院長の「JoJoブログ」
花粉症
2025-03-10 23:49:42投稿
ここのところ、毎日天気予報では、スギ花粉「極めて多い」
いまや国民病ともいわれる花粉症。御多分にもれず、私もその一人だが、発症から今年で35年。ベテランの域に達している。正確にいうと、27年まえにはアメリカで過ごしていたため、2回の春はスギから逃れていたので、33回目の春ということになる。しかし、この数年、自分の中では、かなり症状が軽くなっているように思う。周囲の同病者の症状が目立つ時期になっても、それほどムズムズを感じないことが多くなった。
つい最近も、ランニング仲間で、「私、齢とって、花粉症が治っちゃったみたいなのよねぇ。」と言う同世代の人がいて、まあ、アレルギー反応は若い人の方が強く出ることが多いし、私も齢とってよくなったのかもなぁ、うれしいような、悲しいような・・・と思っていた。
というのも、2月終わりごろから、家族には症状が出ているのに、自分は何ともなかったので、”花粉症、治ったどぉー”と、喜んでいたのだ。毎年欠かさず抗アレルギー剤は飲んでいるけれど、今年は飲んでいない。ひどかった時は、内服、点鼻、点眼をかかさずとも、症状を抑えられなかったことを考えると、治ったといってもよいのでは・・・と思っていた。
しか~し、医学的に言って、減感作療法をしているわけでもなく、アレルギーが完治するのは考えにくく、ここ数日は、ちょっとずつ、目のかゆみ、鼻水、くしゃみが出てきており、ベテラン花粉症患者としては、ひどくはないけど、治っていないことは認めざるを得ない。ま、仕事に支障がでるほどではないし、適当に薬を利用して、過ごすのみではある。
一般的に、花粉症の症状で一番つらいのは目のかゆみ。目がかゆいとつい手がいってしまい、掻きすぎて痛くなる。眼球を取り出して洗いたい!という気持ちになるという経験をした人も多いと思う。基本的には、アレルゲンを避ける以外では、点眼薬で対処するしかない。眼科医からすれば、冷やすのがよいということだが、私が痒くてどうしようもないときは、目にドライヤーをあてて、熱くて痛いくらいにすると、一時的に落ち着くので、勝手に温熱療法といって、実行している。ホントは目によくないやり方らしいけど・・・
アレルギーの検査をすると、スギ以外は陽性に出ない自分だが、実際には、この季節以外にも、謎のアレルギー症状が出ることも時々ある。アレルギーはひどいとショックにつながることもあるので、軽くみてはいけないのだけれど、目にみえない敵をやっつけられない以上、対症療法で過ごすしかないんだろうなぁ。