院長の「JoJoブログ」
花見
2025-04-06 21:45:15投稿
この週末、山口県内だけでなく、西日本各地でお花見日和だった。土曜日は雨が心配されていたけれど、防府、山口あたりは、明るい時間に雨が降ることはなく、日曜日は予報通り快晴。
私も、土曜日は知人と、日曜日は家族と、二日連続でちらっとお花見に出かけてきた。
満開の桜が並ぶ景色は、どこで見ても美しく、清々しい気持ちになれる。毎年のように、3月から4月初めの時期、ニュースでわざわざ放送される桜の便りに、桜の下で弁当を食べる人々。日本以外の国ではおそらくみられない行事(?)だと思われるけれど、自分もまた、桜を眺めながら、あぁ、日本人だなぁ・・・と感傷的になる。
ただ、花の咲く木は、ゴマンとあるのに、何故、桜だけがこんなに特別扱いされるのか、ほかの木に失礼ではないかと、常々気になっていた。まあ、卒業や入学、転勤、就職といった年度がかわる春の時期にちょうど咲くし、なんせ、どこの学校にも必ず植えてあるというのが、一番の理由だろうなと勝手に理解していた。
しか~し、私は、これまでの短くない(!)人生、何度も桜を見てきたにもかかわらず、今年初めて気づいたのだ!桜は、花が咲くときに、葉がないから綺麗にみえることを!
2月に、萩市の笠山椿群生林を観に行ったときのことだ。椿の花がたくさん咲いているにもかかわらず、「満開」の感じがしないなぁ・・・と思ったとき、そっかー、椿は花が咲いてるときも、咲いてないときと同じだけ葉があるから、「満開」感がないんだ。それに引き換え、桜は、花が咲くときに葉がなく、散った後に新しい葉が出てきて、”葉桜”になるんだもんなぁ。満開がホンマモンの「満開」に感じるわけだわ。
今日の花見から帰ったあと、農家の庭先や、会社の敷地などに咲く、満開の桜で、”追い花見”をしながら近くの田んぼ周辺をジョギングした。やっぱ、花が咲いてる時に葉っぱがないのは、桜くらいなんだわ、この花も、この花も葉っぱがある状態で咲いてるしねぇ・・・と、一人で勝手に個人のお宅や畑などに植えてある木を眺めながら走っていると、突然目の前にあらわれた木の花(スミマセン、よそのお宅のお庭の木です)に、葉っぱがないではないか!なに、なに、この花は!思わず、この花の名前を知りたくて、花にスマホをむけて、GoogleGeminiに聞いてみた。
シデコブシ(別名ヒメコブシ)早春に葉が展開する前に、多数の花被片をもつ大きな花が咲く
ま、花が咲いたあとに葉っぱが出てくる木が桜だけな訳はなかったのね(当たり前か)。
ついでにいくつか調べてみると、コブシは早春を告げる木といわれていて、モクレン科に属するけれど、モクレンは、花と同時に葉が展開するので、花の付け根に葉がついているとのこと。
植物に疎い私。今回の花見を機に、色々勉強しました。