院長の「JoJoブログ」

足立美術館

2024-08-16 23:33:37投稿

お盆休みを利用して、かねてから行きたいと思っていた、島根県の足立美術館に行ってきた。
足立美術館の庭園の美しさは、世界的に知られていて、現時点で、21年連続庭園日本一を継続中。
数年前に、庭園の手入れ、庭師の仕事などを特集したドキュメント番組を見たことがあり、それ以来、日本一の庭園に、行かなきゃなと思っていたが、近いようで遠い島根で、なかなか行く機会がなかった。実際、島根県は東西に長く、益田や津和野など、西は山口県から近いけれど、東のほうはかなり遠い。
今回、ナビで検索すると、防府からは約340km。安来市の足立美術館を目的地に設定。途中、出雲、玉造などを経由して、安来に行ったのだけれど、噂に聞いていた通り、美術館がある場所は、街からは完全にはずれていた。360度田んぼに囲まれた緑の平地にドーンとかまえられた建物。行く道すがら、こんな田舎にあるの~と思いつつ、ま、山口県民には見慣れた風景、山道の運転も慣れたものだけど・・・

駐車場はだだっ広く、猛暑なので、車のすべての窓に日よけをして、いざ、館内へ。
入口の行列のためのロープが、いかに入館者が多いのかを物語っている。
入館料を払ってすぐふりむくと、緑の庭園が広がっている。
これが、日本一の庭園・・・美しい

20240813_094607.jpg (923 KB)

当然と言えば、当然だけど、庭には雑草ひとつ生えておらず、ごみひとつ落ちていない。ここまでのメインテナンス、惜しみなく手間暇かけていることが素人にもわかる。
庭園を眺められるカフェで、1杯1000円のコーヒーを飲んだあと、美術館を設立した足立氏のコレクションをみてまわる。横山大観の日本画が気に入り、これを購入するぞと決意したのが始まりという数多くのコレクション。安来市という小さな田舎街に、こんな美術館をたてた足立全康という人がすごいというしかない。名画と名園を一体化したこんな美術館。世界中から人が集まるわけだ。

20240813_095534.jpg (846 KB)

お盆休みで人が普段より多いのかもしれないけれど、庭が広いので、それほど苦にならず見て回ることができた。御多分に漏れず、ショップにも寄ったけれど、そこはあまり変わり映えせず。
横山大観の絵の中で、一番気に入った絵のモチーフがあれば買おうかなと思って探すもなし。う~ん、私の好みは、一般的ではないのかしらん?
今回、真夏の庭園で、緑ばかりだったけれど、春や秋の花がさくころ、冬の雪化粧など、四季折々に訪れると、本当に美しいんだろうなと思った。こればっかりは、写真や、ビデオでみるのとは、まったく違う。日本庭園の美しさ、ちょっと遠いけど、また違う季節にぜひ行ってみたいな。