分だったし、見ているうちに、4年前に積み上げた知識がよみがえってきて、「お、そうそう、コラプシングね。一時退場はシンビンだった・・・」などと、用語も少しずつ思い出した。
それでも、ラグビーの反則ルールは、ほかのスポーツと比べられないほど、色々あるし、テレビ観戦していても、今の何が反則なのかよくわからないという場面も多い。NHKの実況アナウンサーは、結構ルールを説明してくれるし、テロップでも用語解説が出るので、だんだん思い出すとともに、やっぱ、ラグビー面白いじゃんとなってきた。
日本チームの2試合目は、10戦10敗のイングランドと。ま、普通に考えて勝つことはないと思うけれど、勝つ可能性がないわけではないから、観戦したい。でも、キックオフは、日本時間の午前4時。休日だから、頑張って起きようかとも考えたけど、やっぱ4時は厳しいし、もし起きてみたとしても、ハーフタイムで寝てしまいそうだから、とりあえず、5時に起きて、前半終了の点差をみて、見込みがありそうだったら、後半だけは見ようという作戦を立てた。
そして当日、5時の目覚ましが鳴ったあと、スマホで速報をチェック。負けてるけど、4点差!「よし、見るぞ」と、後半のキックオフから早速観戦。ペナルティーキックで1点差に追い上げ、ディフェンスもかなりがんばってたし、キックを多用した速い展開で、行けるぞ!と思っていたら、アンラッキーなトライをきめられ、流れが変わってしまった。2トライ差になって、もう、だめだなと思った私は、あっさり、観戦終了!また、布団に潜り込むことに・・・
大体、カープの試合でも、負けが濃厚になったら、いつも見るのをやめる私。バスケでは、大逆転を見逃してしまったけど、さすがにラグビーはそうそう点が入らないから、10分くらいで大逆転はないっしょ。
時差もあって、未明の試合は、点差をみてから観戦する作戦にしましょうと決心した、なんちゃってラグビーファンでした。


かぼちゃ

2023-09-10 23:07:30投稿

ここ数年、ふるさと納税の返礼品で、野菜、果物の頒布を頼んでいる。
旬のものが届くんだけど、何が届くのかはわからない。食べ物、料理に詳しくない自分としては、届いたものをみて、「これ、何?」ということが結構ある。
珍しい野菜については、おすすめレシピのメモがついていることも多いんだけど、なかなか時間もとれず、手の込んだ料理を作るのは得意でない私。
そんな中、先月届いた箱の中には、カボチャがふたつ、ボーン。というより、これは、きっとカボチャなんだろうなと思うほど、普通に見かける野菜ではなかった。カボチャといえば、緑色の南瓜か、ハロウィンでおなじみのオレンジ色のヤツくらいしか知らない。箱に入っていた説明用紙をみると、バターナッツ、そうめん瓜と書いてある。
バターナッツかぼちゃというのを、聞いたことはあるが、なんだか名前からして、こってり感あり。ひょうたん型をしていて皮はつるつるで薄茶色。どーやって食べるん?
とりあえず、ググってみる。
「バターナッツかぼちゃは北アメリカから南アメリカにかけての乾燥した砂漠周辺の荒野が原産地のカボチャで、見た目はかわいいひょうたん型で、味は名前の由来となっているようにナッツのような風味があり、ポタージュなどにすると美味しいです。」
(・_・D フムフム
とりあえず、半分に切ってみる。我が家の包丁のレベルでは、なかなか切るのが大変なくらい硬かったけれど、YouTubeを参考に、煮物にしたり、レンチンしてチーズかけて焼いてみたりと何とか2週間がかりで1個のカボチャを消費。甘くてお菓子向きのカボチャかなと思う。
次のお相手は、そうめん瓜。これまた、まったく聞いたことのない名前だし、見た目は、薄黄色で、アースメロンに似ている感じ。これまた、ググってみると・・・
「金糸瓜(きんしうり)は、そのほぐれた糸状の果肉の様子から、そうめんかぼちゃ(素麺南瓜)やそうめんうり(素麺瓜)、いとうり(糸瓜)などとも呼ばれています。茹でたり蒸すなど加熱することで果肉の繊維がほぐれ、糸状になることで知られており、通常食べるときもこのようにほぐした麺状にして調理されることが多いです。」
なんだか、面白そうな野菜・・・これまたYouTubeで調べる。何本かのチャンネルを見たけれど、いずれも、とにかく切って10分ゆでて、ほぐすのが第一ステージ。
まずは、切らなきゃと、包丁を入れてみるも、ありえない硬さ。突き刺すように包丁をたて、後はバンバン薪割りのようにたたくしかない。包丁の切れが悪いのと、私の腕力がないのと両方で、一つのカボチャを何個かの輪切りにするだけで、くたびれ果てた。あとは湯を沸かして10分ゆでるのみ。その後水につけて冷やしながら、手でその繊維をほぐしていく。面白いように繊維がはがれて、マジでそうめんじゃん。これが、名前の由来なのね。はっきり言って、カボチャじゃないな。そして、全部ほぐし終わって、水を切り、マヨネーズをつけて食べるとシャキシャキで美味。大根のような食感だけど、それ自身の味はあまりなく、どんなドレッシングにもあいそう。
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初めて食べた、2種類のカボチャ。切るのが大変なことを除けば、また食べてもいいかな。


バスケW杯

2023-09-03 23:53:23投稿

昨日まで沖縄で行われたバスケットボールワールドカップ。今回ほど、バスケットで日本が盛り上がったことがあっただろうか?
自分自身でするスポーツとしては、卓球、ランニング、ロードバイクと基本的に個人競技のみ。だけど、見るスポーツとしては、野球を始め、球技なら何でも好きだ。バスケもその一つで、2006年日本開催のバスケ世界選手権は、夏休みをとって、広島に観に行った。観戦したのは、グループリーグの最終戦で、日本VSスペインの試合と、アンゴラVSドイツの2試合だった。先に行われたアンゴラVSドイツの試合は、最初から最後まで1-3点差の大接戦で、どちらのチームを応援するでもなく、ものすごくワクワクしたことを覚えている。そのあとに行われた、日本戦は、素人目にみても、実力の差がありありで、応援する気力もなくなってしまうような、ぼろ負け試合。途中、50-100になった時(最終的には55-104)には、ダブルスコアというのは、こういうのを言うんだな・・・日本、弱いな・・・という印象だった。会場も満員ではなく、盛り上がりに欠けていたのも残念だった。
その後、直接、トップレベルの試合を見に行くことはなかったけれど、5年前に、アメリカ旅行に行った際には、ワシントンDCに泊ることにしていたので、八村塁選手の所属するNBAチーム、ワシントンウィザーズの試合のチケットを手に入れて、観戦した。
NBAの試合というのを、一度は観てみたいと思っていたので、楽しみにして行ったけれど、バスケットコート一つなのに、観客席は1万人以上入る大きな会場で、結構がら空き。八村選手は、故障で出場していなかったし、ウィザーズは負けるしで、これまた、若干、期待外れではあったけど、本場アメリカのNBAの試合を観れたのは、よい思い出になった。
その後、東京オリンピックで日本女子バスケは大活躍で、注目される中、男子は1勝もできず、話題にもならず。やっぱ、どんなスポーツでも、勝ってなんぼの世界。そして、女子の監督だったトム・ホーバスさんが、男子監督になり、今回の日本開催のワールドカップ。
試合が始まるのを楽しみにしていた自分は、まず初戦のドイツ戦からテレビ観戦開始。期待したわりには、あっさり負けて、後半は少しよかったけれど、やっぱ世界の壁は厚いなと思って終わり。2戦目のフィンランド戦は、前半大量リードされ、テレビ見ながら、今日もダメだなと思い、疲れと眠気もあったので、第3クオーターの初めまで見て、おやすみなさい。そして、朝起きて、ニュースを見て、びっくり仰天。「えっ、勝ったの?あんなに負けてたのに?どうやって?」その日、大逆転した、歴史的勝利の試合を何度も何度もニュースでみて、「何で、寝てしまったんだろぅ・・・悔しい!」
そして、次のオーストラリア戦、世界ランキング3位でNBA選手ばかりの相手は、やっぱり強かった。最後まで観たけれど、さすがに逆転はできず。
そして、そして、順位決定戦のベネズエラ戦。これまた、苦しい展開で、後半に強い日本ということで、期待して第3クオーターまで観戦するも、第4クオーターの最初で15点も差が開き、第4クオーターだけで逆転はさすがに無理っしょ。負けるの見たくないし。と、テレビのチャンネルをかえた私。それから、20分くらいたって、もう、終わったかな・・・とチャンネルをもどしたところで、仰天。あと30秒くらいの最終盤で、なんと、日本がリード。「噓でしょ⁉あんなに負けてたのに・・・」日本が勝った嬉しさよりも、一番盛り上がったシーンを観なかった悔しさが強かった。「私が観なかったから、勝ったんだということにしよう・・・私が最後まで観た試合は負けてるから・・・」
そして、そして、そして、昨日の最終戦。今度こそ、最後までみるぞと、気合を入れて、テレビの前に。さすがにランキング格下の相手に、バカバカシュートが決まり、「楽勝しょ」と思っていたら、第4クオーターになって、全くシュートが入らず。3点差までせまられて、もしかして私が最後まで観たら負けるかも・・・と心拍数が上がったところで、シュートが決まり、歴史的勝利。
バスケットって、サッカーと違って、動きが速いし、点数がどんどん入るから、観るスポーツとしてはやっぱり好きだな。オリンピックが、今から楽しみ。


FAX

2023-08-31 23:56:00投稿

先週、40年以上付き合いのある友人から、26年前に私が彼女にむけて送ったFAXが、引き出しの奥から出てきたと連絡があった。
26年前、妊娠20週の身で、アメリカにわたり、慣れない海外生活が始まって2か月くらいたった時の近況を知らせた5枚にわたる手書きの文章なんだけど、そんなFAXを送った記憶は100%私の中にはなかった。
そもそも、26年前、インターネットはまだごく一部の人しか使っていなかったし、携帯電話も世の中に出始めたばかりだったので、日本にいる家族や友人とのやり取りは、FAXをよく使っていたのは確かだ。時差も大きいので、なかなか電話もできないし、収入のない貧乏生活をしていたので、電話代もばかにならず、手紙をわざわざ書くほどのこともないし・・・けれど、そのFAXについての記憶はゼロ。連絡をもらっても、「何、それ?」

そんなことで、そのFAXの現物を返してもらった。驚いたことに、茶色く色あせた感熱紙に書かれた文字がまだしっかりと読める状態だった。普通の紙ならまだしも、感熱紙の文字なんて、すぐ消えてしまうはずだが、友人がいうには、引き出しの奥の物の下に敷いてある状態だったので、まったく光があたっていなかったから、消えなかったんじゃないかとのこと。もちろん、わざわざとっておいたわけでもなく、単に、引き出しの中で忘れ去られていただけだったのが不幸中の幸い?

令和時代の昨今、文字を手書きすることが、ほとんどなく、タイピングは上手くなっているけれど、字はすごく下手になっているのを実感している。しかし、そのFAXは、手書きの文字がびっしりで、われながら、きれいに書いているよなと思ってしまった。読んでみれば、自分の字に違いなく、内容も、アメリカにわたって、色々戸惑ったことが書いてあり、あまりの懐かしさに、目頭が熱くなってしまった。メリーランド州の運転免許の試験をうけたとか、家を運ぶ巨大なトラックを見たとか、完全に忘れていたことを、読みながら細い糸を手繰り寄せる感じで思い出すと、心拍数が増えてくる。
そのFAXの最後には、パソコンはまだ箱の中だけど、日本語の設定ができるようになったら、次は、ワープロでうって送りますと書いてあった。さすがに、その後、だれにどんなFAXを送ったのか知る由もないけれど、世界中のどこにいても、LINEですぐに連絡できる今となっては考えられないアナログなやりとりも、いいもんだなとしみじみと感じる出来事だった。


暑い

2023-08-23 23:33:24投稿

地球温暖化による異常気象が叫ばれる中、日本だけでなく、この夏は猛暑が続いている。
ハワイの山火事など、地球規模での極端な気象は、今後はこれがあたりまえのニューノーマルになるといわれ、すべての地球人がCO2削減などの意識がないといけない時代になったのだなぁと実感する日々。

そうはいっても、暑いものは暑い。
ただ、ふと、しょーもないことを考えてしまった。冷房の効いた屋内から、ドアを開けて外にでた瞬間、「暑い」と言わない人がどれだけいるかしらん?
暑さの感じ方は個人差もあると思うけど、今年の夏の天気のいい日に、日本国内で、暑いと感じない人はいないと思われる。そして、思わず口に出る「暑い」
その言葉を、だれに向けて発信するでもなく、「暑い」と言ったところで、暑さが和らぐわけでもなく、だれかに助けてもらえるでもなく、何故、「暑い」と言ってしまうのだろう。
休みの日に家族と一緒にいて、朝から晩まで「暑い」と言って、汗だらだら流しているのをみると、見ているほうが余計暑くなって、何もいいことはない。一日何度「暑い」といえば、気がすむのかしらん?
こういった感覚を表現する言葉、「暑い」だけでなく「寒い」ももちろん、「痛い」とか「痒い」とかの身体表現も、誰かに対して訴えることはあるにせよ、言うことによって、暑くなくなるわけでも、痛くなくなるわけでもないのに、何故、我々は口にするのだ?
などと、疑問がわいてくると、そもそも言語というものを取得した人間という生き物についての考察が必要となり、かなり難しい話になってくる。少なくとも、多くの動物は、コミュニケーションとしての鳴き声のようなものは持っており、発情期の鳴き方やダンスなどがその代表だ。だけど、あくまでも仲間や生殖相手などに対する訴えとしてでしかなく、ライオンがサバンナで暑いと感じても、「暑い」という鳴き方をすることはないだろうと思う。そう思うと、無意識に「暑い」と口に出していってしまう人間という生き物は不思議だなぁ。
この私が、頭が変になって、つまらぬことを考えてしまうのは、きっとこの暑さのせいに違いない。
暑いときには、「暑い」と言おう。100回言えば、涼しくなるかも・・・


回天の島

2023-08-15 23:11:59投稿

お盆休みを利用して、瀬戸内海に浮かぶ、回天の島、大津島に行ってきた。
徳山港から、船で20分、大津島の馬島港に到着。真夏の炎天下、日傘なしではつらい中、てくてくと歩く。

回天は、昭和19年、日本の戦況が悪くなってから、日の丸飛行隊と同じように作戦としてたてられた人間魚雷で、20歳前後の若者たちが自ら犠牲になって、敵に向かっていったという悲しい歴史の一つ。
鹿児島の知覧特攻平和会館には、6年前に行っているけれど、山口県内にあるのに、回天記念館には、行ったことがなかった。県民の一人として、一度は訪れるべきだけど、知覧ほど大きくないし、なんせ、船しか交通手段のない小さな小さな田舎の島にあり、観光バスが行くこともない、ひっそりたたずむ戦争博物館なので、ついでに行くような所ではない。今回、帰省した息子が行っておきたいというので、一緒に出かけていくことになった次第。
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港に着くと、一緒に降り立った10人程度の人が何となく歩く方向へついていくことにする。200mくらい歩いたところで、回天訓練基地跡と、記念館への道の分岐があったので、とりあえず、海側の訓練基地の方に行くことにした。そこには、魚雷を運ぶためのトロッコのレールが敷かれた跡があり、海沿いの山を掘ったトンネルが続いていた。

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トンネルを抜けると、青い海につきでた、訓練基地が戦時中のままの形で残されていた。そこは、発射場ではないけれど、数か月の訓練を受けたのちに、本番をむかえて最期の旅に出る若者たちが集っていたかと思うと胸が痛む。
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その後、トンネルを引き返して、今度は少し坂を上って、記念館へ。
知覧の平和会館をコンパクトにした感じだったけれど、知覧の時と同じように、戦士たちが残した手紙がたくさん展示されており、その達筆のレベル、日本語の文章のレベルの高さに切ない気持ちになる。どれだけ優秀な若者たちだったのか・・・彼らがみな生きていれば、とれだけ日本の発展に貢献してくれただろうかと、考えれば考えるほどつらくなる。
小さな記念館なので、30分もいれば、一通り見ることができ、胸の締め付けられる思いを引きづりつつ、外に出た。
炎天下をまたてくてく歩き、昼食を食べて、13時発のフェリーに乗るつもりで港に帰ってきたけれど、何と、おそらく島に1軒しかない飲食店はお盆休み。店らしい店、もちろんコンビニなどあろうはずもなく、あるのは、飲み物の自販機のみ。もう少し暑くなければ、島を歩いて散策したかったけれど、なんせ、天気が良すぎる暑すぎる。
残された選択肢は、港の待合室の畳の上で、1時間半を過ごすこと・・・

平和について考えることになったお盆休み。もうちょっと下調べをしておくべきだった。


ミミズ

2023-08-06 23:06:12投稿

猛暑の続く日々、ジョギングは、朝早くか夕暮れにしかできず、梅雨明け以降、さぼりつつある今日この頃。暗い道は走らないと決めているので、明るい時間帯に走る=暑い!
ランニング業界では、夏場の走り込みが、秋からのレースの結果につながるというのが常識だけど、流石にこの暑さの中、走るのは、バカとしかいいようがないともいえるので、ま、色々言い訳をしながら、風が吹いて少しでも涼しそうなときに、体力が落ちない程度には走らなきゃと思っている。
それでも、あんまりさぼると不安になり、久しぶりに夕暮れ時の佐波川河川敷を走ったところ、遊歩道のアスファルトに、あまりにも大量なミミズの死骸があり、ミミズを踏まずに走るのは難しいほど・・・
死骸の密度は高いところと、低いところがあるけれども、それにしても、これだけのミミズは、何故⁇

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可能であれば、死骸を踏みつぶしたくはないので、下ばかりみて走ることになってしまうけど、時々、まだ生きていて苦しそうに体をくねらせているのもいたりする。おそらく、草むらからアスファルトにでてきて、死んでしまうのだろうけど、なんでわざわざ焼けたアスファルトにでてくるの?
1匹や2匹なら、何とも思わないけれど、おそらく何千匹というレベル。どうしても、ミミズの大量自殺に納得いかず、ちょっとググってみたら、結構、私と同じように思った人の投稿があった。「なぜ、ミミズが大量に歩道で死んでいるのですか?しょーもないけど気になるのでどなたか教えてください」という記事。
ふむふむ、同じように思う人がいるのだ・・・
色々、記事を読んでみたところ、気圧が下がると、地中の酸素が欠乏し、地中で暮らすミミズが、呼吸のために地上にでてくるらしい。ミミズの体は粘液で覆われていて、粘液が乾く=死ぬ ということで、この猛暑のなか、草むらからにょろにょろ出てきて、アスファルト方面に向かってしまうと、結局乾いて死んでしまうということなのだ。路面がぬれていれば大丈夫だけど、猛暑日の日中のアスファルトの表面温度は50度以上にもなっているらしいから、小さな体が乾燥するのは、あっという間だと思われる。出てこないでずっと地中にいればいいのに、地中は酸欠になるからやっぱり苦しくてでてくるということだ。自然淘汰で、ある程度は、死ぬミミズがいるのは仕方ないけれど、おそらく、こんな暑い日が続けば、数がへって、絶滅危惧種になるのかもしれないと、余計な心配までしながら暑い中を走る私でした。


首位

2023-07-31 23:27:21投稿

ぼくらのカープがついに首位に(1日だけ)たった。
開幕前の順位予想では、圧倒的に6位の評判だったし、開幕当初は連敗多く、ま、今年は新監督になったばかりで、仕方ないかと思っていたら、7月に入って、絶好調。助っ人にならない助っ人、主力の欠場もどこ吹く風、怒涛の10連勝となって、甲子園決戦に突入。最低でも1勝はしないといけなかった阪神との3連戦を、2敗1分けで終わり、8月は2位スタートになったものの、まだ40試合以上のこっているので、少なくとも、クライマックスシリーズには残れるなというところ。
ネット記事をみていると、このカープの好調の原因は、新井新監督の人間性を指摘する声が多い。もともと、選手時代には後輩から慕われて、いじられキャラでもあった新井さん。引退して解説者だった時も、ほぼ、選手やそのプレーを否定するような言い方を聞いたことがなかった。監督になってからも、好プレー、得点が入ったときには、選手よりも大きなガッツポーズをし、エラーや盗塁の失敗などに対しても、決して選手を叱ったりすることはないとのこと。そのことが、選手の積極性を生み、盗塁数リーグダントツトップにつながっているともいわれている。
開幕前の3月を振り返ってみると、解説者の多くがカープを6位と予想する中、ひとり1位と予想した、元ロッテの里崎智也氏がいる。当時、カープ出身でもない、里崎氏がカープ1位を予想したのには、カープファンもびっくりだったけれど、今になってみると、彼の言う通りにカープが勝ち進んでいる。決して大スター選手がいるわけでもないけれど、ベンチ外の選手のレベルがあがって、だれが出ても何とかなる厚い選手層があるのが強み。
順位予想があたって、10月に里崎さんが「俺の言ったとおりだろ!あっはっは・・・」と叫んでいることを信じてます。


オリンピック代表選考会

2023-07-24 23:19:48投稿

この週末、パリオリンピックの卓球シングルス種目の出場者を決める第5回オリンピック選考会、全農カップを観戦しに、東京に行ってきた。
メインは、野田学園出身の、戸上隼輔選手、有延大夢選手、吉村真晴選手の応援。いずれの選手も、中学生の時からよく知っているので、がんばってほしいと思っている。とはいえ、実際に、オリンピック出場の可能性が高いのは、全日本チャンピオンの戸上選手。
大会自体は、選ばれたトップ選手、男女それぞれ16人のトーナメント戦。初戦敗退の選手は、出場ポイントのみで、1回勝つと、1位から8位まで順位決定戦となり、それぞれ、パリオリンピック選考ポイントが加算される、かなり厳しい試合。
このポイントによる選手選考については、世界ランキングを考慮していないため、色々ともめたこともあったけれど、日本卓球協会が決めたことであり、とりあえず、このまま来年1月までのポイント上位2名のみがオリンピック出場権を得られるという方針が訂正されることはないようだ。いち卓球ファンとしては、今回の観戦のメインは、ポイントはさておき、いい試合が見られればいいということではありますが・・・

まず、びっくりしたのは、会場となった、東洋大学の赤羽キャンパスの新しい体育館。今年できたばかりのきれいな施設だけど、これが、大学の体育館?と思わず、ぐるっと眺めてしまう、立派すぎる設備。観客席は可動式で、最高1700人も収容でき、東京都北区の区民も利用できるよう活用していくとのことだけど、ま、田舎の国立大学出身の自分としては、東京のお金持ち私立大学に対し、ちょっとひがみの気持ちがでてしまう。そもそも、大学の体育館に、屋外のエスカレーターがついてるなんてある?オリンピック選手を何人も排出している大学の体育施設なんだから、仕方ないのかな・・・
観戦チケットは、アリーナ席を購入したのだけれど、可動式の椅子だから、お尻が痛くなっちゃいやだなと思って、折り畳み座布団を持参したけど、椅子はしっかりクッションのあるもので、ドリンクホルダーもついている、立派な座席。ただ、自由席で、よく見えるあたりは、既に席はうまっており、あまりよく見える位置とはいえない、卓球台のサイド側の席で観戦することになった。

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2日間の観戦で感じだことは、やっぱ、日本卓球界はまだまだ女子中心の世界だなということ。もちろん、女子のほうが、国際レベルの成績がよいので、仕方ないけれど、スポーツとしては、男子のほうが、迫力あるんだけどなぁと男子応援の私としては、言いたいのだ。準決勝、決勝も、女子の試合を中心にタイムテーブルが組まれていて、テレビ放送も女子中心。男子は、張本智和選手は、卓球を知らない人にも知られた存在だけど、彼以外を知っている人は、あんまりいないだろうな思われる。そして、彼の妹、張本美和選手も最近強くなった中学生選手として、注目され、テレビカメラが追っかけていた。
肝心の試合そのものは、個々に書くときりがないので、割愛するけれど、一番、見ごたえがあったのは、やはり戸上選手と篠塚選手の準決勝。フルゲームで一進一退の息詰まる熱戦だったし、思わず、オーっと声のもれる、極上のラリーが何度も繰り広げられた。
何はともあれ、パリオリンピックまであと1年。男女とも、宿敵中国に勝てるよう、誰が出場することになったとしても、日本代表の卓球選手が輝けることを楽しみにしている。


田んぼ

2023-07-15 23:44:29投稿

5月以降、日の入り時刻が遅くなったことで、仕事終わりのジョギングがルーチンになりつつある今日この頃。とはいっても、雨の日は走らないので、平均週3回くらい。
走るコースは、佐波川の河川敷か、防府の西の田園地域。いずれも、ほぼ信号がなく、車があまり通らない道を走れるので、細かい道の変更は気分次第だけど、いつも似たようなコースを走っている。
クリニックから西方面に行くと、田んぼが多く、私が走る日暮れ時には、人も車もほとんど通らないので、ジョギングにはもってこい。皇居ランナーより、よっぽどのびのびと走れる。
そんな農道コースの楽しみは、季節の変化。田んぼに水がはられ、田植えが始まり、稲が育っていく様子は、週単位で刻々と変化していく。6月下旬までに田植えはほぼ終了し、今は、どんどん青い稲の丈が高くなっていく時期。水を満たした田んぼからは、カエルの大合唱が聞こえてくる。稲の間から、白い首をのぞかせるシラサギも必ずといっていいほど見かける。
佐波川を走っているときには、しょっちゅう見かけるカモを、昨日は田んぼで見かけた。「これは、いわゆる合鴨農法では?」と思ったものの、農法なんて適当でいいの?と、合鴨農法について調べてみた。

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合鴨農法は、田んぼの害虫などをカモに食べてもらい、農薬を使わない有機栽培でコメを作る農法だ。このたび、調べてみて、わかったことは、成長したカモは稲穂を食べるので、放すのは、ヒナのときだけで、成鳥になったら殺して食べるということだ。ヒナの時しか田んぼに放せないので、そのためにヒナを飼育し、成鳥になったら、食用とするという何とも人間の勝手のような農法で、あまり普及はしていないとのこと。飼育にもお金がかかり、田んぼの虫を食べるだけでは足りないから餌もやらなくてはいけないし、野生に戻すことは法的に禁止されているので、殺処分として食べるのが普通で、大きくなったカモを育てても意味がないしで、メリットももちろんあるけれど、色々問題はあるらしい。そんなことを知らない私たちは、田んぼの中をくちばしを水中に突っ込みながら泳ぐ姿をほのぼのとした感覚で見ていたんだなと、なんだか寂しくなる。
とはいえ、今回目撃したカモたちは、とりあえず、本格的に稲が植えられた田んぼではなく、よく見ると、休耕田に水がたまった場所のようだし、ま、佐波川から飛んできたんでしょということで、おそらく、食べられる予定ではないと判断。
農道のジョギングには、色々と考えさせられることがあるのであります。


路線バス

2023-07-09 23:33:54投稿

先日、防府と山口を結ぶ路線バスに乗った。防府に住んで22年になるけれど、路線バスにのったのは、おそらく2回目。1回目は多分10年くらい前。
出張などで、都会に行ったときは、基本的には公共交通機関を利用するので、バスも電車も乗るけれど、山口県内での移動は、車しかない。ま、大方の山口県民はそうだと思うけど・・・
都会に行けば、移動手段はモバイルSuicaで事足りるため、最近は、切符を買うということもないし、小銭を用意することもない。今回、乗る前に、まずは、料金はいくらなのか、整理券をとるのか、小銭が必要なのかと少し不安もあり、とりあえず、500円玉と100円玉が財布にあるのを確認しておいた。バス停では、若い女性が同じバスを待っている様子だったのと、なんとなく彼女(仮にAとしよう)にバスに乗りなれている感が漂っていたので、乗るときは、Aの行動をみてからにするぞと、わざとAよりもバス停から離れたところで待つことにした。
そして、いよいよバスに乗るとき、Aを先に行かせることに成功し、Aがスマホを入り口の読み取り機にかざしたのを見て、「お、モバイルSuicaでいけるのか、これは」と瞬時に理解した私は、自分のスマホをAと同じようにかざした。しかし、その横にもう一つ、整理券の出る機械もあり、一抹の不安を覚えたので、一応、Aはとらなかったが、自分は整理券を1枚とって、乗り込んだ。他に、同じバス停から乗った客はおらず、私にとって、A以外、参考にする者はないため、次は、Aが自分よりも先に降りてくれるのを待つのみ。
バスには、全部で7~8人の乗客。しばらくして、運転手さんが女性であることに気づく。昭和の時代(中学のころ、路線バスで通学をしていた私)には、女性のバス運転手なんか見たことなかったよなぁ、最近は、トラックもバスもタクシーも女性がめずらしくなくなったなと、時代の流れを痛感。
そして、車内放送を聞いてまた、ちょっとびっくりというかがっくりというか・・・
なんせ、「次は、★★です。」という停留所を告げる日本語の放送のあとに、「The next stop is ★★」という英語が流れるんだけれど、その「The next stop is」まではネイティブスピーカーの音声で、★★のところだけ、日本語ネイティブの音声という、いかにも変な放送。地名を読むのが英語のネイティブスピーカーだと不自然になるのを考慮したのかもしれないけど、もし、乗客が英語しかわからない人だったら、かえって★★だけ日本人の発音になるほうが、よっぽどわかりにくいと私は思う。そして、極めつけは、「山口駅」というバス停の放送。「The next stop is やまぐち station」と山口のところだけ、日本人の発音で、別人の声。こんな放送ある?都会の電車の放送は英語なら初めから最後までネイティブスピーカーの英語で、部分部分を日本人の音声を切り取って入れ込むなんて聞いたことがない。ものすご~く不自然てわかりにくいと思うのは私だけかしらん?
そんなこんなで、路線バスの旅は続き、ついにAが降りることになったのを私は見逃さなかった。
思っていた通り、Aは運転席の機械にスマホをかざしただけで、さっさと降りて行ったので、一安心。やっぱり、整理券もいらないし、料金も確認しておく必要はなかったのだ。ま、都会ではそれが普通だけどね・・・山口もモバイルSuicaでバスに乗り降りできるようになったなんて、ちょっと前進じゃん。ついでに、車内放送も、山手線並みにしてほしいな・・・


2か月連続

2023-07-02 23:21:15投稿

1か月前、やまぐち健幸アプリの月間歩数が初めて30万歩を達成したことを書いた。
そして、30万歩を連続して達成したいと思ってはいたものの、5月は31日だから、正確には、1日9678歩で達成できる計算になるけれど、6月は30日しかないので、1日1万歩が必要。この、1日あたりの322歩は、意外と大きいので、6月は無理かなと思っていた。
しかし、6月8日に30㎞のウォークをしたことで、1日に5万歩を超え、その日だけで、5日分を稼いだことから、20日を過ぎて、20万歩ギリギリだったため、何とかあと10日頑張るぞと言い聞かせ、6月30日を迎えた。
30日の朝の時点で、293193歩だったため、あと7000歩で達成できることになるため、これは、まあいけるなと思っていた。
しかし、普段のクリニックの診療だけで稼げる歩数は1500歩くらいという、極めてデスクワークの仕事なので、実際には、診療が終わってから寝るまでの間に、いかに歩数を稼ぐかということになる。晴れていれば、日没までジョギングをするところなんだけど、なんせ、線状降水帯が予想されているほどの大雨。とりあえず、冬の期間はいつもやっている、踏み台昇降運動で稼ぐしかない。
診療がおわって、電子カルテのバックアップを行っている間の1時間、事務仕事を片付けつつ、テレビのニュースや、野球の速報(カープVSヤクルト)を見ながらステップ台を上り下り。すぐに汗が噴き出て、冷房の温度を下げながら、何とか4000歩程度は稼ぐ。
自宅に帰ってからは、野球中継をみつつ、階段の上り下りで歩数の積み重ね。九里投手の完封勝利(今シーズン2回目!!)を見届けて、これで一安心と思い、家事その他を終えて、寝る前に風呂に入ろうとして、6月の歩数を確認すると、299360歩!!う~ん、まだ30万にいってないじゃん。どうする?ただいまの時刻は、23:35
6月に残された時間は25分。この間にどうやってこの歩数を稼ぐか・・・
思いついたのは、卓球の素振り。最近、時々卓球の練習をしているので、ラケットのかわりにスマホを持ち、鏡の前で、素振りをする手段に出ることにした。
単にスマホを振り回して、歩数を稼いだことにするのは、かなりインチキだし、うしろめたさが残るけれど、卓球の素振りなら、ちゃんと運動していることになるし、自分のためにもなるしと言い訳・・・
数を数えながら、体重移動も意識しながら、本気の素振りを続けていると、結構心拍数もあがってきて、それなりに汗もかき、カロリー消費もできた。そして、23:51にもう一度、歩数を確認すると、300088歩!!
祝!2か月連続30万歩達成!!!


DRUM TAO

2023-06-26 23:15:13投稿

週末、山口市で行われた、DRUM TAOの公演を観に行ってきた。
テレビでちらっとみたことはあったけれど、公演は初めてだったし、あまりグループの詳細についても知らないまま観に行ったのだけれど、率直にいって、感動した。
太鼓をたたく音楽グループというくらいしか知らなかったし、イメージとしては、ふんどしにはっぴ、鉢巻の男性が大きな和太鼓をたたくという感じだったけれど、そんなものではなかった。

今年は、結成30周年ということで、全国ツアーを行っているとのこと。
ステージの始まりは、一番高い位置にある一番大きい太鼓を囲むように、篠笛、琴の旋律にあわせたほかの太鼓の合奏。とりあえず、驚いたのが、その一番大きい太鼓をたたいているのが女性だったということ。そもそも、男性だけのグループと思っていたので、女性がいることだけでびっくり。そのうえ、男性と同じように筋骨隆々で大きな和太鼓をたたくわけだから、相当、体を鍛えているんだろうなと思う。
あとで、DRUM TAOのメンバーオーディションについて、ホームページをみてみると、応募資格は、「30歳までの健康な方、性別、経験問わず。」となっていたので、なるほど、女性がいても不思議はないのだなと思った。オーディションの内容がどうなのかはわからないけれど、太鼓の経験は全くなくてもよく、おそらく、やる気と体力勝負なんだろうなということは察することができる。
それにしても、太鼓をたたくということは、本当に体力がいりそうで、技術というより、筋力、持久力、リズム感が必須だなと思った。もちろん、20人以上のメンバーが楽譜を見るでもなく、音を合わせるのだから、相当練習を積んでいるんだろうというのは、想像に難くない。
ステージは、太鼓だけでなく、和楽器によるメロディーもあり、結構、メンバーの誰もが、どの楽器もできる印象だった。さらにダンス的な要素も盛りだくさんで、バック転あり、器械体操ありという、ミュージシャンというよりもアスリートと言ってよい人たちだと思った。実際、上腕三頭筋やら二頭筋やら凄いし・・・
楽器はすべて和のもので、ブロードウェイでチケット完売するのも納得。しかも、数年前からはコシノヒロコさんとのコラボで、衣装があでやかで斬新的。ステージの構成も、かなり練られたものにみえるし、年間公演回数が半端じゃないのに、軒並み満席になるのは、それだけすごいってことだな。
アンコールの曲では、太鼓の下にもぐりこんで、半身の姿勢でばちをにぎるという、腹筋使いまくりのパフォーマンス。並みの鍛え方では無理無理・・・圧倒されて閉幕。
とりあえず、今年も来年も、また山口県内で公演があるとのことのなので、都合がつけば、また観に行きたいと思う。


交流戦

2023-06-19 19:43:23投稿

今年のプロ野球交流戦も、ほぼ終了。われらがカープは、9勝9敗、5割という成績で終了となった。
毎年のように、交流戦が鬼門となって、順位を落としていたカープ。
特に去年は断トツ最下位で、交流戦がなければ、リーグでAクラスには入っていた成績なので、今年も、とにかく交流戦しだいだよなと思っていた。
大体、交流戦を制するチームがリーグ戦も制するのが毎年の感じなので、どのチームにとっても重要な位置付けになるといわれているけれど、今年は近年にない大混戦。基本、パリーグのほうが強いのがいつものパターンなのに、今年は、18試合のうち、12勝以上したチームがなかったので、群雄割拠の感じ。
われらがカープについては、個人的には、5割でいければ、おんのじと思っていたところ、ホントに5割だったので、ま、いっか・・・てところ。
アンチ巨人の立場としては、何としても、巨人の交流戦優勝は避けたいところで、ちょっと心配していたけれど、無事、11勝で終わった巨人の優勝はなくなり、これも、ま、いっか・・・
普段、カープの試合以外を中継で見ることはあまりないので、セリーグの選手は大体わかるけれど、パリーグの選手については、侍ジャパンのメンバーくらいしか顔と名前が一致しない。
そんな中、パリーグの選手で、イケメンを発見したり、応援の音楽が新鮮だったり、交流戦の中継を見るのは普段にはない楽しさがあって、仕事から帰ってテレビをみるのが楽しみな1か月を過ごしていた。
でもでも、リーグ戦はここからが本番。
それこそ、今週末から、天敵巨人との3連戦。最低2勝1敗で、オールスターまでに、上位3チームにいれば、優勝とは言いません、5年ぶりのクライマックスシリーズもみえてくるんだよね・・・


棚田ウォーク

2023-06-12 23:34:15投稿

昨日、私にとっては3回目となる、第7回JAL向津具ダブルマラソンに参加してきた。
昨年も、このブログに書いたけれど、今年も30kmの棚田ウォークの部にエントリー。本州の西の果ての海沿いをコースとする大会のメインはフルマラソンの2倍を走るダブルマラソンだけど、そんな距離を走る人というのは、つわものというよりも、変人なので、私はまともな人間として参加。
ウォークの部でさえ距離は大したことないけれど、なんせ、最大高低差が300m以上あり、累積標高は700mくらいあるんではないかと思うので、まあまあの登山と同じレベルなのだ。それがダブルマラソンの部では、距離も高低差も倍以上あるわけで、ま、普通でないことは普通に人にはわかると思う。

朝9時に油谷総合運動公園を出発。予定では、1kmを10~11分で歩き、約6時間。千畳敷での昼ご飯休憩を30分くらいとれば、15:30~16:00に帰ってくれはいいかなという感じでスタート。
天気は、曇り時々晴れというまずまずな感じ。日が照りだすと暑さがぐっと増すので、できるだけ太陽さんでてこないでねと歩きだす。2回の給水所を超えてから、7.4kmの地点で、初めてのエイド。立石漁港の裏には、立石観音という自然の岩場の美しい日本海の景色が広がる。エイドの食べ物としては、毎回楽しみなチーズころん。小さなちくわにチーズがはいっていて市販されているものだけれど、なんせ、こういう時に食べると格段においしい。あとは、猿まんじゅうも人気。甘いものが得意でない私としては、饅頭はやめてバナナを追加でいただいて、有名観光地、元乃隅神社を目指す。小刻みな坂を上り下りして元乃隅神社で、写真をとったあとは、大会恒例の劇坂コース。高低差333mの4.8kmの道のりを上っていくと、千畳敷に到着。
千畳敷の駐車場にはテントがはってあり、昼食会場になっている。12時過ぎに到着したので、大体予定通り。カレー、おむすびと毎回用意されている食事をいただき、たぶん去年まではなかった、もずくスープを2杯ゲット。こういう時はこういう塩味が美味だよなぁ。飲み物は、JALの機内で提供されるオリジナルドリンクもあって、15kmの坂道を上って消費したカロリーをすべて取り戻した感じ。食事会場にいると、ランニング仲間、かつての仕事仲間、患者さんなどから声をかけられ、結構知った人が参加してるんだなと、ちょっとびっくり。
千畳敷をでて、残り半分の多くは、下り坂。特に初めの3kmくらいはかなり急で、脚にくる。上りよりも下りが苦手な私は、今年も、20km過ぎからは、脚の痛みとの闘い。それでも日本海に臨む棚田の風景は美しく、東後畑の棚田ビューポイントでは、今年もストリートミュージシャンの演奏があり、元気をもらう。22.4kmの宇津賀エイドで、地元特産のハーブを使ったハーブティーがとても美味しく、頑張る気力も復活。エイドのボランティアに知り合いがいて、声をかけられたり、マラソンの部に出場しているランニング仲間を励ましたりしながら、何とか休まず歩き続けた。最後の給水所では、女子高校生のボランティアの子たちが、給水の紙コップに、一つずつ、メッセージを書いてくれていて、「あと少しでゴールです」「頑張ってください」などの一言に超感激。ほんの何秒かで捨てられる紙コップなのに、メッセージが書いてあるなんて、今までの大会で初めてのことだった。彼女たちに限らず、この大会を支えてくれている、すべての場所のすべてのボランティアスタッフの明るい声かけは、本当に、田舎のおもてなしの精神にあふれていて、大会の魅力の一つだなと思う。そして、へとへとになりながらも、大体予定通り、16時前にゴール。
ゴール後はお楽しみのひとつ、長門特産の焼き鳥。そして鳥なべ。焼きたてならもっと美味しかっただろうなとは思うけど、なんせ、疲れた体にタンパク質はじっくりしみこむ。脚は痛いし、着替える元気もなかったけれど、なんだか気持ちがホッとなるこの大会。来年もでようかなと今のところは思っている。


祝30万歩

2023-06-01 23:57:06投稿

4年前に、山口県が提供しているスマホアプリ、「やまぐち健幸アプリ」を使い始め、これまでずっと毎日歩数を記録してきた。もちろん、スマホを持っていないときはカウントされないし、かなりアバウトな歩数ではあるものの、一応、ノルマは1日6000歩、1か月は20万歩という数字を自分で決めている。
ノルマの変更はできるし、実際、この数値は全くもって、大したことはないけれど、実際、クリニックの診療だけで記録される歩数は1000歩から2000歩の間。いくら何でも、仕事だけでは、カロリー消費できないので、できる限り、ジョギングで稼ぐことにしている。筋トレもかねて、ロードバイク通勤をする時期もあるけれど、自転車こいでも、歩数は記録されないので、これは、ちょっと悔しい。
ジョギングについては、暗い中は走らない、雨の日は走らないと厳格なルールを設けているので、基本、冬は走る量が減ってしまう。4月の後半くらいから、かなり日が長くなって、18時に診療を終わったときにまだ明るい季節になってきて、徐々に、仕事終わりにジョギングする回数が増え、9月くらいには、日が短くなり、走れなくなるという年間リズムがここ数年は続いていた。診療のない日は、朝走るので、冬でも週に2回はまず走るのだけれど、1回に走る量は40~60分で、歩数にすると8000~10000歩くらいが多い。ランニングイベントなんかで、1日2万歩を超えることも時々あるけれど、そうなると数日間走らない日が続いたりして、結局のところ、年間通じて、1か月22万歩くらいが平均的。
そんなこんなで、稼ぐ歩数が、一度は、月間30万歩を達成したいと、いつも思ってはいるものの、月末になって、あ、また今月もだめだな・・・とすぐあきらめてしまうことを繰り返してきた。半年前くらいに、29万5000歩であきらめたこともあったりして、30万歩というのは、意外と実現しないできたのだけれど、ついに、この5月、30万歩を達成したのだ!!!
わ~いちょるる.png (130 KB)
その要因の一番は、日の入り時刻が遅くなったことだ。加えて、ゴールデンウイーク中に、結構運動していたこともあり、6000歩に達しない日も数日あったけれど、1万歩を超える日がおおかったので、30万歩を超えることができた。とはいえ、5月は31日なので、1日平均は1万歩は切っているんだけど、初めて「やまぐち健幸アプリ」で、30万歩をカウントしたので、自分の中では、祝杯を挙げたい気持ち。
世の中には、1日何万歩も毎日稼いでいる人もいるので、大したことないけれど、これからさらに日が長くなるので、もう少し走る回数をふやして、連続30万歩を達成しなきゃと思っている。でもなぁ、梅雨なんだよなぁ~ 濡れてまで走らないよなぁ~


宮島

2023-05-29 23:47:01投稿

週末、6年ぶりに日本三景宮島に行ってきた。
中学、高校時代、宮島の対岸に住んでいたので、年に数回は必ず行っていた場所であり、これまでの人生で、おそらく数十回は行っているけれど、最近は、特別行く理由もなく、6年ぶりといってもかなり久しぶりの感じだった。
そんなわたしにとっては、世界遺産というよりも、故郷に近い感覚の宮島。
慣れ親しんだはずの場所だけど、島の対岸、宮島口についてびっくり。桟橋にビルが新設されていて、おしゃれな店がはいっており、昭和の名残はかけらもなし。1週間前にG7で世界のお偉いさんたちが訪れたこともあってか、まあ、きれいになっていること。
そして、この日は、色んな店が出店するフェアも開催されていて、観光客もかなり多い。コロナ禍も落ち着いて、気候もまずまずだし、かつての宮島もこんなににぎわってたかなぁ・・・
宮島口桟橋からフェリーに乗るのも、モバイルSuicaで切符いらず。当たり前とはいえ、昭和の宮島をよく知る身としては、時代の流れを感じざるを得ない。

流石に、島に渡ってみると、その風景はあまり変わっていない。ちょっとしたスイーツの店など、新しい店はできているみたいだったけど、そもそも、宮島に買い物目的に行ったこともないし、店に何があるかはあまり興味なし。
今回も、高校時代の友人と散歩に行ったようなもので、大鳥居や厳島神社の回廊など、メジャーな場所はほとんど通らず、町屋通、大聖院など、店の並ぶ通りからは外れた、人が少ないあたりをうろうろした。中学高校と、毎年遠足で弁当を食べていた大元公園、頑張って上った弥山でサルに食べ物をとられたことなど、10代の思い出が色々つまった私にとっての宮島。
今回、弥山にのぼる登山ルートがいくつもあることがわかったので、今度は、登山目的にきちんと支度をしてから来ようと、久々の宮島にちょっとセンチメンタルになった1日だった。


世界卓球

2023-05-22 13:58:56投稿

この週末から世界卓球が始まった。
ディープな卓球ファンとしては、ちょっと濃い1週間になりそうな予感。
なんせ、この度は、南アフリカという、おおよそ卓球とは無縁の地球の反対側での開催。客席もまばらで、現地では全く盛り上がっていないといううわさ。
そのため、大会主催側は、テレビ観戦をしてくれるであろうアジア地域の時刻に合わせているらしく、時差7時間だが、日本時間の夕方から夜にかけてが試合の中心時刻。
卓球界は、男女とも、中国が断トツ強く、次は、女子は断然日本。男子は、日本、ドイツ、のほか、アジア、ヨーロッパに強い選手が目立つ。南半球で強い選手というのは、ほとんど聞かないので、なんでわざわざ南アフリカなどという遠い異国で、開催されなければならないかと思わんでもない。たぶん、色々とお金が関係しているんだろうなとは思うが・・・
日本では、テレビ東京が放映権をもっており、日本人の試合は、テレビ東京が担当している卓球台で行われているようだ。そのため、日本人の試合が終わると、次も同じ台で日本人試合のなので、テレビの生中継も連続していて、時間帯も、18~22時くらいと、誠にファンとしてはありがたい。
とはいえ、男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスと5種目に日本人が男女あわせて10人が出場しているため、日本人すべての試合を観戦するのは、さすがに無理。とりあえず、地上波で放送された試合はすべて見たけれど、まだ1回戦なので、勝って当然の試合ばかりで、今のところ、日本人は負けた選手はなし。
台にスポットライトをあて、客席を暗くする演出で、選手は、眩しくないのかなと、いらん心配をしつつ、「ナイスボール!!」とテレビに向かって叫びながら、ワクワクドキドキの1週間を過ごしたいと思う。


東京にて

2023-05-15 23:15:28投稿

この週末、学会参加のため、東京に行ってきた。
東京は、半年ぶりだったけれど、金曜日の宇部空港からの最終便で夜10時をすぎて到着し、羽田から京急電車に乗って、山口ではありえない数の人の波を見て「あぁ、東京にやってきたな」と思う。人口が多いのはわかってはいるものの、夜11時になっても家にいない人の割合も多いんじゃないかな・・・
ま、田舎者が考えても仕方ないか・・・
学会は、今回、偶然が重なって、私の所属する日本乳腺甲状腺超音波医学会と日本産科婦人科学会の両方が同じ日程で開催され、しかも会場が東京メトロで二駅しか離れていなかったため、二つとも参加してきた。
そんなわけで、2日間、朝から晩まで結構頑張って聴講してきたわけだけど、都内にいる間、1円も現金を使うことなく過ごしたことに、防府に帰ってきて気づいた。行く前は、遊びにいくわけじゃないし、所持金3万円程度でいっか。と財布に現金を少し入れて、出発したものの、帰宅して考えてみると、そういえば、東京にいるあいだ、一度も財布出さなかったわ・・・と、ちょっとびっくり。空港のチェックインはANAのスマホアプリだし、都内での移動は、モバイルSuicaで電車に乗るだけ。学会の受付も、アプリに登録したQRコードをかざすだけ。コンビニでの夜食ゲットも当然、電子マネー。食事はホテルでしかしていないから、フロントでまとめてカード決済。ホント、現金持つ必要なし。自販機で飲み物買うときでさえ、どの自販機をみても、コインいらずでスマホかざすだけ。
驚いたのは、乳腺超音波のセミナーで、QRコードが8種類(多分)印刷されたプリントをもらって、会場で映し出されたスライドの超音波画像を見ながら、1症例ごとにQRコードを読み取って、その症例の診断と治療方針を自分のスマホ上で選択するというシステム。この学会では、昨年からあったらしいけど、私は初めてだったので、リアルタイムで会場にいる人たちの回答の数がグラフになって映し出されるという、時代の変わりようを実感した。そういえば、コロナ前にこの学会に参加した時は、解答用紙をもらって、それに手書きで答えを選び、終わった後に紙を提出して、学会の最後に成績発表みたいなのがあったのを思い出す。コロナ禍で学会参加もWebが中心になったこともあるけど、日本中で、DXが進んだのも確かだよな。コロナ禍がなかったら、こんなスピードでは進歩してなかったんじゃないかと思う。
田舎では、現金しか使えない店や自販機が、まだまだ多いけど、少なくとも、東京に行くときは、現金を持たずに行っても、何も困らないことが判明したこの週末。そして、スマホなしでは、何もできないことも判明。スマホを落としたり、置き忘れたりする自分のような人間は、取り残される可能性が高いので、この度、唯一の東京での買い物は、スマホホルダー。いつでも、どこでも、スマホを首からぶらさげ、デジタル社会に後れをとられないようにしたいと思う。セキュリティ対策など問題点も色々と指摘されてはいるけれど、この先、アナログの良さも残しつつ、安全、便利な生活が送れることを願っている。


スマートウォッチ

2023-05-08 18:46:22投稿

この連休中、買い物にでかけ、スマートウォッチを購入した。
ほんの数年前まで、スマートウォッチなどという呼び名はなく、ランニングのペースを測るのが目的の、GPS時計という概念だったが、アップルウォッチの登場で、時計に色んな機能を持たせる技術が進化し、アップル以外のメーカーの時計はスマートウォッチと呼ばれ始めたように思う。
今回購入したものは、GPS機能のついた時計としては、私の中では、6台めになる。それ以外にも、主に心拍を測る目的で買った、ウェアラブルリストバンドも一時期使っていたことがある。初めの3台までは、GPS時計として、ランニング時のペースを測る目的以外に使うことはなく、充電が持たないこともあり、腕時計として使うこともなかった。リストバンドにいたっては、目覚まし代わりに、朝、バイブレーションが作動するような設定をしていたけれど、これも、充電がもたず、すぐに使わなくなり、破棄。2013年の大阪マラソン参加時につけていたEPSONの時計は、レースの途中から全くGPS機能が作動しなくなって、破棄。GPS時計としては、やっぱり元祖のGarminだよなと、次からはGarminにもどしていたけれど、これも、充電が5時間程度でもたなくなり破棄。そして、5年前に購入したGarminからは、GPS機能以外に、スマホ(android)と連動して通知や電話を察知してくれるスマートウォッチとなった。こうなると、走るとき以外にも腕につけていないと、宝の持ち腐れになり、ほぼ24時間装着するようになったけれど、いつもつけているので、時計として、ぱっと見がダサいことが気になる。いかにもスポーツ用の時計で、例えばスーツを着ているときに、この腕時計では、似合わないよなぁ。
そのころ、アップルウォッチのほうは、装着シーンに応じてベルトを替えられるものが登場し、普段は皮のベルト、スポーツの時には、シリコン製と、ファッション性にもこだわるものがたくさんでていて、知人がつけているそれを、羨ましいなと思っていた。
スマホをiPhoneに替えない限り、アップルウォッチにすることはできないので、その気がない自分としては、アップルウォッチはあきらめざるを得ず、2年前に、Huawei製の見た目がスポーツぽくない、皮ベルトのスマートウォッチを買い、かなり気に入っていつもつけていた。ただ、GPS機能がいまいちで、ランニング時に計測していると、1㎞ごとに、100mくらいずつ(つまり1割)ずれるので、ランニングには役に立たないうえ、中国メーカーのせいか、スマホのアプリとの連動がかなり不安定で、アプリの更新をしようとすると、セキュリティソフトがノーを突きつけるというかなり怪しい状況が生じたので、使うのをやめた。
そんなこんなで、GPS機能がしっかりしていて、見た目も見るからにスポーツ用という感じではないスマートウォッチが欲しいとおもっていたので、今回Garminの新しい機種をゲットした。
見た目のスポーツ用ぽくないという条件はいまいちだけれど、ベルトは替えられるようなので、良しとすることにした。もともと、Garminは使っていたので、スマホのアプリも特に設定することなく、すぐに連動。当たり前だが、5年前に比べると、機能はさらに進化し、血中酸素飽和濃度も結構ちゃんと測れるし、音楽をダウンロードして、音楽を聴きながらランニングする(私はしないけど)こともできるようになっていた。通知や電話もうけとれるので、ほとんどのスマホ機能がそのまま時計型になっているといってもよいくらい。もちろん、すべての機能を使う必要もないし、使いこなす技量もないので、もったいない感は否めないけれど、まずはランニングでペースと距離を計測して、運動量を測ることは続けようと思う。


道を尋ねられる

2023-05-01 23:04:03投稿

このゴールデンウイークがあけたら、正式に、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられることに決定した。今年に入って、人出がコロナ前にもどりつつあり、色んな制限がなくなってきて、楽しみも増えてきた。マスクをしていない人もチラホラいるけれど、多くの人はマスクをしており、日本人の平均的な感覚では、まだ、100%安心はできないけど、そこまで心配しなくてもいいよねという気持ちなんだろうと思う。

最近、コロナ禍の終息について考えさせられる事件が起きた。
いつものように、休日の朝、近所をランニングしていたときのこと。水分補給に自販機でスポーツドリンクを買っていたところ、目の前に、軽自動車が停まった。「こんなところに車停めて、何だか怪しいぞ」と軽自動車に目をやると、車の窓があき、ペットボトルを開けようとしていた私に、「すみません、佐波公民館はどこでしょうか?この辺だと思って探してるんですが・・・」と気の弱そうなおじさんが声をかけてきた。「なぁんだ、道間違えてんじゃん、怪しかったわけじゃないじゃん」とホッとして、道順を教えてあげた。
ま、ランニング姿で、荷物も持ってない私は、見かけ上、この辺の道に詳しいと判断されるのは、当然だと思うし、休日の朝で、人影もなかったから、声をかけやすかったんだなと思った。
知らない人に、声をかけるなんざあ、緊急事態誓言下ではできなかったよなぁ、と思いつつ、道を尋ねられるなんて、何年振りのことだろうと、丁寧にお礼を言われて、何だか少しうれしくなった。
しかし、待てよ。
今時、道順なんて、車ならナビがあるし、徒歩だとしてもGoogleMapがあるじゃん。何年も道を尋ねられることがなかったというのは、コロナは関係なく、GPSの普及が、原因なのかも。さっきのおじさんは、おじさんというより、おじいさんみたいだったから、文明の利器を使いこなせていなかったのか。
いやいや、待てよ。
GPSなんかは関係なく、物騒な世の中で、知らない人に声をかけることそのものが、気軽にできなくなったということのほうが原因なのかもしれない。道を尋ねるふりをして、何か盗みとるなんていう事件も聞かんでもないし・・・

何年も経験していなかった、道を尋ねられるということについて、コロナ禍だったせいなのか、GPSが普及したからなのか、はたまた治安の問題なのか、色々考えつつ走っていると、知らず知らずのうちにランニング距離が延びていた。
最近、知らない人に道を尋ねたことのある人、理由を教えていただけると幸いです。

 


由宇球場

2023-04-24 19:00:41投稿

山口県に住むカープファンとして、前から一度は行って見たいと思っていた、カープの2軍の練習、試合用の球場である由宇球場に行ってきた。
この週末はウエスタンリーグのソフトバンクとの試合で、天気もよかったので、チャンスと思い出かけることにした。知人からの情報で、試合観戦は無料だけれど、駐車場代が必要なこと、観覧席は全芝生で、椅子はないということは知っていた。ネットでみると、芝生にシートを敷いて、座っている人が多く、キャンプ用の椅子の持参も目立つような感じ。試合を本気で観るというより、半分はハイキング気分というのが相場のよう。
そこで、弁当、水筒、おやつ、小さい座椅子、折りたたみ椅子を準備し、荷物運び用の小さい台車も用意し、いざ出発。
岩国市由宇町は、以前は玖珂郡で、はっきり言ってド田舎。球団自前の練習場を設けるにあたって、土地が安く、練習場が広くとれ、気候が温暖ということで、建設された経緯があるそうで、ファーム本拠地球場の中で最も交通の便が悪いことで知られているとのこと。ま、山口県民にとっては、公共交通機関など関係なく、どこでも車で行くのが普通なので、駐車場さえ、すぐに停められればいいんですけど・・・
山陽自動車道の玖珂インターをおりて、約10㎞。ほとんど信号もなく、渋滞もないので、あっさり到着。しかし、駐車場は少し離れたところとなり、坂道を歩くことにはなったが、ネット情報で織り込み済み。
入口で、一応、形ばかりの検温と手指消毒があり、いざ、球場へ。周りに建物と呼べそうなものは何もない、完全に山の中を切り開いてつくられた感じで、緑はとても多い。坂道を少しあがると3塁側の観客席につがなる小さい階段があり、それを上がると、結構な人がすでに芝生をふさいでいた。1塁側のほうが、すいているようだったので、ライト守備の選手に一番近いあたりにシートを敷き、席を確保。しかし、芝生席が斜めなので、シートの上に座ると、ずるずると滑ってしまうことが発覚。結局、芝生に直接座ったほうが滑らず快適。食べ物だけをシートの上に広げる作戦にした。

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試合は、先発のルーキー投手がボコボコにされ、3回までに8点をとられるという、ソフトバンクの攻撃ばかり見ている感じで、面白みはなかったけれど、2軍なので勝敗はあんまり関係ない。ただ、球場の表示はバックスグリーンにしかなく、点数とメンバーの名前、ボールカウントの表示のみ。マツダスタジアムのように、投げたボールの球速表示もないし、バッターの打率とか、ピッチャーの球数なども表示されないので、よくみていないと、試合展開もわからない。もちろん、映像、音楽が流れることもないので、静かといえば静か。選手の声や審判のコールがよく聞こえるのは、大きな球場よりもいいことかも。もちろん、入場無料なので、文句をいう筋合いではないし、2軍の試合にこれだけの人が入っているというのも、カープの人気度を示しているんだなということは分かった。
今回は、球場を見に行くのが主な目的だったので、試合の途中で、早々に引き上げたけれど、天気がよくて、日程が合えば、また行ってもいいかなとは思う。


昭和の大学生

2023-04-18 23:13:45投稿

最近、ひょんなことから、大学卒業後一度も会ったことのない、学生時代の先輩に会うことがあり、忘れていた昔を思い出すことが続いている。
自分の学生時代は、昭和の最後、バブル真っただ中で、毎晩のように飲みに行ったり、ダンスパーティーなど今では考えられないことを色々やっていた。特に、医学部の専門に上がる前の2年間の教養課程時代は、自分の生活の大半の時間は、卓球部の練習とその関係者との遊びに費やされていて、勉強をさぼることしか考えていなかったように思う。医学部生とはいっても、卓球部の先輩は、医学部以外の人ばかりで、楽しかった思い出しかなく、単科大学でなく、総合大学で過ごすことのできた財産になっていると思う。
そこで、なつかしさのあまり、何故か我が家の書斎の片隅に眠っていて、20年以上、手に取ったことはなかった卓球部の会報を引っ張りだしてみた。
当時の山口大学体育会卓球部は、年に1回、会報を出していて、卒業生数人と部員全員のエッセイや、大学生あるあるの部内なんでもアンケート調査結果などが、お世話になっていたお店のご協力(広告)とともに1冊にまとめられていた。
当時の自分の卓球のレベルに関しては、部内最弱で、何の活躍もしたことはなかったけれど、高校時代、卓球部ではなく、美術部だった実力(?)を生かして、2年分の会報の表紙の絵を担当させてもらった。そのことも、完全に忘れていたけれども、本棚の奥から引っ張り出されたその冊子の表紙を見た途端、「あ、これ、私描いたヤツ」と思い出すことになった。
表紙からして懐かしすぎるのだが、中身を読み進めていくと、「あ~こんなことあったなぁ」と次から次へと昭和の学生生活が思い出され、当たり前だが、自分自身、変わってしまったなぁと何ともいえない気持ちになる。お金はないけれど、自由ばかりだった学生時代と、家庭をもち、小さいながらも経営者としてスタッフの生活も背負っている今の立場は、単に年齢の違いだけではなく、社会的立場の違いが大きいのかなとも思う。
会報の中の、部員アンケート調査で、なんと私が部内順位が女子1位だったものは、ベストドレッサー、酒豪、スマッシュの速さetc・・・
若者として、ファッションへの関心度が高かったのは確かだけれど、大学卒業して8年後にアメリカに行ってからは、はっきりいって、着るものはどうでもよくなった。アメリカで過ごした2年間、いわゆるドレスコードが必要とされるような場所や機会がなかったこともあるけれど、なんせ、安物、よれよれ、夏は短パン、冬はジーンズの生活にどっぷりつかったせいで、考えが変わってしまったのだと思う。酒豪に関しては、毎晩のように飲みに行って昼まで寝る生活が続いていたのは事実だけれど、飲みに行くのが好きなのであって、酒が好きなわけではなかった。産婦人科医になって、夜中に呼び出される生活が続いたおかげで、飲む機会もなくなり、妊娠、出産、授乳と、酒とは無縁の生活が続いて、飲みたいという気もちになることも全くなくなって、30年が過ぎている。学生時代しか私を知らない人にとっては、こんなに酒が飲めなくなった今の私は別人と思われても仕方ないかも。逆に、学生時代しか知らない人に対する私のイメージも、当時のイメージしかないわけで、あまりに久々に会った先輩も、やっぱり以前とは違っていた。
とはいうものの、何かの縁で、かつての大先輩が、今やただのおじさん、おばさんとして付き合っていける機会に恵まれたのは、ありがたいことだ。ずいぶん変わったとはいうものの、あ、昔と変わってないなぁと思う部分もあり、これを機に、また、交流が広がっていくことを願っている。


マツダスタジアム

2023-04-09 21:32:37投稿

プロ野球が開幕して1週間。
今年も、カープファンとして、何回かマツダスタジアムで応援することにしている。
コロナ前は、なかなかチケットをゲットすることが難しかったけれど、コロナ禍では少し、入手しやすくなっていた。けれど、今年からまた内野自由席の復活もあり、声出し応援もできるようになって、チケットの確保困難も再開。そんな中、抽選販売で当選して手に入れたチケットで、昨日、巨人戦を観に行ってきた。

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風が強い中、日が照ったり陰ったりと観戦にもってこいの天気とは言えなかったけれど、雨が降る心配はなく、まずまずのコンディション。
とはいうものの、球場に着く前に、駐車場探しから戦いは開始。予約できる駐車場は、2週間前の段階で確保できなかったので、広島駅の駐車場に停める作戦だったけれど、いずれも満車。結局、スタジアムから1km以上はなれたところに停め、次は、昼ごはん用の弁当ゲットの戦い。広島駅ビル内のテイクアウトの店は、どこを見ても行列。球場に着いて並ぶか、つく前に並ぶかの違いなので、ま、これは並ぶしかないと、30分近く待って弁当ゲット。広島駅周辺に着いてから1時間半後に、ようやくスタジアムに入ることになった。余裕をもって出発したけれど、余裕じゃなかったなぁ・・・
試合開始、先発の床田投手は、いきなり3ボールからのスタートで、幸先悪いなと思ったのもつかの間、きっちり三者凡退で締めたので、よしよし。
2回裏には、新外国人、デビットソンのソロホームランで1点先制。4年ぶりに、マツダスタジアムの点が入った時のお決まり「宮島さんの神主がおみくじ引いて申すには、今日もカープはかーち、かーち、かっちかち。」の大合唱を聞いた。(もちろん、私も歌った)あ~、これだよな~、カープの応援は・・・
そして、その応援歌を5回までに6度も歌うことになり、さすがに、今日は勝ったな。と、安心して、席をたち、少し、グッズショップなどを巡ってきた。
席に戻ると、7回表に6-1と1点入れられており、1点くらい、ま、いっか。と思っていると、8回表にさらに2点を追加されて、6-3。席の周囲の人から、「魔の8回じゃ」という声が聞こえてくる。昨年のカープは、とにかく勝っていても、8回で逆転されることが何度もあり、魔の8回と言われていたことを思い出さざるを得なかった。ついに、球数100球にいくことなく、ピッチャー交代。2番手で登場したのは、ドラフト5位ルーキー、河野。犠牲フライ、暴投、フォアボール、ヒットといいとこなしで、続いてピッチャー交代。やっぱ、魔の8回じゃん・・・2アウト1塁3塁で、3番手ピッチャーは昨年まで相手チーム巨人にいた、利根。ちょっと太めのサウスポーが1球でアウトをとり、マツダスタジアムは大歓声。
そして、9回は、クローザー栗林が、新しい登場曲、DJ兼トランペット奏者のティミー・トランペットの「Narco」とともに登場。トランペットの音色が印象的な同曲は米大リーグ、メッツの守護神、エドウィン・ディアス投手の登場曲としてメジャーでは抜群の人気を誇っていて、今期から栗林本人の希望もあり、採用された。メジャーでは、実際にトランペットが吹かれることもあるというけれど、録音で流れるだけでも、ワクワク感を感じるトランペットのメロディーだった。そして、その期待通り、今季初の3者三振の幕切れ。
今年は、去年に引き続き、順位予想が、断トツ最下位のカープだけど、マツダスタジアムの熱さが戻ってきて、去年とは違うぞと思っているのは、カープファンだけではないと思う。(カープファンだけか・・・)


狐狸庵先生

2023-04-03 09:11:57投稿

以前、このブログにも書いたが、高校時代までの私は、読書が趣味と言えば趣味で、小学生のときからとても偏った読書をしていた。とにかく、一人の作家、一つのシリーズを読みつくさないと気が済まない感じだったため、読書そのものが趣味とはいえないのかもしれない。小学時代は、よくある推理小説に没頭し、コナンドイルや、アガサクリスティーなどをよく読んでいた。中でも、アルセーヌルパンは大好きで、小学校の図書室のすべてを読みつくしたと思う。中学になると、子供向けの本はやめて、横溝正史とか森村誠一など、怪しげなシーンにドキドキし、高校生のころは、北杜夫、遠藤周作というその時代を代表する二人の作品はほぼ全部読んでいた。両作家に共通するのは、純文学とおとぼけエッセイの2タイプの作品を書いておられたことで、北さんは、どくとるマンボウ、遠藤さんは、狐狸庵先生と別名をなのってケラケラ笑える文章を出していたことが、高校生の私にとっては、とても魅力的だった。
当時の小遣いで買っていた、二人の作家の作品は、今でも私の本だなの奥に何冊も眠っている。なんせ、買ったのは昭和の時代なので、文字通り眠っており、引っ越すたびに、捨てずにはいるものの、少なくとも20年以内に読み返したことはない。中には初版本もあるので、もしかすると、古本屋で高く売れる可能性もあるけれど、とりあえず、手放すのは自分の若き日の思い出を捨ててしまう感じなので、当分はまだもっておくつもり。
高校を卒業してからというもの、二人の作品からは、完全に遠ざかっていて、お二人ともすでに亡くなられて10年以上がたっており、特別、また読んでみようという気になることもなかった。ところが、ここ数年、電子書籍を読むようになってから、Amazonのおすすめ本を何となくみていると、色んな懐かしい作家の本を目にすることがあるようになった。そんな中、先月、たまたま遠藤周作の文字が目に入った。口コミ情報が面白そうだったので「読んでもためにならないエッセイ 周作塾」というのをクリック。少なくともこの本は、私の高校時代よりは後、バブルのころにかかれたものなので、私にとっては、新鮮なはず。そう思いながら、久しぶりに狐狸庵先生の色んな考えにふれてみると、カトリック教徒らしい人生観など、自分が高校生の時に読んでいたときのエッセイを思い出して、懐かしい感じもあるけれど、いかにも昭和の考えだよなと思わされる、時代錯誤でげんなりする部分もあった。もちろん、自分自身が年をとり、高校時代の自分と今の自分が全く違うことが一番の理由だと思うけれど、何となく、高校時代の良い思い出は、そのまま、美化された形でとっておきたかったなぁというのが正直なところ。
小学校のクラスメートの好きだった男の子が、自分の中ではずっと小学生のままでいるのと同じなんだろうなと思うけど、ま、現実は現実。
また、狐狸庵先生のエッセイを読むときがあるかどうかわかんないけれど、「沈黙」など、純文学のほうは後世に語り継がれる偉大な作品なので、いつかまた眠っている本棚から出して読まなきゃなと思っている。


機種変更Part2

2023-03-25 19:49:39投稿

半年前、このブログに書いたのがPart1
夏のおわり、スマホの機種変更をし、アプリの移行などで、のべ1か月ちかくかかって更新した。その面倒なことを考えると、最新モデルへの期待はあるけれど、機種変更は可能な限りしたくないというのがホンネ。
そして冬のおわり。
ロードバイクを時速25㎞くらいのスピードでこいでいる最中、ちょっとした路面の段差のせいで、バイクにとりつけていた小物入れの中からスマホが吹っ飛んでしまい、液晶ディスプレイが割れてしまった。
幸い、割れたのは、端のほうで、画面操作は問題なくできていたけれど、可能なら修理したいと、ドコモショップに持ち込んだ。担当者によると、私の加入しているプランなら、8000円くらいで、全く同じ機種の新品に替えるか、いったん修理に出して、その間、代替機種を使って過ごすかのいずれかだと言われた。交換の場合は、普通の機種変更と同じで、交換機種が届いてから10日以内に今のスマホを初期化してから返却する必要があり、修理の場合も、修理に出す前に、今のスマホに入っているおサイフケータイや個人的なデータなどは、すべて消去した上で、出さないといけないそうで、いずれにしても、データのやり取りは自分ですべしとのこと。
液晶のガラスだけ替えてもらえばいいと思ってたし、そんな、データなんか、ガラスと関係ねぇではねぇの?
せっかく時間をかけて、サクサク使える状態にしたばかりなのに、またあれをやるの?
もちろん、壊してしまったのは自分だし、自業自得ではあるけれど、とりあえず、今回は、割れたままで使えるうちは使おうということに落ち着いた。ただ、ドコモの人は、使っているうちに割れたところから知らず知らずのうちに劣化して、突然まったく機能しなくなる恐れもないことはないと脅してくださった。

とはいうものの、普通に使える状態が続いていたので、あまり、気にせず過ごしていたところ、本体の端っこも少し欠けた状態でつかっていたわけで、おそらく衝撃は相当あったと思われ(当たり前か)、急に怪しくなってきた。そして、待ち受けだけで、充電が朝100%あっても、夜には3%になるという日が2日続いたので、ケータイ補償サービスに連絡することを決意。ネット上で申し込んだら、翌日には、全く同じ機種、同じ色のスマホが我が家に届いた。

こんなにすぐ届くことも、凄いなと思いつつ、なんせ、サービスを申し込んだ日から10日以内に旧電話機を返納しなければならないので、早速、データ移行に取り掛かる。さすがに、半年前に苦労した分、今回は、我ながら手際は良い。それに、前回は違う機種への移行だったけれど、今回は、全く同じ電話機なので、何かと分かり易い。アプリそのものの移行はBlue toothで自動的にできても、おサイフケータイのチャージや、せっかく貯めた歩数やポイントなどは、いったん預けてから、新しいスマホで取りだす感じになるし、いちいち本人認証で、SMSで確認が必要だったり、セキュリティ対策としては、当たり前だけど、やっぱり面倒くさいことに変わりはない。極めつけはおサイフケータイの一つ、iDの設定。クレジットカード決済の一部として使うので、ETCカードのように、iD用の番号を再発行する必要があり、結局電話をかけて問い合わせをしないとその再発行ができないという何ともアナログ的な手続き。そして、その手続きが済むまで、iDは使えない(約1週間)というおまけつき。いつもスーパーでの買い物をiDでしている自分としては、えっ、マジ…
当然、紙の通帳を廃止している銀行口座アプリの機種変更も、電話かけたりなんだりと設定が超面倒。
デジタル社会の便利さと、セキュリティ対策の面倒さ。半年に2回も機種変更をしていると、その両方を痛切に感じるのでありました。


2023-03-20 22:04:17投稿

暑さ寒さも彼岸までというように、ポカポカ陽気が続き、すっかり春めいてきた。
佐波川の桜はまだだけど、関東では、もう開花宣言が出ているし、今週末には満開になるらしい。
当然ながら、日の入り時刻は遅くなり、普段の診療が終わっても、まだ外が明るいことに気づく。

コロナ禍になってから、ジムに行くのをやめ、ルームランナーで走れなくなった分、屋外を走るようになったけれど、雨の中は走らず、暗い中は走らずというルールを厳格に守る必要(!?)があり、日暮れが早い冬の間は、なかなか走れず、ランニング頻度はガタ落ち。海響マラソンを完走した後は、ほぼ、仕事のない日(しかも晴れた日)の朝だけが、ランニングタイムとなっていた。
土曜日の夕方、仕事終わりがまだ明るかったので、久々にクリニックの西側の田園地帯をランニングすると、景色はすっかり様変わりしていた。秋の稲刈り後から、半年ぶりくらいに走ったその一帯は、半分くらいは麦畑の緑に置き換わっていて、路肩には、つくしがのぞいている。菜の花もあちこちに咲いていて、走りながら春を満喫。この何とも言えない自然の息吹を感じつつ、信号も気にせず、マイペースで走れる農道のランニングだけは、田舎モンの特権だよなぁ。皇居ランもいいけど、絶対、走るならこっちだよなぁ。

毎年、桜の咲く季節には、人々の別れと出会いがあり、新しい生活を始める人も多い。病気などで、余命いくばくかになった人やその家族が、「桜が咲くころまでは・・・」という気持ちになるのも、毎年必ず咲いてくれるその姿に生命そのものを感じるからなんだろうなと思う。季節なんて、単純に太陽系の枠組みのなかで、たまたま地球にもたらされているものなんだけど、たまたま北半球の温帯地域である日本では、四季がはっきりしていて、何故か日本人は、春を四季の始まりと感じるのだ。
走りながら、春、春、春と色々思いを巡らせている私。あと何回自分は桜を見ることができるのだろう。1回の可能性もあるし、40回の可能性もある。ま、50回はないか・・・


WBCに思う

2023-03-13 18:56:50投稿

なかなか明るい話題のない中、今、日本国中WBCで盛り上がっている。
WBCと言えば、医療従事者にとっては、白血球(white blood cell)のことだけど、そんなことはどうでもよいとして・・・
過去のWBCでは、世界一を決めるとは言っても、世界最高峰のアメリカのメジャーリーグで活躍している選手がほとんど出場せず、実質的な世界大会とはいいがたかったのに、今回は侍ジャパンをはじめ、アメリカは全選手、中南米チームにも、メジャーリーガーが数多く出場しているので、結構、日本以外の国でも盛り上がっているようだ。とはいえ、オリンピックで実施されなくなる種目であるところの野球は、あまり、世界的には競技人口が多くないらしい。特に、ヨーロッパでは、サッカーがメジャースポーツ、野球は明らかにマイナー。結局のところ、アメリカから始まったスポーツはアメリカ人が広めた国のみで盛んで、常にアメリカがトップでないといけないという、アメリカあるあるのものではある。
似たようなことを考えてみると、空手、柔道といった、日本がお家芸のスポーツは、日本が一番強くないといけないと日本人は思っているし、国技が卓球の中国は、卓球で外国人に負けることは許されていないし・・・ただ、メディアのとりあげ方は、どんなスポーツより日本では野球が一番。経済効果を考えてのことだろうし、今回のプールBの予選の4試合、最近にはない、テレビ視聴率40%越えらしいので、人気が高いのは否めない。何よりも唯一無二の二刀流、大谷選手が出場し、期待していなかったヌートバー選手の活躍など、鮮やかな勝ちっぷりで、このまま優勝するぞというムードは、日本人なら誰でもワクワクしていると思う。
しか~し・・・カープファンとしては、元カープの鈴木誠也選手に引き続き、唯一選ばれていた栗林投手の離脱は、ちょっとショック。始球式のキャッチャーだけで終わるなんて、残念!
メジャーリーガーも全員もとパリーグだし、圧倒的にパリーグ選手主体のチームであることも、セリーグチームファンとしては、しゃーないなーとは思うものの、優勝信じて、応援するしかないな。


ブラックウェルに憧れて

2023-03-02 19:28:22投稿

医学部の同級生に薦められて「ブラックウェルに憧れて~4人の女性医師~」という小説を読んだ。
この本と出会うことで、アメリカで医師として認められた初めての女性、エリザベス・ブラックウェルについても知ることができ、ここ数年で読んだ本の中で、一番、胸が熱くなった本と言っていい。
著者の南杏子さんについても、初めてその存在を知ったのだけれど、現在も現役の内科医で、小説家でもある彼女は、30歳を過ぎてから医学部に入学されており、年齢は上だけれど、医師としては、私のほうが少し先輩になる。ただ、この小説の時代背景が自分の学生時代や研修医時代とかなり重なっており、小説という形をとってはいるけれど、私にとっては”あのころ、そうだったなぁ”というシーンの連続。
数年前に、医学部入試において、女子学生や多浪生に対する差別がスキャンダルになったことがきっかけで、この小説が書かれたそうだが、登場人物も言っているように、私自身、そのスキャンダルについては、”そんなの昔から当たり前だったし、今頃になって…”という気もちだった。
自分は、女性として、医師として、男社会の中で、今でいう、セクハラ、パワハラ、マタハラをどれだけ受けてきたのかと思うけれど、当時は、ハラスメントという用語は日本社会には存在しなかったし、自分自身も”なにくそ”という気持ちはあったにも関わらず、ハラスメントをうけているという自覚はなかったように思う。
産婦人科医として初めて赴任した一般病院で、手術室の更衣室は、「医師更衣室」と「看護婦更衣室」しかなく、どちらにも入れない私は、倉庫の横に、私専用の洋服屋さんの試着室のようなコーナーを作ってもらったのも、よい思い出と言えば、思い出。
この本を読んでいると、そんな”思い出”に近いシーンが次から次へと出てきて、目頭が熱くなることもしばしば。小説内で、「ガラスの天井」がこんなところにもあったんだという登場人物の気持ちだったり、大学教授を頂点とする医師の序列にため息をつくシーンだったり、女性医師にしか書けないストーリーに感動した。

令和になって、女性医師の数も、働き方も、私が医師になったばかりのころとは、かなりかわっているけれど、出生数が80万人をきり、少子高齢化が喫緊の課題となっているこの日本社会。
医師に限らず、すべての女性がやりがいのある職場で自信をもって働ける環境、安心して子どもを産み育てる環境が整うことは、全国民の願いだ。


Wi-Fi

2023-02-19 21:21:50投稿

インターネットがないと、何もできない令和の時代。クリニックにも自宅にもWi-Fi環境を整えている(と思っていた)私は、あまり月々のギガ数を気にせず過ごしてきた。実際、職場と自宅以外でスマホで検索したりするときはあるけれど、例えば、学会出張した時には、たいていホテルや会場にもWi-Fiサービスはあるし、1か月のデータ通信量は、契約しているドコモのプランの最低基準の使用量(1GB)ですんでいた。
ところが、2月になって、まだ2週間だというのに、データ通信使用量が次の段階に移行するとのメッセージが届き、びっくり。そんなに使ったっけ?
その後、どうやら、自宅のWi-Fiがつながりにくくなっていることがわかり、パソコンでのインターネットも使い続けてみると、つながったり、つながらなかったり。
これまでにも、つながりにくくなった時は、Wi-Fiルーターのケーブルを抜き差しすれば落ち着いていたので、それをやってみるも、またすぐに”未接続”表示。だんだん、これは、ホントにダメかもと思い始め、5G環境下のスマホで検索。「インターネットがつながらないときには?」とググってみて、インターネットのルーターや、Wi-Fiのルーターをそれぞれ切ったりつないだり、色々試して、ロボットチャットに質問入力して、私なりに出した結論は、「インターネットのルーターの劣化による接続の不安定化」というもの。そのため、NTTから提供されているレンタルルーターを交換してもらう手続きをすることにした。
そんなこんなで、この週末、NTTの担当のお兄さんが我が家にやってきて、ルーターを交換、設定してもらうことになったのだが、開口一番、「NTT側の点検、チェックでは、お宅のインターネット回線が途切れた記録はないんですよね」
お兄さん手持ちのPCと我が家のケーブルを有線でつなげると、全く異常は検出されず、その間に私のPCはWi-Fiでつながらず、結局、NTTのルーターを交換しても改善する見込みはないということが確認された。
ということは、我が家の電波の何らかの干渉によってWi-Fiがうまく飛ばなくなっているということになる。Wi-Fiの機械は、まだ2年くらいしか使っていないし、PC上に表示される電波は”非常に強い”になっているので、電波の問題ではないと思っていたのに、お兄さんによるとスマホやパソコンだけでなく、電子レンジ、テレビ、冷蔵庫にいたるまで、電源につながっているものすべてが、干渉の対象になるといわれてしまった。
で、結局お兄さんは何の修理も交換もしてくれず、サヨウナラ。

自宅で今まで使っていたWi-Fiルーターをすべて取り外し、家族がタダでもらってきたソフトバンクの電源につなぐだけのWi-Fiルーターを置くと、とりあえず、2部屋では何の問題もなく使えるように・・・
今使っているスマホやパソコンをはじめ、電化製品も最近買い替えたわけではないのに、なぜ今月になってから電波の干渉が多くなったのか、色々考えるも思い当たるふしはなく・・・
やっぱり、中国の気球の影響なのかもなぁ???


アウトレット

2023-02-13 21:31:56投稿

25年前にアメリカに住んでいた時、アウトレットモールで買い物するといいよと近所の日本人に教えてもらい、車で2時間以上かけて出かけて行き、「こんなものは、日本で買えないぞ」とばかり、洋食器を大量に買って帰ったのは良い思い出だ。その当時、アウトレット商品というものは何らかの欠陥があるという認識だったけど、実際、買ったものには、傷があるわけではなく、例えば、陶器の模様の隅っこに、ちょっとインクが飛んでいるなどらしいということでも、素人の自分には、何が問題なのかはわからないし、とにかく安く高級ブランドの食器が買えてラッキーと思っていた。
晴れて割れずに太平洋を渡った食器たちは、現在も我が家の食器棚で、存在感を示し、毎日のように使っているものもあり(飾り物になったヤツも多いけど)良い買い物をしたなと思っている。そんなこんなで、日本でも、似たような買い物ができるといいなと思っていたが、帰国した当時、同様のアウトレット商品を扱うショッピングモールというのを聞いたことがなかった。
実際、アウトレットモール自体は、Wikipediaによると、1980年代にアメリカで誕生した新しい流通業の形態だそうだ。実際には、もともとアメリカでブランド・メーカーの衣料品やアクセサリーなどの、流行遅れ商品や通販のクーリングオフ品、実用上は問題のない欠格品を処分するために、工場や倉庫の一角に「アウトレットストア」と呼ばれる在庫処分店舗が存在していたのを、複数メーカーを一堂に集め、モール化したものをアウトレットモールと呼ぶようになったらしい。日本では、1993年に埼玉県入間郡大井町(現:ふじみ野市)にアウトレットモール・リズムが開業(現在は閉業)したのを期に、地方を中心に建設が進んだらしいけれど、中国地方には、岡山と広島だけで計3か所のみ。土地代の安い郊外で、広いスペースを確保でき、なおかつ、採算がとれるだけの集客を見込めなければやっていけないだろうから、全国的にもどこにでもあるようなものではない。
個人的には、これまで、神戸三田プレミアムアウトレットに2回、THE OUTRETS HIROSHIMAに2回に行ったことがある。ただ、昔アメリカで行ったアウトレットに比べ、アウトレットの商品というのも、かなり幅広くなっていて、ま、普通のショッピングモールと変わらないと言っていい。扱う商品は、最新モデルがでたあとの、ひとつ前の型のようなものが主流みたいだけど、アウトレット専売商品もあり、ブランド品の廉価版を売っているらしいが、買う側が気にしなければそれでよし。
そんなこんなで、この週末、3回目のTHE OUTRETS HIROSHIMAに行ってきた。あるブランドショップの入り口に、”店内全商品、表示価格の25%引き”と書かれていたので、特に買いたいものがあったわけではないけれど、入ってみた。何となく、50%OFFの棚にあったジャケットをみていると、美女店員さんが近づいてきて、色々と説明してくださる。「これは、本来、百貨店にしか入荷されない商品で、アウトレットでは当店に1点のみです。」などという。【う~ん、百貨店にしか入荷されないとはどういう意味?百貨店で余ったヤツということ??】「お客様のお肌のお色によくお似合いです。お肌はブルータイプですね」【何?ブルー?】などど、こちらが答える間を与えず、次々とまくしたてられたため、「ちょっと、他もみて考えます」と答えると、”とてもよくお似合いでしたのでご検討下さい”とささっとメモした名刺を渡された。その時点で、買う気は全くなかったのだけれど、肝心なことは聞いてなかったと思い、「ちなみに、おいくらですか?」「定価から50%OFFで、そこから25%引きですから・・・」といわれ、【ということは、75%OFFってことか・・・安いな・・・】ちょっと買おうかなという気持ちになったけれど、ここであっさり買うのも悔しいので、結局、名刺をもらって店を後にした。
その2時間後、食事やちょっとした買い物を済ませたあと、やっぱりあのジャケット気になるなと思ったので、もし、まだ売れていなかったら、買おうかなともう一度店に入った。名刺のお姉さんらしき人はいたけれど、顔の記憶は定かでなく、向こうだって、私のことなんて覚えているわけないしと思って、まっすぐにそのジャケットのある棚に向かった。2時間前と同じ位置に同じようにあり、鏡の前でもう一度あわせてみて、結局、レジに持っていくことにした。値札は、元の定価しかついていないので、ここから75%OFFだよね、もし、そうでなかったら、あのお姉さんの名刺を出して、文句言えばいいかと思いながらレジに並んだ。そして、レジの人は、電卓をだし、「この値段の50%OFFがこれで、ここからさらに25%引きですから、この価格になります。」と値段を示してくれた。
50%OFFの価格から25%OFFということは、例えば1万円の半額なら5000円、そしてそこからそ25%引きということは、5000円の75%で3750円。
単純な算数の問題・・・
75%OFFではなく、62.5%OFFだった。ホントに75%OFFなら、最初から75%OFFと表示してあるよねぇ。う~ん、客の算数のできなさを逆手にとったこの商法。まんまと口車に乗った自分が情けなくなった一瞬・・・
ジャケットは大事に着ましょうね。


幸福論

2023-02-07 21:50:35投稿

以前にも、書いたことがあるが、私の読書熱は気まぐれで、やたらと本を読んでるとき(と言っても1週間に2~3冊)もあれば、1か月に1冊も読まないときもある。
昨年9月ごろ、読書の秋とばかり、少し熱があがって、勢いで、AmazonのKindle Unlimited を申し込み、月980円読み放題で、元をとらなきゃとばかりに、クリックしまくって、マイライブラリに未読本をためていた。けど、10月以降、YouTubeを見たり、卓球をしたりと、新しい楽しみができたせいで、熱は急降下していて、結局元はとれていない状態。Amazonには、本だけでなく、Amazon prime video やAmazon music primeといった見放題、聴き放題もあるんだけど、いわゆるサブスクというやつは、結局、提供者側が儲かる仕組みであって、熱が冷めたときにも、毎月の料金は払わされるんだよなあ・・・
もちろん、やめるのも自由なので、どうしようかなと思っていたけれど、1月末に、東京に行ったとき、行き帰りの飛行機の中で、たまっていた未読本を読んだのがきっかけとなり、少し読書熱が高くなってきた。思い返してみると、コロナ前は、学会などで、県外に行くことが多く、荷物には、必ずKindleReaderを入れていた。一人旅の長距離の乗り物の中では、寝るか本を読むかが鉄板。
大体、Kindleで、電子書籍を買うと、1冊あたり、600~800円くらいのことが多く、月に2冊読めば、読み放題で元がとれるし・・・とまた、せこい考えがフツフツと湧き出し、ここ1週間で、何冊もクリックしてしまった。とはいえ、Kindle Unlimited で読める本は限られていて、当然、最新のベストセラーなどは、入っていない。コミックは多いみたいだけど、昔から漫画、アニメに興味のない自分には、関係ないし「あなたの読書履歴からおすすめ」と、Amazonが示してくれる本のなかから、unlimitedのものがあれば、クリックするという感じ。
そんな感じで、最近読んだ中の1冊。
もう15年も前に亡くなられている、元文化庁長官、京大教授の心理学者、河合隼雄氏の「幸福論」
出版されたのは、平成のはじめごろだけど、海外旅行なんて夢のまた夢だった時代に、アメリカ、スイスに留学経験のある著者の考えは、とても新しく、なおかつ、日本人の古きよきものを取り入れたそれは、現代に通じるものがあり、幸福とは何かを考えるというよりも、とても気持ちが楽になる本だった。
心理士として、数多くのクライアントのカウンセリングをされていたので、気持ちを楽にさせてくれる術を持っている方なのだと思うけど、ちょっと、イラっとしたり、落ち込んだりしたときに読むには最適。
ストレスが原因と思われる、いわゆる不定愁訴で受診される患者さんたちに、「幸福論」をお勧めしたいと思う婦人科医でありました。


全日本卓球

2023-01-30 18:49:28投稿

この週末、3年ぶりに、全日本卓球の観戦に行ってきた。
3年前に観戦したときの会場は、大阪。毎年東京で開催されていた大会が、オリンピックの準備のため、一時的に大阪で開催されることになったのだ。あのときは、コロナ禍直前で、今年はオリンピックだぞ!の盛り上がりでいっぱいだったことを思うと、この3年で、本当に、世界が、生活が変わってしまったんだということを実感する。
全日本卓球は、昨年は無観客、今年は3年ぶりに観客を入れての開催となり、席数は以前よりも少なくしてあるけれど、盛り上がりは充分で、楽しく観戦することができた。
大会会場となっている東京体育館は、国立競技場と隣接していて、会場に早く着いて時間があったため、まずは国立競技場を見学することにした。
新しい競技場は、建て替わる前から、テレビを通じて、いつも見てきている感覚だったので、目の前の本物の競技場が何だが懐かしい建物にみえる不思議な気持ち。とりあえず、歩数稼ぎもかねて、ぐるっと競技場の周りを歩いてみることに。

DSC_0109.jpg (7.33 MB)
当日は、国立競技場をスタート、ゴールとする新宿シティハーフマラソンが開催されていて、ランナーたちであふれていた。市民ランナーの一人である自分にとって、その会場の雰囲気も、何だが初めての場所でないような気がしてくる。
1964年の東京オリンピックの聖火台や、タイルアートの作品も移設されていて、それらをみてちょっと感動。さらに、スタジアムの外壁には、2020東京オリンピック、パラリンピックのすべての競技のメダリストの名前、国名が彫られた銅板が貼ってあり、一つ一つ眺めていると、あっという間に時間が過ぎていった。

その後、いよいよ、本チャンの卓球の試合。
応援している野田学園出身の戸上選手が大会2連覇を果すという、私にとっては、最高の結果。
中学生の時から見てきているので、すごく強くなったなと実感。インターハイの優勝や、全日本のジュニアチャンピオンになったときも、現場でその勝利を目撃している私。今回も、決勝の相手は、絶対的エースの張本選手だったたけに、思わず観客から声が漏れるほどの、ものすごいラリーの連続。本当にワクワク、ドキドキ。スマートウオッチの心拍記録を後でみると、実際、試合中に自分の脈が上がっていたという証拠まであり。優勝が決まったあとは、彼が大好きなプロレスの音楽が流れるという大会関係者の粋な計らいもあって、さらに感動。

今回の優勝で、パリオリンピック個人戦出場権獲得マッチレースのポイントが加算された。戸上選手には、何としてもパリオリンピックに出場してもらいたいし、可能なら、彼の姿をパリで観たいな~


寒波襲来に思う

2023-01-23 14:10:01投稿

10年に一度の寒波、水道管の凍結に注意など、先週から、ニュース番組、天気予報では、かなりまくし立てて警戒を呼び掛けている。
普段、雪のない地域に住んでいる自分たちには、北陸や東北、北海道の人たちが、大雪の中、平気で車を走らせているのをみると、すごいなと思うのだけれども、少々のことで、仕事は休めないだろうし、車以外の移動手段がないことも、田舎であれば当たり前。ただ、これまでにも、毎年のように、雪で車が立ち往生とかという話題はあり、なんでまた・・・と思うこともしばしば
防災心理学では、このように、警戒が呼びかけられているにも関わらず、悪天候の中を出かけて行ったりする心理には、「このぐらいならまだ大丈夫」という正常性バイアス、「今までの経験から、そんなことになるはずはない」という楽観主義バイアス、「皆も出かけてるんだから、いいんじゃない?」という同調性バイアスという3つのバイアスがあるそうだ。
その話を聞いた時、普段診療していて感じる、患者さんの対応と同じだなと思った。
「今まで特に困ることもないし、元気だから大丈夫と思っていた」と健診などは受けず、初めて病気がみつかって、慌てふためくケースだ。もちろん、天災と病気を同じに扱うことはできないけれど、病気というものを、身体に起こる災害と考えれば、似たようなものかもしれない。
当然、健診さえ受けておけば大丈夫ということもないし、逆に病気を心配しすぎて、不要な検査を受けまくったりするのもよくないし、なかなか、心配事はつきない。
一生、病気にならない人もいないし、人は必ず死ぬものなので、病気を怖がってばかりもいられないけれど、異常気象については、地球レベルで考えていかないといけない問題で、防災対策というのも待ったなしの状況だ。

今回の寒波で、日本全国、事故にあったり、生活に支障が出たりするような人が一人でも少ないことを祈りつつ、氷点下をめったに経験しない、瀬戸内育ちの自分としては、とりあえずは水道が凍結しないよう、対策をしておこうと思っている。


ファミレス

2023-01-17 12:04:24投稿

日頃、食事目的にファミレスに行くことは、ほとんどないけれども、待ち合わせだったり、食事がてら長居をする目的があるときに、時々利用させてもらっている。
おそらく、昨年1年間で、ファミレスに行ったのは、3回くらい。昔から、ドリンクバーはあるし、メニューのコスパがとてもいいのはかわらない。ところが、今年初めて行ったファミレスで、ちょっとびっくりすることがあった。
今では珍しくないのかもしれないけれど、配膳ロボットが導入されていたのだ。
回転寿司店をはじめ、メニューのオーダーをタブレットでする店は、かなり増えていると思うけれど、配膳ロボについては、自分としては、初体験。客が自分で操作するわけではないので、体験とは言えないかもしれないけれど、実際に実物を見るのは初めてだったので、ちょっと、キョロキョロして、ロボットを見てしまった。
見学してみたところによると、出来上がった料理を厨房の前で、店員がロボットにのせ、席番号を入力すると、席にロボットがやってきて、「お待たせしました」と停止。料理は客が自らとって、テーブルの上に置くという単純なもの。料理がなくなると、自動的にロボットは去っていく。ロボットには、何か所にも、「あいた食器を置かないでください」と手書き文字が書いて貼ってある。食べ終わった客が、下膳をロボットにしてもらおうと、置きたくなる気持ちはわかるけど、それはできないらしい。
ただ、客が帰ったあと、テーブルにロボットとともに店員が来て、すべての食器をロボットにのせ、帰る場所を入力していた。確かに、一人で持つ皿の量よりはかなりたくさん運べるし、ロボットが厨房に帰っていく間に、テーブルを拭くなど、スタンバイの時間もとれる。
結構、席数はあるのだけれど、その数に比べると、店員は少なく、人件費削減にはなるよなぁと納得。ロボットをよくみていると、通路を人が通るときには、きちんと停まってぶつからないように動いているし、深夜勤務があっても、当然、文句も言わないだろうから、これから色んな店で導入されるのは、間違いないだろうと思わされた。
わがクリニックでも、数年前に、お掃除ロボについて知りたいと、業務用ロボのパンフレットを取り寄せて、検討したことがあるのだけれど、ロボットは購入するのではなく、レンタルの形で、メインテナンス料金を払うのが、一般的らしい。小さな自営業者にとっては、コスパ的に導入するメリットはないなというのが、その時の感想だったけど、ファミレスくらいの大きさになると、掃除にしても、配膳にしても、人を雇うよりは、いいのかもしれない。
文句をいわないロボットとはいえ、一番の問題は故障。田舎のファミレスで頑張っているかわいいロボットが故障しないで働き続けてくれることを、お祈りいたします。


蛇口の水漏れ

2023-01-09 23:35:09投稿

確か、2年前の正月は、浴室の電気がつかなくなって、その後リフォームをした我が家。
この度の正月は、息子が帰省したさい、洗面台の蛇口から水が漏れていることを指摘。
そんなはずはないけどと、確認してみたら、蛇口をきっちり閉じても、吐水口からぽたぽた水が落ちることが判明。時間をおくと、漏れていないこともあるので「ま、いっか」と見ぬふりをしていたら、翌日には、かなりの量の水が漏れていた。
これが24時間続いたのでは、水道代がとんでもないことになると、さすがに何とかしなくてはと、ググってみることに。水回りの救急対応をしてくれる業者の広告ばかりが目についたものの、「蛇口の水漏れを自分で修理!」という文字が飛び込み、色々検索していると、YouTubeで、修理する動画も発見。蛇口を閉じても水がでるのは、水栓内のバルブカートリッジの劣化が原因とあり、カートリッジの交換さえすれば、大丈夫ということが分かった。ま、築21年の我が家のいくつかの水栓で、キッチン、浴室、もう一つの洗面台と、すべて新築した時のものは、既に壊れたりなんだりで、一度は取り換えているし、取り換えていなかった唯一の水栓だから、劣化は当然だよねーと、納得。とはいえ、業者の人に家に入ってもらうのも、あまり嬉しくはないので、自分で交換だけで済むんなら、自分でやるぞと決意。
そして、自分で修理する方法を図解したページを何種類か読み、YouTubeも2本みて、ちょっとした水栓博士の気分に・・・
まずは、洗面台下の水道の元栓を締めることからスタート。若干さび付いてはいたものの、温水と冷水の二つの元栓を締めることができ、とりあえず、水漏れで水道代が跳ね上がる危機は脱出。そして、水栓のレバーを手で回すと簡単にはずれ、カートリッジの一部が露出した。「これを替えればいいだけか・・・簡単じゃん」と思いきや、カートリッジを引っ張り出そうにもびくともしない。YouTubeでは、さび付いて叩いてたっけ?レンチでまわしてたよなぁ・・・と、道具箱からめったに使わないモンキーレンチを取り出して、回そうとしたところ、レンチのサイズ(我が家にあった中では大きいほう)が小さすぎ入らず。
1日目はそこで断念。
翌日、ホームセンターに行って、大きいサイズのレンチを2500円程度で購入。とりあえず、カートリッジを売っているかどうかも確認。何種類か販売されていたので、型番だけ記録しておく。そして帰宅後、新しいレンチで、水栓カバーを回してはずし、ついにカートリッジの取り出しに成功。「やったぜ」とはなったものの、取り出したカートリッジは、ホームセンターでみたものたちとは違う気がした。DSC_0094.jpg (5.31 MB)
今度はまた、”水栓カートリッジ”で検索。すると、Amazonやら楽天やらのページでいくつか販売していたけれど、4000~6000円と思った以上にお高め。どうやら、我が家に合うやつはTOTOの一番取り付けが複雑なタイプと判明した。さらに、さらに、カートリッジ取り付けについて、ググってみると、TOTOのカートリッジを素人が交換するのは、やめたほうがよいとか、途中までやって、水が漏れて困るようになって、最初から専門業者に頼んだほうがよかったということになるとか書いてある。ついでに、素人がめったに使うこともない道具を、そのためだけに買うのはもったいないとも書いてあった。
新しいレンチを買った私のことだ・・・
しかも、水栓の対応年数はおおむね10年程度といわれており、カートリッジだけ替えても、水栓は古いままなので、水栓ごと替えたほうがよいとも・・・

我が家は、21年たってるし・・・
水栓そのものを新しくするため、業者に見積もりをしてもらう手続きに切り替えた。
結局、私の数日の努力は何だったの状態


年末年始

2023-01-02 23:09:07投稿

あけましておめでとうございます
2023年、今年も、おがさまきレディースクリニックをよろしくお願いいたします

今年の年末年始も、昨年に引き続き、神戸で年を越した我が家。
1年前に比べて、三宮の人出が多かったなという感じはあったけれど、まだまだ、コロナ前ほどではなさそうだった。大晦日の夜に、元町中華街をぶらぶらしてみたら、ちらほら外国人もいて、だんだん以前のようになっていくんだろうなという気配もあり、にぎわってうれしいような、人が多すぎないほうがいいような、観光地はどこも同じような気持ちで迎える年末年始なんだろうなと思ってしまった。
そして、これまた昨年に引き続き、初詣は、朝早くに生田神社に出向き、QRコードおみくじ300円なりをゲットするという、とりたてて目新しいことのない元旦を過ごして、防府に帰ってきた。

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防府に帰ってきてからも、とりたてて、特別な正月を過ごしたわけではないけれど、何年かぶりに、ランニングチームのお正月東鳳翩山登山に参加した。東鳳翩山は、瑠璃光寺の北西側の山で、標高は734.2m 山口市内では、山歩きにもってこいの山。ウィキペディアによると、新日本百名山の一座であるらしい。毎年、ランニングチームの数人が集まって、正月に上っているのだけれど、多くの年は、山頂付近は雪が残っていたり、完全な雪道だったりする。個人的には、この10年、この山には年に2回くらい上っているだけで、正月に上るのは多分2回目。年末には気温が10度以上の日が続いたから、流石に雪はないだろうと思っていたけれど、頂上付近は、クリスマス寒波の雪がまだ残っていた。
決して高い山ではないけれど、やはり、標高500mを超えてくると、気温が低くなっているのを、肌で感じる。頂上からは、快晴とは言えないけれど、まずまずの天気で、360度の視界が開け、令和5年の始まりを、さわやかな気持ちで過ごすことができた。
皆さんにとっても、平穏無事な1年となりますように。DSC_0085.jpg (146 KB)


イルミネーション

2022-12-18 23:22:37投稿

防府に現在の自宅を建てたのが2002年2月。その時から、今年で、21回目の12月を迎えた。
1997~1999年にアメリカの東海岸で暮らし、2回現地で冬を過ごしたけれど、住んでいた地区の郊外で、庭という庭、家全体をクリスマスイルミネーションで飾られた家(ごく一般の家庭)を何軒か見学し、帰国して自宅を建てたら、絶対飾るぞと決意したのが運のツキ。
自宅の設計段階から、屋外用のコンセントを3か所も作ってもらい、道路に面したベランダと庭をすべて飾っていた初期のころ。わが子が小さいうちは、それなりに喜んでくれたし、少しは手伝ってくれていたけれど、数年後からは、ほぼ自分ひとりで、飾りつけをしてきた。ロープライトがメインだったころから、ライン電球、その後はLEDに代わっているが、たったひとつ、小さい星型のロープライトが、21年生き延びている。1~3年に一つは、電球が切れたり、電線が切れたりなどで、廃棄しているのだけれど、なんとなく、そのたびに、新しいものを買い足してしまい、これまで続けている。
多分、すべての電飾が一度にダメになれば、きっぱりと止めてしまえるのだけれど、おそらくそんなことはこれからもないと思われる。あとは、11月下旬から12月上旬にかけての、飾りつけするぞと決めている日が、よほど悪天候だったら、止めてしまえる。実際、仕事も、私用も何もない日というのは、なかなかないので、毎年この日しかないな・・・と予定日を決めているのだけど、何故か、大雨とか、大雪のことは一度もない。
そんなこんなで、今年も飾りつけをしたのであるが、昨年初めてネットで購入した、星形のツララ型ライトが、飾る部分は屋外可能なのに、電源はなんと、USBジャックになっていて、普通のコンセントではなかった。
これまでは、ホームセンターなど、リアルの店舗でしか、電飾を買ったことがなかったのだけど、昨年は、コロナ禍もあって、ネットのほうが色々ありそうだと思い、Amazonでポチっとしてしまったのだ。屋外可とあったので、あまり説明を詳しく見ずに購入したもんだから、はてさて、どうしたものかということになった。結局、電線を2階の窓から家の中にいれたところ、とても細い電線だったので、ほぼ窓を閉じることができ、大成功。よしよしと思いきや、USBをつなぐだけではONにならず、USBジャック部分に内蔵されたセンサーにむけて、リモコンで設定しなくてはいけないという面倒くささ。そしてタイマーもリモコンでセットした瞬間から6時間のみONになり、その後24時間ごとに6時間ONを繰り返すというたった一つの設定しかない。ま、初日にセットしておけば、その後は放っておいてよいので、昨年はそれで、まあ、何とかなっていた。
ところが、今年、そのリモコンに、全く反応せず、USBについている手押しの小さなスイッチでしか、ONにできなくなっていた。リモコン自体は問題なく、リモコンに反応するセンサーがダメになっているようで、結局タイマー設定はできず。で、毎日、仕事から帰ったら手押しのスイッチをONにし、寝る前にOFFにするという超アナログな操作を繰り返しているのだ。コンセントにつないだ時にONになるのなら、一般的な電源タイマーにつなげばOKだけど、それができないという何とも粗悪品。
一番新しいものが、一番ダメという現状を目の当たりにし、やっぱ今年が最後かなと、またまた思っているけれど、ま、使えないわけじゃないし。
街を彩るイルミネーションも、特に”山口市はクリスマス市になる”との謳い文句が叫ばれ、20年前に比べると、店舗や施設のライトアップは増えていると思うし、無理に我が家がしなくてもねぇ・・・
きっぱりと止められる理由を見つけようとして見つからない、もしかして、見つけたくない??DSC_2006.JPG (1.43 MB)DSC_2004.JPG (1.63 MB)


萩城下町マラソン

2022-12-11 21:16:40投稿

昨年に引き続き、今日、萩城下町マラソン(ハーフの部)に参加してきた。

日曜の天気は、とくに日本海側があれるという予報で、萩市は、強風注意報に曇り時々雨の感じ。今回で、10回目の参加となるこの大会、雪が降ったことはあるけれど、雨は記憶にない。夏の雨は、それほど苦痛じゃないけど、冬の雨は嫌だなぁと、1か月前に、下関海響マラソンで、フルを走ったあと、ほとんどまともにランニングをしていない身としては、不安がいっぱい。土砂降りにはならないだろうと楽観的観測のもと、とりあえず、ゴアテックスのキャップと、寒さと雨よけの、使い捨てビニールチョッキを用意して、臨んだ。ランニングシューズに防水スプレーをかけておけば、完璧だったんだけど、気づいた時点で、時すでに遅し。
スタートした瞬間には止んでいた雨も、100mくらいで、急にザーザーぶり。「マジ~・・こんな雨が続いたら、体が冷えて低体温になっちゃうよ・・」と思いきや、数分で小降りに。結局、10㎞くらいまでは、結構、降ったり止んだりしたものの、後半は、時々日が差したり、霧雨が降ったりという程度で、主に曇りの中を走る感じだった。6㎞以降の海が近いコースあたりから、風が強く、ちょうどよいペースで走っていた若い男性二人組をみつけたので、風よけにちょうどいいなと、彼らの後ろをひたすらついて走るという作戦を挙行。13㎞あたりから、彼らのペースが落ちてきたような感じがしたので、二人の前にでる、ぶっちぎり作戦に変更(決してぶっちぎってはいませんが)するという対応のすばらしさ(!?)。今回の目標タイムは、前回と同様1㌔6分のイーブンペースにしていたんだけど、見事作戦が成功し、最後まで何とかペースを落とさず完走し、昨年のタイムから1分速いくらいでゴールできた。

ほぼ毎年参加してきた、この大会。今回は少しコースの変更はあったものの、全国的にも珍しい商店街のアーケードがコースに含まれているのは変わらず。毎回、アーケード内を走ってるときには、このために、この大会に出ているんだよなという気持ちになる。今日は、天気が悪く、屋外での応援が例年より少なかった分、特にアーケードの応援は、多かった気がしたけれど、毎年趣向を凝らした変装に、太鼓に、音楽もあり、子どもからお年寄りまで、お店の人たち総出で声をかけてもらえるなんて、ホントに感動してしまう。
実際、応援だけでなく、給水やコース案内のボランティア、もちろん、けが人、病人の対応してくれる人、会場の設営、運営、すべての準備に、選手の数と同じかそれ以上の多くの人たちが大会を作ってくれていて、本当にありがたいことだと思う。今回、パンフレットをよく読んでみると、この大会に携わっている人たちの名前が書かれていて、高校生、大学生はもちろん、町内会や、病院、企業など、萩市内のありとあらゆる職種の方が協力してくれてるんだなと、改めて確認できた。今日は、天気が悪かった分、これまでになく感謝の気持ちが大きかった。
フルマラソンに比べると、体へのダメージが少ないこともあり、いつも感動できるこの大会だけは、走れる限り、今後も参加を続けたいなと思う。


東京ミッドタウン

2022-11-28 23:37:03投稿

この週末、乳腺超音波の講習をうけるため、東京に行ってきた。
講習が行われた場所は、港区六本木にある、東京ミッドタウン。その一角に、富士フィルムの本社ビルがあり、そこの会議室でひらかれたので、参加してきた。
講習、試験と、朝から夕までびっちりのスケジュールだったので、早朝、ミッドタウン周辺をジョギングして、大まかなミッドタウンの構成を確認することにした。
宿泊したホテルも六本木駅のすぐそばで、夜は、飲食店も多く、とても賑やか。
そんな街も、休日の早朝は、朝まで飲んで遊んだ若者たちが、ところどころでふらふらしているくらいで、人通りは少ない。ホテルを出て、ミッドタウンに到着し、とりあえず、本日の会場となるビルを確認。「これが、あの三井不動産のCMでやってる、”三井のすずちゃん”の場所だな~(テレビCMを知らない人には何のことだかわかりません、悪しからず)」と思いながら、キョロキョロ。
三井のすずちゃんのいうところの、ビジネスとカルチャーを融合させた施設として、公園もあるはずなので、案内図を確認して、グリーン&パークの方へ走る。説明によると、山の外苑東通りの入り口を深山と泉に見立てて、港区立檜町公園に至るまで、「高原の湧水ゾーン」、「山のせせらぎゾーン」、「森のエッジゾーン」、「芝生広場ゾーン」にわけられており、それぞれで植栽や水流に変化をもたせ、バラエティーに富んだ景色を実現しているとのこと。
それぞれのゾーンを走っていると、遊歩道を囲む木々にすべて、イルミネーションの電球が取り付けられていることに気づいた。そっかー、夜はライトアップされるんだ。これが、よくテレビで観るエリアなんだ・・・よおし、講習終わったらもう一度来るぞ。朝のうちに、下見しとかなきゃ。
休日の早朝なので、自分と同様、ジョギングしている人を3人みかけたけれど、ほとんど人はおらず、パークの全体を把握するのには十分だった。
そして、ホテルまで走って帰り、朝のお仕事は終了。その後、支度をして、またミッドタウンにでかけ、本チャンの講習会に参加。
講習会を終わって、ビルの外に出てみると、完全に日は暮れ、朝とは全く違く景色。人の多さと、きらびやかな街のネオン。とりあえず、朝、下見をした、パークのほうに歩いて行ってみると、これまた、横断歩道から人があふれ、イルミネーションを観るための行列ができていた。さすがにライトアップされた木々は美しいけれど、人が多くて、まっすぐには歩けない。それでも、朝、ジョギングしたコースを何とか一回りして、イルミネーションを満喫することができた。
大都会、東京の、そのまたど真ん中のミッドタウン。
田舎者にはなんだか世界が違うけれど、たまに都会の雰囲気を味わうのもいいものだなと思った1日。

朝と夜の公園

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サッカーワールドカップに思う

2022-11-24 22:57:50投稿

中東開催初、11月開催初のサッカーワールドカップが開幕した。
昨夜は、日本がドイツに劇的勝利をあげ、今日は、1日中、テレビをつければ、その話題ばかり。世の中、暗いニュースばかりのご時世に、こんな嬉しい出来事があれば、これでもかと言わんばかりに取り上げるのは、悪い気持ちではないんだけれど、やっぱ、サッカーはメジャースポーツなんだなぁとつくづく思う。
Jリーグが始まった時、日本で、野球とゴルフ以外のスポーツがプロとして成り立つのかしらんと思っていたけれど、そのころに比べると、日本の選手がヨーロッパで活躍するのが当たり前になり、レベルも上がっているのは、間違いないんだろうな。サッカーについては、特別、詳しくもないし、好きなスポーツとは言えない私だけれど、山口県民として、レノファ山口は何度かスタジアムに応援に行っているし、日本国民として、国際大会の日本チームの試合くらいは、夜中でなければ中継は観るようにしている。ど素人でも、ルールはオフサイドくらい知っていれば、簡単なので、ラグビーのように、見ててもわからないということはないし。
ちなみに、3年前のラグビーワールドカップが日本開催されたときに、にわかラグビーファンとなって、ルールや用語、ポジション等をひたすらネットで勉強していた私だけれど、コロナ禍になって、めっきりラグビーの試合が減り、トップリーグを見に行く予定がダメになってからというもの、ラグビー熱がどこへやら、用語やルールをかなり忘れている私・・・来年のワールドカップごろには、またルールを勉強しなきゃねと思っていたりする。
それに比べ、サッカーっちゅうもんは、ゴールポストにボールを入れりゃいいという単純なゲームだからこそ、世界中で広まっているんだろうなと思う。とは言っても、ヨーロッパと南米が盛んで、スポーツ大国アメリカでは不人気という、特殊性はあるようには思うけど。
今大会で、もう一つ日本で注目されている話題は、日本人女性初の、ワールドカップレフリーが誕生したということ。彼女は、日本の試合の審判はできないから、なかなか日本国民に審判の姿を見てもらえないかもしれないけれど、世界的にも数少ない女性レフリーとして、その実力を存分に発揮してほしい。常々、私は、”女性初”という話題は、ガラスの天井を意味すると考えていて、何の世界でも”女性初”というのがとりあげられない世の中になるべきだと思う。ただ、スポーツの世界は、肉体的に明らかな差が男女にはあるわけで、男子は男子、女子は女子として別の種目と考えるのは、いたしかたない。サッカーの国際試合の主審ともなると、1試合での走行距離は、10㎞以上になり、フル出場の選手とほぼ同じ運動量をこなさなければならないと言われていて、やはり、女性には相当厳しいと思う。そもそも、審判の資格をとるには、何十本というダッシュを繰り返すなど、考えられないような体力テストをクリアしなければならないそうなので、資格を持っているというだけで、凄いのは凄いのだ・・・

と、1試合終わっただけで、優勝したような騒ぎで始まった、サッカーワールドカップ。予選リーグがあと2試合、その後もあるかどうかはわからないけれど、平均的日本人と同様、深夜開始の試合でなければ、テレビ観戦して、盛り上がっていければいいなと思う。



富士山

2022-11-14 23:20:06投稿

フルマラソン完走のダメージが消え切らない中、日本乳癌検診学会に参加するため、浜松に行ってきた。
浜松市と言えば、静岡県、静岡と言えば、富士山。
生まれてこの方、瀬戸内海に面した市以外で暮らしたのは、4年間のみという私としては、富士山を直接みる機会は、めったにないので、静岡に行くんなら、富士山見ながら、走んなきゃね。と思っていた。
それというのも、何年か前に、このブログにも書いたけれど、沼津市に学会出張したとき、ホテルから富士山がみえ、ジョギングしながら富士山を眺めたことが、とても、印象に残っているので、今回もそれを楽しみにしていたのだ。
浜松に到着して、ホテルの部屋に入ると、偶然、最上階だったのもあって、眺望は抜群。富士山、富士山とおもいきや、視界の先は、海。「そうか、太平洋か・・・浜松って海に近いんだっけ?」
関西以東の日本地理に全く疎い私は、そこでようやく、GoogleMapを見てみた。静岡県というのは、結構東西に長く、浜松市は一番西より(ほぼ愛知県)、そして沼津市は東より(ほぼ神奈川県)。当然、富士山は東。
静岡県にいるのに、富士山、めっちゃ遠いやん。地図の範囲を広げてみると、何と富士山頂までの直線距離は、東京都心からのほうが浜松より近い・・・
さらによくよく地図をみてみると、ホテルの部屋からみえる太平洋と思われた海の景色は、浜名湖であることが判明。そっかー、浜松と言えば、富士山じゃなくて、浜名湖・・・ウナギね・・・
ウナギがあまり好きでない私としては、浜松に行くにあたって、浜名湖のことなど、全く眼中になく、ひたすら富士山をみたいと思っていたアホさ加減。でも、天気よさそうだから、とりあえず、学会出張恒例の、早朝ジョギングは結構すべし。もしかしたら、ホンのちょっとでも富士山見えるかもしれないし。浜松に死ぬまでに2度とくることがないかもしれないし。
そして、2日目の朝、地図で確認した浜松城公園に行ってみることにして、浜松駅前のホテルからジョギング開始。
「浜松城1.5㎞」の看板をみつけて、キョロキョロしながら走る(ほとんど歩き)。走りながら、浜松って思ったより都会だな。岡山と同じくらいの感じかな。駅前は結構大きいビルや店もあるけど、ちょっと離れると、たいして高いビルもないな。などと、勝手に浜松批評をしながら、走っていると、「出世街道」の標識。そして、至る所に、「家康くん」と名のついた人形の絵を見かける。
そっかー、浜松って徳川家康の町なんだね~
日本史にも疎い私は、家康が青年時代を浜松で過ごし、浜松城が出世城と呼ばれていることなんて、そういえば、そんなこと、聞いたことあったようななかったようなという程度。あとで調べてみると、浜松駅から浜松城までの道は出世街道と名付けられ、その道沿いの目印が、マスコットキャラクター”出世大名家康くん”とのこと。浜松に生まれて初めて行くくせに、観光案内も見ず、ただ、富士山みたいなと思っていただけの私。なんという脳天気・・・
こうなったら、浜松城をしっかり見て帰るしかない。そして、図らずも、その出世街道をジョギングして、たどり着いた浜松城。かっこいい天守閣の写真でも撮って帰るぞと思いきや・・・
”現在、浜松城天守閣は、外装改修工事中です。2022年12月末まで天守閣の外観、展望台は御覧いただけません”の看板。お城は、薄紫の外装工事シーツでおおわれていた。

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「結局、お城は見れんのんかい!」
とりあえず、せっかく来たんだから、公園をぐるっと一周して帰るぞと、天守閣に続く遊歩道を降りていくと、「富士見櫓」の標識。「やったー!ここから富士山が見えるんだ!ここまで来たかいがあった!」急にウキウキして、小道をおりていくと、いかにもここから見てくださいという作りの展望台っぽい場所にたどりついた。そして、そこにあった標識をよく見ると、富士見櫓復元想定図の横に、”富士山の眺望”と記された現在の目の前の写真があった。ビルの奥に、雪化粧の富士山が映った写真と、目の前の景色を重ねてみて、あそこに富士山があるはず・・・と思ってその方角を目を細めてじっくり見るも・・・
曇っていた・・・
静岡県のどこからでも富士山がみえると思っている人、私の他にいませんか?

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下関海響マラソン

2022-11-06 23:59:51投稿

今日、予定通り、下関海響マラソンに参加してきた。
当初の目標を果たせたかどうか、結果からいうと
第1の目標「歩かず完走」⇒達成
第2の目標「笑顔でゴール」⇒笑顔を作る元気なし(おそらく泣き顔)
最終目標「4:44:44でゴール」⇒グロスタイムで4:46:09 ネットタイムで4:41:59(惜しい(';'))
と、まあ、それなりによくやったと思うのではありますが、結局、足の痛みとの闘いに終始。
5㎞の時点で、外反母趾の痛みがでて、「こりゃ、今日は無理だわ」と思ったものの、その痛みは、その後あまりかわらず、練習でも経験済みのレベル。19㎞の時点では、足の裏のひりひり感も始まり、これまでのフルマラソンで経験済みと思い、「がまん、がまん、でも、まだハーフまでも来ていないし・・・」と不安がつのる。彦島にわたって、いよいよここからと思った25㎞からは少しずつ歩いている人たちが増え、彼らを抜かしているうちに、少し痛みを忘れて走れた。30㎞時点、海響マラソン恒例の、菊川そうめんのエイドでは、そうめんに、アミノ酸ゼリーをゲットして、元気になり、「フルマラソンは、30㎞からが勝負!」と言い聞かせ、30~35㎞の5㎞のラップが後半では一番速かった。とはいううものの、35㎞からは、忘れることのできるような痛みではなくなり、「ここからが地獄だよなぁ、ペース落としても、歩かんぞ!」と言い聞かせるものの、「何で、こんなに辛いのに、走ってんのかなぁ、私が歩いたところで、誰にも文句は言われんしなぁ・・・」と弱気になっていると、右ふくらはぎがピクピク。「やばい」と思ったら、すぐに左もピクピク。次のエイドで、水をもらって、お守り替わりにポケットに入れていた芍薬甘草湯を一服。だましだまし走っていると、ピクピクの強さが増してきて、”あと5㎞”の標識を見た瞬間、「こりゃ、ダメだ」と思い、道端で、数秒間ストレッチ。意外とそれが効いて、また、すぐに走り出した。ラスト5㎞は、とにかく、「つるなよ」とふくらはぎ君に言い聞かせ、何とか最後まで走り切ったけれど、笑顔は無理だった。
3年ぶりに、フルマラソンを完走して、まだ、私も捨てたもんじゃないという気持ちはあるものの、ゴール後しばらくして座った途端、過去に経験したことのないほど強く脚がつり、「こんなに辛くて、何やってんねん」という気持ちが勝ってきた。
楽しく、笑顔で走れてこそ、健康のためになるはず。辛くて、痛いだけなら、意味ないじゃん。外反母趾のことも考えると、もう、フルは終わりにするべきなのかも。ハーフまでにしておくか・・・
と、この気持ち、いつまで続くか。
来年もエントリーしているかもしれないけどと思いつつ・・・kaikyou22.jpg (76 KB)

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ロードバイク通勤

2022-10-26 17:57:29投稿

ランニングの実力アップのため、ロードバイクに乗り始めたのが、2013年12月。
同じ自転車とはいえ、ママチャリとは、全く異なる乗り物だとわかり、乗るのが楽しく、メインテナンスもかかさなかった最初の1~2年。数人のロードバイク仲間とともに、車に積んで、遠出をしたり、輪行袋に詰め込んで、新幹線にも乗ったりして、結構乗っていたのだけれど、コロナ禍になって、出かけることもなくなり、我が家の玄関に置いてあるその自転車は、ほぼ飾り物と化していった。
そもそも、ロードバイクを始めたのは、ランニングで、外反母趾が、悪化してきたので、足や膝に負担が少なく、大腿、腹筋、背筋を鍛えることが目的で、仲間と出かけるためではなかったはず。なので、一人で頑張って乗ればいいんだけど、もし、一人ででかけて、パンクとかすると困るし・・・と、適当な理由をつけて、ほぼ2年間は一度も乗っていなかった。
そんな飾り物を、毎日見て見ぬふりをしているうちに、夏の暑さがおちついて、いよいよ3年ぶりの下関海響マラソンチャレンジが近づいてきた。ランニング量は、去年より多いとは思うけれど、このままではフルマラソンを完走できる自信がないので、とりあえず、体力アップのため、たった片道3㎞だけど、通勤でロードバイクに乗ると決心したのが、2か月前。まずは、2年以上飾ったままのバイクが乗れる状態なのかをチェック。タイヤに空気を入れ、ブレーキとギアが作動することを確認。そして、モチベーションアップのため、まずは、形から入ることに・・・
バイク購入時に一緒に買った、いかにもスポーツ用のいかついヘルメットを通勤で被るのは抵抗があるので、Amazonで検索して、ちょっと街乗り風のカラフルなヘルメットを購入。そして、ロードバイクに乗るときに必携のサングラスは、暗くなる(仕事帰りは真っ暗)と使えないので、色なしの風よけ眼鏡もわざわざ眼鏡店に行って購入。眼鏡フレームは、ヘルメットと色を合わせる念の入れよう。
そして一番の買い物は、通勤カバン。これまで、10年くらい前から使っている、3WAY使用のトートバッグを、ロードバイク通勤のときには、リュックにして、背負っていた。このバッグ、なかなかの優れもので、普段は、ショルダー用のベルトを使い、リュックとして使うときは、リュック用のベルトを別のフックに付け替える方式。便利と言えば便利だけど、ベルトを替える必要があって面倒だし、使いこんで、かなりみすぼらしくなったので、常々買い換えたいと思っていた。ただ、ベルトを付け替えず、ショルダーにも、リュックにもなるカバンというのは、意外と売っておらず、9月に広島に行ったときにデパートで偶然見つけたときには、「これぞ、私の探していたカバン」と即購入。しかも、革製品フェアとして売られていたもので、見た目も、若干高級ブランド物っぽく、最近の買い物の中では、ダントツお気に入り。
更に、更に、通勤で乗るには、安全性も大切と、そのお気に入りバッグに巻く感じでとりつける、夜間走行用の蛍光ベルトも買ったし、クリニックビルの狭いスペースに置いておくための、長いチェーンロックも買った。なんやかんやで、総計5万円くらいかかったのである。これで、乗らないわけにはいかない。
そうして、乗らざるを得ない状況を作り出し、雨の日(雨上がり、雨予報も含む)以外は、ロードバイクで通勤するようになったこの秋。
なんせ、トレーニング目的なので、とにかく、必死でこぐ。初めは、2年ぶりだったし、まだ気温も高く、汗がふきでるため、全力とはいかなかったけれど、先週あたりから、とにかくギアを一番重くして、できるだけ脚に負荷をかけてペダルを踏むようになった。たった3km、たった10分、坂道なしの道路なので、全力で踏み込んで、筋力強化をはかるしかない。サイクルコンピューターは、電池切れで、表示がないので、速度はわからないけれど(本当にモチベーションアップなら、まずサイクルコンピューターの電池を入れ替えるべき・・・)時に、一緒に走る車と競争する気分でスピードを上げている。大腿四頭筋よ、がんばれ~と言い聞かせながら・・・


フルマラソンにむけて

2022-10-16 23:45:02投稿

あと3週間で、下関海響マラソンが開催される。
私にとっては、3年ぶりのフルマラソン参加になる。フルマラソンはこれまで8回完走しているけれど、コロナ禍になって、大会が次々と中止になり、この3年間、フルマラソンにエントリーすることはなかった。8回のうち、3回は、下関海響マラソンで、最後に走ったのも、下関。ハーフマラソンは、コロナ禍以降も、年1回ずつ走っているけれど、フルとハーフは、全く別物。3年分、老化も進んでいるし、現時点で、走り切れる自信は今一つ。
とはいえ、これまでの経験では、本番前の2か月以内に、2回以上、20㎞以上走っておけば、何とかなるというのが、自分の中にあるので、今日が最後のチャンスと思って、20㎞のランニングを強行した。9月に1周3㎞のセミナーパークのクロスカントリーコースを7周しているし、2週間前には、本番の下関のコースの半分22㎞を試走しているし、今日20㎞を走っておけば何とかなるんじゃないかという思いで、朝起きてすぐに走りに出た。
とりあえず、本番のペースを想定して、20㎞を走ったものの、脚はオモオモで、途中、汗冷えはするし、外反母趾は痛むしで、今日の倍の距離を走れるのかどうか、不安のみ。
ランニングを始めて、12年目の今、フルマラソンの本番で己の体力を知ることになるだろうなと思っている。実際、ただ走るだけということについて、何が楽しいのか、なんで続けていられるのか、ふと考えることも多いのだけれど、何より、自分にはそれなりの体力があるということを、実感したいのが、走っている理由なのかなと思う。逆に、体力を保てなくなることへの恐怖感にかられて走っていると言ってもいいのかもしれない。
3週間後の本番にむけて、帽子が飛ばないようにフックをつけるとか、下着で擦れやすいところにクリームを塗るとか、久々に、準備すべきことを思い出しながら、笑顔で完走を最低目標にもう少し頑張ろうと思う。


Tリーグ

2022-10-11 23:48:26投稿

世界卓球での日本チームの活躍で、興奮冷めやらぬ中、1年ぶりに、Tリーグを観戦するため、岡山に行ってきた。
卓球のプロリーグ、Tリーグが始まって4年。観客動員数が伸び悩む中、岡山リベッツのホームゲームは、岡山駅前のショッピングモール、イオンモール岡山の1階イベントホールで開催されるようになった。何といっても、スポーツをする場所でもないところに、会場を作るのだから、初めて聞いた時にはびっくり!
そして、4階まで吹き抜けになったその会場の周囲は、無料観覧席として開放されていて、ショッピングのついでに、ちょっと覗いてみると卓球台をほぼ真上から眺めることができるというサービスぶり。
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もちろん、有料の観客席はあり、会場の周囲を一部仕切ってあり、チケットを見せて入るのだけれども、有料の席といっても、その後ろに立って、無料で見ている人のほうが多いという不思議な状況。すぐそばのコートサイドは10000円もするけれど、高さがないので、選手をそばで見るには最高だけど、卓球の試合として、球筋を見たい場合は、あまり良い席とは言えない。
そして、有料の席の特権は、試合終了後に、選手と交流できるということが唯一といってよい。
私は、もちろん、チケットを買って観戦したのだけど、できるだけ、台全体がみえるようにと、一番端の席を確保した。
10月9日の試合は、岡山リベッツのホームゲームとはいえ、対戦相手の琉球アスティーダは、山口の野田学園OBばかりで、はっきり言って、知り合いばかり。琉球を応援するしかない。
一番盛り上がったのは、インフルエンザで世界卓球を欠場した、丹羽孝希選手と、野田学園出身の有延大夢選手の試合。ゲームオールのジュースで大興奮。28歳のこの二人、実は、同学年で、中学時代から、対戦しているのを、私は何度も見ているので、ほんとに楽しく見ることができた。
有延選手が勝ち、試合後に、本人に声をかけたら、舌をだしていて、中学生の時を知っている自分としては、笑うしかなかった。
Withコロナになって、色んなスポーツイベントが以前の姿に戻りつつある、今日この頃。卓球ファンとしては、Tリーグに関心を持つ人が増えて、選手がプロとして食べていくに十分な活躍ができるようにと願っている。


YouTube

2022-10-05 23:01:59投稿

Z世代以下の若者たちは、YouTubeはみても、テレビはみないという人が多いらしい。
高度経済成長期に、視聴率が30%以上の番組が珍しくなく、誰もが同じ番組をみていたテレビ世代の中高年にとっては、なかなかYouTubeは、馴染みにくいものがある。
番組、動画は、勝手に流れているもの(テレビ)から選ぶのではなく、先に内容を検討して、自分が観たいときに観るものというのが、昔と今の大きな違いなんだなと思う。
以前、このブログにも書いたことがあるけれど、私は、映画、ドラマといったフィクションものは、ほとんど観ない。SNSもほとんど使わないし、テレビはもっぱらニュースとスポーツ中継で、あとはクイズ番組とドキュメンタリーを観ることが多い。とはいえ、ニュースは毎日、スポーツ中継も、野球がほとんどだけど、結構いろんなものをみるので、テレビ視聴回数は多いほうなのかもしれない。
そんな、昭和世代の自分にとって、YouTubeは、何か調べるときに、観ることはあっても、同じチャンネルを定期的に観るようなことはなかった。
そんな私が、初めて、チャンネル登録なるものをしてしまった。
登録者数が170万人を超え、TikTokなども合わせると、のべ350万人くらいのフォロワーがいるという、「Kevin's English Room」がそれ。自分の息子と同じような若い男性3人組による、英語とアメリカの話題を提供する動画だけれども、完全バイリンガルのアメリカ生まれのKevinが、アメリカの文化や、微妙な英語のニュアンスを伝えたりするのがメインで、3年弱で動画はすでに400本以上アップされている。
20年以上前とはいえ、2年ほどアメリカに住んでいた自分にとって、とても興味ある内容もあるし、とにかく3人のやり取りが楽しく、笑いが絶えない。彼らは、今やトップユーチューバーで、これだけで、相当な収入を得ていると思うけれど、いつまで、この興味ある動画を作り続けてくれるのか、息子の活躍を見ている気分で、隙間時間に毎日再生している今日この頃。
子どもたちのなりたい職業の上位にユーチューバーというのがあるというのも、最近はわからんでもないなと思うのだけれど、この職業、30年以上続けている人はまだいないと思うので、この先、どんな形で、彼らが活躍してくれるのか、(その前に私が飽きてしまうと思うけど)ちょっと楽しみにしている。
いずれにしても、「Kevin's English Room」すっごく面白いので、一度観てみてください。


佐波川

2022-09-22 23:22:26投稿

コロナ禍になってから、もっぱら私のランニングコースは、わが街佐波川の河川敷が主流。特に、今年の春以降、ここ数か月は、佐波川以外のコースをあまり走っていない。
そんな、あまりにも見慣れた河川敷の風景でも、季節の変化は日々感じる。5月から8月は、日の入り時刻が7時より遅いので、平日でも、診療終了後は、まだ明るく、結構、仕事のあと走ることが多かった。暗い屋外を走るという行為は、私の辞書にはないので、大体、その日の日の入り時刻の1時間前にスタートすれば、完全に真っ暗になる前には帰ってこれるという計算だ。ランニングの時間は50分前後、ゆっくりなので、距離にして7-8㎞といったところが平均で、6月ごろは、仕事が終わってから余裕でランニングタイムを確保できた。8月の後半になってくると、1週間で10分ずつ、日の入り時刻が早くなってくるという感じで、とにかく、仕事終わってすぐに走り、走ったあとに、残務をこなすというハードスケジュール(笑)
数日おきに、日の入りに佐波川の風景を眺めて走っていると、ほぼ毎回、暗くなるのに合わせてシラサギがねぐらに戻ってくるのを目撃するようになった。そっかー、あの中州の大きい木がシラサギのねぐらなのか・・・おそらく、30羽は同じ木にとまっている。
とはいえ、9月になると、仕事終わりはすでに暗くなり、診療のある日に夕方のシラサギをみることはなくなった。仕事のない日は、大体、朝7~8時ごろ走ることにしているので、朝は朝でまた、景色が違う。最近では、ところどころに赤い彼岸花が土手に咲き、流石、お彼岸のころに咲くから彼岸花というんだなと、妙に感心したりしていた。
そこに襲った、台風14号。幸い、氾濫注意水位までで、氾濫危険水位まではいかず、避難指示などは出ずに済んだけれど、いつも走っている河川敷は完全に濁流の飲まれてしまった。
そして、台風が去った3日後の今日、1週間ぶりにランニングしに行ってみると、ここまで水が来てたんだなということがわかる土手には、泥のあとがしっかりついていた。当然、中州や普段水のないところに茂っている草木が下流方向に、見事に倒れ、水の勢いを実感。なのに、遊歩道には、それほど、草や倒木などはおちていない。本橋の河川敷公園まで来てみると、なんと芝生はいつも通りで、流れ着いていたと思われる、草や木々、ごみを集めたと思われる山が何か所かにあり、道はとてもきれいにしてあった。さすが、一級河川、台風のあとすぐにここまできれいにしてくれる人がいるんだ。防府市の職員なのかな、ボランティアなのかな、ありがたいなぁ。
防府市民にとって、色んな意味で、大切な存在である佐波川。
異常気象で、いつ”経験したことのない”大雨、に襲われてもおかしくないけれど、いつまでも、憩いの場であってほしいし、氾濫することのないことを願うばかりだ。


機種変更

2022-09-11 23:36:41投稿

スマホの画面が突然暗くなり、明るさを100%にしても、どうも暗いなと思い始めたときだった。
今日は、ジョギングもしたし、15000歩は稼いだよなぁと、本日の歩数をスマホで確認すると、なんと980歩。
「うそぉ!!!」
これはおかしいと思って、スマホを持った手を振り回すも、歩数としてはカウントされず、これは、動きをキャッチするセンサーが、ダメになったんだ。これだけ、毎日頑張って歩数を稼いでいるのに、何たること!!
こんなスマホとはお別れだ!!
と、新しいスマホに買い替える決心をしたのが、1か月前。

結局、歩数については、再起動したら、元に戻ったけれども、使っているスマホを買った日を確認すると4年近くたっていたので、この際、買い替えるぞと、決意は揺るがず。前回、機種変更をしたときのように、ドコモショップを予約しようとすると、いかんせん、時間が合わない。しかも、以前はサービスでしてくれていた、機種変更時のデータ移行が、ショップで頼むと、有料となっていたので、結局自分でするんなら、オンラインショップで買ったほうが早いやと、後先考えずネットで新しい機種を注文。
ま、とりあえず、今使っているのも使えるし、届いても、すぐ替えなくてもいいや・・・と思っていたところ、翌日には届き、2週間以内に、新しいスマホに開通手続きをしないと、強制的に開通すると書いてある。
使い方がわからないのが嫌だからと、ガラケーからスマホに替えた時から、同じSonyのXperiaにしていて、今回で3代目になる。iPhoneにする気はないものの、他のメーカーの機種も気になりながら、結局、今回もXperiaにしたので、なんとなく大体のことはわかる。
時間がかかりそうな、データ移行などは仕事が休みの日じゃないと無理だからと思い、まずは、届いた本体と一緒に注文したカバーを取り付ける。画面に貼るガラスフィルムも、以前は、ショップのお姉さんが、上手に貼ってくれていたのに、この度は自分でしないといけない。説明には、貼り付け用の枠があり、それの中に貼れば簡単とあったので、その通りにやってみると、これは、まずまずの仕上がり。

いよいよ、その2日後の休日。何より、まずはデータ移行だと、電話帳やメモなどの移行を説明書と、ドコモのホームページを見ながらの悪戦苦闘が始まり・・・1日あれば、大体終わるかなと思っていたのは甘かった。
電話帳と画像のデータ移行が終わると、LINEのトーク履歴の移行に入る。どうも、LINEのアプリのバージョンが新旧で異なるところから、おかしくなる。もーいーや!
移行はあとにして、壁紙をお気に入りの写真に変えよう!と保存している写真をホームページに設定しようとすると、これがまた、前の機種とやり方が違う。あぁ、これも後でいいや。
世間の人々が、平均どのくらいの数のアプリをスマホに入れているのか知らないけれど、決して自分は多くないと思っていた。お金がかかわる、銀行や、QRコード決済用のアプリから、ニュースやオンライン雑誌、お店の会員アプリまで、数えてみると50個くらいインストールしていた。それに加えて、もともとドコモが最初にインストールしている、全く使わないアプリが10個以上。それにGoogle関連のものもある。もちろん、マイナポータルや、役に立たない厚労省のCOCOA、ワクチン接種証明のアプリも、すべて真面目にインストールしているので、それらを全部機種変更の手続きをしながら、新しいスマホにインストールしていったが、3日くらいたつと、嫌気がさしてきた。
古いスマホは使えるし、買わんでもよかった・・・
毎日、毎日、アプリ一つ一つの会員番号、暗証番号を調べては、タップし、さ
っと手続きできればまだしも、途中で番号違い等で進まなくなることも数しれず。
”パスワードを忘れた方はこちら”を、何度タップしたことか・・・
それでも、買い替えた以上、前の機種でできていたことが、新しい機種でできないのは、気持ち的に許されるものではない。とにかく、インストールするのだ!
そうこうしているうちに、1か月が経過・・・

今日、ほぼすべてのアプリのインストール、機種変更の手続きが完了。
そして、気づいたことがある。
古いスマホでカウントしていた歩数は、24時間身に着けているスマートウォッチがカウントする歩数より、毎日1000歩くらい少なかったけれど、新しいスマホでは、スマートウォッチの歩数より多いことがほとんど。
歩数がカウントされないことに端を発した機種変更騒動・・・
新しいスマホのモーションセンサーは、やっぱり最新なんだね。


セミナーパーク

2022-09-04 22:14:08投稿

予想外に天気がよかった今日、1年ぶりにセミナーパークのクロスカントリーコースを走った。
ランニングチームの練習の一環で、毎年この時期に4時間走ということで、このコースを走ることにしているのだけれど、実際には、4時間みっちり走ったことはない。
普段、6-8㎞のジョギングが中心で、一人で10㎞以上走るには、よ~し、走るぞ!と気合が必要。でも、誰かと一緒に走れば、意外と長い距離が走れるもの。
今回の目標は、昨年同様、1周3㎞のコースを、6周以上。スピードは二の次。
この秋、下関海響マラソンにエントリーしているので、何とか3年ぶりのフルマラソンを歩くことなく、イーブンペースで走り切るため、少なくとも、2か月で、ハーフ以上の距離を2回は走っておかなくてはと、今日の練習に臨んだ。
朝7時スタートだったので、少し涼しい感じ。
おそらく、雨が降るだろうと、濡れてもOKのGORE-TEXの新品のトレランシューズを履いて、いざ出陣。1周3㎞のコースは、7-8割がたは芝生だけど、凹凸も多く、緩やかなアップダウンの連続で、トレーニングにはもってこい。最初の2周は、結構おしゃべりしながら、余裕でまわる。1周ごとに給水しながら、3周目は逆回りに。自分としては、思ったほどきつくないので、結構いけるんでねぇの?と思っていたけど、硬いトレランシューズのせいか、外反母趾が痛んできた。雨の心配どころか、お日様カンカンでりになってきたので、濡れる心配もないと、4周目からは車に乗せている一番古いランニングシューズ(ランニングシューズは、自宅、車、クリニックと常に3足置いている)に履き替えた。走ってみると、こんなにトレランシューズとランニングシューズが違うのかというのを、あらためて実感。ソールの柔らかさ、軽さ、走りやすさは、少々古くて擦り切れていても、ランニングに特化した靴だけのことはある。
4周走ると、普段走っている距離を超え、気温もあがってきて、流石に疲れてきた。5周目は、一緒に走っている人と、全くしゃべることなく、へとへとに。とりあえず、仲間と走るのは5周で終了とした。用意していたスポーツドリンクも、500mlの2本目に突入し、着ているランニングウエアは、100%が汗に濡れ、風がふくと、汗冷えして、寒気を感じる。流石にこの暑さで、熱中症ぎみかなと思いつつ、6周目は完全に歩きとした。ゆっくり歩いてみると、芝生に飛んでくる、バッタに何種類かいて、昆虫の保護色ってほんと、すごいな・・・などと、緑を見ながら時間がすぎ、重たかった脚が少し軽くなった。
よ~し、最後、もう1周走ってトレーニング終了だ!
7周目は何とか歩くことなく走って、予定の距離は達成。
もう少し涼しくなって、また、練習しに来なくっちゃ。


全国レディース卓球大会

2022-08-28 23:39:06投稿

この週末、防府市内のソルトアリーナ(キリンレモンスタジアム)において、第45回全国レディース卓球大会が開催された。
日本卓球協会主催なので、結構、大きな大会だけれど、コロナ禍で規模は縮小、無観客ということだった。とはいえ、全国大会がわが町防府で開かれるということで、一応、元卓球部、山口県スポーツ医科学委員の一人として、大会医務室係として、少しかかわらせてもらった。
実際には、スタッフTシャツを着て、医務室にいるだけというのが現実で、けが人などがでない限り、仕事はないので、チラチラと、試合を観戦。
この全国レディースという大会、参加資格は、30歳以上の女性で、全日本クラブ選手権に出場していない人、というのが条件。いわゆるナショナルチームレベルのトップ選手は出場しておらず、卓球好きおばさんの全国大会というのが、妥当なところ。もちろん、何十年か前に日本代表だった選手で出場している人などもおり、そこらへんのピンポンレベルということでもなく、勝ちぬいている人のレベルはインターハイレベルくらいかなと思う。
何といっても、大会の特徴は年齢別の戦いということ。これまでの試合方式は知らないけれど、今回の大会のプログラムをみると、団体戦は、4シングル1ダブルスの3試合先取。そして、シングル1番は60歳以上、2番は50歳以上、3番は40歳以上、4番は30歳以上ということで、60歳以上の選手がいない限り、試合にならないということだ。選手名簿をみると、50代、60代が中心で、70歳以上の人も、かなりいるようだった。「おばさん大会」たるゆえん。
学生時代に自分も卓球をしていて、家族も卓球をしていて、これまで、卓球の試合は相当数、みているけれど、この10年くらいは、自分でラケットを握ったことはない。もっぱら全日本、Tリーグ、インターハイ、国際大会など、トップ選手の試合を観戦することを楽しんできた。

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今回、このレディース大会を観戦してみて、「あ、このくらいのレベルなら私でもできそうな気がする」と思ってしまうような選手がチラホラいた。卓球を“観る”のではなく”する”方の気持ちになったのは、久々で、卓球は生涯スポーツだし、久しぶりにラケットを握ってみようかなと思わされた。
シューズもラケットも持ってはいるけれど、クリニック開業前に買ったものなので、15年以上たっている。とても経年劣化で使えたものではないので、もし、やってみるのであれば新調しないといけない。ちょっと、ハードル高いかな・・・でも、やってみたいな・・・でも始めるんならそれなりに時間とって練習したいし・・・そんな時間はないよな・・・このまま趣味はランニングだけのほうが続けやすいのかな・・・
試合を観ながら、自分が試合をする立場になって色んな気持ちがぐるぐる。
学生のころ、私もあんなサーブ出してたな・・・ああいう下手なレシーブしてたな・・・あんなサーブは学生のころだってかえせなかったんだかから、今から練習したってとれないよな・・・レシーブできなきゃ試合にならないよな・・・ラージボールならサーブレシーブはあんまり難しくないよな・・・ランニングしてるから足はもう少し動くよな・・・やっぱり始めるならラージボールかな・・・

う~ん、熱が冷めないうちにラケットを買いに行くべきか?


Google マップ

2022-08-21 23:10:38投稿

知らない場所に行くとき、車では、ナビの通りに進めば、たいていは何とかなる。
ただ、都会に行くときは、ほぼ電車なので、駅を降りて、はてさてどっちに向かうのだ?となることが多い。
地下鉄の駅構内で、地図を見て方向を頭にいれたつもりでも、地上に出ると、どっちに向いているのかわからず、迷ったことがこれまで何度あることか・・・
多くの場合、学会出張で、一人で出かけるので、行く前に地図を確認しておくのだけれど、地図と現物はなかなか同じでない(と思う)ことが多い。
そこで、役に立つのが、スマホのGoogleマップ。現在地を知らせるGPSをオンにし、行き先を入力すれば、経路を示してくれる。
先週、周南市に行く用事があり、ネットで探した店で、ランチをとることにして、徳山駅近くに車を停めた。ネット情報では、駅から300mとあるので、その辺をブラブラ歩けばわかるでしょうと適当に考え、文字通りブラブラしてみるも、それらしき建物はなし。Googleマップで確認だ!
とはいうものの、このマップ、過去に苦い経験が何度もある。スマホを持って歩き出すも、進んでいくうちに目的地までの距離が遠くなったり、道順に歩いているつもりが、斜めになって、どっち向いてんのかわかんなくなったりして、知らない土地で、一人グルグル・・・私にとって、実は、Googleマップはグルグルマップだったのだ・・・だって、自分の向いている方向と、画面のむきが違うんだもん。なんで、車のナビのようにはいかないの?といつも思っていた。昨年も、京都で一人迷子になり、河原町をここぞとばかりにグルグルして、ついに、タクシーを拾った苦い思い出がある。
そして、今回の徳山は・・・
帰省していたZ世代の息子と一緒だったので、私のスマホを見せ、「これで店探してみて」というと、すぐに方向をただし、ものの2分で店にたどり着いた。「なんで、すぐにわかるん?」というと、「なんでわからんの?」と言われる。そして、これまでの私の苦い経験の原因が判明した。
スマホの向きを占めす記号を息子に教えてもらったのだ・・・
これまでの私は、画面を持っている向きを自分の向きとして歩いていたけれど、車と違って、それでは、体の向きと画面が一致しないことが多かったのだ。きちんと画面には、スマホの向きを示すようになっていた。
当たり前のこと・・・何という単純なこと・・・
何だが、過去の迷子になった事件が走馬灯のようによみがえってしまった。だって、これまで、そんなことを教えてくれる人はおらず、教えてもらおうと思ったこともなかったのだ。馬鹿にされまくったとはいえ、息子よ、今後、母は迷子にならぬぞよ。


SDGs

2022-08-14 17:10:51投稿

暑い日が続き、なかなか出かける気力もなく、お盆休みも特に遠出をする予定もなく、ここのところ、読書熱が上昇しつつある。
Amazonの電子書籍、Kindleのマイライブラリーには、クリック続きで、本がたまっており、最近の流行りは、内館牧子氏の小説など。そのうちの一冊、数年前に新聞小説としてベストセラーとなった、「終わった人」は、会社を定年退職となった男性の悲哀を面白く描いたもので、あっという間に読めてしまったが、それに関連したおすすめ本で、綾小路きみまろ氏の「人生は70代で決まる」というエッセイも読んでみた。

内館牧子さんも、綾小路きみまろさんも、現在70代で、会社員や勤務医なら、確実に引退している年齢だけれど、定年のない職業で、今が盛りと活躍されている、特殊な方たちであることは間違いない。
かくいう私自身、定年がない自営業なので、いつ辞めるかは自分の気持ち次第であり、いわゆる老後とか、余生とかということを考えてしまうのだが、”老”の”後”は存在しないわけだし、”余”った”生”も存在しない。老後とか余生とか、寿命が50歳くらいだった時代の言葉でしかないんだなとこれらの本を読んで思い知らされた由。

そして、内館牧子氏の小説にも、綾小路きみまろ氏のエッセイにも、至る所に、長年連れ添った夫婦の問題が取り上げられている。私の知り合いにも、熟年離婚した人が何人かおり、昭和の時代に比べると、離婚、再婚は珍しくないが、実際、死ぬまで夫婦円満でありつづけるのは、そう簡単ではなさそうだ。
ただ、「人生は70代で決まる」の中にあった、最も心に響いた一節がある。昨今では、SDGsが大事だけれど、夫婦円満の秘訣として、持続可能な開発目標は、S(少しの)、D(ダメは)、G(がまん)・・・だそう。
う~ん、納得。


ピースナイター

2022-08-06 23:17:21投稿

今日は、8月6日。
被爆2世の自分にとっては、特別な日である。
広島市内で生まれ育った自分が、物心ついた時には、毎年8月6日の8時15分には、サイレンが鳴り響き、否が応でも黙とうをするのが、当たり前になっていた。おそらく現在でも、広島市内はそうだと思うが、山口県民になってからは、サイレンを聞くことがほぼなくなり、気づいた時には8時15分を過ぎていることが、過去何回かある。特に勤務医のときには、仕事に追われて、1分間が捻出できないこともよくあった。
それでも、その日、思い出したら、時間を過ぎていても1分間の黙とうは必ずするようにしてきた。
もっと、具体的な何かをしないといけないと思いつつ、せめてその日に平和を祈ることだけは忘れないようにと、おそらくそれはこれからもかわらない。
2011年まで、その日に広島カープが地元で試合をすることはなかったそうだ。具体的な理由は知らないけれど、おそらく、市民球場が平和公園と目と鼻の先だったので、夜間は、灯篭流しが行われるなど、ナイターの賑やかさとはそぐわないし、セキュリティの問題などもあったのだと思う。
2009年に、平和公園から少し離れたところにマツダスタジアムが建てられ、2011年からは、その日に地元で試合が行われるようになり、「ピースナイター」と銘打つことで、平和の尊さを、球場の選手、観客とともに世界に訴えるようになったそうだ。
そして、今年は、マツダスタジアムで3年ぶりに満員の観客の中でのナイター。

平和とは関係ないけれど、チームとしては、連敗が続き、最下位の危機もせまるよろしくない状態。せめて、今日ぐらい勝ってよねと、学会出張中の福岡で、速報をチラチラ見ていた。
自宅にいれば、ケーブルテレビで中継を見られるけれど、出張中では、それができず、何度かチェックしたときに、負けていたので、「これで連敗は7だっけ?8だっけ?」と気にしないことに・・・
それでも、やっぱり気になって、夜9時過ぎに速報みると9回裏の得点表示が、なんと4×となっていた。
9回裏に満塁ホームランで逆転???すごくない?誰がうったの?
と、あとで詳しく経過をチェックするとエラーが続いて、3点入り、最後は秋山のサヨナラヒット。
う~ん、広島市民の熱意が伝わったとしか思えん。
やったー!ピース、ピース!!


横断歩道

2022-07-30 23:59:06投稿

クリニックそばの旧国道には、信号のない横断歩道がある。
道路交通法では、信号のない横断歩道に歩行者が立っているときには、車は停止しなければならないことになっているが、実際には、歩行者に気づきにくいことが多いし、横断歩道を渡ろうとして人が立っている場面に出くわすことはなかなかない。そもそも、山口県内は、車社会で、歩行者の数は少ないし、歩行者からすれば、横断歩道のないところでも、車が通っていなければ、道路を横断してしまうのが現実だと思う。
横断歩道や信号機は、道路の視界や交通量などを調査したうえで、設置されているはずなので、わたる人が多い所や、車が途切れにくい場所には、まず信号がある。
防府市内の旧国道にしても、交通量はまあまああるので、横断歩道にはほぼ信号があり、私の知る限り、信号のない横断歩道は、当院に入る狭い道の交差点だけではないだろうか?
15年以上、この場所を毎日のように車で通っていて、朝夕の時間帯は、右折しにくいので、押しボタン式でもいいから信号が付けばなあと思うくらいで、そこにある横断歩道のことを考えたことは最近までなかった。
コロナ禍になって、仕事終わりにクリニック周囲をランニングすることが多くなり、歩行者として、その道を横断する機会が増えた。いつも車で通るので、ドライバー感覚で、車が途切れたときに、急いで渡るか、50mくらい離れた信号のある交差点まで走って、そこで横断するかのいずれかで、これまたその横断歩道を意識せず、過ごしていた。
今年になって、テレビCMで、横断歩道に人が立っているときには車は停まりましょうというのをよく見るようになり、また、ローカルニュースで、新学期の交通安全教室などで、横断歩道のわたり方の指導などを見て、そういえば、うちの近くにもあるよなぁ・・・どうせ誰も停まってくれないようなぁ・・・と思っていた。
先月、防府市内ではない田舎道を車で走っていた時、信号のない横断歩道に、小学校低学年くらいの女の子が一人で手をあげて立っているのに気づいたけれど、気づいたときには、2mくらいしかなかったので、急ブレーキをかける時間もなく、通り過ぎてしまった。「わー、ごめんねぇー、気づくのが遅くて止まれなかったよぉ」とその女の子に聞こえるはずもないが、謝るしかなかった。
それ以来、今度から、ランニングするとき、横断歩道に立ってみて、停まってくれたら渡るようにしようと決意。(というほどのことでもない)そして、実際に、それを実行してみると、3台に2台は停まってくれることがわかった。
防府の人って、なんて、みんな優しい・・・
これまで、自分は、おそらく人が立っていても気づかなかったり、そもそも横断歩道に人が立っているかどうかを意識して運転していなかったと、猛省。
停まってくれたドライバーには必ず頭を下げることだけは実行して、これからも、安全運転を心がけなきゃと、ランニングする度に思うようになった、ここ1か月。


世界陸上

2022-07-23 18:54:41投稿

先週から、世界陸上が開催され、連日、選手の活躍をテレビで観ている。
日本人選手はもちろんのこと、世界のトップアスリートの活躍を見ていると、新型コロナ感染拡大にウクライナの戦争、安倍元総理の銃撃事件など、暗い話題ばかりの中で、ちょっとホッとしてしまうのは、私だけではないと思う。
今日も、日本人女子の投てき競技で初めてのメダリストが誕生し、生放送で見て、もらい泣きしてしまった。スポーツの力は、やっぱりすごいなと、あらためて感じさせられた。ただ、勝負の世界なので、負けた選手は、悔しそうだし、負ける姿をたくさん見たくないのは、単なるわがままかなぁ。
そこで、また、別の角度から選手を見てみる私。

何を見るかというと、それは、筋肉。
世界陸上に出る選手なんて、男女を問わず、余分な脂肪がついていないのは当たり前で、競技によって、鍛える筋肉が違うので、どの筋肉が発達しているかに注目してみると、ちょっと面白い。
持久系の競技は、どうしても痩せている人が多いけれど、それでも、体重が軽いだけがいいわけではなく、競歩の選手の後ろ姿は、いわゆる細マッチョだ。短距離の選手は、がっちりとして、男子400mの選手の筋肉は、見ただけで、筋肉の名前がわかる盛り上がりだし、完全に左右対称なので、一番かっこよいと思った。もちろん、投てき競技は上半身の重さが大事だろうし、ジャンプ系は、脚の長さがいるし・・・
女子選手のほとんどがセパレートタイプのウエアを身に着けており、東京オリンピックの時にも、性的対象としての選手の写真が問題となっていたけれど、確かに露出度が高いのは、少し気にはなる。後ろ姿は、お尻の筋肉がはっきりわかるので、ちょっとパンツの部分だけでも、長めのほうがいいんじゃないかと、同じ女性としては、思うんだけれど、以前、テレビで、一度セパレートタイプのユニフォームで走ったら、もう前のユニフォームにはもどれなくなったと、あるトップ選手が話していたので、やっぱり、その方が、競技をするのは快適なんだろうな。陸上競技は、ほとんどの種目が、風の影響をうけるので、わずかでも抵抗の少ないぴったりのウエアがいいだろうし、1gでも軽いほうがいいんだろうし・・・
などなど、体脂肪率がおそらく彼らの10倍はあろうかという自分にとっては、鍛えられた体をみるのは、楽しみの一つではある。
できれば、3年後に決まった、東京の世界陸上は、現地で見て、「すごーい」とため息をつきたいなと思いながら、もう数日、テレビ観戦を楽しみたい。


腹筋ローラー

2022-07-12 23:37:31投稿

昨年秋ごろ、腹筋を鍛えるために、自動で背もたれが動く座椅子型のトレーニンング器械を買ったことを、このブログにも書いた。
その後、そのマシーン。1回6分のコースを2セットすることをしばらくノルマにして、続けていたんだけど、年末に手を怪我して、しばらくは何もできず。その後、再開はしていたものの、見た目に腹筋が鍛えられたようには全くみえず、臍下のつまめるお肉の量が減ってきた感じもないので、これではシックスパックは望めない(そんなものは夢のまた夢です)と、お次にご購入したのは、なんと2000円もしない腹筋ローラー。(ちなみに腹筋座椅子は20000円越え)
ランニング雑誌を見ていると、腹筋を含む体幹を鍛えることが、良い走りにつながるとあり、(ま、そんなことは百も承知ですが)もう少し、短い時間で鍛えられないかと、衝動買いしてしまった。
これだから、ワンクリックで何でも手に入るAmazonの思うつぼなんだよなあ・・・

この道具、届いてみると、本1冊分くらいの箱に入っており、棒と輪っかを組み立てるだけの、超単純なもの。両方に突き出た棒を両手で持ち、中央の輪っかを転がすだけ。商品についていたYouTube動画を見てみると、初心者向けから超ハードトレーニングまで、4段階くらいのトレーニング方法があった。動画に映ってトレーニングを実践している人は、それこそシックスパックのムキムキお兄さん。初心者向けの膝をついてローラーを転がす運動も、いとも簡単に、前にくるくる後ろにくるくる。
腹筋がどこにあるのかもわからない、やおやおお腹の自分としては、初心者コース以外の選択肢はないので、とりあえず、膝をついて、床に置いたローラーを持ち、前に押し出して、ひいて戻してみる。動画ではこれを5回繰り返したあと、30秒程度休むのを1セットとして、5セットから毎日始めましょうとなっている。
まず、ローラーを前に押し出してみると、かなりの力が両腕、肩にかかることが分かった。腹筋よりも腕を鍛えるのかと思うほど。けれど、もう少し頑張って前まで伸ばすと、胸から下腹部までブルブルになるほど力がかかる。そうか、腕に力を入れすぎるとだめだ・・・
なんせ、腕立て伏せがまったくできない上半身パワーの持ち主なので、座椅子に比べると力のかかり方がかなり上になり、違った部分が鍛えられることを実感。
でも、5往復、5セットはあまりにきつい・・・初心者のその前の準備コースでないと・・・

というわけで、ローラーを1日に最低5回(つまり1セットのみ)は回すと決めて、そろそろ1か月。未だに5セット実行できず、腹筋座椅子と時々併用して、このままでは、シックスパックには30年かかるなと思いつつ、何もしないよりはましと、継続は力なりと言い聞かせる毎日。


都会にて

2022-07-04 23:01:43投稿

この週末、日本乳癌学会に参加するため、横浜に行ってきた。
コロナ禍以前、私が、ほぼ毎回参加していた学会は、1年に4つくらいあるが、そのほとんどが、Web開催になり、今年度からは、Webと現地のハイブリッド開催が中心になっている。
Web開催の場合、現地の発表のLive配信のものと、現地開催終了後、1週間くらいあとから1か月くらいまでの間にいつでもアクセスできるオンデマンド配信があり、オンデマンドだといつでも見れると思っているうちに、配信期間が終わってしまうのが多い。本気で勉強したい内容の発表はオンデマンドで何度も再生してみることが可能だが、結局、そんな時間がとれるかどうか・・・
現地参加については、旅費がかかるけれども、行ったことのない場所に行くのは、それはそれで楽しみの一つ。そして、まず、学会が開催される場所は、最低でも、防府よりは都会なので、田舎者にとっては、都会の空気を味わう楽しみもある。
今回の学会の会場は、パシフィコ横浜。過去、何度来ているかよくわからないけれど、おそらく10回くらいはあるような気はする。宿泊したのは、横浜駅近くのホテル。
何といっても、コロナ禍以前、最後に飛行機に乗ったのが、2020年1月なので、2年半ぶりに乗る飛行機も久しぶり。羽田空港も、都会の電車に乗るのも、何もかもちょっとワクワク。羽田空港から、横浜駅まで京急で33分。横浜って、こんなに近かったっけ?
これまで横浜に来たときは、いつも桜木町のホテルに泊まっていたので、横浜駅で降りるのは初めて。降りてみると、駅が相当でっかいことに気づいた。東京駅ほどではないにしろ、京急以外にもJR,東横など何本もの線が乗り入れているターミナルなので、出口を間違えると大変。あらかじめ、ホテルのホームページで確認はしていたものの、西口にも、普通の西口と、きた西口というのがあって、ひたすら構内の上の標識をみて歩く。何とか、遠回りせず(多分)目的の出口を出ると、そこは、飲み屋街。何年振りに見たんだろうという夜の街の人出。感染対策のためなのか、居酒屋やパブの座席は、歩道上にたくさんテーブルが出ていて、そこら辺中に酔っぱらった若い人々。
「山口とは別世界だ・・・」
コロナ禍前に行動制限がないころは、いつもこんなだったのかわかんないけれど、人をよけて一人でキャリーバッグを引きながら歩く数十メートルの間、なんだか、田舎者として、中高年として、半分、羨ましく、半分、悲しいような気分になった。

都会には都会のよさ、田舎には田舎の良さがあると思うけれど、遊びに行くのは都会がいいけれど、住むのはやっぱり田舎の方がいいかなと、2年半ぶりの大都会の普通の風景をみて、しみじみ思う旅となった。


歩数稼ぎ

2022-06-30 23:35:16投稿

今年の6月は、雨が少なかったこともあり、自分史上最高、月18回ジョギングしていた。
コロナ禍になってから、ジムでベルトの上を走ることがなくなり、ジョギングは、雨の降らない、暗くない時間帯にしかしていない。仕事のない日は、昼間でも走れるが、仕事のある日は、朝は論外だし、仕事が終わってからも日が暮れていないときにしか走れない。結局、日が沈むのが18時半以降になるのが、5月から8月初めくらいなので、ここ3年は、6月が一番よく走っている。
とはいっても、大体仕事終わりに走るのは、45~60分程度なので、ゆっくりゆっくりで6~9㎞くらい。歩数にして、8000~10000歩。
5年くらい前から続けている、山口県主催の山口健幸アプリと、コカ・コーラ社のCokeOnアプリで歩数を登録して、ささやかなポイントや商品をゲットするのをモチベーションの一つにしているので、何かと歩数を気にする私。
ポケットにスマホを入れているだけの歩数計測なので、かなりアバウトではあるが、普段、朝から晩まで仕事をしていて得られる歩数は、何と1000歩足らず。ということは、ひたすら仕事終わって走る以外、歩数を稼げないということになる。
そんな私の生活では、ジョギングをしていない日に1万歩を超えるのは、まず無理。自宅で、テレビのニュース番組を見ながら、ステップ台の上り下りで、せいぜい5000歩を稼ぐようにはしているが、1日1万歩平均、月30万歩をいつかは達成したいと常々思っていた。
6月12日に、30㎞の棚田ウォークに参加したので、その日は5万歩を超えたけれど、さすがにその後数日は、2000歩どまりになってしまった。でも、月30万歩を達成できるとしたら、今月しかない!と日々、何とか頑張り、6月27日の時点で27万歩。あと3日、1万歩を超えれば、30万歩だ!と思っていたのだが、28日に5000歩どまりとなり、結局29万5000歩で終わって夢かなわず。
私の1か月の歩数が20万歩だろうが、30万歩だろうが、誰に褒めてもらうでもなく、文句を言われるでもないのだけれど、7月以降、どんどん日が短く、更に暑くなることを考えると、1か月30万歩の夢は、また来年の6月かしら・・・と6月を終えてちょっと気持ちがクールダウン


時代を切り開いた女性たち

2022-06-20 23:44:27投稿

ここ1か月くらい、私の読書熱が高めになり、Amazonの誘いに乗って、次々とクリックしてしまったこともあるけれど、何冊が続けて、時代を切り開いた女性たちの著書を電子書籍で読んでいる。
戦後から昭和にかけて、良妻賢母が何よりも女性の幸せと考えられていた時代から、平成の男女共同参画社会、令和のジェンダーフリー社会へと移り変わってきた中で、様々な分野で女性初と言われた人たちの活躍は、どうしても自分に重なるものがあって、興味がある。
代表的なベストセラー「女性の品格」の著者、坂東眞理子さん、「おひとりさま」という言葉を作り出した社会学者、上野千鶴子さん、評論家で高齢社会をよくする女性の会理事長、樋口恵子さん、82歳でiPhoneアプリを開発した世界最高齢のプログラマー、若宮正子さん。
いずれも、70歳を超えてからもずっと社会人として現役で活躍されている女性で、もちろん、著書が何冊も出ている方々なので、まったく”普通の人”とは言えないけれど、その考え方を本で読むと、元気になれる。

私が産婦人科医になった時(平成2年)でさえ、24時間拘束されるお産をみるなんて、女の仕事じゃないと言われていたくらいだけど、高度経済成長期の真っただ中に社会人になった彼女たちの立場は、そんなものではなかったことが本を読むとよくわかる。なんせ、普通の会社には、女性の定年は決められてなかったそうだ。結婚したらやめるので、それが、定年という意味。そして、同期の男性には配られた会社の営業マニュアルも女性に配られることはなかったとのこと。彼女たちの活躍は、”女だてらに”といわれて、鼻で笑われたんだろうなということは、容易に想像がつく。
日本という国は、現在も、女性の地位が低い国として、世界に名をはせているけれど、実際、日本語には、それを如実に表す言葉がたくさんあるなといつも思う。
例えば・・・
女医はあるけど、男医はない。
女流棋士、女流作家、などなど、女流という言葉はあるけど、男流という言葉は聞いたことがない。
女性初、とか日本人初、はニュースでよく聞くけれど、男性初というのを聞いた覚えがない。
平成になってから、看護婦⇒看護師、保健婦⇒保健師、助産婦⇒助産師、保母⇒保育士と、女性だけの仕事じゃないぞと呼び名が変わったことは、とてもよいことだけど、変わったときには、多くの日本人は違和感を覚えたのも事実。中学校の授業が、私の時代には、女子は家庭科、男子は技術と、そういえば分かれていたよなと思い出し、今回読んだ本の中で、その区別をなくす運動があったことを知った。
そして、未だに、賄い婦、家政婦など、婦がとれない言葉もたくさんあり、正に、女性は家庭に閉じこもっていればよい的な用語。家事、育児については、男性がすれば、イクメンなどといわれて、持ち上げられる。あくまでも、男性がすれば「よく手伝ってくれる夫」であり、女性が家事をしなければ、「家事をおろそかにする妻」になってしまう日本社会をどうにかしてほしいと思っているのは、私だけだろうか?

とりあえず、子供を二人産んで、フルタイムの仕事を30年続けてきた自分としても、何年も前から男社会で生きてきた先輩たちは、憧れでもあり、今後の自分の人生のお手本にしたいと思う。
彼女たちに共通するのは、圧倒的なポジティブシンキング。そして、他人からどう思われるかということを、全く気にしていないということだと思った。そして、いつか老いて動けなくなった時には、時代を切り開いた女性だからこそ、強気にならず、素直に介護してもらいたいと考えておられるのも、人生100年時代に大事なことだと思わされた。


棚田ウォーク

2022-06-13 23:57:13投稿

昨日、第6回JAL向津具ダブルマラソン大会に参加してきた。
ダブルマラソンというのは、文字通り、42.195kmのダブル 84.39kmを走るということなんだけど、フルマラソンよりも長い距離を走るなんて、私の辞書にはないので、当然、そんなものには参加せず、30kmの「棚田ウォークの部」にエントリーした。
3年まえにもエントリーして、そのことをこのブログにも書いたのだけれど、その後は、コロナ禍になって、2年連続で中止となり、今回は、私も3年ぶりだけど、大会自体が3年ぶり。

本州の北西部の果てを走るこの大会、何といっても魅力は景色の良さと、アップダウンの過酷な坂道。普通のマラソンコースの倍は体力を消耗すると、普通の市民ランナーなら思うところだけれど、山の神のような、坂好きには、たまらないらしい。コース中のあの有名な元乃隅稲成神社から、千畳敷までの4.8㎞は、標高差333mあり、ひたすら上りが続く。私は決して走ってはいけないウォークの部に参加しているので、当然歩いてのぼったわけだけど、走るのが基本のマラソンの部に参加している人たちの多くは、時々走ってほとんどは歩くという感じ。というか、本気で坂を走り切る人たちは、私たちが歩いている時間帯には、とうの昔に走り終えているので、ほんまもんのランナーに出会うことはなかったのでそう見えただけかも。劇坂の4.8㎞をウォークの部では、1時間はかけているのに、トップの選手は20分台なので、ま、出会うことがなかったのは当然。
今回は、天気予報では、晴れになっていたにもかかわらず、出発時には、小雨が降っており、1時間程度で雨はあがったものの、全体として、熱中症を心配するような天気にはならなかった。10㎞地点の、元乃隅稲成神社までは、まあまあ順調に歩き、中間地点の千畳敷では、冷たい風が強く、坂を上り切って汗をかいたからだが冷え、寒さに震えながらの昼休憩となった。天気が悪いと、本来の絶景を楽しめる状況ではなく、寒さもあり、JALのCAさんたちのおもてなしによる、おにぎりとカレーをいただいてから、さっさと千畳敷エイドをあとにして、今度は、劇坂下り。私自身、上り坂は頑張ればいいだけなので、あまり嫌いでないけれど、下り坂は脚にくるのもあって、とにかく嫌い。足の裏の痛みが出始めたころに、ようやく「棚田ウォーク」のメインディッシュ、東後畑の棚田を眺める道にでた。とはいえ、棚田自体は、多くが休耕田になっていて、長門の観光ポスターに見られるような景色はほとんどなくなっているのが現状。最近では、棚田再生プロジェクトとして、棚田の跡にラベンダーを植えたりするなど、有志の人たちが努力している、過疎地の悲しい現実を見ることにもなった。
棚田を過ぎてからは、緩やかの下りが続く、最終コース。あと5㎞あたりになってからは、脚のあちこちが痛くなってはきたけれど、マラソンランナーに比べれば、歩くなんて大したことないと、最後まで決して走ることなく、6時間59分でスタート会場に帰ってきた。

3年まえも、6時間半くらいで帰ってきたのだけれど、帰ったら食べられると聞いていた噂の焼き鳥が、私の着いた数分前になくなっていた。長門の名物の焼き鳥がとても美味しかったよというのを、その前の大会に出た人から聞いていたので、こればっかりはショックが大きく、大会のアンケートに、焼き鳥がなかったことについての文句を書きまくった私。この、焼き鳥早期終了については、他からも文句がとてもでていたようで、今回の大会では、焼き鳥チケットが参加者に配られ、チケットがないと食べられないシステムになっていた。
こうして、焼き鳥のなくなる心配もなく、無事、チケットと2本の長門名物の焼き鳥を交換し、大会は終了。体のあちこちが痛いのは情けないけれど、来年も出ようかなと今のところは思っている。


ブルーインパルス

2022-06-06 23:52:48投稿

この日曜日、航空自衛隊防府北基地での航空祭が、久々に開催された。
コロナ禍になって、祭りという祭りが中止になっていたここ2年。航空祭も例外ではなく、今年はやっと開催となり、しかも、ブルーインパルスもやってくるとのことで、楽しみにしていた防府市民も多かったと思う。これまで、祭りの数日前から、予行飛行の爆音で、診療が妨げられることもあり、半分ははた迷惑な気持ちだったけれど、いざ、開催されないとなると、寂しい気持ちもあったのが、正直なところ。

クリニックを開院してからは、距離的に近いため、なんだかんだと、自衛隊の方とは、縁がある。基地関係の仕事についている患者さんも、数多く来て下さるけれど、ここ数年、受診する防府北基地の女性(当たり前)隊員の中でも、パイロット養成課程の人がチラホラ。飛行機に乗る人は、処方される薬や検査などの制限がかなりあるので、受診された時には、必ず、そのことを伝えられるのだけど、少なくとも、5年前までは、パイロット養成課程の患者さんはいなかったように思う。今は、うちに受診する人だけで、これだけいるのだから、全国的には、女性パイロットは、かなり増えているんだろうなと思う。パイロットは男性の仕事、客室乗務員は女性の仕事なんて、ジェンダーフリーの時代では、バカげた先入観だと思うけれど、ブルーインパルスのメンバーに女性はいるんだろうか?いたら、会ってみたいなと思いつつ、航空祭当日が近づいてきた。

今年も、金曜、土曜と、何度か爆音が響き、昼休み時間には、クリニックの真上を通る飛行機を眺めていたけれど、本番の日曜日は雨。

コロナ前は、天気のいい年は3~5万人の観衆が基地に押し寄せていたとのことで、今年は、現地に入れるのは、混雑をさけるため、事前の申し込みが必要だったようだ。抽選で1万人ということだったけれど、どのくらいの倍率だったのかは知る由もなし。自分としては、基地まで行かなくても、クリニックの窓から十分飛行機は見られるので、日曜日は、特に予定もないので、昼前にクリニックに行って、事務仕事をすることにした。

少雨決行とあったけれど、ブルーインパルスは飛ぶのかしらんと、情報もないまま、窓を開けて、過ごしていると、小雨になって、遠くからかろうじて現地の放送が聞こえ、かすかに「ブルーインパルス」というのが聞いて取れた。
飛行予定時間が近づき、窓から外を眺めていると、傘をさして、歩道に出て、基地方向を見ながら立っている近所の人が3人くらい目に入った。どうやら飛ぶらしいなと思っていたら、だんだんと爆音が近づいてきた。スマホで録画しようかなと、カメラ設定をしていると、あっという間に、ブルーインパルスの6機が対をなして目の前を飛び去り、気づいた時にはほぼ、煙の跡のみ。
今のは、とりあえず飛んできただけだから、ぐるぐる回ったりするのはこれからだな。と、じっと窓から眺めてみても、なかなか音がしない。
そうこうしているうちに、雨の音のほうが強くなってきた。
ブルーインパルスの飛行予定は12時までだったので、もう少しだな・・・と待っていても、飛行機の音はせず、雨が強まるばかり。
流石に20分くらいたつと、これは、天候不良により中止だなと判断。
う~ん、ブルーインパルス、もう少し見たかったなぁ。



鬼門

2022-06-01 23:05:47投稿

今年も、悪夢?のプロ野球交流戦が始まった。

カープに限らず、大体は、交流戦を制したチームが、結局のところ、リーグ戦も制するのが世の常。
ここ数年で、交流戦の試合数自体は、減ってきているけれど、カープにとって、とにかく交流戦は鬼門なのだ。
昨年は、コロナ感染の影響もあったから、仕方ないとは言われていたけれど、それでも、6チームと闘って、3勝しかせず、断トツの最下位。
2021年までの16回の交流戦の歴史の中で、リーグ優勝した2017年に勝敗数同じで2位となったのが最高で、一度も優勝したことがないカープ。最多順位は最下位5回。
なんで~
ネット情報によると、パリーグの情報を得るためのスコアラー不足から負けが続き、交流戦アレルギーが引き起こされたのだとか・・・
DHの問題は、カープに限らずセリーグ全チーム同じだし、しいて言えば、広島から、仙台や札幌といった、普段は行かない遠くの球場への移動は関東のチームより不利かも・・・
そんな、素人が考えることは、誰でもわかっていることだけど、選手にも、「今年の交流戦こそは!」と妙なプレッシャーがあるのかなぁ

負け試合を見るのはつまらないので、スマホで速報だけみて、「今日もダメ」と、ここ1週間、ほぼ、野球中継を見ていない私。毎日のように、「今日こそは!」と「やっぱりダメか」の気持ちが入り乱れ、気にすると滅入るので、無視することにした。
とはいえ、やっぱり、勝ち試合を見たい!

現時点では、開幕ダッシュの貯金が残っていてかろうじて3位にとどまっているけれど、貯金を使い果たすのは目に見えている。カープが勝つのをあきらめるから、せめて、他のセリーグチームも一緒に負けてやってと願わざるを得ない悲しい6月・・・トホホ

 

 


毛布

2022-05-22 17:21:57投稿

防府市の今朝の最低気温は13℃。そして昼間は30℃。
春と秋は、1日の気温差が大きいのは当たり前だけれど、地球温暖化で、1日の差だけでなく、日による差も、大きくなったように思う。
我が家では、息子たちが高校を卒業して家を出ていくときに、家にあった布団を持たせたりしたこともあって、いわゆる布団が少なく、何故か毛布が布団の3倍くらいある。現在の自宅に住んで20年になるのだけれど、その前には、毎年のように引っ越していて、布団や毛布は引っ越しの時に、あまり処分することがないのもあって、今ある毛布の多くは、20年以上あるもののような気がする。
特別、高級なものを持っているわけでもなく、愛着があるわけでもないけれど、簡単に破れるものでもないので、捨てることがなく、何となく、薄手のもの、厚手のもの、綿のもの、羊毛のものと数が多くなったみたい。
そんなこんなで、いつごろからか(多分10年くらい)私は、1年中、掛け布団を使うことがなくなった。決して自慢ではないのだが、何故か私は寝相がよく、毛布を3枚重ねにしても、あまりずれることがないので、1年中、毛布だけで過ごすことができるのだ。
基本は、冬は3枚、春秋は1~2枚、真夏は毛布なしで、タオルケットのみ。毛布の枚数で調節すれば事足りるため、そこに布団の入る余地はない。もちろん、掛け布団が嫌いなわけではない。自宅以外で寝るときは、布団をかける。(当たり前)だけど、我が家には、自分用のかけ布団がないので、そのまま何年も過ごしている。家人から、布団の1枚くらい買えば・・・と言われて、たまに、ニトリとかに行くと布団売り場に足を運んでみるのだが、別に困ってないんだし・・・
と、いうわけで、4月中旬から、毛布を3枚から2枚にして過ごしている今日この頃。
その2枚がいずれも厚手なので、最近は、2枚のうち、1枚を薄手に変えてみたりしている。昼間は暑くても、結構朝方は冷えるしと、この1ヵ月くらいは、4種類の毛布を、色々組み替えたりしてこの寒暖差に対応しているのだ。結構、これで、調節はうまくいく。
よろしければ、チャレンジしてみてはいかが?かけ布団なしの生活、おすすめです。


4時間44分

2022-05-16 21:07:54投稿

4時間44分と聞いて、何の時間と思うだろう?

私の中では、その時間は、フルマラソンのタイム。2011年に2㎞のジョギングを始めてから、当初の目標は、フルマラソン完走。2012年3月に初めて完走してから、次の目標は、完走タイム4時間半切り。2014年にそれを達成してからは、これ以上、タイムを縮めるのはあきらめて、4時間44分44秒を常に目標タイムとして、フルマラソンの大会に年1回程度参加し、大体4時間35分から50分の間で走ってきた。コロナ禍になって、参加すらできなくなり、最後に走ったフルマラソンは2019年11月の下関海響マラソン。その時のタイムは、4時間40分。とまあ、今後も4時間44分を目指して、今年はまたフルマラソンに挑戦したいと思っているのだけれど・・・
と、私にとっての4時間44分はフルマラソンのタイムであって、まさか、野球の試合でこんなに長くなるとは思わなかった。

この日曜日、数年ぶりに、マツダスタジアムにカープの試合を見に行ってきた。
広島の友達と現地で落ちあい、内野席でVSヤクルト戦を観戦したのだけれど・・・
カープの先発ピッチャーは来日2試合目のアンダーソン。いきなり初回に村上のツーランで2点をとられ、どうなることやらと思っていたら、元気印のルーキー中村健人のツーランで同点になり、そのあとも菊池のツーベースで逆転。
せっかく勝ち越したと思ったら、そのあとまたすぐに逆転、そしてまた追いつくという6回までで5対5の同点。
結局、その後、両チームの中継ぎ陣ががんばって、7回からはゼロ行進。延長戦になってから、何度もチャンスがあったのに、結局、12回引き分け終了。試合時間、4時間44分・・・
12安打で5得点というのは、いかに、残塁が多かったか・・・
盛り上がりもあったけれど、どちらかというと、チャンスが得点につながらず、「あ~あ」というため息のほうが多かった試合だった。

ただ、久々のマツダスタジアム。相変わらずのカープ人気で十分気晴らしになったし、何といっても、楽しかったのは、1塁側の内野席は、ライトの守備位置に近いのだけど、中村健人選手がライトで大声を出していたのを目の前でみれた(聞けた)こと。カープのピッチャーが投げる毎に、「入ったぁ!」(多分ストライクが入ったという意味)など、大きな声をだして、リトルリーグのようだった。ホント「この子、い~わ~、元気やわ~」という印象。とにかく、4打数3安打の大活躍で、ま、中村健人デーの、4時間44分でしたね。


秋吉台

2022-05-08 23:15:28投稿

ゴールデンウイークの最終日、数年ぶりに秋吉台をランニング仲間とともに走った。
秋吉台は、なんといっても、5月が一番。山焼きのあと、黒くなった大地から緑が息吹き、新緑の季節。夏は暑すぎて近寄れないし、秋は、草の丈が高くなって、トレイルランニングの道としてはわかりづらくなる。当然、冬は寒すぎて、景色を眺める気になれない。車のCMでカルストロードを走るのも、観光用のポスターやパンフレットに登場する風景も、5月の秋吉台だ。

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コロナ前は、毎年、仲間と5月に走るのが恒例だったけれど、この2年は封印されていた。
それでも、どうしても5月の秋吉台が見たくて、天気のよい休診日に一人で車を走らせたことも、何度かある。青い空と、緑に映える何万年もの大地の歴史が作り出した岩々を眺めていると、心が落ち着くのは、私だけではないと思う。
今日は、トトロが迎える家族旅行村に車を停めて、そこから、2時間半のトレイルランニング。といっても、半分は歩いているのだけれど、広い広い秋吉台、行ったことのない場所も多い。調べてみると、台地部分は、北東方向に約16㎞、北西方向に約6㎞の広さがあり、標高は180-420mというデカさ。
山登りが好きな人なら、良く知っているのだろうけれど、今回は、北山、冠山、地獄台、烏帽子岳、若竹山といった、決して観光客が行くことのないマイナーコースを秋吉台を知り尽くしている仲間の案内で、満喫することができた。

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標高差もあり、結構、脚にきたけれど、久々のトレイルで、体の感覚としては、汚いものが落ちたようなデトックス感。帰りには、景清洞のトロン湯で、さらにすっきり。
これからの祝日のない2か月をがんばれそうな予感。

 


スタバ

2022-04-30 23:33:54投稿

スタバと聞いて、何のことかわからない日本人は、あまりいないかもしれない。言わずと知れたメジャーなカフェチェーン店、スターバックスコーヒーだが、日本全国で知られるようになってからはまだ20年くらい。
97年から99年にアメリカで過ごしていた時、近所にスタバがあり、時々出かけていたが、そのころの印象は、何だかフルーツの混じったような、あまり好みでない、日本人むきでないコーヒーの味というものだった。最近、日本に進出したらしいけど、こんな店は、日本じゃはやらないだろうなと思っていた。ところが、95年にスターバックスジャパンが設立され、私たちが帰国した99年2月には、全国100店舗を超えて、本格的に全国展開に乗り出していた。
スターバックスジャパンのホームページによると、その後も、どんどん店をオープンし、2010年には877店舗、2020年には1600店舗を超えている。もちろん、日本以外の国にも広がっているんだろうけど、なんで、こんなに人気なんだろう?
私自身、コーヒーの”違いがわかる”人ではないと思うが、1日1、2杯は飲んでいるので、コーヒー党と言えるのかも。コロナ禍の真っ最中に、スタバ防府店がオープンし、通勤路に店があることもあって、結構、利用している。店内で飲んだり、ドライブスルーで買ったりしたこともあるけれど、豆を買いに行くのが主たる目的。常に、10種類を超える、コーヒー豆が販売されていて、よくわからないまま、行くたびに、違う豆を買っている。
スタバのコーヒーと言っても、誰でも知っているような、キリマンジャロとかモカとは見たことがなく、ブレンド豆や、シーズン限定ものが多いので、いつも違う豆をゲットできるのが魅力のひとつ。色々試して、自分のお気に入りを決めたいとは思っているものの、一袋250gのひいてもらった豆がなくなったら、次を買うというパターンで、同時に飲み比べることはないので、結局、何がおいしいのかわからない。2袋買って、飲み比べるほど、一人で短期間に消費できないので、同時進行はしないまま、味の違いもわからないまま、毎日飲んでいる私。
初めてスタバ防府店で豆を買ったときに、コーヒーパスポートという小さなノートをもらった。それには、おいしいコーヒーの淹れ方や、味の違いなど、バリスタになるのなら、必要だろうなと思われることが色々書かれている。そして、豆を買ったときにもらえる(店員さんによっては言わないとくれない)シールをそのパスポートに貼って、自分で味わったら、その感想を書き込むようにもなっている。
幼稚園児の出席シールのごとく、なんとなく、シールをもらっては、貼っている私だが、感想を書くほど、バリスタ素質がないので、何の役にもたっていない。単純に、パスポートのページが埋まるまでは、色々買って飲んでみるんだろうなと思っている。

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スタバのコーヒーを飲むのは、いつも、クリニックの自分の部屋。
お湯を沸かし、一杯ずつ自分で淹れるのだが、フィルターは、紙製の使い捨てのもの。これも、いくつかのものを試した結果、”カリタKalitaかんたんドリップ”がお決まり。
そして、コーヒースプーン大盛り1杯の豆を入れ、ちょっとの熱湯で30秒蒸らしてから、お湯をゆっくりマグカップにそそぐ。お湯の温度は93度を目安にしているけれど、ま、適当。フィルターから完全に滴り落ち終わる前に、やめるのが大事。これらの”淹れ方”は、パスポートにも書いてある方法で、それなりに遵守して、淹れているのだけれど、結局、豆の量も、お湯の量も温度も、いつもちょっとずつ違うので、果たして、豆の違いによる味の違いなのか、淹れ方の違いによる差なのかもわからない。
自分のために選んだ豆で、自分ひとりで淹れるコーヒーに、誰も文句は言われないのだけれど、これだけ毎日コーヒー飲んでいるんだから、もう少し、コーヒー通になれたらいいなとは思っている。
そして、スタバから何かご褒美がもらえないものかしらん。


常識のブレーキをはずせ

2022-04-24 13:51:00投稿

将棋界の天才、藤井聡太5冠とノーベル賞学者、山中伸弥氏の対談を書いた本「挑戦 常識のブレーキをはずせ」を読んだ。
研究者と騎士。分野は違っても、過酷な競争世界の最前線で、前人未到の挑戦を続ける二人の日常、メンタル、AIとの向き合い方などが語られている。
藤井騎士については、2冠をとったころから、彼に関する書籍を結構読んでいるので、その後も、活躍が気になっている私。将棋のことは、まったく知らないけれど、自分の息子よりも若い彼の活躍が、ニュースになるたび、親になった気分でうれしく思っている。
山中先生については、まったくおこがましいことだけど、医者としては、同世代だし、2013年の大阪マラソンを一緒に(!)走った(同じ大会に出ていただけ)ということで、勝手に親しみを持っている。

将棋でいえば、定跡といわれる手からは誰も想像できない一手を打つということが、常識のブレーキを外すこと。けれど、藤井5冠の中には、そもそも定跡という概念はなく、日々、AIの示す手だったり、データなどを研究しつつ、常にその時の最善の手を打っているということだ。これまで、数々の名勝負に勝ったあとのインタビューでも、いつも、「将棋が強くなりたい」と言っていて、誰に勝つとか、何冠とるとかではなく、究極の強さを求めているというのだ。おそらく、彼の活躍を知るほとんどの人が、そのうち8冠すべてとるだろうと思っていると思うけど、究極の強さのレベルってどういうのだろう・・・と凡人は悩む。

二人の対談といっても、かたやアラカン、かたやティーンエイジャーで、親子以上の年の差があって、山中先生からみれば、明らかに子供相手。なのに、将棋界のトップから、いろんなことを学ぼうとする姿勢を対談の中から随所に感じ取ることができた。特にAIについて語るところでは、研究では、膨大なデータ処理をAIでやってもらう感じなのに対し、将棋では、AIで自由度を上げるという、AIから学んで、より強い将棋を打てるようになるという考えにとても共感されていたようだ。

もともと、人と違うことをするのが好きだった私。というか、人と同じが嫌だった子供時代。目立ったり、ウケたりするというのも、ある意味、常識を外れるということ。最近では、日ハムのBIGBOSSがその典型だけれど、彼の活躍もまた、私としては、密に期待している。
”非常識”というのは、あまりよくないけれど、”常識のブレーキをはずす”ことで、人生が豊かになるのではないかというのが、読後感。


カラス

2022-04-18 19:28:50投稿

3週間前、クリニックを出て歩いていた時、脇の道路にたつ電柱の上の方に、何本か枝木がかかっているのを見た。
「あれ~なんだか変。もしかして、鳥が巣をつくろうとしているのかしらん?」と思って、立ち止まっていたその時、カラスが枝切れをくわえて、電線にとまった。
「こんなところに、巣なんて作んない方がいいよ。」とカラスに伝え、その後、そのことは忘れていた。
その2日後の朝、クリニックの診察室の窓から外をみて、びっくり。完全なる巣となって、2羽のカラスが電線にとまっている。その電柱からクリニックに電線を引いているので、まず心配になったのは停電。カラスには悪いけど、うちが停電になったら困るし、巣は取り除いてもらわなきゃ。

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そこで、中国電力のホームページをひらき、色々調べていると、電柱に鳥の巣を見つけたときの連絡方法が判明。写真を撮って現状を知らせてくださいとあり、電柱の番号も確認して下さいとあったので、クリニックを出て、電柱の番号を見に行こうとすると、すでに、先に通報した人がいたようだ。

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え、鳥の巣駆除って、こういうことなのか。あまり危険でなければ巣立ちまで待つってこと?ということは、これから毎日、カラス観察できるのかしらん?停電は大丈夫なのかなぁ?

そして、次の日から、毎日巣を眺めるのが日課になった。時々、巣から顔をのぞかせている姿もあり、おそらく卵を温めているんじゃないかと思われた。
こうなると、カラスの巣作り、子育てって、どのくらい時間がかかるのかなど、色々気になり始め、ググって見ることにした。
どうやら、カラスは子育てのためだけに巣をつくり、大体3~6月ごろがその季節。卵は1個ずつ3~5個うみ、孵化するまでは20日くらい、ひなが巣立つのに1カ月くらいかかるということが判明。巣立ってしまったら、もう巣を使うことはないとのこと。メスが卵を温めている間、オスが餌を運ぶようだけど、1個ずつ生むので、卵によって個体差が出るらしい。また、ヒナがいるときのカラスは、攻撃的になるので、注意することが大事 etc.etc.
人間サイドからいうと、カラスは鳥獣保護法で保護されているので、卵やヒナのいる巣を個人が勝手に取り除くことは禁じられているそう。専門の業者に依頼するなど、電柱なら電力会社、庭木であれば、自治体などに相談することなど、これまでに興味もなかったことだけど、調べてみると、新しい知識を得ることができた。
そんなこんなで、観察日記でもつけようかと思っていたら、その数日後、巣は完全に取り除かれていた。
クリニックが休診だった木曜日に、作業車が2台やってきて、通行止めになって、大がかりな撤去作業が行われたと、偶然通りかかった人から聞いた。
結局、今回の巣の命は1週間だったことになる。ちょっと、カラスには気の毒だけど、人間様のほうが立場が上なので、仕方ないなぁ。
普段の姿にもどった電柱を少し寂しくながめていると、今度は、すぐ目の前の民家の庭の木にとまっているカラスを発見。営巣の早い時期に駆除された時には、また近くに巣を作りなおすと書いてあったので、どうやら、リベンジらしい。1羽が小枝をくわえてやってきて、また別の1羽もやってきたので、巣作りに違いない。今度は、電柱にあった巣のように、はっきりと確認できないけれど、おそらくあそこだなというのはすぐそばを通ったときにわかった。民家の方がどうされるのかわかんないし、害がなければいいのだけれど、カラスにはカラスの生活があるし・・・

停電を心配したり、観察を楽しみにしたりしていた自分としては複雑な気持ち。


撮り鉄

2022-04-09 19:38:25投稿

雲一つない、春爛漫の週末、気持ちよいドライブをしたいと、日本海の海岸線沿い、国道191号を走った。
全国の道の駅発祥の駅という「道の駅阿武町」に立ち寄ったところ、観光案内のコーナーで、海と夕焼けをバックに走る山陰本線のきれいな写真に目がいった。
調べてみると、知る人ぞ知る ”映え”スポットらしい。
惣郷川橋梁という、海の上を渡る山陰本線の鉄橋で、「ビューポイント」として、阿武町役場のホームページにも掲載されている。
近くに来ているので、一度見てみたいなと思い、もう少し車を走らせてみることにした。
左には青い海と空、右には山陰本線という国道を走り、宇田地区を超えてから、脇道に入り、しばらく走ると、そのスポットが見えてきた。
店らしきものは何もないけれど、ちょっとした空き地があり、ここがおそらくカメラマンたちの駐車スペースなんだろうなと思って車を停めた。人っ子ひとりいない道を歩き、橋梁の真下まで行くと、寄せては引く波の音が心地よい。砂浜ではなく、丸い小石の浜なので、波が引くときの音が、ジャラジャラ~という感じで独特だ。

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ただ、1時間に1本もあるかどうかの山陰本線なので、電車が通る景色はそう簡単には見られない。海と橋を見ているうちに、やっぱり、夕焼けをバックに写真を撮りたい!と素人ながら、欲が出てきた。今日は、天気もいいし、少し時間をつぶして、もう一度日の入り時間に来るぞ!と決意。そして、どうせなら、電車が通る写真も撮りたいから、電車の時刻表もチェックだ!

ということで、その数時間後、同じ場所に来てみると、予想していた通り、すでに三脚が何本も立っていた。場所取りが重要なんだろうなということは、容易に想像はつく。撮り鉄と思われる結構な年配のおじさんたちが中心。車は全部で10台停まっており、みんな、電車が通るタイミングを待っていた。
西の太陽は徐々に低くなってはきたけれど、道の駅の写真で見たような、鮮やかな夕焼け空とは言えない感じ。でもでも、絵になる風景であることは間違いない。
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電車の時間を待っているうちに、どんどん太陽が沈んでくる。下調べによれば日の入りの直前に上り電車が通るはずで、時計を気にしつつスマホを構えていると、ガタンゴトンという音が聞こえてきた。
「きたぁ~」電車の通る間、とにかく、シャッターを切る。

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とりあえず、撮った画像を見てみると、やや、拡大しすぎた感じ。電車の位置が気に入らないし、あ~もうちょっと、ここが・・・と、色々気になる。
今度は、もっときれいな夕焼けの時に、もっと電車の角度がよいものを・・・
わかるわ~「撮り鉄」おじさんたちの気持ち


嘘よ

2022-03-31 13:05:37投稿

29年ぶりの開幕5連勝。
カープファンは、ほぼ、今シーズンの優勝を確信している。
と、考えるのは、往年のカープファンとは言えない。何故なら、29年前の開幕6連勝の年は、最下位だったからだ。
昔のカープは、よく、「鯉のぼりまで」と言われていた。要するに、5月ごろまでは調子よくても、鯉のぼりが泳がなくなってからは、勝てなくなるのがカープ。まあ、負けても負けても応援するのが、本当のファンで、出来が悪い子ほどかわいいということではあるのだけれど、勝って、気分の悪いものではない。

開幕直前、オープン戦の成績を踏まえた、野球解説者など80人余りの今シーズンのセリーグ順位予想で、何と6割以上が、カープ最下位。(ちなみにパリーグの最下位予想も、BIGBOSSの日ハムが断トツだけど)1位のチーム予想はかなり割れているのに、最下位だけは皆さん同じ考えらしい。ひいき目にみても、鈴木誠也のぬけた穴があまりにも大きすぎ、オープン戦での打線の低迷で、総合的にみると最下位は致し方ない・・・というのが、1週間前までの下馬評だったというわけだ。
ところが、ふたを開けてみると、ルーキー末包、10年目で開幕スタメン上本、新助っ人マクブルームといった、昨年活躍していない野手の台頭、ブルペン陣では、ルーキー黒原、松本がデビューし、中崎復活など、色々と嬉しい材料が噴出して、現在まで負けなし。
特に、今年から、観客制限なしというのが、カープの選手にとっては、何よりも力になる(はず)。マツダスタジアムでは驚異的な勝率をあげていた、3連覇のころは、やはり、観客の力が大きかったと思うし、他チームの本拠地でも、スタンドの半分を赤く染めるカープファンの存在は、少なくとも12球団トップであることは誰もが認めるところ。

冷静に考えて、まだまだ始まったばかりで、このまま絶好調で行けるわけはない。
過去のデータからは、大連勝したチームが優勝するということはないけれど、結果的に、優勝したチームは大連敗をしていないというのは事実らしい。夏までは、ほぼ優勝といわれていた阪神も、秋から連敗して優勝できなかったし、カープファンとしては、3連戦を2勝1敗ペースでいってくれれば、十分。

昨年も、ヤクルトとオリックスという、開幕前には誰も予想しなかったチームが優勝した。「予想」を逆から読むと「うそよ」となるから、順位予想なんて気にしないと、中国新聞の記事にあった。
半年後に「最下位と予想してた人、大嘘でしたね」と言えるシーズンになることを願っている。

 


断捨離

2022-03-22 23:16:15投稿

自宅が、築20年を超え、油汚れでどうしようもないキッチンをリフォームすることにした。
リフォームを決めたのは、昨年末だったが、設計や準備などで3か月が過ぎ、工事は、今週から始まることになった。
工事にかかる日数は2週間程度といわれている。我が家は2世帯住宅なので、キッチンがもう一つあるため、2週間の工事中、取り合えず、食事は可能。とはいえ、キッチンには、大量の食器、調理器具、食料品等があり、それをこの週末で移動しなければならなかった。もちろん、冷蔵庫も空にしなければならず、床下収納もあるし、なんで、こんなに物があるの?

私の人生において、現在の自宅を建てるまで、なんと引っ越しは17回。特に、自宅ができる直前は、4年連続1年おきに引っ越しをしていたので、そのたびに、それなりに荷物が整理されていた。整理するということは、不要なものを処分するということに等しいのだが、20年同じ家に住んでいると、その不要なものというのが、たまりにたまっているということは、想像に難くない。
キッチンに限らず、部屋の収納の、上のほうにあるものは、往々にして、使わないものだ。所詮、手が届かない位置にあるようなものなんぞ、不要なものといってもいいのだが、捨てるに捨てられないものというのが相場。
ということで、この週末、3段の食器棚の一番上、キャビネットの手の届かない一番上の棚をせめるところから、断捨離はスタートした。椅子の上にのって、色々とおろしてみると、「何これ~」「こんなもん、あったぁ?」「これ、絶対使わんし」のオンパレード。何かの景品でもらった、ジンギスカン鍋セット、ところてん作り器、温泉卵作り器、数えきれないほどの大小さまざまなタッパー類、水筒と弁当箱だけでも、どんだけあるん?
電池が入ったままで、さび付いたもの、カビだらけの容器、とにかく、捨てる、捨てる。さびの浮いた鍋にフライパン。何故かガラスの蓋が鍋とフライパンの倍以上ある。これも、いらん、あれも、いらん。
そして、新しいキッチンができた後も使う予定の、冷蔵庫と嫁入り道具の食器棚は、中身を空にしたあとは、ひたすら、汚れを取る。ホームセンターで買ってきた、油汚れ用のお掃除シートが、2パック、空になった。

丸々二日間、ひたすら、物の処分と油汚れとの闘い。相当、疲れたけれど、断捨離とはこのことじゃと、結構気分はすっきり。ホントは、キッチンだけでなく、書籍や衣類の断捨離もしたいんだけど、仕事と生活に追われて、なかなか何かのきっかけがないと、その気になれないのだな・・・
工事が終わったあとには、新しいキッチンにものを戻す作業がまたまた大変だとは思うけれど、新しいのは気持ちが良いはずなので、しばらくその日を楽しみにして、ちょっと不便な生活をおくることにしよう。


椿祭り

2022-03-14 23:40:01投稿

この週末、萩の椿祭りが開催中というのを知って、出かけてみた。
萩と言えば、うん十年も前に、小学校の修学旅行で行った(広島市内の小学生の修学旅行は山口県が定番だった)のが、とても良い思い出として残っており、特に笠山は、何故かその中でも印象深かった記憶がある。山口県民になってから、萩には数えきれないほど行っているのに、笠山に行くと、小学生の時を思い出すのは不思議な気持ち。
笠山のふもとの明神池は、海水が入ってくる池として、海の魚が泳いでおり、観光の人気スポットだけれど、なかなか頂上まで上ることはないし、ましてや、椿群生林まで行くのは、ポピュラーなコースではない。「萩の椿祭り」という名称は、これまでにも耳にしたことがあったのだけれど、実際、萩のどこなのかは知らなかったので、今回、笠山であることを初めて知り、ちょっくら行ってみよっかと思い立ち、車を走らせた。明神池のそばに駐車場があるので、そこに車を停めて、ちょっと上ってみようと一人で歩き始めた。最近、山歩きもしてないし、坂道久しぶりだなぁと坂を上っていくと、流石にニットの上着では汗が出始めて、1枚脱いで手に持つことに。そろそろ着くかなぁと思っていると、おそらく、300mくらい歩いたところで、「椿群生林 1.8㎞」という立て看板を見つけた。
マジ!!この坂をあと1.8㎞!!そんなに遠かったの?
どう考えても、歩くよりは、車まで戻って、車で行ったほうが早いと気づき、上ってきた坂道を逆戻り。30分以上はロスしたなと思いつつ、今度は、車で山登り。対向車と離合するのもままならない細いくねくね道を行くと、ようやく、「椿祭り 駐車場」に到着。係のおじさんに、300円を払って駐車し、「遊歩道⇒」という看板をみつけ、そこからまた歩く。
椿祭りがどんなものか、群生林がどんなものか、まったく予備知識なく行ったものだから、まずは、その広さにびっくり。椿といえば、背の低い丸い木の印象だけど、群生林の椿は、ヤブツバキといって、背が高く、白樺並木のよう。よく、庭などに咲いているものは、園芸用に改良されたものや、ユキツバキと言う品種が多いみたいで、それらは低木、かたやヤブツバキは、高さ5-6mになるのが普通だそう。そのヤブツバキが、群生林全体で、なんと25000本も生えているということで、圧巻!
こんなに、いっぱい・・・DSC_2030.JPG (10.58 MB)
桜の木のように、花が枝いっぱいに咲き誇る感じではなく、葉っぱがメインの樹木なので、いわゆる「花見」という印象ではないけれど、その群生の景色は、まったく予想もしていなかったので、感動してしまった。「落ち椿」と言って、落ちた花を見るのもまた風情があってよいですねと、そういえば、先週、ローカル放送のアナウンサーが言ってたっけ・・・

お祭りについては、私が訪れた時間は、ほぼイベントは終わっていたので、あまり見るものもなかったけれど、公園内には、一部、樹を根元近くから切って、その切り株から新芽が出てきて、どのくらい再生されるかという実証実験が行われている一画があったり、潮の香りとともに椿と海のコラボを見られる展望スポットがあったり、背の低い椿も含めて、いろんな種類の椿が植えてあるコーナーがあったりなど、1時間以上飽きずに歩き回ることができた。
花の季節じゃなくても、夏には涼しく森林浴ができそうな気がするし、また来てみよう。
もし、これから行こうという人は、しっかり歩ける靴を履いていくのだけは、お忘れなく。


フォーム改造

2022-03-06 23:30:10投稿

球春到来!
プロ野球のオープン戦が始まり、ニュース番組のスポーツコーナーの時間だけ、ちょっと一息つける感じ。
この世のものとは思えない、戦禍の映像を毎日見ていると、少しでも明るい話題に逃げてしまいたくなってしまう。
オープン戦の時期は、主力にとっては、調整期間だし、新人や、昨年2軍暮らしの選手たちにとっては、ひたすらアピールするのみ。プロ選手である以上、昨年に比べ、少しでもよい成績が残せるよう、練習するのは、誰でも同じだけれど、テレビでよく取り上げられるのは、”フォーム改造に取り組んでいる”という話題。
巨人の4番バッター、岡本選手は、長打力はあるけれど、打率が悪いので、そのため軸足の開く角度を小さくするスタンスに改造したら、このオープン戦でミート率が高くなったらしい。バッターだけでなく、ピッチャーにしても、脚を上げるときの2段モーションを変えたとか、バックスイングを小さくしたとか、昨年の映像と今年の映像を並べて説明する解説を何人か見た。ま、ほんとにそれで成績が上がったかどうかは、シーズンが終わってみないことには、わかんないんだけど、野球にしろ、陸上にしろ、ある程度のレベルでプレイしているスポーツ選手が、これまで築いてきたフォームを変えるというのは、並大抵のことではないと思う。
フォームといっても、無意識のうちに癖になっているものも多いと思う。癖というのは、自分では気づきにくいものだし、この時に肘を曲げる癖だの、右と左のアンバランスが癖になっているだの、スポーツにおいて、癖という言葉が使われるときには、あまりいい意味のものではないと思う。そもそも、”癖を直す”というくらいだから、スポーツに限らず、よくない癖は直したほうがいいのは当然だ。
スポーツ選手のフォーム改造という話と比べるレベルのものではないが、最近、自分もフォーム改造というか、癖を直すことに取り組んでいる。
何の癖かというと、椅子に座った時に、左手を椅子の座面においているか、左脚(大腿から臀部あたり)の下に敷くという癖だ。普段の診療において、電子カルテを使っているときに、ワープロを打つのは、10本指を使うので、左手も忙しくしているのだが、マウス操作のみですむ時は、右手だけが机の上にあり、左手は、左大腿あたりの椅子の上に置いている。もちろん、無意識。診察室の椅子の座面の左側が10㎝四方くらいの範囲で色が変わっているので、いつもそこに手があるというのは、気づいてはいた。見た目に椅子が汚いとは思っていたし、気づいたらそこに左手があったのはわかっていたけれど、それを直そうとしたことはなかった。なぜなら、誰にも迷惑をかけていないし、困ることはなかったから・・・
今年になって、怪我で右手首を固定する羽目になってから、右利きなのに、左手でやらざるを得ないことが多くなった。これまで無意識に休んでいた左手が活躍することで、左手が座面にある時に比べて、背筋が伸びることに気づいた。考えてみると当たり前なのだが、患者さんに画像所見を説明するときも、無意識に左手をお尻に敷いていたことで、姿勢が悪くなっていたのだ。固定が外れて、右手の活躍度が元に戻ってきても、気づいたら、左手が座面にあるので「いかん、フォーム改造だ!」と、そのたびに自分に言い聞かせるようになった。
こうして、フォーム改造計画が実行され始めると、車の運転中も、信号のない一本道を走っているときなど、ハンドルを右手だけでもち、左手がお尻の下にあることも自覚されるようになった。フォーム改造イクオール姿勢をよくすることだと考え、いまだ道半ばで、完全改造が達成されることは、ないかもしれないけれど、気づいたら直すというのを、これからも続けなくてはなと思っている。
でも、なくて七癖っていうくらいだし、アスリートのフォーム改造とは訳が違うんだし、いつまで意識できるかなぁ・・・


春の訪れ

2022-02-28 20:48:20投稿

2か月前に右手を怪我し、ブログの更新をしていなかったけれど、北京オリンピックも終わったし、右手の固定も外れたし、寒さも峠を越えたみたいだし、春の訪れとともに、ブログを再開しようと思う。

春の訪れと言えば、花粉とともに・・・
この2月は、例年になく気温が低く、花粉の飛散があまりなかったようだけど、天気予報によると、今日あたりから「多い」「非常に多い」が連発されるらしい。
昭和の時代には、花粉症などというものは、あまりポピュラーではなかったけれど、平成の時代とともに年々患う人の数が増え、令和の今は、もはや国民病。テレビのCMでは、製薬会社各社が、抗アレルギー剤の宣伝に忙しい。耳鼻科では、脱感作療法も保険適応になり、長期的な治療をしている人もちらほら。
私はと言えば、医者になった翌年の春に発症したので、既に花粉症歴は、30年を超える。毎年1か月間は、抗アレルギー剤を必ず飲んでいるので、そこまで困ることはないけれど、鼻と目がムズムズしてくると、「春だなあ」
そして、久々に気温の上がった昨日は、久々にクリニックの西側の田園地帯をジョギング。
夏は稲穂で美しい田んぼだが、今の時期、あたりはほぼ茶色。まだ、春は遠いなあと思いつつ走っていると、麦畑の緑が広がっていた。麦というのは、冬に種をまき、春の初めは、幼穂形成期という時期らしい。「わあ、こんな寒さの中で、こんな緑を見られるなんて、農家の方々、ありがとうございます。」とさわやかな気分になる。コロナ禍で、農道を走るのが、私の日常の一つになってはいるものの、冬は日が短く、なかなか明るい時間帯にジョギングができていないせいもあり、夕暮れ時の緑の麦畑は、また、新しい季節、気分を入れ替えて、がんばらなきゃと思わせてくれた。
そして、農家の庭先に咲いていた、梅の花。思わず、ジョギングの足を止めて、その木を眺めてしまった。そういえば、天満宮は、梅祭りじゃなかったっけ?梅にウグイスならぬ、梅にスズメが数羽とまっていたけれど、これまた、気分を良くしてくれた。

明日から3月。年度末の忙しい月。
対岸の火事とは言い切れない戦争という名の大量殺人が一秒でも早く終わってくれることを願って、自分のできることをするのみの春。


怪我のため、ブログをお休みします

2022-01-15 13:28:40投稿

自らの不注意により、手を怪我してしまいました。診療には、影響ありませんが、できるだけ、手を使わない方がよいようなので、怪我が治るまで、ブログをお休みさせていただきます。
申し訳ございません。


成人の日

2022-01-10 21:58:40投稿

今日は、成人の日。
ニュースやワイドショーなどをみていると、今年の新成人がまた減少したこと、各地の成人式の様子、4月から成人の年齢が、18歳に引き下げられるという同じ話題ばかり。
成人式については、毎年とりあげられる北九州市の派手な衣装の新成人たちが定番のよう。以前は、記念日暴走なども多かったけれど、いまは、あるにはあるようだけど、一時ほどはひどくなさそうとのこと。そして、ワイドショー番組では、出演者の20歳のころの写真が出てきて、盛り上がるという、コロナ関連の話題を除けば、毎年かわらない感じ。
お決まりの話題に触れていると、否応なく、自分の20歳のころどうだったけなと、一人懐かしむ。
なぜか、当時の成人式は、年々派手になる振袖が、品評会のようになり、貧富の差が出るという理由で、私の住民票のあった自治体では、振袖禁止になった。数年のちには振袖が復活したと風の便りに聞いたようなきがするけれど、いずれにしても、自分は、振袖を着ることはなく、大学の入学式に着たスーツで参加したと記憶している。式がどうだったかなども覚えていないし、同じ自治体から同じ高校に行っていた友達は(私立だったので)まったくいなかったし、「二十歳の献血」に参加しようとしたら、血管が出にくく、細いのでできませんといわれたし、あまり良い思い出の成人式ではない。
実際、成人になるといっても、多くの新成人がそうであるように、自分も20歳の時は、大学生で、社会人としては、何一つ貢献していなかったので、本当の意味での、大人になるというのは、やはり、自分の稼いだお金で生活するようになってからだよねとその当時も思っていた。
24歳で医者になり、その後は、一社会人として過ごすようになったけれど、次に本当に、大人になるのは、自分の家庭を持つときではないかと思っていた。
というわけで、成人式から8年後の成人の日、1月15日に、現在の夫と入籍した。成人の日が結婚記念日ならいいよね。と二人で話し合ってきめ、その日、当時私が住んでいた現在の山陽小野田市の市役所に、二人で婚姻届を提出しに行った。市役所の窓口から駐車場にもどると、車のタイヤが完全にパンクしていて、「夫婦になって第1歩が、パンク・・・」と愕然としたことだけが鮮明に記憶され、その後のことはよく覚えていない。
そして、結婚はしたものの、職場が離れていたため、同居したのは、その2年後。そして、私たちの成人の日である1月15日はその後数年して、成人の日ではなくなってしまった。
ああ、私の成人の日。
毎年この日が来るたびに、振袖着れなかった→献血できなかった→結婚記念日にパンクした→成人の日が1月15日でなくなった・・・
おめでたい日にすみませーん。

 


初詣

2022-01-04 21:53:38投稿

令和4年 あけましておめでとうございます

今日から、仕事始め。休みがあけて日常が戻ってきた。
それとともに、オミクロン株も拡大して、開放感に浸れる年になるのは、、難しそうだけれど、今年こそ、コロナ禍が落ち着きますようにというのは、全世界、地球上の誰もが思っていること。

個人的には、今年の正月は、何年ぶりかで、関西に帰省し、神戸で年を越した。
過去、関西に帰省したときの初詣は、阪神タイガースの勝利祈願で有名な、西宮の廣田神社に行く年が多かったけれど、今年は、初めて、神戸の生田神社に行ってみた。それこそ、今年は寅年なので、廣田神社は、タイガースの飾りでいっぱいだっただろうな・・・なんせ、寅年でない年もトラが飾ってある神社だから・・・
生田神社は、神戸の繁華街、三宮のど真ん中にあるので、コロナ前は、人が多すぎて、近寄ることもなかったのだが、今年は、そこまでではないだろうと思い、行ってみると、まあまあの人出ではあるものの、朝早かったので、混雑というレベルではなかった。感染対策のため、一方通行になっていて、あちこちに、交通整理の係の人が立っていたのは、毎年のことなのかも。そして、新年初めての、びっくり仰天が、QRコードおみくじ。
おみくじを引くのに混雑しないためなのか、接触感染を防ぐためなのか、おそらくその両方なんだと思うけど、神社の敷地に臨時に設けられた看板があり、そこに大きなQRコードがいくつか表示してあった。スマホでそれを読み取ると、専用サイトにつながり、サイトからおみくじ画面に移動して、最後に「おみくじを引く」をタップすると、画面上でおみくじの筒がくるくる回って、番号が表示される。その番号を授与所の巫女さんに見せ、紙のおみくじそのものを手に入れるという仕組み。初穂料は300円で、現金を巫女さんとやりとりするわけだけど、スマホを見せながらの、現金決済という矛盾。思わず、「ついでにスマホ決済にせんかい!」と言いたくなる。初詣時期だけの仮設テントだから、決済のラインをつなぐのは、難しいから現金のみというのは、わからんでもないけどねぇ・・・
この仕組み、実は、昨年の初詣から取り入れられていたようで、全国に先駆けて生田神社が始めたみたい。数年前からおみくじ自体にQRコードがついているものなど、調べてみると、感染対策&DXで、他にも取り入れている神社があるようで、これから、どんどん、増えていくのかもしれない。ただ、QRコードを読み取ってからも、いくつか操作があるし、ま、じーちゃん、ばーちゃんには無理だよなぁ。一応、「スマホが使えない方は、こちらにどうぞ」と、アナログバージョンのおみくじもあったけれど、なんだか、伝統がまた一つ消えていったような気分にもなってしまった。

翌日、防府に帰ってきて、一応、防府天満宮にも行ってみた。おみくじは、生田神社の1/3の100円のままだし、しかも、お金は箱に入れるだけの、性善説方式。おみくじ自体は、手で探ってとるだけの、接触しまくりで感染対策とは無縁。何も変わっていないこの田舎の方式を続けるのが、良いのか悪いのか・・・
スマホなしでは、生活もできなくなってきた、この時代。オンライン会議、テレワークは、コロナが終息しても、なくなることはないだろうし、何もかもがQRコードを読み取ってから始まるのかもしれない。

デジタル社会の発展について、色々考えることとなった初詣。
プライベートは別として、医療のDXには、遅れることのないよう、頑張ってついていきたいと思う。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



スマートウォッチ

2021-12-26 23:29:56投稿

iPhoneユーザーには、Apple Wacthという便利なものがあるが、Androidユーザーの私は、Apple Wacthは使えないので、これまで、GarminのGPS時計を使っていた。
もとはと言えば、ランニングの時のペースを計るために購入したのだが、スマホでGarmin Connectというアプリをダウンロードすると、睡眠だのストレスだのカロリーだの色々計測し、スマホと連動して、通知機能もあるんだということを、購入後に知った。そもそも、ランニング時計と思っていたものが、スマートウォッチになっているという、ここ数年のこういった機器の進歩は著しいのだ。そんなこんなで、ランニング以外でも、普段時計として使っていると、スマホにメッセージなどが入った時の通知を気づきやすくなったので、特に外出時には、重宝していた。
しかし、いかんせん、Garminなので、見た目はスポーツウォッチそのもの。たとえば、スーツ姿にはどうも時計としては似合わない。いわゆるブランドものの腕時計をたまにつけることのある私だが、これは、ファッションとしてはいいけれど、アナログ表示で当然スマホと連動しているわけでもないので、デジタルに慣れてしまうと、出番が少なくなった。
その点、Apple Wacthは、時計の種類も豊富で、ベルトも自由に変えられて、見た目もそれなりに見えるし、GPS時計としても使えるし、私もほしいなと、何人かの友人が、Apple Wacthを使っているのをみて、羨ましく思っていた。なんとか、見た目がスポーツウォッチでなく、ランニングの時にも使えるような、Androidユーザーにも使えるスマートウォッチがないものかと探していたところ、最近、それなりのものを購入した。
基本は、皮のベルトをつけられて、ランニングの時のGPS時計としても使えて、スマホの通知が連動できるというのを条件に、たどり着いたのが、Huaweiの製品。機能のわりにかなり安いし(手持ちのGarmin時計の半額)Huaweiなんて、超怪しい・・・と思ったのではあるが、お店の人が、「今月発売された新製品で、安くてとても人気ですよ」というし、少なくともスマートウォッチの売り場にあった数々の中で、見た目が一番、普通の時計っぽかったのが決めてとなり買ってしまった。
新製品だけあって、表示はとても見やすく、時計の画面はタッチパネルで分かりやすい。Garminの何個もあるボタンの機能をなかなか覚えられないのとは違って、タッチパネルを適当に触っていると、取説を見なくても、機能が大体わかった。そして、何よりも、Garminの倍くらい充電が長持ちするところがすごい。
使い始めて、色々と良いことばかりなので、Huaweiもやるじゃんと思って、気に入ってつかっていたのだが、やっぱり・・・
GPS機能が全然だめだった。なんせ、ランニングの時にはめて自分のペースと距離を測っていると、1㎞毎に100mくらいずれているのだ。9㎞しか走っていないのに、10㎞走ったことになっており、本来の自分のスピードより1.1倍の速さで走っているのだ。GPSだから、場所にもよるのかなと、山口と防府で、走った時に設定したみたけれど、やっぱり1割はずれている。やっぱ、Huaweiだった・・・
そして、左腕につけて仕事をしていると、しょっちゅう、ブーと振動し、画面に、「立って動きましょう」と表示される。「こちとら、超音波の検査中で、左手はじっとしてますが、立って仕事してますけど。」と左手に文句をいう。脈も測れ、モーションセンサーなる機能で、体の動き、呼吸、睡眠などを感知するシステムなのだが、1日中仕事しているのに、「本日の昼寝25分」などと表示されると腹が立つ。
と、そんなこんなで、購入から約1か月使ってみて出した結論。
普段は、Huawei、走るときはGarmin。
スマートウォッチに操られないように、自分のペースで過ごしましょうということだよね。


防府読売マラソン

2021-12-19 23:24:01投稿

先週の萩城下町マラソンに引き続き、今日、防府読売マラソンが開催された。
と言っても、萩城下町のほうは、ハーフで、制限時間2時間半と、一般市民がゆっくり楽しく走る大会で、防府読売は、タイムが公式のホンマもんのフルマラソンなので、同等に扱えるような大会ではないんだけど・・・
2008年以降、制限時間は4時間に拡大され、(以前は3時間)市民ランナーの速い人たちにとっては、有名ランナーと一緒に走れる目標の大会となっており、エントリーするのも競争率の高い大会。といっても、今回はコロナ禍ということで、参加希望も少なめで、私の所属しているランニングチームのメンバーの多くが、抽選もれすることなく出走することとなっていた。
さらにこの大会は、視覚障がい者マラソンの日本選手権も兼ねていて、女子のフルマラソン世界記録保持者の道下美里選手は、毎年参加されていて、パラリンピックの金メダリストとして、今日も参加。
さらに、今回は、2時間10分切って、日本人トップだと、来年のMGCに参加できるとあって、箱根駅伝を賑わせた選手たちも参加。
ということで、参加資格のない私だが、クリニックのすぐ近くがコースになっていることもあり、今年は絶対見なきゃねと、3年ぶりに沿道の応援に立った。
12月のこの時期なので、毎年寒いのは当たり前だけど、今日は特に寒さが予想されたため、数年に一度しか着ないアメリカ製の防寒ダウンを押し入れから取り出し、準備OK。着ぶくれしまくりは気にせず、耳当て、マフラーに、上半身は完璧だったけど、結果的には膝が冷えて寒かった。一緒に応援に立ったランニング仲間は、バイク用の防寒パンツを身に着けていて、さらに私の上をいっていた。膝には、防寒パッドが出し入れできるようになっている優れもので、今流行りのワークマンで3980円で売っていると教えてもらった。人生で一度もワークマンに行ったことのない私だが、ちょっと今度行ってみよう。
応援場所は、いつもと同じ25㎞地点のそば。12時スタートだから、1時間ちょっとで、トップ選手が通るはず。スマホのワンセグで、実況中継を見ながら、徐々に近づいてくる先頭集団を待つ。白バイが来て、中継車が来て、また白バイが来てからの、ランナーたち。㌔3分で走る先頭集団は、本当に速い。今回注目の、神野大地選手、福田穣選手、川内優輝選手など、顔がわかる人を探しているうちにあっという間に通り過ぎてしまう。その後、ランニング仲間がやってくるまでは、30分以上あるので、しばし寒さに耐えて立つ。そのうち、チームで一番速いメンバーがやってきて、声をかけると余裕の表情。さらに続く集団の中には、ひときわ小さな体の道下選手が、ガイドランナーとともに軽快な走り。次々と知り合いを見つけては、声をかけているうちに、反対車線に、折り返しを過ぎた中継車がやってくる。わ、もうトップが帰ってきた!だれだれ~
トップは集団ではなく、ドミニク選手と神野選手の二人。その10mくらいあとに川内選手。
あと10km、がんばれ~~~
その後は、ワンセグで、トップの二人の戦いを気にしつつ、目の前を通る選手を応援。バイク中継車とともに、道下さんがやってきて、軽快な走りが続いていたので、パラリンピック終わっても、がんばってる姿に感動。競技場でのデッドヒートをワンセグで確認した後は、ポツリポツリとやってくる仲間を見つける。知り合いが目の前で歩き出し、「歩いちゃいけんよ!!頑張ってよ!!」と励ます。
立っているだけとはいえ、寒空のもとの3時間は結構疲れたけれど、みんなの走る姿に、自分も、来年は、3年ぶりにフルマラソンにも出ようかな(防府読売は論外)とちょっと思った1日だった。


萩城下町マラソン

2021-12-13 23:12:44投稿

この日曜日、3年ぶりに、萩城下町マラソン大会に参加した。
この大会は、ハーフマラソンで萩市内の名所を走って回る人気のコース。私のランニング人生(というほどのものでもないけど)の原点ともいえる大会で、2011年に初めてハーフを完走したのが始まり。毎年参加していたけれど、昨年は感染拡大で、大会が中止。一昨年は、仕事の都合で不参加。
コロナ禍になってから、ランニング大会がほとんど開催されていなかったこともあり、大会へのエントリー自体が、去年11月に佐波川ロードレースに参加して以来という自分。数年前からは、とにかく、健康のために走ると決めていて、タイムを競う気持ちはないけれど、参加するからには、目標は、後半にペースダウンせず、笑顔でゴール。そして、去年の20㎞のレースが、㌔6分で、ちょうど2時間だったので、今回も同じくらいでいければOKとした。でも21.0975㎞という微妙な距離なので、㌔6分だと、2時間7分くらいで行けるはず。決して、2時間切りなど狙いません。
自己申告のゴール予定タイムによって速い順にスタートブロックが6つにわけられ、わたしは、5つ目のEブロックから10時にスタート。
スタート直後は周りの人達に惑わされがちなので、GPS時計を再々見ながら、㌔あたり、5分45秒になって、「速すぎるぞ」6分20秒になって「もちょっと急がなきゃ」などとうろうろしているうちにすぐに1㎞。タイムは6分5秒。いい感じじゃん・・・
そんなこんなで、だんだん自分のペースがおちついてきて、とりあえず5㎞地点近くで、ランニング仲間が応援しているといううわさを聞いていたので、まずは5㎞まで頑張るぞ!と走っていったけど、5㎞の給水地点を過ぎても、沿道にその姿はなし。「なんだ、来てないじゃん」とやや気分落ち込み気味になって、時計を見ると、6分15秒。「麻紀さんよぉ、落ち込んでる場合じゃないよ」と言い聞かす。
8kmくらいから続く、菊が浜の波打ち際は例年通り、風が強く、汗びっしょりの体が冷え、「やばいなー」と、またまたペースが10秒ダウンするも、海沿いから城下町に入ると風がなく、いい感じでペースアップ。そして、この大会の一番のお気に入り場所、田町商店街に突入。狭いアーケードの中、お店や近所の人たちが、両脇に並んで、ずっと応援してくれ、その声が、響き渡っている。「がんばれ、がんばれ」の合唱が、まるで自分ひとりに向けられている気分になり、不覚にも、走りながらうれし涙。「応援してもらうって、こんなに嬉しいことなんだなぁー」と、足取りも軽く、商店街を駆け抜けた。
しかぁ~し・・・その先、10㎞の給水地点にさしかかると「飲み物なくなりましたぁ。すみませーん」と、ボランティアの高校生の声。本来なら水の入ったコップが並んでいるはずの机の上には、何もなし。
マジ!?まだ半分しか走ってないのに、これから給水なし?あり得ん!!私、そんなに遅い?給水って、速い人たちためだけにあるの?毎年より参加人数少ないから、ケチったわけ?なんでよぉ・・・と声に出さずに(あ、小さく声出してたかも)文句を言いまくりながら走っていると、指月公園の入り口に、見覚えのある顔が・・・5㎞あたりにいると言っていた友人が応援に来てくれていたのだ!思わず、手を振って笑顔。そして、ついでに、「給水切れとったんよ。あり得んと思わん?」と主催者側とは無関係の相手に愚痴る。
そんなこんなで、城跡に入っていくと、毎年必ず応援に出てくれている有名なお店のおばちゃんの声。これまた、めちゃくちゃ嬉しくなり、「毎年、ありがとうございます。」と本人に声をかける。
12㎞を過ぎると、後半戦も本番。時計を見るたび、5分57秒から6分5秒の間で、完璧なイーブンペースを保っていたけれど、水なしでどこまで行けるかなと一抹の不安も・・・14㎞地点の給水箇所で、コップがたくさん並んでいたのを見たときには、「よかったぁ。ずっと水なしじゃなかった・・・」と、アクエリアスを2杯いただいて、元気100倍。(ホントは1.5倍くらいかな)
その後は、15㎞地点の萩市民病院を目標の11時半ちょうどに通りすぎ、ほとんど時計を見なくても、脚がつったり、こけたりしなければ、このままのペースでゴールできるなという自信が確信に。(松坂か!)そして、あと5㎞、4㎞と、表示が変わってからも、ほぼ㌔6分を守り、ゴール会場のウェルネスパークが見えてきた。公園の入り口から続く坂は、これまでのコースから変更されて、800mくらいあり、「20㎞走ったあとの上りは、流石にキツイぜ」とまたまた声に出さずに文句を言いつつも、ラスト100mは全力疾走。そして、予定通りの2時間6分ちょっとでゴーーーール!!

後で、記録を見ると、時々気持ちが沈んで、ペースが落ちたり、応援されるうれしさで速くなったりはあったものの、最初から最後まで1㎞毎に6分±5秒で走れていた。私、結構やるじゃんと、決して速いタイムとは言えないけれど、自分としては大満足の、21.0975㎞でした。


師も走る

2021-12-03 23:02:33投稿

12月になると、テレビ番組などでは、「この1年を振り返って」的なものが増えてくる。
スポーツ界でも、年間ナンタラ賞というのが、たくさん発表され、今年は大谷翔平選手一色の感もある。なんといっても、コロナ禍で、みんながワーッとなれない中、明るい話題と言えば、スポーツになってしまうのは、致し方ない。しかも、今年は、東京オリンピックで、これまで、名前も顔も知らなかったニューヒーロー、ヒロインが、何人も出現したので、師走になってから、すでに忘れそうになっていた、彼らの活躍を思い出すことができるのも、ちょっと楽しい。

個人的には、コロナ禍前には、プロ野球と卓球の試合は、年数回は観に行っていた。そして、マラソン大会への参加、仲間との自転車ポタリングと、結構スポーツ三昧していたのに、この2年はすべて消滅。そして、それに伴い増えてくるのが、体脂肪率。ちょっと悲しい。

そして、師も走るこの季節。なんだか、せかせかして、しなきゃいけないことが多い気がする。年賀状の準備、大掃除、ふるさと納税・・・ま、ふるさと納税に関しては、12月にする必要は全くないんだけど、12月中に寄付の手続きをしなければ、今年の所得税の控除にならないから、結局毎年12月にしか寄付していないのが正直なところ。年によっては、12月31日にした時もあるし、今年も、仕事納めの後でいいかな・・・
ほかにも、毎年12月にしていることとすれば、お歳暮を贈るとか、お歳暮をもらってお礼状を書くとかもその一つ。あとは、今年は、なんといっても、2年前まで毎年参加していた、萩城下町マラソン大会への出走。そして、その翌週にある、防府読売マラソンの応援(タイムが遅い私は出走資格なし!)
やっぱり12月以外にはしないことが、いっぱいあるので、ちょっと忙しい。

「今年も12月、1年があっという間でしたねぇ・・・」
「あっという間なわけないやろ。1年は1年。いつの時代も1年は、1×60×60×24×365秒でしかないよ。」
チコちゃんに叱られる!によれば、年を取るほど、身近な物事に対する感動が少なくなって、時がたつのを早く感じるようになるんだとか。若ければ若いほど、感動が多く、あっという間とは思わないらしい。
残りの1か月、あっという間にすぎないことを、ちょっと願ってます。


建仁寺

2021-11-28 23:52:20投稿

2年ぶりの現地開催となった、日本乳癌検診学会に参加するため、京都に行ってきた。
京都は、仕事やプライベートで、2年前までは、1年に1-2回行っていたけれど、コロナ禍になってからは、当然行く機会はなかった。3年前には、清水寺にランニングで出かけたら、工事中で清水の舞台を見られなかったということを、このブログにも書いたと思う。
清水寺以外にも、京都には数えきれないほどのお寺があり、今回、新幹線を予約したネット画面で、追加のツアーなるものが目に入り、ちょうど紅葉のシーズンで、夜間ライトアップ特別拝観というのがあったので、学会の帰りに寄れそうなのを申し込んでみた。
お寺の名前は、建仁寺。京都最古の禅寺だ。
京都市の繁華街、四条からほど近く、紅葉のシーズンのみ、普段は17時までしか拝観できないところ、17:30~19:30の特別拝観が行われているという。密を避けるため、予約制で、一人2000円。学会の最後のセッションが16:30に終わるので、寄って帰っても、最終の新幹線で、山口に帰れることが判明したので、電子チケットをゲットしてから、当日に臨んだ。
なんせ一人で知らない場所に行くわけだから、とにかくスマホの情報がすべて。学会場の国際会館から地下鉄で烏丸御池へ、乗り換えて京阪三条へ。そこからは歩いて750mとあったので、頭の中の地図通りに、歩いていると、スムーズにたどり着いた。
結構、予定通りに17:20頃着いて、「ふむふむ、私もやるじゃん」と思ったものの、既に日は落ちていて、入り口を、探すもよくわからず。”建仁寺駐車場”という看板があったので、車が入れるところは、人も入っていいんでねーの?と思いつつ、駐車場を突っ切っていくうちに、何やら明るいほうから人の声が聞こえてきた。とにかく、人がいそうなところを目指して数十メートル歩くと、どうやら入り口に並ぶ人の列。よしよし、並んで待ってりゃいいんでしょ。
電子チケットをQRコードを読み取って確認するという、あまりやったことのない入場に少し手まどったものの、17:30になりお寺の中へ。てっきり、お庭の紅葉を見るのが目的と思いきや、入り口で、靴を脱がされ、建物の中へ。「えっ、紅葉見るんじゃなかったの・・・スリッパもないし、暖房も効いていないし、この冷たい床の間を歩き回るわけ・・・」まったく、下調べもしていなかったため、建物の中に入って、何しにきたんだろ・・・と思って、廊下を進んでいって、びっくり。
「すごい・・・きれい・・・」DSC_1975.JPG (6.68 MB)

中庭には色づいた木々、縁側からは、重要文化財の襖の広がり。さっきまでの「何しにきたんだろ」が、あっという間に「来てよかった・・・」
国宝の風神雷神の屏風は、本物は一般公開されていないけれど、精密に複製されたものが飾られていた。
庭と襖と屏風・・・を見るだけではあったのだけど、とても床が冷たくて寒かったのだけど、何も予習せずただ適当にゲットした特別拝観チケットだったのだけど・・・
京都の、日本の、伝統的な美しさを垣間見ることができて、充実した一人旅になった。

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日本シリーズ

2021-11-20 23:39:22投稿

冬本番を前に、日本シリーズが始まった。
プロ野球ファンとしては、楽しみがこの時期にあるのは、ちょっと嬉しい。

今年のセパ両リーグの代表が、昨年の最下位チーム同士という、稀にみる組み合わせ。果たしてどちらを応援すべきか?
カープファンの多くは、特に昭和時代からのファンは、ほぼ巨人嫌い。私も例外ではなく、カープが勝つよりも、巨人が負けるほうが嬉しかったりして・・・相手がだれであれ、負けるのを喜ぶなんて、人としてはよろしくないかと思いますが、テレビ観戦しながら、ヤジを飛ばすくらいのうっぷん晴らしは許してほしいかな・・・ということで、ここ数年、巨人が参戦していた日本シリーズは、迷うことなくパリーグの応援をしていた。
ところが、今年の場合は、セリーグはヤクルトだし、特に私の好きな、中村悠平捕手もいるし・・・ヤクルトを応援すべきか?でもでも、今や日本一のピッチャーと言われる山本由伸クンも結構好みだし、20歳の宮城投手も可愛いし、オリックスも捨てがたい。ほかにはヤクルトのライアン小川、若き4番バッター村上、ここぞというときに頼りになるリーディングヒッター、怪我から復帰した吉田正尚などなど、個人的に好きな選手を応援していると、試合の勝敗はどうでもよい感じで、できるだけ、7戦までもつれて、楽しみが長く続くのが一番かな・・・

そんな気持ちで、第1戦を観ていた。息詰まる投手戦という感じで始まり、ついに、山本由伸投手が先に失点し、マウンドを降りるという予想外の展開。なんせ、その先制点は、好きな悠平君のヒットだったので、ついつい「よぉ~し!!」そしてまた、8回の表に侍ジャパン最年少、村上宗隆の2ランが決まった時でも、「やったー!」と声を出している私。日本シリーズは、12年連続パリーグの勝利ということだし、やっぱ今年はセリーグの代表であるヤクルトを応援するしかないなという気になってきた。
そして迎えた、9回の裏。バント失敗などで、ノーアウト満塁になった時点で、ゲスト解説の松坂氏が、「ピッチャーとしては、この球場の雰囲気が嫌ですね。負けているのに、まるで勝っているかのようなムードですから・・・」というようなことを言ったとたん、同点タイムリー、そして、さよなら勝ちというオリックスのための展開という幕切れ。日本シリーズで、パリーグのホーム球場で、セリーグチームはなんと20連敗ということになった。
人気のセリーグ、実力のパリーグと言われて久しいし、DH制の問題など、色々言われているけれど、今年もまた、パリーグの勝利なのか・・・という感じの第1戦だったなぁ。
とりあえず、明日もヤクルトを応援しようじゃないかいと思うアンチ巨人ファンでありました。


腹筋トレーナー

2021-11-13 13:10:01投稿

毎年12月に、人間ドックを受けている。
今年もそろそろ、その時期。
人間ドックは、もちろん、健康管理のためで、今のところ、治療が必要な病気はないし、メタボとは無縁なので、恐れるに足らずとは思っているが、一応、ドックの検査項目に対して、自分に課した課題としては、体重と体脂肪率の現状維持。
年齢とともに代謝が落ちるので、食べたいだけ食べていると体重増加は必至。中高年の悲しい運命・・・
自宅のタニタの体重計では、体重、体脂肪率、骨格筋率、体年齢が表示されるけれども、確実に体年齢が1年ごとに1歳ずつ上がっていってることを認めざるを得ない。どうやら、体重が変わらずとも、体脂肪率が上がると、体年齢も上がるような計算になっているようだ。
私の場合、ジョギングを細々ながら続けているので、脚はまあまあ筋肉がついていると自覚しているのだけれど、なんといっても上半身はぷにょぷにょ。特に二の腕と臍下のぷにょぷにょ感は自分で触って情けなくなる。そんなことは、20年以上自覚しており、何とかしたいと色々とチャレンジはするものの、ジョギング以外のトレーニングは、何をやっても続かない。
そもそも、腕の力は、小学生以下なので、腕立て伏せと懸垂は、わが人生で一度もできたことはない。学生時代の卓球部の筋トレのときでも、「腕立て10か~い。いーち、にぃー・・・」の掛け声のもと、腕はほとんど曲げず、お尻だけ落として、先輩の目を誤魔化していたことをここで白状する。そして、「ふっきん10か~い」も同様・・・
ま、腕力については、日頃あまり必要としないので、無理をしないこととして、”したばら”の皮下脂肪さんだけは、何とかしたいと常日頃思っている。ジョギングを始めて以降、腹筋鍛錬のために購入したものとしては、最初が、「腹筋座椅子」と呼ばれる代物。ただの座椅子ではあるものの、角度を調節して、腹筋に負担がかかる角度で勢いをつけ姿勢を保つ仕組み。ほとんど使わないまま、当時飼っていた室内犬の寝床と化してお蔵入り・・・
次に買ったのが、電動の座布団のようなもの。座っていると前後左右に動き、お尻を振るような感じになるツイスター。電動なので、自ら動く必要はなく、プロ野球のテレビ観戦の時には、必ずこれに座るというノルマを課していたけれど、音はうるさいし、プロ野球にはオフシーズンがあるし、ずっと座っていると、腹筋を鍛えられている気はするものの、お尻の皮がすれて痛くなるしで、これまた、数か月でお蔵入り。
自動で楽をするのはやめにして、ジムに行ったときには、腹筋用のマシーンを使うようにしようと、時々は頑張っていたけれど、コロナ禍になってからは、ジムに行くこともなくなり、結局、私の腹筋トレーニング自体がお蔵入り・・・
そして、現在。12月が近づいて、何とか筋肉量を増やさなければと、通販生活のカタログで目にしたトレーニング器械。その名も、”腹筋トレーナー”
これも、座椅子のようなものに座っておくのだが、小さな背もたれに体をあずけているだけで、背もたれが自動で角度を変え、腹筋を鍛えるというもの。
自動のコースが、強弱3コースと、あとはマニュアルで、背もたれの角度、スピード、回数を設定する仕組み。自動のハードコースはかなりきついと説明書にあったので、とりあえず、ミドルコースでやってみた。5分間の腹筋運動で、終盤は腹筋がぶるぶるしてくる感じあり、きついと思ったら終了という感覚だったので、まずは、これを2コースすることを1日の課題とすることにした。
何といって自動なので、器械が停止するまで座っておけば、最低限のトレーニングにはなる。きついなりに、テレビを見ながらでもできるので、これなら続けられそうだと始めて、現在1か月。自宅にいなかった日をのぞき、寝る前の10分間をトレーニングタイムとして、今のところ、1日も休まず続けている。もちろん、1か月で、腹筋がついたとか、ウエストが細くなったなどと言う自覚は全くないけれど、便秘がちで下腹部が張る症状はしょっ中あったのが、この1ヵ月はないなというのがもしかして影響あるのかなと思っている。
12月の人間ドックまであと1か月。もう1か月続ければ、少なくとも1年前の体重、体脂肪率よりは維持または、減少となるのを夢見つつ、お蔵入りにならないよう頑張ろうと思ってはいる。

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大阪にて

2021-11-07 21:59:15投稿

コロナ禍以前、年に7~8回くらいは、県外で開催される研究会や学会に参加していた私。去年の2月に大阪で乳癌画像研究会に参加したのを最後に、県外に出張することはなくなっていた。
緊急事態宣言も解除されたし、第6波の気配もない今がチャンスと、この週末、1年9か月ぶりに県外の学会に参加してきた。場所は偶然にも、再び大阪。
新幹線のエクスプレス予約も、久々だったので、何度もやり直したりして、新しい生活様式になってかなり時間が過ぎていったのを感じつつ、都会の空気を楽しみに出かけてきた。

2年ぶりに参加した、日本女性医学学会は、大阪駅北の、グランフロント大阪の一角で。大阪は、家庭の事情もあり、年に1~2回は訪れいていたし、おそらく5回くらいは、グランフロント大阪に行っているので、迷うことはなかった。
今回、学会の目玉は、もと大阪府知事、大阪市長の橋下徹氏の招請講演。ま、有名人なので、一席ずつあけた会場はほぼ満席。しゃべり慣れているだけあって、一時間、聴衆を飽きさせることのない講演だった。内容は、心理的安全というものは何かという話だったけれど、彼の自慢話の感は否めないところ。過激な発言で、彼の意見には、賛否両論あり、敵も多いタイプの人物だけれど、私個人的には、彼の著書も読んでいて、どちらかというと、肯定派。直接、話を聞けただけでも、今回大阪に行ってよかったと思う。

そして、本当に久しぶりの学会出張恒例の早朝ジョギングも、楽しみにしていた。
と、その前に、普段履いているジョギングシューズは、自宅、クリニック、車の中に1足ずつの3足あるのだけれど、一番新しいのでも3年たっているので、今回、大阪で、ジョギングシューズを買うことが、もう一つの目的だった。学会場と同じ、グランフロント大阪北館に、アシックスストアがあるのを知り、閉店時間も調べていたので、1日目の学会終了後、そのままストアに直行。といっても、地下2階から地上3階に上がるだけ。
ストアの若いお兄さん(おそらく自分の息子くらい)に普段のランニング量などを伝え、勧められた、3足くらいを試してみて、即決定。色は今一つ欲しいものはなかったけれど、走るには、何よりもフィット感が大事なので、そこは我慢。翌朝、走るのを楽しみにして、ホテルに戻った。
その晩、夜が明けたら走ろうと思って、6時に目覚ましをセットして寝た。ところが、遠足の日の小学生でもあるまいに、夜明け前から目が覚めてしまい、まだ薄暗かったけれど、おニューのシューズをはいて、いざ出発。
そういえば、去年の2月も、同じところ走ったよなと、色々思い出しながら、御堂筋を走っていると、前回にはなかった、PCR検査センターをみつけ、コロナ禍で変わったことを実感。
とりあえず、しばらくは、県外の学会に参加できそうな状況だけど、これから、世界がどんな風になってくのか、完全に元の環境には戻らないだろうけど、自由に世界中を行き来できるようにだけは、早くなってほしいなぁなどと、日が昇っていく大都会の空のもと、思いをはせながら走ること40分。
また、次に大阪に来るときは、マスクなしだといいんだけど。

大阪市役所↓

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ブログを再開します

2021-11-01 00:28:04投稿

新型コロナウイルス感染者の急激な現象、セパ両リーグの2年連続最下位チームがリーグ優勝、夏から急に冬になったような気候の変化、2021年の秋は、誰もが予想できなかったようなことが次々と起こった。
外食や、県外への移動も、少し自由になった感があるので、そろそろ気分を入れ替えて、ブログを再開したいと思う。
プロ野球は、今日で、すべての日程が終了。あとは、クライマックスシリーズ、日本シリーズと、楽しみはあるんだけれど、”僕らのカープ”には、関係のない話。でもでも、広島東洋カープのみならず侍ジャパンの絶対的守護神、栗林投手の新人王だけが、どうなるのかが、とっても気がかり。ま、ベイスターズの牧選手のほうが、一歩リードという下馬評だけど、選手にとっては、一生に一度のチャンスだし、決まるまでのドキドキ感を楽しみたいなと思う。パリーグのほうは、なんつーても、「優勝に貢献した」というアドバンテージがあるからMVPは山本由伸投手で決まりだし、新人王も宮城投手だろうし、やっぱ、カープは、交流戦の時にオリックスに手も足もでなかったわけだよねぇ。
今シーズンの結果は、ソフトバンクと巨人が「お金だけでは勝てない」ことを、オリックスとヤクルトが、「最下位にも未来はある」ことを証明してくれた形。ただ、コロナ禍特例で、延長戦がなくて、引き分けが多かったから、勝ち数が断トツだった阪神が優勝できなかったわけで、来シーズンは、オリックスとヤクルトにとっては、連覇が厳しいのは間違いないし、若手が伸びてきているカープにも当然チャンスはあるし、楽しみだなぁー・・・2年連続4位の佐々岡監督続投が、吉とでるか凶とでるか・・・

来年こそは、球場でプロ野球を観たいなと考えているうちに気が付けば、今年もあと2か月。希望的観測としては、今年の終わりは、昨年封印されていた、県外への学会出張、マラソン大会参加、忘年会などを、例年通り行いたい。当たり前のことを、当たり前のようにできることが、どれだけ当たり前でなかったかということを、世界中の人が思い知らされたこの2年。COVID19が完全に終息して、世界中を普通に行き来できるようになるには、まだ数年かかるのかなとは思うけれど、少しずつは、行動範囲を広げないとねと思う。ただ、人と会わなくていいから、面倒なことから逃げやすくなった、余計な誘いや、参加しなきゃいけない会などがなくなって、コロナ前に戻りたくないという人も少なからずいるのも確か。テレワークや通販生活が2年前までより減ることはないだろうし、IoTも普及して、もとの生活に戻るというよりも、新しい生活、新しい未来が開かれていくことに、昭和の人間もついていかなきゃねと思う11月のスタートだ。


しばらくブログはお休みします

2021-08-27 08:50:53投稿

諸般の事情によりしばらくの間ブログはお休みさせていただきます。


秋にむけて

2021-08-21 23:11:35投稿

8月になり、オリンピックのテレビ観戦、そのあとは、雨、雨、雨で、6月、7月と好調だった、私のランニング回数が激減した。ま、私が月20回走ろうと、5回しか走るまいと、誰にも迷惑をかけるでもなく、誰からも褒めてもらえるでもなく、自己満足の世界でしかないのだが、スマホに記録された、ランニング歴をみると、若干気分が滅入ってた。
そんな、天候不良の合間をぬって、空いた時間に路面が乾いていたので、防府市の西側の田園地帯を久しぶりに走った。
コロナ禍になってから、ジムで走るのをやめ、田んぼの中を走ることが多くなったが、ここ1か月は、前述の通り、あまり走っていなかったので、田んぼを目の前でみていなかった。走り出して200mくらいの道路沿いの最初の田んぼの稲をみて、びっくり!「いつの間に、こんなに稲が伸びちゃったの?」
鮮やかなグリーンのとがった葉の高さが7~80㎝になっていた。もう、8月も終わりだもんなぁ、ちょっと見ない間に、こんなに育つもんなんだ。と、妙に感心。そのまま、走っていくと、右も左も田んぼの農道に入り、よく見ると、緑の穂がついている区画もある。さらに、きょろきょろ眺めつつ走ると、田んぼの区画毎に、稲の育ちが違うことに気づく。まだ、穂がはっきりしないもの、緑の穂がつきつつあるもの、穂が少し重くなって、少し首を垂れ始めたもの、そして、少し黄色を帯びてきているもの、結構、田んぼごとに違うのだ。もちろん、田植えをすべての田んぼで同じ日にしたわけではないのだから、植えた日の違いで育ちが違うのは、当たり前だけど、これだけ微妙に違うことを、これまでの人生で、考えたことも、実際に見たこともなかったので、走りながら、こんな小ちゃな新発見にちょっと嬉しくなった。農家の方に言えば、ちょっと冷たくあしらわれそうだけど、コロナ禍で都会に出かけられない、このご時世、こんなに近くで季節の移ろいを感じられるのは、田舎モンの特権だと思う。自然と、「実るほど頭が下がる稲穂かな」の句が頭に浮かび、1か月後には、順番に稲刈りが始まるんだなぁ、ここが1番かなぁなどと、黄色い田んぼを思いつつ走る。そこに、急に、バタバタバタッと羽の音がして、白鷺が、目の前から飛び立った。田んぼに白鷺がいる風景も、見慣れたものだけれど、稲の高さが高くなって、ぱっと見に鳥がいることがわかりにくくなっていた。「わー、びっくりしたぁ・・・脅かさないでよ」と飛び立った鷺に声をかける。

新型コロナウイルスに翻弄された2回目の夏が、そろそろ終わり。日が短くなり、暗くなったら走らないと決めている私にとって、田んぼを走れる時間帯は、今後減る一方だけど、この夏よりも感染者が増える日が来ないことを祈りながら、秋にむけてもう一走りしとかないと・・・


お盆休み

2021-08-14 17:30:53投稿

オリンピックが終わり、パンデミックが暴走し、経験したことのない雨。
今年のお盆休みは、何をどうしていいのかわからない。
昨年開催されなかった、甲子園にインターハイ、やっと今年はできると思ったら、雨、雨、雨で、いつプレイできるかわからないまま遠征先で不安になっている高校生たち。
夏休みに旅行や帰省を計画していた人たちをはじめ、計画がおじゃんになった人も全国に何万人もいるにちがいない。
私はと言えば、特に計画をたてていなかったので、雨の音を聞きながら、停電と断水に備えておかなくてはと、動いてはみるものの、今のところ、九州ほどではないので、切羽詰まってはいないけれど、気持ちは落ち着かない。

それにしても、今年の高校3年生は、高校生活の半分以上がコロナ禍になってしまって、10代にしか経験できない楽しみや、活動ができなかったのは、本当に気の毒だ。例えば、40歳から42歳の2年間と、16歳から18歳の2年間では、人生の中で、違いが大きいと思う。もちろん、中学生も、大学生も、兎に角、学生時代というのは、人生の中で、本当に貴重な時期だと過ぎてみて感じるから・・・
そんなことを、ブツブツつぶやいていた私だが、それを聞いた戦前生まれの母が一言。
「戦争よりはいいじゃろ」
返す言葉がなかった。

貴重な10代を戦争で奪われた人たちのことを思えば、少々のことには、不満不平をいうべきではないのだ。
明日は終戦記念日だ。


CokeON

2021-07-31 23:33:34投稿

新型コロナウイルスの感染拡大と東京オリンピックの盛り上がりが同時進行中の暑い夏。
コロナ禍で、読書とジョギングくらいしかすることのない私は、読書がオリンピックのテレビ観戦になったけど、ジョギングは、あまり変わらずぼちぼち続けている。
オリンピックのワールドワイドパートナーの一つCocaCola社。コカ・コーラと聞いて、すぐに私の頭に浮かぶのは、はるか昔、昭和時代の小学生のころ、得意だった風景画で、山陽コカ・コーラボトリング社協賛の写生大会に参加し、”山陽コカ・コーラボトリング賞”を獲得した時のことだ。大会のかなり上位の賞で、嬉しかったものの、今も昔もほぼ炭酸飲料を飲むことがない自分にとって、コカ・コーラが2ダースも入った大きな箱をもらっても、どうしようもなかったのだ。どんな絵を描いたかは全く記憶がないけれど、その重たい箱のことだけは、何故か脳裏に焼き付いている。
そんな、昔取った杵柄の話はさておき、最近の自分にとって、コカ・コーラと言えば、CokeONアプリ。
3年くらい前から使っているスマホのアプリだけれど、CokeON対応自販機で飲みものを買うとスタンプがもらえ、スタンプ15枚で、ドリンク1本ゲットできるというもの。普段、ランニングをするときは、必ずスポーツドリンクを1本持って走るので、自販機のお得意様の私。よく走るコースにその自販機があったことが、アプリを使うようになったきっかけ。その後、アプリが色々とバージョンアップされ、1年くらい前からは、CokeONウォークという機能が追加され、目標歩数を設定し、その歩数がクリアされると、スタンプがゲットできるようになった。嬉しいのは、目標歩数は、1日3000,5000,7000,9000,12000歩から選ぶことができ、今は自分にとって、無理のない7000歩で設定しているので、1週間に49000歩をクリアすると、スタンプ1枚になることだ。更に、累計が、10万、50万、100万とたまっていくことでも、スタンプがもらえる。現在の私の累計は200万歩余りで、次に250万歩に達するとスタンプ1枚。更に、ただ歩数を稼ぐだけでなく、時々、「ランニングでアクエリアスが当たる!ランニング習慣を応援!」というシーズンがあり、3,5,7㎞のいずれかの距離を選んで、走るときにスタート設定をしておくと、5回走るごとにスタンプがもらえる。1回毎にできる抽選には1度も当たったことはないけれど、目標距離が短いのが嬉しい。現在、6月28日から8月31日までが、そのキャンペーン中で、現時点で、期間中の私のランニング回数は13回。スタンプは2枚ゲットしている。160円の飲み物1本のために必要な歩数は、結構な数だけど、CokeONを知る前から、日々の歩数は気にしているし、ランニングも続けているので、ちょっと、励まされている気分で小さな達成感が得られるのは、小さな喜び。しいて言えば、CokeON対応の自販機が、クリニックのすぐ近くにあれば、もっとスタンプを稼げるのになぁ…
と、私は決してコカ・コーラ社の回し者ではないことをお断りしておきます。


オリンピック

2021-07-24 23:04:43投稿

いよいよTOKYO2020が開幕。
感染拡大の中、無観客になったとはいえ、大会が始まると、世の中全体というか、インターネットやテレビをながめる範囲内では、オリンピック一色になっっている日本。観客がいようといまいと、頑張っているアスリートに対して、応援したくなるのは、大会の在り方を抜きにして、普通の人間の気持ちだ。
今回は、自国開催ということもあって、色んな競技で選手の強化が行われてきたこともあり、日本のメダル獲得数は開催前からこれまでの大会の何倍にもなると予想されている。お家芸の柔道からスタートし、今回から採用された新種目でも、世界ランキングの上位に、日本の選手が名を連ねているからだ。
開会式は、若干、派手さにかけ、夜遅い時間だというのに、バッハ会長の長すぎる挨拶をはじめ、予定時間をオーバーしてブーイングをかうことになったけれど、現場で新型コロナウイルスと闘っているドクターなどが式に登場したのは、ちょっとびっくりだった。個人的には、無観客開催が妥当だろうなと思っていたけれど。、医療崩壊を招く要因になりそうなオリンピック開催に、反対していた医療関係者はどう思ったのだろうか。
とはいえ、ここまで来て、途中から観客を入れたり、逆に中止になったりすることはないだとうと思う。
これまで、テレビでも観戦したことのなうようなマイナー競技も、ルール解説を聞きながら、ヤジを飛ばしながら、一人静かに(うるさく)みるのも、なかなか楽しみではある。
これから2週間、ワクワクドキドキしながら、前例のないこのオリンピックが、無事におわってくれて、選手たちが成果を発揮できることを期待する以外、庶民にはすることがない。


前半戦終了

2021-07-15 12:50:19投稿

2021年プロ野球の前半戦が昨日終了となった。
春に開幕した当初、このブログに「今年のカープは違うぞ!」と書いたものの、鯉のぼりのシーズンが終わりを告げるころから、雲行きは怪しくなり、毎年ネックとなるセパ交流戦に突入して、どん底に陥るはめになった。ここ数年、さすがに最下位になったことがなかったという意味で、「今年は違う」と言えなくもないんだけど・・・
パリーグ最下位の日本ハムにしても、カープにしても、新型コロナウイルス感染者が出てから、チーム成績が振るわなくなったような気がする。カープの場合、これまでも、交流戦で負け越してからその後が良くないことが多かったのに、今年は、交流戦とチームの感染が同時にやってきて、ダブルパンチだったように思う。交流戦の成績だけみると、なんと、3勝12敗、チーム防御率5.0 という、珍しくセリーグが勝ち越した今年の交流戦なのに、ダントツドベもいいところ。敢えて、良かったことをあげるすれば、主力メンバーが試合に出られなくなった間に、若手選手が1軍に上がってきて、活躍の場を与えられてから、今や主力となりつつあるのが、希望的観測と言えるんだけど・・・
なんちゃってカープファンとしては、負ける試合はストレスになるので、日々、仕事の終わったあとに、プロ野球速報を見て、「今日も負けてる」と思ったときは、テレビ中継は見ないことにしているので、6月以降、ほぼ試合を見ていなかった。
そんな中、野球の明るい話題と言えば、何といっても、大谷翔平選手。今や、メジャーリーグのスーパースターとなり、連日、ニュースで見ない日はない。NPBと同様、MLBでも前半戦を終了したけれど、何とオールスター戦の前までに33本のホームランというのは、誰も予想できなかったレベルの成績。日本国民の一人として、”とにかく怪我しないで”という気持ちのみ。怪我さえなければ、おそらく秋にはとんでもない記録が残されるんだろうなと期待しつつ、後半戦を楽しみにしている。
そして、カープのことにもどると・・・
何といっても、頼みの綱は、栗林投手。9回に登場しても、引き分けばかりで、セーブがつかなかった日々が続いたけれど、昨日は何と今シーズン初めてのチーム4連勝で、若き守護神に18セーブ目がついた。30勝のうち、18勝は彼のおかげと考えると、何とか8回まで勝ってれば、9回は安心とカープファンならだ誰もが思っている。チーム打率は何故かセリーグトップなんだから、あとは、先発陣にがんばってもらうしかない。断トツ最下位だったDeNAに追いつかれ、今シーズンは終わったなと思っていたものの、少なくとも4位の可能性は十分ある状態で、前半戦を終了したので、最後まで見捨てたくはない。ま、さすがに優勝を望むのは現実的でないけれど、延長戦がなくなった今年、まだ、一つもない、さよなら勝ちをして、何とか栗林君にプロ初勝利をあげさせてあげたいなぁ。願わくば、昨年の森下投手に続き、今年もカープから新人王がでれば最高なんだけど・・・やっぱ、新人王は阪神の4番バッターかなぁ・・・


人生100年時代に

2021-07-10 23:15:09投稿

現在、防府市アスピラートで、「西本喜美子展 Life&Work~驚異の93歳!インスタおばあちゃんが撮る」が開催されている。

数年前の雑誌カタログハウス”通販生活”で、西本喜美子さんのことを知った。72歳で写真をはじめ、パソコンも習って、写真のデジタルアート作品を作り出して、82歳で発表した自撮り写真が大人気となったことが、記事に出ていたからだ。
写真の面白さもさることながら、93歳の現在、写真展を開き、全国を回っておられるということ自体が本当にすごいと言わざるを得ない。防府で写真展があるなんて、めっちゃラッキーなので、防府市民の皆さん、是非アスピラートまで足を運んでください。

そして、もっと驚くべき人が、87歳でフィットネスインストラクターになった、現在90歳の「タキミカ」こと瀧島未香さん。ダイエット目的に運動を始めたのが65歳、71歳で通い始めたジムで出会ったトレーナーのもと、87歳でインストラクターになってしまったすごいおばあちゃん。
この人についても、”通販生活”で知ったのだけど、最近、「タキミカ体操」がYouTubeで配信されていると知り、いくつか見てみてホントにびっくり。インストラクターというにふさわしい、筋肉もりもりの体と、開脚180度の柔軟性。そして入歯なし、背筋の曲がりなし、はきはきとしたしゃべりっぷり、旺盛な食欲という、医学的にこんなことがあり得るのだという身体のすごさをネット上で見て、空いた口がふさがらなかった。毎日、ジョギング、筋トレなど、1日5時間前後の運動をしているというあり得ないアスリート。
彼女のモットーは「年齢はタダの数字」
ここまで鍛えれば、90年使った体でも、ここまで保てるということを目の当たりにし、本当に元気をもらえる。

自分がこれから先90歳まで生きていたとして、彼女たちのようになれるとは限らないけれど、とにかく、何をするにも、年齢は関係ないと思うことが本当に大事だと思う。
患者さん、家族、知人などからよく聞く、「私、もう歳だから・・・」「あと10歳若かったらねぇ・・・」というネガティブ発言。もちろん、20歳代と同じままで90歳まで過ごせるわけはないけれど、人間の持つポテンシャルというのは、自分が考えている以上に高いものなんだと、お二方をみて思う。自分自身、医者をやめた後にやりたいことをみつけなきゃと思いつつ、とりあえず、この夏、サボり気味だったストレッチを再開することにした。


6月のおわりに

2021-06-30 23:25:35投稿

今日で6月も終わり。
早くに梅雨入り宣言がでたものの、あまり雨が降らなかった1か月、何となく、「今月は、結構走ったなぁ」と思い、GARMIN Connectを見てみた。
4年前に購入した、GARMIN 社のForeAthlete45Sだけど、もとはと言えば、フルマラソンを走るため、レース中のペース管理のためのGPS時計としてしか使うつもりはなかった。iPhoneと連動している最新のAppleWatchなんかに比べると、大した機能はついていないけれど、4年前の製品としては、結構画期的で、心拍数を計ることで、色んなものを表示してくれるし、自分のスマホ(Android)の電話やLINEの通知が入ってくるので、しばらく走るとき以外には使わなかったけれど、この1年は、ほぼ24時間左腕にはめている。
そして、そのGPS時計に記録されたものを表示してくれるアプリがGARMIN Connectだ。
アプリを開くと、日々の歩数、消費カロリー、睡眠、ストレス量などが表示される。基本的には1日1ページになって表示しているので、今日は何歩とか、睡眠時間の内、深い眠りがどのくらいあるかとか、何となくその日の状態を時々チェックするのが日課になっている。
とはいうものの、それほど本気で管理しているわけでもなく、24時間腕にはめている必要はないんだけど、少なくとも、ジョギングするときだけは、距離と時間を測るために、必ず腕につけて走っている。走り始めと終わりに、スタートと終了、保存ボタンを押しているので、勝手に記録はされており、走ったコースを地図上に表示するのも簡単。他にも、1㎞ごとのペースや心拍数も記録されているので、時々、確認はするものの、それをみて、「よ~し、次は㌔あたり何秒速く走るぞ」などと思ったりすることなんて、全くなく、トレーニングの指標とする(そもそもトレーニングなんてしてないし)なんてことはない。要するに、記録しているだけで、誰の何の役にもたっていないということ。
そんなわけで、アプリ上の記録を、隅々まで眺めることもなく、走った証拠だけがたまっており、1か月とか、1週間とかで、記録を比較することができるなんてのもよく知らなかった。で、今回、たまたま1か月ごとに表示してみると、なんと6月は、16回も走っていた。2日に1回は走っていたなんて、ランニングを始めて10年になるけど、そんなに走ったことあったっけ・・・
10年前に走り始めてからの3年くらいは、ランニングノートなるものに、それこそ手書きで記録して、距離やペースを書き込んで、目標をたてたりした時期もあった。その後、フルとハーフで、目標タイムを達成したのちは、当初の走る目的”健康のため”というのが大前提になったので、いつも、ゆるゆるのマイペース。ここ数年は、距離も、回数も、走れるときに走れるだけ走るのみで過ごしてきた。何といっても、雨の日は走らない、暗いところは走らないというのが重要なので、「明るいうちに走っとこ、雨降らないうちに走っとこ」ということで、自然と日が長くなってきた5月以降、走る回数が増えたのだ。もちろん、雨の日が少なかったこと、コロナ禍で週末にお出かけしたりしなかったことも理由だけど、それにしても、月16回も走ったなんて、おそらく、自分史上、最も走った月になったなぁ・・・


スーツ

2021-06-20 23:20:55投稿

今日、日本産科婦人科学会の山口県地方部会が、山口市で開催された。平成2年に山口大学産婦人科医局に所属してからこの地方部会というのは、色々と形式や開催方法などは変わってきたけれど、毎年6月に開催され、8割以上は参加している私。
と、学会の内容はさておき、これまで、地方学会にしても、全国学会にしても、発表者として参加するときだけでなく、参加するときは、大体、スーツを着ていくことにしている。平成2年に医師となったとき、医者の世界、特に、学会なんかで発表する人なんて、ほぼ100%男性で、学会場では、スーツにネクタイのおじさんしか見ることがなかったものだ。そんな中、数少ない女性医師の先輩から、男性は、スーツにネクタイだから、女性も病院以外の仕事では、スーツを着たほうがよいし、普段から白衣の下は、襟のある服で仕事をするようにとアドバイスされた。
その後、クールビズなどで、必ずしも男性がスーツにネクタイじゃなくてもよくなったし、女性の管理職も増え、社会進出も少しずつ進んできたし、ファッションに対する考えもかなり変わってきたしで、スーツの需要は減ってきたように思う。ニュース番組では、男性キャスターは、いまだ、スーツにネクタイ以外みないけど、女性キャスターの服装はかなりカジュアルなものも多く、それがいいのか悪いのか、議論の余地はあるけれど、ま、私が学会に参加するのに、何を着ようと誰も文句をいうことはないのは事実。
そういう意味では、無理にスーツを着なくてもいいのだけれど、じゃ、私って、いつスーツを着るの?ということになってしまうのだ。これから、就活があるわけでもなし、お偉いさんに会う機会もないし、クローゼットに眠っているスーツたちは、学会の時くらい、起こしておかないと、昏睡状態に陥ってしまう。
そうはいっても、コロナ前は、学会をはじめ、研究会、講演会、看護学校の講義など、それなりにクリニック外での仕事があったので、時々は、スーツを着ていたけれど、コロナ禍になってから、それらの仕事はすべてWEBとなり、スーツを着るチャンスはなくなった。
普段、自宅からクリニックまでの通勤は、車、時々ロードバイクという私にとって、通勤着というものはほぼ存在しない。何といっても、クリニックに朝1番に来て、診療用のユニフォームに着替え、スタッフ全員が帰った後に帰るので、帰りに用事があるとき以外、私服で誰にも会うことがないのだ。誰にも会わないとなると、毎日同じものを着ていても気にならない。1年中、下はジーンズ、上は冬はセーターやトレーナー、夏はTシャツ、しかも2~3枚を着回ししているだけ。さすがに下着は毎日替えるけれど、服は数日は同じもの。う~ん、絶対に1か月は同じものは着ないと決め、クローゼットが数十枚のブラウスであふれていた研修医のころが懐かしい。
というわけで、何年かぶりに本日着用いたしました麻のパンツスーツ。他にも、お眠りいただいているスーツたちを着る機会が、今年中に増えることを祈りつつ、夏用のスーツはまた昏々とお眠りいただくしかないのかな。いつまでも寝かしておくよりは、断捨離だよなと、クローゼットを眺めながら考える夏至前夜でした。


安全・安心

2021-06-12 23:04:43投稿

安全・安心な大会を…
この数か月、ニュース番組などで、何度この言葉を聞いたことだろう。いうまでもなく、オリンピックにむけた、政府の対応として馬鹿の一つ覚えのごとく繰り返されている文言である。
このブログでは、政治に対する意見を書かないというポリシーなので、菅総理の対応について、とやかく言うつもりはないのだけれど、安全とは何か、安心とは何かということを、考えてしまうことがある。
何故かというと、診療をしていると、ほぼ1日1回は、患者さんから「安心しました」という言葉を言っていただくからである。
がん検診を主な仕事としているので、診察後、「今日の検査では、異常ないと思いますよ」などと伝えることが多い私。
「そう言ってもらうと安心です。」「これで来年まで安心できます。」などのように患者さんが言ってくださると、私自身も、”安心”してしまうのだけれど、ふと、ホンマかいな?と思ってしまうことも・・・
検査に完全はないので、がん検診で異常ないからと言って、100%がんではないということではない。ウイルス感染症検査の精度だって、検査によっては、偽陽性、偽陰性率が結構高いものもあり、実際には安心できるのかどうかは定かでないからだ。
ただ、患者さんは、とりあえず”安心”して帰りたいと思っているのは確か。がん検診に限らず、何か症状があって心配してこられた患者さんについても、原因がわかって”安心”するケース、病気であっても、治る見込みがついて”安心”するケースなど、医者の仕事は患者さんに”安心”してもらう仕事なんだなとつくづく思う。
逆にいうと、”心配”や”不安”を与えてしまって、不信感を抱かれることがあるのも事実。だって、医療に100%はないのだから…とこちらの立場としては言い訳をしたいのだけど、治らない病気、診断のつかない病気、診断しても、理解してもらえない病状など、様々なケースがあり、なかなか難しいと言わざるを得ない。患者さんすべてに安心を与えることはできないのだけど、医者をやっている以上、少なくともクリニックに来ていただける患者さんについては、そこに向かって努力する以外にはない。

オリンピックの話に戻ると、とかく批判をかいがちな神戸大学教授、岩田健太郎先生の著書には、この、政府の「安全・安心」というフレーズに対し、
【断言口調で、ワンフレーズにし、結論めいたものだけをメッセージぽく伝えているだけで、「分かりやすい」のではなく、「分かったっぽい気分になる」だけ】
と書いてある。安全とは何か、安心とは何かをそれぞれよく考えてみると、コロナ禍でオリンピックを開催することは決して安全ではないし、どのように対策をしても、すべての人が安心するはずはないのに、何となく、大丈夫そうな印象を与えてしまう「安全・安心な大会を開催します」というコトバ。
大会が開催されることは、ほぼ確実になってるみたいだけれど、「安全・安心」だったといえるのは、2か月先のことで、神のみぞ知るとしか言いようがない。そして、今は、直接大会に携わらない庶民はその神に「安全・安心」を祈るのみ。


衣替え

2021-06-06 23:41:06投稿

いつの間にか、6月に突入。
6月と言えば、衣替えの季節だ。そうはいっても、地球温暖化で、異常気象が続く昨今、今年の梅雨入りは異常に早かったり、5月から真夏日もあったりで、日々の気温の差も激しいので、なかなか季節感がない。
クールビズなんていう新語の存在しなかった頃には、6月1日が衣替えの日と決まっていて、6月になると、学生や事務員の制服が涼しそうになって、ちょっとしたワクワク気分を感じていたものだ。5月の暑い日でも汗かきかき、冬の制服で登校していたのも、今思えば、四季を大切にする日本の文化のひとつだったなあ…
そして、制服だけでなく、家庭でも、押し入れの夏物と、タンスの冬物を入れ替える年中行事。さらに、寝るときの布団も、冬布団から夏布団に変わって、夏の間は、押し入れがぎゅうぎゅうになっていたものだ。
そんな、昭和の時代ははるか遠い昔。20年前から住む、現在の自宅には、畳の部屋がないので、いわゆる押し入れはなく、納戸とウォークインクロゼットがその代わり。夏物も冬物もすべて同じところに入っている。衣替えなどというものは、存在せず、要するにテキトーに夏物も冬物も入り乱れて押し込んでいるのだ。布団にしても、上から順にとっていって、寒ければ1枚増やすし、暑ければ減らすのみ。
そんな風にいい加減にすごしていると、家族が別れて暮らすようになるにつれ、気づくといわゆる普通の掛布団が減っていて、私が掛布団を使うことがなくなっていた。何故か、毛布ばかりが残っている。ベッドで寝ているので、敷布団は使わないのだけれど、毛布は、薄いものから厚いもの、綿毛布に羊毛布まで何故か選り取りみどり、たくさんある。で、いつのころからか、私の就寝スタイルは、冬は毛布3枚、春と秋は2枚、夏は一番薄い綿毛布1枚と、布団ではなく毛布のみで1年を過ごす形に収まっていた。もちろん、布団が嫌いなわけでもないのだけれど、寝相だけは良い自分は、毛布3枚重ねても、朝までにバラバラになることがないので、特に困ることがないのだ。季節によって枚数を替える以外、入れ替えというものはないので、納戸にあるほかの寝具は何年も日の目を見ていないものもある。
本当は、衣替えの6月がやってくれば、寝具も入れ替えて、カバーを季節感のあるものにしたりするのが日本人らしいとは思いつつ、理系人間の私は、毎日の天気予報で、明日の朝の最低気温をチェックして、毛布の枚数を決める令和の梅雨を過ごしている。


白い風呂

2021-05-29 20:57:47投稿

自宅の風呂をリフォームして、1か月が経過した。
自粛、自粛で、あまり楽しいことがない今日この頃、新しい綺麗な風呂に入る1日の終わりのバスタイムは、唯一のリラックスタイム。
新しい風呂は、TOTOのシステムバスなのだけれど、床、壁、湯船の色や素材などは、いくつかの選択肢があり、壁の一面だけ青にして、あとは、大体白っぽいものにした。

リフォーム前の風呂は、YAMAHAのユニットバスで、家を新築した時のものだったので、色や材質を選んだ記憶がない。注文住宅全体の中で、それぞれの部屋の壁に床に窓に・・・と、あまりにも決めることが多すぎて、ユニットバスの選択肢がどのくらいあったのかなんて、覚えていないが、湯船の色のことなど、考えていなかったと思う。ただ、いわゆる大理石風で、高級感あふれるという宣伝文句に乗せられた感じだったので、全体的に黒っぽいグレーで、岩の凹凸を表現した黒い点が散らばったみたいな感じで、汚れが目立たない模様だった。
考えてみると、汚れが目立たないというのは、要するに、汚れていてもわかりにくいということで、実際、掃除をしていても、模様なのか汚れているのかよくわからないこともあった。汚れにきづかず、掃除をしなければ、結局汚いわけで、綺麗にしようと思えば、汚れにすぐ気が付く方がよいということを、新しい白い風呂になって実感している。
白い風呂になって、しかも、照明がかなり明るくなったこともあって、何せ、ゴミが目に付く。髪の毛1本落ちていても、すごく気になってしまうのだ。もともと、自分自身、掃除は得意でないし、自分の部屋はお世辞にもきれいとは言えないけれど、兎に角新しい風呂では、気になって仕方がない。しかも、TOTOショールームの担当者一押しの「床ワイパー洗浄」というのをオプションで付けているので、床が特に気になる。「床ワイパー洗浄」というのは、カウンター下のノズルから水道水と除菌水が電動で散布されて、床の洗浄を行うというもので、掃除が楽になるということだ。洗浄のためには、床に物を置いておいてはいけないし、”入浴後のお手入れ”マニュアルには、洗浄の前に、熱めのシャワーで垢や泡汚れを流し、そのあと冷たいシャワーで温度を下げて、カビの発生を予防し・・・と毎日こまめにお手入れしましょうと書いてある。

1か月が経過した現在、この”毎日のお手入れ”は、欠かさずやっており、今のところ、風呂はとても綺麗だ。もちろん、1か月くらいでカビが発生するわけもなく、綺麗なのが当たり前なんだけど、このお手入れの習慣が、1年中続けられるのか、自分でも自信はないが、綺麗で困ることはないと思うので、いつまでも続けなきゃなと思っている。日経電子版の宣伝コピーを思い出す。
”365日分の差は大きい”


百円ショップ

2021-05-20 23:15:13投稿

ニュース番組で、昨年のGDPは大幅な下落で、主な理由は、個人消費の低迷だと伝えていた。
街角のインタビューでは、「出かける機会がないから、お金を使わない」「外食が減った」「おしゃれに使うお金がいらなくなった」等々、いずれも自分にも当てはまるような答えばかりだった。
一応、日進月歩の医療に携わる身として、コロナ前には、年に10回くらいは、学会や研修会などで、新幹線か飛行機に乗る距離の遠出をしていたけれど、この1年半の間、全国学会はすべてWeb開催になり、参加費は払っているけれど、交通費、宿泊費はゼロ。スーツなどのお高めの洋服も買うことはなく、そういえば、バックや靴も買ってないなぁ。関西の義父母にも、2年以上会えていないし、お金を使っていないのは確か。
マラソン大会も軒並み中止で、ランニング仲間と会うこともほとんどなく、せめて、ジョギングシューズくらい買いたいけれど、買うならやっぱり、都会のスポーツブラントの専門店に行きたいからと結局買っていない。
そこで…というわけではないけれど、最近、よく百円ショップに行っている。
”よく”というと、語弊があるけれど、この1か月で3回くらいでかけ、そのたびに、1000円以上買っている。
何か買う目的があって行くのだが、店に入ると、目的とは別のものを必ず買ってしまう。店の中を隅々まで見ていると、何を買いに来たのかもわからなくなる始末。
「えっ!これも100円!!」と思わせる新たな商品が必ず存在するのだ。
以前と違って、最近の100均は、100円でないものも結構売っている。200円とか300円とかもあるので、「これは絶対100円じゃないよねぇ」と思って手に取ってみても、何も表示していないものは、やっぱり100円だったりして、びっくりすることしばしば。
最近、オーブントースターを買い替えたので、ちょっと小さいオーブンに使える食器が欲しいなと思って、「ま、100均の食器で、さすがにオープンに使えるようなのはないでしょ」と、食器コーナーに行ってみると、あるわあるわ。立派なグラタン皿や、ココット皿がすべて100円。皿の裏には、ちゃんとレンジOK オーブンOKの表示。思わずお買い上げ400円。
そして、次に見つけたもの。
携帯拡大鏡。スマホスタンドと、画面拡大のレンズが一体となった、老眼専用(とはうたっていない)のグッズ。スマホで動画などを見るときに2倍拡大できるとあり、思わず手が出てしまった。
さらに、食品コーナーに突入。
昔の100均には、食品はほとんどおいておらず、あっても、いわゆる駄菓子と呼ばれるような、小さなあまり美味しいとは言えないお菓子類くらいしかなかった。というか、そう思っていたので、食品売り場を眺めたこともなかったが、よくよく見ると、調味料から飲み物まで、かなりの品ぞろえ。コンビニと同じようなレベルで、全部100円。最近、大手コンビニでも、自社ブランドの小袋入りおつまみを次々と出しているけれど、私の好きなナッツ類は、一袋が高カロリーなので、なかなか手が出なかった。小袋入りのおやつを一度あけると、空になるまで全部食べてしまう習性が、とうしても治らない自分としては、一袋が300kcal以上になるようなものは、買わないことにしているからだ。ところが、100均の小袋は、コンビニのそれよりも、さらに量が少ないので、一袋でもそこまで高カロリーにはならないことが表示を見て判明。結局、カシューナッツとアーモンドのおやつをゲット。
もともと、100円ショップと言えば、収納グッズに文房具が主力商品。消耗品だから、すぐ使えなくなっても、100円だから、ま、いっか。と消費者心理をくすぐるのが100均の100均たるゆえん。
やっぱ、毎回1000円以上買ってしまう私は、その作戦にのせられたよいカモなんだろうなぁ。わかっちゃいるんだけどなぁ。
恐るべし100均。


ワクチンのはざまで

2021-05-13 22:49:15投稿

新型コロナの第4波の真っ最中、防府市内も陽性者が増え、近場にさえ、安心して出かけることもできないゴールデンウイーク明けとなった。
医療従事者として、ワクチンの先行接種を受けさせてもらい、また、集団接種会場でも医師会員として、ささやかなお手伝いをさせてもらう中、マスコミ報道、国会の答弁、ネット記事など、あふれんばかりの情報をいやおうなく目にしてしまう。テレビには、色んな医師が登場して、勝手なことを言っているけれど、変異株が主流となって、危機感が強まる中、現場で患者さんを診ていない医師や感染症の専門医でない医師の出番はかなり減ってきたような気がする。
芸能人、スポーツ選手、政治家、アナウンサーにしても、何だか知ったかぶりなこと言ってるなぁと思わせられる意見も多い。
そして、自分自身も、医師の一人として、知り合いなどに質問されることがあるけれど、実際、未知のウイルス感染症に対して、どれだけ真実を伝えられるのか、呼吸器疾患に携わったこともなく、微生物学、免疫学、疫学などの研究なんて全く遠い世界の私が意見を言うのは、あまりにも無責任だというのが、正直なところだ。
ただ、ネットの怪しい記事や、菅総理の質問の答えになっていない対応を聞いていると、自分なりに、正しい知識を得たいとは思うので、私の中で、信頼できると思われる著書を何冊か読んでみた。
「専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話」 忽那賢志 (幻冬舎新書)
「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」峰宗太郎・山中浩之 (日経プレミアシリーズ)
「丁寧に考える新型コロナ」岩田健太郎 (光文社新書)
「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!」西浦博・川端裕人 (中央公論新社)

とりあえず、ワクチンをうたれて、腕が痛いのを我慢しつつ思うには、意見というものは、色々あるのが当然で、最終的に自分の意見を持つためには、知識が必要で、誰が言ったのかではなく、理論的に、客観的になりたつ意見を信じるということだ。いわゆる肩書に騙されたり、マスコミに踊らされる事が多い気がするのは、コロナ禍で気になっていた。しかし、上記の著書の著者たちは、データ、科学に基づいて意見を伝えているので、読み終わってみると、何となく、自分の中で、少し新型コロナを理解できてきたように思う。
今後、ワクチン接種が拡大して、いずれは、パンデミックは収まるのだろうけれど、これが、今年なのか来年なのか、5年後なのか、誰にも分らない。ワクチンだって、中和抗体がいつまで効果あるのか知る由もない。
ただ、読んだ本の著者たちは、専門家として、政府にも提言されている方たちで、相当、この1年、苦労をされているんだということは理解できた。”8割おじさん”と呼ばれた、西浦教授に至っては、殺人予告までされて、一時期、警備の人を付けていたこともあるということで、本当に、頑張っておられるということを知ることになった。本文にも出てくる、政府分科会の尾身会長の努力、人間性にも触れられていて、テレビのニュースだけでは知りえなかったことを知っただけでも、読んでよかったと思う。
そして、重症患者の治療に奔走している方たちと同じ医療従事者のはしくれとして、せめてワクチン接種くらいには協力していかなくてはなと気を引き締めている。


ゴールデンウイークの佐波川で

2021-05-04 23:18:18投稿

新型コロナウイルスの変異株のおかげで、2年連続どこにも出かけられないゴールデンウイークとなった今週も、相変わらず、佐波川を走るくらいしかすることのない私。
ジョギングを始めた10年前。当初は、よく、佐波川を走っていたけれど、3年たったころからは、年に数回しか走ることがなかったのに、この1年は、コロナ禍のおかげで、少なくとも月1回、多い時は、月5回くらい、佐波川ランを実行。いつも同じ場所を走っているので、これほど、季節の変化を肌で感じた1年はなかったように思う。
川土手を彩る草花は、春になって、芝桜、つつじと、ピンク系の花が咲き誇り、4月下旬からは、タンポポ、アザミ、ツユクサなどに変わっている。そして、本来なら、暖かさとともに、若い人たちが多くなり、河川敷で集まる人たちが増える時期。このゴールデンウイークも、色々と楽しみがあるはずだったと思うけれど、コロナ禍でのきなみ中止になっている。
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そんな中、コロナ禍で俄然注目されるようになった、ソロキャンプ。真冬から、毎週末、河川敷には、いつも何張かのテントが張られている。何もないのに、ただ、テントを張って車の外で寝泊まりすることに、どういう楽しみがあるのかわかんないけれど、私が走るたびに、いつも目にしていたテントたちが、この連休はびっくりするほど並んでいた。みんながソロなのかどうかしらないけれど、密閉、密集はなさそうだ。
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そして、なくなる行事もあれば、強行する行事、ひそかに開催される行事もあるようで、5月の緑が美しいこの時期に、行事に参加する人たちは、「今頃、こんなことしてていいのかな…」とちょっぴり後ろめたい気持ちなんじゃないかなと慮ったりする。

そんなことを思いつつ走っている自分も、ホントは色々と行ったり、参加したりしたいけれど、後ろめたい気持ちになるのも嫌だし、もちろん、もし、感染してしまったら、それこそ、大変だし、と、結局、もやもやした気分は、スッキリしないままのゴールデンウイーク。
来年こそは、後ろめたい気持ちなしに、旅行にでも行けたらいいなと思っているのは、私だけじゃないと思う。
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リフォーム

2021-04-29 23:08:27投稿

今年1月に、我が家の風呂トラブルについて、このブログに書いたが、その後、色々と検討を重ね、ついに、リフォーム工事が実現した。
大体15年以上たったら、水回りはリフォームの考え時というのが、住宅メーカーの常識のようだ。現在我が家は築19年たち、ガタがきて当然ではあったけれど、入浴できないわけではなかったし、小さな修理で困っている部分の修復ができることはわかっていた。だけど、まだ、当分は住み続ける予定だし、思い切ってユニットバスごと新しくすると決め、TOTOのユニットバスシステムを選び、脱衣室の壁と床も新しくすることにしたのだ。

ところで、リフォームという用語は、昔からよく聞くのだけれど、最近になって聞くようになった用語として、リノベーションというのがある。なんとなく、似たような、違うような、ジャパニーズイングリッシュなのかもと思って調べてみた。
英語の「reform」は「悪い状態からの改良」を意味し、リフォームという言葉を使うときは、基本的に壊れていたり、汚れていたり、老朽化したりしている部分を直したり、きれいにしたり、新しくしたりすることを指すとのこと。一方、「renovation」は「革新、刷新、修復」を意味していて、リフォームがマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、リノベーションはプラスαで新たな機能や価値を向上させることを表すらしい。
例えば、外装の塗り直しや、キッチンの設備の変更、壁紙の張り替えなどがリフォームに該当し、リノベーションでは住まいの空間をよりデザイン性の高いものに改良したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが該当するということだから、我が家のお風呂改造は、リフォームに間違いない。
マイナスをゼロに戻すという意味のリフォーム工事だが、20年前の最新式と、令和の時代の最新式とは比較にならないので、間違いなくプラスになっている。一番変わったのは、風呂の床。冬でも冷たくないようにと、断熱効果があって柔らかい素材なので、足触りが心地よい。防カビ効果のある素材が、どのくらいカビずにすむのかは、何年か経たないと実感できないとは思うが、とりあえず、毎日きれいにして、乾燥させるように気を使っている。
見た目のきれいさに釣り合わないからと、20年以上使ってきた風呂椅子と洗面器もホームセンターに行き、買い換えた。ユニットバスの壁はすべて金属が入っており、壁のどこにでも磁石がつくということで、シャンプーなどを置く棚やフックは、マグネット式の好きなものでOKなので、ついでにゲット。
そして、これは風呂とは直接関係ないけれど、水でジャバジャバ洗えるポータブルテレビも購入。お風呂タイムをテレビタイムにすることにした。金属の壁に囲まれて電波が届かなかったらどうしようという心配も無駄におわり、湯船に入ってゆったりテレビをみることができるようになった。放送されている番組だけでなく、録画したものも、YouTubeも観られるというおまけつき。何時間でもお風呂で過ごせるアイテムがそろってしまい、のぼせるのは必至。

コロナ禍で、2年以上は温泉に行っていないので、せめて、自宅のお風呂タイムくらい贅沢しても、誰にも文句はいわせないぞ。どうせ、どこにも行けないんだし、ゴールデンウイークは、長風呂で過ごすしかない。


ソーシャルディスタンス

2021-04-18 22:04:18投稿

コロナ禍が第4波に突入して、また今年もどこにも出かけられないゴールデンウイークが訪れようとしている春、仕事とジョギングと読書だけに時間を費やす毎日を過ごしている。
桜が早く咲いたのと同様、5月に入って咲き誇るはずのつつじが、すでにあちこちで咲き始めているけれど、いつ咲こうと、やはり花が咲いているのを見るのは、癒しになるなぁと、佐波川をジョギングしながらキョロキョロする私。
新橋の老朽化で、ボルトが落ちているというニュース報道があってから、橋の下の遊歩道が通行止めになったのは、ちょっと悲しいけれど、新橋から見える土手の芝桜は、今が見ごろ。濃いピンクの中に、白い花で「幸せます ほうふ」の文字がわかるようになっているのは、手間暇かけて花を植えていただいた方たちに感謝、感謝。
DSC_1850.JPG (8.86 MB)そして、新橋から下流に走り、大崎橋を超えると、今度は、土手の上の舗道に、つつじが咲き始めている。新橋からの風景に比べると、車道からは遠いし、たくさんの人の目に触れることがない場所だけれど、ジョギングには最高のコース。今朝は5分から6分咲きといったところで、今週は気温が6月並みになるという予報だから、来週くらいには満開だろうなと思う。

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スマホで写真を撮りながら走っていると、ジョギングなのかウォーキングなのかわかんないくらいのスピードになってしまうけれど、誰にも会わず、一人で黙々と走る中、マスクをしていなくても、感染のリスクはゼロなので、気分は上々。
感染リスクといえば、週末は、結構、ランニングしてる人をみかけるけれど、時々、本気でランニング練習してると思われる集団に出くわすと、はぁーはぁーという息が聞こえるので、「飛沫が飛んできちゃいけないぞ。」と走りながらびくっとすることがある。ニュースなどで、言われている話としては、マスクなしでジョギングする場合、10m程度の距離をとったほうがよいと聞いたので、気持ち、舗道の端によって、すれ違う時は、数秒間でも息を止めるようにしている。同じ方向に走っている人の場合、基本的に、私ほど遅く走る人はいないので、すぐに距離は離れてしまうから、ま、自然とソーシャルディスタンスは確保されているんだけれど。
そんなこんなで、4月に入って、5回目の佐波川ジョギング。天気のよい朝は、春の花だけでなく、あちこちから聞こえてくる鳥のさえずりも癒しの一つ。そして、季節とは無関係で、さえずりも癒しにはならないカラスもよく見かける。カラスの素性、生活のサイクルはよくわかんないけれど、見ない時は一羽も出会わないし、見かけるときは、一度に何羽もみることが多い。昔からカラスは賢いといわれているけれど、今朝であった佐波川のカラスたちは、なんと、感染リスクをわかっていたのだ。

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3~6mくらいの間隔で10羽くらいが並んでいるのをみて感動。特別、土をつついているわけでもなく、あまり動くわけでもないカラスたちが微妙な距離で河川敷にポツンポツンといるのをみて、「あんたたち、ソーシャルディスタンス、わかってんねぇ」とつぶやく私。


今年は違うぞ

2021-04-09 19:12:15投稿

今年の桜は記録的に早く咲き、3月中にほとんど散ってしまった。
昔からなじみのある、満開の桜の下でうつった入学式の写真は、今年の新入生にはないことになってしまい、ちょっと残念。でも、去年は入学式そのものがないことが多かったし、1年前から変わってしまった世の中に桜も合わせているのかもしれない。いつもと違うぞ、何だって今まで通りにはいかないぞ、地球温暖化、パンデミックを放置すると大変なことになるぞと桜が教えてくれているのだろう。
そして、わがクリニックの桜・・・
一昨年の3月に園芸店から購入した鉢植えの一才桜。購入したときには、つぼみがいっぱいの状態でやってきて、すぐに満開になった。その後、1年間水をやり続けてみたけれど、去年は3月になっても4月になっても、変化なく、5月になって、たった1個だけ花をつけた。春から夏に、室内に置いておいたことがよくなかったのだろうと、1年前に花が散ってからは、ずっと、クリニックの勝手口の外におき、雨、風にさらして、とりあえず、水は毎日やった。そして、世の中の桜が散ったあと、今月になってからつぼみが膨らみだし、ついに開花。今日の時点で10個くらい咲いている。まさに、例年の桜が満開になる季節だ。入学式シーズンにしっかり咲くなんて、やるじゃん。今年もコロナの再拡大で大変な春になったけれど、頑張れよと言ってくれているようだ。

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そして・・・去年とはちがうのは、カープの投手陣。何といっても勝利の方程式が本当に勝利にむすびついて機能しているので、観ていて気持ちよい。やっぱ、栗林君の内角ストレートはスカッとするねぇ・・・
メジャーリーグの大谷選手も、去年と違って、大活躍中だ。リアル二刀流で、アメリカのメディアも大絶賛。去年と違って残念なのは、「Big fly オーターニサーン」の中継がなくなったことくらいで、今のところ調子良さそうなので、期待大。
コロナ禍でなかなか楽しみがない中、スポーツの力はやっぱり大事だなと思う。どんなスポーツでも、現地に行って、大声をあげて応援するのが楽しいけれど、せめてテレビの前て応援して、今年は違うぞというところを見ていきたい。


春本番

2021-03-28 23:15:54投稿

春本番のこの週末、ついにプロ野球が開幕。
1年前の今頃は、オープン戦が無観客になって、開幕も延期。新しい感染症に対する不安の中、まあ、5月には開幕するだろうと適当に思っていたような気がする。
オリンピックを筆頭に、スポーツ関連の行事、大会は、今後も先行き不透明ではあるけれど、とりあえず、好きなプロ野球が開幕したことは、やっぱり嬉しい。
今年の話題と言えば、今のところ、筆頭は、阪神の佐藤選手。カープファンとしては、あまり打ってほしくはないけれど、新人の活躍というのは、プロ野球界全体が盛り上がることにつながるとは思う。もちろん、佐藤選手よりも、2試合連続で、9回を三者凡退に抑えた、カープのドラ1栗林投手に期待大ではありますが、開幕3連戦だけでは、何とも言えず、30試合くらい過ぎてみないと、わかんないしねぇ・・・ホントは、新人よりも、カピバラ3兄弟(わかる人にしかわかりません)に活躍してもらいたいのが私の気持ち。

プロ野球の開幕とともに、桜も満開になるという、今年の春はとても早くきてしまった感じ。先週あたりから、気温も高く、ダウンコートもさすがにもういらないなとクリーニングに出した日、いつものように、クリニックの西方面、西浦地区の田園地帯をジョギングしていた。この地区のジョギングも、コロナ禍で、ジムに行ったり、ランニングの練習会に参加したりをやめてしまった昨年6月ごろから始めたんだけど、そのころは、田植えも終わり、水のはった田んぼだった。それから、稲が育ち、黄色くなって、秋に収穫されてという季節の移り変わりを肌で感じるこのコースのジョギングも、冬になって、あまりみる景色がなかった。ただ、もう春だよなぁ、何か春らしいものないのかなぁと思いながら、よくよく足元をみてみると、菜の花は咲いてるし、クローバーがたくさん。レンゲにタンポポに、スギナに・・・えっ、スギナってことはつくしもあるかもと思ってよく見ると、あまりにもたくさんありすぎて気付かなかっただけだった。そこらあたりつくしだらけ。思わずジョギングするのをやめて、GPS時計も休止にして道端に座り込む私。広島市内の田畑のない校区で生まれ育った私は、幼いころ、春になると、毎年のように太田川放水路の土手に、つくしを探しに行っていた。といっても、わざわざ車にのってそのために連れて行ってもらうような、子どもの自分にとってはかなりの遠出だったのだ。しかも、一生懸命探して、1本、2本と見つけると嬉しかった記憶がある。要するに、そこらへん中にあるものではなかったのがつくし。田んぼだらけのこの地区では、珍しくもなんともないつくしに、幼い頃の思い出がよぎり、春をたっぷり味わうことができた。

陽が長くなり、ジョギングしやすい春。カープが勝ってくれれば、もっと気持ちよく走れるぞ。
栗林君、頼むよ~

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Wi-Fi

2021-03-22 23:00:48投稿

先月、帰省した息子が、我が家のWi-Fiが、繋がらないというので、そういえば、最近、スマホのWi-Fiのアンテナ(扇形のマーク)がたっていないよなということに気づいた。普段、自宅のPCは有線で繋いでいるし、スマホを使うといっても、1か月に1ギガも消費していない自分にとっては、自宅の電波がどうなっているのか、気に掛けることはなかった。
そもそも、我が家のWi-Fiって、どうなっているんだ?我が家はPLCでつながってるから電波は関係ないんじゃなかったっけ?
と、色々考えても、ど素人にはどこに問題があるのか、何をどうしてよいのかもわからないので、ドコモの訪問サポートに依頼して、我が家のネット環境を確認してもらうことにした。
で、プロに診てもらったところ、器械の故障などではなく、単に機械が古すぎて、通信速度が遅すぎるだけだということが判明。ついでに、インターネット上で、使っているPCの回線通信速度を調べる方法があるということも、教えてもらった。一般的には、ストレスなくPCで通信できるのは、ダウンロードスピードが10~30Mbpsということだそうだ。で、自宅のPCの通信速度は、有線で8Mbps、無線にしてみると、何と1.5Mbps…繋がらないはずである。
ところで、無線とWi-Fiというのは、全く同義語なのかしらん?我が家のPLCっていったいどうなってるの?と、この度、今まであまり考えてみたことのないことに対して、???のオンパレードとなったので、ついでに、ググってみることにした。
まずは、Wi-Fiとは?
Wireless Fidelityの略で無線でネットワークに接続する技術のことをさす。Wirelessとは、無線LANを意味し、無線LAN自体は、電線を使わないLANの総称。無線LANは電波だけでなく、赤外線やレーザーなども含まれる広い範囲を意味するので、厳密にはWi-Fiと無線LANは同じではないけれど、一般認識としては、同じものとして広まっているので、IT業界人でなければ、Wi-Fi=無線LANと考えても差し支えないようだ。
今や知る人ぞ知るPLCとは?
普通に自分の周りにいる人に聞いてみても、PLCというのを知っている人なんてほとんどいないのだが、これは、10数年前に、「家庭用のコンセントにつなぐだけで、インターネットができる機器」といういかにも素人向けの機器として発売されたもの。PLCとは、Power Line Communicationの略で、アダプターをコンセントにさすだけで、家庭内の電気配線を使って、データ通信ができるという優れもの。マスターとなるモデムをLANポートにつなげば、家のどこのコンセントからでも、アダプターを使ってインターネットができるということで、我が家では、2006年にヤマダ電機の店員さんに勧められるがままに購入したのだ。実際には、繋がりにくいことは初めからあったけど、何がどうなっているのかわからないまま、10年以上経過してしまった。結局、PLCが世間に広まらなかったのは、電波の周波数を下げたことによって、実際の家庭では、分電盤の問題もからんで、どの部屋のコンセントでも繋がるというわけにはいかない事態が生じ、なかなか普及しなかったらしい。その後、改良を重ねて、現在でも、会社などでは使われることはあるみたいだけど、それよりもスマートフォンが普及して、一般家庭ではWi-Fiの方が使いやすくて、普及してきたということだそうだ。
そんなこんなで、10年以上何も進歩していなかった、我が家のネットワーク環境に、この週末、新しいWi-Fiのルーターが登場した。またまたヤマダ電機で購入して、説明書を見ながら、自分で何とか繋いでみたところ、ついに、家のほぼ全域で、スマホの扇型マークがたつようになった!家のコンセント4か所から、PLCのアダプターが消え去り、コンセントもすっきり!!
PCのダウンロードスピードを計測したら、19Mbps と表示された。PCが古いから遅いと思っていたのが、どうやら、通信スピードのせいだったということがわかり、今日も、このブログの記事をサクサクうてている。もっと早く、速くなっていればねぇ・・・
なんだが、自分もちょっとネットワークシステムに詳しくなったようで、気持ちもすっきり!


2021-03-14 18:41:22投稿

半年くらい前から、週末の朝は、特別な用事がなければ1時間以上はジョギングをすると決めている私。観測史上、最も早い桜の開花が宣言される地区が出てくる中、雨も上がったので、土曜日の朝、2週間ぶりに佐波川を走った。
防府市内で佐波川に架かる橋。本橋のたもとの河川敷から新橋、大崎橋、防府大橋まで走ると、大体5㎞。自宅からの往復で、大体12㎞になる、私のマイコース。

先週は、東日本大震災から10年ということで、毎日のように、震災関連のニュースや特別番組が放送されていたけれど、私にとって、震災があった日というのは、超運動不足を脱却しようと、ジョギングを始めた翌日にあたるので、毎年、3.11から〇年と言われると、自分の中では、走り始めて〇年なんだなと思ってしまう。

河川敷を走りながら、震災のこと、防災意識、家族や周りの人々が元気でいてくれる有難みを感じながら10年の間にあった出来事などを考えていた。思えば、14年前に開院してから、勤務医時代には想定していなかった、良いこと、悪いことと経験し、開業が軌道に乗ってきてはいたものの、自分の体力のなさを痛感した10年前。突然、「私、走ります」宣言をして、初めて近所を2㎞走ったのが3月10日だったなあ。筋力がなさ過ぎて、膝を痛めて、筋トレして・・・震災から1年後の3.11には、第1回の名古屋ウィメンズマラソンに参加して、名古屋ドームで黙とうして、人生初のフルマラソン完走。そこから、ちょっと本気でランニングするようになって、目標だったフルマラソン4時間半切り、ハーフマラソン2時間切りを達成し・・・その後も色々と目指す大会があったけれど、タイムを気にするのはそのうちやめ、それでもなんだかんだと走るのはやめず、10年たってしまった。
今は、何のために走っているかと言われると、一番は、体力の低下への恐怖感のためでしかないし、コロナ禍で、大会に参加したり、大勢でワイワイ走るのは難しいし、楽しんでるとは言えないよなぁ・・・
と、下向きの気持ちで走っていると、川の向こうの山に、みえたのは虹。

令和の始まり、天皇皇后両陛下の「即位礼正殿の儀」の日、皇居の上に虹がかかっていた。
虹には、色んな言い伝え、ジンクスなどがあるみたいだけど、少なくとも、悪いものを表すことはない。虹をみて、気分を害する人もいない。実際には、湿気の多い雨上がりなどに、雨粒に太陽の日差しがあたって、乾いた時には見えない太陽の光に色がついてみえる気象現象と言ってしまえばそれまで。だけど、雨粒が残った状態で日が照るという偶然が重なる幸運に恵まれないとみられない現象なので、縁起が良いこととして考えられているようだ。
虹が見えた時のジンクスに
”良い未来がもうすぐ来るため安心してほしいと伝えている”
”困難なことに光が差し解決策が見つかるかもしれない前触れ”
等があるらしく、虹を見ながらジョギングできる幸せに、もっと感謝しなきゃいけないなと10年を振り返りながら走っていた。
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スリップ

2021-03-08 22:23:24投稿

先日、戦前生まれの私の母が、病院を受診するために、下着を新調したい(この発想が戦前生まれらしい)と、ショッピングモールの下着売り場に出かけて行った時のこと。
売り場の女の子(平成生まれに違いない)に
「スリップを見せてください」とばあちゃん。
「スリップって何ですか?そんなものはうちには置いてませんけど」
この話を聞いた私は大笑い。
スリップなんてものは、平成女子が着ることはないだろうなぁ。でも、下着売り場の店員が知らないのは困るかも・・・そこで、私が
「確かに、私もスリップは着んけど、今頃の言葉なら、キャミソールかもねぇ。」というと母は、
「シミーズじゃろ」
大爆笑。
「スリップのほうがまだ通じる・・・・」
あまりに可笑しかったので、何となくググってみた。
今どきのデジタルネイティブ世代に通じないファッション用語。
ズロース、ランニング、パンタロン、とっくり、チョッキ、Gパン等々
これらは、ものは存在するけど、言い方が今とは違う感じのもの。もの自体をほぼみなくなったのは、ブルマ、ももひき、ステテコ、モンペ等々。
考えてみると、ズボンのことは、パンツというのが一般的だけど、パンツと言えば、昭和の時代は、下着のパンティーを指していた。平成の時代になって、下着のことは、男性ものの場合、ブリーフ、トランクス、ボクサータイプなど、形によって分かれている感じ。女性ものは、パンティーというよりショーツということが多いし、Tバックなどの特殊なのもあるし・・・
ズボンという用語は、総称としては使うけど、パンツと言い方以外に、より具体的な形で色々呼び名はあるなぁ。スラックスとズボンってどう違う?パンタロンは、ワイドパンツ?Gパンは、ジーンズだけど、ストレートとかボーイフレンドとか、ストーンウォッシュとか種類も形も色々。
おそらく、戦前生まれが使わない、タンクトップ、ジレ、パーカーなども昭和には聞いたことなかったなと考え出すと、ファッション用語というのは、とても面白いことがわかってきた。
更に調べてみると、パンタロンというのは、元はフランス語でpantaloneと書き、フランスでは今も普通に使われているとのこと。このpantaloneを略したのが英語のpantsらしい。現代の日本人が身につけている着物以外のファッションは、下着も含めて、明治以降に海外からはいってきたものだから、なかなか日本語が語源のものはないようだ。そんな中、チョッキはベストのことだけど、このチョッキというのだけは、シャツの上に”直接着る”というところから、直着という漢字が語源という説もあるようだ。
衣料そのものだけでなく、ファッション雑誌を見ていると、例えば、「週末コーデ」「着回しボトム」など、よく考えると何のこっちゃ的な見出しだらけだし、アウター、インナー、アンサンブルなど普通に使っている用語もカタカナのみ。これって、日本の歴史だよねー、ファッションは文化だよねーと思ってしまった。
コロナ禍で、お出かけしなくなり、よそ行きの洋服を買う人が減ったこの1年。衣料品業界は窮地に立たされているという中、久々に笑ってしまったスリップの話から出た、ファッション用語を調査した私。旅行や出張などで、流行の服を買って着ていくことが来年度はたくさんありますように。


2021-03-02 23:36:08投稿

昨年の梅雨は例年になく雨の日が多かった。
クリニックビルの勝手口の庇が小さく、朝夕の出入りの際に、雨に濡れることが多く、当院開院14年目にして、何とか庇を大きくできないものかと工務店に相談し、梅雨もあけて半年以上たった、先月中旬、ついに、庇を大きくする工事を施工してもらった。
それ以降、雨がふらないものかと初めて長靴を買ってもらった子のように空を見上げる私。普通、2月というのは、あまり雨の季節ではないし、降ったとしても、朝夕の勝手口を通るタイミングで降ってなければ、庇のありがたみは感じられず。

庇の包容力を実感できる日が待ち遠しい中、春が来たり冬に戻ったりする目まぐるしい天候の2月下旬、偶然入った店先で「逆さ傘」を目にした。今まで、そんな傘があるなんてことは全く知らず、買いものするつもりもなかったのに、店頭においてあるその傘の宣伝DVDを眺め、「コレ、欲しい!!!」と衝動買い。
その傘とは・・・
仕組みとしては、折りたたむ際に、通常とは逆方向に、内側に折りたたむので、水滴がつかないというのもの。5年くらい前に、販売され、今では、色んなメーカーからピンキリで出ているらしいけど、私が買ったものは、元祖逆さ傘の、CARRYsaKASAという商品。詳しくは、https://youtu.be/_fY3aMsQRno

大きな庇とCARRYsaKASA
どうせ、遠出ができるわけでもないし、仕事の日は雨で困ることもなし。早く出番が来ないかなと思っていると、今朝、出勤時に結構な雨が降っていた。まずは、車に乗るときに、傘を開いたまま乗って、ドアをぎりぎり迄閉じてから、傘を閉じる。そして、その傘を助手席に乗せる。ただ、これだけのことで、ちょっとニヤニヤしてしまう私。そして、クリニックに着くと、階段を上って勝手口へ。濡れていないドアの前で、鍵を開け、新聞を取り出す。閉じた傘を、そのままポンと置く。傘立ていらずの逆さ傘。

雨のたびに、こんなウキウキする気持ちになれるなんて、いつまでも続くわけはないけれど・・・
コロナ禍でちっとも楽しみがない中、ちょっぴりでも明るい気分になれるなら、いくらでも雨降ってほしいなあ。


道の駅

2021-02-23 21:19:06投稿

コロナ禍の昨今、なかなか遠出ができず、ストレスが溜まっているなぁって気持ちは、多かれ少なかれ誰もが感じていると思うので、結局のところ、仕方ないなと思っているわけだけれど・・・

それでも、先週末から急に春めいて、暖かくなったので、飛び石連休でもあるし、兎に角、ちょっとお出かけしたい気分だったので、山口県内の道の駅をいくつかまわってきた。
道の駅というのは、平成3年に社会実験としてスタートしたらしく、道の駅阿武町はその実験事業に参加していた第1回登録道の駅の一つ。現在リニューアルされて、県内でも人気の駅だけど、特に新鮮な海の幸が安くておいしいと評判で、萩市内の道の駅しーまーとの方が観光としてはメジャーだけれど、魚を買うことだけが目的なら阿武町まで足を延ばす方が賢いという噂。
阿武町に行ってみたのは、午後だったので、案の定、魚介類の売り場はすべてすっからかん。魚ひと切れも残っていなかった。今回の目的は、道の駅巡りであって、魚が目的ではなかったのだけれど、今度、魚を買いに来るときは、開店と同時でないとだめだということがわかったことで良しとすることにした。
魚介類以外にも、地元産の美味しそうなものを売っているのは、阿武町に限らずどこの道の駅でも同じ。山口県内の場合は、どの駅でもかなりの商品が共通しているけれど、日本海側と瀬戸内側では少しずつ違うものもある。色々みていると、どれも欲しくなって、買い物かごを持ってしまうと、買うつもりのないものをなんだかんだ買ってしまった。
甘いものはあまり得意でない私は、スナック菓子類が、大好きなんだけど、一度食べだすと、「やめられない、とまらない」になってしまう。知らないうちに食べていると、一袋で大体500kcalを軽く超えるものが多いので、ここ数年、自分で買うことはなかった。毎日スマホで、歩数と消費カロリーを測って、日々体重キープに努めている身としては、ポテチなんかは禁断のお菓子の最たるもの。だけど、テレビ番組の中で全国ご当地ポテトチップス選手権で優勝した、山口限定、吉田松陰のイラスト入りポテチを道の駅でみつけてしまい、ついに買ってしまった私。一袋買ってしまうと、がまんの糸が切れてしまい、あれもこれもと、ごぼうチップスに、塩味ラスク、フィナンシェ、えびせんべい等々、好きだけと我慢していたお菓子類をかごに入れる羽目になってしまった・・・
こうなったら、日々自分に課してる歩数のノルマを1000歩増やして、カロリー消費するしかないんだけれど、100kcalは一瞬で摂取できるのに、消費には30分以上かかるんだよねぇ。
道の駅に行くのは、当分やめておいた方がよさそうだ。


森会長の辞任に思う

2021-02-20 23:39:13投稿

今月の初めに、森喜朗元総理大臣の「女性は話が長い」発言から、性差別問題がクローズアップされ、スポーツ界だけでなく、世界中に日本社会の問題をさらけ出すことになって、色々と考えさせられる毎日が続き、このブログを更新する気になれないでいた。
自分自身、性差の問題については、思春期のころからいつも気持ちのどこかにくすぶるものがあって、何が正解かもわからないまま、今に至っているように思う。
私の両親は、戦前生まれであり、高度経済成長期の真っただ中に私を育てた世代。女の子は良妻賢母になるのが一番という考えから、女の子でも、手に職をもたないとこれからはダメだという考えを持つ人も増え始めたころだ。実際、私自身は、手に職をという点では、家族や親せきに国家資格を持った人など一人もいなかったため、医師というのは、手に職の最たるものだといわれ続けて10代を過ごした。一方で、女の子は料理や裁縫もできなくてはいけないと、小学生のころから台所に立たされてもいた。中高一貫の女子高で進学校だった6年間は、男子と比べることがないまま、少数派の理系を選択し、医学部に入ったけれど、大学に入ってみると、見事に周りは男子ばかり。自分が女性であることを意識せざるを得なかった。医学生時代、仲のいい友達は女子よりも男子が多く、一緒にトイレにまで行くようないわゆる女子同士の付き合いというものをしたことはなく、学年の21人の女子の中でも異色だったと今でもいわれる。そんな自分なのに、卒業して、男社会に出ていくために、女性であることを利点にできるのは、産婦人科しかないと思い、仕事内容はハードだったけど、最終的に選択したのは、女性だけの患者さんの科で、結局、性差を利用したんだと思っている。医者になってからは、研修医のころは言うに及ばず、10年選手になってからも、病院で白衣を着て、医師の名札をつけていても、「看護婦さん」と呼ばれる日々。医者は労働者じゃないからとか、医者に産休育休はないからとか、今になって思えば、明らかにあれはセクハラ、パワハラ、マタハラだったよなといえる体験は数知れず。ただ、そのころ、そんなカタカナ語は日本社会には存在しなかったので、ちとおかしいよなと思いつつも、受け入れざるをえず、がむしゃらにやってきた気がする。世界基準からは、相当遅れているといわれている、女性の地位が低い日本という国も、医師として私の歩いてきた30年でも、かなり変わってきているのは確かなので、これからも変わっていくのは間違いないと思う。
けど、どういう方向に変わっていくのが一番よいのか。男女の違いは、あくまでも生物学的なものだけであって、社会的な面、頭脳的な面は、何もかわらないのは確かだけれど、男系一筋で1000年以上も続いてきた皇室の伝統、日本独特の文化もまた、受け継がれていくためには、何もかも男女同じということにはならないんだと思う。男女に関係なく、どういう社会が一番いいのか、女性だけを診療する毎日の中、橋本聖子会長の就任に期待しながら、自分の中の心の模索は続いている。
そんな模索の中、今月読んだ本。いずれも、色々考えさせられる内容のものばかりだ。
 国対委員長(集英社新書) 辻元清美
 消えたお妃候補たちはいま(ベスト新書) 小田桐誠
 オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る (プレジデント社)オードリー・タン
 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?(光文社新書)山田昌弘
 日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち(角川書店) 石井妙子


国会中継に思う

2021-02-04 23:55:42投稿

現在、通常国会開催中で、毎日、ニュース番組の中で、国会審議のごく一部が報道される。ホント、ごく一部・・・でも、実際には、大昔から国会審議は、NHKで朝から夕まで生中継されており、たまに、テレビをつけたときにそれを見ることがあるけれど、少なくとも、1時間以上続けてじっくり見たことはない。
日本国民の中で、どれほどの人が見ているのか、わからないけれども、今日は、休診で、午前中に時間があったので、衆議院予算委員会の中継を、9時の開始時間から2時間くらい眺めていた。
というのも、コロナ禍の色々な問題で、政治の重要性を今更ながらに考える今日この頃、もと官僚の著者が書いた本を電子書籍kindleで数冊読んだので、国会の質疑応答の準備に、霞が関の人たちがどれだけの時間を割いて、どれだけの苦労をしているのかを考えてしまったからだ。
千葉康裕著「ブラック霞が関」(新潮新書)では、官僚たちの仕事は、公務員だから9時17時で終わると思っている国民が多いが、実際には、7時27時なんてザラという勤務実態について、問題提起している。
特に仕事が深夜に及ぶのは、国会開催中で、翌日の国会質問の中身を作るのは、ほとんど官僚で、翌朝の国会開始前までに、質疑応答の内容を決めて文字にし、コピーして配らないといけないのが、一番ブラックになる理由だと書かれていた。
国会中継をみていると、実際に、閣僚、議員の質疑応答は、ほとんど紙に書かれているものを読んでいるだけに近い。しかもほんとに「紙」
これが、タブレット端末になるだけでも、官僚の仕事が減るのにということが、著書に書かれていたが、学校の授業をタブレットでやろうぜと言っている国会が、紙だらけというのは、確かに問題ではないのかしらん。
昭和の受験生は、何度も何度も辞書をひいて、辞書が手垢で汚れているかというのが、ひとつのステータスだったけれど、今時の受験生の机の上には、辞書どころか、参考書や問題集などはないのだ。問題集を買ったとしても、その問題集のはじめのページにあるシリアルコードを入力すれば、タブレットにダウンロードできて、紙の本は不要になる仕組み。要領のいい奴は、その不要になった紙の本をメルカリで売るらしい。う~ん、昭和の人間には考えも及ばない・・・
デジタル庁も創設されたことだし、これから紙媒体はどんどんなくなっていくのだとは思うけど、まずは、国会だよなーと、朝から中継をみながらブツブツ言う私。
肝心の審議の中身についても、個人的には色々言いたいことはあるけれど、ここでそれを記すのは本意ではないので、やめておく。ただ、質問をうける大臣の机にだけ、アクリル板がある意味があるのかな、とか、後ろのほうにいっぱい座っているおじさんたちのソーシャルディスタンスはどうなってんのかな、とか、感染対策にしても、紙媒体にしても、まずは、国会が見本を見せてくれるべきだと思う国民は多いんじゃないかなと思った次第であります。


チケット

2021-01-27 21:36:07投稿

2020年3月、韓国の釜山で卓球の世界選手権が開催される予定だった。
世界卓球は、個人戦と団体戦が隔年で開催されており、この年は、団体戦にあたる年で、東京オリンピックの前哨戦と位置づけられ、メダル獲得を狙う日本選手団にとっては、きわめて重要な大会だった。

釜山と言えば、福岡空港から1時間でつく外国。山口県民にとっては、東京よりも近い。
研修医のころ、一度ソウルに行ったことがあるが、それ以来、韓国に行ったことはなく、世界選手権の日程が、週末が団体戦の準決勝で、実力通りだと、日本選手団のヤマ場となる試合になるはずだったので、絶対みに行きたい!!となり、2泊3日の予定で行くことを決意。
楽しみは、決めたらすぐ行動するのが大事とばかり、さっそく旅行代理店に出かけ、釜山ー福岡の往復航空券とホテルのパックを予約したのが、1月中旬。さすがに、旅行会社では、世界選手権のチケットまでは、めんどうみてくれないとのことだったので、国際卓球連盟(ITTF)のサイト(当然英語)から大会ホームページをチェック。「GET TICKETS」のバナーあり、クリックすると、そこからは、韓国のHANATOURという旅行会社のホームページにつながるようになっていた。いきなりハングル語のページに戸惑ったものの、今時のネット画面は、英語、日本語に翻訳することができて、クレジットカードの番号を入力するなど、セキュリティ対策に一抹の不安を覚えつつも、入力完了し、チケットを入手。手続き後、送られてきたメールが、これまたハングル語だったが、無事チケットをゲットしたことは確認できた。チケットそのものは、メールの情報を、当日、会場で見せるというものなので、大丈夫かなと思いつつも、まだ見ぬ世界トップ選手の戦いにワクワクの毎日。
今度は、本屋にでかけ、海外旅行定番の、「地球の歩き方」他、旅行雑誌の韓国、釜山編を購入。本を眺めながら、数時間で周れそうな観光地や、美味しそうな店をチェックするのを寝る前の楽しみとしていた。

そんな中、2月になってから、アジアを中心にパンデミックの波が押し寄せ、中旬には、世界卓球の延期が決定。オリンピック直前の6月の終わりに、曜日を替えないで、大会が組まれるということになった。延期が決まってから、旅行代理店のほうは、まだ1か月あったので、手数料なしですぐにキャンセル。その後、HANATOURから、英語のメールが届き、チケットのキャンセルを受け付けるが、何もしなければ、そのまま6月の大会のチケットとして使用可能との内容だったので、6月に行けるかどうかはわかんないけれど、そのままにしておきましょうと手続きはしないでいた。
そして・・・その後もCOVID-19は収束の気配なく、5月になってから、6月に開催予定だった大会は、10月に延期との知らせ。今度は、チケットに関するメールが届くことはなかった。大会が開催されても、絶対無観客だろうし、私が釜山に行くことはもうないだろうなと思ったが、確認のためHANATOURのホームページを開いてみると、ページはあるものの、写真などはすべて削除され、数行のハングル語のみ。翻訳バナーも作動しないしで、旅行会社はこのご時世で、潰れちゃったのかもなと思っていた。倒産したとすれば、当然、チケット代が返ってくる見込みはないだろうし・・・日本円で12000円程度くらい、イベントの激減で困っている人たちへ寄付したと思えばいいや、と考えることにした。

その後、日々の暮らしが様変わりして、海外どころか、県外に行くこともはばかられる毎日を過ごすうちに、世界卓球のことなどは、忘れていた・・・というよりも、寝室に置かれた「地球の歩き方」を見ると、悲しくなるので、考えないようにしていたら、再々々延期ののち、ついに中止決定。まあ、このご時世、オリンピックだってどうなるかわかんないのに、世界卓球がなくなっても、誰も文句はいわないよなぁ。ましてや、私の楽しみがなくなったことなんて、世界中の困っている人に比べたら・・・

そして、今週になり、突然届いた、ハングル語のメールにびっくり!!
ハングル語のメールなんて、世界卓球チケットのこと以外で届くわけもないし、ハングル語が全く読めない私でも、いくつかのアルファベットと数字を見れば、それが払い戻しの内容であることは、すぐに理解できた。チケット代金のことなんて、すっかり忘れていたし、全く、期待もしていなかったし、寄付して当然と思っていたし。そして、さらに、驚いたことには、私は、いつもメールはOCNのWebメールを使っているのだが、Internet Explorerではできなかったけど、GoogleChromeでメールを開いたら、なんと、右クリックに「日本語に翻訳」という機能がついていることを偶然発見したのだ。初めは、ハングル語のメールを印刷して、あとで、スマホのカメラで読み取る翻訳機能を使って、何とか読んでみようと思っていたので、あまりうれしいことがない、今日この頃、クリックひとつでメールが日本語になることに、感動してしまった。
内容は、やはり、手数料なしで、クレジットカードに返金しますというものであり、メールをみた瞬間のうれしい気持ちは、大会が開かれていれば、多額の収入が得られたであろう会社にお金を返してもらわなくても・・・という申し訳ない気持ちにすぐに変わっていた。返金していただかなくて結構ですという意思を伝えようにも、日本語以外では、伝える自信は当然ないので、そのままにするしかないのだけど・・・

1年前に購入したチケット代が戻ってきたこととは、当たり前と言えば、当たり前。でも、世界中の交通、宿泊、イベント関連、チケット関連の会社で働く人たちのこの1年の大変さを思えば、複雑な思いだ。



全日本卓球選手権

2021-01-18 20:00:58投稿

毎年、このブログに書いている全日本卓球選手権、今年は昨日まで大阪で開催されていた。

例年、東京体育館で行われるこの大会、一昨年、昨年と東京オリンピックの準備のため、東京体育館が使えないとのことで、大阪で行われたため、2年続けて現地に観戦に行った私。1年前の大会は、オリンピックイヤーだし、世界選手権も控えているしで、とっても盛り上がったし、個人的に知っている選手の大活躍もあって、ワクワクだった。オリンピック競技のスポーツはいずれも似たような「よーし、今年はやってやるぞ!!」的な盛り上がりのあった1年前、誰がこんな1年後の今の世界を想像しただろうか?

今回の全日本卓球は、まず、開催するかどうかというところから協議が始まり、開催すると決めたあとは、これまで前例のない、特別ルールを作成。関係者は本当に色々なご苦労をされ、緊急事態宣言の真っ最中に、非難もあり、初めから棄権する実業団チームもある中、大会を開くことになったようだ。ダブルスもなく、大会前2週間以内に発熱があったら出場できないとか、大会中も選手、スタッフのいずれかに発熱があれば、チームで棄権とか、エントリーしていても試合ができなかったり、勝ち進んでから棄権になる選手もいたりなど、試合数としては、例年の半分も満たない数で実施された。無観客で、選手も大きな声を出さないようにと注意され、試合中、台を手で触ってはいけない、靴底を触ってはいけないなど、普段の試合でいつもしていることができなかった選手たちは、さぞやりにくかったことだろうと思う。それでも、1週間前から、ネットでLIVE配信された試合や、最終日のテレビ放送を観ていて、全日本という舞台にかける選手の強い思いを感じることはできた。

女子は、昨年の王者、早田ひな選手が、昨年と同様、伊藤美誠選手と準決勝であたって、負けてしまったけれど、負けた後に、去年よりレベルの高い試合ができて納得できたというのを聞いて、早く、彼女が世界で活躍するのを見たいなと感じた。
男子は、森薗政崇選手が、決勝戦で、マッチポイントをとってから逆転負けをくらってしまい、彼が高校生の時から隠れファンを自認している私としては、ちょっと残念だった。ちなみに、森薗選手については、小学生の時から、何度も目の前で試合を見てきたのだけど、彼が高3の時のインターハイ決勝戦を見た時から、そのファイトあふれるプレーに敵ながらあっぱれと感じ、それ以来、応援するようになった。昨年までは、彼が所属するTリーグの岡山リベッツの試合も何度か応援しに行っている。今回は、現地に行けず、感染のリスクがないので、テレビの前で大声で応援していた私。つくづく、去年は現地で応援してたのになぁと、気分の盛り下がりは否めなかったけれど、来年こそは、現地で応援できる状況になっていることを祈るしかない。


ニュース番組

2021-01-14 19:54:20投稿

家族には、つまんねーヤツと言われるけれど、ドラマや映画、特にアニメなど、つくりもののストーリーはあまり好きではなく、ほとんど観ることがない私。たまにドラマをみると、最初から最後までみないと気が済まないし、途中でやめると悔しいし、結局、続けてみるのが面倒になるので、最初から観ないことにするほうが楽というのが行きついた結論。映画もほとんど観ることはなく、過去20年で、映画館に行ったのは、3回くらいかなぁ。
当然、今はやりの、「鬼滅の刃」とやらも、観ようとも思わないので、世間の話題についていけず、つまんねーヤツということになる。

そんな私が観るテレビ番組は、スポーツ中継、クイズ番組、そしてニュース番組。
プロ野球がオフシーズンの今は、あまり中継もないので、正月おわって、みるものがなくなった。クイズ番組は毎日のように色々あるので、週2本くらいみている。そして、当然、ニュース番組は毎日あり、毎日みている。
PCやスマホで、本日のトップニュースを読み、診療が終って、雑務をこなしたあと、クリニックで夜7時のNHKニュースをみる。そのあと自宅で、食事や入浴の合間に、ニュースウォッチ9、報道ステーション、WBS(World Business Satellite)と放送局をかえて、21時から24時までの3時間で、1時間から2時間はニュースをみている。
トップニュースはどこも同じだが、報道の仕方の違い、コメンテーターの意見の違いなどを聞いているとなんとなくニュースの本質がわかった気になる。NHKの7時のニュースとニュースウォッチ9は同じVTRが流れることが多いが、キャスターの表現が違ったりするので、繰り返しみるのも退屈はしない。家人によれば、俳優の名前は知らなくても、アナウンサーの名前を知っている私は、ニュースオタクだということになってしまうのだが、テレビにかじりついてずっと見ているわけではなく、ほとんど「ながら見」なので、自分としては、オタクとは思っていない。毎日みていると、女性キャスターの洋服が気になって、このワンピース、全然似合っていないけど、スタイリストさん今日は何考えてるのかしらん?などと、ニュースとは関係ないことで、勝手に批評したりすのも、楽しみと言えば楽しみ。
コロナ禍になってからは、感染症の専門医があちこちのニュース番組に登場して、見解をのべられるので、医者の端くれとして、その意見を聞くのも、ニュースをよくみる理由のひとつ。
そんな感染症専門医の一人、国立国際医療研究センターの忽那先生は、山口大学医学部卒業で、しかも私と同じ卓球部ということで、ニュースに登場するたび、後輩がんばってるなとちょっと嬉しい。全国的にも数少ない感染症の専門医は、テレビに出る暇なんてほとんどなく、昼夜をとわず、働き続けているのは目にみえている。その大変さを世間に知ってもらうために、テレビ局の要請に応じて、出演しているのだろうと考えると、田舎で細々と検診を中心に診療している自分としては少し申し訳なく思う。ただ、私の仕事も、エッセンシャルではあるので、粛々と診療をこなすしかない。
後輩が活躍しているのはうれしいけれど、彼がしょっちゅうニュース番組に登場しなくてもいい日が、1日でも早くくることを願っている。


お風呂

2021-01-09 23:47:13投稿

2か月くらい前から、我が家は風呂トラブルに見舞われている。
トラブルというよりも、経年劣化でしかないのだが、困っているという事実にかわりはない。
現在の自宅は、2002年2月に建てたもので、もうすぐ20年目に突入するので、色んなところにガタがきても仕方ないのは百も承知。
20年前には、最新の設備満載だった、我が家のユニットバス。住宅メーカーのお勧めに従って、あれもこれもついているのがいいと、ジャグジーにもなるし、ミストサウナにもなるし、テレビもついているし、風呂の外においているレコーダーやラジオの音も聞けるし・・・と今となってはどうでもよい機能だらけの風呂。20年前にはインターネットは有線しかなかったし、テレビはアナログだったし、で、その当時はよかったけど・・・
はっきり言って、ジャグジーやサウナは何の意味もなかった。そのことは、住み始めて数か月以内には感じていた。要するに、家庭用のユニットバスについているそれらは、温泉施設のものなどに比べると、ちっぽけでパワーもないので、全く実用的ではなかった。我が家に泊まりに来る人に「ワーッ、すごー」と言ってもらう以外の役目はなく、当然、家族のだれも使うことがなく、月に1回、動きを確認する程度の使用のみ。地上波テレビについては、デジタル化されるまでは、お風呂時間=テレビタイムで、よく使ったけれど、デジタル放送に移行してからは、何の意味もなくなった。音楽が聴けるスピーカーについては、風呂の外の機器を用意する必要があり、テレビを見ていれば、音楽は聴かないので、20年間、一度も使用しないまま。そうこうするうちに、世の中は、Wifi時代、タブレット時代となり、スマホも防水なので、音楽を聴きたければ、携帯持って入ればいいし、キッチンに置いているポータブルテレビも、防水なので、どうしても風呂で観たければテレビ持って入ればOK。
そんな、わけのわからない機能はついていても、あったらよかった浴室乾燥機はついておらず、何とも後悔だらけの高級ユニットバスだが、数年前から、風呂の中の蛍光灯が、新しいものに付け替えても、なかなかつかなくなった。スイッチをいれて、2本の蛍光灯のうち、1本が付くまでに1-2分。2本目は、風呂からあがろうかという頃になってやっと点灯し、明るくなって初めて2本目が点いていなかったことに気づくこともしばしば。というより、1本しか点かず、暗いままで風呂からあがることにも慣れてしまった。まあ、1本つけば、とりあえずの入浴は可能なので、それほど不便は感じていなかった。
ところが、2か月前から、翌日までためたままにしていた湯が、次の日までに抜けてしまうようになった。初めて気づいた時は、自分が湯を抜いたのを忘れていたのかと思ったが、2日続くと、これはいかんとなった。夜11時ごろ風呂から上がるのだが、翌朝6時には、底から10cm位しか水が残っておらず、夕方には完全にカラ。これは、栓の問題だなと、風呂底の栓をみると、ゴム製の縁が朽ちてボロボロになっていた。いわゆるパッキンの劣化なので、パッキンだけ替えればいけそうだなと思ったが、総合的に考えると、もうこの風呂とこれ以上付き合うのは限界という結論に達した。家族と相談のうえ、風呂自体のリフォームをしようということにして、それまでは、何とか水を節約して頑張ろうということになった。
風呂の湯が1日しかもたなくなったころから、家庭の事情で、ほとんどの日は、私一人しか風呂に入らないことになった。1回入るたびに湯をすべて入れ替えるのはいかにももったいない。湯をためず、シャワーだけでもいいのだけれど、北半球は寒い冬に向かってまっしぐら。結局、一度湯をためて、ゆっくりつかって体が温まった後は、洗面器で湯船の湯をかける昭和方式で、入浴することにした。
思い返せば、6歳まで住んでいたアパートは今はなき五右衛門風呂で、外から薪をくべるタイプだったし、6歳から13歳まで住んでいた建売の小さな家は、脱衣所もない1畳もないガス風呂で、当然、シャワーなどはなかった。13歳以降の実家は給湯式の風呂になったけど、学生時代のアパートは、洗い場がなかった。
それを思えば、多機能バスに文句をいうなんて、なんて贅沢な。少しは、昔を思い出して、シャワーなしで過ごしましょうと、ひたすら、手桶で湯をくんで体にかける。髪を洗って流すのも、湯船のお湯。寒いし、お湯はいっぱいあるしで、1回の入浴で、100回?くらいお湯をくんで、何とかお湯の深さ10cm位になるまで使う。お湯くみ入浴を3日くらい続けたころ、右手の手のひらから手首にかけてズキッとする痛みを覚えるようになった。痛みの原因がこのお湯くみであることにきづいたのは、その3日後くらい。普段、ジョギングなどで、足腰は鍛えているつもりだけど、腕の筋力、握力は全くない私。その日から、利き手でない左手でもお湯くみをすることにした。
毎日の両腕の筋トレも板についてきたころ、年が明け、極寒の夜がやってきた。防府市内が-5℃まで冷え込んだ昨夜。水道管は凍結しなかったけれど、給湯器が凍結しついに風呂に入れなくなった。

この風呂と決別する決心はゆるぎないものとなった。

 


明けましておめでとうございます

2021-01-03 21:43:48投稿

2021年 明けましておめでとうございます。

今年の年末年始は、文字通りのステイホームで過ごした我が家。
高校サッカーに大学ラグビー、ニューイヤー駅伝に箱根駅伝と、スポーツ観戦で終わってしまった。
そして、自分もいつもの佐波川ジョギングで、休み中の走行距離は、合計23㎞。もっと、有意義な時間も過ごしたい気分だったけれど、どこに行くのも、誰と会うのも、気分良くとはいかないこのご時世、おひとり様スポーツ三昧で良しとするかといったところ。

8か月前に始めた「やまぐち健幸アプリ」
昨年の1か月の歩数が22~26万歩だったので、とりあえず、今年の目標を、現実的なところとして、1か月25万歩、1年300万歩にすることに決定。本当は、1日1万歩、1年365万歩といきたいところだけど、モチベーションを保つのに適当な数値がよいかなと思っている。仕事のある日は7000歩、ない日は15000歩をクリアすれば、余裕で達成できるはずだけど、クリニックの診療だけだと1日1000歩しかカウントされないので、診療終わってから、いかにして歩数を稼ぐか… 結構努力が必要なのよねぇ…

1年の計は元旦にありということで、毎年それなりに今年は何をしようと何となくの目標は立てているつもりだけれど、そのうち、忘れてしまっているのがいつものこと。でもって、1年の締めくくりに、今年の目標を振り返って反省するなんぞ、したためしがない。仕事上では、データをまとめて発表するとか、まあまあ具体的に形になるものを、当面の目標とはするけれど、その仕事が終わればおしまい。クリニックでの年間を通しての目標のようなものをたてようと思っても、医療というのは、営利を追求してはいけない仕事なので、一般の営業ノルマのような数値目標というのは立てにくい。
その点、歩数計は、数字そのものなので、目に見えてわかるところが、簡単でよい。実際には、歩く、走る以外の運動、私が時々やっている、ロードバイク漕いだり、ちょっとスクワットしたりなども、運動としてカウントしてほしいけど、歩数計では運動量の評価まではなかなかしてくれない。
GarminのGPS時計は、心拍数と歩数、モーションセンサーで、かなりの精度で運動量を評価してくれるけれど、健幸アプリのように、順位がでるわけでもないし… まあ、誰かと競争しているわけでもないんだけど、順位が出たり、他の人の頑張りを見たりすると、何となくやる気になってしまう単純な私。

というわけで、今月まず最初の3日間で、現在、35000歩。休日は15000歩以上という目標に既に届いていないので、今から寝るまでに、足踏みしてかせがなきゃ…ね。


2020年の最後に

2020-12-31 18:24:46投稿

今日で、コロナ一色だった2020年も終わり。
1年前にこんな1年を想像した人が世界中にいただろうか?

昨年の年末年始は、かねてから計画していたアメリカ旅行に行き、22年ぶりにボルチモア、ワシントンDCを訪ねて年を越した。大統領選挙の年になるホワイトハウスを眺め、そのすぐ近くにあるギフトショップに寄った時も、USAカラー一色で、トランプさんがまたつづくのかなぁと、何気なく土産物を眺めていたけれど、まさか、これほど分断が進んで、いまだ負けを認めていないトランプ大統領が史上最多得票を上回る票を獲得して負けるという、前代未聞の選挙になるなんてことも、想像出来なかった。
そして、今年は、防府市内で1週間を過ごす年末年始。毎年、帰省をするため、必ず年末か年始のいずれかは、県外で過ごしてきたけれど、移動しないのはいつ以来だろうか・・・
オリンピックイヤーの幕開けにウキウキする新年を迎えていたのに、3月以降は、県外に行くこともなく、大して楽しいことなく過ごしたこの1年。仕事を失った人や、逆に、人手が足らずに体力、気力も限界を超えて働いている人々に比べると、自分なんて、ほぼ通常通りの診療をこなすことができたのだから、嘆いたり、文句を言える立場にはない。かといって、自分の仕事を投げ出して、誰かの手伝いや行政への支援に出かけていくこともできず、気持ち的には、申し訳なく思ってしまうもあり、暗い年の瀬である。

人類の歴史は、感染症との戦いだということは、多くの専門家も言っているし、実際、その歴史が書かれた本も何冊か読んで、納得しているつもり。100年前のスペイン風邪以来、起こるべきして起こったウイルスの逆襲が東京オリンピックの年じゃなくてもよかったのにとは思う。
当たり前のことが当たり前でなくなった時に、初めて気づかされることもたくさんあったこの1年。COVID19が完全に”終息”するには、5年はかかるといわれているけれど、来年にはとりあえず"収束”して、オリンピックが無事開催されることを願わずにはいられない。


踏切

2020-12-23 23:55:41投稿

今月2週目から、クリニックすぐそばの踏切工事が始まり、全面通行止めになった。
2階の診察室の窓から踏切はよく見えるし、”カンカンカン”という音もよく聞こえるのだが、自分にとっては、線路や踏切は、空気みたいな存在。というのも、大学時代、研修医時代、小野田市民病院時代と、出たり入ったりで合わせて約10年を過ごした宇部では、4回住む場所を変えたけれど、そのうち3回は線路沿いで踏切のそばだったので、電車の音、踏切の音というのは、なんだか自分の中になじんでいるのだ。
まあ、地方の単線だから、都会のようにひっきりなしに電車が通ったり、開かずの踏切ということではなかったので、迷惑に感じることがなかったのだろうけど、電車のリズム音がなんとなく自分の脳みそにあっているのかもしれない。学生時代、アパートの自室で電話で話しているとき、電話の向こうの相手が、「今、電車通った?」というほど、電車の音が良く聞こえていたのにもかかわらず、そういわれて初めてその音に気づくほど”ガタンゴトン”を気にしたことがなかった。
クリニックを開業してから、1日に過ごす時間は、寝る時間を除くと、自宅よりもクリニックのほうが長いので、”ガタンゴトン”は今も染みついている。14年の間には、線路に飛び込み自殺があったり、踏切に雷が落ちたりと、ちょっとした事件もあったけれど、片側交互通行しかできないこの踏切を、2車線に広げる工事をするという工事会社からの連絡があったのは、かれこれ4年?5年?も前のこと。当初の予定はどうだったのかわからないけれど、連絡をもらった時は、数か月で終わる工事だと思っていた。その後、踏切に通じる道路の幅は広がったけれど、踏切は一向に交互通行のまま。全国各地で自然災害もあり、建築業界が大変で、こんな田舎の踏切工事なんて、後回しになってるんだろうなと勝手に思っていたが、あまりにも、工事がすすまないので、予算的に廃止になったのかもと想像していた。
忘れかけていたころ、ついに、踏切を通行止めにして工事が再開されるという知らせ。歩行者は通れるんだろうとこれまた勝手に思っていたら、歩行者も24時間渡ることはできず。
そもそも、結構な交通量があって、交互通行じゃ困ることも多いから2車線になるわけで、この踏切を通る人、車はかなりの数。クリニックのスタッフも踏切が通勤路になっている人はいるし、踏切を渡ってすぐのところにある郵便局には、相当お世話になっている。100mもなかった郵便局まで行くのに、1㎞以上迂回しなくてはならないのは、ちょっと困る。
診療の合間などに、何気なく、窓の外を見ていると、1日に何台もの車が、通行止めを知らずに道に入ってきて、診察室の窓の下で、Uターンする。あまりにも、何台もやってくるので、1時間に何台Uターンするか、クイズにしたくなる気分。
工事が始まり"カンカンカン"の音を聞くことはなくなったけれど、今までと変わることなく"ガタンゴトン"と電車は通る毎日。工事が終わるまで3か月。不便に愚痴をいいつつ、工事の進捗状況を見守っていくのを電車に乗って遠出のできないこのご時世の小っちゃな楽しみとしよう。


脱コル

2020-12-10 18:37:58投稿

先日、NHKのニュースの中で、「脱コル」について放送していた。
初めて聞く言葉だったので、興味を持ち、少し検索してみると、韓国の若い女性たがSNSで発信したのがきっかけのようだ。脱コルのコルは、コルセットのことで、コルセットは、女性を縛り付けているものを指すようだ。その、縛り付けているものとは、おおざっぱにいって、いわゆる”女性だから”とか”女らしさ”とか、男性には求められないのに女性だけに求められてしまうもののことだ。主に、メイク、脱毛、ハイヒールなどといった身だしなみというか、見た目というか外見的なものをが始まりだったようだけど、脱コルの広がりとともに、女性の社会的立場などに対しても使われてきてるらしい。
ニュースに登場していた女性は、以前はばっちりメイクにピンヒールといったいでたちだったけれど、脱コル後は一切の化粧をやめ、髪も自分で切るようになって、縛り付けられていたものから解放され、自分らしく生きるようになったと言っていた。
何年か前に医師会女医部会の講演で、そもそも女医という言葉からして、女性医師は特別という話を聞いてから、自分自身、女らしさというものは何かということを考えるようになった。「女医」はあるけど、「男医」はない。「女史」はあるけど、「男史」はない。最近でも「女子力」は聞くけれど、「男子力」は聞いたことない。看護婦、保母などと言った女性のみの職業と考えられていたものは、今は看護師、保育士となって、男性も増えているけど、日本の女性の社会的立場の低さが、先進国の中でもダントツなのは、戦後75年たってもかわらない。
国会議員など政治にかかわる仕事をしている女性が男性の1割にも満たないレベルで政治が行われている以上、男性社会から抜け出せないのは当然。例えば「イクメン」という新語が登場したのも、平成になってからだけど、そもそも「イクメン」がちやほやされるのは、育児は母親の仕事なのに、父親が頑張っているということからきている日本特有の事情なので、ヨーロッパなどでは、考えられない用語ではないかなと思う。育児なんて親としての義務であり、母親も父親もないはずなのに・・・

令和の世になって、脱コルといった、若い女性たちの運動がきっかけで、”女性らしさ”よりも、”自分らしさ”を考えるようになってきたというのは、昭和の時代とは少しずつ変わってきていると思う。メイクをするのは、彼氏のためではなく自分のためと思えればすればいい。人からどう見られるかよりも、自分がどうありたいか、自分らしく生きることが大事なのだと、訴える彼女たち。
”女医”として婦人科疾患に携わり、女性患者さんだけを診ている自分のことを、脱コルに思いをはせて、もう一度考え直さないといけないなと思う。


島バナナ

2020-11-30 19:46:31投稿

毎年、全国各地の返礼品を検索して、適当にふるさと納税を決めている。今年も何かお得感のある返礼品をみて、決めなきゃなという気分になる年末。

昨年末に申し込んだふるさと納税返礼品の一つは、沖縄のフルーツ定期便。2か月に1回、計6回、1年間、沖縄特産のフルーツが届くというものだけれど、フルーツの内容はおまかせ。これまで、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、マンゴーなど、普段、食べなれないものが届けられたけれど、いつも何が届くかはわからない。今月届いたのは、バナナ。結構大きな箱に入って送られてきたそれは、ミニサイズのバナナ一房で、12本あり、特別好物でもないし、こんなに一度に食べきれないから、まずは1本食べてみましょと、届いた翌日に食べてみた。
「マズッ・・・こんなに硬くて酸っぱいバナナ食べたことないし・・・」
見た目に青みがかっていたので、あまり熟してなさそうとは思ったものの、酸っぱいバナナに愕然とし、なんでこんなにまずいのかしらんと思い、送られてきた箱の中に入った案内状を読んでみた。
なんと、そこには
”収穫したばかりの島バナナは青く、硬いので絶対に食べないでください。お腹をこわすこともあります”
と書いてあった。
マジ・・・食べる前に読めよ‼ と自分に言っても後の祭り。
道理でまずかったわけ。そして、その続きには、しばらく吊るしておくと、徐々に黄色くなり、さらに茶色い斑点がでてきて、かなり黒くなってきてからが食べごろですとある。
その説明文を読んだあと、ちょっとネットで検索してみた。
普通のバナナとちがって、島バナナは小さく、甘く、食べごろに食べると、無茶苦茶美味しいということを色んな人が書いていた。青いうちに収穫し、自宅で追熟するのが普通。熟して収穫すると傷みやすく、流通が難しいのが、その理由。追熟するにも、吊るしておかないと、接地面から傷むそうで、いずれにしても、沖縄と奄美でしか手に入らない高級バナナなんだそうだ。とにかく、黒くなるまで待つことが大事らしく、皮がどんどん薄くなってはじけそうになると、まずそうに見えるけれど、甘く、クリーミーな味らしい。冬場は食べごろまで2週間くらいかかることもあるとあった。

届いたときに、バナナに紐がついていたのは気づいたが、説明書も読んでいなかったので、何の紐かしらんと思っていたら、親切にも吊るすための紐がついていたのだった。で、とりあえず、吊るしておくことにして、かれこれ、1週間が経過した。青みがかった部分は全くなくなり、全体が黄色く、焦げ茶色のまだら模様がでてきたので、1本食べてみた。う~ん、前に食べたものとは別物。普通のバナナって感じかな。
もうちょっと待ったら、さらに黒くなるのかしらん?甘くなるのかしらん?
今週いっぱいは待ってみようと思っている。

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ほうふ佐波川ロードレース

2020-11-23 18:11:21投稿

昨日、第1回ほうふ佐波川ロードレースが開催された。
エントリー募集のころは、日程が学会発表と重なっていたため、学会に行ければ、大会に参加するつもりはなかったけれど、コロナ禍で、学会の開催がどうなるかわからない状況だったため、一応申し込みだけしておこうとエントリーしていた。結局、学会発表は、オンラインで事前に録音して送信する形となり、学会会場(仙台)に行くことはなくなったので、ロードレースに出走することにした。
レース自体も、全国各地でマラソン大会は中止、延期が相次ぎ、市民ランナーの参加できる大会はほとんどなくなっているので、今回のロードレースもホンマにあるんかいなと思っていたけれど、400人という少ない参加人数で、マラソン大会につきものの、出店や補食提供もないということで、感染状況にかかわらず、開催されることになったようだ。

今回のコースは、何といっても、This is my course!
普段、走り慣れたいつもの佐波川河川敷の歩道。防府市内にかかる、本橋、新橋、大崎橋の下をくぐり、防府大橋の手前で折り返す、5㎞を2往復する20㎞のコース。1往復、10㎞前後は、これまで、何10回となく走っているけれど、さすがに一人でジョギングするのに2往復したことはない。でもまあ、とにかく、いつものコースで、大会が開かれるというのは、私にとってはうれしい限り。スタート、ゴール地点が自宅からすぐなので、レース前後の余分な時間を費やす必要がないのも地元の利。
感染対策のため、スタートは自己申告予想タイムの速い人から、5秒おきくらいに順にスタート。ゴール順位とタイムは、一致しないけれど、きちんとタグで管理されているので、心配なし。特にレース前の強化練習(!?)なんてしていない(するわけもない)自分は、当然最後尾に近い位置で、トップから6分くらい遅れてスタート。
今回の個人的目標は、重要度の高い順に
1.完走 2.ドベから10位以内に入らない 3.2時間15分は切る 
20㎞なので、㌔6分で走ってちょうど2時間。数年前にハーフマラソンを2時間きって走ったことはあるけれど、その後は、自己ベスト更新を狙って練習したこともないし、コロナ禍になってから、他人と走ることもほとんどなくなったし、普段のジョギングで㌔6分より速く走ることもないし…で、2時間を切れるとはとて思えなかったので、目標タイムを2時間15分以内にした。大まかな目安で前半の10㎞を㌔6分半くらいで余裕持って走れたら、後半の10㎞を㌔6分前後でいければ大体いけるなと考えてスタート。なんせ、今回の大会は、久しぶりの市民ランナーの大会なので出走者は結構ガチランナーが多く、レベルは高い。健康目的のジョギングがメインの自分としては、周りの速い人たちに惑わされないで、マイペースで走ることに終始すべしと決めていた。
冷たい風がふく中、本橋のたもとからスタートすると同時に、GPS時計のスタートボタンをプッシュ。なんとなくこんなもんかと走りだし、時計を見ると㌔5分35秒になっている。いかんいかん、寒さにつられてペースが速すぎるぞ。
最初の1㎞を過ぎると、さすがに体はあったまってきて、着ていたウインドブレーカーを脱ぐ。ちなみに、昨年購入したモンベルのこの極薄ウインドブレーカーは、寒さをしのげるうえ、本当に薄くて、たたむとたばこ1箱よりも小さくなる優れもので、冬のランニングには欠かせない。走りながら脱いだそれをポケットにしまったころ、2㎞通過。手袋、アームカバーも外して、寒さ対策は終了。大崎橋に近くなると、久しぶりに顔を見るランニング仲間数人が応援に来てくれていて、川沿いの土手の上で、旗をふって声をかけてくれた。応援があると、ついついスピードがアップして、気が付くと、また㌔6分を切っている。ダメ、ダメ、6分切っていたら最後まで持たないぞ。
そんなこんなで、3㎞過ぎからは、次々と5㎞を折り返してきた速いランナーとすれ違い、知り合いを発見するたび、笑顔で手を振っていると、初めの折り返し地点、5㎞はあっという間。復路の5㎞は、とにかく、スピードがアップしがちになるのに注意しながら、スタート地点に戻ってきた。10㎞のタイムは、手元の時計ではジャスト1時間。㌔6分をコンスタントに刻んできた感じ。2往復目に入ってからも、相変わらず、知り合いの応援や、すれ違う速い人に出会うのを楽しみに走っていると、思ったほどきつくならず、15㎞の折り返しを過ぎたときも、㌔6分でいけていたので、もしかして、2時間切れるかもと思うようになった。あと5㎞、4㎞、3㎞と、もうこうなったら時計は気にせず、走れる速さで行くぞーと走っていると、気づけば、前にも後ろにも、ほとんどランナーはいなくなって一人旅。それもそのはず、多くの速い人達は、1時間半くらいでゴールしているし、遅い人の数は少ないので、ぽつりぽつりとしかいないのだ。新橋をこえて、あと500mになってからは、さすがにきつくなってきたものの、ちらっと時計をみるとまだ2時間には3分くらいありそうだったので、残りをあらん限りの力で疾走。ゴール地点の電光掲示時計は最初のスタートからの表示で2:06:40だったけれど、ゴール後にもらった自分の記録証は、1:59:04となっていた。
「やったー!2時間切ったどー!」


手活

2020-11-20 19:37:02投稿

ずいぶん前のテレビのバラエティー番組で、同じ服を着た5人の女性の年齢あてクイズというのをやっていた。5人のうち一人だけが70歳代で、あとの4人は20~40歳代という設定だったと思う。その70歳代の女性がどの人かをあてる問題なのだが、もちろん顔は映らない。後ろ姿、歩く姿、5人すべて同じ行動をとったビデオをみて推測するというもの。5人とも、髪型などはいずれも若々しく、この中に70過ぎた人がいるなんて・・・と思いながらみていたが、落ちたものを拾うという設定の場面で、5人の手が一瞬映ったときに、一人だけ手が老けていたのにすぐに気づいた。手は一番年齢がでるところだからなぁ。と思った私の考えはあたっており、番組出演者が結構当てられなかったその問題に私は正解した。

実際、若い人の手が目の前にあるような場面で、そのみずみずしいというか、きめ細かな手の甲のはりが、自分のそれとはずいぶん違うのを実感することは、歳を重ねるにつれて多くなっている。

もともと、どちらかというと乾燥肌で、夏はいいけれど、冬場になると、手荒れはひどく、乾燥した手の甲がガサガサしてくると、ハンドクリームを塗るようにはしてきたつもり。けれど、ガサガサするまでつい忘れているし、塗ってもすぐにまた手を洗う生活なので、こまめに塗らなきゃと思っても、なかなかそこまで気が回らないことが多い月日を過ごしてきた。しかも、コロナ禍になってからは、普段よりも、手洗い、消毒の回数が増え、手が荒れるのはいかんともしがたい。
コロナ禍以前も、医療に携わる者の常識として、診療中は1日に20回くらいは手を洗ってきたと思うし、アルコール消毒もしてきたけれど、半年前からは、手の洗い方が少し念入りになり、消毒の回数は倍増した。手指用のアルコールは、数年前に手が荒れにくいと評判のものに変えてからは、手への影響は少し改善されたけれど、なんせ今は消毒回数が多いので、老化のすすむわが手にとっては、受難の季節になっている。
私に限らず、世の中の人、皆が手をよく洗うようになって、手荒れで悩む人の数は多いようで、やたらとハンドクリームの宣伝や手のケアについての話題が増えてきているように思う。そんな中、CMやワイドショー番組で、「手活」というのをやっているのを何度か見た。要するに手をケアしましょうということだ。私は、これまで、冬場は、寝る前には必ずハンドクリームを塗るようにして、ガサガサがひどい時は、朝や昼休みの手を洗わないでいられる時間に、時々塗るという方法で乾燥時期を過ごしてきた。ただ、その「手活」というのをテレビでみると、ハンドクリームをただ塗るのではなく、塗りながら、結構念入りにマッサージしましょうという「活動」だ。それを見て、先週あたりから、寝る前にはハンドクリームをたっぷりつけて、しばらくマッサージをすることを始めたら、結構、朝起きたときの、手の感触がツルツルしていて、今までにない気持ちよさを実感できるようになった。CMの明らかに修正を加えたビフォーアフターの写真のように、目で見ただけで、手が若くなったとは思わないけれど、触った感触は明らかに違うので、これを続ければ、おばさんガサガサ手が、少しは若くみえるようになるかもしれないなとちょっと期待してしまう。ただ、マッサージは結構時間がかかるのと、仕事の日の夜は、疲れ果てて、マッサージなどという面倒くさいことは、つい、忘れて寝てしまうので、続けられる自信はない。
「手活」に限らず、老眼の進行を抑えるためのアイトレーニング、タルタルお腹を防ぐための腹横筋トレーニング、ほうれい線を目立たなくするための顔筋トレーニングなど、おばさんに課せられた毎日のアンチエイジングトレーニングは多すぎて、アップアップ。いずれも、毎日しなきゃと思うだけは思っているけど、結果がすぐに見えないのでなかなかねぇ・・・

こうしておばさんの日々の戦いは続く・・・はず


オンラインセミナー

2020-11-15 18:30:14投稿

今日の午前中、プロバドミントンチーム、ACT SAIKYO主催のセミナーが行われ、講師を務めさせていただいた。女性アスリートが抱える月経の諸問題についての講演で、日本スポーツ協会のスポーツドクターとして、同じような講演をこれまでにも何度かさせていただいているが、今回は、今はやりの(!?)オンライン形式。
IT企業や大手の会社では、テレワークが普通になってしまった、Withコロナの今日この頃。
医療においても、オンライン診療というのがあるにはあるけれど、現時点で、当クリニックでは、そのキャパがないので、行っておらず、基本的に、婦人科診療においては、患者さんの体を触らずして診断することはない。
孫でもいれば、離れた家族とテレビ通話をすることもあるかもしれないけど、我が家には、ほぼ音信不通の独身貴族息子しかおらず、PC画面で会話をすることなんて考えたこともなかった。
ZOOM MicrosoftTeams Skype GoogleMeet など、Web会議をするためのソフトも色々あり、「開始15分前から入室できます。」などというのが、当たり前になっている。入室って、不思議な感じだし、他に言い方はないのかしらん?昭和世代には、なんだかねぇー 入室って、どゆこと?マイクはどの程度ひろってくれてんの?と、???のオンパレード。
ただ、スライド上映に関しては、会場で見るよりも、じっくり見られる利点があるのも事実。学会発表もWeb形式が主流で、参加する側としては、オンデマンドだとわからなかったところを振り返ることもできるメリットは大きい。
今日は、初めて、発表する側でスライドを説明する立場だったので、話しかける相手がいない中、うまく伝わったのかどうか不安と言えば不安。音響は、聴く側の端末のコンディションも違うだろうし、聞こえたのかしらん?話がつまんなくて、寝てしまったり、切られてしまったりしたんじゃないのかしらん?
考えだすとキリがない。よかったら、よかったと言ってほしいけど、これもかなわず、やっぱり話をするのは、目の前の人にかぎるなぁというのが実感だった。
マスクをいつもしているので、女性が使う化粧品があまり売れなくなっていると聞くけれど、画面に顔がアップになる機会が増えて、男性化粧品は、うりあげを伸ばしていると、テレビが伝えていた。確かに、自分の動画が画面にアップになっているのをみると、肌の状態は気になるところだ。
今後、このような機会がどのくらいやってくるかわからないけれど、シミ、しわ対策は怠らないようにしなきゃ。
今日、私の話を聴いて下さった皆さん、ありがとうございました。


億WALK

2020-11-03 23:40:03投稿

今週はじめから、日本テレビが「カラダWEEK2020」の一環として、「億WALK」という企画を行っていることを知った。
企画に参加した人の歩数を合計する、健康チャレンジ企画で、1週間で100億歩を目指すというもの。昨年は、50億くらいだったようで、なかなか、厳しい目標となっている。
たまたま、ちらっと観たニュース番組で、「ぜひ、皆さん、参加してください!」とアナウンサーが必死に訴えていたので、ちょっと、彼が、イケメンだったこともあり、参加してみることにした。参加は、スマホでアプリをダウンロードして、登録する必要があるけれど、あとは、ひたすら歩数を稼ぐのみ。

11月2日から8日の7日間の企画。初日の2日の夜の時点で、5億歩くらいだったので、100億はかなり遠い気もしたけれど、翌日の夜は、12億になっていたので、私も含め、少し参加者が増えたのかもしれない。日テレ系列のアナウンサーや、芸能人も多数参加していて、歩数の多い上位ランキングが常に発表されている。1位のアナウンサーは、2日間で7万歩を超えており、よくがんばってるなと思いつつ、今日は、祝日で、普段よりも歩数を稼いだ人がおおかったのかななどと思いをめぐらすのも、楽しみの一つ。

そこで、半年前から使っている、「やまぐち健幸アプリ」をひらいてみると、こちらのランキングトップは、3日間で20万歩越え。毎日、フルマラソン以上の歩数。どーなってんの?この人、アホちゃうの?ていうレベル。
う~ん、「やまぐち健幸アプリ」参加者の上位100人くらいが、「億WALK」に参加してあげたら、100億間違いないかもねぇと、思ってしまう。

自分はというと、今のところ、3日間で3万歩を超えており、やまぐち健幸アプリでは、上位1000人までにかろうじて入っている。1日1万歩以上を続けるのは、至難の業だけど、せっかくこの1週間は、健康ウィークで休みもあるので、日テレに貢献してあげるためにも、とりあえず7日間で7万歩以上を目標に頑張ろうと思う。

 


扇風機

2020-10-22 11:46:22投稿

二四節気でいうところの、寒露から霜降、日々秋が深まっていく今日この頃。
朝晩はブルブルっとすることもあるくらいだけど、昼間はまだ暖かく、ちょっと運動すると汗はかなりかく。
そんなこんなで、ふろ上がりや運動後など、今月にはいっても扇風機を使うことがあった私だが、今週になってからはさすがにもう扇風機なくてもいいかなと思い、ようやく、片付ける気になった。
整理整頓は決して得意とは言えないけれど、何故か数年前に買った自室の扇風機だけは、毎年、きちんと分解して、買ったときと同じように箱詰めをして片付けないと気が済まない私。
今の扇風機の前に使っていたものはおそらく昭和の時代から持っていたもので、風が弱い割には、音だけは立派なものだった。数年前に今のものに買い替えたとき、風力が強くても音が静かということにやたら感動してしまい、なんだかとっても大事にしたいという気持ちになってしまったので、きちんと片付けてあげちゃうのだ。

納戸から緩衝材の発泡スチロールもそのまま入っている箱を出してきて、いざ分解開始!まず、前面のカバーを外してから、次に羽を外す。外したカバーについている埃もきちんとふき取る。う~ん、この扇風機だけは特別扱いだなぁ。
羽は中央のねじで止まっているので、それを緩めてはずすだけ。
の、はず・・・
ねじが回らない・・・
ねじって締めるときは右回しだから、緩めるときは左回しだよねぇ
最近、力入らなくなったのかも。と、親指にゴムの指サックをつけて、もう一度回してみる。息をとめて、力いっぱい回すけど、びくともしない。あぁ、握力の低下が筋力の低下、老化現象が一番わかるのは、握力って、ためしてガッテンで言ってたよな・・・悲しい・・・
今回は、分解せず、このままビニール袋だけかけてしまっとけばいいか・・・でも、この扇風機だけは、きちんと箱に片付けてあげたい。もう1回やってみよう。
渾身の力を込めて回すも動かない。顔が赤くなっているのが自分でもわかる。だんだん、体中が熱くなってきて、羽織っていたカーディガンを脱いで、もう一度。
どうしよう・・・いつも、こんなに大変だったっけ?
箱の中に入っているトリセツを出して読んでみる。組み立て方のところをみて、組み立てるときと反対をすればいいのだから・・・えっとぉ・・・
羽をとりつけるときは、ねじを左に回すと書いてある。
えっ、取り付けるときに左に回すってことは、緩めるときは右・・・
全身の力がぬけていく・・・この数十分の戦いは何だったのだ・・・
きつくきつく締めあげたねじを右に回すとすぐに緩んだ。

翌日、仕事中に、ボールペンで字を書こうとすると、親指に痛みが走る・・・
扇風機のせいだ。
お気に入りの扇風機、来年の夏に出すときには嫌いになっているかも。


肩こり

2020-10-16 18:39:18投稿

「最近、肩こりがひどくて、更年期のせいでしょうか?」
患者さんから聞かれることは多いのだけれど、個人的には、肩こりは更年期であろうとなかろうと、腕、肩、首のあたりの筋肉の使い方によっておこるものだと思っている。
毎日、PCに向かってキーボードをたたく1日を過ごしているから、これは職業病で仕方ないと思っている人もいると思う。ただ、生活改善、ストレッチなどで、克服することはできるのではないかと考えていた。
というのも、たまに何かをしたとき、肩周りが痛くなることはあるけれど、肩こりで悩むという経験を自分はしていなかったからだ。いわゆる筋肉痛であれば、数日で改善するので、肩こりにはなったことはないと自認していた。
コロナ禍にあって、なかなか、以前のようにランニングや自転車仲間と外に出る機会がなくなり、ロードバイクでポタリングをすることから遠ざかっていたところ、1週間前に、久々にロードバイクに乗ることにした。天気もいいし、季節もよくなったし、ちょっと用事があることを理由にして、25㎞くらいを走ることに。
自転車仲間と走るときは、いつも自分が一番遅いので、ついていくだけだけど、久々のライドは、一人で乗るだけなので、特にスピード出す必要もないから、気楽。去年までの自分の自転車走力としては、まあ1日60㎞くらいまでなら許容範囲。それを超えてくると、大腿四頭筋が泣き出すけれど、100kmくらいは何度か走ったことあるし・・・
ということで、簡単なブレーキのチェックと空気入れを行って、自宅を発車。西へ向かって走りだしたものの、天気はいいけれど、結構向かい風。サイクルコンピューターは、ずっと使っていなかったせいか、5分ももたずに電池切れで表示されず、時速何キロで走っているかもわからないけれど、かなり遅いと自覚。10㎞時点に訪れた最大の難所の上り坂は、早くからギアを最軽にして、ヨタヨタ状態で何とか足をつかずに越せた。下りで休もうと思っても、ちっとも体は軽くならず、汗冷えで気分が悪くなった。15㎞時点で一度休憩をとり、何とか目的地にたどりついたものの、気分爽快とは真逆の状態。天気がよかったので、軽い熱中症になったかもと思ったが、何とか無事に帰ることはできた。
当日は、脚のだるさがメインで早めに床についたものの、たった25㎞の自転車こぐだけで、こんなにへとへとになるなんて、どんだけコロナで体力落ちたんだろうとかなり滅入ってしまった。
しか~し。問題は翌日からだった。
朝からとにかく、肩が痛い。ロードバイクに乗り始めた数年前、自転車大好き知人から、「自転車は、腹筋と背筋で乗って下さい。肩が痛くなるのは乗り方が悪い証拠。」と言われていたのを思い出し、あぁ、昨日の私、肩や腕に力入りまくってたんだな・・・
コロナ禍になってからも、ジョギングとステップ台の踏み台昇降で、毎日1時間は運動をしているので、さすがに脚の筋肉痛はなかったけれど、肩から首筋にかけての痛みは、日に日に悪化。3日目をピークに少し良くなったものの、1週間たっても元通りとはいかない状況で、診察の合間についつい首周りを押さえる日々。あぁ、これをホントの肩こりっていうんだろうなというのを身をもって体験している。肩こりなんてなったことないから、つらさがわからないといっていた自分からちょっと成長できたのだということで、よしとしたい。
でも、痛いもんは痛い。


東証のトラブルについて思う

2020-10-03 19:09:20投稿

10月1日木曜日、休診日だったため、テレビをつけていたところ、ニュース速報で、東証の取引がストップしていることを知った。
速報がテレビのテロップで流れるときには、時に重大な事件のこともあるし、緊急性があるのかどうか疑問に思うようなニュースのこともあるけれど、とりあえず、株取引の中断というのは、私個人にとっては、何の関係もない話だった。金融に興味はなく、投資とか運用とか、ギャンブルのようなものと思っている自分は、株を買うなんてことを考えたこともないし、知識もないので、東証がどんなものかもよく知らない。ただ、今回のシステム障害は、バックアップもだめだった、とんでもない不祥事だったようで、1日から2日かけて、ニュースも新聞も、この話題がトップニュース。
株とは無縁の自分も、さすがにこれだけニュースになると、今まで知らなかったことも知ることになった。まずは東証=東京取引証券所というもの自体が、株式会社であったことが驚き。世界中の株式の売買のシステムの設計、売買を行うための施設の提供、相場の公表などをする会社だという。
ま、株に興味ないし、誰もそんなこと教えてくれなかったんだから、無知な自分は仕方ない。
そして、東証は、日本では最大の証券取引所ということらしい。今や、証券取引というのは、完全にコンピューターによる制御なので、世界中でスピードを競っており、千分の一秒単位で取引の数などが変わるため、システムをいかに速く正確にコントロールしていくかということが大事らしい。
そういう話を聞くと、この度のシステムトラブルは、相当なダメージだろうなと思う。天災などの外的要因による障害ではなく、システムそものの障害であり、しかも取引が丸1日できなかったということは、前代未聞であったということもわかり、トップニュースだったことに納得。システムそもののは、富士通のものらしいけど、バックアップ機能も働かなかったというのは、ホント、重大なトラブルだったんだということがよくわかる。

世界中に影響を及ぼすレベルとは、全く比較にはならないけれど、わがクリニックの東証は、なんといっても電子カルテ。患者さんの個人情報のかたまりなので、データ流出の危険というのもさることながら、患者さんが目の前にいても、電子カルテが開けなければ、何一つその患者さんに対応することができない。一応、サーバーは3重になっていて、一つがダメでも次、次がダメでもその次というようになっているらしいけど、実際、100%大丈夫という保証はどこにもないので、デジタル社会の怖さを、今回のトラブルで思い知らされた。かといって、紙カルテにするわけにもいかず、開院当初から画像をはじめ何から何までペーパーレスでやってきた当院のシステムは時代の最先端を行っていたはずなんだけど・・・
株だけでなく、コンピューターの専門知識も全く持ち合わせない私としては、機器の管理をしてもらっている業者さんを信じ、せいぜい、機械についた埃を掃除して、トラブルのない毎日を祈るしかない。


空気教

2020-09-27 11:29:59投稿

Kindleのマイライブラリーに、着々と未読本が増えている昨今、このご時世、コロナ対策関連本には、ついつい目がいってしまい、クリックをしてしまっている私。

とりあえず、勉強しなきゃと読んでみた本、「感染症の世界史」石弘之著(角川ソフィア文庫)では、紀元前から続く、人類とパンデミックの戦いについて書かれており、著者はその最後で、近い将来おそらく中国の動物から新しいウイルスが出てパンデミックを起こす可能性があると、見事に今回のCOVID19を予言している。
この本は、18年1月に出版されたものだけど、「パンデミックの文明論」(文春新書)は、ヤマザキマリと中野信子という女史二人の対談形式の本で、8月に発売されたばかりのものだ。二人とも、ヨーロッパの生活が長く、なぜ、今回のコロナ対策で、日本では死者が少なくすんでいるのかということを、日本人にしか理解できない”空気”によるものだと結論づけていて、日本人の私にはものすごく納得できるものがあった。
日本には、欧米におけるキリスト教のような社会を支配している宗教が存在せず、その代わり、「空気教」に支配されているという話。「空気」という戒律がコロナを生きづらくさせたということだ。
ちょっぴり昔、「KY」という新語が流行ったけれど、「KY=空気読めない」まさにそれ、空気というのが、何よりも恐ろしい社会なのだ。麻生太郎大臣によるところの「日本人は民度が違う」という見方もあるのかもしれないけれど、緊急事態宣言中、外出しても、法的措置がとられるわけでもないのに、誰も外出できなかったのは、「外出してはいけない空気」に支配されていたし、マスク着用も義務化されているわけでもないのに、街を歩けば、ほぼマスクをしていない人がいないのは、「マスクをしないといけない空気」を吸っているからなのだ。
行き過ぎた”自粛警察”については、空気教過激派といえると二人は言っている。
ほとんどが同じ民族で、江戸時代の鎖国もあり、島国としての、その独特の文化、社会を形成して来た歴史が、空気教を生み、空気が読めない人は、締め出されてしまうことが、パンデミックにおいては、良いほうに働いたのではないかと言われている。
コロナ禍において、日本と他国との違いについては”ファクターX”などといわれて、色々と原因はあるのだと思うけれど、とりあえず、空気教というとらえ方は、パンデミックに限らず、日本社会をうまく象徴した考えだなあと腹に落ちた私。日本で生まれ育ち、戦前生まれの両親のもとに育った私は、これからも、無意識に空気に支配されるんだろうなと思っている。

ついでに、コロナ関連で読んだもう1冊、新薬を見つけるドラッグハンターの歴史について書かれた本、「新薬の狩人たち 成功率0.1%の探求」(早川書房)は、ある病気に効く新薬を作り出すことの大変さを製薬会社に勤めていた研究者によって書かれたものだが、この本を読むと、いかに新薬を発見することが大変なことかということがよくわかり、新型コロナウイルスの特効薬が出現する可能性は高くないということを認めざるを得ない。

結局、マスクして、3密を避け、アルコール消毒をしましょうという「空気」に従うしかないのかな・・・


敬老の日に

2020-09-21 22:47:27投稿

9月15日が敬老の日という先入観があり、テレビなどでやたら高齢者の話が出るよなと思っていたら、今日が敬老の日だった。
シルバーウイークというのは、ゴールデンウイークとの対比なのか、敬老の日にひっかけてシルバーなのかそのどちらもなのかよくわからないけれど、Wikipediaによると両方らしい。
そんなことは、どうでもいいのだけれど、この連休中、元気な高齢者に関連した話題で、いろいろと考えさせられた。

世界でもまれにみる、少子高齢化が進む日本。いわゆる健康寿命が長いことが重要で、食事と運動が何より大切と日々気にしている自分。けれど、元気な高齢者に共通するのは、何を食べているのかやどんな運動をしているのかよりも、日々、しなくてはいけないこと、していることが多いということなのだ。
少し前になるが、たまたまつけたテレビでちらっと見たバラエティー番組で、所ジョージ、明石家さんま、郷ひろみが今年65歳で、いずれも65歳とは思えないほど若々しく活躍しているのは何故かというのをやっていた。その中でも、やはり、3人とも日々することが多く、前向きであるという点は共通していた。実際、芸能界の第一線で30年以上も活躍している人たちは、芸人、歌手、俳優などの種類を問わず、どう見ても実年齢より若く見える人たちばかりだ。もちろん、テレビに出るからには、プロのスタイリスト、ヘアメイクの人もついていて、垢ぬけているのは当たり前だけど、やはり、活躍できていることそのものが若さを保っていることにつながっているのではないかと思った。
所ジョージに関しては、実は私、中学時代からのファンで、本当にこんなに長いこと活躍する人とは思っていなかった。彼が、一応、シンガーソングライターであることを知っている人はあまりいないと思うし、デビューシングルを買っていたという貴重な人間の一人である私。決して歌唱力があるわけでもなく、わけのわからない歌詞で全くレコードは売れていなかったにもかかわらず、独特な人間性でここまで活躍しているのはすごいことだと思っている。
所ジョージだけでなく、高齢になっても活躍できる人は、夢をもっている、過去をあまり振り返らない、後悔しない、自分のことが好きだという。ひがんでばかりで「どうせ、自分なんて・・・」と言っていると、誰からも相手にされず、認知症がすすんじゃうんだなということだ。

好きなものを食べ、好きなことをする。人生の後半を、仕事も趣味も楽しくできないといけないと、改めて考えた敬老の日になった。


備えあれば

2020-09-07 23:43:02投稿

かつて経験したことのないほどのという「前評判」だった強い台風10号が去っていった。
結局、予報されたほどまでの強さにはならなかったものの、防府市内は広範囲に停電という被害を受けてしまった。九州では甚大な被害も出ているので、これくらいですんでよかったといっていいのか悪いのか、何とも言えないけれど、一つの経験にはなった。

台風9号のあと、10号の方が心配と、ずっとニュースで言われ続けており、金曜日の段階で、月曜日は休診にすることを決定。予約していただいていた患者さんにお断りの連絡をした。最接近は月曜の朝ということで、土曜日は診療があるし、日曜日の午前中に、自宅のほうは停電の備えをしておこうと自分の中では決めていた。
クリニックを開業して14年、これまで、雷の影響で、診療中の停電を2回経験しており、停電したら何が困るかは大体把握していたつもり。土曜日には、院内の医療機器で24時間まわっているサーバーの電源を落とす方法を確認したり、もし停電が長引いた時のことを考えて、火曜日に来られる予定の患者さんの連絡先をプリントアウトしたりと、それなりの準備は、スタッフがしてくれる。とにかく、オール電化の家庭と同じく、診療もオール電化なので、停電すれば何一つまわらない。あとは、待合室の熱帯魚の循環装置も気になるところだったけど、これは診療とは関係ないのでなるようになるさで終わり。
そして、日曜日。午後から雨が降り出す予報だったので、午前中に、自宅の倉庫から、キャンプ道具を引っ張り出してきた。今は成人している息子たちが幼かったころは、毎年夏になるとキャンプに出掛けていたので、一通りの道具はそろっているのだが、なんせ、10年以上使っていないものも多く、カビだらけ。とりあえず、停電の備えだけはしなきゃと、ありったけのランタンを出してみる。燃料は、乾電池のものと、カセットボンベのものをあわせて5つあった。ランタンを吊り下げる道具も忘れずに出しておく。あとは、懐中電灯いくつかと、ろうそくがあるので、何とか灯りは足りるかしらん?
そして、今度は、電池の確認。大きなランタンはなんと1度に単1の電池が8個必要。自宅内からかき集めた電池の総数をみると、単3は余裕だけれど、単2が全くなく、単1はいれたら残りはなし。やっぱ、単1と単2は買ってきておこう。そして、そこから、電池の買い出しに出かけた・・・
ホームセンター、電気店、百円ショップと、全部で6か所回ったけれど、単1は一つもなし。ほとんどの電池売り場の棚は空っぽだった。今年4月ごろのマスク売り場を彷彿とさせる景色。単3は、結構売っていたけれど、店の入り口に「単1電池は完売しました」と貼ってある。
結局、単2を何とか手に入れることができたけれど、店の人に聞くと、金曜日に電池売り場は行列ができていたとのこと。単1とか、停電の時以外は使うことはないよなぁ。みんな考えることは同じなんだなぁ。
仕方なく、帰宅。
我が家には、雨戸なんてないしと思っていたら、何と、ほとんどの部屋の窓にシャッターがついていることが判明。建てて18年になるが、そういえば、シャッターあったんだと、家人にいわれて、全部閉め、これで、備えは完了。
一晩中、風の音で眠れなかったけれど、幸い自宅は停電なし。クリニックは半日停電で、休診にしておいてよかったよかったと、今回の備えは、まあまあだったかなと思っている。
災害は、忘れたころにやってくる。
備えあれば憂いなし。
とりあえずは単1の電池を買いそろえておくことにしよう。


猛暑の中で

2020-08-30 23:05:23投稿

長い梅雨のあと、猛暑が続き、9月になろうかというのに、連日35度前後の日が続くこの夏。いかんせん、早朝をのぞいては、暑くて屋外で運動する気にはならない日々。といっても、仕事前に早起きして走るなんて、私には絶対無理。でもでも、運動不足になりたくないので、少なくとも毎日1時間は、冷房の効いた部屋でTVニュースを見ながら、ステップ台の昇り降りで歩数を稼ぎ、最低1週間に1回は、日没頃の時間帯で屋外でジョギングすることを自分に課している。
この週末、コロナ禍になってからほとんど顔を合わせていなかった、ランニング仲間で、午前中に山口市内をゆるランをすることになった。コースは、山口市小鯖周辺の山。禅昌寺あたりから鳴滝の裏をぐるっと回る感じで、計19㎞のコース。そのうち半分は、木立の中で、山水の音も心地よい、直射日光を避けたコースだったけれど、あとは、炎天下。午前中とはいえ、10時を過ぎるとギラギラで、歩くだけで汗が滴り落ちる。メンバーの平均年齢は私より上なので、上り坂はほぼ歩き。下った後の陰なしの平地もほぼ歩き。ジョギングというよりも、暑熱順化の修行といってよい状況になった。
そうはいっても、途中、パン屋さんによったり、神社をお参りしたりと、遠足みたいなもの。田んぼが広がっている地区では、小さなヘリコプターのような機械で農薬散布をするシーンに出会え、初めてみるその作業に、ちょっと感動。その操作をしていた農家の方からは、この暑い中ランニングをしている私たちが、よほど物珍しかったようで、声をかけられた。
普通に考えると、この猛暑の中、陰もないアスファルトの道を走っているのは、どう考えても尋常ではない。自分でも、まともじゃないよなとおもってはいたものの、いざ走り出してみると、水分補給(結局スポーツドリンク500mlを3本消費)しながら、陰を選びながらなんとか3時間、気分悪くなることもなかった。
コロナ禍、梅雨、猛暑とあまり走っていなかったのに、久しぶりに長い距離を走れたのは、やっぱり仲間のおかげ。何とか、あと数年は、フルマラソンを走り切れる体力、脚力を維持したいので、1年間、全くフルマラソンレースのないこの時期を、時々は、こうして仲間を走れる時間があると、何とかその維持はできるかなと思っている。


読書熱

2020-08-25 10:15:51投稿

先月、藤井聡太棋士の初タイトルのことを、ここに書いたのだけれど、それから1か月しかたたないうちに、彼は、2冠目をとってしまった。最年少記録を次々と更新する彼は、まぎれもない天才なのだということは、素人的にもわかるけれど、将棋通の人から見れば、なおのこと、すごいことだと思えるのだろうと思う。
今年2月ごろ、「天才 藤井聡太」(文春文庫)を読んだことは、このブログにも書いたけれど、2冠達成後に、改めて、藤井聡太関連の本を見てみると、相当な数が出版されていることがわかった。

ここ数年、読書のほとんどを、Kindle(Amazonの電子書籍)でしている私には、1冊読むと、あなたの読書歴からお勧めする本ということで、Amazonからメールが定期的に送られてくる。ま、Amazonに限らず、通販で何か買うと、そういった、次のものを売りつけようとするのは、商売としては当たり前。お勧めの品を買い続けているとキリがないので、そこまで、次から次へと無駄な買い物はしていないつもりの自分だけど、こと、読書に関しては、気軽にクリックしていて、Kindleのマイライブラリーには、未読本が結構たまってきている。紙の本なら、部屋のどこかに置かれていて、読まなきゃという気になるけれど、電子書籍は、物理的なものがないので、スマホかPCで、マイライブラリーのページにアクセスしない限り、本がどれだけたまっているのかがわからかくなってしまう。新しい本を買ったのに、読まないままその存在を忘れていたものが、数日前に2冊判明したので、しばらく、新しい本を買うのをやめなきゃなと反省する今日この頃。
そんな中、藤井聡太関連本として以前買っていたものがあったので、読んでみた。
「弟子・藤井聡太の学び方」 杉本昌隆著 PHP研究所
「藤井聡太 天才はいかに生まれたか」松本博文著 NHK出版新書
2冊とも、結構、あっという間に読んでしまったけれど、杉本昌隆氏は、言わずと知れた、藤井聡太の師匠。将棋界の師匠と弟子の関係について、よくわかっていなかった私は、杉本氏の人を育てる考え方について、とても共感できる部分があった。自分の子育てが終わる前に読みたかったなと思うけれど、自分の息子よりも聡太君は若いので、どう考えてもそれは無理だったな…
意外だったことに、杉本氏の実の息子さんは、さらに聡太君より年下ということで、弟子の育て方と、わが子の育て方は違うということも、書かれてはいたけれど。
そんなこんなで、今度は、杉本昌隆は、今や、”藤井聡太の師匠”として有名になっちゃったけど、実は、棋士として、これまでに将棋関連の本をかなり出版していることも判明。Amazonは、杉本昌隆氏の著書もおすすめ本としてお知らせしてくれる。とりあえず、将棋については、全くわからないし、読む気はないのだけれど、そのほかにも、藤井聡太関連の本としては、
藤井聡太 名人をこす少年 津江章二著 日本文芸社
藤井聡太 強さの本質 書籍編集部 マイナビ出版
中学生棋士 谷川浩司 角川新書
悔しがる力 弟子・藤井聡太の思考法 杉本昌隆著 
天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃 書籍編集部 マイナビ出版
などなど・・・・

とても全部読む気にはなれないが、関連本の数だけで、すごさが伝わってくるし、世間の注目度がわかる。今後、羽生さんの記録を塗り替えるのを楽しみにしている人も多いと思うし、誰でも、負けるより勝つのを見るほうが気分良いしということで、まだまだ人気がでて、本の数も増えるんだろうなと思う。
興味のある本を読み始めると、大事なことが後回しにされてしまうのは、避けなきゃねと思いつつ、かなり波がある私の読書熱は、藤井聡太2冠の話題の波とともに、これからも続いていく感じだ。


錦川鵜飼い

2020-08-14 23:48:03投稿

遠出のできないお盆休み。県内ならいいかなと、山口県民になって、一度も錦帯橋を見たことのない私は、錦川の鵜飼いを見に行ってきた。
コロナ対策として、屋形船は4~10人までのグループ貸切ということだったので、3密は避けられると判断。予約して、家族で岩国に行ってきた。
岩国ICから思ったより早く到着し、船の出るまではしばし、川の景色、橋のある風景を楽しむ。
昼間は猛暑で、とても外では過ごせないけれど、日が暮れるとそこまで暑くなく、風もなく、雲もなく、満天の星空。屋形船に乗るには、絶好の条件。
鵜飼についての説明が放送で流れた後、出発。手漕ぎの船をこぐ船頭さんは、なんと女性。長い棒を川底について、船を動かすには、相当の筋力、パワーが必要で、見ているだけで、疲れるくらい。私にはとても無理だけれど、決して若いとは言えない同じ女性がそれをこなすだけで、尊敬してしまう。ゆっくりゆっくりと、錦帯橋のふもとから上流に行くと、鵜飼い船がやってくる。鵜匠が縄を操り、4~5羽の鵜が、何度も何度ももぐるのだけど、なかなか獲物はゲットできず。想像以上に、速いスピードで、船を動かし、鵜を泳がせていて、鮎の泳ぐスピードにあわせるんだろうなと勝手に判断。目の前に来たら拍手をしてくださいといわれていたので、こちらも必死に拍手をして、鵜を励ましているんだけど、そう簡単には行かないようだった。船をこぐ人も、相当体力を消耗する感じだけど、鵜もかなり疲れているんじゃないかなと思われた。
客の乗った遊覧船の周りを鵜飼い船がが2周したあと、中休み。今度は、少し下って、錦帯橋のたもとまで戻り、もう一度、鵜飼い船がやってくる。心なしか、初めの時よりも、鵜が疲れているようにみえ、思わず、「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟哉」芭蕉の句の意味を知る。
50分程度の乗船をおえ、川岸にもどって、鵜飼い見学終了。
仕事の終わった鵜たちが、船の上で並んで休んでいる姿は、とてもかわいらしい。
鵜をかごに入れ、船を片付けるまでの様子を見つつ、こういった伝統行事って、本当に大変そうだなというのが、実感でき、でも、日本の古い習わしが続いて行ってほしいとも思う、現代人の勝手な考えにひたる自分だった。

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3連勝

2020-08-05 23:59:14投稿

6月19日にプロ野球が開幕し、各チーム40試合前後が終わった。120試合しかない今シーズン、もう3分の1も消化しちゃったのねという感じだ。
パリーグは1位から5位までが3.5ゲーム差と、まだまだ混戦だけど、セリーグは、巨人が頭一つ抜け出して、ちっとも面白くない。カープが勝つこと以上に、巨人が負けることを楽しみとしているなんちゃってカープファンとしては、日々の野球中継、スポーツニュースが面白くないので、それをみる時間が減って、その浮いた分の時間(!?)を読書に費やしている今日この頃。
巨人が勝ち、カープが負けることで、自分自身の気分が悪くなることに、自分で腹を立てるという悪循環。こーゆー時は、とにかく、野球を見ないことが一番と、夜遅くに結果だけ確認することが多かったのだが、日曜日の巨人戦に勝ってから、今日で3連勝。なんと、3つ以上続けて勝つのは、今期初ということが先ほど判明。
一昨年までの、強いカープの時には、連勝、連勝が当たり前だったのに、最近は、連敗はしょっちゅうするものの、連勝というのはなかったなぁ、そういえば…
今に始まったことではないけれど、野球中継を観ていて、逆転されそうになったりすると、「わたしが観てるとだめだ!ここは、観ない方が勝つ!」と、テレビの前から姿を消すことが多い。100%そんなことはありえないのに、どうも、観ている時より観ていない時の方がうまくいくと、勝手に決めているのは、よくある話。テレビ中継に限らず、実際に観戦に行くと、いつも応援するチームが負けてしまうジンクスや、応援グッズの願掛けなど、よく聞くことではある。
高校時代に大好きでよく読んでいた、北杜夫氏の、どくとるマンボウシリーズで、北さんは虎キチで、阪神戦をテレビ観戦するのに、一度、でんぐり返りをしながら観戦したら阪神が逆転勝ちをしたとかで、それ以来、テレビの前では、寝転がって脚をあげとくといいとか、色々工夫をしているというくだりがあった。ま、庶民的なファンは、そーゆーわけのわからん自分なりの工夫をしている人は多いのだと思う。
しか~し、このたびの3連勝。
日曜日の巨人戦は、3連戦の最終日で、前日は大敗していたので、どうせ、今日も負けるの見たくないと、全く中継をみず、速報もチェックしないでいたら、9-2と大勝。しかも、若い遠藤投手の初完投勝利という、これは、みておくべき試合だったと後悔。そして、昨日のヤクルト戦は、0-3で負けていて、7回に3-3に追いついたところまでは観ていたけれど、同点の7回の裏に満塁にされた時点で、もうダメだと思って、観戦終了。そしたら、何と8回にスリーランが飛び出して勝利。そして、今日。中継を、ところどころ観ていたけれど、7回と9回にソロホームランが飛び出したところはやっぱり私の見ていない時。そして4-1で迎えた9回の裏。昨日二つ目のセーブをあげたフランソワがクローザーとして登場したけれど、真のクローザーがいないカープとしては、フランソワも信用するに値しないので、3点差あっても、ヤバいぞと、ランナー1、2塁となった時点で、中継を観るのは終了。
その20分後に、スポーツニュースで、そのまま4-1で勝ったことを知る。
結局、3連勝のうち、私は、一つも勝った瞬間をみていない。
⇒やっぱり、私がみないと勝つんだわ
⇒これからも見ない方がよさそうだわ
⇒結局、私は、勝つ試合を見れないってこと?
⇒でも、勝つところは見たいよぉ
なんちゃってカープファンの悩みはつきないのであります。


GoToトラベル

2020-07-25 18:48:12投稿

コロナ禍の中、4連休がスタートし、GoToトラベルキャンペーン問題に、豪雨に、本当に明るい話題がない中、このブログに、可能な限り、政治的なこと、暗い話題、家族のこと、患者さんのことを書かないと決めている私にとって、ネタがないのもちょっと辛い。

GoToトラベルについての政治的な問題はさておき、なんだか変なネーミングだなと思っていると、やっぱり世の中、真面目な人がいて、英文法的に正しくないと文句が出ているという。
まず、Toというのが大文字はおかしいなと思う。そして、トラベルというのは、動詞であって、toのあとに来るのは場所を示すものであるべきなのでおかしい。でもでも、travelなら動詞だけど、トラベルは、日本語の名詞!そう、これは、まぎれもない、ジャパニーズイングリッシュであり、英語ではないのだ。和製英語といえば、ナイターとか、ガソリンスタンドとか、英語のネイティブスピーカーに通じない言葉は、いくらでもある。どうも、政府の中で、このキャンペーンの用語を考えた人は、所詮、日本国内にいる日本人相手のキャンペーンであり、なんとなく日本人受けする言葉の響きだから、文法は無視という意見で決まったらしい。travelというのは、旅行するという動詞であり、旅行しよう!というのなら、Let's travel.であり、Goを使いたいのなら、Go on a trip. が正しい。普段、「旅行に行く」という日本語を使っている人からいうと、「GoTo旅行」という直訳がぴったり!なんだと思うけど、そもそも、「旅行に行く」というのは、「頭痛が痛い」などと同じなのだ。日本語的には、”旅行する”とか、”旅行に出かける”などの方がよいのだと思いますが、国語の先生なら何というのかしらん?
つまるところ、日本人的には、Go!Go!というのが、行くぜ!といった感じがするし、GoToというと、
「どこ行くの?」 
「旅行に行くの。」
「あ、トラベルね。」
てなことで、文法はどうでもよいということだ。goという動詞に、travelという動詞がつくなんて、英語を勉強中の人に悪影響を与える言葉がニュースを賑わせてもいいんかい?とは思いますが。

そんな、ネットの記事を読みながら考えていると、travelは動詞で、tripは名詞。じゃあ、他にも、journey 、excursion 、voyage 、tourなどなど、日本語の旅行に該当する英単語はいろいろあることに気づいた。実際、日本語でも、旅行と旅って、どう違うのかしらんと思うけど、”旅行”よりも”旅”のほうが、風情がある感じがするけれど、はっきりと違いを説明はできない。一人旅とはいうけれど、一人旅行とは言わないし、観光旅行とは言うけれど、観光旅とは言わないし、この微妙なニュアンスの違いを英語で説明するとしたらどうなんだ?
言葉って、ホント難しい。

一応、英和辞典を調べてみると
trip  観光、商用などの比較的短い旅
travel 長途または未知の地への旅
tour 一定の計画で各地を訪れる周遊旅行
journey 目的・期間・手段などに関係なく旅を意味する最も一般的な語
voyage 海路または空路の長い旅
excursion 短い遊びの旅
ということで、日本語に比べ、使い分けがさらに難しそうだ。今回の、GoToトラベルで推奨されているのは、この辞書の意味からいえば、journeyが妥当のようだけど、日本人に一番なじみのあるカタカナのトラベルがやっぱり正解だったのかもね。
そうは言っても、"旅行に行く"のに、不安や後ろめたい気持ちが付きまとう感染拡大の夏。
堂々と、楽しんで旅のできる日が、一日も早くおとずれてほしいと誰もが願っている。


将棋

2020-07-16 21:58:06投稿

豪雨災害、感染拡大警報、ついでに、カープ連敗と暗いニュースばかりの中、藤井聡太七段の活躍のニュースだけは、おばさんの気持ちを明るくしてくれている。
そして、今夜、ついに、最年少タイトル獲得が現実となった。

昨年、息子を持つ母親の一人として、こういうまれにみる逸材がどういう風に育てられたのかなという興味で、「天才藤井聡太」(文春文庫)という本を読んだ。それ以降、息子を見守るような気持ちで、対局のニュースがあると、気になっていた。
とはいううものの、将棋というものについては、全くの素人。一応、駒の動かし方は知っているけれど、戦型とか将棋界のルールなどは全く知らない。本を読んで、将棋界のピラミッド、階級については、何となく理解したけれど、将棋そのものについては、チンプンカンプン。
そもそも、将棋と同じように、駒を進めていくオセロゲームですら、超苦手。ここに駒をおいたら、次に相手がここにきて、ここしか来れないから、ここにする・・・・私には、この手の”先を読む”能力は、先天的に全く備わっていないと思っている。五目並べもしかり。それこそ、自分の息子が小学生のころから、すでに息子には勝てなかった。先を読むのは2手が限度。とにかく、目の前のこと以外が考えられないのだ。

藤井棋士の活躍についてのドキュメンタリー番組では、彼はAIを超えていると言っていた。AIに1000万通りのパターンを読み込ませても最適な手とされなかったけれど、7000万通りを読ませたら、藤井棋士の選んだ手を指示したと、AIの専門家が言っていた。2通りしか考えられない私からいうと、まさに人間ではないということになる。
そうはいっても、将棋の面白さを知れば、もっと楽しめるのかもしれないと、彼の対局の解説記事などは、色々と読んではいる。読んでいると、序盤、中盤、終盤と展開があり、守り、攻めにも戦型があるらしいということは分かった。飛車を最初にどういう風に使うかで、戦型が展開されるらしいとか、わからないなりに読んでいるうち、これは、明らかにスポーツだなと思うようになった。特に、私が学生時代に大半の時間を費やしていた卓球は、1対1の戦いなので、何となく共通する気がしてきた。サービスの種類やコース、相手との駆け引きが重要な戦術は、敵の気持ちを読むことも必要。まあ、卓球の試合は20分くらいで終わってしまうので、将棋と比べることはできないけれど、少しでも聡太君に親しみをもつため、卓球と同じだなと思うことにした。

これから9月にかけて、次のタイトル戦も続く藤井棋士。人間ではない頭脳をもっている彼は、いずれ、全てのタイトルをとるんだろうけれど、それまでの成長を息子を見守る気持ちで、応援したいなと思う。


七夕

2020-07-07 21:16:19投稿

今日は、七夕。
梅雨の真っ只中で、大抵は天の川を望むことができない空の年が多く、今年もまた夜空を眺める天候ではなかった。自分が子どものころや、息子たちが幼かった頃は、ササに短冊を吊るすなどして、日本の古き良き季節の行事を楽しむことがあったが、もう10年以上は、七夕を意識することなんてなかったように思う。
防府市民になって、20年になるというのに、防府天満宮の七夕祭りを見たことがなかった。今年はたまたまテレビのローカルニュースで、その祭りの話題を知ったので、雨がちょうど止んだ先日の夜、歩いて天神様に行ってきた。天満宮から歩いて10分そこらのところに住んでいるとはいえ、年中行事を意識することがあまりない生活。
防府天満宮の七夕祭りは、御祭神である菅原道真公の御神忌1111年を記念し、平成25年(2013年)より始まったそうだ。牛乳パックでつくった灯篭を参道に並べて飾り、その光を楽しむのがメインイベントだったけど、2014年には、雨にたたられて散々だったので、その雨を逆手にとって、地元の傘を作っている会社が、傘を6本つなぎ合わせて、傘玉を作り、その傘の中に、日替わりで色の変わる灯りを置いて、楼門前に並べる傘玉アートを始めたということだ。今年は、コロナ禍にあって、規模は縮小して、牛乳パックの灯篭は中止しており、おそらく、人出もそれほど多くはないだろうと見込んで、参道をあがってみると、楼門の前は結構な密。三脚に一眼レフカメラを設置して、せっせと写真を撮っている人が多いのにびっくり。みんな”映え狙い”なのかしらん?
たまたま本殿の前にいた時刻が8時前で、何も知らずに行ったのに、8時から巫女さんの舞いがあるとの放送。運よく、本殿の目の前で、巫女さんの舞いと鈴の下で願い事を唱えることもでき、大満足。
例年は、もっと人も多く、浴衣姿の女子たちも多いそうだが、今回は、傘玉アートのところだけの人だかりで、雨が降った後で足元も悪かったので、参道は人もまばら。階段を下りて、帰宅する前に雨がまたふりだしたけれど、防府市民として、初めての七夕祭りを知ることができ、ラッキー。来年以降、規模が縮小されない状態での開催を願わざるを得ない。DSC_1604.JPG (8.04 MB)


GDM

2020-07-02 23:41:42投稿

GDMと聞いて、何のことかピンと来る人はいるだろうか?
産婦人科医に聞けば、おそらく100%「妊娠糖尿病」(gestational diabetes mellitus)と答えると思うが、一般的には、あまりポピュラーな略称ではない。では、GDPは?と聞かれると、ニュースなどで、よく聞くことばとして、多くの人が、「国内総生産」(Gross Domestic Product)として知っていると思う。

先日読んだ本、帚木蓬生著 「老活の愉しみ 心と身体を100歳まで活躍させる」という、全体としてはちょっと著者の自慢話で終わった感が否めない新書ではあったが、その中で、GDPを増やすよりも、GDMを増やすことが大事という部分があり、妙に納得してしまった。
著者のいうGDMは、Gross Domestic Muscle=国内総筋肉量 という造語である。
人生100年時代に、高齢者が元気に働くことが何よりも大事。そのためには、年をとっても、筋肉がしっかりあれば、介護が必要な状態にはならなくてすみ、長く働けるという理論だ。高齢者が介護を必要とする状態、ロコモティブシンドローム、フレイル、サルコペニアなど、いずれも筋力低下が前提にあるので、とにかく筋力低下しないように、毎日筋トレしようと訴える著者。国民一人あたりの筋肉量が100g減ると、年間の医療費が、男性で25万円、女性で32万円上昇すると見積もられているそうで、筋肉量が、政治経済に影響するというのだ。
私自身、患者さんにもよく言っているが、骨量は、いくら頑張っても増えることはなく、減らないようにするのが精いっぱいだけれど、筋肉量は、何歳になっても、増やすことができる。丈夫な筋肉で骨を支えていれば、骨折のリスクも減らせるし、とにかくこれからの時代は、筋肉が大事なのだ。良質なたんぱく質をとり、運動をするという健康の基本中の基本。これを、国民総出で実行できれば、少子高齢化社会の問題、すなわち介護、医療費、年金などの負担が想定されているよりもかなり軽減できるということになる。

現実的には、筋肉量を増やすためには、運動する以外に方法はない。帚木蓬生氏は、とにかくスクワットをしろと書いていたが、私個人としては、スクワットは大嫌いで、続かないことが過去に証明されている。何より続けられる簡単なものから始めることが大事で、いわゆる足腰が鍛えられればなんでもOK。細く長く続けられる運動を自分でみつけて100歳まで介護なしで生活できるよう、一人一人が気を付けたいものだ。

そして、GDMが1%でも増えれば、GDPが減ったって、高齢化社会日本は安泰なはず・・・


プロ野球開幕1週間

2020-06-26 13:57:08投稿

プロ野球が開幕して1週間。
診療が終って、最初にすることは、スマホのナイター速報確認。自宅に帰ってからは、ケーブルテレビで観戦。われらのカープが勝っているときは意気揚々、接戦ではハラハラドキドキ、負けが濃厚になるとさっさと観戦をやめ(真のファンとは言えない)、勝った時だけスポーツニュースまで見るという日常が、再開した。なんだか、そんな毎日が、遠い昔のようで、今年は、交流戦の観戦に行く予定だったけれど、それも、早々におじゃんになっていたので、野球のある生活を忘れていた感じ・・・
無観客試合というのは、選手にとっては、未経験の大変なことだとは思うけど、自分にとっては、観客として球場に行くことはほとんどないので、テレビで観られるだけで十分。昨年までと同様、テレビに向かって、勝手に解説、勝手にヤジをとばして憂さ晴らし。

多くのカープファンがそうであるように、アンチ巨人の自分にとっては、カープが勝たなくても、巨人が負ければそれでOKなので、初っ端の東京ドーム3連戦を1勝1敗1分けで終わったことで、まずまずのスタート。
ゴールデンルーキーの森下投手も、初登板から実力十分だし、今シーズンは期待がもてるかも。先発投手はセリーグ1でも、抑えの切り札と呼べそうなピッチャーがいないと、優勝は厳しい。個人的には、ひそかに応援している今村猛投手にクローザーになってほしいんだけどなぁ・・・
などなど、カープ談義ができるようになったも、開幕したおかげ。ただ、開幕4連勝でスタートしたチーム(今年の巨人)のその年のリーグ優勝の確率は、過去のデータからいうと、75%らしいというのが、引っかかるネタなんだけどねぇ。
今年は、セリーグでは、クライマックスシリーズがないことが決まっているし、例年より試合数が少ないので、出だしが重要なのは、誰が考えてもわかる。とにかく、去年のような、連敗連敗だと、気分が滅入って、テレビ観戦する気がなくなる(実際にはその方が日々の時間が有意義に使えるんだけど)ので、爽やかな気持ちで私の日常が過ぎていくため(!?)にも、カープに頑張ってもらいたい。


田んぼ

2020-06-21 18:26:13投稿

30数年前のこの時期。
一人暮らしのアパートにいると、日が暮れるころから聞こえてくる、なんとなくリズミカルで、なんとなく気持ち悪い、ガーッ、ガーッ、という音が、日に日に強くなるのに気づいた。
暗くなると更にその音は響き渡る。何の音なんだろうと毎晩のように不思議になり、その正体が、カエルの大合唱であることが判明したのは、数日が経過してからだった。

小、中、高と広島市内の学校に通い、通学路は基本的に住宅街と商店街で、田んぼや畑というものは、どこか列車に乗って遠出するときに、車窓から見るものと思って育った私。近くの川も、昭和のその時代は、工場の廃液でヘドロだらけで、遊び場はもっぱら公園。線路沿いの草むらで虫取りをするくらいが、唯一の自然とのふれあいだったような気がする。当然、カエルなんてものを見ることはないし、なき声をきいても、カエルとわからないのは当然だった。
そんな私が、当時の共通一次の点数だけで受験し、合格してしまった山口大学に通うため、縁もゆかりもない山口市で一人暮らしを始めることになった。当時の吉田キャンパスの周囲は、ほぼ360度田んぼ。3階建てのアパートの部屋の窓からの景色は、ドーンと田んぼが続いている先に大学の建物という極めてシンプルなもの。当時の私は、第一志望だった都会の大学をあきらめ、仕方なく山大にしたという、都落ちの気もちでいっぱいだったので、このカエルの声に気づいた時の衝撃は、今でも忘れられない。

そんな私の、その後の人生といえば、広島で過ごした年月の2倍近くを山口県民として過ごしている。これまた縁もゆかりもなかった防府市民になって、今や20年。1年365日のうち、300日以上は、田んぼを目にする生活だ。
コロナ禍になってから、ジムで運動するのをあきらめ、可能な限り、自宅やクリニックの近所を一人でジョギングするようになった。以前は、佐波川の河川敷や、国道の舗道などを走っていたけれど、この春からは、できるだけ車の少ない、路地や農道を選んでいるので、田んぼのそばを走ることが多くなった。気が付くと行き止まりで、農家の庭先だったり、牛やヤギを見つけたり、完全に田舎モンになりきっている。6月に入ってからは、日没も遅くなったので、時間があるときは、クリニックの診療をおえてから、日没までの1時間程度を走るようにしている。
防府市の西の端、植松、西浦地区は、特に田んぼが多く、今はすべての田んぼで田植えが終わっているので、まさに、カエルの季節だ。大合唱の中、車も人もほとんど通らない農道を走っていると、だんだんと太陽が西に傾き、空が朱色に染まってくる。そして、田んぼの水面にその空の色が映し出される。
自分の走っている前後左右が田んぼ。
初めての気持ち。田んぼって美しいな・・・DSC_1600.JPG (6.54 MB)

 


音楽

2020-06-14 11:50:57投稿

私が生まれる前に放送が始まった超長寿番組、「題名のない音楽会」を久しぶりに見た。
今回の放送は、「一流の音楽家が夢のマッチング ドリームデュオ 第2弾」というお題だったけれど、普段あまりなじみのない、マリンバ、チェンバロ、尺八、タブラといった楽器の演奏を聴くことができ、ちょっと感動ものだった。

自分自身、3歳から15歳まで、昭和女子の御多分にもれず、ピアノを習っていたし、小学低学年ではテレビ局の少年少女合唱団に所属していたり、8歳からは、音大の教室(ピアノの音を聞いて楽譜に書き込むなどの音楽理論を学ぶ)にも通っていたりして、将来は、音大に進む可能性もなくはなかったという素性。今から思うと、あれだけ、ピアノが下手で、練習が嫌いだった自分が音楽の道にすすむなんて、バカげた話だったなとは思うが、当時はそれなりに、音楽通のつもりでいた。
ピアノをやめた後は、クラシックギターの教室に1年くらい通い、その後は趣味として、フォークギターで当時はやりのポプコン(平成生まれの人には通じない)出身アーティストの曲を弾き語りするのが、大学受験勉強の束の間の楽しみだった私の10代。さらに、高校の部活は美術部で、油絵を描いていた。
その後、医学部に入って、卓球をするようになって以降、趣味ときかれたら、“読書と音楽と絵画”と答えていた文化系の自分はどこかへ行ってしまい、スポーツ関係に携わることが多くなり、数十年が過ぎている。もちろん、全く音楽を聴かないということではないけれど、少なくとも、ピアノもギターも自分で弾くことはなくなったので、完全に弾けなくなってしまったのは悲しいけど認めざるを得ない。

ただ、曲がりなりにも音楽をやっていた自分として、聴く耳はそれなりに持っているという自負はある。この度の番組のような、一流奏者の演奏は、すごく心に響くものがあるし、画面越しではあるけれど、演奏者の指の動きを見ていると、人間の能力の偉大さを感じてしまう。

最近、クリニック内に音楽を流すため、「音楽(おとらく)」という業務用アプリを契約し、ネットを通じて、いろいろなジャンルから曲を選んで聴けるようになった。診療中は基本的にリラクゼーション系の音楽を流しているけれど、診療後など、ひとりで院内で過ごすときには、自分好みのセレクションミュージックを楽しんでいる。
昭和のポップスなど、一番音楽に携わっていたころの曲を聴くと、2番の歌詞まで全部歌える自分に驚いたりすることもあるし、一流のクラシックオーケストラの迫力にも素直に感動する。やっぱり私って音楽好きなんだなと、昔に戻った気分になる今日この頃。

コロナ禍にあって、スポーツ関係、音楽関係の人々の活躍する場が激減しているのは、本当に気の毒だと思う。スポーツ観戦、音楽鑑賞ともに、命を守ることに必要なものではないけれど、生きていくうえで、生活のスパイスになる人は、自分も含め世界中に何万人もいると思うので、その分野の人達の収入が減らないことを切に願う。


歩数

2020-06-07 18:20:05投稿

自粛生活の影響で、どこかの会社が出した歩数のデータで、世の中の人々の歩く量がへっていること、運動不足が懸念されるというニュースが流れていた。そのデータでは、1日歩数3000歩以下、3000~8000歩、8000歩以上という大まかな分け方になっていて、緊急事態宣言以前に比べ、3000歩以下の人の割合が大幅に増えているというものだった。
東京をはじめ、大都市圏に住む人々の多くは、通勤で電車に乗っているので、ドアtoドアを車で移動の田舎モンに比べ、歩数は多いと常々思っていた。学会などで東京や大阪に年に数回は行くけれど、とにかく、都会に行くと、歩く。電車の乗り換え、駅の中の移動と、歩く気がなくても、歩かざるを得ない。都会の人は、田舎のほうが健康的と思うかもしれないけれど、田舎モンは、ほんと、歩きません。
「健康のため、ひと駅前でおりて、歩きましょう」とか言われても、電車通勤を大前提とした都会人にはそれもいいけれど、1世帯当たりのガソリン消費量日本一の、山口県民には、無関係。通勤に限らず、買い物に行っても、店の目の前までは車。大きなモールもないから、買い物先でもそれほど歩くことはない。田舎で歩数を稼ぐには、ついでには難しく、歩くことを目的に歩くしかない。
最近では、歩数を稼ぐと保険料が安くなるという医療保険と歩数計が連動したアプリもあるようだし、ごく普通にスマホをポケットに入れていれば、大体の歩数はカウントしてくれるので、歩数を意識している人は結構いる。そして、その意識している人の割合は、中年太り、メタボを意識し始める40代~50代が圧倒的に多く、結局、自分も含め、自分の周りもその世代が中心。
3月から使い始めた、“やまぐち健幸アプリ”は、山口県が主催している歩数計アプリだけど、現在、登録人数は、26000人くらい。そして、1日ごと、月単位で、自分の歩数が26000人の何番目かという順位がわかり、上位者は登録したニックネームが番付として表示されている。
私の個人的な目標は、上位1割の順位に入ること。2600位程度を意識している。その順位は、全体、年代、地域、企業、なかよしの4部門で公表されており、企業となかよしは、知り合いなどと登録しないといけないので、登録していない自分の順位はない。全体、年代、地域の順位をみると、全体、地域では、何とか上位1割に入るのだけれど、年代では入れたことがない。ということは、いかに、自分の年代で、このアプリに登録してせっせと歩いている人が多いのかということだ。
普段、クリニックの診療では、隣同士の部屋を行ったり来たりする程度で、総合病院に勤めているドクターに比べると、歩くというほどのことがない私の仕事。1日40~50人程度の患者さんと接していても、その大半は、病状や検査の説明をしている時間で、開業医というのは、しゃべる仕事だよなと、日々感じている。1日の診療が終って、今日もよく働いたなと思って、ポケットに入れているスマホで、“やまぐち健幸アプリ”開いてみると、その歩数は900歩前後のことが多い。もちろん、実際の正確な歩数ではないけれど、1000歩に達していない日は、がっくりしてしまう。診療がおわって、24時までの間に、何とか1日のノルマである6000歩を達成するため、18時からがスタート。スタッフが帰ったあとのクリニックで、ステップ台の上り下りをしたり、自宅に帰って、階段の上り下りをしたり、テレビを見ながら、ふろの湯をためながら、ひたすら足踏みをする涙ぐましい(⁉)歩数稼ぎ。休診の日は、できる限り、ジョギングをして、最低10000歩は稼ぐようにして、ようやくギリギリ上位1割をキープ。
コロナ禍以前は、ランニング仲間と走ったり、小さな大会参加などで、時々、10~20km走ることがあったけれど、仲間と走ることができなくなってからは、なかなか10㎞以上を一人で走ろうという気になれていない。せめて、最低、毎日のノルマを達成することで、運動不足と体力低下を防げないかなと思っている。年に一度はフルマラソンの大会に参加するのも自分の目標だったけれど、どうやら今年中にマラソン大会が開かれることはないようだし、みんなと楽しく走るのも無理だし、“やまぐち健幸アプリ”の順位だけが、今のモチベーションを保つ手段になっている。これから暑くなって、ますます走るチャンスがなくなるけれど、せめて歩数稼ぎに精を出すことは続けていきたいと思う。


山歩き

2020-05-25 18:34:00投稿

山口県では緊急事態宣言も解除されたし、天気もいいし、遠くにでかけるのは無理だし、ということで、週末に、近くの山歩きをすることにした。
登山というほど、大それたものはできず、トレイルランニングで頑張るのは、怪我のもとなので、これまで数回登ったことのある近場の低めの山を選択。山口市秋穂二島の大海山に出かけると決めて、朝出発した。大海山の登山口は、自宅からは車で20分ほどのところにある、千坊川砂防公園だ。防府ー阿知須方面を東西に走る南部海岸道路沿いに、公園入口の標識があり、そこから田んぼのあぜ道のような(というかそのもの)、対向車が来たら、バックしないといけないほど細い道を1.5㎞ほど走った先に、キャンプ場を兼ねた公園はある。これまで何度か来ているけれど、いつも閑散としていて、駐車場に登山客の車がぽつりぽつりと停まっている景色しか覚えがない。だけど、今回は、なんと駐車場が満車。キャンプ場に、テントが張られているのも初めて見た。
みんな、屋内の楽しみは不安だから、田舎のアウトドアにやって来るんだろうな・・・と勝手に解釈。ってゆーか、今まで自分が来たのは、いつも寒い時期だったから人が少なかっただけで、意外とここは人気スポットなのかもと思いながら、ぐるっとまわり、何とか駐車スペースをみつけて、車を停め、トレッキングシューズに履き替えてから、「自然散策コース」と表示された道を歩いて行った。

最後に来たのがいつだったか記憶にないけれど、2年以内には来ているはず。だけど、これまでは、いつも山道をよく知っている人について行くだけだったので、〇〇コースがどこを通るんだか、さっぱり。
「自然散策コース」というくらいだから、きっと緩やかなコースをまわり、頂上まではつながっていないのかもと思いながら、坂道を登っていく。二人横に並んで歩ける幅はないけれど、きちんと登山道として道が整っているトレイルなので、これなら迷子になって遭難することはなさそうだなと進んでいった。さらに登っていくと、少し岩場もあって、いわゆる遊歩道の散策コースという感じは全くなし。散策コースってどーゆー意味?これで、頂上にたどり着けなかったら、何が散策なんだかわかりゃしない。でも、ここってたぶん、前に来た時、通ってるよなぁ、それなら、1時間くらいで展望スポットにつくはずだけどなぁ、とだんだん不安になりながら、気づくとかなり高いところまで登ってきていた。登山客とすれ違うこともなく、結構急な坂で、木々にロープが張られて、ロープを持って登るような険しいところも過ぎていった。周囲は深い森で、なかなか遠くの景色が見える気配がないなと思った頃、わずかに人の声が聞こえてきた。「人の声がする!きっと展望スペースに集まってる人の声だ!」
少し気持ちが明るくなり、トレイルも平たんになったあたりで、登山道の分岐点があり、小さな看板が出ていた。矢印が3方向にあり、亀尾山展望台とある。ようやく、何度か来たことがある記憶に間違いがないことを確信。人の声が大きくなり、ついに、瀬戸内海を一望できる頂上に到着。DSC_1539.JPG (10.21 MB)
頂上には、10人くらいの登山客の人々がくつろいでいた。ぱっとみて、自分が最年少であることがわかるメンバー。”亀尾山 山頂”という札をみて、私が「ここが亀尾山なんだ…」とつぶやくと、亀尾山が山の名前で、大海地区にあるので、通称大海山と呼ばれているということを、頂上でお茶を飲んでいた人が教えてくれた。
5月の晴れた空と海。登山をする人は”そこに山があるから”山に行く。
すべては、頂上で景色を見るため。
この景色に、気持ちよいと感じない人間はいないよな・・・

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姑の遺品整理は迷惑です

2020-05-18 18:54:24投稿

おうち時間が増え、断捨離をした、しているという人が、自分の周りにも結構いるし、SNSやネットニュースなどでも、話題になる今日この頃。その分、普段のごみ置き場のごみが増え、リサイクルショップへの持ち込み量も増え、フリマアプリで売りたい人が増えていると聞く。

個人的には、せっかく時間があるんだから、断捨離をしたいな、しようかな、しなくちゃな・・・と思っているだけで、時間があるときには、ついついポチっとしてしまい、Kindleで、電子書籍を買っては読みを繰り返している日々。趣味は読書というほどの読書量ではないものの、ここのところ、3日に1冊程度のペースが続いている。

新聞の話題の本のコーナーで、垣谷美雨著「うちの父が運転をやめません」という題名にひかれ、それまで名前を聞いたこともなかった、垣谷美雨という作家に興味をもち、この1か月で、彼女の小説を5冊も読んだ。なんせ、作者は、高度経済成長期に子供時代を過ごし、バブル全盛期に社会に出てすぐにバブル崩壊している世代で、小説の主人公も、ほぼ同じような年代の庶民が描かれていることが多い。それは、私自身の体験してきた社会と共通点が多いので、小説の中身が、「あるある」だらけで、一気に読んでしまいたくなるストーリーだからだ。
そして、これまで読んだ本の中の、極めつけ、256ページを一度も休まずに一気読みした本が、「姑の遺品整理は迷惑です」だ。
主人公は、更年期のパート主婦で、一人暮らしの姑が脳梗塞で急死し、その姑の暮らしていた3DKの公団住宅を片付ける物語。その中に、姑が明らかに不要なものをたくさんため込んでいてうんざりするシーンが何度も登場する。自分は断捨離をして、いらないものは残さずに生活するのだという主人公が、最後に、姑の生きた証を見つけることができて、感謝するという垣谷美雨流ハッピーエンドストーリー。
私にとっては、小説のあちこちに、あまりにも、自分の気持ち、自分の家族に共通するシーンがちりばめられていて、読みながら声がでてしまうこともしばしば。
そして、読み終えた今
次の休診日から断捨離を決行するぞ!
決意が固まった。

 

 


2020-05-12 14:05:58投稿

数日前、国内最後の桜の開花宣言が北海道の釧路、稚内地方で発表された。
桜の開花宣言というのは、各地方気象台が定めた標本木に5~6輪の開花が認められた時にされるもので、大体その地方の本格的な春の訪れを示すものだ。
だけど、考えてみるに、日本以外で、こんな公の開花宣言なんていうものが存在する国があるのだろうか?近所の人が「庭の花が咲いたよ」というわけではなく、国の機関である気象庁が発表するのだ。
調べてみると、農業関係で、大正時代の終わりごろから桜の開花を調査することはあったようだが、開花予想などが始まったのは、昭和26年からで初めは関東地方だけだったらしい。昭和40年からは沖縄以外の全国になり、桜前線という言葉も、このころから使われるようになっている。ちなみに、桜前線という言葉は、マスコミが作った造語だ。ただ、開花予想については、2010年には、気象庁が発表することをとりやめ、民間の気象会社が独自におこなうようになったとのこと。
まあ、いずれにしても、単に、花が咲くだけのことに、かなりの税金がつぎ込まれているのは間違いない。国内には、もっといろんな種類の花の咲く樹木があるのに、なぜ、そこまで、日本人はこれほど桜にこだわるのだろう。

現在、かなりの話題になっている9月入学の問題。そもそも4月から新年度という制度も100年くらい前にできたらしいけれど、この制度を作った当時の政治家たちの本心を知ることはできないとはいえ、やっぱり、冬のあと、過ごしやすい季節がきて、桜が咲くころに別れと出会いの思い出をつくり、新しい年度のスタートというのは、きっと万葉集の時代から続く、日本人の四季を愛でるDNAがそう決めさせたのではないかという気はする。
がんで闘病中の人が「来年も桜が見たい」とか、合格発表の電報が「サクラサク」であるとか、これらの「桜」の行間にこめられたフィーリングはもう、日本人以外の人種には説明のしようのないものだと思う。

その”四季”が、地球温暖化の影響で、だんだん、境目がわかりにくくなってきている今世紀、今年の桜は、暖冬の影響で、鹿児島では、かなり開花が遅れてしまった。桜は夏に硬いつぼみを付け、その後寒い冬を過ごさないと、つぼみが膨らむタイミングがわからなくなるそうで、時々、春でもないのに桜が・・・というニュースを目にすることもある。
そして、わがクリニックに去年の3月から登場した鉢植えの桜。1年前の花が散ってから今日の日まで、園芸店の指示通り、毎日水をやり続けていた。数か月は、院内においていたけれど、外に出して風に当てたほうがよいといわれ、夏以降は、ずっと勝手口の外に置いていた。細い幹にカビがはえ、葉っぱは全部なくなって、みすぼらしい姿で半年以上経過していたので、もう死んでるのかなとおもって、冬場にまた園芸店の方にみてもらったら、まだ生きているといわれ、水やりは継続。そして、3月になり、つぼみが膨らんでくるのかなという期待のもと、毎日眺めていても、何の変化もなし。4月になって地域の桜が満開を迎える中、花見に行けない今シーズン、せめて、鉢植えの桜が咲いてくれればと期待しつつも、変化なし。結局、1年間、1日も欠かさず水をやったのに、2年目に咲かせるのは無理だったのだとあきらめていた4月下旬、小さな緑の葉が息吹き始めた。花は咲かなくても葉っぱがでるのかしらんと思っている間に日に日に葉の数は増え、ステイホーム週間が始まったころに、なんと1つつぼみが出てきて、ついに花が咲いた。その日、札幌では満開というニュース。鉢植えの桜に向かって、「あんた、北海道出身?」

そして、今、もう一つの枝からまた新しい葉っぱが出始めているけれど、二つ目のつぼみは見当たらず。枝によって葉の出る時期が2週間ずれていて、全く四季の変化を会得できない、わがクリニックの桜。もしかして、9月入学の噂をきいて、9月ごろに咲くつもりなのかもしれない。

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ステイホーム週間

2020-05-06 19:43:03投稿

今日で、ステイホーム週間は終了。
初めに出された緊急事態宣言が今日までだったのが、5月末までに延長されたので、特別警戒区域では、今日で終わりではないけれど、山口県は一応ステイホーム要請は終了のようだ。
もちろん、今後は、全国、全世界的に、活動が段階的に再開されていくのだろうけど、世界中から何万人も集まって、大騒ぎするようなイベントやテーマパークなどが元通りになるのは、5年くらいかかるのではという有識者もいるようだ。オリンピックも来年きちんとできるような気はしないけれど、とにかく、ほんの数か月前まで誰も想像できなかった社会の変化、おそらく、来世紀の歴史の教科書にも掲載されているであろう2020年のコロナショックが、この先、どうやって、いつ完全に解決するのかはだれにもわからない。

私個人のステイホーム週間を振り返ってみると、自宅とクリニック以外で過ごすことはほとんどなく、クリニックをホームとすれば本当にステイホームで過ごしていたと思う。
休診中のクリニックで一人ひたすらパソコンにむかい、看護学校の授業の準備と昨年の診療データの集計などをするだけで、家族以外と会話することがほとんどなかったこの4日間。近所を一人でジョギングしたり、自宅で汗ダラダラになって階段の上り下りを繰り返したりして、家族に呆れられたりはしたけれど、運動不足だけにはならないように努めたつもり。
そんな中、NHKの「筋肉体操」という、過去に放送された5分間の番組は、ステイホーム週間のために、10分番組として1日何回も再放送されている。これまで、本気で見たことはなかったけれど、この休み中にふとテレビをつけたときにやっていて、筋トレ嫌いの私でも、ちょっとやってみようかなという気にさせられた。
指導する谷本さんの掛け声は、リズミカルなBGMとともに「あと5秒でおわるなんてもったいない」「きついけど楽しい」「浅いのは浅はか」など、ちょっと(笑)って感じに好感が持てる。そして、1分間の休憩とか、テレビをみながらリアルタイムで実践してもらうようになっているところが、やってみようという気にさせれらる。だけど、谷本さんをはじめ、出演者全員がいわゆるボディビル体型で、筋肉もりもりの人しかいないので、ま、ふにゃふにゃ筋肉の自分とは違うよな・・・こんなにできるわけないよな・・・と思ってしまうのではあるけれど。
ステイホーム週間が終わっても、2日に1回でいいので、5分の「筋肉体操」をずっと続ければ「筋肉は裏切らない」はずという谷本さんの言葉を信じて、自分自身の「新しい生活様式」の一つに「筋肉体操」を加えられたらなと考えている。(考えているだけではダメ・・・)


マスクあれこれ

2020-04-29 19:18:46投稿

朝から晩まで、テレビをつけても、パソコンをひらいても、買い物に出かけても、コロナの文字を見ない日はない毎日、日本中の人々が明るく楽しくなれない中、何とか我慢が美徳とされてきた日本人の力で乗り切れると信じるしかないなと思う日々。
コロナ、感染対策、などの言葉と並んで、マスクという文字もあちこちで目にする。
ドラッグストア、スーパーなどの小売店で、マスクが売られているのを見ることはほとんどないし、手芸店などでは、手作りマスクの材料となるガーゼ生地、ゴム紐は、どこの店に行っても、入荷未定の張り紙。百均ショップをのぞいてみても、空洞と化した棚の商品名を見てみると、手芸用品コーナーのゴム紐だ。
都知事の小池さんをはじめ、国会議員にも、手作りマスクをしている人もいて、マスクは白で、ガーゼ生地なんて常識はもうどこかに行ってしまったみたい。その分、どんな生地のどんなマスクをつけていようと、変な目で見られることもなく、逆に、マスクをしていなければ、白い目で見られる世の中になってしまった。
けれども・・・どんな生地だろうと、口を鼻を覆っていれば、少なくとも、唾液の飛散を防ぐことはできるので、マスクの意味がないことはないけれど、布やガーゼ、その辺の使い捨てマスクではウイルスを吸いこまない、すなわち予防にはならないことは医学的な常識。
じゃあ、どんなマスクなら予防になるのかというと、本気の予防にはN95という基準を満たしたものだけと言われている。このN95マスクについては、私自身、使ったことはないけれど、通気性が悪いのできちんと使用すると20分で息苦しくなるそうだ。
医療の現場で、これまで普通に手術で使っているのは、サージカルマスクとよばれているけれど、何がサージカルで、何が一般のものなのか、正直いってさっぱりわからなかった私。
私が勤務医だったころ、(たぶん現在も)手術の時は、当然、1手術、1マスクで、1日使用することなんかないこともあり、手術室に入るときにつけるマスクには、4本のひもがついていて、頭の上でくくるタイプが普通で、耳にゴムをかけて使った記憶はない。手術でマスクをつける理由は、術者が手術中にしゃべるので、その時に出る飛沫が、術野に落ちないようにするため。基本的に、手術を無菌で行うのが目的であり、術者の身を守るためではない。
手術室における、清潔、不潔の概念でいくと、術野は清潔なので、術野にたつ数人以外は、不潔領域で仕事をしている。麻酔科医は不潔領域だから、私が研修で、麻酔をかけていたころ、時々手術野に近寄りすぎて、怖い術者のドクターから「そこ、不潔になる!!」と怒鳴られたことが何度かあるのを思い出す。
というわけで、サージカルというのは、手術の、とか、外科の、という意味なので、手術室で使う4本ひものマスクをサージカルマスクというんかいなと適当に思っていたが、どうもそうではないらしい。
広義には、手術室で使うものをさしているのは間違いないが、普通、手術室に置いてあるものは、4本ひもとは関係なく、どうやらBFE95%以上というサージカルマスクの基準を満たしたヤツのようだ。これまた、BFE95%というのも素人にはなんのこっちゃだけど、BFEというのは細菌ろ過効率というもので、細菌を含む径4~5μmの粒子が除去された割合とのこと。N95については、ろ過するだけでなく、マスクと顔面のすきまから細菌が侵入しないようになっている構造も含まれている基準なので、また別の話。
とはいえ、ドラックストアなどで、花粉やインフルエンザ対策として、売られている一般向けのものにもBFE95%以上と表示されているものもあり、結構、サージカルマスクという言葉だけで判断するわけにはいかないようだ。これまで、そこまでマスクについてあれこれ考えることもなかった私は、今回、いろいろ調べてみて新たな知識を得ることになった。
うれしい発見というほどのことでもないけれど、今まで知ることもなかったマスクのあれこれを知ることができたのは、コロナ禍の暗い毎日の中では、ちょっとは明るい話かも。マスクに限らず、テレワークではんこ文化が見直されるようになったり、これまで、あまり考えたこともなかったことを知ったり、調べたりすることになった人は多いと思うので、小さなこと、ものをみつけて、少しでもポジティブ感情を持つようにして、何とか感染が収束する日まで、メンタルを維持していければいいなと思う。


小さな発見

2020-04-23 16:29:07投稿

世界中が、見えない敵と闘っている中、あまり楽しいことがない毎日。ゴールデンウイークのGWはがまんウイークのGWですと、暗いニュースばかりのテレビで伝えていたが、何もかもがまんする中、何か少しでも、楽しいこと、面白いことがみつけられないかなと思って過ごしている。

緊急事態宣言に従って、生活必需品の買い物以外はせず、近所を一人でジョギングをするという、正しい休日の過ごし方を実行している私。
そんな中、ちょっとした楽しいこととしては・・・

防府市民になって20年になるというのに、出身地ではないため、職場や飲食店など、必要なところに車で出かけていくときに通る道以外、防府市内の道をほとんど知らない。そして、市内には、車で入ると離合できないような細い道がいっぱい。そこで、クリニックの近所で、通ったことのない道、入ったことのない路地をみつけて、うろうろするジョギングを決行することにしたのだ。
所詮、直線距離にして半径2km程度の近所を走るのだから、もし、行き止まりだったり、迷ったりしても、帰れなくなることはないと言い聞かせ、クリニックを出発。すぐ近くに遮断機のない小さな踏切があることもつい最近まで知らなかったので、その踏切を渡ってみる。日本国内には、遮断機のない小さな踏切がたくさんあると聞いたことはあるけれど、こんなに近くに、こんなに小さな踏切があったなんて・・・
小さな発見一つ目。
踏切は、道路というよりも、あぜ道のような道につながっていて、そこを抜けると、いつも通る道にでる。
こんなところにつながっていたの。
小さな発見二つ目。
そんなこんなで、ほとんど人や車とすれ違うことなく、2kmくらい狭い道を走っていくと、自衛隊の防府北基地に出る。北基地は、航空自衛隊なので、周囲5kmくらいはあるはず。この道が北基地に通じていたとはねぇ。
そして、左右に田畑がつらなる細い田舎道と通っていくと、そこが、よく通る幹線道路に出ることがわかったり、北基地内を囲むように植えられている木の外に道が整備されていて、その道が、自衛隊員のジョギングコース(訓練コース?)になっていることも判明したり。
小さな発見が次々。

私の走った時刻が、ちょうど訓練中だったのか、基地の中と外ではあるけれど、200m程度、隊員たちのランニングと並行して走ることもできた。もちろん、みんな若い男性ばかりであっという間に抜かされちゃったけれど、数人の人は、私をみて、会釈をしてくれたし・・・
おばさん、ちょっと嬉しい。

結構ぐるぐる回る感じでジョギングすること10㎞。
手持ちのGPS時計では、450kcal消費したことになって、まあまあの運動。
家に閉じこもってばかりで、運動不足になってはいけません。近所を一人でジョギングするなどは積極的にして構いません。という政府の指示に従って、小さな新しい発見ができれば、ちょっとは楽しいと思うので、世間の人にもお勧めしたい。

 


Web開催学会

2020-04-16 08:59:14投稿

クリニックと自宅以外どこにも行っていない状態になること1週間。その間、防府市内で感染者も発表されるなど、危機感のなかった山口県民、防府市民も不安がつのってきている感じになってきた。世界中の誰もが、このウイルスとの戦いが1日でも早く終わることを祈っていることは間違いないけれど、来年のオリンピックだって開催は怪しいのではないかという長期戦は覚悟しなければならない。
そんな中、医師を対象とした様々な学会は、ほとんどが中止、またはWeb開催になってきている。学会なんて、医者の体のいい観光旅行と思われているふしも無きにしも非ずだけれど、その参加は、専門医や認定医の資格更新などに必要ではあるし、開業医である自分にとっては、身近に同じ分野の医学的知識が豊富なドクターがいるわけでもなく、学会参加して勉強することが、唯一といってもいい、日進月歩の医学についていく手段だといえる。
コロナ禍以前でも、製薬会社が主催する、新しい薬の宣伝をメインにしたシンポジウムなどは、ここ数年で、オンラインセミナーとして相当増えてきた印象で、時々、興味のあるものは、パソコンの前で眺めてきた。ただ、これまでのそれは、医師としての会員登録は必要であるものの、特別お金を払うわけでもなく、ポチっとするだけで、30分~1時間のプレゼンテーションを閲覧するのみ。学会全体がWeb開催というのは、今回初めてなので、どんな形式なのかなと不安に思っていた。専門医の単位取得などは、学会の会場でしかしたことはないからだ。
もちろん、学会の規模や内容にもよるけれど、基本的に参加費は必須。Web開催では、普通のネットショッピングと同じようにクレジットカードでの支払い。支払いが確定すると、参加者専用のパスワードがメールで届き、パスワードを入力して、スライド閲覧の視聴画面に入る。それだけでOKかと思いきや、閲覧後に、簡単なテストに答えなくてはならず、それが終わって初めて専門医の単位取得完了。当たり前といえば、当たり前なんだけど、こんなに大変だったの・・・
実際、学会会場にいって、ぼーっと聴講するのに比べると、(学会会場でテストなんてない)かなり、勉強した感がアップ。パソコンの前で視聴しているので、よく理解できなかった時には何度でも巻き戻しできるし、IT社会の令和の時代、すべての学会がこの形式のほうがいいのかもと思えてくる。
結局、都会で実践が進んでいるテレワークにしても、やってみると、今まで対面でやってたことのかなりの部分がWebでできることが分かったと思うし、これまで当たり前にしてきたことの中でたくさんの無駄な部分も見えてきて、これからは、どんどん、効率化がすすむんだろうなぁ。
でもでも、学会を理由に、全国各地に出張できる楽しみはなくなるし、学会会場での懇親の場もなくなるしで、やっぱりつまんないのよねぇ・・・人間の暮らしには無駄も必要、というより、その無駄な部分にこそ、人間らしさがあるんだと思ってしまうのは、私だけだろうか。


新運動法

2020-04-08 19:00:08投稿

世の中、コロナショック、コロナ騒ぎ、3密、クラスターなど、今年の流行語大賞になりそうな言葉のオンパレード。
そんな暗いニュースばかりで誰もが何等かの影響をうけている中、初めのころにクラスター発生源といわれたスポーツジムは、私にとっては、日常の一部。1週間に3日から5日はジムに通っているのだが、そこでやっていることと言えば、テレビを見ながらベルトの上を走るだけ。走るといっても、半分は歩いており、角度を調節したり速度を変えたりすることで、大体1時間に400~500kcalの消費をするようにして、運動不足とならないようにしている。10年目に突入した市民ランナーとして、とりあえず、年に1回はフルマラソンを完走したいので、せめてそれが可能な体力、脚力を維持しようと思っているのと、今以上に体重を増やしたくないというのが通っている目的。
ランニング仲間に言わせると、風も切らず、風景もかわらない部屋の中で走るなんてつまらないでしょということになるのだが、確かにそれは認める。ただ、季節、天候、時刻に左右されないし、テレビを見ながら走っているので、意外と退屈はしない。日焼けも気にしなくていいし、夜暗い時の危険もないし、私にはあっているのかなと思っているのだ。
3月以降、いつも行っているジムでは、スタジオレッスンが中止になり、利用者の数が明らかに減っていた。それでも、マシンジムのフロアは、雨の日も含めて窓が全開。走っている間、人としゃべるわけでもなく、隣の人との距離もまあまああるし、3密とは無縁なので、特別気にすることもなく、今まで通り通っていた。筋トレ用の器具はスタッフの人がこまめに消毒しているようだし、それほど心配ない気もしていたけれど、更衣室だけは、若干3密に近いものがあるから気になるなあとは思っていた。スポーツジムが名指しでクラスターのもとと言われているのに、このまま通うのはどうしたものかと悩む日々。人との接触を8割減らせと言われれば、職場以外、ジムくらいしか行っていない私としては、そこに行くのをやめるしかない。私が行こうと行くまいと、会員制なので、会費を払っていれば、ジム側の収入には影響ないのだから、あえて義理堅く通うこともないしなぁ・・・でも、運動不足になるのだけは怖いしなぁ・・・と思いあぐねていた。
そんなこんなで、何か今までと同様にできる家トレがないかなと考えていたのだが、ようやく、昨日から新しい運動法を始めることにした。
家でいろんな筋トレをするのもいいけれど、基本的に、筋トレは嫌いというか苦手なので、今までいろいろチャレンジしてきて、それは続かない自信がある。ジムでしている運動と、できるだけ近い感じの運動であれば、続けられる気がするので、まずは、テレビを見ながらできるのが条件。そして、ある程度のカロリー消費が可能な有酸素運動であること。ということで、何年も前に購入して、3か月坊主でおわった、ステップ台を持ち出して、テレビの前で、いわゆる“踏み台昇降”を行うことにした。
ただひたすら、テレビの前で上がって降りるを繰り返すだけで、面白くもなんともないんだけれど、途中からステップの前におりて後ろに上がるのも取り入れるとよいことに気づいた。左右の足を変えながらなんとなく続けていくと、20分くらいたったころから汗が流れてくる。スピードを上げたり下げたりはうまくできないけれど、さすがに1時間続けると結構運動した感じ。ベルトの上を走るのと比べて、どのくらいのカロリー消費(ロードランナーの機械にはカロリー消費量が表示される)の差があるのかは、わからないけど、テレビを見ながらというので、続けられそうな気がしてきた。
緊急事態宣言も出て、自分だけは大丈夫という考えを持つのだけはご法度。収入が断たれ、生活できるのかどうかで本当に大変な方たちがたくさんいるのに、ジムに行くか行かないかで悩んでいるなんて、申し訳ないと思っているが、せめてしばらくは、この新運動法でStay Home令に従いたい。


新年度を迎えて

2020-04-01 12:08:36投稿

今日から新年度。
ただ、今回ばかりは、世界中で、大変なことになっており、フレッシュな気持ちになれない暗い春を迎えなくてはならなくなった。

この1週間で日本国内での新型コロナウイルス感染者が急激に増え、現時点で、まだ爆発的ではないと政府は言っているけれど、都会の医療関係者はすでに悲鳴を上げていると聞く。
毎日のように、普通に診療をしながら、医療関係者の一人として、私だけこんなに普通にしていて、普通に仕事ができていて申し訳ないなと思いつつ、かといって、診療をやめるわけにもいかず、内科医でない自分が感染症の人を診察できるわけでもなく・・・仮に内科医であっても、うちのクリニックには、陰圧室も隔離できる部屋もなく、マスクもアルコールもほぼ底をつきつつある中で、とても自分やスタッフを守ることができない。
世界中で感染している人の中に多くの医師、看護師が含まれていることを考えると、自分たちの仕事って経済に左右されない仕事である反面、危険と責任の重さは他の仕事と比べられないほどのものなんだなと改めて自覚させられている日々だ。
亡くなった志村けんさんの治療にも使われたECMOなんて、本当に、管理が大変で、治療にあたるスタッフがきっと寝ずについておられたんだろうということは、容易に察しがつく。私も、産科医として大学病院でNICUに携わっていたことがあるので、重症な新生児の管理でECMOを使う場面に出くわしたことがあり、担当医が、「もう、ECMO回すしかない・・・今日から地獄が始まる」と言っていたことを思い出す。

この春、大学を卒業し、卒業式もないまま、今日から社会に出ていくことになった息子が、先日、「こんなことになるなんて、俺は生まれて初めてだから・・・」と言っていたが、都市封鎖だの、外出禁止だの、世界中の人がみな、生まれて初めての事態に遭遇しているのだ。75歳以下の日本人は戦争だって経験していないし、戦時下の”我慢”と同じレベルの”我慢”をしないとこのコロナショックを乗り切ることはできそうにない状況になってきた。それでも、自分にできることは、3密を避ける事と、手洗いくらいしかないのが、申し訳ない気持ちだけれど、田舎者も都会でおきていることを他人事とは思わずにみんなで実行してもらうしかない。

 


湯本温泉

2020-03-22 23:47:17投稿

COVID-19関連で、自粛自粛の世の中、何をしてもよくて、何をしてはならないのか、結局は個人の判断にゆだねられているという今日ここの頃。3月から4月にかけての週末に開催されるはずだった、学会、研修会など参加予定がすべてキャンセルになった私は、ちょっと、時間ができてしまったので、天気の良くない日曜日に、長門まで出かけていってみた。

山口県北西部の長門市は、家族の仕事の関係で1995~97年ごろによく行き来していた場所。その観光の中心である湯本温泉を星野リゾートが開発に乗り出すということが数年前に決まった時は、あんな田舎にリゾートなんて無理でしょと思う反面、ちょっと期待もしていた。そして、先週、いよいよ温泉旅館、「界」がオープンして、日本全国の観光業界で、客足が遠のいて困っている中、「界」の予約は2か月先までうまっているときき、街の賑わいがテレビのニュースでも報じられていたので、行ってみたくなって出かけたというわけ。

天気が良ければ人は多いだろうけど、山口県北部の天気予報は、午前は雨の可能性が高く、午後からは次第に回復ということで、いかにも雨が降りそうな暗い空を眺めつつ昼前に出発。案の定、湯本についたころには土砂降り。雨の中、外を歩くのはどうかと思い、仙崎まで行って、食事をしてから湯本に戻ることにした。
全国道の駅ランキングのトップファイブにも入るセンザキッチンは、このコロナ騒ぎの中、思ったより人が多く、レジや、食堂には行列ができていた。駐車場もほぼいっぱいで、う~ん、この自粛要請の日に、この人混みだったら、天気も良くって普通の連休だったら、きっとすごいことになっているんだろうなと、人混みの一部である自分のことを棚にあげて勝手なことを思う。
店の中をぶらぶらしたあと、食事を終えるころには、雨もあがっていたので、湯本方面に戻る。
温泉街のための有料駐車場に車を停めると、そこから、階段が音信川に降りるようにつくられていて、両サイドには木が植えられ、夜になるとライトアップされるように、雰囲気がよくなっている。ぱっと見て、古きよき田舎の風情が、今どきの、おしゃれな感じに変わっていることが分かった。
川岸まで降りると、遊歩道沿いに足湯や、ちょっとした店ができ、しばらく散策して、「界」の入り口に到着。外から見た感じは普通に旅館ぽいけれど、中には入れないので、いつの日か泊まりに来たいなと思うだけで終了。

川沿いの桜並木の舗道は、まだ工事が完了していなくて、舗装できていない部分もあり、まだほとんどの桜はつぼみだったけれど、それが満開になって、天気が良ければ、それはそれはきれいだろうと思わせてくれた。
今年の春は、何もかもが暗~いムードになってしまっているけれど、こうしてド田舎の温泉街が、少しでも盛り上がっくれて、COVID-19がおちついたら、観光客でにぎわい、山口県が活性化されることを、県民の一人として切に願う。


3月10日

2020-03-10 13:36:14投稿

今日は、3月10日。
多くの日本人にとって、本来、忘れてはならない日だけれど、テレビ番組の中で、東京都内で若者から年配の人に街角インタビューをしたところ、この日が何の日かがわかる人は2割程度にしか満たなかったようだ。
私は、広島生まれの広島育ちで、被爆2世でもあるため、ものごころついたころから、いやというほど原爆の恐ろしさを聞かされてきたけれど、小学校にあがってからは、広島の8月6日、長崎の8月9日、東京の3月10日は忘れてはいけないと教わった。
75年前の今日は、東京大空襲で、10万人を超える死者を出し、首都が焼け野原となった日。それより23年まえの9月1日の自然災害である関東大震災のほうが、防災の日に指定されたりしているので、日付を覚えている人が多いようには思うけれど、空襲は、人工的な災害であるので、いろんな意味で忘れてはならない日だと思う。

そしてまた、昭和50年の3月10日は、山陽新幹線全線開通記念日でもある。3月10日ときいて、東京大空襲のあった日と答える人よりも、さらに人数は少なくなるとは思うけれど、自分にとっては、40年以上たった今も、当日の興奮した光景が目に焼き付いており、3月10日は忘れられない日なのだ。山陽新幹線が、博多まで開通したその日、幼いころの私は、広島駅にその姿を見に行った。その3年前に岡山まで開通していた新幹線が、広島までやって来る日を、みんなで待ち望んでおり「今度、広島駅から新幹線に乗れるようになるんじゃけぇね!」と親にいわれて、楽しみにしていた。戦後30年たって、焼け野原と化した広島の本当の復興の日だったかもしれないこの3月10日という日付が、なぜ、私の心の中にずっと残っているのかはわからないけれど、戦争で苦しんだ親世代の人たちの喜ぶ姿が、子供ごごろにも、うれしかったのだと思う。

そして明日、これは、ほぼ現在の日本人の誰もが忘れていない日であろう、3月11日。東日本大震災から9年となる日、個人的には、震災の被害を何も受けなかったけれど、いまだに被災者だという人がたくさんいる中で、今度は、未知のウイルスと闘わなければならなくなってしまい、誰もが、平和に、そして健康に過ごせることを祈らずにはいられない。


やまぐち健幸アプリ

2020-03-01 22:21:51投稿

先週から、山口県が提供するスマートフォンアプリ、「やまぐち健幸アプリ」というのを使い始めてみた。
ランニング仲間に山口県職員の人が多く、アプリをダウンロードしている人が結構いるらしいと聞いたからだ。
基本的には、私がこれまで使っていた、他の歩数カウントアプリとあまり変わりはないんだけれど、山口県のゆるキャラ、ちょるるが出てきて、「がんばっちょる?」と山口弁で励ましてくれるのが、ちょっと嬉しい。それと、山口県民しか使っていないので(多分)参加人数の中で年代別や地域別に歩数の多い人の順位が更新されるので、上位に食い込めるとこれまたちょっと嬉しい。
ドコモの万歩計アプリ“dヘルスケア"も、その日の目標歩数が達成されたり、体重を記録したりすることで、dポイントがもらえるもので、ちょこちょこ使ってはいたんだけど、5000歩歩こうが、20000歩走ろうが、ポイントが加算されるわけではなく、その日の目標歩数をクリアするかどうかだけなので、ちょっと頑張りがいがない感じで、最近はポイント獲得のためのルーレットを回すのが億劫になっていたところだ。

そもそも、スマホで歩数をカウントするというのは、かなりアバウトで、ズボンのお尻ポケットにスマホを入れていた場合は、結構歩数カウントは正確だけど、上着のポケットなどでは、あまりきちんとカウントしてくれないのが、ちと気に入らない点。その点、ガーミンのGPS時計などであれば、かなり正確にカウントしてくれるので、これを腕につけておいて、スマホに連携させる方が納得のいく数値は出てくる。ま、そこまでして、日頃の歩数をカウントしても、その結果を健康管理につなげないと何の意味もないことはわかっているので、結局飽きてくるんだなあ、これが。
dヘルスケアも、ガーミンコネクトも、大体3か月は熱心に記録したり、ポイントためたりしていたけれど、別にわざわざ歩数カウントしなくても、自分が今日どれだけ運動したかは、自分で一番よくわかっているんだし、体重をアプリに記録して、昨日より1㎏増えた理由を反省しろだなんて、器械に言われたくないよって感じになってくるし…

そうはいっても、せっかくダウンロードした”やまぐち健幸アプリ”
ちょるるの励ましは、これまた3か月は効いてくれるだろうから、コロナウイルスに負けないためにも、3月は、がっちり歩数を稼いで、上位の順位に食い込み、健幸になれればいいなと思っている。


医療小説

2020-02-19 21:51:01投稿

「わたし、失敗しないので」で人気になった”ドクターX”をはじめ、この数年、医療系のドラマがとても多い気がする。と言っても、わたし、ドラマ見ないので、あまり内容を知らないのだが、病院を舞台にすると大衆受けするストーリーがつくりやすいのかもしれない。

医療ものに限らず、ドラマや映画といったフィクション動画にあまり興味がない私だが、医者が書いた医療系小説は、何故かついつい読んでしまう。著者が医者だと、何となく同業者として気になるという点と、大昔、医者兼作家を夢見ていた自分にいまだ未練があるという点と、小説の内容が、結構自分の医者としての体験で”あるある”シーンがよく登場する点などがその理由である。
小説ではなく、医者が書いたエッセイも結構これまで読んできたけれど、エッセイの場合は、著者の意見が押し付けられているものが多く、共感できる場合は、後味が良いけれど、何これ、自慢話で終わってんじゃん的なのも多いので、それならいっそワクワク感のある小説のほうが面白い気がするのだ。
10年くらい前は、のちにドラマ化された、海堂尊の「バチスタの栄光」を読み、海堂氏のものは、次々に読んでいったけれど、そのうち飽きてきた。

そして、最近はまっているのが、久坂部羊の小説だ。
彼は、医者としては、麻酔科、外科、在宅医療と、臨床経験豊富で、しかも、厚労省の役人経験もあるという少し変わった経歴の方の様で、その作品は、推理小説もどきのものが多く、色んな医者が登場人物に出てくるのが半分現実ぽいので面白い。
10年前と違うのは、読んでいるのが、Kindleなので、ワンクリックで次から次へと同じ著者のものが買える感じになってしまい、しばらくマイブームが終わりそうにないのだ。出世しか興味がない医者、人間味あふれる医者、失敗ばかりする医者などが登場、そして、少子高齢化問題に対する著者の思いが、結構小説の中で感じられるので、もう少し続けて読みたいなと思っている。
電子書籍になると、クリックしだすと何冊買ってしまったのかわからなくなるのが、よくない点なんだけれど、現時点で、スマホのマイライブラリーを見ると、”未読”となっているものがとりあえず4冊はあるので、2月中は新しく買わないぞと決めて、夜な夜なKindleリーダーを広げて眠りにつく花粉の季節なのである。


故郷に錦を飾る

2020-02-12 23:50:41投稿

ローカルニュースでは、何度も報じられていたけれど、昨日、山口リフレッシュパークで、卓球のプロリーグ、Tリーグ女子、木下アヴィエル神奈川VS日本生命レッドエルフの試合が開催された。

山口市初のプロの大会が観られるとあって、卓球ファンならずとも、多くの地元の人がかけつけたのは、何はともあれ、オリンピック3大会連続出場の、石川佳純選手の試合があるからだ。
彼女は、山口市の出身で、小学校までは山口市で過ごし、中学からは、卓球の名門校に通うため、親元を離れてしまったけれど、現在も、自宅は山口市にあるので、地元では、知らない人はいない超有名人。
今回、私は、ディープな卓球ファンとして、地元開催のTリーグを見に行かない選択はなかったので、早くからチケットをゲットしていた。これまで、Tリーグの試合は、いつも、岡山に行っていて、すでに昨年から4回観戦しているけれど、基本的には、男子の試合が目的。女子の試合は、男子に比べると迫力にかけるのは否めず、あまりこれまでも興味はなかったけど、今回だけは特別。

12:30開場の、14:00試合開始ではあったけれど、チケットはエリア指定で、座席指定ではなかったので、少しでも良い席でみるためには、ある程度早めに行かないといけないかなと思い、11:30に到着した。何せ、早くからチケット完売で、満席はわかっていたので、どのくらいの人が並んでいるのか、想像できなかったけれど、会場に着くと、まだ駐車場が余裕で空いていたので、思ったほどじゃないなという感じ。それでも、1時間寒い中並んで、やっと会場に入れることになり、2階入り口から下を見下ろすと、先がわからないくらいの行列ができていた。私、結構、早い方だったんた。DSC_1470.JPG (6.81 MB)

会場に入ってからは、アリーナ席の台がよく見える場所をゲットできたので、ひと段落。試合開始までしばらく休憩し、公開練習、挨拶その他で時間が過ぎ、試合開始。
アヴィエル神奈川は、山口がホームではないのに、今回は石川選手のための大会なので、観客の8割はアヴィエルの応援。私個人的には、特にアヴィエルのファンでも、石川選手のファンでもないので、卓球の試合そのものを楽しみたかったけれど、アヴィエルを応援しなければ気まずいムードが確実にあったので、今回は、素直に応援することにした。
試合は、少しでも長く観れて、石川選手が2度登場するために、ファイナルマッチまでまわるのを望んでいたら、シナリオにあったかのように試合が2-2の同点になって、ファイナルに突入。そして、お膳立てされた通りに、佳純ちゃんの勝利で終了。実際、今回試合に出たすべての選手のなかで、石川選手の実力は、頭一つぬけている感じはあったし、本当に地元でいい試合ができてよかったねということで終了。
この日は、地元凱旋のその足で羽田に飛び、羽田からポルトガルに向けて出発後、欧州遠征が続くという超過密スケジュールの中、故郷で大活躍してくれた、石川選手。

オリンピックでもその活躍に期待せざるを得ない。DSC_1477.JPG (5.45 MB)


講演

2020-02-09 21:34:17投稿

今日、山口県体育協会主催の、スポーツ選手にかかわる仕事をしている人達を対象にした講習会の講師として、セミナーパークで講演をしてきた。
講演内容は、女性アスリートの健康課題ということで、婦人科医の立場から、主に、スポーツ選手の月経異常、月経管理の内容の話。産婦人科のスポーツドクターとして、似たような講演は、3回目になるけれど、いつも講演に参加する人たちが結構熱心なので、話す方としては、話易い。

産婦人科医師として、一般市民を対象とした講演などを頼まれて、時々、人前で話をする機会があるけれど、その話題に興味を持ってくれる人たちが集まる会というのは、話をちゃんと聞いてもらえるので、やりやすいなと思う。
それに比べて、学生相手の講義となると、なかなか熱心な学生というのはいないので、いかに、眠くさせないか、いかに興味を引くように話の内容を持っていくかを考えつつ、講義をするので、とても疲れるというのがホンネ。講義となると、教科書の内容は伝えないといけないし、脱線ばかりしていても、話が進まないしで、講演とは、全く違う疲れがでてしまうのだ。
学生相手と言っても、これまで私が担当したのは、看護学校の学生と、県立大学の助産師科の学生で、また医学部の学生とは違うと思うけれど、講義のたびに、講義だけが仕事の教師って、すごいなと思ってしまう。そして、自分が学生時代、超ぐうたら学生で、授業はほとんど寝ているか、他のことをしていて講義をまともに聞いていなかったことに対して、教えてくれた先生たちに申し訳なかったなといつも心の中で、謝っている。
壇上に立っていても、こっちの話を聞いてくれているのかいないのかは、顔をみれば、瞬間的にわかるし、もちろん、寝ていればすぐわかるし、そんな当たり前のことを、今更ながら、たまにこういう講演をしてみると、再認識するのだ。

本日、私のつたない講演をきいてくださった皆さん、ありがとうございました。
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ウメシン

2020-02-03 20:28:41投稿

2月最初の週末、乳癌画像研究会に参加するため、大阪に行ってきた。
大阪は、ここ数年は、平均2-3か月に1回は行っており、特に新大阪駅は毎回必ず降りる駅なので、かなり詳しくなったし、今回も2週間前に来たばかりで、梅田界隈もなんとなくわかるよなと、田舎者なりに、「大阪駅周辺ならわかりますモード」で出かけていった。
この度泊まったのも、JR大阪駅周辺で、駅の北側は、グランフロント大阪、阪急梅田と何度も訪れていたので、今回は、出張恒例、早朝ジョギングを、駅の南側に向かって断行することにした。
朝食前に走ろうと思って、6時ごろに起きてはみるものの、外は真っ暗。仕方なく、空が白み始めるのを待ってから、ホテルのガードキーとスマホをランニングウエアのポケットに入れて、出発。走り始めると、見たことのない建物ばかりで、「大阪駅周辺ならわかりますモード」はすぐに消滅。

「やっぱ大阪、大都会やなぁ…高いビル多いよなぁ…」と、キョロキョロしながらゆっくり走っていると交差点で信号に引っかかる。陸橋があったので、ランナーとしては、”信号待ちで止まるよりは、陸橋をわたるべし!”の原則を守るべく、階段を上ろうかと思ったところ、ふと舗道においてある、金属製の説明書?のようなものが目にとまった。金属性で、本の形をしており、ページをめくるようにして、1枚の板を開くと、「梅田新道交差点」についての説明が書いてあった。
今、自分が立っている交差点は、梅田新道交差点であり、地元の人からは、「ウメシン」と呼ばれている場所だということ。そして、この交差点が、国道1号線の終点かつ、国道2号線の起点ということなどが記載されていた。「へぇー、ここが2号線の始まり…ここから我が町防府までつながってんだ…」と小さな感動。色々読んでみると、ちょっと面白くなったので、また、帰りに寄ることにして、ジョギング再開とした。単に、よく乗る地下鉄御堂筋線の上の、道路の御堂筋を走りましょと思ってたら、実は、国道だったのだということも判明。やっぱ、大阪のこと、何も知らないな、私…
しばらく走ると、今度はなにやら、明治風の立派な建物が道の両サイドに。建物の正面まで行ってみると、そこは、日銀大阪店、そして、対面は、大阪市役所。いずれも、初めてみる建物で、その立派さに田舎モンとしての劣等感をヒシヒシ…
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その後は、時間的に引き返すことにして、再び梅田新道交差点に戻り、今後は陸橋にあがって、交差点の全方向を眺める。あとで、調べてみると、国道1号線、2号線だけでなく、全部で7本の国道が交差する日本で唯一の交差点とのことが判明。ウメシンと親しまれていて、梅新○○といった建物、店も数多くその周辺にあることがわかり、大阪のことを何も知らなかった私が、ほんのちょっと、大阪通になれたかなという、冬の朝の出来事でございました。
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優勝ふたつ

2020-01-26 23:00:05投稿

暖冬の続く1月、新型肺炎、政治とカネ問題が、ニュースの多くを占めている中で、ホッとするのは、スポーツの話題。
日曜日はあらゆる競技の色んな大会があるのが普通だけど、今日の注目は、一応市民ランナーの一人としては、やっぱり大阪国際女子マラソン。東京オリンピック出場の最後の一枠をかけた女の闘いに、ついついテレビをみてしまっていた。スタート前にまずびっくりしたのは、実況中継に登場するメンバーの顔触れ。増田明美、高橋尚子、野口みずき、有森裕子という、女子マラソンのレジェンド4人の解説。それに、バイク中継は千葉真子、副音声は土佐礼子、渋井陽子と、なんとまあこれだけ有名な元選手を呼び集めて、果たして出演料はいくらくらい払っているんだろうと、いらん心配してしまう。要するに、この大会の注目度がどれほど高いかということなんだろうな・・・
そして、12㎞までのペースメーカーはハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美。これまた、有名選手じゃんと、ハイペースのレース中継を観戦。
今回の大会前の注目選手3人のうち、2人が脱落する中、独走態勢になったのは、松田瑞生選手。1か月1200km走り、1日に腹筋を2000回するという、産婦人科医としては女性のからだとして看過できない筋肉ウーマンが、本命といわれてそのまま優勝。オリンピック参加条件のタイムをクリアして、ゴールした瞬間は、右手で大きくガッツポーズ。そして、監督、お母さんと抱き合って涙する姿は、ああ、ここまでの練習は、本当に辛かったんだろうなというのが感じられ、もらい泣き。42.195km一度も首位を譲らず駆け抜けるなんて、すごい優勝と誰もが認めるレースだった。
ついでに、日本人2位の選手が市民ランナーというのもびっくり仰天だったけれど、とにかく、今後の松田選手は期待できそうだなぁとテレビ観戦終了。

そして、夕方。そういえば、今日の相撲は20年ぶりの幕尻優勝かもって、昨日ニュースでいってたから、相撲も見なきゃねと、普段、あまり見ない大相撲のテレビ観戦。
番付の一番最後の力士が、千秋楽の結びの一番で登場することも、初めてとのことで、話題満載の取り組み。テレビをつけるとちょうど、結びの一つ前の取り組みで、そのもう一つ前で、正代が勝って、決定戦の可能性もあるということだった。普通に考えると、いくら調子がいいって言っても、大関と前頭17枚目じゃ、大関が勝つんだろうねぇと思いながら見ていたのは、私だけではないと思う。けれど、結びの一番は真っ向勝負で、徳勝龍の勝ち。そして、勝った瞬間に、顔をぐしゃぐしゃにして男泣きする姿に、これまたもらい泣き。テレビは号泣するお父さんを映すし、涙をこらえる本人とともに、これまた、これまでの苦労が走馬灯のようにめぐっているんだと思うと、やっぱりまたこちらも( ;∀;)。

今日は、涙、涙の優勝の日だったんだなあ


全日本卓球に思う

2020-01-19 23:50:42投稿

1週間にわたる全日本卓球選手権が終了した。
大本命の伊藤美誠、張本智和両選手が優勝を逃すという、ちょっと番狂わせが話題になったけれど、全日本で勝つことがいかに大変かということを、あらためて感じさせる大会になったなと思う。

ディープな卓球ファンとしては、昨年に引き続き、大阪開催ということもあり、2年連続で観戦しに行ってきた。個人的に知っている野田学園出身の選手たちが、大勢、活躍してくれて応援のしがいがある試合も多く、楽しませてもらった。
一つ一つの試合内容については、専門家にその解説をゆだねるけれど、一応、卓球をかじったことのある人間としてちょっぴり言わせてもらうと、もう、後ろに下がって、オールフォアで回転のあるドライブを引き合う派手な卓球は時代遅れで勝てなくなったんだなと痛感した。私が、一応、選手として試合に出ていた昭和の時代は、ペンホルダーが主流で、前陣でポンポン打つのは、男子では2流だった。けれど、そのころとは、ルールも、用具もかなり変わってきて、打球点の速い選手が強いんだなと、それが令和の卓球なんだなというのがよくわかった気がした。
卓球の人気も、福原愛ちゃんの活躍を契機に、だんだん高まってきて、今では、中高生の部活動の人数は、4番目に多い競技らしい。オリンピックでメダルを取ったことでもどんどん卓球人口がふえ、この数年で日本卓球協会登録選手数は右肩上がりなんだとか。昭和の時代から卓球好きの私としては、嬉しい限りだけれど、今回の全日本で思ったのは、ホント、卓球好きな人は好きなんだなということ。
そもそも、全日本の試合をわざわざ見に行く人たちは卓球好きに決まっているわけで、会場で私の隣に座ったおじさん(推定年齢63歳)は、なんと、トーナメント表を手書きで写してきていた。印刷されているものをみながら、別の紙に、スコアだけでなく、その試合の要点(例:ナックルカットがきいていたetc.)や、感想?などを書き込んでいるのにはびっくり。印刷されているほうのトーナメント表にもしっかり勝った試合に赤線がひかれ、所々に、「激闘」などと赤字で書いてあった。
このおじさん、どんだけ好きなん?

そして、また、他のおじさん(推定年齢68歳)は、私が野田学園出身の選手を応援していると、「私は、山形から来ていて、東北の選手を応援しますんで、すみませんね」とのこと。聞いたところによると、毎年全日本は見に来ていて、今回も泊まり込みで4日連続観戦らしい。選手の家族、知り合いでもなく、単純に卓球好きというだけで、山形からきているようで、このおじさん、どんだけ好きなん?そんだけお金かけるんやなぁ。生きがいなんだろうなぁ。

オリンピックイヤーの今年。これまで注目されていなかった競技でも、メダルをとれば、注目されるのは間違いないけれど、逆に、成績悪いと、取り上げられないので、これまで以上に卓球人気を押し上げるためにも、男女それぞれ3人の卓球オリンピアンに期待したい。DSC_1458.JPG (5.89 MB)

 


変わらないものと変わったもの

2020-01-05 18:01:58投稿

明けましておめでとうございます。
いよいよ、オリンピックイヤーの幕開け。

今年の年末年始は、休日の並びがよいこともあり、兼ねてからの望みでもあった、20年前に暮らしていたアメリカのワシントンDC近郊を訪ねる旅をしてきた。
主な目的は、97~99年に暮らしていたボルチモアと月に1回は通っていたワシントンDCを訪ねること、そして、そのころ、一番仲良くしていた日系アメリカ人の家族と再会すること。

成田からワシントンダレス空港の直行便、12時間の空の旅ののち、空港からタクシーに乗って、ワシントンDCのダウンタウンのホテルについた。時差は14時間とボケボケの状態を覚悟していたけれど、緊張からか、あまり眠くなく、無事に到着。あいにく、結構な土砂降りで、その日は、1時間あまりダウンタウンをうろうろして終了。翌日は、レンタカーを借りて、約束した友人家族との待ち合わせ場所まで行き、感動の再開。ランチを共にして、楽しい時間を過ごすことができた。その後に訪れた、20年前に住んでいた場所も、20年の月日を感じさせないくらいに変わりがなく、20年前と同じように部屋の前に車を停めたときには、涙が止まらなかった。その当時にすでに築20年以上たっていた建物は、それから20年以上たった今も見た目は変わらないまま。毎日のように通っていたスーパーマーケットも名前が少し変わっていたけれど、記憶の中のそれとあまり変わらず、これまた涙。日本とちがって、古い建物を大事にメインテナンスしながら使っていくアメリカの文化がありがたかった。

最終日は、ワシントンDCの観光。ナショナルパークを中心に、スミソニアン博物館、ホワイトハウスなどの有名な建物を見て回った。住んでいた2年間に何度も訪れていた場所だけど、天気もよく、緑が映えて、広い道が続くこれぞアメリカ!という景色は、これもずっと変わらないまま。ただ、入場無料のスミソニアン博物館のひとつ、航空宇宙博物館に入ってびっくりしたのは、いきなり、入場口のセキュリティーチェック。空港と同じように、荷物、上着をかごに入れ、金属探知機のゲートを通らされる。テロ後は、いろんなことが厳しくなったと聞いていたけれど、博物館に入るのにこれか・・・とちょっとがっくり。あのころは、自由に何度も出はいりしてたよなぁ。
二つ目の博物館では、おなかがすいてきたので、フードコートで何か食べようとしたけれど、なんと缶ジュース1本5ドル。ハンバーガ1個が18ドルとこれまたびっくり。20年前は、まずいけど安いというイメージしかなかった、アメリカンフードがバカ高い。トランプ大統領になって、物価が上がったのかなぁ・・・
博物館内はとにかく高いので、外にでて、売店でちょっとは安い小さなホットドックを5ドルで買い、パクついたあと、ナショナルパークをぶらぶら。
一応、ホワイトハウスは見て帰らなきゃということで、リンカーンメモリアルを眺めたあと、ホワイトハウス方向へ。20年前は、庭のすぐ横に行って、柵から直接、建物を眺めることができたし、1日に何度かある、ホワイトハウス見学ツアーに並べば中に入ることができた。今は、柵のすぐそばの道は封鎖されて、警察の車両で埋め尽くされ、その道にまたもう一つの柵ができ、全く近寄ってみることができなくなっていた。かろうじて、写真は撮ることができるので、単に小さなホワイトハウスの入った写真を撮ることだけを目的に大勢の観光客が2重の柵の外に列をなしていた。

20年前とかわらないアメリカに涙し、20年前と変わってしまった物価の上昇と警備態勢に憂鬱になった1週間の旅。一生にもう2度と来ることはないだろうなと、巨大な国の首都で年を越した私は、これからも、日本で、平和に暮らせることを祈る2020年だ。DSC_1392.JPG (9.58 MB)

 


2019年の終わりに

2019-12-29 20:54:15投稿

NHKのテレビ番組「所さん、大変ですよ」の中で、世代間の考え方の違いが取り上げられていた。
中学、高校時代、所ジョージの大ファンで、よくラジオを聞いていた私としては、当然、世代は所さんより。若い人が、毎日進歩しないと面白くないという中で、昨日と同じが嬉しいという中高年。
最近、つくづく、この”昨日と同じ”がいかにありがたいかということを感じている私は、うんうんとうなずいていた。

毎朝、クリニックに出勤したあと、スタッフが出勤してくるまでのしばらくの間、ルーチンとして、窓の外を眺めることにしている。市内で一番高い大平山のほうに目をやり、天気によって、山の稜線がきれいに見えたり、曇って全く見えなかったりするのをしばらく眺めている。そうしていると、すぐそばを走る山陽本線の4両編成の黄色い列車が通りすぎる時刻。田舎の路線だけれど、朝のこの時間は、通勤、通学で、まあまあ乗客が多い。その3分後に、貨物列車が通る。
大学時代、線路沿いのアパートに住んでいた私は、電車の走る音を心地よく感じるほうなので、線路沿いにクリニックを開くことができたのは、何かの縁なのかなと思っている。
ああ、今日も同じ時刻に、おなじ電車が通って、昨日と同じ1日のはじまりだなぁ。毎日同じこと、当たり前のことができて、ありがたいなぁ。あと、何年、この生活がつづくのかなぁ。と、ほぼ毎日のように思いながら、朝の一人の時間を過ごしている。

多くの災害があった今年。被災した方々が異口同音におっしゃるのが、「毎日同じことが当たり前のようにできることが、どんなに幸せなことか」
本当に、今年1年、クリニック内も家庭内も大きなトラブルなく、無事に毎日同じように過ごせたことに感謝したい。
昨日と同じように無事に過ごせる1日が今日も、明日も、来年も・・・
今年1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


人間ドック

2019-12-22 21:12:07投稿

残すところ、今年もあと10日。令和元年は8か月という短い期間だったけれど、あっという間に年の瀬がやってきた感じ。
今年の12月は、講演の準備という例年にない仕事があったため、余計に忙しい師走という実感だ。
そんな年末、個人的に、毎年うけているのが、人間ドック。
別に12月に受ける必要もないのだけれど、大体、1年に1回うけるのが普通なので、あまり検診の間隔が短くなっても長くなってもよくないかなと、5年以上は、12月に受けるのが続いている。
日頃、主にがん検診を実施する仕事で、特に、特定健診などは、ある程度、受診者の方を指導する立場なので、医者の不養生で自分のことを棚に上げ、偉そうなことを言っている医者と思われないよう、自分の健康には結構気を使っている。
というよりも、経営者という立場である以上、健康より大事なものはないという考えが染みついているので、メタボにならないのが大前提。
特定健診=メタボ検診の問診には、20歳のときより10㎏以上体重がふえていますか?というのがあり、まずは肥満にならないことが大事。肥満の患者さんには、よく言うことだけど、とにかく体重計にのる。自分のベスト(と思っている)体重から2㎏以上オーバーしないように努力しているつもり。
運動に関しては、1週間に3~5回、1時間程度の有酸素運動はしているので、まあ、足りていると思っているけれど、いわゆる筋トレは嫌いなので、めったにせず、体脂肪率は一向に減らない。
食生活も、乳製品、大豆製品は必ず毎日とるし、飲酒はほとんどしないので、何とか健康を維持していると思うけれど、今回の人間ドックでの目標は、1年前の自分のデータよりも悪くなっていないこと。
体重も、結果表をみると、去年までの3年間、±300gでおさまっているので、今年もその範囲を目指していた。けれど、1か月前の体重は、その範囲から1.5kgオーバー。体重を1㎏落とすには、7000キロカロリー消費する必要がある。ということは、1日200kcalずつ普段より消費する計算なので、えっと・・・

ジムでロードランナーの上を走るのが、大体1か月10回くらい。1回の消費は400~500kcal。でも、いつも走っている分より余分に走るのは無理・・・食べるのを減らすしかないし・・・
そんな計算を毎日しながら体重計に乗っていると、人間ドックの3日前からほぼ射程圏内に入ってきた。あとは、便通コントロールだなぁ。
普段、ほぼ快便の日がない私は、昨年も便潜血検査が2回分持っていけず、今年は、2回とらなきゃと、1週間前からポケットに検査キットを持って歩く毎日。3日以上便秘になると、それだけで体重UPなので、最後の3日間は、便意と闘う私。そして、何とか検診の前2日間は便通があり、体重も目標クリアー。めでたしめでたしsmile
私の体重が1㎏減ろうと増えようと、誰も何も言ってくれるわけでもなし、褒めてくれるわけでもないけれど、これで今年も無事終わったな、またメタボの患者さんに指導ができるなと、ホッとした人間ドックの1日でありました。


神戸ルミナリエ

2019-12-15 20:27:40投稿

土曜日にNSCAジャパンというスポーツ関連組織のセミナーに講師として参加する機会があり、神戸に行ってきた。
神戸は親戚もあることから、毎年数回は訪れる街だけれど、25年前の震災の時は、震災の1か月後に在来線経由で訪れ、三宮、須磨、長田のあたりの被害を目の当たりにして、言葉を失ったことを今でも鮮明に記憶している。その震災の記憶を次世代に語り継ぎ、神戸のまちと市民の夢と希望を象徴する行事として開催されたのが神戸ルミナリエだ。
はじめは震災の年の終わりに1回限りの予定だったこの行事、イタリアからやってきた荘厳な光の芸術に、大きな感動をよび、会期終了直後から継続を求める声が寄せられて、今回25回目の開催となっているとのことだ。ここ数年は、毎年のように、今年で最後といううわさが飛び交うらしいけれど、今や神戸の風物詩になってしまい、なかなか終わることがないようだ。実際、訪れる若者たちの大半は、震災を知らないと思うし、ただの人混みだけのお祭り行事と化している部分も否めないようではある。
個人的には、一度は、見に行ってみたいなと思っていたけれど、年末年始の休みではなく、12月前半の2週間だけの開催なので、なかなか訪れるチャンスがなかった。神戸に住む親せき、家族によると、「あんなもん、人が多いだけで、行く気にならない」とか、「大名行列のようにそぞろ歩くだけ」とかいう話をきいており、人が多いのが嫌いな神戸市民は行かないのが普通らしいとは知っていたが、今回、たまたま仕事で行くことになった日が、ルミナリエの開催中だということに気づいたので、よし、行ってみようということになった。
会場は、神戸の繁華街、三宮を中心とした商業施設やオフィスビルが並ぶ道路沿いだけど、JR線の三宮駅の一つとなり、元町駅から歩いて会場に向かう一方通行でしか見ることはできない。なんせ、多い日は、1晩で50万人が訪れるというから、交通規制が大変なのだ。
夜10時までということだったので、終わりごろなら人が少しは少ないだろうと、9時すぎに、元町駅に到着。そこからは、数メートルおきにたつ、交通整理の人の指示でひたすら歩くのみ。駅を出たところからまっすぐはすすめず、右に数十メートルいって、Uターンするという幅7~8ḿの歩行レーンが作られていて集団に沿って進む。”これが噂の大名行列ね・・・遅い時間のはずなのに、人多いじゃん。もしかして、これでもすくなくなってるのかなぁ"
200mくらい行列にしたがって歩くと、「ルミナリエまで10分」と手書きの表示。とにかく、前の人が進む方向にひたすら歩くのみ。元町から三宮に入り、ファッションブランドのビルが立ち並ぶ通りを曲がると、ようやく、光のアーチが見えた。思わずスマホを取り出し、パシャパシャ始める人、人、人。そして、交通整理の人の「立ち止まって写真を撮らないでください。止まらず前に進んでください。」の声が、数秒おきに聞こえてくる。それでも、スマホのシャッター音はなりっぱなし。私も、シャッターをきる瞬間だけ止まって何枚か撮る。そうこうするうちに、光のアーチの中に入ると、逆に明るすぎて、昼間のような通りになる。それでもひたすら、「前に進んでください」DSC_1288.JPG (8.22 MB)

このケタ違いの構造物をつくるには、さぞかしお金と時間と人手がかかると思うのだが、基本的に、普通の道沿いに作られているので、入場料などはない。だから、毎年、今年で終わりと叫ばれるんだろうけど、道沿いには、「来年も開催できるように、募金をお願いします」とのことで、募金箱を持っている人がこれまた数メートルおきに立っている。財布をみると500円玉がひとつあったので、募金箱に近づくと、「100円募金」と書いてあった。500円だけど、ま、いっか。と箱に入れると、お礼の名刺サイズのカードをくれた。これを持っていれば、次々と現れる募金箱を無視しても許されるわと、しばらくカードをわざともって歩くことにした。

巨大な門状の光の壁がが3連続き、最後は、東遊園地のメモリアルゾーンにやってきた。今回は25回目ということで、特別に、高さ21mのドーム状の作品が、聖堂のように設置されていた。ドームの中にも入れるようだけれど、とにかく、人、人、人。
とてもきれいで、一見の価値はあると思うけれど、一晩で50万人以上の人が並んで歩くという大名行列は1回でいいかな・・・というのが感想でした。

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ローマ教皇の思い出

2019-11-29 14:44:57投稿

今週、ローマ教皇が4日間、日本に滞在され、82歳のご高齢で大丈夫なのかと心配するほどの過密スケジュールをこなして、バチカンに帰国された。

今回の訪日で、マスコミで必ず上がってきた言葉が、「38年ぶり」というもの。
私にとって、この「38年ぶり」というのは、他人事ではなく、「ああ、あれから38年もたつんだなあ」ととても、思い出にひたる数日となった。
ちなみに、38年前は、ローマ法王と言っていたと思うのだけど、この”法王”と”教皇”というのは、意味としては全く同じ呼称だそうで、この度、フランシスコ教皇の来日に合わせて、日本での呼称は、教皇に統一されることになったらしい。

38年前、広島で、カトリックの女子高に通っていた私は、学校で”パパ様来日”に備えて、いろいろ練習させられたものだ。その当時、ローマ法王ヨハネパロ2世のことを、カトリックでは”パパ様”と呼ばねばならないことに、強い違和感を覚えていた。クリスチャンではなかったのだが、学校では、年に数回はミサに参加していたし、シスターにはとてもお世話になっていて、反キリスト教ではなかったのだけれど、思春期特有の反感を持つこともちょいちょいあったからだ。
そのパパ様が、広島の平和公園を訪れ、記念碑まで歩かれる前に讃美歌を歌うのが、わが校に課せられた大きな仕事だった。讃美歌そのものは、普段から歌いなれているし、歌詞を覚えるのも問題はなかったけれど、とにかく、その日は、寒かった。1981年2月24日の広島の最低気温は2℃。女子高の私たちは、当然、学校の制服着用。制服のコートは薄手だし、スカートの下はストッキング1枚で、靴も制靴のローファー。昭和の時代には、ダウンジャケットとか、ブーツとかが一般的ではなかったとはいえ、もう少し、厚着を許されるべきだったと思う。なんせ、パパ様が広島空港に到着される前の朝早くから平和公園に立ったまま待っていたのだから、この時間がどんなに長く、寒かったか。人が大勢いたことで、少しは気温があがっていたのかもしれないけれど、記憶の99%は「寒かった」が占めている。
そして、残りの記憶は、パパ様が平和公園に到着されたとたん、「ぱぱさまぁ!!!」と叫ぶシスターたちの声。普段、静かに私たちに”お教え”をされるシスターの興奮が、思春期の私には異様に映ったものだ。さらに、肝心なパパ様の姿自体は、なんせ、びっしりと数百人で立っている私たちの十数メートル向こうを歩かれるので、背の低い自分には、見えても白い帽子(カロッタ)だけ。この、カロッタというのは、身分で色が決まっていて、白は教皇のみ。多くの司祭は赤なので、背伸びをしてみていても、赤い頭ばかり目に入り、白いの、白いのと探すと、やっと白いカロッタがみえてきて、それが真っ直ぐ進んでいくのを眺めていた。頭より下は全く見ることができず・・・
というわけで、38年前の記憶は、寒い、ぱぱさまぁ!!、白い帽子 の三つ。

今度、ローマ教皇が、日本に来られるのが、何年先かわからないし、私が生きている間にはもう来られないかもしれないけれど、ローマ教皇というのは、世界中に多大な影響を与える立場なので、この度のフランシスコ教皇の核廃絶のメッセージが、核保有国に届くのを、被爆2世として祈っている。


プレミア12

2019-11-18 23:50:42投稿

ラグビーワールドカップの熱が冷めてきたのを見計らって始まった、野球の国際大会、プレミア12。
野球が盛んな12カ国の争いで世界一を目指して勝負するという4年前から始まった意味不明の大会で、今回が2回目とのこと。
野球が人気の日本では、それなりに盛り上がるけれど、メジャーリーガーは出ないというチーム中で、何をもって世界一というのかなと、誰もが思っているのでは?
アメリカ代表は、ほぼマイナーリーグの選手たちで、将来メジャーで活躍しそうな若手中心のチームということだし、日本だって、マエケンや大谷クンが出るわけでもないし、もうちょっと世界中から本当のトップ選手が集まればいいのになと思ってしまう。
野球を無理やりオリンピックに採用しても、世界的には人気がないから、外されることになって、その代わりの大会をということで、WBCとかプレミア12とかできたみたいだけど・・・

もともと、オリンピックはアマチュアのスポーツ大会で、プロ選手は出ることができなかったから、世界的に人気のプロスポーツは、オリンピック以外の大会が最高峰になっていて、なかなかオリンピックで盛り上がらない競技が多い。テニスなら4大大会、サッカーやラグビーは、ワールドカップを超えるレベルにならないように設定されている。ゴルフやテニスの個人スポーツは、何せ、メジャー大会の賞金が桁違いだから、プロとしては、お金の高い大会をメインに考えるのは当然だし、大会自体の歴史が半端ないから、新しいオリンピック競技として取り入れても、伝統の大会を超えようがない。野球とバスケットについては、アメリカのプロリーグが世界一ということを誰もが思っていて、他の国と勝負しても意味がないと考えられているから、本当のトップ選手はオリンピックに出てこない感じ。これまた、アメリカ以外の国々が優勝を争っていても、アメリカはきっと馬鹿にしてるんだろうなと思ってしまう。

まあ、そんなこんなで、アジアだけでもりあがってた感のあるプレミア12。そうはいっても、かくれカープファンの一人としては、カープの3人が大活躍した、今大会は、ワクワク感満載だった。ただ、ネット上でも騒がれたように、二日連続で韓国と試合するという日程の組み方というか、順位の決め方は問題ありではあった。前の日が練習試合で、次の日が本番みたいな雰囲気は、なんだかねぇと誰もが思っていたんじゃないかな?
稲葉監督の、優勝の瞬間の涙はちょっとぐっとは来たけど、これって本当に世界一??と結構楽しんでみてたくせに文句を言いたくなる、野球ファンの一人でありました。


恐竜王国

2019-11-11 22:08:15投稿

先週、毎年参加している、日本乳癌検診学会に出席するため、福井市に行ってきた。
福井県にきちんと足を踏み入れたのは、おそらく生まれて初めてのような気がしていて、福井といえば、越前ガニだよなぁというくらいの気持ちで福井駅におりたった。
往路途中で、同伴のスタッフが、「福井は恐竜が有名らしいですよ」と言っていたので、「恐竜?」と思いつつ、改札をでたところ、いきなり恐竜が座っていた。

学会では、未来の乳がん検診についてのいろいろな話題があったけれど、特別講演は、なんと恐竜のおなはし。講師は、福井で恐竜を発掘して研究をされているその道のスペシャリストで恐竜博物館を作り上げた人だ。乳がん検診とは何の関係もないけれど、福井の恐竜を知ってほしいという学会会長の気持ちの表れなんだと理解。
恐竜だけでなく、いわゆる考古学と呼ばれる分野は、私の解釈では、発掘というとてもじゃないけど、気の遠くなるような作業をし、それを解析していく学問だ。化石がみつかったからといって、それが何の役に立つのか、収入源になるのかなど、ま、素人は考えるわけでありますが、好きな人は好きなんだなあということが、今回の講演でよくわかった。実際、何億年も前の地球上のここで、こんな生き物が、こんな生活をしていたんだと考えるとワクワク感がたまらないという気持ちもわからなくもない。想像すると夢が広がるんだろうなと察しはつく。
でもでも、私をはじめ、地球上の99.99%以上の人は、発掘してみようとは思わないだろうし、恐竜のことを知っても、自分の生活には関係ないし・・・と思ってしまう。
ただ、福井市としては、町おこしのためと思うけれど、恐竜を観光の売り物にしようと、いろいろと考えているようだ。
なんせ、福井駅の壁は恐竜模様だし、駅前広場には、実物大の恐竜が3頭いて、なんと、この恐竜たち、時間おきに、動いて声をあげるというしろもの。いわゆる”映え”を狙っているのは見え見えだ。一応、私も、写真は撮らせていただきましたが・・・

そんなこんなで、ホンのちょっぴりだけれど、恐竜についての知識を手に入れた今回の学会。福井がカニだけでなく、恐竜王国だということを知ったことが、一番大きな収穫かもしれない。

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下関海響マラソン2019

2019-11-03 20:29:20投稿

今日、自分にとっては3回目となる下関海響マラソンに参加してきた。

今回は、自分としては、まあまあ練習をしていたので、昨年と同じくらいのタイムで走れればOKという気持ちだった。前回と同じく、今年は、GPS時計も新しくなって正確だし、念願の4時間44分44秒を目指すぞと思っていたのだが、朝、前泊していたホテルで目覚めた時から調子が悪い。なんだか首筋は寝違えたみたいだし、何となくむかむかするし、これで、フルマラソン走れるの?とかなりトーンダウン。ホテルのレストランで食べるはずだった朝食に出かける元気もなく、前日に残していたコンビニのおにぎりひとつとアミノ酸ゼリーだけ食べて、会場へ。
まあ走っているうちに調子よくなることもあるし・・・といざ出陣。
案の定、5㎞過ぎから脇腹の鈍痛があり、内臓の痛みでリタイアした知人の話を思い出したり、同様の痛みは先月の練習中にもあったし・・・とかいろいろ考えているうちに、気にならなくなってきた。
15㎞過ぎからは早くも足の裏の痛み。大体、これは毎度のことなので、ま、我慢の範囲だよなと大体目標のペースを保ちつつ、前半のフラットのコースは終了。
海響マラソンは後半のアップダウンが売り物で、まず最初の上り坂は20~21㎞の地点で登場。すでに、脚にきはじめていて不安いっぱいながら「こっからが本番だぞ」と小さな声で呟き気合を入れた。
「とにかく人工島のそうめんを食べなきゃ」と次は30㎞地点にある菊川そうめんのエイドに気持ちをむけて何とかイーブンペースで走り続ける。ほとんどが折りかえしのコースなので、ずっと反対車線のランナーとすれ違うコースが続くため、ランニング仲間の速い人たちと、すれ違うたび、声をかけるのが楽しみで、また、仲間を探しながら走っていると、脚の痛みを忘れてしまうのが、この大会のよいところ。
とはいえ、33㎞をすぎてからは、すれ違うランナーもいなくなり、足の裏の痛みが、膝、大腿、腰のあたりまでに広がってきて、ひたすら痛みとの戦い。「マラソンって、メンタルだよな。」痛いからといって休むのか、痛くても頑張るのかは、メンタル勝負でしかない。それでも、36~37㎞あたりは痛みのピークで、「去年はこんなに痛くなかったと思うけど・・・絶対去年よりタイムは落ちるな・・・でも、絶対歩かず完走するぞ!」ひたすら自分に言い聞かせるのみ。コース表示が「あと5㎞」となってからは、とにかく㎞が減っていくのをみて「あと3㎞、メンタル、メンタル。」と言い聞かせているうち、痛みはしびれたようになり、わけわからん状態。時計も見ず、とにかく自分のできる速さで走るだけと進んで、40㎞のタイム計測地点の時間表示が4時間28分になっているのを発見。あと2㎞を㌔7分で走っても、4時間44分は切れるじゃん。結構ペースがまた上がってたんじゃん。と気付き、そこからはまたペースアップ。最後の曲がり角をまがって、ゴールが目の前にみえたとき、時計は4時間39分だったので、ここで、歩いて時間かせいでもしかたないなと、ラストスパートでゴール。自分で自分に「よくがんばったな」とつぶやくと、自然と目頭が熱くなった。DSC_1237.JPG (1.99 MB)


倉敷

2019-10-28 23:17:14投稿

週末、友人たちと倉敷に出かけてきた。

最近みたテレビ番組によると、倉敷は、ここ数年で外国人観光客数の伸び率が全国トップクラスらしい。倉敷と言えば、美観地区が有名だけど、特に外国人に人気なのは、ジーンズ発祥の地、児島。
小石と一緒に洗濯して、デニムを加工するストーンウォッシュという方法を編みだしたのも児島の町工場。そして、現在も、普通に出来上がったジーンズに穴をあけたり、しわを見せたりする、古着風の加工では、世界中の人が注目するレベルらしい。

このたび、倉敷に行くことになって、自分がいつ倉敷に行ったのかを思い出そうとしたんだけれど、これがまた記憶が定かでなく、何とも情けない。間違いなくいえることは、高校生のとき、美術部だった私は、部活動の恒例行事のスケッチ旅行で、倉敷市の下津井港を訪れ、港の漁船を見ながらスケッチをしたこと。岡山と四国を結ぶ瀬戸大橋の建設が決まって、「ここに橋がかかるんで」とタコ漁師さんからいわれたことだけは鮮明に覚えている。「四国に行くのに、船に乗らなくてもよくなるなんて、すごいな」と思春期の少女は感動したのだった・・・
その次に行ったのは何となく大学生の時ではないかと思うが、思い出せず。そして、子どもをつれて、今はなき、倉敷駅前のチボリ公園に行ったのはおそらく19年前。
とにかく、他にも行っているかもしれないけれど、ジーンズの街、児島に行ったことがないのだけは確かなので、今回は、その児島にいくことと、瀬戸大橋を眺める鷲羽山に行くのが、主な目的だった。

ジーンズの街では、博物館や工場、アウトレットの店を見た後、ジーンズストリートへ。ジーンズの飾りがならぶ街並みは、デニムショップ以外は、シャッターがおりていて、田舎のシャッターストリートの街おこしで、ここまで観光客を呼ぶようになったんだろうなぁと想像がつく。自販機は、全てジーンズ柄だし、デニムアイスに、デニム饅頭に、なんでも水色に染めてある食べ物には、ちょっと抵抗もあったけれど、食べてみると普通の味。昨今の観光客を呼ぶには、なんせ、「映える」ことが大事なので、見た目で興味を引くことにあの手この手を使っていることがよくわかる。山口も、もうちょっと見習って、観光客を呼ばないと、すたれていくばっかりなのにと、いらん心配をしながら、ジーンズ型のキーホルダーなどをゲットして児島の街を離れた。

その後、想い出の下津井界隈を経由して、鷲羽山に上った。ちょうど、山頂についたころには、西に陽が傾いてきたときで、薄紅色の空をバックにした瀬戸大橋がひときわ美しかった。こんな大きな橋をつくるなんて、人間の力ってすごいなとしばし息をのむ。平成生まれの人たちに、四国と本州がつながっていない時代は想像できないかもしれないなあと思いつつ。

行楽日和に美しい景色を眺めることができ、1週間後にせまったフルマラソン完走にむけて、充電完了。DSC_1219.JPG (5.42 MB)


にわかラグビーファン

2019-10-21 22:12:37投稿

ラグビーワールドカップで、日本が負け、何となくワールドカップが終わった感があるけれど、まだまだ、準決勝、決勝とあと2週間も続く大会。
ワールドカップ前から少しずつルールを勉強し、始まってからは、毎日のようにスマホでラグビー用語集をみて、テレビ観戦で用語が出てきたときにわからないことがないように徹底して覚えた私。にわかラグビーファンの典型である。
とはいうものの、ルールがわかれば、日本チームの試合でなくても、結構楽しく観れるので、まだまだ、楽しみは続く。YouTubeのディープ解説動画を見ながら、戦術の理解を深める努力も惜しまないなど、我ながら、あれだけラグビーって嫌いっていってたのになあと、あきれてしまう。

台風の被害など、暗いニュースが多い中、今回の日本チームの活躍は、世の中を明るくしてくれた。熱しやすく冷めやすい日本人だから、そのうち、話題にのぼらなくなるのだろうけれど、もうしばらくは、ラグビー関連ワードが、週間ワードランキングの上位をにぎわせる予感。
オリンピックで、卓球男子がメダルをとったときも、それまで女子の影に隠れていた男子選手がクローズアップされたし、なんせ、スポーツは勝たなきゃマスコミにとりあげてもらえない。ただ、今回のラグビーは、他国の国歌を歌う日本人のおもてなしや、柏ハカ、カナダ選手のボランティア活動などなど、試合以外の明るい話題がてんこ盛りで、経済効果もすごそうだし、本当によかったね状態。

にわかファンが本当のファンになってくれることが、ラグビーに携わる人たちの想いに違いないので、私も近いうちに、できれば生で試合を観て、本当のファンになれたらいいなと思っている。
でもでも、卓球のワールドカップが2週間後にスタートするので、ディープな卓球ファンとしては、ラグビーの決勝戦が終わったら、すぐに卓球に切り替えなきゃと考えている。


ひとりハーフマラソン

2019-10-14 19:36:44投稿

健康のためジョギングを始めて8年。フルマラソンを初めて完走して7年。フルマラソンを走るのは、決して健康のためとは思えないダメージがあるものの、何もレースに出ないのでは、ランニング練習のモチベーションを保てないので、ここ3年は、年1回のフルマラソンと、ハーフマラソンのレースには参加することにしている。
フルマラソンは、名古屋、大阪、徳島など、結構遠くのレースに出たことはあるんだけど、走った後に、防府まで帰ってくるのが結構つらいので、翌日が休みでない限りは、遠くのレースに出るのはやめようと決め、昨年からは県内の大会だけにしている。
そして、今年は、来月の下関海響マラソンに参加する予定で、現在、練習中。
とはいえ、なかなか練習量を増やすのは難しく、とりあえずの目標は、失速しないで笑顔で完走するということだけ。記録を狙うなんて気持ちはないけれど、42,195㎞を失速しないというのは、結構大変なことではある。
これまで8回のフルマラソン完走で、自分の中でなんとなくわかるようになったことは、レースの前3か月以内に、2回以上、20km以上は走っておくということ。3年前に参加した岡山マラソンでは、レース前、半年以内に、15㎞以上走ったことが一度もないまま、いわばぶっつけ本番で臨んでしまい、30㎞以降は大失速して、心身ともにつらい思いをした。当たり前といえば、当たり前だけど、ある程度の距離を走っておかねば、フルは走り切れない。本当は、30㎞走を本番3-4週間前に走っておくのが、一番いいと、たいていのランニングマニュアルにはあるけれど、レースでもないのに、練習で30㎞走るというのは時間も必要だし、メンタルが続かない自分。
ただ、来月の海響マラソンにむけて、一度は、ハーフくらいの距離は走っておかないとと思い、体育の日ということもあって、ひとりハーフマラソンを決行した。
走るスピードは大体本番に予定しているレースペースと決め、GPS時計を頼りに、自宅から走り出し、佐波川へ。数年前まではしょっちゅう走っていた河川敷の歩道を走りながら、いつか今回のような台風が防府にやってきたとき、この一級河川は大丈夫なのだろうかと思いつつ、ひとりでひたすら進んでいった。12㎞すぎてからは、足も痛いししんどいし、いつやめよう、もういいかと甘い自分との闘い。本番は、アップダウンが多いので、佐波川から国道262号線に入り、勝坂を上っておりるという自分で決めた往復6㎞を追加する予定だったけれど、坂を前にして、もうやめようと自販機の前で足が止まる。とにかく、もう1本スポーツドリンクをゲットしてから何とか行けるところまで行ってみようと、坂を上り始めると、意外にしんどさがなくなってきて、上ってしまえば、あとは帰るだけなので、なんとか予定していた21㎞を走り終えた。
走り切ってしまうと、意外と走れたじゃんと、自己満足にひたりつつも、本番は、この倍の距離だからなぁと不安もちらほら。
フルマラソンを走ったからと言って、誰に褒めてもらうでなく、体のあちこちが痛くなって、しんどいのも自分なのはわかっているんだし、なんで走らなくちゃいけないの、とも思う。だけど、もうしばらくは、42.195㎞を走れる体力があるのだということを自分自身に証明したいという気持ちで、あともうちょっと練習をして、本番に臨もうと思っている。


気分一新

2019-09-30 23:38:49投稿

今日で9月はおわり。
今年の場合、5月から元号がかわり、国民的には変化の多い年になった。
そして、明日からの消費税UP
2度も延期されたので、初めにいつ上がる予定だったのかもう忘れてしまった。10%になることを前提として、当院の私費診療の値段を8%になるときに変えたので、今回は、何も変更しないのだけれど、保険診療費は消費税と関係ないのに、材料費は増税されるというなんだか不本意な気持ちは否めない。
ま、このブログには政治的な意見は書かないことにしているので、その辺の話はここでおしまい。

とはいえ、庶民の一人として、御多分にもれず、9月中に、いろいろ買っておかなきゃと、わがクリニックでも、医療品もそれ以外も、消耗品をはじめとした買いだめ決行大作戦が繰り広げられた今月。その一つに、クリニックスタッフのユニフォーム一新がある。
13年前に開院した時から、今回で、4回目か5回目のユニフォーム変更。特に決めたわけではないけれど、何となく3年に1回くらいは変えたいと、これまで色々と着てきた。替えるタイミングとしては、新しいスタッフが入った時や誰かのが破れたりしたときが多かったけれど、特にいつ替えると決めているわけでもなく、その時の私の気分次第。そして、現在のユニフォームについては、結構、長く着ていて、ぼろになってきたので、キリよく2020年から替えようかなと思っていた矢先、消費税増税というチャンス?到来に気づき、替えるときめて、ほぼ1週間で、業者さんに発注して、何とか9月中に納品してもらうことができた。
新しいものを選ぶときは、それなりにワクワクするので、スタッフも嬉しそうにカタログをめくってあれやこれやと井戸端会議を繰り広げ、増税前に間に合うのかという心配をよそに、見積書を見る前に発注するという素早さ。

そして、明日から10月。
昭和のころは、10月1日は衣替えと決まっていて、学校や会社の制服が、急に変わり、10月1日は結構気分がウキウキしたものだけれど、地球温暖化の今の時代は、10月でも暑い日(ちなみに明日の山口の最高気温は30℃の予報)は、冬服では熱中症の危険もあるくらいで、多くの学校の制服は半月程度の移行期間が設けられて、あまり、1日でガラっと変わるという感じではないのがちょっと残念。
クリニックは患者さんが裸になるところのため、1年中、診察室はほぼ同じ温度にしており、季節によるユニフォームの変更はしていない。明日からも相変わらず、夏のいでたちだけれど、とにかく、見た目にはガラッとかわるので、気分一新、気持ちもフレッシュ、税金もフレッシュで、新しい季節を過ごしていきたいと思う。


ラグビーワールドカップ

2019-09-22 17:18:45投稿

いよいよ、アジア初開催のラグビーワールドカップが始まった。

今年3月に、このブログにも書いたけれど、ラグビー関連のスポーツドクター講習会を聴講しに行って以来、これまでどちらかというと嫌いだったラグビーに少し興味がわき、自国開催W杯で、どんどんマスコミがその話題を取り上げるようになったことで、テレビ中継を見るようになった私。プロ野球中継ばかり見ていた昨年に比べ、カープが弱くて面白くないことも理由の一つではある( ;∀;)

4年前は、南アフリカに勝った試合と五郎丸選手以外の話題がなかったけれど、今年に入ってからは、日本代表選手がテレビ出演してラグビーの魅力などを語っていることも多く、いかつい体つきの選手たちの人のよさそうな姿をみるにつけ、だんだんラグビー嫌いではなくなってきた自分。ただ、はっきり言って怪我をするのが目的のようなスポーツを身内がやるといわれたら、絶対反対するとは思うけれど・・・

日本の初戦、ロシアとの試合は、ふりだしからミスしてトライを奪われ、どうなることやらと思っていたら、その後は松島選手が3つもトライを決め快勝。やっぱ、応援しているチームが勝つと面白いというのが、スポーツの良さ。
もともと、ラグビーが嫌いな理由の一つは、ルールがわからないという点。ルールを知らずに見ても、「なんであっちに蹴るん?」「なんでここでスクラム?」と、なんといっても面白くない。最低限の”ボールを前に投げちゃいけない”ということだけは知っていたけれど、それ以外のルールは全くわからなかったので、このたび、本気(!?)でルールを覚えることにした。
まずは、ポジション。背番号ですべて決まっていること、ポジションによって役割、試合中の位置取りなども決まっていること。そして、数多くの反則。いずれも英語でなかなか頭に入るものではないけれど、ここ1週間で覚えたラグビー関連の用語は、30以上にはなると思う。新聞記事を読んでいても、選手名の後にはポジションが、HOだの、FBなどと説明もなく記載されているのが、かなりわかるようになったので、これまた、わかってくると面白みが増す。YouTubeでは、実際の試合をルールを取り上げながら、説明してくれる動画が配信されており、用語を覚えて、動画を見るというのを何度か繰り返していると、ずいぶんラグビー通になった気分。

少なくとも日本チームが勝ち残っている間、ラグビーの報道は過熱すると思うし、他国の試合であっても、世界トップの試合は1か月以上続くので、これからの1か月はラグビーから目が離せない。


スポーツの秋

2019-09-16 23:10:21投稿

この3連休の最終日、4か月ぶりにロードバイクに乗った。
週1回は通勤で乗り、月1回は、数時間のライドに出かけるというマイルールがルールになっておらず、雨の日は乗らない、暗くなったら乗らないというルールだけが守られて日々がすぎ・・・
真夏は暑いし、真冬は寒いし、やっぱ、春と秋だよなぁとバイクにカビが生えても困るので、急遽山口に用事を作って、そこまで往復することにした。

今日は、乗るぞと午前中に決めた後、昼過ぎに外気の温度計を見ると、34℃。
「マジ?!やっぱ、やめとこかな」
でもでも、今日、乗らなければ、当分時間が取れそうな休日はないし、海響マラソンのトレーニングと思えば、行くっきゃない。
先日オープンしたモンベル山口でゲットした軽量ザックに荷物を詰め込み、ヘルメットとサングラスをつけていざ炎天下に出陣!
気温のわりには、風が吹くので、体感温度は真夏ほどではない感じだし、日焼け止めを2重に塗ってるから、ま、マイペースでゆっくりいくぞと、佐波川沿いを走る。風が暑さを和らげてくれるのはいいけど、強風注意報が出ている状況で、しかも向かい風。漕いでも漕いでも、スピードは上がらない。目的地まで1時間くらいと見込んでいたけれど、何せ、防府から山口に向かう道は、基本、上り。気のせいか、傾斜が付くほど、向かい風も強くなってくる感じで、途中の坂は時速10㎞に届かず。一人サイクリングなんだから、急いだってしかたないと思いつつも、「これはトレーニングだ!」と思わなきゃ進めない状態。途中、何度か信号や給水で止まったとはいえ、24㎞の道に、1時間半もかかってしまった。

目的地で2時間くらい過ごしたあと、復路へ。
さすがに陽が西に傾き始めて、気温が下がり、行きに比べると、心地よい。往路が上りメインで向かい風ということは、復路は下りメインで追い風だ。とても同じ道を通っているとは思えないくらい心地よくペダルと回すことができ、スピードも、行きより平均5㎞/hくらいアップしている気がした。かつかつ足をつかないで何とか上った行きの坂は、帰りは、時速50㎞までアップする下り坂。自転車を一度も漕がずに1㎞以上は進んだ感じ。やっぱり、行きより帰りのほうが楽なのはいいよねぇ。

ひとりブツブツ言いながら、帰りは、1時間ジャストで到着。久々で脚はだるいけれど、何とか約50㎞の道を漕ぐことができ、一安心。
もう少し涼しくなれば、アウトドアスポーツの秋は本番。
とりあえず、明日は自転車通勤だ。


9月初めの感動

2019-09-07 23:01:59投稿

秋雨前線の影響で、パッとしない天気がつづいて突入した新学期。
この1週間にちょっぴり感動したことあれこれ。

1000%
今日、テレビの報道番組をみていたときに、とても感動したひとこと。7月末、JAXAが操作していた”はやぶさ2”が、小惑星リュウグウにタッチダウンするという、超難関ミッションを成功させたことについて、職員の方がインタビューをうけ、「今回のミッション成功は、何%のできですか?」という質問に対し、一瞬の沈黙のあと、「1000%です」と答えておられた。
この一言で、このミッション成功に至るまでの苦難、ミッションの難易度、成功したことへの喜びがすべて凝縮されている気がして、全く関係のない私まで感動してしまった。一つの課題、仕事に関して、「1000%のできです」と答えられるようなことを私にはできるのだろうか?とも思ってしまったけれど、人間、難しいこと、無理だと思われていることにチャレンジするって大事だよなぁと改めて思いしらされた。

ポケトーク
TOKYO2020にむけて、自動翻訳機が結構出回っているけれど、その中でも”ポケトーク”はダントツの売り上げ。スマホのアプリでも、翻訳は結構してくれるけれど、まずはこちらがしゃべった日本語を国語的に正しく聞き取ってくれないと、翻訳は始まらず、この初期段階でつまずいてしまうことが多い。その点、ポケトークはかなり優秀なので、先月、時々来られる外国人患者さんのために役立つかと思い、購入していた。英語ならなんとかなるけれど、それ以外の言語はどうにもできないので、患者さん自身の日本語力に頼る以外ないというのが現状。今週、英語ダメ、日本語片言の外国人患者さんが立て続けに来られ、初めてポケトークを使用したところ、とてもよく意思疎通ができ、これが大活躍。改めてこの小さな機械の性能の良さを実感した。

脱線事故
神奈川県内で京急の電車とトラックが踏切で衝突した重大な事故。事故そのものは、いろんなことが重なっておきてしまった悲惨なもので、東京に行った時にはかなりの頻度で京急を利用している私としても、本当に悲しいものだった。ただ、私が感動したのは、そのあとの事故処理。当初は事故の翌日の開通を目指すとされ結局その1日後になってしまったけれど、それでも、あれだけの事故のあと、2日程度で、元通りに電車を走らせることができるなんて、どーゆーこと?すごくない?と感動してしまった。巨大クレーンで脱線した車両を持ち上げ、滑車に乗せた後、大勢の人でトラックの積み荷のレモンがたくさんのった電車を手押しするというとてつもない作業が夜を徹して行われる様子をテレビで見て、作業員の人達のがんばり、それをテキパキと指示できる事故処理の担当の人たち、この事故のあとにかかわった数多くの人達に日本人のすごさを感じた。

ほかにも、卓球のTリーグで、台湾の林昀儒選手(世界ランキング10位)を神拓也選手が破った試合を岡山武道館で目の前で観られたことや、ひそかに応援しているソフトバンクの千賀滉大選手がノーヒットノーランを達成したことなど、スポーツウォッチャーの私としては、結構うれしいことがあったこの1週間。
季節柄、台風などで、自然災害が起きないことを祈る秋の始まり。
ま、相変わらず、カープはダメですけどねぇ。


読書

2019-08-31 18:30:43投稿

Amazonの電子書籍アプリ、Kindleで読書をするようになって1年、専用のリーダーで読むようになって、3か月。読書量は増えたのかどうかよくわからないけれど、一度ワンクリックで購入すると、次から次へと、「この本を読んだ人はこちらもお勧めです」的な感じで、メルマガでも次から次へとおすすめ書籍が紹介され、なんとなくみているとなんとなく読みたくなる気持ちになり、なんとなくクリックを繰り返してしまうの連続。そんなこんなで、リーダーのマイライブラリーをみると、1年で40冊くらい購入していた。単純に計算すると、月3冊くらいなので、大した読書量ではないけれど、実際には、リーダーを購入してからの2か月で10冊を超えている。電子書籍以外で、紙の本も買っていることを考えると、それなりに読書にお金をつぎ込んでいる感じだ。
ただ、本屋で足をとめて、立ち読みし、気に入って買うのに比べると、電子書籍は、目次や書評、クチコミはみるものの、あまり内容を知らないまま購入している確率が高い。
ここ最近読んだ数冊は、仕事、教育、格差社会などを取り上げたもので、著者の考えを読みたい気持ちで買ったのに、内容は、ほぼ論文調で、ありとあらゆるデータをとりあげてまとめたもので、やたらとグラフや表がでてきて、ちっとも面白くなかった。著者の意見は初めに取り上げられていて、それの理由付けのために、歴史的な背景とデータが紙の本にして200ページ以上にわたり、延々と続いており、ほとんど、1ページ1秒の感じだった。電子書籍とはいえ、お金を出したので、最後まで読まなきゃとおもって、事務的に進めていっただけで、全く読んでよかった感なし。

とりあえず、最終ページまで進んで、またマイライブラリーにもどって、買ったままになっている本を開くと、これまた似たような内容で、面白くない。
最近、こう言った感じの、面白くない政治、経済、教育といったおかたい本ばかりが続いていて、もう少しワクワクするような本を読みたいんだけど、なんせ、一度こういった系統にハマってしまった流れで、Amazonは、面白そうな本をお勧めしてくれない。小説もたまに読むけれど、フィクションはあまり好きでないので、ノンフィクションかエッセイとなると、結局お堅いものの傾向になってしまう。自分でよさそうな本を見つけたいのに、本屋で探すのと比べて、ネット上で自分が好きになれそうな本を探すのは難しく、「お勧めです」につられてばかりで一向に読んでよかった本に巡り合えないままだ。そのくせ、すぐにその気になってクリックしてしまうのもだから、面白くなさそうな未読本がライブラリーにたまっているという悪循環。
買ったのは自分なので、誰にも文句はいえないけれど、やっぱり本は本屋でさがすのが、一番いいよなぁ、でも本棚はいっぱいで処分しないと置く場所がないしなぁ・・・

これから読書の秋を迎えるにあたって、夜な夜な面白くない本を読む日々が続きそうだ。


Garmin ForeAthlete

2019-08-22 13:41:49投稿

体力のなさを痛感し、一念発起して全く運動と無縁だった私が、健康管理目的にジョギングを開始して8年半。家族をはじめ、周囲の予想に反して、いまだ、続いているのは、自分でも不思議なくらいだ。ただ、当初の目的は、あくまでも「健康のため」であり、そんなに速く走ろうとか、記録を狙おうなどと言う考えは毛頭なかった。フルマラソンなんて、夢のまた夢だったのに、縁あって、山口のランニングクラブに所属し、ちょっとした仲間もできると、だんだんと欲が出て、走り始めて1年で、フルマラソン完走。その後、これまで、フルマラソンは7回、ハーフや10㎞、トレイルランニングのレースには20回くらい参加している。はじめは、完走が目標だったのが、走れるようになった3年目くらいまでは、頑張って、自己ベストを更新しようと、タイムを気にするようになった。

タイムを気にするとなると、必要になるのが、GPS時計。ランニングをしている人にとって最もポピュラーなそれは、Garmin社製のものだ。一番はじめはGPS機能のない、単純なスポーツウォッチで、ボタンを押すごとにラップタイムを表示させるものを使っていたけれど、走りながらボタンを押すのは、結構面倒だし、計りそこなうことも多いので、すぐに却下。ランニングのインターネットサイトでみつけたGarmin ForeAthleteを初めて買ったのは、7年前。初めてそれを身に着けて走ったときは1㎞何分で走っているかが瞬時にわかるので、感動ものだった。練習で走った距離や時間を手帳に記録して、目標をたててがんばっていたそのころ、私にとっての初代Garmin は、1年足らずで故障。「Garminはダメだ!」となって、2代目はEpsonのもの。このEpsonのGPS時計をつけて、満を持して練習の集大成に参加した、大阪マラソンでは、10㎞を過ぎたあたりから、時計の表示が信じられなくなった。大体1km6分ぐらいでしか走れない私のスピードが時計表示でどんどん速くなり、ついに1km2分台に突入。これだと、フルマラソン2時間をきる世界記録ペース。走りながら、時計に腹がたってきて、結局、時計を見ず、5kmごとの、時刻表示を確認することしかできずに終わり、その後、Epsonとはおさらば。5㎞ごとにしか時間を見られなかったのが功を奏したせいか、そのレースで、当初の目標であった、フルマラソン4時間半切りを達成したので、時計もダメになったことだし、もうタイムを気にするのはやめようと時計なしのランニング生活を送ることにした。

その後、走った距離を記録したり、練習でタイムを計ったりすることはしていないけれど、時々参加するレースでは、速く走るというよりも、同じペースを維持することが大事なので、やっぱり時計は必要だよなと、今度はSUUNTO社のGPS機能のないスポーツウォッチを購入。ラップだけ計ろうとしたところ、今度は、文字盤が大きすぎて、私の手関節だと、手を曲げただけで、時計のボタンが勝手におされてしまうというトラブル発生。所詮、こんな時計は男性用で、私の手首にはあわなかったのだと、これまたすぐにおさらば。

そしてまた、たどり着いたのが、再びGarmin。レースでペースだけ計れればOKなので、一番シンプルで機能の少ないGarminとしては最低価格のものを購入。これは、レース以外で使うこともなかったので、3年くらいはお世話になった。ところが、1年半前に参加したフルマラソンでは、35㎞くらいをすぎたところで、充電切れ。その次に参加した時には、20kmで充電切れ。本来、フル充電後は8時間もつはずで、いくら遅い私でも、フルマラソンを完走する間はもってもらわないと困るのに・・・そして、半年前に参加したハーフマラソンでは、最後まで充電がもたず、これでは、レースには使えないなということになって、私にとってのランニング用の時計、5代目ともおさらば。

年に1‐2回しか参加しないレースだけど、やっぱり参加するからには、GPS時計ほしいよなあと思ってはいたものの、積極的に探し求めていたわけではなかった。この度、お盆休みで訪れた大阪で、たまたまはいった店に、山口なんかでは見たことのないランニングウオッチコーナーがあったので、ついつい足がとまり、Garmin ForeAthlete45Sという最新のものを衝動買いしてしまった。数年前までは、GPS時計で心拍数を計るには、胸にバストバンドを巻いて、心臓の鼓動を直接キャッチしたものを時計のセンサーと連動させるのが主流で、手の脈を拾うのは難しかったけれど、今や、スポーツウォッチの類で、心拍数を計るのは当たり前の時代になっていた。GPSの性能も、人工衛星の進歩もあり、とても正確になっているし、今回購入したものは、Garminの中では、安価なほうで、機能も少ないものだけど、腕につけているだけで心拍数をかなり正確に数えるおまけつき。本当に技術の進歩は速く、私のランニング生活は8年目に突入して、ほとんと進歩はないけれど、せっかくだから、今後は、ペースだけでなく、心拍数を気にして、練習してみようかと、しばらく、24時間体制で、時計を身に着けてみることにした。

24時間時計を付けていると、睡眠もかなり正確にキャッチしている。スマホに連動させて、睡眠状況を確認すると、深い睡眠は毎晩2時間未満。あとは、浅い睡眠。REM睡眠が長く、どうりで、小さな物音ですぐ目を覚ますよなということも判明。睡眠時の心拍は50くらいまで低下していて、仕事中は70前後。ランニングでは平均130~140のペースで走っていることが分かった。身長、体重、年齢を記録しているので、カロリー消費も計算してくれ、食べた量を考えると、カロリーオーバーを実感できる日々。11月に参加予定の、下関海響マラソンにむけて、2㎏の減量が目標なので、心拍とカロリーを気にしつつ、がんばってみようかと、時計を買って少しモチベーションアップになっている。ただ、1日中時計をつけているのは、邪魔になるし、ある程度自分の体の状況が把握できれば、今後は走るときだけはめておくつもり。まあ、とりあえず、8月中は、このGarmin ForeAthlete45Sと24時間体制でつきあってみようと思っている。
ちなみに、こうしてキーボードをたたいているときの心拍数は63でした。

 


高千穂峡

2019-08-15 19:50:59投稿

 

お盆休みに宮崎県の高千穂峡に行ってきた。
何となく、学生時代に遠征の帰りに寄ったことがあるような記憶もあったけれど、30年も前のことで、定かではなく、覚えていなければ、初めて訪れるのと同じだから行ってみようということになった。
とりあえず、ガイドブックによると、高千穂で訪れるポイントは、パワースポットである渓谷と神社めぐり。それから、夜神楽見学と廃線路を走るグランドスーパーカート乗車。

高千穂町は、人口12000人の小さな町にもかかわらず、年間観光客は、昨年145万人とのこと。どんな魅力があるのかは行ってみないとわからない。

宿泊予定のホテルに着いたのが、夕方だったけれど、チェックインすると、観光客用に公開されている夜神楽の見学にホテルからバスを出しているとのこと。バスの出発時刻は、1時間後。速攻で、夕食をとり、バスに乗って高千穂神社へ。バスの座席に置いてある座布団をもって、神楽殿にあがると広い畳の間は、すでに7割以上座った人で埋まっていた。本来の夜神楽は、冬の間、五穀豊穣を祈願して氏子の自宅で一晩中舞い続けるという、国の重要無形民俗文化財に指定されているものだけれど、今回、見学するのは、観光客用に神社で1時間のダイジェスト版が披露されているものだ。
初めに、解説を聞き、舞いが始まる。面をかぶった踊り手が太鼓の音に合わせて舞うさまは、少し滑稽でもあるけれど、結構体力必要そうだなと思いつつ眺める。3つの舞いがおわると、最後は、二人の踊り手が、会場におりてきて、飴を配ってサービスという、いかにも観光バージョンだったけれど、あまり見る機会もないので、楽しむことができた。

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翌日は、天気も怪しい感じだったので、雨がふらないうちに、カートに乗ることにして、朝一番に、あまてらす鉄道、高千穂駅へ。かつては、延岡から50㎞を結ぶ鉄道だったけれど、廃線となったあと、観光列車として復活。台風で全線廃止となった後にまた軽トラを改造したオリジナルカートを走らせる「高千穂あまてらす鉄道」として復活。初めは8人のりだったのを、2年前にグレードアップして現在の30人乗りのカートになったとのこと。
切符を買って乗り込むと運転手さんの解説を聞きながら、絶景鉄橋に向かって出発。途中のトンネルでは、カートからレーザービームが出て、感動。

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トンネルを3つぬけると、高さ105m、全長352.5mの橋梁に到着。一旦停止して、風速計を確認したあと、橋梁の中央で停車。眼下に流れる岩戸川を眺める絶景を堪能。運転手さんがシャボン玉をとばし、しばし撮影タイム。高所恐怖症の人は無理だけど、めったに味わえない経験をさせてもらった。

スーパーカートの旅を満喫した後はいよいよ本命の高千穂峡へ。眞名井の滝を下から眺めることのできる貸しボートの乗船は、5時間待ちということだったので、さっさと諦めて遊歩道を歩く。神秘の渓谷といわれるだけあって、吸い込まれるような細く深い谷をのぞき込むと自然の持つ力の大きさを感じざるを得ない。太古の昔、阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が冷えかたまったところを、五ヶ瀬川の浸食によって断崖絶壁ができたということで、山口県内でもよく見る普通の田舎の山を流れる川とはちょっと違う。これほどまでの自然の景色は人口の100倍の見物客を呼ぶに値する魅力があることに納得。

1㎞の遊歩道を往復して歩数も稼ぎ、カロリー消費もできたところで、お次は、天安河原へ。車でしばらく走り、天岩戸神社へお参り。神社から歩いて渓谷を抜けると、天照大御神が隠れた時に、八百万の神々が集った聖域という洞窟が、突然現れて神聖な気分になった。川は相変わらず透明で美しく、マイナスイオンたっぷり。

1泊2日の滞在だったけれど、パワースポット感満載で、高千穂を堪能できた。雨にも合うことなく、猛暑にもならず、よいお盆休みを過ごすことができ、休み明けの仕事に向けて十分すぎるほど充電完了。

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花火大会

2019-07-28 23:32:56投稿

7月の最終土曜日、全国的にも花火大会が数多く開かれたこの日、山口県民になって初めて、山口市内を流れる椹野川の花火大会に出かけてきた。

前日から、台風の接近で、隅田川の花火大会がどうなるかわからないとニュースでしきりに伝えられ、午前中の段階で雨が降って途中中止になるかもしれないけれど、何とか予定通りに行われることになったと報道あり。隅田川の花火は、テレビでしか見たことがないけれど、およそ2万発が打ち上げられる、全国的にも大きな大会で、訪れる人は50万人ともいわれる、田舎者にとっては想像を絶する規模の都会の夏の風物詩。
いつかは行ってみたいと思いながら、地元の大会ですら、ほとんど行ったことがないので、今回は、ランニング仲間に誘われて、小郡まで電車で出かけることにした。

関東と違って、ほぼ天気の心配はなく、夜7時に知人と会場で待ち合わせていたので、新山口6時38分着の山陽本線に乗っていけば、予定通りで問題ないよなと思い、防府駅まで歩いて行っった。
列車の発車時刻まで7~8分あったので、切符を買う時間も余裕であると思っていたところ、駅についてびっくり。なんと券売機の前には、20人くらいが列を作っていた。
「えっ。これ、みんな花火に行く人?この駅にこんなに人がいるの見たことないわ…」
花火大会というものは、人が多いものという認識はあったけれど、なんせ10年以上はそんなものに出かけたことがなかったし、防府駅から電車に乗る人がこんなに多いなんて、考えてもいなかった。しかも、列に並んでいる人たちは、はっきり言って、自分の息子の世代と見受けられる若者ばかり。
「そうだよな。花火大会って若い人しか行かないよねぇ。こんなおばさんは場違いだなぁ」と、いささか、切符を買うのが間に合うかどうかのあせりとともに、下向きの気分。

ギリギリセーフで、切符をゲットし、電車に飛び乗り、新山口に到着後、約1.4㎞の道のりをスタスタと歩いた。日々のノルマにしている歩数計の数値がどんどん増えていくのを感じつつ、予定通りに会場につき、仲間に会ってほっと一安心。先に見物の場所取りをしてくれていたようで、結構な特等席に陣取り、打ち上げまでの間、持ち寄った晩御飯をつついて、遠足気分。
初めて来てみたら、予想以上に人は多く、夜店もたくさん出ていて、結構なお祭りであることが判明。暗くなるまでは、小郡町民たちによる盆踊り大会があって、大賑わい。
「こんなお祭りがあるなんて、知らなかったなぁ」

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盆踊り会場の向こう岸の土手に、仕掛け花火があがるのだと聞き、楽しみにしながら、暗くなるのをまつこと1時間。大会スポンサーの名前の発表が何分間にもわたって放送された後、いよいよ、会場の電燈が消され、打ち上げスタート。
川岸の土手の低い位置から真っ白な煙と火が流れ落ちる「ナイアガラの滝」と呼ばれる仕掛け花火は、現場の特等席でなければ見られなかったので、ちょっと感動。

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あとは、どこの花火大会でもよく見られるタイプのものだったけれど、ドーンドーンと音と光が同時に伝わるのは、近くでみる醍醐味。

よく言われることだけど、花火師と呼ばれる人たちは、この一瞬にすべてをかけていて、本当にはかないんだけど、ぱっと咲いてぱっと散る感動を作り出してくれている、
40分程度の短い時間、夜空の彩を眺めながら、あー、これって平和なんだよなぁ。こうして上を向いて眺めていられる時間をありがたいと思わなくちゃなぁと、しばし、心静かな気分にさせられた。
本当に、久々に現地まで行ってみた花火だったけれど、仲間と一緒に過ごせる時間があること自体も贅沢そのもの。来年もまた、来るかなぁ。

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V率0%

2019-07-20 23:42:45投稿

4月にV率0%、5月にV率100%とこのブログに書いた後、案の定、交流戦で、Ⅴ街道を真っ逆さまにすべりおちた我らがカープ。
あとで、書かなきゃよかったなと思ったくらい、嫌な予感があたった現実。クローザーの中﨑が打たれまくって2軍落ち。苦手のパリーグ相手に12球団最下位の交流戦。
ある解説者が、今年のカープはジェットコースターみたいですよねと言っていた。連戦連敗、連戦連勝そしてまた、連戦連敗。

なんちゃってカープファンの自分は、負け試合をテレビ観戦しながら、いや~な気分が続き、なんだか日常生活も憂鬱になってきたので、首位を陥落したあとは、ほとんど観戦しないことにした。もともと、負けても負けても応援する熱心なファンでもなく、「どーせ今日も負けてんでしょ。」と、結果だけはプロ野球速報で確認してたけど、カープの負けだけでなく、巨人の勝ちもわかってしまうので、7月に入ってからは、確認さえしない日も多くなった。はっきり言って、カープを応援してきた時間よりも、巨人の負けをひそかに喜んでいた時間のほうが長い熱心なアンチ巨人ファンなので、とにかく、巨人が勝って、カープが負ける毎日は、結構辛かったのだ。
それでも、交流戦を終われば、また少し、勝ち越せるんでねーのと淡い期待がなきにしもあらず。何より、カープ選手の中で一番好きな、カピバラ3兄弟の一人、猛君(今村投手)が1軍に復帰して、結構活躍してくれだしたので、また、ちょっとだけ、テレビ観戦を再開。
ところが・・・相手がセリーグになっても、負け越し続き。交流戦の終盤から、なんと11連敗。これまた、データ上、11連敗したチームでリーグ優勝した記録はなく、V率0%が確実になった。

昨日からマツダスタジアムで、巨人戦だけど、とても恐ろしくて、観戦できず。昨日も途中経過をちらっと見て、「ありゃ、今日もダメだ」と試合があることを忘れることにして、結果も確認せず、スポーツニュースも見ず。
そして、今日。いつもの如く夕食時間にナイター中継を家人が見ていたので、ちらちらっとテレビをみると、なんと、8回表に大好きな猛君が投げて、裏にバティスタがホームランを打って逆転勝ち。猛君に1勝がつくという夢のような(大げさ)勝利。久々に、勝った試合を見たぞーと思っていたら、なんと、昨日も逆転勝ちをしていたことを初めて知って、またまたびっくり。

「えっ。巨人に連勝したの?」
やっぱり、私が見なかったから勝っていたのかしらん。ああ、こうなると、見ない方がいいってこと。負ける試合は見たくないけど、勝つんならみたいし・・・
まだまだ、なんちゃってカープファンの悩みは続くのでありました。


新宿

2019-07-12 12:20:37投稿

現在、7月11日から13日までの日程で、日本乳癌学会が、東京の京王プラザホテルで開催されている。毎年、梅雨時の平日に開催されるこの学会、なかなか参加できないけれど、今回は、強行日程で、水曜日の診療終了後に宇部空港発の最終便で東京に飛び、木曜日の最終便で帰ってくるというちょっと無理やりだったけど、1日のみ参加してきた。

京王プラザは、誰もが知る老舗ホテルで、東京都庁の対面にそびえたっている。医学系の学会がここでしょっちゅう開催されていて、私も、開業してから、このホテルで開催される学会に参加するのは3回目。

6年前にこのブログで、書いたことがあるんだけど、とにかく新宿という場所では、道路が立体交差していて、地上何階なんだか、地下何階なんだかすぐにわからなくなるのが、田舎モンの性。しかも、田舎ではお目にかかれないレベルの高さのビルが乱立しており、上を見上げて歩くことは厳禁!というより、都庁を探して見上げても、新宿駅前の路上から確認できないことは学習している。
とはいえ、いくら田舎モンでも、さすがに、普通の方向感覚を持ち合わせていれば、何度か来るとわかるはず。前回来た時は、2泊したので、お決まりの早朝ランを決行して、都庁周辺の道を体で覚えた(つもり)ので、今回こそは、地図も何も見ないで、目的地に行けるはずと、自信をもって、新宿に挑んだ!?
なんせ、(迷いたくないので)泊まったホテルは3回とも同じなんだから・・・

最終便で、羽田空港につくと、22時近く。平日のこの時間も、東京は人だらけ。さて、どうやって、新宿にいくべかと思って、スマホの乗換案内アプリで検索。まずは、モノレールか京急か・・・検索していると、なんと、現在の電車の混雑状況も表示されていることが判明。山手線はいずれも「混雑」で、いったん浜松町から東京駅に逆行して、中央線の快速で新宿まで4駅という2回乗り換えのルートが混雑を避けるルートとあったので、それを選択。若干、遠回りでも、中央線の快速を使うなんざあ、なかなか私も東京慣れしてるじゃんと一人ほくそえみながら、浜松町から東京駅に降り立つ。中央線快速は、東京駅が始発ということを、着いた電車の乗客がすべて降りてから思い出し、始発だから座れるぞ!と思って、乗り込むも、あっという間に座席ゼロ。発車までの数分で、田舎モンレベルで言うと満員電車状態。東京レベルだと、これが”混雑を避けるルート”なのか・・・
眠い目をこすりつつ、つり革につかまること20分。新宿駅におりたったのはいいけれど、えっと、何口だったっけ?と、3回連続で泊まるホテルのホームページをスマホで確認。
「新宿駅南口から徒歩3分」
よしよし、南口ね・・・と駅構内の表示をみても、西口と東口の文字しか見当たらず。とりあえず、西がこっちで、東がこっちなら、南はこっちのはずとキョロキョロしても南方向には通路なし。え~い、どっちでもいいけど、西にしよう。
めでたく、西口中央改札をでると、小さな文字ながら、南口という表示を発見。やっぱ、3回目ともなると、なんとなくの感があたるよなぁと、ほっとしながら南口方面にトボトボ歩く。
そして、南口を出てみると、そこは、見覚えのあるバスタ新宿が目の前に。もうすぐ、日付が変わる時刻というのに、相変わらずの人の波だったけれど、さすがにそこからは、迷わずに目的のホテルにまっすぐたどり着き、一安心。う~ん、やっと私も新宿慣れしてきたぞ。

そして、翌朝、目的の京王プラザに歩いて向かう。直線距離では300mくらいで、普通に歩けば10分以内にはつけるはず。6年前はぐるぐる回って40分かかったけれど、2年前にランニングで体に覚えさせたその道を行けばいいのだと、言い聞かせて、意地でも地図では確認しない。とにかく新宿では、地下におりたとたん、何階にいるのかがわからなくなるので、坂や階段を避けることが大事。平日の朝なので、何千という人々が、無言で交差点をタッタタッタと歩いていくその流れに私ものる。初めに曲がろうとした道の先が自分の記憶の景色と違い、ドキッとしたけれど、もう一つ先の曲がり角だったよねと言い聞かせて歩く。そして、その道を曲がってすぐ、「←東京都庁」の標識が。そして、テレビでよく見る都庁が目の前に現れたのと同時に、京王プラザの玄関も見える。

やった!今回は、最短距離、最短時間で、京王プラザにたどり着いたぞー
これで、田舎モンの新宿嫌いが少しはマシになったかなぁ。


初勝利

2019-07-08 08:34:40投稿

DSC_0931.JPG (163 KB)かろうじて星がみえた七夕の夜、個人的には、5回目となる、レノファ山口の試合を観戦に行ってきた。

維新みらいふスタジアムの周囲1㎞に作られたランニングコースを、スタジアムができた時から週1回走っているので、スタジアムは庭みたいなものなんだけど、レノファの試合があるときは、いろいろとブースがつくられていて、人も多く、ちょっといつもの顔が変わるので、観戦のたびにワクワク感がある。
人が多いといっても、数年前にレノファ史上最高観客動員数だった試合(これも観に行っていた)に比べると、寂しい限りで、今回は4864人ということで、まあまあって感じ。

今回の観戦は、スタジアムのことよりなにより、私が観に行く5回目の試合として、初勝利を見たいという一心。これまで4回、一度も勝ったことがなく、今回、勝たなかったらもう観に行くのはやめなきゃいけないかもと思っていたくらい。
自分が見たら負けるとか、勝つとか、実際、バカげた話だけど、結構、どんなスポーツの試合でも、よく聞く話。本当に熱心なファンは、勝とうが負けようが観に行って応援するはずだし、中途半端なテキトーなファンが言うことだとはわかってはいるものの、観に行って負けると面白くないのも確か。
もともとサッカーは好きではなかったし、地元にチームができなければ、そしてJ2に上がらなければ、応援する気はなかったのだけど、せっかくの地元のプロスポーツなのだからと思い、テキトーなファンを続けている私。DSC_0928.JPG (155 KB)

そして、試合は、開始早々2分にシュートをうったけれど、ゴールポストにはねられ、得点ならず。「なんで、こぼれ球がきてるのに、蹴れんの!」とのたまう私。
そして前半36分。パスをつないで、ゴーーーーール!!
後半にはいってからは相手の勢いがまさり、危ないシーンもおおかったけれど、鋭いミドルシュートをキーパーがはじいて、その勢いを封じてしまったレノファ。そのあと、74分にこぼれ球を拾って2-0になった。以前、観に来たときは、後半の中盤まで、2-0で勝っていたのに、結局アディショナルタイムで同点に追いつかれたことがあったので、2点じゃまだわからんぞと、ドキドキしながらみていたところ、86分にダメ押しの3点目。さすがに今日は勝ったぞ。最後まで気を抜かずに、攻めるんだぞーと祈りつつ応援。アディショナルタイム3分も、守らずにいったところが、よかったなぁ。

ついに、私の?レノファ山口初勝利をむかえることができて、よい七夕の日となった。そして、試合後も、これまでは、観客もすぐに退席していたけれど、今回は、帰る人はまばらで、選手がスタジアムを1周するのを待ち、MVPインタビューなどもあり、初めてみる景色だった。
どんなスポーツも結果がすべてではないことはわかっているけれど、勝たなきゃ面白くないものだと、つくづく実感。今シーズン、あと何回見に行けるかなぁ。

 

 


G20大阪サミットに思う

2019-06-30 19:18:00投稿

この週末、大阪でG20サミットが開催され、関西エリアは大変だったみたいだ。関西に限らず、日本全国の新幹線のとまる駅のほとんどのコインロッカーとごみ箱は使えなくなってたみたいだから、関西以外でもこの週末に出かけた人は不便だった様子。私自身は、仕事もあるし、特に出かける予定もない普通の週末だったけれど、6月に入ってから、ニュース番組を中心に、テレビやネットなどで、G20の話題の占める割合が相当なものだったので、いやおうなしに興味を持つことになった。

私自身、政治経済にかなり疎いので、過去のサミット開催時にもあまり調べたりすることはなかったけれど、今回は、少しだけ、勉強してみた。
まずはG20のGについて、なんのGなのか知っている人はどのくらいいるのだろう?そりゃGlobalでしょという声も聞こえそうだが、単なるgroupという意味。20か国というのは、なんとなく主な国という感じはあっても、20か国すべてをきちんと言える人はまあほとんどいないでしょうねぇ。とりあえず、20か国全体で、世界のGDPの90%を占めることや、サミットは年に1回開催され、議題は開催国に任されていることなど、いろいろと知ってみると少し面白い。

そんなこんなで、株を買ったこともなく、いくら経済に弱い私とはいえ、一応経営者の端くれなので、サミットを機にちょっと経済の本を読んでみることにした。Amazonでみつけた、その名も

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」

著者は、ギリシャの元財務大臣で、この本は、世界25か国で翻訳されているベストセラーらしいけれど、読んでみて、とんでもなくわかりやすくはなかった。できるだけ、経済用語を用いないで語り掛けるようにつづられた文章ではあるものの、世界史に興味がないと読み進めるのが嫌になるかも。まず、経済の始まりは農耕からで、収穫物が余ったところからスタートしたということ。帝国が東西に侵出できたけれど、南北には気候の違いが大きく、発展できなかったことや、仮想通貨は原始時代から存在したこと。そして、話は宗教の存在から究極の民主主義へと移っていくという、結構堅苦しい内容。なんとなく、40年近く前にうけた世界史の授業を思い出す部分もあり、あのころ理系なのに世界史が得意だった私は、世界史の先生に気に入られてたよなあとかどうでもいいことを懐かしんだりして・・・
”金持ち金を呼ぶ”が原則の経済が格差をうみ、今後の世界経済に対する警鐘を鳴らす内容でもあるこの本。なかなか個人で経済を動かすことはできないけれど、少し、貿易問題にも興味を持たせてくれる書物ではあった。

今回のサミットにむけて、大阪を訪れた関係者は約3万人、そして、その警備にあたった警察官も3万人。ほんと、大きなトラブルもなく、無事終わってほっとしているのは、まず一番は、安倍総理だろうけれど、私も一日本人としてよかったねと思っている。
ただ、ニュース番組の中継をみながら、一番私の頭にうかんだのは、今回のサミット会場となった、インテック大阪が、数年前に、大阪マラソンのゴール会場だったよなあ。あそこでゴールして動けなかったよなあ。ということ。一応、その時のゴールタイムがいまだ自分のフルマラソンの自己ベストなので、私にとっては、思い出深いG20だったのでありました。


いもむし

2019-06-20 10:55:56投稿

もし、あなたが、屋外で、「いもむし」を見つけたとき、どう感じるだろうか?
「わ。気持ちわるー」たぶん多くの日本人はこれかな?
「この幼虫、どんな蝶になるんだろう?」虫好きの少年ならワクワクした気持ちになるのかも。
そして、日本人ではあまりいないと思うけれど、海外の文化が異なる国の人では、
「おいしそうだなー」これも、十分あり得るのだ。

こんなことが、最近読んだ、途上国の開発に携わる人の著書に書いてあった。
要するに、同じ価値観でモノや事と考えてはいけないという内容で、日本では当たり前のこと、良かれと思われることが、海外では、全く通用しないケースがいくらでもあるという話だった。
確かに、いもむしが、食べ物という概念は令和時代の日本にはまずないと言っていいと思うけれど、途上国ではよく食べられているのかもしれない。実際、水族館で、イワシの群れを見て、「おいしそー」と思う(私だけ?)のと大した差はないということだ。

東京オリンピックに向けて、インバウンドが右肩上がりに増え続け、英語対応やわかりやすい表記など、特に都会や観光地を中心にいろんな対策がどんどん進んでいる中、まずは、日本の常識が通じないという意識はとても大事なのだと思う。最近始まった、山陽新幹線の車掌さんの英語案内も、東京オリンピックにむけての取り組みということを聞いた。(先月乗った時に聞いたその英語は、あまりにもカタカナ読みだったので、もう少しまともな発音にしてほしいなといらんことを考えてしまう私。)これも、新幹線の乗り降りの常識が通じない人への、親切ごごろなんだろうな。
電車が1分の誤差もなく、正確に走り回っている都会は日本だけで、世界に類をみないといわれ、そのことは日本人として自慢だけれど、逆に、時間にルーズなのんきな国の人々と接すると、多くの日本人は、いら立ったり、腹立てたりして、「付き合いきれん!」ということになりがちなので、そういう気持ちをぐっとこらえるのも、国際社会では大事なこと。
ただ、東京オリンピックが、日本人として自慢できると考えている風習、文化、おもてなしをより多くの外国人に知ってもらえる良い機会になることは間違いないので、国をあげての、外国人にまたきてもらえるいい国作りに一つでも協力できたらなとは思う。

まずは、車掌さんのことをつべこべ言う前に、個人的に感じている年々おちている英会話力をあげなくてはと思っている。というのも、今日、オリンピックのチケット抽選に全部落選してしまって、「なんだかなぁ」と若干落ち込んでいる自分への励ましでもありました。


JAL向津具ダブルマラソン

2019-06-10 23:15:11投稿

梅雨入り前の爽やかな日曜日、「第3回JAL向津具ダブルマラソン」に参加した。

大会のことはさておき、まずは、「向津具」という漢字を普通に読める人がどのくらいいるのだろうか?山口県人なら読める人は結構いるのかもしれないけれど、山口県民になって30年以上にもなる私は、これが、本州の西の果ての半島の名前で、”むかつく”と読むなんて、全く知らなかった。
そもそも、山口県の北西部には、普通に読めない地名が目白押し。
「日置」はまだ”ひおき”がなまって”へき”になったんだろうなと想像もつくれど、「特牛」にいたっては、どうやって”こっとい”と読むのだろう。色々と説はあるようで、牡牛のことをこう呼んだとか調べると面白いんだけど、まあ、地名のことを文句いっても仕方ないので、この辺でやめておく。

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本題にもどって、今回の大会の謎第2弾。なぜ、天下のJALが主催なのか。これも色々と噂があるのでここではスキップするとして、どんな大会かというと、要するにマラソン大会。それも、ただのマラソンではなく、メインディッシュは、ダブルマラソン。何がダブルかというと、フルマラソンのダブルの距離ということで、なんと42.195の倍、84.39kmを走る超過酷なレースなのだ。しかも、CNNで有名になったあの元乃隅稲成神社がふくまれるなど、絶景ポイント満載のコースなんだけど、その分、アップダウンのオンパレード。本州のはてを眺める千畳敷にむかうその道は、劇坂といわれ、ダブルマラソンの部に参加する人たちは、変人か化け物でまあ普通じゃない人たちばかり。
劇坂コースは満載だけど、もう少しまともな人たちが参加する、シングルマラソン(坂だらけの42.195㎞)の部、そして、普通の人たちが参加する、棚田ウォークの部(決して走ることは許されない坂だらけの30㎞)と計3部門あり、普通の私は、当然、ウォークの部に参加した。
本当は、昨年もエントリーしていたんだけど、事情があってDNSだったので、今年こそはと、張り切ってスタート。ウォークの部ということで、走ると注意されるため、30㎞の間、1歩も走らず、歩きとおした6時間半。
フルマラソンに比べれば、どうってことないと思っていたけれど、上りの劇坂は自分にとっては過酷ではなかった分、何キロも続く下りの劇坂は完全に脚にきて、23㎞過ぎてからは、そばを走って追い越していく、ダブルマラソンの人たちを眺めつつ、「やっぱ、あの人たちは普通じゃないや」とトボトボただひたすら山から海辺に降りて行く感じだった。
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ウォークの部では、ちょうど中間地点にあたる千畳敷のエイドは、昼食が用意され、おにぎり、おでん、カレーライスなどがふるまわれ、JALのCAさん(多分)たちが笑顔でジュースを配ってくれるなど、おじさま方に人気の大会である理由もよくわかった。給水箇所のボランティアの人たちも、みんな笑顔で接して下さり、これが田舎の大会のいいところだよなぁと実感。

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何より、天気がよく、予想したほどの暑さもなく、絶景続きの過酷なウォーキングは、ちょっと脚にはこたえたけれど、来年も出ていいかなと思える素敵な大会だった。

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Kindle Reader

2019-06-03 16:59:05投稿

電子書籍アプリ、Amazon Kindleをダウンロードして以降、読書はスマホですることが多くなった。
普通に文庫本などを読むのに比べて、スマホで読むのは、字の大きさを変えられるので、老眼と闘う中高年としては、ちょっと便利。ただ、電子書籍に限ったことではないけれど、文字を大きくすると、1画面で得られる情報量が少なくなるので、インターネットの画面にしても、全画面を見るのにはスクロールばかりしないといけないし、読書では、頻繁にページをめくらなくてはいけなくなる。
かといって、大きな画面のスマホやタブレットを電話として持ち歩くのも不便だし、一番良いのは、老眼を少しでも改善すること・・・老眼鏡かける?今はやりのハズキルーペ?
というのは、わかってはいるけれど、いまのところ、若干意地になって、それらのお世話になることはしないで裸眼で頑張っている私。
そんなおり、Kindle専用の電子書籍リーダーの存在を知り、さっそく購入してみた。
ネットの口コミ情報の通り、これが、薄くて持ちやすいうえ、文字がとても見やすく、普通の本を読むより断然楽に読める。当然、文字の大きさは変えられるけれど、フォントの変更もできるし、バックの色も変えられるので、紙の本と同じような感覚の画面を自分好みにカスタマイズできるのがスマホで読むのと全然違う。もちろん、Kindle専用なので、読書以外の用途には使えないし、カラーにもならないので、雑誌など、写真の多いものを読むのには適さないため、読書をあまりしない人には、無用の長物ではある。あと、寝っ転がって寝物語に読むのにも、ページをめくる操作がボタンでもタップでもできる点がスマホより便利。充電も一度フルにしとけば、1冊や2冊は読み切れるくらい長持ちするので、苦にならない。久々に、通販で買ったものとして、買ってよかったなあと思える代物になっている。

そんな、Kindleリーダーで最近読んだ本。
黒川伊保子著 成熟脳ー脳の本番は56歳から始まるー

これは、56歳からというその中途半端な(しかも自分に近い)年齢にとびついて、読んでみることにした本。著者は脳科学者で、男女の脳の違いについての著書が多く、「妻のトリセツ」とか「定年夫婦のトリセツ」も結構有名。この本の中では、性差についてはほとんど触れられていないが、脳には生まれて7年ごとのサイクルがあり、56歳からは成熟した脳となってすべてのことが”腹に落ちる”という説を唱えていらっしゃる。もちろん、誰にでもあてはまることではないし、個人差というものはどうしようもないけれど、老眼がすすんだとしても、56歳でやっと脳は成熟するのだということを教えられ、同世代の一人として、とても勇気づけられる内容になっていた。

私の読書熱はかなり波があって、次から次へとKindleでクリックしてしまって、電子書籍を買いまくる時期が周期的にやってくる感じだけど、リーダーを手にしてからは当分高波が続きそうな気配の今日この頃。
脳の成熟のために、読書時間を確保して、まだまだがんばるぞい。


V率100%

2019-05-26 21:25:51投稿

4月18日にカープV率0%の話題を書いた。

そして、その後の快進撃は、数々の記録を作りそうな勢い。惜しくも12連勝とはならなかったけれど、昨日まで破竹の11連勝。4月16日時点で借金8だったのが、昨日までに貯金10。1か月の成績は、24勝6敗1分け。借金8だった翌月に貯金10は、セリーグで初めてだそうだ。5月中にあと2試合勝てば、月間最多勝に並ぶらしい。
球団が過去11連勝以上した年は、過去2回しかなく、その2回とも優勝しているので、なんとV率100%なのだ!

素人の勝手な考えでは、バティスタの3番固定が打線に勢いをつけたというのがあると思うけれど、とにかく、6月からの交流戦をなんとか5割以上で行ければ、4連覇はかなり濃厚じゃないかなぁ。開幕からしばらくは、とにかく2年連続MVPの3番打者がぬけた穴をどういう風にうめていくかというのが、チームの課題でもあったと思うし、監督も色々考えてなかなか安定しなかったのが、連日の負けを作っていたように思う。スポーツ記事にもポスト丸は?という内容のものが多かったけれど、今となっては、ポスト丸とか、丸ロスとかいう文言は死語といってもいい。大リーグから大枚はたいて連れてきた大物助っ人なんかに頼らず、カープアカデミーで地道に育てたドミニカンを主軸において、チーム一丸で戦う、これぞカープの戦いなのさ。やっぱ、広島人に限らず、全国どこに行ってもカープファンが球場に詰めかけるというのは、こういうチームカラーが大和魂をくすぐるからだよねぇ・・・

などどうつつを抜かしていると、今度は最悪〇〇連敗とかになりそうだから、あまり過信しないように、闘っていきましょう。そのうえで、なんちゃってカープファンの一番の心配は、打者3人で終わることがほぼほぼゼロというクローザーの翔太君ですということだけ、付け加えておきましょう。

プロ野球に興味のない人にはなんのこっちゃっていうしょーもない話でありました。


衣替え

2019-05-19 21:50:32投稿

地球温暖化によるものと思われる異常気象が頻発するようになってから久しいけれど、平成から令和にかけての今年の春は、気温が急に高くなったり、低くなったりして体調管理もままならない。

北海道では、4月下旬に7月なみの気温といっていたら、次の週には雪が降るなど本当に大変そうだった。瀬戸内地方は、北日本ほど激しい変化はないものの、5月初めに真夏日になるなど、このまま本当の夏が来たらどうなるん?というほどの暑い日があった。
そんな5月というのに、自宅の自室には、現在もストーブを出しっぱなしにしている私。寒がりなので、毎年4月くらいまでは出していて、連休の終わるころには、さすがに5月だからしまわないと・・・と納戸に片付けるのだが、その理由は、大抵、暑くなって、風呂上りなどに扇風機を使いたくなり、扇風機を出すかわりに、ストーブをしまうという、単純なもの。一応、電化製品は、場所をとることもあり、チョー面倒くさがりの私でも、ストーブと扇風機を同じ時に同じ部屋に置いているということはない。

けれど、着るものとなると、電化製品ほどはっきりと夏と冬にわかれているわけではないし、クローゼットが二つあるわけでもないので、完全に一つのクローゼット、おなじタンスに、夏物と冬物が共存している我が家。
四季のはっきりした日本の風習に、”衣替え”というものがあるけれど、1週間で四季が日替わりできたような異常気象では、なかなかある日を境に冬物をやめて夏物にするというのは、できない昨今。
昭和の時代、自分の子供時代には、母が、「今日は衣替えするよ」といって、押し入れの天袋から衣装箱をだして、タンスの中身と衣装箱の中身を入れ替えるのを手伝わされていた。学校の制服も、6月1日からがらっと変わっていたので、いやおうなく、今日から夏~という気分になっていたものだ。最近の学校の制服も一応、冬服、夏服とあるけれど、6月1日できっかり替えるということはなく、多くの学校では、1か月くらいの移行措置をとっているみたい。会社や役所では、5月に入るとクールビズとか言ってるし、昔ほどの季節感はない気がする。
自宅を離れ、一人暮らしをするようになってからは、面倒というのがまず先にたち、着るものもそれほど持っていないこともあって、夏物と冬物を入れ替えるようなことはしなくなってしまった。そもそも天袋なんてものは、今どきの家にはないし、平成生まれのうちの息子たちは、”衣替え”というものがどんなものであるのかをおそらく知らないと思う。聞いてみたことはないけれど、”衣替え”という言葉さえ、知らないかも。

半そでじゃちょっと涼しく、冬物では暑い今の時期。着るものに悩む日が多いけれど、とりあえず、片付いていないストーブを眺めつつ、そういえば、衣替えってしないなーと思いにふける5月の休日。


チケット抽選申し込みに思う

2019-05-12 11:30:51投稿

5月9日から東京オリンピックのチケット抽選申し込みが始まった。
ちょうど、木曜日で、クリニックは休みなので、雑用の合間に申し込みをしようかなと考えていたが、ニュースをみて速断念。先着順でないにもかかわらず、申し込みが殺到して繋がりにくくなっているとのこと。

私個人的には、ID登録は、1か月くらい前に済ませていたのだけど、ニュースによると、ID登録の手続きをする人も殺到して相当待たないとつながらない状況の様だった。

繋がりにくいのを知って思ったのは、なぜ、申し込み開始前に登録しましょうとあれだけTVでも報道されていたのに、登録していない人がそんなに多いのかということ。そして、そういう人に限って、なぜ、混雑する初日に登録しようとするのかということ。そもそも、先着順ではないのに、初日に登録、申し込みをする意味がどこにあるのか?
そして、この週末もまた、申し込み開始から初めての週末ということで、混雑は続いているよう。ま、待ち時間なく、申し込もうと思えば、たぶん、午前3時ごろが確実でしょうけど、普通の人はしませんね。

こういう行動を(特に日本人?)心理学者は色々分析するのだろうけれど、とりあえず、早めに申し込んだ方が安心ということなのだろうな。そして、もう一つ予想されるのは、申し込み期限の5月28日は、駆け込みの人でまた混雑するだろうなということ。これまた、後でいいやと思っていた人たちが、大慌てになるのが、目に見えている。

そして、そういう心理というのは、よくある話で、わがクリニックのことを言わせていただくと・・・
当院は、がん検診、特定健診などがとても多く、特に、防府市の自治体検診の方が一番多い。子宮がん、乳がんともに、防府市の検診受診券は、年度ごとに更新され、期限は、4月1日から3月31日。国民健康保険の方の特定健診は6月1日から12月31日ということで、新しい受診券となって、毎回すぐに来てくださる方は、いつも4月とか6月。そして、毎年混み合うのは、企業検診が集中する秋と年度末。例年、5月が一番少ないというのを、この12年繰り返している。皮膚科は夏、耳鼻科は春先、小児科は冬と、季節的に患者さんが増えやすい診療科のドクターが、「自分は季節労働者だから」と言われるのは、よく聞く話だけど、婦人科疾患は、ほぼ季節性がないのが普通。けど、検診主体で診療させていただいている当院スタッフについては、ほぼ季節労働者のような感じだ。

ということで、オリンピックのチケット申し込みは、関係者でもなんでもない私がえらそうにいう話ではないんだけど、おそらく、これから10日間くらいの平日が一番ねらい目。確実なのは、午前2~4時!!締め切り前3日間はやめておいたほうがいい。そもそも、申し込む前に、ID登録や、チケット価格、日程のチェック、そして申し込み方法の確認(電話認証は結構面倒)まですべて済ませておかなきゃ、それだけでもかなり時間がかかると思う。

そして、そして、当院でがん検診を受けてくださる方は、是非、今月の土曜日以外でお願いしたいと思っております。

 


10連休

2019-05-06 13:50:17投稿

今日で、長かった10連休も終わり。

当クリニックは、9連休だったけれど、世の中は時代がかわり、例年のゴールデンウイークとは少し違った年となった。
何が変わったということでもないのに、連休前半は、なんでも「平成最後の」がつき、後半は、「令和最初の」がマスコミで繰り返されたことが、いつもの年と違う気分になったんだろうな。なんとなく、平成の間にやっておかなきゃとか、新しい時代に向けての抱負とか、年末年始気分になった日本人が多いのだと思う。実際、昭和から平成の時のような喪に服した暗い空気と違うし、ましてや、大正から昭和になったときのことなど、記憶している人はほとんどいないはず。ほぼ全国民が初めての経験なのだから、何ものとも比較することができず、不思議な感覚の連休を過ごしたのだろうなと思う。

自分自身について考えてみると、平成2年に産婦人科医になったので、平成の歩みとともに、医師としての歩みがあったんだなと思う。医師としてというよりも、社会人になり、新しい家族をもち、歩んできた30年。令和の時代は、人生の折り返しを過ぎてからの生活になるので、大きな期待はできないけれど、それでも、もう30年くらいはありそうだし、いつまで医者をやってられるかもわからない中で、日進月歩の医療についていけなくなるまでは、がんばらねばなと誓いをたててみたりしている。

そのためには、相変わらず、健康第一、体力維持が何より大事なので、とりあえず、この1週間サボっていたランニングを今日から再開することにしよう。そして、チョー苦手な体幹トレーニングを1日1分でも続けることを令和の目標としたい。


世界卓球

2019-04-25 14:58:15投稿

平成最後の週、2年に一度の卓球世界選手権、個人戦が開かれている。

2020の前哨戦ともいえる、この大会、今回こそは、中国の牙城を打ち破って、シングルスで日本人のメダルをと期待されて開幕したけれど、4回戦までの状況は、その牙城の高さはまだまだ高い感じ。勝ち進んでいる選手も、まだ中国選手とはあたっていないし、今日からが、メダル争い、中国の壁突破の本番になる。
日本の総人口と同じ数の卓球人口をかかえる中国に勝つには、どうしたらいいのかという問題は、平成時代、日本卓球界に長く続いてきた難題だけど、令和になっても、まだまだ続きそうだ。

10年前に世界卓球が横浜で開かれたとき、連休中に観戦に行ったけれど、最後の2日間は、中国人の同士討ちばかりで、表彰式で掲げられる国旗も赤い中国の旗しかなかった。あの大会で、日本選手が、中国選手に勝つことは、男女ともに可能性はほぼゼロだと、私を含め、誰もが思っていたのではないだろうか。中国選手以外には、負けないというのが、日本選手の目標で、中国選手とあたった時点で終了という空気が会場にはあった。
ここ10年で、その距離が縮まって来ているのは確かだし、ツアー大会などでは、中国選手を破る試合が以前に比べ遥かに多くなっているので、なんとか、あと1年で壁の一部を壊してほしいと切に願う。

個人的には、野田学園の中学時代からよく知っている吉村兄弟が、二人揃って世界選手権に出場してくれたので、このことは、本当に嬉しかった。もちろん、二人で参加できたのは、兄弟自身が一番うれしかっただろうし、兄の真晴くんは、混合ダブルスで3大会連続のメダルが確定、弟、和弘くんは、初の世界卓球で1勝したので、最低限の活躍はできたと思う。ただ、オリンピックへの道は、かなり険しいので、今回の経験をかてに帰国後の奮起に期待したいなと思う。
そして、野田学園の永遠のライバルだった青森山田のもとエース、森薗政崇選手のかくれファンのひとりとして、彼が3種目ともエントリーしたことも、私にとっては、とってもハッピーな大会になった。ただ、第1シードで臨んだダブルスで、早々に負けてしまい、これまた、世界卓球で勝つ難しさを見せつけられた感じ。

今日を含め、まだ試合はあるので、ダブルスでもシングルスでも、日本人で誰かが中国選手に勝つ試合を1試合でも見れることに期待して、テレビ観戦としよう。


V率0%

2019-04-18 09:48:21投稿

こんなにもカープが勝てないなんて、開幕前に誰が予想しただろうか?
1ヶ月前、プロ野球がスタートしてから、初戦を勝ったものの、そこから5カード連続負け越し。ダントツどべ。
昭和時代のカープに逆戻り?
高校まで広島市内の学校に通っていた私は、いつのときにも、クラスメートにひとりや二人、カープ気狂いがいた。地元球団を応援するのは、当然とはいえ、思春期の頃の私は、アホみたいに負けても負けても球場に通う彼女(女子校だったので)らを半分バカにしていた。弱いし、勝ちもしないのに、なんでカープなんか・・・
実際、真のファンというのは、負けたときこそ、応援するものなのだということは、わかっているけれど、応援していて、負けるのをみるのは、ストレスがたまってメンタルにはよくない。
あまり熱心ではない適当なカープファンの私は、テレビ中継をみていても、点差が離れて、負けが濃厚になったら、すぐにあきらめてチャンネルをきり替えるのが常。てなわけで、近シーズンに入ってから、中継を最後まで見ることがほとんどなくなり、ナイター時間を有意義に(?)使えている今日このごろ。

昨夜も、いつものように、中継をみていたけれど、せっかく同点に追いついたかと思いきや、8回の裏に丸選手の2ランを浴びたので、「はい、おしまい」とテレビのスイッチOFF。「まるちゃん、カープに遠慮というものはないんかいねぇ・・・カープに育ててもらったんじゃろ・・・」と訳のわからんことをのたまう。

その後、試合のことは、ほとんど忘れていたけれど、11時過ぎのスポーツニュースで、9回にカープが3点とって、しかも決勝打が普段うたない石原と知り、びっくり仰天。近シーズンはじめての逆転勝ち。「なんと!テレビ見とけば良かったー、いやいや、私が見んかったから勝ったんかもしれん。」

開幕から4カード以上連続で負け越したチームで過去にリーグ優勝したチームはないらしい。そして、過去に優勝したチームのシーズン最多の借金は8らしい。現在、6カード連続負け越しはしなかったけれど、借金はなんとか7で抑えているけれど・・・
ま、V率0%の壁を破ってくれる可能性にちょっぴり期待して、また、中継をみることにするかなぁ。いやいや、やっぱり私が見ないほうがいいのかなぁ。大好きなカピバラ3兄弟(コアなカープファンにしか通じません)のタケルくんが2軍から上がってきたら見ようかなぁ。


平成とともに

2019-04-14 22:48:50投稿

週末、産婦人科医としては、一番大きな学会、日本産科婦人科学会(日産婦)に参加するため、名古屋に行ってきた。私が産婦人科医になったのは、平成2年で、ついに今年で30年目に突入、日産婦も私にとっては、30回目になる。まさに、平成とともに歩んできた、この30年、日産婦も時代とともにかわったなあと実感することになった。

これまでの学会の半分くらいは、首都圏で行われ、隔年で関西か地方都市で開催される流れが大体できている。私は学会員として30回のうち20数回参加していると思うけど、名古屋で参加するのは、初めてかも。規模が大きくなっていたり、国際的な位置づけから、英語の演題、発表が増えていたりするため、開催する側も、大変なので、以前はスポンサー頼みだった学会も、最近はイベント会社に委託されているようだし、山口のような田舎では、全く対応できないので、必然的に大都市のみでの開催になる。

日産婦は、女性医師の割合が私の後輩世代から急に増えてきたため、他の医学学会に先駆けて、学会中に託児所を設けるようになっている。専門医の単位取得のために、学会参加は不可欠で、子どもがいて学会出席がままならないママさんドクターに配慮してのことだ。
今回参加してみて、普通、学会場で見かけることはほとんどない、小さな子供を何人もみかけたのは、ホント時代がかわったなあと実感する最たることだった。偶然、医局の後輩ドクターに会場で会ったが、彼女も子どもを連れていた。託児のある学会だけは参加するようにしているとのこと。子どもが大きくなって、もう少し気軽に学会参加ができるようになる日がそのうち来るよと子育て終了の立場で伝える私。いつも色んな託児所にあずけられ慣れたその子は、きっとたくましく育っていくに違いないと確信した。

託児のこととは、関係ないけれど、今回の学会は、スマホのアプリでなんでも用を足すことができたのも、新しい時代を実感。ほんの数年前まで、学会にまじめに参加しようと思えば、分厚い抄録集を抱えて、演者の名前を索引で調べたり、プログラムページをコピーして折りたたんで持ち歩いたりするのが普通だったのに、今やスマホさえあれば、あとは何にもいらず。学会がつくったアプリをダウンロードしておけば、抄録だって好きな時に読めるし、自分が聴きたい演題を登録しておけば、その講演がどこの会場で(今回の学会では、第1~12会場まであり)何時何分から始まるのかプッシュ通知される。おまけにランチョンセミナーの参加予約(弁当確保目的)もアプリで自分のネームカードのQRコードをスキャンすることで可能。予約した画面がセミナー参加eチケットになり、弁当をうけとるのに、スマホ画面を見せるのでOKだなんて、3年前ですら、想像もできなかった。スマホを持って3年もたたない私だけど、今や、スマホを持っていないと、学会にも参加できないんだということが判明。

平成の始まりとともに、産婦人科医なった私。平成の終わりとともに、医師としての進歩をおわらせないようにしなきゃ。令和時代には、若い産婦人科女性医師がもっともっと活躍してくれるだろうけれど、限りなく進化する次の時代に、30年目の産婦人科医だって乗り遅れないようにしないといけないなと考えさせられた名古屋での3日間だった。


2019-04-07 23:01:57投稿

新年度の始まり。
新しい生活を始めた人たちにとっては、目まぐるしく、緊張連続の毎日だったに違いないこの1週間。
わがクリニックにとっては、例年通り、年度末の駆け込み検診受診の患者さんが減って、久々にゆうな日々。

今年は、4月に入ったとたん、花冷えとなり、桜が開花してから、満開までの日数がながく、2週間にわたって、お花見OKの日が続いている。
開院してからは、行事としてのお花見に参加することはないし、開催もしていないので、毎年、桜の季節は、近場の道端の木々をめでるのみ。学校、川岸、ご近所さんの庭まで、我が家の半径1㎞以内に、何本の桜の木があることだろう。さらに、ちょっと車で走れば、桜並木が続く場所もたくさんあるし、この季節でなければ、気づかないんだけど、蕾が膨らみ始めると、桜の木って多いんだなとあらためて感じる。そして、植物にはうとい私も、多くの日本人と同じように、桜が咲くと、きれいだなあ、春だなあ、新しい季節だなあとなんとなく心が洗われる気持ちになるのだ。実際、天気予報では、3月に入ると、開花予想から始まり、桜前線などという言葉で、いやおうなしに、桜の季節ということを意識させられる。そういえば、梅前線とか、桃前線とか、聞いたことないし・・・

そんなこんなで、桜がきらいな人はいないと思うんだけど、私にとってこの春は、特に桜を意識する春になった。というのは、クリニックで緑のお世話をしてもらっている園芸店から、桜の盆栽を買ったからだ。2月ごろに、「鉢植えの桜どうですか」という広告文に乗せられ、院内に桜が咲いたらいいなと一鉢購入。やってきたときには、小さくとても硬そうなつぼみがたくさんついていて、これが全部咲いたらきれいだな、ホントに咲くんかいな、と期待と不安が入り混じっていた。そして、園芸店に言われた通り、毎日、たっぷりの水をやり、明るいところに置いて、あとは花が咲くのを待つのみ。毎日眺めていると、だんだん、つぼみに色がついてきて、膨らんできたと思ったら、3月の2週目にはつぼみが開き、次々と咲いて、3日目には満開。そして、気づくともう花はなくなっていた。一才桜と呼ばれる品種で、小型で早く咲くタイプということらしいけど、その後は、世間の桜が咲く季節。

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クリニックの外では、ランニング仲間と、先週末は、旧山口市内のお花見ラン、今週末は、徳佐の桜まつりにでかけ、ついでに選挙会場の小学校に行ったら、ここも満開。今年ほど、よく桜を見た春もないなと思うくらい。

花冷えが終わり、桜も終わり、ようやく冬物を片付けて、春本番。来年も咲いてほしいなと、葉っぱだけになった鉢に毎日水をやりつつ、残り少ない平成の春を大事に過ごしたいと想う4月だ。
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プロ野球開幕

2019-03-29 22:43:02投稿

今日からプロ野球が開幕
12球団、全チームの6試合が行われた。

わがカープは、宿敵(う~んカモと言った方がいいかも)巨人とマツダスタジアムで対戦。なんといっても、昨シーズンの最多勝投手、菅野VS大瀬良の投げあいがみもの。

仕事を終えて、車に乗ると、ワンセグで試合が放送中。
やっぱ、巨人戦は、地上波で放送あるんやなぁ。結局、日テレだよな~というのが、まず最初の感想。大抵のカープの試合は、ケーブルテレビのスポーツチャンネルかBSでしか放送されないのだけど、時々、地上波で観られるほとんどは、巨人戦。ま、しょうがないな、これは。大昔、巨人、大鵬、卵焼き(古い!!)時代からの歴史だから・・・

車を運転しながら、音声だけきいていると、どーやら、カープが1点リード。よしよし。

その後は、自宅についてから、大きなテレビで観戦。我が家には、リビングに70インチのテレビがあるので、そのテレビ全体がよく見える小上がりの板の上に、ウェーブツイスターを置き、その上に座って、スイッチオン。ながらダイエット開始。このダイエット器具、八の字に縦回転するように動き、座っているだけで、ウエスト周りをツイストして、おなかぽっこりを改善しようというもの。1度スイッチを入れると、10分間動きつづけるので、とにかく、野球観戦中はこれに座るというマイルールを作ったのだ。去年この器具を買って、野球がある間はまあまあ使っていたんだけど、オフシーズンになると、テレビをみる時間が少なくなって、お蔵入りしていた。久々に、今日、物置から引っ張り出して、活動開始!10分くらいじゃ効果ないので、一応2回続けることにして、8回裏のカープの攻撃!!
「いけぇー!」「よっしゃー!」
なんと、8回裏、4得点。「これで、大地君、1勝間違いなあし!!」
相変わらず、9回表の中﨑さん、ランナー出して、最後は抑えるという、去年までと同じ調子で、試合終了。

今シーズン、カープの勝利とともに私のウエストサイズダウンも一緒についてくることを信じて、テレビの前で応援するのだ!
開幕戦、上々のスタート! 今年もカープがもらったぜ!!


ラグビー

2019-03-23 23:34:31投稿

先日、スポーツドクターの認定更新のため、スポーツ整形外科関連の講演を聞きに行った。
毎年、一つのスポーツをとりあげて、整形外科的な話を中心に行われているようで、今回は、テーマがラグビーだった。申し訳ないけど、私は、単に認定更新のために聞きに行っただけで、整形外科分野の話はよくわからないので苦手だし、以前、このブログにも書いたように、ラグビーというスポーツはあまり馴染みがない。
てなわけで、講演を聞きに行っても、眠いだけだろうなと思ってでかけたのだけど・・・

4人の整形外科医の話を聞いたわけで、確かに、手術の術式や関節の詳しい解剖の話などは、さっぱりだったけれど、意外にも、面白い内容が多かった。
現在のラグビー日本代表チームにも深く関わっておられるドクターばかりだったこともあり、今年9月に開催されるワールドカップの話がしばしば登場し、過去の試合の映像なども講演の中でたくさん使われていた。

私は、スポーツドクターとしては、女子選手の月経異常を診療しているだけで、試合の現場に行って仕事をすることはないけれど、ラグビーはまさに、試合のときがドクターの活躍の場。例えば、サッカーのチームドクターは、試合中に審判の許可がなければ、ピッチ内に勝手に入ることができないけれど、ラグビーでは、ドクターの判断で試合中にピッチ内に入っていけるという決まりがあるということを初めて知った。というのも、ラグビーの怪我は、頭頸部が最も多く、重症度によっては、命にも関わるし、初期対応で、後遺症が残る残らないが決まるようなこともあるからだ。そのため、チームドクターになるためには、結構習得しておかなくてはならないスキルがあり、当然、ラグビーというスポーツのルールを熟知している必要もある。
脳震とうの判断基準も、結構重要で、選手の意識レベルの確認のためにする質問も決まっているとののこと。「今、前半ですか?後半ですか?何対何ですか?」などは試合中の選手なら当然わかっているべき内容で、それに答えられないようだとやばいということらしい。う~ん、じいちゃん、ばあちゃんたちにする「今日は何月何日ですか?」と似たようなもんかいなぁ~

わかってはいたことだけど、なんと言っても、ラグビーは怪我が多い。現在の日本代表選手のうち、手術をするレベルの怪我をしたことのない選手はほとんどいないということを、あらためて知らされ、チームドクターの仕事が大変そうだということは、ド素人の私にもよくわかった。代表選手のそろった写真がスライドで出され、この中で、何人が膝靭帯の損傷をしてます、何人が腱板断裂をしてますなどと、次々、怪我の実態を言われ、挙げ句の果てには、ラガーマンであるドクター自身も、「私も、手術うけてます」とのこと。しかも、自分の息子にもラグビーをさせて、怪我をした息子の治療もしているというドクターまで。なんと、怪我が好きな男たちの多いこと。

今回は、ラグビーがテーマで、それにかかわるドクターたちのほとんどが、学生時代(中には現在も)ラグビーをしているという講演会。彼らのラグビー熱に、ちょっと感化されたこともあって、ワールドカップもあることだし、もう少し、私もルールを学んで、観戦できるほうが楽しいのかな思い始めている。これまで、ラグビーなどという危険なスポーツ、する人の気がしれんと、テレビ観戦もしたことのない自分。とにかくルールがわからないのが、何よりも面白くない理由なので、こっそり、「初心者のためのラグビー基本ルール」などというサイトを見たりしている今日このごろである。


Sitting is killing you

2019-03-16 22:54:30投稿

毎年のことながら、年度末の3月は、バタバタしている。
今年の3月は、先週、山口県産婦人科医会の企画で、講演を担当させていただき、その準備に追われる日々が続き、その後、学会やプライベートで、ゆっくり休める日がないまま・・・半月が終わってしまった。

2月は、28日のうち19日は1時間以上の有酸素運動をするという、理想的な健康生活をすごしていたのに、3月はデスクワークばかり。スマホの健康アプリの歩数計が告げる「よくがんばりました」の表示にお目にかかれない日々。
3月後半は、季節もよくなったし、ロードバイクも再開しなきゃねと思っていたところ、スマホのニュースアプリに、Sitting is killing you の見出しを見つけた。

世界中で年間43万人が”座りすぎ”で死んでいる!?あなたは大丈夫?

なんだって?と思い、記事を読んでみると、WHOが、2011年に、座って動かない生活は、肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発すると発表したのち、色々なデータが出され、2015年には、より具体的な数字として発表されたというもの。
1時間座ると余命は22分短くなり、1日に11時間以上座っている人は死亡リスクが40%高くなるということらしい。さらに、5分座っていると、血流速後は急速に下がり、30分座り続けると、70%も低下する実験結果もあるとのことで、今こうして、自分も、PCのキーボードをたたいている瞬間にすでに30分は座っているなあと不安になったりする。

要は、座り続けなきゃいいということで、30分に一度は3分間立って動けばいいと、記事にはあったので、普段の診療で、合計9時間くらいは座っている私だけど、幸い、立ったり座ったりしているので、まあ、大丈夫かなとは思いなおす。
固定電話しかなかったころ、リモコンなんてなかったころ、普段の生活で、何かあれば、立って動かなきゃいけなかった。部屋の中で、少し離れたところにあるものをとりに行くのも、面倒な時は、「立ってる者は親でも使え」と家族に頼んでいた時代。今や、スマホですべてが片付き、家族に頼むこともなくなっているなと感じる。

やっぱり、中高年は、身体を動かして、余命を伸ばすしかないのだと、肝に銘じて年度末を乗り切りたい。


普通の日々

2019-02-28 23:46:46投稿

今日で平成31年の2月も終わり。「1月はいぬる、2月は逃げる、3月は去る」と昔からいうけれど、ホントにあっという間。
しかも、この平成31年は、4か月間しかないので、何か想い出に残るようなことをしていないと、もったいないような気がするのは私だけだろうか。

昨日、NHKのニュースの中で、昭和天皇の病状が怪しくなっていたころ、年号を決める極秘の会議に出席したというお偉い方(御年90歳)がインタビューに答えられ、平成という年号には、平和に平穏にという意味が強く込められているというようなことをおっしゃっていた。戦争を経験した世代にとっては、普通のこと、普通に日々過ごせることがいかに幸せなことなのかが、身に染みているというお話だった。
平成になってから、大災害が何度もあり、そのたびに、被災された方たちが、異口同音に言っていたのも同じことだ。「毎日、普通の暮らしができることが、いかにありがたいことか」「普通のことを普通にしたい」「毎日同じことができるって、幸せだったんだと思う」
災害だけでなく、人生100年の時代に、若くして命を落とした方の遺族も、同じことを思われている。
私の周りでも、この数年、40~50歳代の知人が数人亡くなっていたり、がんと診断されたりして、普通の生活から、普通でない生活になった人たちがいる。
なんだか、自分は、家族も元気で、クリニックでは、毎日患者さんに来ていただいていることが、申し訳ないというか、いかに幸せなことなのかということを感じざるを得ない。そして、そのことを、感謝しないといけないなと、ふと何かにつけ、考えるようになった。私の仕事は、朝から晩まで、外来診療で、勤務医の時みたいに、手術をしたり、病棟を回ったりする一般的な医者の業務がない、いわば、単純労働。もちろん、患者さんは複雑だし、そんなに単純で誰でもできる仕事ではないのだけれど、時に、「毎日、毎日、おんなじことやって、面白くないな」という気分になってしまう。そんな時、「いけない、いけない、患者さんにきてもらうだけで、感謝しないと。」と、言い聞かせることにしている。クリニックで働いてくれているスタッフにも恵まれ、毎日、元気で出勤してくれるなんて、これだけ幸せなことはないのだからと彼女たちにも感謝するしかないのだ。

何だが、宗教染みてきたので、そのことは、このブログにそぐわないので、やめにしよう。とりあえず、残された平成の時間で、ちょっぴりいい思い出を作りたいのだけれど。
まずは、3月9日(土)に、乳がんについての講演をするので、一般の方に、私の乳がんで亡くなる人を一人でも減らしたい気持ちをお伝えすることで、平成最後の仕事のひとつになるかなと思っている。


コーヒー

2019-02-17 21:18:13投稿

 初めてホットコーヒーをブラックで飲んだのはいつだったのだろう。
まさか、小学生の時に飲んでたわけないし・・・高校生のころかなぁ

医学部生の時、家庭教師のアルバイト先で、甘いケーキと砂糖とミルクの入ったコーヒーを出され、「いただきます」と言って、耐え忍びながら飲み干した記憶がある。長い学生生活の中で、甘いものが今よりも苦手だった自分のかなりつらい思い出の一つだ。ということは、大学生のころには、ブラックコーヒーを飲んでいたはずだ。研修医のころは、医局でコーヒーを10人分沸かしておくのが、仕事の一つだったし、病院勤務の時も、出勤後はマイカップにコーヒーをドリップして一杯飲んでから外来に向かっていた。

いつだったかは曖昧だとしても、少なくとも30年は、3日に2杯以上はコーヒーを飲んでいるような気がする。えっと、妊娠中はどうだったかな?確か、自分では淹れないけど、ひとが淹れてくれるのは飲んでよいというマイルールを作っていたっけ?
アメリカにいた2年間は、現地のコーヒーの味が今一つだったこともあり、毎日というほど飲んでいないよう気がするけれど、アパートの近くにあった(当時はほとんど日本にはなかった)スターバックスで時々飲んでいたことは記憶している。

そんなに自分はコーヒーが好きなのかと聞かれると、それほど大好物ということはなく、ないならないで過ごせるとは思う。でも、こだわりとして、アイスコーヒー、インスタントコーヒー、缶コーヒーは飲まない。やっぱり挽いた豆のドリップコーヒーを飲みなれると、それ以外のものはまずく感じる。
じゃあ、豆は?モカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテン、何がいいのと聞かれても味の違いなんて表現できず。そこまで詳しくない。ただ、美味しいかそうでないかというのはあるけど。

そして、昨年あたりから、はまっているコーヒー二つ。
山口県のお土産として売込中の、すみ屋(周南市が本社)の「ふるさと珈琲ぶちうまバターブレンド」。豆をバターに付け込んだ?もので、コーヒーなのにほんのりバターの風味が感じられるというすぐれもの。
もう一つは、茨城県ひたちなか市に本社のあるサザコーヒー。SAZAは、田舎のコーヒー店だけどコロンビアにマイ農場を持ち、豆まで自社生産しているという会社だ。なんと表現してよいのかわからないけど、ちょっと贅沢なこだわりコーヒーという売りなので、なんだかおいしい気がする。
しか~し、豆がよくても、ドリップの方法次第で味は変わると、コーヒー通さんたちはおっしゃる。沸騰したてのお湯を使わずちょっぴり冷ましておくことや、30秒ほど蒸らして待つなど、私も最近はバリスタ気分で気を付けていれるようにしているので、それなりには、舌がこえてきているかもしれない。

コーヒーを飲むときというのは、ほっとする一杯を求めている時なので、コーヒーそのものよりも、ぽとりぽとりとドリップして、カップをもってすごす、つかの間のまったり感が、私は好きなんだと思う。


きららカップ

2019-02-10 22:34:58投稿

 今日、阿知須のきらら博記念公園水泳プールに、「きららカップ2019」を見に行ってきた。
スポーツなら、なんでも観戦するのは好きなので、先週(バドミントンを見に行った)に引き続き、今週は競泳。

その昔、小学生時代と、高校2年のころ、何度かスイミングスクールに通っていた私は、泳ぐのは嫌いではない。ただ、おばさん体型があらわになる水着姿をさらすことと、泳ぐことそのものをあきらめることを天秤にかけた際、後者に軍配が上がるにようになって久しいので、プールには縁がなくなっていた。

国体にあわせて建設されたきらら博記念公園のプールは、山口県で唯一の正式競技が可能なプールだから、どんなプールか一度みてみたいと思っていたし、「きららカップ」には、国内トップスイマーが招待選手として何人か参加しているということもあって、今回、時間がとれたので、観戦に出かけてみることにした。

大会としては3日目の最終日で、昨日、一番注目されていた、男子200m平泳ぎがおわり、今日は観客は少し少ないかなと考えていた。だけど、入場無料で誰でも入れるという一般観客席は、観覧席の3分の1しかなく、早朝から並んで入る人も多いという前情報があったので、まあ、行ってみないとわかんないけど行くだけ行ってみましょと、軽い気持ちで昼過ぎに阿知須に向かった。
会場についてみると、予想したほど駐車場は混んでおらず、100mほど歩いてプールに到着。2階のドアを開けて中に入ると、すぐそこは、観覧席。立っている人がぽつりぽつりで、ざっと見渡しても、座れそうなところはなかった。個人メドレーの年代別男女決勝を一通り立ったままみて、とりあえず、昼食をとって戻ってくることにした。1時間後に再び会場入りすると、立ち見の人もかなりいたけれど、空いた席を見つけることができて、用意したハンディ座布団を敷いて着席。年代別、男女別100m平泳ぎと自由形の決勝をすべて観戦することができた。
注目は、男子平泳ぎのオリンピアン小関也朱篤選手。前半は日本新ペースで期待が高まったけれど、惜しくも日本記録はでず、ただ一人1分を切る大会記録で優勝。そして、大会ラストの目玉は、男子自由形で、日本記録保持者の中村克選手。これまた、日本記録にあと0.3秒という大会記録で優勝。試合後のインタビューは、大型スクリーンに映し出され、評判どおりのイケメンで、これだけかっこよかったらモテるだろうなと納得。
その他、100m男子平泳ぎと、50m女子平泳ぎの学童日本新記録が出るのを直接見ることができて、二人が数年後に、日本代表として活躍してくれたら、「小学生のとき見たよ~」と自慢できるぞと、なかなか充実したはじめての競泳観戦となった。
スポーツはどんな競技でも、トップアスリートが必死に闘い、かつ、楽しんでいるのを見ることで、元気をもらえるので、また、機会があれば、これまで観戦したことのない競技も見に行けたらなと思う。


S/Jリーグ

2019-02-03 22:50:22投稿

 節分の日の今日、防府市スポーツセンターに、バドミントンの試合を見に行った。

JTBバドミントンS/Jリーグ 山口大会が防府であるというので、バドミントンのちゃんとした試合を見たことがない私は、トップ選手の試合を見られるとあって、またとないチャンスと思って出かけてみた。
地元山口の女子チームACT SAIKYOがメインとはいえ、男子もあるから迫力あるだろうなとは思っていたが、2コート使ってするって、どゆこと?という不安を抱きながらの会場入り。
試合開始1時間前くらいに、会場に入ると、開始式がはじまっていて、電気の消された暗い会場に、スポットライトがあたって、選手入場。レーザー光線が回っていたり、大きなスクリーンが特設されていたり、DJ音楽が響き渡っていたりなど、さすがにプロの試合なので、これまで、市民戦レベルのスポーツの試合でなじみのあるソルトアリーナとは別世界になっていた。
一通りのセレモニーがすんで、やっと試合開始。女子のACT SAIKYO 対 岐阜トリッキーパンダースで、試合はダブルス2試合とシングルス1試合。両チームとも、今期まだ勝ちがないとのこと。なんといっても、岐阜トリッキーパンダースには、現在女子ダブルス世界ランク1位のふくひろペアがいるので、彼女たちをみるために来た人が多かったみたいだ。
ACT SAIKYOには応援団がきていて、太鼓もありの、小規模ながら結構本気の応援が繰り広げられていた。
そして、いよいよ試合開始。バドミントンは全く素人の私だけど、レベルの高い選手のスポーツというのは、どんなスポーツでも面白さが伝わってくる。ワクワクしながら観戦していると、1試合目のダブルスでACT SAIKYOが1セットとったところで、場内アナウンス。

「只今より、男子の試合を開始します。」
同じプロリーグの試合なのに、男女で同時にするって、なんだか違和感あるなというのもあり、しかも、明らかに今回は女子がメインで男子がおまけのような扱い。ホームアンドアウエーというのはよくあるけれど、それとこれはちがうんでねーの?という気分になった。
女子の試合、応援が響き渡る中、隣のコートで淡々と始まった男子の試合。男子選手への応援はごく一部で、審判の声をはじめ、男子の試合に関する音はほとんどACT SAIKYO応援団の音にかき消されている。
10年前、横浜で開かれた世界卓球を見に行ったとき、二つのコートで、日本人選手の試合と、外国勢同士の試合が並んで行われ、1万人の観客のほとんどが、一つのコートしか見ておらず、隣のコートの選手が可哀想だなあと思ったのを思い出した。

そして、女子は、ダブルス、シングルスとACT SAIKYOが勝ち、あとは消化試合となった第2ダブルスだけだけど、世界1の福島/広田ペアが登場するとあって、これまた女子は盛り上がった。
実際、男子のシングルスは、ジュースになって接戦だし、こっちのほうが試合としては面白かったのだけど、女子の試合が終わると会場はとてもざわざわして、観客の3割は退場。そんな中でも繰り広げられる男子の試合。
バドミントンの試合というのを見たこと
がないので、他でもこんなもんなのかもしれないけれど、2コートで、優劣の扱いのある試合はプロとしてはやめた方がいいんでないのというのが、今回の一番の感想。



スポーツ観戦の冬

2019-01-21 23:00:20投稿

 先週から、全日本卓球選手権、全豪オープン、サッカーアジアカップと始まり、まさにスポーツの1月という感じで、毎日スポーツニュースから目が離せない。ほかにも大相撲初場所や、スキーのワールドカップも連日行われているし、あまり詳しくない競技でも結果はしっかりチェックしている。
これで、プロ野球がシーズン中だったら、どれ見ていいんだかわかんなくなってしまうので、冬でよかったなと思っている。

私としては、全日本卓球に関しては、個人的に知っている選手が出場していたので、ほかのスポーツイベントとは、全く別扱いで、実はこっそり大阪に観戦に行っていた。
この大会は、卓球の聖地といわれている東京体育館で毎年行われているんだけど、今年と来年は、オリンピックのための改装工事で使えず、特別に大阪で行われることになったのだ。東京に比べると近いので、応援しに行ってみようということで、観戦に行ったんだけど、私の席の近くに陣取っていた卓球好きのおばさんグループも、地元の人みたいで、今回は、大阪であるので、喜んでやってきたんだなと思える会話が聞こえてきた。基本的に、卓球の試合を見に行っている人たちは、卓球好きの人に決まっているので、これがまた卓球界の雑学に詳しいのだ。おばさんたちの会話をずっと聞いていた私は、時々、「いやいや、〇〇選手は、もう社会人よ」とか突っ込みを入れたくなったりもしたけれど、まあ、なんと色々と知ってるわねと思いつつ、ずっと関西弁のおしゃべりを聞かせていただいていた。さすがに、私よりも詳しい感じではなかったけれど・・・

全豪オープンについては、4大大会がいつもそうであるように、WOWOWでしか放送がないから、どうせ見れないよねと思っていたら、なんとNHKがサブチャンネルで放送していたため、仕事が終わったら見るしかないって感じになってしまった。テニスは試合が長いから、なかなか全部を生放送でみるのは厳しいけれど、まだまだ大坂&錦織選手が勝ち進んでいる間は、目が離せない。私の老いた母などは、「なおみちゃんはすごくいい子だから、勝ってほしい」と、あんたの孫なの?と聞き返したいくらいの勢いでテレビ観戦している。

サッカーについては、私の好きな中島翔哉選手が出ていないので、ちょっと寂しいけれど、これまた、勝手に「いけーっ!!」とテレビに叫ぶのがお決まり。「ヤバい、ヤバい」と日本が攻められてるときには、ドキドキ感も味わえる。

大阪の卓球おばさんにしても、私の母にしても、そして私自身も、好き勝手なことをいいながら、寒い冬に屋内でスポーツ観戦をするのが、よいストレス解消になるんではないかな。ま、応援している選手が勝ってくれないとストレスたまるのかもしれないけど・・・
 


いだてん

2019-01-13 23:44:18投稿

 今年の大河ドラマは「いだてん」

4年前の「花燃ゆ」の時は、山口が舞台だったので見たけれど、それ以外の大河ドラマを見たことはない。基本的に時代劇は好きでないし、歴史が苦手なので、興味がなかった。
それが、一昨年、2020東京オリンピックにむけて、2019年の大河ドラマが明治、大正、昭和のスポーツ史を描いたものになると知り、これは見なきゃなと思っていた。
そして、先週からスタートし、今日で2回目の放送。市民ランナーの一人として、100年前のマラソン選手の話は、とても面白く見ている。

今年に入って初めての放送で、BS番組「ランスマ」のゲストが、あの山中伸弥先生で、「いだてん」と「ランスマ」で、私のランニング熱が少しアップしているのは事実で、なんだかNHKにのせられている感もある今年の始まり。

5年前、私が大阪マラソンに出走したとき、同じレースに山中先生が参加されていて、レース中、先生を探してみたけれど、おみかけできず、残念だったことは私の中での小さな想い出。そのころ、ノーベル賞を受賞されたばかりで、結構マスコミにもとりあげられており、先生の趣味がマラソンということだけで、単純に親しみをもち、タイムも4時間台前半くらいということだったので、もしかしたら姿がみられるかもと期待していたのだ。そのレースで私は自己ベストを更新し、その後は、タイムを追いかけるのに疲れて、速く走ることに興味はなくなったけれど、今回の「ランスマ」で、山中先生が、その後、どんどん自己ベストを更新されていることを知り、びっくり。今や3時間半をきって、あの別大マラソンにも出走されているとのことで、市民ランナーとしては、めっちゃ速いランナーになられていたのだ。とてもお忙しい中、月200km以上走り、今は300kmをめざしているとのことで、研究者らしく、ストイックなんだなと思わざるを得なかった。

山中先生がすごい人であることはもちろんだけど、「いだてん」の主人公、金栗四三氏は、オリンピックに初めて出場した日本人ということだけでなく、健康のためのランニングというものにも注目され、後年は、市民マラソンにも尽力をつくされたということなので、これまた本当にすごい人だったのだと思う。

これからの1年、毎週の放送を楽しみながら、わたしなりに、ランニングを楽しく、そしてもうちょっとだけ速く走れるように、続けていきたいなと考えている。


仕事始め

2019-01-04 23:54:36投稿

 新年あけましておめでとうございます

今日は仕事はじめ。といっても、今日一日の診療、普段とあまり変わりなく始まって終わった。新年早々、患者さんにたくさん来ていただいて、感謝するしかない。今年も無事に過ごせるよう祈るばかり。

年末年始は、息子が帰省したり、買い物をしたりと、特別なことはなかったけれど、昨年と同様、家族が寝静まる中、知人と初日の出を拝みに行った。あまりいい天気ではなかったけれど、私たちを祝ってくれるかのように、日が昇る前後10分くらいは、雲が切れていて、美しい朝日を拝むことができた。

標高300m程度の山からの眺めではあっても、特別にきれいだと感じるのは、寒さと歳のせい?やはり平成最後の初日の出だからだと思おう。
今年の正月は、何かにつけ、平成最後の・・・というまくら言葉がメディアにあふれているけれど、天皇陛下の最後の一般参賀は、やはりじんとくるものがあった。色んな意味で特別な一年、平和に無事に過ぎてほしい。

個人的には、年末年始の1週間、1日の平均歩数は9300歩。カロリー消費を心がけたけれど、いかんせん摂取量が多くなるのはいたしかたなく、プラスマイナスはわずかにプラス。今年1年、できれば、フルマラソン1回以上走ること、体重1㎏、体脂肪率5%ダウンで、体年齢をマイナス1歳で1年を終えることを目標としたい。実年齢は100%1歳アップなんだけど。

本年もよろしくお願いいたします。


ムーヴバンド3

2018-12-30 20:39:14投稿

 スマホアプリで、歩数を計測するようになって一か月。
アプリの中でいろいろ調べていると、「ムーヴバンド3」というドコモの商品で、アプリと連携して、活動量を測るウエアラブルデバイスのリストバンド型というのがあるとわかり、衝動買いをしてしまった。24時間腕時計のように腕につけておくだけで、睡眠や運動量を測ってカロリー消費量がわかるというもの。
使い始めて2週間になるけれど、寝ている時も含め、24時間腕にしておかないと意味がないので、相当邪魔になる。当たり前のことなので、あまり考えずに買ってしまったことを後悔しているのだが、結構な出費だったので、少なくとも3か月くらいはがんばって装着しておこうと、今のところ、入浴時以外は腕につけている。時計機能もあるけれど、ボタンを押さないと時計としての表示はされないし、4日に1回は充電をしないといけないので、あまりお勧めの代物ではない…
そうはいうものの、使ってみて、なかなか面白い発見もある。一番知りたかったのは、睡眠についてだ。いわゆるREM睡眠とnonREM睡眠というのがあることは知ってはいるけれど、実際自分の眠りがどうなのかということを客観的に知ることは難しい。夜中に小さな物音でも目が覚めることが多い自分としては、眠りが浅いほうだと思っているのだけれど、15年間お産で夜中に起こされる仕事をしていたため、職業病かなと勝手に決め込んでいた。
寝つきはいいけれど、すぐ目が覚める。睡眠時間は自分の理想とする7時間を確保できる日はほとんどない。そして昼間にすぐ眠くなる。こういう自分の睡眠って、どうなん?とかなり以前から思っていたところ、この2週間のムーヴバンド3のデータから、何となくパターンがわかるようになってきた。
腕につけているだけで、どうやって睡眠と覚醒をこの小さな機械が判断しているのか、メカ音痴の自分は知る由もないのだけれど、ムーヴバンド3からスマホに送信されたデータのグラフをみると、ほぼ睡眠時間については、自分の寝た時刻と起きた時刻が正確に反映されている。そしてそのグラフは浅い睡眠と深い睡眠に色分けされていて、数時間ごとに色が変化し、平均的には深い睡眠3割~4割。あとは浅い睡眠。深い睡眠は、長くて1時間くらいしか持続せず、それも、大体寝始めのときだけで、その後は、ほぼ20分以内の細切れの深い睡眠が時々やってくる感じ。自覚している通り、眠りが浅いのだ。ただ、こういった睡眠のパターンが果たして一般的な健康人のパターンなのか、病的なのかそこのところは誰も判断してくれない。

睡眠以外では、運動量の計測がメイン。歩数だけでなく、走っているのか、歩いているのかも判定してくれるし、移動距離が表示され、もちろん消費カロリーも計算。ただ、脈拍、体温が表示されるわけではなく、ましてや、呼吸数もわからず、単に振動だけで計測しているのではないかと思うので、どこまで信頼できるものかはやや疑問。

今のところ、それなりに運動すると、「よく頑張りました!」と一応褒めてくれるので、それも少し励みにしつつ、もう少し自分のデータをためて、健康管理の参考にしていくつもり。ただ、いくらカロリー消費しても、摂取カロリーがコントロールされてなければ、意味ないんだけど…
う~ん、年末年始、食べすぎないようにせねば!!


不思議な1日

2018-12-24 19:04:17投稿

 クリスマス休暇、兵庫県のたつの市と相生市に、親戚の法要があって出かけてきた。
相生は嫁ぎ先の本籍地でもあるので、何度か行ったことがあるけれど、その隣のたつの市というのは初めて。
特に何か有名な特産物があるわけでもなく、産業が盛んでもない、田舎街だということだったので、何かの期待をしたつもりはないけれど、ただ、初めての場所なので、どんなところなのかなという少しワクワクした気分がなかったといえばウソになる。

相生は、新幹線の駅があるけれど、「こだま」しかとまらない。
岡山駅でのぞみをおり、こだまにのりかえるため、ホームで待っていると、そこには、キティちゃんで全身をラッピングされたピンクの新幹線が。なにこれ?と思っていると、その車両こそが、のりかえるべきこだま号だった。
こんな新幹線があるんだ・・・と少し照れくさいような感覚で中に乗り込むと、壁から、座席から、ドアにいたるまで、あちこちキティちゃんだらけ。JRもよくやるねぇ。小さい女の子はよろこぶのかなぁと思いながら、席に着く。動き始めて車内をながめつつ、岡山から一駅なので、まあ、キティちゃんでも悪かないかと思っていると、歳のころは50代後半かなと思われる二人組のおばさんたちが、カメラを持って、通路を歩いてきた。そして、車内のキティちゃんマークを見つけるとカシャカシャとシャッターを切ったのだ。よくみると、持っているかばんもキティちゃん。私は何のことかわからなかったけれど、連れ合いによると、あーゆーキティちゃんオタクのおばさんというのは、結構いるらしいとのこと。はあ?キティちゃんおばさん?わざわざ新幹線に乗って、席につくでもなく、全車両の写真を撮って帰るのが目的らしい。世の中、色んな人がいるもんですねぇ。
ちなみに、ハローキティ新幹線について、あとで調べてみると、JR西日本が地域活性化のために期間限定で走らせているこだま号で、結構夏には話題になっていたらしい。

一駅は、あっという間にすぎ、キティちゃんとお別れして、相生駅に着いた。そこからは、親戚の車で、たつの市へ。相生駅から北東方面に数キロ進んだとところが、目的地。全く初めての場所なんだけど、車窓から見える景色になんだか見覚えがある感じ。決して、過去に来たことがあるはずもないのだが、単に、山があって、田畑が続き、所々に家があってという田舎道のため、山口県に長く住んでいて、あまりにもなじみのある風景なのだ。防府周辺で言えば、徳地のあたりとほぼ同じような感じなかぁ。
たつの市のお寺で法要が済んだあとは、食事のため、バスで、新舞子というところに移動。舞子って神戸市だけど…と思っていたら、たつの市が合併する前の兵庫県揖保郡の御津町新舞子という場所らしい。これまた、信号がほとんどない、見慣れたような道をガタゴトと進み、瀬戸内海の見えるところまでたどり着いた。夏は海水浴ができる場所とのこと。う~ん、兵庫県も姫路よりも西は、田舎なんだなぁ。

なんだか今回の旅は、変わったおばさんと初めてなのにみなれた景色を味わうという一日となった。普段、学会などで都会に出かけることばかりの自分としては、新山口駅に帰ってくると、いつもは、田舎にかえってきたなあと感じるのに、今回は、なんだかちょっぴり都会に帰ってきたぞという気分になった不思議な日だった。


萩城下町マラソン

2018-12-17 23:11:13投稿

 昨日、8年連続8回目となる萩城下町マラソンに参加した。
8回目ともなると、私にとっては年中行事みたいなもの。それでも、今回は、冷たい雨がふる予報だったので、前日まで、やっぱやめとこうかなーと迷ってばかり。
ハーフマラソンのレースとしては、今の私にとっては、記録を狙うわけでもなく、普段の練習では、なかなか20㎞以上を走ることはないので、たまには長距離を走って、走力をそれなりに保っておかなきゃというのが、主な目的。自分なりのペースで後半、失速せずに、楽しくゴールできればOK
前日の夜にスマホで調べてみた萩の天気予報の雨マークが、15時からになっていたのを確認したあと、出走をきめて、当日朝、ぎりぎりの時間に出発。

毎年のことなので、あまり、大会要項とかも見ずに、会場についてみると、スタジアムの前に人だかり。
「まだレース開始まで1時間以上あるのに、なんで?」
何となく人だかりのほうに近づくと、今から開会式とのこと。8回目にして、初めて開会式にでてみるかとそこらへんに立っていると、萩市長の開会の挨拶からスタート。
なんと今回は、ゲストランナーとしてあの高橋尚子さんが来ているとのことで、開会式で彼女の姿が見られるとのことで、これだけ人が多いのだということが判明。市長さんの挨拶によると、開会式参加者が例年の5倍くらいとのこと。
まあ、普通、寒いのに、開会式にはでないよねぇ。私も8回目にして初めてだし・・・
そして、大会会長の挨拶の次に、高橋尚子さんの挨拶。人の頭の隙間からちらっと彼女の顔がみえて、テレビの顔と一緒だなというのが、感想。

その後、途中で雨が降るのはほぼ確実だったので、用意したゴアテックスのキャップをかぶり、ビニールポンチョをポケットに入れて、スタートラインに立った。
レースは、自分としては、16㎞位までは無理せずいって、最後、余力があったら、残り5㎞をペースアップしようという作戦。特別な練習はしていなかったけれど、1か月前にフルマラソンで走ったペースならまあいけるでしょ、という感じで走り始めた。そして、10㎞過ぎくらいから、雨が降り出し、ビニールポンチョをかぶった。予定通り16㎞までいって、それほどきつくはなかったので、あとは、1kmあたり20秒くらいペースをあげて、結構、前の人たちを抜いて、スタジアムのふもとまでたどり着いた。さあ、最後の坂をのぼったら、ゴール.だ、雨のなか駆けあがるぞ!と気合をいれたとき、目の前にいたのは、高橋尚子さん。降りしきる雨の中、傘もささず、選手全員とハイタッチしますという約束通り、声をかけてくださった。
幸いにも、その瞬間、私の前後数メートル以内には、走っている選手がいなかったので、しっかり手をタッチして、高橋さんも私にむけて、「がんばってください」と言ってくださり、私も「ありがとうございます」ということができた。
寒い冬なのに、ずぶぬれなって2時間近く選手に声をかけてくださった高橋さん。世界のトップに立った人はすごいなとゴールしながら感激。
今回、8回目のレースであまり乗り気もなく参加した、雨中の大会だったけれど、高橋尚子さんに会えたので、ホント、行ってよかったと思う。
 


Tリーグ

2018-12-09 23:06:21投稿

 今年開幕した、日本のプロ卓球リーグ、Tリーグ。
開幕してからとにかく観に行きたいと思っていて、ようやく、今週末、それが実現した。
試合の多くは、関東なので、なかなかすぐにはいけないけれど、岡山リベッツのホームゲームであれば、岡山で観られるので、今回行ってきた。
岡山リベッツには、オリンピック団体銀メダリストの、吉村真晴選手の弟、吉村和弘選手がいる。兄と同様、中学時代から野田学園のエースとして、その活躍をみてきたので、是非、和弘君の活躍を見たいと思っていた。ちなみに、兄の方も、埼玉のチームに所属していて、リーグ戦での兄弟対決が見られる可能性もあるが、今回は別のチームとの対戦。
その対戦相手というのが、木下マイスター東京という、張本智和、水谷隼選手を擁する現在リーグ1位の最強チーム。人気選手が見れるというこもあり、今回の試合、岡山武道館は前売りで全席完売で、とても盛り上がっていた。
私が買ったチケットは、一番コートに近いアリーナ席でなんと1万円。きっといい席に違いないと思って行ったのだけど・・・

はっきり言って、近すぎて、見えなかった。
主審の真後ろというまさかの席で、選手の顔はよく見えるけど、席の高さが、卓球台と同じなので、コートがほとんど見えず、ピン球の動きも、高さは見えても、コースは見えず。そのうえ、すぐ横にテレビのカメラマンとスタッフがいて、視界を邪魔してくれるというおまけつき。
今度、行くときは、コートサイド席はやめるべきというのが、今回の反省点。

試合前には、地元の双子デュオの熱唱があって、それなりに盛り上がっていたけれど、観客の多くは、リベッツの応援というよりは、トップ選手の試合を近くで観たいという卓球好きの人たちと思われ、応援合戦などは、今一つだった。

試合は、リベッツ1-3で敗戦。内容的には、和弘君が、あっさり負けて、一番つまらない試合になったのが、ちょっと残念だったけど、その他の試合は、結構接戦で、いいラリーも多かったので、岡山に行ったかいはあったかな。

また、機会があれば、行こうと思っているけれど、なにより、よく見える席のゲットが大事。


クリスマス飾りに思う

2018-12-03 12:27:51投稿

寒くない師走が始まった。

毎年、11月最後か12月初めの週末に、自宅の外構にクリスマスの飾りをしているのだが、今年も例年通りに飾りつけをした。
毎年、寒い中、手がかじかんでつらい思いをして飾るのに、今年は、それがまったくなく、自宅を建てて、16回目の冬にして、一番暖かかった気がする。

イルミネージョンの種類も、16年もたつと少しずつかわり、2つは16年間同じもの。あとは、電球がきれて、使えなくなって処分し、新しいものに変えてきた。もう、ふやすのはよそうと思っていたので、一番たくさん飾っていたころに比べると半分くらいかなと思うけど、結局、去年また新しいのを買ってしまっている。
クリニックのほうは、グリーンのレンタルでお世話になっている園芸店で、毎年生きたモミの木を借り、飾りつけはスタッフがしてくれている。ガラスにも飾りつけをし、気分だけでも、患者さんの癒しになればと思って12年間続けてきた。

クリニックは閉院するまでは、飾っていくつもりだけど、自宅はいつまで飾るんだろうと、毎年思いながら続けている。数年前に、もうやめようと思ったんだけど、最近は、こうして、毎年同じことを続けられること自体が、平和というか平穏無事でありがたいことだと思うようになり、(歳とって悟りをひらいた?)寒い冬、健康でいられることに感謝する行事と考えることにした。

12月としては異常な暖かさ、地球温暖化がすすみ、100年後の地球はどうなっているんだろう。今と同じように、寒い冬を毎年迎え、変わらないことに感謝する次世代であってほしいと思う。


ヘルスケア

2018-11-25 23:25:18投稿

 スマホを機種変更してから1か月。
古いほうのスマホで使っていたアプリの機種変更手続き(全部じゃないけど)をすませて、やっと普通に使えるようになってきた感じ。買い換えた当初から色々入っていた聞いたこともないアプリを削除していいのやらどうやらわかんないけど、「えーい、こんなもんはいらん!!」と次々アンインストールしてだいぶすっきりした。
その初めから入っていたアプリのひとつ、dヘルスケアというドコモが勝手につくったアプリは、要するに万歩計で、登録すると、勝手に歩数を数えてくれる。無料の機能としては、距離やスピードは出ず、ランニングでペースを測るのはできないようなので、使えんなと思っていたけれど、とりあえず、しばらく歩数はチェックしてみることにした。基本的にはポケットに入れておけば、その振動をキャッチして”歩いた”と認識してくれるらしい。いろいろ試したところ、歩いても走っても一歩は一歩のようで、自転車に乗ると、ひとこぎを一歩と数えてくれるようだ。
以前のガラケーの時も、この万歩計の機能は使ったことがあって、その時は、それをオンにすると、あまりのスピードで充電が減っていくので、すぐにやめた。
しかし、今度のは、新しいだけあって、少々では充電は減らないので、歩数を毎日チェック。これまで、診療中は、スマホは引き出しの中にしまっていたけれど、2週間前からは、仕事中も、歩数のために、音がならないようにしてポケットに入れている。
そこで、わかったことは、普段の仕事だけだと、1日1000歩くらいしか歩かないということ。患者さんをひとり診察する間に、平均20歩も動かないということだ。診察室、内診室の距離しか移動しないデスクワークなんだな、私の仕事って。
このアプリは、もう一つ、毎日体重を測って記録せよということになっている。もともと、毎日体重は測っているので、これも、しばらく続けてみることに。目標体重を入力して、あと何キロとかそういうダイエットアプリではないようなので、あまり意味はないけど、とりあえず、入力すると、今日のミッションクリアとなる。このミッションクリアの意味がよくわからないまま過ごしていたところ、どうやら、ミッションクリアするとポイントがもらえる抽選権が与えられることが判明。その抽選というのは、スマホの画面で、スワイプするとくるくる回るやつから色のついた玉が出てきて、ポイントゲットという代物。1回抽選すると、0~30ポイント(1ポイント1円相当)ということで、はずれもありということ。いまのところ、多いのは1~2ポイントで、0ポイントも結構あり、一度だけ8ポイントというのがあった。そして、万歩計のほうは、毎日、アプリが勝手に決めた歩数をこえれば、初めてミッションクリアとなる。
自宅とクリニックの往復のみの日は、2000歩が精一杯で、とてもミッションクリアとはならない。休みの日や、ジョギングをした日は、5000歩以上は必ず歩いていることも判明。そして、どんなに歩いても、あくまでもその日のミッションを超えていれば抽選が1回できるというだけで、はずれもあり。
これまで、ほとんどの日のミッションは6000歩。時に4000歩になったり、8000歩になったり。歩けば歩くほどポイントが稼げるわけでもないけれど、よーし今日もクリアするぞという気になるのは悲しい性。
先週木曜日から、学会で大阪に行ってきたが、まあ、都会に行くと、歩く歩く。田舎モンは、ドアtoドアで車の生活だけど、梅田駅はとても広くて歩数を稼ぎまくり。結局、この4日間、毎日10000歩越え。でもでも、美味しいものをいっぱい食べて、体重は微増。
ヘルスケアアプリ。いつまで続くやら。


母校の後輩たちへの思い

2018-11-15 23:45:04投稿

 ひょんなことから、母校の大学で、女子医学生と女性医師の交流会に招かれ、講演する機会をいただき、今日山大医学部に出かけてきた。
おりもおり、医学部入試の女子差別の問題が話題になっている今日このごろ、女性医師に限らず、働き方改革が叫ばれる時代に、今まで私が医者として、母として、歩んできた道のりを、学生さんたちの前で話させてもらった。
実際、私が医者になったころは、女子医学生は2割もいなかったし(ちなみに同級生120人中女子21人)産婦人科女性医師は1割もいなかったので、自分自身には、ロールモデルとなる先輩はおらず、出産後の仕事復帰のときには、ただただ毎日を駆け抜けていた気がする。というより、睡眠以外の時間は、目の前の医者の仕事という労働と家事育児という家庭内労働だけですぎていったたために、実際に何をしていたのか記憶に残っていないのだ。もっと昔の楽しかった学生時代のことはよく覚えているのに、である。
最近読んだ、話題のベストセラー、「老人の取扱説明書」(平松類 著 SB新書)という本に、高齢になると、昔のことは覚えているのに、最近のことは覚えていないということがよくあるけれど、人間が覚えていることは、結局、楽しかったこと、うれしかったことが多く、ネガティブな昔のことは忘れやすいと書いてあった。
幼い息子二人を育てながら、当直、時間外免除などなくフルタイムでお産ばかりみていたその当時について、とにかく、あのころは、大変だったなとは思うけれど、具体的なことを覚えていないのは、まさにこのことなんだと思い知らされた。仕事を辞めることを考えたことがないというとウソになるけれど、ただひたすら仕事をこなしていたら、そのうち子供も育ち、なるようになったとしかいいようがないのだ。
ワークライフバランスという言葉も最近だし、過労死を防ぐための法案までつくられる今の時代だけれど、色んな仕事をしているすべての国民が同じような考えを持たない限り、ガラスの天井が突き破られることはないと思っている。個人的には、全国民の仕事時間を6時間と決めれば、平和になるのになと思っている。6時間を超えて働いてもいけないし、仕事を6時間もしないのもいけない。働かざる者食うべからずなので、必ず報酬のある労働につく必要があり、専業主婦はなし。逆に、家事などの無報酬の労働をすべて人に任せるのもアウト。当然、自分の子供は自分で育てる。父、母問わず。
そんな夢のような社会が実現することはないと思うけれど、ともあれ、後輩医学部女子学生には、ワークライフバランスのとれた実りある人生を過ごしてほしい。


下関海響マラソン

2018-11-04 21:12:54投稿

 今日、第11回下関海響マラソンに参加してきた。
4年前にこの大会でフルマラソンを完走後、外反母趾が少しずつひどくなっているので、もう、フルを走るのはこれで最後にしようと思っていたのだが、その後2年たち、右手の骨折などもあり、フルを完走できる間は、頑張ろうかなという気持ちに。そして2年半ぶりに参加した一昨年の徳島マラソン、昨年の岡山マラソンと、年に1回、フルマラソンのレースに出ている。
今回は、前日に学会参加して、名古屋から下関まで移動というハードスケジュールの中だったので、当然、記録を狙っていたわけでもなく、自分の実力を考えて、まず第1の目標は、歩かず完走。次の目標として、タイムは、とりあえず5時間を切ること、できれば4時間44分44秒がいいなと思っていた。実際、これまでの経験から、タイムが良くなくても、最後まで失速せず、笑顔でゴールできることが何より大事と考え、スタートラインに立った。
とはいえ、前日に、カープが日本シリーズで負けてしまい、トーンダウンだし、たのみのGPS時計は、充電が利かなくなっていて、いつまでもつかわかんないしで、不安要素てんこ盛り。
10㎞までは、ほぼ予定通りで苦もなく走れたけれど、15㎞過ぎから少しずつきつくなり、20㎞地点で、すでに脚のいろんなところに痛みがあったので、「まだ半分もきてないのに、こんなんじゃとてもダメだ」と思っていた。そんなペースが落ちそうになる中、やたらとカープのユニフォーム姿で走る人が多く、背番号をみるたびに、笑顔になり、折り返し地点を戻ってくるランニング仲間の速いメンバーとすれ違うたびに、勇気をもらい、28㎞位から逆に足どりが軽くなってきた。
30㎞地点の名物菊川そうめんを食べた後は、何となく、「脚は痛いけど、今日はいけるんでねーの?」という気持ちになっていた。予想通り充電がなくなり、時計を気にすることもなく、とにかくマイペースで、前を走る人を、次々と抜いていった。
海響マラソンのコースは前半はほぼフラットだけど、後半は結構アップダウンが何度もある誰もが認める難コース。しかも今回はこの時期としては、異常と言えるほど暑かったので、25㎞位からペースが落ちる人ばかり。私としては、上り坂が苦ではない(下りは大嫌い)ので、上りになると、歩いている人たちをどんどん抜いて、気分爽快。あとで記録をみると、前半と後半のペースはまったくイーブンで行けていた。
4年前は、35㎞位から大失速したけれど、今回は足の裏、足首、膝にも痛みはあり、ふくらはぎが時々ぴきぴきしたものの、最後の給水で、脚がつるときに速効の、芍薬甘草湯を飲んだおかげか、何とかつらずに失速せず、走りぬくことができた。40㎞地点で、高校生とハイタッチをしてから、元気を絞り出してスピードアップし、ラスト50mをスパートしてゴール。タイムは目標の4時間44分台で大満足。

海響マラソン、走ったどー!!


機種変更

2018-10-29 23:31:17投稿

スマホデビューから3年。
今や、ガラケーを持っていると、驚かれる時代になり、自分もすっかりスマホなしの生活ができなくなっている。もともとガラケーのときから、おさいふケータイを利用しているけど、どんどんその種類は増えている。さらに、セキュリティ強化のためと、ネットバンキングでは、PCとスマホの双方で操作するようになっており、スマホに登録した情報の数は相当なもので、もし、紛失してしまったら、財布や金庫をなくすよりも大変じゃないかと思っている。

そんな私のスマホ第1号も、ここ数か月の間に、充電能力が著しく低下。休みの日などは、1日3回充電するという不便な状態になっており、突然停止して再起動するなど、トラブル続きで生活の中でストレスになっていた。
この週末、再起動しても、うまくいかず、全く予定していなかったことだけど、3年たつんだし、もういいやと、突然機種変更することにした。

混雑は、予想していたけれど、ドコモショップを訪れると、まず、窓口の順番とりから始まり、新しいスマホの画面のコーティングをしてもらうまでに二度帰宅して、再訪。あしかけ4時間かけて新しいスマホをゲットとなった。

さあ、新しいスマホでいろいろ設定しましょうと始めたところ、とんでもなく大変なことが判明。電話帳などは、前機種からコピーはすぐできるけれど、おさいふケータイやいろんなアプリの会員登録など、すべて「機種変更の手続き」が必要。都会に行くと、搭乗口、改札、自販機をはじめ、ほぼすべての買い物を、スマホをかざすだけですませている私としては、この便利さからぬけられなくなっているけれど、機種変更って、どんだけー不便なん!!!
さらに、給与支払いをはじめ、クリニックの経費のほぼすべてをネットバンキングで行っているのだが、これがまた大変。銀行のセキュリティーはかなり厳しく、2年前からは、手続きの際、ワンタイムパスワードというのをつかっていて、PCでの操作をしながら、スマホに30秒間だけ表示されるパスワードを入力するのが普通になっている。これまた、この登録したスマホを機種変更するには、なんと、書類を持って、銀行窓口に行く必要があるとのこと。どーゆーこと!!

いろいろできる手続きをするにしても、結局古い方のスマホにもどって、機種変更の手続きをしなければできないことも多く、そのたびに、パスワードの入力が必要になってくる。
スマホに限らず、通販サイトやありとあらゆるネット関係のやりとりにはパスワードがいるけれど、まあフィッシング詐欺など、パスワードは定期的に変更しろとか、何でも同じパスワードにすると危ないとかいわれていて、パスワードの管理も大変なご時世。自分としては、パスワードとしては、たぶん100種類くらいのサイトその他で10種類くらいは使い分けているけれど、そうそう覚えられるもんではない。
機種変更の手続きをしていると、このパスワードを入力する画面が頻出。一応、自分で管理しているパスワードの一覧表に記録している番号ならいいんだけど、4桁の数字はほぼ記録していない。そして、ドコモの場合、セキュリティの最後はネットワーク暗証番号というのにたどり着き、この番号がわからなくなってしまうとロックがかかってすべてはそこでストップ。
今度はその「ネットワーク暗証番号を忘れてしまったとき」というページをみてみると、お近くのドコモショップにお出かけくださいとある。

あーあ、銀行にも行き、ドコモショップにもいかないと、手続きができないなんて・・・
いつになったら、新しいスマホが便利に使えるの?
もう、嫌だ!
機種変更のために、何時間費やしていると思うの?

便利を使いこなすということが、いかに不便かということを思い知らされている。


3度目の正直

2018-10-21 23:49:29投稿

 10月第3日曜日の今日、日本全国秋晴れの1日だった。
天気予報によると、これだけ日本中どこに行ってもいい天気の日曜日はめったにあるものではないという。
そんな、スポーツの秋の日、日本シリーズのカープの相手が、ソフトバンクと決まった。
山口をはさんで、広島と福岡での頂上決戦。これは、応援に行かねば!!
といっても、仕事はあるし、チケットがとれるわけもなく、テレビ観戦で、少しでも、長く楽しみたいなと思っている。
カープの日本一は、最後が34年前とのことで、私が山口県民になった年。
セリーグで初優勝した時は、小学生で、広島の街中が大騒ぎだったし、子どもながらに、必死で応援していたので、覚えているんだけど、山口県民となってからは、野球中継もないし、周りにカープファンもいないしで、いつどのチームが優勝したのかも、知らないし、興味もない日々を過ごしてきた。

7年前からケーブルテレビで全試合の中継をみられるようになってから、何となくカープを応援するようになっただけで、そこらへんのにわかカープ女子と大差ない私。
それでも、やっぱり、勝てばうれしいし、負ければつまらない。
毎日観ていると、自然に選手の顔と名前を覚えるし、応援も気持ちが入ってくる。
34年前のことは覚えていないけれど、とにかく34年ぶりの日本一をとってもらわねば。

3年連続リーグ制覇して、緒方監督も3度目の正直で、短期決戦の戦い方がわかってきたと思うし、主力の調子も上々(と思う)なんだから、とにかく、頑張って勝ってくれなくては困るのだ!新井さんの最後に花を持たせてあげてほしい。

ホント、ファンは勝手な事ばかり言うものです。


しまなみ海道

2018-10-14 22:01:24投稿

この週末、2回目となるしまなみ海道にサイクリングに行ってきた。
前回は、数年前にサイクリング大会で1日で海道の往復110㎞を走ったのだけれど、私の自転車走力では、制限時間内に何とか帰ってくるので精一杯で、景色を楽しんだり、周囲の観光名所を訪れたりなどできるわけもなく、おまけに風が台風並みに強い瞬間もあって、つらい思い出になっている。

しまなみ海道と言えば、サイクリストの聖地といわれていて、国内だけでなく、海外からもサイクリングを楽しみにやってくる人が年々増えている。海道沿いの自治体も、自転車客を呼び込もうと、あの手この手で、自転車が走りやすい環境、設備を整えていて、実際、何度も訪れているリピーターサイクリストもかなりいるようだ。本州側の出発地となる尾道には、レンタサイクルの数が半端なく、今回私たちの1泊2日の行程の途中、数えきれないレンタサイクルに乗った人たちを見た。島ごとに自転車乗り捨ても可能のようだし、ママちゃりあり、電動あり、クロスバイク、ロードバイクも当然あり、色んなサイクリングが楽しめるようになっている。


今回、私の旅は、自転車仲間との輪行で、三原まで新幹線、三原から尾道まで在来線にのり、尾道駅で、袋詰めした自転車を組み立てて、海道をわたり、四国本土の今治まで行くのが1日目。2日目は、今治から、瀬戸田までサイクリングし、そこから船に乗って三原まで帰るという気ままな自転車旅。途中、景色を眺めたり、名産品を食べたりなど、ちんたら漕いでの旅ではあったものの、結局、1日目は、78㎞、2日目は50㎞をロードバイクで走ったので、それなりの運動にはなったと思う。
なんせ、この週末は、お天気に恵まれたのが何よりで、本当にサイクリング日和の2日間を過ごすことができた。島々をつなぐ、橋の前後は、平均傾斜3%という自転車用の坂道でつながれていて、負荷もまあまああるけれど、大会ではないので、自分なりのスピードで坂を上っていけたので、苦しくはなかった。坂を上った後に眺める橋からの景色は、空の青と、海の青のコントラストが最高で、風も心地よく、本当にいい天気で爽快だった。私って、日頃の行いがいいから、こんなにいいお天気に恵まれたんだわと、自分のおかげでよかったことにして、満足の旅は終了。

天気さえよければ、景色、ルートすべて三ツ星のこんなサイクリングロードは、世界中を探してもなかなかないんだろうなと思う。


輪行

2018-09-30 22:38:51投稿

 日本列島が台風24号の直撃にあった日曜日。
もともと予定がなかった私は、天気が良ければランニングするつもりでいたけれど、さすがに外に出る気にならず、久々に休日丸1日を自宅で過ごした。
特別に何をやると決めていなかったので、読書とテレビスポーツ観戦がメインの日になったのだけれど、夕方になって、この貴重な時間を輪行の練習をしておかなければ!と思い出し、玄関へ。
輪行と聞いて、何のことかがわかる人は、それほどいないような気がするけれど、要するに、輪っか(輪)をもって行く(行)ということで、輪とは自転車。行とは旅行のことだ。

この秋、自転車仲間数人と、新幹線とフェリーを乗り継ぐ輪行を計画している。
乗り物に乗っていないルートはすべて、ロードバイクでの移動の予定だ。そのためには、駅での移動は、自転車を分解して、持ち歩かなければならず、自転車としては軽いロードバイクとはいえ、持って歩くには超重たい荷物になる。
その持ち歩きに必要なのが、輪行バッグ。自転車袋だ。この輪行袋に自転車をうまく詰め込んで、肩にかけて歩くんだけど、最後にこのバッグ詰めをしてから、2年半になるので、全く、やり方を忘れている。まあ、大したことはないんだけれど、手際よく詰め込んだり、組み立てたりするには、要するに慣れが必要で、何回もやってる人だと10分もかからない。
まず、2年半前には、やったことがあるんだから、思い出せるさと考え、ロードバイクを置いている玄関に行き、輪行袋を広げた。はてさて、まず、前輪を外して・・・それから、自転車をひっくり返して・・・
とそこまでしてから、記憶をたどることを残念。
スマホを取り出し、You Tubeで検索。”輪行”と入力する・・・
輪行袋の使い方。
完璧な輪行のやり方。
輪行袋への簡単収納のコツ!  etc etc…
いくつかピックアップして動画をみていると、何となく、方法を思い出してくる。動画の多くは、自転車好きの人が、説明しながらロードバイクを分解して袋に詰めている姿を映しているんだけど、人によって、細かい点が違っているので、できるだけ、いいとこどりをして、完璧なヤツで仕上げようとできもしないのに考える。3つくらいの動画をざっとみたあと、いざ、自分の自転車の分解に取り掛かる。
と、その前に、もう少し、自転車をきれいに磨いてからやったほうがいいよな、と、チェーンクリーナーで掃除を始めた私。スプロケットも一枚一枚汚れをとって・・・
そんなこんなで、なんと、玄関で過ごしたのは3時間。自転車好きでない人にはあきれられると思うけど、台風のおかげで、マイバイクは、ぴかぴかになり、一応、袋詰めの練習もできて、自分としてはとても満足。

あとは、輪行当日の好天を祈るだけ。
でも、仲間に迷惑をかけそうなので、次の休みには、もう1回、袋詰めの練習をしておこう。それから、タイヤ交換の練習もしなきゃね。
 


ゆめ花博

2018-09-24 22:07:43投稿

 山口きらら博記念公園で開催中の、山口ゆめ花博に行ってきた。

きらら博が2001年だったので、なんと、もう、あれから17年もたっているんだと思いつつ、会場へ。
連休中だったので、きっと混雑しているだろうと予想していったけれど、渋滞もほとんどなく、たどり着いたので、ほっと一安心。
けれど、会場内は、人が多く、こちらは予想通り、飲み食いはまともにできず。
広い会場は、ゾーンで区切られていて、飲食できるところが限られているせいもあり、店も少なく、ちょっとこれはね・・・という感じ。基本は、花博なので、花を見るのが目的だから、いわゆるお祭りと思って行った人には今一つかもと思われた。

子どもが喜ぶ、長いブランコや、竹のコースターは、早々と整理券がなくなり、結局、開門と同時に並んだ人だけしか無理だったみたい。そういえば、17年前のきらら博の時は、我が家の幼い息子のために、アユのつかみ取りの整理券もらうのに、ダッシュしたなあ。まあ、これは、良い思い出。
今、流行りのスポーツ、クライミングが体験できるコーナーも、かなり子供たちが並んでいたけれど、きらら博の時にできた、常設のクライミングコーナーも、まだ、公園内に残っており、幼い時に、色んなスポーツを体験するのは、いいことだなと、しばし、眺めていた私。
庭のゾーンでは、全国都市緑化フェアに出品された、色々な形の庭が展示してあり、クリニックや我が家のグリーンをお世話してもらっている園芸店の作品もあり、見ていてあきなかった。わが母校、山口大学医学部がかかわった、健康の庭は、結構広くスペースがとってあり、病院の紹介もしてあって、隅々をチェック。
夜間、ライトアップされたらきれいだろうなと思える展示も多く、入場パスポートを持っている私としては、また後日、暗くなってから来ることにするつもり。

肝心かなめの花を見なきゃいけないんだけど、花の名前もよく知らない自分としては、これまた、後日、もっと人の少ない日に、いいカメラを持って来ることにしたほうがよさそうだ。花のガイドツアーも出ているようだから、花の名前を知るチャンスかも。

てな感じで、今回は、人が多いのもあって、一通り、会場をざっと回ってみるだけで終了。11月の初めまで、あと2回くらいは行くつもりにしている。


道路工事

2018-09-16 23:04:14投稿

 当院は、2階建てのビルの一室にあり、2階の東側を借りている。
私が1日のほとんどを過ごしている診察室は、東の端にあり、水道の蛇口が東の窓際にある。患者さんの体に直接触れる仕事なので、1日に20回以上は手を洗うため、水を流すわずかな時間、窓の外を眺めては、その日の天気や道行く人々の様子を見るのが、瞬間癒しとなっている。
同じことを12年も続けていて、それほど窓の外に何かあるわけではないけれど、そうは言っても、日々、いろいろちょっとした変化はあるものだ。
狭い道路をはさんだ、クリニックビルの向かい側は、ショッピングモールの店員さん用の駐車場になっており、何十台かの車がとまっている。毎日みていると、ホンダの赤い車がここ、青い軽四はここ、と大体車の位置もいつのまにか覚えていて、今日は、あの車いないなあなど、どうでもいいことを思っていたりする。
その向かいの駐車場を削って、道路幅を広くしますので、ご迷惑をおかけしますという連絡があったのが、今年の5月。夏いっぱいかかるということだったので、どんな工事になるのやらと、これまた、毎日、工事現場を眺めることになった私。
初めは、駐車場の端のフェンスを外して、そのフェンスの土台となっているコンクリートを壊すという作業で、当院のビルが揺れるような振動が何度もあり、「ホントにご迷惑」状態だった。そのあともアスファルトを削って、側溝を作るという大掛かりな作業で、朝は壊す人、昼はコンクリを流す人、てな具合で、色々なタイプの作業車がきて、そのたびに違う会社(多分)の作業員が送り込まれていた。駐車場で、車の出入りがあるため、工事作業員だけでなく、車誘導の警備員さんもずっといて、たまに女性の姿もあった。
気の毒だったのは、梅雨明けてからの猛暑。息をするだけで、汗がでるような毎日が続く中、当然、工事は続行されていた。少しでも涼しい時間にということで、朝7時過ぎから作業が始まった日もあったけれど、昼の日中もいつも誰かが何かをしており、見るたびに熱中症にならないでねと、冷房の効いた中から届かない声をかけていた。
そのころ、見て思わず、口元が緩んでしまったのは、警備員さんだけがかぶっていたヘルメット。普通のヘルメットに、麦わら(と思われる)日よけがつけてあったのだ。おそらく、ドーナツ型のわっかをヘルメットに装着していると思われ、顔に直射日光が当たらないのは絶対おすすめと思った。ただ、警備の人だけ、つばをつけていて、作業の人はつばなしの普通のヘルメットだった。みんなつばつければいいのにと思ったが、作業には少し邪魔になるのかもしれないし、警備の会社と工事の会社は別なのかもしれないし・・・など、勝手に色々考える毎日。
そんな猛暑もほぼ終わって、9月になっても、工事はまだ続いている。数日前の工事では、何故か、出来上がった駐車場の新しいコンクリートの土台に立っていたポールを金づちでカンカンやっていた。何してるんだろうと思うと、次は、ゴルフ場のホールのカップを抜くが如く、コンクリートに穴をあけて、円柱状に抜き取る作業。なんと、初めに立てたポールは間違っていたみたいで、抜いて、別の場所に埋める作業だったのだ。何でそんなことを間違うのかしらん?たてたあとに困ったことがあったのかな?

工事のせいで、道路が狭く、車で走るには不便なまますでに3か月がすぎ、早く工事は終わってほしいのだけど、日々のわずかな暇つぶし(?)タイムがなくなるのもちょっぴり寂しいかなと感じつつ、まだ終わらない現場を眺める毎日が続いている。


羽田空港にて

2018-09-09 18:03:21投稿

この週末、日本婦人科がん検診学会に参加するため、東京に行ってきた。

宇部から羽田に飛び、空港についたところで、トイレを探してうろうろ。
到着便からおりた人たちが、大勢、トイレにむかっていたので、すいているところを探していると、なかなか見つからず、モノレール乗り場へ。

私のスマホには、おサイフケータイがいろいろ入っていて、東京に行くとほぼすべてのことはスマホですみ、現金を使わないので楽ちん。チャリンと1秒で、買い物ができてしまう、ありがたさ。
当然、Suicaも入っており、モノレールの改札も、スマホで通過。
その後、モノレール駅構内にトイレがあったので、そこに入ることにした。ポケットに入れていたスマホをトイレの個室内の棚において、用を足した後、洗面所で手を洗っていると、結構大きな荷物をもった、若い白人女性がひとり入ってきた。空港で外国人をみるのは、当たり前のことなので、何とも思わず、鏡に向かう。その数秒後、彼女が「スミマセン、コレ、ケータイ」と、トイレを出ようとしていた私に声をかけてきた。手に持っていたのは、私のスマホ。
「わー。ありがとうございます!!」

自慢じゃないけれど、トイレにケータイ、スマホを置き忘れたことが、過去に何度もある私。
外出先で置き忘れに気づき、あわてて戻ったら、元の場所にあったり、誰かが持って立っていたり、なくなったと思って、忘れ物係に行ってみたら届いていたり。かろうじて、これまで、紛失しないできている。これも、平和な日本だからこそ、戻ってくるのだと思っていた。過去に海外で、カメラの置き忘れに気づいて、数分もたたずにもどったのに、なくなっていたということを2回経験しているので、とにかく外国では、置き忘れたら終わりというのが常識。そして、外国人は、油断ならんと・・・

今回、日本語も話せる、若い外国人女性に助けられ、これまでの忘れ物が見つかった時以上に、うれしく、感動してしまった。外国人だって、いい人はいる(当たり前だけど)

それよりも、トイレに置き忘れをしないことの方が大事なんだけど。


清水寺

2018-08-26 21:27:47投稿

 夏休み最後の週末、土曜日に名古屋でマンモグラフィ講習、日曜日に大阪医大で産婦人科乳腺医学会に参加、ちょっと強行スケジュールの途中、京都に泊まった。
単に名古屋と大阪の間ということで、泊まるだけのために寄った京都だけど、せっかくの京都だからと、日曜に恒例の朝ランを実行しようとランニングシューズは持参していた。
ただ、どこを走るかは決めておらず、土曜の夜に京都駅すぐそばのホテルに着いたあと、ここから1時間くらいで、行って帰れるお寺に行こうと、地図を眺めてみた。駅に近い、東寺、東西の本願寺は、走って行ったことあるし、よおし、今度は、世界遺産、清水寺なんてどうかしらん?ふむふむ、距離は3.3㎞、駅から徒歩で40分とある。走れば、1時間で往復できるぞ。よし、決めた!!

てなわけで、朝6時過ぎに、日焼け止めだけをぬって、ジョギング開始。駅から北東の方角ということだけ、頭に入れ、あとは、大きい道を走っていれば、きっと道路標識があるだろうし、迷ったら、スマホで確認すればいいやと、ホテルのカードキーとスマホのみをポケットに入れてスタート。

最初に驚いたのは、駅の裏にある、朝5時からあいているラーメン屋の前に行列ができていたこと。ちょっとガラの悪そうなお兄さんたちが集まっていたので、そこはさっさと走り抜け、七条通り、六条通りと北へ行く。京都は、通りに順番がついているから、わかりやすいなぁ...
五条まででると、なんだかよくテレビでみる、京都の街並み。鴨川だ!そして、清水寺1.5㎞の標識。
よしよし、もうすぐだな…
少しずつ道が上っていて、そういえば清水寺は高い所にあるんだよなと、初めて気づく始末。そして、清水寺800mの標識のところからは、本格的に、坂を上る観光名所に入っていった。
朝早いというのに、観光客らしき人の姿がちらほら。お店はどこもあいていないけれど、多くの店の前で、掃除をしている人達。こういう人たちが、日本を代表する観光地を支えているんだなと実感。
だんだん坂の勾配はきつくなってきて、普段、ジムのトレッドミルで、傾斜をつけて走っているので、上りはそれほで苦ではないんだけど、なんせ暑い!水分補給をしようと、10台以上も自動販売機をみてみたけれど、いずれも、現金限りで、スマホ(おサイフケータイ)しか持っていないので、買えずじまい。仕方なく、汗びっしょりのまま、ホテルをでて、25分ほどで、世界遺産に到着!

なんと、いわゆる、”清水の舞台”は、工事中で、その姿は見えず。
ま、もともと、ランニングが目的なので、お寺の中に入るつもりはなく、外をぐるっとまわり、ちょっと京都の街並みを眺めて、私の、高校生のとき修学旅行で来て以来の清水寺滞在は終了。

帰りは下りで、足取りも軽く、少し汗もひいてきたけれど、結局、坂をおりて、国道にでたあと、コンビニでようやくスポーツドリンクをゲット。
一気に飲み干したあと、元来た道をさっさと走って、出発からジャスト1時間で、ホテル帰還。猛暑日の朝、汗ダラダラの世界遺産巡りは無事完了。
今度来るときは、ちゃんと観光しなきゃね。

 

 


お伊勢参り

2018-08-16 23:59:03投稿

 今年のお盆休みは、私的な用事などいろいろあり、1日を、三重県で過ごすことになった。
三重県というのは、近畿地方なのか東海地方なのか、本州の西の果ての人間にはあまりなじみのない土地で、私は、生まれてこのかた、足を踏み入れたのは、おそらく学生時代に1回あっただけのような気がする。それも、ほとんど記憶は定かでなく、伊勢神宮の前を通ったような気がしないでもないということしかわからず、とりあえず、今回は、お伊勢参りをすることに決めた。

おばさんの一人旅なので、まずは、本屋で見つけた「お伊勢参り」というガイドブックを読破。内宮と外宮があること。お参りは外宮から先に。など、基本的なことから学び、天照大御神の下に色々な神様が祀られている、別宮とよばれるお宮さんがいくつかあることも知った。私たち人間は、天照大御神に創っていただいたものであり、それに感謝をするのが、正宮で、願い事をするのは、別宮だけにしておかなければならないなど、いろいろとしきたりもあるのだ。その他、おみくじはないとか、鳴らす鐘や鈴もないなど、付け焼き刃知識を頭にいれはしたものの、せっかく行くのに、一人ではつまらないし、ほかに勉強したいこともあるからと、有料の観光ガイドさんを予約して、出発した。
ガイドさんは、男性か女性か、もちろん、年齢、名前もわからず、単に、「案内人」の白いはっぴを着ているということだけがわかっていた。
当日は、大阪から、近鉄特急の「伊勢ライナー」のデラックスカーに乗り、伊勢市駅で下車。予想通りの炎天下、待ち合わせの時刻に、ガイドスタートの外宮入り口に到着すると、白いはっぴをきた小柄なおじさんがすぐに目に入り、近づいて、声をかけた。

「あの~小笠といいますけど・・・山口からきました」
「まぁ、遠いとこ、よぉ来てくれはりましたなあ」

おじさんの案内のもと、鳥居をくぐり、外宮の正宮へ。皇族は、ここまでは車で入れるけれど、庶民はここまでしか入れないなど、皇族とそれ以外との区別が、ありとあらゆる場所で設けられていることを教えてもらいながら進む。正宮の前では、撮影禁止のため、それを見張る警備員?さんもいて、若干重々しい雰囲気。とりあえず、二拝二拍手一礼の流儀にのっとり、参拝。唯一神明造の建築のことを教えてもらい、すべての正宮、別宮が、20年に一度、建て替えられる式年遷宮では、外宮は左から右、内宮は右から左と決まっていることもわかった。正宮の隣の空いた土地は、古殿地として、立ち入り禁止になっていたけれど、祭りの時にしか使わない、様々な建物や、土地の一部がたくさんあり、それらすべて、一般人は普段は見ることができないことも、興味深い話だった。
多賀宮、風宮と参拝してから、表参道をもどり、今度はバスに乗って、内宮へ。参道では、ほとんどが背の高い木々の影の中を歩くことができ、覚悟していたほど暑くはなかったものの、猛暑日の真昼間を1時間以上歩いた後は、汗びっしょりで、冷房の効いたバスの車内でしばし休息。

内宮に到着すると、外宮とは比べ物にならないほどの人の数。おそらく、気候の良いときの休日などは、こんなもんではないんだろうと思いつつも、さすが、日本国最上位の神宮だなと実感。
宇治橋をわたって、第一鳥居まで、緑豊かな神苑を歩いていると、異国の地というか、別世界が開けた感じがした。
入り口の封鎖された斎館の前は、みんな素通りするけれど、皇族方が来られるときには一番大事な場所であることを教えていただき、ガイドブックにはない知識をゲット。ガイドさんは、1冊の写真集のようなものを持ち歩いて下さり、皇族が来られた時の写真や記事などいろいろと見せてもらいながら、参拝を続けた。正宮、荒祭宮、とまわり、「ここは、神馬の通り道です」と書かれた看板の前を歩き、馬小屋の前を通りかかるも、馬には会えず。

せっかくだから記念にと、ひとつだけ、お守りを購入したあとは、産婦人科医として立ち寄らねばと、最後に、女性の神様、子安神社で、参拝をして、内宮のおまいりは、90分ほどでおしまい。
宇治橋をわたって、ガイドさんに気持ちほどの防府からのお土産を渡して、私のお伊勢参りは終了した。

伊勢生まれの伊勢育ちというガイドさんの、伊勢弁が、いまひとつ、わかりにくかったのは否めないけれど、二人で歩いた3時間、初めて訪れた伊勢の良い思いでになった。
ガイドさん、ありがとう。


御誕辰祭

2018-08-05 23:44:03投稿

防府市民になって、もう18年にもなるのだけど、なにせ、好き好んで住むことになった町でもなく、親戚の1軒もあるわけでもなく、いまだよそ者気分でいる自分。

防府といえば、防府天満宮と種田山頭火くらいしかないけれど・・・

山頭火については、句碑巡りをすることになって、いろいろ調べたこともあるし、山頭火の句のかるたを持っていて、子どもたちと句を覚えたこともあるので、そこらへんの防府市民よりは知識はあるつもり。

天神様については、これまた、自宅から1kmちょっとしかないというのに、詳しいことはしらない。初詣、裸坊といった大きなお祭り以外にも、1年中、色々な行事が行われているのに、あまり参加したことはなく・・・
その一つが、夏祭り。

この週末、8月3日から5日がお祭りだったということも、新聞を見て気づく始末。毎年、8月5日に花火大会があり、花火の音が聞こえ始めてから、「あ、今日、花火だっけ?」という程度。
花火も、自宅のベランダから見えるので、わざわざ見に行くほどではないし・・・
でもでも、今年は偶然、さしたる用事もない週末だったので、ちょっと見に行くかと思い立ち、突然、土曜の夜に、ランニングシューズをはき、懐中電灯だけもって、走り出した。

だけど、そもそも、万灯の夕べって、何のこと?
ちょっと、ググってみる。
天満宮の、ホームページによると・・・
「御誕辰祭とは御祭神 菅原道真公のお誕生日をお祝いするお祭りです。道真公は承和12年(845)陰暦6月25日のお生まれで、その年の陽暦は8月5日にあたります。当宮では8月3日から5日までの三日間、花火大会・万灯の夕べなどさまざまな奉祝奉納行事が行われ道真公のお誕生日をお祝いします。」
ふむふむ。結局お祝いなのね。

1kmちょっとをジョギングし、参道の下につくと、汗びっしょり。

ま、普通、走ってくる人はいないか・・・
汗だらだら(暗いからだれからも見えないと信じ)で、参道を歩く。
けど、参道に並べられた灯りの列は、一見の価値はある。ろうそくは100円で、灯っていないところに自ら灯すことができるらしいけど、なんせ、現金を持たずに来ているので、それもできず。
石段を上りきると、門の前両側にも、ろうそくが並べられ、子どもたちの書道作品で飾られていた。18年も住んでいて、初めてみる景色。
お賽銭ももっていないので、少し離れたところから、お辞儀をしてお参りだけ済ませる。
来年は、せめて、お賽銭くらいはもって来よう。と、やっぱ毎年きてあげなきゃという気持ちになっている自分に気づき、階段を下りた。

     


シュレッダー

2018-07-30 23:05:59投稿

個人情報の漏えいが問題になるようになって久しい。
といっても、昭和の時代には、個人情報なんて聞いたことなかった言葉かも。

病院なんてところは、個人情報のかたまりのような資料だらけで、当院のような小さなクリニックでも、電子カルテでペーパーレスといいながら、毎日、いろいろな紙の印刷物があふれ出る。その多くは、患者さんに関する内容が書かれているので、スタッフの空き時間は、シュレッダータイムとなる日が多い。
ちなみに開院時に購入したKOKUYOのシュレッダーなんだけど、いまだ故障知らずで、11年間働き通し。それがどうしたの?と言われそうだが、当院においてある、開院時に購入した器械と名のつくもので、修理も、買い替えも一度もしていないのは、シュレッダーと冷蔵庫だけなので、ホントに、シュレッダーさんには感謝している。

普段は、印刷物の処分をほとんどスタッフに任せきりの私にとって、一応、給与明細など、スタッフにはあまり見せられない書類は、税務関係の書類と一緒に、開院時から保管している。ただ、11年たつと、その量は膨大で、増築した倉庫の棚もいよいよ満杯になってきたし、税務署の監査も終わったので、ようやく、重い腰を上げ、それらの書類のシュレッダーかけを、この週末、台風ですることもないので、ちらっとやってみることにした。

ところが、単に紙をシュレッダーに通すだけならそれほどでもないんだけど、ホッチキスやクリップ、クリアファイルなどを除いて紙だけにするのも、結構手間がかかることが分かった。何も考えず、単純作業を繰り返しているうち、だんだん、これって、シュレッダーにかける必要があるんだろうか、個人情報って何・・・と思い始めた。
領収書は購入した店、業者と、私個人の間で成り立つ契約のようなもので、すでに何年もたってしまっているし、購入したものの保証書とは違い、いまさら必要になることはない。個人情報といえば、店の名前や電話番号が入っているかもしれないけれど、店は個人じゃないし・・・

そう考え始めると、シュレッダーにかけるべき書類が、ほとんどない気がしてきた。お金関係の書類の多くは、税務署に見せるために必要なだけで、監査が終われば、それ以前のものを調べられる可能性はないんだし・・・じゃあ、全部ゴミ箱行きでいいんじゃ?
あれも、これも、情報なんてもんじゃないし。ごみ箱、ごみ箱・・・

かくして、11年前の1年分の書類だけで、疲れ果て、残り10年分は、そのまま倉庫にある状態。
また、シュレッダーさんと向き合う日は、当分先の話になりそうだ。


Kindle

2018-07-23 18:55:12投稿

禁断のアプリをついにダウンロードしてしまった。

携帯をスマホにして、3年弱。 それ以前使っていたタブレット端末で、電子書籍を時々購入していたけれど、スマホにしてからは、画面も小さくなったので、使うのはやめて、購入することもなくなっていた。そのころは、まだ電子書籍もあまり充実してなかったし、やっぱり本は本として手に持って読まなきゃと思うところもあった。
ただ、通販オタクの私としては、当然Amazonのプライム会員ではあるし、いろいろ検索していると、気になる本の題名が見つかり、軽い気持ちで、一冊買ってみるかと、Amazon Kindleをダウンロードして、本購入。これがまた、1冊買うと、この本を購入した方は・・・というおすすめがでてきて、次々クリック。結局一度に4冊買う羽目に・・・

そして、読み始めると、これがまた面白いし、スマホさえ持っていれば、いつでもどこでも読めるということで、この何日か、トイレが読書ルームとなっている。

もともと漫画は読まないし、写真の多い雑誌などは、電子書籍で読むものではないけれど、一般的な文字だけの小説や新書などは、スマホで読むのは、かなり便利。買うときもプライム会員だから、いちち名前やクレジットカードの登録もいらず、本を選んでワンクリックで買えてしまうという簡単すぎる操作も売り手の思うつぼ。
 今回Kindleで驚いたことは、文章の中で、わからない単語や読めない漢字が出てきたときに、その部分をタップすると、ネットの辞書に接続されて、意味や読みを教えてくれるという機能がついていることだ。時代は変わったもんだなぁ。これだから、分厚い百科事典も辞書もなくなってしまうよなぁ。

電子書籍に難をつけるとすれば、読んでいると結構なスピードで、電池が消耗されてしまうこと。それから、「この本、良かったよ。読んでみて。」と、人に貸したり、あげたりすることができないことかしらん。
クリニックのこなさなければいけない雑用がたまっているというのに、ついつい読書に励む私。
まあ、つまらんゲームをダウンロードして時間を費やすよりは、よっぽどましと、朝起きた瞬間から本を読んでいる自分に、受験生のような言い訳をして、猛暑の夏を乗り切ろうとしている今日この頃である。


なぎさ水族館

2018-07-17 23:49:28投稿

猛暑の3連休となったこの週末、山口県の東にある周防大島へ、サイクリングに行ってきた。

研修医のころ、1年弱を柳井市の病院で過ごしていたので、そのころは、時々大島に行くことがあったけれど、橋を渡ったのは、20年ぶりくらい。
島といっても、結構大きく、柳井から橋をわたって島の端っこまで、車で信号がない道をひたすら走って40分以上かかる。瀬戸内のハワイといわれ、海水浴や釣りには、もってこいだけど、わざわざ行くほどの所でもない。
今回の目的は、ロードバイクで島1周だったので、(くそ暑いのに物好きな・・・)道の駅に車をとめて、そこから自転車で島の端に向かった。

島のはての伊保田という地区に、なぎさパークというちょっとしたリゾート?!エリアがあり、キャンプ場のほか、陸奥記念館、なぎさ水族館という観光施設?があったので立ち寄った。陸奥記念館は、第2次世界大戦中に謎の大爆発をして沈没した戦艦陸奥の記念館で、引き上げられた遺留品などが展示してある。入場券が記念館と水族館がセットで560円。陸奥記念館で、暗い気分になったあと、水族館へ。

水族館といっても、ぱっとみてそれとわかるような建物ではなく、プレハブ小屋に毛が生えたくらいの外観。どこから入るのかと探していると、「日本一小さな水族館」とかいてあるところに、引き戸の入口があった。
入ってみると、小さな水槽がならんでおり、その中にいる魚は、ほぼこの近海で普通に泳いでいるものが中心。特別何の期待もせず入った場所なので、魚もそんなに珍しいのがいるはずないとは思っていたものの、水槽よりもその上に貼ってある手書きの説明に目が点になった。まずは、手書きというところが、小学生相手という気がしたけれど、読んでみるとこれがなかなか面白い。説明に必ず、マンガやイラストもついており、展示してある魚の調理方法も書いてある。
水族館で調理法が表示してあるなんて、普通、ないでしょ。

だんだん読んでいくにつれて、水槽の中身よりも、説明書きの方がメインになってきた。
日本一小さい、貧乏弱小水族館には、男女一人ずつの飼育員さんがいて、彼らの日ごろの努力、どうやって魚をとってきたかなど、全部読むと、いろんなことがわかってきた。
アナゴの水槽には、名札つきの、ブロックの穴が用意してあったり、クラゲの生態が順番に見られるようになっていたり、工夫もされていた。世界初、人工繁殖に成功したニホンアワサンゴには、さすがに気合が入っているのが感じられた。

本当に小さな小さな手作り感満載の水族館。入場料が安くて、きっとやっていくのは大変なんだろうなというのはひしひしと伝わるけれど、とっても心温まる、楽しい水族館。
もし、周防大島を訪れることがあれば、島の果てまで行って、是非なぎさ水族館をのぞいてみることをお勧めする。

 


ウインブルドン

2018-07-10 18:29:33投稿

錦織選手、ウィンブルドン初のベスト8入り。
眠気と戦いつつ、結局試合を見てしまった私。

当たり前だけど、昔から全英オープンは日本では、梅雨時の夜中にやっていて、テレビ中継があっても、ほとんど見ることはなかった。でも、やっぱり、日本人選手が勝つとみたくなるのが、悲しい性で、個人スポーツなので、サッカーのように、国を挙げての感じにはならないものの、ついつい見てしまう。

自分自身、10代~20代では、卓球をしていて、テニスとは無縁。一度だけ、学生時代に、テニスコートでラケットを借りてトライしてみたことがあるけれど、なんせ、フォアハンドが完全に卓球の振りになり、まともに球が飛んで行かなかった。しかも、9月の晴れた日だったので、3時間近くコートにいて、3日間寝込むという事態となり、後にも先にも、テニスラケットを握ったのはその時だけ。今にして思えば、熱中症になったんだなとわかるけど、30年前には、熱中症などという概念はなく、自分の中では、屋外でするスポーツは2度とやらんぞという固い決心だけが残った。
その後、自称、テニス嫌いになったし、なんだかわけのわからない、スコアのつけ方も、納得がいかなかった。なんで15,30,40なの?ポイント数で勝っても勝負に負けることもよくある点のつけ方は不公平じゃない?
4大大会ともなると、男子は5セットマッチで、やたらと試合が長くなるのも、観戦するほうとしては疲れてしまい、テニス好きになれない一つ。卓球の球の速さに比べると、ラリーがどうしてもが長くなるし、気が短い私には合わないのは当然。

そんな私が、何故、夜中にテレビ観戦しているのだろうと、自分でも不思議なくらいだけど、結局、日本人が勝つと嬉しいし、単純に、トップ選手の競技はすごくって、わくわくするからだと思う。自分でプレーしようとは思わなくても、試合みて、文句つけるのはおてのもので、それが楽しみでもあるし。
しかも、ウィンブルドンとなると、伝統があるので、他の大会にはないしきたりがあるのも面白い。
その最たるものは、選手が白しか着てはいけないというもの。全選手が白の上下を着ているから、ぱっとみて、どっちがどっちかわからないというのは、よくないと思うんだけど、21世紀になってもかわらないようだ。天然芝のコートも、この大会のために1年かけて育て上げているというし、格式の高さが違う。試合途中のコーチのアドバイスが許されないのも、あまり他の競技ではみられない。
他にも、ボールボーイ&ガールの動きの機敏さが半端ないことも面白いといえば面白い。
もっと興味深いのは、ラインズマンのオジサン&オバサンがみんなそろって3段腹ということ。ラインズマンたちは、そろいのシャツにネクタイという、暑い夏のコートの上だというのに、ドレスコードがあるようないでたちをされているのだけれど、そろって割腹がよい。う~ん、ラインを見るのに必要な標準体重があるのかしらん?3段腹のしきたり?

錦織選手があと何試合勝てるかわかんないけど、勝ち残ってれば、眠い目をこすりつつ、テレビ観戦をしようと思う。やっぱり試合はLIVEじゃないとねぇ・・・


ワールドカップ

2018-07-03 18:59:44投稿

日本のサッカーワールドカップが今朝終わってしまった。
個人的には、サッカーはあまり詳しくないし、それほど観戦することもないんだけど、国を挙げての試合となると、ついついテレビをみてしまい、睡眠不足の日々・・・
日本の全試合の半分くらい、生放送で見たかな・・・

ちなみに、今朝のベルギー戦は、3時からだったけれど、3時から見て最後まで寝ない自信はなかったので、初めから後半だけ見る気で、いつもより1時間早く寝床に。
朝4時に目覚ましをかけておいて、後半開始時点で、2点差以上で負けていたら、見ないでまた寝ると決めていた。
そして、4時に起きて、ベッドにおいてあるポータブルテレビをつけたら、なんと0-0。
これは見なきゃと、ばっちり目がさえて、最後(正確にいうと、試合終了1分前)までテレビ観戦となった。
世界ランクや下馬評からは、日本が勝つなんて日本人だって思っていなかったと思うけど、もしかしたら、もしかして、もしかするかも・・・みんなそういう気持ちだったはず。相手チームには、勝って当然のプレッシャー、日本チームは失うものは何もないオーラがあることだけが、一縷の望みだったわけだし。
結果がすべての世界で、負けは負けだけど、2-0時点では、本当にもしかするかも・・・という期待が高まっただけに、残念。

いつも、思うけれど、スポーツ観戦というのは、応援している側が、勝たないと面白くないのは事実。
でも、それって勝手だよなぁ。選手は一生懸命やってるのになぁ。負けてもちゃんとみてあげなきゃねぇ。
とはいえ、いつも見ているカープにしても、うたれまくるとすぐに見るのをやめる私。

あ、ワールドカップの次は、ウインブルドン。
テニスは、試合時間が、予定通りにいかないから、こまるのよねぇ。しっかり寝るためには、日本人選手が負けてくれるのがいいんだけど、やっぱり勝つのをみたいし。
う~ん、複雑。
まだまだ、寝不足の日々は続く・・・


日本陸上

2018-06-24 23:22:22投稿

第102回日本陸上競技選手権大会が、山口維新みらいふスタジアムで開催され、観戦に行ってきた。
大会2日目の目玉は、なんといっても、男子100m決勝。
オリンピックのリレーメンバーが顔をそろえ、もしかしたら10秒きる瞬間が見られるかも・・・という期待で、観戦チケットを買っていた。
実際、陸上競技大会なるものを、テレビ以外で見たことはないし、陸上の日本一を決める大会って、どんなんかいなーという興味もあった。

まず、行って驚いたのは、報道関係の人、モノの多さ。いつも走っているジョギングコースの横の駐車場に、プレスセンターという仮設の建物が設置されていたのにびっくり。テントとか小屋とかいうレベルの大きさではなく、教室二つ分くらいの巨大なビニールハウスのような感じ。プレスセンターの周りにも、さらに小さな小屋のようなものがいくつかあり、スポットエアコンというのがホースでつながれていて、こんなものを見るのも初めて。
そして、そのエリアから数えきれないほどのアンテナ類が長々と競技場まで這わされていて、いつも走っているマイコースの変貌ぶりに思わず「半端ないって」

100mの決勝は、大トリ、夜8時半の予定だったので、昼2時の競技開始から、かなり長い時間があり、いろんなものを見ることができた。

全体として感じたのは、トラック競技とフィールド競技の扱い。トラックでは、スタートを全員そろえないといけないので、スタート時には、観客に静かにするよう、声掛けがあるのに比べ、フィールドでは、どんなに他の競技への歓声が大きかろうと、アナウンスがながれていようと、ジャンプや投てき競技のスタートの合図はある。合図の旗が振られると、そこから制限時間内に、スタートを切らないといけない。例えば幅跳びなら30秒、棒高跳びなら1分など。
多分、どの競技会でも同じだから、集中力を高めるすべを身に着けた人でないと、トップ選手になれないんだとは思うけど、ちょっと気の毒な気がした。
それに、競技後の優勝インタビューもフィールドの選手にはなく、トラックの選手の一部のみ。それ以外では、選手が最初に紹介されるとき、レーザー光線とドライアイスの煙がシュパーっと出る派手な入場門から登場するのは、トラック競技のみ。人気が先行しているのか、成績が先行しているのか知らないけれど、あまりにも差がある。完全に差別だ!

他に、興味深かったのは、裏方さんたちの動き。
幅跳びと3段跳びで使われる砂場は、1ジャンプごとに平らにならされるのは、当然のことだけど、競技ごとに、スコップで、全体を掘り、”耕して”いるのには驚いた。う~ん、砂の状態を均等にするためなのかしらん?
それから、やり投げのやりを、投げて落ちたところから、選手のところにもどすために、小さな自動運転の車が使われているのも、なに?あれ~って感じ。やりをたてるポールが2本ついていて、そこにやりがセットされると、長いつのがはえたようなそのミニカーは、結構なスピードで芝生の上を走ってもどり、ぴたっと止まるのだ。子どもの乗るゴーカートみたいでかわいい。

そんなこんなで、フィールド競技とトラック競技がいろいろと並行して同じ時間帯でいくつか行われつつ時間が過ぎていき、幅跳びが終わったところで、残された競技は男子100mだけになった。
やっぱり、最後は、ほかの競技と並行して行わないようにタイムテーブルがつくられている。

夕方になって、どんどん観客が増え、ついに2万人を突破。
そして8時半。

 会場に、「ON YOUR MARK」 のアナウンスが流れた瞬間、2万人を超える人々が一斉に息を飲む。
物音ひとつしない静寂。
自分の心臓の音が聞こえてきそうな時間・・・

「SET 」「GO」

スタートとともに、大歓声。
私は、広島出身という同郷のよしみで、山縣選手を以前から応援している。
「いけ==========!!!!!!」
最初から最後までトップを譲らない10秒間
「山縣選手、おめでとう!!!」


ヤフオクドームにて

2018-06-18 19:13:41投稿

カープ5連敗で迎えた、プロ野球交流戦の最終日(雨天延期試合を除く)、福岡ヤフオクドームに、カープVSソフトバンクの試合を観戦してきた。

席はバックネット裏に近い3塁側で、左打者の打席では、ホームベースもよくみえる、結構いい席。
満員御礼のこの日、球場のファンの数は、6:4で地元ソフトバンクがかろうじて多い感じ。外野レフトスタンドは、ほぼ赤に染まっていたけれど、3塁側は、7:3くらいで赤。もちろん、応援用の格好をしてない人も多いので、色では決められないけれど、とりあえず、私は、お決まりの真っ赤なビジターユニフォーム(ちなみに背番号2)を着て行った。
試合は、1回の表から、カープのペース。交流戦に入って、チーム失点ワーストのカープとしては、とにかく点をとってもとっても、投壊状態が続いているので、いつうたれるかと思いつつ、ついに9回まで3安打。ソロホームラン1本のみ。
そして、うちにうったり14安打で、9回表が終わった時点で、13-1の大勝。
今日は、負けることはないねと、9回裏にばっちり3者凡退で終わればよかったけど、そうは問屋がおろさず、2アウトランナーなしからホームラン2本で3点取られて試合終了。
試合としては、一方的な展開で、カープファンとしては、まあよかったよかったという結果。

私は、一応広島生まれの広島育ちとして、カープファンの一人ではあるけれど、年に1回試合を見に行けるかどうかで、そこまで熱心ではないし、球場で応援することは、なかなかできない。日本全国、どこに行ってもカープファンの多さにはびっくりするんだけど、今回、ビジターゲームで、なお一層カープファンのすごさに感心した。
なんといっても驚いたのは、選手ごとの応援歌であったり、点を取った時や、タイムリーチャンスの時などに、繰り広げられる応援の音楽とフレーズが、ルーチンワークのように決まっていて、レフトスタンドのファンクラブ席以外でも多くのファンが、当たり前のように口ずさむことだ。しかも、応援用の小さな2本組のバットの振り方も、決まっている。私なんかは、2本のバットを拍手代わりにバンバンと打つだけしか使えないけど、周りのカープ女子をみていると、みんなが同じようにバットを動かしていたのだ。2本同時に前に出したり、左右交互に振ったりなど、完全に体が覚えている感じで動かしているように見えた。

たまに、大リーグの試合を中継で見ることがあるけれど、いつもカープの試合を見ているので、ものすごく観客席が静かだと感じる。実際、アメリカの球場では、鳴り物の応援はないし、基本は拍手とブーイング。なんでもみんなが同じことをするのが好きな、単一民族日本人と、一人一人の個性を大事にする多民族国家のアメリカ人の違いというのが大きな理由だとは思う。ただ、その日本人の中の、カープファンという人種は、さらにみんなで同じことをするのが好きなんだなと思う。今回のヤフオクドームでもソフトバンクのファンのほうが多かったはずだけれど、そこまで、息ぴったりの応援には見えなかった。
ま、今回は、ソフトバンクのチャンスがほとんどなかったせいかもしれないけど・・・

そもそもカープのファンになる人は、田舎の貧乏球団が、金をかけずに若い選手を育て、決してFAで選手をひっぱってこないという、日本人好みのストーリーを持つ球団を応援したい人たちだと思う。
だから、よけいにみんなで一致団結という傾向があるのではないかと勝手に思ったヤフオクドームでの1日だった。

歴史的会談に思う

2018-06-12 23:01:39投稿

 今日、シンガポールで、史上初の米朝首脳会談が行われたことで、朝から晩までニュースはこればかり。
このブログに、政治的な意見を述べることは私の本意ではないので、会談の中身以外のことで、色々と気づいたことを書いてみたい。
まず、二人が握手した場面を見て気づいたこと・・・

米朝2カ国の国旗が、まあ、なんとコーディネートしていることよ。
どちらも使われている色が、赤、白、青と全く同じ。そして、お星さま模様。何で、こんなに、ぴったりなの?
アメリカの星条旗は、なんとなく、社会科で習ったこともあり、ストライプが13本で、独立前の13の入植地の数を表し、50個の星というのが、州の数というのだけはうすうす知っている。だけど、色の意味とかは分かんないし、ましてや、北朝鮮が何でこんな感じの旗なのかしらん?

そこで、ちょっと調べてみた。
星条旗の3色の意味は、白は、純粋と純潔、赤は、たくましさと勇気、青は、戒心と忍耐と正義を表すとのことだ。この色の意味は、世界的に共通なのかな?
今度は、北朝鮮の国旗の意味をググってみると、赤青白はもともと朝鮮民族の伝統色とのこと。青い帯は、平和と友好を、赤い帯は社会主義国家の建設精神を、白は光明と純潔を象徴するのだとか。白い円は、宇宙生命である太陽の影響をうけたもので、陰陽のシンボルで、赤い星は社会主義のことらしい。
私たち、普通の日本人にとっても、白が純潔というのは、何となく理解できるし、これは、世界共通なんだということがわかったけど、赤と青は、考えたかた次第のよう。
今日の二人が握手を交わす場所で、3色ぴったりマッチした国旗が交互に並ぶ舞台設定は、誰が考えたんだろうねぇ・・・

そして、もう一つ、二人の恰好についても、しょーもないことが気になった。
トランプさんはいつもの赤いネクタイ。これまた、たくましさと勇気を表してんでしょうか?
金正恩委員長は、人民服なんだけど、この国民服は、暑いシンガポール用に、生地は何でお仕立てになったのか。北朝鮮では、太っているのが、貫禄、裕福さの表れらしいから、委員長さんは、恰幅がいいんだけど、なんせ、暑そうだし、さらに人民服のズボンは、結構すそ広がりで、私的には格好悪い気がしたんですけど。話題の髪形(覇気ヘア)も、さすがに、黒電話からはちょっと脱却していて、両サイドの刈り上げもばっちりだったとは思うけど、どうも私の好みではないです。

他に気づいたことと言えば、トランプさんについていた、通訳の女性は結構年配の方で、ちょっと老眼鏡でメモる姿は、どうかと・・・

まあ、いずれも、どーでもいいことばかりですが、あまりにもニュースに何度も登場するので、庶民は、下らんことを考えてしまったのでした。

 


梅雨入りに思う

2018-05-28 23:32:55投稿

始めはネット上のニュース。
「九州北部と四国地方が梅雨入り」
あ、そうなんだ・・・九州北部ってことは、山口ももうすぐってことか。
次は、スマホにダウンロードしているNHKニュース。「九州北部、山口、四国が梅雨入り」
なんだと!山口も入ってんじゃん。

今日1日、テレビやネットなど、いろいろなところから発信されるニュースを見たけれど、梅雨入りのニュースで、日本地図がでたとき、地図の上ではしっかり山口県も梅雨入りした色になっているにもかかわらず、アナウンスでは、あくまでも、「九州北部と四国」
かろうじて、NHKは、冒頭では九州北部、山口、四国とつたえたものの、ニュースの本文を読み上げるときは、”山口”の文言は入っていなかった。夜10時からほぼ毎日みている、テレビ朝日の報道ステーションの気象情報コーナーでも、一言も”山口”なし。

東京の奴らは山口県民をバカにしている。

そもそも山口県は九州なのか?

高校卒業まで広島で過ごした自分は、大学に入ってすぐ、”九山”という言葉を聞いて、何じゃそりゃと思った。それは、山大医学部生ならだれでも知っている、”九州山口医科学生体育大会”のこと。かなり伝統のある大会で、九州全地区と、山口県の医学部学生のスポーツ大会なのだ。
中国地方の中心で育った私にとって、山口って、九州圏なんだなと感じることが、”九山”をはじめ、ラーメンが豚骨スープであったり、方言が西に行くほど広島弁とは違うかんじだったり(当たり前)など、色々とある。東側の岩国地域は、完全に広島圏だけど、下関は関門地区というくらいで、ほぼ九州。結局、山口は中国地方の中心にはなれず、広島か九州のどっちかよりにしかなれないということなんだなぁ・・・人口が少ないもの負けということ。
ちなみに、中国四国医歯薬学生大会というのもあり、これまた当然、山大は、中国地方の大学として参加しているという、いいとこどりの感も否めない。

とにかく、地理では、地図上では、山口県は中国五県の一つであって、決して九州じゃないんだから、もうちっと、マスコミに大事に扱ってもらいたいものだ。田舎だからってなめんなよ。


ツールド山口湾

2018-05-21 23:01:22投稿

何一つ紫外線を遮るもののない、青空の広がった日曜日、2年ぶりに開催された、ツールド山口湾、ロングコースに参加した。
9時スタートで、100㎞走り、16時までにゴールしてくださいというサイクリング大会なんだけど、一昨年は、14時の関門に引っかかり、10㎞ショートカットで終わってしまったので、今回はなんとか関門を通過したいというのが目標。
サイクリング仲間と、9時半ごろ、ゆっくり行こうときらら阿知須を出発。平地は時速22~27kmくらい。上りと下りはできる範囲の速さで、小郡方面へ。
椹野川沿いを走ると、乾いた風が心地よく、紫外線を気にしさえしなければ、絶好のサイクリング日和。
空の青と山の緑はキャンバスに描いたように鮮やか。

小郡から山口市内の中心部をぬけ、何故か、県庁の駐車場内へ。以前にはなかったコースで、一緒に走っていた仲間が、「今の寄り道は何だったん?」
「う~ん距離合わせじゃない?」「県外から参加の人に、ここが山口県庁ですって、見せたかったんじゃない?」
フムフムそういうことか・・・
なんせ、一緒に走ってた人は県庁職員なので、サイクリングコースとして走るのはちと違和感があった感じ。前々回は、瑠璃光寺のそばを走ったので、コースとしてはそっちの方がよかったよなと思いつつ、仁保方面へ。

コースには入っていない、道の駅”仁保の郷”に立ち寄って、悠長にソフトクリームを食べていると、12時を知らせるサイレン。「やばッ。あと2時間でエイドに二つ寄って、秋穂の関門厳しいよ!」
なんせ、一緒に走っている仲間の中で、私は明らかに走力がないので、みんなと同じように休んでいると、追いつけなくなると思い、仲間より、先に出発することにした。

そこからは、一人旅。実際、関門ギリギリの時間帯なので、走る人も少なく、気づいてみると、先の方にみえていた、大会参加者の姿もみあたらなくなり、宮野からは、誰もいない道をひたすら漕ぐことに。「多分、コースはあっていると思うけど、この道でいいんだろうか・・・」
不安になりつつ、10km位走ったところで、信号のある交差点にはいり、道案内の大会スタッフが立っていた。「あー、良かった」
前には誰もいなかったけれど、信号待ちをしている間に、次々に後ろから追いついてくる人があり、道の駅で別れた仲間の姿もあった・・・
「そりゃそうよね。私が一番遅いんだし、追いつくよね・・・」

その後、アユの塩焼きのエイド、トマトカレーのエイドを仲間よりも先に出発し、関門に向かってひたすらペダルを回す・・・

そして、見覚えのある秋穂の道路標識が見えた時、手元のサイクルコンピューターを見る。
時刻は13:56「よし、行ける!」
まもなくしてたどりついた交差点に立っていたスタッフの人に確認すると、
「まだ2時になってないです。左に行ってください。」

 やったぁ!関門突破だぁ!

その後は冷やしトマトのエイド、海をみながら車エビをいただくエイドを通過。
ああ、あとはゆっくりゴールすればいいんだ・・・
重たくなった大腿四頭筋に、ムチうちながら関門から残り25kmを何とか乗り切った。
最後の周防大橋の上り坂も、ギアを残して上れたので、仲間にはおいて行かれたけど、良しとしよう。

            これぞ五月晴れの日、100㎞走破したぞー!

            

 


庶民の意見

2018-05-16 13:48:51投稿

今日は、2番DHでスタメン。またヒット打ったみたい。

野球ファンなら、これだけで誰のことかわかる。
言わずと知れた、大谷翔平選手のことだ。

私自身、野球を見るのは結構好きだし、広島出身者としてカープを応援しているけれど、大谷選手の活躍は、1試合1試合、ニュースで報道されるので、気にしないわけにはいかない。
その昔、プロ野球中継と言えば、巨人戦のみ。たまに、阪神戦。パリーグなんて、テレビに映ることすらなかった時代から考えると、最近のパリーグは強い選手、話題になる選手が多く、日ハム時代の大谷選手もその一人だったと思う。
ましてや、メジャーの試合が生中継で放送されるなんてのは、つい最近のこと。時差の関係で、なかなか見る機会が少ないとはいえ、時代が変わったなと思う。

今や、メジャーリーグを代表するような選手で、まだ1カ月ちょっとの話だけど、これから先、どんな活躍を見せてくれるんだろうと思うと、ワクワクしてしまうのは、私だけではないと思う。
そしてまた、こんな、とんでもない活躍が、今後もずっとホントに続くんだろうかという不安。
不安と期待。
相反する気持ちは、タダモノではない庶民でもよくある話だ。

彼の活躍について、初めからあまり肯定的ではなかった、サンデーモーニングでおなじみの、張本さんや、元阪神のピッチャー、江本さんなど、二刀流についても賛否両論あるのは事実。これも、相反する意見があるのは当然だし、言論の自由もあるし。

私の意見としては、やっぱり、二刀流でずっとやっていくには、故障と怪我が心配なだけ。いまのところ、長距離バッターとしての技術力、剛速球ピッチャーとしての実力は証明されているから、体さえもてば、スゴイ結果をだしてくれるんだろうなと思っている。

それよりも、庶民として、気になるのは、来年以降の、彼の年棒かしらん?
サッカーのイニエスタ選手を楽天の社長が、47億円までなら出す用意があるといって、Jリーグに参戦するのかどうかも話題だけれど、もし、大谷選手が今のままで活躍を続ければ、メジャーの他球団が、何十億円か出して、引っ張ってくる可能性はいくらでもあるので、エンジェルスとの契約切れのときが見ものだなと、ミーハー気分で思っている。
これまた庶民としては、何十億というお金があったら、どうやって使うんだろうと、自分だったら、〇〇を建てるとか、△△を買うとか、いろいろ考えるのもまた楽し。


萩往還マラニック大会

2018-05-05 23:18:04投稿

 ゴールデンウイークの真っただ中、第30回を迎える記念大会かつ最後となる萩往還マラニック大会に参加した。私が、この大会のことを知ったのは、7年くらい前で、萩と山口を結ぶ幕末の歴史をたどる萩往還道を中心としたコースを走る大会だということを噂に聞いた。マラソンとピクニックをかけたいかにも楽しく長距離を走りましょうというマラニックというネーミングだけれど、実態は、250㎞を48時間以内、140㎞を24時間以内、70㎞を12時間以内に走るという、過酷という言葉ではいいあらわせない、スーパーウルトラマラソン大会。しかも、コースの半分は、山の中のトレイルで、石畳も多く、まさしく、野を超え山越えのハードコースで平坦なアスファルトを走る単なるウルトラマラソンとはわけが違う。

ノーマルな人々の反応としては、3日3晩、寝ずに山の中を走り続けると聞けば、「はぁ?何のためにそんなことを?」というものだろう。私も、人間のやることではないと今も思っている。ただ、その過酷な大会に、何人も知った人がチャレンジしており、ちょっぴり応援するために、140㎞コースの人たちが自宅近くを通るので、私設エイドを何度か出してきた。
全く、自分で参加するつもりなんて、なかったけれど”35㎞歩け歩けの部”なら、それほど無理ではなさそうだし、最後の開催だということで、今回はエントリーしてしまった。

歩け歩けの部は、昨年までは山口⇒萩の片道コースだったけれど、今年は最後ということで、初めに萩までバスで送ってもらい、全種目共通の最終部分、萩⇒山口のコースでゴールに向かうことになった。他の部門と違って、タイム計測もしないし、実際には、途中のお弁当をもらうためのゼッケンをつけているだけで、普通に歩いていれば、たどりつける。普通とは言っても、山道が半分以上で、距離もあるので、普段運動をしていない人には、ちと厳しいかもしれないけど・・・

 大体の予定としては、1時間に5kmすすむとして7時間。昼食タイムや休憩をいれると、8~9時間ではゴールできるだろうという計算。制限時間までは、11時間あるので、時間的には余裕。これまでにも、何度かランニング大会やトレラン練習で走ったことのある道なので、楽しく、ゆっくりと進むことができた。
途中、前の前の晩から走り続けている250㎞コースの選手に出会うたび、この人すでに220㎞走っているんだなあと全国津々浦々から参加(ゼッケンに都道府県が書いてある)している物好きというか変人というかに、「頑張って下さい」と声をかけながら歩くのも、楽しみ。そして、140㎞や70㎞の部門にも10人以上知り合いが参加しているので、出会えば励まし、〇〇さん、まだ会わないなぁ、大丈夫かなぁと思いをはせながら歩いていった。
20㎞地点の佐々並で、お弁当をいただいたころから、両足の小指の痛みが出始め、靴下をぬいでみると、ばっちりマメができていた。とりあえず、リュックにいれておいた絆創膏をはって、何とか対処。ランニングではいつも5本指のソックスをはいていて、小指にマメなどできたことなかったのに、今回は、トレッキング用の二股ソックスだったので、これがいけなかった。やっぱり長距離は5本指ソックスに限ることを実感。
最後の6kmは、萩往還道最高地点の板堂峠を越えて、ひたすら下り。上りもつらいけど、脚が疲れてからは、明らかに下りの方がきつい。特に足の爪がシューズにあたって痛いのは、いつも経験することで、周囲からも、「上りほうがまだまし」という声が聞こえてきた。
山道を下って、天花畑まででると、あとはアスファルトの一般道。ゆるい下りのラスト3㎞は、たまたまみかけたランニング仲間のツワモノ女子に声をかけ、彼女の5回目の250㎞の完踏におつきあいし、二人で一緒に歩いた。歩いている間、いろいろ話をきいていると、もう60時間寝ていないとか、手がむくんでにぎれないとか、物を落としても、かがんでとれないとか、どれだけ体に悪いことをしているんだろうと本人も自覚しているようだった。前の晩は、突然の雷雨と突風の中、身体が冷え切って震えながら夜通し走りつづけていたとのこと。それだけつらい思いをして、なぜ?
う~ん、これは、凡人には理解できない限界への挑戦というヤツなのか・・・

人間と思えない彼女は、250㎞を46時間で、凡人である私は、35㎞を9時間で歩き切り、ゴール。ちょっと疲れたけれど、天気も良かったし、春の萩往還道を満喫でき、いい運動、いいゴールデンウイークになった。もう、来年の大会はないので、心の引き出しにこっそり入れて、小さな思い出としてとっておこう。


伏見稲荷大社

2018-04-30 23:36:46投稿

 ゴールデンウイークの前半、私用で京都に1日だけ出かけてきた。
観光目的ではなかったのだけれど、帰りの新幹線の時刻まで、2時間あったので、京都駅から近い伏見稲荷大社に寄ってみることにした。今まで、京都には、数年に1度は来ているのに、有名な観光名所をほとんど訪れたことがない私。
伏見稲荷大社は、いわゆるお稲荷さんの本家本元ということだけで、どんな所かも知らず、とりあえず、京阪電車の伏見稲荷駅で降りてみた。
天気もいいし、連休中なので、人は多いだろうと思ってはいたものの、まあ、夕方4時過ぎてるし、そこまで混雑してないだろうから、1時間くらいでさっさとまわって帰ればいいやくらいにしか考えていなかった。けれど、駅からは、大社から帰ってくる人だけでなく、むかって行く人も結構な数。一人旅の私は、日本語以外をしゃべる人々の間をぬうようにして、とっとっとっと早歩き。


正面の建物、重要文化財の桜門は、たちどまる人たちをかき分けてすすみ、形だけ本殿にお参りをして、大社の裏山、稲荷山に向かう。稲荷山山頂までの坂道の階段に、鳥居が連続しているのが、有名な千本鳥居。場内の案内図をみると、鳥居の並ぶ略図が描いてあり、結構な数の鳥居があるんだなとは思っていたけれど、なんせ、狭い鳥居のトンネルを抜けていくのに、途中で止まって写真をとる人があちこちにいるし、なかなかすすまない。
鳥居が所々で途切れるたび、人の数は減っていくけれど、進めど進めど、鳥居がなくなる気配はない。階段の踊り場のように、少し広いところがあって、ここでおわりかなと思っても、またその先にトンネルがみえる。前をゆく人たちの足どりがかなりゆっくりになったころ、緑がとぎれたところから、京都市内が見渡せるようになってきた。かなり、高くなってきたぞ。もうちょっとだ!
そして、鳥居がとぎれ、階段がなくなって、小高い丘の上にたどり着いた。売店もあって、ベンチで沢山の人がくつろいでいる。
「あ~やっと着いたぁ。」
ほっとして、京都市内を見渡し、写真をとって、そろそろ降りようかなと思った時、右奥に、また、鳥居のトンネルが続いているのに気付いた・・・
「マジ?ここは山頂じゃなかったの?」
せっかくここまで来たんだから、やっぱ山頂まで行かなきゃ意味ないよなと思い、はおっていたものを脱いでリュックに押し込み、再スタート。また鳥居が立ち並ぶ階段を一段ずつ早足で上っていった。どうせ、もうすぐ着くだろうし・・・と思っていたけれど、のぼれどのぼれど、鳥居がとぎれない。気づくと、周りの人の数はかなり減ってきて、とろとろと進む人達を次々と追い抜いていくうち、大学生と思われる男子3人と私の4人がいっしょに階段を上っている状況になっていた。彼らの上るスピードが自分にあっていたし、3人の会話を聞いていると、一人が過去に山頂まで行ったことがあって、道案内的に先頭を進んでいる様子だったので、3人のあとをとにかくついていくことにした。その先頭ボーイが「次で終わりだと思うけど」というようなことを、何度か言っているのが聞こえるけれど、いっこうに終わりは見えない。何度目かの「たぶん次」を聞いたあと、「さすがに俺も自信がなくなってきた。」「おまえ、ホントに来たことあるのかよ。」という会話に・・・
私としては、彼らの後をついていくのはいいけれど、だんだん時間が気になってきた。坂を上り始めてそろそろ30分。このまま頂上まであと10分以上かかるようなら、京都駅までの距離を考えると新幹線の時間がヤバい。「もし、次に鳥居が途切れたところが山頂じゃなかったら、引き返すことにしよう。」と心に決めて3人の後を追っていくと、小さな休憩場所にたどり着き、「山頂まであと5分」の立て札が目に入った。
「あと5分!!!時間がない。引き返すか・・・いや、やっぱりここまできて、あきらめるわけにはいかん!!」
立て札の横にあった自販機で、ポカリスエットを1本ゲットし、半分くらいを一気に飲んだ後、また鳥居のトンネルへ。とにかく急いで上っていくと、見えなくなっていた3人組に追いつき、その直後ついに山頂到着。予想していた山頂とは違い、まったく、展望もできないし、広い場所もなく、朱色でない鳥居の前に賽銭箱があるだけ。帰り道の略図があったので、見てみると、来た道を帰るほうが早そうだった。
「よし、急いでおりるぞ!」標高233mの山頂滞在時間は3分。あとはひたすら階段を降りるだけ。考えてみると、初めに山頂と信じた場所は、せいぜい6合目くらい。ジーンズにスニーカーという、普通の恰好で上るには、ちょっとハードなコースといえた。
あとでわかったところによると、千本鳥居とある鳥居の数は、実は約1万本あるとのこと。山頂まで登って降りるなら、2時間くらいは見ておかないと無理とのこと。
結局、1時間ちょっとで、ひたすらのぼっておりた鳥居の階段。観光というよりも、完全なるトレーニングだった。普段ジムに行っている時とほぼ同じくらいの運動量だったし、同じように全身汗びっしょり。
まあ、1万本の鳥居は、一見の価値はあったと思うけど、あまりに早く通り抜けたので、ご利益は期待できそうにない。


グラミーの死に思う

2018-04-22 23:57:37投稿

 普段、魚料理を何も考えずにたべているが、金子みすゞの有名な詩「大漁」にもあるように、人間の食べる動物たちにも、人生(?)というものはあり、彼らの「お弔い」の時は、人間に捕まった時だ。
でも、動物たちの中では、食べられない動物のほうが圧倒的に多く、野生で保護されるものもあれば、ペットとして飼われるものもあり、これもまた、人間のエゴ。

まあ、地球のいろいろな部分は、人間の手によって成り立っているので、仕方ないんだけれど、去年の8月からわがクリニックの待合室に登場した熱帯魚の水槽で、先発メンバーの1匹だったネオンドワーフグラミーが死んでしまい、なんだか色々と考えさせられた。

水槽の管理はメインテナンスのプロに委託しているので、クリニックでの作業は、餌をやることと、死んだ魚を取り出すことだけ。実際、素人では、きれいに水を保つのは、かなり難しいし、水槽を置いた目的は、待合室の癒しなので、見栄えが良いことが最優先。魚たちも、見られるために存在しているのであり、すいすい泳いでいればOKと思っていた。
水槽全体では、15種類くらい、80匹前後の熱帯魚が泳いでいるんだけど、8か月の間、平均して、1週間に1匹くらいの割合で、魚が死んでいった。
これまで死んだ魚のほとんどは、気づくと浮いていたり、沈んでいたりしていて、「あ、死んでるな」と、すくって捨てるだけ。メインテナンスの方に、魚が減っていれば追加してもらう感じで、数もあまり減らない状態をキープ。

もともと、特別熱帯魚に興味があったわけでもないし、知識もなかったとはいえ、毎日水槽を眺めていると、何となく、魚たちの性格というか、特徴というか、動き方などにも個性があることが分かってくる。餌をやるときの反応だったり、メスの後を追うオスの姿だったり、じっと見ていると、結構時間がたつのも忘れてしまう。ちょっと嫌なことがあっても、何となく気持ちが落ち着き、まさに、癒しの効果を実感してきたし、魚に対しても、可愛いなという気持ちを持つようになってきた。
ただ、水槽にいる魚が死ぬ瞬間というものを見たことはなく、「見たら死んでた。」というだけで、特別死んだ魚に対してそれほど悲しむことはなかった。一般的に、食べる魚についても、水から上げれば、すぐに死ぬわけで、いつのまにか魚ってのはすぐに死ぬんだという認識になっていたような気がする。
ところが、2週間くらい前から、2匹いるうちの、1匹のグラミーが、口を水面に向けて、縦になっている姿を時々見るようになった。「魚が餌を食べる目的以外で、上をむくなんて、おかしいよな。」とは思っていたけれど、気づくと、普通に泳いでいるし、そういうもんなのかと勝手に納得。
けれど、日に日に、縦になっている回数が増えていき、「こいつ、弱っているに違いない。」と考え始めた。それでも、初めに変だなと思ってから、1週間以上たつし、普通に泳いで、餌を食べることもあったので、やっぱり大丈夫なのかと思ったころ、ついに、上を向いて縦になり、水面で口を出してぷくぷく泡を吐いた直後に、今度は急降下して、砂面に落ちていき、横たわったのを目撃して、「あ、死ぬんだ。」と確信した。その後も、気になって、じっとみていると、底に寝たまま口をパクパクしたかと思うと、少し泳いで浮き上がるというのを、何度か繰り返すようになった。横たわっているところに、水槽の掃除屋であるアルジーイーター(ナマズの一種)が勢いよく泳いできてつつかれる様子は、あまりに可哀想だった。1時間くらい観察し続けていても、苦しそうにしているだけで、死ねない感じなので、私もあきらめて、「間違いなく朝までには死んでるはずだから、朝きたときに、すくってあげよう。」と思い、その日はクリニックを後にした。そして、次の日、着いてすぐ、水槽をのぞくと、底に横たわったグラミーが、なんとまだ、口をパクパクしていた。死ねそうで死ねない5cmほどの小さな魚。病棟で働いていたころ何度かみた患者さんの最期と重なるものがあった。
今まで自分が見てきた魚の死は、死んだ状態をみるか、釣りなどで、水からあがって鰓呼吸できなくなった魚だけで、泳いでいた魚が命尽きるときって、こんなにも苦しむものだったのだと、初めて知らされた。魚でも同じ生き物だったんだ・・・
その後、ずっと見るのがつらくなり、1時間おきに見に行くと、そのたびに、横たわっている位置が移動しており、さらにつらくなった。そして、3時間後、岩の隙間にはさまって、動かなくなっていた。

朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽鰮(いわし)の
大漁だ
浜は祭りのようだけど
海の底では何万の
鰮(いわし)のとむらい
するだろう


サービスエリア

2018-04-16 23:11:38投稿

春の嵐が過ぎ去り、快方に向かう天気予報だったので、久しぶりに、仲間と自転車ツーリングに出かけた。
コースは、初めから決めず、小郡から、宇部、山陽小野田方面を適当にまわる感じ。学生時代から通算10年、宇部に住んでいたのに、宇部市内も中心を外れると知らない道ばかりで、「こんなところに、こんなもんがあったんだ・・・」とキョロキョロしながら、田舎道を行く。

私が住んでいたころは、宇部市ではなかった現在の宇部市楠町にある、”こもれびの郷”で、休憩をしたあと、東方面に戻る。
大体、中国道にそった方向で、中国道よりも北側の山沿いの道をこいでいった。
天気もよくなり、青空と山の緑のコントラストの中、車もほとんど通らない道添いでは、とうにちった桜のかわりに、濃いピンクの山つつじがあちこちに出現し、目を楽しませてくれる。
広島市内の中心で生まれ育った自分は、山口県民になってから、ことあるごとに田舎は不便だなと思ってはいるけれど、こういう、のどかな風景の中を自転車で走るときは、必ず思う。
「田舎っていいな。」

ただ、田舎道だけに、店らしきものはホントにみあたらない。
どこかで、コーヒーでも飲んで、休憩したいなと思っても、飲食店Nothing!

そんな時、仲間の一人から、「サービスエリアに寄ったらいいじゃん。」との意見。
「サービスエリアって、高速道路の?自転車で入れるん?」

いまだかつて、高速道路のサービスエリアに、高速道路を走っている時以外に入ったことはない。そもそも、サービスエリアに高速を走らずに入ってみようと考えたこともないし・・・
「だって、従業員は、高速に乗って通勤するわけないやろ。どこのサービスエリアだって、外からの入り口がないと困るじゃん。」と言われ、まあ、それもそうだけど・・・と半信半疑というか、眼からうろこというか、人生初の、高速道路サービスエリア破りにちょっと期待高まる私。

中国道が見えてきて、それまでの県道から、脇道にそれ、ほぼ田んぼのあぜ道といってもいい道をしばらく走ると、「あそこ!」と指をさす友達。まぎれもなく、それは、数年前にリニューアルオープンした、美東サービスエリア。高速道路とは反対側の建物の裏手が高台にあり、そこにつながる、田んぼから続く坂道が見える。あの坂を上れば、入れるんだ・・・

ぐるっと回るようにして、そのふもとにたどり着くと、おそらく傾斜10%以上はあると思われる、自転車で上るには、気合の入る坂道が目の前に。ギアを軽くして必死にペダルを回してのぼり、息も切れ切れになってたどり着いた先は、過去に何度もおとずれたことのある美東サービスエリア(上り車線)だった。

当たり前といえば当たり前なんだけど、坂を上りきった場所は、柵で仕切られた職員専用駐車場となっており、一般高速道路の駐車場とは、車の行き来はできない構造になっていた。ただ、完全に建物の裏というわけでもなく、普通に表から入っても、すぐに見える場所にあり、2輪車なら、自由に出入りできる程度の仕切りしかなかった。
「こんな風になってたんだ・・・」高速道路の裏口を知ってしまったことに、やけに感動。
乗っていたロードバイクを仕切りの柵にくくりつけ、店内に入る。日曜日の昼で、結構人が多かったけれど、何となく、今までに訪れた時とは違う気分で、コーヒーとトマト大福(季節限定で売られていた!)で一息つき、脚休め。

その後は、また坂をおりて、田舎道を滑走し、走行距離70㎞のロードバイクツーリングが終了。
ちょっと脚は重くなったけれど、自転車で出かけると、新しい発見があっていいなと感じた春の1日。


野村忠宏さん

2018-04-06 13:25:14投稿

昨日、宇部市で行われた山口県スポーツ医科学研究会に参加した。
参加したのは、一応、スポーツドクターの認定を持っているのでというのが理由の一つ。もう一つは、あの野村忠宏さんがパネリストとして迎えられているので、本物を見に行きましょうという、ミーハー精神のため。

野村さんと言えば、アトランタ、シドニー、アテネと3大会連続のオリンピック金メダリストとして、あまりにも有名。最近では、お昼のワイドショー、”ひるおび”にコメンテーターとして出演されているけれど、出演日が木曜日で、クリニックの休診日に当たるので、ちょくちょくテレビで見ていた私。
実際、柔道選手としては、世界一をとった人なので、文句のつけようがないけれど、政治や社会問題も取り上げる番組のコメンテーターとしては、どうなのかな?とテレビを見て思っていた。ただ、大学院で、スポーツ心理学を学び、医学博士号までとられている勉強家ということを知り、少し、見る目が変わったのも事実。今回、どんな話が聞けるのかと、楽しみにしていた。

今回のお題は、スポーツにおけるメンタルの問題。実際には、野村さんの柔道人生における数年おきの転機の中で、どのような気持ちだったのか、どのように自分をコントロールしていったのかというお話を聞くという感じだった。
 もともと小柄で、高校生のときは40㎏台だった彼は、高校までは無名の選手。その後大学に入って、開花し、21歳でいきなりオリンピックチャンピオンという、どちらかとういうと異色の経歴。柔道一家に生まれ、のちに天才と言われることが多かったけれど、実際にはまったくそんなことはなく、どこにいっても「ちっちゃい」といわれ、親にも「柔道やめてもいい」と期待されていなかった10代のころがあったからこそ努力できたのだという事だった。4連覇のかかった北京オリンピックを目指していたときに、大けがをし、結局その後国際大会で活躍できないまま、10年間も現役であり続けた理由など、そのとき、そのとき感じていたこと、考え方をかえていったことを語ってくださった。

正直にいうと、怪我と闘い、膝はボロボロで、医者としては、ありえないと思う状態で、現役を続けたその本当の気持ちというのは、私には理解できなかった。
3度もオリンピックで国旗を掲げた人なんて、世界中でも数えるほどしかいないわけで、そんな、特別な人の気持ちを、凡人が理解しようと思っても無理なのかもしれないなというのが、今回の感想。やっぱり、世界一というのは、普通じゃない人にしかなしえないことだということはよくわかったかな・・・


プロ野球開幕

2018-04-01 23:39:55投稿

3月後半から、記録的な暖かさが続き、4月に入っても、晴れの日続きの予報という中で、プロ野球が開幕。

開幕前、ネットやテレビで、解説者の順位予想をみると、セリーグは4強2弱らしい・・・
6割がたは我らがカープを1位と予想。次に多いのがDeNA、そして、阪神、巨人。中日とヤクルトを予想した人は一人もおらず・・・
私の中では、ヤクルトの青木、巨人の上原、中日の松坂と、大リーグから見捨てられた人々が活躍したら、ちょっと手ごわいぞとは思っているのだけど・・・でも、所詮見捨てられた人々だから、カープに黒田が戻ってきた時とは比べる余地もな~し。

と、好き勝手なことを言っている。

実際、プロ野球の楽しみって、この、好き勝手をいうというところにもあると思う。野球に限らず、スポーツ観戦には、選手のことを差し置いて、言いたい放題的な部分はあるけれど、オリンピックなどは、ひたすら、応援、感動・・・結果によらず健闘をたたえる的な感じ。

でも、プロスポーツファンの場合、”文句言い”というのが、観戦の主要部分かも。
「ここで、フォアボールはないやろぉ」
「ど真ん中、見逃して、どうすんの?」
「センター方向が、セオリーでしょうが!」

テレビに向かって、文句を言い続ける日々が始まったかと思うと、いきなり3連勝。
今年こそ、日本一だぁ!!


雨の中・・・

2018-03-22 17:10:34投稿

関東では大雪となった春分の日、レノファ山口の試合観戦に出かけてきた。

かくれカープファンとして、野球はそれなりに知識もあるし、主だった選手の名前は、結構知っている方だと思うけど、(少なくとも自分の交流のある人たちの中では)サッカーとなるとまったくもって何も知らない私。
日本代表の試合をテレビで見るくらいで、選手の顔と名前は、本当に有名な人しか一致しないし、ルールもかろうじてオフサイドは知っているかな・・・という程度。
けれども、一山口県民として、地元のプロチームを応援してあげたい気持ちは持っているので、今シーズン出だし好調のレノファをちょっと見に行くか・・・と思い、先月、前売り券をゲットしていた。

しか~し
今週初めから、天気予報は、毎日傘マーク。
野球なら雨で中止になって、チケットは払い戻しになるけど、サッカーってよほどの悪天候じゃないと中止にならないよなぁ。雨なのに行きたくないなぁ。と初めから気持ちは全く乗り気でなかった。

そんな後ろ向き気分、大雨の中、せっかく買ったチケットだしと思い、出かけてみると、入場者数は3500人とのことで、観客席には空席がめだち、屋根のある席を確保できたので、何とかぬれずに観戦することができた。
気温は10℃前後の予報だったので、防寒は必至と必殺ゴアテックス厚厚ジャケットを着こみ、対策は万全。冷たい雨の降りしきる中、意外と快適。
けれど、屋根のないグランドは雨が全く止むこともなく、選手が走るたび、水しぶきが飛び、ボールが落ちても、まったくころがらず、パスが届かない。まるで水球をやっているような感じ。選手が気の毒になるけれど、サッカー選手って慣れているんだろうし、天気は味方にも敵にも同じ条件だから、しかたないと、同情はしないことに。
そして、前半、40分、鮮やかにゴールが決まって、大盛り上がり。
「よ~し。今日は勝つぞ。」
後半に入ってからも、すぐにもう1点追加。
この雨の中、今日は勝てそうだなぁ。でも、サッカーってあっという間に2点入ることもあるし、もし、3点目が入ったら、もう、さっさと帰ってしまおう。そんな、楽勝ムードでいたところ、後半32分にミスから1点とられ、雲行きが怪しいことに・・・
アディショナルタイムが4分と、思った以上に長いぞとやばい雰囲気がアップしてきたところで、コーナーキックのチャンス。
「よし!!最後まで攻めるんだ!」
とコーナーを見つめていると、どうみても守りに入ったと思われるショートコーナーでおたおたして、相手ボール。そして、残り1分で、なんとPKをとられるという最悪の展開。
完全に勝ちゲームだったのに、最後に守りに入ったのがすべての敗因。
「ショーブってのはね、守ったら負けなんだよ!」
つぶやく私。

この3年間、野球にしろ、サッカーにしろ、私が見に行って、応援しているチームが勝ったことがない。せっかく、雨の中行ったのに・・・


花粉症

2018-03-18 15:40:06投稿

半年ぶりくらいにロードバイクで50㎞以上走った。
天気が悪い時と暗いときには乗らないと決めているので、走れる日はかぎられている。
おまけに、この季節は花粉症の自分には自転車は無理と思っていたので、乗る日がなかった。

今年の花粉は、多い、多いと全国ニュースでは騒がれている気がするけれど、私個人に限ってみると、ほとんど症状がないといっていいほど、楽に過ごせている。花粉症歴は、28年になるので、慣れていると言えば慣れているのだけれど、もしかして、自然に脱感作されたのかなと期待したり・・・
今日も、バイクで風を切っている間、鼻や目のかゆみは出ず、久しぶりに、頑張って乗ったなと思っているのだが、結局、山口、防府近辺に、あまり花粉が飛んでなかっただけのようだ。

花粉飛散状況の過去データを見てみると、1㎠あたりの花粉の個数が50以上になると非常に多いということになるらしいけれど、防府市では、それを超えた日はあまりなかったよう。100個以上の日が3日くらいはあったから、その時は少し症状が出ていたのかもしれない。ここ数日は、10~20個くらいなので、そのぐらいだと、自分の鼻は大丈夫なんだと思う。
実際、飛散状況のデータも、全国で相当な数の場所、特に耳鼻科医院などで、観測されているものが多いけれど、ほんの少ししか離れていない場所でも、かなり差はあるようだ。天候や気温、風向きで自分めがけて花粉が飛んでくるかどうか、天気予報の情報だけでは、わからない。
先週、関東では、4000個以上という、記録的な数が飛び、空が黄色ぽくみえる映像がニュースで流されていた。その場に自分がいたら、どうなっていたのだろう?

20年ほど前に、アメリカで生活していた2年間は、さすがに杉の木がなかったようで、花粉の季節を実感することはなく、もしかして、花粉症、治ったかもと思っていたけれど、2月に帰国したとたん、くしゃみ、鼻水、目のかゆみで、一生、治らないものとさとった覚えがある。今年、自分に症状があまり出なかったのは、結局のところ、自分が生活しているところに花粉が少なかったのであって、やっぱり私の花粉症が治ったわけではないんだろうな。


握力

2018-03-05 23:26:58投稿

この3月で、ランニングを始めて7年になる。

市民ランナーとしては、本気度はかなり低めで、月間走行距離など最近は測ったこともなく、週2~3回、1回1時間以上の運動をするというのだけを決めて続けてはいる。もともと、健康維持が目的で、記録を更新するつもりもないので、細く長く続けばいいんだけど、それでも、7年走っていると、脚力はそれなりにあるのではないかと思っている。
しかーし・・・
学生のころから、腕立て伏せが一度もできず、(当然、懸垂も)腕相撲に勝ったことが一度もなく、握力も20㎏を超えたことがないという、腕力のなさは、ランニングをしても一向に改善しない。(当たり前)
今は、仕事で重いものを持つこともないし、生活に困ることもないし、歳とっても、足腰が丈夫な老人は人に迷惑をかけないですむからいいやと、思っていた。
ところが・・・
今朝、いつも飲んでいる飲み物の瓶の蓋(ペットボトルの蓋のようにまわして開ける)を開けようとして、すぐにはあかなかったことに、愕然とした。先月末にたまたま見た「たけしの家庭の医学」を思い出したからだ。
その内容は、握力の低下が血管の老化と深いかかわりがあるというもの。瓶の蓋を開けられなかったり、雑巾がきつく絞れなかったりなどの握力低下に要注意!!と、番組内で紹介されていた。
言い訳をすると、1年半前に、右手首を骨折しているので、そのせいで蓋をあける力が弱くなっている可能性はあるんだけど、でも、少なくとも1か月くらい前は、同じ蓋をすっとあけられたはず・・・

老化を予防(不老不死は無理だけど、少しでも遅らせる)するためには、走って足腰を鍛えるだけでなく、腕も鍛えなきゃいけないのだ。
あ、老眼の進行を食い止めるための、アイトレーニングも・・・

中高年は頑張るしかないのね・・・


大会後

2018-02-25 23:26:18投稿

 メダルラッシュに沸いた平昌オリンピックも今日でおしまい。

時差がなかったので、ほとんどの日本選手のメダル獲得の瞬間を生放送で見ることができ、わくわくの2週間を過ごさせてもらった。血のにじむ努力を重ねてきて、世界の頂点に立てた選手って、本当にすごい。選手だけでなく、強化対策をしてきた、競技団体や国の方針も功を奏したのだと思う。

冬季オリンピックだけでなく、今日は、東京マラソンで、16年更新できなかったマラソンの日本記録も出たし、東京オリンピックにむけての成果が少しずつ出てきているみたい。記録出したら、1億円というのもちょっとすごいけど、社会主義国では、金メダルとったら一生涯暮らせるお金と環境が与えられるのが普通らしいから、やっぱりお金をかけなきゃいけないのかな・・・

トップアスリートの話とは、全く違う次元のことだけど、私が2週間前に参加した、超ローカルなランニング大会の主催者(中須公民館)から、昨日、封書が届いた。
何かと思ってあけてみると、参加者47人(!!)全員の記録と、私が写っている写真4枚が入っていた。「なんとまあ、ご親切な・・・」今まで参加した、一般のランニング大会では、”オールスポーツ”など、写真を撮りまくって、ネット上で販売するプロのカメラマンの撮影ばかりで、自分が写っている写真を探すのも大変だし、安くても1枚1500円以上はするし、いわゆる商売としての写真しかなかったけれど、今回は、大会のスタッフがとってくれた写真。しかも、スタッフが1枚1枚写っている選手のゼッケン番号を確認してプリントしてくれたもの。参加費は2500円だったけど、参加賞で立派なスポーツタオルもいただいたし、うどんも食べたし、赤字なんじゃないかと心配してしまう。当然、普通の大会のようなスポンサーなんていないし、正真正銘の手作りの大会だった。本当に参加してよかったなぁ。

オリンピックもよし。自分で参加する小さな大会もよし。
一応、スポーツドクターの認定も持っている私。スポーツをする女性の診療の傍ら、自分の心身の健康のため、これからも細々とスポーツに携わっていきたいなとあらためて思った週末だった。


富士山

2018-02-19 23:36:18投稿

この週末、日本乳癌画像研究会に参加するため、静岡県沼津市に行ってきた。
今まで、何度か参加しようと思いつつ、できなかった研究会で、今回が初めての参加。静岡がんセンターの先生方が世話人ということで、富士山のみえる会場で行われるときき、楽しみにしていた。

研修医のころ、5合目まではバスで行ったことはあるけれど、それ以上は上ったことのない富士山。
いつかは、頂上を目指そうと思ってはいるけれど、なかなか仕事をしている間は難題山積で、実行に移す日は来そうにない。せめて、富士山のみえるきれいな景色を堪能できればいいなと思い、診療の終わった金曜の夜、一路東京へ。
夜遅くなるため、品川で一泊してから、朝の各駅止まりの新幹線で、三島に向かった。三島から、沼津までは、普通列車で一駅という距離。品川からたった1時間で到着。

まず、新幹線で三島駅に降り立った瞬間、ホームから富士山が。雪のない山の後ろに雪をかぶった真っ白な頂。「あれ、富士山よねぇ。こんなに近いんだ・・・」
今回の旅で初めて見た富士山にちょっと感激。天気も良く、青い空に映える白い山。でも・・・もっと、全体が見えるかと思ったのに、なぜか、手前に山があって、上の方しか見えない。「あの山、邪魔だよね・・・」

沼津に到着して、とりあえずホテルに荷物を預ける。ホテルの部屋が北側で、上層階ならきっとよく見えるだろうなと期待しつつ、学会場へ。
学会場からも、富士山はみえはするものの、やっぱり手前の山が邪魔。そうか、静岡側からはあまりいい角度で見えないって、昔、聞いたことがあったなぁ。

静岡がんセンターの先生の講演の冒頭に、がんセンターの紹介があり、富士山を臨む病院の写真が写され、「みなさん、富士山の手前の山が邪魔だと思われたんじゃないかと思います。この山は”愛鷹山(あしたかやま)”と言います。」と教えてくださった。
愛の鷹と書いて、あしたか山とのこと。これが富士山の邪魔になっているのね。

 ホテルにチェックインしてみると、部屋は一番下の3階だし、南側だし・・・
部屋からの景色はあきらめ、翌日の出張恒例早朝ジョギングに期待。出発する前から、富士山を眺めながらのランをとても楽しみにしていた。
翌朝、夜明けと同時に、ホテルを飛出し、北に向かって走ってみたけれど、富士山が近くにありすぎて建物が邪魔し、まったく見えない。あの建物の向こうまで行ったらみえるかも、と走っていくものの、その前にも建物が。近づくにつれて、愛鷹山の占拠スペースが大きくなり、富士山はいよいよてっぺんだけしか見えなくなってきた。

とりあえず、天気が良かったことはラッキーだったけど、富士山全体を見ることはできなかった沼津滞在の2日間。またいつか、山梨県側から見たいと思う。


菅野湖畔10マイルレース

2018-02-12 16:02:27投稿

昨日、曇り時々小雪時々晴れ時々吹雪という、寒空の下、第22回菅野湖畔10マイルレースに初めて参加してきた。
大会の案内パンフレット(1枚の紙切れ)に、「地元のランニング愛好家による手作りの大会です」とあるように、きわめてローカルなきわめて小さなランニング大会で、山口県内の人にもあまり知られていないレース。
距離は10マイルとあるので、大体16㎞くらいの、周南市の山奥の人造湖(ダム)の周りを走るコースで、かなりのアップダウンがあるロードレース。
3~4年前に、この大会があることを知り、参加人数が少なく、入賞できる可能性が結構あるよとランニング仲間から聞いていたので、是非一度参加したいと思っていた。いつも2月の寒いときにあり、山の中なので、雪道のことも多いから、結構大変だけど、参加者全員、うどん食べ放題だし、じゃんけん大会でお米がもらえるし、一度参加した人はまた行きたくなる大会とのうわさ。

朝、まったく雪のない防府を出発し、徳山動物園のあたりまで2号線をすすみ、それから北東の山奥へと車を走らせること30分。周りは結構雪が残っており、路肩は凍ってつるつる状態のところもかなりある、店も何もない田舎道沿いに、会場である中須地区総合運動場はあった。
参加受付をすると、定員300人の大会なのに、今回の参加者は男女合わせて48人くらいとのこと。その内女性は15人くらいで、上位6位まで表彰あるのは変わらないらしく、もしかしたら、入賞できるかもとちらっとよぎったけれど、余計なことはあまり考えず、マイペースで走るのが一番とスタートラインにたった。
そんなに必死で頑張るつもりではないものの、あまりオーバーペースになるとあとがつらいので、一応GPS時計は腕にはめて、スタートボタンを押して走り出した。めったに使わないので、どのボタンが設定なのかわからないまま走り出し、チラッと時計をみると、どうも、距離表示になっておらず、1km何分かのペースはわかるものの、今どのくらいの距離を走っているのかがわからない。
「ペースがわかればいいか・・・」と、マイペースの㌔6~6分半を目安に走って何となく、いい調子。開会式のときに、「10kmのところに1か所給水所を設けています。」との話だったので、”給水所がきたら10km、給水所がきたら10km”と自分に言い聞かせながら走っていた。なんせ、小さな大会なので、距離表示もなく、道路の車両制限もなく、初めてのコースで、いつになったら、坂が終わるのかもわからないまま、もくもくと走る感じ。雪と風で相当な寒さの中、ところどころに道案内や、写真撮影のスッタフの方が立っておられて、声をかけてくれるのが、本当にありがたい。
ようやく給水所に到着し、スポーツドリンクをコップ2杯いただき、「ここ、10kmですよね」と尋ねると、「いやぁ、8㎞くらいですよ。」といわれ、がっくり。8kmってことは、まだ半分・・・気をとりなおして、そこから延々と続く上り坂に入った。
普段、ジムでベルトの上を走るとき、できるだけ傾斜をつけるようにしているので、上り坂はそれほど苦ではないのだけれど、下りになると、結構脚を使ってしまうので苦手。上りでは、目の前に人がいればがんばって抜かそうと張り切り、下りになるとおいて行かれるというのを何度かくりかえしていたものの、後半は、人数も少ないので、前にも後ろにもほとんど人がいない一人旅。

マイペースはたもちつつ、10㎞はすぎたよなぁと思っていたころ、曲がり角に道案内で立っていたスタッフのオジサンが、「あと2km。がんばって!」と声をかけてくれた。「え~ホント?あと2kmしかないんですかぁ」
急に、うれしくなり、あと2㎞なら、もう少しスピードをあげられるぞと思い、ペースアップ。20m位前を走る人との間を少しずつ詰めていき、ゴールが見えたらラストスパートをするぞとペースをあげていたところ、なかなかそれが見えてこない。「やっぱ、あのオジサンのあと2㎞を信じるべきではなかったな」と思ったころ、ようやく、運動場の建物が目に入ってきた。よ~し、頑張るぞ。となんとかそこからのラストスパートで、前に見えた3人を抜くことができた。なんせ手作りの大会で、タイムの記録も手作業だから、ゴール手前でゼッケン番号を確認して、何と名前をマイク読み上げてくれる。そして、ゴールにはゴールテープと3人のカメラマンが待っているという豪華さ。
ランニングの大会でゴールテープを切らせてもらえるという経験は初めてだったのでチョー感激。結局、女子では7位だったみたいだけど、そんなことはどうでもよく、小さな大会の良さを満喫させていただいた、極寒の中の心あたたまる大会だった。22年も続いている理由がわかる気がした。

ちなみに、あとでわかったことだけど、給水所は9kmくらいで、オジサンのいるところはあと2.5㎞くらいの地点だったとのこと。10マイルというのもかなり怪しく、15㎞もないのではとのことだけど、そんなことはどうでもいいくらい、いい大会だったので、来年もまた出たいなと思っている。


オリンピック

2018-02-10 19:02:32投稿

ついにピョンチャンオリンピックが開幕

昨夜の開会式は、テレビの中継を、いつみるのをやめようかと思いつつ、結局2時間半、ほとんど見てしまった。
いつもオリンピックと言えば、開会式は華やかだけれど、セレモニーとしては、相当長時間だし、選手入場は、日本の順番を待っているだけで、疲れてしまうしということで、あまり、本気で見たことがなかった私。そもそも、外国開催は時差があるので、生放送で、初めから見ることができるチャンスはないのが今までのオリンピック。
時差のない、20年前の長野オリンピックのときは、アメリカに住んでいて、まったくと言っていいほど見ていないし・・・
日本でもそうだけど、テレビ中継は、自国の選手が中心に放送されるので、長野オリンピックでの日本人の活躍なんて、知るすべがなかった。あのころは、インターネットもなかったし、それこそ日本と真逆の時間帯だし・・・アメリカ人ばかりうつる日本開催のオリンピックをテレビでチラッと見ては、「せっかく日本でやってるのになぁ」とあのときばかりは、アメリカにいることを悔やんだものだ。

今回は、時差のない隣国での開催。しかも、やたらとメダル候補の日本人選手がいて、一日本国民として、楽しみにしている。どんなスポーツでも、結果を知ってみるんでは面白さが半減してしまうので、やっぱ、”LIVE”と出ている画面を見ながら興奮しなきゃ、つまらない。個人的にはどのスポーツも、ド素人なので、詳しいルールとかはわからないけれど、氷と雪の上でする競技には、たとえばラグビーみたいな複雑なルールがないのが、いいところ。素人なりに、テレビを見て、応援しようと思っている。

ただ、屋外の競技については、信じがたいほどの高さを飛んだり、スピードを出したりするものが多く、みていると、恐ろしくなってしまうのも事実。過去に競技中の事故で命を落とした人もいるし、その点は、サンデーモーニングの張本さんみたく、「危ないねぇ・・・何がおもしろいのかねぇ・・・」と言いたくなる気持ちもあるにはある。とにかく、どんな選手であれ、今まで死ぬほど練習して頑張ってきているんだし、くれぐれも怪我をしないで悔いのないオリンピックにしてほしい。

開会式は、想定されていた極寒の気温よりはずいぶん高かったようで、ラッキーだったみたいだけど、メダル候補の選手だけでなく、”参加することに意義がある”レベルの選手たち、スタッフやボランティアの人たちも含めて、寒さに負けず、いい大会だったねと言えるオリンピックになることを切に祈るのみ。


2018-02-01 11:41:10投稿

便利グッズを特集したテレビ番組の中で、老眼のおばさんが化粧をするために開発された片目だけの変なメガネを見たことがある。鏡に近づいてもよく見えないし、メガネをするとアイメイクはできないしという不便さを解消する画期的なグッズという売りだった。
若干、その気持ちがわかるとはいえ、そこまでの老眼ではないし、そのグッズできれいに化粧ができるとも思えず、「あんなもん使うようになったら終わりだな・・・」と思っていたのが数年前。

その後、自分の老眼も少しずつ進み、時々不便を感じることはあったが、まあ、化粧はそれなりにしていた去年、学会出張先で泊まったホテルに置いてあった鏡。
バスルームとは別に、ホテルの部屋の机の上に鏡が置いてあることはよくあることだけど、その鏡は裏と表があり、片方が拡大鏡になっていた。何倍の拡大かはわからないけれど、のぞいてみると、思わず、「ぎゃっ」
毛穴が一つ一つ数えられるくらいにはっきりわかり、あるとは思っていなかった部分の小じわが何本も見える。「見なきゃよかった・・・」

それからしばらく経ち、化粧をするたびに、やっぱり、現実をきちんと把握する必要があるなと思うようになってきた。”知らぬが仏”とか”臭いものにふた”とか”見て見ぬふり”とかいろいろ考えはするものの、老眼と同様、肌の老化の実態もしっかり受け入れて生きていかなきゃ・・・

ということで、機会があれば、拡大鏡を買おうと思っていた。そこで、年末年始の休み中に、都会にはどこにでもあるけれど、山口県内にはない東急ハンズに行った時、ついに、拡大鏡を二つも購入。倍率は5倍の卓上型と、7倍の持ち歩き用のコンパクトタイプ。
買ってはみたものの、これまた、その鏡をのぞいて見る勇気はないまま、1カ月が経過。やっぱり、いやなことから逃げている自分がいた。
だけど、せっかく買ったんだから使わなきゃだめだと、日々思ってはいた。年明けに”今年の抱負”を公言することもないまま正月がおわってしまったので、2月になるのを機に、今年やるべきこと、目標をいろいろと決めることにした。

その一つ、拡大鏡を毎日使う。

今日から2月、気分を新たに、自分の決めたことに取り組んでいこうと思う。
 


求愛行動

2018-01-22 20:02:32投稿

 昨日、福岡で、日本性差医学・医療学会に参加してきた。
この学会は、まだ新しいかなりマイナーな学会で、さまざまな領域の医学的男女差をテーマにしている。もともと、学会を立ち上げたのが、循環器内科の先生なので、参加者も、循環器内科医が中心で、泌尿器科や産婦人科もちらほらという感じ。
以前から学会員ではあったのだけど、学会自体には、あまり参加しておらず、今回、開催地が近く、少し興味ある内容の演題があったので、久々に行ってみようと、日帰りで出かけた。

公開シンポジウムでは、性差生物学についての話題で、東大卒の医者ではない学者先生の講演が3連ちゃん。初めは農学部の先生で、魚類の研究をしている方。

哺乳類、鳥類などは、胎児期から出生直後にかけて、生殖器の性とは別に、男性ホルモンが働くか働かないかによって、メスの脳、オスの脳ときまってしまい、性行動が、メスとオスで異なるようになり、生後の環境などで、それが転換することはないとのこと。仮に、生殖器がメスであったとしても、実験的に出生時に男性ホルモンを浴びせると、成熟してからの繁殖活動はオスパターンになってしまい、治ることはないのだそうだ。けれど、魚は後天的にそれを変えてしまうことができるというのが、講演内容の中心。
多くの動物は、メスの気を引こうと、オスが求愛行動をし、カップル成立の決定権はメスにあるのが普通。その求愛行動は、出生時に決まったオスの脳を持つものが行うということだ。

魚の求愛行動というのもいろいろあるらしいけれど、メダカの場合、オスはメスの前でくるっとまわる”ダンス”を行うのだそう。普通オスがそのダンスをおこなうけれど、実験で、男性ホルモンをメスに与えると、メスなのにそのダンスをしてしまうという結果が出ているという発表。

私としては、魚の脳がどうであっても、普段の仕事や日常生活には関係ないんだけど、なんといっても、今回の講演では、実際の2匹のメダカのビデオを見せていただいたのが面白かった。おそらく、解説してもらわなければ、見ていても何の事だかわからない程度のメダカの”ダンス”。ホンの一瞬、クルッと小さく1回転するのだ。
「よし、帰ったらみてみるぞ!」
学会から帰って、クリニックのメダカを見るのが楽しみになった。

早速、防府に帰ってきてから、待合室に置いてある熱帯魚の水槽を観察。中にはメダカの仲間であるグッピーが何匹かいる。気を付けて、グッピーたちをみていると、1匹のメスに3匹のオスがいつも後を追いかけるように泳いでいることが判明。3匹のうちの1匹は、それこそ、どこに行くのも一緒。決して、メスがオスを追いかけることはないことがわかる。あまりにもいつも追いかけられているので、人間界なら、ストーカーの被害届が必要だと思うのだが、グッピーのメスは迷惑と思っていないのかしらん?
学会では、座長の男性ドクターが、「こういう発表を聞くと、男というものは哀れだなと思ってしまいます。」というもっともな感想をのべられていたけれど、まさにその通りと思いながらグッピーたちを眺める。

これで、毎日の水槽観察が楽しみになったのが、今回学会参加の一番の収穫。


雪国

2018-01-14 15:54:21投稿

この週末、4年ぶりにスキーに行ってきた。
場所は広島県北広島町。スキー場が何件もある中国地方では有数の豪雪地域だ。
そうはいっても、北国ではないので、雪不足で営業できなくなることも多く、先週までは、雨が降ったりしてコンディションは悪く、閉鎖されていたとのこと。スキー場の関係者の方たちは雪乞いをしていたそうなのだけど、5日前くらいから、この冬1番の寒波襲来で、4日間くらいであっという間に1mを超える積雪。ニュースでも、いつもトップは雪関連のことが続いている。

雪不足の心配はなさそうだったけれど、高速道路では、広い地域で、冬タイヤ装着規制が出され、無事に着けるのかなと心配しながらの出発。年末にプライベートの忘年会で、ひょんなことからスキーに行こうという話になって、仲間の都合がつくのがこの日だっただけで、雪とは無関係に日程は決まっていたため、とりあえず距離的には遠回りだけど、雪の少ない山陽道経由で向かった。
山口県内は、まったく雪はなく、このまま晴れるといいねといいながら、東へ車を走らせていると、広島県内にはいったころから、空の色が変わってきた。北側に目を向けると、山が灰色の雲に覆われている。結構雪降ってそうだなぁ~

広島北JCから、北へ向かい、冬タイヤ規制区域に入ったころには、あたりは完全に雪景色。加計スマートインターから高速をおり、約30㎞の道のりを進んでいった。加計のあたりも雪は多かったけれど、幹線道路は除雪がしてあり、まだ一部アスファルトは見えていた。数キロ走ったあたりからは、路面が見えることもなくなり、両サイドに除雪された雪の壁で、道路幅が狭くなってきた。雪道に慣れた知人が運転をしてくれていたので、あまり心配はなかったけれど、高速おりてから2時間ちかくかけ、ようやくスキー場に到着。
その間、何度か除雪車に出会い、住民の方が家の周りの雪かきをしている姿も見かけた。道路は除雪だけでなく、圧雪して、路肩もまっすぐに雪の壁面を作って整備してあり、道路を管理している人たちの仕事に関心しながらの行程だった。真っ白な壁で、道路幅がわからなくならないよう、10mおきくらいに、棒がたててあるのだが、すべて雪にうまって、上数十㎝のみ顔を出している状態。でもそれがないと、どこが道なのか、交差点なのか、360度白いので、区別がつかない。信号機や道路標識も雪に覆われて見えなくなっている部分も多く、こんな雪の中での生活は大変だなぁのひとこと。
アメリカで暮らした2年間を除いては、人生のすべてを瀬戸内で生きてきた自分にとって、雪が積もる事は、そんなに経験することはないので、雪国の人たちが雪かきにおわれる姿をTVで見るたび、申し訳ない気持ちになってしまう。

結局、スキー場では、ついてから帰るまでの約5時間、1秒たりとも、雪はやむことなく、時に吹雪いて前が見えなくなり、視界が10m以下のいわゆるホワイトアウトのような状態になることもあるほどで、スキーをしに行ったというよりも、雪を見に行ったというのが正直なところ。当然、ゲレンデは新雪のふかふかなので、スキー上級者には、よかったのかもしれないけど、万年初心者の私にとっては、ずぼっとはまってしまって板をとられることもあり、最初から最後まで、傾斜の緩い初心者コースでゆっくり滑るだけで終わった。なんせ、第一目標は、怪我をしないことだし、スキーがうまくなる必要もないので、こけずにリフトにのって、降りてこれればOK。それなりには楽しめたかなというところ。
一番の収穫は帰りに立ち寄った温泉で、雪の積もった露店風呂に入れたこと。氷点下の中、雪におおわれた温泉につかる。これはもう、本当にサイコ―!!


成人の日

2018-01-09 22:02:04投稿

 今年の成人の日は1月8日。

昔は、1月15日と決まっていたけれど、最近は、第1月曜なので、正月の続きのような感じだ。
個人的には、1月15日が成人の日だったころ、20歳はとうにすぎていたけれど、本当の意味で成人したという思いを込めて、20数年前の1月15日に入籍をした。その後、成人の日が1月15日に固定されなくなった時、結婚記念日が成人の日ではなくなり、まあ、私たち夫婦の記念の日なんてそんなもんだよなと思ったものだ。

そんなことは、さておき、山口県の多くの市町では、本当の成人の日ではなく、3連休の真ん中で式が行われる。都会の市や区では、成人の日に行うことが多いみたいだけど、田舎は実家に帰ってきやすいように、前日が多いようだ。結局、記念日的な要素がないのが、成人の日ということなのかなぁ。
これまた、個人的なことだけれど、その連休の真ん中で、我が家の大学生の次男も成人式を迎えた。親としては、子育ての卒業式といってもいいけれど、一人前になったといえるのは、やっぱり社会人になってからだし、実際、一人暮らしをしているとはいえ、親が仕送りをしているのだから、親業はまだ卒業ではないのかも。
当日、女の子が式を迎える家庭では、まだ真っ暗な早朝から、着付けにメイクに髪のセットと大忙し。昔から続く、日本の伝統行事で、一生に一度の大仕事のようで、一般的には、女の子とその親は、感慨深いものがあるようだ。ただ、自分が20歳のときは、振袖に使うお金があるのなら、安くていいから車が欲しいとのたまい、そもそも振袖禁止全盛期のころだったこともあり、晴れ舞台のイメージなどまったくなく、成人式の写真なんて1枚もない私。それから数十年たったわが息子の成人式はといえば、大学の入学式で着たスーツを着るだけなので、自分に娘がいたらどんな気持ちなんだろうとTVニュースに映るお嬢様たちを眺める。

おそらく成人の日にあわせていたのだろうけれど、NHKで18祭という18歳の男女1000人と人気バンドが共演をするというドキュメント番組を放送していた。偶然、つけたTVでやっていて、ついつい見入ってしまったのは、大人でもない子供でもない18歳の若者たちの熱い魂が映し出され、青春っていいよなと、昔の若者の立場でうらやましくなったからだ。なんやかんやいいつつ、私にとって、親として最後の成人の日だったので、いろいろ思うことの多い1日だったのかもしれない。


初日の出

2018-01-01 19:07:33投稿

 あけましておめでとうございます

平成30年がいよいよスタート。
今年の正月は、あまりとりたてた用事もなく、寝正月を決めこんでいたけれど、知人が例年通り初日の出を見に行くと聞いて、一緒に行かせてもらうことにした。
毎年、初日の出を見に行くという人は、それがないと1年が始まらないということだとは思うが、私個人で言えば、長い(?)人生の中で、初日の出を見た記憶は、中学生のころに一度だけ。
大体、大晦日の夜は、夜更かししていることが多いし、寒いのに朝早く起きて出かけるというのは、それなりに気合が必要。ま、元日に限らず、冬の朝、早く起きるというのは、つらいけど、考えてみると、普段、日の出前から起きて動いているのだから、普通に寝て、普通に起きればいいやということで決意。2017年は、公私ともに、いいことがあまりなかったので、2018年の始まりくらいは、気持ちよくいきたいというのが本音。

場所は小郡の小さな山。
山のふもとまで車で行き、そこから、ミニ登山。といっても、アスファルトの車道で、普段、トレランで、道なき道を上ることも多いので、勾配がまあまあの坂道という程度。約30分、坂を上ると、ちょっとした広いスペース。鉄塔が立っているだけで、公園というほどの敷地もないけれど、ご近所さんたちが集まっている感じで、なんと温かいお茶のサービスがあったり、紅白饅頭が配られたりと、町内会と関係ない私としては、申し訳ない気持ち。
坂の途中くらいから、少しずつ空が白み始め、上り切った時には、人の顔がわかる程度の明るさになっていたけれど、日の出はまだ。どっちが東かわかんないけど、人が多いところがよく見えるところなんだろうと判断して、みんなが見ているほうの空を眺める。雲一つない晴天とは言えないけれど、日の出をみるには十分な天候で、待つこと10分。雲の切れ間から朱色の光が差し込み始めた。
じっと空をながめていると、少しずつ朱くなり、ついに太陽が顔をだす。
人間たちの生きている時間の何億倍も前から、地球と太陽の関係の中で、日の出は繰り返されているはずなのに、なぜこうして今だけ神妙な気持ちでこれを眺めているのだろうとふと思う。

今年は、いいことが多い1年になることを祈る私。

 


防府読売マラソン

2017-12-18 22:30:49投稿

 昨日、防府読売マラソンが開催された。

昨年は、用事があって、防府におらず、応援できなかったけれど、今年は、例年通り、クリニックのすぐそばの旧国道に応援グッズを手に繰り出した。

今年は、数日前から、天気予報が、「日曜日は寒い!雪が降る!」と繰り返していたので、寒さ対策が基本。まず、年に1回くらいしか着ない、アメリカ製の必殺防寒着を取り出した。この防寒着、いわゆるダウンジャケットではあるんだけれど、どんだけ綿が入ってんの?というくらいの厚みで、重たさも結構ある。カナダでの売れ行きがいいとのことで、西日本ではまずこんなものは売ってないよなという代物。ジャケットについていた商品説明には、氷点下20度の環境でもOKとあったと思う。なんせ、10年くらい前にアメリカメーカーの通販で買ったもので、めったに着る機会がなく、押し入れの肥やしになってはいるけれど、こういうときには役立つのだ。
着ぶくれジャケットの下も、ヒートテックの重ね着に、裏起毛の毛布生地のズボン。耳当て、マフラー、手袋は当然。これまた、アメリカ製の、スノーブーツで頭の先から足の先まで完璧防寒コーディネート。

今年は、ランニング仲間が10人くらいは走るし、川内選手と一色選手のデッドヒートが予想されていたので、楽しみに沿道にでた。
24㎞付近。先導車に引き続いて、先頭集団がやってくる。まだ、ペースメーカーが㌔3分6秒で走っており、順調な感じ。

先頭集団のあと、自分たちの仲間がやってくるまでは、かなり開きがあると思われるため、持ってきた熱いコーヒーをすすりながら過ごす。
そのうち、だんだんランナーの数が増えてきて、今度は知り合いを見逃すまいと、眼を凝らさなければならなくなる。サングラスをかけていたり、帽子をかぶっていたりすると、よく知った顔でも、見逃してしまうのはいつものこと。一緒に応援していた応援仲間とも、タイムを見ながら、このくらいに誰が来そうだと予想しながら、ランナーに声をかけていった。
折り返し地点を過ぎて、速いランナーと遅いランナーがすれ違うようになってくるころから、寒さが厳しくなってきた。着ぶくれ防寒着の中はさすがに大丈夫だったけれど、それでも脚は冷えてくる。そろそろ、あったかいところが恋しくなってきたなあと思っていたとき、パラリンピック銀メダリストの道下選手がやってきた。結構、いいペースで走っていたのがわかったので、「道下さあん、がんばってー、ナイスラン!」と声をかけると、こちらに手を振ってくださった。

結局、最後は川内選手の独走でおわったとのことで、レースとしては、面白みがなかったのかもしれないけれど、なんといっても、道下さんの世界新記録が誕生したので、いい大会だったと思う。
40歳で記録更新できる、彼女のがんばりには、頭が下がる。せっかく、声をかけさせてもらったので、彼女のパワーを少しでもいただいて、自分のはげみにできたらなと思う。

道下さん、世界新記録達成、本当におめでとうございます!


萩城下町マラソン

2017-12-10 20:00:31投稿

今日、6年連続6回目となる、萩城下町マラソン、ハーフの部に出走してきた。

このレースは、私のランニングの原点ともいえる大会で、ハーフ以上の距離で複数回参加している唯一の大会。6年前に、ジョギングをはじめ、15㎞以上一度も走ったことのない中、この大会を制限時間の2時間半以内で完走できたことが、すごくうれしく、そのおかげで(?)曲がりなりにもランニングを今まで続けることができている。

一昨年、目標の2時間切りを達成してからは、とにかく、楽しく長く続けることが一番と、制限時間内に走ればそれでよしということで、おそらく、2度と2時間以内に走ることはないかなとは思っている。

6回目の今回は、所属するランニングチームの、2時間半でゴールするペースメーカーをひきうけることになり、目標ゴールタイムは、2時間29分59秒。
2時間半で21㎞を走るには、大体1km7分のペース。7分ちょうどだと、給水その他のロスタイムを考えると余裕がないので、ペースは6分50秒に設定してスタート地点にたった。
「今日は小笠さんについていくね~」と言ってくれたランニング仲間数人は、実際のところ、私なんかよりはるかに速く走れるオジサンばかり。ただ、みんな、どこかに故障を抱えていて、ゆっくり楽しく走りたいというメンバーなので、気楽にスタートすることに。
実際、GPS時計を見ながら、細かくペースをチェックしながら走ったものの、気を抜くと、いつのまにかペースが上がってしまう。特に、仲間と楽しくしゃべったり、沿道の応援の人たちとハイタッチしたりして、気分が盛り上がったときは要注意。

心配された雨もなんとかもちそうだなぁと、「あと5㎞」の表示を過ぎたとき、時計は、1時間50分くらいだったので、う~ん、㌔8分でいかないと、早くゴールしてしまうぞと、ペースを落とすことに。
ただ、ずっと同じペースで走っていたのを、急に遅くするのは結構難しい。困ったなと思いながら、ゆっくり進んでいると、今年初めて登場した、私設フルーツエイド。時間稼ぎの絶好の場!バナナとキウイとみかん、夏みかんのお菓子と盛りだくさん。
美味しくいただかせてもらい、ボランティアの方々にお礼をいうと、あと3kmを21分でいけばちょうど良い時間となったので、そのまま萩ウェルネスパークにむかって楽しくラン。

競技場に向かう坂道も、記録を狙っていたときは、地獄の上りと思っていたけれど、時間に余裕があると、坂を坂とも感じない。競技場に入った時点で、2時間28分。ちょっと最後は帳尻合わせで、立ち止まることになってしまったけれど、目標タイムより5秒早くゴール!!

風が強く、爽快な走りではなかったけれど、楽しくペースメーカーの役割を果たした21.0975kmだった。


師走

2017-12-03 17:19:40投稿

 師も走るほど忙しいから師走というのだそう。
四季のはっきりした日本に暮らす私たちには、二十四節気とか、年末年始とか、他の国とはちがう、日本人にしかわからない風情というか、季節感というか、そういうものを昔から大事にしてきた歴史がある。平成生まれの若者たちにとっては、正月よりクリスマス、除夜の鐘より、カウントダウンのほうがなじみやすいだろうし、年賀状やおせち料理など、昔からの習わしは、かなり少なくなったとは思うけれど、何だか12月になると、老若男女問わず「忙しい年の瀬」をイメージしてしまう気がする。

今日、気づくと、カレンダーが11月だったので、1枚めくったら、最後の1枚ということに気づき、とても切ない気分になった私。仕事的には、12月だから特に忙しいとか年末の締め行事とか存在しないし、忘年会と名の付くものに参加することもなく、ほかの月とほとんどかわらない。でも、もう、1年がおわるんだなあ、またひとつ歳をとるんだなあと、ざっとこの1年のできことが頭の中にうかんだ。
一番大きな出来事は、クリニック開院10周年。10周年行事や、新しい機械の導入、新しいスタッフの採用など、10年間で一番色々あった1年だったと思う。
趣味(?)では、2年半ぶりのフルマラソンや、初めての自転車レースなど、ちょっと楽しいこともあったけれど、この5年間では、一番運動量は少なかった感が否めず、満足感はなし。
決して充実感はないけれど、それでも、毎日患者さんが来てくれて、経営が成り立ち、病気やケガで休むことなく仕事ができたことに感謝するしかない。家族も今のところ元気で、看護や介護の必要がないことだけでもありがたいと思うしかないと、カレンダーを見つめて自分に言い聞かせる。

とりあえず、12月恒例行事としては、萩城下町マラソンの参加だけが決まっているだけで、特別な予定はないのだけれど、クリニックに訪れる、業者さんが、カレンダーを持ってきてくれ、年末のご挨拶とか、「12月でお忙しいのにすみません。」と繰り返しいわれるので、やっぱり医師も走らないといけないなと思う師走の始まりである。


片づけの魔法

2017-11-28 14:17:10投稿

数年前にベストセラーになった、「人生がときめく片付けの魔法」という本があった。2010年流行語の断捨離とか、最近は、片付けを指導するプロも存在するくらいで、自分の身の周りをきれいにすることの重要性がいわれるようになって、久しい。
専業主婦、良妻賢母が当たり前だった時代には、掃除、片づけは主婦の仕事だったし、いつも片付き、掃除してきれいにしてある家の主婦は、「立派なお嫁さん」だったのだと思う。そして、一般女性は、それを目指して、日々の家事をしていたであろうから、それほど、散らかった家はなかったのかもしれない。
今は、家事も仕事もするのが当たり前の時代で、家事にかけられる時間は、昭和の主婦に比べると少ないのは事実。せざるを得ない、食事の支度、洗濯などと違って、ついつい掃除、片付けは後回しになってしまう人が多いのではないかと思う。
と、いうのは、自分が、片付け、掃除ができていないことに対する言い訳で、年末も近いし、身の周りを片づけなきゃなと思う毎日。

身の周りと言えば、私の場合、寝る時間を除くと、自宅よりもクリニックで過ごしている時間の方が圧倒的に長く、クリニック内の患者さんやスタッフが出入りする範囲は、優秀な人材によって、おおむね片づけられているので、とても助かっている。ただ、クリニック内の私個人の部屋は、誰も入らないので、自分で片づけるしかない。
先週、5年に1回程度行われる保健所の立ち入り検査があったさいには、提出しなければならない書類が沢山あったので、開院以来、いろいろたまっていた書類を整理する絶好の機会となり、古い保険証書や、今は置いていない医療器械の契約書などを処分することになった。今まで参加した、マラソン大会の記録証も、クリニックの書類と一緒にあり、処分の対象に・・・

 部屋中が片付いたというレベルではないけれど、少し棚がすっきりして、気分もちょっとすっきり。

この調子で、どこもかしこもすっきりしたいなと思っていたところ、県外に住む大学生の息子が、友達を連れて帰ってくるとのこと。若い男性が3人も泊まることになり、まずは、風呂とトイレからだと気合をいれた。
風呂の中は、普段から掃除はしていても、ドアや棚はなかなか掃除できない。最初に使いかけのまま放置されているシャンプーや石鹸などの断捨離決行。我が家のユニットバスの出入り口は引き戸なので、溝に、水垢がたまってしまう。あまりにも真っ黒なので、掃除は桟の溝からスタート。これまた、細いところにたまったものを掻き出すには、手では無理で、使い捨ての綿棒を使って、掻き出し始めるときりがない。
晩御飯のあと、風呂に入る前にちょっと掃除するつもりで始めたのだが、ためにためた汚れのおかげで、綿棒を何十本も使って、掃除が終了したのは、夜中の12時。すっきりというよりぐったり。

やはり、掃除と片付けは日々こつこつやるものです。


おなまえ

2017-11-16 11:32:23投稿

毎週木曜の夜に、NHKで、人名探究バラエティー番組「日本人のおなまえっ!」が放送されている。毎回見ているわけではないけれども、世界で一番種類が多いとされる日本人の名字だけでなく、ファーストネームや犬の名前まで取り上げていて、結構面白い。

私の旧姓は秋廣といい、かなり珍しい名前に属する。秋月という姓から分家したとのことで、その理由は定かではないけれど、番組中に、同じような分家の話題があって、なるほどと思わされた。
何回か前の放送では、渡辺様の特集があり、渡辺という名字はとても多いけれど、漢字の違いも、相当な種類があるというのは、興味深かった。こうして、ワープロを打っていても、”わたなべ”と入力すると、渡辺、渡邉、渡部、渡邊、渡鍋といろいろ出てくる。
そのときに出演していた芸能人の渡辺氏の一人は、いつも出席番号が最後で、何でも最後に順番が回ってくる子供時代をすごしたので、急に意見を求められたりすると、考える暇がなくて困るというようなことを言っていた。
実際、学校の出席番号に限らず、何かの順番を決めるとき、「じゃあ、あいうえお順で」ということは、よくある。渡辺氏とは逆に、幼稚園から大学まで出席番号が1番だった私は、基本的に、何でも1番にまわってくるのに慣れていて、どんな場面においても、先に終わってしまう方が気が楽だ。意見を求められたとしても、最初にいうのは、考える時間がないというハンデはあるけれど、他の人と違うことをわざわざ考えなくてもよいというメリットもある。順番待ちでドキドキする時間も長くなるのは嫌だし、私の性格が、ささっと適当にやってしまうタイプなのは、おなまえによる部分は少なからずあるかもしれない。
卓球部だった学生時代、団体戦のオーダーを組むのに、4シングル1ダブルの5試合マッチでは、いつも私は、1番だった。普通、エースがトップという鉄板のオーダーというのがよくあることではあるけれど、エースであろうとなかろうと、大体、私が後半に下がるとまず負けていた。とにかくこの試合で勝ち負けが決まるようなラスト勝負などには、まったくもって、自分の力が発揮できない。ほかの人の試合の勝ち負けを知らずにやる1番が私の性格にあっていた。

たかがあいうえお、されどあいうえお。
「あ」で始まる名字で生まれた自分にとっては、「あ」からなんでも始まる日本の風習が、人生に影響を与えたのは間違いないと思う。


澤穂希さん

2017-11-06 23:04:53投稿

 この週末、日本女性医学学会に参加するため、大阪に行ってきた。

女性医学学会は、以前は、更年期医学会と呼ばれていたけれど、思春期から老年期までのすべての女性の健康のためにということで、名称変更になった学会。最近では、東京オリンピックにむけて、女性アスリートの健康についても、結構取り上げられている。
今回、この学会の目玉企画は、女性アスリートの健康管理について、女子サッカーの澤穂希さんが、ゲストとして登場してくれるというものだった。
そもそも、医者の参加する学会というのは、医学関係者以外はあまりお呼びでない。時々、政治がらみだったり、患者代表の芸能人だったりで、いわゆる医学とは無縁の人が講演したりすることもあるが、そんなに有名な人が来てくれることはない。というか、呼ばないのか、呼んでもお断りなのか知らないけど・・・

今回、澤さんが学会参加を快く引き受けてくださったということで、なんだか、お偉い先生たちも興奮されているみたいで、ちょっとそれも、おもしろかった。
実際には、澤さんの講演が聞けるのかなと思ったけれど、澤さんとお偉い産婦人科の先生方とのトークショー的なもので、内容はそれほど濃いものではなかった。ただ世界的に有名な選手だった人が、引退したとはいえ、ご自分のプライバシーに関することを、普通に語っていただけたということが、とにかく、有意義だったと思う。
その、内容というのは、30歳ごろから、月経周期の調節などのため、いわゆるピルをずっと内服されていたということと、結婚、引退した直後に、ピルをやめ、ピルをやめた周期で、すぐに妊娠されたということだ。
現在、欧米の女性アスリートの大多数がピルをのみ、パフォーマンスの向上に貢献しているというのは、産婦人科の中では当たり前の話。月経周期によるパフォーマンスの低下はデータで証明されているし、月経痛の治療薬としても、保険診療で処方可能なのだから、スポーツ選手が利用しない手はないのに、飲んでいるのは1割にも満たないのが日本の現状。
澤さんの影響で、サッカー選手はかなり飲んでいるとのことだったけれど、これから東京オリンピックに向けて、ほかの競技の選手たちにもぜひ飲んでもらいたいというのが、女性医学学会として強くアピールする点だった。

まあ、ナニはともあれ、有名人を間近で見れたミーハーな婦人科医としては、澤さんの力で、今後、女性アスリートの間に、ピルが広がっていくことを願うのみ。

 


ドラフトあれこれ

2017-10-29 23:14:18投稿

今年のカープの公式戦がすべて終了して、ドラフト会議が開かれた今週のプロ野球。
清宮選手の話題性と、他に大きな事件もなかった事も重なり、テレビニュースでもトップだし、新聞も一面だし。なんと、平和な日本と思いつつ、興味深々で、見守った自分。
同じ年頃の息子を持つ母の立場として、人生、くじで決まるんじゃたまんないなぁという気もしつつ。

ドラフト会議というのは、1965年に始まったそうで、昔は、会議という名にふさわしい、小規模、少人数のものだったらしいけど、今や、日本国中の話題となる一大イベント。一般の野球ファンも、1000人ほど抽選で見学ができるというのを、今回初めて知った。

多くのプロ志望届を提出した男子たちは、プロ野球選手になるという夢がかなえば、どこの球団でもいいと思っているんだろうけど、複数球団から指名されるトップ選手は、くじで行先がきまるし、そうでない選手は、いつ、どこの球団から指名されるかわからないわけで、日ハムなら北海道だし、ソフトバンクなら福岡と、住む場所も自分の意志とは全く関係ないなんて、それでいいんかいなと考えてしまう。
最近は、育成選手制度というのもあり、支配下登録できる70人のほかに、若手を早くから囲い込んで育てる目的もあって、最低年棒240万円で、プロの試合に出られないプロ野球選手も今回のドラフト会議の第2幕で選ぶようになっている。これまた、育成選手をおかないチームもあって、なんだか統一されていないシステムだけど、ソフトバンクの千賀投手や、カープのバティスタ選手など、育成上がりで大活躍している選手もいるわけだから、せめて育成でも・・・と思う選手がいるのは当然だろう。

逆指名とか自由獲得枠とか、選手側に選ぶ権利があった時代も結構続いていたように思う。お金の問題、人気チームに選手が集中する問題、いろいろ紆余曲折を経て、今のシステムになったわけだから、いい制度なのかもしれない。たとえば入りたい会社(日本プロ野球)に入れるのだから、どの支店(チーム)に配属になろうと、文句は言えないのが、社会の現実ではあるし。

いずれにしても、プロスポーツの世界は厳しいわけで、平均引退年齢が28歳ということなので、ドラフトで話題になっても、ひっそりと消えていく選手の方が多いのが現実。それでも、一度はプロでプレイしたい。そういうものなのかもね。


CSに思う

2017-10-20 08:55:06投稿

プロ野球は、クライマックスシリーズの真っ最中。
両リーグとも、ファーストステージは、3位チームが勝ちあがって、盛り上がっている。
ネットやマスコミでも、CSと書かれていれば、当然、クライマックスシリーズのことをさし、それ以外を考える人はいないだろう。

しょーもないことだけれど、産婦人科医にとって、CSといわれれば、英語のCaesarian-sectionのことで、日本語でいうと、帝王切開。私が大昔聞いた話によると、かのローマ皇帝、ジュリウス シーザー(Julius Caesar)が、母の死後、開腹手術で生まれたという言い伝えから、開腹による出産の術式にその名がついたということらしい。日本語では帝王切開と訳しているけれど、ドイツ語では、Caesarではなく、Kaiserといい、産科病棟や手術室で、日本全国、帝王切開のことは、「カイザー」と呼ばれている。(と思う)
ちなみに、ドイツ語のKaiserは、皇帝をあらわす言葉の語源になったそうだ。

どこの業界にも、業界用語というのはあり、略語も様々。カイザーとかアッペ(急性虫垂炎)など、ほぼ日本全国の病院で使われる(多分)共通単語もあれば、科によって特有のものだったり、伝統的に医局で受け継がれてきた手術術式の略語だったり、いろいろある。

今年の春には、野球の国際大会、ワールドベースボールクラシックが開催されたけれど、そのころには、マスコミに、WBCという略語が飛び交っていた。医学業界の我々にとっては、WBCと言えば、白血球(White Blood Cell)のことなんだけどなぁと思っていたのは、私だけかしらん?

まあ、何はともあれ、現在行われているCSで、我らのカープが勝ち抜くことが大事。
恵みの雨で、先行はしたけれど、なんせ、最も相性の悪いDeNAが相手だし、台風も近づいているし、涙雨にならないよう祈るのみ。
 


競争

2017-10-10 18:32:44投稿

久しぶりにロードバイクに乗った。

ロードバイクを購入してから、3年くらいたつけれど、今回ほど、乗らない時間が長かったのはないというくらい久しぶり。
まずは、タイヤの空気入れからスタート。
ロードバイクの空気入れは、仏式バルブで、圧メーターを見ながら決められた範囲内までパンパンにするのだが、久しぶりすぎて、かなり圧が下がっていたので、空気を入れただけて、汗ダラダラ。
乗る前から疲れてしまって、少し走る気力がダウンしたけれど、今日は乗るぞときめたのだからと、ヘルメットをかぶる。

どこを走るかについては、防府と山口の市境の峠を越えるいわゆるマイコース。
30km程度を1時間半くらいかけて走ってきた。
坂を走るのも久しぶりで、時速10㎞以上をたもったまま上りきれなかったものの、やっぱり自転車は気持ちいいなあと、帰路の平地になって、ちんたら漕いでいた。

100m位先に、中学生か高校生くらいの男の子が部活帰りのような感じで、自転車に乗っているのが見えたので、とりあえず、少しだけスピードを上げて抜かした。
通学用の一般的な自転車なので、ロードバイクとしては、抜かすのは当然で、私としては普通にその後も走っていたつもりだったのだが、どうやら、数メートル後ろから、彼がついてきている気配を察知。「えっ。なんでおっかけってくんの?」と思いつつ、少しスピードをあげる。
後ろを振り返ることはしなかったが、自転車をこぐ音が全く遠ざからない。普通の自転車で、このスピード(時速28㎞くらいかな?)についてくるってすごくない?と思いつつ、追いかけられるのもいやなので、ひたすら前に進んだ。
おそらくその状態で2kmは進んだと思うけれど、交差点になったので、さすがに停止。
そのとき、やはりすぐ後ろにその子がいたので、ちょっと嫌な気分。

私自身、競争する気なんかさらさらないし、その後は、彼が前に行ったので、また、普通に走っていた。彼としては、すでに私をぬかしてしまったので安心したのか、スピードかをなり落としたようだった。すると、必然的にまた、私が追いつくことになってしまい、抜かしたところ、また後ろから追いかけられる羽目になった。
追いかけられると逃げたくなるのが心情で、またスピードを上げると、またまた自転車の音が後ろにぴたっとついてくる。
あの自転車でこのスピードはすごいと、関心はするけれど、さずがにオバサンとしては、10代男子と競争するなんて、なんて馬鹿げたことと思ってしまい、逃げるのはやめた。

急にスピードを緩めたため、彼は驚いたようだったけれど、とにかく、先に行ってもらうことにした。

もちろん、一言も言葉を交わしたわけでもなく、その後どこに行ったのかもわからないけれど、結局、5kmくらいは、一緒に走っていたことになる。

久しぶりのロードバイク。ママチャリと競争する羽目になるなんて・・・


顕微鏡

2017-10-03 23:32:51投稿

医学部の学生のころに始まり、婦人科医になってこのかた、顕微鏡というのは、商売道具のひとつというか、切っても切れない縁というか、それをのぞいてみる日はまあ、1年のうち半分くらいかなという生活。
高校で美術部だった私は、医学生のころ、顕微鏡を見ながら病理組織のスケッチをする実習で、いわゆる写生しかできず、模式的な図が描けなくて苦労したけれど、他の実習に比べれば、結構好きな時間だった。
平成の時代になり、何でもデジタルになって、今の医学生は、顕微鏡と連動したモニターを見ながら、マウスの操作で、病理診断し、スケッチもするらしいけど、昭和の時代の学生の私としては、顕微鏡を直接のぞくことなしに、細胞をみるなんて、どゆこと?と思ってしまう。細胞診の勉強などもあまりしていないので、偉そうなことは言えないけれど・・・
とはいえ、日々の診療において、分泌物の検鏡で、ほぼ毎日顕微鏡は使っている。お世話になってるクリニックの顕微鏡は、なんと昭和57年製。11年前に、勤務医をやめるとき、勤めていた病院で、顕微鏡を買い替えることになったのを聞き、譲ってもらえないか交渉したところ、あっさりOKとなり、タダでもらったものだ。
実際、当時、外来に置いてあり、診療にはちゃんと使えていた。古いけど、分解掃除でもしてもらえれば、十分つかえるよねぇ・・・買ったら結構高いしねぇ・・・

ということで、新規開業の真新しい機械たちのなかで、ひときわういていた、その当時25歳の顕微鏡。
つてを使って、レンズの掃除などをしてもらい、切れた電球を数回交換したくらいで、いまだに現役で活躍しているMy顕微鏡。
ところが、ここ数年は、ピントがあいにくい感じがしてきて、私の老眼が進んだせいだろうと思っていた。ただ、最近、ピントの問題だけでなく、光源の強さをあげていっても暗い感じになってきたので、どうやら、顕微鏡そのものの問題という気がしてきた。
一般的に、家庭用の電化製品だったら10年、パソコン関係のものや、画像診断用の医療機器は6年くらいが使用の目安と思われるけれど、顕微鏡なんて、レンズと光源だけの、超アナログ機械。ダイアルをまわして、位置とピントを合わせるだけ。唯一、光源は、電気を使ってはいるけれど、スイッチをいれるだけで、写真撮影もしないし、プレパラートをのぞくだけのためなんだから、見える限りは使えると思っていた。

それでも御年35歳の顕微鏡。さすがに、診療中に見えづらいと、余計な時間を使って、患者さんに迷惑をかけるので、今日、業者さんに頼んで、レンズの掃除などをしてもらった。

5段階の対物レンズのうち、実際によく使うのは、20倍。10倍と40倍も使うけれど、その他はまず使わない。光源の調節と、レンズの掃除をしてもらったところ、10倍と40倍のレンズにはカビが生えているとのこと。レンズだけを交換してもらうことができるのかどうか恐る恐る尋ねると、型が古いので、修理は不可能で、新しく買ってもらうのがよいとのこと。
当たり前です!

それでも、とりあえずの処置はしてもらい、来年くらいには、買い替えも考えますのでと、お帰りいただいた。
そして・・・
その数時間後、分泌物の検鏡をしたところ
「なんということでしょう!!」
こんなにクリアーに細胞の形が見えるなんて・・・私の老眼のせいじゃなかったんだ・・・
上皮細胞の輪郭が・・・白血球が・・・こんなにきれいにみえるもんなんだ・・・

最近、公私ともに、あまりいいことがなかったけれど、久々にいいことがあった気がした。
普段この顕微鏡をのぞいていたのは、自分以外誰もいないので、この感動をわかちあえる人がいないのが、残念でならない。
これで、当分、買い替えはないなぁ。
 


大宮

2017-09-25 23:38:34投稿

この週末、日本乳腺甲状腺超音波学会に参加するため、埼玉に行ってきた。

学会の開催場所は、大宮。東北新幹線もとまるし、埼玉では、中心だから、埼玉県大宮市だよね~とずっと思っていた。県庁所在地は、浦和だから、埼玉県浦和市だし・・・
浦和レッズと大宮アルディージャの埼玉ダービーというので、よく話題になるのが、大宮市と浦和市。

今回、何度目かの埼玉訪問で、地図を見たところ、なんと現在は、大宮も浦和もさいたま市であることが判明。え~、同じ市内で争ってんの・・・大宮区と浦和区でせってもしかたないのに。

人口40万人以上の市が合併して政令指定都市になった唯一のさいたま市。そういえばそーゆーニュースが昔あったような気がしてくる。調べてみると、合併したのは、2001年で、大宮市、浦和市、与野市の3つでさいたま市。のちに、岩槻市も加わって、一大都市になったらしい。
一つの市にJ1チームが二つもあるのもすごいけど、J1規格のサッカースタジアムは3つもあるとのことで、これも日本で唯一さいたま市だけとのこと。サッカーに疎い私は、そんなこと、まったく知らなかったけれど、サッカーが盛んな街なんだということだけは理解できる。

というわけで、大宮駅近くに泊まった私は、出張恒例の、早朝ジョギングを決行。
大宮市ではなく、さいたま市大宮区ね~
東京も近いし、結構都会だとは思うけど・・・

と、大宮駅の西口から広い道を走っていくと、すぐに高い建物はなくなった。日曜の朝とはいえ、車もほとんど通らない。目に留まったのは、広い歩道が、歩行者用と、自転車用に分かれているところ。

普段は、駅まで自転車で行く人がおおいのかなぁ
それにしても、目立った建物はなく、中心から外れている感じがしてきたので、駅の方にもどった。

駅構内をやや遠慮しつつもゆっくり走り、東口へ。
東口を出ると、飲み屋街の感じで、やっぱり、東側が中心だったんだ・・・
商店街と思われる方向へ走って、大宮の”都会度”をチェック。それほど高いビルが乱立しているわけでもなく、何となく、岡山くらいの街の規模だなぁと感じる。
特に、めぼしい風景もなく、時間もあるので、ぐるっとまわて、再び駅の方にもどり、ホテルへ。

大宮市と思っていたのが、大宮区だったことと、思ったほどの都会ではなかったことが今回の収穫。


1年たって

2017-09-18 23:06:40投稿

台風18号が日本列島を直撃した3連休、いろいろな予定を変更せざるを得なかった人も多かったのではないかと思う。

私にとって、この連休は、昨年右手首を骨折したため、思いだすと情けなくなる日でもある。
昨年も、台風ではなかったけれど、広島県を中心とした中国地方は大雨で、とにかく天気は悪かった。
その大雨の中、無理して広島の山奥に行き、怪我をしてしまってから1年。
骨折した右手は、日常生活に困ることなく完治はしているけれど、左手首に比べると、関節の可動域がわずかに狭くなったし、手術により固定していた釘のあとは、消えるものではない。

この1年、自分が怪我をしてからよく思うことに、スポーツ選手の怪我からの復帰で、それ以前よりも強くなっている選手は、すごいなということだ。
たとえば、バドミントンの奥原選手が、大きな手術を受けた後に、世界一になったのは、記憶に新しい。
最近では、大相撲で、幕の内力士が7人も休場となっていたり、カープの鈴木誠也、バレーボールの石川選手など、トップレベルのアスリートの怪我、故障は本当に気の毒になる。
もちろん、筋力、反射能力などを鍛えたり、栄養に気を配ったりすることで、怪我をしない体づくりというものをトップ選手がやっていないわけはないんだけれど、それでも、並大抵の練習量、運動量ではないのだから、ガタが来てしまうのも人間のからだとしたは仕方ないようにも思うし、そこまでしなくてもいいように思うし・・・
実際には、あまり話題にならないけれど、怪我を契機に、将来を期待された選手が怪我以前の実力に戻ることができずに、表舞台から姿を消してしまうことのほうが多いのだろうと思う。

まあ、何はともあれ、カープも優勝して、一段落ついたし、自分の怪我1周年?について、いろいろと考えることのあった連休だった。


マジック5

2017-09-11 23:09:30投稿

負けが先行し、ついたり消えたりしたマジックに、楽勝と思われていたセリーグ優勝への危機感がつのった8月末、楽しみにしていたマツダスタジアムに初めて観戦に行った。
確保してもらった席が、1塁側内野スタンドの一番外野寄りだったので、ライトの守備につく鈴木誠也を近くで見られると思っていたら、直前に骨折で今季絶望。
マツダでは、ほとんど負けたことのない中日に負け、私が見に行くことになって、ろくなことはないなと思っていた夏のおわり。

ところが9月になって、快進撃。なんせ、2位の阪神を3タテにしたものだから、もう、優勝への不安はなくなり、あとは、いつ決まるかのみ。今日の時点で、マジック5なので、早ければ、9月14日だけど、まあ、それはどうでもいいや。

ところで、昔から思っていたのだけど、優勝マジックって、ホント、マジック。何で、ついたり消えたりするの?あと〇勝すれば、優勝という数字なのに、負けがこむと消えてしまう。どゆこと?
今回、カープのマジックが途中で消滅していた間、何度か、「今日勝てば、隠れマジックは12になる」とかネットの記事で見ることも多く、”隠れマジック?そりゃ一体何もの?”と思っていた。
そこで、一応、調べてみた。

プロ野球用語辞典によると・・・
マジックナンバーとは、主にプロ野球のペナントレースにおいて優勝が決まるまでに必要な勝利数をいう。2位以下のチームのすべてが自力優勝の可能性がなくなった時点でマジックナンバーは点灯する。
自力優勝の可能性がなくなるとは、例えば2位チームが残り試合に全勝し、1位チームがその2位チームとの直接対決以外の試合に全勝した場合に、2位チームが勝率での逆転が不可能になった場合をいう
★マジックナンバーは以下の算式で求める
マジックナンバー = (マジック対象チームの現在の勝利数 + マジック対象チームの残り試合数) - (首位チームの現在の勝利数 + 1)

色々、調べてみると、2位以下のチームに自力優勝の可能性が出た時点で、マジックは消滅して、また自力優勝の可能性がでたら、再点灯するのだが、実際には、一度出たマジックナンバーが増えることはなく、消灯している間も、実際には減り続けているけれど、他チームの自力優勝の可能性がある間は消えているので、その間は、隠れマジックになるらしい。アメリカのメジャーリーグでは引き分けがないので、より計算が簡単で、マジックはついたり消えたりしないらしい。実際、開幕した時点で、マジックナンバーは140でもいいわけだし、うーん、考えれば考えるほど、わからなくなる。

ま、とにかく、カープの優勝までは、秒読み状態。
あくまでも、カープファンの願いはただ一つ。
 
今年こそ日本一。

う~ん、クライマックスシリーズでこけないことを祈るのみ。


 


熱帯魚

2017-09-04 21:49:42投稿

この夏は公私ともいろいろと忙しく、ブログを休んでいたけれど、2カ月たつので、そろそろ再開しようと思う。

忙しかったことの一つの理由は、クリニック待合室の改造計画。
ま、そんなに大それたことではないけれど、開院から10年たち、スタッフの数も少し増えたこともあって、前々から改造計画なるものが、私の気持ちの中に鎮座してはいた。

その一つが、熱帯魚の水槽を置くこと。

もともと、10年前の開院時にも、それは考えていたのだけれど、諸々の事情で、断念したいきさつがあった。今回、思い切って、150cmの水槽をおき、(株)タウンフィールドさんのお世話で、メインテナンスをしてもらうことにした。

自宅では、7年くらい前まで、熱帯魚や、近所の佐波川で捕まえてきた小さな在来種たちをいくつかの水槽で、飼っていた。実際には、私は全く手を出さず、(それが水槽を置くときの約束だったので)家族が世話をしていたのだけど、とにかく管理は大変だった。卓上タイプの小さい水槽から、90cmの家庭用としては一番大きいサイズの水槽まで、いろいろやっても、長続きせず、買ってきた熱帯魚はすぐ死ぬし、佐波川のシマドジョウ、ムギツク、オヤニラミなどといった、準絶滅危惧種たちは、何日かたつと川に返すようにしていた。水草は枯れるし、夏は水温がどうしても上がりすぎてしまうし、私個人的には、もう、2度とゴメンという感じでいた。苔がはえて、苔を食べる貝や、エビをいれても、そうそう水槽はきれいにはならない。とにかく、大変というイメージだけ・・・

ただ、きれいに手入れされたアクアリウムは癒しの空間。このたび、プロに任せて、熱帯魚を飼うことにした。患者さんのほっとする空間になるよう、待合室のグレードアップも兼ねて、お盆休みの間に、水槽をつくってもらったのだ。

実際、熱帯魚(淡水)が泳いでいる水槽をみると、気持ちが和むことを、毎日実感している。目的は、患者さんのためだったけれど、どちらかというと、私も含めたスタッフの癒しになっている。餌をやろうとすると、集まってくるグッピーたちは、誰が見ても可愛い。
今のところ、1匹も死んではいないし、水槽おいてよかったなと思う日々を過ごしている。

 


しばらくブログをお休みします

2017-07-06 11:40:57投稿

大変申し訳ございませんが、諸事情により、しばらくブログの更新を控えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。


新車

2017-06-28 21:54:18投稿

 10万キロをとうの昔に超え、さすがに20万キロ走ると不安だろうから、そろそろ車を買い替えようと、最近、車を見に行ったり、ネットで調べたりしている。
特に車好きでもなく、いわゆる高級外車などには、全く興味はないのだけれど、車なしでは生活できない山口県民としては、安全性能はできるでけ良い車をとは思っている。

私が初めて自分で車を運転するようになったのは、大学3年の時。その当時乗っていた軽四は、エアコンなし、パワーウインドウ、パワーステアリングなし。もちろん、トップギアのない4速マニュアル。ワイパーの速度は1種類。車だけではないけれど、全てがアナログだった懐かしい時代。懐かしいけれど、やっぱりあんな車には危なくて乗れないよなと思う。
それから、今の車まで、合計6台を乗り継いできた。
携帯電話のない生活に戻れないのと同じように、車でも、バックモニターやETCのない車にはもう戻れない。

まあ、30年前の車は別として、現在乗っている9年前の車にも、安全性でいうと、コーナーセンサーもついているし、ほとんど使わないクルーズコントロールもあるにはあるので、これまた、買い換える車についていないと困ってしまう。
でも、心配は無用だった。今どきの車には、普通の普通車にさえ、そんなものは標準装備されていた。それどころか、完全な自動運転とまではいかないけれど、そこらあたりに普通に走っている大衆車のレベルで、自動ブレーキや、アクセルとブレーキの踏み間違え防止機能、車線はみだしのセンサーなどが、当たり前の時代になっていたのだ。ハイビームを前方の車を感知して勝手に調節するとか、進入禁止などの道路標識を読んで警告をだしてくれるとか、特にここ数年の、安全性能の向上は、各自動車会社が競っており、事故率もかなり軽減されているみたい。日本の自動車ってすごいなぁ・・・

てなわけで、どのメーカーになっても、今乗っている車より、安全性能が低くなる可能性はなさそうなので、ロードバイクを乗せやすいとか、日焼けしにくいとか、走りとは関係ないことに、気持ちが傾きつつある現段階。
一応、20万キロを超えるまでには、決めましょうかねぇと思っている梅雨時期・・・


 


マイコース

2017-06-19 18:43:50投稿

昨日、久しぶりに、自宅近くの佐波川河川敷をジョギングした。

防府に住むようになってから18年、人生で17回目の引っ越しをしてから、15年たち、気づけば、今の場所で一番長く生活している私。自分の中では、故郷は広島だし、気持ち的には、防府の人間ではなく、今でもよそ者と思っているふしがあるんだけれど、防府で開業させてもらっているし、どう考えても防府の人間だ。

防府市民にとっては、1級河川佐波川は、水源でもあり、憩いの場、生活の場になっている人もいる。私にとっては、息子たちが幼いころ、子どもの遊び場としての河川敷だったけれど、ジョギングを始めてからは、もっぱら、マイコースという存在。市内の中心である、元橋、新橋、大崎橋の間を行ったり来たり、距離もわかっているし、信号はないし、今まで何度往復したか数えきれない。
ところが、ロードバイクに乗ったり、ジムに通うようになってから、あまり、佐波川を走ることがなくなっていた。
昨日は、たぶん、1年半ぶりぐらいに走ったのではないかと思う。
久しぶりに走ると、元橋の近くの桜の木が並んでいた場所が、整備されて、遊具のある公園になっており、びっくり。息子たちが、幼いころにこれができていればねぇと、ちょっぴり残念な気もしたけれど、きれいになって、芝生も養生中で、新しくなりつつあることは、市民にはありがたいこと。
でも、それ以外は何もかわらない、佐波川。遊歩道を歩いている人たちの多くは犬連れで、これも変わらない景色。
1年半くらいで、そんなに変わるわけはないのだけど、マイコースと呼ぶには、もう少し、走る回数をふやさなけりゃ、申し訳ない。

そんなことを考えながら、1時間のゆるラン。いい汗かいて、また、今週も仕事がんばらなきゃという気になった日曜日の夕暮れ。


もう「神ってる」とはいわない

2017-06-15 09:31:22投稿

 昨日の鈴木誠也のさよならホームランはしびれたねぇ・・・

去年の今頃、学会で東京に行ってたとき、夜、宿泊先のホテルで、スポーツニュースをみてたら、「鈴木誠也のさよならホームラン・・・」と流れてきた。テレビをちらっとみただけだったもんだから、「昨日のニュースをまたやってるなんて、そんなに昨日は特別なホームランだったのかしらん?ほかに今日はニュースはなかったのかなぁ」と、何も知らない私は、同じホームランを次の日も放送しているものと思っていた。
その翌日になって、2晩連続のさよならホームランだったということを知り、「え~っ。2試合連続のさよならホームランだったのぉ!!!鈴木誠也、すごくない?」てことに・・・

そして、昨年の流行語大賞になった、緒方監督の名言が生まれたわけだ。
そもそも、「神ってる」ていうのは、”神がかり的な”という意味の、若者ことばだったらしいけど、神がかり的というのは、信じられないとか、ありえないほどのということなので、日常的に起こることには使えない形容。
だけど、鈴木誠也は、昨シーズンは、レギュラー争いの一人としてスタートし、交流戦あたりからうちまくって、日本球界を代表する選手になり、今シーズンは、押しも押されぬセリーグ首位チームの4番バッター。もう、彼がホームランをうつのは、日常的なことで、さよならホームランをうっても、誰も「神ってる」とは言わなくなった。本人も、言われたくないといっていた。マー君が楽天で連勝していた時は、「神様、仏様、田中様」といわれていたけれど、昨日のマツダスタジアムの客席にも、「神」というボードは結構あったけど、去年みたいに、「神ってる」は見られなくなっていた。

まだ22歳の誠也君(失礼)。毎日、血のにじむような練習、練習をかさねて、実力をつけてきたんだと思うし、これからも、それを続けていくんだろうけど、母のような気持ちでいつも応援している私としては、故障しないで、いつまでもカープの主軸でいてくれることを願うのみ。

さすがに、万が一、今日もさよならホームランうったら、本当に「神」だと思うけどねぇ。そうなったら、オリックスのピッチャーが気の毒としかいいようがない。


世界卓球

2017-06-04 23:51:02投稿

 毎年、この時期になるとやってくる、世界卓球。
個人戦と団体戦が隔年で行われるので、今年は、個人戦。

連日、日本人の活躍がテレビで放送されるため、寝不足の毎日だ。ほんの数年前までは、ベスト8以降の後半戦になってくると、ほとんど日本人は残っていなかったため、放送もあまりされなかったけれど、すべての種目でベスト8以上に残っている今回は、今までとは違う。
8年前に横浜で世界卓球が開かれた時には、ゴールデンウイークに観戦にいったけれど、結局、見た試合は中国選手ばかりで、全ての種目で、中国がメダルを独占という、地元開催でも盛り上がりに欠けていた。実際そのころは、男女ともに中国が強すぎて、他国のモチベーションが下がるということで、オリンピックには、メダル独占をさけるため、個人戦は二人しかでられなくなった。
日本はかつての卓球王国として、選手強化に力を入れてきたし、テレビ東京が独占で、卓球を放送してくれるようになったので、人気も高まって、うれしい限り。特に、男女とも、10代選手が強いので、本当に東京オリンピックが楽しみ。3年後は絶対現場で見なきゃと、今から楽しみだ。
福原愛ちゃん以外、誰も卓球選手を知らない人ばかりだったけれど、男子も強くなったし、卓球を知らない人に卓球を知ってもらうのが何より大事。まだまだ、中国が強いのは、現実ではあるけれど、全体のレベルが上がってメジャーなスポーツになることに期待したい。
 


餃子の街

2017-05-29 23:32:46投稿

日本超音波医学会と日本乳腺甲状腺超音波医学会が共同開催されるということで、この週末、栃木県宇都宮市に行ってきた。
栃木県というところは、私が、日本中の都道府県で、人生で一度も足を踏み入れたことのない4つの県の一つだった。ちなみに、残る3つは、富山、新潟、青森。
実際、栃木県ときいて、思い浮かぶのは、自治医科大学と日光東照宮くらい。でも、いずれも宇都宮市にあるわけではなく、宇都宮って何があるのか知らないし・・・

金曜の夜、最終便の飛行機で東京につき、東京駅近くのホテルに宿泊。当初は、金曜中に宇都宮まで行くつもりだったが、電車の時刻を調べてみると、その日のうちにたどり着けそうになかったので、夜より朝が強い私としては、早朝の東北新幹線で行く方を選択。大体、関東といえば、東京からすぐに行けるところという印象なんだけど、実際、新幹線以外で行くとなると、2時間くらいかかることが判明。結構遠いんだな・・・
東京のホテルに到着した後、関東地方の天気予報をテレビでみていると、「明日は関東でも、南と北ではかなり変わってきます。北関東は風の影響で、気温があがらず、午前中は雨でしょう。」とのこと。「え~。傘なんて持ってきてないよぉ。暑いと思って夏物のスーツにしたし。」
関東って広い・・・
案の定、翌朝東北新幹線で宇都宮駅におりたつと、雨。夏の装いには、寒さがこたえる。東京じゃないから、地下街で雨風をしのぐこともできず・・・
駅の売店で、折り畳み傘を探すも、長い傘しかなく、仕方なく購入。午後からは要らないし、山口まで持って帰る気もなかったけど、傘なしでぬれずに学会場にたどり着けそうにはなかった。

駅前の宿泊先にずぶぬれのキャリーバッグを預けてから、歩いて学会場のホテルに到着。
午前中のセッションを聞いてから、ランチョンセミナーに参加。
ランチョンセミナーのお弁当のど真ん中には、餃子。わざわざ、ニンニクなしと断り書きまでついている。
あ、そうか。宇都宮って餃子が有名だったんだ。

午後からは、別の会場のセッションを聞くため、シャトルバスもでていたけれど、雨も止んだし、市の中心部を歩いて移動。気を付けてあたりを見回しながら街を歩いていると、まぁ、餃子の店の多いこと。

宇都宮市のホームページをのぞいてみると・・・
宇都宮が餃子の街となったのは、市内に駐屯していた第14師団が中国に出兵したことで餃子を知り、帰郷後広まったことがきっかけです。また、宇都宮は夏暑く冬寒い内陸型気候のため、スタミナをつけるために餃子人気が高まったとも言われています。
その後、1993年には、市内餃子専門店など38店舗により宇都宮餃子会が発足。現在は約80店舗が加盟しています。
年に一度の宇都宮の餃子ファンへの感謝を込めて、毎年11 月の第一土日には「宇都宮餃子祭り」を開催し、2015 年には、2日間で約18 万人の来場者を迎え、宇都宮が餃子で盛り上がりました。また、2016 年5 月には、全国のご当地餃子が出展する「2016 全国餃子サミット&全国餃子祭りinうつのみや」が開催されました。

まさしく、餃子の街なのだ。
翌日、ホテルの朝食は、バイキングだったが、餃子メニューがいろいろ。揚げ餃子、水餃子、焼き餃子と、朝っぱらからこんなもん、瀬戸内人の私にはちょっとね、という感じ。決して、嫌いな食べ物ではないけれど・・・
1泊2日の滞在で、市内を流れる田川という川の河川敷をジョギングしたくらいで、特別な店にもよらず、観光名所らしいものも何も見ないで、帰ってきた。予想以上に田舎だったけれど、宇都宮って餃子の街なんだということだけは、よくわかったかな。


ツール・ド・しものせき

2017-05-22 19:39:02投稿

全国的に夏の天気だった昨日、山口県内の自転車イベントとしては最も人気のある、ツール・ド・しものせき2017に参加した。
今回で11回目のこの大会、毎回、ちょっとずつ変更点があるが、今年は、ロングとショートの2コースの設定。ロングは130㎞で、私にはどう考えても無謀な距離と思われるため、46㎞のショートに参加。ホントは、その中間のミドルがあればいいのになと思ってるんだけど・・・

朝6時前にマイバイクをマイカーにのっけて防府を出発。7時前に会場の下関北運動公園についたけれど、駐車場は満車で、離れた臨時駐車場へ。何も考えず、前の車について行ったら、なにやら車の数は減り、周囲は田んぼだらけの怪しい雰囲気。突然、前の車がUターンしたため、間違いだったのだと気付く。気を取り直して、1㎞位もどり、間違えたであろう曲がり角にもどって、別の方向へ。ちゃんと、臨時駐車場の案内の人が立っている交差点があるじゃん。
出だしからつまづいたものの、ようやく車をとめ、自転車をおろし、レースのできる恰好で、会場までサイクリング。自転車の大会だから、当然、自転車で会場まで向かうのだ。
一緒に参加する予定だった、サイクリング仲間を待ち、その後、スタート準備のため、スタートの列にバイクを置いておく。
そして、まずは、ロングコースのスタート。

ツール・ド・しものせきは、タイムを競うレースではなく、制限時間内にゆっくりゴールすればOKというサイクリング大会ではある。でも、私のような万年ビギナーライダーとしては、130kmの人たちはツワモノぞろいといった感じ。知り合いもいたので、しばらく、ロングの人たちのスタートのお見送り。
スタートは、自転車6台ずつ、15秒間隔で行われ、1分で24台しか出発できないので、全員がスタートするのに、約1時間。

芝生でごろごろ休んでようやく、ショートのスタート時間がやってきた。
会場について、約2時間半、陽射しも強くなり始め、ようやく、スタート!!
3㎞くらい田んぼの中をのどかに走っていくと、だんだん道が上り気味に。
「ここからしばらくのぼりが続くよ。」
仲間に声を掛けられ、少しずつ、ギアを軽くしていく。「しばらくって、どのくらいよ~」と思いながら、一番軽いギアになってからも、速度は落ちる一方。とにかく、ペダルをふむ、ふむ。前にいる人たちの速度もどんどん遅くなるが、間はあいていく。
「あと少しよ」「あそこのカーブで終わり」と声が聞こえ、そのカーブにたどり着いても、また、上り。
「終わりじゃないじゃん!」
ひたすら、一番軽いギアのまま上り続けても、頂上は見えず。途中、向こうから歩いて下りてくる係りの人が「あと1kmは上りますよ~」と声をかけてくれた。距離がわかると何とか頑張れるのも、不思議なもんだ・・・

時速8㎞まで落ちたものの、足をつくことなく、山を越え、下ってすぐに、エイドポイント。バナナ、イチゴ、ポン菓子など、内日の町の人たちの温かいおもてなしで元気をもらい、菊川方面へ。
 菊川までは、ほぼフラットで、菊川町役場のあたりで折り返し。沿道では、応援団がスティックをもって声をかけてくれ、緑が美しく、人と景色の優しさにつつまれたサイクリング。
走行距離34㎞位で、ふたたび、1時間前に訪れた内日エイドポイント。今度は、先ほどとちがって手作りのおにぎりがいっぱい。まだ昼前だけど、早朝からカロリー消費して、お腹は空っぽ。一つ食べても、まだまだなので、お礼を言って、二つ目もゲットしてペロリ。
エイドポイントをでると、いよいよ、”メインディッシュ”。最後の上り坂へ。
往路と復路で大体同じ道を通るため、往路で下った坂を上るわけだけど、今度は、距離は短く傾斜がきつい。坂が見えた時点で、徐々にギアを軽くするも、あっという間に残りのギアがなくなった。
「先に行って!」
後ろからついてきてくれていた仲間に声をかけ、自分には「絶対、足をつかないぞ」と言い聞かせて進んだ。仲間の背中は遠くなり、時速は6㎞。歩くよりはちょっとは速いかも・・・前に自転車はおらず、一人で坂をゆっくりゆっくり上っていくと、坂の頂上から数十メートルのあたりで、沿道の応援団の人たちが、「頑張れ、頑張れ、もうちょっと」と大きな声で励ましてくれる。ゼーゼーハーハー言いながら、「ありがとうございます」も声にならず、頭を下げるだけ。滴り落ちる汗を坂道にまき散らしながら、のぼるのぼる。頂上で仲間が止まって待ってくれているのも見え、なんとか足をつかず、坂道終了。

3時間程度のツール・ド・しのもせき。
今まで出場した大会の中で、応援の人たち、ボランティアの人たちの温かさが一番うれしい大会だった。
あー、もうちっとまともに坂を上れるようになりたい・・・


シャーベット

2017-05-15 19:42:00投稿

ちょうど1年前にもブログに書いたけれど、昨年同様、今年も5月の晴れた日に、仲間たちと秋吉台トレイルランニングに出かけた。
緑にあふれ、秋吉台が最も美しいこの季節。
雲がほとんどなく、紫外線のいたずらだけが、気になるけれど、心地よい風も吹いて、走るのには最高。風のせいで、思ったほど汗だくにならず、10km程度をラン&ウォーク。

パワースポット的な長者が森の木々の中で、紫外線から逃れたあとは、名物夏みかんソフトをゲットするために、展望台まで、駆け上がった。
1年前と同じように、売店でソフトクリームを買おうと思ったら、売店の上に、見慣れない建物が出現していた。
昨年12月にオープンした、カフェを併設した観光案内所だ。
その名も、Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar

建物の半分はガラス張りで、屋外に向かって椅子とテーブルが並べられ、そこに座ると、秋吉台が遠くまで眺められるようになっている。
明らかに、昭和の時代からあると思われる売店とトイレの上が展望台になっているコンクリートの塊の中間に建てられた、今どきのおしゃれな建物。
入ってみると、観光案内のお姉さんのデスクがあり、ニコッとされてしまったが、めざすは、カフェの注文カウンター。
私の好みからすれば、ひき立ての熱めのコーヒーを飲みながら、ゆっくりするのがベストなんだけど、なんせ、トレランの最中。汗はかいてるわ、ハイドレーション用のザックを背負ってるわで、ちょっと場違い。熱いものを飲む気には到底なれないし、ソフトクリームはそもそも夏みかんだから食べたかったわけだし・・・
ここは、シャーベットといきますか・・・
シャーベットのメニューを眺めてみると、”焼き栗”というのが、目に飛び込んだ。栗のシャーベットってきいたことないぞ。”小野茶”というのにも魅かれたけれど、とりあえず、珍しもん好きとしては、いくっきゃないでしょ。
てなわけで、焼き栗味シャーベット300円也をゲットして、Karstarの外へ。

そもそも私は、甘党ではない。コーヒーがあれば、スイーツも食べるけれど、飲み物なしで甘いものだけを1人前たべるのは、ちょっと苦痛。本当の焼き栗であれば、栗の甘さだけだから、好物なんだけど、焼き栗味のシャーベットなる代物は、どんだけ砂糖が入ってんの?という甘さ。
で、カップ入りのシャーベット半分食べてリタイア。
甘党の人以外には、おススメしません。

展望台からの景色でシャーベットの選択ミスは帳消しとするか・・・


宮島

2017-05-08 18:43:02投稿

ゴールデンウイーク最終日の昨日、紫外線と風が強い中、日本三景宮島に数時間滞在した。
中学、高校時代、宮島の対岸に住んでおり、年に3~4回は、宮島にわたっていた自分にとって、宮島という場所は、世界遺産の観光地というよりも、ふるさとのようなもの。
小学校時代も、遠足で弥山に上ったり、鳥居とは反対側の海岸でキャンプをしたり、懐かしい思い出も多い。
とはいえ、宮島中を知り尽くしているわけでもなく、今回、初めて、町屋通りという商店街の1本外れた通りを訪れた。通りを歩いてみて、その静けさにびっくり。1本外れただけなのに、まったく、趣の違う通りで、古い家並みが続いていた。
その通りの中ほどにある、「常乙女」という古民家風にリニューアルされた建物が目的場所。
中学・高校時代の同級生である白井朝香さんというバイオリンとシタ―の奏者が、「常乙女」でシタ―のミニコンサートを開くというので出かけていった。息子さんがファゴットを吹き、シタ―とのデュオもあった。
シタ―という楽器は、120本の弦が並んでいる、珍しい楽器。プロの奏者は、日本で5人しかおらず、彼女はその一人。
初夏にちなんだ曲を堪能させていただいたあと、シタ―という楽器に触れさせてもらったけれど、思った以上に単純な作りで、音を出すのは誰でも簡単。フランスが発祥で、教会のパイプオルガンのかわりにシスターたちが演奏するのが目的の楽器なので、音を出すだけならそれほど難しくないんだそう。実際、世界でもプロの奏者は数えるほどしかいないのだとか・・・

そんな珍しい音楽をきかせてもらい、宮島の風を感じた連休最終日。
また、今日から頑張れるぞ。朝香さん、ありがとう。

 


鯉のぼり

2017-05-03 19:48:01投稿

 ゴールデンウイーク真っただ中である。
泊りがけでどこかに行くと、普段の何倍ものホテル代をとられるし、どこに行っても渋滞、人混みのこの時期、私個人的には、毎年あまり遠出はしないようにしている。
今年の場合、天気に恵まれているので、どこにも行かないのは、もったいないような気がして、昨年のリベンジを果たすべく、巷でちょっぴり話題となっている鯉のぼりを見に行ってきた。

防府市の端、小野地区で、最近、ゴールデンウイーク中に限り見られる、川で泳ぐ鯉のぼり。
鯉のぼりというのは、空を泳ぐものだが、10年前の当時の小野小学校の校長先生が、子どもたちに見せたいと発案し、学校のすぐそばを流れている佐波川の中に、鯉のぼりを沈めて泳がせるようにしたそうだ。

昨年、地元のニュースでそれを知り、見に行ったところ、前日の大雨で川が増水し、鯉のぼりが川の端にゴミのようにかたまっていた。やはり、増水すると流されてしまうのは致し方ないが、今年は時期を短くして、5月3日の朝から、流すようにしたそうだ。
噂を聞いて、見に来る人の数が増えたため、小学校が臨時駐車場となるなど、観光名所?にならんとしているけれど、人が少なそうな、日没前をねらって訪れてみた。

およそ100匹の川を泳ぐ鯉のぼり。橋の上から見るのは圧巻。
カープは首位を突っ走っているし、鯉の季節はいつまでも続いてほしいが、5月6日の朝に撤収するそうだ。
来年また見に行こうとは思わないけれど、一度は見る価値のある鯉のぼりだ。

 

 


絶景

2017-04-23 22:30:49投稿

 

 

 1週間前の週末は春の嵐だったが、この週末は絶好の行楽日和。
日曜の朝、あまりにも天気が良いので、突然思い立って、本州最西端方面にドライブに出かけることにした。
下関で、ちょっとした用事をすませたあと、国道191号線へ。
山陰本線と並行して走る国道のほとんどは海岸にそっている。
山口県に住んで30年以上になるので、何度か通ったことはある道だけど、下関から長門までずっと走ったのは、おそらく20年ぶりくらいだと思う。

信号のほとんどない、1車線の道をひた走る。運転しながら見える、海と空。
途中、5周年を迎えるという豊北の道の駅によって、海を眺めると、遠くに角島大橋がくっきり。
今日みたいな天気の日は、きれいだろうなぁ。
ドラマやCMに何度も登場する角島大橋に立ち寄ることにした。


 この橋を見るのは、3回目だが、天気は最高で、人や車が思ったほど多くなかったので、景色を堪能することができた。
そして、次に向かったのが、元乃隅稲成神社。
CNN で取り上げられ、世界的にも有名になった絶景スポットなのに、行ったことがなかった。山口県人として、一度は行ってみなきゃとずっと思っていた場所だった。
角島から191号線にもどり、東に向きを変え、長門方面へ。しばらくすると、元乃隅稲成神社左折の標識があり、曲がってすぐに見えてくるのかと思ったら、大間違い。
ほんとに、緑ばかりのど田舎の道ばかり。ヘアピンカーブあり、上り下りあり、いつになったら見えてくるのと思いつつ、途中、離合もできないような細い道も通って、ようやくたどり着いたと思ったら、駐車場が満車。
15分程度、駐車場待ちの列に並んで、ついに到着。

 こんなはずれの何もない所だからこその絶景。
空の青。海の青。山の緑。断崖絶壁の茶。そして、鳥居の赤。

どう表現してよいのかわからないこの美しさ。
自分の目で確かめることをお勧めする。
 


広島城

2017-04-16 20:24:19投稿

 日本産科婦人科学会が私の知る限りでは初めて広島で開催されたので、参加してきた。
日本中の産婦人科医が集うこの学会、規模が大きいので、なかなか地方都市では会場の確保が難しく、今回は、ホテルと体育館の両方を借りて行われた。
道一つ隔てた、ホテルと体育館を行ったり来たりせねばならず、とても不便なため、参加者に文句を言われるのを見越してか、体育館に向かう広場の途中に、もみじ饅頭とお好み焼きを焼いているブースが出ていた。どちらも焼き立てをその場でもらえるとあって、多くのドクターが列に並び、広島の名物を堪能していた。
私自身は、広島人なので、特に物珍しくはなかったが、とりあえず、もみじ饅頭2個とお茶はゲットした。
学会に何しに行ったのといわれそうだが、まあ、それはそれ。聞きたい演題は、チェックして、勉強はできたと思う。

そして、出張恒例の早朝ジョギング。
今回は、勝手知ったる広島基町。私の父方の祖父母の実家が基町だったため、ものごごろ着いた時から、基町、紙屋町といった、広島市の中心部は、庭みたいなものだった。
そして、中学2年のとき、自宅が郊外に引っ越すまでは、ほぼ初詣は毎年広島城のお堀の外にある護国神社。
けれど、護国神社に最後にお参りしたのがいつだったのか記憶はなく、35年くらいはたっているのかもしれないと思い、今回は、学会会場のお隣のエリア、祖父母宅から歩いて5分くらいだった広島城周辺を走ることにした。
学会の開かれている体育館は、現在グリーンアリーナとよばれる立派な施設で、私がよく通っていたころの県立体育館とは、全く違うものになっているが、さすがに、神社やお城は変わっていないだろうと古い記憶をたどりつつ、お堀の内側に入っていった。
朝6時だというのに、散歩やジョギングをしている人が、ちらほら。参道は、きれいに掃除され、7~8割は散ってしまった桜の木たちが迎えてくれた。幼い頃、初詣に出かけた時は、人が多くて、参道に入って、神社の境内まで行くのに、相当並んで時間がかかったような記憶があったが、ジョギングで訪れてみると、入り口から境内までがあまりに近いのにびっくり。こんなに小さな神社だったっけ?
案内図をみると、天守閣は端にあるように配置してあり、これも、自分の記憶とは違う感じ。
懐かしいというよりも、記憶と違いすぎて、初めての場所に来た感覚。
広島に帰って来ても、もう、祖父母はいないし、お城を見に来ることなんかなかったけれど、何十年かぶりに目の前にみた広島城は、思った以上に小さいものだった。お堀の外を1周するのもあっという間。走りたりないので、結局3周くらいぐるぐるしてしまった。
いつかまた、お堀の内側に入ってみるのは何年後になるかわからないけれど、ずっと同じままであってほしいとは思う。


カープあれこれ

2017-04-10 21:40:23投稿

 プロ野球が開幕して、2週間が過ぎた。
ついに、我らの広島東洋カープは単独首位。
開幕戦に負けてから、引き分け1試合で、あとはすべて勝っているという、驚異の勝率。
3年前くらいまでなら、どうせ、鯉のぼりのシーズンまでだから・・・と大抵のカープファンは思っていただろうけど、去年のぶっちぎりの優勝の勢いがあるので、黒田がいなくなっても、これは、今年もいけるぞとひいき目に考えているカープファンが多いのではないだろうか。いつも、交流戦ではセリーグのチームがパリーグに勝てないので、実際、交流戦を終わってみないとわかんないんだけどねぇ・・・

ただ、カープの問題といえば、チケット。
3月1日から、広島主催全試合のチケットが一斉に売り出されて、一部の自由席をのぞいて、2日間くらいでほぼ完売。年間指定席は、何年も買えない状態が続いているというし、一般指定席は、定価の何倍もの値段で売られていても、買う人がいる現実。人気チームならではの悩みとはいえ、ちょっと何とかならんの~と思っている人は多いと思う。
そもそも、売るのを目的で買い占める悪徳業者は法的に取り締まられてしかるべきなのに・・・
私が広島市民だったころ、実際に、広島市民球場に行ったときには、いわゆる「ダフ屋」といわれるおじさんたちが、チケット売り場に並んでいる人たちに声をかけている姿をいつも見ていた。子どもだった当時の私は、親から「ダフ屋」なる職業(?)を教えてもらい、悪い人がいるもんだなぁと思ったのを覚えているが、今の時代、基本はネットでのやり取り。まぁ、「ダフ屋」などという言葉は死語なんだろうけど、実際にやっていることは、同じ。実際、チケットそのものが目の前にないぶん、悪徳度は高いのに、取り締まりが難しいのは理解できるが、カープファンの警察関係の人たちに是非ひと肌脱いでもらいたいものだ。
個人的には、発売日のクリック合戦に参加し、何とか両親へのプレゼント用に9月のチケットを2枚手に入れたけれど、実際、5試合分チャレンジして、何とか手に入ったのは1試合だけ。広島市民球場には、何度も行ったことがあるけれど、マツダスタジアムには一度も行ったことがないので、今年こそは行ってみたいと思っていたが、当分、望みはかないそうにない。

 


フルマラソンその後Part2

2017-04-06 23:51:29投稿

4月になって、新しい生活をスタートさせた人も多いと思うが、私個人的には、特別かわりない新学期のスタート。

ちょうど4年前の4月、「さが桜マラソン」を走ったときに「フルマラソンその後」というタイトルでこのブログを書いたことがあり、(もちろん誰も覚えていないと思うけど)それを読み返してみて、思うこと。
4年前に比べると、今回は余裕だったな・・・
 ちょっと自慢
4年前のフルマラソンは2回目だったけれど、実際には、初めてきちんとレースに出た大会といってもよく、ゴール後も脚を引きずりながら帰ったし、当分、カラダのあちこちに、ガタがきてた感じだったけれど、今回は、翌日に少し筋肉痛があった程度で10日間ですでに3回、1時間以上のランニングをしている。4年前から4歳老化しているわけだけど、とりあえず、体力は落ちていないはず。シミとかしわとかは別にして・・・

ただ、次またフルマラソンを走るかと聞かれれば、考えてしまう。
走っていることそのものが、すごく好きというわけでもなく、楽しいわけでもなく、私が走る一番の目的は、体力の低下を防ぐこと、健康を維持すること。実際、健康のためのランニングに、42.195kmは必要ない。何となく、今日はカラダがだるいなと思っていても、1時間程度走ってみると、たっぷり汗をかいて意外とすっきりしてしまう。体調悪かったら、これだけ走れないはずだから、走れたら、ま、いっか。となってしまうのも、あきらめの良い私の性格からかもしれないが、適度なランニングが自律神経の安定する基になることは間違いない。
だけど、フルの距離となるとそうはいかない。
カラダには、相当ダメージを与えてしまうし、汗かいてすっきり。というレベルではない。
なのに、なぜフルマラソン?
結局、私が走っているのは、走ることで出会った人々の存在が大きく、ランニングクラブの人たちとの話題になるとやはりレースのことが中心になるので、たまにはレースにも出たいなと思ってしまう。仕事や家族と関係のない付き合いというのは、何物にも代えがたく、何よりもストレス解消になっているような気がする。

5回目の完走から10日たった現在、またそのうち42.195㎞走ってみるかなと、思わないでもない4月を迎えている。
 


とくしまマラソン

2017-03-27 13:05:53投稿

昨日、人生で5回目となるフルマラソンのレースに参加してきた。
そのレースは、「第10回とくしまマラソン」

徳島市から阿南市を走るマラソンで、はっきり言って、徳島マラソンというよりは、吉野川マラソンといったほうがよい。吉野川の両岸の土手を、上って下るだけのきわめて単純なコース。確かに、信号はほとんどないので、道路を規制するのには都合がいいんだろうと思うけど・・・アップダウンもなく、景色はまったく変わらず、面白みのないコースだった。
と、文句はこれぐらいで、よかったのは、沿道の人々の温かい応援。太鼓や、阿波踊り、完走祈願や、バンド演奏など、大会側から準備されていただけでなく、私設の応援団、エイドがあちこちにあって、単純なコースの中で、たくさんの元気をもらった。

私としては、フルマラソンは2年半ぶり。
やっぱり、42.195kmというのは、体にあたえるダメージが大きいので、2年半前に下関海響マラソンを走った後、もうフルは卒業だと思っていた。その後は、ハーフマラソンや、トレイルラン、ロードバイクはちょこちょこ走ってきたけれど、フルマラソンからは遠ざかっていたのだ。
半年前に、右手を骨折して運動が全くできなくなって、このままじゃいけない、また、何かにチャレンジしたいなと思っていたとき、たまたま、エントリー可能なとくしまマラソンをみつけ、ついつい、エントリーボタンをクリックしたのが昨年11月。
その後、ハーフマラソンを2回、ロードバイクで70㎞位を走る程度で、フルを走るための練習というほどのものをせず、本番をむかえた今回。
さすがに、2年半も走っていないので、まずは完走できることが目標。できれば、5時間は切りたいし、失速しないで、楽しんで走れればとは思っていたものの、実際のところ、全く自信はなく、不安だらけで、直前まで、参加をやめようかと迷っていた。そんな気持ちでいたため、レースにむけて、特別な対策もなく、徳島までやってきてしまったという感じだった。

とりあえず、スタートラインに立ってみて、まずはペース配分として、キロ7分で行けば、ちょうど5時間になるので、目標は、キロ6分40秒前後で行こうと決めた。おそらく、今の自分の実力と練習量からすれば、キロ6分30秒をきったら、最後まではもたないと考えたので、とにかく前半は、6分30秒を切らない、後半はキロ7分は超えないことを目指していけば、5時間はきれるのではないかと考えた。
とはいえ、まわりにつられてついつい速くなってしまうのが、前半。GPS時計を気にしながら、6分30秒をキープ。5㎞過ぎからは、いつ時計をみても、表示された現在のペースが6分30秒ジャストになっていたので、自分には6分30秒のねじまきがついているのだと感じてしまうほど、イーブンペースを維持していた。
そうはいうものの、エイドによったり若干のロスタイムは生じる。ハーフを2時間20分でいければOKと思っていると、ホントにハーフを2時間20分で通過。

あまりにも予定通りに走っていたため、自分でもなかなかやるじゃんと思いつつ、吉野川を横切る大きな橋をわたり、後半戦に突入。なんてったって、ハーフ以上の距離は2年半ぶり。フルマラソンは30㎞からが勝負なんだから、このままいけると思ったら大間違いと言い聞かせる。
29㎞あたりのエイドでは、なんと、半田そうめんに、そば米汁という豪華2本立て。おわんに箸までそえられ、「お接待所で~す」の呼び声。ゆっくり座って食べたい気持ちもあるけれど、1度休むともう動けないと思ったので、立ったまま、喉に流し込んた。せめて、そうめんと米汁は、別々のエイドで出してくれと思ったけれど、汁は半分残して、走り出す。
その後は私設も含めて、ジュースだのワイン(!?)だの、チョコレートに饅頭に、次々とエイドが現れ、もはやすべてのエイドで止まっていたらきりがない状態。スプレーサービスもあちこちであるし、スプレーしないと脚がダメになるといわんばかりと思ったが、私自身は、そば米汁のあとも、脚は悲鳴をあげず、自分のペースは保ったまま。「このまま行けるかも?」と嬉しくなったが、まだまだ10㎞以上あるし・・・などと考えながらも、スプレーのお世話にはならず順調に経過。
35㎞過ぎからは、2年半前に、失速したことを思い出しつつ、自分にカツをいれ、「フルマラソンはメンタル勝負!」と言い聞かせていた。実際、脚は重くなってはいたけれど、痛いというほどの箇所もなく、ちらっと時計をみると、6分30秒をきっていたので、あとは、もう時計はみずに、行けるところまで行こうと考えた。
そして、38km地点。なんと、徳島ラーメンのエイド。あと4㎞で、ラーメン食べろって!あぁ、徳島ラーメン食べたいけど、さすがに無理・・・このままゴールまで突っ走る気持ちがととのっていたし、完全に無視するしかなかった。
その後、40㎞すぎても、ペースがおちなかったので、ひたすら前の人を抜き、ついに、ゴールとなる競技場へ。

ゴール手前で、できれば、4時間44分44秒(グロスタイム)でフィニッシュしたいなと考えていたら、ゴールに置かれていたデジタル表示は、4時間41分あたりを示していた。ゴールの前で44分になるのを待ってたらアホかと思われるし、まあ、速かったのはよしとしよう!
そんなこんなで、ラップタイムは30㎞まではイーブン、その後だんだんスピードをあげて、40㎞前後が一番速かったという、みごと、ネガティブスプリットで完走。

オバサンとしては上出来の5回目のフルマラソン。徳島ラーメンに悔いは残るけどね。


蓬莱桜

2017-03-20 23:42:44投稿

週末、春爛漫の中、サイクリング仲間とポタリングに出かけた。
それが、目的ではなかったのだけど、「そういえば、今、向島の桜は、ちょうどいいころじゃない?」ということになり、防府市立向島小学校に立ち寄った。

この桜は、寒桜なので、ソメイヨシノよりも、2週間くらい早く満開を迎え、毎年、小学校の卒業式を祝うように咲き誇るので有名で、いつかは見たいと思っていたのに、初めて見たのは2年前。
その時も、満開で、立派な枝振りに感動したが、今回はそれ以上に、きれいな気がした。
花一つ一つが、丸くて大きく、色もうす紫がかっていて濃い。天気がよかったので余計きれいに見えたのかもしれないが、本当に美しかった。

この木の樹齢は推定100年くらい。樹高約8m、通り幹囲2.55m、根回り約4.4mだそうだ。 寒桜というのはヤマザクラとカンヒザクラとの種間雑種である園芸種で、開花時期が早くて、寒い時期に咲く桜という意味だ。向島小学校の寒桜は、蓬莱桜といわれており、私は、寒桜の一種に蓬莱桜という品種があるのかと思っていた。
ところが、品種名ではなく、この桜につけられた名称だということをこのたび初めて知った。
「蓬莱桜」(2009年命名)の由来は、向島は以前、瀬戸内海を往来する船舶から蓬莱島と言われていたことからとのこと。実際、この桜に関する詳細な記録、沿革は不明で、1922年頃に当時の卒業生が植樹したという話があるそうだ。
 
現在は、防府市指定天然記念物となっており、幹周囲の地面を保護し、桜が養分を吸収しやすくするため、根元にはロープの設置や、ツツジの栽培が行われ、小学校の校庭にたっているというのに、広く一般市民に公開されている。

立派な桜を後世に残そうと、2世も植樹され、向島の人々に守られている蓬莱桜。是非一度、見に行くことをお勧めする。


コアトレーニング

2017-03-13 23:40:56投稿

昨日の日曜日、山口県医師会主催の、健康スポーツ医のための講習会に行ってきた。
数種類の競技の日本代表選手を指導している、知人でもあるトレーナーの米澤和洋氏から、コアトレーニングの実際をちょこっとだけ教えていただけるということで、参加。

はじめに学んだのは呼吸。
鼻から吸って鼻から出す呼吸。それは、お腹をいっぱいに膨らませて、目いっぱい引っ込ませるというもの。
実際、やってみると、吐く、吐く、吐く、とお腹をひこっめていくのは、結構腹筋を使う。これだけでも、腹筋が鍛えられることがわかる。その呼吸を10回以上繰り返した後に、柔軟体操をすると、呼吸の前よりも、柔らかくなっていることを実感。

その次には、腹臥位、仰臥位、側臥位と体位をかえて、お腹を浮かせて静止するといった、コアトレーニング。
市民ランナー歴6年の私としては、脚力は以前に比べてだいぶついてきたと思っているが、いわゆる腹筋を中心とした体幹というのがへなへなであることは十分自覚している。今までにも、体幹を鍛えなさいといわれて、少しはトレーニングしようとするもののいわゆる3日坊主のまま終わってしまった過去。
今回も、たとえば立って腕を前にだし、その腕を誰かに押してもらい、倒れないようにするときにお腹から腰にぐっと力が入るというのを実践で教えていただいた。要するに、球技など、腕を使った競技であっても、腕だけを鍛えればいいのではなく、股関節まわりがしっかりしていないとだめだという事を実感してほしいというわけだ。もちろん、脚を使ったスポーツでも同じこと。

体幹を鍛えることが必要だと、頭では理解していたつもりだけど、今回、実技を伴って、コアトレーニングの重要性を教えていただいたので、あらためて、がんばるぞと決意。
気が付いたら、お腹を引っ込めるというのだけでも、毎日続けなきゃね。


御茶ノ水

2017-03-06 18:31:13投稿

2週間前に引き続き、この週末もまた東京で過ごした。

毎年必ず出席している、日本産婦人科乳腺医学会への参加が目的だったが、今回の場所は御茶ノ水。学会会場は昨年と同じで、ちょっとつまらない気もしたが、宿泊場所は、昨年は秋葉原だったので、今回は、歩いて会場に行ける距離のところにした。
といっても、御茶ノ水駅周辺には、手ごろなホテルがみあたらず、隣の水道橋駅のすぐそばのホテルをとった。日曜の朝、ホテルを出て、ジョギング開始。とりあえず、水道橋駅から御茶ノ水駅近辺を周ってみることにする。

まず、目の前にあるビルは、東京歯科大学。そして、東洋高校。どちらも、学校なんだけど、田舎者に言わせると、単なる高層ビルで、学校のイメージとは程遠い。まあ、私立だし、都会だし、こんなもんなんだろうとは思うけど、学生さんはどこで体育の授業をうけるんだろ?
JR中央線沿いに続く坂道をゆっくり走っていくと、駿台予備校の本部に、公立学校組合本部と、やたら教育系のビルが目立つ。そして、初めての信号があったかと思うと、そこがもう御茶ノ水駅だった。 

御茶ノ水駅前に立って周囲をがなめると、目の前に東京医科歯科大学。ちょっと先には、明治大学。地図を見ると、その裏は、日本大学。ほかにも名の知れぬ高校がいくつかあり、ホント、学校だらけ。でも、どれも、単なる高い建物が建っているだけで、いわゆるキャンパスといった印象はまったくなく、都心の大学って、こんなもんなのかと何となく暗い気持ちになる。

なんで、こんなに大学が多いんだろうと、キョロキョロしていると、目に留まった道路標識に、「史跡 湯島聖堂」とある。「そうか、ここは学問発祥の地なんだ!!」
その聖堂を是非みなければとうろうろして、ようやく正面と思われる場所に到着。


その後、水道橋方面に向きを変え、走っていると、東京医科歯科大学のすぐ横は、順天堂大学病院のビルが建っていた。こんな近くに大学病院が並んでいても、患者さんをとりあわないのかしらんと田舎の開業医は心配になってしまうが・・・
大学病院の案内図をみていたら、「サッカーミュージアム」の案内図もある。ついでに、そこにもいってみようと走っていくと、「サッカー通り」という名の上り坂。舗道の石はサッカーボール模様。


 緩やかに上るサッカー通りを走っていくと、その先にはJFAのマークのはいった立派なビルがあり、その1階の部分が、サッカーミュージアムになっているようだった。サッカー協会って、野球以外の他のスポーツに比べて、お金があるのねぇと、どーでもいいことを考える。

時間もなくなったので、あとは下りばかりの道をスピードを上げて走り、水道橋へ。学問のまち、御茶ノ水って、こんなところなんだと知ることができたけど、そういえば、親友の母校、御茶ノ水女子大はどこにあったんだろ?


湿布大作戦

2017-02-27 19:50:43投稿

市販のものでも、保険診療でも、湿布というのは、手軽な消炎鎮痛の方法だ。
若干、気休めの感じもしなくもないが、内服の鎮痛剤と同じ成分が含まれているので、効果がゼロということはないだろうと思う。

この週末、登山のあとのサイクリングという、ちょっと普段あまり使わない筋肉を酷使したため、湿布を全身に貼りまくった。
痛みをとるためというよりも、筋肉痛の予防目的。

首、腰、大腿、下腿と、全部で10枚も一度に貼るというバカなことをしたため、なんと床に就いてから、寒いのなんの。
「これぞ、まさしく、冷湿布」とは思ったが、本当に寒い。せっかく貼ったものをはがそうかと思うくらいだったけれど、疲れてるから寒さよりも眠気が勝つに違いないと、布団の中で自分に言い聞かせた。
普段、寝付きがとてもいい私としては、なかなか寝付けず、これは読むと一発で眠くなる村上春樹の難解な読みかけの本を読むしかないとまで思ったが、本を棚から出してくるのも寒いし、そうこうしているうちに、やっぱり寝てしまった。

村上春樹といえば、最近、「騎士団長殺し」で、フィーバーしている。新作品の発売前、夜遅く寒い中を本屋の前で並んでいるハルキストたちに、インタビューしているのをニュースで見たが、彼らは、発売日の午前0時にその本を手に入れたら、朝までに読み切ることにしていると口をそろえていた。きっと彼らは、物語に引き込まれ、夢中になって徹夜してでも読むのだろうが、私には理解不能。夜寝る前に村上春樹の本を開くと、ひどいときは、3行読むだけで眠っていた私は、「1Q84」の上下2巻、読み切るのに何か月もかかった。

そんなこんなで、読みかけの村上春樹文庫は、読みかけから解放されることもなく、朝を迎えた。
そして、今日、筋肉痛に苦しむことなく、仕事ができたのは、寒い思いまでして決行した湿布大作戦の効果があったのだと信じることにする。


永田町

2017-02-20 13:21:28投稿

この週末、乳房超音波講習会に参加するため、東京に行ってきた。
会場の近くに宿泊したのだが、その場所は、永田町。
そう、日本の政治の中心地である。

永田町と言えば、毎日のように、ニュースで、「永田町にいる〇〇記者から伝えてもらいます。」などといつも聞いているような気がするので、街の名前としては、なんだが、なじみ深い。でも、30年以上まえの、高校の修学旅行で、国会議事堂に入ったような記憶はあるけれど、それ以外におとずれた事はない。ま、庶民としては当たり前・・・

そこで、今回の出張恒例、早朝ジョギングは、日本の中心を見てまわるのだと、楽しみにしていた。
東日本の夜明けは早く、6時半には外はもう明るい。ホテルの部屋で、カーテンを開けると、目に飛び込んできたのは、青空に映える日の丸。そこは、自由民主党の本部だった。
「う~ん。さすが、永田町」

さっそく、ジョギングウエアに着替えて、ホテルの外に出る。角を曲がると、いきなり、警察官が複数いて、「検問中」の立て札。日曜の朝早くから、検問だなんて、やっぱちがうなと感心しつつ、ふとみると、すぐそこに見慣れた建物。言わずと知れた、国会議事堂である。
道の反対側をみると、参議院議員会館とある。
なんだか、ホントにここは政治の町なんだとちょっとウキウキ。


その後も、雲一つない気持ちのよい青空のもと、走っていたのだが、信号機ごとに、”警視庁”マークの制服を着た人々。初めは、永田町だから仕方ないのかと思っていたが、あまりにも、数が多く、機動隊のよく見る青いバスの数もどんどん増えてきて、「これは、今日、何かあるに違いない」と確信。少し、不安になりながらも、気持ちよく走っていると、内堀通りに到着。皇居と、国会議事堂って、こんな目と鼻の先にあったんだ・・・皇居は何度も走ってるのになぁ・・・
 
今回は、皇居ランはしないし、どっちに行こうかと迷いつつ、適当に道を曲がる。半蔵門のそばには、国立劇場。ここが、歌舞伎をみるところなのね。死ぬまでに一度は観劇したいなぁ。


更にとろとろ走っていると、何やら門の前に警視庁の人々と普通の服を着たオジサンたちが集まっている。ここで何かあるのかしらん?と建物の文字をみると、それは「最高裁判所」

うわっ。ここが最高裁!

そうか、今日は何か重要な裁判があるに違いない。だから、警察が多いんだ。と、勝手に納得。最高裁の門の前につながる道には、一般の車の列。裁判の傍聴かな・・・


その後、ホテルの方にむかって、走っていると、最高裁を離れても、警視庁の人々の数は増える一方。出るときにはいなかった、警察車両の列が、ホテルの前の道を占領しているし、バリケードを持った人もいるし・・・
これは、裁判と関係ないんでは?と思いつつ、とにかく、気になるので、意を決して、若くてたよりなさそうな警視庁マンに声をかけた。
「今日、何かあるんですか?」
「全日本教職員組合の大会なんですよ」
「あ、それでね・・・お疲れ様です」
ようやく、不安が払拭され、ホテルにもどる。日本の中心、永田町の朝ランは、警視庁の人、100人以上をみかけるという、重々しい雰囲気の中で終了。
警察って大変ね。


博多ハーフマラソン

2017-02-13 13:07:16投稿

この週末、私用で福岡に行ってきた。
目的の一つは、大濠公園を走ること。
以前、このブログにも大濠公園でランニングがしたいというのを書いたことがあったが、今回は、ちょっぴり本気モードで走るために訪れた。

心配された雪もなく、寒さは走るにはちょうどいいくらい。
まずは、滞在していた博多駅近くのホテルから大濠公園までを走る。今回は、ランニング自体が目的だったので、年に数回しか使わないGPS時計をつけて、距離も測った。
 
なんせ、公園につくまでは、祇園、中州、天神と繁華街をぬけるので、メインストリートを外して道を選んだものの、信号が多い。信号ごとに休みながら、スピードが一定に保てないストレスを感じつつ、ようやく大濠公園に到着。時計をみると、4.7㎞走っている。ということは、往復9.4㎞ってことか。合計20㎞走ろうと思うと、公園1周2㎞を5周はしないといけない。できれば、6周だな・・・と計算しつつ、公園内のジョギングコースへ。

さすがに、休日ということもあり、走っている人が結構いる。
大体1周を13分くらいのペースで、2~3㎞に1回の給水をとりながらゆっくり長くいこうと決めて、走っていると、ほぼ自分と同じくらいの速度で走る人がちらほら。実際、まったく同じ速さで走ると、その人との距離はずっと一緒ということで、抜かされることも、抜くこともないのだが、何となく、わずかに変動。(当たり前)そんな中、抜かしたり、抜かされたりで、ホントに同じ速度で走っているなと思われる女性に遭遇。当然、顔も名前も知らず、同じ方向に走るので、後姿しか見ないのだけど、私が歩いて水分補給をしている間に抜かされ、またしばらくすると私が彼女を抜くという状況が、5km以上は続いていた。なんだか、勝手に親しみを覚え、心の中で、「お姉さん」と話しかけていた。実際、横に並んで、本当に話しかけてもいいんだけど・・・その場合、「今日は何周の予定ですか?」というのが一番いいかな、とか考えはするものの、結局話しかけないまま、5周目に突入。4周目の後半で私が彼女を抜いてから、その後姿を見ることはなくなった。
5周目になると、かなりくたびれてきて、ペースメーカーもいなくなったことだし、これでやめようかと思ったが、GPS時計をみると、若干ペースがあがっていて、自分もまだまだやるじゃんと、変な自信がでてきてついに6周目に・・・
その後公園をでて、ホテルへ。さすがに脚がだるく、途中で地下鉄にのる誘惑と闘いながら、結局4.7㎞走った。

なんだかんだ、博多まで来て、ひとりハーフマラソンを実行した私。
完走のご褒美は、もつ鍋三昧。

                   


映画

2017-02-05 23:23:00投稿

 以前、このブログに、私が高校生だったころ、遠藤周作のファンだったことは書いた。
先月下旬、彼の代表作、「沈黙」を原作とした映画、「Silence」が公開されたことを知り、居ても立っても居られず、映画館に出かけてきた。

「沈黙」については、宗教とは、神とは・・・という重たいテーマであり、読んでも、暗~くなるだけなのだけれど、何故かひきつけられ何度も読み返した思春期のころの私。
遠藤ファンならご存知と思うが、彼は、クリスチャンであり、常に、人間の弱さを題材にして、そこに生と死と神を描くことで、小説を作り上げていた。
その重いテーマについて、軽い私がとやかく言うつもりはないのだけれど、今回は、とにかく原作に忠実な映画ということで、どうしても観に行きたかった。

映画というものを映画館でみたのは、おそらく10年ぶりくらい。テレビやDVDでも映画やドラマをみるということにあまり興味のない私は、めったなことで映画館に行こうなどとは思わなかった。
今回、かなり特別な映画を見て思ったことは、「たまには映画館もいいな」

ただ、予想通り、見終わって、暗~くなってしまったので、次は、スカッとするタイプの映画でも観ようかなって感じ。
なんせ、「Silence」には、始まりから終わりまで、1秒たりとも音楽が流れない。当然ラブシーンというか男女が会話するシーンさえ全くない。
拷問のシーンは、予想していたほど恐ろしくはなかったけれど、とりあえず、覚悟をしてからでないと観に行くことはお勧めしない。


宝くじ

2017-01-29 20:49:36投稿

トランプ大統領就任で、株価の不安定がささやかれている近頃だけれど、ハイリスクハイリターンなものに手を出す気がさらさらない金融にうとい自分には、あまり関係のない話。でも、少しは、お金の整理をしなければと、銀行ですすめられて、最近、宝くじつき定期預金なるものにチャレンジすることにした。

利子は限りなくゼロに近い定期預金だけど、利子プラス、100万円に5枚の宝くじがついてくるという代物。300円くじが10枚あれば、1枚は末等が当たるわけで、その部分は最低でも利子として自動的に口座に振り込まれるらしい。別にめんどうではなさそうなので、申し込んでみた。

実は、私、今まで、自分の意志で宝くじを買ったことがない。
”宝くじ好き”の人に言わすと、「あたったらあれを買おう、これをしようと考えるのが楽しい」らしい。どうせあたりもしないのに、無駄なお金だと、現実主義の私は思うわけだけど、そんな私を母は、「夢がないねえ」という。
そもそも、私が”宝くじ嫌い”になったのは、両親の”宝くじ好き”が原因である。

私が、ものごごろついた頃には、すでに、宝くじというものは存在していた。年に何度か売り出し日があり、親について売り場にいくと、必ず、何枚かは娘である自分が選んで、くじを買っていた。そのころは、10枚単位でも、1枚1枚選んで買うことが多かったような気がする。
たしか、小学校低学年の頃だったと思う。家から一番近い売り場ではなく、少し離れた売り場から1等が出たとのことで、その次の年末?の大きいくじの時は、その売り場にみんなが殺到した。発売初日に売り切れ必至ということで、その日は開店前から長蛇の列。「おひとり様10枚限り」とかなんとか決まっていたので、とにかく、赤ん坊でもなんでも、家族全員が並ぶのだ。当然、我が家も並んだわけだが、仕事で父は並べないので、私と母の二人。家から遠い売り場まで歩いていき、そこで何時間も並ばされ、子どもにとっては、最悪の状況。もちろん、そんなに苦労して買ったからといって、当たるわけはない。幼ごころに私は、「自分は、大人になっても、絶対宝くじだけは買わんぞ!!」と強く決心したのを覚えている。

とにかく、宝くじには嫌な思い出しかなく、その決意はいまだ堅いままだけれど、今回は、くじ券を手にするわけでもなく、番号を確認しなくても、当たった分は自動的に振り込まれるらしいので、宝くじを買ったという感じではない。そのうち抽選日は忘れてしまうと思うし、マイナス金利政策時代、銀行側の苦肉の策に付き合ってあげたのだと思っている。ただ、10億あたったら、さすがに連絡はあるらしいけど・・・

 


南国宮崎

2017-01-23 14:37:40投稿

この週末、スポーツドクター研修会に宮崎まで行ってきた。
宮崎県に足を踏み入れたのはおそらく30年ぶりくらいで、初めてと変わらない。
今回は、観光ではなく、仕事なので、まったく楽しみでもなく、1泊2日で行って帰るのみの強行日程だった。
山口からの直線距離は、岡山までと変わらない感じだけど、今回、これほど宮崎が遠いところとは思わなかった。宮崎というより、正確には、目的地、宮崎大学病院がとにかく遠かった。そして、寒かった。

距離的には、山口から行くには、小倉経由で大分県を通っていくのが、近道と思われるけれど、JRを調べてみると、鹿児島まで新幹線で行き、そこから特急で宮崎にもどるという、大周りコースの方が、時間が短くて済むことがわかったので、鹿児島ルートで行くことに。
ネットで電車を予約したあと、何人かの人に、「宮崎まで行くんなら飛行機でしょ」といわれ、びっくり。
沖縄以外の九州に、飛行機で行くなんて、ましてや、空路があること自体、考えもしなかったからだ。
博多まで新幹線で行き、福岡空港から飛行機で行けば、40分で着くらしい。
でも、そんなローカルな飛行機なんて、めっちゃ小っちゃいプロペラ機に決まってるし・・・
小っちゃい飛行機ほど恐ろしい乗り物はないし、絶対揺れまくって、酔いまくるに違いないし・・・

いろいろ考えたけれど、結局、もっとも長い距離を行く、鹿児島ルートで予定通り出発。
鹿児島中央までの九州新幹線は快適だったけれど、その後特急に乗り継いでからが長い。南国に行くんだからいらないかもなと思ったが、念のため用意しておいたカーディガンを中に着ても、列車内が寒い。新幹線とちがって、窓の密閉度が低く、窓際の席では、ガラスとその隙間の冷気が伝わってくる。指定席とは言っても、座席はぼろっちいし・・・眠いのに眠れず、宮崎駅についたのは午後10時半。

駅前のホテルにチェックインし、翌朝は唯一の楽しみである出張恒例ジョギング。あまり時間がなく、6kmくらいしか走れなかったけれど、駅周辺は結構店もあり、少なくとも山口よりは都会だな。と一安心。道幅が広く、中央分離帯には背の高いビロウが立ち並ぶのが南国らしい。両サイドの舗道に自転車専用舗道が設けてあるのにはちょっと感動。

しかし、それは宮崎駅周辺のみだということをすぐに知ることとなった。目的地の宮崎大学病院に、タクシーでむかうこと約20分。途中からは、建物がまばらで、山口で見慣れたのどかな景色のみ。病院周辺はもう少し店とかあるだろうと期待したものの、はっきり言って何もない。病院は、大学病院なので、それなりに立派だったけれど、山口大学病院のほうが、よほど都会?にあると錯覚するほどの場所。さらに、研修をうけた講義室は、これまたボロで、足元がすーすーして寒い。
日本全国、寒波襲来の日だったとはいえ、南国ゆえ、暖房が行き届かないという現実。寒がりの私には、ちょっとこたえた。

研修が終わって、さあ、また宮崎駅まで帰りましょうと、病院玄関前にでると、タクシーを待つドクターの長蛇の列。患者さんのくる平日でもないから、タクシーも少ないんだろうなというのはわかるけど。お見舞いの人はみんな車で来てるし・・・
強風にさらされ、20分くらい凍えて並んで待っていると、宮崎駅行きのバスがきたので、タクシーをあきらめ、バスに乗車。これがまた、最短ルートを通らないので、なんと宮崎駅まで50分もかかった。
めったに乗らない路線バスに50分ものった乗り物に弱い私は、完全グロッキー。何とか宮崎駅にたどりつき、待合室を探すも、これまた外に通じるドアのそばしか座るところはない。南国だから、寒さを避ける場所なんてないのだ・・・
寒気と嘔気の中、ちょっとだけお土産を買い、最終の特急に乗り込む。これまた、鹿児島まで寒くて足が冷え、トイレに行きたくなるし最悪。鹿児島経由で、わが町防府についたのは午後11時。

あぁ、南国宮崎は寒くて、遠かった。

 


全日本卓球

2017-01-19 19:38:30投稿

 卓球関係者にとっては、1年で1番大事な時期が、今週かもしれない。
卓球の聖地、東京体育館で全日本卓球選手権の真っ最中である。

私個人的には、最後にラケットを持ってから8年くらいたつけれど、色々なつながりで、卓球選手とかかわっており、毎年この大会の時は、仕事の合間に結果が気になって、チェックすることが多かった。

去年は、リオ五輪で、男女ともにメダルを獲得したり、年末に、張本智和選手が史上最年少の世界ジュニアチャンピオンになったりしたことで、卓球の話題がよくマスコミにとりあげられるようになったことは、とてもうれしい。
以前にも、もっと男子に目を向けてほしいとこのブログに書いたが、今までは、ほぼ女子選手のことしかとりあげられなかったけれど、水谷選手の活躍、そして、このたびの張本選手の話題など、男子がマスコミに登場するようになったことが、何より喜ばしいと思っている。

そして、なんと、今年から、全試合がインターネットでライブ配信されるということになってしまった!!
昨年まで、1週間の試合期間、最後の2日だけは、NHKで放送してくれていたけれど、最後の2日は、ほぼ準決勝、決勝だけで、ホントに一部だけ。5年前の吉村真晴君が水谷選手を破った試合は、さすがに興奮してテレビをみたけれど、いつもいつも、直接よく知っている選手が決勝まで行くわけはなく、2-3回戦あたりの試合がみたいよな~と毎年思っていた。けれど、現場に行かない限り、見ることはできないのは当たり前で、まあ、仕事もあるし、仕方ないとあきらめていたのだが、ついに全試合がみられる環境が整ってしまったのだ。一応、テスト配信ということになっており、電波環境も悪いし、ナマ放送のみで、テレビ放送とは違って、カメラの位置も変わらないけれど、試合内容を把握するには十分。
さすがに仕事中は見られないが、昼休みや、診療後に、見たい試合があれば、スマホでチェックできるという、数年前までは考えられない状況が卓球界に起こっている。

どんなスポーツの試合でも、結果を知ってから後で見るのはつまらないもの。
見られる時間はすくないけれど、残されたあと3日間、全日本卓球から目が離せない。


ドライヤー

2017-01-11 19:29:14投稿

最近、25年ぶりくらいにドライヤーを買った。

今まで、25年も同じもの使ってたの?と言われそうだが、実際、家にあるものが、いつ買ったものかの記憶はなく、もう少し新しいものかもしれないが、20年以上たっていることは間違いない。
というのも、普段、ほとんどドライヤーを使わない生活をしており、使わないので、あまり器械が傷んでいなかったというのもある。何故、ドライヤーを使わなかったかというと・・・

夜中に起こされても、すぐに出ていける髪型。
産婦人科医になってから、わたしの髪型は、これが必須命題だった。
髪の量が多くて、まとめるのに苦労する自分の場合、結局、一番その命題にかなう簡単なものは、ゴムでパパッと結べる長さ。ショートヘアでもいいようなものだが、襟足の生え際が、上に向かっている私の髪は、アップにするには問題ないのだけれど、短くするとツンツンになって、どうしようもないので、常にくくれる長さは確保してきた。
お産の呼び出しというのは、風呂に入っていてもあるので、乾ききらない濡れた髪で出かけることもしばしばあり、その中で見つけ出した、濡れていても乾いていてもあまり変わらない、カーリーヘアという、くるくるパーマの昔はやった髪型にしていたこともあった。
カーリーヘアのころは、髪を洗うのは、まず朝で、ムースをつけて自然乾燥というのが、髪が多くて困る私にとっては、最も広がらないで簡単に”決まる”方法だった。くるくるパーマをやめた後は、朝洗って濡れたままの長い髪を編みこみにしてまとめるという時代も長かった。濡れたままの方が、編みこみはしやすいのは当然で、そのまま出勤しても、濡れているようには見えないので、乾かす必要はなかった。

その後、あまり、急に出ていくことがない立場になってからは、「いつも髪をひっつめにしていると、髪が早く老化する」と誰かにいわれて、くくれる長さはやめ、現在の、大体肩につかない程度の長さにした。そうすると、寝て起きると必ず、寝癖がついてしまうので、朝、出勤前に、はねているところだけを濡らして、くるくるドライヤーでなおすというのが、日課となった。
結局、この、くるくるドライヤーというのは、毎日酷使することとなり、これについは、3年に1回くらい買い替えているのだが、いわゆる、普通に髪を乾かす目的で使うドライヤーとは縁がない日々をすごしてきたのだ。

そもそも、髪に熱風をあてるのは、絶対髪を傷めると思っていたし、自然乾燥が最も髪に悪影響をあたえないのだと信じていたので、風呂上がりに髪が濡れたままで寝るのが普通と思っていた。(枕の上には吸水性のよいタオルを必ず敷いている)

ところが、巷では、髪を濡らしたままにしておくと、キューティクルが開いてよくないのだという。馴染みの美容師さんも、できるだけ髪の濡れた時間は少ない方がいいというので、このたび、ドライヤーについて、ちょっと調べてみた。(と言っても、電器屋さんでみただけだけど)

すると、何十年もの間に、ドライヤーというのがとっても進歩していることが判明。(当たり前)
なんと、”乾かしながら保湿する”といううたい文句が並んでいる。乾かしながら保湿ってどゆこと?とは思うが、マイナスイオンだのなんだの、ドライヤーのピンきりがここまであるのだと感動。まあ、きりよりはピンのほうがいいと思うのだが、掃除機でおなじみのダイソンのドライヤーはなんと45000円。これは、いくらなんでも高いんでないの?と思い、家にある古いドライヤーは壊れたわけではないけれど、ちょっとグレードアップして、日本の家電メーカーの中の高級品を選んで買うことにしたのだ。

買って帰って、使ってみてびっくり。この私の多い髪が、あっという間に乾くのだ。ワット数では、今まで自宅でほとんど寝たままだった、25年前のドライヤーと変わらないのに、風量は何倍もあるように感じる。あっという間に乾くから、何となく”保湿されている”感じもする。
バカみたいな話だが、この歳になって、髪を洗って、すぐに乾かすということを本気で始めた私。
うーん、ドライヤー、恐るべし。


筋肉痛

2017-01-03 17:28:32投稿

 あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

今年の正月は、ほぼ自宅で過ごす、いわゆる寝正月となった。
けれど、動かず、食べてばかりだと、体重計に乗るのが怖くなるので、最低でも、1日は運動しなきゃと、昨日、山口市内の標高700mあまりの山に登り、とりあえず、カロリー消費。
この1か月くらい、ジョギングとロードバイクで最低限の運動はしているつもりだけど、山に登るのは久しぶり。ジョギングなら20㎞程度、ロードバイクなら60㎞程度までだと、ほぼ筋肉痛になることはないが、山に登るために使う筋肉は、それらで使うものとは別の部位のようだ。そんなことは以前にも実感していることなので、今回も、久しぶりだと絶対筋肉痛になるよねと、山をおりたあとは思っていたのに、そのあとのストレッチや湿布作戦などいつもやっていることを忘れていたら、案の定、今日になって、少しずつ痛みが出始めた。

学生時代だったと思うが、運動後の筋肉痛というものは、年齢×時間後にピークがくるものだと誰かから聞き、今までそれは正しい法則だと、身をもって感じている。つまり、小学生くらいまでの子供だと、12歳未満なので、12時間以内に、筋肉疲労は改善され、ほぼ一晩寝たら、痛みや疲れなどは消失。成人してから20歳代では大体1日後くらいにピークなので、次の日ちょっと痛みがあるかなという程度。その後、歳を重ねるにつれ、ピークは遅くなり、40~50歳代になると、運動した2日後くらいに一番あちこち痛くなるということなのだ。
そんな法則、医学的に正しいのかどうかは知らないし、普段、毎日のように運動している人にはもちろん関係ないけれど、大体運動不足の人がたまに運動したりするケースではほぼあてはまるのではないかと思っている。要するに、歳とって急に運動するとあちこち痛くなって、翌日、翌々日まで治らないから、気を付けなきゃということなのだ。

その理論からいうと、今回の私の筋肉痛は、1月4日の昼頃がピークということになる。
仕事始めを、筋肉痛で乗り切らなきゃいけない新年は、先が思いやられるが、今年は、昨年よりは、運動量を増やして、体脂肪率を下げるという目標(毎年のことだけど・・・)を実践していこうと思っている。

 


年賀状

2016-12-26 23:41:55投稿

12月になると、義務感におそわれて毎年していることといえば、自宅のイルミネーション飾りと年賀状つくりだ。
ここで、”年賀状書き”としないところがミソ。
最近、テレビをつけると、あちこちのチャンネルで、嵐のメンバーが、郵便局のCMで、年賀状を出そう、書こうと言っているけれど、決して年賀状を”つくろう”とは言っていない。

もともと、年賀状という風習は、平安時代の書状による新年のあいさつから端を発しているらしく、相当な歴史があるそうだ。明治維新以降に、郵便制度が発達して、書状のかわりにハガキが使われるようになってからは急速に広まったらしい。当初は、1月1日に受け付けて、後日の配達という仕組みだったのが、数が多くて郵便局が対応できなくなり、年末に受け付けて、元旦に郵送するようになったとのこと。お年玉付き年賀はがきができたのは1956年で、すでに60年もたっている。

古き良き伝統を受け継ぐ日本人の一人として、私も、もの心ついたころから、毎年12月は年賀状を書いてきたと思う。
学生時代までは、書いても数枚か10数枚だったけれど、医療界に入ってからは、さすがに数枚とはいかなくなり、だんだんと数が増えた。ただ、私が社会人になったころには、まだワープロもそれほど普及していなかったし、毎年、文具店で、賀詞と干支のゴム印を買ってきて押し、あとは手書きで作っていたような気がする。
それも、結構、労力を費やすので、やっぱり、印刷の方が楽だよねということで、家庭を持ってからは、よくある、お気に入りの写真を1枚持って行って、店で印刷してもらうというパターンが何年か続いた。
その後、ワープロではなく、ハガキつくり専用の器械なども登場したが、インクジェットプリンターできれいに速く印刷できるようになり、さらに、はがきもインクジェット用になってからは、パソコンで作って、自分で印刷するのが、我が家の定番となり、12年前からは、毎年、パワーポイントで作成している。

高校時代、一応、美術部だった自分としては、毎年それなりにデザインを考えて、家族の写真や干支のイラストをあーでもない、こーでもないと、画面上で動かし、仕事バージョン、親戚バージョンなど、家族の分も含めて、毎年6パターンくらいつくる。まさに、それは”つくっている”のであって、書いているのではない。つくることにすべての労力を費やし、いざ、出来上がってみると、もう何もする気がおこらない。

年賀状の目的は、1枚、1枚、受け取る人の顔を思い浮かべながら、一言ずつ書き添えていって、新しい年の幸せを願うことなのではないかと思うが、”つくる”ことが主体となったこの年末の行事には、本来の意味が失われているよなと思う。年賀状だけの付き合いの人というのも、意味があるんだろうかとふと思ったり。
平成生まれの人たちは、SNSなどのやり取りで、新年の挨拶をすますことも多いという。
毎年、いつまでこれを続けるのかなと思いつつ、辞める勇気もない私。


品川

2016-12-19 19:03:47投稿

この週末、乳腺画像研修会に参加するため、東京に行ってきた。
会が開かれた場所は、品川。

品川というところは、交通の要所でもあるため、催し物が開かれることが多く、年に数回東京に行く私の中では、都内で一番訪れた回数の多いところではないかと思う。今年も、7月に行ってきたし・・・
クリニックを開業してからの10年でも、10回くらい行っているような気がする。

そんなこんなで、今回も、「また品川かぁ・・・」って感じだった。
だけど、よく考えてみると、いつも品川といえば、品川プリンスホテルで何かがあるだけ。実際、品川をよく知っていると思っていたけど、知っているのは、品川駅高輪口周囲のみ。実際のところ、品川のことなんて何もわからないことに気づいた。

そこで、今回、出張恒例の早朝ランを品川埠頭方面で決行することにした。

朝、明るくなってからジョギングウエアで、ホテルを飛び出す。山口に比べると、東になるので、日の出の時間が早い。7時前に高輪口から駅構内に入り、港南口へ。日曜日の早朝とはいっても、すでに始発の新幹線も出ているし、それなりに人は通っているので、駅構内をジョギングするのはどうかと思いつつ、速足で駆け抜ける。駅を出ると、すぐ交番があり、そこに地図があったので、見に行く。別に警察に用事があるわけではないんだけど、お巡りさんが立っているので、不審に思われないよう、やたら元気よく、「おはようございまぁす」と声をかける。
フムフム、左にいって、右に曲がれば、埠頭にむかう橋をわたれるのね。

地図で大体の方向をつかんでから、走り出す。冬晴れの朝、寒いけど、走るには快適な気温。駅周辺に飲み屋街がちょっとあり、高輪口とは全然違う雰囲気なんだとわかる。24時間営業の、ラーメン屋に牛丼屋がならび、早朝だというのに、お客さんが複数。さすが、都会はちがうよね。田舎でこんな店、24時間営業しても、だれも入らないけどねぇ・・・
勝手なことをいろいろ思いながら、海の方向へ。
飲み屋街を過ぎると、人も車もほとんど通らず、大きな建物が増えてきた。時折、トラックが行き交う先に、物流の会社が立ち並ぶ。埠頭から船で物を運ぶんだろうな・・・

河口に近いと思われる、川を渡る橋を越えていくと、「品川埠頭」と書いてある信号機。このあたりが埠頭なんだな。とにかく海まで行ってみよう。
と、海辺の景色を期待しつつ、走ってはみたものの、なんせ、トラックのたくさんとまった、だだっ広いスペースが、海と道の間に広がっていて、海はみられない。海沿いの土手を私は走りたいんだけど。
遠くの対岸には、有名なフジテレビの建物が見える。品川とお台場って、こういう位置関係なのか・・・近くまで行って海と一緒にうつるフジテレビの景色を写真にとらなきゃ。
海に直接出られる道を探していくも、どうも海辺の道はすべて物流の会社の敷地のようで、ワンブロックごとに、違う会社が並び、”関係者以外立ち入り禁止”とあちらこちらに書いてある。
喉が渇いたので、通りにあった自販機で、飲み物をゲット。自販機の横に、小さな門があり、開いていて、誰もいない。ここからなら入ってもいいかな。日曜の朝だし、仕事してそうな人はいないし、海見るだけならいいよな。とひとりごとをつぶやき、トラックが数台とまっている、広大な駐車場?と思われる場所に駆け出していった。20m位走ったところで、背中の方から、オジサンの声。「関係者以外は入らないでください」
なんだ、管理人さん、日曜の朝に仕事してたの?こんなに朝早くから働かなくてもいいのに・・・と思ったが、しかたなく、「すみません」といって、敷地の外に出た。

結局、海は遠く、直接見ることはできず。時間もなくなったので、品川駅に引き返すことに。
あぁ、不完全燃焼の品川の朝・・・


萩城下町マラソン

2016-12-11 18:37:03投稿

 6年連続6回目となる萩城下町マラソン、ハーフマラソンの部に、今日、参加してきた。

昨年のこの大会に出走して以降、1年間、どんな距離のマラソン大会にも出ておらず、練習も含めて、15㎞以上走ったことが一度もない中での参加。
前回大会で、ランニングを始めた時からの目標、ハーフで2時間切りという記録を達成してから、今後はもう、タイムを追わないことに決めていたし、健康のため、長く走り続けたいと思っているので、今日は、とにかく、楽しく、ゆっくり走ることが目的だった。

ゆっくりとはいっても、2時間半の制限時間内で走る必要はある。㌔7分で走ると、2時間28分くらいでぎりぎりなので、まぁ、㌔6分40~50秒くらいで余裕をもっていきましょうって感じ。同じくらいで走る予定だというランニング仲間と列の最後のほうからスタートした。
去年は、とにかく2時間切ることがすべてだったので、大体㌔5分30秒程度で走っていたけれど、今年はそれより㌔1分以上遅いペース。さすがに、気持ちも、体も余裕がある。3㎞過ぎて、体があったまってくると、知らず知らずのうちに、ペースが上がってしまい、GPS時計をちらちら見ながら、ペースを落とすようにして、進んでいった。

楽しむことが、目標なので、沿道の応援の人にできる限り、「ありがとうございまぁす」と返答。子供たちがいれば、ハイタッチ。カメラをみたら、笑顔で手を振る。8~9km地点の商店街では、応援がとても多く、テンションも上がる。気づくとペースが上がっているので、「いかん、いかん、6分40秒以上をまもらなきゃ」
それでも、さすがに、15kmを過ぎると、1年間、15㎞以上を走っていない脚は重くなってきた。でも、前回の15㎞から先が、地獄のような苦しみだったことを思い出すと、「あぁ、今年は楽だなぁ」
その後も、相変わらず、応援には手をふり、このまま楽しく、ゴールまで行きましょうと、あまり、気にせず走っていると、17㎞過ぎに、㌔6分半を切っていた。脚が重くても、ペースが落ちてないことがちょっぴりうれしい。去年、最後の4㎞は、ペースががた落ちで、後ろから次から次へと抜かれていって、悲しかったことを思いだし、今年は、前の人を抜かせる状況にあることが楽しくなってきた。一人ずつ、次はこの人、次はこの人、と抜いていくのが面白く、どんどんペースが上がっていくのがわかった。あとで、時計を見ると、17㎞まで6分40秒を守っていたペースが、ラスト4㎞は、㌔5分50秒~6分10秒。おそらく、去年のラスト4㎞よりも速く走れていた。

最後の坂、萩ウェルネスパークのグランドにはいってからも、笑顔で前の人を追い抜き、余裕でゴール。
マラソンって、最後にペースを上げて走れることが、これだけ楽しいんだなぁと思える大会になった。
やっぱり、スポーツは楽しくなくてはね。


「夢」

2016-12-03 11:24:46投稿

11月30日に下松で、リオパラリンピック、マラソン銀メダリストの道下美里さんが、小学校で講演されたことの記事が翌日の新聞の地方版に掲載されていた。その記事の見出しは、
=児童ら300人「夢」持つ大切さ学ぶ=

テレビや新聞、インターネットの報道、広告などで、「夢」という言葉を見ない日はないほど、その言葉は世間にあふれている。
子供たちに「夢」にむかって頑張ることの大切さを語ることは、当たり前のことで、深く考えたこともなかったが、最近、
「夢があふれる社会に希望はあるか」
という過激?ともいえるタイトルの本(児美川孝一郎 著 ベスト新書)を偶然みつけたので、読んでみた。
サブタイトルとしては
”「夢追い型」キャリア教育の功罪”
現在大学生のわが子が、卒業後、どんな仕事に就くのか、少々気になっている親の立場としては、「ん?」となってしまった。

40歳代を対象としたアンケート調査では、”子どものころ夢にみていた職業に就けましたか?”という問いに、91%の人が、”就けなかった”または”一度就いたけど辞めた”と答えているとのこと。
一流のスポーツ選手など、夢を実現させた人が、「あきらめなければ夢はかなう」と子供たちに説くことが、悪いとはいわない。しかし、「努力すれば夢はかなう」というのはある種の迷信だと、みんなどこかで気づいているはずなのに、夢がかなえられなかったときにどうすべきかについて、誰も言及しようとしない。
その現実を正面からとらえ、周囲の理想論に惑わされずに人生設計をする方法とは何かを伝えたいというのが、この本の趣旨だ。

読み終えて感じたことは、過激なタイトルに比して、内容は全く過激ではなかったなぁ…というとこかな。
結局のところ、夢にとらわれず、視野を広げて、一つのことが実現できなくても、その周りに目を向けて新たに挑戦していく。職業だけがすべてではなく、趣味や社会活動など、自分の根底にある気持ちを大切にしていくことなど、色々なパターンを示しながら、キャリアデザイン学部の教授として、若者に伝えたいことが書かれていた。

読みながら、自分自身のことを考えてみると、私は、小学生のころから夢みていた医者という職業に就いた数少ない幸せものなんだなと思った。「夢」としては、精神科医になる予定だったところ、産婦人科医になったのは、消去法ではあったけれど、この本には、消去法も良い方法と書いてあり、なんだかほっとした。

結局、「夢」にとらわれ、「夢」を追い求めるだけで何もみえなくなるとよくないし、「夢」が見つからなくても、絶望することはないし、というところ。
高校生、大学生には、是非、読んでもらいたい本だ。
 


ふるさと納税

2016-11-27 17:39:25投稿

最近、税改正のひとつ、配偶者控除について、毎日のように報道されているが、少しでも税金を控除してもらおうと領収書などをかき集める季節になった。

年内に寄付すれば、確定申告のとき、少しでも控除が得られるふるさと納税について、数年前から人に勧められることの多かった私だが、単に面倒という理由で、今まで本気で考えたことがなかった。控除といっても、住んでいる自治体に払う住民税を、他の自治体に払うようなもので、住んでいる自治体にとっては、あまりいいことでないのかもしれないが、結局は、自己負担実質2000円で、「お礼の品」をもらえるというのが、お得感たっぷりということだ。

今年は、熊本や鳥取で大きな地震があり、復興にむけた寄付もしたいと思ったので、初めてふるさと納税のサイトをみてみた。
当然のことではあるが、災害支援のふるさと納税については、「お礼の品」はない。ただ、熊本地震の被災地に寄付しようとしても、熊本県にするか、熊本市にするかで、お金の使い道が違うということがわかった。被害の大きかった益城町や南阿蘇村など、被災地の役所はそれでなくても、いろいろな仕事があって大変なので、全国の遠く離れた自治体が、寄付の窓口となって、被災地に届けてくれる仕組みがあることにもびっくり。東日本大震災のときは、寄付のほとんどは日本赤十字社を最終窓口とするものだったけれど、いろいろとかわるもんだなぁと、ネットの画面をみながらうなづく私。

確定申告をしない場合は、ワンストップ納税という手続きをして、5つまでの寄付先に限定する必要があるが、申告を必ずする私の場合、いくつの自治体にでも寄付できるので、災害支援の寄付はするとして、災害のない自治体の中に、魅力的な「お礼の品」があればいいなと思って、調べてみる。

調べれば調べるほど、「お礼の品」の多さに驚くばかり。サイトでは、寄付の金額、「お礼の品」の種類などから、条件を絞って検索していくのだが、とにかく検索してもしても、絞りきれないほどたくさんあるのだ。例えば、食べ物の中でも、”肉”を選ぶと、さらに、牛、豚、鶏、などわかれているし、単に牛肉といっても、毎月いろんな加工品が届くパターンだったり、牛1頭まるまるもらうのやら・・・
「お礼の品」というのは、その地方の特産品とか地元の旅館の宿泊券などくらいと思っていたら、大間違い。あの有名な亀田メディカルセンターの人間ドックの受診券があるかと思えば、指輪やネックレスのアクセサリーから、カシミヤセーター、かばん、靴、自転車、家具・・・金額を考えなかったらないものはない。

調べはじめると、本当にきりがないことがわかったが、とりあえず、今年から毎年ふるさと納税をすることだけは決めた私。
普通に働いて税金を払っている人だったら、一度は考えてみる価値はありそうだ。
 


山頭火句碑

2016-11-20 19:30:10投稿

かの有名な自由律句の俳人、種田山頭火の生家跡も墓も我が家からほど近くにある。

”山頭火の小径”と呼ばれる、狭い路地は、すでに成人したわが子が小学生のとき、学校の課題で、山頭火の句を学ぶ機会があり、歩いてみたのが最初だ。「山頭火かるた」を親子で暗唱したこともあるし(ずいぶん忘れてしまったけど)、平均的防府市民よりは、山頭火のことを知っているつもりなので、近々、知人に防府を案内することになり、”山頭火句碑巡り”というヤツをやってみようじゃないかと思い立った。

防府市民としては、予習が大事と、やっと乗れるようになったロードバイクで、ネットで仕入れた情報をもとに、句碑探しの一人サイクリングに出かけた。
防府市内の句碑の多くは、生家跡から半径1㎞程度で囲まれる範囲内にあるので、全句碑の制覇は大したことはないだろうとたかをくくっていたのだが、ところがどっこい...

観光案内のパンフレットなどには句碑がどこにあるか、地図に示してあるが、具体的な場所は書かれていない。
まず、つまづいたのが、松崎小学校だ。防府天満宮のふもとにある小学校に、句碑があるということは書いてあるけれど、小学校のどこにあるのかまでは、書かれていない。とりあえず、学校の正門に行ってみる。大体、学校というものには、卒業記念碑だの、何とかの像だの、やたらたっているのが普通だ。どれが句碑なんだろうと、いちいち立っているものたちを確かめながら、休日の小学校に勝手に入って、歩いて校内を1周したけれど、句碑は見あたらず。
「どこにあるん??」
あきらめて自転車をおし、校門をでてみると、門柱の外(学校の敷地内ではある)に、道路にむかってその句碑が立っていた。
「学校の中に入らなくても見れるようになってたんだ・・・」
気を取り直して、防府天満宮へ。
年に数回は来ている天満宮。ロードバイクで坂を上がり、汗が流れだしたころに到着。歩きだしてみたものの、句碑の一つは、駐車場の上の天神山公園にあることがわかっていたが、もう一つがどこにあるのかわからない。大きな神社なので、碑らしき岩の類が、数メートルごとにあったりする。ぐるっと1周して、みつからないので、観光バスの客を待つバスガイドさんを見かけたので、尋ねてみた。
彼女も、天神山公園のもの以外はわからないという。「すみません、私が勉強不足で」とかえって恐縮されてしまう。「観光案内所で聞いてみてください」
参道の階段をおり、”うめてらす”に向かう。「観光案内」カウンターの女性に尋ねたけれど、これまたわからない。「ちょっと聞いてみますね」といわれ、電話をかけて聞いてみてくれた。
結局、句碑は、梅の小道といわれる、駐車場から境内に向かう途中にあり、私がロードバイクをとめたところから10mくらいしか離れていなかった。参道を上り下りする必要もなかった。神社の中じゃないじゃん!!

てなわけで、句碑探しの旅は簡単ではなく、まだ、全制覇はできていない。

左上(防府アスピラート)       右上(兵間仏閣堂)
左中(いのうえテニスガーデン)   右中(人丸水源地)
左下(松崎小学校)          右下(防府天満宮)

 

 


ケガがほぼ治ったのでブログを再開します

2016-11-13 20:15:48投稿

 9月の連休に右手首(橈骨と尺骨)を骨折、手術による固定をうけ、9月中は一部の診療を制限していました。患者さまには、大変、ご心配、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

何とか完全休診はせず、10月に入ってからは診療はほぼ普通にこなしていましたが、1か月以上、箸を使ったり、顔を洗ったりなどの小さな日常の動作が、まともにできない生活で、11月になって、ようやく大抵のことは普通にできるようになりました。ただ、手関節は完全に曲げることはできず、手で体重を支えるのもまだ無理で、握力が完全に戻るには半年近くかかるようです。

けれど、いつまでも、怪我を言い訳にはできないので、骨折前にやっていたことは、すべて再開することにしました。このブログもその一つです。

脚は元気だったので、走ることはできたのですが、腕を振ることができないし、とても運動をする気分にはなれなかったので、1か月半の間、1メートルも走ることはありませんでした。この5年間で1か月以上走ったことのないことは初めてで、運動不足による体力の低下が不安だったので、今月に入ってからは、ウオーキングをはじめました。そして、今日、2か月ぶりに自転車にも乗りました。ブレーキハンドルをしっかり握れるかどうかが一番の心配でしたが、やはり、まだ急ブレーキをかけるのは無理で左手に頼らざるを得ませんでした。普通にゆっくり走る分には問題ない感じなので、少しずつ乗る回数をふやしていくつもりです。

何でも、失ってからそのありがたみがわかるといいますが、普段、自分は(誰でも同じでしょうけど)いかに、多くのことを右手でしているんだなと実感する2か月でした。そして、ほんの少しずつ、痛みが減って、できることが増えていく喜びも実感しました。車の運転では、ほぼ左手1本でハンドルをまわしていたのが、右手でもわずかずつ回せるようになっていくことを、毎日回せる角度が大きくなることで、自覚することができたし、ペットボトルのふたが開けられただけでも、喜ぶことができました。

骨折なんかするものではないですが、不注意を悔やむだけでなく、経験を無駄にせずに過ごしていこうと思います。


ケガのため、ブログはおやすみします

2016-09-19 22:01:24投稿

大変申し訳ございませんが、不注意によりケガをしてしまい、ブログの更新をひかえさせていただきます。完治したら、再開する予定です。


カープファン

2016-09-09 22:23:44投稿

ついに、25年ぶりの優勝が秒読み段階にはいったカープ。
かくれ?カープファンとしては、やっぱりうれしい。
といっても、25年前の優勝のころは、すでに、故郷、広島を離れて何年もたっていたし、勤務医で激務をこなしていたころだったので、野球なんてほとんど興味なく、カープが優勝した記憶もない。
ただし、41年前の初優勝の時は、広島市内が大騒ぎだったので、よく覚えているけれど・・・

優勝マジックが点灯してから、テレビやネットでもカープのことが良く取り上げられる。その中でも、特に熱心なファンについての話題が多い。私の父によると、戦後に球団ができた時は、スタンドと呼べるようなスペースはなく、ただで見に行っていたそうで、近所に住んでいたため自宅からでも、試合が観戦できたらしい。もちろん、父も、樽募金のことは、よく覚えており、当然募金はしたそうだ。市民球場ができてからは、100円を払って、仕事帰りにナイターを見に行くようになったとのこと。負けても、負けても、カープ、カープ。
そんな親たちのもとにうまれた私たちの世代も、ほとんどはカープファンだけれど、原爆を知る世代の人たちにとってのカープ愛は、その辺のカープ女子とはわけが違うのだ。
もちろん、虎キチなど、他球団にも、筋金入りのファンはたくさんいるけれど、特にカープファンがとりあげられるのは、ビジター球場でも応援がすごいこと、広島に住んだこともない人たちがファンになっているということじゃないかと思う。
にわかカープファンも、オールドカープファンも、よそから大金つぎ込んで選手を引っ張ってこず、選手を育てているところが、人気のある最大の理由みたい。そして、引っ張ってきた外国人選手がみんな”人がいい”のも親しみが持てるのかも・・・
カープ女子の一部は、カープを応援することそのものが好きなだけで、野球のルールをあまり知らない人も多いらしい。実際、インフィールドフライだの、ボークだの、ちょっと込み入ったルールとなると、結構周りでも知らない人がいる。私もすごい詳しいわけではないけれど、初優勝の時代から見ているので、普通のおじさんレベルではわかるかな・・・

とにかく、地元での胴上げをのがしたのは、残念だったけど、まあ、優勝は100%でしょう。
それよりも次は、クライマックスシリーズ。リーグ優勝で大騒ぎして、結局日本シリーズに出られなかったら、「やっぱり、カープじゃけんねぇ」ってことになることを、ほとんどのカープファンが心配しているんじゃないかなぁ・・・


母校

2016-09-01 17:32:17投稿

今日から9月。 
新学期も始まり、心を新たにして、ブログを再開したいと思う。

今年の夏は、西日本はホントーに暑くて、暑いよりは熱いと書いた方がいいくらいだった。
暑さは言い訳にはならないけれど、精神的に文章を書く気になれない日が続いていた。

先週末、私用で、広島に出かけた。
用事のあった場所が、小学生の時からよく行っていた教会のそばだったので、懐かしくなり、ついでに訪ねてみた。
原爆の犠牲者を追悼する目的で昭和29年に建てられた広島幟町教会。
建物の中も外も、30年前と変わらなかった。
大きなパイプオルガン、両側に並んだステンドグラス・・・すべて昔のまま。
礼拝者のための木の長椅子に腰を下ろし、目を閉じると、パイプオルガンの音が聞こえてくるようだった。
30年ぶりに訪ねた場所がそのままであることのうれしさ、懐かしさ。
 
教会からは数キロ離れているけれど、せっかくのチャンスだから、3歳から10年間過ごしていた街も訪ねることにした。

広島市中心部の南にある比治山という小さな山。その小さな山のおかげで、原爆で焼けなかった段原地区。そこが、私のふるさと。
焼野原にならなかったおかげで、私が生活していたころは、戦前の建物も多く残っており、細い狭い道が入り組んでいた。その広島の下町は、当時から再開発の予定地とされ、我が家が郊外に越した後も、着々と工事がすすんでいることは聞いていた。親戚も近所にあり、立ち退きをいわれて、どんどん引っ越していたのも知っているし、ついに、あの比治山の真ん中を通り抜けるトンネルが開通し、平和大通りまでアッという間に行けるようになったことも、ずいぶん前にはきいていた。
けれど、平成の時代になってから、自分の目でみたことはなく、訪ねたことがなかった。

遠い記憶をたどりつつ、車を走らせながら、段原地区に向かう。たしか、川沿いの道を下っていけば、小学校の前の道に出るはずと、川の土手を走っても、見覚えのあるものはない。多分、このあたりだと、道をまがってみても、道路も建物もすべて新しく、記憶がよみがえらない。とにかく、車をどこかに停めて、歩いてみよう。

小さな有料駐車場に車をとめて、一人とぼとぼと歩く。
住んでいた家は20年前に取り壊されたので、家を見ることはできないとしても、何か見覚えのあるものがないだろうかと、うろうろする。
どの家も、店も、20年以上たっているようには見えず真新しい。
「学校は変わらないはずだ」
とにかく小学校を見つけよう。そうすれば、道も思い出せるし・・・
”比治山小学校前”という交差点をみつけ、ついに、小学校にたどりついた。
そこにあった、広島市立比治山小学校は、まさしく、私が卒業したときのままの小学校だった。
ほぼそのまわり360度、新しい建物で囲まれている中に、30年以上まえと同じ姿で建っていた。
涙があふれた。
歌詞を全く忘れていない校歌が自然と口から出た。

あのころの自分を思い出して、また今日からがんばらないと。

          


ホイール

2016-06-26 23:36:38投稿

久しぶりに、休日に天気がよかったので、一人サイクリングに繰り出した。

ロードバイクに全然乗っていなかった今日この頃。
雨の日は乗らない、暗くなってからは乗らないと決めているので、梅雨時のいま時分は、なかなか乗る時がないのが言い訳といえば、言い訳。

4月には、尾道市からしまなみ海道を走る110㎞のコースを走りヘロヘロ、5月にはツールド山口湾で関門にひっかかるという情けない思いをして、走力のなさを痛感。やっぱ、根本的に脚力がないんだなぁ...
そんなとき、NHK-BSの自転車番組「チャリダー」で、自転車のホイールを変えるだけで、走りが変わるというのを見た。同じスピードで走るために必要なパワーに、どれくらい差があるのかということを、同じ自転車でホイールを変えて走ってみた結果が、具体的に示されていた。
その数値を見た理系人間の私は、誘惑に乗ってしまった。
そういえば、私の何倍ものパワーを持っている自転車のりの知人が、「やっぱホイール替えたら全然違うよ」と言ってたし。

自転車のパーツをすべて分解して、掃除して、組みたてなおすというオーバーホールも、ある程度走ったら必要といわれていたので、ツールド山口湾を走る前に、ショップでそれをしてもらった。チイとは走りが良くなるかと思っていたけど、なかなか仲間の背中についていけなかった。
そして、ついに・・・
ホイールを新しく買い替えることにしたのが、1か月前。
値段的には、ホイール2本でロードバイクの安いのなら1台買い換えられるくらいはするけれど、家族は、フレームを変えない限り、どうせ見てもきづかないだろうし・・・ま、いっか。

そして、今日、新しいホイールになったマイバイクで、初めて上り坂にチャレンジ。
客観的にみて、自分には、持久力があっても、筋力がないので、上り坂になると、一気に置いてきぼりにされてしまうのだと思う。とりあえず、新しいホイールで、坂をためしてみたかった。
週2-3回、短い距離のジョギングはしているものの、久々に乗るロードバイク。普通にフラット道を走っている分には、新しいホイールを実感する感じはないけれど、普段よりひとつ重たいギアで走っているような気もする。
勾配がきつくなってきて、スピードはがた落ちだけど、何とか回転数の低下は今までより少なく(と思う)頂上にたどり着いた。

ちょっとは、坂、のぼれるようになったかなぁ・・・
高級ホイールさん、頼むよ~

 


臨海副都心

2016-06-20 22:22:45投稿

先週末、日本乳癌学会に参加するため、東京に行ってきた。

今回、学会が開催されたのは、お台場、有明エリアにある、東京ビッグサイト。東京マラソンのゴール会場としても知られる大都会のイベント会場。フジテレビの本社など、有名な建物も林立する、臨海副都心エリアだ。
今まで、何度も東京に行く機会はあったけれど、全く行ったことのない東京湾の臨海地区。学会出張恒例の、早朝ランを決行した。
学会のモーニングセミナーに参加するために、朝4時半に起きて、5時にランニングウエアを着て、ホテルを飛び出す。山手線内の所狭しとビルが立ち並ぶ都心部に比べて、緑も多いし、ゆったりと建物が立っているので、走っていてとても気持ちがいい。どこに何があるかの下調べもなく、気の向くまま、よそ見ばかりしながらジョギング。

あれが有名なフジテレビかぁ
東京湾がみえるぞ~

きっと、もう1時間もすれば、多くの人々が行き交うんだろうけど、なんつったって、朝6時前。ほとんど人はいない。
何カ所かに立っている、ランニングコースの看板を見て、現在地を確認しながら、走っていく。梅雨真っただ中によく似合う、紫陽花の花壇が続く小道。ランニングコースとは書いてあるけれど、路面は、ほとんど石畳というか、石のタイル張りなので、決して、いいコースとはいえないけれど、こんな都会で、信号もなく走れるのは、ぜいたくというもの。

学会の開催される東京ビッグサイトも、まだ静まり帰っているので、階段を走って上り、建物の斬新なデザインをいろんな角度から眺めてみる。よくまぁ、こんなデカいこんな形ができるもんだよなぁ

約1時間、6㎞程度のゆるゆるジョギング。山口では味わえない都会のオアシスを満喫するには十分の6月の朝だった。


28年前

2016-06-13 22:09:14投稿

                                              

この週末、山口市の維新公園体育館で、第62回中国四国医歯薬学生卓球大会が山口大学医学部卓球部の主管で、開催された。山大卓球部出身の私としては、近くで開催される後輩の試合なので、ちょっと応援と差し入れに行ってきた。

医歯薬学生というのは、医学部、歯学部、薬学部の学生ということで、医学科だけでなく、保健学科などの、看護師、技師などをめざす医療関係の学科は全部含まれるので、意外と、人数は多い。中国5県、四国4県の国立大と、倉敷の川崎医大を含めた全10大学の学生たちが、卓球を通して、親睦を深めるのが大会の目的の一つ。

第62回とあるように、結構、伝統的な大会で、私が学生だった28年前も、山大医学部卓球部の主管で開催された。その時、私は、主将、主務などの幹部学年で、中心となって大会の運営を行った。後にも、先にも、山大医学部卓球部の歴史の中で、たぶん、最強の時代だったので、自分たちが主管で大会を開催したとはいえ、男女団体、男女ダブルス、シングルス、混合ダブルスの全7種目、すべてで山大が優勝するという、前代未聞の好成績で大会を終えた。もしかすると、自分の短い卓球人生の中で、最高の大会だったかもしれない。
当時の医学部の学生は、今の学生に比べると、はるかに、勉強しなくてすんだ(と思う)ので、私なんかは、学生時代の6年間、おそらく、勉強時間の何倍もの時間を、卓球に費やしている。今にして思えば、卓球のレベルとしては、ものすごく低かったけれど、当時の自分の中では、精一杯練習していたし、大会に臨むときも結構本気だった。

そんな、私の青春時代の思い出のつまったこの大会、ちょっと懐かしさも期待しながら、今回みにいってみたけれど、はっきり言って、ちょっとがっかり。
まず、選手たちの半分強は、ゼッケンをつけていないので、誰が誰だか判別できない。幸い、山大の学生はゼッケンをつけていたけれど、誰一人つけていない大学もあった。団体戦なのに、選手のユニフォームがそ全くそろっていない大学もあり、これもまた、寂しい。まぁ、ユニフォームをそろえるには、お金がかかるので、仕方ないとは思うけれど、ゼッケンなんて、手書きでも何でも、その気があれば、すぐに作れるのに、結局その気がないってことなんだと感じた。
応援の雰囲気も、28年前は、ベンチにいる選手も、声が枯れるほど大声を張り上げてそろって「よーし、よし、よし」とか言ってたけれど、そんなムードはあまりなかった。

体育会部活の全国大会につながるような公式戦と違い、医歯薬学生のみの、サークルといっていい部活動の一環の試合で、そんなに本気になってどうするん?と平成生まれの学生たちにはいわれそうだけど・・・
俺たち、楽しくやってんだから、そんなに勝負にこだわる必要ないじゃん・・・と思っているだろうけど・・・
28年前、スマホもSNSもない時代、本気で卓球やってたもと学生としては、もう少し気合入れてほしいなぁ、と思ってしまうのでありました。


ホタル その後

2016-06-06 19:33:49投稿

先週のブログの続き・・・

ホタルのことについて調べたあと、実際に良く見える日にリベンジしなくてはと、もう一度、一の坂川に行ってきた。
日没後2時間くらいだったので、前回見に来てほとんど見当たらなかった場所で、数えきれないほど(数えられるかな?)光の舞を見ることができた。

今回は、いろいろと勉強した後だったので、ホタルの飛び方、光りかたを観察。飛んでいる間中光るわけではなく、数秒間隔で光る。何となく数えてみると、2秒光って1秒休むくらいの、電話のコールの感じ。光っているのは、ほとんど動きながらで、少し弧を描くように飛び、直線的にはあまり飛ばない。じっとしたまま光るヤツはいないようだった。調べたところによると、光る間隔、長さは、西日本と東日本で異なるらしく、メスにアピールする言葉の方言の違いのようなものだとか・・・
ホンマかいな?

もちろん、ホタルの種類によっても光りかたは異なる。
種類といっても、ゲンジとヘイケくらいしかしらないけれど、その違いって?
ホタルが生息しているのは、水辺だけど、ヘイケボタルは田んぼに、ゲンジボタルは川に住むことが多いとのこと。水中で暮らす幼虫の食事内容の違いによるらしい。同じ川だったとしても場所によって水辺の植物も違うだろうし、気温や湿度の微妙な差も光りかたの違いに影響するのだろう。
一番、光りかたの強いゲンジボタルは、私が見たように、ゆっくりした周期で光るけれど、ヘイケの方は、チカチカ点滅するように光る。今回、ネットで調べてみると、しっかりYouTubeでその光りかたの違いの動画もあった。一度、この点滅も、自分の目でみてみたいものだ。

なんだか、ホタル通になった私。
先日、偶然つけたテレビのクイズ番組で、ホタルが光るのは、オス、メス、それとも両方かという問題があった。解答者は、5人で話し合い、オスだけという答えにしたけれど、私は、テレビにむかって、「両方ひかるのよぉ~ん。そんなことも知らないのぉ~。」とつぶやいていた。

今年のホタルの季節もあとわずか。もう1回くらいみにいこうかな・・・


ホタル

2016-05-29 22:38:18投稿

この時期になると、山口市の繁華街を流れる川、一の坂川が賑わいを見せる。
春の初めは、花見客で昼間に活気があるが、夏の初めは、ホタルを見に、人々は夜集まる。

特に、ホタルが目当てだったわけではないけれど、この週末、県外からやってきた学生を山口市内に連れていく用があり、「そういえば、ホタルの時期だけど、ホタル見たい?」と聞くと、「見たい、見たい」とのこと。
「ちょっとまだ明るいけど、通り道だから、一の坂川に行ってみようか」
ということになり、夜7時過ぎに、行ってみた。

行ってみると、夜店が立ち並び、どうやらホタル祭り本番のよう。
ただ、川沿いを歩いてみても、ホタルは見あたらず。まだ明るいから見えないのか、季節的にまだホタルがいないのか、そのあたりは定かでない。
8時すぎないと真っ暗にはならないこの時期なので、もう少しあとになれば、見えるのかもしれないと思いつつ、しばらく歩いていると、やっと1匹、2匹、飛び交うのが見える。

私自身、今シーズン見るのは、初めてなんだけど、ほぼ毎年、一度は見ており、あまり、ホタルに感動することはない。けれど、思い返してみれば30数年前、山口大学に入学し、その年の6月に一の坂川にやってきた時には、生まれて初めて見るホタルに言葉も出なかった。川沿いの桜並木はクリスマスツリーのように、ホタルの光でいっぱいだった。あんまりきれいなので、毎日のように見に行っていたように記憶しているが、日によって見え方も違うし、天気によっても違うようだどは思っていたが、いつが一番ホタルの光り時なか、深く考えたこともなかった。

今回、知人を案内して、あまりきれいな光を見せられなかったので、少し調べてみることにした。
素朴な疑問として、明るい間は、光っているのにみえないのか、そもそも光っていないのかということだ。
ちょっとググってみると・・・
すべてのホタルが光るわけではないこと。一の坂川にいるホタル、ゲンジボタルは、最も強く光る種類であること。メスも少しは光るが、よく見えるのは、ほとんどオスだということ。オスがメスにアピールするために、飛びながら光るのが普通だが、昼間は光っても見えないので、じっとしていることが多いこと。
などなど・・・

すなわち、暗くならなければ、光らないらしい。そして、晴れた日の日没後2時間あたりが最もよく飛び回る、要は、その時が一番光るのだということ。ということは、夜9~10時くらいがいいんだなぁ。

1年のうちでも、かなり限られた時期にしか見られないホタル。おそらく、30年前に比べるとかなり数は少ないとは思うけど、せっかく見に行くんなら、条件の良い日と時間帯をわかって行くことをお勧めする。


秋吉台

2016-05-22 21:20:03投稿

年に数回訪れる秋吉台。
山口県がほこる、何万年も前から生きている地球の自然の美しさを物語る観光名所に、今日、半年ぶりに出かけた。目的は、トレイルをジョギングすることで、家族旅行村から約10㎞走ってきた。といっても、アップダウンが多く、半分は歩いていたけれど・・・

今まで何度来ているかわからないけれど、やっぱり、秋吉台は5月が一番。
とにかく緑が美しい。
夏も緑はきれいだけれど、立っているだけで汗が流れる暑さの日には、景色を楽しむ気にはならない。新緑が美しいのは、やっぱり春の終わり。今日は、夏日で、暑いのは暑かったけれど、時々ふく風が心地よく、天気もうっすら雲がかかるくらいで、気分爽快。
絶景とはこのことだといわんばかりの、緑の中に点々とするグレーの石灰岩たち。
高い木がなく、影がないため、紫外線が気になるのことをのぞけば、いつまでも眺めていたい風景。

何年か前、山口県に足を踏み入れるのは生まれて初めてという関東の人を案内することがあった。
どこに行きたいかと尋ねると、開口一番、「秋吉台」
車を走らせて、秋吉台の中に入っていくと、関東人が一言。
「写真と違う」
その日は、1月のとても寒い日。見渡す限りほぼ緑はない。彼の持っていた、山口県の観光案内パンフレットの秋吉台は、緑がいっぱい。
「これ、5月の写真ですよ。秋吉台は、いつも緑一面と思ってたんですねぇ。今度は、ぜひ、5月に来てくださいね。」

今日のような日に、彼が訪れてくれていたら、さぞ満足してくれただろうなと思う。
 


完走

2016-05-15 23:54:39投稿

昨年に引き続き、今日、ツールド山口湾に参加した。
旧吉敷郡の山口市南部を中心に、旧山口市の北側までぐるっとまわって帰ってくる、およそ100㎞を走破するサイクリング大会。
ロングコースは今年は100㎞ということになっていて、昨年は97㎞というこどで完走したけれど、ロードバイクにつけているサイクルコンピューターによると走った距離は94㎞くらい。一緒に走った知人数人のサイクルコンピューターもやはり97kmに達していた人はおらず、コースが短かったのは明らか。
おそらくそれについては文句を言った人がいたと思われ、今年はコースが一部変更になっていた。そして、地図をみると今度は明らかに昨年より5㎞以上長い。まあ、走ってみないとわからないけど、95㎞なら95㎞、105㎞なら105㎞って言ってほしいよなぁと思いながら、スタートラインに入る。

この大会は、あくまでもサイクリング大会であって、レースではない。一応、スタート地点、中間点、ゴールでは、ゼッケン番号の確認はあるものの、タイムや順位は計測されないので、まあ、制限時間内(7時間)に帰ってくれば、OKということだ。
昨年は、確か、5時間半くらいで帰ってこれたので、マイペースでぼちぼち行きましょうと、初めからのんびりムード。
スタートも400台の自転車が一度に出ていくことはできないので、20台ずつくらい21組に分かれて、順番にスタート。サイクリング仲間3人と一緒に、20組めで、スタートしたため、すでに、スタートまでに30分経過。
最初のエイドは20㎞位走った後の、山口市の中心部。生キャラメルなどをいただき、トイレに行って、ゆっくりしていると、エイドに残っている参加者は少なく、最後の1割には入っている感じ。その次のエイドも30㎞以上先なので、途中、エイドではない道の駅にもよって、ソフトクリームをゲット。
その後、コース最大の上り坂を、何とか切り抜け、山口市北部を制覇して、南へ。
椹野川河川敷では、アユの塩焼きを堪能し、小郡を抜ける。65㎞を過ぎたころから、だんだん脚が重くなり、ほんのちょっとの勾配でも、スピードはがた落ち。そのうえ、低気圧が近づいてきているとみられ、だんだん風が強くなる。追い風よりも、向かい風が多く、これまた、スピードが落ちる。

スタートからゴールまで、一般道を走るため、信号や、曲がり角ごとに、大会関係者の方が立っておられ、コースはこちらと指示してくださっていたのだが、75㎞を過ぎたあたりで、青信号なのに、係りの人に止められた。「なんで、青なのに止まらないといけないの?」

「あのー、この地点は、午後2時が関門だったんですけど、もう2時を過ぎてしまいました。本当は、ここを左折ですが、次のエイドには寄らずに、ショートカットして、ここを直進してください。」とのこと。
「今日は、風が強くて、まだまだ後ろにもたくさんおられますが、エイドの片付けもあるので・・・」と、申し訳なさそうに言われる。

関門なんて、あったんだ・・・
ショートカットってことは、100㎞走らなくていいんだ。ラッキー・・・

ペダルを漕ぐ脚が明らかに喜んでいる。
4番目のエイドをカットして、5番目最終エイドに着いた時点で、午後3時。午後4時が最終ゴールなので、ショートカットは当たり前か・・・カットした距離は大体10㎞位だと思われるから、今日は90㎞位でゴールだなぁ。

最後のエイドからゴールまで、風と闘いながら何とか制限時刻の4時前にゴール。その時の、サイクルコンピューターの走行距離は、95㎞。仲間のメーターもほぼ同じ。10㎞ショートカットしたのに、95㎞ってことは、結局、かなり長かったってことじゃん。

ゴールした時には、ショートカットしたかどうかの確認はもちろんなく、完走証をゲット。
昨年に引き続き、私は100㎞完走したのだ!

              


2016-05-06 18:26:51投稿

多くの人にとっては、昨日でおわりの大型連休。
毎年、ゴールデンウイークはあまり遠出をすることのない私だが、今年もあまり大した用事はなく、ちょっと淋しいので、何か有意義な休みにしたいと思っていた。

まずは、5月2日の夕方から丸2日間かけて行われる、萩往還マラニック大会。
250kmの部は48時間、140㎞の部は24時間、70㎞の部は12時間の制限時間で、山口から萩方面の山の中を走る非常識なレース。
フルマラソン以上の距離を走るなんぞ、一般人には無縁というか、「何が悲しくて、真夜中に寝ずに山道走るの?」って感じるのが普通だが、この過酷なレースに知人が何人も参加していた。私自身、ランニング仲間として、せめて、我が家のすぐ近くを通り過ぎる、140㎞コースの人々を応援しようと、雨があがった3日の夜に、2年前と同様に、私設エイドを開設した。夜8時から11時までの3時間、おもに飲み物とフルーツを提供して、約400人のランナーを応援。徹夜で走り続ける前の景気づけにはなってくれたかなと思う。

私が、「萩往還」をランナーとして走ることはこの先もないと思うけれど、毎年連休中に開催されている「萩焼祭り」には行ったことがない。5年連続で、「萩城下町マラソン」を走っているとはいえ、萩の町をゆっくり見たことはないので、雨も風もおちついた5日に、萩に出かけることにした。
萩焼の窯元ごとにブースを出して、食器や花器などを販売しているこのお祭り。見ていると、何でもほしくなってしまい、1輪挿し、箸置き、マグカップ、急須、置物など全部で9品ゲット。会場では、萩の名産、夏みかんシャーベットを食べ、帰ろうかと思ったけれど、せっかくだからと、世界遺産も見て帰ることに。

おそらく世界遺産に認定されなければ、一生みることもなかっただろうと思われる、萩反射炉と、恵美須ケ鼻の造船所跡に車を走らせ、一応見学。
見に行ったことのある人にはわかると思うが、ま、2度と行くことはないでしょうというのが率直な感想。やっぱりメインは松下村塾だよなぁ。

ということで、萩三昧の今年のゴールデンウイーク。
萩に住んだことはないけれど、毎年ハーフマラソンに参加して、少し萩に親しみがある自分は、人口減少すすむ山口県民として、観光地「萩」に、どんどん人がきてくれることを願わずにはいられない。


2000本安打

2016-04-27 19:56:40投稿

明るいニュースに乏しい中、昨日、カープの新井選手が、2000本安打を達成したことが、マスコミで大きく報じられていた。
かくれ?カープファンの私は、2001本目のヒットはLiveで見たけれど、2000本目は見ていなかった。

広島出身の彼が、駒沢大学で大した戦績も残せず、ドラフト6位でかろうじてカープに拾ってもらって、プロ野球にはいったこと、FA宣言して阪神に移籍し、カープファンの怒りをかっていたこと、その7年後に阪神時代の2割くらいの年棒で、またカープに拾ってもらったこと、先週から、カープの選手、スタッフ全員が、新井選手を応援するオリジナルTシャツを練習のときに着ていたことなど、今まで私が知らなかったことも含めて、ネットや新聞にいろいろ取り上げられており、なるほどそういう選手だったのね・・・と納得。

去年、男気黒田投手のカープ復帰のときも、それこそ大騒ぎになった。カープという球団は、原爆の焼野原から市民の手で育てられた田舎の貧乏球団なので、何かと日本人の哀愁というか、大和魂にマッチしやすいのだと思う。カープ女子が増えた理由は、ちょっと種類が違う感じではあるけれど、12球団中、もっともアウェイでの応援が多いチームであることは間違いなく、今年こそは、優勝してほしいなあとあまり熱心でない私も思わされた昨日の2000本安打だった。

 


寝台列車

2016-03-20 12:33:01投稿

昨日、北海道新幹線にともなって廃止される、寝台特急カシオペアの最後の運行がニュースで報じられていた。
列車に乗っている人、列車の最後の雄姿を見に来た人などへのインタビューでは、当たり前とはいえ、寝台車のいいところを話す人しか映っていなかった。
彼らによると、寝台車の旅は旅情あふれるものだということだが、何をかくそう、私は寝台車が大嫌いである。

寝台特急に乗った古い記憶は、おそらく小学校1年生くらいの時だ。当時、まだ山陽新幹線が広島までは開通しておらず、当然、九州に行くのも、かなりの長旅だった。家族旅行で、広島から宮崎まで乗ったブルートレインは、まず、夜遅く発車するので、子どもの私には、とても辛いものだった。何だか狭いところに寝かされ、通路の足音やレールを刻む音の中でとても眠れるものではなかった。明るくなると、ベッドが椅子に早変わりしたけれど、幼い自分には、宮崎までが地の果てかと思われるくらい長く感じた。
自分の人生で、何度寝台特急に乗ったかは定かでないけれど、最後に乗ったのは、20年以上前の、研修医の時である。学会だったか何かで、東京まで行くのに、夜遅くまで仕事をこなしてからでないと出発できず、時間的には夜行しかなかったためだ。その時は、少しはお金があったので、当時のブルートレインの中では、特別料金の一人用個室を選んだ。
個室とはいえ、ベッドは寝返りをうつのがやっとの広さ。歯磨きくらいはできる小さな洗面台もどきがついていた。荷物をおくと、服を着替えるのも難しいほどのスペースしかなかった。
夜遅くに出発なので、乗ってすぐに寝ようとしたけど、寝台に横になると、一定のリズムで刻まれるガタンゴトーンの大音量だけが耳に響き、眠りようがない。やっとうとうとしたと思ったら、すでに朝。起きて、着替えようとすると揺れてなかなか袖に手が通らない。そのうち、だんだん気分悪くなって、また横になるけれど、細かな揺れが収まるわけもなし。空腹が余計に気分を悪くするのはわかっていても、とても、食事をするどころではなく、目的地に着いた途端、トイレに駆け込む始末。

そもそも、私は、乗り物に酔いやすく、運転することは好きではないけれど、人の運転する車に乗るくらいなら自分で運転する方がまだましだと思うので、何かの時には、常に運転手をかってでる。運転していれば、ひどく酔わなくて済むからだ。乗り物酔いなんて、慣れが大事とはわかっているが、普段、自分で運転する車以外に乗ることがほとんどないので、慣れようもない。成人してからでも、何度も乗り物酔いで吐いている自分にとって、動いているものの中で、服を着替えたり、食事をしたり、顔を洗ったりするなど、言語道断。

いくら”ななつ星”だの、”トワイライトエクスプレス”だの、夢の列車にタダでのせてあげるといわれても、所詮、動いている寝台車。乗りたいとは思わないし、一生、乗ることもないと思う。
 


体重管理

2016-03-14 15:01:53投稿

 体重の変動が原因で、月経異常をおこしてしまった患者さんを日常的に診療している。
短期間に、数十キロの変動を起こしてしまう彼女たちを時にすごいと思ってしまう。
どんな強い意志で、そこまでいっぺんに痩せられるの?全く服が着れなくなるまでどうしてそこまで太ってしまうの?
明らかに摂食障害と呼べるレベルは、精神疾患であるから、何か平常とは違う精神状態なのだろうということは察しがつくが、そのあたりは、専門外なので、ここに書くことはやめておく。

私個人で言えば、身長が止まってから現在まで、5㌔以上の変動はないけれど、年に1回くらい、胃腸の調子を崩し、食欲がなくなって、数日で数キロ減ることがある。減ったままキープしようと思っていても、食欲が戻るとすぐV字回復。太るまいとは思っているのに、回復をとめることはできない。

2週間前くらいに、仕事に影響するほどではないけれど、胃の悪い状態が数日続き、2㌔ダウン。ただ、調子が悪いと運動もしなくなるので、体脂肪率はアップ。

その後、食欲も体重も回復して、ようやく運動をする気になり、ロードバイクで出かけてみた。
2週間くらい運動らしい運動をしていなかったのが影響して、やたらと脚にくる。いつも走る道をいつも通りで走っているつもりでも、サイクルコンピューターの時速表示は20㎞もいかない。フルマラソンの世界標準と同じ速度も出ないなんて・・・
何とか坂道は止まらず乗り切ったけれど、自宅に帰って、階段の上り下りで脚ががくがく。いわゆる膝が笑う状態。
こんなになるのはここ数年ではほとんどなかったので、ちょっとショック。

やっぱり、運動を続けることが、体重に一喜一憂するよりもはるかに大事だなと実感。
ロードバイクも、時速を気にせず、ゆっくりでいいから、もっと回数を増やすことの方が今の私には必要だと思う。たまにしか乗らないくせに、いきなり坂を上って撃沈を繰り返すのはもうやめにしないと。

 


バックアップ

2016-03-10 23:53:17投稿

今月で、クリニックの画像を管理しているサーバーを新しいものに買い替えることにしているので、最近は、その準備をするのに、少し時間をとられている。
9年分の画像が入っているので、小さな診療所のものとはいえ、データ量は膨大なものだ。
自分自身は、IT関係に疎いので、専門の業者さんに、保守管理をしてもらっているわけだけど、万が一、入っているデータが壊れてしまうと、フィルムレスの当院では、どうしようもなくなるので、ハードディスクは3重になっていて、サーバーとしては、24時間バックアップを行っている状態だ。
電子カルテのデータも、ハードディスクは3重になっていて、一つがダメになっても大丈夫の体制で、当たり前のことではあるけれど、9年間で、データ消失というようなトラブルは起きていない。

実際、診療上のデータは、消失すると大変な事態になるので、その保守管理は、プロに頼んでおり、一応安心なんだけど、家族の写真などプライベートのデータ管理については、はっきり言って、適当にしていた。
自分としては、USBに保存しておけば、PCのハードになくてもいいと考えていたので、ハードが重くならないよう、個人的なものは、USBに移しておくことは、時々していた。
この、時々というのが微妙で、思い出したときだけなので、バックアップが全くない状態がよくあるのも事実だ。

最近、個人的な写真だけが1500枚くらいはいったUSBをPCからぬいたとき、嫌な警告音が鳴ったことがあり、「あれっ」と思ったことがあったが、その時はそのままにしていた。その次に、そのUSBのデータをPCで見ようと思ったら、差し込んでも、反応しなくなった。いくつかのPCで試しても同じ。
USBそのものが壊れたとしか考えられなかった。

とりあえず、PC修理などをしているところに持っていったが、USBの修理はしていないとのこと。データ修復専門のところに頼むしかないけれど、高額だと思いますとも。
色々調べてみて、まともそうなデータ修理専門の業者に電話で問い合わせたところ、最低、3万円からで、私の話を聞いた感じでは、5~10万円くらいではといわれた。
確かに高い。
でも、見積もりは無料とのことなので、小さなUSBを大きな封筒にいれて、東京まで送ってみた。数日後にかかってきた電話での見積もりは、12万円。
USB内の写真は、9割以上は、ほかのUSBなどから見つかったので、修理はしない決断。

こんなことになるなんて、考えたこともなかった私が馬鹿だったんだということを、今更実感。
家人には、USBだけにしかデータをいれてないなんて、なんと軽率なと馬鹿にされ・・・

そんなことがあってから数日後、SNS経由で、知人が、PCがウイルスに感染して、すべてのデータが消失したという被害にあったということを知った。彼も、データ修復専門の業者に見積もりに出してみたら、90万円といわれ、諦めたとのこと。

そして、さらに、その数日後、自分の前の携帯(ガラケー)に入っていた写真を取り出すため、携帯に挿入されたままになっていたマイクロSDを取り出したところ、小さいものなので、どうも、引っ張るときに傷ついたみたいで、マイクロSDが使えなくなってしまった。

バックアップがどれだけ大切か、本当に実感している。
取り合えず、コンパクトタイプのハードディスクを二つ買って、自分の持っているデータはうつした私。
皆さん、バックアップはこまめにしましょう。


時代の先を行く女性に学ぶ

2016-02-27 17:47:22投稿

篠田桃紅著、「103歳になってわかったこと」を読んだ。

自分自身、明らかに人生の折り返しを過ぎたと思っているせいか、その後半をどう生きるのかということについて、考えることが多くなり、高齢の著者が書いた本を読むのが好きだ。
100歳以上の人が書いたものとしては、有名な、聖路加病院の先生の本もよんだけれど、結構、内容がお説教じみていて、個人的には好きではなかった。

篠田桃紅さんという、美術家については、この本を本屋で見かけるまで、全く知らない人だったけれど、読んでみて、その考え方、生き方をちょっと見習いたいなと思ってしまった。現在もお元気で、なおかつ、現役の芸術家として仕事もこなしている、篠田さん。大正生まれの女性としては、かなり稀有な生き方をされていて、結婚せず、戦後すぐにニューヨークで暮らすなど、半世紀以上、時代の先を生きている人だと感じた。

その昔、若くして乳がんで亡くなられた、千葉敦子さんという、これもまたニューヨークを中心に活躍されていた女性ジャーナリストがいた。昭和の終わりのそのころ、少なくとも10年は時代を先に行っている人だと、学生時代に著書を何冊か読んで感銘をうけ、今でもその本は持っている。
実際、がんという病名を、本人に告げることはタブーとされていたその時代に、がん告知をうけ、治療を自ら選択してがん発症からの数年間を生きた生き方は、13人に1人の女性が乳がんに罹患する現在では、ごく当たり前になっている。彼女が亡くなってから、すでに30年がたとうとしているわけで、実際には、10年どころか、30年先を行く女性だったのだど、乳がんに携わる人間として、つくづくすごい人だったのだと感じる。
 
千葉敦子さんについて、学生時代の私は、人生の前半を生きる上での憧れの女性だと感じていた。
彼女が亡くなられた時の年齢を超えて生きている今の自分としては、とてもその憧れの女性のような人生の前半をすごしてきたとはいえないけれど、今後後半を生きる上において、篠田桃紅さんの考えは、とても参考になるものだと考えている。
日々、老化現象と闘っているつもりの自分ではあるが、篠田さんの考えに従えば、闘っていると考えること自体が、無意味に思えてくる。老化は必然で、決して自分に訪れないものではないのに、それに闘いを挑んで、何の意味があるのかということだ。おととい、大動脈解離で突然死した人が梅田で暴走するという痛ましい事故があったけれど、事故死にしても、病死にしても、いつ何が起こるかわからないということを思い知らされる事故でもあった。死が恐ろしいと思ってしまうのは、必然なことなのに、それがいつ訪れるかわからないということが一番の理由なんだろうと思う。そうであれば、誰もがいうように、今を大切にするしかない。今自分がやりたいこと、自分が好きなことが大事なのであって、人がどう思うか、世間がどう見るかといったことにばかり気をとられていると、結局、闘ってしまうことになる。
着るもの一つにしても、篠田さんは、現在も着物以外は着ないそうだが、おそらく、流行などということには、全く関心がないのだろう。洋服になれた自分たちからみれば、生活しにくいと思える着物でも、幼い頃からずっと着物で過ごしてきた彼女にとっては、ちっとも不便な衣類ではないのだ。自分が好きな着物で過ごすことが大事なのだ。

周りがどうあろうと、自分が良いと思うものと付き合っていく。私にとっての「着物」をいつも身体と心に身につけて、人生の後半を過ごしていきたいなと思う。


横綱

2016-02-12 23:13:58投稿

去年の9月に、サイクリング仲間と美祢方面にロードバイクで出かけたとき、結構なアップダウンがあり、止まらずついていくのが精いっぱいだった私。その時、仲間の一人が、「今日の坂は、まぁ、小結くらいかな。近場では、なんといっても、横綱は大平山!」と言っていたのが、防府市民としては、ずっと気になっていた。

昨日、ひさしぶりに、休日に天気がよく、時間もあったので、ロードバイクで一人で出かけることに。
特に行くあてもなく、適当に2時間くらい走ろうと防府市内をうろうろしていると、天気がいいので大平山がきれいに見える。ちょっと横綱にチャレンジしてみようかな・・・

軽い気持ちで、山方面に向かう。距離的には近いから、ふもとにはすぐに到着。私に横綱が倒せるとは思えないけど、ま、行けるところまで行ってみよう。
防府に住んで3年目のころ、大平山に行ったとき、途中でロープウェイが突然止まり、宙ぶらりんのまま30分程度閉じ込められたという、恐ろしい経験をしたので、それ以来、山頂に上ったことがない。今はもう、ロープウェイも廃止されたことだし、別に怖いところでもないんだから、かつてのロープウェイ乗り場まで行ってみて、上れそうになかったら引き返せばいいか・・・
山頂まで6㎞の表示をみたあたりから、少しずつ、傾斜が付き始めた。ギアを軽くして進むには進むけど、山に入る前からこんなにギアチェンジしてたら、すぐにギアがつきてしまうよなと思いはするものの、そうしないと進めない。せめてロープウェイ乗り場までと思いながら、必死でペダルをこぐ。だんだん坂道らしくなっていって、スピードが落ちるばかり。サイクルコンピューターの時速表示は、5km。歩いたほうがまし。
本格的な坂道に入る前に漕いでもまっすぐ進まなくなったので、バイクをおりた。少し平坦な所に出るまで、押して上ることにして、汗だくの体で、とぼとぼ歩く。「無理ってわかってて来るから、こんな情けないことになるんだよな・・・」
しばらく行くと、霊園入口の看板。道が少し平坦になっていたので、スポーツドリンクを補給して上着を1枚脱いで、リュックに詰め込んだ。そうしながら、上着を脱いだということは、まだ上る気が残ってるってことだよなと自分で自分に問いかけながら、霊園の下で、防府市内を見渡す。
「もうちょっと、頑張ってみよう。」
再び、バイクにまたがり、ほんの少しある下りを利用して、勢いを付ける。その勢いを何とか保って、上ってやるぞと必死で漕ぐも、数10メートルで、歩くスピードに・・・そして、ロープウェイ乗り場を指す矢印を見つけたものの、その矢印方向の道はさらに傾斜がきつい。
「ロープウェイ乗り場からが本当の坂道だよな。そこからが横綱本番なのに、その手前までもいけないなんて・・・」
リタイアを決意。

下りは漕ぐ必要がないので、リュックに入れた上着をまた着て、ブレーキをかけながら、ゆっくりと坂を下りる。途中、明らかに閉経後と思われる女性(婦人科医的表現!)がすいすい自転車で上ってくるのに、すれ違う。「ぎょっ!何であのおばさんが・・・」と思ったら、自転車にはモーターがついていた。私も、あれつけたらのぼれるだろうなぁ。それはそれで、かっこ悪いけど・・・でも、このロードバイクじゃ、せいぜい、小結くらいの坂道しかのぼれないんだよなぁ。ヒルクライムレースに出るような人じゃないと、横綱にチャレンジするのは無理無理。いつかは上りたいと思うことすら、もうかなわないな・・・

分不相応と知りながらのトライとはいえ、山頂までの1/4も上らず諦めざるを得なかった今回のひとりサイクリング。平地に降りてきた後も、さえない気分でなんとなく走り、帰路についた。


大濠公園

2016-02-08 17:46:21投稿

昨日、福岡に行く機会があり、時間があったので、大濠公園に行ってみた。

大濠公園は、福岡市民ランナーの聖地で、1周2㎞の池の周りを巡る道は、数年前に、ジョギング用にゴムチップをしいた脚に優しいコースとして整備されている。一応、市民ランナー歴5年の私としては、そんなにいいコースを走らないわけにはいかないと、シューズと簡単なウエアを持って、行ってみたものの、トイレで着替えるのは良いとして、荷物をおこうと駅のコインロッカーなどいろいろ探してみるも、どこも空きがない。
やっぱり日曜日の都会は混んでるなぁ・・・
靴だけ替えて、荷物をもってウォーキングでいいやと、走るのはあきらめることに・・・
実際、整備されたジョギングコースを歩いていると、ホントに路面が心地よい。硬くないけど、柔らかいのでもなく、低反発という言葉がぴったり。途中、ランに優しい路面と認定されているという標識がたっているのにも納得。普段走っている維新公園のジョギングコースの路面も悪くはないけど、大濠公園のそれは段違い。
そして、路面には、距離表示もあるし、自転車コース、散歩コースときちんとわけられていて、至れりつくせり。


当然、この日もランニングする人たちでかなりにぎわっていたけれど、道幅があるので、そこまで渋滞はなく、両手に荷物がなければ、何としても走るのに・・・とやたらとランナー熱がさめやらぬ私。
とりあえず、湖畔を散策しながら、周囲の施設も見てまわる。
ちょっと一休みできる、スターバックスがあるのも知っていたので、コーヒー飲もうかと思うも、店の外にまで続く行列。コーヒーもあきらめて、次は、市立美術館にやってきた。面白そうな催しがあれば、入ろうと思っていたら、現在は、モネ展開催中とのこと。
「モネってあの有名なモネじゃん。これは見ないとね。」
美術館に入ると、結構人が多い。当日券を買うのにも並ばなくてはいけない。
展示室の入り口で、チケットを見せると、大荷物の私を見るにみかねたのか、チケットを切ってくれた人が、「お荷物お預かりしましょうか?」と言ってくれた。「わっ。ありがとうございます。」
展示室の中に入って納得。とても荷物を持っては歩けないくらいの混みようなのだ。さっきの係りの人は、私を気の毒に思ったのではなく、こんな荷物を持った人は迷惑だと思ったんだわ・・・
肝心のモネの絵は、じっと前で立ち止まってみるどころではなく、人の頭越しにようやく見える感じ。説明文を読もうにも、なかなかそばに行けない。それでも、せっかく、福岡まで来てるんだから、見るものは、見ないとと、人が少しでも空いていそうなところから優先的にみて、順路を無視して、行ったり来たり。
結構、疲れたけど、さすがに見る価値のある絵はあった。

福岡には時々くるけれど、いつかは走って大濠公園を1周したいなぁ


中国山口駅伝

2016-01-31 22:29:16投稿

今日、山口県内を走る、中国山口駅伝が開催された。
約50チームが参加する、8人で80㎞位をリレーするこの駅伝。結構以前からあるし、自宅のすぐそばを走る大会ではあるんだけど、1月の日曜日で、防府にいないことが多く、実際に見たことが一度もなかった。
宇部⇒阿知須⇒小郡⇒山口⇒防府⇒周南とつないでいく、実業団、高校生、地区代表チームの精鋭たちが走るこの大会。中には、全国高校駅伝、箱根駅伝を走った全国トップクラスの選手もいるんだけど、日本代表クラスはいないので、テレビ中継もなく、ラジオ放送のみ。山口県人も知らない人が多いと思う。

今年は、自宅にいることにしたので、ちょっとコースで応援することにした。トップの選手が通過する予定時間の1時間くらい前から、我が家の前をウォーミングアップのために行ったり来たりジョギングする選手がちらほら。家から100mくらいのところに、第5中継所があるので、中継所の様子を見に行ってみた。

仮設トイレがいくつか置かれ、選手が控えるためのテントが張ってある。蛍光色のジャンバーを着た係りの人々と同じくらいの数の見物人たち。駅伝だから、中継所のほうが、たすきリレーを見られていいのかもしれないけど、選手にとっては、ゴールとスタートなので、応援されてうれしいところではない。やっぱり応援は一番苦しいところでするべきだよな…と考えた私は、中継所から250mくらい手前のところに移動し、誰も応援がいそうにないところに立って応援することにした。年末の防府読売マラソンの時に作った応援グッズを手に持ち、選手が来るのを待つ。

待つこと数分。全国高校駅伝で優勝した世羅高校がトップでやってきた。続いて、社会人のマツダ。見た目は、200mくらいの差だったので、挽回できるんじゃないかなと思った。「ラストスパート!!がんばれ~」とにかく声をかける。
その後、3位の選手がくるまでだいぶあり、4位、5位と一人ずつ走ってきて、競り合ってる場面には出くわさない。20分くらい、同じところで応援したけれど、次にくる選手が見えなくなったところで、応援終了。

小さな大会なので、仕方ないとは思うけれど、完全に交通規制がされていないので、車の間を走ることになる選手もいて、すごくかわいそうだった。どんなレベルであっても、走る方は必死だし、もう少し安全にやってほしいなぁと他人事ながら気になる私。
結局、世羅高校の独走で終わった今日の大会。ちょっと選手が気の毒な感じだったので、来年以降も、せめて応援くらいはしてあげたいと思う。

                 


本屋

2016-01-17 19:58:51投稿

年末に、北野武の「新しい道徳」という本を読んだことは、ブログに書いた。
今日、よくいく本屋とは別の本屋に立ち寄ってみると、「新しい道徳」は、相変わらず平積みされており、ここでも売れているようだった。
この、”平積み”というのは、売れている、または本屋が売りたい本、売れそうだ考えている本のみに与えられた特権。
そして、私はと言えば、(私だけじゃないとは思うけど)、この平積みされた本たちを結構買ってしまう。
もともと、本屋に入るとき、こんな本が読みたいという目的をもっていることは、ほとんどなく、ちょっと時間があるから寄ってみるというのが私の本屋との付き合い方。
実際、本屋に入ると、雑誌コーナーには行くことはなく、まず、平積みのものを眺め、時間があれば、新書版コーナー、文庫本コーナーをのぞくというのが、いつもの行動パターン。
フィクションである小説、特に短編集は、よほど話題性がない限り、平積みものでも、あまり手がでないけれど、ノンフィクション、ハウツーもの、エッセイなどは、ぱらぱらと眺めては、ちょっと読んでみようかなという気になってしまう、本屋にとってはありがたい客だ。
買ったからには、読まないといけないが、自宅のベッドサイドには、そのうち読もうと思っておいてある本がいつも数冊はある。まだ、読んでいない本があるにもかかわらず、本屋に入って、手ぶらで店を出ることのない癖は、本の置き場がなくなるということ以外は、あまり迷惑をかけるものでもないので、治る見込みはない。時々、今は読んでいない本がたくさんあるから、本屋に入ってはならぬ!と本屋を見かけたときに自制する必要があるときがあるけれど、いったん入ってしまうと、必ず2冊以上は買ってしまう。出張などで、一人で県外に出かけるときは、行きは新幹線(または飛行機)の中でこれを読もうと1冊は手荷物に入れるが、帰りには、大抵、駅(または空港)で待ち時間があるので、数冊の本を購入してしまい、行きよりも帰りの方が、たくさん本を持っているのが常だ。

今現在、読みかけの本としては、文庫版で最近出た、村上春樹の「雑文集」
村上春樹の小説は、複雑な表現のため、とても読むのに疲れるので、あまり読まないことにしているけれど、ランニングを趣味としているということ、毎年ノーベル文学賞候補に上がっては選ばれないことなど、ちょっと、魅かれてしまうところもある作家。「雑文集」なら、読みやすいかなと思って、買ってはみたものの、やっぱり文章が込み入っているところが多く、気合をいれて集中しないと、何が書いてあるのかわからない箇所が多数あり、読むのに時間がかかっている。ま、そのうち読み切るつもりだけれど、村上春樹が終わるまでに、気軽に読める他の本に手がでてしまうのは、私にとっては当然というか仕方のないこと。
そして、1ページも読まれずに枕もとに鎮座ましている昨年の超ベストセラー「火花」
あんなに手に入りにくかった流行の真っただ中で、義務感で買った本は、なんと、成人限定でもないのに、ビニールで覆われている。買ったことに満足して、ビニールを取り除くのが面倒臭いという理由で、何か月も放置されている気の毒な又吉さん。単行本としては、とても薄いので、きっと読み始めたら、すぐ読み終えられるだろうから、いつでもいいか・・・と思っているうち、かなり時間がたってしまった。そのうち文庫版がでるだろうから、その前には読まなきゃな。

それなのに、今日もまた、2冊買ってしまった。
本棚がいよいよ過密状態になってきている。


スマホ老眼

2016-01-11 00:13:36投稿

最近、子どもや若い人たちの間で急増しているとされる「スマホ老眼」。
毎日何時間も、スマホでゲームやSNSなどをし続けて、眼を酷使することにより、ピント調整機能がおち、若いのに老眼のようになってしまうという、ひと昔前には考えられなかった現代病である。スマホだけでなく、普通の仕事においても、パソコンを使うことが多く、1日中PC画面を見続けているという人も相当数にのぼるだろうから、眼の調節能力の低下というのは、国民的問題だ。
私自身も、電子カルテ、画像診断などで、診療時間中の8割は、モニター画面を見ていると思う。ただ、事務職と違って、患者さんと話したり、診察をすることで、画面から目を離すインターバルが細切れに何度もあり、じっと見ている連続した時間は長くないと思うので、それほど、眼の疲れというものを感じる日はない。
ただ、明らかに小さい字が見えにくくなったり、焦点を合わせるのに時間がかかったりするのは、年々ひどくなっており、これは「スマホ老眼」ではなく、単に「老眼」 
当たり前か・・・
けれど、現時点では、裸眼で仕事はできているし、夜の車の運転と、学会参加時をのぞいては、眼鏡をかけなくても、困るようなことはなく、小さい字が読みにくくても、時間をかけてじっと眺めているうちに、文字が判別されることが多いので、やせ我慢して眼を細くしてみたりしていた。
ところが・・・
2か月前に、ついにガラケーを機種変更して、スマホにしたところ、困ったことが判明した。「スマホ老眼」ならぬ「スマホで思い知らされる老眼」である。
今まで、スマホというものは、指でタッチして(タップというらしい)使うものであり、2本の指を広げる(ピンチアウトというらしい)と何でも大きくして見ることができるものと思っていた。それで、スマホをゲットしてから、色々とやってみるうち、結構、小さい文字が出てくるので、大きくしようとして、指を必死に広げてみても、全く反応しないことがしばしば。
何で、大きくなんないの?
早速取り扱い説明書のアプリを開いて、画面操作のところと読んでみると、(ちなみに、取説アプリには、文字の縮小、拡大ボタンがついていたので、文字を「大」にして読んだ)
”一部の画面では、ピンチアウトすると表示を拡大、ピンチインすると表示を縮小します”とある。
一部の画面・・・
結局、ほとんどの画面は表示の大きさは変えられないということなのだ。

ガラケーの時から、毎朝、目が覚めてから、携帯で3行ニュースをチェックするのを日課としている私としては、少なくともニュースの文字がパッと判別できる視力は確保したいというのが、今の望み。実際、画数の多い漢字はよく見えないこともあるが、そこは、文脈で判断。ただ、固有名詞とか、数字とか、予想することが難しいものは、読めなくていらいらすることもある。
先日、「スマホ老眼」の改善に良いとされるアイトレーニングは、普通の老眼にも効果あると、テレビで放送していた。以前もこのブログに書いたけれど、アイトレーニングの方法は知っていても、なかなか毎日できない私。こうして、またブログに書くことで、「スマホで思い知らされる老眼」の自分としては、今年は、とにかく、ランニングよりも、サイクリングよりも、アイトレーニングを優先するぞと意識を高めようとしている成人の日である。


年末年始

2016-01-03 22:55:58投稿

あけましておめでとうございます

オリンピックイヤーの幕開けは、相当暖かかったが、私の年末年始は、諸々の事情で、遠出することはなく、防府と山口市内をうろうろするくらいだった。

年末のウロウロは、知人とのサイクリング。山口市のはずれ、仁保地区を自転車で走っていたけれど、なんといっても天気が良く、真冬とは思えないサイクリング日和。(天気予報では大掃除日和と言ってたけど、それは無視)
気持ちよく走ることができ、こんな近場にこんなところあったの?という発見ができた1日を過ごした。
そのうちのひとつは、「嘉村礒多の生家」というところを訪れたことだ。
嘉村磯多という人は、大正から昭和の初期にいくつかの小説を残し、37歳の若さで亡くなった文学者ということだが、そんな名前聞いたこともなく、ましてや、その生家が、山口市内にあるなんぞ、知る由もなし。
残されていた彼の写真は、なかなかイケメンなので、一度、その文学作品を読もうと思っている。

年始のウロウロは、ウロウロすることが難しいと感じたウロウロ。なんせ、正月3が日は、ほぼ毎年、防府にいないので、防府天満宮の混雑ぶりは、あまり実感する機会はないんだけれど、今年の正月は、ちょっと参った。天満宮の初もうでは、お参りの人々が、神社正面から階段へと並んでいることは知っているし、経験ずみなので、今年は、元日の夕方ごろに、自宅から歩いて、正面を避けて、わきの階段から上り下りをしてのお参り。新年早々、正面から拝まないのは良くないのかもしれないけれど、いつでも来れるので、良しとしよう。
それよりも困ったのは、朝、車で出かけて、昼頃に、帰ろうとしたときのこと。なんと、我が家は、天満宮から1㎞もないところにあるので、自宅に至るどの道も車で大渋滞。確実に、歩いたほうが早く帰宅できる状況にあった。天満宮方面と臨時駐車場に向かう道を避けるには、どう行ったらいいかを、色々考えて、結局、距離にして自宅まであと1,5km位の位置から、3kmくらい逆方向に遠回りをしてやっと帰りついた。

正月というものは、自宅から一歩も出ないか、県外で過ごすかのいずれかにしないと。

青山学院大学の独走で終わった、箱根駅伝は、今一つ、盛り上がりに欠けたけれど、何事もトラブルなく終わることが一番。今年1年、無事に過ぎることを祈って、明日からの仕事に臨みたい。                                                     


新しい道徳

2015-12-27 17:40:25投稿

現在、ベストセラーの1冊となっている、北野武著「新しい道徳」を読んだ。

彼独特の表現ではあるものの、私の感想としては、強く世界平和を訴える内容のエッセイだと思う。
中心となっているものは、学校で教える道徳教育の矛盾についてだと思うけれど、とどのつまりは、道徳などというものは、時代とともに変わるし、国によっても違うし、教育で押し付けるようなものではないということだ。

「道徳として、子どもに喧嘩をしちゃいけないと教えるなら、大人だっていかなる理由があろうと戦争をしちゃいけない。」
「宗教が世の中にひとつなら問題はない。宗教と宗教がぶつかると、大変な問題が起きる。」
「ほんとうに必要な道徳教育は、子どもたちにできる限りの真実を教えてやることだ。人間の抱えている矛盾や問題をごまかさずに、だ。人と人がどう付き合うかという問題も大事だろうけど、今の子どもにとっては、人間が自然やほかの国とどうつきあっていくかということの方が、もっと差し迫った問題になるだろう。」

国レベルの話になると、なかなか簡単には行かないけれど、個人レベルでいうと、自分の考えを人に押し付けたり、自分以外の人間のやることを、認められないことは、よくある話だと思う。
掃除をしましょう、挨拶をしましょうなどなど、道徳の教科書に書いてあるからやるものではなく、掃除をしたいという気持ちを本人が持たなければ、意味がないとか、挨拶は道徳ではなく、人付き合いの方法のひとつであるとか、とても、納得のいくことが、たけし流に様々な例をあげて著されていた。

私にとっても、ちょっと反省させられることもあり、1年の終わりに読む本としては、少し心を入れ替えて新年にのぞめるよい1冊だったと思う。


防府読売マラソン

2015-12-21 21:38:15投稿

今年もやってきた、防府読売マラソン。

もう、今年は、沿道に出て、応援するよりも、年賀状書きを優先しなきゃと思っていたけれど、結局、クリニックからほど近いコースの26㎞、34㎞地点で、例年通り、応援に繰り出すことにした。

何人かの知人が走るのはわかっていたので、名前を書いた用紙をラミネートして、応援グッズとして用意。

トップの選手が通過したのが、スタートから1時間16分くらい。去年は、すでに、川内選手が独走態勢に入っていたけれど、今年は、集団と呼べる人数だったので、なかなか面白いレースじゃんと、他人事ながらワクワク・・・

知り合いが通過するのは30分以上は後なので、ゆっくり構えているうちに、続々と選手たちが走り抜けていく。人数が多くなってくると、なかなか選手の判別ができない。すごくよく知った人であっても、何色の服を着ているかを知らせておいてもらわないと、目の前に来て初めて気づくことになる。帽子かぶって、サングラスでもかけらたんじゃ、家族でも見逃してしまう。
せっかく、名前を書いたものを用意したんだから、通りすぎるときには出して、本人に見てもらわなきゃと、今か今かと待っているうち、「あーっ!きたぁ!」と叫んでグッズを出そうしたら時すでに遅し。
そうこうしているうちに、先導車両が反対車線にやってくる。目の前で、藤原選手が、スパートし始めてレースは佳境に。復路のトップ選手の走りもみて、往路の知人の姿を探すのは、なかなか忙しい。
ランニング仲間も、トップ選手ほどではないにしても、フルマラソンを3時間台で走るスピードなので、それなりに速い。もたもたしているうちに、何人かは、名前を見てもらえず失敗。
幸い、折り返し後、また、選手が通るので、往路で、何色の服を着ているかが把握できたので、復路では、見逃すまいと通過した順番に、名前を並べて待つ。
それでも、同時に通りかかってくれたりすると、一人を見逃してしまう羽目になる。さっきと順番違うじゃん・・・

結局、往復ともに、名前を出せなかった知人もいたけれど、とりあえずは応援する声だけは、届けられたと思う。
34㎞位からが、いかに辛いかは、フルマラソンを走った人ならだれでもわかると思うので、ほんのちょっとでも、走る気力の足しになってくれてたらうれしい。

この大会、自分が選手として走る可能性は、完全にゼロだけど、応援団としては、まだベテランの域には達していないので、来年は、もう少し作戦を変えた方法で、選手たちを励ましてあげたいなと思っている。


花燃ゆ

2015-12-14 22:07:51投稿

ついに「花燃ゆ」が終わった。
生まれて初めて見た、NHK大河ドラマ。しかも、途中からは毎週予約録画をしていたので、一度も見逃すことはなく、全放送を視聴。

私にとって、テレビドラマを観る、しかも、連続ものを観るというのは、おそらく、20年以上はなかったことで、最終回を観終えて、感じたことは、妙な解放感。「あぁ、もう次からは観なくていいんだ・・・」

今年の初めに、地元、山口、防府が舞台だからということで、義務感に駆られて見始めた大河ドラマ。
次から次へと登場人物が死んでいき、なんと、悲しい暗い物語なんだというのが、初めのころの印象。歴史ものなので、次に誰が死ぬっていうのもわかってはいるものの、はっきり言って、楽しいドラマではなかった。
何度か、もう観るのやめようかなと思いつつ、続き物のせいで、やっぱり次が気になってしまう。大河ドラマ史上最低の視聴率といわれ、人気もなかったようだけど、地元の人間としては、これで、さらに視聴率を下げてしまっては気の毒だという思いもあり、「みてあげる」必要もあった。

ドラマなので、すべてが現実にあったことではないと思うけれど、江戸から明治を生き抜いた人々の強さというものは、平成の時代では考えられないレベルだということはよく表現されていた。今も、萩では、小学校で普通に教えられている松陰先生の言葉など、至誠を重んじる生き方というのは、私も見習わなきゃなぁと思う。だけど、よく考えると、吉田松陰が処刑されたのは、なんと29歳の時なので、自分の歳を考えると、彼はとても信じられない人間だ。松下村塾から日本を変えるすごい人たちが輩出されたのも、松陰の教えがどれほど大きな力になっていたかということを物語っている。

日本史が大の苦手ときている私としては、幕末の日本が、こんな風に動いていったんだなぁとか、明治維新っちゃあ、こんな感じだったのか・・・とか、少し勉強したり、地元防府のことについても、新鮮な知識を得ることが出きたりと、トレンディドラマ(死語!?)よりは役に立つ面も多かった1年。
もうすぐ今年も終わり、新しい年が始まるけれど、やっぱり連続テレビドラマをみるのは、ちょっと面倒なので、もう大河ドラマは観ないと思う自分である。
 


萩城下町マラソン

2015-12-06 22:06:57投稿

今日、自身、出場5年連続5回目となる、萩城下町マラソンに参加した。
この1年、ランニングのレースらしいレースには出場しておらず、一般道を走るランニングの練習も、めったにしていない自分だが、この大会は自分のランニングの原点だし、やはりこれだけは出ようと、出走は決めていた。
そして、出るからには、3年がかりの2時間切りの目標を達成したいと思ってはいたものの・・・

ハーフマラソンで2時間切るには、1㌔5分40秒というペースで走る必要があるんだけど、なんせ、普段走るときのペースは6分半から7分くらい。少し、スピード練習をしないと自分の今の実力では、とても無理だということはわかっていた。10月、11月と、週3回は、何らかの運動をしてきたけれど、肝心のロードを走る練習は、ほとんどしておらず、ジムでTVを見ながらベルトの上を走ったり、ロードバイクで坂道走ったり、好きなトレーニングはしても、辛い練習は避けてばかり。10月に「防府幸せますマラソン」を走って以降、一度も15㎞以上走ることなく、本番を迎えてしまった。

はっきり言って、目標を達成する自信は、全くなかったけれど、今回は、所属するランニングチームのM氏が、2時間完走のペースメーカーを努めてくださるということだったので、ひたすらM氏の背中についていくことだけに集中しておけばよかった。
混雑するスタート地点からM氏を見失わないよう、ただただ後を追って走った。1キロごとに自分のGPS時計でペースを確認すると、ほとんど5分30秒台。給水でも、全くペースが落ちないM氏に、あわてて追いかけることが続きながらも、5㎞、10㎞と予定通りのタイムで通過。何とかなるかも・・・と少し期待はしつつも、15㎞くらいからは、定番の左足底の痛みがではじめた。さすがに5回目のレースなので、自分の中でコースは完全に把握しているし、この辺からが本番だという認識は十分にあった。16㎞すぎ、M氏が、「あとは㌔6分で行っても、2時間切れるから」と言ってくれ、自分よりも前を走れと合図した。かなり気持ちが軽くなり、今度M氏の背中が見えた時は、2時間をオーバーした時だと、覚悟を決め、少し落ちかけていたペースでも、これを保てばいいと奮起。
そこからは、ほとんど時計は見なかったけれど、あと2㎞の表示のとき、一度だけ見た時計の示していた経過時間は、1時間48分。㌔6分で行ければ、行ける・・・でも、もう脚がでない・・・

今まで、そんなに多くのレースを経験しているわけではないけれど、今回のレースのラスト2㎞ほど辛かったのは、記憶にない。何回「もうダメだ・・・」と思ったことか。それでも、脚が前に出てくれたのは、自分の中で、一つの願掛けをしていたからだ。その中身はここには書けないけれど、ただ気力だけで、進めたと思う。あと1㎞の時、ランニング仲間数人に声をかけてもらって励まされたことも力となり、ゴールの萩ウェルネスパークのグランドまで続く上り坂も、「まだ、2時間切れます」という場内放送を信じて、歩かないで進めた。

グランド内のトラックをまわり、電光掲示板が見えた時、その表示は「1:59:32」。
あと20秒であそこにたどり着けるの?
全くスピードはなかったと思うけれど、最後の最後の力を振り絞ってラストスパート。レース参加して初めて、ゴールした瞬間に脚がつり、倒れてしまった。

私の16秒後、M氏がゴールした。Mさん、ありがとう。
 

 


世界一

2015-11-28 19:56:20投稿

フィギュアスケートのことは、ど素人で何もわからないけれど、生放送でみた今日の羽生結弦選手の演技には、感動した。
ジャンプをことごとく成功させ、誰も想像していなかった異次元の高得点を叩きだした彼の強さは、どこから来るんだろう。

フィギュアスケートそのものというよりも、世界一という世界。
どんなスポーツでもそうだが、世界記録を出す選手というのは、肉体よりも、その精神構造は、どうなっているんだろうと考えてしまう。

体操の内村選手は、「世界一になるために、世界一の練習をしている」と言っていた。
おそらく、羽生選手も、世界一の練習をしているのに違いないと思う。ただ、スポーツにおける練習というのは、往々にして、故障の原因にもなるし、量と質の両方が必要だし、ただがむしゃらにやれば勝てるというものではない。いわゆる心、技、体のすべてが世界一でない限り、世界記録なんて生まれないだろうと思う。

試合後のインタビューで、本人が血のにじむ努力をしてきたと自ら話していたのも、本当に練習がきつかったんだろうなと感じた。ただ、今回、こんな高得点をだしてしまっては、今後のモチベーションをどうやって保つのか、これまた、世界一の人にしかないプレッシャーとこれからどう闘っていくのか、楽しみでもあり、不安でもある。
まだまだ、若いし、男性の体力のピークはもう少し先だと思うので、今回のNHK杯が、結局彼のピークだったね・・・とのちのち言われることのないよう、更なる異次元の世界を私たちに見せてほしいとは思う。だけど、これ以上、上があるんだろうかという今日の演技。同じレベルのライバルが現れてくれることが、最もよい彼への刺激になるのだろうけれど、そう簡単にはいかないんだろうなぁ。


スマホデビュー

2015-11-23 22:06:12投稿

「えっ、小笠さん、スマホじゃないんですか?」
数年前から、よく言われるようになった。今やケータイといえばスマホ。特に若い人たちでは、ガラケーを持っている人を見ることがない。
4年くらい前に、我が家にタブレット端末がやってきてからは、携帯をスマホにするメリットはなく、インターネットをみるのなら、タブレットかPCで十分だし、ガラケーのほうが電話としては絶対に使いやすいので、当分ガラケーでいくつもりでいた。
けれど、世の中、なんでもスマホでまわっており、半年くらい前からは、何かの機会に、スマホでないとできない場面に出くわすことが増えてきて、やっぱかえようかなぁという思いがちらり。
スマホにしない一番の理由は、おサイフケータイができないことと、サイズが大きく、ポケットに収まりにくいことだったが、iPhoneでなければ、おサイフケータイもできるようになり、最近、かなり小さいサイズのスマホが発売されたことなど、ほかにも理由はあるんだけど、ついにスマホに機種変更してしまった。

まぁ、使い方は使っていればわかるといわれ、ちょこちょことやってみた連休だったが、色々と困ることがあることもわかった。何が一番困るかというと、今までケータイを目覚まし時計として使っていたので、同じようにアラームを設定してスマホを使うことにしたのだが、朝、アラームが鳴って、その音を消すことができないのが困る。
ガラケーの時は、エニーキーアンサーで、アラームが鳴った瞬間に、ケータイを開いて、なんでもいいからボタンを押すことでスヌーズになった。朝、寝ぼけた状態でも、とりあえず、ケータイを握っていれば、パッと音を止めることができ、5分毎のスヌーズを3回止めたらベッドから出るという生活を何年も続けてきた。
ところが、スマホだと、どこを触っても鳴りやまない。どうやら、赤いところを右にドラッグするという設定のようなのだが、寝ぼけた状態でドラッグをしても、きちんと右方向にはならない。
布団の中で、スマホと闘っているうちに、完全に目が覚めるというメリットはあるものの、その間、アラームが鳴り響き、同居人には迷惑をかけてしまう。
3日ほど、朝の格闘を繰り返し、設定もあれこれと変えてみたりしたが、最後にでた結論。

今まで使っていたガラケーを目覚まし時計として今後も使う。


WLB

2015-11-19 12:38:08投稿

所属している日本産科婦人科学会から、学会のホームページにこういう記事をのせましたというお知らせメールが、定期的に届く。
実際には、時々、学会員として必要な連絡事項があるけれど、メールのほとんどは、表題だけみて削除し、学会のホームページまで見ることはめったにないのが正直なところ。

そんな中で、最近、興味あるお知らせが届き、ホームページをのぞいてみた。
WLBのコーナーに新しい記事をアップしたというもの。

WLBってなに?

ワークライフバランスのことだ。

女性医師の割合が年々増えている産婦人科業界では、女性医師の離職を避けようと、政府よりも早く、色んな取り組みをしている。その一つが、ワークライフバランスを考えた働き方の提唱だ。
男女共同参画社会に向けて、行政や、様々な分野でも活動が行われているけれど、現実問題となると、まだまだ難題山積の我が国。
具体的には、私個人のレベルではいかんともし難いことばかりとはいえ、子育てを卒業した立場で、その取り組みの情報を得るのは、少し気持ちが和む。

今回の新しい記事の一つは、「私のONとOFF」という部分。全国的に活動している産婦人科医師個人のONとOFFを取り上げている。ONにつては、当然、医師としての仕事の部分だけど、OFFについては、家庭のこと、趣味のことなどで、学会で著名なドクターがこんな趣味を持ってたんだ・・・とちょっとびっくりするやら、うれしいやら。
ONで充実している人は、OFFも充実しているんだと、あらためて感じる。
WLBがしっかりしていると、メンタル面でも、バランスが取れると思うので、うつになったり、自律神経症状がでたりしにくいんだろうと思う。
自分自身は、開業医なので、ONの部分は急に替えることはできないけれど、今のところ何とか充実させてもらっているし、OFFのほうは、ケガなく、スポーツを細々と続けたいといったところ。
WLB、どんな人にとっても、ホントに大事なことだなと思う。


ラグビーブーム

2015-11-12 15:23:19投稿

日本全国、にわかラグビーブームである。
W杯の大金星から、突然、ラグビーに関連した報道が多くなり、五郎丸選手は完全に時の人だ。

はっきり言って、私個人は、ラグビーには興味がない。

その理由はというと、第1に、ルールがわからない。
要するにトライすれば、点が入ること、前に向かってパスを出してはいけないこと、その原則は知っている。それさえわかれば、見ていればわかるといわれて、ゲームを見ても、なぜ、スクラムを組むのか、なぜキックをするのか、一向に謎だ。
第2に、見ていると、ケガをしそうで、痛そうで、何がうれしくて、あんな危ないことするの?という気持ちになる。
もちろん、鍛え抜かれたトップ選手では、少々ぶつかったり、こけたりしても、ケガをするようなやわな体ではないんだろうけど、走っているところに、ドカンとぶつかってこられて、たおされるなんて、誰でも嫌に決まっている。
球技といっても、球は丸くないし、大方格闘技に近いように思う。
大体、本当の格闘技、例えば、ボクシングにしても、殴り合いのけんかにしか思えず、私は大嫌いだ。相撲、レスリング、柔道などなど、ルールに基づいて行われるとはいえ、結局、相手に痛い思いをさせれば勝ちという競技は、面白い部分もあるが、あまり好きになれないのだ。
テストステロンには、闘争心を掻き立てる作用があるとされ、それが多い男性のほうが、”闘い”が好きなんだろうし、”闘い”に優れた男性が、女性にモテるのかもしれないけど・・・
確かに、五郎丸選手は、体格もいいし、イケメンだし、W杯直後に、フェイスブック友達リクエスト3000件来たのも、仕方ないとは思うけど・・・

熱しやすく、冷めやすい日本人のラグビーブーム。4年後の日本でのW杯まで続くのかどうか、疑問だけど、私の中では、ラグビー熱が高まる可能性は低い。


深夜の大都会

2015-11-08 23:19:42投稿

「見えん・・・」
日付が変わろうとするころ、都会の繁華街の真ん中で私はひとりたたずんでいた。

診療を終えて、諸々の仕事を片付けてから新山口駅に向かい、のぞみに乗り込んだ。
名古屋どまりの最終便。終着駅でおりたち、さすが、都会の週末は、夜中でも人が多いなと、駅の構内をきょろきょろしながら歩き、タクシー乗り場を探した。ふと、心配になり、財布の中身を確かめてみると、万円札しかない。千円札がなかったら、タクシーに乗るのは、気が引けるよなぁ。ま、地下鉄でいっか。

今度は、地下鉄乗り場を探す。えっと、地下鉄って、ナニ線だったっけ?
昼間、仕事の合間に、その晩泊まる予定のホテルの周辺地図を印刷しておいた。駅の片隅によって、キャリーバックの真ん中のチャックをあけて、中に挟んでおいたコピー用紙を取り出す。地図の余白には、自分で書いたメモ。
”東山線、栄駅、5番出口、徒歩7分”
そう、そう、東山線ね。名古屋駅も結構広いんだよねぇ・・・
やっと、地下鉄東山線改札にたどり着いた。ホームには、まっすぐ進めないくらい沢山の人が並んでいる。これだけの人が全部電車にのったら、ぎゅうぎゅう詰めになるに違いないぞと、女性専用車両と書いてある所で待つ。
無事、栄駅に着き、5番出口を探す。駅の構内には、結構、案内図があちこちにあって、何度も立ち止まり、案内図を確認。5番出口を出たら、左手に進めばいいはず。
5番出口と書いてある階段を上り、ようやく、地上に出る。
出た途端、「どっちに行くの?」

地下で見た案内板の地図が、地上でどの方向になっているのか、自信が持てない。
そして、自分で印刷した地図を出してみる。

いくら大都会とはいえ、こんな夜遅くては、オフィスビルに灯りはともっておらず、結構暗い。地図を見ても、地図に書いてある文字が、暗くて見えないのだ。
街灯の下にいって、よくよく地図を見ても、建物を示す文字が小さくて読めない。悲しくなって、かばんの奥底から、遠近両用の眼鏡を取り出す。周囲の建物を眺めても、ネオンがともったもの以外は何のビルだかわかんないし、地図にある建物の名前と一致するものを見つけられない。空を眺めてみても、夜中の曇り空には、月も出てないし、東西南北もはっきりしない。この地図のこっちが、この道の方向なの??
不安が募る。
何度も地図と周りを見て、おそらくこの方向に違いないと歩きだしてみるも、なかなか目印となる建物がない。その辺を歩いている人に聞こうかとも思うが、声をかけられそうな人は見当たらず。
でも、どうしよう… ホテルに電話してみるしかないか。こーゆー時に、スマホって役に立つんだろうな。ガラケーもそろそろ潮時かなぁ。携帯で、ホテルの電話番号を探そうとしていたら、目の前のビルにNTTとある。
「NTTって、地図にあったよな」
街灯を探して、その下で地図をもう一度眺め、その中にNTTを見つけたとき、体の力が抜けるのがわかった。方向はあっていたが、一筋、道を間違えていたのだ。5番出口からまっすぐ東に進むとだけ思っていたが、東に進む道が2本あっただけの話。そして、通りたかった道に出てみると、オフィスビルばかりだった先ほどまでの道と違って、ネオンだらけの繁華街。地図もよく見えるし、店の名前もよくわかる。
NTTから3分あまりで、ホテルにたどり着いた。

5番出口からすでに30分が経過していた。

 翌朝は、悔しくて、夜明けと同時に明るくなった街を地図を持ってジョギングし、深夜に間違えた道を確認した。
そして、日本女性医学学会に参加。もう、私は、栄の街で迷うことはないはず。


筑波大学

2015-11-01 21:24:32投稿

日本乳癌検診学会に参加するため、茨城県つくば市に行ってきた。

秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、たどり着いたつくば市。
瀬戸内で生まれ育った私の印象は、まず関東平野って広いんだなぁというもの。東京は、高いビルばかりだけど、茨城県に入っても、見渡す景色の大半には、山がない。はっきり言って、田舎だけど、でも、山陽地方の田舎とちがって、だだっ広い田舎って感じ。とはいえ、都心まで、1時間もかからないんだから、比べるほうが無理ってもんかな。
うまれて初めて茨城県に足を踏み入れた私としては、今度またいつ来るかわからないので、よく見とかなきゃと、例によって、早朝ランを決行。

走るコースは決めず、夜明けを待ってホテルを出発。初日は、40分くらいの予定だったので、20分で走れるところまで走って引き返すことに。つくば駅の周囲は、とても整備されていて、道はまっすぐだし、公園も多い。つくばって、何もない、あっても田んぼか畑の大地に、新しくできた町なんだろうなぁというのを感じる。いわゆる下町のような、狭い路地や、古い老舗と呼ばれそうな建物は見あたらないし、とにかく、道路が広い。どの道も、私が生まれる前からあったとはまず考えられない。
そういう意味では、初めてでも、迷うようなところはなく、ただ、ひたすら、アップダウンのない直線を走るのみ。時計をみて、次の信号で引き返そうと決め、反対側の舗道にでると、何やら、そのわきには、建物が見えず、高い木が延々と道路沿いに生い茂っている。「ここは、いったい何?」
と思ってきょろきょろしてみると、曲がり角に看板らしきものが・・・
”筑波大学”
あ、これが筑波大学なのか・・・建った当時、国立大学でダントツに敷地の広いといわれていたあの筑波大学。
よぉーし、明日は大学内を走るぞ!

1日目は、時間がなかったので、2日目の朝も走ることにして、夜が明け始めてジョギングスタート。
目的地をきめていたので、前日と同じ道は通らず、おそらくこの辺が大学の端っこのはずというあたりに向かっていく。土曜日の早朝で、走る車もなく、信号はあってないようなもの。きっとこれが大学だなと思って、走っていると、ようやく、入り口らしきところにたどり着く。「筑波大学 春日エリア」とある。
そして、「春日エリア案内図」で現在地を確認。その案内図の横に、さらに、大学全体図というのもみつけ、それをみて、びっくり。
「はぁ、どんだけ、広いん・・・」
なんと春日エリアというのは、大学全体のほんの一部で、全体は、その10倍はゆうにある。春日エリアだけで、すでに結構走った気がしてたし、大学全体をくまなく走ってまわったら、こりゃ、フルマラソンだわ。
せめて、体育学群のある、本部はみて帰りたいなあ・・・

そこからは、大学構内の並木道を走る。その並木道もどこまで続いているのか、先は見えず、ただひたすらまっすぐ。医学専門学群(医学部と呼ばない)のエリアは、病院、看護師宿舎、ショッピングセンター、健診センターと、ひとつの町を形成している。さらに行くと、学生宿舎の区域で、これまた、宿舎ってどれだけあるの?て感じ。
結局、敷地が広いので、建物どうしが離れて立っているし、とにかく、木がたくさん植えられていて、森の中を走っているような感覚なのだ。所々にある、案内図で、現在地を確認するものの、とても、大学の半分も見られないことがわかり、ちょっとがっかり。でも、まぁ、時間もないし、このあたりで引き返すかと、並木道をUターン。

つくば市も、筑波大学も、とにかく、平坦で広い。何十年か前、ど田舎にこんな巨大な街を作った人々は、すごい地下鉄で、秋葉原から45分で来れるようになる、平成の時代を予想していたんだとしたら、すごいと思う。

 


あなた、歩く人、わたし、走る人。

2015-10-18 20:03:36投稿

前回のブログで書いた試走の本番、第2回防府幸せますマラソンに参加した。

雲一つない青空のもと、紫外線を気にしながら、防府天満宮を出発。
一応、GPS時計をして、ペースを気にはするものの、何せ、アップダウンが多いので、平地、上り坂、下り坂をどのくらいのスピードで走るのがいいのか練習不足の身には、把握できず。
何となく、知人の背中について行ってはみたけれど、彼女とは練習量が違うので、3㎞すぎてから、これはついていく速さではないと、すぐに断念。まあ、今日は、地元の大会だから、目標は、スマイルランを通すこと、決して歩かないことと決めて、自分なりのペースで進んでいった。

5km過ぎてから、勾配のきつい坂が登場し始め、前を行くランナーの中には、歩いている人がちらほら。歩かないと決めている自分としては、走っている人をぬかす速さでは走れないけど、歩いている人は、ほんのちょっと優越感をもって、抜かしていく。心の中で、「歩くなよ」と声をかけながら。
阿弥陀寺の坂を上っていくとき、先に上に着いて、同じ道を下ってくるランナーと何人もすれ違う。数人の知人がいて、ハイタッチをして元気をもらうものの、スピードは上がらない。そして、自分が阿弥陀寺に到着して、下りに入ってみると、自分より遅く坂を上ってくる人の8割は歩いている人々。「私の走りって、歩く人にしか勝てないレベルってことなんだよな・・・」ちょっと落ち込む。

6日前の試走で間違えた道、勝負どころの、最後の長い上りに入ると、それこそ、前を行く多くの人が歩いていた。速くは走れないものの、坂を上るのは、前回の劇坂に比べれば、大したことないと、一人ずつ、抜かしていく。坂をほぼ上り切ったところの給水で、ちょっと元気がでて、後は、下る一方。
しか~し、自分は、実のところ、下りのほうが苦手。上りは、歩かない、歩かないと言い聞かせて頑張るだけなので、気持ち的には嫌いではない。けど、下りはとにかく足に来るし、スピードが出るとつんのめりそうになって怖い。自転車の下りは楽なんだけど、ランの下りは、楽だとはとても思えず。
1km以上続く下りを狭い歩幅でちょこちょこおりて行っていると、上りで自分が抜かした人々にどんどん抜かされていく。
「あんた、さっき歩いてたじゃん。何でそんなに速く走れるん?」声に出さず、文句を言う。

長い下り坂のあとは、天満宮に帰っていく平地のみ。ラストスパートと思いきや、もう、そんな余力はなし。前にも後にもあまり人がおらず、歩いている人をひとり抜かしたくらいで、最後の最後までスピードは上がらず下がらずの状態で無事完走。
一応、自分としては、このくらいかなと予想していた1時間40分は切れたし、歩かず笑顔でゴールも達成。
6日前の筋肉痛がやっとおちついたと思った老体に、また再び同じ痛みが襲うことは、ほぼ間違いないけれど、地元の大会だから、来年はもう少し練習して出たいなと今は思っている。


試走

2015-10-13 18:09:12投稿

10月18日に開催される、「第2回防府幸せますマラソン」にエントリーしている。
出張のたび、いろいろな街でジョギングをするのは、楽しみにしている私だけど、最近、運動の中心は、ロードバイクになっており、時間を測って走ることなど、今年になってまったくしていない。
なので、レースに出るのは、もういいやと思っていたのだが、スタートとゴールが自宅近所の防府天満宮とあっては、一度は参加しとかなきゃと、申し込んでいた。
昨年から始まった、この大会。コース案内図とみると、防府のはずれを走る感じで、14.6kmとお手軽な距離。しかし前回走った知人に聞いてみると、「もう、あんなの2度と走らん!」とのこと。別の人は、「あのコースは鍛えられるよ」

大会ホームページから早速調査。コース案内が、写真とともに、詳しくでていたので、見てみる。前半の、毛利邸、農業大学、阿弥陀寺については、よく知っている道なので、まあよし。そこには、カロリー消費の坂と書いてあり、ここで体力をいかに温存するかが勝負とある。そして、コースの後半、2号線の北側を走って佐波川に抜ける道は、延々と続く上り坂、激ヤセの坂と書いてある。
防府市に住んで15年目になる私だが、普段、車で行動するし、市内中心部以外の道はほとんど知らないため、この劇ヤセの坂がどの道のことを言っているのか不明。
こりゃ、試走しとかなかきゃな。

ということで、連休には必ずコースを試走しようと思っていたので、久々にランニングウエアに身を包み、ウエストポーチにスポーツドリンクをいれて、走り出した。とりあえずの下見のため、スピードは考えず、ゆっくり帰ってくるつもりだったので、予定は2時間とした。
自宅から1kmほどの天満宮前を通り、周防国分寺、毛利邸の門の前をUターン、そこから東へ東へ、大平山方面に向かう。途中、道が細くなるので、一度、手に持った、簡易コース図で位置を確認して、農業大学へ。緩やかなのぼりが続く中、ゆっくりゆっくり、ただし歩かず進んでいった。農業大学、阿弥陀寺と、坂を上って下って上って下ってを繰り返し、ここまでで余力がないといけないんだと言い聞かせる。坂を下り切ってから西に向きをかえ、2号線沿いを走る。そのあと、2号線をまた超えて、北西方面に上っていくはずなんだけど、簡易地図をみても、どこで、2号線を超えるのかわかならい。地下道と書いてあったはずだから、ここらへんだなと、2号線をわたり、山の方向へ。何となく地図と違う感じもするけど、方角はあってるから、行ってみたらわかるだろう。
その後、一般の住宅が、ポツリポツリとしかない、田畑の広がる道をのぼっていき、急に勾配がきつくなり、道が細くなった。”これがあの激ヤセの坂だ!”
おそらく傾斜15%以上はあるだろうなと思いながら、とにかく坂を上っていく。だんだんと山の中にはいるけど、アスファルトの道が続いている限り、そのうち、佐波川沿いのサイクリングターミナルに抜けられるはずだ。
でも、これ、ほんとに激坂じゃん。狭いし・・・
道に、落ち葉や枯れ木が沢山おちており、人影もなく、周囲は森林のみ。なんだか怪しいけど、とにかく上りきれば抜けられる!たしか、主催者のブログに、昨日、コースの掃除をして、落ち葉とか全部拾ってきれいにしたとあったけど、落ち葉だらけのこの道は、本当にコース?
こんなもん、幸せますマラソンなんかじゃなく、登山マラソンじゃん。
だんだんと不安がつのり、木々をゆらす風の音に、寒気がしてくる。GBS時計をみると、すでに出発から12㎞。本来12kmならサイクリングターミナルについている距離。やっぱり違う・・・ただ、とこかに分かれ道はあるはず、それとも来た道を引き返す?それでも、歩くことなくひたすら走って上り続けたところで、前方に車が1台止まっている少し開けたところにたどり着く。
そこは、単に車回しのスペースで、行き止まりだった。左手に木製の階段があり、「登山道入り口」標高461mとある。ここまで来て、やっと間違いがわかるなんて・・・
あとは、ひたすら上った激ヤセの坂を下るのみ。くだりは脚にくるけれど、森の中から早く抜け出さなきゃ。
やっと2号線までたどりつき、時計をみるとすでに14km走っていた。もう、こうなったらコースの下見なんかいいから、はやく家に帰ろう。そう思いつつも、おそらく間違えたであろう分岐点はわかっていたので、西へと進んでみる。すると、工事現場があり、何やら広そうな道。

これが、そのコースだ!

車がポツリポツリ走ってくるし、路面は掃除してあるとみられ、きれい。この道がマラソンコースだと確信し、また走り始めた。なぁんだ、さっきまでの坂に比べたら、ちっとも激坂じゃないじゃん。あぁこれで、佐波川にぬけられるぞ。そう思ったら、少し脚がかるくなった.。
そして、走り始めて2時間が過ぎたころ、ようやく見覚えのある佐波川がみえてきて、サイクリングターミナルにたどり着いた。今年7月に18㎞走ってからは、10km以上を走ったことのない走り込み不足の脚に、痛みがではじめてきた。それでも、すでに夕方になり、歩くと汗がひえて寒かったので、その後も2.5kmなんとか走って、自宅にたどり着いた。

結局、本当のコース+激坂4㎞上り下りで、試走終了。
6日後の本番までに疲れが取れそうにもない。


通販オタク

2015-10-09 23:07:02投稿

身につけているものの半分以上は、通販で買っている私。
大手のネットショッピング会社、通販会社のほとんどのお得意様である。

近頃、朝夕が、めっきり涼しくなり、秋物、冬物が欲しくなる時期だけど、お得意様には、当然の如く、秋冬物のカタログが届く。
この1か月だけで、届いたカタログは10冊以上。カタログには、VIP会員様限定とあるものも多い。
それだけ、買い物をしているということではあるんだけど、やっぱり今年はこんなのが流行るんだとかパラパラとみているだけで、また色々と欲しくなる。

まず、カタログ1冊を初めから目を通して、めぼしいもののページは角を折っておく。
次から次へとページがおられると、少し戻って、折りを戻したりすることもあるが、とりあえず、最後まで一通り見る。
そのあと、また別の会社のカタログを見て、同じように折り目を付ける。
大抵は、そのあたりで、その日は終了。

また、何日かおいて、折り目がたくさん入ったカタログを見直す。折り目をたどり、このページ、何がほしかったんだっけ?とクエスチョンが付くこともしばしばなので、そんなページの折りは戻す。
そんなことを、何日か繰り返しているうち、カタログは、そのままどこかにポンと置かれたまま、そのうえに、仕事の資料が乗っかったりして、忘れさられてしまうこともしばしば。
無駄な買い物をしないためには、そのほうがいいし、忘れ去られたまま、次の季節のカタログがとどくころには、すでに、買う意欲は完全に消失し、季節ものではなくなっている。

ただ、時々、急に思い出したように、折り目のついたカタログを何冊も机のわきに置き、それらを見ながら、パソコンのマイページを開いて、クリックの連続。気づいたら何万円も買い物をしてしまった…なんてこともある。

この秋、そんなこんなで、すでに届いた商品、カーディガンとTシャツとトレーナーとセーターと…
でも、カタログの折り目をみると、コートとパンツとブーツと・・・

買い物の秋ではなく、スポーツの秋にしなくては・・・

 

 


1/3の法則

2015-10-01 23:52:40投稿

医療者向けの雑誌「日経メディカル」のWeb版の本日付号で、気になるコラムが出ていた。
お題は、「女性医師の結婚と1/3の法則」というものである。筆者は内科の女性勤務医で、3人の幼児を育てている(私よりははるかに)若いドクターだ。以下に、記事を抜粋する。

★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
現在、女性医師は全医師の2割弱を占めます。(中略)
 ところで、女性医師の結婚に関連して「3分の1の法則」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。3分の1は生涯独身、3分の1は結婚後に離婚、残りの3分の1は結婚、という法則があると言われているのです。「え?女性医師で幸せな結婚生活が送れるのは、わずか3人に1人だけ?」といささか驚きの数字です。この法則は“都市伝説”のようにも思われるのですが、実際に私の周りをぐるりと見渡しても、ほぼ当てはまっている印象です。

 2012年の総務省「就業構造基本調査」をもとに職業別の生涯未婚率を算出した結果によれば、男性医師の生涯未婚率はたった2.8%なのに対して、女性医師はなんと35.9%に上るそうです。男女間で未婚率にこんなにも開きがある職業は、医師をおいてほかにはないでしょう。ちなみに、女性全体の生涯独身率は10.6%とのこと。医師という職業を選んだ女性は、結婚しない割合がものすごく多いということが言えます。

 また、同じく「就業構造基本調査」において、年収別のデータをみると、男性は年収が高ければ高いほど生涯未婚率は低いのに、女性ではなんと真逆の結果。年収が1000万円を超える女性は未婚率が40%にもなるそうです。「高収入で経済的に安定している」というポイントは、結婚に際して男性にとってはかなり有利であっても、女性においては逆に男性から敬遠され得る「負の材料」になるわけです。 (後略)

★★★★★★★★★★★★★★★★★

結婚してもしなくても、子供を持つ場合と、持たない場合があり、結婚よりも子供がいるかどうかのほうが、仕事には影響あると思うが、3人に1人しか結婚していないというのは驚きだ。私自身、産婦人科医になった時に、結婚して子供もいて、勤務医をしている女性医師の先輩は同門で一人もおらず、とにかく自分は、結婚して子供を産んでさらに産婦人科医を続けるんだと、強い意志を持っていたつもりだった。実際、出産後に、職場に復帰するときに、当時の医局長から、「えっ、働けるの?当直できるの?」と、全く期待されていないというのがわかって、意地でもやめないぞと全面復帰をしたものの、1歳と3歳の子供を抱え、フルタイムでみなと同じだけ当直をこなす生活は、世間から隔絶されている感じだった。今考えても、2度としたくないと思ってはいるし、あんなの人間のまともな生活とは言えないと思う。当時は、前例がないため、時短だとか、当直免除とかということは、自分をはじめ、産婦人科医の世界では考えるひとはおらず、フルで働くかやめるかの選択しかなかった。さすがに女性医師の割合がどんどん高くなり、医局の考えも時代とともにかわってきたが、そのころには、私は開業という道を選択し、15年間の当直生活が終了した。

現在、勤務そのものは、時間通りで過ごせるが、経営者としての忙しさは、また別のものがある。
仕事なんて、なんでもそうだと思うが、責任が重いほど、自由は利かなくなるだろうし、仕事と子育ての両立は、当分、日本社会においては、大きな問題として、続いていくんだろう。
ただ、産婦人科医としては、とにかく、女性には35歳までに、産みたい人は産み終えて、妊娠、出産のリスクを低くしてほしいし、超高齢化社会のため、出生率が上がることをとても望んでいる。
世の若い女性医師たちに、何とか頑張って、子供を産み、仕事も続けてくれと願わずにはいられない。


行楽日和

2015-09-22 22:24:46投稿

暦のめぐりあわせでは、11年先までないらしい9月の5連休。
しかも、日本全国、5日とも晴れマークのところが多く、山口県も、明日の5日目までほぼ雨は無縁の予報。
こんな行楽日和に、アウトドアを楽しまないわけにはいかないと、今日は、久々に、ロードバイクで遠出した。

サイクリング仲間と3人で出かけたんだけど、私以外は、ロングライドの達人。
しかも山口県の地理に詳しくない私は、ひたすら2人についていくのみ。どの道を通るのか、どこまで行くのかもおまかせのままスタート。
一応、70~80kmの予定だからと言われ、てっきり片道と思い、150㎞とか私に走れる(???)と不安だらけ。
いきなり、スタート直後から、秋吉台方面に向けて、けっこうな上り坂。
余計なことは考えず、とにかくついていくついていく・・・

田舎道の景色は、その多くが黄色くたわわに実った稲穂が主役。黄色いカーペットを縁取るように、赤い彼岸花が”今がお彼岸シーズンよ”と言わんばかりに咲き誇る。

それなりのアップダウンを制覇しつつ、20㎞位走った時、「牧場はこちら バーベキューテラス」という看板が目に入った。「こんなところに牧場があるんだ・・・」と右を見た瞬間、「ぎゃーっ」
前を先導する仲間のタイヤに、自分のタイヤがからみ、ものの見事に全身が左側に投げ出された。
よそ見した一瞬の出来事だったので、どうなったのかわからないけど、ビンディングペダルは、両足とも外れ、体は、舗道わきの落ち葉のクッションがいっぱいある土の上にあり、「めっちゃ、上手にこけたね~」と褒められる始末。
ひざをすりむき、履いていたサイクリングタイツに穴があいたものの、自転車は無事で、痛みも許容範囲内だったので、気を取り直して運転再開。

マイバイクのサイクルコンピューターが走行距離36kmを指したころ、道の駅のような(道の駅ではないらしい)ところで休憩。仲間が、「あと6㎞くらいで目的地。」と一言。
「えっ。もしかして、往復で70~80kmってこと?それって、楽勝?」

よくよく考えれば、私が日帰りで片道そんなに走れるわけはなく、馬鹿なことを考えていたと、ほっとするやら、可笑しいやら。一応、現在までの1日最長走行距離97kmの私としては、80kmなら大丈夫だろうと・・・

目的地について、昼ごはんを食べた後、行きとは別の道で帰ることになったが、走行距離60kmをすぎたころから、急に脚が重くなり、仲間の背中が遠くなることしばしば。
少し道が下っているときは、風をきり、景色を楽しみながらすすめるけれど、ちょっとでも上りになると、極端にペダルがまわらない。
結局、二人に助けられながら、帰り道は遠回りだったため、全走行距離は92.5㎞で本日のサイクリングは終了。カロリー消費と、擦り傷のお土産がついてきた、5連休唯一の私の行楽となった。


TROLL BEADS

2015-09-13 22:45:42投稿

大きな宝石のついた指輪やペンダントをしている人をみると、見せびらかしているような気がして、あまり素直に「素敵ね」と思えない私。宝石ったって、石には違いないわけだし、石にそんなにお金をかけても・・・という気もある。
なので、自分の持っている数少ないアクセサリーには、どこについているのかわからないくらいの小さなダイヤ以外、宝石というほどの石がついているものはない。
クリスタルという名のガラスだったり、天然石という名(?)の石だったりがゴロゴロついているアクセサリーも持ってはいるんだけど、何だか安っぽい。そりゃそうか・・・

そんな私が現在、はまっているものがある。デンマーク生まれのTROLL BEADSというアクセサリーだ。
BEADSという名の通り、単なるビーズなので、チェーンに通したものをアクセサリーとして使うだけ。だけど、いろんな種類のビーズがあって、集めていると、きりがない。
洋服や季節に合わせて色を考えて並べ替えたりできるし、花や動物の形をしたシルバービーズなど思わす微笑んでしまうようなユニークなものもあり、とにかくいろいろ組み合わせられる。
初めて見たのは、広島の百貨店で、自分でオリジナルのアクセサリーが簡単に楽しめるのが気に入って購入。全国でも、都会の百貨店にしか、ショップがないので、(当然山口県にはない)学会などで、都会に出かけた時に、ひとつ、ふたつと買い足していくのを楽しみにしていた。

ところが、都会に行かなくでも買えることが判明してしまった。
得意の通販、ネットショッピングである。

実際に目で見ることはできないけど、所詮ビーズなんだから、目で見ても、写真でみても、大差はない。クリックひとつでいつでも買えるとなると、私の性格上、歯止めが利かなくなる可能性が高い。
一度に何個までにするとか、1か月いくらまでにしておくとかしないと、次々に買ってしまう恐れがある。ビーズの値段も、かなり安いものからあるとはいえ、数が増えれば、金額はその辺の”宝石”と変わらなくなってしまう。

誰か、トロールビーズの通販ページを削除して~

 


生涯スポーツ

2015-09-07 23:00:21投稿

雨の日曜日、維新百年記念公園の体育館で、山口市民卓球大会が行われていた。
そこを訪れた目的は、別のことだったけれど、たまたま、知人を見かけ、その大会をのぞいてみることになった。

私個人的には、中学校の1年半と、大学の6年間、低レベルながらも卓球部に所属していたので、卓球ができないわけではない。研修医時代は、医師卓球大会にでたり、山口県の職員だった時には、県職員球技大会の卓球部門に出て、試合をしたこともある。だけど、要するに技術が足りないので、自らが頭の中でイメージしているようなプレイはまるでできず、ここぞというときには、負けてしまうので、何だが楽しいものではなかった。もちろん、練習せず、試合に出て、勝てるわけないし、卓球というより、運動と呼べることをまるでしていなかったので、脚が動かないのも当然。
そんなこんなで、最後にラケットを握ってから7年くらいたつ。
ランニングを始めたのも、卓球と違って、一人でいつでもできるし、少しでも速かったり、長く走れたりすると、この年でも上達したように感じることができるので、楽しみにもなってきた。

だけど、今回、市民卓球大会をみて、すごく、うらやましくなった。
とにかく、プレイしている人、皆が、楽しそうなのだ。
山口市の地区対抗戦で、地区ごとにチームを組んでの、団体戦。年齢や、性別を合わせて、対戦していくみたいだけど、決してレベルは高くない。なのに、おじさん、おばさん、(おじいさん、おばあさんのほうが多いと思われる)たちが、ユニフォームをそろえて、頑張っているのが、ほのぼのとしていて、見ている自分も笑顔になれた。
もちろん、この日のために、みんな練習はしているんだろうけど、勝っても、負けても、楽しそうなのは、スポーツの持つ力なんだろうか・・・

市民スポーツ、生涯スポーツとして、卓球っていいもんだな。
球技でもバスケやバレーを70歳、80歳でするにはちと厳しいだろうし、メンバーの数が必要な競技はあまり年寄り向きでない。テニスもよさそうだけど、屋外のスポーツは、季節や天候に左右される。
最近は、ロードバイクを健康のためのスポーツとして続けていこうと思っている自分だけど、またラケットを持ってみようかなとちょっと考えたりしている・・・


泊り客

2015-09-03 11:38:57投稿

2週続けて、週末に複数の泊り客を迎えることになった我が家。

15年前に、今の自宅を建てることになった時、2年間のアメリカ生活を経験したあとだったので、庭には芝を植えてバーベキューテラスを作りたい、いつでも誰かが泊まりにきてもいいようにしたいetc etc… 今考えれば、およそ日本の生活では、ほぼ不要なものを色々盛り込めるように設計を頼んだ。
もちろん、すべてがかなうわけはなく、妥協するとこは妥協して建てたわけだけれど、一応、狭いながらも「客間」と呼べる普段使わない部屋がある我が家。

初めのうちは、親戚を中心として、新居の披露も兼ねた泊り客がちょこちょこ来ていたけれど、そのうち、そんなこともなくなり、生活に追われるうち、その「客間」は、100%「物置」へと化していった"(-""-)"

今回、久々に、泊り客がやってくることになり、その「物置」は本来の姿にもどるべく、この家の住人が最も苦手な”片付け””掃除”に取り組むことにあいなったわけである。
実際には、部屋の床を埋め尽くしている、いるのかいらないのかわからない物品たちは、別の部屋に転居したに過ぎないが、なんとなく、「物置」から「部屋」のようにはなった(^◇^)
最後に開けたのがいつなのかもわからない窓をあけて、風を通し、カーテンも洗ったりしてみる。掃除機をかけると普段使っていないので、フローリングに敷いたカーペットは、ほかのどの部屋のカーペットより新しくてきれいじゃん(^^♪
見違えるようになった部屋全体を見回し、ちょっとうれしくなったのもつかの間、よく見ると、窓枠は真っ黒、棚に飾られたものも、ちょっと触れるだけで、綿ぼこりが舞う。
「これ、全部拭かなきゃ・・・」
化学雑巾や、ウエットティッシュなど、本当の物置に積んであった使い捨ての掃除用品を取り出し、あちこちを拭き始めた私。
やっと、「客間」の体裁が整い、一息ついたところで、泊り客が必ず使うであろう、トイレ、風呂、洗面所、廊下、階段と、”点検”してみる…
毎日見ているはずなんだけど、よく見ると、どこもかしこもよくもまあこれだけほこりかぶっていることよ。
特に、幅1cmもないような、例えば、コンセントの差込口の上の部分だとか、床から5cm程度の桟の上とか、階段にかけてある絵画の上とかは、まさに埃の絶好の住み家。
拭くたびに、真っ黒になり、どんどんと使用済みウエットティッシュの山が高くなっていく。
「どんだけ、我が家って汚いん?ハウスダストのアレルギーの人だったら、アナフィラキシーショックですでに息絶えてるよねぇ…」

最近、ランニングをさぼりがちで、運動量がかなり落ちていると思っていたけれど、普段使ったことのない筋肉を酷使して、カロリーを消費したせいか、数日で、体重と体脂肪率が若干減って喜んでいる自分。

泊り客さまさまである。


新大阪

2015-08-24 19:57:58投稿

週末、大阪医科大学で行われた、産婦人科乳腺医学会に参加するため、新大阪駅そばのホテルに1泊した。

関西に親戚があることもあり、新大阪駅は20年以上前から年に1~3回は利用しているけれど、これがまた大きな駅で、増改築を繰り返しているので、なかなか駅内のどこに何があるか把握できない。
半年くらい前に、家族ででかけたときには、駅構内で、トイレに行くため、家族と離れた後、もどれなくなったという”迷子事件"まで起こしてしまった私・・・
新大阪駅と同じくらいよく利用する東京駅。新大阪駅よりはるかに大きい、東京駅では迷ったことはないのに、なぜ新大阪で迷うのかというと、東京は、ほとんど仕事で行くため、一人で行くことが多く、常に案内板などに注意して行動するからだと思う。大阪は、半分以上は、家族で行くため、何となく、駅内を移動していることが多いので、いつまでたっても、構造が頭に入らないのだ。

今回は、一人で訪れたため、例によって、朝早く起きて、新大阪駅周辺をジョギングすることにした。
日曜日の朝6時過ぎというのは、大体が静まりかえっている時間帯のはず。ジョギングウェアで、駅の中を走っても誰も文句は言わないだろうと思って、ホテルから駅の中に入ったが、さすが大都会の夏休み中とあって、すでに、人がチラホラ。いくつかのお土産店はすでに営業中。
やっぱ、駅の中を走るのはやばいかな・・・
しかたなく、駅の構内は歩くことにし、外へ。目に入った屋外につながっている扉を出てみると、そこはタクシー乗り場。屋外なのに、1階ではない。どこからおりるのかとぐるぐる回っていると、降りる道は、すべてタクシー専用。しかたなく、また構内にもどり、うろうろしたあと、ようやく外へ。
そこからは、わかりやすそうな道をジョギング。専門学校や事務所が多い地域で、あまり一般住宅はないようだなぁ。

夏の朝日がまぶしく、影を選びながら適当に走っていると、西中島南方の駅に到着。「あ、地下鉄御堂筋線だな」と思っていると、目の前の道路に「御堂筋」と書いてある。なかなか私も大阪通じゃん・・・
御堂筋を直行して、さらに走ると、淀川区役所。そして今度は十三の駅。また別の駅まできたというだけで、結構遠くまで来た気になる。時計をみると7時を過ぎていたので、Uターンすることに・・・別の道を走って迷子になったら困るので、来た通りの道をもどり、新大阪駅に帰る。
出発するときには、ほとんど人がいなかった駅の1階では、黒山の人だかりがあちこちに。どうやら、各種のミニバスツアーに出かける人たちの集合時刻らしい。

汗びっしょりのジョギング姿のおばさんなんて、駅の中で明らかにういているとは思ったが、そこは田舎者根性。駅の売店で、飲み物をゲットし、一息ついて、ホテルに戻る。
これで、私も、新大阪で、もう迷うことはないぞ。

  

  


京都

2015-08-17 19:24:04投稿

お盆休みの間、私用で京都周辺をうろうろしていた。
全世界の観光地の中から、京都が人気上位にランキングされたと、最近ニュースになっていたが、かくいう私は、高校の修学旅行以来、京都を観光したことがない。

京都駅から一人で嵯峨野線に乗り込む。
始発で、出発まで少し時間があり、あいた座席にすわって周囲を何気なく観察。隣の二人ずつ向かい合った席に、ひとりだけ、20代くらいの男性が一人座っている。そこへ、5歳と2歳くらいの女の子をつれた、中国人家族が、残り3席にすわり、2歳くらいの子のほうは、お父さんの膝へ。4人席の一人だけ、日本人男性というシチュエーション。私がその男性の立場だったら耐えられんなと思いつつ、観察続行。父親の膝にすわった妹と隣にすわった姉が喧嘩をはじめ、父親がたしなめる。向かいの母親は知らん顔。喧嘩がやや収まったかと思いきや、今度は、父親がiPhoneで、娘たちの写真をとる。
「わ、あの男の人、気の毒・・・」と思った瞬間、彼は立ち上がって、その席を出て行った。
中国人親子は満面の笑み。
気づくと、電車内はかなり混雑してきて、中国人親子と私の間には、胸の大きくあいたタンクトップに短パン、リュックサックといういかにも西洋人の夏のいでたちの女性二人。英会話の内容からは、降りる駅が何番目であるかを確認している。
そして、座席の背中側からは、何語か私には理解できない(多分スペイン語だと思う)会話が聞こえてくる。

「日本語が聞こえてこない・・・」

タクシーの運転手さんによると、真夏で、観光シーズンのピークではないとのことだったが、数日間、京都駅を中心として行動している間に感じたことは、とにかく、日本語を話さない人の率が高いということ。
デパートの店内放送からして、3か国語なのだから、まぁ、京都って所は特殊なんだなぁ・・・

結局、今回もまた、金閣寺すら見たことのない私の、観光しない京都の旅は、あっという間に終わってしまった。


故郷

2015-08-10 22:25:05投稿

広島市内で生まれ育ち、被爆2世でもある私。
仕事その他で、広島には年に何回かはでかけているが、平和公園にはもう何十年も行っていない。

戦後70年の節目の年、週末に広島で泊まることになったので、朝早く起きて、平和公園の近くを走ることにした。
70年前の8月6日と同じように、よく晴れた夏の朝、平和大通りを走っていると、被爆者の慰霊碑が公園外にもあることを知る。平和祈念式典が3日前に行われていたので、千羽鶴とお花がそえてあり、立ち止まって手を合わせる。
平和大橋を渡りながら、この川に何万人もの人が亡くなったんだと思いをはせる。

小学生のとき、毎年のように、平和公園写生大会に参加していた。5年生のとき、広島市長賞をいただき、その時にもらった自分の絵が印刷されたたては、40年近くたった今も大切に持っている。
そのころ公園の片隅に座って、絵をかいていた自分を思い出しながら、公園内をゆっくりと走り、慰霊碑ごとにてを合わせていく。
世界遺産、原爆ドームも相生橋の向こうからはいつも見ているけれど、すぐ近くにいって見たのは、30年以上はたっている気がする。思わず目を閉じて黙とう。

記念式典に臨時に建てられたテントの撤去作業、広島市長や安倍総理が手向けた花輪の数々、何万もの折り鶴などをみながら、ゆっくりと公園内を走り、平和に思いをよせる朝。

被爆二世として、伝えていかなければならないことがある・・・
 


勲章

2015-08-02 17:57:09投稿

ものの見事にはまってしまった。
何に?
側溝に・・・

7年前に、クリニック裏の毎日通る路地の側溝にはまったときも、よそ見しながら歩いていて、片脚踏み外した。おそらく、人間の方向感覚というものは、自らの目線の向きで得られるものだろうからまっすぐ歩いているつもりが、斜め後ろを振り返りながら歩くと斜めに進んでしまうのだ。

なかなか慣れない、ロードバイクのビンディングペダル。
右足をペダルにはめ、バイクを漕ぎ出してから、左足をはめようとしたら、すんなりはまらない。ペダルの向きが悪いのかなと、足元を見てカチッとはまったと思ったら、すでに自転車全体が溝から2cm位の位置を走っており、60㎝程度の幅と深さのそのコンクリートの凹の部分にドスンと、まっすぐに着陸。
「ギャッ」

自分自身は、どこにも接触していないので、そのまま、脱出して終り。
景色の9割は緑という、ド田舎の道には、この事実を目撃した人はいない。

もし、この溝が3m以上の深さがあった場合。
通りがかりの人はいないから、誰も救いには来てくれないだろうなぁ。あっ、そうか。私には携帯がある。携帯で助けを呼んで誰かが到着するまで、この、草ぼうぼうの溝で汗びっしゃりの体では蚊に刺されまくるかもしれない。熱中症でたおれてしまったら、ニュースの地方版で、「ロードバイクに乗った医師、溝に落ちて、意識不明の重体」なんて言われたら恥ずかしすぎる・・・

溝から出ながらバカなことを考える自分。

それでも、走り出してみると、意外と普通に走るので、その後40㎞の一人サイクリングを決行して帰宅。
側溝突っ込み事件については、誰にも告げず、よくよく愛車を眺めると、なんだかブレーキパッドが左右対称でない気もする。

やっぱ、プロに見てもらっておこう。

いつもお世話になっている、自転車ショップに、点検に出す。
半日後、マイバイクを引き取りに行くと、
「大変なことになってました。」
後輪のホイールが歪み、半径×半径×3.14で面積を求める形の基準が崩れていたとのこと。
「ディレイラーも曲がってました。」
「ハンドルも歪んでました。」
「かなり衝撃が強かったみたいで、怪我されたんじゃないかと心配したんですけど」

「私はどこにもあたらなくて、全然大丈夫だったんです。自転車が傷だらけになっちゃって…」
「仕方ないです、勲章ですから。」


メインテナンス

2015-07-27 16:25:24投稿

ロードバイクに乗り始めて1年半。天気がよく、時間もあるときしか乗らないので、いまのところ合計走行距離は1800km位で、1カ月100㎞平均くらいしか乗ってない。
まあ、距離稼ぐのが目的ではないので、そんなことはどうでもいいんだけど、1800㎞走る間、パンクなど、走れなくなるようなトラブルがないのは、運がいいだけとはわかっている。
乗り始めのころ手にした、ロードバイクのマニュアル本には、パンク修理も自分でできない人は、乗る資格がないと書いてあり、タイや交換の練習をしなきゃと、いつも思うには思ってきたけど、必要性にかられないので先送り。
どこかに出かけるときにも、車がミニバンで、バイクは車輪をはずさなくても、ポンとのってしまうため、タイヤ交換どころか、車輪を外すこともない。
スポーツバイクと呼ばれるものは、大体、車輪が外せるようになっていて、特に前輪は、レバーをあげるだけなので、着脱簡単。後輪は、チェーンがスプロケットにかかっているので、ちょっとだけ複雑。そんなこと、知ってはいるけど、外す必要がないから外さないだけで、今まで過ごしてきたのだ。
形から入る自分としては、パンク修理セットと、自転車を分解して運ぶための輪行袋は買ってそなえてあるが、自慢じゃないがそれらは買ったままの状態で、封をきったことばない。

この週末、意を決して、車輪外しに挑戦。
家の玄関に愛車が置いてあるので、自転車マニュアル本2冊と、タブレット端末、おやつと飲み物も忘れず玄関マット上に並べ、気合を入れる。YouTubeで、車輪外しの動画があると知人に聞いたため、まずはそれを検索して、閲覧。何となくわかるけど、動画といってもあんまり詳しくないので、詳しく出てそうな、自転車ショップのホームページにたどり着く。ざっと目を通してから、今度はマニュアル本を広げる。ほぼ似たようなことが書いてあり、「できるんじゃねぇの?」

まず、前輪外し。これは過去に一度やったことがあるので、すぐにできた。問題の後輪外しに入る前に、外した前輪を雑巾でよく拭く。スポークも1本ずつ拭き、玄関の上に置いておく。
いよいよ後輪。シフトをアウターとトップにかえてから、車体をひっくり返す。ブレーキを解放するとよいと書いてある。「ブレーキ解放って何?」
ひとつひとつ、2冊の本と、端末の説明ページをみてからやってみる。やっとレバーを外しゆっくり車輪を持ち上げる。チェーンに引っかからないようにはずすと、心配する間もなく後輪が外れる。「簡単じゃん…」

はずれた車輪は良いとして、問題は、残った本体。当然といえば当然だけど、チェーンが外れてぶらさがった状態。チェーンが外れたってことはこれをなおさないと、元に戻らんよね。どやって戻すの?後輪をつけるときにはめるの?このままの状態だと、自転車ショップに持って行ってなおしてもらうしかない?
プチパニックに陥る。

飲み物を飲んで一息ついてから、本をよく読み、チェーンを手ではめていく。これをこうやるとはまるのか…
そうこうしているうち、手はチェーンの油で真っ黒。その手で本体をさわるので、きれいなはずの本体にも黒い手垢が…
チェーンって、もともと、こんなに真っ黒でどろどろでいいの?油がとれたら困るから、拭かない方がいいの?こんなに真っ黒になるんじゃ、後輪を外すたびに大変じゃん。

そしてまた、端末で検索。「チェーンのクリーニング」という項目。
その写真に写っている自転車のチェーンは、ちっとも真っ黒じゃない。なんと、チェーン洗浄機というものが、世の中にはあるのだということも知る。
クリーニング専用の液をつけて、いらなくなった布でふき、スプロケットの隙間も、布を突っ込んできれいにすると書いてある。
チェーンというものは、黒ではなく、銀色なのだ…

洗浄液などは持っていないので、とりあえず、すでに白いところを探すのが難しい状態になった、いらないタオルで、チェーンを回しながら拭く。なんせ全体が真っ黒なので、拭いても拭いても黒い。それでも、きれいな方が、チェーンも長持ちするし、シフト操作もスムースになると書いてあるのを信じて拭く、拭く、拭く…
何となく、チェーンとスプロケットが銀色だとわかる状態になり、一安心。次に、拭きすぎで滑らないかもしれないと、適当に潤滑油をスプレーしたりしてみる。

更に輪行バックに詰めるところまで、練習するつもりだったけど、ここまでで疲れ果て、あとは車輪をもとに戻すことに。
前輪をすぐに戻した後、後輪はチェーンの間をぬうようにしてはめる。何となく、チェーンをよけておいてはめてみると、いつの間にか、後輪がもとに位置に戻る。あとはブレーキを元に戻して、レバーを閉めたら完了。

ただ、これでこの自転車は元通り乗れる状態なのだろうかという不安が…
スタンドにたてて、サドルを手で回してみると、一応、車輪は回る。シフト変換もできる。「よっしゃ」
それでも、この状態で、乗ってみる勇気はなく、今回のメインテナンスはこれにて終了。次に乗ろうとしたとき、前に進むことを信じて。


東京百景

2015-07-23 10:04:01投稿

ピース又吉さんが芥川賞を受賞したとことが、結構な話題になっている。
芸人としての活躍を、全く知らない私が、彼の存在を知ったのは、半年くらい前?に、作品「火花」が評判がいいということをNHKのニュースで見た時だ。
その時の印象としては、芸人っていろんな人がいるんだなぁといったもので、その「火花」を読んでみようとまでは、思っていなかった。
というのが、大体、話題作というのは、読んでみて、読んでよかったという感想を持つことが少ないのが、私のホンネであり、所詮、芸能人が書いた小説なんて・・・という気持ちもあったからというのが正直なところ。
数年前の村上春樹氏の「1Q84」にしても、大作家の大傑作だから読まないと流行に後れてしまうと、半ば義務感に駆られて書店に出向き、増刷後のものを買って読んだけど、あまりにすごい比喩表現がいたるところにちりばめられている文章そのものには感動したものの、ストーリー的には、私好みからかけ離れ、「こんなに読むのに疲れる本、読まなくてよかった」と思ってしまった。
ま、何事も、好みというものがあるので、村上文学が好きな人は好きなんだろうとは思う。

というわけで、「火花」のことも、あまり関心がなかったけれど、なんと芥川賞まで受賞してしまったからには、かなり気になってしまって、やっぱり一度読んでみなきゃと思い、書店に出かけてみた。
しか~し
さすが、ミリオンセラー、どこの本屋に行っても売り切れ。
売上第1位と書いてあるポスターははってあるものの、肝心の本はなし。
現在も、増刷に増刷を重ねているみたいで、1週間も待てば、手に入るようなので、もう少し、待つことに・・・

ただ、又吉直樹という人物を全く知らないので、「火花」以前に、いくつかエッセイを書いているということを知り、エッセイなら読みやすいだろうからと考え、Amazonで、検索してみた。これまた、芥川賞のあと、同じようなことを考えている人が多いようで、いくつかの本は、新品は手に入らない状態。それでも、何か1冊くらいは読もうと、古本販売のルートから手に入れた彼のエッセイ集、「東京百景」

 読んでみて、エッセイなのに、表現が複雑で、何やら神秘的というか、凡人には想像しえない彼の空想の世界に圧倒された。読んでいる側の胸が苦しくなるような自意識に対する感覚・・・私なんかには到底真似できない文章力は、10年以上も続いたお金がない生活と、膨大な読書量がうんだ賜物なんだろうと想像がつく。過去に話題になったような、芸能人やスポーツ選手の書いたエッセイとはかけ離れたレベルのものだった。

私自身、文章を読むのも書くのも、結構好きだけど、自分の国語力は、中の中レベル。このブログにしても、彼に見習って、もう少し、豊かな表現を使えるようになりたいと、一晩で読み終えた276ページだった。


周防往還自転車道

2015-07-16 23:16:29投稿

ビンディングペダルに替えてから、梅雨になったり、体調を崩したりで、なかなかロードバイクに乗ることができなかったこの1か月だったが、今日は、台風が近づく前にと、久々に一人サイクリングに出かけた。

今のところ、ビンディング最大の弱点、シューズとペダルをとっさに外せずこけてしまうトラブルは、一度もなく過ごせてきたので(こけそうにはなった)、今日も第1の目標はこけないこと。

どこに行くとも決めず、何も持たず、自宅から1㎞走ったところで、飲み物をゲットすることに。よく使わせてもらっている、道端の自販機をめざし、止まるときにこけないようにと、目標の10メートルくらい手前から両足のクリートを外し、降りる準備万端にして、いざ、サドルからお尻をはずそうと左足に力を入れた途端、外したクリートが、ピタッとまたペダルにはまってしまい、そのまま、左側に自転車もろともバッタン。
ついに、初めての立ちごけ…
左ひじを打撲し、擦り傷をつくってしまって自分も痛かったけれど、それよりも痛かったのは、バイクそのもののケガ。
コントロールレバーが大きくまがり、後輪のクイックレリーズレバーは傷だらけ。
どこかにぶつけたわけでもない(地面にぶつかった)のに、こんなにまがっちゃって…
しばし呆然。
このままじゃ、運転できないから自転車ショップにもっていこうかと思ったけれど、この程度でまがったのなら、自分の力でもどせるかもと思い、ハンドルをもって、思い切りレバーを動かしたら、何となく元通りにはなった感じ。

ま、これなら乗れるな。と気を取り直して、再び走りだしたのはいいけど、風も強いし、またこけるの嫌だし、今日は、アップダウンや信号の少ない走りやすい道にしておくとしよう。

ということで、久しぶりに、周防往還自転車道に繰り出した。

周防往還自転車道は、防府と小郡を結ぶ山陽本線と並行して走る部分がメインで、ほぼ信号はなく、自転車歩行者専用道路なので、車もいないという優れもの。ちょっと単調で、面白みに欠けるサイクリングロードだけど、転倒と天候のリスクを考えると丁度良いと判断。

防府市の西の端、台道のあたりから、専用道路となり、すいすいと走ってはいたけれど、蒸し暑さのせいか、やたらとトンボが飛んでいて、トンボと顔面衝突。ホント、今日はついていないなと、あまり楽しくないサイクリング。
台風が近付いているので、風が強いのは仕方ないとしても、曇りだから日焼けしなくていいやと思ってたのに、急に日が照りだす始末。暑くて熱中症になってはいけないと、15㎞漕いだ時点で、500mlのペットボトルは空に。

風向きが追い風になると、時速30㎞は楽に出て、爽快になるけれど、向かい風になると、平坦なはずの道が上り坂と感じるくらい進まなくなる。最悪なのは横風で、車体がカーボン製で軽いので、ハンドルをとられてこけそうになる。とにかく、こけてはいけないと、そればかり考えて走っていると、面白くなくなる。
途中からは開き直り、今日は、ゆっくりと周防往還自転車道を満喫しようと少しペースダウンすることにした。
片道20㎞で折り返し、四辻駅で、2本目の飲み物をゲット。ビンディングを時々外して、フラットペダルにかえつつ、自転車道の道しるべを見ながら、電車との並走を楽しみながらまったりとバイクを漕ぐ。

何度も通った道のはずなのに、小さな橋に自転車の模様が入っているのに、今日初めて気づく。ほとんど、人影のない道だから、道が分かれるごとに、自転車道はこちらと、標識がたっており、よく考えると親切な道だよなぁ…
こんな、信号もない、車も来ないような自転車道が、自宅からすぐ近くにあるなんて、都会では味わえない田舎暮らしのよさ。トンボが多いのは、ご愛嬌としよう。

散々なサイクリングのスタートではあったけれど、約40㎞、走り終えるころには、久しぶりのライドでちょっとすがすがしい気分。立ちごけの恐怖はなかなかなくならないけれど、今の私にとっては、一番楽しくカロリー消費できるのは、やっぱりロードバイク。

 


予備校講師

2015-07-07 23:58:43投稿

「今でしょ」で一躍有名になった今や芸能人ともいえる林修氏。
そのおかげで、東進ハイスクール、東進衛星予備校は、コンビニと同じくらいあるのではないかというくらい、どこにでも進出している。
自分が受験生だった30年ちょっと前にも、今ある大手予備校(ちまたでYSKと呼ばれる)はあり、私もその一つにお世話になっていた。(そのかいあって、第1志望ではない山大になった・・・)
そのころは、予備校も少なく、大手以外に通う生徒はあまりいないようだったが、今やYは崩壊寸前だし、九州山口地区では、N予備だし、あのころなかった東進はそこらへん中にあるし、大手は苦戦しているようだ。
それでなくても、センター試験が廃止にむかっている受験業界は、他人事ながら大変そうである。

そんな中でも、このギョーカイで生き残っていくには、とにかく、稼げる講師が必要らしい。
ここ数年、大学受験にかかわることが多く、予備校関係者と話す機会が何度かあったのだが、人気講師というのは、その筋からのヘッドハンティングがあるようで、3つの予備校のかけもちなんかはザラとのこと。要するに、どこかの予備校の正職員として働くわけではなく、芸能人顔負けのフリーアナウンサーのように、売れっ子講師は、あちこちに登場するってことだ。今日は、東京、明日は、九州で授業なんて当たり前。それだけ交通費を出しても、予備校側がひっぱってくるほどの講師たちは、高額納税者に違いない。
実際、東進をはじめ、最近の予備校は、衛星授業が多いので、一度録画しておけば、何千人もの受験生に教えることができるわけだし、教壇に立つナマ授業との両立も可能ということらしい。
そんな引く手あまたの講師の授業たるもの、どんなものかと、20年くらい前から看護学生に細々と講義をしている自分としては、とても興味があった。
 
数学、理科、社会に関しては、30年前の100分の1くらいしか知識がないと思われる自分でも、英語と現代文なら、何とかついていけるかもしれないと、何度か予備校の授業に潜り込ませてもらったことがある。
受験生を眠くさせないコツというか、冗談の混ぜ具合が絶妙で、それでいて、時間内に予定していた内容をすべて教えきるという英語の授業は、本当に興味深いものだった。その講師も、聞くところによると大手2校でも教え、日本全国渡り歩いているらしかった。渡り歩きながら、彼らは、今日のネタは何にすると決め、脱線する部分と問題を解く授業の時間配分をしっかり準備した上で講義しているのに違いないと感じた。
つい先日、人気現代文講師の公開講座に参加してみたが、彼もまた、明らかにネタを準備していた。若い生徒たちが笑ってくれそうなジョークでひきつけておいて、勉学の核心部分にもっていくという技。学校の先生たちにも見習ってもらいたいし、自分もそのあたりを身につけて、何とか学生を眠らせない授業をしたいなあと考えさせられた。

ただ、人気予備校講師は、林修氏もそうだけど、いわゆる世間でいうとのことろのアウトサイダー的な人が多く、いろんな職業を転々としていたり、大学をいくつも出たりしているような人が目立つ。近頃では、そんな講師にあこがれて、初めから予備校講師を本職として目指す若い人も結構いるらしいけど、やはり、あの生徒を引き付けるカリスマ講師の源は、一般人とはちがう人生経験じゃないかと思う。まぁ、どんな職業でも、カリスマといわれるような人たちは、多かれ少なかれ一度はレールから外れている場合が多いような気はする・・・

なかなか難しいけれど、少しでも、自分の講義を聞いてくれた人が、あの授業は面白かったといってもらえる講義をしたいものだと、予備校講師を見習いたい看護学校講師の私である。


トップアスリート

2015-06-29 22:38:19投稿

今日から、ウインブルドンが始まる。
昨日、NHKスペシャルで、錦織圭選手の特集を放送していたけど、その内容は、世界のトップ選手というのは、研究しつくされるんだというものだった。去年のUSオープンで決勝に進出して、名実ともにトップ選手となったわけだけど、その後、トップ3の選手になかなか勝てないでいるのは、やはり、研究されているせいもあるみたい。徹底的にデータ分析することが容易になった今の時代、トップアスリートというのは、ホント、大変なんだな~とあらためて感じることができた。

そして、昨日は、卓球のジャパンオープンの最終日でもあった。
最終日に残った唯一の日本人選手、吉村真晴くん。世界ランク30位の彼が、20位以内の選手を次々にやぶり、決勝に進出した。テニスの4大大会のような注目度はないけれど、卓球関係者にとっては、すごい出来事。
個人的に中3の時から彼を知っている私としては、感動ものの大会だった。
高3で、全日本チャンピオンになった時も、このブログに書いたけれど、それ以降、なかなか活躍できないでいたところ、今年5月の石川佳純選手と組んだミックスダブルスで、世界選手権銀メダルを獲得してから何か勢いづいた感じ。
もともと、トリッキーなプレーが多く、山口県にいた高校生のころも、県内の試合など、たまに出場すると、会場がざわめくようなボールをみせてくれたものだった。
今回の準決勝でも、サーブ、レシーブがものすごくよくきいていて、それが勝因だと、素人ながら試合をみて感じた。そして、これからは、世界のトップ選手として、研究されまくるんだろうなとも感じた。ダブルスのパートナーである、石川選手も、どうやってサーブを出しているかいまだにわかりませんといっていた、中国選手をも唖然とさせるサーブの精度を、研究されつくされても保ち続けるのは、並大抵のことじゃないと思う。
でも、それでも、勝ち続けていくのが、真のトップアスリートであり、真晴くんにもそうなってもらいたい。

リオデジャネイロオリンピックに出場する可能性も高くなって、うれしい限り。
オリンピックに出られたら、真晴くんと一緒に撮った写真、部屋に飾って自慢しなきゃ。

がんばれ、がんばれ、真晴!!


カープ女子

2015-06-23 21:50:51投稿

プロ野球の交流戦が終わり、レギュラーシーズンが再開。
セリーグは近年まれにみる大混戦である。

このブログで以前書いたことがあるが、現在の私は、なんとなく応援しているあまり熱心でないカープファンである。
広島生まれの広島育ちの自分は、小学生のときカープが初優勝し、広島市民の狂喜乱舞を経験しているが、その後、プロ野球への興味はうすれ、つい最近までほとんど野球のことには無関心で、選手の名前や顔など全く知らないといってよかった。

転機となったのは、おととし、20年以上使い続けたテレビをついに買い換え、そのついでに、ケーブルテレビのオプション契約をしてからだ。スポーツチャンネルを追加したのは、主に卓球の試合を見るためだったのだが、なんと、すべてのプロ野球の試合が、どこかの局で放送されていることが判明。そのため、カープの全試合を自宅でみられるようになり、仕事を終えて帰宅すると、熱心な我が家のカープファンが、必ずテレビをつけているため、自然とその試合を見るようになってしまった。

基本的にカープの試合しか見ないので、いつの間にか、カープの選手の名前と顔を覚えてしまうはめに。名前と顔を覚えると、応援にも力が入る。
「マルちゃん、打てー!!男だろ!!」と勝手に叫ぶのは自然の成り行き。

ピッチャーが交替してボロボロに打たれると、御多分にもれず監督の悪口。「あそこで交替するかぁ?」

いつまでこの混戦状態が続くか、楽しみでもある今年のプロ野球。
まあ、球場に出かけることはないし、カープ女子というにはおこがましいので、カープおばさんをしばらく続けようかと思う今日このごろである。


ビンディングペダル

2015-06-14 23:18:22投稿

「トライアスロンをされるのかと思いましたよ」
いつもお世話になっている自転車ショップのお兄さんのセリフである。
マラソンして、ロードバイクも乗っているというと、必ず言われる言葉だけど、神に誓って私はトライアスロンをする気はない。もともと、健康のためにランニングをはじめ、ランニングよりも、体のあちこちが痛くならないからということで、自転車を始めたのであって、これ以上のスポーツにチャレンジする気は毛頭ない。

まあ、そんなことはおいといて、何度も通っているお店の方に、なぜ、今頃トライアスロンだなんて言われたかというと、私がビンディングペダルを注文したからである。

ロードバイクのことを知らない人に、ビンディングといっても、何のことかわからないだろうが、要するに、自転車に乗るとき、足を固定してシューズとペダルが離れないように、金具で留めることだ。シューズの側には、クリートと呼ばれるフックのようなものがついており、ペダルには、そのフックをうけるための突起の金具がついている。この突起のついているペダルがビンディングペダルだ。これに対し、ほとんどの自転車のペダルはフラットペダルであり、滑らないような工夫はあるが、金具はついていない。
実際、足とペダルが固定されていると、ペダルを踏むときだけでなく、ペダルを引き上げるときにも力がかかるので、スピードを求める自転車競技には、必需品だ。
私自身、ロードバイクに乗る前にはそんなものは知らなかったし、知ってからも、乗り降りの時のクリートの着脱がうまくできないと、自転車もろともこけてしまうリスクがとても高く、競技にでるつもりのない自分には、全く不要のパーツと思っていた。さらに、クリートのついたバイクシューズは、靴の裏底がフラットでなく、シューズそのものも固くできているため、自転車を降りた時に普通に歩きにくいこともあって、完全に敬遠していた。

というわけで、ロードバイク歴1年半の私は、普通のスニーカーにフラットペダルで、何の問題もなく乗っていたんだけど、同時期に乗り始めた知人に、「ビンディングにしたら、めっちゃ楽になったよ~」といわれ、ちょっと気持ちが動いてしまった。そして、新しく、スニーカータイプのクリート付の靴が発売され、それであれば、歩くのは普通の靴とかわらないときき、ロングライドもこれからどんどん増やしていきたいし、よお~し、ビンディングに挑戦するぞ!ということになったわけである。

 先月参戦した、ツールド山口湾のロングコースでは、周りの参加者たちは、ほとんどがビンディングペダルだったが、6時間くらい走っていた間に、クリートがとっさに外せず、いわゆる「立ちごけ」をしてしまった人を3人目撃した。「あぁ、やっぱり足が外れないと、こけるよなあ・・・フラットペダルでこけたことがある私には無理かなあ」と、ちょっと気弱になってしまってはいたが、すでに、ペダルを注文したあとだったので、ペダルとシューズが届くのを待っていた。

そして、ついに、注文したものが届いた。そこで、上記のお兄さんの言葉となったわけである。

今日はその新しいシューズを履き、初めてのライド。
ペダルは、フラット面とビンディング面の裏と表で両方使えるタイプなので、まずは、ペダルをフラット面にして、車のこない少し広いスペースまで移動。その後、クリートをカチッとはめて数メートル乗り、止まりながらクリートを外して降りるという練習を30分。
右利きのせいか、左足の外反母趾がひどいせいか、右の着脱はまあまあすっとできるけど、左がなかなか思うようにいかない。クリートは一番ゆるく、外しやすい固定にしてあるはずなのに、何でこんなに固いの~

しばらく練習して、コツがなんとなくつかめたところで、こける怖さをいだきつつ、いつも走っている防府と山口の境、千切峠まで行ってみることに。
なんせ、信号がほとんどないので、乗り降りもあまりない。乗り降りがなければ、クリートを外す必要がないので、まあ、こけることもない。こうなったら、ビンディングの利点、ペダルを引き上げるときに力を加えて、坂を上ることに集中するっきゃない。
あまり、楽になったという気はしないけど、いつも苦しむ上り坂の距離が、気のせいか短く感じる。そして、ハアハアいいながら、ついに峠のてっぺんに差し掛かり、サイクルコンピューターを見る。
時速10.6㎞!!
初めて、この坂を時速10㎞切らないで上れたぞ!!
ビンディング万歳!!

 

 

 


阿弥陀寺

2015-06-07 19:08:54投稿

毎年、この時期になると、今年こそは行こうと思っているところがある。 
紫陽花寺として有名な阿弥陀寺である。

防府市に住んで、15年になろうかというのに、一度しかいったことがなく、それも、冬の寒いときにちらっと上っただけで、ほとんど記憶にない。寺の本堂に向かうまでの参道が、紫陽花でいっぱいなので、とにかく、6月に行かなきゃと思って、すでに10年以上が経過している。
日曜日の今日、山口県産科婦人科学会に参加したあと、日没までまだあるので、今しかないと思い立ち、一人で行ってみることに。

大体我が家から7㎞くらいの距離なので、ランニングで往復するのがいいかなと思ったものの、往復して、お参りもしてたら、2時間ではすまないと判断して、自転車に変更。

ロードバイクで適当に走り出したものの、ホント、防府市民とは思えないくらい、道を知らないことを実感。
車で出かけるときは、ほとんど国道しか通らないし、職場とは反対方向なので、方角はまちがっていないと思いつつ、一度も通ったことのない道を行く。国分寺、毛利邸と観光名所を通りすぎ、知らない道を走っていると、ちと不安になる。そのうち、道路標識でもあるだろうと思っていると、”阿弥陀寺←2km”の看板が目に入る。
「なんだ、もう2kmしかないのか・・・結構近かったなぁ」
と、ほっとしたところ、そこからの2㎞は、ひたすら上り坂ということに気づく。
「山の上だから上るのは、当然か・・・」と納得し、シフトを軽いほうにして、ひたすら、上へ、上へ。参道に続く舗装道路に、”アジサイ祭り”ののぼり旗が並んでいて、「もうすぐだ、がんばれ!」と言い聞かせながらハァハァ漕いでようやく到着。駐車場の柵にバイクを括り付けたものの、汗が滝のように流れ落ち、しばし、休憩。スポーツドリンクを飲んで脈が落ち着いたとことろで、参道に入っていった。
石段を上りながら、10年以上前に来た時は、結構それだけで、きつかった気がしていたけれど、トレランレースにも出るようになった今は、歳とったはずなのに、楽に上れるじゃんと、ちょっと気分よい感じ。まだつぼみが多く、少し期待はずれかと思っていたら、本堂までたどり着いて、その周りはかなりの数の紫陽花が咲いていた。
花をよく見ると、四角い花びらや、見たことのない色のもの、とても種類が多いのに気付く。汗もひいて、花に囲まれ、癒しの世界…

帰りは、行きと違う知らない道をまた通って、不安になったけど、下り道ばかりで、汗をかく暇もなく、気づいたら知った道に出ていた。

梅雨の季節の1時間半の一人旅。来年は、ランニングで挑戦だな・・・


紫外線対策

2015-06-02 19:19:13投稿

異常に暑かった5月が終わり、梅雨入りも間近。
天気のいい日は、陽射しが強く、天気予報でも必ず紫外線情報がついてくる。

その昔、昭和の時代は、子供は陽に当たって真っ黒になるのが元気な証拠だったし、20歳前後のギャル(死語!)は、小麦色の肌がモテる条件だった。
若い男は、こぞって日焼けサロンに通い、焼けた素肌がかっこよかった時代・・・
もともと色が白い自分は、その健康的な小麦色の肌にあこがれ、特に手足は黒い方が細く見えると思っていたので、10代、20代のころは、暑くなると、手足をできるだけ、陽にあてようと、短い袖の服を着ることを好んでいた。
それが、時代は平成になり、紫外線の害ばかりが強調されるようになって、いつごろからか天気予報では紫外線情報、春先には、日焼け止めグッズが店頭をにぎわすようになり・・・

いつから日本人は、日焼け嫌いになったのだろう?
そして、その昔、小麦色を目指していた自分の肌は、小麦色のシミだけが残ったおばさん肌。色が白いからソバカスができやすいと、子供のころからいわれていたことを、40歳をすぎて後悔しても、時すでに遅し。
もっと昔から、日焼けに注意しましょうと天気予報で言ってくれていれば自分もこんな風にはならなかったのに・・・

はっきりいって、腕のシミは、あきらめているのだが、少しでも防がなきゃと日焼け止めクリーム、ジェル、スプレーはとりそろえ、必要に応じて使ってはいる。
ただ、世の中の女性たちは、真夏でも、スカーフで首を覆い、アームカバーで腕を覆い、つばの広いサンバイザーをかぶって、まったく肌がみえないようにしている熱心な日焼け嫌いが多い。
そこで私も、ここ数年、外で走るときなどは、アームカバーをはめて走ろうとするのだが、どうしてもダメ・・・
普段、日常の診療では、クリニック内は、1年中夏も冬もほとんど同じ温度。スタッフは私を含め、仕事中はいつも半袖のユニフォーム。常に半袖で過ごしているので、暑いときに腕を覆うと、気分が悪くなるのだ・・・脚の方は、1年中長ズボンなので、走るときに、長いランニングタイツをはくのは平気なんだけど、腕は・・・
先日も、アームカバーをつけてランニングを開始したところ、1㎞も走らないうちに、暑くなって、カバーを外してしまった。あぁ、なんとガマンのできないヤツ・・・

しか~し、世の中には、もっと涼しいアームカバーがあるはず!
と、スポーツ用品店で、このたび「新素材の冷たく感じる生地」のアームカバーを購入。
この数年で、何組のカバーを買ったか数知れないが、今年の夏こそは、腕を焼かないぞと決心する初夏である。


AGE

2015-05-25 19:37:30投稿

ある芸能人(私と同い年)が、「40歳を過ぎたら、体の手入れをする人としない人の差がどんどん広がっていくと思います」と言っていたことが、最近、グサッと胸に響いた。その人は、AGEをためない生活を心がけているとのことで、普通にみて、10歳は若く見える。

久留米大学の山岸教授が紹介して、話題になっている老化物質、その名も「AGE」
終末糖化産物のことだ。

今や、いかにAGEをためないようにするかが、老化を遅らせることに重要というのだが、どんなものを食べたり、生活に注意したらAGEをためないですむかということになると、結局メタボ予防でいわれていることと同じ。
食生活については、野菜を多くとること、食べる順番は食物繊維から、紫外線をあびないように、運動をこころがけて、ストレスをためないように・・・
そんなこと、わかっとるわい。

理想的な食生活、口でいうのは簡単だけど、なかなか実行できないから、サプリだとか、グッズだとかに頼りたくなる中高年。でも、実際に若さを保っている人というのは、それなりの努力をしているわけで、好きなものを好きなだけ食べて、サプリだけ飲んでぐうたらしているはずがない。
ちなみに、タンパク質を高温で処理すると、どんどんAGEは作られるらしい。簡単にいうと、肉や魚を調理することがそれに相当する。ゆでたり、蒸したりする場合は、水の沸点である100℃以上にはならないから、AGEは多くならないが、焼いた場合、さらに油を使って、炒めたり、揚げたりした場合は、もっと多くなる。ありふれた食べ物の中でダントツにAGEが多いベーコンは私の大好物。卵だって、ゆで卵よりは、目玉焼きの方が好き。これらを食べるのを我慢して、仙人のような生活をすることが、アンチエイジングにつながるとしたら、そんなもん、早く死んでもいいし・・・という声が聞こえてきそうなんだけど。

芸能人とかテレビで長いこと活躍しているような人は、総じて見た目が若い。見た目が売り物の商売だから、相当お金をかけて手入れをしているのだと思うのだが、AGEの概念からいうと、見た目が若い人が、内臓も若いということらしい。結局、見た目を若く保つ努力すること、すなわち身体の手入れをすることが大事なんだろうなあ。
 


ツールド山口湾

2015-05-17 18:34:04投稿

晴れた5月の空のもとに開催された「ツール・ド・山口湾2015」に参加した。

昨年から始まったこの大会は、山口市南部を自転車で走るサイクリング大会。レースではないので、タイム計測はなく、制限時間内にもどってくればいいという、初心者でも参加出来る設定が売りだ。近場での開催ということもあり、自転車の大会に人生初のエントリー。
コースは3種類で、ショートコース28km、ミドルコース44km、ロングコース97km。
7時間以内に帰ってくればいいので、なんとかなるだろうと思い、ロングコースに挑戦することに。ロードバイク歴1年半で、過去1日に走った最長距離が70kmという自分には、ちと無理かもしれないとは思ったけど、大会でもないと、なかなか走れない距離なので、楽しみにしていた。

山口きらら博記念公園を、9時20分ごろにスタートし、ゆっくりひっぱってくれるという仲間の背中に、ひたすらついて行った。途中、6か所にエイドステーションが設けられており、そこにたどり着くたび、通過チェックをうけ、飲み物、食べ物をいただく。前半は、10km、24kmとすぐにエイドに着き、スピードもゆっくりだったが、山口市の北部にはいり、最大の難所ののぼり坂、エイドまでほとんど信号なしの秋吉台サイクリングロード、ゆっくり走っているはずの背中がだんだん遠くなりつつも、必死でくらいついて、なんとか、63㎞地点で、昼食。少し、ストレッチやマッサージをして、仕切り直し、未知の距離に突入。次第に大腿部の張りがでて、ペダルを漕ぐ動きが怪しくなりつつも、スタートから約5時間半で、楽しく完走することができた。
田舎道ばかりで、8割くらいは、通ったことのある道だったけれど、初めて見る美濃が浜の海岸や、麦畑の景色など、天気がよくて、気分爽快。エイドでは地元特産、椹野川のアユの塩焼き、名田島手作り豆腐、秋穂で養殖されたクルマエビの味噌漬けなど、ボランティアの方々に作っていただいたものを堪能させてもらい、感謝感謝。

97km走ったとはいえ、フルマラソンに比べれば、とっても元気にゴールできた。
タイム計測がないのもストレスなくていいし、恐れていたほどお尻の痛みもなかったので、また機会があれば参加したいなと思う。

     


サバをよむ

2015-05-14 23:42:40投稿

以前、このブログに毎日体重を測ることが、習慣になっていると書いた。
特定健診でメタボの患者さんや、肥満が原因で月経異常をきたしている患者さんにも、とにかく、体重を意識することから始めてくださいと、いつも言っている私。

我が家の体重計は、2年くらい前に買い換えられ、体重(50g単位まで測れる)、体脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、体内年齢、基礎代謝量、BMIの6項目が順に表示される代物。毎日それに乗っていると、少し運動量が増えたり、食べる量がふえたりすることで、それらの数値がどの程度変動するかが自分で予想できるようになった。
今年2月から1か月半くらいの間は、それまでより運動量が極端に落ちていたので、運動してもしなくても、食欲がかわらない自分としては、体重が増えることは目に見えていた。運動しないので、筋肉量が増えるはずもなく、体脂肪率が上がるのも当然。
「体重を見るのが怖いから体重計には乗らない」という患者さんを説教していた自分のくせに、「どうせ、増えているのはわかってるし・・・」という開き直りというか、言い訳というかを自分に課し、体重計に乗らなかった3月~4月。
それでも、5月になってからは、運動量が以前とそれほどかわらなくなっているので、毎日とはいわないけど、2日に1回は体重計に乗るようになった。そこで見る数値は、4年前にランニングを始めてから、このラインだけはオーバーしてはいけないと思っていたもの。
体重、体脂肪率・・・と順に表示されるのだが、体脂肪率以降は、まさに「怖いから見ない」で、体重の数値だけ見て、すぐに体重計から降りていたので、最後の項目まできちんと見たのは、昨日が実に3か月ぶり。

それは、ちょっとショックだった。体内年齢は、体脂肪が高くなればなるほど、高齢にでるので、当たり前なのだが、昨年保っていた、実年齢マイナス6~8歳の範囲が、ついに実年齢にあと3歳までせまる年齢になってしまっていた。
今年の目標は、実年齢マイナス10歳だったのに、何たること!

まあ、家族に言わせれば、「それが、どしたん?」という程度のことではあるが、自分の中では、結構衝撃的だったので、とにかく、今日からは、ダイエットに専念すると決意。

今まで、買い物や、ある種のアンケートなどで、年齢記入欄があったら、大抵、実年齢ではなく、体内年齢を適当に書き込んでいた私。いわゆるサバを読んでいたわけだけど、「年齢」と書いてあるだけなんで、私は、「体内年齢」を書いたのよ。と勝手に言い訳していたが、それくらいで文句を言われることはないはず・・・

先日も、ネットショッピングをしようとしたら、生年月日が必須記入となっていた。
何で、こんなもん買うのに、生年月日が必要なの?と腹をたてながらも、記入しないと買えないので、適当に、10歳くらい若くしておいてもいいじゃんと、生まれ年(西暦)を10年引いて記入。ショッピングそのものは、カード決済ですべて完了。購入者の年齢統計をとることで、販売戦略をたてているのだろうなぁと思いながら、ハッと気づく。
10歳若くしようと思って、10年引いちゃったけど、生まれ年を10年引いたってことは、年齢は10歳上ってことじゃん・・・
トシいってても、商品は届くと思うけど、このサバをよもうとすること自体が、おばさんの証拠。
体脂肪率もさることながら、この10歳アップはちょっと、情けなさすぎ・・・


時速5㎞

2015-05-07 22:29:32投稿

いつも利用させてもらっている、スポーツクラブのランニングマシーンが全台入れ替わって2か月くらい?になる。
3月は、全く通っていなかったので、いつマシーンが入れ替わったのかはわからないが、1か月くらい前に、久しぶりにマシーンで走ろうと思って行ってみたら、10台くらいあるうちの4台くらいが、「時速5kmまででお願いします」との表示。おそらく、メインテナンスのため、入れ替わりに機械を休ませるのが目的と思われるが、それでなくても、平日の夜は台がうまっていることが多いのに、「時速5kmじゃ、練習にならんじゃん」と、勝手に腹をたてた私。
ロードランナーと呼ばれるその機械は、少なくとも時速15kmまでは設定できる代物だと思うのだが、(自分が時速15km以上で走れないのでその先は知らない)時速5kmではランニングにはならない。
今までは、大体、時速8km位から始めて、最後は12kmまであげるというビルドアップ走の練習に利用していたのに、何たること!
まあ、私一人が文句を言っても仕方ないので、たまには、ウォーキングでもいいかと、機械に乗って、時速5kmに合わせる。そして、傾斜の設定。
ベルトにのってランニングの練習をする時は、屋外を普通に走るのとは違うので、傾斜は2%に設定すると平坦な道を走るのと同じようになると、なんかの本に書いてあったので、今まではいつも2%ときめていた。
だけど、ウォーキングなんだから、少し角度をつけたほうが負荷がかかるよな・・・と、少しずつ傾斜をあげていくことに。5、6、7、8とボタンを操作していくと、ちょっと上り坂の感じ。8%って、スキー場のゲレンデでいうと初心者コースだな・・・ロードバイクで坂を上るときは、始めは6%の傾斜でまずチャレンジとか言ってたよな・・・
色々と考えながら、0.5%ずつ上げていく。10%になると、結構な坂道の感覚。よお~し、しばらくはこれで行ってみよう。
時速5km、10%の傾斜で30分も歩くと、結構汗だくだく。これって、2%を時速8kmで走るより、よっぽどきつくない?
「これからは、時速5kmの台しかあいていないときは、坂道ウォーキングで行くぞ」

そして今日、再び、時速5kmの台でチャレンジ。今日は、初めから傾斜12%でいくときめ、とにかく、時速5kmで1時間。距離にして5km(当たり前)を歩くことを目標に開始。
新しいこのマシーンは、現在の運動量でいくとどのくらいカロリーを消費されるかが何分かおきに表示される。傾斜12%、時速5kmだと、1時間当たりの消費カロリーは、なんと596kcalとの表示。これって、平坦な道を時速10kmで1時間走るときより多くない?エアロバイクなんて、いつも1時間こいでも、230kcalくらいなのに・・・

さすがに、カロリー消費するだけのことはあり、20分すぎたころから息が上がってくる。傾斜が何度まで上げられるか試してみるつもりだったけど、とりあえず、12%で、このまま1時間がんばるぞと決めて、滴り落ちる汗と格闘しながら、最後は、クールダウンで傾斜を落とし、合計530kcal消費で終了。

速く走るのだけが、練習じゃないぞと、今度から、しばらく時速5kmでトレーニングすると決めた、ゴールデンウイークあけである。


寝坊

2015-04-30 11:58:54投稿

4月からの新生活も落ち着き、連休にうかれるこの季節、今年は何をしようかと考える自分には、あまり、これといった予定がない。まあ、世界卓球はテレビ観戦しなきゃいけないけど・・・
部屋の片づけや掃除など、ふだん、逃げている雑用に専念しようとは思っているが、もう一つ、やりたいことがある。

それは、寝坊。

平均的に、7~8時間睡眠をとる人が、最も長生きで健康であるということは、医学的に証明されている。日頃から、自分も、7時間睡眠を理想として生活しているものの、なかなか仕事や私用で、夜11時までには寝ることができず、朝6時までには起きなくてはいけないので、7時間の睡眠を確保することは容易ではない。最低でも、6時間と思いつつ、それもままならない日が多い。休みの日くらい”寝だめ”をするというのも、よく聞く話だが、実際には、寝だめはできないし、それは、決して健康的とはいえない。でも、でも、連休中くらい、寝坊をしたい。日頃、仕事が休みでも、家族の誰かの用事があれば、朝は普段通りに起きなくてはならないし、昨年の連休も、ほとんど用事でゆっくり寝ることはできなかったと思う。
ところが、今年のゴールデンウイークは、家族のもろもろの都合で、朝きちんと起きなくていい日が多いことがわかっている。つまらないことだが、目覚まし時計をかけないで寝ることのできる夜は、ワクワクしてしまうのだ・・・

早速、平日は同じ時間に鳴るようになっている、携帯のウイークリーアラーム設定を解除。電話はもし鳴れば、でなきゃいけないので、そのままの設定にし、メールは消音設定。
「フフフ、これで、目が覚めるまで何時まででも寝てやるぞ」
ウキウキして布団にもぐる。

そして・・・
朝、目が覚めて思う。「あぁ、目覚ましなしで起きちゃった。今何時?」
時計を見る・・・5時40分
なんということ。どうして、朝早く目が覚めるんだ!この年寄りが!自分に腹が立つ。
でも、でも、せめて、7時までは寝てやる!と決意して目を閉じ、布団をかけなおす。うとうとはするものの、今度はトイレに行きたくなって、眠れない。
どうして、こんなに、膀胱の神経が弱いんだ!ああ、中高年はやれん!と腹をたてつつ、トイレに行く。
それでも、やっぱり、7時までは起きたくないと、2度寝にむけて、布団に入る。やっと、うとうとしたころ、今度は、携帯のバイブレーションがメールの着信を告げる。消音にしていても、バイブの小さな音だけで、目が覚めてしまう自分。これだから、産婦人科医はだめなんだ・・・

昔は、いくらでも、眠れたのに・・・
寝る子は育つというけれど、ぐっすり、いくらでも眠れるのは、若さの特権なんだよなぁ"(-""-)"

 


世界卓球 in 蘇州

2015-04-26 19:53:43投稿

今日から、中国の蘇州で、卓球の世界選手権がスタート!

卓球ファンの自分としては、毎年、この時期に世界卓球があるので、ゴールデンウイークが、そのための時間となってしまうことが多い。
以前は、2年に一度で、団体戦、個人戦と両方があって、試合数がとても多く、選手の負担が大きかったことから、今は、毎年開催されるかわりに、個人戦と団体戦が隔年になった。
昨年は、自国開催だったし、福原愛ちゃんが故障で欠場した団体戦で、女子が銀メダルをとったことで、盛り上がったけれども、今年は、個人戦なので、あまり、ツウでない人は感心がないのではないかと心配している。

テレビ東京系列と、有料放送のJスポーツで、試合の放送予定があり、番組表をみてみると、「みう・みま」「驚異の女子中学生」などの文字が躍っており、他の選手は影を潜めている印象。
伊藤美誠選手、平野美宇選手は、二人とも中3で、小学生の時から注目され、昨年の国際プロツアーで戦績を残しているので、マスコミの話題をひっさらっているけど・・・
私としては、いつものことだが、
「男子のことも、話題にしてくれ~」って感じ。

ちなみに、カーリングという競技も、いつも女子の話題しかマスコミには登場しないので、カーリングは、女子のスポーツだと思っている日本人が多いらしい。男子だってちゃんと国際大会にでているのに、日本選手の戦績が圧倒的に女子のほうがいいので、女子だけが、テレビに映っているのだ。ああ、可哀想な男子選手・・・

スポーツは、何よりも強いことが優先されるのは、仕方ないけど・・・
卓球の男子のエース水谷隼選手は、世界ランキング5位。テニスの錦織選手と同じなのに・・・
まあ、テニスとか、ゴルフのような賞金の稼げる個人競技と比べると、卓球は、地味で稼げないスポーツであることは、否めない。
となると、とにかく、中国という卓球超大国に勝って、金メダルをとり、否が応でもマスコミに話題にしてもらう以外ないんだけど、中国との差が大きいのも事実。

今回の世界卓球。みう、みまちゃんに、頑張ってほしくないわけじゃないけど、個人的には、是非、男子に注目してもらって、少しでも卓球の魅力を分かってくれる人が増えてくれるとうれしいなぁ(^◇^)


ももちゃり

2015-04-19 22:26:20投稿

最近、何度か岡山に行くことがあり、ついに、「ももちゃり」に乗ることができた。
「ももちゃり」と聞いて、それが何だがわかる人は、岡山市に住んでいる人くらいだと思うが、自転車好きの自分としては、ほかの都市にも是非真似してほしいシステムだと思う。

「ももちゃり」とは、一言でいうと、レンタサイクルのシステム。そのホームページより抜粋すると・・・

温暖で晴れの日が多く、平坦な地形が広がっている岡山市は、自転車利用に適した全国有数の都市であり、「岡山市都市交通戦略」においても、自転車を岡山市にふさわしい交通手段の一つとして位置付けています。
こうした中、岡山市では、平成24年8月に「自転車先進都市おかやま実行戦略」を策定し、様々な施策に取り組むこととしていますが、それらの施策の1つとして岡山市コミュニティサイクル「ももちゃり」を導入することとしました。
「ももちゃり」は、お手持ちのICOCAHarecaなどのFeliCa対応ICカードやおサイフケータイ対応端末が、そのまま利用者カードとして利用していただける、新しいコミュニティサイクルです。
使い方は、電車に乗るのと同じくらいシンプル。一度利用者登録をしていただければ、あとは駅前や街中のポートに利用者カードをタッチするだけで、簡単に自転車の貸し出し・返却・支払いができます。


初めて岡山駅で「ももちゃり」をみたとき、今度来るときは、乗ってみたいなあと思っていたが、使い方がよくわからず、駅で借りて、駅で返すものと思っていたら、なんと、市内南部25か所に”ももちゃりポート”があり、どこで借りて、どこで返してもいいとのこと。
私のケータイには、おサイフケータイなら何でも入っているので、簡単に登録完了。ケータイをかざすだけで、ガチャっと自転車をスタンドから外して、そのまま乗ることができる。しかも、3段変速で、ロードバイクに乗りなれている私としては、いわゆるママちゃりより、よっぽど乗りやすい。
おかげで、市内あちこちをウロウロしているうちに、ずいぶん岡山通になった気分。

岡山市内を走っていると、「ももちゃり」に限らず、やたらと自転車が多いのに気づく。デパートの周囲も自転車置き場に自転車がいっぱい。街の中心部の幹線道路には自転車道が結構な幅でとってあるし、”自転車先進都市”を目指しているだけのことはある。逆に、自動車だと、やたらと一方通行が多く、住んでいない者にとっては、ものすごく、運転しづらいと感じた。

自転車は、ホント健康的だし、エコな交通手段だけど、乗る人が多いと、マナー違反、危険運転も多いのが問題だとは思う。これからも、自転車運転の模範都市になれるよう、岡山市には頑張ってほしいと思う。

  岡山大学病院の”ももちゃりポート”

 


横浜

2015-04-13 19:42:16投稿

年度がわりのドタバタから、桜も散って、春もだいぶ落ち着いてきたので、ブログを再開しようと思う。

週末は、産婦人科医にとっては、国内で最大の学会、日本産科婦人科学会参加のため、横浜に行ってきた。この学会、産婦人科医になって、ほとんど毎年参加しているが、規模が大きいこともあって、以前にはあった、地方開催はなくなり、全国いろいろな所へ行ける楽しみがなくなった。
学会を主催する会長は、毎年変わっても、いつも「パシフィコ横浜」で開催されていた時期があり、(どうしてそんなことになったのかは、下々の医者にはわからないが、予算とか会場設備とかいろいろあったのだと思う)そのころは、毎年横浜に行っていて、いっぱしの”みなとみらい”通になった気分だった。

羽田空港から、京急に乗り換えて、横浜駅に到着。何年ぶりの横浜かといろいろ考えていたら、そういえば、6年前の卓球の世界選手権が横浜で開催されて、観戦に来たのが最後だなと思い出す。でも、あのときは新横浜だったし、みなとみらいは、10年ぶりくらい?いや、乳がん検診学会で来たのは、クリニックを開業してからだから、その時以来?電車の乗り換えで歩いている間にいろいろと思い出にふける。
そういえば、10年以上使っている、年季の入った皮の財布は、みなとみらいのCOACHで買ったよなあ。COACHはモールの一番奥のほうで、一番手前には、チョコレートのGODIVAがあったよな。

一人で考えながら、歩いていると、すぐにパシフィコ横浜に到着。プログラムを見て、シンポジウム、講演など聴けそうなものを選ぶ。2日間の学会では、数学と生物進化学を合体させた世にも珍しい学問に取り組む、医者ではない若い東大卒の先生の講演が、一番印象に残った。
お題は、”進化学からみた、閉経、更年期”
哺乳動物において、なんと、人間とクジラにしか閉経はないのだ・・・

翌日は、学会出張恒例の早起きをして、荷物の大半をしめているウエアとシューズに着替え、いざジョギング。宿泊先の馬車道から、横浜スタジアム、山下公園へと、心地よい海風にふかれながら、あしをのばす。
都会のさわやかな朝は、建物、みちゆく人々、すべてが、洗練されているように見える。単なる田舎者のひがみなのかもしれないが、やっぱり、東京では感じられない、「ヨコハマー、たそがれー」(古っ!)の雰囲気ってあるんだよなあ。浜っこらしいしゃれたランニングウエアに身を包んだジョガーとも何人もすれ違い、散歩する犬までも、垢抜けているような錯覚に陥る・・・

そこへ、明らかに、横浜よりは、山口でよく見るタイプの、オジサン、オバサン(おじいさん、おばあさん?)軍団が、とぼとぼと歩いているのに遭遇。
何、この人たち?
こんな朝早くから”寄合”でもあるのかと思ったら、漏れ聞こえた彼らの会話の一部から察すると、どうもラジオ体操からの帰りらしい。ははーん、山下公園でみんなでラジオ体操してたのね。そういえば今7時前だから、そんな時間だわ・・・

あっという間の70分。キロ7分半くらいのスロージョギングだったけど、ちょっと都会人の気分を味わえた。
いい汗かいたあとの朝ごはんは、ホテルのバイキング。いくらでも食べられるので、せっかくのカロリー消費がもとのもくあみ。これは、いつもの出張パターンで、都会でも地方でもかわらないんだなあ・・・
     みなとみらいの夜景
 


毎日コツコツ

2015-02-25 23:24:07投稿

歳の近いもの同士が集まると、結局、老化現象の話になることが多い今日この頃。

マスコミでも、40代からの~ 50代からの~ と銘打った商品の宣伝、アンチエイジングの記事などが目白押しだ。というか、無意識に、そういうのに目がいってしまうのが自分なのかもしれないが・・・

そんな世代の私が、一番困っている老化現象といえば、やっぱり”老眼”である。
まあ、しみ、しわなど、お肌の悩みも絶えないし、体力、体型維持も大変だけど、それらはまだ、見かけの問題が大きく、今すぐ困ることではない。
だけど、視力に関しては、仕事をはじめとした日常生活に、ダイレクトに困ることが出てくるので、少しでも老化を遅らせたいことのなかで、優先順位が一番である。

クリニックを開業して、1年くらいたったころから、もしかして、老眼?と思うような体験が増えてきたけれど、今では、もしかしてというレベルではない。眼鏡をかければ、見えるには見えるけど、それに頼ると、ますます度がすすむといわれているので、できるだけレンズなしで生活したい。

何冊かの、視力回復、アイトレーニングに関する本を読んでみたが、結局のところ、老眼とは、眼球周囲の筋力、調節力の低下なので、トレーニングで予防、治療できるという意見ばかりである。で、できれば毎日15分(5分ずつ3回でも)、15分が無理なら、1分でも2分でも、とにかく、毎日辛抱強く続けると、必ず効果があるらしい。
少なくとも、進行をおさえることはできそうな気がする。
このアイトレーニング、2年くらい前から、何度かしばらく何日が続けてみたけれど、劇的な効果を感じない(当たり前)ので、どうもさぼりがち。だけど、今年に入ってからは、これでは眼鏡がないと仕事ができなくなる(ちなみに、今まで仕事では、ずっと裸眼ですごしている)という恐怖感に似たものを覚えるようになってきたので、最近は、思い出したら、眼球を上下左右に動かしたり、近くと遠くの小さい文字を瞬間瞬間に交互に見るなどの、アイトレーニングをするようにしている。
やってみるとわかると思うが、頭の位置はそのままで、目だけを動かすという運動(?)、方法は簡単だけど、トレーニングというだけあって、結構疲れる。ランニングやサイクリングとちがって、はっきり言って、全く楽しくないし、やりがいもない。本気で15分続けていると、頭痛がして気分が悪くなる。

でも、小さい字がどうしても見えないのはいや。自分で書く文字が見えないのも困る。とにかく、毎日コツコツ・・・もっとも私の苦手とする”継続は力なり”を実践せねばと、ここ(たった)数日は、実行している。
 


お好み焼き

2015-02-16 13:01:54投稿

週末、私用で大阪に行ってきた。
知人数人と、なんばで食事をすることになったが、あまりおいしい店もわからなかったので、まあ、大阪と言えば、お好み焼きでしょ。ということで、通りがかりのお好み焼き店へ。

その店は、個別のテーブルごとに鉄板があり、店員がそこに来て焼いてくれるという方式。
まずは、肉やイカなどのわずかな具と卵、山盛りのキャベツがはいったステンレスのボウルを持ってきて、細長いスプーンで中身を混ぜまくる。そして、それをすべて鉄板上にあけ、焼くだけ。あとは、途中で鰹節をふり、2回ほどひっくり返して終了。
定番の、青のり、ソース、好みでマヨネーズをかけて、食べるのだが、食べて一口。「何か違う。」
もう一口食べて気づく。「このソース、おたふくじゃない。」

広島生まれの広島育ちの私は、高校生になるまで、お好み焼きと言えば、具をすべて別々に焼くもので、それがお好み焼きの世界基準と思っていた。関西では、すべての具を初めからグチャグチャに混ぜ、それを焼くだけと知ったとき、というか、広島のお好み焼きは、広島にしかないと知った瞬間のカルチャーショックは、今でも鮮明に記憶しているほど大きいものだった。
比治山と呼ばれる小さい山のおかげで、原爆で焼け残った広島市内の下町、人口密度が高い地区。今では、再開発されて、私が幼いころに過ごした街は、跡形もなくなっているけれど、昭和40~50年代、自分の住んでいた家から200m位の場所にあった、お好み焼き屋のお好み焼きは、それはそれは、とてもおいしく、大好きだった。あるじのおばちゃんが、お玉の裏側で、ひたすら薄く、下地を丸く広げる様子をじっと見ていた私は、これは、プロにしかできない技だと、子供心に思っていた。まったく、中の具をみだすことなく、見事にひっくり返すおばちゃん。職人業だった。
そして、その焼いたものを美味しくしているのが、たっぷりいくらでもかけてほしい、おたふくお好みソース。広島で、広島のお好み焼きのために、開発されたこのソースが、味のすべて。
その当時は、広島でしか手に入らなかったが、今では、お好み焼き業界で、おたふくソースが全国シェアナンバーワンを誇っている。広島風でないお好み焼きでも、ソースだけは、おたふくソースがかかっているのが当たり前。

それが、今回、具はグチャグチャ混ぜるだけだし、キャベツが99%だし、ソースはおたふくじゃないし・・・楽しい知人との会話がなければ、まったくつまらない食事だった。

そして、翌日、新大阪から帰るとき、昼食を食べることになって入ったラーメン屋。そこで、「当店名物、お好み焼きラーメン」という世にも奇妙なメニューをみつけたので、夕食のリベンジと思って、注文。
出来上がりをたべてみると、まあ、汁っぽいソース焼きそばに、目玉焼きがのっかっている感じの代物。そして、このソース焼きそばも、「これはおたふくソースの味じゃない」

これから、大阪に行ったときには、お好み焼きをたべるのはよそう。


千切峠

2015-02-11 19:16:04投稿

もともと、ランニングで速くなるためのトレーニングとして、ロードバイクをはじめた私だが、近頃、足の裏の痛みが続いているせいで、ランニングからは遠ざかっており、もっぱら運動といえば自転車になっている。
ロードバイクで一般道を走るときには、なんといっても、信号がなく、路面がなめらかなのが一番だが、防府市と山口市を結ぶ県道21号線は、その条件にぴったり。しかも、アップダウンがあるので、トレーニングには最適。

というわけで、建国記念日の今日も、県道21号線へサイクリングに出かけた。国道2号線から北へ向かう県道に入ると、信号がなく、路肩も広めで走りやすい。

我が家から15㎞位に位置する、防府市と山口市の市境にあたる千切峠と呼ばれるところは、山口から防府にむかうときは、緩やかに上る感じで、私にとっても余裕があるのだが、防府から山口に向かう上り坂は、勾配がけっこうきつく、峠の頂点にたどり着くころには、いつも息絶え絶えとなる。
ヒルクライムレースなどに参加するような上級ライダーにとっては、大した坂ではないだろうとは思うのだが、ビギナーの私にとっては、いつも目標を掲げて、トライする坂となっている。
1年くらい前にその坂を初めて上った時にはギアチェンジもうまくできず、峠の手前で力尽きて漕げなくなり、自転車を降りた。2回目は、とにかく、降りないことを目標にして、なんとか頑張ったが、最後は、まっすぐ進めず、歩いたほうが早い状態。
その後、何度この坂を上ったか定かでないけど(たぶん今日が10回目くらい)、もっとも軽いギアを最後まで残すこと、時速10㎞を切らないことを目標にして、いつも挑んでいる。

1年前より脚力がついたような気はしないけど、ロードバイクを漕ぐ姿勢やバランスは、それなりに良くなっているつもり。何故なら、初めは片手を放したり、ギアを替えたりするだけで、こけそうになり、走りながら飲み物を飲むなんて、神業と思っていたが、最近は、走りながらボトルホルダーからペットボトルを取り出し、ふたも開けて、スポーツドリンクを飲むなんてこともできるようになっているからだ。
なので、千切峠を時速10km以上で走るなんて、簡単にできるようになると思っていたのだが・・・

NHK BSの自転車番組、「チャリダー」でよく言っている”大人の走り”ができているとは思えないが、身体を左右に揺らさず、ペダルは母指球で踏むという基本姿勢を意識して、とにかく、まっすぐ坂を上っていく。ギアは坂の手前で、いったん重くし、最後まで、使い切らないように少しずつ、坂の途中で軽くしていく。
峠は、目の前と思っても、だんだん、ペダルは重くなり、漕いでも漕いでも進まなくなってくる・・・
サイクルコンピューターの表示が、時速12km、11km、だんだん下がって、息も切れてくる。頂上の手前で、ついに、9.7km。
結局、今日も、時速10㎞以上を保てず(*_*)

くそ~
そのうち千切峠を颯爽とのぼってみせるぞ!


道の駅

2015-02-02 19:59:48投稿

久々に休日に良い天気が巡ってきたので、前から行こうと思っていたところにロードバイクで出かけてみた。
その行き先は、道の駅「ソレーネ周南」

我が家から20㎞程度の距離にある道の駅には、「仁保の郷」「きららあじす」があり、今までにも何度か自転車で行っている。去年の5月にオープンした「ソレーネ周南」も、似たような距離かなあと思い、出発。
ひたすら国道2号線を東へ東へ漕いでいると、防府市から周南市に入ったとたん、「ソレーネ周南 2km」の標識。結構近かったのねと思っているとすぐに到着。愛車のサイクルコンピューターを見ると、14.8㎞しか走っていなかった。

とりあえず、到着したので、バイクをその辺にくくりつけ、道の駅内を探索。
はっきり言って、期待外れだった。

まあ、新しいのできれいだけど、レストランは想像の半分以下の規模だし、寒いのに、建物内にゆっくりできる場所はなく、研修室とよばれる本当に事務的なスペースが暖をとる場所。
汗がひえて、ぶるぶる震えながら、鹿野牛のバーガーを食べたものの、値段ほどの味はなく・・・

あまり、文句をいうのはよそう。

ちなみに、ソレーネというネーミングは一般公募で選ばれたらしく、地元の人ならご存じの山口弁から来ている。3代続く生粋の広島人である私が、30年ちょっと前に、山口で暮らすようになったとき、広島弁と山口弁は、他の地方の人からすれば、ほとんど同じと思うかもしれないが、結構、聞いたことのない山口弁に「えっ。それ何?」ということがあった。「それぃね」もその一つ。山口県内でも少し変化するものの、山口弁には、”ぃね”をつけることが多く、広島弁にはない語尾だった。極めつけは、「イヤぃね!」
「それぃね」は、標準語だと「それ、それ」とか、「そう、そう」とかいう相槌であり、肯定的、好意的な意味があるので、道の駅にふさわしい?のかも。

結局、片道15㎞ないのは、ちょっとつまらなかったので、その後、周南市の中心部まで、自転車を走らせ、合計、57㎞のサイクリングで、ハンバーガー分のカロリーを消費した。


東大

2015-01-29 13:52:37投稿

センター試験も終わり、受験シーズン真っ最中である。

受験シーズンであることと関係あるなしを含めて、最近、「東大」に関する話題に触れることが続いた。

久々に入った本屋でみかけた、岡田真波著「東大生だけが知っている やる気スイッチの魔法」。帯には、「東大式、折れない心のつくり方」とある。著者は、現役東大生。パラパラとめくると、ちょっと興味があったので、購入。
そして、里見清一著「医師の一分」。これは、がん化学療法専門医が書いた本。内容は、主に患者の死と向き合う時の医者の気持ちのようなものが中心で、職業柄興味があったので、購入。著者のことは知らなかったけれど、読み進めていくうちに、彼は、東大医学部卒で、なんと、センター試験の前身、30数年前の共通一次試験で、全国1位をとったつわものドクターだった。そのことを本人は、公にしたくなかったけど、出版社が、そのほうが本が売れるということで、公にせざるを得なかったと中には記してあった。
さらに、私の興味のある分野、ランニング関係の本でもみつけた。松本翔著「<東大式>マラソン最速メソッド」副題が、「考える力を磨いてサブ4・サブ3達成」とある。これも、著者が東大卒でなければ、本としては、売りに出さないのかもしれない。
本とは離れるが、知人の息子が、今年受験生で、センター試験後、目標点をクリアできなかったけど、どうしても行きたいので、浪人覚悟で初心貫徹、東大に願書を出すという話をきいたのもつい最近。

世の中、やっぱり、東大が一番。腐っても東大。何でも東大。高校のレベルは、何人東大に入るかで序列化されるし、受験業界では、偏差値トップをキープ。東大に進む東進という名の塾は大盛況。芸能人などの有名人が、東大卒の場合、常に、名前の前に、東大卒の○○さんと呼ばれる。
ちなみに、私が卒業した山大は、山口大学だけど、同じ、地方の国立大学である山形大学も山大、山梨大学も山大、「山大卒です」といっても、間違われる可能性があるが、「東大卒です」といって、誰も東海大学卒とは思わない。東北大学なんて、旧帝大なのに、東大と略してもらえないし・・・

何だかひがみのようになってきた。
実際、東大医学部卒で、東大病院勤務のドクターと、家族ぐるみでお付き合いさせていただいたこともあるが、全く普通の方々。東大だからといって、特別な人じゃないことは、わかっているけど、やっぱ違うのかなあ・・・

3月に東大の本郷キャンパスで開かれる小さな学会に参加する予定にしている私は、生まれて初めて赤門を見るのを楽しみにしている凡人である。


14年目にして…

2015-01-18 23:55:51投稿

現在暮らしている自宅を建てたのは、ちょうど13年前。今年は新築から14年目に入る。
13年も暮らしていると、色々なところに経年劣化がおき、特に水周りは、この数年で、修理せざるを得ない箇所があちこちに現れた。
家でも何でも、メインテナンスの良しあしで、劣化も違うのだと思うが、なんせ、以前このブログにも書いたけど、我が家に住む人々は、私を先頭に、掃除、片付けが苦手なヤツばかりと来ている。ほこりや汚れは見て見ぬふりが大得意なので、決してメインテナンスが良い建物とは言いづらい。

そんな私でも、さすがに今日は見て見ぬふりができなかった。
久々に、休日に良い天気で、大した用事もなかったので、窓をあけてベランダに出てみたが、そこでびっくり。ベランダに出る窓のサッシの桟があまりにも汚いのだ。夏は、1日中網戸だけにしていることも多く、ほぼ雨ざらしといっていいサッシだけど、もとの色が何色か想像もできないほど全面真っ黒。考えてみると、家をたてて、ここの掃除をしたことが一度でもあったっけ?
使い捨ての掃除クロスで、とりあえずサッシの桟に指を突っ込んで、掻き出してみる。13年分のほこりのこびりついた物だとは思うが、真っ黒な粘土のようなものが少しとれる。
そこからは、もう、「ここ掘れワンワン」の世界。拭く、真っ黒、拭く、真っ黒の繰り返し。

何もしてないのに、何年もたつとこんなに汚れるものなんだ・・・汚れの本体って、落下細菌?ハウスダスト?雨も入るからこんなになるのかなあ?あまりにも、汚れていて、いくらでもとれるものがあるので、ゾーンにはいってしまった状態。こうなったら、徹底的にきれいにしないと・・・
狭いところに黒いものがたまっているので、細い綿棒をもってきて、とにかく擦り取る。綿棒を10本以上使っても、まだまだ、真っ黒になる。重箱の隅をつつくって、まさにこういうことだけど、ちょっと言葉の意味が違うよなあ。
 
桟の端に、1×5cm位の、格子状の穴が開いた部分があり、これは、排気のための穴なのかなあと思いつつ、綿棒を突っ込んで、黒いものを少しずつとっていて、ふと見ると、サッシの枠の部分に、小さなシールがはってあり、注意事項が書いてある。「排水口は、定期的に掃除をしてください。排水口のふたは取り外しができます」
「これ、外して掃除するんだ・・・定期的にってどのくらいの頻度?そんなことは、13年間誰も教えてくれなかったぞ」
その小さなふたを外してみると、確かに、その穴は、外とつながっているが、あまりにも汚れがたまっていたので、おそらく、流れていなかったのではないかと思われた。新たな穴に、また綿棒を突っ込んでは、真っ黒。突っ込んでは真っ黒を繰り返し、結局サッシの桟の黒い部分がほぼなくなるのに、1時間以上費やすことに・・・

そうはいっても、それだけがんばったので、サッシの色は、ほぼもとに色になり、気分はすっきり。腕は筋肉痛。13年、一度も掃除をしたことがないなんて、まあ、普通ではないんだろうけど、とれた汚れの量も半端ない。
その後、ほかの窓も気になり始め、結局、合計4時間、ひたすら汚れを取ることに喜びを見出してしまった、今日の私。いつも、掃除してれば、こんなことにはならないなんて、百も承知。でもでも、次に同じことがあるのは、また何年か先かも・・・


大河ドラマ

2015-01-10 12:05:54投稿

映画やドラマをほとんどみなくなって、20年以上過ぎる。
公私ともに、ゆっくり時間がとれないのが、主な理由だけど、あまりフィクションものに興味がないこともある。
そんな私が、やっぱりこれは見ないといけないかなあと思わされているテレビ番組、それが、今週からスタートしたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」である。

何せ、大河ドラマというものを、今までの人生で見た記憶がない。
昭和の時代、「水戸黄門」「桃太郎侍」「遠山の金さん」など、お殿様もの時代劇は、家族でよく見ていたし、「必殺仕事人シリーズ」は10代のころ、好きだった。けど、それ以外の時代劇は記憶にないし、大河ドラマは歴史ものという認識で、中学、高校時代に日本史がとても苦手だった私はいつも避けていたように思う。成人してからも、ちまたで話題になった高視聴率のシリーズでも見ようと思ったことがないし、産科医として、いつ呼びだされるかわからない生活を15年続けていた間は、時代劇に限らず、テレビドラマなるものを見る気になることはなかったのだ。

今年の「花燃ゆ」は、放映が決まるやいなや、1年以上前から、山口県、特に萩と防府が主な舞台ということで、NHKはもちろん、市役所から、県庁から、医師会から宣伝があり、私の周辺にはそこかしこに「花燃ゆ」ののぼり旗がたっている。ついでにわがクリニックにも小さな旗が立ててある。(たてさせられている)
観光客を一人でも多く呼び込もうとするキャンペーンだけど、防府に住む者としては、防府市、そして山口県にお金が落ちることをよしとしないわけにはいかない。

まあ、私がテレビを見たところで、観光客が増えるわけではないし、去年まで、見ようという気はなかったのだけど、年があけてから、日曜夜8時というのは、大体自宅にいることが多いし、見れなきゃ録画もできるし、話題についていくためにも、1年間、人生初の大河ドラマ観賞といくか・・・という気持ちになってきた。

そしてむかえた1月4日の初回放送。とりあえず見てみると、ちょっと面白そうじゃん。
平成に入ってから活躍をしている俳優なんて、ほとんどわからないので、当然、主演の井上真央という女優の顔も名前も今まで知らなかったけど、まあ、そんなことはどうでもいいかな。ちなみに、番組の初めの配役テロップで、顔と名前がすぐに浮かぶ俳優は、檀ふみ(古ッ!)しかいなかった・・・

明日は第2回。
12月まで毎週きちんと見続けるかどうかはわからないけれど、新しい1年は、「花燃ゆ」で決まりかなと思っている一防府市民の私である。


新年の誓い

2015-01-05 23:28:01投稿

日本全国、今日から仕事始め。
わがクリニックも静かな新年の診療開始となった。

毎年、一応仕事始めの時に、新年の誓いをたてている。けど、今年はあまり具体的な目標もなく、確固たる覚悟もない自分なので、年が明けて5日もたつというのに、何を掲げようかといまだ決めかねている。
一応、仕事上で今年やらねばと思っていることは、あるにはあるが、公にはしにくいのでおいておくとして・・・

ランニングでは、ハーフマラソンの2時間ぎりというのが、まずは目標。ただ、これは、目標というには、自分にとっては、当然なすべきことの一つなので、今一つ、「がんばらねば!」という気持ちになるほどの誓いではない。じゃあ、フルマラソンの4時間切り?これは、あまり現実味のない夢のような話。その間をとって、4時間15分?う~ん、現状の練習状況では、難しいけど、がんばればできる可能性はあるかも??
でもでも、ランニングは健康のために始めたもので、タイムを競うなんてもともと考えてなかったし、楽しめなくなったら元も子もないよというもう一人の自分がつぶやく。
じゃあ、自転車は?
そうだなあ、とりあえず、自転車はタイムを競うことは絶対にしないので、まずは、1日で100km完走が目標かな?よおし、今年の目標はこれ!

自転車で100km完走!

そんなこんなで、食べてばかりで、例年通り体重が増えてしまった三が日。まずは、自転車に似合った体つくりが大事なので、今年もまた、相も変わらず体脂肪率ダウンも慢性目標として掲げておく。
まずは、走り初めに防府市内を15㎞ほどランニングして幕をあけた2015年。
1年を通して、ランニングも自転車も楽しめる健康を維持して過ごすことが何よりも大事なことだなあ。

   ランニング中に撮影した防府新大橋


汗冷え

2014-12-31 18:16:58投稿

今日で2014年も終わり。
公私ともに、大きなトラブルなく過ごせたことにまずほっとしている。

ランニングについていえば、初めてのリタイアを経験した年となってしまったが、走り始めて3年がたち、あまり、大きな進歩はなかったけど、後退もしていないと思うので、良しとしたい。

そして、今日、今年最後に走っておかなくてはと、寒さ対策準備万端で、ホームコースの佐波川に出た。ランニングウエアに着替ようとしているときは、外をみると晴れて陽も差していた。でも、天気予報が午後は雨になるというので、早く走っておかなきゃと11時過ぎに外に出たのに、2㎞弱走ったところで、雨がぽつぽつ。夏なら、シャワーランで気持ちいいけれど、冬の雨の中を走るほど、つらいものはない。ウインドブレーカーを着ていたので、それほどびしょ濡れにはならないけれど、とても予定の15㎞を走る気力はなくなり、それなら、スピード練習だと、自分としてはかなり速いスピードでラスト1㎞程度走り、走り納めとした。

さっさと切り上げたとはいえ、速く走ったので、気温は低いのに暑くて汗びっしょり。家に着くと、汗が噴き出るのに、体の表面は冷たく、すぐに寒くなってきた。さっさと着替えればいいものの、電話その他があったりで、時間がたって、汗が冷え、家の中だというのに、ぶるぶる震えがきはじめた。
ストーブの前で暖まりながら、これほど寒い思いをして、冬の雨の中を走るなんて、なんと自分はおバカさんなんだろうと思ってしまい、ちょっと嫌な気持ち。

せっかく、大晦日にすっきり走って今年を終わろうと思っていたのに、汗冷えで、気持ちがダウンして残念。
今年もあと数時間。何かいいことがあって新年を迎えられないかなあ。


防府読売マラソン

2014-12-21 17:31:23投稿

今日、第45回防府読売マラソン大会が開催された。
ここ数年、毎回のように応援で沿道に立っているが、今年も、クリニックの目の前の旧国道で応援することにした。
位置的には、コースの26㎞と35㎞地点で、フルマラソンで最も苦しいあたり。2週間前に萩城下町マラソンを走ったとき、あらためて、声援を受けることで、元気がでることを身をもって感じた自分としては、知り合いだけでなく、走ってる人みなを励ますつもりで、寒い中をがんばった。

この大会は、今でこそ、市民ランナーの憧れの大会として、一般市民の速い人たちが数千人も走るけれど、もとはと言えば、トップ選手の若手の登竜門として知られる伝統ある競技会。私が出場するような、制限時間の長い、参加賞や応援イベントで盛り上がるようなお楽しみ大会ではないので、もちろん、給水はあるけど、給食はなく、仮装なんてしてる人もおらず、黙々とみな走っている。
地元の実業団カネボウが撤退してから、参加者が少なくなり、制限時間が4時間に緩和されたころから、マラソンブームとなって、今や参加人数制限をするまでになってしまった地元のマラソン大会。私もいつかは出てみたいと思ったこともあるけれど、4時間をきるっていうのは、健康のためにちょこちょこ走っているくらいでは、とても出せないタイムなので、まあ、これからもずっと応援者として、参加する大会だなあと思う。

応援して選手たちに声をかけていると、こちらをちらっと見てくれる人。まったく無視する人。笑顔でふりむいてくれる人。「ありがとう」とお礼まで言ってくれる人。いろいろいるけれど、応援する側としては、反応があるとうれしいし、走るほうも、無理にでも笑顔になる方が、自らを鼓舞して頑張れるんじゃないかと思わないでもない。まあ、苦しいのは間違いないし、笑えるくらいならもっと速く走れるはずなのかも・・・

今年も、トップ予想は招待された背番号1の川内選手で、26㎞地点では、集団を形成していたけれど、その後33㎞付近で、スパートをかけ、2度目にみた35km地点では独走態勢で、そのまま優勝。目標の2時間7分台はでなかったので、本人としてはくやしい結果になったみたいだけど、これで、来年の目標ができて、また来てくれるんじゃないかという、防府市民としては良い結果?かも。
昨日、私がいつも走る佐波川周辺で、練習していた川内選手、来年もまた来てね~
              


右田ケ岳

2014-12-13 16:19:17投稿

防府市民になって14年。それなのに、防府市内には、行ったことのない所だらけ・・・
そんな自分が、一度は登っておかないと、と思っていてなかなかその機会に恵まれなかった右田ケ岳に、今日、初めて登ることができた。

ランニング仲間4人で、登山口から山頂に登って降りてくる、約2時間の行程。山の標高は、400メートルあまりと、全然高くないけれど、岩場が多く、結構、手もつかないと危ない箇所が沢山あり、登った感ありあり。

まず、右田小学校近くの、登山者用駐車場がいっぱいなことにびっくり。防府市民の登山といえば、まず、右田ケ岳といわれるだけあるなあとちょっと感動して、出発。心配していた天気も、途中までは、陽が差すことも多く、汗をかく。沢にかかった手作りの丸太の橋に、びっくりしながら、ゆっくりと上へ上へ。所々でひらける視界に、防府市内が見渡せ、頂上に着くと、さぞいい景色が眺められるだろうなあと思いながら、上っていくと、急に、雲行きが怪しくなり、強い冷たい風に、雪が混じりだした。
5分程度だったと思うが、猛吹雪となり、「これが山の天気!このままずっとこれが続いたらどうなるの?」と若干、不安になるときもあったが、尾根を外れると、風も落ち着き、何とか頂上にたどり着いたころには、雪も止んでいた。
曇っていたので、絶景とは言えなかったけど、十分、防府市内を見渡せることのできる頂上での景色を少し楽しんでから、岩場だらけのコースを下山。
結局、足を滑らせたり、つまずいたりして、3回もこけてしまって、しりもちをついた自分がホントに情けなかったけれど、とても楽しく山を満喫できた2時間だった。

これからは、トレーニングを兼ねて、気軽に山登りを楽しみたいと思う。

 


萩城下町マラソン

2014-12-07 22:28:35投稿

今日、4回目の「萩城下町マラソン」を走ってきた。
この大会は、私のランニングの原点ともいえるレース。
なんせ、4年連続出場だし、練習で15㎞以上の距離を走ったことのなかった自分が、初めてハーフマラソンという、その当時の自分にとっては、未知の長距離を完走して、感激した思い出の大会。

初めて走った3年前は、とにかく2時間半の制限時間内に完走することがただ一つの目標で、それが達成できたときは、本当にうれしかった。
2年前は、12月はじめとしては信じられないほどの悪天候、吹雪の中で、これまた、完走さえできればOKと思って参加。
去年は、3回目だし、10月のフルマラソンで、4時間半を切ったんだから、ハーフで2時間は切らなきゃと意気込んで出走するも、前半つっこんで、後半大失速するという失敗レース。自己ベストとはいえ2時間3分という情けない結果。

そして、今年。前回の反省を胸に、とにかくとばさず、オールイーブンペースで走って、2時間を切るという目標をあげたものの、なんてったって、練習不足。1か月前の海響マラソンで、フルを完走してから、一度も10km以上走っていないという状況。2時間を切るのは、無理そうだけど、せめて、昨年の2時間3分を上まわって、最低2時間2分を目標にするということで、スタートラインにたった。

21.0975kmを2時間以内に走ろうと思うと、大体1㎞あたり、5分40秒というペース。5分30秒から50秒の間で、走っていれば、何とかなるだろうと思い、GPS時計を頼りに、とにかくイーブンペースを心がけて走った。
最初の1㎞は、混雑もあり、6分半かかったけれど、その後はほぼ目標通りに走れ、5㎞までは快調。10㎞過ぎから「まだ半分・・・このまま最後まで行けるとは思えないなあ。」と何度も弱気になりながら、沿道の応援に勇気をもらい、「とにかく、メンタル、メンタル、身体よりも、気持ち・・・」と言い聞かせ、15㎞まで来た。去年、このあたりで失速し始めたことが思い出され、その時のようなきつさがなかったので、「これなら行けるかも・・・」とやっと思えるようになり、それからはあまり時計を見ないで、とにかくペースを落とさないように走っていた。17㎞過ぎでは、前回、一緒に頑張ろうと声をかけてくれた仲間についていけず、めちゃくちゃつらかったことを思い浮かべながら、「今年は行ける!」と自然に脚を前に出していた。時計を見ると5分40秒を切っていたし、このままで何とか2時間きれるぞと21㎞までは突っ走れたけど、やはり、このレースの名物、ゴールの萩ウェルネスパーク入り口からの上り坂は侮れない。坂の始まりのとき、1時間57分を過ぎていたので、2時間をきれるかどうか超微妙と思ったけれど、とてもラストスパートする力は残っていなかった。
結局、ゴールの電光掲示板が見えたとき、2:00という数字を確認してがっくり。34秒のオーバーだった。

でも、失速の去年よりは、レースとしては良かったし、自己ベストは更新したし、今日、2時間を切っていたら、来年走る目標がなくなっていたかもしれないから、良しとしよう。
ゴール後にいただける、あったかい夏ミカンジュースを飲みほしながら言い訳をしていた私である。


阿波踊りのまち

2014-11-24 19:19:14投稿

中国四国産婦人科乳腺医学会のため、徳島に行ってきた。
この学会は中国四国とはいいつつ、毎年徳島で開催されており、今回が参加3回目だったけれど、今までは、前日に岡山に泊まり、朝一番の特急で徳島に向かい、終わったら速攻で帰るという旅程にしていたので、徳島市内がどんなところか全く知らずにいた。
今回は、連休だったこともあり、前日夜遅くに、徳島に入ることにした。

知らない街に来たら、とにかく、自分の足で走ってみる。これが、ここ数年の私のポリシー。
行く前に、ネットで地図を印刷し、大まかな地理を頭に入れておく。
会が始まるのが、朝9時半だったので、朝は余裕で1時間は走れると踏み、最低6㎞、できれば8㎞位は、市内をウロウロしたいなあと考え、ホテルを7時前に出発。
持ち物は、ランニングウエアのポケットに部屋のキーと、携帯、印刷した地図のみ。
晴れていてあまり寒くなく、ジョギングには、もってこいの天気。
国道を通って大まかな方向を確認して、ホテルに迷わずに帰られるように目印を頭に入れる。陸橋があったら、必ず上って、道を上から眺める。
市内の中心部を流れる川沿いに、ウォーキングのコースが1周3.6㎞と書かれた案内図をみつけ、「これだな」

川の水面に手が届きそうな専用の遊歩道を、案内図に書かれていた通り、1周。途中、「満ち潮水族館」と表示された一段と低くなっている舗道には、川の中が、見えるようになっている小窓が並んでいて、何か魚がみえないかと期待したら、窓のガラスが藻で覆われ、全く何もみえず、がっくり。水族館で見られる?かもしれないという魚の種類が、表示されていたけれど、なんと、タイとかハマチとか、美味しそうな海の魚がずらり。川を少し下っていくと、船がたくさん停泊していて、海がとても近いのだということに納得。汽水域っていうやつだな。

川から離れたあとは、市内の中心部と思われる商店街をウロウロ。朝早く、開いている店はないけれど、大体、徳島のまちがどのくらいの都会?なのかはわかった。
あちこちに、阿波踊り関連の建物、標識、オブジェがあり、いつか、阿波踊りの本番を見たいものだと思わされた、朝の1時間だった。

   


焼きするめげそ

2014-11-20 20:57:32投稿

何か月か前に、体重増加予防対策に、お腹が空いたらガムを噛むことにしたと、このブログに書いた。
目標だった下関海響マラソンまでに、体重も体脂肪も減らすことはできなかったけれど、1年前の大阪マラソンを走った時の体重を上回らないで本番を迎えることはできた。とにかく油断をすると、すぐに余計なものを食べてしまう私は、体重を維持することで精一杯。
海響マラソン後は、好きなものを好きなだけ食べるぞとも思ったが、それほど、ダイエットをしていたわけでもないので、レース後も食べすぎにはならなかった。我慢していた食べ物としては、カロリー高いナッツ類くらいなので、11月の初めは、カシューナッツに、ジャイアントコーンを一袋ずつ食べ、満足。

そして、これからは、凝りもせず、長年の目標である体脂肪率ダウンを目指して、また、カロリーとにらめっこの毎日。
そのための問題は、やはり空腹時対策。
腹減れば、ガムを噛むぞということにして、相当な量のガムを消費していた今年の夏だったけれど、結局、もともと好きではないガム。最近は、コンビニによっても、ガムを買わなくなってしまった。
でも、カロリーは気になるので、コンビニにある色々な、低カロリーおやつを試して、たどり着いたもの・・・

焼きするめげそ

だいたい、私は、甘いものやすっぱいものが好きでない。その代り、酒を飲まないのに、酒のつまみと呼ばれる類のものが、大好き。塩っ辛いものならいくらでも食べる。ナッツ類も塩がまぶしてあるから好きなのであり、甘い豆類は全くだめ。初めはあたりめをかなり愛用していたが、あたりめよりも、げそのほうが、固くて、同じカロリー分を噛もうとすると、時間がかかる。とにかく、少ないカロリーで、より長く時間が稼げて、塩辛いものという私の空腹時対策に、ぴったりなのだ。
ただ、条件がある。
コンビニに売っている小さな袋でないとだめ。大きな袋だとなくなるまで食べてしまい、カロリーが多くなる。とりあえず、小さくても一袋食べれば、気持ちが落ち着くし、新たな袋をあけるほど意志が弱くないので、一袋で終わるサイズが重要。
大手コンビニ3社に売っているげそ一袋の平均カロリーは60kcal。これで1時間くらいもつので、あっという間になくなる他のお菓子よりは低カロリー。
塩分とりすぎとはわかっているけれど、血圧高くないし、カロリー表示だけみて、Naの量は見ないことにしている・・・

         

      


人生初の…

2014-11-09 22:56:30投稿

ほぼ毎年参加している「日本乳癌検診学会」が、今年はこの週末に群馬県前橋市で開催されたので、勉強に行ってきた。
以前にもこのブログに書いたことがあるが、私は、広島と山口で生活してきたので、東日本にはあまり行ったことがない。関東も、東京や横浜には、行く機会が多いけれど、広い範囲の関東甲信越となると、人生で、一度も足を踏み入れたことがない県が、茨城、栃木、群馬、富山、新潟と、まだ多く残っている。
今回、そのうちの一つ、群馬県に行けることとなったので、とても楽しみで、最近話題の下仁田ネギは食べてこなきゃね、などと期待しつつ、山口宇部空港をたった。
羽田まで飛行機に乗り、その後、モノレール、山手線で東京駅まで行ったら、上越新幹線に乗って、高崎へ。それからまた在来線に乗り換えて、前橋までという、乗り換えだらけの約5時間の旅程。東京駅までは、しょっちゅう行っているけど、上越新幹線は、人生初。
総2階建てのMAXとき号新潟ゆきに乗って、いざ、前橋へ。
埼玉、群馬、新潟と北へのぼっていくルートなのねと、上越新幹線が初めてどこを通るのか今回知った、地理に疎い自分。けど、東京から1時間足らずで着くんだから、結構近いよね~と、同行したスタッフと話しながら、新幹線に揺られていた。
その時、「1時間足らず・・・今、東京をでてちょうど1時間・・・えっと、21:50着だったはず・・・今、9:53・・・????さっき、停まった駅が高崎!!!!」
時すでに遅し。
「とにかく、次で降りるしかないよ・・・」
あたふたしていると、それをしっていたかのように、車掌さんが通りかかり、座席ナンバーを確認したあと、ちょっと眉をひそめ、低い声で
「切符を見せてください」と言われた。
間髪入れず、
「あのー、高崎で降りるはずだったんですけど、降りるの忘れちゃったんです。どうしらたいいですか?」
しばらく、切符と時計を眺め、手持ちの時刻表とおぼしきものをあちこち見ながら、切符に何やら書き込む車掌さん。あ~あ、追加料金をとられるんだろうなあ。もう夜10時過ぎだし、どうなるのかなあ。
「越後湯沢で降りて、反対側のホームに急いで、東京行きの新幹線に乗ってください。それが、最終ですから。」
「次で降りるんですね?」
「次の上毛高原で降りても、電車はないです。必ず、次の次で降りてください。越後湯沢まで行ってください。22:20に越後湯沢につきます。22:24に最終の東京行きが来ます。急いでください。」

ひっそりと静まり返った夜の越後湯沢駅に降り立った私たち。
反対側のホームに急いでいくと、最終の東京行きは、7分遅れですとのこと。まあ、なんとか今日中には着くかなあ、高崎で降りて、在来線はまだあるのかなあ・・・

ところで・・・越後って、新潟県?!
なんと、人生で初めて新潟県に足を踏み入れた私。


下関海響マラソン

2014-11-02 19:26:10投稿

今日、かねてから参加するのが目標だった「下関海響マラソン」を走ってきた。
心配したほど、天気は悪くなく、海沿いはかなり風が強かったけど、走りやすい気候といってよかった。

今回、念願の大会にエントリーしたのは、半年も前で、そのころには、かなり、このレースにむけてがんばるぞと気合が入っていたが、9月にトレランレースでリタイアしたり、あちこちの痛みがあったりで、練習も十分でなく、10月以降、モチベーションは低下。どのくらいのタイムを目標に走ろうかと、今朝まで悩んでいた。フルマラソンの自己ベストを目指すには、明らかに練習不足で無理。完走のみを目指して、ゆっくり走るのもいいけど、制限時間ぎりぎりに走ってると帰りが遅くなるし・・・etc なかなか気持ちが決まらないままスタートラインにたった。
ただ、固く心に決めていたことは、決して歩かないこと、大会を楽しむこと、笑顔でゴールすること。

このマラソンの最大の特徴は、コース設定。関門橋の下、海沿いを走る風光明媚な景色が続く、前半20㎞ほぼフラットなのに、後半はアップダウンばかり。とにかく前半をとばすと、ロクなことにならないと、誰もがいう難コースなので、まあ、初めは、ゆっくり適当に行きましょうと、とろとろ走っていた。5㎞をすぎたころ、4時間半から5時間の範囲で走るというランニングクラブの仲間に会い、とりあえず、ついていくことにした。結局、28㎞位までは、グループで一緒に走って、大体このままだと、4時間40分くらいのゴールかなあというペースをキープ。30㎞前後で、皆がバラバラになり始め、その後は自分のペースで何とか走った。

楽しむことが大事なので、とにかく、エイドにはすべてよる。往復のコースですれ違う知り合いには声をかける。沿道の応援にもできるだけ応えるし、カメラをみたら手を振る。う~ん、順調、順調。

海峡に突き出た人工島で食べられる”菊川そうめん”のエイドを楽しみにしていたのに、人が多くて気付かず、「そうめんありま~す」というボランティアの人の声に、慌ててちょっとバックしてしまったが、30㎞過ぎても、自分としては、1年前のフルマラソンより、つらくなく走れていた。「去年より1キロ15秒くらい遅いペースで走ってるからやっぱ楽なのかも。最後までこれでいけるかんじじゃん。」と、あと10㎞まではよかったが・・・
35㎞付近の給水所で、仲間に出会い、「ラスト6㎞がんばりましょう」といわれて、ついていこうとしたけれど、急に足の裏の痛みが強くなってきた。もともと彼は私なんかよりはるかに走力が上なので、あっという間に姿が見えなくなり、手元の時計をみると、ペースがキロ当たり1分も落ちていた。「まずい・・・」
ひたすら自分に言い聞かせる。「絶対歩くな!限界と思ってるのは、脳で、脚じゃない!フルマラソンはメンタルが勝負!」
そこからは時計を見ることもやめ、ただひたすら、足の痛みと自分との戦い。ゴールの海峡ゆめタワーが目に入っても、脚は前になかなか出なかったけど、とにかく最後まで歩かなかった。
そして4時間43分でゴール。練習不足のタイムとしては、上出来で、初めに自分に誓ったことをすべて守れたことが、とてもうれしく、完走メダルをかけてもらうとき、目頭が熱くなった。
完走証をもらって、やっと座って、それを読んだとき、下関市長の名前で以下の文章が書いてあり、これにも感動!

42.195㎞に及ぶ長い距離でしたが、最後まで自分を信じ、闘い抜いたあなたの「気力、体力、勇気」は、称賛に値します。

    40㎞の最後ののぼり坂にて


からくりベッド

2014-10-27 17:25:51投稿

この週末、8月に引き続き、産婦人科医対象のセミナー受講のため、東京に行ってきた。
宿泊したホテルは、以前にも利用したことがあり、朝食が美味しいので今回も泊まることにして、チェックイン。
前回泊まったときは、確か湯船もあったと思ったのだが、今回、バスルームをみてみると、シャワーブースしかなかった。
シャワーブースのホテルなんて、いままであまり泊まったことないなあとちょっと驚いたが、もっとびっくりだのは、そのシャワーそのもの。
1本の棒がたっていて、そのてっぺんにオーバーヘッドシャワーといって、丸いお皿のようなのが、でており、さらに棒の中央あたりには、3つの出水口がついていて、そこからボディーシャワー・・・そして、普通のハンドシャワー。三つのシャワーは、別々に蛇口がある。なんだが、面白くて、いろいろやってみたが、背の低い私では、うまくシャワーをあてたい身体の位置に調節できず、結局、ハンドシャワーで、用を足す感じとなった。

シャワーを浴びて、さて、寝ましょうということになり、ベッドの上をみると、説明書のようなものが置いてある。「何、これ?」と手に取ってみると、「フォーラス睡眠環境システムご利用案内」とある。「睡眠環境システム??確か、前に泊まった時には、こんなものはなかったよねぇ・・・ 気づかなかったのかなあ」

要は、寝るときと、起きるときに、音楽と光と振動で、より良い眠りを演出しましょうというからくりベッドらしい。ぱっと見は、普通のベッドだし、どうなっているのか何もわからないが、とにかく、利用しないのはもったいないので、説明書にある通りに操作して(といっても普通に翌朝に起きたい時刻をセットするだけ)、横になった。
自分自身、眠りにつくのは、何もなくてもまったく問題ないけど、起きるときは、きもちよくスーッと光と音楽でおきるのがいいよなあと期待しながらベッドにはいったが、何もない。何にもないじゃん・・・と思っていると、しーずかに、メロディーが聞こえてきて、足元がそのメロディーにあわせて振動してきた。「これが、眠りをさそう音楽か・・・」とその振動を感じていたが、5分もしないうち(多分)に寝てしまった。
そして、朝・・・
結構リズミカルな音楽で目が覚める。音楽とともに足元の振動もあり、夜よりも振動が大きい感じ。でも、決して、邪魔になるようなものではなく、結構ここちよいので、また寝てしまう。確か、説明書にはスヌーズ解除をしてからストップボタンをおさないと停止しないとあったけなあ・・・と眠い頭で考えたはいたが、音楽がそれほどうるさくないので、聞きながら寝てしまう。また、10分くらいしてから、メロディが流れて気づいてみると、部屋にスイッチのあるライトとは別の灯りが、天井について、明るくなっている。夜には気づかなかったこれが光とともに目覚めるというヤツ・・・と思いながら、また寝る。

結局、携帯にセットしていた、いつものアラームがけたたましく鳴り、やっと起きる気になって、ベッドを出た。
お目覚めの音楽も振動も、私にとっては、心地よい眠りのほうに効果があったみたい。 


自転車とランニング

2014-10-16 09:11:01投稿

山口県で最大のランニングイベント、下関海響マラソンまで2週間あまりとなった。
私が、ランニングを始めた当初の目標は、この海響マラソンを完走することだったのだが、なんだかんだと出走できないまま3年がすぎ、今回初挑戦することになった。
楽しみでもあるし、この大会にかける思いも強かったのだけど、先月のトレランレース以降、股関節の痛みも完全には治らないし、10㎞以上走ると外反母趾の痛みも出るようになってきて、なかなか海響マラソンへのモチベーションを高く保つことができない今日この頃。

そんな時、「大人の自転車入門」というちょっと古いんだけど、自転車の楽しさ、体へのよい影響などを書いた本を読み、やっぱり、ランニングより、サイクリングの方がこれからも続けていけそうだなと感じるようになってきた。
実際、ランニングのトレーニングのために自転車をはじめたら、自転車の方にはまってしまったという話はよく聞くし、知り合いにもそういう人がいる。

サドルに座ってこぐ自転車は、まず、膝や足に負担がない。かといって、ロードバイクだと、前傾姿勢を保つために、腹筋、背筋を結構使うよい運動になる。路上では、スピードやタイムを競うこともないので、精神的にも楽。有酸素運動としても、優秀だし、鍛えたい筋肉や、健康への影響面からいうと、ランニングより明らかには私にはあっていると思う。

あえて、自転車のデメリットをあげるとするなら、器械に弱い私としては、メインテナンスの部分。掃除するだけならいいんだけど、チェーンやギアの手入れなどになると、教えてもらわないとわからない。器械である以上、故障もあるだろうし・・・
あとは、スピードがでるので、交通事故などの危険性。これは明らかにランニングより高い。

けれど、はるかにそれらを上回るメリットがある自転車。台風が過ぎて、すっかり秋になり、サイクリングにはもってこいの季節。マラソン出走を前に、ランニングよりもロードバイクに乗る時間がふえてしまいがちだけれど、あと2週間、なんとか身体の状態だけは、いい感じで初挑戦の本番をむかえたいとは思っている。


ブランド品について思う

2014-10-11 13:47:49投稿

先日、主に産婦人科医を対象とした研究会に参加したのだが、参加者の女性医師に、ブランド品のバックを持っている人がちらほらいるのが、目についた。
そもそも何をもってブランド品と呼ぶのか基準はないけれど、私の中では、有名デパートの1階か2階にあるというのが一つの基準かなあ。シャネル、ヴィトン、エルメスなどは、まあ、誰でも知っている銘柄だけど、ほかにも、お高いものをそろえたブランドはたくさんある。

作家、林真理子の小説は、結構面白くて何冊か読んだことがあるが、エッセイを読んだ時には、彼女のブランド志向に、うんざりして、その後読むことはなくなった。たとえば、エルメスのバーキンがすごくお気に入りとのことで、それについて書いてある文の中には、エルメスのバーキンを欲しがらない女性なんて、この世にはいないはずという意味のことがあり、勘違いも甚だしいと感じてしまった。実際、私は、それがどんなものかあまり知らないが、欲しいと思ったことは一度もないし、とても一般的な女性がみんな欲しいと思っているとは思えない。

ブランドにしても、宝石にしても、結局価値観の問題で、スーツに100万円をかけるのと、100万円使って旅行に行くのと、どっちが好きかということになるんだろう。宝石は、遺品として、子や孫に残せるかもしれないという価値はあると思うけど、これがまた、ただの石に何百万円もかける気になるかどうかは難しい。
どうも、私は、ロマンがないとか、現実主義とかいわれてしまう人間なので、アクセサリーにしても、指輪は、結婚指輪以外は、邪魔になるので、ほとんどつけたことがない(持っていない)し、通勤着は、クリニックに通うのに、白衣を脱いだ姿を誰にも見せることがない生活なので、ユニクロのTシャツとジーンズで十分足りてるし・・・
ただ、かばんや財布は、実用的なものだし、安物は痛みが早いから、それなりのもののほうがいいとは思っているので、私のかばんにもまあまあの値段がするものはある。だけど、あくまでも、見た目よりも実用性。ただ、見た目がどうでもいいとはといっても、よく患者さんで見かける、かばんはヴィトンで、足元はキティちゃんのサンダルというのは、いかがなものか・・・

たまに、今回のように学会などにでかけて、ブランド品に身をつつんでいる人を見かけると、チイとは自分も、いいものを持たなきゃなあと思うには思う私。ただ、デパートでブランドショップのウインドウをのぞくと、このかばんで、スタッフの給料が出るよなあと経営者の自分もなかなか捨てきれない。
結局、年収何億もある人は、100万円をこえるスーツやかばんを高いとは思わないんだろうから、いくらの物を買うかは、収入次第なんだろうけど、私としては、収入がいくらであっても、この人が身に着けていれば、値段以上の価値のあるものに見えるよね・・・といってもらえるのを理想としたいと思う。


ダメ犬の反逆

2014-10-01 09:37:13投稿

我が家では、1匹、ミニチュアダックスフンドを飼っている。以前は、2匹いたが、4年前に1匹が亡くなり、その後は1匹のみ。
メスなんだけど、これが、超ダメ犬で、ものすごく臆病。
小型犬が臆病なのは、よくあることだが、それにしても、普通ではないと思う。
まず、いつも尻尾の向きは下。後ろ足の間で尻尾を振っていることもよくある。飼い始めて9年、尻尾をピンと上にあげているのを見たことがない。以前いたもう1匹は、よく、尻尾をたてて振っていたし、同じ犬種でもやはり個体差はあるのだとは思うが・・・
次に、家族以外の人間には、まったくかかわることができず、他人が我が家に来ようものなら、ワンワン吠えっぱなしで、近づくことはない。
更に、ずっと家の中で飼っていて、庭にはでるものの、家の外には出られない。2匹のころは、しかたなくつれだって散歩をしていたが、それでも、散歩の間、まったく排泄をすることはなかった。1匹になってからは、リードをつけると、じっとして身動きせず、つれて出ることができなくなった。散歩をしない飼い犬というのが、この世にいるのかと思ってしまうが、まあ、飼い主の仕事が減るので楽と思うしかない。
散歩をせず、食べてばかりなので、当然、肥満。ミニチュアダックスフンドというのは、体重4~7kg位といわれているらしいが、我が家のお嬢様は、しばしば7㎏を超えている。食べ物を与えるのは、家人なので、肥満は人間のせいではあるが、まあ、いわゆるメタボ犬の代表と言ってよいと思う。
亡くなった相棒のように、ボールを追いかけることなど決してないし、犬らしいことは何一つできない。まともなおすわりすらできないが、かろうじて、私が1年かけて教え込んだ、「おて、おかわり」だけはなんとかできるのが救い。

そのダメ犬が、最近、なけなしの脳みそを使うようになった。皮膚のただれがひどく、獣医さんから薬を処方してもらっているのだが、その薬を飲むことに抵抗することを覚えたのだ。
薬は錠剤を半分にしたものが2種類。初めは、チーズに包み込んで、あたえたら、すぐに飲みこんでいた。もともとチーズは好きだったはずなのに、そのうち、チーズをみせても、口をあけなくなった。それを、無理やり口を開けさせて、中に突っ込み、飲みこむまで口(鼻?)を握っておくようにしたら、チーズをみると(臭いがすると)逃げるようになった。名前を呼んでも来ない。薬をいれないで、チーズだけやろうとしてもダメ。もはや、チーズ嫌いになってしまったのだ。まあ、こちらの方が知恵があるので、今度は、ゆでた鶏肉の中に薬を紛れ込ませて食べさせてみた。すると、一度に全部食べたかと思うと、薬だけ、ペッと吐き出した。
「う~ん、敵もさるもの」
こうなれば、いたちごっこ。今度は鶏肉も口に突っ込んで、鼻を握るしかない。同じことを繰り返すと、ダメ犬でも、これはやばいと考えるようになっているのだ。そうこうしているうち、薬と一緒に食べられるものが、だんだん高級になり、肉の量も増えてきた。メタボ犬にとって、これはよくない。こうなったら、またチーズにもどすほうが賢明ではないかと、今日の薬はチーズでいこうと考えている人間様だ。
                                                  


祝1000㎞

2014-09-27 09:41:41投稿

ランニングをそれなりにやっている人は、大体、月間走行距離というのを、練習の目安にしていることが多い。私も、一時期はかなりこまめに練習記録をつけて、月100~150㎞くらいは走るというのを、ノルマとしていた。
ただ、ランナーと呼ばれる人々は、普通月200㎞くらい走っているし、300㎞以上走っている知り合いも結構いるので、100㎞走ったくらいでは、逆に、「どうせ、私は100㎞くらいしか走ってないし・・・」とひがみっぽくなってしまうこともあった。
ところが、1年くらい前に、吉岡利貢氏の、「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!」という著書にふれてからは、いわゆる走行距離神話というものにとらわれるのは、逆に故障を引き起こしやすくなるし、距離を稼ごうとするあまり、楽なスピードでしか走らなくなると、レベルアップはのぞめないという意見が正しいと思うようになり、走行距離はほとんど気にしなくなった。
その昔、野口みずき選手が、「走った距離は裏切らない」という名言を残したことも、日本人の走行距離神話が根強いことの原因といわれているけど、今月はあと何km走らないと!と月末に無理に距離をかせいでいる話は、本当に無意味なことだと思ってしまう。
まあ、私の走行距離が短くなった言い訳としては、GPS時計が壊れて距離が測れなくなったことなど、他にもいろいろあるけれど、最も大きな理由は、昨年末に、ロードバイクを買ったことだ。
吉岡氏は、自転車でのクロストレーニングを推奨している一人で、楽しく自転車をこぐことが、ランニングの走力アップにつながるという意見。なんといっても、自転車は、着地の衝撃がないので、故障が少ない。膝や、足の裏が痛いときでも、自転車なら結構長距離を走れるのがうれしい。

ロードバイクを買ったとき、自転車ショップの人にも、知り合いにもメーターをつけることをすすめられたので、マイバイクには、磁石をセンサーにした、サイクルコンピューターがついている。これが、結構多機能で、時速、走行距離、回転数、心拍数、時刻などが表示され、今ではサイクリングになくてはならない存在。
そうはいっても、主に時速と時刻を見るだけのことが多かったが、先日、ボタンを操作して、表示画面をかえてみると、なんと、総走行距離が、ちょうど、1000kmになっていた。
夏の間、雨ばかりでほとんど走っていなかったし、週に2回以上走ることなんかないけど、なんやかんやで、私も自転車で1000km走ったんだなあとちょっと感激。
購入してから、9か月で、たった1000km?と言われそうではあるが、自転車も、走行距離にこだわらず、楽しくいかないとね。


甘いマスク

2014-09-22 23:38:19投稿

現在、韓国でアジア大会が開催されていて、連日、日本人の活躍が続いている。多数の競技が同時に行われていて、テレビ中継もにぎやかだ。

スポーツ中継を見ていて、いつも思うのだが、LIVEで放送する競技から、結果だけしか伝えられない競技まで、競技による差別が著しい。まあ、スポーツにも、人気というものがあるし、民放では、視聴率がとれることが大事だし、仕方ないことはわかっているけれど、どんなマイナー競技だって、選手は本気なんだから、もう少し分け隔てなく放送してほしいよなと愚痴ってしまう私。
そして、同じ競技の中でも、テレビに映るには、ルックスというのが重要という点も差別の一つ・・・
男子選手の場合は、筋骨たくましく、なおかつイケメンであることが、視聴率稼ぎの重要な要素。実況では、「その甘いマスクで一躍有名に・・・」などといわれ、選手の紹介時間も長くなる。もちろん、競技成績のほうが大事ではあるんだけど、成績が同じなら、カメラ写りがいいほうがいいということになってしまう。
世の中、顔が大事なんだよなあ。

「甘いマスク」というのは、もっぱら男性に使われるけれど、女子選手の場合は、「美人アスリート」と見出しが躍ったりする。中継しているカメラマンは、ほとんど男性だろうから、「美人」にカメラが行ってしまうのは、観客席が写る場合も同じ。ただ、多くのト女性トップアスリートたちの中には、「美人」であろうとなかろうと、練習のし過ぎで、体脂肪率が低く、今一つ、女性としての、体の美しさには欠けている選手が多い気がする。そういう選手をテレビで見ては、婦人科医として、これだけ、脂肪がなけりゃ、たぶんこの人は、月経異常だろうなと考えてしまう。今回のアジア大会の中でも、「練習で、体脂肪率を5%落としてこの試合に臨んでいます」とか、「女子としては驚異の体脂肪率一桁!」などと、さも、素晴らしいことのように放送されることが、とっても気になる私。

そんなことはさておき、私の専門(!?)である卓球は、どのくらい、放送してもらえるのか勝手に予想してみる。
有名な、愛ちゃん、佳純ちゃんの出場する女子は、少しくらい試合がうつるかもしれないけど、男子は結果だけかもなあ・・・といったところ。LIVE放送は、試合開催時刻にもよるけど、まずないとみている。金メダルの可能性がかなり高ければ、また違うだろうけど、卓球は、男女ともに、中国が圧倒的に強いので、初めから銀メダル争いということがわかっているという点が、放送する魅力に欠けるし。卓球ファンとしては、地味でも、男子の試合のほうが、迫力あるし、”甘いマスク”の松平健太選手もでるから、頼むから放送して・・・といっておきたい。


初めてのDNF

2014-09-15 12:32:26投稿

撃沈!
過酷なトレランレースは、甘くなかった。

前回、このブログで、白竜湖トレランレースに参加することを書いていたのだが、案の定、完走(完歩?)さえできず、初めてのDNF(do not finish)となった。
もしかすると、ゴールできたかもしれないと、今も未練タラタラなんだけど、仮にあのままゴールしていたとしたら、当分の間、体は使い物にならなかっただろうということは確信できる。

「こんなんで大丈夫かいな?」というのは、朝起きた時から始まっていた。先月から左股関節に違和感はあり、時々、体勢を替えるときに、「イタタタ・・・」という感じで、脚の付け根の筋肉につるような痛みを感じることが、ずっと続いていた。けれど、走って痛いというのでもないし、何ともないときも多いので、まあ、影響はないでしょ、とよい方に解釈。
それが、レース当日の朝、布団から起き上がるときに、「イタタタ・・・」。起き上がるだけで、こんな状態で、35km走れる?と思いはしたものの、起きてしまえば、何ともないので、そのまま予定通り、スタートラインにたった。

今回の、トレイルランニングレース、朝7時スタートのロングコースの制限時間は8時間。午後3時までに帰ってくれば、ゴールできるというもの。距離は、フルマラソンより短いが、大体知人の記録を見ると、フルマラソンのタイムが3時間半位の人が、5時間半、4時間位の人が6時間程度でゴールしており、まあ、私なら、7時間くらいかと勝手に思っていた。

スタート後、のぼり一方だけれど、岩だらけの場所以外は、ゆっくりと走ることはできた。7㎞地点の最初のエイドで、心配な左脚にエアーサロンパスをふきつけ、下りや平坦なところは、ロードなみに走り、10kmまでは、まあまあのペース。このままなら、6時間半でいけるかも・・・とは思っていたが、11km過ぎたあたりから、本格的な山道。山水が流れて、小さな滝が何カ所もあり、涼しくて気持ちいい。木洩れ日が美しく、ハイキングには最高だけど、今はレース。なんせ足場が悪く、気を付けていたつもりが、まさかの転倒。ちょっと膝をうったくらいで、ひねってはいなかったので、そのまま起き上がって、また走る。いつの間にかかなり標高の高いところまで来ていたようで、しばらく下りが続くあたりから、以前から悩みのタネだった黒くなっている右足の爪の痛みが出始め、足先がつらくなってきた。外反母趾の左足は、こむら返りがおきるし、「まだ、半分も来ていないのに・・・」と不安が先行する。痙攣の特効薬である、芍薬甘草湯を飲んだり、エネルギージェルを飲んだりしながら、まだまだ、こんなもんじゃない、がんばるぞと言い聞かせては先に進んだ。

レース開始から2時間半が経過したあたりから、トップランナーたちが復路にはいり、すれ違うようになってきた。まあ、彼らの走りは、次元が違い、人ひとり通るのがやっとのトレイルを、野生動物のごとく、駆け抜けていくので、まだ往路の普通の人間たちは、立ち止まって、よけるしかない。何度もとまっては、一歩ずつ注意して進む状態で、時間は刻々と過ぎていく。岩場の少ない周回コースに入り、復路の人たちを見かけなくなると、後にも先にも、最後尾付近の私たちだけで、誰も見えない。急斜面は、階段になっているところが多く、脚を手で持ちあげて進む状態。走れそうな平坦なトレイルも、もはや歩くのみ。「こんな山の中で、もし、こけて骨折でもしたら、誰がいつ助けに来てくれるんだろう?携帯は圏外だし・・・もし、(一緒に走っていた知人が)心臓発作で倒れても、AEDは10分以内にはもってこれないよなあ。人がいるところまで下りていくったって、私走れないし。医者として助けることはできないぞ」など、気弱なことばかりが、頭に浮かんくる。

やっと”18km”の表示のところまで来て、時計を見ると、すでに3時間50分が経過。「普通にこのままで帰っても、8時間かかる・・・あの劇坂を、また来た時と同じスピードで走れる(歩ける)訳はないし・・・」どんどん、気持ちは後ろ向きになり、足も痛い。「いやいや、これで終わったら19kmのショートコースに出てたほうがよかったことになるじゃん。フルマラソンの時だって、限界と思ってからが、勝負だったじゃん。まだまだ!!」と、歩くのとかわらないスピードで、ちょっとずつ走っていたが、19㎞過ぎたあたりで、ずっと並走していた知人が、「私、20kmでリタイアするわ・・・」
 その言葉を聞いた瞬間、「なら、私もやめる」

結局、21㎞あたりの、エイドまで歩き、そこで、リタイア申告。すでに、そのエイドで4時間半の関門間近だったので、まあ、仮にがんばったとしても、関門にかかったろうし、このまま無理しても、帰りに180kmの運転ができなかったらそれこそ大変だったし、リタイアの正当性を、色々と自分に言い聞かせて、大会スッタフの方の車でゴールまで連れて帰っていただいた。

参加者名簿をみると、ロングコースのエントリーは410人中、女性はたった39人。やっぱ、普通のおばさんには無理なんだよなと思いはするものの、未練は残る。家族には、もうやめとけと言われるし、全身の筋肉痛は半端じゃないし、やっぱ、来年はまたショートコースかなあ。


トレランにむけて

2014-09-11 22:54:45投稿

広島県の山奥で開かれた、白竜湖トレイルランニングレースに出場したのは、1年前。
初めてのトレランレースということで、ショートコース(19km)に参加し、何とか、3時間をきって、楽しくゴールできたのだが、同じレースに、今週末、ロングコース(35km)で参加を予定している私。

距離はフルマラソンよりも短いとはいえ、なんせアップダウンのトレイル。距離はショートの2倍もないけれど、負荷は2倍どころではないのは想像はつく。
レースの申し込みは、5月で、去年、一緒に19kmを走ったランニング仲間に、今年はロングに挑戦しようよと誘われて、エントリーはしたものの、その後3か月、はげむつもりだった筋トレも、いっそ頑張っていないし、天気のせいにして、夏の走り込みはしていないし、体重は何とか3㎏落としたけれど、もとに戻っただけで、体脂肪率はまったく落ちていないし・・・

数日前、何度もウルトラマラソンを走っている知人に、「白竜湖のロングは、フルマラソンどころではないよ。萩往還の70㎞コースよりもきついかもよ」といわれて、愕然。
昨年、私と同じくらい(と私は思っている)の走力の人は、制限時間8時間のところ、何とか7時間半で完走(完歩?)できたらしいから、まあ7時間はかかるものと覚悟はしておかないと、とは思っているものの・・・

本番が近づき、どんどん不安になってくる今日この頃。
先日、芸能人が101km完走したと、テレビで騒いでいたけれど、私にとっての、白竜湖35㎞はそれに相当するくらいきついかも・・・なんせ、7時間も連続して走った(歩きも入れて)経験はまだ一度もないし、天気予報だと、晴れるみたいで、去年よりかなり暑そうだし・・・

心配ばかりして、「そんなら、やめときゃいいじゃん」といわれそうだが・・・
この1年、最大酸素摂取量のレベルは2段階くらい上がったし、ロードバイクで少しは別の筋肉ついたかもしれないし、仕事に差し支えないレベルの最大級で何とか頑張るしかないと言い聞かせている。


8月をふりかえる

2014-09-05 15:34:05投稿

先日、気象庁が、今年の夏は異常気象だったと発表した。
山口県にいたっては、8月の日照時間は平年の4割にも満たず、本当によく雨が降った。ただ、私の住む周囲では、被害のでるような状況にはなかったので、文句をいうことはできない。

自分にとって、ランナーとしてのこの夏は、昼間も曇りがちで走りやすかったようにも思うが、失敗ランが多かった。
大体、休診日の午前中には走るようにしているのは、夏も冬も同じだが、「今日は走るぞ!」と気合を入れても、雨だと一挙にやる気がなくなる。

「よし、雨は降りそうだけど、2時間くらいはもつだろう」と勝手に天気を予測して、走りに出た日は、折り返しくらいから雨が降り出し、途中から土砂降り。今まで、「あんなにずぶぬれになってまで走るなんて、どうかしてるよね~」と大雨の日に走るランナーをみて思ったことが何度もあるが、まさか、雨の日は走らないことにしている自分がそうなるとは思っていなかった。2時間走るときめて、家を出、折り返しから降り出したので、ただ、走って帰るしかない。雨がどんどんひどくなって、気持ちが焦ったせいか、往路と復路、同じ道を走ったのに、復路のほうが、10分も早かったのは、いい練習になったといえなくもないが・・・なんせ頭の先から足の先までビチョビチョ。

次の休診日も、似たような天気だったが、今度はいつ土砂降りになっても帰れるように、近場を周回するコースで走ろうと出発。1時間たったところで、雨は大丈夫そうだったので、周回はやめて、少しあしをのばしたのが運のつき。そのころから、今度は太陽ギラギラ。後でわかったことだが、なんと、その日は低温だった8月の気温で一番高くなった日で、急に気温があがりはじめた真っ最中に走っていたことになる。大雨の日に走るのもバカだけど、気温30度を超えた日の、影のない炎天下を走るのも、もっとバカ。結局、40分くらいは、相当な暑さの中を走ったので、過去最高にヘロヘロで、20㎞走るのに、500mlのペットボトルを3本飲み干しても足らないくらいだった。

走るには、炎天下よりはまだ雨がましということを悟った夏。

そして極め付けの失敗ラン。
明るく、ぬかるみも、石などのつまづくものも何もない普通のアスファルトの上を走っていて転倒。
腕を擦りむき、腰を打撲。血腫までつくったけど、走れるからいいか・・・ とほほ

自分が雨に濡れるのは仕方ないとして、大事なマイバイクが濡れるのは、絶対いやなので、ロードバイクもこの夏出番がほとんどなかった。それでも、8月にまったく乗っていなかったので、曇りの日に走りにでてみたが、案の定途中から雨が降り出し、急いで帰宅。自転車のほうが、ランニングに比べれば、早く帰宅はできるものの、帰って、どろどろになった、車体を隅々まで拭くのに時間を費やす。車の洗車は自分でしたことなんかない私だけど、ロードバイクだけは、いつも(今のところ)ぴかぴか。

これからの秋。
ランニングにも、ロードバイクにも走りやすい、1日中晴れた青空を見られる休診日はいつになるんだろう。


皇居ラン

2014-08-25 23:02:53投稿

3年前、ランニングを始めたばかりのころ、東京出張のときに、皇居ランをしたことをこのブログにも書いた。
その時は、もう2度とここを走ることはないだろうと思っていたが、今回、今年3回目の東京で、走り込みの足りない自分としては、週末に走らないわけにはいかないと焦りも出ていたため、結局、皇居を走ることにした。
東京に行った目的は、産婦人科医対象のセミナー受講で、宿泊&セミナー受講をした場所が、皇居にほど近いところにあったというのが、皇居ラン最大の理由。

朝早く起きて、ホテルのカードキーと携帯のみをポケットに入れて、ランニングウエアでホテルを飛び出す。
事前に地図を見ていたので、ホテルをでてすぐの交差点を左に曲がれば、皇居のお濠にぶちあたるはず。と思いきや、交差点の左手には、よくテレビでみる東京駅の赤煉瓦の建物。
「あら?あれは誰がみても東京駅、皇居じゃないよ。」
これは逆方向に出てしまったのかと、振り向くも、周りは高いビルだらけで景色は同じ。
しか~し
ありがたいことに、ここは東京のど真ん中。目の前の舗道に周辺案内図が・・・
それを見ると、なんと自分の真正面が皇居。
「なんだ、確かに、緑いっぱいが正面にあるじゃん」
と、迷子にならず、信号を3つ渡ったところで、皇居大手門に到着。日曜の朝6時だというのに、すでに何人ものランナーが通り過ぎてゆく。多いときは、2000人以上のランナーが走っているときいているので、おそらく、これでもかなり少ないのだろう。でも、山口のランニングのメッカ、維新公園のジョギングコースで言えば、「今日は結構沢山走ってるねえ~」くらいのレベル。

とりあえず、スローペースで、ルール通りに反時計回りでランニング開始。3年前を思い出しながら、周りをキョロキョロしながら走る。すると、5人ほどのロードバイクの集団が、車道を走りぬけているのを発見。3年前に走ったときには、ロードバイクに興味のなかった私だから気づかなかったのか、日曜の朝で車が少ない時間帯だから、自転車が多いのか、それとも、近頃のロードバイクブームなのか・・・いろいろ自転車に思いを巡らしながら走っていると、次から次へとロードバイクがやってくる。しばらくすると、また先ほどの5人の集団。
「なんだ、自転車でも、皇居を周回するんだ・・・1周5㎞だから、ロードバイクだと10周くらいはするんだろうなあ。こんな信号だらけの車の多いところ走らなきゃいけない都会のライダーは気の毒だなあ・・・」
などと心の中でツイートしながら、楽しく走っていると、だんだん、調子があがってきて、スピードが出てくる。結構前の人を抜かすことが面白くなるけれど、でも、そこは、ランニングのメッカ。抜かした数以上のランナーに次から次へと追い抜かれる。
「まあ、3年前は、抜くのは歩いている人くらいだったんだから、進歩進歩」
そんなことも思いながら、3㎞位走ったところで、皇居を携帯で撮影しながら走っている蛍光色のシャツのランナーを発見。どうやら数百メートルごとに、皇居やその周囲を撮影して、またすぐに走っているようだ。
「あの人は、間違いなく、普段田舎を走っている、地方から来たランナーだよな。結構速そうだもんな。」
桜田門前の広場までくると、その蛍光色男性は、当然、カメラを桜田門に向けていた。自分も田舎ランナーの一人として、桜田門くらいは写真を撮るべきだよなと気付き、私も真似して、自分の携帯でパチリ。
その後も、彼が、写真をとっているところを私が追い抜いて、すぐにまた追い抜かれるのを繰り返していたが、いつの間にか姿ば見えなくなった。

そんなこんなであっという間に、大手門までの1周5㎞が過ぎ、私の早朝皇居ランは終了。
大した走り込みにはならなかったけれど、たぶんまた2か月後にはここにくるだろうなと思いつつ、皇居のお濠をあとにした。

        


ボディービルダー

2014-08-18 19:23:24投稿

お盆休み、故郷の広島で、高校(女子高)の同窓会に出席した。

同窓会というのは、誰でもいうように、初めは、この人だれ?と思っていても、いろいろ話しているうち、ウン十年前にタイムスリップしてしまう。とりあえず、楽しくすごし、時間が過ぎるのはあっという間だった。

そんな中で、ちょっとホッとしたことは、出席者の中には、成人した子どもがいる人は何人もいたけれど、まだ、孫ができたという人はいなかったということ。
逆に、ちょっとビックリだったのは、3歳の子を育てているという人がいたこと。これは、同い年としてというよりも、産婦人科医としてビックリだったかもしれない。同級生としては、これから続く長い子育て生活をぜひ元気に頑張って欲しいというのが素直な気持ち。

そして・・・
一番の驚きは、出席者のひとりが、女性ボディービルダーになっていたこと。全身を見たわけではないけれど、さわらせてもらった腕は、まさしく筋肉の塊。患者さんなどで、スポーツ選手の体を見ることもある私だが、今までみたどんな女性よりも、すごい筋肉だった。聞けば、3年前から肉体改造をしたいと思い立ち、筋トレと食事療法?で体を変えていったとのこと。もともとがどの程度の筋肉だったのかはわからないけれど、3年でこんな体を作り上げるなんて、どれだけ努力したことだろう。1日に摂取するタンパク質と炭水化物の量も厳密に決めているとのことで、大会前は一般的な食事はほとんどとらないらしい。
もっと、いろいろ聞きたかったけれど、ただただ、筋肉に見とれているだけで、同窓会はお開きになってしまった。

彼女が、各種のボディービル大会で優勝したりしているということだったので、帰宅後、それらの大会をネットで検索してみた。彼女のフルボディの画像をみて、開いた口がふさがらない状態だったが、それよりも、彼女を含め、女性で上位入賞者の年齢が、20代、30代よりも圧倒的に40代後半から50代が多いことに、仰天。世の、中年女性パワー、なんたること・・・

3年前からランニングを始めた私にとって、同じ時期から肉体改造を始めた彼女の頑張りは、少しうらやましいような、信じられないような・・・
でもでも!マジで日本代表に選ばれそうな気もするので、一人の同級生として応援するしかない。


GPS時計

2014-08-12 14:22:27投稿

ランニングを始めて3年が過ぎ、市民ランナーとしては、それなりには走れるようになった私だが、まだまだ、スピードはジョギング程度。おばさんランナーが健康のために走ってるんだから、今のままで続けられれば十分だよなと思ってはいるものの、ランニング仲間の活躍ぶりをみると、やっぱり私ももう少しタイムを縮めたいと、スピードが気になったりする今日この頃。
昨年秋に、大阪でフルマラソンを走ったときに使っていた私にとって2台目のGPS時計。結局GPSの精度が悪く、都会では電波が多すぎて使えず、田舎では、電波が途切れて使えずで、その後、GPS時計をランニングで使うことはなくなっていた。
時計をして走っているときは、いつもペースを確認しながら、速さに気を使っていたけれど、いざ、時計なしで走ってみると、意外とペース感覚が身についているのにビックリ。自分が今キロ何分くらいの速さで走っているか、感覚だけでつかめるようになっていた。
時計を使わずに走るのに慣れてくると、いつも走っているコースなら、大体ここからここまで何キロというのがわかるし、時刻さえわかれば、予定通りに走って帰ってこれることが判明。今年になってからは、GPS時計でなく、普通の時刻のみの時計で、ランニング生活を送ってきた。
今後も、このままで行くつもりでいたのだが、先日、ランニングのネットショップで、機能をコンパクトにした新種のGPS時計を発見。値段も今まで持っていた時計の半分くらいだったし、何より、色が気に入ってしまった。今まで、時計と言えば、黒がベースでさえない感じだったけど、その時計は、私のランニングウエアやシューズとお揃いの紫。パープルの時計なんて、今まで見たことないし、これは買うしかない!!

3台目のGPS時計を衝動買いしてしまった。
 

新しい時計が届き、早くそれをつけて走りたいものだと思っていても、暑くてなかなか外を走る気になれず、使い方もわからず、放っていたが、先日、やっとチャンス(?)が巡ってきた。
出張先で知らない街を朝早く起きて、探索。ゆっくりペースで時計をみつつ、1時間うろうろ。昨年まで使っていたのに比べると、機能は少ないけれど、文字盤が見やすいのが、老眼には何より。やっぱり走りながら、速度がわかるというのは、久々の感覚で、ちょっとウキウキ。知らない街で、何キロ走ったかを確認できると、少しモチベーションも上がる。新しいので、GPSの精度も高い気がするし・・・

まだまだ続く暑い夏。走る気になれない気持ちを、時計でごまかして、走り込みの夏にしなければ・・・

                                                           


ネット配信

2014-08-04 21:52:57投稿

「今でしょ」で有名になった東進ハイスクールは、東進衛星予備校として、ほとんどの授業をネット配信で行っている。衛星授業なんて、パソコン見ているだけで、どうも”ナマ”授業のようなわけにはいかないし、今一つ受け入れられないのが、私たち昭和生まれのアナログ世代だ。
でも、実際、衛星授業を見てみると、内容は、充実しているし、自分の都合で、授業時間を決められるし、早送りや再視聴もできたりと、なるほど工夫されているなとは思う。事実、東進はそれなりの合格実績を上げていて、今や現役生が通う予備校といえば東進というくらい、受験業界ではメジャーになってしまった。

医療業界でも、私が開業したころから、ネット配信で、製薬会社の講演や研究会などは行われるようになり、その御案内は、しょっちゅういただいている。
多くの研究会が、東京などの都会で開催されているものを、LIVEで流すというバーチャル参加的なもの。中にはネット上でリアルタイムで質疑応答できる場合もあり、興味はあるものの、いつも、開催される時刻をついうっかりわすれていて(というか、いつも、自分の忙しい時間帯に開かれる)、今までまともにLIVEのネット配信講演を聴いたことはなかった。

この週末、予定らしき予定もなく、私の興味ある内容で医師対象の製薬会社のインターネットシンポジウムが開かれていたので、初めてまともに参加してみた。講演そのものは、東京で開かれており、会場にもかなりの人が集まっているようだったが、とりあえず、LIVE映像をパソコンで見てみることにした。

まず、あらかじめ、一応参加の申し込みをする。無料だが、医師としての登録が事前に必要なので、とりあえず、申し込みボタンをクリック。その後申し込み完了メールが届いてから、いよいよ視聴ということになる。
開催時刻の数分前に、ネット上で、「視聴する」のボタンをクリックしてみるが、サーバーエラーの表示。何だが出鼻をくじかれて、やっぱ見なくていいか・・・とあきらめていたが、パソコンを替えたりして、色々やっているうち、講演開催10分を過ぎたころに、ようやくつながった。いざ、パソコンの視聴が始まってみると、興味ある内容だったし、スライドが全画面表示になるので、とても見やすい。音声もしっかり聞き取れてよくわかる。
時間がたってきて、じっとしているのもあきてきたが、そこで、思いついたのが、ながら筋トレ。座ってパソコン見ながら、腹を出したりひっこめたりの腹筋運動。これも、だんだんつらくなったら、無理に座っている必要もないことに気づき、立ち上がって、ストレッチ。その間、ずっと講演はきちんと聞けるし、次はこの筋肉、次はここと、筋トレ、ストレッチを繰り返した。

終わってみると、講演はしっかり聞いているし、筋肉もすっかりほぐれているし、これぞまさしく、一石二鳥。会場で聴いていたら、、スライド上映のために暗くなっているから、絶対眠くなってしまうが、ネット配信では、筋トレしながら眠るわけにはいかない。
う~ん、ネット配信恐るべし。


毅然として死ねない人よ。それでいいではありあせんか。

2014-07-30 22:09:20投稿

故遠藤周作氏の著作から編んだ44篇のエッセイ、今年1月初版の「毅然として死ねない人よ。それでいいではありませんか。」を読んだ。

以前、このブログにも書いたように、私は、中、高校時代、北杜夫氏の大ファンだったが、その北さんと親交の深かった遠藤さんの作品も好きだった。有名な代表作「沈黙」をはじめ、狸狐庵先生としてのエッセイも、かなりの数を読んでいるのではないかと思う。
クリスチャンでない自分が、カトリック系のミッションスクールに通っていたので、キリストの教えの裏側を描いたような、クリスチャンである遠藤さんの作品には、思春期の私に結構訴えるものがあって、「海と毒薬」「わたしが・棄てた・女」などは、何度も読みかえしていたのを思い出す。
成人してからの私は、すっかり読書から遠ざかっていたし、医者になってからは、たぶん、1冊も遠藤周作作品は読んでいない。というか、私が医者になって数年後に亡くなられたので、あまり、新たな作品も出ていないと思う。

馬鹿げた話ではあるけれど、数年前に、コンピューターウイルスによる事件が多発し、一時期、「遠隔操作」という言葉が、ニュースや、新聞などで、頻繁に登場したとき、どうもその「遠隔操作」という漢字が、ぱっと見で「遠藤周作」に、私には、見えてしまった。やっぱり、自分は、遠藤ファンだったんだなあと、高校時代を懐かしむ気持ちにはなったものの、手持ちの遠藤作品を読み直すほどではなかった。
最近、本屋で偶然、この遺稿集が目に入った。すでに没後18年が経過しており、どういういきさつで、今回の出版になったのかはわからないが、本屋でみた瞬間、「これは読まなくては」と即購入。30年ぶりくらいに遠藤さんの文章を読むことになった。

文章は、晩年の1990年前後に書かれたものが大半で、私が高校生までに読んだことのないものばかりだった。大病を患い、病床で書かれたものもあると思われるし、”人生の意味の深さが感じられる44篇”と帯にあるだけに、人生とは、人間とは、愛とは、死とは・・・という重い内容。だけど、遠藤さんらしい、人間は弱いもの、挫折、後悔があって当たり前という優しさに包まれた文章は、ほっとするというか、こんな私でもいいんだ、と思わせてくれるものがあり、嫌なことがあった時にいつもそばに置いておきたい本だなあと感じた。そして、遠藤さん自身が、老いと病の苦しみの中で、確かに近づいている死を想いながら書かれた文章が多く、私も、こんな気持ちで最期をむかえられたらと考えさせられた。30年以上前の思春期の自分が読んでいたら、少し反発してしまったかもしれない宗教的な部分もあるけれど、私自身があの頃より30年は死に近づいているので、受け入れられるものが多いような気がした。

この本の中で私の心に響いた一文。

  ~~本当の愛とはきれいなものに心ひかれるということではなく、自分の選んだ人やものがどんなにみにくくなっても、それを棄てないことではないかと思う。~~


祝70㎞

2014-07-22 08:43:15投稿

いよいよ夏本番。でも、ランニングには最悪の季節。
暑い夏に走りこんだ人が、秋のレースでよい結果が出ると、誰もがいうけれど、やっぱ昼間に走るのは、相当しんどいし、熱中症も怖い。
その点、自転車は、暑いには違いないけど、風を切って、かなり汗が飛んでいくし、下りでは、少し脚を休ませられるので、ランニングほどはきつくない。
というわけで、休日の昼間、太陽ぎらぎらだというのに、ロードバイクで走りに出た。

数か月前、ロードバイク仲間に、1回ライドに出ると、70㎞位は走るよといわれ、今まで、1日に60㎞以上走ったことのない私は、少し70㎞という距離にこだわりがあった。
とにかく一度、時間があるときに、70㎞以上走るぞと、1か月以上前から思っていたが、ついに、今回、70㎞を突破する日が来た。

特にどの道を走るという目的もなく、一人で出発。なんだが、カチャカチャとチェーンがあたる音がする。だましだまし走ってみるものの、ギアチェンジ毎に音が変わるし、このまま長距離は走れそうにないと、8㎞走ったところで引き返し、自転車屋さんへ。ワイヤーの伸びが原因で、調整をしてもらって、再出発。出鼻をくじかれた感じだったが、さすがに、調整してもらったすぐあとは、なんだかスーッと走る感じで調子いい。
コンビニで、ドリンクと塩分糖分補給飴をゲットし、走りやすい南部海岸道路を走ることにして、西へ方向転換。阿知須の道の駅まで行って帰れば、この計算では、70㎞くらいになるかなあと、スピードメーターを見ながら進む。

道の駅に着いた時、走行距離は43㎞を指していたので、帰りは20㎞位のはずだから、少し遠回りしたらいいかなと漠然と考え、ちょっと休憩して、再々出発。

まあ、時間があるから適当でいいやと、自宅方向に進むが、さすがに未知の距離、60㎞を超えてくると、お尻も痛いし、足の指がしびれるしで、早く帰りたい気分になってきた。そして、自宅近くの小学校まで帰ってきたとき、メーターを見ると、69.65kmとなっている。「う~ん、家まであとたぶん200mくらいだよなあ。350mはないなあ。」と、誰に見せるわけでもなく、誰と競っているわけでもないが、ここまで来たら、メーターの70という数字が見たい。自宅そばの、道を一筋、意味のない遠回りをして、帰宅。走行距離は、70.13㎞なり。

やったあ、70㎞。走ったぞー!


ネイル

2014-07-17 22:48:43投稿

ネイルサロンなんてものを昭和の時代には見たことがないような気がするが、ここ10年くらいで、急に日本の若い女性たちの間で、ネイルケア、ネイルアートといわれるものが広まってきているように思う。

医学部を卒業する半年前、大学病院での臨床実習もすべて終わり、あとは卒業試験と、国家試験だけになったころ、「医者になったら、爪なんてのばせないし、マニキュアとか塗れないから、私にとって、爪を伸ばせるのは、人生で今だけしかないかもしれない」と考えた若き日の私は、国家試験までの半年、勉強しながら、爪を伸ばして、安いマニキュアを塗るのを、つかの間の楽しみにしていた。
卒業式後の謝恩会では、ちょっとしたドレスを着て、できるだけ爪が人様にみえるように手を動かしたりしてみたが、野暮な男たちばかりの集団で、まあ、「きれいな爪だね」なんて言ってくれる人もなく、ちょっと寂しかった記憶もあるが、それから、24年、爪など一度ものばしたことないし、マニキュアを塗ったこともない。

最近、患者さんを診ていると、結構、ネイルアートをがんばっている人を見ることが増えてきたが、まったく自分には縁がないものと思っていた。
ところが、最近、暑くなってきてサンダルを素足で履くことが増えてくると、長距離走で何度も出血して、黒ずんだ足の爪がほんとに醜いので、いやになるなあと思っていたところ、「そうだ、ペディキュアという方法があったんだ!」と突然思い立った。
そうだよな~足の爪なんか仕事に関係ないし、サンダル履いた時に、少しでも黒いのが目立たないようにすればいいんだから・・・何で早く気付かなかったんだろう?

というわけで、今日、何でもいいからと、安いマニキュアを買いに行った。いざ、買うとなると、除光液や、やすりなども、必要だし、肝心な色をどうするか決められない。買う前は、赤や青の目立つ色がいいような気もしたが、よく考えると、塗る爪の色自体が、黒く醜いわけだから、あまり目立たないことが大事だ。結局、最も目立たなそうな肌色と、薄いピンク色のマニキュアを1本ずつゲット。

24年前には、足に塗るなんて考えもしなかったし、今回、ペディキュアは、生まれて初めての体験。私の爪は黒いだけでなく、何度も途中で抜け落ちたりしているので、新しい普通の爪と黒い古い爪が重なっていてデコボコ。まずは、可能な限りやすりをかけて、表面を平らに近づけ、とりあえず、塗ってみた。
これがまた、10本塗るとなると、結構時間がかかるし、なかなか乾かない。こんな時、ホテルでもらってきた、足の指の股に挟むヤツ(物の名前がわからない)が役に立つ。しかも、黒くなっていないところはいいが、肝心な黒くなっているところは、塗っても黒さはなかなか隠せない。乾かしては塗り、何重にも塗っていると、まあ、パッと見は黒っぽさが目立たなくなったので、これでよしとするか・・・

よく見ると、がたがたは改善したわけでもないし、色もなんとなく黒ずんでいるけれど、塗る前よりは、まし。サンダルを履いてみると、パッと見の黒さがなくなったので、ま、いっか。

だれも、私の足をしげしげとみる人はいないだろうしね・・・ということでネイルケア終了。
 


2014-07-07 23:57:20投稿

不謹慎を承知で言わせていただくなら、私は、雷が好きだ。

あたりが暗くなり、ピカッと光って、ゴロゴロと鳴るまでのタイムラグだったり、おへそを取られそうな恐怖だったり、なんとなく、不気味なんだけど、わくわくするスリリングな感じが子供のころから好きだった。
実際に、本当の雷の怖さを体験せずにいるから、そんな呑気なことが言ってられるのはわかっているが、成人してからも、なんとなくスリルのあるドキドキ感はずっと持っている。
20年くらい前、知人の知人がゴルフ場で雷に打たれて亡くなったという話が身近にあったが、雷は、地震ほど予知できないものではないし、ある程度、身を守る方法は確立されているので、本当の危険な目にはあったことがない。
17年前にアメリカにいたときは、サンダーストームといって、いわゆる夕立のような雷雨をしょっちゅう体験したけれど、短時間で終わってしまう、何とも言えない、気候の急変は、これまた、被害にあわないのを大前提にして、スカーッとする感じがして好きだった。

昨年の8月、当院のすぐそばの踏切に雷が落ち、しばらく停電となったのち、電子カルテが立ち上がらず、診療がまともにできずに、患者さんにとてもご迷惑をおかけしてしまってからは、雷が鳴りだすと、「停電にならないでくれ~」と願うのが普通になってしまった。それでも、なんとなくワクワクしてしまうのは”変人”と言われても仕方ないと思っている。

そして、今日。午前中の山口県は大雨で、ゴロゴロと雷が鳴り始めた。
「停電にさえならなければ、どんどん鳴っちゃっていいんだけど・・・」と思いながら、診療をしていたが、午前中の最後の患者さんの診察途中、ついに、ピカッと光るのとドーンと爆発音が聞こえるのが同時におこり、停電してしまった。

数分で停電から復旧すると思いきや、窓の外を眺めると、電線がぶら下がっている。これほど素人にもわかりやすい停電はないといっていい。
結局、電線がつながって、電気がつくまで2時間半かかり、またまた多くの患者さんにご迷惑をおかけすることになった。何せ、電子カルテ、超音波、マンモグラフィー、診察台と、当院の診療で使うものすべてが電源を必要とするので、停電中は、全く診療がストップ。そして、立ち上がったはずの機械も、あとで故障がみつかり、部品がないので、明日まで使えないことになってしまった。
雷が好きと言っていた私が馬鹿としか言いようがないが、自然災害に弱い自分たちの生活を、今後も考えていかなければならないと痛感する1日。

ご迷惑をおかけした患者様方、本当に申し訳ありませんでした。                                       

                   


dyson

2014-07-01 08:51:34投稿

こまめに掃除をする人というのは、決して掃除が好きなのではなく、汚いのに耐えられない人だというのが私の持論である。いわゆる「きれい好き」というヤツですね。
逆に、掃除をしない人は、汚いのが平気な人ということ。まあ、この耐えうる汚さの指標というのに、ものすごく個人差があるわけで・・・
私はといえば、自慢じゃないけど、相当汚いのに耐えられる人だと思っている。ホコリというのは、にらむものだと思っているし、ダニがアレルギーの元とは言うけれど、見えなきゃいいじゃんと思っているし・・・
とまあ、ホントにいつも部屋が汚くて情けない、と時々反省はするものの、その辺の汚れは、使い捨ての化学雑巾や、ほこり取りで適当に取る程度で、掃除機を使うことは、めったにない生活。

そこで、2年前、掃除機の中では、高級品といわれるdysonのハイグレード機種を買った。掃除をしない理由を掃除機がボロなせいにしないための購入だ。
初めはうれしくてよく使っていたが、そのうち、自然に出番は少なくなっていった。買って半年くらいしてから、急に吸えなくなることがあり、買ったばかりで故障?と思うものの、あまり使わないので、吸えたり吸えなかったりで、適当にごまかしているうち2年くらい経過。
今年6月になってから、敷きっぱなしの電気カーペットを、もう夏なんだから片づけようと、重い腰をあげ、上敷きに掃除機をかけようとすると、これがまったく吸わない。いくらなんでもこれはダメだと、修理に出すと、モーターごと交換になり、修理代2万円。
新品を買うことを考えれば安いけど、2年保証のうちだったら、タダだったのにと悔やまれる。これも、掃除機がなくても困らないから放っておいた自分のせい・・・

そして、掃除機がだめだから掃除しないという理由がなくなってから、1週間が経過した先日、仕事から帰ってみると、玄関を入ったところに、dyson digital slimという最近よくCMでみかけるdysonのコードレス掃除機の箱がドンとおいてあった。
「何これ?」
箱に貼ってある配送伝票の宛名は、「小笠麻紀様」になっている。
「はあ?私買った覚えないけど・・・だって、せっかく修理したばっかりだし」
家人にきいてみても、心当たりはないらしい。てっきり、通販オタクの私がまた買ったと思っていたとのこと。
「意味わからん!dysonが修理代高かったお詫びにおまけ(?)をくれたのかな?」
と、とにかく、なぜこれが我が家に届いたのかわからず、箱の内側に入っていた白い封筒を開けてみた。
「ご当選おめでとうございます。過日行いましたスプリングキャンペーンで、みごとあなたが当選されましたので、商品をお贈りします。」
と書いてある。送り主は、私がいつも一番使っているクレジットカード会社。よくある、期間中、いくら以上カードでお買いものをされた方の中から抽選でというヤツだったのだ・・・
でも、プレゼントに応募した記憶もないし、商品の中から掃除機を選んだ覚えもないし・・・いつの話?

ひたすら???の連続だが、もしかすると、クレジット会社のメルマガかなんかをみて、暇だったからアクセスしてキャンペーンに応募したのかもしれないな・・・とりあえず、プレゼントというんだから、もらっておこうぜぃ!カードで相当買い物してるのは事実なんだからさ。やったぁ!あたったぁ!

ところで、このハンディークリーナー、店で買ったらいくらなんだろうと、早速品番を確認して、ネットで検索。なんと一番高いネットでの値段は59800円なり。うわっ、高っ!
 
というわけで、掃除機を使わない人の手もとに、最近、高級掃除機2台がお嫁入り。
これからは、日々、大活躍してくれることでしょう。

      


佐波川自転車道

2014-06-28 13:05:30投稿

防府市内の中心を流れる1級河川、佐波川。
その川沿いの道は、佐波川自転車道とされていて、起点から終点までの片道が22.7㎞。数キロ毎に、青い標識が立ち、起点から何キロかが示されているし、曲がるときには、自転車道は、こちらと矢印で教えてくれる。
まったくの自転車専用道路ではないし、路面もあまりよくないので、すごくいいコースとは言えないが、起点が自宅のすぐ近くなので、まあ、私のロードバイクライダー(!?)としてのホームコースといっていい。
防府市には、競輪場があって、本気の自転車乗りが、人口の割に多いので、サイクリングロードやサイクリングターミナルがあるのだろう。先月、自転車屋さんに、調整してもらって、チェーンの気になる音もしなくなったので、やっぱり、時間があるときは、ロードバイクに乗るしかない。

ホームコースといいながら佐波川サイクリングロード、走るのはかなり久しぶり。前回走った時は、まだ冬で、ひたすら風が強くて、寒かったのを思い出す。今回は、梅雨の晴れ間で、少し暑いかと思ったけれど、川を上っていくほど気温が下がる感じで、風も切るので、気分爽快。

川沿いの景色は、初夏の緑一色。田植えも終わって、田んぼは真緑だし、山の木々も新芽が濃くなっている。見慣れた田舎の風景だけど、かつて高校時代、美術部で油絵を描いていた私としては、「この風景を絵にしたら、9割は緑だよな~」などと思いをめぐらす。
川の土手に、これでもかというくらいのびた雑草たちにとっては、本日、御用納めの日らしい。あちこちで、草刈作業の真っ最中。腰に器械をまきつけ、ガーッと音を立てながら作業員さんたちが手際よく草を刈っていく。
しばらく行くと、弁当箱くらいの器械をもって、操作している作業員さんを見かける。「何、あれ?」と思って、彼の視線の先を見ると、なんと、畳半畳ほどもあるボートを裏返したようなでっかい機械が、勝手に土手を動いている。「あんな大きな器械をリモコンで操作するなんて・・・草刈にもいろいろあるんだなあ」
自転車で走らない限り、こんな光景を目にすることもないなあと、やけに関心した草刈エリアをぬけると、また同じような景色。車も人もほとんど通らないので、聞こえるのは、川のせせらぎと風の音。そして、鳥たちのさえずり。「ホーホケキョ」「ピピ、ピピ」鳥の名前なんかほとんど知らない私でも知っているような鳥があちこちに姿を見せる。カラス、スズメ、トンビ、ハト・・・とまあ、この程度は、街中でもみるけど、シラサギに、なんとキジらしきトサカの赤い鳥まで田んぼにお出まし。「あれは、確かにキジだよね~まさかクジャクじゃないよね~」と一人でつぶやく。

あまりアップダウンもなく、自然豊かな佐波川自転車道。数人のロードバイクライダーに出会い、何となく嬉しくなってスピードをあげてみたり、鳥に目が行ってバランスを崩したりしながら走っていると、あっという間の往復45㎞。気持ちよくカロリー消費できた。


ケータイ

2014-06-23 22:59:41投稿

週末、日本産科婦人科学会主催で行われたセミナーを受講するため、東京に出かけた。

年に数回は、東京に行くけれど、行って帰る間、ほぼ、現金を使ったことはない。まず、飛行機に乗るときは、ケータイのモバイルアプリで、搭乗。羽田について、電車に乗るときもケータイのモバイルSuicaで、「ピッ」。何か買い物をすれば、売店、コンビニだったら、Edy、nanaco、Suicaが必ず使えるし、チャージしている金額で足らなければ、クレジットカードのケータイアプリiDかQUICPayでOK。デパートなどで、少し高いものを買ったとしても、クレジットカードは必ず使えるし、とにかく、都会では現金は不要。ケータイ一台あれば、ほとんど事足りる。

私のケータイはいわゆるガラケーで、スマホではない。いまどきスマホでない方が珍しいといわれるが、別にタブレット端末を持っているので、普段はコンパクトなケータイで十分。
その利用頻度は、電話とメール以外、なんといってもおサイフケータイ。財布がなくても、おサイフケータイさえあれば生活可能。チャージしているだけで、全部合わせると財布の中より多額のお金が入っている。

東京に行く前には、このチャージが大事。電車に乗ると、結構つかってしまうし、空港でお土産を買うときもいるし・・・
というわけで、出発前に、コンビニに寄って、ケータイに現金をチャージ。
診療がおわって、急いで、羽田行きの最終便に乗らなければならなかったので、コンビニをダッシュで出た後、山口宇部空港に直接向かった。
空港についてから、駐車場に車をとめ、何とか間に合ったなあとほっとしたところで、飛行機に乗るべく、ケータイをポケットから出そうとすると・・・

ない

車の中、カバンの中、思い当るところをすべて探すも見あたらず。1時間前にコンビニではあったのに。もう、搭乗しないと間に合わない。どうしよう。今回の出張をキャンセルする?すべて当日キャンセルだからお金はもどらないよな。セミナー受講は??ケータイを誰かに悪用されたら?クレジットでいくらでも買い物できるし・・・
パニックになった私は、ケータイがなくても、現金はあるから、東京には行けるはずと考え、空港のカウンターへ急ぐ。
「あのー、携帯で搭乗するはずだったのですが、その携帯を忘れてしまって・・・」

空港のスタッフはよくあることですと言わんばかりの顔で、静かに「チケットを購入したときのクレジットカードはお持ちですか?」という。カードは財布にあるはずと思い、何枚かあるうちの1枚を出すと、あっさりと、搭乗券を出してくれた。

「明日帰るのもいるんですけど・・・」
「これ1枚でご搭乗いただけます」

ということで、とにかく東京には行けることになった。だが、打ち出の小づちのようなおサイフケータイの無事がわからなければ、セミナーどころではない。東京に向かう中で、冷静に考えてみたが、最後にケータイをコンビニのレジで、使ったのは間違いないので、コンビニに尋ねるしかないと判断。どうも、チャージしたとき、「チャリーン」という例の器械の上にケータイをおいてそのままにしたような気がしてきた。とにかく、東京についたら、コンビニに電話してみよう。

待てよ。電話するって、携帯ないじゃん。空港に公衆電話があるか・・・ でも、コンビニの電話番号は・・・

そして、羽田空港。到着ロビーのすぐ出口に3台の公衆電話があることを確認。それから、持ってきていたタブレット端末で、インターネットにつなぎ、コンビニを検索。電話番号はすぐにわかった。
東京から山口にかける公衆電話代がいくらかかるか想像もつかなかったが、持っていた100円玉を4枚入れて、何とか電話をかける。そして、レジの人に、すぐに話が通じて、帰りにとりに行くことになった。
「あ~よかった」
家族にはケータイがないことを連絡し、さんざん叱られてしまったが、後の後悔先に立たず。コンビニの人に悪用されないことを信じて、東京で過ごす。電車に乗り換えるたび、切符を現金で買うなんてことは、何年もしたことないし、ホテルでは、いつも目覚まし時計は携帯だが、それもできず、室内の電話でモーニングコールをセット。普段いかにケータイに頼っていることか・・・

無事、セミナーを受講して、東京滞在を終え、羽田から山口宇部空港に帰還!
まっすぐコンビニによって家路についた。

まあ、平和な日本でよかった。
 


”間”を考える

2014-06-13 20:50:00投稿

ビートたけし著 「間抜けの構造」(新潮新書)を読んだ。

特別、彼のファンということではないけれど、一般人とは一味違う才能を持つ彼の著書を一度は読んでみようと思ったことと、本屋で目にした、「”間”のとりかたで世界は変わる。」という帯が気になったせいで買った本。

前半は、主に彼の本業(今も?)である漫才のことや、落語、テレビの話などで、私にはあまり関係のない世界の”間”だったが、スポーツの”間”、日本人の”間”、人生の”間”など、後半は読んでいて思わずフムフムとうなずける内容だった。
彼がいうように、”間”というニュアンスは、日本語、日本人に独特の感性からなっており、どうやっても英語には訳せない。それこそ、外国語に訳しても、行間を読むことが、”間”なのかも。

そこで、私にとって普段の仕事で、大事な”間”とは、どういう場合だろうと考えてみた。

毎日、患者さんから話を聞き、診察後に説明するという行為を、朝から晩まで続けている私の仕事は、以外にもしゃべる仕事。外来診療だけなので、診療時間の6割はしゃべることに費やされている。
検査をしながら、異常がみつかったら、どのように”間”をとって、説明しようか、患者さんが立て込んでいるときは、少しでも急いで”間”をとらずにいかなきゃ、とか・・・結構自分でも、普段、”間”を考えているように思う。
ただ、その”間”のとりかたで、患者さんにうまく伝わらないこともよくあるし、逆もしかり。患者さんが訴えているのを傾聴するのも、それなりに大事なんだけど、それを遮って口をはさむのは、本当にタイミングが重要。まさに、これが”間”そのもの。
著者いわく、相手の呼吸を読んで、息をすった時に、口をはさむのが上手な”間”のとりかただと。相手が息を吐いているときに口をだすのは、”間抜け”ということになるらしい。

これからは、少し、相手の顔色だけでなく、呼吸もうかがえるようになって、うまく、患者さんとやり取りできる、間抜けでない診療を目指したい。


腹筋

2014-06-07 19:31:47投稿

「そんなことより腹筋しろ!」
最近、自宅で録画したランニング番組をみていると、腹筋がいわゆる6パックに割れている息子からいつも言われてしまう。
あれだけ走ってるのに、なんだこのお腹のポッコリは…と醜い母の腹をみてあきれているせいだと思うのだが、実際、運動していても、一向に減らない私のお腹のお肉と体脂肪率。
さらに、いつも参加しているランニングの練習会で、久しぶりに会ったメンバーから、「小笠さん、あと半年で絞らなきゃ」と言われてしまい、今度こそ本気で頑張る決意をした。
腹筋を鍛えるぞ!」

あと、半年というのは、いうまでもなく、下関海響マラソンのこと。今まで、色々な理由で参加出来なかった、山口県で最も人気のある、最も大きなマラソン大会にエントリーすることができたので、大会本番までに、目指せ体脂肪率5%減!体重3㎏減!
市民ランナーレベルだと、体重が1㎏落ちると、フルマラソンのタイムが3分縮むといわれている。まあ、痩せすぎもあまりいいことはないので、無理な食事制限をするつもりはないけれど、実際、1年前に大阪マラソンを走った時よりは少し軽くなって、記録更新したいなあ。    

とりあえず、今までになく自宅で筋トレをした翌朝、ベッドから起き上がろうとすると、腹筋が痛い!なんと、腹筋の筋肉痛。「筋肉痛になるってことは、それだけ鍛えられたってことだ。ようし、がんばるぞ」と、筋肉痛を喜んでいる私。
ただし、まだ1日。半年続けるのを固く心に誓ったつもり…
ブログに書けば、続けられるかと期待しつつ、今日もこれから筋トレだ!

 


向島

2014-05-29 18:36:52投稿

5月というのに夏の暑さが続く毎日。日焼けも気になるけれど、天気のいい日は自転車がいちばん!

予定していた用事がキャンセルとなり、時間があいたので、行くあてもなく、ロードバイクで一人家を出た。特にどこに行こうと決めず、大体4時間くらい走ろうと考えていた。
5㎞位走ってから、飲み物をゲットするため、コンビニに寄った。大体、ロードバイクで店によると、停めるのに一苦労。基本的に、スタンドがなく、自立しない自転車なので、どこかに鎖でつないでおかないといけない。とりあえず、店のたてものの裏手に、室外機などを囲った柵をみつけたので、その柵にチェーンキーで括り付けておくことにした。
ポケットに入るだけの食物を手に入れ、愛車のところに戻ると、何やら店の主らしきオジサンが、私の自転車を眺めている。

(やばいな・・・まずいところに括り付けちゃったから文句言われるのかも)
オジサン(以下オ)「この自転車は・・・」
私「あ、すいません、すぐ外します」
オ「いやいや、それはええんよ。ええ自転車に乗っとってじゃねえ。高いじゃろうねえ。」
(なんだ、そんかことか、よかった)
私「ああ、まあ・・・」
オ「5000や6000円じゃ買えんじゃろう、大分するじゃろう」
(せめて、5万や6万と言ってほしいよな。5000円じゃママチャリも買えんよ。私のロードバイクで、ママチャリ10台ぐらいは買えるよ。)
私「まあ、5000円じゃ買えんです・・・」
オ「今日は、ええ天気じゃし、これから、この道を行ったら、向島に渡れるけえ、向島を走っちゃったらええ。向島に行ったことがあってかね。」
私「いや、行ったことないです。」
オ「島にわたって、右側をずっと海沿いに走ったら、運動公園があるよ。トラックも来んし、気持ちように走れるよ。」
私「わあ、ぜひ行ってみます。ありがとうございました。」

ということで、防府市民になって、14年というのに、向島に行ったことがない私は、島1周をするべく、橋を渡った。
オジサンに言われた通り、右に曲がり、海沿いを走る。確かに、車はほとんど来ないし、景色はいいし、サイクリングには最高。桜の大木で有名な小学校を過ぎると、運動公園。親子ずれがのどかに遊んでいる。ああ、田舎はこれがいいんだよなあ・・・
道はしらないけれど、まあ海沿いにずっと走れば1周できるだろうと思いながら、どんどんとこいでゆく。
少しアップダウンもあって気持ちよく走っていたら、やがて港に出て、なんと道は行き止まり。他に道もなさそう。う~ん、これだから田舎はだめなんだよなあ・・・

結局島1周はできなかったけれど、気持ちよく走れて、オジサンに感謝。
その後島を出て、合計60㎞くらい走って、まあまあカロリー消費できたと思う。今度は、桜が咲いているときに向島に行くぞ。

 


秋吉台ロゲイニング

2014-05-19 13:10:46投稿

昨日、秋吉台ロゲイニング大会2014に参加した。
ロゲイニングときいてそれが何のことだかわかる人は、その道のオタクかもしれないが、オリエンテーリングと聞けば、一般的にも通じるのでは?

秋吉台ロゲイニング大会2014の大会要項より~
「ロゲイニング」とは、オーストラリア発祥の大規模版「スコアオリエンテーリング」です。競技創始者3人の頭文字を並べ、「ロゲイニング」と名付けました。基本的には、広大なアウトドアフィールドで磁石と地図を駆使してチーム単位でのナビゲーションスポーツです。指定された時間内に広範囲に散りばめられたいくつものチェックポイントを自分たちの脚のみを使用して巡り、其々に振り分けられた得点を選択し、どれだけ多く回ってくることができたか、獲得した合計得点で順位を争います。

海外で行われる正式の大会では、24時間で競う、超過酷なスポーツらしいけれど、日本の大会は、ほとんど2-3時間で、リクレーション的要素が強い感じだ。
私も、去年、初めて、ポイントで写真をとるフォトロゲイニングに参加して、とても楽しかったので、今回は少しハードな大会にでてみることにした。

競技開始15分前に、一人1枚地図を渡される。出発までのわずかな時間はチームでの作戦会議。
広大な秋吉台、景色を眺めるには、天気もよくて、最高だけど、地図をながめてみると、建物がないので、「なんのこっちゃ・・・」って感じ。ランニング仲間で作った私がいれてもらった4人のチームには、昨年優勝チームメンバーがいたので、完全にお任せ。まあ、今回のチーム名は、「ゆるランナーズ」。ゆっくり楽しくということで、高得点は狙っていないにしても、ある程度はがんばらねば・・・というスタンス。
地図上に、50ポイントくらい、印がつけてあって、遠く険しいところにあるポイントは高得点。3時間の制限時間で、どの道順で回り、どのポイントをとってくるかと大体の見当をつける。とてもすべてのポイントを回れる時間はないので、いかに効率よく迷わずいけるかというのがこの競技の最重要点。

大体、この順で、ここまで行き、あとはこのあたりの残り時間次第で考えようという作戦をたて、10時スタート。
リーダーについていくのみだが、フルマラソンサブ4ランナーの彼女、速い速い。まあ、私以外のメンバーはウルトラマラソン経験者なので、私はひたすらついていくのみ。地図をみても、今どこにいるんだかよくわかんないし・・・
予定通りに、ポイント到達。そこで、カードキーのようなもので、ポイントに置かれた器械にチェックをいれて行く。3つ目のポイントは、ほぼ道とは呼べない、竹藪の脇を植物をなぎ倒していってようやく到達。しばらく森の影が続いて、上る下るの激しいアップダウン。牛小屋もあったり、畑のようなところもあったりして、秋吉台にもこんなところもあるんだなあと、観光客が決して通らないような、道なき道を駆け巡る。
アスファルトの道も、ごく一部走ったけれど、ほとんどはトレイル。細かい標高差が、だんだんと脚にくる感じだが、なんとか仲間にたすけられ、ついていく。熱中症にならないよう、背中にしょった、ハイドレーションバックのスポーツドリンクをちょびちょび吸いながら、紫外線を遮るものがなにもない広大なカルスト台地を走る走る。
時々、止まっては、地図を見る。気分を盛り上げるために持たされた方位磁石で、次のポイントの方角を確認。残り時間40分で、大体予定していたポイントがゲットできたので、あとはひたすら、上り下りを繰り返し、展望台のスタート地点に戻っていく。
最後は、残り時間に余裕があり、少し景色を楽しみながらゆっくりと帰り、12時55分ゴール。合計点で、男女混合チームの3位だった。
走った距離は約17㎞。ただ、ほとんど平地がないことを考えると、25km位走った以上の負荷はあったと思う。相当よいトレーニングになったし、山口県に住みながら行くことがなかなかない秋吉台の、一番いい季節を、青空のもとで満喫できたので大満足。

覚悟していた筋肉痛も、あまり気になるほどではなさそうので、また機会があれば、ロゲイニングにチャレンジしたい。


最高時速

2014-05-15 17:27:09投稿

5月になって、自転車に乗るにはもってこいの季節。
陽射しの中、ランニングは、かなり暑いけど、ロードバイクは風を切るので、少々暑くても汗が飛んでいく。
最近、あまり乗っていなかった相棒に、エアを注入し、天気のいい日に少し遠出。

自販機で飲み物を買って、一口のみ、深呼吸。長い(といっても3㎞くらい)上り坂に備える。少しずつ、ギアチェンジをしながら、坂道をこぐ。ランニングよりも遅いスピードにはならないようにと、ちらっと速度計を眺めながら、時速10㎞以上をノルマにして上る上る上る。
同じ坂を前回上ったときは、何とか止まることはなかったけれど、時速8㎞までおちてしまい、「脚で走ったほうがはやいじゃん・・・」と少し情けなくなったが、今回は、ギアチェンジも少し要領を得てきたため、そこまで低速にならずに、坂の頂上に到達。
上り坂のあとは当然下り。ランニングだと、上りは上りで、呼吸がきつく、下りは下りで、脚にくるけど、さすがに自転車の下りは何もしなくて進むので、これほど楽なものはない。というか、これが、自転車の醍醐味。

競輪選手などは、時速70㎞以上で走るらしいし、ロードバイクで、時速30㎞位は、まあ普通なんだけど、超初心者の私にとっては、速度計が30を超えるとちょっとドキドキする。とにかくバランスをとるのが下手なので、路面に少しでも凹凸があると、とても怖い。それでも、今回は、ブレーキをかけず、しっかり下ハンドルを持って、前傾姿勢をたもちながら、下り坂を疾走。

速度計の数値がどんどん上がる。後ろからトラックが来て怖いよ~。でも、ブレーキは踏まずに頑張る。
そしてついに今までに経験したことのない時速45kmを突破した。47、48・・・ そのあたりで下り坂は終了し、残念ながら50kmは超えず。
スピードというのは、慣れがすべてと先輩 ライダーにいわれたが、時速40㎞を超えてくると、もしここで石でも踏んでこけたら死んでしまうとか考えてしまう私は、当分慣れそうにはないし、まだ気分爽快という快感にはひたれない。

緑の美しい季節。人も車もまばらな田舎道を、ちんたら走るのが私には似合っている。

    


ガム作戦

2014-05-10 19:21:21投稿

特定健診をはじめとするいわゆる健康診断に携わっている医者として、患者さんに、食事や運動について、指導まがいのことを伝えることが多い私。

人にいうのはたやすいけれど、自分で実行するとなると、なかなか簡単にはいかないのが世の常。

ここ半年で最大の体重を記録してしまった最近の私は、少々、落ち込み気味。
自分でも、やばいなあと思いつつ、毎日乗っていた体重計から遠ざかり気味になっていたところ、ついに、おとずれた決定的瞬間。
10年以上、いつもはいていたジーンズのボタンが止まらない。
服のサイズが何十年も変わっていないのだけがひそかな自慢だったのに・・・

まあ、体重なんてものは、誰がどう言い訳したからと言って(この言い訳はいつも患者さんから聞いている)摂取カロリーマイナス消費カロリーがプラスであれば、増えるに決まっているのだ。

自分の消費カロリーに関して言えば、世の中高年女性の平均よりは多いはず。この1週間で言えば、ロードバイクも、ランニングも30㎞以上は走ってるし・・・

単に食べ過ぎですね~ 

小腹がすくと、つい身近な食べ物に手がでてしまう私。間食をしても、3食はきちんと残さず食べる私。仕事帰りに、ついコンビニによって、食べやすげなものをみつくろってくる私。

そこでたどりついたのが、ガム作戦!!
お腹が空いたら、ガムをかむのだ!!

ガムなんてものは、お行儀が悪いから、女の子が噛むもんじゃありませんと育てられ、今までほとんど口にしたことはなかった。焼き肉屋を出るときにもらう、お口直しのガムも、まず食べようとは思わなかった。
でも、これからは違う。
カバンにもガム。机の引き出しにもガム。コンビニに行ったらガム。
お腹が空いたら、すぐに口にできるようにしておくことにした。いくらなんでも、ガムをかんでいれば、他のものを食べようとはしないし、1時間、次から次へと新しいガムを噛みつづけていても、摂取カロリーは20kcalくらい。

ただ、ずっと噛みつづけていると、口の中がガムの味でしめられ、噛み終わったあと別ものが食べたくなってしまう・・・
これじゃ、本末転倒じゃん!!

そして、そういう時にたべるものとして、たどりついたもの、ガム作戦第2弾!
ガムのあとには、カロリー低い茎わかめ!!

いつまで続くやら・・・

 


150円

2014-05-06 18:07:43投稿

ボトルホルダーのついたウエストポーチのポケットに携帯と鍵を突っ込む。
あとは100円玉と50円玉一つずつ。
これが私がLSDに出かけるときのいつもの荷物。

本当は、何も持たないのが一番走りやすいのだけれど、誰にも言わずに一人で出かけて、万が一交通事故にあったら、携帯なしでは命に係わる・・・
周回コースを走るのなら、飲み物はいらないけれど、10km先まででかけるつもりだから、飲み物なしでは困る。
飲み物用のお金は、おつりがあると、コインがポケットでジャラジャラしてしまうので、極力ぴったりが大事。お財布ケータイがあるので、もしコンビニで何か買うにしても現金はいらないし、途中の自販機で500mlのペットボトルでスポーツドリンクを1本買えば、それで良し!

今日こそ20㎞走るぞと、いざ出陣。
300mくらい走って、ウォーミングアップがすんだあたりで、そろそろ、自販機で飲み物を買わなきゃ・・・
自販機の前に立って唖然!!
すべての飲み物が、160円・・・
消費税増税のせいだ。150円の3%って、10円もしないじゃん。便乗値上げじゃん。

その日に限って、一番近いコンビニまで3kmもあるコース(ド田舎!)
太陽ぎらぎらで、3㎞何も飲まずに走るのはつらい。コンビニはないけど、200~300mおきに道端には自販機がある!どれか、値上げしてないのもあるかもよ(^_^;)
確かに自販機はある。ただ、すべて160円。そして、気づく・・・
C社の自販機はみな同じだ。他の会社の自販機でないと。しかし、さすが最大手。ほとんどの自販機はC社なのだ!大昔、小学生のころ、広島市の写生大会で優秀賞をもらって、その景品がC社のドリンク詰め合わせだったことなどを突然思い出しながら、走る。

「あった!!」
D社の自販機!そして・・・ほとんどの飲み物が150円だった上に、なんとスポーツドリンクが「お買い得!今なら140円!」とシールが貼ってある。
「すご~い!140円!!おつりが出るじゃん・・・」
聞いたことも見たこともないマイナー名前のスポーツドリンクを喜び勇んで買い、ジャランを出たおつりをとると、そこには10円玉2枚。前に買った人が取り忘れた10円が残っていたのだ・・・普通150円だもんね・・・
「10円もうかっちゃった・・・」

そして、そのドリンクを飲んで納得。
ぬるくて、まずい。

自販機で冷えてたんじゃないの?10円分電気代ケチってんの?

今度から、160円持って走らなきゃ・・・


新緑

2014-04-27 22:21:08投稿

世の中はゴールデンウイーク

結構久しぶりに、紫外線を遮るものが何もない、さわやかな晴れた昼間にランニング・・・
日焼けはかなり気になるけれど、夏になったら、暑くてとても真昼間には走れないので、「今日は走るチャンス」と春爛漫の田舎道をいつものペースで走る。

今まで何度も走った道の舗道の脇をふと見ると、植込みの緑がとてもきれいな黄緑色であることに気づく。
「新しい葉っぱの色って、こんなにきれいな黄緑だったんだなあ」
我が家にも庭があって、春の新芽はあちこちに出ているのだろうけど、自分で庭の手入れというものをしたことがなく、庭に何が植わっているのかも、ほとんど知らない私・・・
そんな私だが、何故か新緑のみずみずしさに感動。赤やピンクの花であれば、単に「きれいね~」ですむのだが、そういうきれいさでなく、春が来て、新しい息吹を感じる美しさが、あざやかな黄緑の葉っぱにはあった。
クリニックの8年目のスタート、家族の新しい年のスタート、いろんなことで私にとっては特別な今年の春であることがそんな思いにさせたのだと思う。

そういえば、チラッと見たテレビ番組で、防犯対策の一つに、家や道路などに花を植える方法があると言っていた。空き巣が多発した地域の道端に、小さな花を植えて、街並みをきれいにしただけで、かなりの数の空き巣が減ったのだという。また、玄関などに、花が咲き誇っている家と、植物がない家では、空き巣に入られる数に有意差があるとのこと。
植物の美しさは、悪人にさえ、優しい気持ちを伝えるということなんだなあ。

だけど、新緑を眺めながら走るって、本当に気持ちがよい。
最近、ランニングをさぼり気味だったが、緑のおかげで17kmも走ることができた。
11月の下関海響マラソン(エントリーできるかどうかは微妙)にむけて、これから半年間、頑張らなきゃ・・・


ジャイアントコーン

2014-04-23 16:14:27投稿

ポップコーンを食べ始めると止まらない私は、塩っ辛いもの好きだ。

甘いものは、空腹時であれば食べるけれど、いわゆるデザートと呼ばれる類のものは、好きではない。
トウガラシやカレーのとても辛いのも苦手。日本語だと、どちらも辛いになってしまうけれど、HOTな辛さでなく、SOLTYな辛さが大好き。
映画を見るときは、大きなカップにポップコーンというのが定番で、必ず見終わるまでにカップを空にするけれど、最近、映画館に行かないので、あまりポップコーンを食べていない。

ところが、最近、「やめられない、止まらない」状態になっている食べ物がある。
それが、ジャイアントコーンである。

半年くらい前、スーパーで偶然みつけたおつまみ。

ナッツ類が好きな私は、「ビタミン、ビタミン・・・」と高カロリーに対する言い訳をしながら、くるみとか、カシューナッツをよくたべる。それらを売っているスーパーの売り場で、「ジャイアントコーン」というあまり見たこともないものを見つけた。「コーンのでっかいやつ?ポップコーンではないわけね」とためしに1回買ってみたのが運のつき。
コーンをあげて、塩味がつけてあるだけだけど、ポップコーンのカリカリ版といった感じで、食感といい、塩味といい、私の大好きなタイプ・・・

その後、スーパーに行くたび(と言っても週に1回も行かない)に、つい、ナッツ売り場に脚がむいてしまい、買ってはダメだと思うんだけど、買ってしまう。おつまみ類ではあるけれど、コンビニには、売っていないので、コンビニによく行く私にとって、それがせめてもの救い。
一袋80g位入っているけれど、それだけで300kcalを超える高カロリー食品なので、食べれば食べるだけ、カロリーオーバー。一袋の量は、それなりの量で、おつまみとして食べるなら、おそらく一般的にいって、一度に一袋を食べることはないと思うが、私の場合、食べ始めると全部食べてしまう。
「やめられない、止まらない」なのだ・・・ 

こんなにおいしいのに、スーパーにしか売ってないし、どこのスーパーでみても、原産国はペルー。なんでも、ジャイアントコーンは、南米ではきわめて庶民的な食材らしいが、ペルーの標高3000m以上の土地でしか栽培できないとのこと。日本では育たないんだとか。まあ、日本で大量生産されたら、私は食べ過ぎてしまいそうで困るけど。
あまり、ポピュラーな食べ物でなく、そこら辺中で売っていないままでいてもらわないと・・・

                     


東大理III

2014-04-15 18:06:32投稿

先日、東大の入学式が他の大学より少し遅れて挙行された。
晴れて東大生となった学生の中に、しかも、理Ⅲに入学した学生の中に、山口県内の高校から入った子がいるとのこと。山口県内の高校から理Ⅲに合格者が出たのは、実に15年ぶりらしい。(山口県出身で、他県の進学校に通っていた子はいる)今春、Y高校から現役で理Ⅲに通ったとのうわさは、私も知っていたが、15年ぶりというのを聞いて驚くやら嘆かわしいやら・・・

国内の受験業界では、今も昔も東大がそのトップに君臨し続けている。私が30年ほど前に受験生だったころも、偏差値ランキング表の一番上には、東大理Ⅲの文字が燦然と輝いていた。しかし、少子化の影響で30年前の18歳人口と現在のそれは、半分くらいにまで減っているにもかかわらず、東大の入学定員は3000人のまま。はっきり言って、昔より広き門になっているといえる。そういう意味では、東大合格者の3000人目は今のほうがずいぶんレベルが落ちているということにはなるが、トップ100人の理Ⅲというのは、常に国内トップ100人なので、レベルは落ちていないのだと思う。
そして、もう一つ変わっていないのは、理Ⅲに合格する生徒の出身校だ。昨年理Ⅲ100人のうち、灘高出身者が27人とのこと。これも、ちょっとオドロキ((+_+)) 3割近くも高校から同じメンバーってあり?
何でも、灘高では、普通のレベルで東大なので、理Ⅲに入らないと、「できるヤツ」とは認められないらしい。逆にいえば、特に医学部志望でなくても、「できる」から理Ⅲへということになるようだ。

まあ、いずれにしても、東大理Ⅲに入ろうと思うと、まず有名な進学校にいないといけないということは以前よりもさらに顕著になっているようだ。田舎にいたのでは、ライバルもいないし、指導できる先生もいないということだ。けれど、せめて、2-3年に一人は、山口県出身の東大医学部生がいてくれることを願う。

そして、勉強ができるから医学部へという風潮も、以前より強くなっていると聞く。医学部出身の私からすれば、日本のトップに立つ人、国を動かす人は、医学部ではないので、ホントにできる人は、文系に行くべきなのだ。日本のトップ100人を集めるなら、文Ⅰの定員も100人にして、「できるヤツ」が理Ⅲよりも文Ⅰに行きたくなるようにしたほうがいいように思う。そして、限られた進学校の出身者だけにかたよらず、全国津々浦々、いろんな能力をもった生徒が入学したほうが、優れた人材を発掘できると思うのは、田舎医学部卒の私だけだろうか・・・

 


 


気持ちを新たに

2014-04-11 19:21:52投稿

2カ月あまりブログを休んでいたので、また気持ちをあらたに再開しようと思う。

4月というのは、日本では、スタートの季節。新入生、新入社員とフレッシュな顔ぶれが社会には目立ち、子供たちは、学年が一つ上がって、クラス替えもあって、やはりフレッシュな気分になるのだと思う。
私個人のことで言えば、4月生まれなので、4月になるとまたひとつ歳をとることになる。そして、私の誕生日にあわせて開院したクリニックももうすぐ7歳の誕生日を迎える。

まだまだ新米開業医のつもりでいたが、7年と言えばそれなりに経験はしたことになる。開業するまでの17年間、勤務医として9回転勤をしたので、あまり長く務めた病院はなく、最高で5年だった。そのことを考えると、結構長くやってきたんだなあと、少し感慨にひたってしまったりする。
そして、広島生まれの広島育ちで、現在の自宅に住むまで、人生で17回転居しているのだが、なんと今の家はすでに12年も住んでいて、これまた一番長く住んでることになってしまった。

同じ場所で、同じ仕事を繰り返す毎日が続くとどうしてもマンネリ、慣れあいになってしまうのがよくない。医学の進歩は日進月歩だし、医療器械は次から次へと新しいものがでてくる。つい先日、ウインドウズXPのサポートが切られて、マスコミをさわがせていたが、とにかく、器械だけは新しくしないと、世の流れにもついていけないので、高額の器械をまた買わなくてはいけない。
クリニックの待合室や診察室にBGMを毎日流しているのだが、先日、患者さんから、「今日は音楽がないですね」と声をかけられた。患者さんは多分、それなりに音楽を楽しんでくださってたに違いないが、毎日朝から晩まで聞いているスタッフは、音楽がないことにも気づいていなかった。「今日は何が流れているのかな」なんて全く思っていないので、流れていなくても気づかないというこの日常。イケナイ、イケナイ・・・

ブログの再開をはじめ、仕事も何でも初心わするるべからずで、フレッシュな気分でまた頑張らねばと思う、新学期のスタートである。


体内年齢

2014-02-06 18:43:04投稿

以前、このブログにも書いたが、普段、私は、ほぼ毎日体重と体脂肪率を自宅で測っている。
最近は、自分でもまずいと思っている食欲で、正月に増えた体重、体脂肪率をもどせないまま、測るのが億劫になる日々。

何故、そんな状態なのかは、明らかに理由がある。
単純に間食のとりすぎ。
目の前に食べ物があると、つい手がでてしまうし、年末、年始以降、やたらといただきもののおやつ類が多かったのもいけなかった。とはいえ、手を出す自分の意志が弱いだけで、食べた分、運動すればいいさと、食べる瞬間は言い訳しているが、運動量は、それほど昨年から増えているわけではない。

今日、TANITAの体組成計にのる機会があり、まわりにだれもいないのを見計らって、身長、体重、普段の運動量などを入力し、計測してみた。
体重はまあ、普段通り。体脂肪は、いつも測るときと時間帯も違うので、高め。(言い訳)
そして、初めて見た「体内年齢」というやつ。
なんと、その年齢は、実年齢マイナス11歳!!若い!!

自分の理想としている数値から、体重はプラス1.5kg  体脂肪率はプラス5%と、マラソン愛好家(!?)としては、悲しい値だったけれど、体内年齢が10歳以上も若いとなると、これは、素直に喜ばざるを得ない。
そのグラフをながめながら、一人でニヤニヤする自分。

だけど、よく考えてみると、「体内年齢」って、いったい何?


子供服

2014-01-28 18:23:27投稿

知り合いのプレゼントに子供服を買いに行った。
出産祝いで、ベビー服を時々買うこともあったけれど、いわゆる幼児の服を買ったことは、10年はなく、私にとっては、メルヘンチックなショッピングとなった。

思えば、2回めのお産をした前後の2年間、私は、アメリカですごしていたので、英語でToddlerと呼ばれるころの子供服のほとんどは、アメリカで買ったものだ。
なんせ、衣類に関しては、大人のものでも、子供のものでも、日本とアメリカでは値段が違いすぎる。その当時、自分自身ジーンズ以外のものを着ることがなかったのもあるけれど、お金のないアメリカ生活で、安くて丈夫、サイズが豊富な服はありがたかった。子供服に至っては、相場が日本の1/2から1/4くらいだったように記憶している。

特に好きだった子供服ブランドは、Gymboree
当時の生活の中では、高級子供服の印象だったけれど、たとえば日本で人気の、mikihouse とかFamiliarなどにくらべると半値もせず、洗濯に強いのが何より。特に冬物は、寒い気候でもあるため、とても暖かく、カラフルだった。
日本ではGymboreeの服は買えないときいていたので、バーゲンが開催されるときくと、大きいサイズなら「いつかは着れる」を合言葉に、わが子は2歳なのに、7歳用くらいの大きさまで、買いこんだことを思い出す。
それでも、子供が大きくなるのは、あっという間。買いこんだアメリカ服は、すでに手元にはなく、いろんな人におさがりをあげた。

そして、今回の買い物。
今や個人輸入などで、Gymboreeもインターネットでは買えるけれど、いまだ日本には進出していないようだ。やっぱり、少し高くても、プレゼントは、日本のブランドがいいかなあと、ありきたりのものを選ぶことになった。
サイズなども、かかわりがなくなるとすぐに忘れてしまい、3歳なら100cmくらいだとか、とても懐かしい気持ち。意外にもアメリカでの子育て時代を思い出すひと時をすごせ、ホンワカ気分になれた買い物だった。


正月太り

2014-01-24 19:36:08投稿

購読している月刊誌「ランナーズ」の最新号がとどいた。
最近は、ランニングよりもロードバイクに比重を置いているので、前号の「ランナーズ」もまだ読み切ってないうちに、次のヤツが来てしまい、我が家のポストにそれをみつけたときは、ちょっぴり後ろめたい感じ・・・
前号を読まないうちに、次号が届いたからと言って、誰に対しても悪いことをしているわけではないんだけど、「少し走らなきゃいけないな」という別の自分がそんな感情にさせたんだろうと思う。

だけど、その最新号の表紙の、見出しをみた瞬間、もやもや気分は吹っ飛んだ。
その見出しとは・・・
”正月太り、1日で落とせます”

昨年秋にフルマラソンのレースに出場したため、9月、10月は、食事にはとても気を付けていたし、体重も目標には届かずとも、これ以上増えてはいけないという自分で決めたラインはこえていなかった。11月は、人間ドックをうけたこともあって、これまたカロリーを気にして、食べ物を口にしていた。ところが、12月初めに、ハーフマラソンのレースで失敗してからは、走る気力がうせ、ロードバイクがやってきたので、さらに、ランニングへの気持ちが向かなくなって、正月を迎えた。
決して、ごちそうばかりを食べたわけではないけれど、仕事が休みで、自宅にいる時間がながかったせいで、小腹がすくと、何か口にするという毎日をすごしてしまい、気づくと、この半年でもっとも重いウエイト・・・
だんだん、体重計に乗るのも嫌になり・・・これは、お決まりの中年太りコース。

走ったから食べるのか、食べたから走るのか究極の選択だけれど、どうも空腹に弱い私は、食べてしまう。食べた以上は、カロリーを消費しないと・・・
そんなころに届いた「ランナーズ」
そこに書いてあったのは、2㎏までなら、2時間LSDですぐに落ちるというもの。長くゆっくり走るLSD、先週も2時間以上、走ったけどなあ。
結局のところ、特別なことは何一つなく、走るしかないのがその答え・・・


ロングライド

2014-01-15 18:57:41投稿

年があけてから、自転車に乗れるときは、乗ることにしているが、正月休み以来、この週末も、ロングライドにでかけた。といいつつ、ロングと呼べる距離がいったい何kmだかわからない・・・というより、ロングって、距離のこと?時間のこと?

仮に、30㎞以上の距離をロングということにしてみる。
乗ってみて初めてわかったことだが、実際、ロードバイクで30kmという距離を走るのはそれほどつらくはない。私のような超ビギナーレベルの筋力なしでは、時速30㎞出すのは、結構頑張る必要があるけれど、普通にスポーツとして自転車をこいでいる人たちは、いとも簡単に時速30km以上のスピードを出す。単純に、そのスピードだと1時間あれば30㎞のライドは終わってしまうのだから、ちょっと、ロングライドとは言えないかもしれない。
いわゆるサイクリングというリクレーションなら、時速20km前後だと思うし、途中でコーヒーブレイクなんかが入ると、30㎞の距離でも、数時間はかかってしまうので、時間的には、ロングかもしれない。

まあ、ロングの定義はさておき、ある程度、一般道路を走ってみてわかったことは、自転車で爽快かどうかは、かなり路面状態に比例するということだ。ロードバイクのタイヤは本当に細いので、普通のママチャリなどでは問題にならない段差も、結構衝撃を受ける。車道の左を走るのが原則で、車道の端だと、車が走らない路肩に砂や小さいごみが多くて、滑りやすい。自転車通行可の舗道も走ることができるけれど、歩いているときはまったく気にならないアスファルトの継ぎ目などが本当に億劫だ。
結局、路面がよくないと、スピードも出せず、スピードが出せないと、ロードバイクの醍醐味を味わえない。
景色がいいからと思ってでかけてみても、路面が悪いとちょっとつまらない。
我街、防府には、佐波川自転車道という、片道22㎞のサイクリングロードがあり、今まで、3往復くらいしてみたけれど、途中、川沿いを風を切って走る気持ちのいい道が中心とはいえ、自転車専用路ではないので、路面の悪い箇所も多い。
それから、これは乗っている人にしかわからないけれど、ロードバイクで走って楽しいのは、坂。
今まで、自転車で上り坂はつらいものとしか思わなかったけれど、ギアと変えながらがんばって坂をのぼり、あとで下るそう快感は、ランニングでは味わえない。

路面がよくて、景色もよくて、適度にアップダウンがある30㎞以上の道。ロングライドはこれだな。

 


自転車の新年

2014-01-05 20:44:21投稿

年末年始の休みも今日で終わり。
今年の正月は、珍しく自宅にいたので、自転車三昧の新年を過ごした。 

年末に、念願のロードバイクを手に入れ、なかなか乗る時間がなかったので、年末年始の休みには、がんばって乗ろうときめていた。
とはいえ、ロードバイクなる乗り物は、ママチャリとはわけが違い、不安定そのもの。乗り降りの難しさに慣れるのに一苦労。怪我をするほどではないけれど、いわゆる”立ちごけ”といわれる転倒を、1回のりにでると、必ず1回はやってしまい、まだまだ楽に操るのには時間がかかりそう。
さらに、長距離ライドにでかけると、かならず、道のアップダウンがあるので、ギアチェンジも必要になるけれど、これがなかなかうまくいかない。ハンドルを握る手の力が弱いので、ギアを変えるときに、指に力をいれると、バランスをくずしてしまうし、1段階小さくしたいと思っても、2段階変わってしまったりなど、いろいろと自分の思うように走れないこともたびたび・・・
それでも、自転車は乗っていて気分爽快。いまのところ、ランニングよりは楽しいなあと思える。
正月あけて、5日間のうち、3日間は乗りに出て、走った合計走行距離は、130km。結構走ったなあ。
聞くところによると、自転車での消費カロリーは、走った距離×20kcal程度らしいので、3日間乗っただけで2600kcalくらい運動したことになる。しかも、自転車ライドだけでなく、ランニング仲間と、山を2時間以上走ったりしたので、相当エネルギーは消費できたはず・・・
さぞ、ダイエットになったと思いきや、年末年始でなんと体重は増加。
どれだけ食べたの??

今年1年、自転車も、ランも、去年以上にがんばるぞお。
まあ、体重はよしとして、体脂肪率とウエスト周りのサイズダウンだけは何とか実現したいと、全身の筋肉痛と闘いながら迎えた2014年である。


この1年

2013-12-31 17:51:21投稿

今日は、大晦日。

ランニングのことで1年をふりかえってみると、当初の目標通りに、だいたい過ごせたような気がする。
2回フルマラソンに参加し、いずれも完走して目標タイム達成。ほかにも、10kmやハーフのレース、トレランにも出走して、タイムは毎回自己ベスト。一般的に走歴3年以内なら、走る距離がのびれば、記録ものびるといわれているので、1年間、大きな怪我や故障をせず、コンスタントに走ってこれたのが良かったんだと思う。
実際には、1か月間に走った距離は150kmが最高で、一般市民ランナーとしては並以下だとは思うけど、3年前の自分からは想像もつかないレベルで走っているので、それなりに大したものだということにしておきたい。

最近は、仕事関係でも、ランニングの話題がでて、「走っていて楽しいですか?」とよく聞かれる。
そのたびに、「楽しくはないと思う・・・」と答える私。でも、走ることがなければ、知り合えなかった人たちとの出会い。走り出して、明らかに向上した体力。この二つを得たことが、私が3年間、まがりなりにも、走り続けたきた理由のすべてだと思う。走ることそのものは、それなりにつらいし、いろいろ言い訳してサボる日も多い。でも、得られたものを失うことを考えると、「走らなきゃ!!」という気持ちが上まわる。

ちょっとネガティブシンキングとは思うけど、走る前のひ弱な自分にもどる恐怖から逃れるために、来年も走り続けようと思う。そして、ちょっとでも走力、体力を伸ばすために、ロードバイクもがんばろうと誓いをたてる2013年最後の日である。


スキー

2013-12-29 19:42:58投稿

会社勤めでもなく、年末に特に変わったことがあるわけでもないはずなのに、何故か忙しく過ぎて行った12月。
ブログの更新も忘れていて、ついにとうとう、今年もあと3日になってしまった。

年末の休みになり、降り続く雪の中、広島の芸北地区にあるスキー場に出かけてきた。
私がスキーを始めたのは、10年ほど前で、はっきりいって、スキーを始めるような歳ではなかった。でも、年に1回くらい、家族で雪を見たいと、その後、ほぼ毎年1回は出かけることにしている。ただ、まったくの素人で、教室で学んだわけでもなく、なんとかリフトにのって、ゲレンデをこけずに降りてくるのが精いっぱいというレベルのスキー。しかも、この数年、全然上達はしていない。
まあ、年1回くらいで、うまくなるわけはないし、スピードが出ると怪我が怖いので、ぼちぼち滑れる程度で十分と思っている。ただ、ランニングをはじめて、以前よりはずいぶん体力、筋力がついたので、もしかしたら、今年は去年よりもうまく滑れるかも!! とちょっと自分に期待して出かけてみた。

結果は・・・上達したとはとてもいえなかった。
少し急勾配の中級コースも数回チャレンジしたけど、大雪で、新雪ばかりだったこともあり、うまく板の角度が出せない。前につんのめってしまわないよう、重心をおとして、膝をまげて・・・と自分にいいきかせながら、必死で傾斜にくらいつく感じ。スピードが出ると恐ろしいし、なかなか楽しんでは滑れない。気持ちよく滑れるのは、やっぱり、傾斜のゆるい初級コース。おばさんになって始めたんだから、万年初級コースでガマン、ガマンと、今回も終了。
ただ、ランニングを始める以前に滑っていたときは、朝からでかけて、午後からはすでに、しんどくて、脚もだるく、すぐに休みたくなっていたけれど、今回は、帰る予定の時刻まで、疲れたとは感じなかった。
私としては、スキーはうまくなくても、スキー場に日帰えりででかけて、あちこち体が痛くならなくなっただけでも、十分、ランニングの効果が出ている気がする。

若い人たちは、スノボばかりだけど、スノボもまた、怪我が怖いので、してみたいとは思わない。これからもスキー場に出かける元気があるうちは、年に1回くらいは出かけてスキーを楽しみたいと思う。


ロードバイク

2013-12-16 22:28:09投稿

 ついに、禁断の世界に足をつっこんでしまった…
注文していたロードバイクが届き、自転車こぎの始まり。

これまで、マウンテンバイクはよく乗っていたけれど、本格的なスポーツバイクは初めて。
自転車がやってきてからの数日で、計30㎞ほど走ってみての感想。
1)前傾姿勢はつらい
2)時速20km位は簡単に出るけど、30kmとなると結構がんばる必要がある
3)とても車体が軽いので、バランスをとるのが思った以上に難しい
4)台がないので、下りたときにかならず何かにたてかけないといけないのが、意外と不便
5)ランニングシューズで乗っていると足元がスースーして足が凍える
6)タイヤがとても細いので、路面の段差、凹凸の衝撃を強くうける
7)荷物が載らないので、何でもリュックにつめて背負う必要がある
etc etc
特に、3)に関しては、強い横風でこけそうになるし、トラックが横を通るとかなり怖いし、乗り降りに慣れないので、ぐらぐらしてしまう。
こうして、書いてみると、よくないことだらけのようで、「何が悲しくてわざわざ自転車こぐの?」っていわれてしまいそう。そこで、さらに続きの感想・・・

8)今までの自転車ではのぼれなかった坂がのぼれた
9)下り坂の爽快さはホントに気持ちいい
10)ランニングに比べて、景色を楽しみながら、結構遠くまで出かけて行ける

そして何より
11)脚力アップ、ウエスト周囲の余分なお肉削減は、ランニングよりも楽しく効果的にできる!

すべてはこの11)のため、そして、さらには、ランニングのスピード強化のためなのだ!
きちんとした乗りかたでないと、なかなかその期待通りにはいかないのは、百も承知だけれど、とにかく、しばらくは、自転車>ランで頑張るぞ!

                                   


 


萩城下町マラソン

2013-12-08 21:11:21投稿

今日、私にとっては3回目の萩城下町マラソンに参加してきた。

初めての一昨年は、15km以上走った経験もなく、無謀にもハーフマラソン初挑戦だったこの大会。とにかく、制限時間内に完走することだけが目標で、それを達成して本当にうれしかった。
そういう意味では、私のランニングの原点ともなった大会といえる。

昨年は、まれにみる悪天候で、強い風と時折降る吹雪の中、これまた、完走さえできればいいと思いながら走った。

そして、今年。
同じレースに2度以上続けて出たことがないのに、この大会だけは3回目。
天候もまずまずだし、ハーフマラソンは5回目なので、今日は、タイムを狙わなくては!と考えていた。
といっても、1か月半前にフルマラソンを走ったばかりで、それほど練習はできているわけではなく、まったく自信はない。それなのに、あわよくば2時間をきれれば・・・と思いながらスタート。その一方、2年半、まがりなりにも、ランニングを続けてこれただけで、立派なもの。タイムなんか気にせず、楽しく走った方がいいよ・・・という思いも頭によぎる。でもでも、2年半も走ってるんだから、そろそろ、ハーフで2時間くらいは切らなきゃ・・・と欲の出る自分。

5kmまでは、今日はゆっくり走ると言っていたとっても速い知り合いの背中を追いかけながら走る。「これはオーバーペースだよな。このまま行ければ、2時間きれるけど・・・」次第に遠くなる彼女の後姿をみながらも、予定より速めに脚が動き、12kmすぎまでは、順調だった。ただ、所詮、そんなに速いペースで15km以上走ったことはないわたくし。14kmの給水のとき、このままのペースではすでに走れなくなっているわが身を痛感し、とにかく、キロ当たり15秒はおとしてなんとか頑張ろうときめた。

これまで、フルマラソンを含め、前半に飛ばして走ったことはなく、後半に失速するという経験のない自分。16kmからは、明らかに失速し、もう、2時間はどう考えても切れないとあきらめてしまった。17km付近で、ランニング仲間にぬかされ、「小笠さん、あと4km一緒に走れば、2時間切れるよ」と言ってもらえたけど、気力はあっても、脚がどうしても前に出ない。そして、さらに、あと2㎞付近でも、別の仲間に、「あと2km。一緒に2時間切ろう」といわれ、気力をふりしぼったけど、10mしかついていけず。

最後は、もう、どう考えても、2時間は無理だったけど、「とにかく、歩かない!これだけは意地でも譲れない」と自分にいいきかせ、なんとかゴールにたどりついた。結果は、2時間を2分半オーバー。
失速初体験とはいえ、自己ベストは十分更新。ランニングの奥深さと、自分の実力の足りなさを実感した大会となった。

来年こそは!!


ファルトレク

2013-12-02 19:49:06投稿

最近の私の愛読書、吉岡利貢著「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!」

この本に出会ったのは、1年以上前で、そのタイトルをみた瞬間、「読まなきゃ」と即決購入。
しかし、読んでみると、結構、トップランナー向けの内容のように思われ、なかなか書いてあることを実践することができそうになかったので、しばらくその存在は忘れ去っていた。
ところが、10月に大阪マラソンを走ってみて、これから先、マラソンのタイムを短縮するのは、今のままではだめだなあと実感し、少し、練習方法をかえてみようを思うようになり、再びこの本を手にしてみた。

この本にかいてある、3つの練習法にまずは挑戦。
だんだんスピードをあげていくビルドアップ練習は、今までにもしているし、だいたいいつも、走り始めはスピードをだせないので、それなりに自然のビルドアップになっている。

速いスピードと遅いスピードの交互で走るインターバルトレーニング。これは、本当に走力アップに有効とされているけれど、マジできつい。自慢じゃないけど、さきのフルマラソン、私は、42,195kmをほぼイーブンペースで走ったので、同じスピードで走るのはちょっと得意。(十分、自慢)でも、ペースの上げ下げをするとキロ10秒の差でもすごく疲れる私。インターバル練習はキロ当たり2分くらいの差をつけて、走ろうっていう方法なので、そのきつさは半端ではない。結局、きちんとしたインターバル練習はできないまま、ああ、インターバルしないとなあと日々過ごしている状態。

そして、3つ目の練習法、ファルトレク。
これは、もともとスエーデンの軍隊の野外トレーニングでより自由に遊び感覚でできるスピード練習のことだそうだ。グループで練習するときは、リーダーの合図で、ダッシュしたり、ゆっくり走ったりなど、ちょっと「だるまさんがこけた」の要素を取り入れた感じ。要するに、いろいろなスピードで、適当に時間をかえて、適当に走るということ。さらに、坂道や、階段、アスファルトなど、路面がいろいろだとなおいいみたい。 
そこで、私も、週末にちょっとそれらしい練習をしてみた。というより、いつもの練習コースで、坂が多いところを、あえて、ゆっくり走ったり、ちょっとダッシュしてみたり、トータル70分のランニング。
疲れたらゆっくりにして、余裕がでたら、速くしてというやり方だと、意外と走れてしまうことが判明。
なかなかよい練習じゃん。と思って帰宅したけれど、やっぱり、負荷はたかかったようで、翌日のだるさは、久々に感じる疲れ。まあ、楽して速くなれるわけはないので、仕方ないんだけれど、きつくて、練習を休む日が多くなると、これまた、本末転倒。

ゆっくり楽しく走ればいい。でも、速く走れるようになりたい。
いつも、自分の中で葛藤してる今日このごろである。


常盤公園

2013-11-25 23:56:36投稿


週末、宇部に私用があり、少し空き時間があったので、ジョギングすることにした。
あてもなく、走りはじめて10分後、「そうだ!常盤公園に行ってみよう!」

宇部市は、山口大学医学部がある田舎都市だが、学生時代を含めて、計10年くらい暮らした場所なので、私にとっては、第2の故郷ともいえる。
そして、その街の中心的存在である、常盤公園は、過去に何度おとずれているか、数えきれないほどだが、少なくとも、最近5年以上は、公園内に入ったことはなかったので、とても久しぶりだった。
鳥インフルエンザ事件で、あれだけいた公園内の白鳥がすべて処分されたのは、約3年前。白鳥のいない常盤公園なんて、ホントに淋しく、なんだか、常盤湖が以前よりも広く感じられる気もしたけれど、鴨たちが、我が物顔で湖面にも、陸にもうろうろしていていたので、ちょっと安心。
そして、あのカッタ君で有名な、ペリカンたち。渡り鳥による感染対策で、ペリカン島ごと、網で覆われていたので、ちょっと残念。昔は、勝手にペリカンが飛んできて、子供たちをよくつついてくれてたものだけど・・・

変わらないのは、彫刻の野外展示。彫刻の街、宇部には、常盤公園以外でも、街中であちこち彫刻をみかけるけれど、やはり、公園内のオブジェは、数もレベルもなかなかのもの。
その園内の彫刻。以前展示されていたものは、ほとんど置き換えられ、私としては、見たことのない、新しい作品ばかりだったので、ちょっとうれしくなり、特にあてがあって走っていたわけではなかったので、彫刻めぐりジョグに切り替えることにした。
なんせ、目にする彫刻すべてのまわりをまわろうという気持ちで走っていると、ほんとにぐるぐるぐるぐるまわらなくていけない。実際、アシンメトリーな作品が多く、角度をかえてみると、違った形にみえたり、異なる印象だったりするので、それが、この現代彫刻のいいところと思うと、一方向からでは不十分。とにかくまわるぞ・・・
 

公園内で約1時間、ほとんど走ったというよりまわったという感じで終わったが、久々に楽しいジョギングができた。たまには、こういう楽しい練習もいいな)^o^(


新宿

2013-11-11 19:27:55投稿

「見上げてばかりいると、田舎モン丸出しになるよ」
以前、何の用だったか忘れたが、新宿に行くことになった私に友人がアドバイスをくれた。そして、そのとき、新宿駅周辺を訪れて、結局、見上げてばかりになって感じたことは、「新宿というのは、今、自分が何階にいるのかわからなくなる街」ということだった。

あれから、はや20数年。年に数回は東京に行っているが、新宿を訪れる機会はなかった。
今回、毎年参加している日本乳がん検診学会が、都庁前の京王プラザホテルで開催されることになり、この週末、当院の放射線技師と新宿に行ってきた。

宿泊先のホテルと、学会場の京王プラザは、直線距離で300mくらい。ランナーの私(!?)としては、歩いて数分で着くはず、ラクショー!と思っていた。
しか~し

学会初日の朝、宿泊先から数10m歩き、JR新宿駅の南口(のはず)に出た。そこで、念のため前日にも確認していた地図を出し、都庁はあっちだから、この道をいって、右に曲がれば着くことを確認。まあ、そのうち、都庁は目立つ建物だから見えるだろうし、すぐわかるさ・・・
ところが、100m位歩いても、都庁らしきビルが見えない。高層ビルだらけで、しまいには、どのビルも都庁に見えてくる。ホテルをでて、15分くらい歩いたところで、方向音痴ではないつもりでいた自信がなくなる。そして、歩道上にみつけた地図をみてみると、都庁は自分の考えていた方向ではないことが判明。
しかたなく、来た道をもどる。少し細い道にはいると、こんどこそ、都庁らしきビルがちらっとみえたので、あっちだ!と思って歩きだす・・・
そして、さらに10分くらい経過したところで、やっぱり都庁がない・・・

結局、「どのビルが京王プラザですか?」と通りがかりの人に尋ね、出発から40分近くを要して、目的地に到着。
京王プラザの目の前には、テレビでよく見るあの都庁がちゃんとあった。
あ~あ、新宿は嫌いだ。

学会1日目が終了し、今度は、宿泊先のホテルに戻ることになった。朝迷ったことを、新宿に詳しい家人に電話で伝えると、「ばっかじゃない。地下を歩けば迷わんやろ・・・」といわれ、帰りは地下街を通る方針に変更。そして、地下入口が、都庁にむかって左側にあると聞いていたので、そちらに向かって歩きだす。でも・・・地下がない。
おまけに地上1階を歩いているつもりが、眼下に車の通る道もある。「ここは、2階?そういえば京王プラザのフロントは3階になっていたっけ・・・」
階段があったので、とりあえずそこをおり、地上1階(と思われる)の道にでて、地下入口をさがす。このまま、今朝来た道を帰ればいいものの、何とかして地下を通って帰ってやる!
5分くらい歩いて、ようやく地下入口らしき階段をみつけ、やっと地下街を歩く。何と言っても、地下街には、頭上の標識があちらこちらにあるので、迷うことはない。へへへ、地下で迷うバカはいないぞ。
としばらく歩くと、今度は、目の前に道路があって、車が走っている。「ここは地下じゃなかったの?地上?」

まあ、とにかく都営地下鉄の出口に出れば、宿泊先のホテルが見えるはず。
そして、それらしき出口をみつけて、階段をのぼると、地下1階の表示。「今まで歩いていたのは地下2階?」

あ~あ、新宿は嫌いだ。
 


足の爪 ふたたび

2013-11-04 22:59:31投稿

数か月前に、足の爪が黒くなってぬけてしまったことをこのブログに書いた。

その後、ブログを読んだという人からは、「走ってる人は、みんな足の爪は黒いんですね・・・」といわれたり、夏には醜い爪丸出しでサンダルを履いていると、いきなり、「走ってますねえ」と、知り合いのサブスリーランナーに褒められたりと、黒い爪も捨てたもんじゃない(???)と思っていた。

そして、5月に抜けた右の親指の爪が7割がた生えてきて、とても中途半端なまま、先週、フルマラソンを走った。
もともと右は巻き爪がひどく、全部生えるとまた巻いてしまうと思っていたので、まだ生えきっていないほうがトラブルなくいけるのでは・・・と思っていたら、甘かった((+_+))

走った当日は、足底の痛みが一番ひどく、翌日は、大腿、臀部中心。3日目くらいから筋肉痛はほとんどなくなったけど、だんだんと足の指がいたくなってきた。そして、4日目、あまり痛いので、よくみると、7割生えた爪の周囲全体が真っ赤になってはれ上がり、指が一回り大きくなっていた。
日ごろからパンプスのような革靴をめったにはかないとはいえ、靴を履くだけで痛い。運動靴はかなりつま先に余裕があるので何とかなる。痛みどめを飲んで、5㎞ほど走ってみたら、走っているときは大丈夫だったが、またあとで痛みが増強。
フルマラソンから1週間たっても、指は真っ赤なまま。
そして、また・・・爪はだんだん黒くなってきた(ー_ー)!!

巻き爪がそもそもの原因なので、どうしようもないけれど、走っている限り、この醜い爪からはのがれられそうにない。いっそのことペディキュアでごまかしたほうがと思わんでもないけれど、黒いだけでなく、表面ががたがたで、段になっているので、ぬるものもぬれそうにない。

重症なのは、右だけど、左もかなり黒くなっているし、半分抜けかけている・・・
私の足の爪が10本そろうのは、やっぱり走るのをやめない限り無理らしい。
爪のために、走るのをやめる?
究極の選択って感じ。


大阪マラソン

2013-10-28 19:59:52投稿

昨日、大阪マラソンを走ってきた。
5倍の抽選で得た、出走権、この日を目標に数か月頑張ってきたつもり・・・
でも、走り終えた今の感想は、「こんなんじゃダメだ・・・」

今回、半年前の自分の記録を更新し、4時間半をきるというのが最大の目標。数日前から、タイム表を眺めては、キロ6分10秒で走り通せれば、OK。少なくとも、6分20秒をこえず、5kmを32分目安で走ればいいと、何度も何度も確認していた。

9時に号砲が鳴ってから、約6分後に、実際にスタートラインを踏み、手持ちのGPS時計をスタートさせた。なんせ3万人が走るレース。人混みの中で、あわてない、あわてないといいきかせて走りはじめた。雑誌「ランナーズ」の記事に、「前半で飛ばした(キロあたり)10秒の疲れが、30kmすぎてから30秒にも1分にもなってかえってくる。」の言葉を何度も思い出し、「飛ばしちゃだめだ。6分切って走ったら持たないぞ・・・」とつぶやく。そして、手元の時計で、1kmすぎたところで、6分20秒。よしよし。次の1㎞が5分45秒。速すぎる。次の1㎞6分15秒・・・何とかペースを一定させないといけないと考えていると、コース上の「3㎞」の表示。そして自分の時計は、3.3㎞の表示。「もう、300mもくるってんの?」とやや時計があてにならないことを感じたが、それでも、ラップタイムはあってるだろうと思いながら、時計をながめつつ進んだ。とりあえず、5kmごとのコース上の時計で、5km9:39 10㎞10:11と、目標通り5㎞を32分ですすめていたので、1㎞ごとのラップは気にしないことに・・・でも、自分の時計をみると、ペース表示がどんどんおかしくなり、ついに、キロ2分台で走っていることになったりし始めたので、「なんじゃこの時計は!!」と腹がたってきた。20㎞を予定通りで通過してからは、だいぶ脚も疲れてきて、とにかく、腕の時計を見るのはやめにすることにした。

今までイーブンペースなんだから、自分のペース感覚を信じるべし。とひらきなおったころ、ハーフの表示。タイムは2時間17分だったので、単純に2倍にしても、4時間半を切れないことが判明。どう考えても、4時間半は無理。せめて自己ベスト更新で、2時間40分は切るぞ。と目標をはやくも断念して、後半に突入。

25㎞すぎてから、左足底にマメができたと思われる痛みを感じ、「もう、限界」と何度もつぶやく。その一方、またまた雑誌「ランナーズ」にかいてあった、「脳が限界という指令をだしても、体は限界にはないはず。脳は本当の限界の前に限界を告げる。」というのを思い出して、給水のたびに、数メートル歩くと、また走るのは無理!と思ってしまう自分に「限界でも限界じゃないはず」と言い聞かせる。

30㎞の給食エイドでは、後で聞けば、どらやき、パイナップル、トマト、いなりずし・・・まだまだいっぱいあったみたいだけど、止まると脚が動かなくなりそうだったので、ゆっくり走りながら、「ゴボウの漬物」というのに気を引かれて、ゴボウをわしづかみにし、他の食べ物には目もくれず、漬物をかじりながらはしった。甘いものが好きでない私にとって、漬物は魅力だったけど、これがまた、塩辛く、すぐに喉がかわいてきたので、失敗だった。

そのころから、つらさも尋常ではなくなってきていた。ペースを落として楽になりたいと弱気になっていると、よいペースで走っている蛍光色のシャツを着た男性をみつけたので、彼を勝手にペースメーカーに決め、5m位後ろをひたすらついていく方針に切り替えた。実際、多くの人はスピードを落としてきているし、前にいる人のほとんどを抜かしたんじゃないかというくらい、抜かして走っていたので、その男性について行ったのは大正解だった。そして、35㎞。のこりをキロ6分でいけば、もしかしたら4時間半を切れるかもしれないというかすかな望みがまだあることがわかり、奮起。ついに蛍光色の男性をおきざりにしてしまった。ここまでくれば、現時点で可能な限りの速さで走るのみ。でも、あと5㎞の表示のあと、その先はなんと上り坂。そこは、普段走っている坂道を思いだし、「こんなの坂じゃねえ!」と言い聞かせて、前を走る人をひたすら抜いた。坂を下ってからは、あと4km、あと3kmとゴールにむかうだけ。けれど、あと1kmの表示のあと、フィニッシュゲートがすぐに見えると思いきや、これがみえない。「ゴールはどこなの?ゴールがみえたらもう少しがんばれるのに・・・」と思ったところで、インテックス大阪の陸橋に大きくかかれた「ゴールまであとたった220m」の文字が目に飛び込んだ。
このたった220mが長いこと長いこと。フィニッシュゲートがみえてホントに最後の最後に数十メートル、スパートをかけて、無事ゴール。その時の時計表示が4時間36分をすぎていたので、マイナス6分をしても、超微妙なタイム。でも、もう、記録はどうでもよかった。ゴールした瞬間、1歩も走れなかった・・・
ちなみに、ゴール直後に手元の時計をみてみると、走行距離が70kmになっていた ・・・

あとで、インターネットの「大阪マラソン、ランナーズアイ」というページで自分の記録をみた。
なんと、ハーフまでが2時間15分58秒。後半が2時間13分02秒。4時間半を1分切っていた。しかも、最も速い5㎞のラップタイムがマラソンで最も苦しいといわれる30~35㎞の31分15秒だった。一番遅い5kmが10~15㎞の32分35秒なので、42.195kmをオールイーブンペースで走ったといってもいい。記録だけみると、すごいことをやったと思わんでもない。
20㎞地点での順位が12612位だったのが、最終順位が8665位になっているので、20㎞以降、3947人を抜いて走ったことになる。約4000人抜きの快挙!!!

大満足の結果・・・なのに、今一つうれしくない。
何故か・・・
とにかく、初めから最後までタイムとのたたかいで、まったく楽しくなく、ひたすら苦しかったから・・・
途中、何度も、私はそもそも健康のために走り始めたのに、なんで、こんなにつらい思いをしてるの?これだけあちこち痛いのは、体に悪いじゃんか・・・と思いながら走っていたし、大阪の景色もまったく目にはいってないし、何万人という応援の人々の声援に答えることもできず、何百台と出会ったカメラに手を振ることもできず、給食エイドでほとんど何も食べず・・・

マラソンを楽しく走るには、もっともっと体を鍛えなければ、余裕を持っては走れない。タイムなんかねらわず、完走するだけならいいようなもんだけど・・・
全身の筋肉痛と闘いながら、今後のことを考えているフルマラソン完走翌日の私。
次は、ロードバイクだなあ・・・


最大酸素摂取量

2013-10-20 22:30:23投稿

ランニング関係の本をいろいろと読んでいると、しばしば、最大酸素摂取量という用語に出会う。読んで字のごとく、体重と時間あたり、何ミリリットルの酸素をとりこめるかということである。
一般的に、体力、持久力のよい指標とされており、特に長距離走などの有酸素運動では、その善し悪しが記録に直結すると考えてよい。ただ、正確に計算するには、かなり複雑な検査が必要らしいので自ら測ることもないだろうと、気にしたことはなかったが、先週、意外と簡単に測れることを知ってしまった。

ジムにおいてあるエアロバイクを、心拍センサーをつけて10分程度漕ぐだけなのだ。
まあ、簡易式だから、それほど正確ではないだろうけれど、いつも同じように測っていれば、体力がついてきたのかどうかを知るには十分だ。
ランニングをはじめたころ、おそらく私の体力は、人並み以下であったことは間違いないと思うが、その後2年半たち、まがりなりにも、フルマラソンを完走できるくらいの体力はついてきたので、年齢、性別の平均よりは結構よいのではないかと期待し、バイクをこいでみた。
結果は、7段階のレベル4(1が低く7が高い)、標準レベルの範囲でほんの少し上というものだった。
これを喜ぶべきか、悲しむべきか・・・

ネットで調べてみたところによると、普段まったく運動していない場合、1日45分のややきつい運動(最大心拍数の80%)を週4回、6か月続けると、最大酸素摂取量は20~30%増えるらしい。
私にあてはめると、その程度の運動は、少なくとも最近1年間はできていると思うので、ランニングを始める前の体力は7段階のレベル1だったかもしれない。それを考えるとちょっと恐ろしい。
まだまだ、この体力はのびしろがあると信じたいなあ・・・

そうはいっても、年齢を重ねれば、体力、筋力とも、衰える一方なのだから、それを食い止めるには、ひたすら運動をするしかない。
なんとか、レベル5にはなれるよう、ジムに行ったら、毎回頑張って測るぞ。
スポーツクラブに半年以上通っていて、初めて知ったこの体力測定。測るたびに0.01ml/kg/minでも上がっていれば、運動へのモチベーションが保てそうな気がする。

 


広島カープ

2013-10-13 21:08:06投稿

今日、広島カープがCSのファーストステージを勝ち、ファイナルステージ進出を決めた。広島生まれの広島育ちの私としては、やっぱりうれしい。

私が小学生だったころは、テレビで放送されるスポーツは野球しかなく、男の子は野球をするのが当たり前で、野球のうまい子がモテる子というのが相場だった。広島市民でカープファンでないのは、人間でないと思われて当たり前の時代。そして、私が4年生のとき、その当時にはあまりにも派手で、賛否両論だったが、カープの帽子が赤にかわり、燃える赤ヘル軍団とよばれるようになった。そして、その年、ついに球団史上、初優勝。そのころ、街を歩けば、どこでも赤ヘル音頭が流れ、今でも私は歌詞をそらで歌える。広島市内の小学生と言えば、制服もなかったので、誰でも赤いCのマークのついている野球帽をかぶって通学していた。
その後も、カープの黄金時代は続き、ホントに強いチームだったが、思春期に入った私は、あまりにもカープカープの世の風潮に反抗心を覚え、高校生のころからは、自称「アンチカープファン」になってしまった。

大学に入って、山口で暮らすようになると、田舎で地元チームがないせいで、巨人ファンが多かったのも嫌だったし、なんだか野球がつまらないものに思えるようになった。そして、その後10年くらいは、ほとんどプロ野球の勝敗なんて、気にしたことはなかった。
そんなこんなで、世は昭和から平成になり、スポーツも野球だけという感じではなくなってきたし、野球でも、以前は放送されることのなかったパリーグもテレビで見られたり、時代は変わってきたと思う。
そして、サッカーに人気をとられないようにとはじめられたクライマックスシリーズや、セパ交流戦。
私自身、すっかり野球からは遠ざかっていたのに、また、特にどこのチームを応援するでもないが、たまには気晴らしをと、数年に1回、一番行きやすい福岡ドームにプロ野球を見に行くようになった。

ここ数年は、何となく、プロ野球の結果をニュースでみるようになると、気づけば、カープはどうだったのかなあと気にしている自分。まあ、どうせ、弱いから所詮だめだろうけど・・・と、何となく、広島人としての気持ちを感じるようになっていた。

そして、今年9月以降の快進撃。
今日の中継をみて驚いたことは、あの阪神甲子園球場の左半分近くを埋め尽くしたカープファンの数。アウェイとは思えない声援にびっくり。やっぱ、今まで負けるのが当たり前の弱いカープしか知らない人たち、昔の強いカープを知る人たちが、今回を見逃したらまた何年も見られないと、西宮まで押しかけたんだろうなあ・・・

ともあれ、東京行きの切符を手にしたカープ。3日後の東京ドームに甲子園ほどのファンが集まるのは、距離的にも日程的にも厳しいと思うけれど、少しでも長く、カープファンに夢をみさせてあげてちょうだい。

 

 


30km走

2013-10-07 19:13:37投稿

フルマラソンのレースに出るには、その3週間前までに30kmをゆっくりでいいから一度走っておくことというのが、市民ランナーの常識となっている。
大体の市民ランナーむけの雑誌やマニュアル本にも書いてあるし、目標タイムが速いほどそれは必要になってくるといわれている。
ただ、単に完走をめざすだけならハーフまでの距離で十分という人も多いし、自分としてはその中間、25km位を走っておいた方がいいかなあと思っていた。
でも、やっぱり30kmを走るのは、今日しかないと、日曜日にいざ出陣!! してみたものの・・・

まずは朝から10月としては異常といえる高気温。陽射しが照ると完全に夏。
すでに天候からいって、30km完走は怪しい。
予定していた、セミナーパークの3km周回コースを10周するというのは、一人で走るとまず途中で断念することが予想されたので、周回コースはやめ。
で、直線の国道を走ることに。15㎞とにかく走ってしまえば、あとは帰ってくるしかないので、途中でやめることができない。

朝10時ごろスタートしてひたすら国道を走る。いろいろ考えながら、7km地点のコンビニで、トイレと飲み物ゲットをすることに決めて、走っているうち、意外に調子が上がってきて、手元のGPS時計では、予定以上のスピードが出ていた。「よ~しこれなら行けるかも。」と突き進み、コンビニが近づいたけど、休みをとりたい感じがなかったので、そのまま、突っ走る。9kmくらい過ぎた地点で、信号にひっかかり立ち止まる。そして、水分補給。いざ、また走り出そうとすると、今までのスピードがウソだったと思うくらい、脚が突然重くなった。

結局、そこからはキロ当たり1分以上ペースダウン。今まで、一人で練習で走った中で、一番つらいものとなった。途中、何度も歩こうかと思いながらも、11kmでおりかえし、かろうじて、走ることだけは最後まであきらめず、自宅にもどった。そして、完全にグロッキー。
こんなにつらい練習ははじめてだったので、今後、フルマラソンなんてとても走れそうにないと、落ち込む一日・・・・

何のために走るのか、楽しまなきゃ意味ないし、もっとゆっくりマイペースでいけばいいじゃん、健康のために走ってるんだから・・・と次の日になって少し気を取り直している。はたして、フルマラソンを走るって、健康のためなのか、体をいじめるためなのか、わかんなくなってきた気もするけど・・・


いつやるか?

2013-09-29 17:27:16投稿

今年の流行語大賞、最有力候補、「いつやるか?今でしょ!」で、あまりにも有名な林修氏の、同名タイトルの本を読んだ。
まったく関係ないことだけれど、我が家にも、東進生がいるので、彼の、現代文の衛星授業は、こっそり拝見させてもらったことがあることと、彼と私は同級生にあたるので、かつて、彼が東大文一に合格した年、私も山大医学部に合格しているので、同じ共通一次試験をうけているということで、勝手に林修氏に親近感を持っている。

そして、この本の中で、最も今の自分に響いたのは・・・
彼は、額の大きいお金を使うかどうか迷った時、「この金を払うと、死ぬときに財産がマイナスになるだろうか?」と考え、どうせ、あの世にお金は持っていけないんだから、なら使っておけという究極の逆算をするというくだり。

かくいう私は、ここ1か月くらい、ある買い物をしようかどうしようかと迷っているのだが、この部分を読んで、買う決心がついた。その買い物とは・・・

ロードバイク

ランニングのクロストレーニングに自転車がいいということはよく言われていること。なので、ジムにいって、エアロバイクに乗ったり、普通のちゃりんこで長距離を走ったりしたこともあるけれど、なんせ、すぐにお尻が痛くなるので、何時間も乗るのはかなりつらい。でも、膝に負担がかからないし、自転車をはじめて、実際にランの実力をつけてきた人が身近にいるので、自転車のりたいなあと思っていた。
そして、最近、2時間くらい近くの田舎道をジョギングしている間、ランナーは一人しか見かけなかったのにもかかわらず、ロードバイクで走る人とは5人もすれ違った。今や、自転車もブーム??
流行に左右されやすい私としては、やっぱり乗りたい・・・

普通の自転車に比べるとかなり高い買い物だということもあるけれど、買って、ちゃんと乗りこなすのかどうか・・・乗らなければ、家で邪魔になるだけ・・・

いろいろ考えていたけれど、この本を読んで踏ん切りがついた。ロードバイク、いつ買うか?
今でしょ!


神戸ラン

2013-09-23 23:50:38投稿

連休中、日本乳腺甲状腺超音波学会に参加するため、神戸に出かけてきた。
学会は、国際会議場で行われ、自分が特に知りたかった情報が得られたし、普段の診療に役立つ内容満載で、充実した2日間だった。

そして・・・
知らない土地に出かけたときには、まず、走って街を知ることが大事。

今回は、学会の1日目が終わってから、神戸の中心地、三宮のホテルにもどり、夕暮れの神戸市内をぐるっと回ることにした。三宮には、年1~2回は訪れているので、まったく知らない場所ではないけれど、北野の異人館や大使館がならぶあたりは、何十年も前から行ったことがなく、記憶もあまりない。

ホテルで、ランニングウエアに着替えたあと、まずは、新神戸駅にむかって、ゆっくり走りながら坂を上る。道は、まったく知らないけれど、神戸という街は、北に六甲山、南に海がすぐあって、方角がわからなくなることはないので、平気。
三宮の中心部は、連休中の夕方なので、人があふれ、人混みを縫うように走っていって、ちょっと白い眼でみられなくもなかったけれど、坂道になってくると、それほど人通りも多くなく、いい感じ。6時半を過ぎると、完全に陽は落ちてしまったが、そこは、防府の田舎と違って、大都会。街燈も多いし、店もたくさん開いているので、足元が暗くて見えないなんて心配なし。
新神戸駅につきあたってから今度は、西へ。北野の異国情緒あふれる街並みを走る。結構アップダウンがあって、トレーニングには最適じゃん・・・と思いながら、ちらほら歩いている観光客を避けながら走っていると、本気のランナーと思われる男性とすれ違う。やっぱ、神戸のランナーは、坂道走るのが普通だよね~
いろいろな国の大使館もあり、多国籍のレストランや雑貨屋が並び、本当は、ゆっくりショッピングをすればいいんだろうけど、よそ見しながらゆっくりジョギング。どんどん西へ走っていくと、だいぶ、道も暗くなり、店もまばらになってきたので、この辺でおりるか・・・と適当な道を見つけて、次は、南へ下る。どんどん坂をおりていくと、そこは元町。小さいけれど、おしゃれな店があちらこちらにあって、キョロキョロキョロキョロ。
どこを走っているのかよくわからないけれど、まあ、坂をおりきったら、東へもどればいいやと考え、適当に走っていると、ついに、海まできてしまった。
これは、かなり遠くへきたぞと少し心配になって、とにかく広い道に出ようとうろうろしていると、街の案内図を見つけて、やっと自分の居場所を知る。
道はわからなくても、方角は間違っていなかったことがわかり、一安心。あとは、三宮の中心部にもどるだけ。

手元のGPS時計では、7㎞の一人旅。
たった1時間の旅だったけど、自分の脚で確認できたので、少し、神戸通になれた気がして、ちょっと誇らしい気分。

    三宮の夕方の景色
 


夜ラン

2013-09-21 13:54:43投稿

先日、珍しく、自宅の納戸を片づけていたら、いつだったか忘れたけれど、何かのおまけでもらった、小さな箱に入ったままのLEDライト(未使用)を発見。
自分の人差し指くらいのそのライトに、付属のリチウム電池を入れて、スイッチON。結構明るい。とっさにひらめいた!
「これなら、持って走れるかも・・・」

去年の秋、夜道を走っていてアスファルトの段差に気づかず、派手に転倒してしまって以来、暗い道を走ることはやめていた。
なんせ、田舎に住んでいるので、陽が暮れると道は基本的に暗い。ホームコースの河川敷などはもってのほかで、なんとか国道は車が通るので、そのヘッドライトと街燈、店の明かりで耐えられるレベル。
本格的なランナーで、頭にライトをつけて走る人も結構いるけれど、そこまでして走りたくないし、懐中電灯を持って走るには、結構重いし、左右のバランスもあるし・・・・

そんなこんなで、昨日の夜、小さなLEDライトを指にはさんで、山口市内の国道を1時間ほど走ってみた。常に足元注意でゆっくりジョギングしかできなかったものの、結構ちびライトが役に立つことがわかった。指の間に軽くはさんでも、それほど違和感はなく、手を普通にゆるく握る感じで、腕をふって走れる。

暗い道さえクリアできれば、仕事が終わってからでも、いつでもどこでも走れる。今からはどんどん日暮れが早くなり、秋の夜は長くなる。
暗いから走れないという言い訳ができなくなれば、走行距離は一気に倍増かも?!


サブスリー達成!?

2013-09-16 13:49:21投稿

                                                   

初のトレランレース。
昨日、三原白竜湖トレイルランレース19㎞の部に参加。

トレイルというだけあって、基本は山道。人ひとり通るのがやっとのけもの道、軽自動車が通るのがぎりぎりの砂利の林道、そして、ごく一部のアスファルト道路。アップダウンの厳しいところは、ロープを持つようなところもあったけれど、トータルでいうと、楽しく走って、ゴールできた。
ただ、スタート前からしばらく降っていた雨のせいで、ぬかるみもあって、滑りやすいところがあちらこちらに・・・
足をくじかないようにするのが精いっぱいだった激坂で、けがをしなかったのが何より。
それでも、天候はほぼ曇りで、夏の暑さがなかったのも、運がよかったのだと思う。

ショートコースとはいえ、ロードレースの2倍くらいは負荷がかかるから、制限時間は7時間もあるし、まあ、4時間以内に帰ってこれればいいやと考え、あまりタイムは気にせずにスタートラインにたった。
前半は、ランニング仲間と一緒に走り、何とかついていけたけれど、後半から少しずつおいて行かれてしまった。ちょっと情けないと思いつつ、とにかく、急なのぼりと下り以外は、「ペースを落としても、ピッチを刻んで走る!歩かない!歩かない!」それだけを言い聞かせ、歩いている人を前にみつけると、「よし、次はあの人をぬかずぞ」と10~50mおきくらいにぬかしながら、進む。そして、「14㎞」の表示を見たとき、「あと5kmか・・・ところで今何時?」と時計をみると、10:18。それまで、ほとんど時計をみず、タイムやペースも気にしていなかったけれど、「11時で3時間だよね。あと42分で5kmということは、キロ8分以内で進めばいいんだ・・・もしかして3時間切れる(サブスリー)かも?!」そう気づいたら、がぜん、元気が出てきた。「あと4km、あと3km・・・」
「ここで、上りは終わりで~す。ラスト頑張ってくださ~い」と係りの方が山道に立って、声をかけてくださり、ファイトがわいてくる。ラスト2、5kmは地獄の下り坂があるものの、上りとは違って、それほど息は上がらない。時計をちらちら見ながら、「サブスリー、サブスリー」と言い聞かせて走る走る。

ゴール手前200mくらいで、10m位前を走る女性がいたので、「よお~し、あの人と一緒にゴールまで頑張るぞ~」とラストスパート。その黄色いシャツを着た女性とほぼ同時にゴールイン!!時刻表示は、10:58:28。ついにサブスリー達成!!
すると、ゴール周囲にいた人々から盛大な拍手と歓声!「私のこと歓迎してもらってるのかなあ・・・すごいじゃん」
といい気になっていたのもつかの間、アナウンスをよく聞いてみると、「女性第1位です。トップでゴールです!!」とのこと。なんと、その黄色いシャツの選手は、ショートコースより1時間前にスタートしたロングコース(35km)の部、女性第1位の人だったのだ・・・
「35㎞、4時間切り・・・どんだけ速いの?」


トレラン

2013-09-09 09:50:37投稿

1週間後に、広島県で開催される三原白竜湖トレイルランレースに出場を予定している。
コースはショートとロングの2種類あり、私はもちろん、ショートの方。合計19kmのコースのうち、アスファルトは2km位らしい。
そもそもトレイルというのは、舗装されていない道のことで、トレランといえば、山道を走ることと、私は勝手に思っている。じゃあ、クロスカントリーとどう違うのと聞かれてもわからず。まあ、トレラン初心者としては、これ以上深く追求する必要はないので・・・

ランニングを始めると、屋外を走ることが楽しくなり、トレランもトライしてみたくなる人は多い。私も、ちょうど2年前に、山口市内の山に登ってから、けっこうトレランが気に入ってしまい、これまで、近場の山を1時間から3時間くらいかけて上って下りるのを10回程度は経験した。ただ、タイムを測るとなると、結構きついかなと思い、トレランのレースにはでたことがなかったが、今回、知人が多く参加するので、思い切ってチャレンジしてみることにした。

最近の異常気象では、当日の天気だけが心配だけど、とりあえず、練習のため、この週末も、山口市内の山を登ってきた。ついでに、坂道のランニングを追加して、合計13km程度。それほど、きつくはなかったけれど、翌日と、翌々日の今日、筋肉痛の洗礼。最近、普通に走るだけで筋肉痛になることはなくなっていたので、結構久々の筋肉痛。
やっぱり、山登りはいつも使ってない筋肉をつかうんだなと改めて実感。
そして、来週のレース本番が、不安・・・

少なくとも、仕事に支障がでないように、頑張りたいと思う。


同窓会

2013-09-02 19:08:40投稿

週末、大学の同窓会に出席した。

医学部を卒業して、23年。今回で、5回目の同窓会なので、顔見知りもいれば、卒後以来、はじめて会う顔もあった。
医学部なので、あたり前だが、同級生は、全員医者。中には、医者をしていない友達もいるが、出席者の中には医者以外はいないようだった。

会場に入ったとき、「どこのおっさん?」と一瞬思ったけれど、だんだんと、昔が思い出されてくる。そして、年齢が同じとは思えない様相をみるにつけ、自分も歳とったんだとがっかりしたり・・・

今回の同窓会の目的は、メンバーの一人が、このたび教授に就任したので、その祝賀会を兼ねてということだった。みんなが、彼との思い出を語るうち、ホントに懐かしいできごとが、次から次へと蘇ってきて自分の気持ちがハイになるのがわかる。そして、何人かがランニングをしていると聞いて、またうれしくなる。
少なくとも4人は、11月の下関海響マラソンにエントリーしているとのことで、しばし、ランニング談義に花か咲き、いつも夜が苦手で早く寝る私が、深夜まで眠くなく過ごすことができた。

翌日も、遅く寝たにもかかわらず、早く目覚め、同窓会モードが続いている感じ。そして、走る気満々で、初めての、1日2回ランを決行。
走っている間も、なんだか気分がよく、スピードもアップ。
ホントに単純な私だけど、同級生の力ってすごいなあと思ってしまう。

同窓会なんて、めったにないし、何十年ぶりに懐かしい顔にあうということで、気持ちが高ぶってしまうのは、わかっているけれど、毎週同窓会があったら、もしかしたら、フルマラソン記録大更新できるかも・・・


デジタルテレビ

2013-08-30 18:25:03投稿

2年前の7月にアナログ放送が終了し、我が家のアナログテレビは見られなくなるものと思っていたら、ケーブルテレビのテジアナ変換とかで、なんと、ほとんどの番組が見れてしまい、そのまま2年が経過してしまった。

デジアナ変換はあと3年あるらしいが、消費税も上がりそうだし、知人に、デジタルテレビを持っていないことをかなり馬鹿にされたので、ようやく、この夏、テレビを買うことにした。

今までのテレビは21年前に購入したもので、その当時としては、最新のものだったし、大きさもかなり大きかった。 
その後、テレビやパソコンは、著しく新化したので、どんどん、テレビは薄型になり、画面は大きくなっていった。けれど、実家で11年前に50インチの薄型テレビを買ったとき、なんと120万円もしたし、まだまだ、普及はしていなかったと思う。その後も、値段はどんどん安くなり、2年前のデジタル放送普及の前には、ブラウン管のアナログテレビなんて、おもちゃくらいの値段でいくらでも売っていた。
今回、購入するにあたって、お店をまわって、いろいろ、テレビをみたけれど、本当に、画面は大きくてきれいだし、値段が安くなっているのに驚いた。

そして、ついに、今週、我が家のテレビはデジタルになり、なんとインターネットにもつながってしまった。
画面が大きくてきれいなので、出演者の顔があまりににもリアルでちょっとひいてしまう。小さなほくろや、毛穴まで見えてしまうので、絶対自分は被写体になるのは御免だと思った。
そして、リモコンボタンひとつで、YouTubeの動画も見れるのにもびっくり。一般的には、当たり前と思うが、わがやにとっては、番組表を選んで予約をすることすら、画期的。

やっぱり時代の流れにはついていくのがよいのだと、つくづく感じてしまう。
携帯もスマホでない私だけど・・・やっぱり替えるべき?


ラン友

2013-08-22 22:03:31投稿

今年の夏は、異常に暑く(熱いといったほうがいいかも)、雨も少ない。
おそらくそのせいだと自分では思っていたけれど、最近、ランニングをしても、まったくスピードが出せない。
まあ、私のランニングのレベルはジョギングに毛が生えた程度の速さなので、スピードと呼べるほどではないのだけれど、自分の中では、この夏に、何とか走りこんで、ジョギングレベルを卒業し、秋のレースで、自己ベストを更新するつもりだった。
しか~し、世の中、そう甘くはない。
というよりも、まだまだ自分の走力はビギナーから脱したとはいえず、やっぱそう簡単には、速く走れるようにはならないのが、現実・・・もともとも体力のなさを考えれば、よしとしなければ・・・

久しぶりに維新公園のジョギングコースを「こんなに遅くちゃあなあ・・・でも、スピード出すのしんどいなあ」と時計でスピードを確認する気にもなれず、ぼちぼち走っていると、後ろから、ランニング仲間に声をかけられた。
後ろからということは、周回コースなので、少なくとも私より速く走っているわけで、あいさつだけして、すぐに追い越されていくものと思っていた。
ところが、適当に世間話をしながら並んで走っていると、いつの間にか、彼のペースについて行っている。おそらく、彼にとってはものすごく遅いペースだと思うので、「遠慮しないで、先に行ってくださいね」と言ったものの、「小笠さん、結構、このペース速いですよ。しゃべりながら走ってこのくらいなら、すごいじゃないですか」と、うまく引っ張ってくださる。実際、一人で走っていた時より、キロ当たり1分以上速いペースになっていたし、しかも、なんとかしゃべることもできていることにびっくり。少なくとも、夏休みシーズンに入ってからは、ここまで速く走ったことはなかったし、一人では走れなかった。
たった3㎞だけの、並走だったけれど、私にとっては、スピード練習になり、失いかけていたランニングへの意欲をまた少しもどしてもらうこともできた。
基本的に、ランニングは一人でするものだけど、しゃべりながら、一緒に走れるラン友の存在って、やっぱすごいなあと実感できる時間だった。

 


高校野球

2013-08-14 08:19:08投稿

連日の猛暑の中、高校野球も甲子園で盛り上がっている。
昼間にテレビをつけると、必ず生中継の甲子園が映っており、何十年も前から当たり前の光景なんだけど、もうそろそろやめてもいいんじゃない?と思ってしまう。

やめてもいいと思うものその1

この尋常でない暑さの中で試合をすること。

世の中熱中症、熱中症と連日のように叫んでいるのに、炎天下で激しいスポーツをするなんて、死人がでないとやめないんじゃないかと思う。せめて、午後0時から4時くらいの間だけでも、試合はしないでおくのが、選手だけでなく、応援、球場関係者のためだと思う。

やめてもいいと思うものその2

天下のNHKですべての試合を生中継すること。
所詮、高校生のスポーツなのに、なにゆえそこまでお金をかける?
プロ野球でも全試合、地上波での放送がないのに、なぜ?高校生の純朴なスポーツにかける姿に感動するのはわかるけど、野球以外の競技をがんばっている高校生だってたくさんいるんだから、野球をすべて放送するくらいなら、インターハイの決勝だけでも、すべての競技で中継してやってほしい。今年は、陸上は話題の選手がいたので、放送があったみたいだけど、どんな種目でも、彼らの頑張ってる姿は美しいと思うんだけど。


夏本番

2013-08-04 13:31:06投稿

東北や北陸の梅雨がやっと終わり、日本全国夏本番である。

山口県は、すでに夏本番になって、1か月が過ぎようとしており、街で、人々の会話といえば、第一声が、ほとんど、「暑いですね~」である。
それに加えて、大雨もあり、本当に、激しい気象に人間たちが右往左往させられている。

実際、昨年、私も参加した”十種ヶ峰登山マラソン”は、今年も8月末に開催される予定だったが、大会会場となっている十種ヶ峰キャンプ場が、大雨の被害にあい、中止になることが決まった。キャンプ場に張っていたテントが、まるでため池の中に浮いているような光景が、全国ニュースで何度も放映されていたので、その被害のほどは、相当なものだということが想像にかたくない。
あの大会は、地元の人々の献身的な温かい運営で成り立っており、昨年、炎天下で、標高差600mのコースを走ったあと、キャンプ場の食堂でいただいた、冷たいトマトとそうめんの美味と、婦人会のおばさんたちの笑顔を思い出すと、本当に悲しくなる。一刻も早い復旧を願うのみである。

そんな夏の中、クリニックの暑さ対策としては、昨年、窓ガラスをすべて真空ガラスに替えて、少し、蒸し風呂状態が改善された。院内には、24時間電源を切ることのできない撮影機などがあり、器械の熱だけでも、気温がかなり上がるので、断熱対策には、本当にお金がかかる。
せめて、自宅のほうは、エコでいきたいと、一番陽当たりのよい窓の西側に緑のカーテンを作っている。
ゴーヤで作る緑のカーテンは、今年で3回目だけれど、実際、カーテンと呼ぶほど密集してうまく葉がのびてくれない。昨年は、ゴーヤの実ができても、大きくなる前にしぼんでしまい、あまり収穫することができなかった。今年こそは、たくさん収穫して、御裾分けができるくらいになりたいと願っているが、もう少し、時間がかかりそうだ。
今年も、うまくいかないのかな~と、今朝、カーテン状況をみてみると、二つ、三つ、小さな実がなっており、先週、見たときよりも、葉っぱの密集度がだいぶカーテンらしくなっていた。
大好きなゴーヤチャンプルをいただくのを楽しみにしながら、この暑い夏を乗り切りたいと思う。

               


2月のマラソン

2013-07-31 16:25:37投稿

今は真夏で、マラソン界にとっては、オフシーズン。
世界陸上もあるし、走る人は走っているが、一般市民の走れる夏のフルマラソンは、北海道マラソンくらい。
大体は、10月からが本格的なレースシーズンなので、1年に2回くらいはフルマラソンを走りたいと思っている私としては、10月と2月かなと思っている。

最近、その2月のフルマラソンのエントリー申し込みが続々と始まっている。
その代表が東京マラソン。
ちなみに、過去2回、一応、申し込んではいるけれど、当然落選。10倍以上の競争率で、まず、当たらないとは思っているが、いつかは当たるのではないかとも思っている。
人気の京都マラソンも前回までは3月だったけど、今シーズンは2月。そして、第1回北九州マラソンも、2月に開かれることが決まった。3つとも参加人数1万人以上なので、エントリーは、抽選。先着順のクリック合戦をしなくていいぶん、気が楽だけど、どうせあたらないよね~
ということで、とりあえず、9日北九州、16日京都、23日東京と、3つの2月のマラソンに抽選申し込みをすることにした。レースは一つしか出る気はない(というより月に2回以上フルマラソンを走れるわけがない)けれど・・・全部あたったら、もちろん、東京。
半年も前から出場がきまれば、がんばって、練習しなきゃという気になると思うので、モチベーションを保つためにも、どれかあたってくれたらいいなと願いながら、エントリー申し込みのボタンをクリック。
まあ、どんな抽選でも、抽選というのは、結果がでるまでの、ワクワク感がひとつの楽しみ。当たった時に走るコースを地図で見ながらレース運びのイメージトレーニングをして発表までの1か月を待っていよう。


大雨

2013-07-28 15:57:49投稿

今日は、全国ニュースで、山口、島根で、「これまでに経験したことのないような大雨」がふり、「特別警報」が発令されたとしきりに報道されている。
実際、山口というだけで、他県の知り合いや親せきから、「大丈夫?」と心配いただいてしまうが、とりあえず、わが町防府は大丈夫。
ただ、今朝は、天気が良ければ、トレイルランニングの予定だったので、中止になり、ちょっと残念。結果的には、午前中が、もっとも雨がひどかったので、ジムで、筋トレと、ベルト上のランニングですませてしまったのは、まあしかたないといったところ。
実際、もっとも雨量が多かった朝8時ごろ、山口市内で車を運転していて、前が見えないほどだったし、山のぼりどころではなかった。

それにしても、この7月は、暑さも、雨も半端じゃなく、本当に、地球はどうなっちゃうんだろうと思ってしまうのは、私だけではないと思う。
その昔、昭和の時代には、「猛暑日」とか「ゲリラ豪雨」とか、そもそも言葉が存在しなかった。「猛暑日」という気象用語は、たしか2007年につくられたものだし、テレビやネットでみる天気予報の晴れマークが普通の太陽のマークでなく、赤の濃い、ぎらぎらしたお日様マークになったのも最近。時間100mmを超える雨も、おそらく、この10年以内で、急激に増えて、「ゲリラ」なんていう名前がついてしまった。今朝、山口の北の地域で降った雨は、時間137mmの雨量というから、ほんとに、「どんだけ~」という感じである。バケツをひっくりかえしたとか、英語でcats and dogsとかいう、いわゆる土砂降りというれベルをはるかに超えていると思う。
地球温暖化が原因で、今までにない気象状況があちこちでおき、科学が発達しているというのに、天気予報は、昔のほうがよくあたっていた。

登るはずだった山が雨雲で真っ白になっているのを見ながら、子や孫の世代の地球がほんとに心配になってくる大雨の日曜日である。


足の爪

2013-07-13 12:47:30投稿

ランニングを始める以前から、私の足の爪は、トラブルを起こしやすかった。

母趾の巻き爪。ひどいのは、右の方で、20年くらい前から、長時間歩いたりすると、爪周囲炎をたびたびおこしている。一度、ひどい炎症で数日間靴が履けず、つっかけをはいて仕事をせざるを得なかったことがあり、それ以来、外出する時などは、とても爪の長さに気をつかうようにはしていた。

2年半前にランニングをはじめてからは、ことのほか爪の長さには注意して、長すぎず、短すぎず、丸く切らないようにして、長距離走に臨むようにしている。それでも、2時間以上走ると、どうしても、数えきれないほど、指先がシューズの中で衝撃をうけるので、今まで何度も爪床に炎症を起こして内出血することを繰り返してきた。軽いときは、少し爪の色が黒くなるだけで、それほど痛くはない。足の爪というのは、爪の根元が先まで到達するのに1年くらいかかるので、一度黒くなると、その色は1年くらい消えない。そして、1年以内にまた同じことを起こすので、虹色ならお愛嬌だが、黒っぽい汚い色で、新しいのと古いのが入り混じり、死んだ爪と、生きている爪が重なり合って、でこぼこになり、厚みもでてくるというとても醜い状態が私の足。
去年の秋に、ランニングのあと、ソックスをぬいで、自分で足をマッサージしていたら、近くにいたランニング仲間が、「足の爪が、ランナーですねェ・・・」とほめてるんだかけなしてるんだか、声をかけてくれたことがある。でも、周囲の人達にきいてみると、みんな、1本や2本、黒い爪があるのは当たり前といった連中ばかり。まあ、痛くなけりゃいいやというのが、彼らの考え。みんな、普通じゃないね~

私も、そんな経験を生かし、爪の長さがレース当日に最高の状態になるように準備(?)して、今年4月にフルマラソンにのぞんだものの、翌日は痛くて靴が履けない結果となった。案の定、爪周囲炎をおこして、爪の周りが真っ赤にはれあがった。
そして、それから3か月。痛みはないけれど、黒い汚い爪は、さらに醜くなって健在。
2週間くらい前、裸足で、家の階段を駆け上がったとき、階段に足先をぶつけてしまったその瞬間、ころころ~と何か小さなものがころがったので、何だろうと思ってみたら、自分の爪。ついに、爪が抜けてしまった。

ランニング以外でも、同様の経験を過去に2度ほどしているので、爪がぬけたこと自体、さして、びっくりはしなかった。ただ、ぬけた後の拇指には、新しい爪が5㎜位すでに生えてはいたけれど、すでにその新しい爪も一部黒くなっていたのには、さずがに我ながらつわものと思った。
そして、その1週間後、やはり黒っぽかった右の第2趾の爪までぬけてしまった。
ああ、私の足の爪は、2本がないままで、情けないと思ったものの、痛くないので、平気。それどころか、爪がない状態で走るので、逆に爪がシューズに当たる心配もなく、爪の長さを気にする必要もないという、かえって走りやすいことに気付いた。巻き爪の巻いている部分がないんだ!!やったあ~

そんなこんなで、いつもは気にする爪の長さをきにしなくていい日々。そして先週、6時間走に臨んだ。
そして、結果は・・・無惨。
まったくノーケアだった、第3趾、第4趾の爪が結構のびていたことに気づかず、切るのを忘れて、6時間走ったために、ついに、今まで黒くなったことのない爪が、内出血。
おかげで今週は、痛くて普通の靴が履けない状態で過ごすことになってしまった。いままでの経験上、痛いときは赤くはれ上がっているのだが、痛みがおちつくと、だんだん黒くなる。そして、それから数か月すると、おそらく、爪がコロンとぬける。
そうなると、私の右足に爪があるのは、5本のうち1本のみ。

爪が体にはたす役割ってなんなんだろうと真剣に考える3連休である。


6時間走

2013-07-08 18:25:10投稿

昨日、”ランナーズ山口”主催の「6時間チャレンジピクニックラン」に参加した。

開催された場所は、セミナーパークで、1周3kmのクロスカントリーコースを6時間で何周できるかというもの。
本気で6時間走り続けても、もちろんOKだけど、みんなで楽しく、途中で、飲んだり食べたりしながら、できるだけ長く走りましょう(歩くのもOK)というのがねらい。一応、年齢と性別で、ハンデが与えられ、合計何周したかを競い、上位数名は表彰される。
1周3kmといっても、アップダウンが結構あるので、普通に走っても20分は十分かかるし、ゆっくりだと、休憩をいれて、1時間に2周。6時間で12周というのが、自分にとっては妥当かなと、とりあえずの目標は12周。最低10周というのを、ノルマにして、午前8時スタートした。
天候は怪しかったものの、真夏のぎらぎらした暑さではなかったので、スタートからしばらくは快調。1周ごとに給水をいれて、あっという間に5周は過ぎた。時々、強い日差しが出て、日焼けをきにしつつも、「このくらいなら、すぐに10周くらいはいけそうだなあ」と走っていた。

そして8周目。それまで、晴れたり曇ったりだった空が、8周目に突入したとたん、暗くなってきて、ついに雨。汗だくなので、少々ぬれるのは、まったく問題ないのだけど、休憩所においている荷物のことが心配になった。荷物がぬれていたらいやだなあ、引き返すほうが早いけど、このコースを逆走するのは、ちとまずいよなあ。そう考えながら走っている間にも、どんどん雨足が強くなる。荷物のことが心配で、スピードアップ。早く、1周しなきゃ・・・そんなに爆走ではないけれど、私としては、その日一番のスピードで走り、3kmの周回が終わるころには、雨がやんでしまった。「荷物、荷物・・・」と戻ってみると、意外にも風方向がよかった感じで、荷物はぬれておらず無事。「ああ、よかった」と思い、気が抜けたとたん、どっと疲れがでてしまった。
ちょうど昼時になってきたので、ここで休んで何か食べようとは思ったけれど、休んだら2度と走れないような気がして、9周目に突入。けれど、だんだんと、あちこちに痛みが出始めた。歩くスピードとかわらなくても、とにかく走ろうと決意して前にすすんだものの、左の股関節、右の足指、左の足首・・・次から次へといろいろ痛い。なんとか走り終えたものの、これ以上走ると、明日からの仕事に影響が出ると確信したので、9周でやめることにした。
その後、昼食にありつき、マッサージしたりなんだりで、だいぶ楽になったので、ノルマの10周は行きたいと、知人が一緒に歩こうと誘ってくれたので、歩いて1周。これで10周したからいいやと思っていたが、あと1時間もまだ残っていたので、歩いてもう1周。そして、最後30分残っていたけれど、走る気力はなかったので、そこで本当に終了。全部で11周。合計33kmのチャレンジで終了となった。

考えてみると、日ごろの練習で、30km以上走ったことはないので、33kmってよくやったもんだと、自分を慰める。目標の12周は無理だったけど、やっぱり、ハーフ以上の距離は、そうは簡単にいかないものだとつくづく実感できたことも、収穫。フルマラソンの記録を伸ばすには、30km以上の距離を月1回くらいは走らなきゃだめだといわれるゆえん。でも、このぼろぼろのカラダで、しかも、夏本番の暑さがやってくることを考えると、当分、長距離は走れそうにない。


朝ランのすすめ

2013-06-24 21:46:46投稿

購読している雑誌「ランナーズ」の何号か前に、「朝ランの秘密を科学で考察」という特集があったが、空腹時に走ることで、ダイエットにもいい、脳も活性化されるなど、基本的に「朝ラン」はいいことずくめ。そんなことはわかっているし、ランニング仲間にも、朝走っている人は多いけれど、なかなか実行できないのが、今の私。

「朝ラン」の大前提、”早起き”
普通に考えて、私は、世間一般の基準からは早起きの部類に入ると思うが、それは、仕事に出かける時間から逆算して、その時間に起きなくてはいけないから起きているのであり、走るために、さらに1時間早く起きろといわれても、ムリ。少なくとも、1時間早く寝ることができるのなら、それもありかと思うが、今より1時間早く寝るようにするなんて、これもやっぱり、ムリ。

ということで、朝食前に走るのは、去年の夏以来。
昼間は暑いし、夜明けが早いし、雨さえ降らなければ、6月はホントに「朝ラン」のベストシーズン。
久々に、意を決して早く起き、朝のひんやりとした風を感じながら、佐波川沿いを走ってみると、やっぱり気持ちいい。あまり時間がなかったので、最後の2㎞はラストスパートになってしまったけれど、ゆっくり走った10㎞は、昼間や、夜暗い時、ましてや、マシーンで走るのと比べると、桁違いの心地よさだ。
途中で出会うのは、ほとんどが犬連れ(要するに犬の散歩)だけど、結構気軽に「おはようございます」と声をかけられ、さわやかな気分になれる。

朝ランは本当におススメ。人に勧めるよりは、自分が実行しなきゃ。


トレッドミル

2013-06-21 22:16:18投稿

数か月前からスポーツクラブに時々通っている。
クラブに入った理由は、走るためではなく、速く走るための筋肉を鍛えるため。走ることで、だいぶ脚力はついてきたような気がするけれど、なにせ、体幹が弱いので、それを強化しようと思ったのが始まり。

去年、一度、ジムのトレッドミルで走り、くたくたになる割には走った距離が稼げず、もうマシーンで走るのはいやだと思ったし、そのことは、このブログにも書いた。しかし、ジムに行っても、筋トレマシーンでがんばるのは、とてもつらいし、なんといっても面白くない。ついつい筋トレよりは得意なランニングに気持ちが傾き、当初は、走るのは外で、走らない日にジムで筋トレのつもりだったのに、最近では、ジムで、トレッドミルばかりになってしまっている。
梅雨に入って、雨が降らない日は真夏の暑さで走れず、雨の日はぬれるので走れずで(走れずではなく走らず?!)結局屋外ランできない日に屋内ランという図式。ここ1か月の走行距離は、屋外:屋内が3:2くらいになっている。

決して、ベルトの上を走るほうが、屋外を走るより好きになったわけではない。屋内では風をきらないので、必要以上に汗をかくし、マシーンから降りたとき、浮遊感で気分が悪くなるのも、本当にいやなんだけど、トレッドミルも、慣れてくるとそれなりに面白い。
なんといっても、スピード、距離、時間が目の前で調節できることが利点。インターバル練習のつもりで、スピード落して0.5km、スピードあげて1.5kmと決め、1時間それを繰り返す。ビルドアップ走も、確実にアップできる。数値ばかり見ていると、猫背になってしましそうだけど、いつも使うマシーンの前には、1台1台テレビがおいてあり、背の低い私の場合、映像を見ながら走ると、以外と姿勢よくなっている。
それと意外な点がもう一つ。ジムには、マシーンが横並びに10台くらいおいてあり、自分の両隣を走る人を横目で気にしながら、「隣には負けないぞ」とライバル心が出て、思った以上に頑張れることがあるのだ。もちろん、いつでもというわけではないけれど、「今、隣は時速8kmだな、こっちは10㎞だぜ。」なんて、小学生みたいな気持ちで走っているのが、密かに楽しかったりするのだ。

これからますます暑くなって、外を走るのがつらくなる。日焼けを気にせず、冷房の効いた中で走れる季節が終わるまで、筋トレがなかなかすすみそうにない。
 


大学受験事情

2013-06-16 22:01:39投稿

最近、大学入試センター試験が廃止の方向で考えられているというニュースがあった。
共通一次試験が始まったとき、それはそれで画期的だったし、センター試験として、私立大学も参加する形になったとはいえ、30年以上続けられてきたこのマンモス試験がなくなってしまうのは、私としては、ちょっと悲しい気がする。
 
現在、わが家に受験生がいるので、最近はよく受験について調べてみるし、逆に自分の受験生時代を思い出すこともあるのだが、昔との違いに、戸惑うことが多い。国立大学でも、推薦入試がかなりふえ、AO入試、地域枠推薦など、本当に複雑になった。また、以前からあったであろうスポーツ推薦にいたっては、ひたすら競技成績が重視され、学部を自分で選ぶこともできないらしい。
ただ、昔と決定的に違う良い点は、主にネットを使って、複雑怪奇な受験方式をはじめ、様々な情報がホント簡単に手に入れられるということだ。大学案内のパンフレットでも、大学に問い合わせることなく、クリックひとつで、冊子が手に入る。大学のホームページ自身も充実しており、どんな学校かを知るのもその気になれば容易なことだ。
共通一次の点数だけで、ほぼ合否がきまり、たった1校しか受験できなかった自分たちのころをとやかくいってもはじまらないが、私が、山口大学を選んだのは、ただ単に偏差値と一次試験結果で入れるだろうと考えたからだけで、大学がどんな場所にあるのか、どんな先生や先輩がいるのかなんて、まったく知らずに受験した。というより、そんなことが調べられると思ったこともなかった。インターネットも、携帯もなかったあのころ、受験情報は、予備校が出す紙媒体が中心で、本屋に行っては、受験雑誌のようなものを立ち読みして情報を仕入れていた高校生の自分を思い出すと、楽しい思い出ということではないんだけど、なんとなく今に通じているあの巨大な規模の試験がなくなってほしくない気がするのだ。

まあ、私のセンチメンタルのために、センター試験が続いていく必要はないんだけれど・・・
今でさえ複雑な入試が、さらに、今までとまったく違う受験方式に代わってしまったら、少子化で、50%以上の子供が大学に行く時代、受験はいつ?受験生って誰なんだ?という気になってしまうのは、私だけだろうか。


初夏を走る

2013-06-07 22:27:58投稿

梅雨の晴れ間が続く中、かなり久しぶりに昼間の一般道を走った。

最近は、維新公園のジョギングコースとジムのトレッドミルを走るのが中心で、なかなか一般道を走る時間がとれない。なんせ、普通の道路を走るのは、暗くない、暑くない、雨が降らないときと決めているので、そうそう走れるわけがない。当たり前か・・・
本気のランナーは、どんな天候だろうが、気温だろうがおかまいなく走るんだろうけど、私は、そこまでランニングに打ち込めるほど、体力ないし、一応、趣味よりも仕事の方が優先なので、走りたくても、時間が取れないことも多い。

と、言い訳ばかりだが、久々にロードを走ると新鮮な気分。

住んでいる防府市は、まあ、山口県内では普通の街だけど、クリニックから1kmも西にむかうと、田んぼや畑ばかりで、ドのつく田舎。ラッシュでまともに走れない皇居ランナーたちを走らせてあげたいほど、道はととのっていて広く、ほとんど車も人も通らないので、一応、信号はあるけど、ないに等しい。
初夏の今時分は、ほぼ田植えも終わり、景色は、おおかた緑一色。走るには最高の環境だけど、建物が、ポツリポツリとしかないので、影がないのが難点。やはり、昼間に走るのは、暑い。
それでも、曇っていて、それほど太陽がまぶしくない午前中に、10km走ることにして、いざ出陣。
しか~し、難題はもうひとつあった。
田舎道とはいえ、きちんとした道路で、舗道もちゃんとあるのだけど、この時期、舗道の両サイドから、丈のある雑草がかなりうっそうと生い茂っていたのだ。
アスファルトの上を走っているにもかかわらず、トレイルランのごとく、両サイドの草が、行く手を阻む。草にさわらずに進むのは難しく、仕方なく、スピードをあげて駆け抜けると、黒い物体が飛んでくる。どうやら、カミキリ虫らしい。
その物体と顔面衝突して、「ギョエー」と叫んでみても、あわれんでくれる人影もなく、ただひとり、走りすすんで逃げ出すのみ。その後も、蚊なんだが蛾なんだかわからない、小さな飛行物体に次々と衝突。

草ぼうぼうの舗道、トータルでは1㎞くらいだったと思うけど、私としては、よいスピード練習になった。
初夏の田舎道のランニング、おススメです。


クリック合戦

2013-05-30 09:31:34投稿

マラソンシーズンは、秋から冬が本番。
そして、秋のレースのエントリー申し込みは、今が本番である。

マラソンブームの中、年々、レース参加者は増え続け、人気のある大会は、受付と同時に締め切りというのもあると聞く。もっとも、その人気の頂点にたつ、東京マラソンにおいては、以前から参加申し込みは抽選で、私もごたぶんにもれず、過去2回申し込んで、はずれている。まあ、東京マラソンは、倍率が11倍なので、10回申し込んだら1回くらいは当たるだろうという感覚でいるので、エントリーできなくても仕方ない。
でも、まさか下関海響マラソンが2時間で締め切られるとは思っていなかった。

山口県で人気ナンバーワンレース、下関海響マラソン。今年は、5月20日の午後8時からインターネットで受付開始だった。去年は、同時期の、午前0時から受付開始で、私は、日付のかわる時報とともに、パソコンをクリックして、数分でエントリー完了したが、結局2日で定員に到達。今年は、定員が増えたものの、人気はでているので、1日で締め切られるかも・・・と予想はしていた。ただ、午後8時過ぎにネットにつなごうとしても、なかなかつながらないので、まあ、ほとぼりがさめて2時間くらいたったらつながるだろうと考え、10時過ぎにもう一度パソコンの前に座ったら、すでにアウト。
去年は、エントリーしていてレースには怪我で出られず、今年は、すでにクリック合戦に惨敗。
どうも、海響とは、相性が合わないらしい。

海響マラソン以外にも、秋には、人気レースが目白押し。10月の大阪マラソンと11月の神戸マラソンも抽選となっており、すでに、一応、申し込んでいるが、結果は来月発表。
私としては、秋のシーズンにどれかひとつ、フルマラソンに出走したいなと思っているので、海響の2次抽選も一応申し込んでいる。そして、今週中にクリック合戦が行われるであろう奈良マラソン、筑後川マラソンなど、秋に開催される西日本の大会のエントリーにとりあえずチャレンジ。
あとは、野となれ山となれ。どのレースにもエントリーできない可能性が高い気もするが、そのときは、近場のハーフマラソンでがんばろうと思っている。複数当選したときは・・・夏のトレーニング状況しだいで、最終的にどこかのレースに出ることを決めるつもり。
う~ん、とらぬ狸の皮算用・・・


全日本マラソンランキング

2013-05-23 16:36:36投稿

購読している雑誌「ランナーズ」の7月号の付録が、”全日本マラソンランキング”だった。
ランニング愛好家なら、その存在は、誰でも知っていると思うけれど、まあ、普通の人には、何の意味もなく、単なる一覧表、物好きデータに過ぎない。
私の場合、去年のその小さな冊子は、ほとんど目を通すこともなく捨てていた。なんせ、全国のフルマラソン完走者、上位100人の名前が出ているだけで、私には関係ないことだし、今後も私の名前が出る可能性があるわけもないので、あまり興味がわかなかったからだ。

ただ、今年は、ランニング関係の知り合いも増え、中にはとても速い記録を持つ人もいるので、もしかして知った名前が出ているかもしれないという興味で、よく目を通してみた。
すると、結構、知り合いの名前がみつかり、他にも、いろんなデータが載っていることがわかり、これがなかなか面白い。

冊子の大半をしめているのは、1歳刻みランキング。20歳以上の男女で2012年度の全国の公認コースで行われた60大会でフルマラソンを完走した381358人(複数大会出場者を含む)のベストタイムが、1歳刻みで1位から100位まで氏名、地域、大会名入りで載っている。例えば、25歳男性1位は、川内優輝、34歳女性1位は、野口みずき、男性最高齢は、90歳の原田輝男さん、女性の最高齢は、81歳でお二人もいらっしゃる、などなど。
他にも、大会別完走者数、ゆっくり平均タイムベスト10など、どうでもいいようなデータまで(ホントに物好き)集計されていることを初めて知った。

それによると...
フルマラソンの完走者数(全日本マラソンランキング対象大会)は、データを集計・発表し始めた2005年度の82930人から増え続け、2010年度は179215人、2012年度は273754人。
驚異的なスピードで、マラソン人口はふえており、女性比率も、8年間で16.1%から21.4%と、右肩上がりだ。マラソンブームといわれるゆえん。
2012年度の平均タイムは男性が4時間35分31秒、女性が5時間7分58秒。

老眼にはつらい、小さな文字が大量にならべられた、これらのデータをみていると、あと何分タイムを縮めれば、大体自分の年齢での順位はこのくらいだというのが、わかる。2012年度は、私個人は、フルマラソンを走っていないけれど、先月走った私の記録だと、年齢別でも、女性全体でも、平均以上ということがわかり、「私って、結構やるじゃん」
そして、もう少し頑張ったら500位くらい(上位1/3以内)までに入れそうだという気になる。
それが、このデータを集計している主催者のねらいというのは、みえみえだけど、やっぱり、何か目標があると、やる気になるというのが、人間というもの。

来年度のランキングを楽しみに、秋以降にもう1回はフルマラソンを完走したいと思う、5月の真夏日である。

                


世界卓球

2013-05-20 13:34:04投稿

やっと睡眠不足から解放されそうだ。
先週から世界卓球パリ大会が行われ、連日の熱戦を夜中に見なくてはならなかった。

かつて自分も卓球をしていたこと、今は家族が卓球をしていること、よく知った選手が出場していることなどなど、単に卓球ファンというだけなのだが、毎日、ITTF(国際卓球連盟)のホームページを気にしながら過ごしていた1週間。
そのホームページには、Live Scoringというのがあって、スコアが数分おきに出る。ネット中継もあるけれど、2台分しか放映されない。一方、スコアは全試合、リアルタイムで出るから、数字を見ているだけで、ドキドキもんだ。
数字だけみていてドキドキするというのも、なかなかないことだが、やはりスコアだけを眺めるよりも、試合を見るほうが、もっとドキドキ。

結果を知ってみるのはつまらないから、昨日と一昨日は、ホームページで結果をみないで、松平健太選手の試合をテレビで見た。
ベスト8決定の、サムソノフ(ベラルーシの英雄といわれている)戦は、フルゲームにもつれる大熱戦で、夜遅くにテレビの前で大きな声を出して応援。そして、昨日のメダル決定戦は、負けてしまったけれど、内容はすごかった。世界ランキング1位のサウスポー、許選手の横回転ドライブを、魔法のように次から次へとブロックして、揺さぶり続けるラリーは、今までにみたこともないようなレベルだった。本当に健太選手のブロックは天才的で、おそらく、世界1だ。
06年のエジプトで行われた世界ジュニア選手権で優勝した時に比べると、筋骨たくましくなって、本当にすごい選手になったんだなあと思う。

世間では、圧倒的に女子選手のほうが有名で、男子は今まで卓球に興味のない人には、ほとんど知られていなかったと思うけど、おそらく、今回の試合で、健太選手のことを知った人もいるだろうし、かなり、彼の名前が世にでた感じのパリ大会だった。クリニックにも、自宅にもかざってある、彼のサインの価値がずいぶんあがったぞと、意味のないことを喜ぶファンの私・・・
4年前の横浜大会のときには、実際に試合を見に行って、それこそ、大興奮だったけれど、来年の東京大会も、当然、見に行かなくてはならないと決めた1週間だった。


ウエストマーク

2013-05-13 18:59:26投稿

桜が散ったあと、真冬の寒さだった「さが桜マラソン」に参加して、1か月がすぎた。
練習量も以前と同じくらいにもどっているし、それほど足腰の痛みはないけれど、もどっていないことがひとつある。
腰のまわりほぼ半周する、ウエストマークがきえていないのだ。

フルマラソンのマニュアル本に、必ず書いてあるのが、ユニフォームや下着などと、体のある一部がすれて、表皮剥離がおきることがよくあるので、すれそうな部分には、走る前にワセリンをぬっておきましょうということだ。
何時間も同じ振動で同じ動きをして、皮膚と何かが接触し続けることによるすれ。よく言われのは、男性の場合、乳頭のすれで、乳頭に絆創膏を貼ったりするようだ。女性のばあい、乳頭は、ブラジャーをしているので、あまりすれないけれど、ブラジャーの肩ひもがすれることがよくある。ほかにも、個人的にはいろいろなところが、すれて出血したという話はよく聞く。 
私個人的には、ブラジャーの縫い目で表皮剥離し、出血したことがあるが、それは、長時間のランニングとは関係なく、 普段の生活でなったので、安物の下着で、縫い合わせが悪かっただけ・・・ハーフマラソンを何度か走った時も、すれたところはなかったし、1年以上前に、6時間以上かけてゴールしたフルマラソンのときも、そういうトラブルはなかった。
なので、今回、すれによるトラブルは想定外。

本番3日前には、天気予報が雨だ寒気だと悪天候をつたえていたので、今回のレースは、最後まで、着るものと雨対策、寒さ対策をどうするか悩み、途中で雨がふったら、ビニール袋をかぶろうとか、そのためには、ポケットにいれておいたほうがいいか・・・実際、マラソンをしない人にとっては、至極しょーもないことだろうけど、自分にとっては、深刻。ああでもない、こうでもないと考え、出た結論は、ウエストポーチに、雨用のビニール袋、小銭、エネルギーゼリー、脚がつった時用の薬を一ついれ、ポケットには携帯と飴をいくつか入れておくという作戦。しかも、もっているウエストポーチでは、大きすぎたり、小さすぎたりするので、2日前に、新しいものを購入。色も考えて、コーディネートも万全。
の、はずだった。

本番のレースで、案の定、雨が降り始めて、中盤5km位のあいだ、持っていたビニール袋をかぶり、作戦は、上々。しかし、30㎞すぎから、ウエスト周りがひりひりしてきたのを感じ始めた。
「これは、ウエストポーチがあたってるところが痛いんだな・・・」と思いつつ走る。時々、少し位置をずらしたりもするけど、所詮、ウエストの一番細いところにしかおさまらない。
ひりひり感をかんじながら、ゴール。
ゴール後は、すぐにポーチをはずして、その後1日くらいは、きにならなかったけど、翌日、お風呂に入ろうとしたとき、腰がひりひりしてお湯がしみるので、よくみてみると、ウエスト周りに水泡形成。なんと、情けなや・・・

そして、それから1か月たった今も、ウエストについた表皮剥離のあとは、左右に残っている。色素沈着した感じなので、もしかして、一生残るのかと思いつつ、今後のフルマラソンには、ウエストポーチは使わないことだなと、ウエストマークを見るたびに、情けなくなるレース後1か月の今日この頃である。


萩往還マラニック

2013-05-05 21:57:07投稿

毎年恒例の”萩往還マラニック大会”が、このゴールデンウイークにも開催された。この大会、今年で25回目で、国内のウルトラマラソンランナーたちのあこがれの大会と言われ、知る人ぞ知る、ツワモノ達がエントリーしている。

「萩往還」とは、毛利輝元が萩城築城後に山陰と山陽を結ぶ参勤交代道として開いた道で、城下町萩と瀬戸内の港,三田尻(防府市)をほぼ直線で結ぶ全長約53kmの街道だ。しかし、山越えの険しい道であるが故いつしか姿を消してゆき、一部は廃道となっていたところ、この貴重な古道や史跡を後世へ伝えようと、昭和56年から63年にかけ沿線の市町村が中心となって保存整備を行い、歴史の道「萩往還」として復元された。
平成元年には国の史跡に指定、さらに平成8年には文化庁から「歴史の道百選」に選定され、その道を全国に広めようと始まったのが、この大会ということだ。

マラニックというのは、マラソンとピクニックをかけた造語で、楽しく、ピクニック気分で、長い道を走るときに使われているが、はっきりいって、このレース、とても楽しくピクニックというようなものとは、かけ離れている。

コースは、35kmのウォークの部、12時間制限の70km、24時間制限の140km、48時間制限の250kmの部とあり、35kmの部は、楽しくピクニック気分も味わえるかもしれないが、他は、基本的に走らなければならず、ただひたすら、限界への挑戦としか、思えない。
すべての部門のゴール制限は、5月4日の午後6時。35kmと70kmは5月4日朝、140kmは3日の午後6時、250kmは2日の午後6時にそれぞれスタートする。距離の長いのもさることながら、夜を徹して山道を走り続けるなんぞ、何が悲しくて・・・と一般人は思う。

3年前、我が家のすぐ近くの国道を夜にライトを身につけて走る人々を目撃したとき、こりゃいったい何の集団?と思ったけれど、それがあの萩往還だと知ったのは、次の年だった。防府市に住んで13年になるけれど、ランニングにも興味なかったし、そんな大会があるなんて、まったく知る由もなかったし、その過酷なレースの内容を知ってからも、まあ、私には縁のない話と思っていた。

しかし、今年は違った。
ランニング仲間が、何人もエントリーしているのだ。
そして、140㎞の部だけだけど、我が家のすぐ目の前をみんなが走るので、これは、応援をしないわけにはいかないと、自宅そばの国道ぞいに、私設エイドを出すことにした。

我が家の近くを通るのは、25kmと32kmのあたり。140kmのコースのまだまだ序盤。ただ、午後6時にスタートして真っ暗なので、少しでも選手の気がまぎれると思い、キャンプ道具を並べて、道行く選手にフルーツその他をふるまうことに。
おそらく午後8時半くらいにトップ選手が通るだろうから、8時ごろから準備しようと、知人と準備をはじめたところ、8時10分頃にトップの選手がひとり通過。まあ、私のマラソンの速度より明らかに速い。当然、エイドによることもなく、片手をあげて、通りすぎていかれた。「はやい~」
その後、かなりたって、2位以下の人々が通りすぎていき、10番目あたりの人から、エイドに寄ってくれるようになった。「フルーツどうぞ」「いただきます」
その後、午後10時半くらいまで、その場で、用意した、フルーツ、梅干し、味噌汁その他お菓子や、飲み物など、500人の参加選手のうち、200人くらいは寄ってくれたのではないかと思う。
思った以上に大変だったけど、夜中中、今から100km以上走らなければならない選手たちに、少しでも喜んでもらい、こちらも楽しませてもらった。
そして、応援していた、知り合いのランナーが、翌日無事ゴールしたことを知り、とてもうれしく、そして、その限界への挑戦に感動。
70㎞に参加した人々からは、ぜひ来年は出場してくださいといわれたけれど、ちょっとそれは・・・
でも、いつかは・・・
きっと、来年も、我が家の前で、またエイドを出していると思う。


ホワイトバースデイ

2013-04-22 18:48:48投稿

昨日は、私の誕生日だった。そして、その日の朝、目覚めた場所は東京。
朝早く、ひとり東北新幹線にのり、日本乳腺甲状腺超音波学会に参加のため、福島市に向かった。新幹線の車内では、東京駅で買った駅弁が朝ごはん。食べ終わってうとうとしていたが、郡山の手前で、はっと目が覚め、車窓の景色で、眠気は完全に吹っ飛んだ。
なんと、外は真っ白。吹雪。

天気予報で、東北には雪だるまマークがついていたのが気にはなっていたが、まあ、4月だし、ぱらぱら降る程度だろうと思っていた。ダウンコートは、春の衣替えクリーニングの3割引きで、すでに片づけてしまったし、何を着ていこうかと悩む旅。何とか、春用のコートの下に重ね着をして、寒さには備えていたけれど、外の景色は、完全に一面銀世界で、春とはよべない。道路にも積もっている。
広島で生まれ育ち、成人してからも、ほとんど山口県内で生活しており、年に数回しか雪を見ることはない私にとって、4月に積雪を見るなんて、人生初。福島県に足を踏み入れるのは、人生で2回目だが、1回目は郡山だったので、福島市は人生初。しかも、自分の誕生日に雪景色だなんて、もうこれは、人生初というより、人生最後。
ニュースによると、福島市では、観測史上もっとも遅い積雪だったらしい。そんな日に、うまれて初めて福島駅におりたつなんて・・・

学会を終えて、会場を出るころには、さすがにほとんど雪は解けていた。福島駅で、まだ少し残っている雪を眺めながら、これで、誕生日に雪をみるのは、最後だろうなあとやけに感慨にふける。
その時、私が乗る予定の時刻の新幹線がホームに入ることを告げる場内放送があったので、えらく早いなと思いつつ、ホームに急いだ。「列車は10両編成で参ります」という放送に、あれっと思ったが、新幹線を待つ。そして、乗るべき指定席の号車番号の前で待っていると、列車は通り過ぎた。急いで、列車の最後部のところに行き、ホームに立っていた駅員さんに、「あの~14号車は・・・」と尋ねると、「このあと、ここに来てくっつきます。」とそっけない。
そう、東北新幹線と山形新幹線は、福島―東京間は連結して走るため、ここ福島駅で、合体するのだ。まあ、東北の人にとっては常識で、それがどうしたの?といわれそうだが、私にとっては、福島で降りたのは初めてだし、知識としてわかってはいたものの、詳しい場内放送を聞いていなかったこともあり、ちょっとオドロキ。

待てよ、ここで待ってれば、その連結作業を見れるんだな。こんなことは、めったにないことだし、発車時刻までまだあるから、その連結の瞬間を見てから乗ることにするぞ。と、今度は突然ミーハーな自分になる。
そして、その場で周囲をよく見ると、連結する場所にだけ、ホームに柵があり、その柵には、「みんなで仲良く見てね。乗り出さないでね。」と書いてあるではないか。私のほかにも連結を見学しようとする人がチラホラ。「そうだよね。みんな一度は見てみたいよね。」
その数分後、合体すべき車両がやってきて、30m位はなれたところで、いったん停止。そこから、駅員さんが通信機器で新幹線の運転手(おそらく)と話しながら、ゆっくりと誘導する。そして、つばさ号とやまびこ号はあまり大きな音を立てることもなく、スーッとそれぞれの連結器の♂と♀がかぱっとはまりひとつになった。何となく、パソコンのUSBのジャックにケーブルをはめるのに似ている。
駅員さん、「はい、オッケーでーす。」
いとも簡単。

でも、私にとっては、新幹線が合体する瞬間を見るなんて、またまた人生初。
おそらく、人生で最後のホワイトバースデイ。初めてのことだらけで、この一年、波乱な年になりそうな予感。

  
                              


フルマラソンその後

2013-04-16 18:51:31投稿

はじめてまともに走ってゴールした、フルマラソンから10日が経過。
はっきり言って、体はボロボロである。

初フルのときは、走り込みをしておらず、筋力もなかったので、ただひたすら数日間は、筋肉痛に耐え、階段も横歩きでしか上り下りができなかったけれど、今回の筋肉痛は、想定の範囲内。翌日から、階段の上り下りもまっすぐできる自分に、「これならまたすぐ走れる」と勘違いしたのが大間違いだった。

さすがに3日間は休まなきゃと、走ることはなかったが、4日目には、5㎞のジョギング。これも、8㎞は走る予定だったけれど、5㎞走った時点で、腰や膝に違和感があったので、無理しちゃいけないと、断念。でも、また二日休んだら、走れそうな気がしてきて、フルマラソンから1週間後に、15㎞も走ってしまった。走っている途中は、そうでもなかったけれど、そのあとが完全グロッキー。痛みはそれほどではないし、少々の痛みはあってもなんてことはないけれど、吐き気がするわ、眩暈はするわ、これはもう疲れが原因としか思えなかった。
自営業の身分は、休んだらすべて収入が断たれる。収入というよりも、予約してくださっている患者さんが何人もおられるので、診療を休むわけにはいかず、老体に鞭うって、仕事はしている。幸い、クリニックの外来診療は、肉体労働ではないので、表面上、普通に診察はできている。
でも、本当は、何日か誰にも起こされずに寝たい気分。まあ、趣味を仕事よりも優先させてはいけないということで、寝てなんかはいられないが、よい教訓になった。上手に休むのも大事なことだということがわかった。

でも、また、明後日くらいからはきっと走っているだろう自分。

もはやランニング中毒!?何故、そこまでして走る?走って何が楽しい?
う~ん、答えられない。走ってて嬉しいというわけではないし・・・・
フルマラソンを走ると、その次を考えてしまうから・・・ということにしておこう。


さが桜マラソン

2013-04-07 23:34:51投稿

今日、佐賀県で初めて開催されたフルマラソン、「さが桜マラソン」に参加した。 

昨年までは、ハーフマラソンとして開催されていた大会だけど、現在の佐賀県知事が、文化とスポーツを振興する一環として、是非フルマラソンを開きたいという意向で、ついに実現したとのことだ。
「桜マラソン」という名の通り、例年なら桜が見ごろで、桜並木がコースのあちこちにある設定となっているが、今回は、すべて散ってしまっていた。ただ、走ってみた感想としては、とても周囲の景色をみる余裕などなく、桜がさいていようと散っていようと自分にはあまり関係なかったような・・・
なんせ、爆弾低気圧の影響で、開催自体が怪しかったくらいだけれど、幸い、九州はすでに低気圧は去ったあとで、大雨にはならなかった。風が時折強くふいて、恵まれた天候でのレースではなかったが、4月としては冬に逆戻りした寒さで、暑いよりは走りやすかったように思う。

私にとって2回目のフルマラソン。1年前の初レースは、まともな練習もしていなかったし、足の痛みもあって、初めからリタイアのつもりで、単なる参加だった。今回は、自分の予定していた練習が8割がたはこなせていたし、あちこち不安はあるものの、すごく痛いところもなかったので、とにかく、歩かず完走して5時間をきるというのを目標に出走した。

15㎞くらいまでは、時計ばかりみて、オーバーペースにならないよう、注意しながら走っていたが、中間地点前後から、足がだるくなってきて、半分でこの状態で、同じペースで走りきれるんだろうか・・・と不安になってきた。25~30㎞はとにかく、つらくて、もう5時間なんていいや、とにかく歩くことだけはしないぞと、かなりペースダウンして耐えていた感じ。あと10㎞をきったころから、脚は、すでに自分の意志とは関係なく前に出ている感覚になり、痛いと言ってもどこがどう痛いのかもわからない感じで、逆に、つらくなくなってきた。「あと5㎞」の表示をみてからは、時計を見ることもほとんどなく、ペースが速かろうか遅かろうが、できることをするしかないんだと開き直って、かえってペースは上がっていたように思う。ゴールとなる競技場にもどってくると、応援がたくさんあり、知り合いにも出会え、有森裕子さんとのハイタッチもできて、ラスト1㎞はさらにペースアップ。感動のゴールとなった。
ゴール後、家路につくまでは、股関節を動かすのがやっとという状態にはなったけれど、目標を達成して満足のレースだった。

ランニングを初めて、約2年。普通の人なら半年で達成できるレベルとはいえ、私なりには、よくここまでがんばってきたと、今日だけは自分を褒めてやりたいと思う。

両手をあげているのが私


お花見ラン

2013-03-31 16:42:00投稿

今日で、2012年度も終わり。
毎年、この時期は、生活や環境が変わる時期で、春らしくなってくる。そして、今、日本国内、半分くらいの地域では、桜が満開で、おそらく今日が花見客が一番多い日だったのではないかと思う。
昨年は、桜の開花は遅く、入学式ごろに満開だったけれど、今年はとてもシーズンが早かったので、各地で開催される、頭に「桜」がつくイベントは、葉桜になってしまいそうな日程・・・

そして、私は、3年連続、お花見ランを楽しんだ。今回は、ランニング仲間と、山口市内の桜をあちこちみて走る約15kmのジョギング。ほとんどの桜は満開から散り始めで、桜吹雪の舞う中、天候にも恵まれて、ラッキーな時を過ごすことができた。
走り始めて丸2年になるけれど、2年前は、こんなに自分がランニングを続けるだろうとは思いもしなかったし、少しずつでも続けてきたおかげで、15km走るくらいのことが、いつのまにかすごく簡単なことになっている。
他人と比べると、スピードも出せないし、体力もないので、ちょっと情けなくなることもあるけれど、2年前の自分と比べてみると、格段の進歩だと思える。
そして、何よりそうやって走ることのできる健康な体でいられることが、本当にありがたい。

これからも毎年桜の下で、楽しく走れる春を迎え続けられたら、それで十分幸せだなあと思える、お花見ランの一日となった。

       


温泉客

2013-03-23 18:46:00投稿

1年くらい前から、1~2か月に一度、山口県内でも有名な温泉、湯田温泉につかりに行っている。基本的に、行くのはお客さんが少ない休日の昼。ランニングしたあとに、おもにジャグジーを目的に一人で行くことにしている。

先日も、いつのものように、ランニングのあと、出向いていき、ジャグジーバスで疲れた脚をマッサージしていた。その温泉には、ジャグジーブースがいくつかあり、寝転がって入れる浅いタイプのジャグジーもある。私は、寝転がるタイプは好きでないので、立ってはいる深い方にいたけれど、私がそこにいる間中、浅いほうにいる女性がいた。数メートル離れていたし、どんな人かみたわけではないけれど、ちらっと見るたび、同じ場所にいる。「きっとあの人、寝てるんだろうな」と思っていたが、私がそろそろあがろうかなあと思い始めてもまだ、同じ場所にいた。「おいおい、そんなに長湯して大丈夫?」とちらっと心配にはなったけど、近づいてのぞくのも変だし・・・・
でも、ちょっと気になるなあ、あまり、高齢ではなさそうだけど、遠くからわかんないし、う~ん、風呂で寝たまま心臓とまるってこともあるし・・・まあ、いっか。自分は、もうあがろう。と思ったとたん、別のジャグジーブースにいたおばさんが、同じように心配になったのか、「大丈夫ですか!!大丈夫ですか!!」と近づいて行った。

「やばいぞ。医者として、これを無視するのは、良心が痛む。でも、私は裸。裸のまま心マッサージ?!」
「でも、心臓だったら、時間が勝負。もし、すでに、心肺停止だったらどうする?」
「患者さんの裸はなれているけど、自分が裸なのは・・・無視してとにかく、服をきがえにいって、それからにする?」
「温泉客が心臓悪くて突然死って、よくあることだよね。この温泉、AEDはおいてあるの?裸のまま走ってAEDを取りに行く??」

一瞬にして、ありとあらゆる考えが私の頭の中を駆けめぐる。まだ、おばさんは、「大丈夫ですか?」を繰り返している。
「マジで、やばい!」
と思った瞬間、

「あら、寝てたの?びっくりした・・・」とおばさんの声。

温泉でぐっすり寝るのはやめた方がいい。


オーダーメイドインソール

2013-03-18 13:44:04投稿

ついに、実現!
ジョギングを始めて2年。若いころから運動経験がほとんどなく、ちょっと頑張るとすぐあちこち痛くなる私のささやかな願い。
それは、外反母趾に巻き爪もある自分の足にぴったりのシューズをはいて走ることだった。
1年くらい前から、東京や大阪など、都会に出かける機会があれば、シューズオーダーのできる店に行って、マイシューズを一度作ってみたいと思い、ネットでその情報だけは集めていた。とはいえ、出かけるときには、それなりの目的があるためそうそう時間もとれず、それに、私みたいなド素人のランナーがそこまでする必要もないか・・・と決心もつかずに過ごしてきた。
それでも、今までいろんなメーカーのシューズを試し、市販のインソールを入れ替えてみたりしたけれど、外反母趾はよくなるものでもなく、足底、足関節、膝関節、いつもどこかしら痛くなることの繰り返し。筋力不足が最大の原因であることは、わかっちゃあいるけれど、靴がよくなれば、もう少し速く走れるんではないかという妄想を思い描く日々。

今回、片道1時間あれば行ける福岡にでかけて、マイシューズまでは無理だけど、マイインソールのオーダーをすることにした。記録を狙うためではなく、これからも長く、楽しく走り続けるには、やはり足を守ることが大事だと、自分でも思っているし、足の専門医にもいわれたし、靴屋さんにもいわれて、決断。

シューフィッターのお兄さんに足型をとってもらい、足関節を動かしてもらうと、「この足では、きちんと守ってあげないと、走り続けるのは難しいかもしれませんね。」とひとこと。わかっていたとはいえ、外反母趾と足関節のぐらぐらする点を指摘されたわけだ。
今までにも、平面の足型は、とったことがあるけれど、今回インソールを作るにあたって、立体的な足型も測定。器械の上に足をのせると、何やら細い棒が数百本くらい足にそって上昇してきて、足を取り囲む感じでくすぐったい。けれど、測定はそれだけで、簡単におわり、オーダー終了。あとは、コンピューターが全部してくれて、10日ほどで私のインソールができあがるとのこと。
インソールのお値段は、購入したシューズ1足分と同じ。シューズはいろいろ考えたけれど、スピード重視でなく、トレイルも走れて、安定性を重視した底の厚いタイプ。まあ、シューズを2足買ったと思えば、それほど高くはないかなと言い訳をする私。

ついに実現した私のわがまま。
とにもかくにも、マイインソールの入ったシューズで走る日が、今からとても楽しみだ。


花粉症

2013-03-12 18:48:48投稿

今年は、花粉が多いといわれ、現在シーズンまっただ中。
私の花粉症は、1991年発症なので、今年で23回目の大ベテランである。正しくは、98年の春は、杉がなかったので、(97年の3月から99年2月までアメリカ滞在)22回の季節を経験している。住んでいたボルチモアには杉がなく、もしかして、私の花粉症は治ったのかもしれないと期待したあの春が、ホント懐かしい・・・

発症した年は、柳井市に住んでいて、勤務先の病院の裏が、杉の山だった。その当時、今のように、花粉症が世の中を騒がすこともなく、ましてや、天気予報で、花粉情報なんてやってなかった。研修医だった当時、鼻かぜを引いたと思い、風邪薬を飲んでいたが、なかなか治らず、かといって、悪くなることもなく、なんだか今年の風邪は長引くなあと思っているうちに季節終了。2年目は、そういえば、去年も今頃だったっけ?て感じで、もしかして、これが花粉症というものか・・・と思い、3年目に確信。念のため、血液検査で抗体を調べてみると、スギだけが特異的に高い抗体価だった。

あれから20年、花粉症患者は、増え続けているようで、小学生でも結構いると聞く。いつごろからか、天気予報では、花粉情報が当たり前になってきて、今や国民病としての地位を確固たるものにしている。
わたしも、患者のひとりとして、抗アレルギー剤、点鼻薬、点眼薬、漢方薬、花粉をブロックするものがあると聞けば、大体一通りを試しているけれど、基本的には治ったわけではない。
20年の間には、よく効いていたのに、副作用のために製造中止になった薬もあるし、主流だった薬が、新しい薬におされて、消えていったものもある。
薬以外でも同じだ。数年前にはやった鼻マスク。鼻の穴にはめるもので、確かに見た目にマスクをしているようにはみえないのは、よかった。でも、私の場合、数種類の鼻マスクはどれも、鼻水落下防止に少し役立った程度で、マスクを外すときに、たまった鼻水をうけるのが大変で、とても花粉を避けているとは思えなかった。鼻の周囲に塗る花粉防止のイオンのはいったジェルというのをぬったときには、鼻をかむたびにぬりなおしていると、あっという間にジェルがなくなり、何のためにぬっているのかわからなかった。ほかにも、いろいろやってはみたけれど、結局、薬に頼っている。薬の進歩は相当なもので、昔の抗ヒスタミン剤は副作用が強くて、とうにすたれている一方、ステロイド入りの点鼻薬は、副作用は少なく、効果は抜群。20年前には考えられなかったレベルだ。

ベテラン患者として、とてもありがたい時代になったと、今日も薬のお世話になる1日。
遺伝子操作で花粉のでないスギの木が、植えられはじめたそうだけど、その木が成長するころには、私は、この世にはいないだろうなあ。


地獄好き

2013-03-03 18:31:33投稿

雛祭りの今日、美祢秋吉台高原マラソン、ハーフマラソンの部に初めて参加した。
この大会、昨年も、一昨年も、雨だったそうだけど、今日は、絶好のマラソン日和。晴れ時々曇りで気温も低め。う~ん、今のところ、私が参加したマラソン大会で雨はないのだ。これも、日ごろの行いか・・・

天候は、その年によりいろいろだけど、かわらないのは、「地獄のアップダウンコース」。坂道フェチにはたまらない大会といわれている。
秋吉台のカルスト台地をかけぬけるコース設定は、21.0975kmの真ん中で折り返し。折り返し前後の8~12㎞地点のあたりは、ほぼフラットだけど、あとは、アップとダウンしかない。坂道練習も少しはしているし、覚悟はしていたけれど、地獄のコースはやっぱり地獄だった。
スタート直後から上り。まあ、初めは、こんなもんかと走っていると、少し息が切れたくらいで、下りがやってきて、まずまず。しか~し、6kmすぎたくらいから、やたらと急こう配の下りが続くので、「これって、帰りは上りだよね・・・」と、ちょっと心配に。下りで飛ばして足に来てはいけないと思いつつ、ある程度下りで時間を稼いでおいたほうがいいのかと考えているうち、平地になった。折り返し地点のタイムは目標より15秒速かったので、このまま同じペースで後半最後まで行ければ、何とかなるかと思ったけれど、そうは問屋が・・・
12㎞地点の給水から、「よしっ、ここからが勝負だな」と気合をいれたものの、やはり上りは上り。前を行く人たちの中にも、歩いている人が結構いて、「タイムなんてどうでもいい。とにかく、絶対に歩かないぞ!!」とそれだけを心に決めて、なんとか乗り切った。
18㎞以降は、ランニング仲間が沿道で応援してくれてたり、カメラマンがやたらといたりして、元気をもらった。日ごろ、応援されることなんてなかなかないので、本当に応援というのは勇気をもらえるもんなんだなあと走りながら感動。きつい上りももうなかったので、あとで、GPS時計の記録を見ると、18kmから21kmまでのラップタイムはどんどん速くなっていて、スパートと呼べる速さではないけれど、いわゆる失速することなく、ゴールできた。

記録証をうけとりにいくと、目標タイムを32秒オーバーしていて、ハーフ女子40歳代の部、13位。
13位ってすごいじゃん。と思って、参加者名簿をみてみると、私の部門のエントリーは24人。
地獄が好きなおばさんはそんなにいるわけはないのよね。
      

 

              

  

 

 


ラン・スマ

2013-02-24 22:27:16投稿

私は、普段、ニュース番組以外、あまりテレビを見ない。
だけど、昨年からNHK、BSで放送されているランニング番組、ラン・スマ(ラン&スマイル)だけは、最近、ほぼ毎週みている。

大体、毎週決まっておなじテレビ番組をみるという習性のない私は、放送があることを忘れてしまうのはわかっているし、録画してまで見ようとは、思っていない。で、どうしてみているかといえば、毎週放送開始2分前に携帯のアラームが鳴るようにセットしてしまったからなのだ。
日曜の夜なので、大抵は自宅にいるけれど、平日とちがって、いつも同じ1日ではないので、自慢じゃないが、アラームがなる前に放送があることを思い出したことは、一度もない。
今日も、アラームが鳴って初めて、「あ、今日はラン・スマだった」と気づき、めでたく、放送を見逃さずにすんだ。
この番組のレギュラー出演者の芸能人も、番組を見るまで、まったく、顔も名前も知らなかった芸能界オンチの私が、テレビを続けてみてるなんてすごいじゃないと、自分では思っているが、まあ、誰もほめてはくれない。

今夜の放送は、ちょっとした特番で、今年の箱根駅伝で優勝した日体大駅伝部のトレーニングを紹介していた。それは、いわゆる体幹トレーニングで、私も、1年くらい前は、本を読んでは、励んでいたけれど、最近はまったくご無沙汰している。
日体大では、箱根駅伝で19位と惨敗してから、体幹トレーニングを積極的に取り入れ、選手の走りが変わったそうだ。ランニングだけでなく、すべてのスポーツにおいて、体幹を鍛えるということは、重要だと思うが、なんせ地味なトレーニングで、面白みに欠けるので、後回しになってしまう。
けれど、箱根駅伝史上、まれにみる、予選会から勝ち上がって優勝したチームが取り入れたときいては、ちょっと、私もやらなくちゃという気にさせられた。
とりあえず、3種類、全部で2~3分もあればおわってしまう体幹トレーニング、今日から毎日頑張るぞ!と放送終了後に決意した私。続けれは、走りが変わるかも。というか、1年くらい続いたら、すごいと思うけど・・・
体幹トレーニング開始の合図も、携帯のアラームにすれば、できるかしらん。


山口・名田島田園マラソン

2013-02-17 19:47:04投稿

川内選手が、熊本で30kmロードレースを爆走した今日、私は、超ローカルなレース、山口・名田島田園マラソンの、10㎞の部に参加した。
名田島という地区は、自分にとっては、いつも、国道沿いを走るときにみえるあのへんだなというくらいで、実際に、どこからどこまでが名田島なのかはよくわからなかった。ただ、新山口駅から近く、自宅からもそう遠くないので、練習の一環で、出てみようという軽いノリで、エントリーした。

10㎞という距離は、普段練習で最もよく走っている距離だが、レースとなると、練習よりは速く走らなきゃと、いつも、大体1km6分以上かけて走っているので、とりあえずの目標は、1時間以内に完走するということで、スタート。
田園マラソンという名前の通り、コースの大半は、いわゆる田んぼのあぜ道。舗装はされているけれど、普段通るのは、ほとんど農作業車だけなんだろうと思われる。当然、信号もないし、交通規制も必要なし。そして、田んぼの区画にそって、道があるので(当然)、何度も何度も直角に曲がる。景色といえば、ほとんど360度田んぼ。

今回、視覚障害の方が何人か走っておられ、私は、しばらく近くを走っていたが、伴走の方が、「あと5mで左に曲がります」「150m直線です」と選手に説明しておられるのを、そばで聞くことができた。実際、ほとんどがカーブのない直線の細い道なので、視覚障害の方にとっては、走りにくいだろうし、伴走の方というのは、試走して、何メートルくらいかということをきちんとインプットしておられるんだろうなと推察。当たり前とは思うが、目の前でそれを目撃し、私にとっては、少し新鮮な場面に出会うことができた。

レース前半は、予定通り、1km5分40秒くらいで走れていたが、後半になっても、それほどつらくなかったので、少しスピードアップ。5分20秒ペースで、7㎞位まで走ったところで、これは、確実に1時間は切れるぞ。と思ったけれど、少しずつ、欲がでて、もしかして、55分も切れるかも・・・と考えるようになり、自分としては、かなりのスピードで、あとは時計を見ずに、ゴールまでたどり着いた。
完走賞をもらいにいくと、記録は55分09秒。あと9秒だったんだ・・・と少し残念な気持ちと、自分でも1時間きれるようになったんだなといううれしさが入り混じった気持ち。
まだまだ、ランナーというには、ビギナーの域だけど、自分の実力判定には10kmレースというのはちょうどいい感じなので、また機会があれば、出てみたいと思う。

               参加賞のマフラータオル
 


患者と医師のコミュニケーション

2013-02-14 14:38:25投稿

おかげさまで、当院には、コンスタントに患者様に来院いただいているが、最近、何冊か興味深い本を読み、あらためて、患者と医師のコミュニケーションの難しさを実感している。
今年になって読んだそれらの本は下記の通り。

医師のためのパフォーマンス学入門      佐藤綾子、日経メディカル 
「医師アタマ」との付き合い方          尾藤誠司 
話を聞かない医師、思いが言えない患者   磯部光章 
「患者様」が医療を壊す             岩田健太郎 

4冊の内容は、それぞれ異なるのだけれど、著者の言いたいことは、それほどかわらないと感じた。
要するに、医師側と患者側の専門知識の理解度による差から、行き違い、思い違いが生じることが多いのは、コミュニケーションの問題だということだ。医療者の日常は、患者にとっては非日常ということがいわれるように、なかなかそのギャップをうめることが難しい。
たとえば、医師の説明に対する患者の反応として、笑うに笑えないような内容・・・

医師「それは’機能性’の疾患です。」
患者「やっぱり私の’気のせい’なんですね。」

医師「その胸の痛みは、運動時にも起こりますか?」
患者「スポーツをしていないのでわかりません。」

医師「それは’進行性’の病気です。」
患者「私の’信仰のせい’なんですか?」

こちらは説明したつもりでも、相手はそんなこと聞いてませんというような話は、私自身毎日のように経験していることだ。けれど、それをよしとせずに、患者さんが納得できるような、パフォーマンス、コミュニケーションを心がけないといけないなあと本を読みながらつくづく感じてしまった。
私に限らず、限られた診療時間内で十分な説明というのは、永遠の課題ではあると思うけれど・・・


夕焼けラン

2013-02-03 23:04:08投稿

暦の上では、立春。
春というには、まだ寒すぎるけれど、陽が暮れるのは、確実に遅くなっている。

10月に夜道を走って転倒して以来、暗い一般道を走ることはやめたので、薄暗いうちに出勤し、完全に陽が沈んでから診療を終える冬の間、仕事がある日は走れない。
たまたま昨日は土曜日で、5時に診療を終えた時点で、外がまだ明るかったので、「よし、今日は走るぞ。」と、久しぶりに、仕事のあとに走ることにした。
明るいといっても、日の入り間近。とにかく、暗くなるまでに帰って来よう。と決意し、携帯と鍵一本、1円の現金も、時計も何も持たずに、ランニングシューズで飛び出した。
西の空をみると、オレンジ色の太陽が民家の屋根にかかり始めていて、1時間ももたないだろうなと予想はしたが、距離も、時間も何も考えず、暗くなったらやめるということだけ決めて、走り始めた。
夕焼けを眺めながら走っていると、何となくスピードが上がる。太陽がほとんど見えなくなってきたので、どのあたりで引き返すかを考えつつ「太陽だけを見て、時計を見ないなんて、なんと自然体でいいんだろう」と自分ひとりでうなづく。
そのうち、体もあったまって、汗が出てくると、喉が渇いてきた。気づいてみると、いつもは用意して走る飲み物がない。
最低、30分に1回は飲み物を飲んで走ることにしている自分としては、すぐに引き返すのも癪だし、1時間以上、何も飲まないで走るのは、いやだし・・・
ちょうど、走っている道の1㎞位先にコンビニがあるのを思い出したので、とりあえず、そこまでは走ることにした。現金は持っていなかったけれど、お財布ケータイの威力を発揮。飲むヨーグルトを1本買って飲み干し、夕闇せまってきたので、結局そこから引き返した。
結果的に、帰ってくると、ほぼ真っ暗。たった5㎞しか走れなかったけれど、夕焼けランもいいものだ。
これから、どんどん陽が長くれば、どんどん走れる時間も長くなる。日の入り時刻と走行距離は比例する!?はず。


100均グッズ

2013-01-29 22:29:01投稿

100円ショップがどこにでもあるようになったのは、いつごろからだろうか。
おそらく、バブル崩壊後から続く不景気でだんだんと広まってきたのだと思うけれど、ちょっと空いた時間ができたときに、ショップをのぞいてみると、最近の100均グッズには結構感動することが多い。
「これも100円?」と思わず一つ買って帰ろうかということになってしまうのが、売る側の狙いだとは、わかっちゃあいるんだけど、いつも一度店に入ると1000円以上買ってしまう私。
買ったものを持ち帰って使い始めると、すぐに壊れてしまうこともしょっ中。でも、100円だから仕方ないか・・・とわが子の悪癖を自分と比べて納得するがごとく、それ以上、腹もたたない。まあこれも、売る側はお見通しのはず。
所詮100円。されど100円。使い捨てと思うか、安物買いの銭失いと思うかは、人それぞれ。

1年半くらい前に、100均でみつけたプラスチック製の青竹踏みの代用品は、すごく重宝していて、100円を10000円分くらい使っている。いつもランニングのあとには、それを踏んで、足の裏のマッサージをするのがお決まりだ。市民ランナーのバイブル「ランナーズ」の記事にも、レースの前日には、それを踏んで、足の裏の筋肉をよくほぐしておくのがよいとあったので、出張のときや、レース出場のときには、わざわざ荷物に入れて持っていくようにしてきたほどだ。
ただ、さすがに旅先の荷物にいれるには、ちょっと大きいなあと思っていた。

そんな折、最近、またまた100円ショップで偶然みつけてしまった。商品の名前は忘れたけれど、「健康グッズ」売り場でみつけたマッサージボールだ。硬いゴム(プラスチックかも??)でできた、表面に突起がたくさんついたこぶし大のボールだ。
ゴルフボールを転がしてマッサージするというのは、以前からよくあるけれど、我が家にはゴルフをする人間はいないし、ゴルフボールは100円では買えない。それに、ちょっと小さい。
このボールは、ゴルフボールより大きいので、足の裏で転がすにはちょうど良く、完全に青竹踏みもどきの代用となれる。そして、なにより、カバンにポンといれておいても、大して邪魔にならない。

先週末、研修で出張した折にも、ボールにおともをしてもらった。電車の中でも靴を脱いでゴロゴロできたし、もちろん、ホテルでもゴロゴロ。なかなか気持ち良い。
外反母趾の私は、走ったあとは必ず足の裏が痛くなるので、本当にこれは必需品。100円で2個入り。一つは、硬め、一つは柔らかめというのが、全然気に入らないんだけど、(柔らかめの方は、足で踏むとつぶれてしまって役に立たないので硬め二つにしてほしい!!)所詮100円。あと3つくらい買っておこうかと思っている。

      


坂道

2013-01-21 17:56:26投稿

マラソンのためのトレーニングには、ペース走、距離走、ビルドアップ、LSD、ウインドスプリントなど走り方だけでもいろいろある。ランニング関係の本や雑誌を読みまくっている私は、知識だけはあるのだけれど、コーチについているわけでもなく、なかなか系統だった練習はできないのが素人ランナーのつらいところだ。
本気でやる気になれば、何でもできるのだろうけど、一人で決めて実行するのは、強い意志が必要で、結構大変。
そんなこんなで、自分でスピードをコントロールするのは難しいので、走る道を変えることで、トレーニングに変化をつけようと、最近は、坂道を走るようにしている。

てっとり早い坂道として、防府市と山口市をつなぐ国道262号線がある。我が家から国道を4㎞くらい走ると、勝坂トンネルになる。トンネルが坂の一番高いところにあり、トンネルをぬけると下りになって、山口市になる。結構、急な坂なので、以前はこれを走ってのぼるのは、自分には無理だろうと思っていた。

1年くらい前、初めてチャレンジしたときは、上りできつくなって、途中歩いてしまった。
次にチャレンジしたときは、何とか走って上ったけれど、下りでとばしたせいか、足関節を痛めてしまった。
それからしばらくは、坂から遠ざかっていたが、2か月くらい前から勝坂トレーニングを再開した。

上りは、平地からトンネルの坂の頂上まで約2.5km。ひたすら上っていくけれど、なんとか休まずそれなりに走りきることができるようになった。トンネル内は、暗くて、うるさくて、舗道の足場がとても悪いので、トンネル内を走るのはやめて、トンネルの入り口の看板にタッチしてから引き返すことにしている。2.5kmを今度はひたすら下って、下りきったところであとはその近辺の平地を走るようにするのがお決まり。

今年になってからは、この坂道を2往復するようになり、トンネルのところまで行って帰って行って帰って、10kmの道のり。あとは、平地をいくらか走るので、大体、13kmから18km位のランニング。

スピードはジョギングペースを脱しているとは言い難いけど、だいぶアップダウンを走れるようになって、ちょっとは筋力がついてきた気がする。
勝坂を走りながら、上り坂を走る軽トラが、普通車に追い越されるのをみて、、昨年の私(軽トラ)と今の私(普通車)を見ているような感じで、私もそれなりに進歩したんじゃないかなあとちょっと感慨深かったりして・・・
ただ、少し無理すると、必ずどこかが痛くなるので、ほどほどに頑張らなくてはとストレッチをしながら思うセンター試験の週末だった。


ご親切

2013-01-15 13:05:30投稿

昨日、東京都心で何年かぶりかの大雪となり、首都は大混乱だったようだ。
大体が、都会というのは、雪に弱い。まあ、めったに降らないからというのがその理由なので、仕方ないけれど、三連休ででかけていた人たちは気の毒だなあとニュースをみながら思った。
そして、また、今朝のニュースも雪の話題。天気予報をきいていると、気象予報士が、「昨日の雪で路面が凍結しているおそれがあるので、できるだけ、底がデコボコした靴をはき、ゆっくりと一歩一歩踏みしめるように歩きましょう。」とか、「車の運転はできるだけ控え、もし、運転する場合は、慎重にしましょう。」などと、おっしゃっている。

ちょっと、気象予報士さん、ご親切すぎるのでは?
昨日雪が降ってて、歩道に雪が残っていることなんて、見たらわかるし、朝は凍結しやすいだろうし、凍結すれば、滑りやすいのは小学生でもわかる。というより、わからないといけないんじゃない?小学生のレベルでは、逆に、一度くらい滑って転んで痛い思いをして、それで学習するくらいがいいんじゃない?テレビでわざわざ言わなくても、大人なら、考えりゃわかるんじゃない?「凍結のおそれがありますので、注意しましょう」くらいで十分だと思うけど・・・

私は、昨日、私用で大阪におり、東京発ののぞみが少し遅れたくらいで、あまり雪の影響はうけなかったけれど、大阪駅で、構内放送にちょっととまどった。「駅構内は、混雑しておりますので、携帯電話の画面をみながら、歩くのはやめましょう。キャリーバックを引くときには、他のお客様のご迷惑にならないよう、注意して引いてください。」

何この放送?昔、こんな放送あったっけ?少なくとも、田舎では、今でもないけど。
携帯見ながら歩いたら、人にぶつかるかもしれないなんて当たり前じゃん!荷物が邪魔にならないようにするなんて、常識じゃん!
これは、ご親切な放送というよりも、いかに、都会を歩く人々のマナーがなってないっていう証拠だよな。
でも、考えてみると、10年前までは、携帯見ながら歩く人はいなかったわけだし、だれでも、大小さまざまなキャリーバックをひいて歩くようになったのも最近。昭和の時代には、もの自体がなかったよなあ。

都会生活をしていない、昭和うまれの人間には、テレビのニュースも、駅のお知らせも、なんだか奇妙な放送だと思ってしまう。本来、親が子に伝えていくべきことであって、公の放送なんか使って伝えるようなことではないはずだと考えるのは、私だけだろうか?

 


くじに当たる

2013-01-07 16:38:35投稿

今年の初もうでは、久しぶりに、おひざ元の防府天満宮に昨日でかけた。

毎年、三が日は防府にいないので、あまり実感としてはわかないけれど、正月は、1年で一番防府に人が増えるときで、噂では、我が家の周りは大渋滞で、一歩外にでると大変らしい。所詮、防府という街は、天満宮しかないところだし、学問の神様、菅原道真公をまつってあって、山口県内で最も初もうで客の多い神社なので、三が日には近寄らないことにしている。
年が明けて1週間もたつのだから、まあ、それほど混雑はしていないだろうとタカをくくってでかけたけれど、普段のひとでからすれば、まだまだ参拝客は多く、参道の階段には、多くの人が並んでいた。
さすがに、駐車場は多いだろうと思い、歩いてもしれているけれど、自転車ででかけたのだが、これは正解だった。

とりあえず、おみくじをひくと、「大吉」
すべて願い事がかなうとある。う~ん、幸先のよい新年。

お参りから帰って、近所に買い物にでかけた。「5000円以上のお買い上げで1本引けます。」といわれ、5900円の買い物をして1本ひいたくじで大当たり。8月までしか使えないけれど、その店の5000円の割引券だった。ホントかウソかわかんないけれど、「この当たりくじは、50本に1本しかないんです!!」と店員のお姉さん。
なんと、幸先のよい新年。

よいくじをひくというのは、決して気持ちの悪いものではない。
ホントに、良い年になるといいなあ。


ラン納めとラン初め

2013-01-04 21:07:45投稿

いよいよ2013年がスタート。

いろいろと今年やらなければいけないことがあるけれど、とりあえず、ランニングの目標は、フルマラソンを歩かず完走すること。

それに向かって、年末は、大晦日に走り納め。
どこを走ろうかと思ったが、やっぱりホームグラウンドの佐波川だなと思い、自宅を出発して佐波川の河川敷の小路がある端から端までを往復。18㎞を走った。

そして、年初め。やっぱり三が日のうちに走りはじめないと・・・ということで、三が日を過ごした兵庫県で、少し走ったが、知らない土地を一人で走ると、迷子になりそうなので、とりあえず、国道沿いを走り、時間がたったら来た道を引き返すという方法で、8㎞。

まあ、ランニングにむけてのスタートはまずまず。無理をするとすぐにあちこち痛くなるので、その無理の一歩手前で、なんとか目標達成にむけて、頑張っていこうと気持ちを新たにする新年だ。

 

 


セミナーパーク

2012-12-25 18:57:13投稿

クリスマス寒波の襲来で、走ろうとした道路が雪で滑りそうだったため、芝なら滑らないだろうと考え、セミナーパークのクロスカントリーコースで、ランニングの練習をすることにした。今まで何度か走ったことはあるけれど、冬の寒い時期は初めて。北向きの日陰は、ほんの少し雪が残っていたけれど、クッションのよい芝と土の上を走るのは、とても気持ちが良い。少し高くなって見晴のよい箇所では、近所の田畑が見渡せて、野鳥のさえずりも聞こえた。

そのセミナーパークは、山口県の施設で、山口市の南端の方に位置する。はっきりいって、ドのつく田舎。周りは、田畑が広がり、低い山々に囲まれている。職場や学校の研修施設として使われることが多く、宿泊もでき、スポーツ施設も少しあり、バードウォッチングコース、登山コースも続いている広大な敷地だ。その中をぐるっとまわるのが、3㎞の芝のコースというわけだ。
先週、防府読売マラソンが行われた同じ日に、全国中学校駅伝大会が、このセミナーパークで開催された。
全国高校駅伝は、毎年、京都と決まっているが、中学駅伝は、なんと、いつも山口。
陸上に詳しい知人から聞いたところによると、以前の全中駅伝は、全国各地の持ち回りで開催されていたけれど、何年か前に、山口の順番で、セミナーパークで開催したところ、あまりにコースがすばらしく、評判がよかったので、その後はずっと山口開催で固定されたとのこと。
全国どこを見回しても、1周ちょうど3㎞のコースで、適度にアップダウンがあり、路面のすべてが芝になっているクロスカントリーコースなんていうめぐまれた場所は、ここにしかないのだ。

その場所は、我が家からは15㎞くらいで、今まで何度か行ったことはあるけれど、辺鄙なところにあって、周りに何もないので、何かのついでに行くようなところではない。けれど、クリスマスランニングは、アップダウンの刺激も入りつつ、よい練習になった。できれば、来年からは月1回くらいは、このコースで練習したいなあと芝をふみしめつつすごした4周、12㎞だった。

   
 


トレッドミル

2012-12-19 12:50:42投稿

今日は、走るぞ!!仕事がおわって、着替えをすませ、防寒対策も万全の態勢で外に出てみると雨。
夏なら、このくらいの小雨は気持ちいいくらいだけど、冬の雨の中を走るほど、体力に自信はない。
仕事中に天気のことはまったく考えておらず、外にでて初めて気づく自分がバカなんだけど、他の時間帯に走る時間がとれないので、初めて、ジムというところにでかけ、トレッドミルで走ることにした。

自宅にも、埃をかぶったウォーキングマシーンがあり、去年は時々使っていたけれど、何せ、音がうるさく、家人もいやがるので、1年以上、ベルトの上を走ったことはなかった。

ジムにおいてあるマシーンはさすがに家庭用のものより立派。安定感もあるし、歩きやすい。
角度をちょっとつけて、速度を少しずつ上げていったけれど、どうも、自分のペース感覚がつかめない。
ジョギングを始めて1年半。GPS時計をして走るようになって、大体今、自分がどのくらいのペースで走っているかは、かなり正確にわかるようになってきたと思っている。最近の普段の練習はキロ6分前後のペースで走ることが多く、少しスピードあげて、今、5分半くらいだなとか、7分くらいでゆっくり行こうとか、キロ5分未満の速いペースでなければ、かなりコントロールできるようになったつもりだ。 
それが、トレッドミルが表示するペースは、自分の感覚とまったく違う。
私の中では、6分半くらいのスピード感なのに、マシーンは、なんとキロ8分。思わず「嘘だ!」と器械に向かってつぶやく。キロ8分というのは、歩くのとあまり変わらないくらいで、こんなにきついわけはない。「クソッ」と意地になって、スピード設定をどんどん上にしていくけれど、どうしても、納得がいかない。
やっぱ、走るのはベルトの上より、道の方がいい・・・と思いながら、それでも、とまらず走り続けた。
風をきらないので、10分もたつと汗びっしょり。そして、30分後に、汗をだらだらさせながら、見てみると、マシーンの表示した走行距離は、たった4キロ。
「絶対ウソだ」

こんなに走ったのに、4キロ。
もう、器械はいやだ。

 


防府読売マラソン

2012-12-16 21:50:12投稿

今日、第43回防府読売マラソンが、わが町防府で開催された。
先週の悪天候が信じられないくらい、今日は天気がよく、というよりも12月としては暑すぎるくらいの気温と湿度で、最後は給水所の水がなくなってしまったとのこと。脱水でリタイアする人が続出だったらしい。

コースには、当院の目の前も含まれ、知り合いが多数出場するので、今年は、応援に徹するぞという気持ちで、最初から最後まで沿道に立った。(おかげで声が枯れてしまったけど・・・)
レースは、下馬評通り、川内選手の独走でおわったけれど、トップ選手を目の前で見ることができ、その速さに改めて感動。なんせ、キロ3分で走るっていうのは、時速20km。自転車でもなかなかついていけない。市民ランナーの星とはいうけれど、とても市民ランナーというレベルではなく、国際レベル・・・

その市民ランナーレベルの制限時間ギリギリで走った人たちも多数いて、最後まで応援したけれど、とても遅そうにみえて、実は、私なんかとてもついていけない速いペース。
地元開催だし、「いつかは、私も・・・」と考えるのが普通かもしれないが、やっぱりレベルが高すぎて、私の場合、「来年も応援頑張らなきゃね!」

                 41㎞地点 


萩城下町マラソン

2012-12-10 19:24:18投稿

昨日、「萩城下町マラソン」に参加した。昨年に引き続き、ハーフマラソンの部に2回目の出走。

前回は、それまでに走った最高距離が15㎞というレベルで無謀にも参加。とにかく、制限時間以内に完走というのが第一の目標だった。
あれから1年。一応、フルにも出たし、10月に一度25km走ったし、最近1か月では15㎞位は何度か走ったし・・・せめて前回よりは速い記録で完走したいよなぁというのがささやかな目標。

しか~し、思わぬ敵が・・・
まさかこんなことにとなるなんてというほどの悪天候!!
朝から吹雪。雪は積もってはいなかったけれど、真横に降っていた。12月の初めに、山口県内で雪が降ること自体、めったにないが、強い低気圧の影響で、とにかく、風が強い。当然、寒い。車で外に出てみると、車が表示した外気温は1℃。
普通の人は、こんな日には外にでないよね。
普通の感覚なら、走るなんて、考えないよね。やめるべき??こんな中、完走なんてできるわけないし、完走しないのに出るのも嫌だし・・・

吹雪がやんだり、強くなったりを繰り返すたび、どうしよう、どうしようと迷いながら出した結論。
途中棄権して、収容車に乗ってみるのも、一つの経験かも。

そして、午前10時。スタートラインにたった。
途中、何度も橋をわたるコース設定なのだが、橋の上では、普通にたっているのも大変なくらいの強風がふきつける。何度もよろけそうになりながらも、とにかく前に進む。
商店街あり、海水浴場あり、城跡ありの萩市内満喫の21.0975kmの中、最高だったのは、田町商店街。アーケード内は、屋根があるので、雪も風もなし。商店街の人々が店の前に大勢立って、応援して声をかけてくださり、「いつまでもこの状態が続けばいいのに・・・」と、ついついスピードが上がる。
最悪は、菊が浜の海岸。大荒れの日本海の波しぶき。雪と潮の混ざった風の中を「こんな中、走っている人たちの気がしれん!!」と思いながら、自分も走る。

風は、ずっと強かったけれど、幸いなことに、走っている間、雪はそれほどひどくならず、ほんの数分、陽がさす時間帯もあって、何とか完走。去年より5分早いタイムだった。
自分としては、上出来。


老朽化

2012-12-04 18:49:43投稿

去年の今頃もブログに書いた。今年もまた悩んだ・・・
我が家の電飾である。

毎年、自宅の庭とベランダのクリスマス飾りを12月にはしているけれど、ついに、今年こそはやめようと思った。
まず、時間がなかった。それから、天気も悪かった。
でも・・・
もし、10年続けたものをやめて、無事に年が越せなかったら?
来年、家族に悪いことが起こったら?
今年も、楽しみにしてますと言われたら?
次から次へと???が私の頭の中をうずまく。
そして、でた結論。
ベランダの飾りをやめればいいんだ。
玄関だけにしよう。

こうして、今年の我が家は、玄関を中心に飾られたのだけど、想定外のことがひとつ起きた。
屋外用タイマーがすべて、老朽化していたのだ。(経年劣化というやつは何にでもおこる)
毎年、電源を3か所からとり、そこにタイマーをセットして、大体夕方5時から5時間の設定にしているのだけど、昨年まで普通に使えた道具がONにしても、すべて点灯せず。
あわてて、ホームセンターに買いに行ったけど、すでに12月になっており、クリスマスグッズは売れ残りだけで、タイマーも当然売り切れ。屋外用タイマーなんてこの季節しか売らないのね~

そして・・今
毎日、日が暮れると家人がコンセントをさしに庭にでてくれる。そして、夜、寝る前に私がコンセントを抜きに行く。
めちゃくちゃ寒い。
毎日続けられるだろうか?
 

                                     
         


クリスマスツリー

2012-11-28 23:53:54投稿

今年もホリデーシーズンの到来だ。
買い物などにでかけると、多くの店で、クリスマスツリーが飾られている。

先月、アメリカに住んでいたころの、ハロウィンの楽しみをこのブログに書いたけれど、クリスマスにも懐かしい思い出がある。アメリカではじめてのホリデーシーズンをむかえた時、住んでいた所からあまり遠くない街の道路沿いに、数々のモミの木が並んだのを見て、「これが、アメリカのクリスマス!!」と、とても感激したことだ。

日本で、クリスマスツリーといえば、おもちゃ売り場や、ホームセンターなどに売られている、作り物の木が普通だし、商店などに飾られているものも、ほとんどはイミテーションの木だ。
ところが、本場アメリカでは、クリスマスツリーといえば、本物のモミの木で、シーズンになると、適当な大きさの生きたモミの木が出荷され、道路沿いに土に植えられた状態で商品として陳列されていた。
ナマの木なので、大きさ、形も様々で、もちろん、先のとがった、バランスの良いものに良い値がつけられ、売られていく。
実際、アメリカでのクリスマス商戦は日本とはくらべものにならず、モミの木だけを売る園芸店もあれば、ツリーに飾るオーナメントの専門店も、あちこちにあって、夏のシーズンオフでも営業をするくらいだから、それだけ、需要があるのだと思う。
多民族国家なので、白人でも、クリスマスのお祝いをしないユダヤ系の人々が結構いたし、日本人をはじめとする無宗教的なアジア人も多かったが、やはり、クリスチャンを中心とする宗教国家であることは間違いなく、アメリカではクリスマスが一番の年中行事であることは否めない。

宗教の問題はさておき、私個人的には、アメリカに住んで、とにかく、ナマのモミの木のクリスマスツリーというものがいたく気に入った。日本に帰ってきてから、自宅には、大きいクリスマスツリーを飾るようにしていたけれど、所詮イミテーションでしかなく、不満もあった。
そんなことから、クリニックを開院してからは、いつも院内のグリーンをお世話してもらっている園芸店から、この時期になると生きた木を調達して飾ることにしている。
毎年、同じ大きさを指定して、木をたのんでいるけれど、やはりそこは生き物。形や枝振りが毎年かわり、「今年の木はなかなか左右がそろってるね」などといいながら、木を眺めるのも楽しみのひとつだ。

開院して6回目のクリスマス。
オーナメントは、全然特別なものではないけれど、また、今年は今年の顔をしたツリーを飾った。たったの1か月間だけだけど、来院してくださる患者さんの癒しの一つになってもらえればなと思う。

                                               


助産師をめざす

2012-11-16 19:07:31投稿

7年前から山口県立大学で、非常勤講師をしている。
私の講義は「周産期学特論」というお題で、将来助産師をめざす看護学部の3年生を対象にした、14コマ(1コマ90分)の授業だ。
毎年、後期の授業なので、大体、11月から2月くらいの間に講義をしていて、寒くなると、今年も県大に通う季節だなあと、あまり普通でない季節の到来を感じる自分だが、今年もその季節がやってきた。

初めて講義をした年は、単位を補うのが目的の学生もいたので、10数人の学生がいたけれど、年々、私の講義をうける学生は減り、ついに昨年は3人になってしまった。
実際、講義を受けても、4年生になって、分娩を実際に扱う実習を受けられる人数が限られているため、少ないのは仕方ないとは思っているが、助産師を目指す学生自体がいろいろな事情で減っているのも確かなようだ。
産科医が減っているのと同様、分娩には危険がつきものだし、少子化、高齢出産、ハイリスク妊娠の増加で、ますますその道に進む人が少なくなって、悪循環になっている。
産科をやめてしまった私が、えらそうなことをいえる立場ではないけれど、もっと助産師をめざす学生が増えてほしいなあというのが、正直な気持ちで、昨年の3人というのは、ホントに寂しい気がしていた。

今年は、昨日からその大学通いがスタートしたが、私の講義を選択した学生が6人も(!?)いた。前年度よりも人数が増えたのが、初めてだったので、少し、ほっとした。
けれど、聞いてびっくり。6人とも現役の大学3年生で、全員平成3年うまれとのこと。
若い!!
なんと、私が医者になったのが平成2年だから、そのあとに生まれた子たちなんだ。私が研修医だったころの話をしても、時代が違いすぎるかも。
ちょっとショック。

けれど、これからの少子高齢化社会を支えてくれるのは、まぎれもない、平成生まれの若い君たち。アグレッシブな助産師になって活躍してほしい。少しでも、助産師をめざす気持ちがさらに強くなるような講義をしたいなと思う。


走る意味

2012-11-08 11:32:06投稿

3週間前に転倒して、肋骨を損傷し、目標にしていた下関海響マラソン参加を断念。
その海響も終わり、胸の痛みも、ほとんど気にならなくなってきた。
まだ、100%治ったとは言えないが、少し小走りをしても、胸に響く感じがなくなったので、今週からジョギングを再開することにした。

 いつもの練習コースで、恐る恐る、歩くのとかわらないスピードからスタート。1周(1km)したところで、これならいけそうだなと、2周目はほんのちょっと速くしてみる。
2周目の途中、私にとってはありえない記録で海響を完走したランニング仲間二人に出会った。私とは比較にならない走力を持っている彼らが、優しく声をかけてくれ、励ましてもらって、超感動。また、がんばらなきゃなぁと、走る気力がわいてきた。
その日は、5kmを43分で走り、練習終了。走るというレベルのスピードではないけれど、初めて、走っていて楽しいと感じだし、走ることで知り合った人々、走ることができる身体のありがたみを想うことができた。

カリスマランニングコーチ、金哲彦さんが、著書「走る意味」の中で、走ることで生きていることを感じると書かれていた。金さんにとってのランニングと私にとってのランニングは天と地ほどの差があるけれど、私にとっても、走ることは、かかせない心の支えになってきているんだと思う。
もちろん、本当の目的は、健康のためというところなので、無理しないことが一番。いい記録が出せなくても、少々故障したり、けがをしたりしても、細く長く続けていきたいなあと思う。


ジョグ効果

2012-11-01 17:57:48投稿

当院に来ていただく患者さんの多くが、健診目的なので、立場上、自分も、健診はまじめに受けるようにしている。
いわゆるメタボ健診も、年齢的には義務付けられているので、大体秋から冬に毎年採血をしている。

一昨年の健診後からジョギングをスタートし、昨年は、ジョギング歴1年の効果がどのくらいデータに影響するのかと楽しみにして健診の結果を待った。
期待通り、正常範囲内とはいえ、コレステロールは下がったし、心拍数、体脂肪率も低下。「がんばって走ってるから当然じゃん」とひとり満足していた。
ところが、今年は・・・
10月半ばに転倒して肋骨を損傷し、痛みがゼロにはならないので、まったく、走ってないし、筋トレなどもしてない。筋トレは部分的には十分できる状態だけど、精神的意欲がなく、17日間、まったく運動と呼べることをしない状態で健診を受けた。この1年半、2週間以上、運動をしなかったことは初めてだったので、ちょっと不安だったが、案の定、健診データは逆戻り。コレステロールと体脂肪率がもとにもどってしまった。
正常範囲内で上がったり下がったりしても、大したことはないのだが、どう考えても、ジョグの影響としか思えない。まあ、年齢もあるにはあると思うけど・・・
道行くジョガー、ランナーの姿を見かけることが多い最近、「ああ、この人もまた、海響マラソンにでるんだろうなあ」と、出場できなくなった自分が情けなくなり、ため息が出ることが多かった10月後半。

有酸素運動というのは、続けることに意味がある。(と、いつも患者さんには言っている)
有酸素運動の代表であるジョギングを続けることは、やっぱり効果テキメンなのだ。
レース出場を断念して、運動する意欲を失っていたけれど、もとはと言えば、健康のために走ることにしたんだから、レースとか、タイムとか気にせず、老化防止のためにまた運動をしなきゃと、健診データをみながら思い直した11月初日である。

 


6年もたつと…

2012-10-26 19:29:15投稿

最近、開院時に購入した機械類が、次々と、劣化による(多分)故障や、体調不良が目立つようになり、いろいろと買い替えを検討している。6年もたつとねぇ。

そりゃ、新しいものに越したことはないけど、お金かかるし・・・
もともと私は、お金に無頓着で、どんぶり勘定の人間だ。
金融関係の知識も乏しく、経済に疎い。買い替えた場合のコストパフォーマンスを考えるべきだと思うが、どうもそれらの計算をするのが苦手。

いろいろ悩んでいると、今日、ウインドウズ8が発売されたというニュース!
開院したときは、まだウインドウズXPだったのに、その後、Vista、7と続き、世の中もう8なのか・・・6年もたつとねぇ。

新しいものが次々と出て、世の中についていくのが、本当に大変だが、新しいもののほうがよいに決まっている。あまりに次々にでるから、もう少し、待ってから、次に新しいのがでたとき、買い替えようと思っていると、結局、買い時がいつなのかわからなくなってしまう。
医療機器の多くは、ウインドウズを搭載しているが、まだまだXPが主流。このままでもいいかな・・・
いやいや、故障続きだと困るぞ・・・それじゃ、業者さんの思うつぼじゃないの・・・

6年もたつと、悩みはつきない。


夜道

2012-10-22 19:44:49投稿

10月になり、海響マラソンに向けて、私なりに結構走りこんでいた。
あまり走ると故障が怖いので、無理はしないようにと思いつつ・・・

仕事のある日に走る時間を確保しようと思うと、日も短くなったので、やむを得ず暗い時間帯になってしまう。

1週間前に、診療が終わってから少しでも走ろうと、クリニックの近所を久々に走ることにした。
危ない目にあってはいけないと、蛍光の輪っかを左腕に、ぴかぴか赤く光るライトを、右腕に巻いた。よ~し、これで車にひかれることはないぞと、ゆっくりペースでスタート。
車では、いつも通っている道だが、走るのは、4回目くらい。しかも、暗い時間帯は初めての道だった。あまり時間もないから、6㎞くらいかなあ、最低5㎞は走らなきゃなあ・・・
どのくらい走ろうかと考えながら、大体3㎞走ったところでUターン。
車道はあぶないので、ずっと歩道を走っていたが、街燈が途切れたところは、かなり暗い。田舎なので、車もそれほど走っておらず、ヘッドライトの明かりもあてにならない。「そういえば、Aさん、こないだ夜道を走っていて、こけてけがしたっていう話だったよなあ。Aさんが走っていた場所も、こんなに暗かったのかなあ。気をつけなきゃなあ」とランニング仲間のことを思い出し、歩道が途切れるところは、足元に注意しながらゆっくり走った。
4㎞すぎたあたりで、暗いから、明るい国道の方にでよう・・・と考えて向きをかえ、広い歩道を走りはじめたとたん、足が何かにつっかかり、バタッ。

こけてしまった。

歩道上で、しかも、ホントに何もない場所で、注意することもなく、突然こけたため、手をつくことなく、左胸から地面について、完全にうつ伏せ状態になった。幸い、顔はつかず、左ひじあたりを擦りむいたとは思ったが、暗くてわからない。顔をあげて、周りを見回すと、私が歩道上で寝ていることに気づくような人影はなく、急いで、立ち上がった。誰が犯人なのかと思い、路面をみると、アスファルトが一部継ぎ足してあって、段差ができていた。「これにつまずいたんだ・・・。」
とりあえず、脚は大丈夫だったので、こける前よりも早いスピードで走って帰った。

明るいところで見ると、見た目の傷は、左腕の擦り傷のみ。まあ、脚はそれほど痛くないし、走れるな。というのが、その日の感想だった。
しかし、次の日、腕はひりひりしていたが、左胸が痛い。右利きとはいえ、左で物を持とうとすると左胸に響く。咳をすると、本当につらい。こりゃ、肋骨の痛みだ・・・

そして、それから5日が過ぎた昨日、少しだけ、走ってみたが、数メートルで断念。走ると胸に響くのだ。
日常生活には、支障ないので、2週間もあれば、おそらく、痛みはなくなると思う。けれど、あと2週間、まったく走らず過ごして、フルマラソンに挑戦しても、満足の行く結果が出るとは思えないし、また、痛みがぶり返しても困るので、決心した。

海響マラソン、DNS(Do not Start)

本当に、なさけない私。
皆さん、暗い夜道には、くれぐれもご注意を!!


人生初の山形

2012-10-15 23:08:32投稿

この週末、日本女性医学学会参加のため、山形県山形市に行ってきた。
山形県に足を踏み入れるのは、人生初!

私は、広島市内で生まれ育ち、大学入学以降はずっと山口県で暮らしている、生粋の瀬戸内人(!?)である。
親戚もほとんど広島と関西にしかおらず、東日本とは疎遠な人生だ。
医学部の学生時代、九州山口、中四国、西日本のそれぞれ医科学生体育大会というのがあったので、6年間で、ほとんどの西日本各地は、遠征で訪れた。医者になってからは、学会で、学生時代に行ったことのないところに行くことがあり、日本中で、一度も降り立ったことのない県は、ずいぶん少なくなったけれども、なかなか東北や北陸を訪ねる機会はない。
大学6年のとき、東京で、私立大学の大学病院見学をしたとき、数人の全国からきた医学生と話す機会があった。そのとき、「どちからいらしたんですか?」と声をかけられ、「山口です」とこたえたら、「まあ、そんな遠いところから・・・」と地のはてのような感じでいわれ、「あなたは?」と聞くと「青森です」とのこと。そりゃ、お互い、遠いわな~
そんなこんなで、とにかく、東北というのは、とても遠いイメージというのが私の中にはある。

今回、初めて山形県にお邪魔できることになり、ちょっとウキウキ。
しかし、山形につくまでも、ついてからも、ドキっとすることの連続・・・

まず、東京から乗った、山形新幹線。「あれは、新幹線じゃないよ」という噂はきいていたが、車内でウトウトしていて、目が覚めてぱっと窓の外を見ると、そこに踏切があったのには、驚いた。「新幹線なのに踏切!?」
行きは夜だったので、よくわからなかったが、帰りに明るいときによく見てみると、福島から山形を走る新幹線は、新幹線の車両をした普通列車ということが体験できた。これも人生初。
次に、山形駅につき、歩いてホテルまでを移動していると、通りかかったビルのドアに、「やまぎんクイックコーナー」とあり、ドキッ!
いつもお世話になっている「やまぎん?」と建物を見上げると、「山形銀行」の看板。
そうだよね。山口銀行が山形駅前にあるわけないよね。やまぎんは、緑色のマークだけど、やまぎんは赤いさくらんぼなのか・・・と感心する私。
翌朝、学会に参加するため、会場のホテルで受付をしたところ、その受付に置いてあったゴム印をみて、ドッキリ。そのゴム印には、「山大産婦人科医局」と印字されていた。
「私が山大産婦人科医局に所属していたことを知っていて、このハンコを用意してくれた・・・ンなわけないよね。そうだ、今回の学会の主催は、山形大学の産婦人科だったよな・・・」
 
そして、山大出身の私は、ひとめ、山大をこの目で見たいと、翌朝早く、ランニングシューズをはいて、山形市内をちらっとジョギング。しっかり、山大を見学させてもらった。

東北の皆さん、私は山大出身で、現在、やまぎんさんにとってもお世話になっています。

     

    

 

  


走り込み

2012-10-08 18:59:49投稿

下関海響マラソンまであと4週間。

10月はとにかく、走らなきゃと決意し、10月に入って、今日までで、60㎞以上走っている。
というのも、連休があったからであり、このペースでずっと走れるわけはない。
疲れと足関節周囲の痛みはたまりつつあり、どこまで頑張って、無理をしないようにするか、毎日悩みつつすごしている。
去年までは、痛みがあると、まず安静と思い、走ることをやめるようにしていたが、最近は、走れば走るほど痛くなるのでない限りは、ある程度走って鍛える必要があると考えて、あまり休まないようにすることにした。
その代わり、アイシングとストレッチをかかさないようにし、小型マッサージ器もフル活用している。

う~ん、どこまでやれるかわからないけれど、「このままがんばれ」という自分と「分相応に無理せずしなきゃくずれちゃうぞ」という私との闘い・・・すくなくとも、仕事に差し支えがでるようなことだけはないように。


ハロウィン

2012-10-02 19:47:07投稿

                                                           

10月になりやっと秋らしくなってきた。

毎年10月は、ハロウィン月間として、当院では、お菓子をおいて、患者様にご自由に持ってかえっていただくようにしている。
本当は、ピンクリボン月間として、乳がん検診の啓発運動を行う方が妥当なのだが、おかげさまで、マンモグラフィーの希望者は多いし、当院にとっては10月が特別ではないので、ハロウィンのほうを重視させてもらっている。

私が、ほかの年中行事よりも、ハロウィンをとりあげるのは、アメリカに住んでいたころの思い出を消さないためという気持ちがある。端午の節句や雛祭りなど、日本にも子供向けの季節行事があるけれど、ハロウィンで、お菓子をもらってまわるというのは、まず、日本ではどこの地方でも行われていないと思うからだ。

97年から99年にかけて、私が住んでいたアメリカ、ボルチモアの郊外でも、おそらくアメリカでは一般的であろうハロウィンのお楽しみがあった。子供たちが、近所をまわり、「Trick or Treat」と言って、お菓子をもらって帰るのだ。

初めて当日をむかえる前には、近くに住む日本人に、「大きな箱に適当にお菓子を入れて、それを差し出して、子供たちにとらせたらいいよ。一度にたくさん入れておくと、たくさん持って帰られるから、何回にもわけておいたほうがいいよ。」というアドバイスをもらい、言われた通りに準備しておいた。
そして、10月31日の当日。陽がかたむきはじめたころから、次から次に、いろんな子がやってきた。まだ小さいよちよち歩きの子も、親に連れられて、結構くる。住んでいたところは、外国人の多いアパート群だったが、訪ねてくる子供の多くは、白人、または、日本人だった。そんな中、驚いたのは、黒人の7歳くらいの元気な男の子がやってきて、いきなり、「おばちゃん、これとっていい?」と日本語で叫んだことだ。あまりに普通の日本語にびっくりしていると、「ありがとね」と言って、次の家庭に向かっていった。黒人の子供が日本語をしゃべるという現場を見たことがなかったので、びっくりしたけれど、あとになって、きいたところが、その子は半年くらい前まで、お父さんの仕事の関係で日本に住んでおり、その子にとっては、英語よりも日本語の方が普通で、アメリカに来てからも日本語の通じる日本人とばかり遊んでいるとのこと。さすが、アメリカ、いろんな人たちがすんでいると、感心したものだ。

次の年の10月31日は、子供を通じて知り合った現地のアメリカ人家庭のパーティーにお邪魔した。その家では、適当にリビングに家族なのかそうでないのかわからない人々がくつろいでいて、勝手にいろんな人が出たり入ったりしていた。特に断わりもなく、近所の人が入ってきてピザをつまんで出ていくのも、アメリカだなあと感心。
そして、当時まだ2歳だったわが子を連れて、その家庭の近所(もちろん面識なし)をまわったが、どの家でもやさしく迎えてもらい、息子も、「Trick or Treat」を連発することをマスターし、お菓子をゲットして大喜びだった。

そんなアメリカでの生活。とても楽しい思い出のハロウィンを忘れないために、当院ではこれからも10月はピンクリボンでなくハロウィン月間でやっていくつもりである。


手帳第2弾

2012-09-25 19:21:54投稿

今年の正月、予定の覚え書きとランニングの記録をするため、意を決して、手帳を購入したことは、このブログにも書いた。手帳に予定を書き込むことなんか、ごく普通のこと(今はスマホに記録するのが常識かもしれないけど)で、意を決するなんて大げさな・・・といわれそうだが、今まで、1月に始まって、3月位で終わることが普通だった私にとって、9月の今まで、記録が続いてきたことは、格段の進歩といえる。
書き込みが続いた理由は、仕事の予定をカレンダーにメモすることをやめたため、どこかに書いておかないと忘れるので、それを、手帳に一本化したというだけのことではある。

それから、忘れてならないランニングの記録。
走った距離と時間を記入し、あちこち痛む体の調子などをメモしたり、体重と体脂肪率もちょくちょく書き込んだ。調子よく走れているときは、記録も熱心だが、走るのをさぼると、それがいい加減になったのは、仕方ないとして、一応、週と、月の走行距離も計算して記入。
これについては、はじめ、JogNoteというサイトに記録していたけれど、結局記録を公開しているわけでもなく、公開されている他人の記録をみると、私なんか足元にもおよばず、気持的に暗くなるのでそれこそ3カ月でやめた。
サイトで管理したり、エクセルなどのソフトを使えば、自動で走行距離やスピードの計測をしてくれるのが便利だが、大学を卒業しているので、そのくらいの計算はさすがに私でもできる。
たった9カ月の記録なので、振り返ってどうのこうのというほどのこともないが、今後、できれば、ランニングも記録も継続できればなあと思っている。
ただ、そのためには、もう少し、使いやすい手帳にしたいと考えていた。
そこで、先日、文具店に手帳をみに行くと、さすがにシーズン初めとあって、種類が豊富。
100種類以上は、手にとって中身をみたけれど、気づいたことが一つ。
ブロック式のカレンダーで、日曜始まりがほとんどないこと。普通のカレンダーは日曜始まりなのに、手帳となるとほとんど月曜始まり。予定の書き込みがしやすいためだとは思うが・・・
私は、日曜始まりをさがしていたのだけれど、100種類以上も品定めしても、気に入るものがみつからず。結局、月曜始まりに妥協して、他の条件をクリアした赤表紙の手帳を購入した。

私にとっての、手帳、第2弾。1年間使い通せれば、きっとフルマラソンも走りきれる気がする・・・


体重を測る

2012-09-15 23:43:59投稿

10代半ばに、背が伸びなくなってから約30年、妊娠時期をのぞいて、私の体重はプラスマイナス2㎏位しか変わっていないのが、自慢といえば、自慢だ。
痩せようとしたことがなかったこともないが、それほど世の中の怪しいダイエット法に手をだそうと思ったこともなく、特別に太りすぎずこの年まできた。
体重は変わらずとも、体型の変化はいかんともしがたく、体脂肪率を下げようと走り出したのが1年半前。
我が家には、10年前から風呂場の脱衣所に、体脂肪率も測れる体重計をおいているので、体重を測るという行動は、日常の中にくみこまれていて、ほぼ毎日体重を測っては、自分の中で、言い訳したり、反省したりしてすごしている。

しかし、日ごろの診療で出会う患者さんの中には、「怖いから体重計には乗らない」とか、「3年前から体重なんてはかったことない」などと言われる方が結構いる。そういう人々は例外なく肥満だ。
逆に、体重減少性無月経の患者さんも多く、彼女たちは、体重を測っては、どんどん減っていくのを喜びにし、無月経となってからも、体重増加に嫌悪感を持つ。

いずれの場合も、何等かの問題をかかえて受診する方々なので、あまり健康的でないのはしかたない。
だけど、一般的にいって、普通の人々は、どの程度の頻度で体重を測っているのか、ふと考えてみた。
そこで、家族をはじめ、身近な人に尋ねてみると、完全に二つに分かれていた。
「毎日測る」または、「めったに測らない」
大抵、いずれかなのだ。
もちろん、自宅に体重計を置いていない家庭もあるだろうとは思うが、結局、気にする人は気にするし、気にしない人は気にしないということなんだ・・・
結構、測らない派の共通意見は、「服が着られればいいじゃん」または、「服が合わなくなったら考える」というもの。
まあ、それで日常生活には問題ないといえば問題ない・・・

ただ、以前から言われている「測るだけダイエット」というのもあるように、測って気にすることで、自己管理をしていくということは、肥満予防の第1歩だと思う。

毎日、体重計にのってますか?

        我が家のボロ体重計
       
 


ポックリ死にたい

2012-09-08 22:48:21投稿

私が1歳のころ亡くなった、母方の祖父は、「ポックリ」死んでしまったと母からは聞かされている。
ある朝、なかなか起きてこないので、起こしにいってみると、すでに冷たくなっていたそうだ。長患いすることなく、苦しまずに「ポックリ」逝ってしまって、これほど良い死に方はないと祖母も言っていた。
私も、以前は、自分が死ぬときは、「ポックリ」とじいちゃんを見習いたいと思っていた。
しかし、医者になってよく考えてみると、おそらく死因は、心筋梗塞、致死的不整脈、脳出血の類だと思われ、それほど長時間でないにしても、死の直前まで、ひとりでもがき苦しんでいたに違いないと理解するようになった。実際、救急の現場で、七転八倒の苦しみを訴えながら、だんだんと息絶えていった心疾患の患者さんをみたことがあるので、記憶のないじいちゃんのことも、ある程度想像できる。

果たして、苦しまずに「ポックリ」死ぬというのは、どういうことなのだろう。
たまたま、本屋でみつけた、佐藤琢磨著、”ポックリ死ぬためのコツ”という本を読んでみた。
そこには、目から鱗というか、一般的に考えられている「ポックリ」とは異なる理想的な「死」について老年医学を専門とする医者としての意見が書かれていた。

そもそも、「ポックリ」という言葉自体は、この本によると浄土宗の言葉「保久利」からきているそうで、その意味は、長く久しくご利益を保つというもの。もともとは、功徳を積んだ人がなくなると浄土でも利益がずっと保たれるという教えだそうで、徐々に「長生きして苦しまずに死ぬ」というような意味に変化したそう。

しかし、世の中には、病名としての「ポックリ病」というのがあって、これは、青壮年突然死症候群のこと。予期しない若者(殊に男性)が、夜間睡眠中に夢にうなされたような大きい「いびき」や「うなり声」を出して突然死するものだそうだ。

結局、突然死=ポックリ死なのかと考えると、突然死については、本人にとっては、短時間であっても死の直前は、かなり苦しむし、考えてもみなかった事故のような突然死は、家族にとっては、相当なダメージ、苦しみであって、理想的なポックリ死とは言えない。

そこで、この著者は、ポックリ死の条件を次のように言っている。
1)健康に長生きしたこと
2)脳と体が同じような時期に衰え、体調が悪くなってから比較的短い期間で、しかも苦しまずに他界したこと
3)家族も「長生きしてもらった」という達成感や納得感、安堵感、満足感を得られたこと

そして、その条件を満たすための生き方には、7つの習慣が大事だという。
1)長生きするように心がける(太く短くとは考えない)
2)古脳を鍛える(本能に忠実であれ)
3)下半身を鍛える
4)バランスの良い食事を摂る
5)疲労の管理に注意する
6)がん検診や健康診断を受ける
7)頑張りすぎないようにする

ポックリ死ぬということは、イコール健康で長生きということだ。
そのためには、40代からの生き方、習慣が大事ということ。

う~ん、ランニングは頑張りすぎず、でも鍛えなきゃというのが、読後の私の感想。


ブログ再開しました!

2012-09-01 00:54:14投稿

今年の夏は、諸事情で、ゆとりがなかったため、ブログを休ませていただいていたが、9月になって、再開することにした。
夏の間(といっても、まだ、真夏としか思えない暑さ)、ブログを書く余裕もなかったくらいで、ランニングもかなりサボっていた。
実際、夏に外を走るのは、朝7時までか、夜7時以降でないと、とても暑くて無理だ。並みの体力の人間は、昼間に屋外で運動をするなんてバカなことはしないと思うし、私の体力はといえば、並み以下なのだから、無理をすると、わがクリニックのスタッフが路頭に迷ってしまうことになる。

そんなこんなで、この夏、月間走行距離は、激減。4月、5月にせっかく100㎞を超えていたけれど、6月以降は走行距離の記録すらせず。

けれど、お盆を過ぎて、少しずつ走る量が増えてきた。
先週の日曜日には、「ドべから10番以内には入らない」という高い(!?)目標を掲げて、初めて、「十種ヶ峰登山マラソン」に参加した。10㎞のレースだけど、標高差は600m以上。ひたすら上って、上って、上って・・・・前半5kmまでは、舗装道路だったので、何とか歩かずに走ったけれど、後半は、山登りそのもので、走るなんて無理だった。
そして、結果は、一般女子の部49人中39位。なんと、ドべから11番めで、目標達成!!男子の部にも、私より遅い人が16人もいて、自分としては、大満足の結果だった。

そして、9月。
少しは涼しくなって、走りやすくなると思うし、11月の海響マラソンにむけて、今まで以上に走ろうと決意。1年前に比べれば、ほんのちょっぴりだけど、体力、筋力がアップして、体脂肪率もダウンしているので、今月こそはがんばるぞと、気合をいれつつある秋の始まりである。


ブログをしばらくお休みします

2012-06-19 19:05:50投稿

昨年4月以降、週1回程度のブログを更新してきましたが、諸事情により、8月いっぱい、ブログをお休みさせていただくことにしました。

9月からまた再開する予定です。


維新公園ジョギングコース

2012-06-10 21:17:36投稿

今年の4月以降、平均して週2回、維新公園のジョギングコースを走っている。

このコースは、昨年開催された国体のときに、新たにつくられたもので、距離は、ジャスト1km。地面はクレーで、アップダウンもなく、競技場の外周を1周する練習にはもってこいのコースだ。

私がいつも走るのは夜がほとんど。
普通の道を暗くなって走るのは、少し物騒だし、我が家の近所は人通りもなく、明かりもないから、走る気にならないけれど、維新公園は大体9時ごろまでは、明かりがついているし、走る人も多いので、安心して練習できる。

今日は、初めて、朝このコースを走った。
1周のうち400mくらいは、木陰になるので、涼しくて走りやすかったが、のこり600mくらいは影はなく、さすがに6月の紫外線は強く、どんどん太陽が高くなり、とても暑くなったので、1時間半走るつもりだったが、10分早く切り上げてしまった。けれど、普段夜走るときには見ない、木々の緑を感じたり、高校生の競歩の練習にであったりして、気持ちよく走ることができた。

昨年10月にこのコースが一般に開放されたときも、十分満足できるコースだと思っていたが、今年度になって、予算がついたのか(まったくの私の想像です)、コース上に、100メートルごとにちょるる(山口県の観光マスコット)のマークがつけられ、最近になって、スタート地点に電光掲示の時計もついた。
こんな本格的な練習場をタダで使わせてもらえるなんて、なんて恵まれているのだろう。ほんとにありがたいなあ。ランナーとして成長しなきゃとしみじみ感じながら走った朝だった。

   1周のスタート地点には線がひいてある         右にあるのが電光掲示の時計


不整地を走る

2012-05-28 15:36:05投稿

久しぶりに、自宅近くの佐波川を走った。

週末にホタル祭りが開催された影響だと思うが、草がきれいに刈り取られ、すっきりした河川敷になっていた。堤防の土手の草もなく、とてもきれいになっていたのだが、祭りがあった元橋近くから、川沿いを下っていくと、3kmくらい走ったところから突然、草の刈り取りがなくなっていた。さらに下ると、草はかりとられていても、刈り取られた草の処分がしていないところもあらわれ、お世辞にもきれいな状態とはいえない箇所が続いた。
さらに河口に近づくと、草も生え放題で、まったく手入れはされてない。

草ぼうぼうの中をかき分けて走るのはできないが、きれいに刈り取られているところだけ、アスファルトの小路ではなく、土の上を走ることにして90分のジョギング。
普段に比べると、不整地を走れる距離は長くなり、自分にとっては良い練習になった。

基本的に、ランニングのレースはアスファルトの道路上を走るだけだが、不整地を走ることで、脚のバランスが鍛えられるし、土の上はクッションもよいので、道路以外のところを走れるチャンスがあれば、走ってみましょうと、ランニング指南書にも書いてある。

約10㎞にわたって続く佐波川の河川敷の小路は、車も通らず、私にとっては、とてもよい練習コースだし、防府市民の憩いの場である。
やっぱり、人がたくさん通るところだけきれいにしているのだと思うと少しがっりだが、まあ、予算の都合もあるのだろう。
タダで、ジョギングコースを手入れしてもらっている身としては、文句をいうすじあいではない。

人気の皇居周回などとは比較にならない田舎ならではの最高のコースだと思う。

                 最高のコース          草がかりとられた境目                    


最後のアイテム

2012-05-21 08:30:21投稿

とうとう買ってしまった、最後のアイテム。
アイテムというような大げさなものではないけれど、私としては、1年も悩んだ末なので、もうこれでおわりという気分だ。

去年の春からジョギングを始め、ド素人のくせに、道具だけはそろえたいと、次から次へとランニンググッズを買いこんだ。ウエアとシューズはもちろん、着圧タイツに帽子、ウエストポーチ、時計にいたるアクセサリーグッズなど、およそランニングに必要なもの、あった方がいいものはすべて複数そろえている。
ただひとつ、必ず用意したほうがいいといわれるものの中で、買っていないものがあった。
それが、サングラスである。

10年以上前に、アメリカに住んでいたころ、天気の良い日に道行く人は、子供から老人まで、ほとんどの人がサングラスをかけていたので、私もよくかけていた。日本では、ビーチにでもいかない限り、それほどサングラスをかけている人はいないし、何となく、いつもかけている人は”ガラの悪い”イメージが定着しているので、ちょっと抵抗があったというのが、ひとつの理由。
普段は、裸眼ですごしている私だが、視力がすごく良いわけではないので、サングラスをかけるなら、度入りのほうがいいなあと思っていたのも、すぐに買わなかった理由。
さらに、自分は、顔が大きいので、買うなら一度かけてみないと、合うか合わないかわからないし、試着しやすいメガネ屋には、ランニング用のものは数多くないし、スポーツ店にはあまりよいサングラスは売ってないし・・・
と、いろいろ買うのにふみきれないまま1年以上が経過・・・

けれど、マラソンのマニュアル本でも、大抵の本に、必須アイテムにサングラスは入っているので、いいのがあれば買おうと思っていた。
いろいろ悩んでいたくせに、数日前に突然、ネットショッピングで、(当然試着なし)買ってしまった。
というのが、そのサングラスの売り上げの一部が、乳がんと子宮がんの撲滅運動に寄付されると表示してあったからだ。
こういう寄付には、職業柄、普段から、できるだけ協力したいと思っている。それに、メーカーは、スポーツサングラス老舗のオークリーだったので、これは、私のためのサングラスに違いないと即決してしまった。

寄付のついた製品には、色、柄など、選択肢がなかったので、女性用だからピンクはしかたないが、あまり派手でないほうがいいとは思っていた。届いたモノをあけてみると、まず、ケースの大きさにびっくり。そして、案の定、左右にピンクリボンのマーク入り。さらによくよく見てみると、レンズの端にもリボンマークがこっそり入っていた。

ネットでの製品紹介には、リボンのことは一言もかかれていなかったのに、リボンが計3つもついているし、どうみても、写真でみた色と形とは、違う気がする。それに、頭のでかい私には、少々きつい。
たぶん実物を手に取ってみていたら、買わなかったであろうデザイン。

でも、まあ買ってしまったし、所詮、昼間に走るとき限定使用なんだから、色やデザインなんか、気にしないことにしよう。ピンクリボン運動には率先して協力、協力・・・

1年もかかって買ったわりには、いまいち満足できず、自分に言い訳をしている。

       

 


日本型食生活

2012-05-15 18:08:57投稿

「はじめよう糖尿病対策 日本型食生活と運動のすすめ」という患者さん向けの小冊子が医師会から届いた。薬のメーカーが作ったパンフレットほど商業性のある冊子ではないので、珍しく、隅々まで読んでみた。

糖尿病についての説明などは、まあ私も医者なので、それほど目新しいものはなかったけれど、いくつか気になる記事があった。

ひとつは、欧米人と比べて、日本人は、皮下脂肪が少なく、内臓脂肪がつきやすいという体質をもっているということ。(私は皮下脂肪ばかりだけど・・・)さらに、昔から肉や脂肪をたくさん食べてきた牧畜民族である欧米人に比べ、農耕民族である日本人やアジア人は、インスリン分泌量が、半分くらいしかないということ。
結局、大昔から続く、文化と食生活の違いによる遺伝子の違いということだ。
インスリンが半分しかでないんじゃ、糖やカロリーのとりすぎはよくないよなあ・・・

続いて、この冊子のメインテーマである食生活。2型糖尿病の減量指導では、1に食事管理、2、3がなくて、4に運動、最後に禁煙と、何よりも食事が大事とされている。運動ももちろん大事だが、結構がんばったつもりでも、大量にはカロリーを消費できないので、初めからまず運動としないほうが、成功しやすく、食事によるダイエットで少し身軽になってから運動を併用する治療法が、薬物療法よりも効果的だとかかれていた。

そして、もっとも目から鱗の内容だったのは、料理の組み合わせによる食後血糖値の違いというデータだ。主食(ごはん)と副菜(野菜)だけの食事と、主食、副菜、主菜(ここでは刺身)の食事では、後者のほうが、カロリー、糖質、脂質、たんぱく質すべてが高いにも関わらず、食後血糖値が低くなるというのだ。
エネルギー量が同じでも、たんぱく質の量で、食後血糖値がかわるということもわかっているとのこと。
以前、NHKの”ためしてガッテン”で、同じ食事でも、食べる順番を変える(食物繊維の多いものを先に食べる)ことで、血糖がかわるというのを放送していたが、それと同じようなことなんだと思う。

最後にこの冊子の締めくくりは、片手にお茶碗(ごはん)を持って、いろいろおかずを食べるという、日本型食生活がいかに大事かということがわかったでしょう。というもの。やたらとごはんごはんと書いてあるので、なんでだろうと思ったら、このパンフレットの製作は、米穀安定供給確保支援機構という社団法人だった。後援は農林水産省。
なるほどね。

いずれにしても、カロリーばかりを気にしていてもだめなんだなあと、糖尿病もその素因もない私だが、あらためて自分の食生活を反省。糖尿病は、男性より女性のほうが、寿命や他の成人病に影響する率が高いということもわかっている。予防が何よりも大切であることは、間違いない。

      
 


ジョギングからの脱却

2012-05-10 18:59:15投稿

このブログのタイトル「JOJO」のひとつめのJOは、ジョギングのことだ。
では、ジョギングとは何?

ジョギングとランニングは何が違うのか?
その定義がどうなっているか、よくわからないけれど、単純にいって、走る速度の違いだけだと思う。
一般的に長距離走は、1㎞あたりのスピードで表現される。世界レベルのトップアスリートは、キロ3分ペースでフルマラソンを走りきる。このスピードは普通に自転車をこぐよりも速いくらいで、まあ、一般人にとっては、未知のスピード。その倍の6分だと、10㎞がちょうど1時間。素人市民ランナーは、このくらいのスピードでマラソンを走る人が多いと思う。キロ7分で、フルマラソンを走りきると、大体5時間。とりあえずの私の目標はこのあたりということを考えると、まあ、ランニングというよりジョギングということになってしまう。

最近、ひとりでトレーニングするときは、大体キロ6分半~7分の間で走っている。
先日、ホームエリアの維新公園のジョギングコースで、いつものように走っていると、5mくらい後ろに、私にぴたっとついてくる人がいた。一度も振り返らなかったので、どんな人かはわからなかったが、なんせ、足音が遠ざかりもせず、近づきもしない。初めは、すぐに抜かれるだろうと思って気にしていなかったが、1周(1周1kmのコース)ついてこられると、少しうっとうしくなってきた。
はやく抜かしてくれればいいのに、もしかして、この人私より遅い?普段、抜かれることに慣れている自分は、まさか自分より遅い人がこんなところで練習しているとは思わないので、そう考えると少しうれしくなってきた。ようし、それなら、突き放してしまえ。と、少し、スピードを上げてみた。それでも、足音は相変わらずついてくる。でも、これ以上私はペースをあげられない。スピード落そうかなあと思いながら、必死で走っていたちょうどそのころ、たまたま、練習にきていた、普段指導してもらっているランニングクラブの方に出会った。「小笠さん、しっかり走れるようになったねえ。力ついたねえ。」と声をかけてもらった。「ありがとうございます」とお礼いうと、その方はあっという間に先に行ってしまったが、気をよくした私は、またさらにスピードをあげ、予定の1時間を走りきった。気が付いた時には、後ろをついてくる足音は聞こえなくなり、後半、3周くらいは、5分半前後のペースで走っていた。
 
いわゆるジョギングペースは、キロ7~8分。キロ6分をきれば、まあランニングと呼んでもらえると思う。これからは、ジョギングを卒業してランニングだぞ!!とその日はいい気分で練習を終えたが、やっぱりそうは問屋が卸さない。
翌日、だるいのなんの。いつもの右下腿の痛みも出るし、そう簡単に、ジョギングからは脱却できそうにはない。

次回の練習はゆっくりマイペースにしようと思っている。


温度対策

2012-05-07 18:43:19投稿

ゴールデンウイークが終わり、今日から通常の生活になった。

今年の連休は、天候に恵まれず、計画通りに楽しめなかった人も多いのではないかと思う。
最近の異常気象は、本当に困ったもので、山口はそうでもなかったけれど、3日前の豪雨や昨日の竜巻など、被害にあった方々には、お気の毒としか言いようがない。

ただ、うちのクリニックに関して言えば、建物の構造や機械の多さから仕方はないのだけれど、これだけ、気温が高かったり、低かったりいろいろだと、温度対策が大変で、頭をかかえている。

春と秋の診療がある日は、朝はまだ寒いので、9時半頃までは大抵暖房をかける。家庭だと暖房をかけるほどの寒さではなくても、診療では患者様が裸にならなくてはならないので、冷え切っている状態は好ましくない。ところが、朝10時をすぎたくらいから、天気の良い日は急激に室温があがり、診察室には、コンピューターや読影のためのモニターが5つもあるので、そのモニターがヒーターの役割を果たして、4月でも室温は30度を超える日が結構ある。さすがに30度になると、冷房をかける。
そんなこんなで、エアコンは同じ日に暖房と冷房の両方をかける日が最近続いている。

休診の日でも同じだ。
夜は誰もいないので、どうでもいいようなものだが、数多くの医療機器は、温度や湿度の変化に弱い。できるだけ、機械に負担をかけないよう、少なくとも室温は15度から30度の範囲をこえないようにしている。そのため、天気予報の予想気温と相談して、冷えないようにドアを締め切ることにしたり、室温が上がりそうな日の朝はドアをできるだけ開けておくなど、休みの日でも、毎日変えている。
ところが、連休中は、毎日朝晩クリニックにはこれなかったので、まず、冷え切ることはないだろうと、クリニック内のドアはすべて開けておいた。案の定、寒くなることはなかったが、防府でも夏日となった日もあって、昨日の夕方来てみると、撮影室は33度。冷房を入れるにしても、タイマーを何時までかけるか、ドアはあけるか閉めるか、携帯のお天気ニュースをみてしばし考えてしまった。

これからは、冷房だけの季節だ。
真夏の暑い日になると、機械の熱で、何もしないと40度を越してしまうことは経験済み。
今年の夏は、節電、節電と毎日のようにマスコミが騒いでいるのに、例年のごとく、24時間冷房をかける日が近い。
中国電力圏内は、電力不足はない予定といっても、このご時世、エコを考えないわけにはいかない。

何とかクリニック内の温度が上がらない方法はないものかと思案する、連休あけである。


祝100㎞

2012-05-01 19:38:53投稿

昨年7月、このブログに、祝50㎞というのを書いた。
まったくの初心者で走り始め、月間走行距離が50㎞に達したときだ。

あれから9か月。昨日、4月30日に8㎞走り、4月の走行距離は105㎞になった。
3月は、フルマラソンを走ったものの、走りこむべき1月、2月に、脚の痛みが悪化して、レースに参加できなくなってはいけないと、ランニングよりも自転車やステップマシーンなど膝や足関節に負担のかからない練習ばかりをしていた。実際には、走った距離は本当に少なく、一般的にいって、フルマラソン参加自体が無謀だったと思う。

4月になって、気候もよくなってきたので、脚が痛いのは、走って治すという方向に切り替えた。なぜなら、フルマラソンに参加する前も、参加したあとも、結局脚の痛みの程度は変わらなかったからだ。今までよりも、走る以外のトレーニングを減らし、走るだけで100㎞は越すというのを目標にして、走るための筋肉を走ることで強化することにした。

初めて100㎞を超え、やっと、ランナーとよんでもらえるかなあと思っているが、実際には、走るスピードはジョギングのレベルだし、まだまだ初心者にはちがいない。今年中には、月間150㎞は走るくらいにはなりたいと思っている。
距離をのばすとなると、練習時間の確保が一番問題だけれど、ランニングシューズを持ち歩き、走れるときは走りたいなあと考えている5月である。


趣味Do楽

2012-04-23 13:13:37投稿

今月からNHKのEテレで始まった「趣味Do楽」という番組がある。そのうちのひとつが、「3か月でフルマラソン!」というテーマで、講師にカリスマランニングコーチ金哲彦さんをむかえ、指導していくという内容だ。

生徒役が二人いて、野々村真はフルマラソン5時間をめざし、時東あみは7時間以内の完走をめざすという設定。フルマラソン初心者の私にとっては、役に立ちそうだし、9回しか放送はないし、ぜひ番組をみてみようと決意。

第1回は、4月2日だった。その番組のことを知ったのが、6日だったので、初めの放送は見られなかったが、1週間後の午前中に再放送があるので、それを録画して見ればよいと考えた。9日の午前中に第1回の再放送、夜には第2回の放送ということで、9日は1日に2回に見なきゃと楽しみにしていた。

しかし、9日の朝になるとそのことはすっかり忘れ、午前中の仕事がすんだころ、朝、録画の予約をしなかったことを思い出した。「ま、いっか。第2回の放送からは見よう。今晩だな。」

その夜、突然思い出した。「あーっ!」
すでに放送時間は終わっていた。
急に大きな声を出したので、家人がびっくりして、「何かあった?」と血相を変えた。
その番組のことを話すと、「何じゃ、しょーもなー」と一蹴されておしまい。

でも、教育テレビには再放送が2回もある。翌日には、総合テレビで午前中に1回目の再放送があるので、それを予約すればよいのだ。そして、番組表をみてみると、ナンと、4月10日の午前中はダルビッシュの登板で、大リーグ中継があり、再放送はなし。
まあ、2回目の再放送が16日の午前中にあるさ。今度こそ忘れないように録画予約をしよう!!
そして、自分の携帯でも番組が録画できるということを思い出し、携帯の番組表から、録画予約。テレビの大きい画面では見られないけれど、これで見逃すことはないぞ。

そして翌週、16日の午前中に録画がすんでいるはずと、昼休みに携帯を見てみた。
すると、なんと録画されているのは、昭和の時代の古いドラマ。題名は、「趣味Do楽」になっているのに、ドラマ。しかも、NHKのはずなのに、CMもある。
わけがわからん!! 
携帯をあちこちみてみるとその理由がやっと判明。番組名を選んだ番組表は東京のものだった。そのため、東京での5チャンネルを予約していたことになっていた。山口ではEテレは2チャンネル。チャンネルと番組が一致していない番組表だったのだ・・・携帯で録画するなんぞ、やったことのないことをするからこんなはめにあうのだ。

これで、第2回も見逃し。
第3回の放送は絶対に見るぞ。今度は録画なんかをやめて、放送が始まる時刻にアラームをかけて、その時間を忘れないようにすればよい。

そして、4月16日の午後9時半。リビングの大きいテレビでみると家人にバカにされるので、ポータブルのワンセグテレビを持って、寝室でひとりじっくり見ることにした。ついに、放送が見れる!!
ポータブルテレビを手に持ち、スタンバイ。放送が始まって出演者が登場したところまでは覚えているが、走る姿をみた記憶はない。テレビを手に持ったまま横になり、気づいた時には、すでに1時間を過ぎていた。
寝てしまったのだ。

今夜、第4回の放送が予定されている。
まだ私は、「趣味Do楽」を一度もみていない。

 


アンチエイジング

2012-04-16 18:45:40投稿

最近、2冊の本を続けて読んだ。
笑えるくらい、内容が両極端だったので、少しここで紹介したい。

まずは2冊の本の共通点。いずれも著者は、50歳代の男性医師で、内容はアンチエイジングについて。要するに、老化を防ぐマニュアル本のようなものなのだが、二人がアンチエイジングのために主張している共通点は、喫煙をしないということと、激しいスポーツをしないということくらい。あとは、ことごとく、食い違っている。

初めに読んだのは、和田秀樹著 ”「がまん」するから老化する”

和田氏は、精神科医(もっとも現在は医者としては働いておらず、受験の分野で活躍中)として、老人医療に携わってきた経験から、いつまでも若々しく生きるには、心の健康が一番大事という意見だ。
戦後、日本人の寿命がのびたのは、食生活の欧米化で、栄養が豊富にとれるようになったことが主な原因だという。欧米化、欧米化というけれど、現在の日本人でアメリカ人の平均以上に、肉を食べたり、乳製品をとっている人は少ないし、肥満といっても、欧米人のような200㎏を超えるような病的肥満をみることはまずない。昭和前半のまずじい時代に比べれば、体型も大きく丈夫になっており、もっと肉をたべても全然OKというわけだ。むしろ、食べたいものを我慢しすぎるのは、精神衛生上よくない。コレステロールが低すぎたり、BMI20未満のやせは明らかに寿命が短い。ちょっと太めのBMI25~30の間が最も長生きだし、コレステロールも正常値を少し超えたあたりが健康的だというのが、著書の大まかな内容だった。

次に読んだのが、南雲吉則著 ”50歳を超えても30代に見られる生き方”

南雲氏は、乳腺外科医で、食生活の欧米化でがんになる人が増えたので、それに批判的だ。とにかく、自分自身の生活習慣が何よりもアンチエイジングそのものだと主張している。まず、食事はほぼベジタリアン。肉はたべず、ゴボウ茶をのみ、食べ物は皮もすべて丸ごと食べることが大事。食事量は、腹六分目で十分で、茶碗などの食器は子供用のサイズを使用しておかわりをしない。睡眠は成長ホルモンの分泌される10時から2時の間にとればそれだけでよい。花粉症は、マスクをやめて鼻で息をせず、口から花粉を吸いこんで退治するとか、冷え性の人ほど薄着をしたほうがよいなど、まあ、私には実行不可能なことがことごとく並んでいる。

二人とも、実際、本人は、「若く」みられており、健康そうなので、それはそれで否定するものではないけれど、和田氏が老人医療で多くの老人をみてきた立場での主張であるのに比べて、南雲氏は自分がそれを実践して若返りに成功したという自慢話であるというのが最も違う点だと思う。

アンチエイジングというのは、40代を過ぎると男でも女でも誰でも考える問題とは思うが、私は断然”和田派”だ。
まあ、現在自分のBMIが20~21で、BMI25まで太りたくはないけれど、食べたいものは食べて生きたいなあとは思う。
皆さんは、どちら派でしょう?

  

 

 


階段トレーニング

2012-04-08 07:17:31投稿

お正月、気持ちを新たに、「今年は頑張るぞ!」と今年の抱負なんぞを思い立つことが多いけれど、いかんせん、季節は冬で、なかなか気分をリフレッシュするのが難しい。

その点、やはり新年度は違う。
季節は春で、桜が咲き誇り、学校や職場でも、フレッシュなメンバーがそろったり、環境が変わることも多いので、自然と、「4月からは頑張るぞ!!」という気持ちになってくる。
そういう意味では、東大の秋入学は、何となく日本人好みではないように思うが、まあ、私には関係のない話。

私の新年度は、やはり、走ることからスタート。
今度こそは、フルマラソンを歩かず、休まず完走したいので、自分なりにトレーニングの目標をたてている。
といっても、ド素人ランナーの自分が目指すレベルはたいしたことないんだけれど、取りあえず、4月1日からの1週間、30㎞くらいは走ったので、このままのペースでいけば、月100㎞はいけるかなあと新年度のスタートとしては満足している。

先日もこのブログに書いたけれど、走行距離をのばすだけがトレーニングではないと思っているので、手っ取り早い方法として、階段トレーニングをすることにした。階段といっても、自宅の階段では、家人に嫌がられるし、近所の陸橋や地下道を何十往復もしている姿は、白い眼でみられそう。少し頑張って、防府天満宮まで行って、参道の石段を上るのもいいけれど、1段ずつがかなり高いのでちょっと手ごわい。

もっともいい方法は、クリニックの階段を利用することだと思いついた。
土曜の夕方は、クリニックのあるコスパメディカルタウンは、当院の診療後は誰もいない。(日曜日はお向かいの小児科が診療中)駐車場を歩く人もいないので、当院のあるクリニックビルの階段を上り下りしていても、誰も見る人はいないはずなのだ。
そこで、昨日の土曜日、診療終了後、メディカルビルの1階と2階をつなぐ階段を約30分、ひたすら上ったり下りたりした。おそらく50往復くらいはしたように思う。
ランニングとは違う筋肉を使ったと思うし、結構汗もかいた。
自分ではそれなりによいトレーニングと思っているんだけど、ビルはガラス張りなので、診察衣を着たおばさんが、階段の上と下をぐるぐる行き来している姿に気づいた通行人がいたとしたら、かなり奇妙に思っただろうなあ。
まあ、自分では、手軽で効率のよい練習と思っているので、誰にも見られていないと信じて、今年度は、土曜の診療後の恒例行事にしていくつもり・・・

      

 


お花見ラン

2012-04-06 17:22:54投稿

今年の3月は寒い日が多く、全国的に桜の開花がおくれていたが、ようやく今週になってから、山口県内のあちこちでお花見できるくらいに咲き始めた。

1年前からランニングをはじめ、昨年の今頃も、満開をすぎたころにジョギングをしたけれど、今年もやっぱりお花見ランをしなくてはと、昨日、久々の朝ランで桜を楽しんだ。

1年前のブログにも書いたけれど、ホームコースの佐波川の河川敷に、「高齢者・健康の道」という小路がある。そこは両サイドが桜並木なので、その道の看板にさえ気づかなければ、花見には持ってこいだ。
その小路を皮切りに、他に桜が見えるところを選んで1時間ほど走ってみた。
1年前に比べると、同じ時間で走れる距離がかなり長くなったので、小路は2週することができた。

新年度も始まったし、桜も咲いたし、春はやはりフレッシュな気持ちになれる。
クリニック開院5周年を前に、さわやかな気分を味わえた。やはり、日本人にとって桜は特別な花なんだなあと思う。


腹筋

2012-03-27 18:23:57投稿

3月ももう終わり。今年度は残すところ4日となった。
私にとって、この1年は、走ることをはじめ、フルマラソンに参加することでおわった、ランニング(まだジョギングの域をでないけど)の1年だったと思う。

走りはじめたころ、いろいろな本を読むと、ランニングには、こんなにいいことがありますと書いてあり、フルマラソンを走るころには、きっと自分の体は、アスリート体型になっているんだろうなあと、かなり期待をしていた。
もともと肥満ではないので、体重はかわらなくてもいいと思っていたが、とにかく体脂肪率を減らし、ぷよぷよの皮下脂肪を何とかしたいというのが、一番の望みだった。

現在、自分のからだで、1年前と一番変わったと思うのは、大腿。
かなり、かたくなって、しまったといってもいいように思う。
しかし、はっきり言って、それだけ。

健康診断では、確かに、LDLコレステロールは下がったし、安静時心拍数も下がったけれど、もともと正常範囲にあったので、大した変化はなし。
体脂肪率は平均で3%くらいは下がったけれども、とても、筋肉質というからだではない。
特に自分が気にしている下腹部の皮下脂肪。これがなんとかなるととてもうれしいのだけれど、どうやら走ることだけでこれが減るのはむずかしいということを認めざるを得ない。

もちろん、だから走るのをやめるというつもりはないけれど、次の1年の目標は、フルマラソンを休まず、歩かず完走。というのに加え、お腹の皮下脂肪をつまめなくする。ということにしようと思う。
そのためには、当然、腹筋を鍛える必要があるのだが・・・
過去にも、お腹を引きしめるといううたい文句のついた本を読みあさり、いろいろトライしたことはある。
けれど、大抵の場合、結構きつくって、続かないんだなあこれが・・・

最近ゲットした本にあったドローインという方法。
要するに、意識して、お腹を引っ込めるというだけ。よく考えてみると、いつもお腹を引っ込めておけば、結局お腹は引っ込むのだという理論。
結構納得できるし、いつでもどこでも気づいたときにするというのは、自分でもできそうだ。
これからの1年、常に意識してお腹を引っ込め、1年後には本当に引っ込んだお腹になっていたいと思う、年度末である。

     


1週間

2012-03-18 21:40:57投稿

初フルマラソンから1週間が経過した。

走る練習以上の時間をかけて読んだ、数々のマラソン関連の本には、フルを走ったら、1週間は休養しましょうというのが、一般的なレース後の注意だった。

その1週間がたってみて思うには・・・
全身のあちこちの筋肉痛は、日々痛みの中心となる位置がかわったものの、大体今日までに消失。むくみと便秘で2日で3㎏も増えた体重も、ほぼ走る前の状態。もともと痛めていた右下腿の痛みは、走る前より若干強くなっている気もするけれど、日常生活には支障なし。
やっぱり、1週間かかったなあというのが実感。
もちろん、普段から、月間200㎞以上走っているような一般的なランナーであれば、筋肉や体力が鍛えられているから、そんなにダメージはないのだろうけれど、私のようなドのつく初心者ランナーでは、やっぱり体もびっくりしたんだろうと思う。

現時点では、今年11月の下関海響マラソンを目指してまた走りたいなあと思っているが、休まず歩かず完走することができるのか、まったく自信はない。

いずれにしても、完走とは名ばかりの、あまり感動することのないゴールだった今回のレースのことはリセットして、また地道に明日からトレーニングを再開したいと思っている。


想定外

2012-03-15 20:49:59投稿

42.195㎞のダメージは、想像以上のものだった。

走った当日の夜は、右膝を中心とした腰から下すべての痛みで、何かにつかまらないと身動きがとれず、寝る前に、もし朝おきたときに今以上に痛みがひどくなっていたら…と考え、恐ろしくて眠れない気分だった。(当然すぐに寝てしまった)

翌朝、眼が覚めた瞬間、痛みの中心が膝周辺から大腿、臀部にうつっていることに気付いたが、痛みのレベルは前夜よりましだったので、なんとかベッドからでることができ一安心。しかし、階段、トイレは手すりなしでは、ままならず、手すりのありがたみをひしひしと感じる1日を過ごした。
2日目には、だいぶまともに歩けるようになった。けれど、階段を降りるのは横歩きで1段ずつの状況。
3日目になって、ようやく手すりのお世話にならなくても、生活できるレベルにまで改善。しかし、2日目、3日目は、午後から脚のむくみがでてきて、夕方には下腿がパンパンになって、膝がまがりにくくなった。
そして、4日目の今日、あちこちの筋肉痛や脚のむくみは、今までに経験したことのあるレベルにまでおちつき、階段の上り下りも普通にできるようになった。

さらに、想定外のことがもう一つ。
以前から私は、ほぼ毎日、体重を計るようにしているが、この半年間、プラスマイナス1㎏範囲で変動はなかった。きっとマラソンを走ったら、2~3㎏は減量できるだろうなと勝手に期待していのだが…
なんと、名古屋の前とあとで、3㎏も体重が増えていた…
マラソンを完走するには、エネルギー不足にならないことが大事だと、仲間からもいわれたし、本にも書いてあったので、走る前2日間、そして走っている最中も、炭水化物とタンパク質をとりまくった。でも、走ればすべてそのエネルギーで消費されると信じていた… 
それなのに、最近2年間の体重の最高記録を作るなんて…
何故?

名古屋ウイメンズマラソン

2012-03-12 23:39:13投稿

昨日、第1回名古屋ウィメンズラソンが開催され、今日、ロンドン五輪出場者が決定した。

ひそかに私も大会にエントリーしていたのだが、脚の具合が今一つな状態が年明けからずっと続いており、出場は最後まで迷っていた。けれど、何事も経験と思い、とりあえず参加だけはすることにして、スタートラインにたった。(実際には本当のスタートラインの280m後方だったけど)

結果は、何とか制限時間内にゴール!!

ついに、フルマラソン完走という念願の目標を果たすことができた。

実際には、完走といっても、何度も途中で止まっているので、思ったほどの感激はなく、ほっとしたという気持ちのほうが強かった。何度も止まって、ストレッチをしたり、薬を飲んだりぬったり、トイレに行ったりしたけれど、動いている間は、すべて歩かず走った(つもり)。コース上の仮設トイレは70人待ちで、30分も費やしてしまったけれど、その休憩があったからこそ、名古屋ドームにたどり着いたのだと思う。

ゴールした瞬間はほっとして、これでもう走らなくていいと思った気持ちが強く、完走者にだけ与えられるティファニーのペンダントにもフィニッシャーTシャツにも、それほど感激しなかった。それよりも、35km地点近くで、沿道のスッタフのおじさんに、「ここまで来たら、ゴールせずには帰れんぞー」と声をかけられたあとが、感動のピークだった。なぜかそのことばを聞いた瞬間、涙があふれて、「本当にここまで来たんだ・・・」と泣きながら数キロ走った。今まで走った距離は、ハーフが最長だったけど、自転車で50㎞走ったことや、階段を50往復したことなど、いろいろと思い出されて、ああこれがフルマラソンなんだなあと思えたのだ。

悲惨だったのは、ゴールしたあと。荷物の受け取りや、スポンサーからの商品配布など、広い名古屋ドームをやたらと歩かなければならず、脚がまともに動かなくなった。地下鉄に乗るまでの階段は、まっすぐに進めず、手すりをつたってやっとの思いで電車に乗った感じ。

まったく運動していなかった私が、一年がかりでここまでたどりついたのだから、満足すべきなのかもしれない。でも、次のマラソンには、ゴール後にまっすぐ普通に歩けるレベルの脚力をつけてから出場しようと足腰をさすりながら考える今日の私でした。

                    名古屋ドームの外と中

      


電子書籍

2012-03-05 13:18:28投稿

たまにあいた時間があると、これといった目的もなく本屋に行くのが好きだ。
店に入ったら最後、スーパーで晩ごはんの材料を買うのと同じように、買い物籠に次々と本をいれる。本屋には、ショッピングカートがないのが不幸中の幸いで、籠を持って歩くのが重くなってつらくなってくると、今日はこの辺でやめとこうと思う。

買って帰った本を読むのはよいのだが、読み切ったあとの本の行き場に困る。
多くは、クリニックの三つの本棚のどこかに入れておく。開院当初は手持ちの本をずいぶん処分したあとだったので、結構空きもあったが、さすがに5年たつと、余裕がなくなってきた。雑誌はすぐに処分してしまうのだが、買うのはほとんど単行本。本なんて2回以上読むことはあまりないので、買わなきゃいいのにと思うのだが、なかなかこれがやめられない。

しか~し、そんな自分に強い味方が登場した。
今はやりの、電子書籍である。
1年くらい前から電子書籍には興味はあり、時々アプリケーションをいじってみていたが、まだまだ市場は小さく、検索してみても、読みたい本がほとんど見つからないので、つまらないなあと思い、今まで通り紙の本を買っていた。
けれど、先週、久々に、電子版マーケットをのぞいてみると、結構、話題作もあるし、本の数が増えてきているのがわかり、うれしくなって、いきなり一度に10冊くらい購入してしまった。

何冊か電子書籍を読んでみた私の感想。

メリット
1)本の場所がいらない(何と言ってもこれがいちばん)
2)画面が明るいので暗いところでも明かりなしで読める(寝る前や車の中で便利)
3)読んでいる最中に眠ってしまっても、自動的に終了し、次に開くと読んでいたところで始まってくれる
4)文字の大きさが変えられたり、レイアウトを変えられるので見やすい
5)いつでもどこでも購入してすぐその場で読める

デメリット
1)読める本が限られる
2)Webの状況でエラーが起こり、すぐに読めないことが多々ある
3)現在読んでいるところが全体のどのあたりかがすぐに把握できない
4)ぱらぱらとめくれないので、読みたい箇所にすぐに移動することができない
5)たち読み部分がアップしてあるが、最初の何ページかと目次だけで購入をきめなければならないし、立ち読みできない本も多い(これは、通販で紙の本を買うときも同じ)

電子書籍、今後もやめられそうにない。


月間走行距離

2012-02-20 18:23:10投稿

マラソンの練習というと、何より「月間走行距離」が重視される。
野口みずき選手の名言、「走った距離は裏切らない」というのも有名で、実業団の選手などは、1か月1000㎞位は走っていると聞く。公務員ランナー川内選手も、普段の練習で、プロ選手のように走行距離を稼げないので、レースにどんどんでて、それをトレーニングのひとつとしているという。

しかし、世界レベルでみると、男女ともに圧倒的強さをほこるアフリカ勢は、700㎞くらいしか走っておらず、日本人選手は走りすぎで、故障が多く、かえって記録がのびないのではという意見もあるらしい。
筑波大学体育センター、吉岡利貢氏は、マラソンは走るばかりの練習でなく、クロストレーニングで、走力をつけられると主張しておられ、走行距離重視の練習に警鐘をならしている。
 彼のいうクロストレーニングは、主に自転車によるものだが、決して、練習量が少なくてOKというわけではない。当たり前だが、自転車でもかなりハードな練習をしなければ、マラソンの記録更新は望めない。

まあ、そんなトップアスリートの話は、私なんかには、関係はないのだけれど、私も、いばって、「月間走行距離は○○kmです!!」といいたくて、今までは、がんばってきたつもりだ。
けれど、実際は、思い通りにはいかず、少し無理をすると、すぐにどこかが痛くなり、結局月100㎞も走れないので、なかなかモチベーションがたもてない現実。

ところが、私の参加するランニングクラブには、私とそれほど変わらない走行距離で、フルマラソンを完走した中年女性が結構いる。彼女たちにきいてみると、やはり、ジムに通っているとか、スイミングをしているとか、仕事で一日中歩いているとか、走る以外で筋力をつける努力をしているんだということがわかってきた。

そこで、私も、最近は、あまり走行距離にとらわれることなく、痛めている脚に負担のかからないような練習で、自分なりにがんばろうと気持ちを切り替えている。走る以外の練習としては、自転車、ステップマシーン、階段の上り下りなど。毎日何とか合計1時間は、マラソンのための自主トレをしているつもりだ。
昨日は、クロストレーニングの一環(??)で、スキーにもいった。
年1回しか行かないので、スキーの上達は今更望めないけれど、去年までよりも、すべっている時の脚のだるさはなかったし、いつもとは違う筋肉を使ったのは、実感できて、それなりの成果があったのではないかとひそかに満足している。
これからも、走行距離を伸ばさずに(?)筋力をつけ、そのうちフルマラソンに挑戦したいなと思う今日この頃である。


エヒメアヤメ

2012-02-13 19:10:19投稿

クリニックの近所をジョギングをしていて「エヒメアヤメ自生地」というとても小さな古い看板を見つけたのは、半年くらい前のことだ。
エヒメアヤメが何のことだがさっぱりわからなかった私は、田んぼが多いので、その辺に咲いているふつうの花だろうと勝手に思っていたが、何となく、その古い立札のことが、出し忘れた手紙のごとく、頭の隅にひっかかっていた。
その後、また同じところを通りかかったときに、その看板はなくなっていた。とても古く、看板として立っているのか、捨てられているのかわかんないような、小さなものだったので、風に飛ばされてしまったんだろうと考えた。

しかし、どうも、気になったので、エヒメアヤメのことを調べてみた。
すると、なんとそれは、天然記念物で、自生している地は、国内たったの6か所で、そのひとつが防府なのだということが判明。

防府に住んで12年、まったくもって知らなかったが、ちゃんと防府市のホームページ、観光案内にも出ていた。

「エヒメアヤメは4月の中旬に開花する、10cm足らずの小さな花です。
この植物は、中国・朝鮮を始め日本では西日本に限って自生します。この花の自生によって、かつて日本と大陸とが陸続きであったことを植物学的にも証明するなど、大変貴重な植物です。一般公開は1年でもわずか10日ほどです。」

4月まで花は見られないということはわかったが、どうしても、その自生地に行ってみたくなった。

この週末は、久々に天気もよかったので、本当はジョギングで行きたかったけれど、地図でみると、自宅からは10km位ありそうなので、くるぶしの腱鞘炎が治りきってない脚では、往復20kmを走るのは無謀と考え、自転車で行くことにした。

トレーニングも兼ね、防府の南西の果てまで、ひとりマウンテンバイクで走り、なんとか、ここがエヒメアヤメ自生地なんだなという場所までたどりついた。今は冬で、まったく人影もなく、具体的にどこに自生しているのかは不明だったが、おおまかな場所だけはわかったので、4月になったら必ず来ようと決め、瀬戸内海をみおろす小高い丘を後にした。
ついでに、巨大なマツダの防府工場がどこにあるのかもわかり、防府市民として、少し防府に詳しくなったこの週末だった。
脚が完治するまで、ジョギングはお預けにして、自転車でまだ知らない防府の街(田舎!)をいろいろめぐるのもいいかなあ。


猫ひろし

2012-02-06 19:00:36投稿

昨日、第61回(すごい!)別府大分毎日マラソンが開催された。
今回の注目は何と言っても、お笑い芸人 猫ひろしだった。
沿道は例年よりずいぶん多い人出だったそうで、これも猫ひろし効果だろうとテレビが伝えていた。

私は、普段、ドラマやバラエティーなどのテレビ番組をほとんどみないので、芸能人の顔と名前をまるで知らない。猫ひろしという芸人ももちろん知らなかった。

半年くらい前に、ランニング関係のメルマガで、猫ひろしが開発に携わったGPS時計の宣伝が目にとまり、その時に、初めて彼の存在を知った。その後も、マラソン関係の記事などに、結構登場していたし、彼が書いたマラソン練習法の本まで出版されたので、早速、その著書「猫ひろしのマラソン最速メソッド」を買って読んだ。

読んでみると、市民ランナーからついには国籍を変えて、オリンピックをめざすまでになったという彼のすごさにびっくりするとともに、卓球部出身ということからも勝手に親しみを持つようになった。もっとも、彼のような練習は、私にはとてもできないけれど・・・

もともと何かの競技選手でない人が、マラソンでサブスリーを達成するというだけでも、並大抵ではないし、さらにサブスリーから記録をのばしていくことが、どれだけ大変かということくらい、毎月「ランナーズ」を読んでいる私には簡単に理解できる。

今回、彼は、自己ベストを更新し、カンボジア代表になる目安の2時間31分を切ったので、ロンドンがかなり近づいたのではないだろうか。本人も著書に書いていたように、これで、オリンピックに出られなければ、”ただのカンボジア人”になってしまう。

ぜひ、カンボジア代表として頑張って欲しいと思う。


耳あて

2012-01-28 12:33:02投稿

今年の冬は、日本海側では大雪が続き、雪のない防府市でも、例年になく寒い日が多く、夏の暑いのもつらいが、真冬の寒さの中を走るのは、大変である。

冷え切った体で急に走ると故障しやすいので、走る前にはアップをするのが普通だ。そのときにウインドブレーカーなどを着ていると、体があったまってくるのはよいが、そのままの格好では、走りだすと暑い。みんなどういう対策をしているのだろうと、昨年の冬まで、屋外で寒いときに走ったことのない私は、いつも気になっていた。

しかし、ビギナー向けマラソンマニュアル的な本をいろいろ読んでみても、冬は少し肌寒いと感じる程度の服装で走りましょうというくらいのことしか書かれていない。まあ、子供じゃないんだから、自分がいいと思う方法を自分でためしてみつければいいのだ・・・

気温が下がると、手や耳などの抹消は、特に冷たい。手袋は必需品で、トップ選手でもほとんどつけているが、私は、耳が冷たくなるのに耐えられない。

試してみたのは、スキー用のニット帽。走っているうちにだんだん暑くなり、途中でぬぎすててしまった。これはボツ。

通販ショップでいろいろ検討し、購入したのは、フリースでできたイヤーウォーマー。ネックウォーマーは若者の必需品だが、似たような感じで頭の低い位置にかぶり、耳を隠す。確かに耳が隠れると暖かいが、走っているうちに髪が浮いてきて、とっても不細工。使ってみて、スポーツ刈りの男性向けだなあと気づいた。

そして、もうひとつ買ったのが、耳あてつきのボア素材でできたランニング用キャップ。冬もひさしがある方がいいかと思って入手したが、顔が長い私の頭の形には似合わないし、耳の位置にきちんと耳あてがあたってくれず、意味がない。

いつもならがら、無駄遣いをしたなあと後悔したが、ついにお気に入りを見つけてしまった。
”イヤーカバー”である。

普通耳あてといえば、左右の耳を一つで覆うもので、ヘッドホンのような形のものが多いが、これは、耳たぶ一つ一つにかぶせておくものだ。
東急ハンズでこれを見たとき、「これしかない!」 
走ったら外れるかもなあという不安と、サイズが2種類あって、自分の耳たぶが、標準より大きいのか小さいのか全然わからず、また無駄遣いかも・・・とは思ったが、とにかく買ってみた。

耳たぶにかぶせて、金属の囲みをひっくり返すと、すっぽり耳だけがおおわれる。しかも、これをつけて8㎞くらいジョギングしてみたけれど、外れることはなかった。暖かさからいうと、それほどではないが、耳たぶがつめた~くなることはないし、帽子のように、暑くなって蒸れることもない。
髪の毛に隠れるので、イヤーカバーをしていることは、見た目にはほとんどわからず、髪型が乱れることもない。

耳が冷たくて困っているみなさん、ぜひお試しあれ。
その前に、一度自分の耳の大きさを測っておくことをお忘れなく。

            


やったね!!真晴君

2012-01-23 19:20:04投稿

今年も、1月17日から全日本卓球選手権が東京体育館で開催され、昨日までに全日程を終了した。

当院で応援させていただいている小西杏選手、重本幸恵選手が、混合ダブルスと女子シングルスに出場、そして息子のチームメートである野田学園卓球部の選手が12人もエントリーしていたため、毎日、結果が心配で、気が気でない6日間をすごした。
残念ながら、小西、重本両選手とも、シングルスは4回戦で敗退してしまったが、野田学園勢は、エースの吉村真晴君が、なんと全日本チャンピオンになるという偉業をなしとげてしまった。

昨日、男子シングルスの決勝戦は、NHKで生中継されたため、我が家では、家族でテレビ観戦となった。卓球をご存じの方なら納得いただけいると思うが、現在国内の卓球界において、ディフェンディングチャンピオン水谷隼選手の力は、ダントツで、決勝のカードが水谷VS吉村と決まった時点で、「これで水谷の6連覇か・・・」と誰もが考えたことと思う。

チームメートを応援する立場の我が家の試合前。「なんとか、4-0であっさり終わるのは避けてほしいよね。せめて4-1、できれば4-2くらいで・・・」(卓球は4ゲーム先取の7ゲームマッチ。1ゲームは11点先取)

1ゲーム目の出だし、いきなり3本リードして「出だしはいいじゃん」
すぐにおいつかれて、4-4となり、「これでおわりだね」
しかし、その後、一進一退となってからついに、11点目がエッジボールとなって、1ゲームを先取!「1ゲームとっただけでもよかったね」
2ゲーム目も11-6でとり、「2ゲームとって、大健闘じゃん」
4ゲームおわって、ゲームカウント2-2になり、「これで、水谷選手もおちついたね」
5ゲーム目をとって、「ちょっとすごくない?」
6ゲーム目をあっさり失い、「ゲームオールまでいけば、水谷が負けるのは考えられんね」

最終ゲーム7-7から痛恨のサーブミス「あぁ、このサーブミスでホントに負けたね」
7-8から水谷のレシーブエースで7-9となり、タイムアウト。
タイムアウト後、水谷のサーブとなり、7-10 ついに水谷の6連覇まであと1本。
「これで、終わったね。」
ここで、真晴君が1本返して、8-10となり、今度は水谷がタイムアウト。
9-10となってから、私は、自分の心拍数が100を超えているのを自覚できた。

 以下は、卓球王国のホームページに掲載された全日本選手権リポートから

勝負の最終ゲームは、スコアの離れないシーソーゲーム。吉村、7-9とされたところでタイムアウトをとるが、水谷が7-10と6連覇へのマッチポイントを握る。観客のほとんどが「結局は水谷が勝つのか」と思ったに違いない。しかし、ここでも吉村の両ハンドが火を噴いた。10-10に追いつき、会場が大きくどよめく。
吉村の中陣からのバックドライブで11-10、そして水谷のレシーブドライブがオーバー!
その瞬間、フロアに倒れ込む吉村を、観客の拍手が包み込んだ!

身長177cmでリーチが長い吉村のプレーは、しなる青竹のような強さがあった。今後の課題としてはサービスのコントロール、台上バックドライブの威力と正確性、バックドライブをバックストレートへも打てるようになることか。しかし、荒削りであるだけに伸びしろは大きい。全日本では5人目のシェークドライブ型のチャンピオン(長谷川信彦・今枝一郎・岩崎清信・水谷隼)だが、日本の卓球史上最強の攻撃力を備えたシェークドライブ型へと進化していく可能性がある。

真晴君、やったね!! 日本一おおめでとう!!!


自転車でフルマラソン

2012-01-16 18:23:19投稿

マラソン初心者のための本をいろいろ読んだけれど、たいていの本に、42.195kmを実感するために、一度、自転車などで、その距離を体験してみるのがよいと書いてある。
そこで、この週末、過去10年間住んでいた、自宅から約41kmの宇部まで、自転車で行ってみることにした。
帰りは、自転車を車に積んでもどる予定だったので、我が家に4台あるチャリの中で、一番小さな、20インチの折り畳みを相棒に選び、荷物を荷台に括り付け、自転車モードに設定したGPS時計を腕につけて、意気揚々と出発した。

走りだして数分で、”これは、大腿四頭筋がやばいぞ”と、感じた。
自転車トレーニングをする場合、できるだけ、競技用自転車がよく、競技用が無理でも、可能な限り、脚が真下に伸ばせて、前傾姿勢がとれるタイプの自転車を選ぶようにと、クロストレーニングを解説した本に図入りで書いてあったことも頭にうかんだ。
けれど、20㎞を自分の脚で走れたんだから、その倍を自転車で走るくらい、まあ、大したことないだろうと思ったし、とりあえず、信号待ちのときに、サドルを目いっぱい高くすると、少し楽になったので、引き返すことなく、前に進んだ。

9kmくらい経過したところで、第一関門。佐波川河口の防府新大橋だ。当たり前のことだが、自転車をこいでいると、普通に歩いたり走ったりするのに比べて、上り坂はダイレクトに脚にくる。何とか自転車を降りずに橋をわたり、10km地点で、「これで、4分の1か・・・ 無事にたどりつけるだろうか?」と不安になってきた。もうすぐすると、道の駅があるので、まずは、そこで休憩して考えようと、さらに、前進。

たどりついた14㎞地点の道の駅で自転車をおり、喫茶室で休憩。
「引き返すなら今しかないぞ。でも、ここまで来たんだし・・・」自問自答を繰り返し、痛くなってきたお尻のことを思いながらも、あったかいミルクを飲んで、生気を養ったので、10分後に再出発。

その後、鉄道をまたぐ道の急な上り坂は、ついに自転車をおして歩いたが、他のアップダウンはなんとかこなして、休まず進んだ。お尻の痛みと大腿四頭筋のはりは続いてはいたものの、どんどんひどくなることはなく、30㎞地点をすぎると、ゴールできる自信が出てきた。
宇部市内にはいったころ、携帯が鳴ったので、自転車をおりた。水分とタンパク質の補給をして、GPS時計をみると、すでに2時間13分が経過。つくづく、フルマラソンを2時間台で走りきるトップランナーはすごいと思いながら、”私は自転車でサブスリーを目指すぞ。”と決意し、ふたたび、自転車こぎ。
35㎞以降は、お尻の痛みがつらく、サドルからお尻を浮かせながらの、なさけない恰好になったが、最後まで休むことなく、何とか目的地までたどりついた。

ゴ~~~~~ル!! 40.9㎞の距離を2時間55分11秒。(休憩時間のぞく)

サブスリー達成!?

   こんな小さな自転車で40㎞走りました!
       

 


はなせばわかる

2012-01-12 16:59:55投稿

私が、携帯を持ち始めたのは、1999年のことだ。
その当時、病院と家庭で、24時間フル労働の生活で、とある国内の重大事件をまったく知らずに過ごして、周囲からバカにされたことがあったので、それ以来、携帯でその日の3行ニュースを読んでから寝るのが習慣になった。

今から5年くらい前のことだ。いつものように、携帯を持って、ベッドに入り、ニュースを読もうとしたとき、一瞬、画面の文字にピントがあわなかった。「あれっ」と思ったが、気のせいだろうと思い、「これって老眼?」と頭をよぎった考えを打ち消した。
しかし、悲しいかな、その後、どんどん、自分の目と携帯画面の距離は記録をのばし続け、老眼であるという事実を認めざるを得なくなるまで、それほど時間はかからなかった。
それどころか、携帯をもってベッドにもぐっても、ちょうどピントがあう距離には、ベッドがないので、いつのころからか、寝るときに携帯を見るのは、やめてしまった。

さらにショックなのは、今までは、とりあえず距離を調節すれば、何とかなっていたのに、いくら近づけても遠ざけても読めない、小さい文字が結構あるということに、最近気付いたことだ。
私のライフワークでもある、マンモグラフィーの読影には、1㎜以下の所見をみる力が必要だし、老眼鏡をかけ始めると、どんどん度がすすむと周りは口ぐちにいうし、メガネなしでなんとか仕事を続けたいと真剣に悩むようになった。
数日前、本屋にはいって、たまたまある本が目にとまった。

”驚異の視力回復法” 近視、乱視、老眼から白内障、緑内障まで~ 中川和宏著

その本をぱらぱらとみていると、はたまた、あるページに目が釘づけ。そこには、
「はなせばわかる40代」とあり、その意味は、「話せばわかる」ではなく、「離せばわかる」すなわち、40代になると老眼がすすむということなのだ。
そしてさらに続けて、「目が老化すると脳も老化します。」と書いてあった!!

はなしてもわからなくなったら?

本の内容を100%信じるわけではないし、この本の視力回復のためのトレーニングをすべて実践するのは、しわやたるみを減らす顔の筋肉のトレーニングを続けるのと同じくらい、無理があるが、まあ、老眼予防の論理は理解できる。
要するに、加齢とパソコンにかこまれた生活環境によって、目の調節機能が低下しているから、それらを鍛える訓練をしましょうということだ。

フルマラソン完走のための下肢、体幹の筋トレは、細々と続けているが、アイトレーニングは走る前の方がよくやっていた。
走るのも大事だけど、小さいものが見えなくなっては、仕事ができなくなるので、せめて、「はなせばわかる」レベルの調節能力を取り戻さねばと、老眼防止トレーニングを隙間時間にちょこちょこやってみている、今日この頃の私である。


手帳

2012-01-06 18:43:38投稿

ついに、新年、禁断の手帳を購入した。

このブログを始めたころに書いたけれど、私の場合、3日坊主はあまりないが、3か月坊主が多く、勤務医だったころも、毎年手帳を買っては、1月に始まって、3月くらいからは使わないというのが恒例であった。

そして、昨年4月、4月始まりのダイアリーというのを買って、ランニングの記録をつけようとしたが、これはものの見事に3日坊主で終わってしまった。3日というか、3回走った記録を残しただけで、あとは、そのダイアリーがどこにいってしまったかも今となってはわからない。 

さらに、年末の雑誌ランナーズに付録でついていた、ランニング用の手帳を、今年は、書き始めるぞと思って、三が日に記入してみたが、これまた、付録だけあって、とてもつくりが悪くて、見開きがしにくいし、やたらといらないものがあって、1月と2月の予定を何か所か書き込んでみただけで、これは、1年間続かないと確信した。

そこで、もう手帳なんてどうせ無理なんだからとあきらめるのが通年の私であったが、今年は、フルマラソン完走という大きな目標があるので、なんとか、普段の予定と、ランニングの記録を両方とも都合よく書ける手帳を探してやるぞと意地になり、昨日、文具屋さんにわざわざ買いにいった。
ところが、すでに年があけて、5日もたっており、品薄状態はいたしかたなく、なかなかこれというものがみあたらない。表紙がよさそうでも、中身がいまいちだし、中身が気に入っても表紙が・・・という繰り返し。
しかし、日ごろの予定と、トレーニング記録の両方を記入するというのが、最も大事な点だったので、品定めに1時間近くかかって、表紙は無視して、中身だけで、何とか妥協して、サンリオのとても乙女チックなのを購入した。

しかし、いいオバサンが持って歩くには、サンリオのキャラはあまりにも、かわいすぎる。というより、恥ずかしすぎる。「やっぱ、やめときゃよかったかなあ」と思いつつ、カバーをはずしてみたところ、表紙は、ただの紙1枚ということが判明した。
「よし、表紙は、作ればいいのだ!」こういうことは、思いついたらすぐ実行に移す私は、パソコンから適当な写真を選んで、光沢ペーパーに印刷し、手帳の表紙の大きさに切って、あっという間に、表紙を変えることに成功!!

これで、持ち歩いてもあまり恥ずかしくないぞ。
早速、ランニング距離、時間、体重、体脂肪率を記録。そして、仕事の予定を記入。

今年の12月にも記録と予定が書かれていますように!!

                手帳の中身
      
       

      

 

 


チーズ

2011-12-24 18:45:36投稿

最近、私は、とにかくチーズを食べている。
おそらく、この2か月くらいは、チーズを食べていない日はない。多分、食べ過ぎだとは思っているが・・・

なぜ、チーズなのか?

子供のころから、チーズは好きなたべもののひとつではあった。しかし、食べないからといって、特に困ることもないので、成長期のころも、毎日食べることはなかったと思う。
研修医時代、生活が不規則で、食生活もいい加減だったころ、時間がない朝は、野菜ジュースを片手に、チーズを食べながら仕事に向かうというのが多かった。そのころも、私の中には、とりあえずのタンパク質とカルシウムをとるのには、チーズがいいという考えがあった。
その後も、チーズは、時々食べていたが、タンパク質とカルシウムだけでなく、脂肪とカロリーも補給されてしまうので、あまり、中年向きではないというのが、自分の考えの主流になってきた。チーズを使った料理は、大好きなのだが、数か月前までは、1週間に2回以上食べることはなかったように思う。
 
それが、やっぱりチーズを食べようと考え始めたのは、今年の夏のおわりごろからだ。

夏の暑いとき、走るときの栄養補給にと、スポーツ店にあるタンパク質入りのゼリーやクッキーのようなものをいろいろ試してみたが、甘いものが苦手なので、いまひとつ、好みのものがみつからなかった。そんなとき、NHKの「ためしてガッテン」で、牛乳を飲むと、夏バテをしないというようなのをやっていて、走ったあとには、できるだけ牛乳を飲むことにしてみた。ただ、牛乳は、道ばたの自販機では売ってないし、スポーツドリンクに比べると、走っているときにはのみにくい。かといって、スポーツドリンクを飲んだ後にさらに牛乳も飲むのは、さすがにお腹がうけつけない。「ためしてガッテン」の詳しい内容は覚えていないが、同じ乳製品なんだから、牛乳のかわりに、チーズを食べるのがいいかもしれないと考えた。
カロリーと脂肪も気になるところだったが、ジョギングの習慣がついてから、若干、体脂肪率がへったし、健康診断でもLDLコレステロールがかなり低くなったので、少々はいいやと思い、走った後はチーズを食べることにしてみた。
自分の体力がついたのか、チーズのおかげかはわからないけれど、そのころから、走ったあとの疲れがだいぶ軽くなったような気がしてきた。そして、もともと、チーズは好物であったので、走らなくても、小腹がすいたらチーズ、おやつにはチーズ、という感じの生活になっていき、今や、各種チーズを冷蔵庫にため込んで、毎日、朝でも晩でもたべているのである。

カマンベールとかプロセスとかチーズにはいろいろ種類がある。
何が筋肉疲労に一番良いかなんてことは考えず、手当りしだい、食べやすい個包装で売られているものを買いこんで、食べ比べる。そして、好みの味がしぼられてきて、大体5種類くらいが常時ストックされているようになって現在にいたっている。
今後、いつまで、私の中のチーズブームがつづくのかはわからないが、好きな食べ物を嫌いになることはないので、お正月もきっと箱根駅伝を見ながらたべていると思う。

本日の冷蔵庫の引き出し


防府読売マラソン

2011-12-18 15:49:28投稿

今日、わが街防府で「第42回防府読売マラソン」が開催された。

この大会は、防府市内の真ん中を走るので、大会当日は交通規制があり、とても市内は不便になる。防府に住んで、12年になるが、自宅のすぐそばがコースの一部なので、マラソン当日は、ほとんど家から出ないか、朝から出かけて、防府を離れておくというのが、一昨年までの私のすごし方だった。
昨年、たまたまマラソン当日に用事もなく、知り合いが出走すると知ったので、初めて沿道にでて、少しの間だけれど、選手の応援をした。なんだかみんな苦しそうで、「何が悲しくて、フルマラソンなんてしんどいものをするのかねぇ・・・」というのが、その時の感想だった。
 
しかし、今年は違った。
まず、今や日本マラソン界のスター、市民ランナーの星、川内選手が参加するということ。次に、自分もレースにでてみて、沿道からの応援がどれだけありがたいか身に染みてわかったこと。そして、知り合いが何人か出走するということ。以上の理由で、初めから応援をしようと決めていた。
ちなみに、地元の大会だし、いつかは自分も参加できたらいいなあと思って、大会要項をみてみたが、瞬時に自分が出走することは一生ないと判断した。
フルマラソンの制限時間は4時間。10㎞の部は40分。私にとってはありえない速さ。
まあ、伝統もあって、トップランナーの登竜門として有名な大会だし、健康や楽しみが目的の一般ランナーを相手にするような大会ではないのだから当たり前か。


クリニックそばの、26kmと34km地点にあたる付近で応援したが、川内選手は、私が見たときは、トップを走っており、余裕の表情だった。最後は、モンゴルの選手と一騎打ちになって、2位だったけれど、2週間前に福岡国際マラソンにも参加しており、2時間12分台の記録はすごいことだ。

テレビでみたままのトップランナーを目の前で見られて、大満足の一日でした。


萩城下町マラソン

2011-12-12 18:11:05投稿

楽しかった

第12回 維新の里 萩城下町マラソン、完走の感想

距離は21.0975キロメートル、ハーフマラソン

15㎞以上走ったことのない自分が、制限時間内(あと10分だったけど)に一度も歩かず笑顔で走り切った

なかなか私もやるじゃん

前半、無理しなかったおかげで、18km以降は、前を走る人をごぼう抜き

沿道の見ず知らずの人々に、「がんばって」と声をかけられ、「ありがとう」と返しながら観光名所をめぐる旅

また来年も走りたいな

 


電飾

2011-12-05 17:26:26投稿

今年もクリスマスシーズンに突入した。
この時期になると私を悩ませることがある。

1997年から1999年にかけて、アメリカ、メリーランド州のボルチモアという街に暮らしていた。大リーグ”オリオールズ”のある東海岸の都市だ。
そのころ、すんでいた場所から車で30分くらいのホワイトマーシュという地区に、ちまたでは、かなり有名な、12月になるとラスベガスのメインロードと見まがうほど明るくなるストリートがあった。同じ住宅街の通りをはさんで、2軒の家が、クリスマスの飾りつけを競っており、毎年テレビ中継されるほどのすごさだった。
どちらもそのあたりでは普通の大きさの家と庭だったが、建物がどこまであるのか飾り物でわからなくなるような状態で、屋根の上には、メリークリスマスヘリコプターが羽を回していたのを記憶している。
氷点下に冷え込む中、私も、見物におとづれ、ビデオや写真をたくさんとって帰ったが、その当時思ったのは、日本に帰って、一軒家に住むよにうなったら、自分も飾り付けをやってみようということだった。

帰国後、3年たって、現在すんでいる家を建てることになった。私の希望で、設計の段階から、庭に屋外用のコンセントを3つもつけてもらった。そして、2002年の12月から念願のクリスマス飾りをするようになり、年々、飾り物の数は増えていった。当初は、12月がくるのがうれしくて、どんどんバージョンアップしていき、数年たったころからは、見知らぬ人からも、「クリスマスに飾りがしてあるお家ですね。」などといわれるようになった。職場や近所の人からは、いつからはじめるのか、何時まで電気がついているのかなどと聞かれる始末。
  
しかし、一昨年くらいから、家族は無関心だし、毎年使っているうち、電球ぎれがかなり多くなってきたし、朝からはじめて日が暮れるまでに飾りつけを終えるのは、一人ではかなりつらくなってきた。まず、屋外での作業は寒い。それに飾りを出したり、片付けたり、配線をしたりするのは大変な力仕事。
ただ、9年連続でやってきているので、やめてしまうと無事に新年が迎えられないような気もするし、1度やめたら、2度としなくなるのは目にみえている。節電の冬だし、今年こそはやめておこうかと思ったが、楽しみにしていると言ってくれる人もいるので、やっぱりしなくちゃと心に決め、何とか昨日、無事飾り終えた。

ただ、電球切れ(LEDはさすがに切れない)で、だいぶ手持ちのグッズが少なくなり、さすがに、新たに買い足すまでの気力はなかったので、例年よりだいぶ控えめに仕上がった。

まあ、アメリカでみた、あのおたくの100分の1くらいかなというところ。

                


御神幸祭

2011-11-29 20:27:09投稿

防府に住む人に、11月最後には何があると聞けば、誰でも「はだかぼう」と答えるだろう。
有名な防府天満宮のお祭り、「御神幸祭」通称「裸坊祭」のことだ。

お祭りは、菅道真公が防府へお立寄りの時、送迎をなしたるに起因してその儀式を今に伝えるものということだ。裸坊の供奉は、江戸時代中期より、特に崇敬の念あつい信徒達が、身心の穢れを清 め真に清浄潔白になる意味から寒中水垢離をとり裸体となり、僅かに白木綿を身に まとい供奉する者が逐年増加したという歴史がある。最近でも、勇壮な祭典として、裸坊祭の知名度は高く、昔の裸坊は、本当にふんどし姿だったそうだが、近年に入り、白シャツ等を用いて白装する様になっている。

今年の「御神幸祭」は1008回めということだった。
1008年も続いているなんて、すごいじゃんと思うが、そういえば、8年くらい前は1000年祭だったなあと思い出す。
あまりにも伝統あるお祭りで、御神幸祭が行なわれるために、1年中、防府天満宮では様々な諸神事がおこなわれており、防府に住む人間にとっては、馴染み深い行事がたくさんあるはずなのだが・・・

天満宮から歩いて15分の距離に住んで11年になる私は、祭りの始まりの神輿を見るくらいで、寒いのを言い訳に、祭りの本番、御網代車が境内から降りてきたり、戻ってきたりするのを(これは夜に行われる)見たことはなかった。
ほかの年中行事も、実際に見に行ったことはほとんどなく、防府市民としては失格だ。

生まれも育ちも広島の自分だが、今後はずっと防府に住むわけだし、こんなんじゃいけないと、今年は、初めて祭りの本番部分を見てきた。お祭り全体の人出は、新聞によると10万人をこえたそうで、見に行ってみて人が多いのにびっくり。しかも、大半は10代の感じで、田舎にもこんなに若い人がいるんだと妙に感動。

いつ御網代車が戻ってくるのかよくわからなかったが、たまま出会った知人に、”御網代くぐり”をしなきゃ、お祭りに来た意味がないといわれ、夜10時まで、寒い中を御網代が台車に鎮座するところまで見物。最後にご利益があるといわれる、”御網代くぐり”にチャレンジ。1メートルもない高さの台の下を他人のお尻をみながら通りぬけたのだが、果たしてこれからの一年、どんな御利益があるだろう。
やっぱ、フルマラソン完走かなあ・・・!?


ランニングダイアリー

2011-11-27 12:50:32投稿

以前このブログでお知らせしたが、現在私は、雑誌「ランナーズ」の定期購読をしている。

今年の10月号から読み始め、11月号、12月号と隅々まで眺めていると、それなりに面白く、毎月自宅に届くのを楽しみにしていた。
だけど・・・
数日前に、届いた1月号には、ちょっと考えさせられている。
毎年恒例なんだそうだが、2012年用のカレンダーとダイアリーがおまけでついていたのだ。

カレンダーは、国内、海外のマラソン大会の写真がメインで、とってもたくさんの、知らない人々の姿。あまり私ごのみではないが、いらなければ、誰かにあげればいいかと、とりあえず、おいておく。
 
けれど、ダイアリーは、ちょっと普通の人が使うような代物ではない。
日々の記録の蘭に、走行距離と月間累積距離、体重、体脂肪率、安静時心拍数までもを書くスペースがあり、月間、年間目標や、参加レースの予定や結果を書き込む欄がとてもご親切に設けてある。
ランニングダイアリーなのだから、当たり前といえば当たり前。雑誌「ランナーズ」は、いつも1月号がダントツに売れているらしく、ランニングを趣味にしていて、定期購読していない人の中に、ダイアリー目的に1月号だけ買う人が多いのだそうだ。
私自身は、JogNoteの個人ページに、一応、走った距離と時間だけは、記録している。相手は、パソコンなので、累計距離や日ごとのペースは勝手に計算されて、マイページに表示されている。今さら、手書きの手帳に記録するのは、部活動の顧問の先生にノートを提出する必要があるのでなければ御免こうむりたいという気持ちである。

何よりも、22年前に医者になってから、手帳の類が、1年間フルにうまったことなど、一度もないのが自慢の私である。こんなダイアリーが、きちんとした記録として残るはずもないのは、火をみるより明らかである。

それなのに・・・
こんなマニアックなダイアリーをもらってくれそう人は周りにはおらず、何となく、捨てるのも忍びない。
2012年こそは、一発、心を入れ替えて、ダイアリーに記録してみようか?いやいや、99.9%無理なんだから、最初からやめておくべき。
2012年がスタートするまでは、葛藤の日々である。


GPS

2011-11-22 18:51:55投稿

ついに買ってしまったGPS時計。

GPS,GPSとはいうけれど、本当は何のことかわかっている人がどのくらいいるのだろう?まず、GPSは何の略?
答えは、Global Positioning System。
アメリカ国防総省が軍事用に開発した、人工衛星から発信された電波をキャッチして地球上のどこにいるのかを測定するシステムだ。高度約20000キロの位置で、地球を1日で2周する衛星群(24機以上あるらしい)で構成されており、そこから送られてくる軌道情報などから、GPS携帯などの端末がどの位置にあるのかを計算して地図上に示すという代物。昭和の時代には考えられなかった夢のようなシステムが、今や、小学生にも利用されているのだから、人間の力ってすごいなと思う。

そして、私のGPS時計。GARMINのもので、ランナーなら誰もが知っているヤツ。
GPSの位置情報と、その変化するスピードから、時計をつけているランナーのラップタイムやペースなどを瞬時に表示してくれるのだ。

ランナーにもなれない自分がそんなものを持つのは、馬鹿げていると一方では思っている私。
でも、携帯のGPSは、電波受信状態が悪いことが多いし、ウエストポーチに入れて走っていても途中の時間や速度はわからないし、脚の故障を防ぐためにも、ペース配分は大事だし・・・
などなど、自分でこの最新GARMINを買ってもよい理由を並べあげ、とうとう買ってしまいました49,800円。

こんな高いもん買ったら、走るしかないじゃん。

 


体感!?

2011-11-13 23:38:13投稿

秋本番になり、マラソンたけなわのシーズンだ。

ランナーになりたい私は、走り込みをしようと頑張った10月下旬から、膝や足の調子が悪くなり、痛い→休む→走る→痛いの悪循環が続いている。
関節が悪いのではなく、関節を支える筋力がないので、関節周囲に痛みがでてしまう。11月になってほとんど走れず、休んでいるばかりでは、進歩がないので、とにかく筋肉を鍛えないとだめだと考え、少しずつではあるけれども、走るかわりに筋トレをしている。
変に鍛えて、痛い足が余計痛くなるのも困るので、いろいろ筋トレのマニュアル本を読んで、ああでもないこうでもないと、素人なりにやってみる毎日だ。
ランニングには、当然、下半身の筋力が大事だけれども、安定した走りのためには、上半身、いわゆる体幹を鍛えることも重要だと、どの本にも書いてある。そこで、最近は、足に負担のかからない”体幹エクササイズ”にチャレンジ。

”体幹エクササイズ”といっても、要は、腹筋、背筋を鍛えるということだ。いわゆる腹筋運動というのにもいろいろやり方がある。「つまめるお腹から割れたお腹へ」というのをキャッチフレーズに、たるんだ下腹部にカツをいれ、お腹「イタタタ・・・」を体感!? 
どう考えても割れた腹筋になるなんて、フルマラソン完走よりも絶対難しいぞと”体感”する日々。
いつまで続くことやら・・・
                 


下関海響マラソン

2011-11-07 23:18:57投稿

山口県内に住む市民ランナーなら一度は出てみたいマラソン大会。
それが、下関海響マラソンだ。
市民マラソンとしては、中国地区では最大級の規模だし、関門橋を見ながら走るコースも魅力的だからだ。私が参加させていただいている、山口ランニングネットワークのメンバーもまず第1にこの大会を目指して頑張っている。
昨日は、その第4回大会が雨の中、開催された。
私も、いつかは出たいと思っているけれど、今年は、実力的にも、日程的にもとても無理だった。でも、何人も知人が出走するので、朝から天気は気になるし、無事みんなが完走できたのか、友人が目標タイムを達成できたのかとても心配して1日を過ごした。
あいにくの雨で、走った選手は大変だっただろうけど、それゆえ、ゴールの瞬間は感動もひとしおだったろうと想像しながら、今朝の山口新聞の完走者氏名一覧を目でおった。

初めてフルに挑戦する人の中には、とりあえずエントリーしてそれからトレーニングを開始するという人も多いと思う。42.195kmは、大会にエントリーしないで、自分で一度走ってみようという距離ではないし、実際に、素人がその距離を正確に測れるわけはない。単に走るだけなら苦しいだけで何も面白くなさそうなのに、どうして、こんなにたくさんの人がマラソン大会に出場するようになったのだろう。

第1回東京マラソンの開催実務責任者だった都庁職員、遠藤雅彦氏の著書「東京マラソン」によると、陸連公認のコースをきちんと決めるには、大変な努力が必要らしい。高低差も必要だし、正確な距離を図るための機械というのは、とても大がかりで、東京の場合は、都会がもっともすいているゴールデンウイークの明け方に計測したのだそうだ。
距離のことだけでなく、一般車道を何時間も通行止めにすることだけでも、警察を巻き込んで、ものすごく大変なことだろうし、ありとあらゆる面で、大きな大会ほどその開催に莫大なお金と時間と人間が必要なことは容易に想像がつく。

そんな、大変な労力あって開催される大会に出て、一般車道を自分の脚で走るのは、体は大変だろうけれど、気持ちはわくわく、ドキドキ、楽しいだろうなと思う。沿道の見知らぬ人々に応援されて、ゴールできたときの感激は完走しないと味わえないから、みんな完走を夢見てエントリーするのだろう。そうでなければ、何万人も人が集まるはずはない。

それがフルマラソンなんだろうなあ。来年の下関海響マラソン、走ってみたいなあ。


北杜夫さんのご冥福をお祈りいたします

2011-10-27 11:26:18投稿

読書が趣味といえるほど、いつも本を読んでいるわけではないが、ほぼ毎晩、何等かの活字に接してから眠りにつくのが習慣だ。
ただ、横になってから読むと、すぐに眠くなるので、たった数行読んだだけで、寝付いてしまう夜も多く(不眠症の患者さん、ごめんなさい)なかなかたくさんの本を読破できない。
走るようになってからは、マラソン関連の本で1日をおわるのが、当たり前になっていたが、ネタもつきてきたので、最近はまたランニングと関係のないものも読んでいる。

振り返ってみると、私の本好きは、小学生のころからだ。小学校中学年ごろから、学校の図書館の棚を片っ端から読破していくのを喜びにし、その当時は、アルセーヌルパン、シャーロックホームズ、江戸川乱歩などの探偵ものがお気に入りで、とにかく、一つのシリーズを1巻から最終巻まで読みつくさなくては気が済まなかった。

中学に入って、私を虜にしたのは、”どくとるマンボウ”シリーズだった。初めて読んだ「どくどるマンボウ航海記」が、あまりに面白く、それからというものひたすら北杜夫作品を読みあさった。私が北さんの本に出会うまでに世にでていたものは、全作品読んだし、1980年以降に出版された作品は、すべて、初版本を購入した。中学、高校時代の小遣いの半分以上は北さんの本につぎ込まれたのではないかと思う。今度、北さんの新版が出るという本屋のチラシをゲットすると、それを学校の机の上に置き、こっそりと授業中に眺めては、発売日を楽しみに待っていたほどだ。
”どくとるマンボウ”シリーズだけでなく、「夜と霧の隅で」「楡家の人びと」など純文学作品も大好きで、国語の勉強をほとんどしたことがないのに、ある程度国語で試験の点数が稼げていたのは読書のおかげだったのではないかと思う。

北さんは、精神科医兼作家であったため、自分も、精神科医になろうと決めていた。小説はかかなかったけれど、日記をかねたわけのわからない長ったらしい文章を毎日のようにノートに書きため、医者になったあとは、いつか自分の書いたものを世に出そうと、夢見る高校時代を過ごしていた。
実際、医学部に入ってからも、大学6年生の夏までは、精神科医になるつもりでいた。成人してからは、北さんとも、読書そのものともかなり遠ざかってすごすようになり、最終的には、いろんなことがあって、婦人科を選ぶことになってしまったが・・・

昨夜、その北杜夫さんが逝去されたことを知った。テレビのニュースを見た瞬間、息が止まってしまった。
自分の中学・高校時代の思い出がよみがえり、いろんな作品のいろんなストーリーが走馬灯のように私の中を駆け巡った。現在も、クリニックの院長室の本棚には、小遣いをはたいて買った色あせた北杜夫作品が並んでいる。ひっこしをするたび、多くの本を処分してきたけれど、北さんの本だけは、私の青春時代そのものなので、ずっと大事にしまってある。
謹んで、北さんのご冥福をお祈りいたします。


3歩進んで2歩下がる

2011-10-23 23:03:40投稿

10月に入って、月間走行距離100㎞達成をめざし、初めの10日間で30㎞とまずまずの調子で走っていた。16日には人生初のレースにも参戦するし...と自分なりには頑張っていたが、レースの1週間前から左下腿に違和感が生じていた。
少し不安ながらも、レース中は、足の痛みは感じず、目標タイムをクリアして完走!!
やったぁと思っていた。

しか~し、世の中そう甘くはなかった。

レース翌日から、左足関節内側に痛みがでてきたので、よくみてみると、右足よりも明らかに腫れていた。
「ガァ~ン」
歩くには支障ないけれど、階段を降りるときには、ズキっとするし、これではとても走れない。とりあえず、半月で50㎞は走っていたけれど、月間100㎞は、早々とあきらめざるを得なくなった。

さっそく、私のバイブルとでもいうべき、「ドクター小山のランニング・クリニック」という一般ランナー向け(要するに医学書ではない)の本を開いてみる。
目次をみると、”内くるぶし周囲の痛み”という項目がちゃんとある。フムフム・・・
”オーバートレーニングによる後脛骨筋の腱鞘炎が疑われます”とある。”中高年の女性に起こりやすいので、40歳以上の女性ランナーで、マラソン大会などを目指している方は、急にトレーニング量を増やさないよう十分注意しましょう”
「私のこと、そのまんまじゃん…」
対策としては、痛みがなくなるまではランニングはせず、痛みがなくなったら、少しずつ練習を再開しましょうという、至極当たり前のことが書いてあるのみ。当然か…

10代のころに運動経験がなく、恐ろしくひ弱な筋肉しか持ち合わせていないので、とにかく筋力をつけることが故障を防ぐ唯一の道ということを再認識。
走るのはお休みして、地道な筋トレに励むここ数日の私である。


初レース

2011-10-18 19:12:47投稿

10月16日、島根県益田市で開催された、萩・石見空港マラソンに参加した。
人生ではじめてのレース!!
この大会のメインはハーフマラソンだったけれども、ハーフを走る自信がないので、10kmの部に出場。
まったく運動をしていなかったのに、今年の春から急に走りはじめ、途中、膝をいためていたことを考えると、本当に、レースに出るなんて無謀だと、家人から非難されながらのエントリーだった。
10kmの部は、制限時間がなかったけれど、最低限、1時間20分以内、できれば1時間10分をきるのが目標。10月にはいって、練習量をふやしたせいか、数日前から左足関節に、痛みがでるようになったので、完走できるのかどうか、不安いっぱいで、空港の滑走路に立った。

今回の大会は、日本で唯一、本物の滑走路を走ることのできるマラソン大会というのが売りで、はじめは滑走路をおよそ4kmぐるりとまわり、その後、空港をでて、益田市内を走るというコースだった。当然、滑走路はフラットだったけれど、空港が小高いところにあるので、空港をでると、くだりばかり。5kmの中間点まで、足が痛くならず、目標としていた、キロ7分を切って走れていたので、これならいけるかも!と後半からは、抜かれるよりも抜くほうが多いペースで走った。下りきったあとは、平坦な区間が少しあったけれど、ゴールの万葉公園がこれまた小高いところにあるので、ラスト2kmはずっとのぼり。今まで、練習で坂道を走ったことなんかないのに、いつまで上るの?と思いながら、どんどん、スピードが落ちていった。5~8kmの間は、るんるん気分だったのに、いつまでも続く上り坂を前に、「ああもういいや、とにかく歩かないで最後まで走られれば・・・」という気持ちだけで前にすすんだ。
ゴールが100m先くらいにやっとみえたとき、沿道の人々からの拍手が急に大きくなった!!
まさか私をみんなが応援してくれてるわけないよねと思っていると、ハーフマラソンの部のトップランナーが、上り坂を走っているとは思えない速度で私を追い抜いていった。やっぱ、本気のランナーは違うわぁ~

結局、10kmを1時間1分31秒という記録で、終わってみると、40歳以上女子の部は、40人しか参加者がおらず、40人中16位。もうちょっとで1時間をきれたんだと思うとちょっぴり悔しかったけれど、大満足の成績だった。

ゴール後、ハーフに出場していた医学部の同級生と再会。彼は、医者よりもランナーが本職ではないかというくらい走っており、今日もまた、下関海響マラソンむけて走りこんでいる事と思う。ちなみに、彼の16日のブログにも私のことが書かれていたので、ご興味ある方は、読んであげてください。
http://profile.ameba.jp/godhandmamo/


悲願の天皇杯

2011-10-11 19:12:06投稿

今日で、山口国体が終了した。

48年前の地元開催で、0.4点差で天皇杯をのがした山口県は、6年前から選手の強化にとりくみ、今大会を迎えた。
そして昨日、10月10日の時点で、東京をぬいて、トップにたち、ついに、天皇杯を手にすることができた。

中でも、卓球は、クリニックで応援している選手もいるし、強化の取り組みのお手伝いをさせていただいてきたので、競技別の総合優勝は本当に感動ものだった。
卓球競技は、10日、萩会場で、成年男女の準決勝、決勝があり、残念ながら、チーム山口の女子は出場できなかったが、男子は優勝を飾った。
決勝戦は、波乱続きで、ラスト5試合目までもつれる展開となり、優勝の瞬間は、平野友樹選手が雄たけびをあげて、ユニフォームを脱いで客席になげいれた。そのシーンは、地元のテレビ局のニュースで何度も放映されたので、ご存知の方もあると思う。それを会場で直接見ていた私は、涙がとまらなかったし、小さな萩市民体育館全体が、割れんばかりの拍手につつまれ、本当に感激だった。
平野選手は、現在明治大学1年生だが、昨年まで山口市の野田学園に通っており、高1のときから良く知っているので、特別な思いで、観戦させていただいた。昨年の千葉国体では、山口県少年男子チームのエースとして優勝し、今年は、成年男子チームで優勝。最終試合の彼のバックハンドは神がかり的で、卓球を知らない人にも、十分魅せるゲームだった。終わって見れば、彼のためにあったような今大会。48年に一度の国体が、本当によい形で終えられて、友樹君に、感謝、感謝である。

私も出席させていただいた卓球チーム慰労会(大会終了後、山口市内で)

元日本代表 吉田海偉&小西杏 夫妻と    無敗ダブルスペア 岸川聖也選手&平野友樹君と


おいでませ!山口国体

2011-10-08 21:16:57投稿

山口県は、国体ムード一色の三連休を迎えた。

以前、このブログでもお知らせしたが、地元国体開催のため、卓球成年女子チームの二人の選手をおがさまきレディースクリニックで応援させていただいている。
昨日から、卓球競技がスタートし、成年女子チームの初戦(VS愛知県)が萩市で行われたため、観戦してきた。

トップバッターは、重本幸恵選手。守備型の選手が相手だったが、3-0で圧勝。
2番は、かの有名なオリンピック選手 石川佳純の登場で、会場は黒山の人だかりとカメラの行列。1ゲームを失うも問題なく勝利。
3番は、小西杏選手と重本選手のダブルスで、守備型と攻撃型の変則ダブルスが相手だったので、作戦がたてやすく、3-0で完勝。
危なげなく、2回戦を突破し、明日からの3回戦に進んだ。

地元での天皇杯獲得のため、今日の時点で1位の東京都と8点差の2位チームやまぐちとしては、卓球がキーポイントとなるため、明日からの二日間、目が離せそうにない。 

当院で応援させていただいている小西杏選手(左)と重本幸恵選手


バックパック

2011-10-04 19:34:32投稿

10月になり、急に涼しくなった。これから、全国各地でマラソン大会が目白押しで、ランナーにとっては、走り込みの季節到来だ。

私も、月間走行距離100㎞突破を目指し、今週から、市民ランナー川内選手もやっている通勤ランを始めることにした。
自宅からクリニックまでは約3キロ。今まで、大体マイカー、時々自転車という通勤スタイルだったが、暑い季節がすぎたら、走って通おうと考えていた。しかし、それには、しょーもなさそうで大事な問題があった。
荷物のことである。
通勤に、ほとんど荷物はいらないが、財布くらいは持っていくし、書類やパソコンなどを持ち運ぶことも多い。
まさか、パソコン持って、ランニングは無理だし、通勤ランは考えられないよなあと思っていた。ところが最近、知人から、トレイルラン用のリュックを背負って通勤ランを始めたら、荷物も結構もてるし、揺れないで走れると聞いたので、私もチャレンジすることにした。
そこで、早速、ネットショッピングで検索してみた。ラン用、ライド用などバックパックにもいろいろとあるが、女性専用モデルというのはとても少ない。「ふつうのサイズでは体にフィットしなかった女性に最適!!」というのがあったので購入しようとクリックすると、「完売いたしました」の画面。背の低い私は、一般男性にあわせたサイズは絶対に大きすぎると思ったので、何とかならないかなあと探していると、ようやくレディースモデルのいい感じの商品がヒット。「よし、これだ」と思って、購入手続きをし、商品が届くのを待っていると、「メーカー在庫切れで、納品の予定がたちません」とのメール。これであきらめようかと思ったが、なんとか通勤ランは実現したいので、女性専用モデルを断念し、Nikeの新製品、LSD用に開発された、ランニング用バックパックの一番小さいのを買うことに決めた。

ちょっと私の小さな背中には大きすぎるかもしれないが、ベルトをいっぱいいっぱいまでしめると、なんとか揺れずに行けそうなので、とにかく背負って走ってみることに・・・
あまり、ぴったりフィットとまではいかないけれど、バックパックに入りきる荷物で済みそうな日だけ(そんな日は多くないけど・・・)は、通勤ランでがんばるぞ。

走行距離をのばせそうな予感?!

             

 


ランナーになるには・・・

2011-09-30 18:44:49投稿

いよいよ明日から10月、国体もはじまるし、スポーツの秋本番だ。

私のジョギング距離も、7月50km、8月60km、9月は70㎞と少しずつ量はふえているものの、なかなか100㎞に到達しない。以前から目標としている”ランナーになる”=”月間走行距離100㎞以上”というのを涼しくなる10月こそは達成したいと思っている。

ランニングを趣味にしている人に聞くと、大抵すぐに、月間走行距離が何kmであるか答えが返ってくる。多くの人は、トレーニングで走った距離を何等かの形で記録しているからだと思う。私も、3月から、JogNoteというサイト http://www.jognote.com/で、マイページを作っていて、走ったあとは、そのページ上にこっそりと記録している。SNSなので、記録を公開すれば、いろんな人に見てもらえて、仲間もふえようものだが、ランナーの資格がない状況ではおこがましくてとてもそんなことはできず、ページは非公開のままだ。
しばらくは、JogNoteだけが、記録媒体で、走った距離も、サイトの地図の上でクリックしながら、測っていた。しかし、8月に携帯を買い替えてからは、携帯をウエストポーチに入れて走るだけで、GPSが正確な距離と時間を記録してくれるので、地図を見ることもなくなったし、それによって、走ったスピードの計算も容易になった。
ランナーになれない自分のレベルでは、それで十分だと思っていたが、最近、知人が、GPS機能つきランニング時計を使って走っているのをみて、やっぱり、ランナーになるには、ペース配分ができなきゃなあ・・・と大それたことを考えるようになった。
芸人ランナー猫ひろし愛用のARES GPSとか、ランナーならだれでも知っているGARMINとか、つけて走っているだけで、現在のスピードがキロ何分と知らせてくれる、一昔前にはとても考えられなかった機能が搭載された腕時計・・・(もっとも時計として使うには、しょっちゅう充電が必要で、普通の時計としては、実用的でない)う~ん、便利だよなあ・・・
さらには、オプションで、心拍感知センサーを体につけて走れば、自分の心肺機能まで、把握できて、トレーニング効果もあがるというものだ。
まがりなりにも医師である自分としては、心拍数も気になるところだが、まさか、そこまで本格的にランニングをしようとは思っていない。
しか~し・・・どうも、GPS時計のセールのお知らせが気がかりな今日この頃である。


皇居ラン

2011-09-21 19:28:09投稿

連休中、日本産婦人科乳癌学会主催の乳房超音波講習会に、講師として参加させていただいた。東京で、朝早く開始のため、前泊が必要になり、皇居近くの半蔵門にホテルをとることにした。

皇居ランのためである。

ついに、憧れの皇居ラン!!
1周5キロのために、山口からシューズ、ウエア、アイシンググッズと湿布まで持参して、満を持しまくり!!(もちろん乳房超音波の勉強はした)
夕暮れ時の半蔵門の交差点に立ち、「これが、皇居・・・」ちょっぴり感慨にふけってからのスタートとなった。
少なくとも年3回は、東京にきているが、皇居に用があるわけはないので、考えてみると、皇居を見るのは、生まれて初めてだった。高校の修学旅行以外で、観光目的で東京に来たことがなかったので、走るよりも、まわりをキョロキョロするのが忙しく、完璧におのぼりさん状態。事前の予習通り、基本の反時計まわりで走り始め、二重橋あたりで、後ろを振り返って東京タワーを確認。全国の県花が描かれた、距離を示すタイルも一つずつ確認。偶然、山口県が最初だったので、ここでも感動。
走っている人たちも様々で、男女は半々くらいの気がした。今までほとんどお目にかかることのなかったランスカのお姉さんを何人もみるし、腕に携帯を取り付けた人や、キャップに夜用の小さなライトをつけている人も、山口で見ることはなかった。そして、走るスピードもいろんなレベルの人がいて、安心。おそらく5㎞の間に、私を抜かした人は100人を超えていたと思うが、山口でいまだかつて走っている人を一人も追い抜いたことのないこの私でも抜かすことのできた人が5人くらいいた。
しかし・・・
途中、「ランナーのみなさんへ ここは、ランナー専用のコースではありません・・・云々」とランナーのマナーの悪さを思わせる標識が、何本も立っていてがっくり。
半周を過ぎるころには、左は皇居で緑豊かだけれど、右は大都会の大きな道路で、バンバン車が通り過ぎていくため、緑の中で鳴いているだろう虫や鳥の声などまったく聞こえないことに気づいて、がっかり。路面も決して走りやすくはないし、ゴールの半蔵門に近づくころには、「二度とこのコースを走ることはないな」と確信していた。

やっぱり、田舎モンは、自然豊かな田舎道を走るのがイチバン!!
でも、次に東京に来るときは、皇居の次に有名な神宮外苑を走ろうかなと考えているミーハーの私でした。


筋肉痛

2011-09-15 10:20:18投稿

日曜日に、山口市の東鳳翩山に登った。
参加させていただいている山口ランニングネットワーク主催のトレイルランでの山登りだったが、初めての経験で、とてもよい運動になったと思う。ランといっても、9割は歩いていたし、とても私の体力では、走れるような道ではなかったが、2時間半の行程で、いつものジョギングの何倍も運動したのではないかと思う。

トレイルランでは、普段のジョギングでは使わない筋肉を使うので、よいトレーニングになると聞いていた。普段使わない筋肉がどこなのか、翌日の筋肉痛で、しっかり実感してくださいといわれていたため、覚悟はしていたが、翌日の朝、起きた瞬間に、その筋肉がどこかを自覚できたのには参った。最近は、ジョギングで筋肉痛を感じることはなかったので、どこを普段よく使っているのかもわかっていなかったが、今回の場合、最も痛かったのは、お尻。両側の大臀筋だ。ああ、お尻なんて、普段使う筋肉じゃないよなあと、とても納得。
筋肉痛というものは、よい痛みであり、繰り返しているうちに筋肉が鍛えられていくといわれている。本当に鍛えられれば、痛みもなくなってくるのだとは思うが、私の場合は、まだまだこれから。
そして、筋肉痛が持続するのは、ホントかウソか知らないが、おおよそ年齢×時間とも言われているらしい。12歳以下の子供であれば、12時間以内に回復するので、翌日に筋肉痛にはならない。20歳では20時間、30歳では30時間と1日以上かかるので、翌日にもちこすようになってくる・・・40を過ぎれば、翌々日も・・・そう考えてみるとあながちウソの情報ではないようだ。
今回の私の筋肉痛も、大体翌々日までつらかった。お尻から足の裏まで、計8枚の湿布を貼って寝るという情けない姿になってしまったが、それでも、山登りはとても心地よかったので、またチャレンジしたいと思う。


ゆっくり走れば速くなる

2011-09-05 21:32:53投稿

ソウルオリンピックなどでマラソン選手として活躍された浅井えり子さんの「マラソンセミナー」に、先週、参加させていただいた。浅井さんは現在、大学での陸上競技指導を中心に、一般市民や、ジュニア世代にも、ランニングなどの指導をされているそうだ。

セミナーは、前半の講義と、後半の実技にわけて行われたが、一貫して「ゆっくり走れば速くなる」の理論を展開された。
「ゆっくり走る」というのは、私がいつも走っているようなスピードのことをいうのだろうと思っていたが、その人にとって、「とてもゆっくり」であることが大事であって、速度ではないそうだ。自分にとって快適なペースよりもかなり遅い、イライラするくらいのスピードで、長い時間走るというのが重要ということだ。イライラするくらいのペースだと、いつも使っている筋肉とは別の筋肉を使うので、結果的に、体全体としては、使える筋肉が増え、最終的に「速く走る」ことにつながるという理論だ。

また、今回セミナーに参加した人が、おそらく30~50歳代がほとんどであったため、無理をしないことが大事ということもかなり強調されていた。「疲れていて、今日は走るのをどうしようかと迷ったときは、走らない方を選択してください」といわれたので、私としては、うれしくもあったが、いつも走らない選択だと、走る日がなくなるなあ・・・という不安なきもちにもなった。
無理をしないということは、ランニングのフォームにもあてはまり、いかにリラックスして、無駄な力の入らない、体に負担のないフォームで走るということが、長距離のマラソン競技には重要だということを、わかりやすく説明していだだいて、とても役に立つ内容だった。

台風が去り、秋の気配が感じられるようになってきたこれからの季節。ランニングにはもってこいのシーズンになるので、少しずつ走る量をふやしていきたいと思う。


ランナーズ

2011-08-31 17:40:09投稿

ついに月間雑誌「ランナーズ」の定期購読を申し込んでしまった。

今年3月以降、走る距離も速度も一向にのびないのに、気持ちだけはフルマラソン完走できるつもりで、どんどんその気になり、ありとあらゆるランニング関係の本を読んできた。
本屋にいくと、題名に、ランニング、ジョギング、マラソンという一言がはいっているものは、すべて立ち読みしたし、かならず何冊かは買って店をでた。Amazonの書籍も、検索しては、購入と、クリックを繰り返しているうちに、20冊以上は家に届いた。
しかし、同じ著者の本は、ほとんど似たようなことが書いてあるので、あまり読んでも収穫がなく、最近は、ネタがつきてしまって、読む本がなくなってきた。
というわけで、ついに、ランナーのバイブルと呼ばれる雑誌の購入に踏み切きることになった。

まず、家に届いた10月号を開いてみると、いきなり「月間走行距離700㎞」の人の記事がでていた。月間100㎞を超えると、ランナーとよんでもらえるということで、現在それを目指している自分にとっては、市民ランナーで700㎞なんていうのは、雲の上どころか宇宙ステーションの人だ。車の走行距離じゃないよ。人間の走る距離よ。冗談でしょって感じ。
ほかにも、いろんな人の記事があり、初心者むけの内容もないことはなかったが、ちょっと自分には、遠い存在の登場人物が多く、購読申し込みをちょっぴり後悔。
まあ、よい。読み物として楽しむことに徹しようと開き直る。

正直、本読んでる時間を、走る時間に変えれば、月間100㎞なんてすぐってことはわかってるんだけど。


RUN女子

2011-08-22 19:47:45投稿

日曜の夕方は、ランナーを目にすることが多いが、昨日は、いつもの佐波川沿いを走っていて、初めてといっていいほどたくさんの女性ランナーを見かけた。

初めにであったのは、短パンからのぞく脚の筋肉からは、本気のランナーと思しき姿。私の背後から音もなく登場し、あっという間に前方はるかかなたに消えていった。自分と同じ方向に走る人は、後姿しか見られないが、見ただけで、「違うわー」って感じ。

ほかに、すれ違った女性たちは、すべて自分とは逆方向に走る人。

そのうちの一人は、見るからにダイエットのために走っていると思われる体型。かなりぜーぜーいっておられたので、歩く人以外を追い抜いた経験が一度もない私に、もしかして、同じ方向に走ってたら抜かせたかも・・・と淡い期待をいだかせてくれた。
また、ある人は、黒の上下のランニングウエア、キャップにiPod、いでたちは完璧な細身のきれいどころで、河川敷に止めた車の前でストレッチ体操をしている姿をみかけたあと、再び、走る姿でお会いした。
そして、ついに、ショッキングピンクのランスカ(ランニング用ワンピース)女性とも遭遇!!しかも、見た目年齢は、あまり若いとはいえそうにない。自分のことは棚にあげて、「よくあんな恰好できるなあ」

おそらく、すれ違った相手側のほうも、「あんなオバサンには負けてらんねー」とか、「あんなに遅い人がいるなら私でも行けるわ」などと思いながら、私をみたに違いない。
とりあえず、私より遅いランナーなんてなかなかみつからないから、優越感にひたれる相手に出会えただけで儲けモンと喜んでてほしいと勝手に思っている。
でも、同じランナーどうし、きっとだれもが、「みんな頑張ってるんだ!私もがんばらなきゃ!」と感じているはずだ。

いろんな女性が防府の田舎でも走っているんだと知り、とてもうれしくなった。今まで、佐波川で出会うのは、ホンマもんの男性ランナーばかりだったが、これからは、どんどんRUN女子が増えていってほしい。


水分補給

2011-08-16 18:56:38投稿

お盆休みになり、曜日の感覚がうすれてしまい、ブログの更新のことをすっかり忘れていた。
ジョギングだけは、最低週に2回は忘れないように走ろうと思って、何とか続けているが、朝7時までと夜7時以降でないと、暑くてとても走る気にはなれないので、これまたついのびのびになってしまう。

ブログの更新は、忘れていても誰にも文句はいわれないが、忘れてならないのは、走っているときの水分補給だ。走る走らないにかかわらず、最近は、熱中症ばやりで、テレビなどでも、「こまめに水分補給をしましょう」としきりに伝えられるほど、暑い毎日なのだから、忘れないのが当然といえば、当然である。もっとも、作家曽野綾子さんのエッセイには、昔は、天気予報は天気のことしか言わなかったけれども、最近は、やれ、紫外線対策をわすれずにだとか、上着を持って出かけましょうだとか、いらんお世話が多すぎると書いてあった。実際、それもそうだと私も思うし、自分の体調管理は自分で責任をもたなければいけない。

しかし、走っているときの水分補給については、なかなか難しいところがある。一般的には、のどが渇くのを感じたらすでに遅いので、渇く前にこまめに!というのが大事だといわれている。しかし、渇く前とはいったいどんな感じ?と私は悩んでしまうのである。多くのフルマラソンのレースでは、5㎞ごとに給水所があるらしいので、5㎞走るごとに飲めばいいのかと思ったが、キロ3分で走るトップアスリートでは、15分しかかからない。私のように、キロ7~8分のジョギングペースでは、5㎞でも30~40分かかってしまう。30分に1回をひとつの目安にすればよいのだろうか?
もうひとつの疑問は、一度に何をどのくらい飲むのがよいのかという問題だ。一般的に考えて、スポーツドリンクとよばれるものなら良いようには思うが、スポーツドリンクのペットボトルは500ml入りしかないし・・・
ジョギングを始めたころ、ペットボトルの入れられるウエストポーチを購入したので、そのポーチを腰にまいて、走る途中の道端にある自販機で、スポーツドリンクをゲットして、飲みながら走るようにしてみたが、500mlを身に着けて走るのは、結構重い。そこで、現在の私のパターンは、走りだす前に500mlのうちの150mlくらいを飲んで、少し軽くなったボトルをポーチにとりつけてスタートし、途中で2回くらいに分けてのみ、走り終わった時に残っていればそれを飲みきる、というものだ。この方法で、のどが渇くということはないので、自分ではなかなかよい方法だと思っているが、今まで、街をゆくランナーで、私と同じようにペットボトルを身に着けている人に出会ったことがない。
確かに、走っている最中にスポーツドリンクが相当シェークされて泡立ってしまうので、(一度間違えて炭酸飲料でこれをやってしまい大変なことになった)おいしい飲み方とはいえないし、腰にボトルなんて傍からみると恰好悪いとは思うが、私としてはこれ以上優れた水分補給マニュアルは思いうかばない。世の中のランナーたちはどうしているのだろうか・・・


新兵器

2011-08-04 23:15:44投稿

荷物のあふれたカバンを肩にかけようとした瞬間、カバンのポケットから逃げ出した携帯が、コットン、コットンとコンクリートの階段を駆け下りた。
特に問題なく電話としては使えていたが、約3年の間に、おそらく100回はくだらないくらい落としたことがあるので、もう、これでお陀仏!と思って、拾いあげてみると、きちんといつもどおりの待ちうけ画面が現れていた。「メードインジャパンの器械の丈夫なこと!」と変に関心してしまったが、その後良く見ると、二つ折りの折り目の部分がちぎれたようになっていて、半分しかつながっていないことが判明した。”携帯が千切れる”なんてのをみることは普通の人はないと思うが、まさにそれは千切れていた。

本格的に使えなくなる前に、携帯を買い換えることにした。
今時の携帯は、どんな人でもすべて使いこなすことはないだろうと確信できるくらい不要なソフトが充実しているが、私が使いたい機能や重視する点は限られている。数多くの機種の中でどれを選ぶかは先に決めたほうが早いので、ドコモのホームページで機種検索というのをやってみると、迷うことなくすぐにお相手が決まり、早速ドコモショップで新兵器を購入した。

機種検索のときには、必要と思う機能以外の項目は無視していたので、購入後に気づいたのだが、この新兵器(はやりのスマホではなく、普通の携帯だ)には、持っているだけで歩数を知らせてくれる万歩計機能がくっついていた。さらに、ジョギングをする時には、スタートのボタンを押すと、勝手に走行距離と消費カロリーを知らせてくれることも判明。
「私のためにあるような機能だわ!」

普段はポケットに、走るときは、ウエストポーチに携帯を入れて、数値を記録していく。新兵器登場から1週間、歩数だけでいうと、走らない日は、3000~4000歩、走った日は、12000~17000歩といったところだ。ジョギングをした日の走行距離も、地図で自分で測った距離とGPSで携帯が算定した距離はほぼ等しいことも判明した。ランニングクリニックというアプリでは、腰にきちんとつけておくと、ランニングのフォームまで分析してくれることになっているが、これはかなり怪しい感じ。

いずれにしても、新兵器のおかげで、また少し走る楽しみが増えた。携帯を腰に巻き、走行距離をのばして、この夏をのりきろう!!


祝50km

2011-07-31 11:18:02投稿

今朝、久々に早朝ランにチャレンジした。

夏の朝の佐波川沿いは、草花に露が光り、川のせせらぎと鳥のさえずりがすんで聞こえ、すがすがしい気持ちになれる。河川敷の小道を走っていると、一番多く出会うのは、歩いている人。その半分くらいは、犬と一緒だ。それから、ビューんと駆け抜けていく、競技用の自転車に乗った人。走っている人は思ったほど多くない。

朝早くに出会う人は、不思議と自然に「おはようございます」と声をかける。もちろん、顔も名前も知らないのだけれど、朝早いというだけで、何かしら、早朝からお互いにがんばっているという同盟感のようものがあるのかもしれない。これが、昼間だったり、夜だったりすると、知らない人に挨拶をすることは、まずない。朝という一日の始まりの力が私たちにポジティブな気持ちと安心感をあたえてくれるのだろう。

完全に陽がのぼる前に家をでて、帰ってくるころには、かなり東の空の太陽は高くなっていた。出発するときには鳴いていなかったセミたちの大合唱に気づく。
今日で7月も終わり。膝の調子と相談しながら、少しずつ走る距離、時間を増やしてきたが、今朝、走ったことで、初めて月間走行距離が50kmを超えた。月間100kmをこえるランナーには、まだまだなれないし、スピードもジョギングの域を超えないけれど、わずかでも進歩した自分に、ささやかなお祝いをしてあげたいと思う。


国体選手を応援しています2

2011-07-23 20:07:49投稿

完全地デジ化は秒読み態勢だが、山口国体開催もあと70日をきった。

山口県内は、あちこちで、国体ムードが高まってきている。やはり48年に一度の大会というのは、自分の住んでいる地域では人生において一度か二度くらいしか経験できないので、県としても、気合も入るし、お金もかけるというものだ。

先月、山口県代表の卓球選手、小西杏さんのことを書いたが、もう一人の女子卓球選手、重本幸恵選手も、おがさまきレディースクリニックで応援させていただいている。

先日、柳井市で国体予選があり、重本選手は、危なげなく全勝した。彼女は、12年前の島地中学(現、徳地中学)時代に、全国中学校大会で、優勝したときのメンバーだ。筑波大学、日本生命で活躍した後、現在は地元にもどって、国体にそなえて練習している。小西選手、重本選手に、オリンピック出場がきまっている石川佳純選手が加わった山口県チームの優勝は間違いないと思うが、本番の10月がとても楽しみだ。

 


地デジ

2011-07-20 19:25:24投稿

ついに完全地デジ化まであと4日となった。

我が家のリビングのテレビは、たぶん、20年くらいたっており、薄型でもないので、ずいぶん大きくて場所をとっている。当然デジタルであるわけはない。
息子に「いつ、我が家はデジタル化される?」と毎日のようにいわれつつ、まあそのうち・・・と思ってはいるものの、普段ほとんどテレビをみない私としては、テレビのない生活を少し待ち望んでいる気持ちがある。ワンセグの充電式テレビはあるので、5局は見ることができるし、ニュース以外の番組をみる必要性を感じないので、特に困ることはない。

リビングのテレビと同じくらい古く、もっと奥行きのあるテレビは、10年前に映らなくなったままで放置されている。これも、1台テレビがなくなっても生活に何の支障もないという証拠で(というよりも、物置があふれるだけで、片付けのできないとんでもない家庭といったほうが正しい)本当に、テレビなんていらないし、そのうち私以外の人間が、しびれをきらして、新しいテレビを買うでしょうと、他人事のように考えている自分だ。

7月18日の朝4時ごろ、なぜだが突然目がさめた私は、「アッ、この時間なら、なでしこジャパンの決勝戦やってるぞ!テレビ見てみよう!!」とポータブルテレビをつけてみたけれど、局がちがって、ワンセグでは放送されていなかった。やっぱり、ワンセグだけじゃあ、見たいときに見たい番組が見られないのかなあ・・・ 

地デジ、どうする?


池ポチャ現象

2011-07-17 22:06:53投稿

今日、奈良教育大学教育学部教授、岡澤祥訓先生の講習会「スポーツ心理セミナー in Yamaguchi」を聞きに行った。
テーマは「心を強くして自分の実力を発揮しよう」というもの。

岡澤先生は、卓球、ボブスレー、ルージュ、ヨット競技のナショナルチームのメンタルサポートや、柔道の野村選手をはじめ、数々のトップアスリートのメンタルトレーニングをされているスポーツ心理学の国内第一人者でもあり、とても面白いお話を聞かせていただいた。

中でも、ゴルフの池ポチャ現象というお話は、わかりやすくて納得。
ゴルフで、ティーグラウンドのすぐ先に池がある場合、ボールを池に入れてしまう選手と入れない選手の違いをしるため、ずっとゴルフ場で観察を続けたところ、池を覗き込んだ選手は、まず池ポチャをやってしまうという内容だ。池を覗き込む必要なんてないし、見つめるべき場所は、その先にあるグリーンのはずなのに、わざわざ池を見るのは、「池にいれたらどうしよう・・・入れたらいかん」という心理が働くからということだ。
それと同様に、あらゆるスポーツにおいて、「負けたらどうしよう」「ここで1点とられたらどうしよう」という気持ちが、結局、負けたり、1点とられたりすることにつながるというものだ。
何事においても、プラス思考というのは大事で、決して池をのぞきこまないようにしていくことが、よい結果につながるということなんだけれど、弱い人間は、なかなかそれができないんだなあ・・・

けれど、意識してない限り、いつもマイナス思考で考える自分になってしまうので、気が付いたら、自分に「ポジティブ、ポジティブ・・・」と考えることにしたいと思う。

今日は、山口県内この夏初の猛暑日を記録したけれども、「ああ、暑い、暑い・・・」と考えるのはやめて、とりあえず、「太平洋高気圧さん、頑張ってますねえ・・・」とプラスに考えることからはじめよう!?


鳥のさえずり

2011-07-09 13:40:20投稿

寝苦しい暑さが続いているので、最近は、寝室の窓を開けて寝ることが多い。自宅は、国道に近いので、夜間、大きなトラックが通ったり、パトカーや救急車がサイレンを鳴らして走ったとき、窓を開けて寝ていると、その音で目が覚めることもある。しかし、大抵の音には目を覚まさず眠っていられる(不眠の患者さんには申し訳ないけれど)私としては、静かで暑いよりは、うるさくても涼しいほうを選択することが多い。

そんな私なのに、先日、明け方に「ピピツ」という聞きなれない音で目が覚めた。自宅の庭には、バードフィーダーをおいていることもあり、朝は、しぎ、スズメ、鳩といった鳥たちが来ていることが多いので、いつもの鳥の鳴き声だろうと思ってウトウトしていると、どうも違う音に聞こえる。「ピピッ」

どうもその音は1分くらいの等間隔でなっており、鳥のさえずりではないようだった。
電子音だ!
目覚まし時計にしては、遠慮がちな音だし、今までの経験から、その音は、何かの電子機器の充電切れの合図に違いないと確信し、完全に目が覚めてしまった私は、おきあがってその声の主を探すことにした。

音の聞こえるほうに行ってみると、納戸のあたりだったので、そこにおいているビデオカメラ、その充電器、ランニングウォッチなど、電子音のしそうなものを順番に持ってみた。1分間隔で聞こえる「ピピッ」を確認するが、どれも違うところから聞こえる。納戸の扉を閉めてみると、納戸とは無関係であることがわかる。でも、納戸の外にはなにもない。それでも、「ピピッ」は続く。
大学病院時代、若い医者たちの控室で、「キッキッ」というネズミの鳴き声がするといって、何人かの医者でネズミを探し回ったとき、実は、私が履いているゴムのスリッパの音だったということで、おお騒がせの事件があったのを思い出す。でも、今回は、朝起きたままで、寝間着に裸足だから、少なくともそれはないはずだった・・・
結局、30分以上、探し回っていたが、声の主にであえず、出勤時刻が近づくので、あきらめることにした。その後も、ずっと「ピピッ」は続いていたが、朝ごはんを食べようとしたときの家人のひとこと。
「我が家は、鳥を天井に飼ってるからねえ」

天井にあるもの・・・火災報知器だった。


雨ラン

2011-07-02 21:23:02投稿

はじめて雨の中を走った。

いろいろなランニング指南書には、夏の雨ランは気持ちいいと書いてあるが、トップ選手でもあるまいに、雨の中をわざわざ走るなんて・・・と思っていた。

しかし・・・蒸し暑い夏の夜、小雨の中を走るのは、とても心地よいということが、よくわかった。
土砂降りになったら、やめようと思っていたが、大きな雨粒にはならなかったので、快適というレベルでジョギングを終えることができた。
頭だけ、防水キャップをかぶっていれば、ほかはどうせ汗でぬれるわけだし、適度に涼しくて良い感じ。体中が冷え切るというぬれ方でなければ、それほど害にはなりそうにない。マラソンレース用の透明な(ゼッケン番号が見えるというのが大事らしい)雨合羽みたいなのもランニンググッズとしてあるようだが、そんなもんは練習に不要。
水たまりをふまないように気を付けて走れば、それほど、シューズがどろどろになることもなかった。

これから夏本番にむけて、夜ラン、雨ランで頑張らねば・・・と決意を新たにした私でした。


ランニングの敵

2011-06-27 20:18:55投稿

ここのところ、蒸し暑さと雨続きで、屋外のスポーツにはつらい日が多い。梅雨入り以降、膝の調子と天候に言い訳をして、外を走るのをさぼりがちだ。

しかし、雨の降らない日くらいは外に出ようと、昼間は暑くてとても走れないので、夜ランにチャレンジしてみた。日中走るときは、肌の露出部位に日焼け止めをぬっていたが、夜だとぬらなくていいやと思い、手足を出して、ジョギング。できるだけ、人通りの多い、ライトの多いところを選んで走っていたら、いや~な予感。
蚊だ。
薄暗い屋外で、汗を流していれば、当然、蚊がよってくる。手足をだしていたものだから、走り終わってみるとあちこちがかゆいのなんの。

冬に走り始め、だんだん走れるようになってきたのに、この暑さと蚊の攻撃。夏のジョギングには、いいことがなく、せっかくの走る気力がまた、たたれてしまう。

それでも、日曜日の夕方、国道9号線を車で走っていると、歩道をゆくランナーの多いこと。みんな、がんばってるんだなあと刺激され、何とか自分も走らなきゃと気をいれなおす。
日焼け止めと、虫よけと両方をぬっていずれも効果があるのだろうか?両方ぬるなら、どっちを先にぬったほうがいいのだろうか?走る前にいろいろと考えなくてはいけない。

どなたか教えてもらえますか?


郷ひろみ

2011-06-20 19:18:33投稿

たまたまつけたテレビに郷ひろみが出演していた。

平成の芸能界には疎い私だが、さすがに、郷ひろみくらいは知っている。
彼は、現在55歳だが、30年以上、筋肉トレーニングをかかさずやっており、体力テストでは28歳相当とのこと。みためも、とても55歳ではなく、普通にみて40歳代だ。郷ひろみに限らず、芸能人という職業は、見た目が商売道具なので、第1線で活躍している人たちで、見た目年齢が実年齢よりふけてみえる人はまずいない。彼の場合も、体は筋トレで鍛え、顔はマッサージに通い、歯磨きに費やす時間が毎日1時間以上ということらしく、商売道具に対して、庶民からは考えられないくらいの努力をし、お金をつぎ込んでいるのだと思う。

私自身にとっても、外見は商売道具ではないけれど、信用、信頼が求められる職業なので、ある程度は大事だと思う。研修医のころは、女性医師が少なかったこともあり、基本的に、みためで医者と思われることは皆無だった。白衣をきて、医師と書かれた名札をつけていても、「先生は、いつ来られるんですか?」などと、患者さんにいわれることは、日常茶飯事で、当時は、できるだけ老けてみられるほうが、貫録があっていいと思っていた。
それから、20年以上たった現在、さすがに老けて見られたいという歳ではなくなった。若く見られたいというよりも、老化現象をいかに防ぐかということを考える歳になってしまった。
ランニングを続けるための筋トレはぼちぼち続けている。しかし、世の中には、しわを目立たなくする顔面筋のトレーニングもあるし、老眼の進行をおくらせるアイトレーニングもある。毎日続けなきゃいけないことだらけで、朝から晩までどこかの筋肉のトレーニングをして、専属のエステシャンでもついていてくれなければ、とても郷ひろみにはなれそうにはない。
 


国体選手を応援しています

2011-06-13 23:04:33投稿

今日の夕方、YAB山口朝日の番組、「Jチャン山口」のスポーツコーナーに、プロ卓球選手、吉田海偉、小西杏夫妻が登場した。2人とも、この秋に開催される「おいでませ!山口国体」の卓球の部に、山口県代表で出場する選手だ。
奥さんの小西杏選手は、以前は実業団のアスモで活躍しており、オリンピックにも出場したことのある実力者で、縁あって、今年1年、おがさまきレディースクリニックで応援させていただくことになった。
お会いしてみると、とても明るい方で、中国語が堪能なバイリンガルだ。今まで、日本代表で、いろいろな国々に遠征しておられ、現在も中国で合宿するなど、海外でも活躍されている。
10月の国体で、卓球は萩市が会場となるが、試合をみるのが今から楽しみだ。当然、山口県の優勝を信じているが、卓球にあまり興味のない方も、是非、小西選手を応援してあげてください。

小西選手のブログ http://s-port.xsrv.jp/top/an-an-diary/


放射線

2011-06-06 23:13:43投稿

福島第一原発の作業員が、熱中症でたおれたというニュースが連日伝えられている。
放射線の防護服は、テレビでしか見たことはないが、これを着て夏に作業をするのは、並みの体力では無理だと、3月から思っていた。

実は私、医学部の学生時代に、循環器内科の心臓カテーテル検査を見学していたとき、放射線防御のための鉛入りのチョッキ(プロテクター)をつけ、風通しのわるい清潔ガウンをその上に着て、ずっと立っていたら、気分が悪くなったという情けない経験をしている。別に、血をみて卒倒したわけではなく、肩にのしかかるプロテクターの重みと、ガウンによる皮膚呼吸のできない感覚で、たっていられなくなったのだ。
プロテクターに清潔ガウンなんて、病院の手術室や、造影室では当たり前のことで、その上で、内科のドクターは、検査や処置をするわけだし、整形外科の医者なんかは、その格好で何時間も手術をする。しかし、体力のない自分は、そのいでたちで1時間たっているのが限界だった。
医学部の実習を終えて、就職先の科を選ぶとき、選択肢としてあがったのは、プロテクターをつける放射線の造影にたずさわる機会ができるだけ少ない科というのが条件のひとつだったのは、いうまでもない。

同じ放射線を浴びる作業とはいえ、原発事故の作業は、病院での仕事などとは比べようもないくらい、想像を絶する暑さと危険を伴う中で行われているのだと思う。保冷剤をセットしたベストを用意したとニュースで伝えられていたが、熱中症で倒れる人が出る前に、もう少し対策はあったのではないかと、気の毒に思っているのは、私だけではないと思う。それでも、事故の収束にむけて、作業をやめるわけにはいかないのだから、これ以上病人をださないで一歩ずつすすんでいってほしい。


梅雨入り

2011-05-30 23:59:53投稿

5月というのに梅雨入りしてしまった。

屋外のスポーツには、あまりいい季節とは言えない。市民ランナーで、さすがに雨の中を走ろうという人はあまりいないと思うが、マラソンのレースなどは、原則的に、雨天決行なので、本気でレースをめざしている選手の場合、雨だからといって練習しないというわけにはいかないのだろう。

しか~し、市民ランナーと呼ぶレベルにも達しない自分は、当然、無理をしないことが第一なので、雨の日は、走るかわりに、どうやって筋肉と持久力をきたえようかと考える。
その点、何年も前から、誰に頼まれるでもなく、(というより、”やめとけ”という家族の言葉を無視して)買い集めた室内トレーニンググッズが、我が家にはあふれており、道具には不足しない。

まず、腹筋座椅子。一見普通の座椅子だが、脚側にある、大腿を抑えるバーをおこすと、腹筋運動用のトレーニンググッズに早変わり。「これに座ってテレビをみる→コマーシャルになったらその間腹筋運動をする→ウエストが細くなる」というストーリーのはずなのだが、自宅でテレビをみる時間が1週間で1時間くらいで、おまけにみるとしてもCMのないNHKくらいの芸能界オンチの私には、ほとんど意味がなく、リビングで存在感をしめすこの道具は、家族のための座椅子としての役割をよくはたしている。
ルームランナーは、何年もONスイッチが点灯していなかったのに、突如今年の正月から2か月は、毎日点灯することになった。けれど、4月以降、屋外で走り始めてみると、風をきらない、景色のかわらない室内ランが、とってもつまらないものになり、5月に点灯したのは2回のみ。
勤務医だったころ、当直室において、ごく一時期の毎日朝晩踏んでいた、油圧式ステッパーも、埃をかぶっている。これは、本気で踏むととてもハードなトレーニングで、ランニングよりもはるかにきつい。雨の日に走れないかわりに使うには、ちょっと・・・・といった感じ。
現在、もっとも、買ってからその役割を全うしているのは、ミズノ製の「プシュッとシリーズ・お尻太ももエクササイズ」という優れものだ。両側の太ももにまきつけて、マジックテープで固定し、椅子に座って、膝を閉じたり開いたりして、股で風船を押しつぶすような感じで、大腿部の筋肉を鍛えるものだ。椅子に座って、読書中にこれをするようにしているので、本を読むのが好きな私の場合、あまり苦も無く毎日続けられる。もっとも、せいぜい10分から20分くらいしかできないけれど、これで少しは内転筋が強くなったはずだと信じている。
ほかにも、お腹にまくだけで電流を流して腹筋をきたえる機械もあるし、筋トレ用の手や足にまきつけるおもりや、ダンベルなど、小物類もたくさんある。
道具などなくても、自宅で筋肉を鍛える方法はいくらでもあるし、必要なのは、やる気と、ほんの少しの空き時間。
梅雨のあいだ、どれだけできるかは、結局のところ自分次第。そんなことは、よ~くわかっているんだけれど・・・


強風注意報

2011-05-23 21:49:41投稿

今年の5月は、大雨が続いたり、真夏日があったりと、数年来の異常気象を象徴しているような気候だ。
ここ数日は、毎日のように、風が強い。

半年くらい前に、羽田から山口宇部空港に全日空機で帰ってきたとき、いったん着陸したと思ったのに、また機体が浮き上がるという、ちょっとした恐怖体験をしたことがある。「今、確かに車輪が滑走路についたよね。でも、また、飛行機浮いてるよね。なに?なに?どうなってんの?」と空席が目立つ座席で一人不安になっていると、機内放送があり、「ただ今、一度着陸いたしましたが、強風にあおられたため、再び離陸いたしました。もう一度、すぐに、着陸態勢にはいりますので、ご安心下さい。」とのこと。機体はゆれるし、乗り物酔いのひどい私は吐き気がして、とてもつらい思いをした。その後、無事に(当然のことだが)山口宇部空港に着陸して、事なきは得たけれども、私の中では思い出したくない嫌な体験のひとつだ。

先日、そのつらいできごとを思い出しながらも、ほほえましいヒトコマに出会った。
航空自衛隊基地の近くをジョギングしていると、自衛隊機が次から次へと着陸していくのが見えた。けっこう風が強いのに、よくやるもんだなあと走りながら空をみていると、今度は、飛行機ではなく、白い大きな鷺が、畑に舞い降りようとする姿をみつけた。そこへ、自分の足を前へ出すのがやっとくらいの、強い向かい風が吹いてきた。すると、私が走りにくいのと同様に、その鷺が、大きな羽をばたつかせて宙に浮いたまま、前にもすすめず、下にも降りれずというどうしようもない状態になってしまったのだ。それをみていて、飛行のプロでも強風にはかてないんだなあ、方向をかえるという頭はなかったのかなあ、と思わずニヤリとしてしまった。
時間にして数十秒の出来事だったけれども、あまり、いままで見たことのない鳥の姿だった。田舎道をジョギングしていると、いろいろと面白いことに出会えるんだよと、ビル風の中を走る都会のランナーに教えてあげたい。


美白大作戦

2011-05-16 20:08:54投稿

五月晴れの日曜日、紫外線をよけるものが何もないセミナーパークで、山口ランニングネットワーク主催の、マラソンセミナーに参加した。講師で招かれていた山口県出身のマラソン選手で、現在セカンドウインドAC所属の嶋原清子さんに、いろいろ指導してもらったけれども、小柄で明るいこの女性がトップアスリートだなんて信じがたい感じで、とても気さくにお話してくださった。
普段、ほとんど室内で過ごし、学生時代から屋外のスポーツなどとは無縁だった自分は、昔から日焼けなるものをあまり意識したことがなかった。昭和の時代は、天気予報で紫外線情報なんていわなかったし、夏は小麦色に焼けた水着のお姉さんがCMなどに登場するのが、定番だった。いつのころからだろう、紫外線防止グッズがちまたにはびこり、雑誌や通販カタログに、1年中美白特集が存在するようになったのは・・・
そんな自分でも、さすがにこの数年で、しみだらけの自分の皮膚に嫌気がさし、手遅れとはわかっていても、やはり紫外線は避けるべきだと考えるようになった。しかし、寒がりで暑がりの私は、夏暑い最中に、長袖を着るなど、肌を隠しとおす行為がどうしてもできない。暑い時は肌を出すほうが快適にきまっている。当然、太陽の下を走るときも・・・
マラソン選手は、レース中ほとんど手足は露出したウエアで走っているので、さぞ日に焼けるだろうと思うのだが、半そで姿で指導してくださった嶋原さんの腕には、私が見た限り、しみひとつなく、とてもきれいな肌をしておられた。おそらく日焼け止めはぬってあるはずだけれど、きっと1日のおわりには美白パックなどもろもろ努力されているのだろうと勝手に想像してしまった。女子プロゴルファーでも、トップ選手などは、きっと専属のお肌担当エステシャンがついているにちがいないと思うのだが、やっぱり、美白は努力とガマンが必要なんだろうなあ・・・


足型計測

2011-05-09 23:39:07投稿

昼間に走るには、暑い季節になってきた。

ランニングウエアの夏バージョンをスポーツ用品店に見に行ったが、店員さんの口車にのせられて、足型計測というのを体験した。計測器の上をはだしで走ると、瞬時にそのときの足型が記録され、重心の分布が鮮やかなでグラフィィックで表示されるというコンピューター診断だ。

子供のころからいつも靴の内側がすり減る歩き方をしている自分。特に右足がひどいのは自覚していた。すると、表示された左右の足型は、内側に体重がかかっている色づけになっており、右のほうが顕著だった。
やっぱりなあ・・・と思うのと同時に、瞬時にそんなものがコンピュータではじき出される機械のすごさにも驚いた。
私の場合、重心は足の前方がメインで、踵をあまり使わずに走っていること、重心移動のラインはほぼまっすぐでバランスがとれていることなどを、教えていただいた。
いろいろ、本を読みあさってみると、ランニングのかかと着地、フラット着地、フォアフット着地、それぞれ利点、欠点が書かれており、著者によって、意見が異なっているので、本当はどっちがいいのかということを悩んでいた。今回、測定をしてもらった大手スポーツメーカーのお兄さんによると、「ランニングのフォームは100人いれば100通りで、必ずしもどれがいいとはいえないと思いますよ」という意見。全体としては踵着地のほうが、足全体に後ろから前へ重心移動ができ、足への負担が少ないといわれているようだが、実際、走ってる最中に着地を意識しても、なかなか思ったとおりにいくわけがない。それでも一応、ほんのちょっぴりでも、速く、長く走れるようになりたいとは思っているので、少しでも効率のよいフォームが身につくに越したことはないと考えていたが、今回の結論。「やっぱり自分が楽な走り方が一番。トップアスリートでもあるまいし。故障さえしなければOK。」
なんとなく、納得していると、お兄さんに「今後、少しでもステップアップを考えるなら、このぐらいのシューズを」とすすめられ、結局、店の思うツボにはまって、最新のド派手なショッキングピンクのシューズを買って帰った私でした。


ランスカ

2011-05-05 14:19:42投稿

「ランスカ」と聞いて、何のことかわかる人がどれくらいいるだろうか?多くの人は「それ、なんすか?」て感じだと思う。
ランニング関係の本をこの数か月で30冊くらい読んでいると、ギョーカイ用語(?)に詳しくなった。世間一般の人が、どの程度知っているかはわからないが、少なくとも、私が昨年までは知らなかったランニング関連の言葉の数々・・・

「サブスリー」
これは、かなり認知度の高い言葉かもしれない。マラソンを3時間未満で完走することだ。サブスリーランナーは、市民ランナーの3%しかいないらしい。同様に、サブ3.5とかサブ4とかともいう。5時間未満で走るのは、大した目標にもならないので、サブ5とかサブ6などとは言わないようだ。スポーツ店のランニングコーナーに行くと、”サブフォーを目指す人に最適です”などと表示されて、様々なタイプのシューズを売っている。サブスリーもサブフォーも、私には、一生関係なさそうだけど・・・

「LSD」
これは、Long Slow Distance の略。長くゆっくり走ることだ。例えば、”最近、私は、LSDを中心にトレーニングしてます”などというとギョーカイでは通じるようだ。ゆっくりのレベルというのは、その人にとってのゆっくりであるし、距離は何キロ以上を長いとみなすかはいまいち不明。平均的な普通のランナーにはLSDといっても、おそらく私にとっては、スピード練習にしかならないだろう。

「ランステ」
東京で、ランナーのメッカといえば、皇居周回コース。東京マラソン開催以降、平日の夜などは、通勤帰りのランナーで渋滞するほどらしい。その皇居ランナーのための、荷物置き場と着替え場所と風呂を用意した有料の施設がランナーズステーション「ランステ」だ。次々と新しいランステがオープンしているらしく、そんな商売が成り立つほどのランニングブームというのもすごいことだ。今度東京に行ったときには、ぜひランステによって、皇居を1周してみたいというのは、田舎ジョガーの小さな夢でもある。

「ランスカ」
何でも、ランをつければいいってもんでもないと思うが、ランスカとは、ランニングスカートのことである。ほかにも、ランとも(友達)、ランクラ(クラブ)、ランパン(単に短パンのことと思う)、ランシャツ(単にスポーツTシャツだ)などなど。いろいろギョーカイではよばれているらしい。女性誌のランニング記事には、”ランスカ着こなしテク”などと銘打った、美ジョガー特集が組まれていたりする。東京マラソンなんかでは、ランスカ着て走る人がおそらく何百人もいたにちがいないと思うが、少なくとも、女性ランナーをめったにみない山口の田舎では、いまだ一人もおめにかかったことがない。もし、一人でも、ランスカにタイツをきめて颯爽と走っているランナーを防府市内でみかけたら、私もランスカにチャレンジしてみてもいいかなと思うが、一人もみないうちは、そんな勇気はない。
ちなみに、国際女子マラソンなどのトップアスリートの参加する大会では、テレビに映ることもない、順位の後半になればなるほど、ランスカ率が高いといううわさだ。


定期預金

2011-04-28 23:39:42投稿

今年も国民健康保険組合から「特定健診」の受診券が届いた。40歳以上に義務付けられたメタボ健診のご案内だ。生活習慣病を予防して、医療費削減を狙ったこの作戦、全国的に成果はあがっているのだろうか?
当院でも、特定健診は行っているので、これまでにも、健診の結果がメタボの人には、「運動しましょうね」と声をかけてきた。医者がメタボだと、あまり説得力がないが、当の自分は、健診結果的には、きわめて優等生で、数値もすべて理想の値なので、「ま、いっか」と特に運動もしないで、昨年まで過ごしていた。
しかーし・・・ ひそかに自分では目をそむけていた計測結果があった。
特定健診の項目は、腹囲、血圧、血糖値、肝機能、血清脂質だけで、確かにこれらは、すべて正常範囲。けれど、身長、体重をはかるついでに表示される”体脂肪率”が、正常範囲を超えていたのだ。BMIは21くらいで太ってはいないのに、体脂肪率だけ高い・・・いわゆるメタボの人が多いのは内臓脂肪といわれているが、私の場合は、明らかに皮下脂肪。そして、ほとんど運動とは縁のない生活でつくられた筋肉のない肉体。近頃の高級な体重計は、いらんお世話といいたくなるくらい多項目にわたる計測値が表示されるが、たまにそういうメカの上に乗ると、筋肉量も数値として示される。私の場合、これがまた、見たくない値。
いやな数字をじっとにらみ、ジョギングと筋トレをはじめた今、優秀な計測項目はよしとして、とにかく”体脂肪率”が下がることをひとつの励みにしよう・・・と考えていた。しかし、いまだその励みになるような数値にはお目にかかれない。ランニング関係のどの本にも、「ジョギングなどの有酸素運動は、脂肪を燃焼し、ダイエットに最適です」と書いてあるのに・・・
先日、あらたに読んだ本の1冊に、私にとってキョーレツな1行をみつけた。「内臓脂肪は、普通預金、皮下脂肪は定期預金といわれています。」


あなたもランナー

2011-04-22 11:48:50投稿

07年に東京マラソンが始まってから、マラソンにはまる人が増えたらしい。空前のランニングブームで、ランニンググッズの売り上げも、右肩上がりだそうだ。
月間総走行距離が100㎞を超えれば、ランナー宣言ができるといい、200㎞を超えれば、十分に、フルマラソン可能といわれている。
私は、まだまだランナーとはいえないが、自分が走るようになって、街角で走る人がやたらと目につくようになった。家族に言わせると、以前から、走っている人はいくらでもいたというのだが、どうも、ランナーは増えているという気がしてならない。見かけるランナーの8割は男性だが、結構平均年齢は高いように思う。明らかに自分より年上の白髪のおじさんが、颯爽と走る姿をみると、以前であれば、「しんどいのに、何が楽しくて走ってんの?」と思っていたが、最近は、「私もがんばらなきゃ」という気分になる。ジョギング中に、すれ違うランナーの多くは、私の倍くらいのスピードで走っており、自分の遅さが恥ずかしいので、目をそらしてしまうが、車の中から歩道を走る姿を見かけたときには、「あなたもランナーなのね。がんばってね。」と、声を出さずに声をかける。
 先日、ボストンマラソンで、2時間3分2秒の幻の世界記録がでたというニュースがあった。時速20km以上で走り続けるなんて、人間とはおもえず、とても親しみはもてないので、あんな人は、ランナーというよりランニングマシーンだと思う。


うぐいす

2011-04-19 00:18:44投稿

週末に、佐波川のほとりをジョギングした。
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」のことわざどおり、1週間前と、同じところを走ると、満開だった桜が、ほとんど散ってしまっていた。自分の足で走ってみると、季節の移り変わりを肌で感じられて、これも、ランニングにはまる人が多いひとつの理由だなあと、一人納得しながら、足をすすめた。

桜の立ち並ぶあたりをぬけ、徳地方面へ走っていると、雑然と川岸を覆う木々の中から、「ホーホケキョ」という鳥の声が聞こえてきた。鳥の種類にはまったく疎い私でも、この鳴き声は、まさにウグイス!とわかる、完璧な「ホーホケキョ」だった。と、そこで、一人走りながら悩んだ。”梅にウグイス”っていうよなあ・・・、梅は桜より早い時期のはずだし・・・、ウグイスって、藪みたいなところにいるんだっけ・・・

走り終えてからも、「ホーホケキョ」が耳にのこり、Wikipediaで調べてみた。
花札でも、”梅にウグイス”はお馴染みだが、実は、メジロと混同されているとのこと。メジロは梅の花蜜が大好物で、よく梅の木にとまって「チー、チー」と鳴き、羽の色もいわゆる緑がかったウグイス色をしている。一方、ウグイスは、雑食ではあるが、花蜜を食すことはほとんどなく、虫が好物なので、藪の中などにいることが多く、まず梅の木にとまっている姿は見られない。また、羽の色は緑ぽくはなく、茶色に近い云々・・・
常識と思われていることがウソだったということを学んでしまうなんて、これもまたランニングにはまる人が多い理由だったりして?!

佐波川を走る楽しみがまたひとつふえた。


桜吹雪

2011-04-13 00:30:20投稿

先週から今週にかけ、山口県内は、どこも桜が満開で、特に、先週末は、絶好のお花見日和だったと思う。
日本人にとってお花見といえば、桜の下で飲み食いするというイメージが、一般的だ。


以前、アメリカの首都、ワシントンの近郊にしばらく住んでいたことがあり、一度だけ、ポトマック河畔の桜並木のお花見に出かけた。ポトマック河の桜は、明治の終わりごろ、日本が贈ったプレゼントとしてあまりにも有名だ。しかし、贈られた側のアメリカ人のお花見といえば、ひたすら、桜の咲く道沿いを歩いていくだけ。川沿いにベンチがおいてあるところもあるが、そこに座ってサンドイッチを食べている姿などは皆無だったし、ましてや、敷物を広げて(もともと家の中も靴を履く国なのでそんなこと考えられない)酒を飲んだり、弁当を広げたりなんてしようものなら、bad mannerのきわみだ。
当時、そのポトマック河沿いで、「cherry blossom tour」と名づけられた、無料観光ツアーが体験できた。お花見ツアー?と思いきや、河沿いに数多くならぶ、有名な建築物などを、ツアーガイドが説明しながら、ひたすら歩いてみてまわる歴史散策ツアーで、どうも、日本人としては、しっくり来なかったのを覚えている。


ポトマック河ほど世界的ではないが、山口市には、ホタルで有名な一の坂川があり、川の両岸は、すべて桜の木だ。先週、その一の坂川から瑠璃光寺までの道を走ってきた。桜は満開をちょっと過ぎたくらいで、風がふくと花びらが舞い散った。桜吹雪の中をジョギングするなんて、弁当広げるだけがお花見じゃないぞ、これがホントのお花見だぞと、気をよくしながら一人スローランニング・・・
我が街防府を流れる佐波川沿いにも、あちこちで桜が咲いている。一の坂川で気分がもりあがったついでに、佐波川も走ってみることにした。元橋近くの河川敷公園の一角に、桜が両サイドに咲いている小道があり、再び桜吹雪の中を鼻歌気分でジョギングしていると、その小道に立てかけてあった標識が目にとまった。
「高齢者・健康の道  防府市」
ガーン。


形から入る

2011-04-10 09:00:00投稿

15年以上前のことだったと思う。当時私より10年先輩の女性医師から、「最近エアロビクスにはまっていてねえ。レオタードを買い込んでしまって、50着くらいはあるんじゃないかな・・・」という話を聞かされた。研修医あがりで、仕事以外の時間は、すべて寝るだけに費やしていた当時の私は、「レオタード50着も持っていて何の意味があんの?オバサンの感覚にはついていけないなあ」とひそかに思っていた。(S先生、すみません)
しかし、それから年月はすぎ、当時のその先輩の年齢をすでに超えて、オバサン年齢真っ只中になってしまった私は、「最近、ジョギングにはまっていてねえ。ランニングウエアをたくさん買いこんでしまって・・・」という状況にある。
ランニングに関する本をやたらと買って読んだことは、先日、このブログにも書いたが、その中の数冊に、”これからランニングを始めようという初心者は、ウエアやグッズをそろえて、モチベーションをあげるのもよい方法です”と書かれていた。
どこにもそんなことが書かれていなくても、多分、起こした行動は変わらないと思うが、「これを着て走れば私も・・・」とすぐに幻想をだくタイプの人間は、走る前から、スポーツ用品の店に入るたび、次々とランニングウエア、グッズを買いこんだ。
あえて、ここに買い込んだウエアの枚数を示す気にはなれないが、その走るスピードと、ウエアの派手さの釣り合いがまったくとれていないオバサンの姿を見かけたら、「よくあんな格好であんな走りが・・・」と思っていただいて結構である。


本を読んでも・・・

2011-04-07 00:00:00投稿

新年に、「走ってみよう」と決意してから、やたらとランニング関連の本を買い、膝を痛めてからはそれに関する本も買った。中学生のころから、「この本を読めば私も・・・」と幻想を抱くタイプの人間で、本屋に行くと、何冊も本を買ってしまう習性がある。最近2ヶ月で、私が買って読んだ本。

福岡大学スポーツ科学部教授 田中宏暁 著 「スロージョギング健康法」
カリスマランニングコーチ 金哲彦 著  「金哲彦のウォーキング&スローラン」
アシックスランニングコーチ 池田美穂 著 「RUN女子入門」
前宮崎県知事 東国原英男 著 「人生で大切なことはすべてマラソンで学んだ!」 
メイクアップアーティスト 藤原美智子 著 「大人ラン」
日経ビジネス 日経BPムック 「仕事に効く 脳を鍛える 新しいランニング」
かの有名な小説家 村上春樹 著 「走ることについて語るときにぼくが語ること」
高橋尚子選手を育てた監督 小出義雄 著 「知識ゼロからのジョギング&マラソン」
スポーツドクター 小山郁 著 「スポーツ医師が教えるヒザ寿命の延ばし方」
同上 「ドクター小山のランニング・クリニック」
ボディデザインクリエーター 松井薫 監修 「1回5秒でお腹が凹むスクイーズトレーニング」
Japanマラソンクラブ 牧野仁 監修 「ビギナー・ランナーのお悩み解消BOOK」
パーソナルトレーナー 大西仁美 著 「たった1分で人生がかわる筋トレの習慣」

これだけ読んでみると、今の自分の状態からマラソンをめざすには、何が必要なのかわかってきた。まず、筋力不足で、膝を痛めるため、筋トレが必要。中でも、膝を支える筋肉、大腿四頭筋、中臀筋、縫工筋、内転筋が重要。ウォーキングから少しずつはじめ、その前後では、ストレッチ、アイシングも必須・・・などなど
本を読むのは簡単、されど、現実は・・・


三日坊主

2011-04-04 02:25:53投稿

三日坊主という言葉がある。
たしかに、張り切ってはじめてみても、3日くらいしか続かないというのは、よくあることだ。
某クリニックのホームページをみてみると、「院長のブログ」というのがあって、初めのうちは、数日ごとに新しい記事がでているが、まるで一人暮らしをはじめた子供が、実家に電話をかける頻度のように、だんだん更新の日付の間隔があいていき、ここ1か月は、一度も更新されていないようだった。今書いている「JoJoブログ」も、そんなことにならないよう、いい加減な目標をたててみた。
1.更新は、最低週1回
2.更新は、できるだけ週2回
3.更新は、可能なら週3回(決して毎日とはいわない)

私個人的には、三日坊主よりも、三か月坊主になりやすい。新年をむかえて、正月に何か新たなことをはじめ、大体3月ごろまではがんばっているが、4月の新年度がはじまると何かとバタバタすることもあり、新年の誓いがうやむやになっていくという三か月坊主だ。
もっとも典型的なパターンは、手帳の記録だ。
年末になると、本屋や文具店などで、「新年のカレンダー」と並んで、かならず「ダイアリーコーナー」が設置され、ありとあらゆる手帳の類が店頭に並ぶ。そこで、来年こそは!!と誓いつつ、手帳を手に入れ、1月から予定などを記入していくのだが、たいてい、4月くらいからほとんど書き込みはなくなっていく。別に、1月から3月のみ仕事をする季節労働者ではないのだが、3か月くらいのうちに、だんだん手帳を持ち歩かなくなり、いつもそばにないので、書き込む手段も、手帳をみる必要もなくなってくるのだ。そんな年が過去何度もあるので、ここ何年も、手帳は持たないことにしているし、予定は、診察室のカレンダーにメモするだけにしている。
ところが、先日、ついに手帳を買ってしまった!!
たまたま入った文具店で、「4月はじまりのダイアリー」とかかげてあるコーナーをみつけたのだ。日本社会は、年度単位で動いており、カレンダーやダイアリーが4月始まりであってもまったく不思議ではないのだが、いままで、そんな手帳があるなんてことを知らなかったので、私にとっては、大げさに言えば、衝撃だった。
4月といえば、新年度、そして、ブログも開始したし、少しずつジョギングも再開して・・・とりあえず、からだ改造計画にそって筋トレ、ウォーキング、ジョギングの記録を書き込んでいこうと決め、手帳を買った。
3か月たって、7月以降のページに、記録が残っていますように。


ブログはじめました

2011-03-31 09:01:04投稿

「JoJoブログ」をはじめました

本日から、ホームページをリニューアルし、それにあわせて、ブログを始めてみることにした。

今年の正月、いろんな理由で、「自分も一度、走ってみよう」と決意。我が家にいつからあるのかわからず、ONスイッチが灯っているのを見たことのないわりには、廊下で存在感をしめしていたウォーキングマシーンの上を歩くことからはじめた。1月は、まず、そのマシーンで毎日10~30分歩き、2月になってからは、30~60分に増やし、速度もあげてみた。3月になって、この調子なら走れるかもと、診療のない日に外を歩いたり、時々走ってみたりした。何年も、運動と呼べるような行為をしたことがなかったのに、1時間程度、時々歩きながらも、走ることができたときには、これで、「いつかはフルマラソン」も夢でないかも・・・と喜んだ。
しかし、翌日、膝の痛みが普通ではないと感じ、膝をよくみてみると、膝蓋骨の内側に皮下出血しているのを発見。痛みよりも、この程度の運動で、膝を痛めた自分の体が、なさけなく、ショックだった。筋力不足が原因だった。落ち込んでいた矢先、東北関東大震災がおきた。

私の膝の故障と大震災を比較するわけにはいかないが、どちらも、起きてしまった以上、前をむいていくしかない。生き残った人たち、同じ国にすむ私たちが、できることから少しずつやっていくしかない。

新年度になり、からだ改造計画にもとづいて、ウォーキングから、ジョギング、ランニングへと、そして「いつかはフルマラソン」を夢みながらすごしている自分の近況を、このブログで報告していければと思う。
ちなみに、名前「JoJoブログ」は、女医とひっかけた”JOY"と、”JOGGING"のつもり・・・